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特開2024-156689キャストタイプ指示及びリソース指示のシグナリングスキームのためのシステム及び方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024156689
(43)【公開日】2024-11-06
(54)【発明の名称】キャストタイプ指示及びリソース指示のシグナリングスキームのためのシステム及び方法
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/40 20230101AFI20241029BHJP
   H04W 92/18 20090101ALI20241029BHJP
   H04W 4/40 20180101ALN20241029BHJP
【FI】
H04W72/40
H04W92/18
H04W4/40
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024111158
(22)【出願日】2024-07-10
(62)【分割の表示】P 2022560905の分割
【原出願日】2021-04-06
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2020/083600
(32)【優先日】2020-04-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
2.コンパクトフラッシュ
3.HDMI
4.BLUETOOTH
(71)【出願人】
【識別番号】503260918
【氏名又は名称】アップル インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】Apple Inc.
【住所又は居所原語表記】One Apple Park Way,Cupertino, California 95014, U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100067013
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 文昭
(74)【代理人】
【識別番号】100139712
【弁理士】
【氏名又は名称】那須 威夫
(74)【代理人】
【識別番号】100170209
【弁理士】
【氏名又は名称】林 陽和
(72)【発明者】
【氏名】イェ チュンシュアン
(72)【発明者】
【氏名】ヤオ チュンハイ
(72)【発明者】
【氏名】チャン ダウェイ
(72)【発明者】
【氏名】スン ハイトン
(72)【発明者】
【氏名】ヘ ホン
(72)【発明者】
【氏名】クイ ジエ
(72)【発明者】
【氏名】オテリ オゲネコメ
(72)【発明者】
【氏名】ゼン ウェイ
(72)【発明者】
【氏名】ヤン ウェイドン
(72)【発明者】
【氏名】タン ヤン
(72)【発明者】
【氏名】チャン ユシュ
(57)【要約】      (修正有)
【課題】無線通信システムのキャストタイプ指示においてシグナリングするための方法、システム及びデバイスを提供する。
【解決手段】方法は、第1のユーザ機器(UE)は、第2のUEから、第1ステージサイドリンク制御情報(SCI)フォーマットを受信し、第1ステージSCIフォーマットを復号することと、復号した第1ステージSCIフォーマットを使用して、第2ステージSCIフォーマットを判定することと、第2ステージSCIフォーマットを復号することと、第2ステージSCフォーマットを使用して、サイドリンクフィードバックステータスを判定することと、を実行する。サイドリンクフィードバックステータスは、サイドリンクフィードバックが有効化されているか有効化されていないかを示す。第2ステージSCIコンテンツは、第1のUEと第2のUEとの間の通信範囲に関連付けられた距離設定を含む。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信システムのキャストタイプ指示においてシグナリングするための方法であって、前記方法は、
第1のユーザ機器(UE)において、第2のUEから、第1ステージサイドリンク制御情報(SCI)フォーマットを受信することと、
前記第1ステージSCIフォーマットを復号することと、
復号された前記第1ステージSCIフォーマットを使用して、第2ステージSCIフォーマットを判定することと、
前記第2ステージSCIフォーマットを復号することと、
前記第2ステージSCIフォーマットを使用して、サイドリンクフィードバックステータスを判定することと、
を含み、
前記サイドリンクフィードバックステータスは、サイドリンクフィードバックが有効化されているか、又は有効化されていないかを示し、第2ステージSCIコンテンツは、前記第1のUEと前記第2のUEとの間の通信範囲に関連付けられた距離設定を含む、
無線通信システムのキャストタイプ指示でシグナリングするための方法。
【請求項2】
前記サイドリンクフィードバックが有効化されていると判定することを更に含み、前記サイドリンクフィードバックのタイプは、前記第2ステージSCIコンテンツの前記距離設定に依存する、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記サイドリンクフィードバックのタイプは、距離ベースのNACKフィードバック及び非距離ベースのNACKフィードバックである、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記距離設定は、通信範囲要件フィールドであり、前記通信範囲要件フィールドは、前記非距離ベースのNACKフィードバックに対して、無限に設定される、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記距離設定は、通信範囲要件フィールドであり、前記通信範囲要件フィールドは、前記距離ベースのNACKフィードバックに対して、非無限値に設定される、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記第2ステージSCIフォーマットは、グループキャストハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバックオプション1であり、前記方法は、否定応答(NACK)のみのフィードバックが利用可能であると判定することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記NACKのみのフィードバックは、距離ベースのNACKフィードバックである、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記NACKのみのフィードバックは、距離ベースのNACKフィードバック及び非距離ベースのNACKフィードバックである、請求項3に記載の方法。
【請求項9】
サイドリンクフィードバックが有効化されていると判定することと、
物理サイドリンクフィードバックチャネル(PSFCH)リソース判定スキームを判定することと、
を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記PSFCHリソース判定スキームはビットによって示され、
前記PSFCHリソース判定スキームがソース識別子(ID)によって判定されるとき、前記ビットは0であり、
前記PSFCHリソース判定スキームがソースID及びグループメンバーIDによって判定されるとき、前記ビットは1である、
請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記フィードバックステータスは、復号された前記第2ステージSCIフォーマットの第2ステージSCIフォーマットフィールドのビットによって表される、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
フィードバックが無効化されているとき、前記ビットは0である、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記第2ステージSCIフォーマットは、ブロードキャスト、フィードバックなしのユニキャスト、又はフィードバックなしのグループキャストである、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
フィードバックが有効化されているとき、前記ビットは1である、請求項11に記載の方法。
【請求項15】
前記第2ステージSCIフォーマットは、グループキャストハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバックオプション2、又はフィードバックありのユニキャストである、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体は、プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに、
第1のユーザ機器(UE)において、第2のUEから、第1ステージサイドリンク制御情報(SCI)フォーマットを受信させ、
前記第1ステージSCIフォーマットを復号させ、
復号された前記第1ステージSCIフォーマットを使用して、第2ステージSCIフォーマットを判定させ、
前記第2ステージSCIフォーマットを復号させ、
前記第2ステージSCIフォーマットを使用して、サイドリンクフィードバックステータスを判定させる、
命令を含み、前記サイドリンクフィードバックステータスは、サイドリンクフィードバックが有効化されているか、又は有効化されていないかを示し、第2ステージSCIコンテンツは、前記第1のUEと前記第2のUEとの間の通信範囲に関連付けられた距離設定を含む、
非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項17】
前記命令は更に、前記プロセッサに、
前記サイドリンクフィードバックが有効化されていると判定させ、前記サイドリンクフィードバックのタイプは、前記第2ステージSCIコンテンツの前記距離設定に依存する、
請求項16に記載の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項18】
前記サイドリンクフィードバックのタイプは、距離ベースのNACKフィードバック及び非距離ベースのNACKフィードバックである、請求項17に記載の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項19】
前記距離設定は、通信範囲要件フィールドであり、前記通信範囲要件フィールドは、前記非距離ベースのNACKフィードバックに対して、無限に設定される、請求項18に記載の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項20】
前記距離設定は、通信範囲要件フィールドであり、前記通信範囲要件フィールドは、前記距離ベースのNACKフィードバックに対して、非無限値に設定される、請求項18に記載の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項21】
コンピューティング装置であって、前記コンピューティング装置は、
プロセッサと、
命令を格納するメモリであって、前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、前記装置を、
第1のユーザ機器(UE)において、第2のUEから、第1ステージサイドリンク制御情報(SCI)フォーマットを受信し、
前記第1ステージSCIフォーマットを復号し、
復号された前記第1ステージSCIフォーマットを使用して、第2ステージSCIフォーマットを判定し、
前記第2ステージSCIフォーマットを復号し、
前記第2ステージSCIフォーマットを使用して、サイドリンクフィードバックステータスを判定する、
ように構成するメモリと、を備え、前記サイドリンクフィードバックステータスは、サイドリンクフィードバックが有効化されているか、又は有効化されていないかを示し、第2ステージSCIコンテンツは、前記第1のUEと前記第2のUEとの間の通信範囲に関連付けられた距離設定を含む、
コンピューティング装置。
【請求項22】
前記命令は更に、前記装置を、
前記サイドリンクフィードバックが有効化されていると判定するように構成し、前記サイドリンクフィードバックのタイプは、前記第2ステージSCIコンテンツの前記距離設定に依存する、
請求項21に記載のコンピューティング装置。
【請求項23】
前記サイドリンクフィードバックのタイプは、距離ベースのNACKフィードバック及び非距離ベースのNACKフィードバックである、請求項22に記載のコンピューティング装置。
【請求項24】
前記距離設定は、通信範囲要件フィールドであり、前記通信範囲要件フィールドは、前記非距離ベースのNACKフィードバックに対して、無限に設定される、請求項23に記載のコンピューティング装置。
【請求項25】
前記距離設定は、通信範囲要件フィールドであり、前記通信範囲要件フィールドは、前記距離ベースのNACKフィードバックに対して、非無限値に設定される、請求項23に記載のコンピューティング装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、概して、無線通信システムに関する。
【背景技術】
【0002】
無線モバイル通信技術は、基地局と無線モバイルデバイスとの間でデータを送信するために、様々な規格及びプロトコルを使用する。無線通信システムの規格及びプロトコルには、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ロングタームエボリューション(LTE)(例えば、4G)又は新無線(NR)(例えば、5G)、ワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス(worldwide interoperability for microwave access、WiMAX)として業界団体に一般的に知られている、米国電気電子学会(Institute of Electrical and Electronics、Engineers、IEEE)802.16規格、及びWi-Fiとして業界団体に一般的に知られている、無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network、WLAN)のためのIEEE802.11規格を挙げることができる。LTEシステムの3GPP無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)では、基地局は、ユーザ機器(user equipment、UE)として知られる無線通信デバイスと通信する、発展型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network、E-UTRAN)ノードB(発展型ノードB、拡張ノードB、eNodeB、又はeNBとも一般に呼ばれる)及び/又はE-UTRANの無線ネットワークコントローラ(Radio Network Controller、RNC)などのRANノードを含むことができる。第5世代(5G)無線RANでは、RANノードは、5Gノード、NRノード、又はgノードB(gNB)を含むことができる。
【0003】
RANは、無線アクセス技術(radio access technology、RAT)を使用して、RANノードとUEとの間で通信する。RANとしては、コアネットワークを介した通信サービスへのアクセスを提供する、モバイル通信のためのグローバルシステム(global system for mobile communications、GSM)、GSM進化のためのエンハンスドデータレート(enhanced data rates for GSM evolution、EDGE)RAN(GERAN)、ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(Universal Terrestrial Radio Access Network、UTRAN)、及び/又はE-UTRANを挙げることができる。RANのそれぞれは、特定の3GPP RATに従って動作する。例えば、GERANは、GSM及び/又はEDGE RATを実装し、UTRANは、ユニバーサル移動体通信システム(universal mobile telecommunication system、UMTS)RAT、又は他の3GPP RATを実装し、E-UTRANは、LTE RATを実装する。
【0004】
任意の特定の要素又は行為の考察を容易に識別するために、参照番号の最上位の桁(単数又は複数)は、その要素が最初に導入された図の番号を指す。
【図面の簡単な説明】
【0005】
図1】特定の実施形態にかかる、LTE V2Xにおけるリソース予約及びリソース指示を示す図式を示す。
図2】特定の実施形態にかかる、NR V2Xにおけるリソース予約及びリソース指示を示す図式を示す。
図3】特定の実施形態にかかる、キャストタイプ指示のシグナリングスキームの手順を示す。
図4】特定の実施形態にかかる、キャストタイプ指示のシグナリングスキームの手順を示す。
図5】特定の実施形態にかかる、キャストタイプ指示のシグナリングスキームの手順を示す。
図6】特定の実施形態にかかる、リソース指示のシグナリングスキームの手順を示す。
図7】特定の実施形態にかかる、サイドリンクチャネル占有無線(SL CR)評価を示す図式を示す。
図8】特定の実施形態にかかる、例示的なサービスベースのアーキテクチャを示す。
図9】一実施形態にかかるUEを示す。
図10】一実施形態にかかるネットワークノードを示す。
【発明を実施するための形態】
【0006】
第2ステージSCI
【0007】
新無線(NR)ビークルトゥエブリシング(vehicle to everything、V2X)では、2つのステージサイドリンク制御情報(SCI)がサポートされる。SCIステージ1は、物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)上で搬送され、NRダウンリンク制御情報に採用されて、PSCCHに適用される極性符号を含むことができる。SCIステージ2は、物理サイドリンク共用チャネル(PSCCH)上で搬送され、SCIステージ2に適用される物理ダウンリンク制御チャネル(PSCCH)に使用される極性符号化を含むことができる。
【0008】
SCIステージ1コンテンツは、優先ビット(例えば、3ビット)、PSSCH周波数及び時間リソース割り当て、リソース予約期間、復調用参照信号(DMRS)パターン(例えば、リソースプール毎に2つ以上のパターンが構成される場合)、SCIステージ2フォーマット、beta_offsetインジケータ、DMRSポート番号(例えば、1ビット)、変調及びコーディングスキーム(MCS)(例えば、5ビット)、及び予約ビット(例えば、全てゼロ)(例えば、2~4ビット)のうちの1つ以上を含むことができる。リソースプール毎に1つのSCIステージ1フォーマットを提供することができ、リソースサイズは固定することができる。
【0009】
SCIステージ2コンテンツは、巡回冗長検査(CRC)(例えば、24ビット)と、必要に応じて追加のフィールドとを含むことができる。以下の表1は、例えば、ブロードキャスト、フィードバックなしのユニキャスト、フィードバックなしのグループキャスト、フィードバックありのユニキャスト、フィードバックありのグループキャストオプション1、及びフィードバックありのグループキャストオプション2を含む、様々なSCIステージ2フォーマットの例示的なSCIステージ2コンテンツフィールドを示す。SCIステージ2コンテンツフィールドは、例えば、ソースID、宛先ID、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)ID、新データインジケータ(NDI)、冗長バージョン(RV)、チャネルステータス情報(CSI)要求、並びに通信範囲及びゾーンIDを含む。特定のフォーマットの各フィールドの存在、並びに各コンテンツフィールドの例示的なビットを表1に示す。各フォーマットについて、CRCなしの合計ビット及び予約ビットもまた表1に示される。表1によって示されるように、CSI要求は、ユニキャストフォーマットにのみ提供され得、通信範囲及びゾーンIDは、フィードバックありのグループキャストオプション1にのみ提供され得る。例えば、通信範囲及びゾーンIDは、送信側ユーザ機器(UE)と受信側UEとの間の通信範囲に関連する。例えば、通信範囲は、受信側UEと送信側UEとの間の通信範囲に関連付けられた距離設定である。
【表1】
【0010】
表1に含まれるSCIステージ2フォーマットに関連付けられたフィードバックは、送信側UEからの送信を受信側UEが正常に受信したかどうかを送信側UEに示す肯定応答(ACK)及び/又は否定応答(NACK)を含むことができる。ACKは、送信が受信側UEによって正常に受信された場合に送信され得る。NACKは、送信が受信側UEによって正常に受信されなかった場合に送信され得る。例えば、SCIステージ2では、フィードバックありのユニキャストは、ACKフィードバックとNACKフィードバックの両方を含むことができ、フィードバックありのグループキャストオプション1は、NACKのみを含むことができ、フィードバックありのグループキャストオプション2は、ACKとNACKの両方を含むことができる。
【0011】
グループキャストHARQフィードバックオプション1
【0012】
例えば、フィードバックありのグループキャストオプション1は、HARQ NACKのみを含むことができる。ここで、送信機UEから受信機UEへの送信において、受信機UEは、PSSCHを復号する場合にはフィードバックしないことがあり、PSSCHを復号しない場合にはNACKのみをフィードバックすることができる。NACKフィードバックを送信する全ての受信機UEによって、単一の物理サイドリンクフィードバックチャネル(PSFCH)リソースを共有することができる。
【0013】
例えば、フィードバックありのグループキャストオプション1は、距離ベースのフィードバックを含むことができる。送信器UE(Tx UE)位置が利用できない場合、距離ベースのフィードバックは使用されない。受信機UE(Rx UE)位置が利用できない場合、無線アクセスネットワーク2(RAN2)はフィードバックを処理することができる。例えば、送信機-受信機(Tx-Rx)距離は、Rx UE及びRx UE自体の正確な位置に最も近いTx UEの示されたゾーンの中心位置の間であり得る。例えば、Tx UEは、Tx UEが属するゾーンIDをRx UEに送信することができる。Rx UEは、Tx UEまでの距離が、定義された通信範囲要件よりも大きい場合(例えば、距離が範囲外である場合)フィードバックしなくてもよい。更に、Tx UEの位置は、Rx UEの距離計算のためにSCIステージ2で搬送することができ、ゾーンは、地理的エリアに関して事前構成することができ、ゾーンIDは、Tx UEの位置に関連付けることができ、ゾーンの長さ及びゾーンの幅は常に同じで、例えば、5、10、20、30、40、50メートルの中から構成可能であり得る。例えば、例えば、4ビットを使用すると、SCIステージ2に通信範囲要件を明示的に示すことができ、距離は、例えば、20、50、80、100、120、150、180、200、220、250、270、300、320、350、370、400、420、450、480、500、550、600、700、1000、スペアメートルを含むことができる。スペアは、将来の使用を示唆する。
【0014】
LTE V2Xにおけるリソース指示
【0015】
図1は、特定の実施形態にかかる、現在のトランスポートブロック(TB)に対するLTE V2Xにおけるリソース予約及びリソース指示を示す図式100を示す。現在のTBには、2つの送信、例えば、初期送信TB102及び再送信TB104が存在し得る。図式100によって示される例のリソース予約ウィンドウは16個のスロットを有するので、最大で、現在のTBの16個の送信が存在し得る。各送信は、関連付けられたSCIを有し得る。例えば、現在のTBのリソース予約では、ブラインド再送信のために、多くてもNmax=2個のサイドリンクリソースをSCIにおいて予約することができ、1つ又は2つのリソースを示すために、SCIシグナリングを可能にすることができる。各リソースについて、同じ数のサブチャネルが含まれ得る。リソース予約は、リソース予約ウィンドウにおいてリソースの時間及び周波数位置における完全な柔軟性を含むことができる。SCIに示される全ての予約リソース間のタイムギャップは、図式100の例では16個のスロットよりも少なくてもよい。
【0016】
SCIは、現在のリソースが第1のリソース(例えば、前方指示(forward indication)を有する)であるか、あるいは第2のリソース(例えば、後方指示(backward indication)を有する)かを受信側UEに示す「リソースインデックス」フィールドを含むことができる。図1では、例えば、第1のリソースが前方指示106を含むので、初期送信TB102のSCIにおけるリソースインデックスは、現在のリソースが第1のリソースであると示すことができる。初期送信TB102は、SCIにおける再送信を予約することができる。例えば、第2のリソースは後方指示108を示すので、再送信TB104のSCIにおけるリソースインデックスは、現在のリソースは第2のリソースであると示すことができる。再送信TB104は、後方指示108によって、再送信TB104自体のリソースを示すことができ、過去のリソースもまた示すことができる。
【0017】
NR V2Xのリソース指示
【0018】
図2は、特定の実施形態にかかる、現在のTBに対するNR V2Xにおけるリソース予約及びリソース指示を示す図式200を示す。現在のTBには、3つの送信、例えば、初期送信TB202、再送信TB204及び再送信TB206が存在し得る。図式200によって示される例のリソース予約ウィンドウは32個のスロットを有するので、最大で、現在のTBの32個の送信が存在し得る。各送信は、関連付けられたSCIを有し得る。例えば、現在のTBのリソース予約では、多くてもNmax個のサイドリンクリソースをSCIにおいて予約して、リソースプール毎に2つのサイドリンクリソース又は3つのサイドリンクリソースとして事前構成され得る。例えば、SCIシグナリングは、1つ、2つ、又は3つのリソースを示すことが可能になり得る。時間リソースが示され、時間リソースは、(1)第1のリソースと第2のリソースとの間のタイムギャップ及び(2)第1のリソースと第3のリソースと間のタイムギャップを反映することができる。周波数リソースが示され、周波数リソースは、(1)第2のリソースの開始サブチャネルインデックス、(2)第3のリソースの開始サブチャネルインデックス、及び(3)リソース毎のサブチャネルの数を反映することができる。図式200によって示される例では、初期送信TB202は、前方指示208によって再送信TB204を指し示し、及び前方指示210によって再送信TB206を指し示す。
【0019】
RAN1 #100eの合意は、後方指示及び前方指示について、以下のオプション1、オプション2、又はオプション3のうちの1つに次に一致したときの選択を示した。
【0020】
オプション1:後方指示を目的としたリソースインデックスを示す第1ステージSCIには別個のフィールドがない、すなわち、後方指示はサポートされていない。オプション1では、初期送信TB202は、前方指示208によって再送信TB204を指し示し、前方指示210によって再送信TB206を指し示し、再送信TB204は、前方指示によって再送信TB206を指し示し、再送信TB206は、前方指示又は後方指示を有しない。
【0021】
オプション2:リソースプールにおいて周期的予約が有効化されている場合、第1ステージSCI内の1ビットの別個のフィールドは、後方指示を目的としたリソースインデックスを示す。オプション2では、初期送信TB202は、前方指示208によって再送信TB204を指し示し、前方指示210によって再送信TB206を指し示し、再送信TB204は、前方指示によって再送信TB206を指し示し、後方指示によって初期送信TB202を指し示し、再送信TB206は、後方指示によって初期送信TB202を指し示し、前方指示を有しない。
【0022】
オプション3:リソースプールにおいて周期的予約が有効化されている場合、第1ステージSCI内のceil(log2(Nmax))ビットの別個のフィールドは、後方指示を目的としたリソースインデックスを示す。オプション3では、初期送信TB202は、前方指示208によって再送信TB204を指し示し、前方指示210によって再送信TB206を指し示し、再送信TB204は、前方指示によって再送信TB206を指し示し、再送信TB206は、後方指示によって初期送信TB202を指し示し、後方指示によって再送信TB204を指し示し、前方指示を有しない。
【0023】
特定の実施形態では、本開示の第2ステージSCIフォーマットは、特定の指示を提供するように設計される。例えば、キャストタイプ指示のシグナリングスキームが提供される。
【0024】
例えば、一実施形態では、2つの第2ステージSCIフォーマットが定義され得る。第1のフォーマットは、ブロードキャスト、フィードバックなしのユニキャスト及びグループキャスト、グループキャストオプション2、並びにフィードバックありのユニキャストに使用される。第2のフォーマットは、グループキャストオプション1に使用され得る。ここで、第1ステージSCIにおける第2ステージSCIフォーマットのフィールドは、2つの第2ステージSCIフォーマットのうちの1つを示すために、2ビットであり得る。このフィールドの最後の2つの符号点は、将来の使用のために予約され得る。
【0025】
例えば、一実施形態では、第2ステージSCIの第1のフォーマットについて、HARQフィードバックが無効化されているかどうかを示すために、第2ステージSCIに追加のビットが含まれる。第2ステージSCIの第1のフォーマットは、グループキャストオプション2及びフィードバックありのユニキャストに使用される。これら2つのキャストタイプのPSFCHリソース判定スキームは異なっている。例えば、ユニキャストのPSFCHリソースは、層1ソースIDのみによって判定され、グループキャストオプション2のPSFCHリソースは、層1ソースIDとグループメンバーIDの両方によって判定される。したがって、HARQフィードバックが有効化されている場合、PSFCHリソース判定スキームが示され得る。
【0026】
例えば、一実施形態では、第2ステージSCIの第1のフォーマットについて、PSFCHリソース判定スキームを示すために、第2ステージSCIに追加のビットが含まれる。PDCCHに使用される極性符号化は、第2ステージSCIに適用される。第2ステージSCIのCRC長は24ビットであり、これはPDCCHのCRC長と同じである。24ビットCRCの多項式は、処理能力及び電力が制限されているUEにとって有用であり得る極性復号の早期終了機能をサポートするように設計されている。サイドリンクでは、処理時間及び電力を節約するために、同じ極性復号の早期終了がRx UEにおいて適用される。
【0027】
いくつかの例では、第2ステージSCIのより短いCRC長を使用して、オーバーヘッドを低減することができる。しかしながら、第2ステージSCIのペイロードサイズは、フォールバックDCIペイロードサイズと同様であり得る30ビット超であり得る。フォールバックDCIは24ビットCRCを使用するので、同じCRC長が、第2ステージSCIに適用可能であり得る。
【0028】
キャストタイプ指示のシグナリングスキーム(1-1)
【0029】
図3は、特定の実施形態にかかる、キャストタイプ指示のシグナリングスキームの手順300を示す。本明細書で使用される場合、ステージ1SCIフォーマットを第1ステージSCIフォーマットとも呼ぶことができ(その逆も同様)、ステージ2SCIフォーマットを第2ステージSCIフォーマットと呼ぶこともできる(その逆も同様)ことに留意されたい。ブロック302において、UEで、SCIステージ1フォーマットを受信し、復号する。例えば、SCIステージ1フォーマットは、第1のUEにおいて第2のUEから受信される。例えば、SCIステージ1フォーマットは、単一のフォーマットを含むことができる。ブロック304において、ブロック302の復号されたSCIステージ1フォーマットから、SCIステージ2フォーマットを判定する。例えば、SCIステージ2フォーマットは、ブロードキャストフォーマット、フィードバックなしのユニキャストフォーマット、フィードバックなしのグループキャストフォーマット、グループキャストHARQフィードバックオプション2フォーマット、及びフィードバックありのユニキャストフォーマットを含む、フォーマット1であり得る。さもなければ、SCIステージ2フォーマットは、グループキャストHARQフィードバックオプション1であるフォーマット2であり得る。SCIステージ2フォーマットがフォーマット2として判定された場合、手順300は、以下で説明するブロック306へと続く。SCIステージ2フォーマットがフォーマット1のフォーマットのうちの1つとして判定された場合、手順300はブロック308へと続く。
【0030】
ブロック308において、UEで、SCIステージ2フォーマットを復号する。特定の実施形態では、復号により、フィードバックが有効化されているかどうかの判定が可能になる。例えば、特定の実施形態では、サイドリンクフィードバックが有効化されているか否かを示すために、SCIステージ2フォーマットフィールドにおいて1ビットが使用される。例えば、ブロードキャストフォーマット、フィードバックなしのユニキャストフォーマット、及びフィードバックなしのグループキャストフォーマットでは、このビットはゼロである。例えば、グループキャストHARQフィードバックオプション2及びフィードバックありのユニキャストフォーマットでは、このビットは1である。ブロック310において、ブロック308の復号されたSCIステージ2のフォーマットを使用して、サイドリンクフィードバックステータス(例えば、サイドリンクフィードバックが有効化されているか、又は無効にされているか)を判定する。有効化されているフィードバックがない(例えば、サイドリンクフィードバックが有効化されているかどうか、又はゼロでないかどうかを示すために、SCIステージ2フォーマットフィールドでビットを使用する)場合、ブロック312に示すように、HARQフィードバックは有効化されていない。ここで、例えば、SCIステージ2フォーマットは、ブロードキャスト、フィードバックなしのユニキャスト、又はフィードバックなしのグループキャストである。
【0031】
フィードバックが有効化されている(例えば、サイドリンクフィードバックが有効化されているかどうか、又は1でないかどうかを示すために、SCIステージ2フォーマットフィールドでビットを使用する)場合、例えば、SCIステージ2フォーマットは、グループキャストHARQフィードバックオプション2、又はフィードバックありのユニキャストである。したがって、手順300は、ブロック314へと続き、PSFCHリソース判定スキームを判定する。特定の実施形態では、フィードバックが有効化されている場合、PSFCHリソース判定スキームを示すために1ビットが使用される。例えば、PSFCHリソース判定スキームがソース識別子によって判定される場合、このビットはゼロである。PSFCHリソースがソースID及びグループメンバーIDによって判定される場合、このビットは1である。ユニキャストでは、PSFCHリソースはソースIDによって判定され、したがって、ビットはゼロである。グループキャストHARQオプション2では、PSFCHリソースはソースID及びグループメンバーIDによって判定され、したがって、このビットは1である。
【0032】
上記のように、ブロック304において、SCIステージ2フォーマットを、グループキャストHARQフィードバックオプション1であるフォーマット2として判定した場合、手順300はブロック306へと続く。ブロック306において、フォーマットがグループキャストHARQフィードバックオプション1であるので、NACKのみのフィードバックが利用可能であると判定する。特定の実施形態では、距離ベースのグループキャストオプション1NACKフィードバックのみがサポートされる。特定の他の実施形態では、距離ベースのグループキャストオプション1NACKフィードバックと非距離ベースのグループキャストオプション1NACKフィードバックの両方がサポートされる。例えば、非距離ベースのグループキャストオプション1NACKフィードバックをサポートするために、通信範囲要件フィールドは、SCIステージ2コンテンツにおいて無限として設定される。したがって、Tx UEとRx UEとの間の距離にかかわらず、常にHARQフィードバックがトリガされ、PSSCH復号エラーについてNACKフィードバック送信される。したがって、Tx UEとRx UEとの間の実際の距離は、非距離ベースのグループキャストオプション1NACKフィードバックでは無関係になる。例えば、通信範囲要件は、無限値に(事前)構成することができ、SCIステージ2コンテンツは、無限通信範囲要件を示す符号点を有し得る。例えば、非距離ベースのグループキャストオプション1NACKフィードバックを、リソースプール(事前)構成によって有効化又は無効化し、範囲要件の4ビットを無限として構成してもよい。
【0033】
例えば、特定の実施形態では、非距離ベースのグループキャストHARQフィードバックオプション1のサポートは、リソースプール(事前)構成に基づく。(事前)構成された通信範囲要件が無限値を含む場合、非距離ベースのグループキャストHARQフィードバックオプション1は、構成された通信範囲要件が無限値を含み、かつ、この値がSCIに示されているときに適用される。ここで、サイドリンクグループキャストHARQフィードバックオプションを、異なる第2ステージSCIフォーマットによって区別することができる。換言すれば、例えば、1つの第2ステージSCIフォーマットをグループキャストHARQフィードバックオプション1に使用することができ、別の第2ステージSCIフォーマットを、グループキャストHARQフィードバックオプション2、並びにブロードキャスト及びユニキャストに使用することができる。
【0034】
例えば、特定の実施形態では、グループキャストHARQフィードバックオプション1とオプション2とに、異なる第2ステージSCIフォーマットを使用することができる。1つの第2ステージSCIフォーマットがグループキャストHARQフィードバックオプション1に使用されるので、HARQフィードバックが有効化されているか、又は無効化されているかを示す別のフラグを含まなくてもよい。しかしながら、ブロードキャスト、ユニキャスト及びグループキャストHARQフィードバックオプション2の別の第2ステージSCIフォーマットの場合、HARQフィードバックが有効化されているか否かを示すフラグを使用することができる。このスキームは、HARQフィードバックが受信機UEに対して有効化されているか、又は無効化されているかを示す。
【0035】
例えば、特定の実施形態では、ブロードキャスト、ユニキャスト及びグループキャストオプション2の第2ステージSCIフォーマットにおいて、HARQフィードバックが有効化されているか否かを示すフラグを使用することができる。
【0036】
キャストタイプ指示のシグナリングスキーム(1-2)
【0037】
図4は、特定の実施形態にかかる、キャストタイプ指示のシグナリングスキームの手順400を示す。ブロック402において、第1のUEで、第1ステージSCIフォーマットを受信し、復号する。例えば、第1ステージSCIフォーマットは、第1のUEにおいて第2のUEから受信される。復号された第1ステージSCIフォーマットから、第2ステージSCIフォーマットを判定する。例えば、SCIステージ2フォーマットは、ブロードキャストフォーマット、フィードバックなしのユニキャスト及びグループキャストフォーマット、グループキャストHARQフィードバックオプション2フォーマット、フィードバックありのユニキャストフォーマット、並びに非距離ベースのグループキャストHARQオプション1フォーマットを含む、フォーマット1であり得る。さもなければ、SCIステージ2フォーマットは、距離ベースのグループキャストHARQフィードバックオプション1であるフォーマット2であり得る。
【0038】
ブロック404において、判定された第2ステージSCIフォーマットについて、フィードバックオプションフィールドを判定する。特定の実施形態では、2つのビットを使用する、HARQの有効化/無効化及びフィードバックオプションのジョイント指示(joint indication)がある。例えば、SCIステージ2フォーマットがブロードキャスト、フィードバックなしのユニキャスト、又はフィードバックなしのグループキャストであるときに存在するHARQフィードバックがないときには、2つのビットは、「00」である。例えば、グループキャストオプション2のHARQフィードバックがあるときには、2つのビットは「01」である。ここで、ソースID及びグループメンバーIDに依存するPSFCHリソースありのACK/NACKフィードバックが存在する。例えば、グループキャストオプション1のHARQフィードバックがあるときには、2つのビットは「10」である。ここで、ソースIDに依存するPSFCHリソースありの非距離ベースのNACKがある。例えば、ユニキャストのHARQフィードバックがあるときには、2つのビットは「11」である。ここで、ソースIDに依存するPSFCHリソースありのAC/NACKフィードバックが存在する。
【0039】
ブロック406において、第2ステージSCIフォーマットのCSI要求フィールドを判定する。CSI要求フィールドは、有効化されていても(すなわち、1に設定されていても)、又は無効化されていても(すなわち、ゼロに設定されていても)よい。ブロック408において、エラーケースを判定する。例えば、CSI要求が1であり(有効化されており)、HARQ有効化/無効化及びフィードバックオプションのジョイント指示が「01」(すなわち、グループキャストオプション2のHARQフィードバック)である、又は「10」(すなわち、グループキャストオプション1のHARQフィードバック)であるときには、エラーケースが判定される。
【0040】
キャストタイプ指示のシグナリングスキーム(1-3)
【0041】
図5は、特定の実施形態にかかる、キャストタイプ指示のシグナリングスキームの手順500を示す。ブロック502において、第1のUEで、第1ステージSCIフォーマットを受信し、復号する。例えば、第1ステージSCIフォーマットは、第1のUEにおいて第2のUEから受信される。復号された第1ステージSCIフォーマットから、第2ステージSCIフォーマットを判定する。例えば、SCIステージ2フォーマットは、ブロードキャストフォーマット、フィードバックなしのユニキャスト及びグループキャストフォーマット、グループキャストHARQフィードバックオプション2フォーマット、フィードバックありのユニキャストフォーマット、並びに非距離ベースのグループキャストHARQオプション1フォーマットを含む、フォーマット1であり得る。さもなければ、SCIステージ2フォーマットは、距離ベースのグループキャストHARQフィードバックオプション1であるフォーマット2であり得る。
【0042】
ブロック504において、判定された第2ステージSCIフォーマットについて、フィードバックオプションフィールド及びCSI要求フィールドを判定する。ブロック506において、ブロック504の判定を使用して、HARQフィードバックスキーム及びCSI要求指示を判定する。特定の実施形態では、3つのビットを使用する、HARQの有効化/無効化、フィードバックオプション、及びCSI要求のジョイント指示がある。例えば、フォーマットがブロードキャスト又はフィードバックなしのグループキャストであるときには、3つのビットは「000」である。例えば、フォーマットがCSI要求を伴うフィードバックなしのユニキャストであるときには、3つのビットは「001」である。例えば、フォーマットがCSI要求を伴うフィードバックなしのユニキャストであるときには、3つのビットは「010」である。例えば、フォーマットがCSI要求を伴うフィードバックありのユニキャストであるときには、3つのビットは「011」である。例えば、フォーマットがCSI要求を伴わない、フィードバックありのユニキャストであるときには、3つのビットは「100」である。例えば、フォーマットが非距離ベースのグループキャストHARQフィードバックオプション1であるときには、3つのビットは「101」である。例えば、フォーマットがグループキャストHARQフィードバックオプション2であるときには、3つのビットは「110」である。例えば、3つのビット「111」が予約されているが、CSIレポート待ち時間結合指示又はCSI参照リソース指示などのCSI要求の詳細に使用することができる。
【0043】
リソース指示のためのシグナリングスキーム
【0044】
図6は、特定の実施形態にかかる、リソース指示のシグナリングスキームの手順600を示す。特定の実施形態では、SCIリソースインデックスフィールド長に対して、リソースプール(事前)構成を実行することができる。例えば、ブロック602において、SCIステージ2の(事前)構成を判定することができる。ブロック604において、SCIリソースインデックスフィールド長を(事前)構成することによって、SCIステージ2の(事前)構成を調整することができる。例えば、リソースインデックスフィールド長は、PSCCH又はPSSCH上のリソースプール(事前)構成の一部である。特定の実施形態では、リソースインデックスフィールド長範囲は、0、1、又は2の列挙(enumerate)であり得る。例えば、「0」のリソースインデックスフィールド長は、後方リソース指示がないことを意味し、SCIにはリソースインデックスフィールドが含まれない。
【0045】
例えば、「1」のリソースインデックスフィールド長は、SCIが後方リソース指示をサポートすることを意味し、SCIリソースインデックスフィールドが1ビットを有することを意味する。ここで、例えば、Nmax=2の場合、リソースインデックス=0は、前方リソース指示を示唆するが、リソースインデックス=1は、後方リソース指示を示唆する。更に例えば、Nmax=3の場合、リソースインデックス=0は、前方リソース指示を示唆するが、リソースインデックス=1は、第2のリソース上で後方リソース指示を示唆し、第3のリソース上で前方リソース指示を示唆する。
【0046】
別の例では、「2」のリソースインデックスフィールド長は、SCIが後方リソース指示をサポートすることを意味し、SCIリソースインデックスフィールドが2ビットを有することを意味する。ここで、例えば、Nmax=2の場合、リソースインデックス=0は、前方リソース指示を示唆し、リソースインデックス=1は、後方リソース指示を示唆する。例えば、Nmax=3の場合、リソースインデックス=0は、前方リソース指示を示唆するが、リソースインデックス=1は、第2のリソース上で後方リソース指示を示唆し、第3のリソース上で前方リソース指示を示唆し、リソースインデックス=2は、後方リソース指示を示唆する。
【0047】
リソース再選択トリガ条件
【0048】
特定の実施形態では。例えば、UEが初期送信を受信したときに再送信するためのリソース自体を選択する、モード2UEリソース再選択トリガ条件が存在し得る。特定の実施形態では、再送信のために、UEは、送信優先順位に従ってリソースを再選択することができる。例えば、UEは、NRアップリンク(UL)及びNRサイドリンク(SL)の送信優先順位に従ってリソースを再選択することができ、NR UL送信は、NR SL送信よりも高い優先度を有し得る。別の例では、UEは、LTE SL及びNE SLの送信優先順位に従ってリソースを再選択することができ、LTE SLは、NR SL送信よりも高い優先度を有し得る。別の例では、UEは、送信に関するチャネル可用性を示す輻輳制御に従ってリソースを再選択することができる。
【0049】
プリエンプションされたリソースなしのサイドリンクCR評価
【0050】
図7は、特定の実施形態にかかる、サイドリンクチャネル占有無線(SL CR)評価を示す図式700を示す。特定の実施形態では、リソースは、UEによって解放され、SL CR評価においてカウントされない。特定の実施形態では、別のUEによってプリエンプションされた予約リソースもまた、SL CR評価においてカウントされない。
【0051】
例えば、図7では、図式700は、リソース704及びリソース706を含む送信プール702を含む。図式700のスロットnでは、SL CRは、スロット[n-a,n-1]におけるその送信に使用されるサブチャネルの総数として評価され、[n-a,n+b]にわたる送信プール702内の構成されたサブチャネルの総数で割ったスロット[n,n+b]において許可される。特定の実施形態では、1つ以上のリソース(例えば、リソース704、リソース706)は、UEによって解放され、SL CR評価においてカウントされない。特定の実施形態では、1つ以上のリソース(例えば、リソース704、リソース706)は、UEによって予約され、次いで、より高い優先度データを有する別のUEによってプリエンプションされる。この場合、これらのリソースは、SL CR評価において使用済みとしてカウントされない。使用済みとしてカウントされないリソースは、代わりに、SL CR評価では未使用としてカウントすることができる。
【0052】
特定の実施形態では、UL-SLの優先度又は高いチャネルビジー比(CBR)に起因して、リソース上の送信がドロップした場合、リソースは、SL CR評価において使用済みとしてカウントされない。特定の実施形態では、予約リソースは、HARQ ACKフィードバック又はプリエンプションに起因して解放されることがあり、SL CR評価において使用済みとしてカウントされない。一例では、リソース704は、HARQ ACKフィードバックに起因する解放リソースであり、リソース706は、プリエンプションに起因する解放リソースである。ここで、リソース704及びリソース706は、SL CR評価において使用済みリソースとしてカウントされず、代わりに、SL CR評価において未使用リソースとしてカウントされる。
【0053】
例示的なシステムアーキテクチャ
【0054】
特定の実施形態では、5Gシステムアーキテクチャは、ネットワーク機能仮想化及びソフトウェア定義ネットワークなどの技術を使用して配備可能にするデータ接続及びサービスをサポートする。5Gシステムアーキテクチャは、制御プレーンネットワーク機能間のサービスベースの双方向作用を活用することができる。ユーザプレーン機能を制御プレーン機能から分離することにより、独立したスケーラビリティ、進化、及び柔軟な配備(例えば、集中型の配置又は分散型の(遠隔)配置)が可能となる。モジュール化された機能設計により、機能の再利用が可能になり、柔軟で効率的なネットワークスライシングが可能となる。ネットワーク機能及びそのネットワーク機能サービスは、サービス通信プロキシを介して、別のNF及びそのネットワーク機能サービスと直接的又は間接的に双方向作用することができる。別の中間機能は、制御プレーンメッセージのルーティングを支援することができる。アーキテクチャにより、ANとCNとの間の依存関係が最小限に抑えられる。アーキテクチャは、異なるアクセスタイプ(例えば、3GPPアクセス及び非3GPPアクセス)を統合する共通のAN-CNインタフェースを備えたコンバージドコアネットワークを含むことができる。アーキテクチャはまた、統一認証フレームワーク、演算リソースがストレージリソースから分離されているステートレスNF、機能の公開、ローカル及び集中型サービスへの同時アクセス(低遅延サービス及びローカルデータネットワークへのアクセスをサポートするために、ユーザプレーン機能は、ANに近接して配備され得る)、及び/又は訪問済みのPLMN内のホームルーティングトラフィック並びにローカルブレークアウトトラフィックの両方でのローミングをサポートする。
【0055】
5Gアーキテクチャは、サービスベースとして定義され得、ネットワーク機能間の双方向作用は、サービスベースの表現を含み得、制御プレーン内のネットワーク機能(例えば、AMF)は、他の承認されたネットワーク機能がそれらのサービスにアクセスすることを可能にする。サービスベースの表現はまた、ポイントツーポイント基準点を含むことができる。基準点表現はまた、任意の2つのネットワーク機能(例えば、AMF及びSMF)間のポイントツーポイント基準点(例えば、N11)によって説明されるネットワーク機能におけるNFサービス間の双方向作用を示すために使用され得る。
【0056】
図8は、一実施形態にかかる、5GSにおけるサービスベースのアーキテクチャ800を示す。3GPP TS 23.501に記載されているように、サービスベースのアーキテクチャ800は、UE820、(R)AN822、UPF824、及びDN826と通信するためのNSSF802、NEF804、NRF806、PCF808、UDM810、AUSF812、AMF814、SMF816などのNFを含む。NF及びNFサービスは、直接的に通信することができ、これは直接通信と呼ばれ、又はSCP818を介して間接的に通信することができ、これは間接通信と呼ばれる。図8はまた、Nutm、Naf、Nudm、Npcf、Nsmf、Nnrf、Namf、Nnef、Nnssf、及びNausf、並びに基準点N1、N2、N3、N4及びN6を含む、対応するサービスベースのインタフェースを示す。図8に示されるNFによって提供されるいくつかの例示的な機能を以下に説明する。
【0057】
NSSF802は、UEにサービスを提供するネットワークスライスインスタンスのセットを選択すること、許可されたNSSAIを判定し、必要に応じて、加入済みS-NSSAIにマッピングすること、構成されたNSSAIを判定し、必要に応じて、加入済みS-NSSAIにマッピングすること、及び/又はUEにサービスを提供するために使用すべきAMFセットを判定するか、若しくは構成に基づいて、場合によってはNRFに照会することによって、候補AMF(単数又は複数)のリストを判定すること、などの機能をサポートする。
【0058】
NEF804は、機能及びイベントの公開をサポートする。NFの機能及びイベントは、NEF804によって(例えば、サードパーティ、アプリケーション機能、及び/又はエッジコンピューティングのために)安全に公開され得る。NEF804は、UDRへの標準化されたインタフェース(Nudr)を使用して、構造化データとして情報を格納/取得することができる。NEF804はまた、外部アプリケーションから3GPPネットワークへの情報の提供を保護することができ、かつ3GPPネットワークに情報(例えば、予想されるUE挙動、5GLANグループ情報、及びサービス固有情報)を安全に提供するためのアプリケーション機能を提供することができ、ここでNEF804は、アプリケーション機能の調整を認証及び承認し、支援することができる。NEF804は、AFと交換された情報と、内部ネットワーク機能と交換された情報との間で変換することによって、内部-外部情報の変換を提供することができる。例えば、NEF804は、AFサービス識別子と、DNN及びS-NSSAIなどの内部5Gコア情報との間で変換する。NEF804は、ネットワークポリシーに従って、外部AFへのネットワーク及びユーザ機密情報のマスキングを処理することができる。NEF804は、他のネットワーク機能から(他のネットワーク機能の公開された機能に基づいて)情報を受信し、受信した情報を、標準化されたインタフェースを用いて、構造化データとしてUDRに格納することができる。次いで、格納された情報は、NEF804によってアクセスされ、他のネットワーク機能及びアプリケーション機能に再公開され、分析などの他の目的に使用され得る。特定のUE(単数又は複数)に関連するサービスの外部公開の場合、NEF804は、HPLMN内に存在することができる。オペレータの同意に応じて、HPLMN内のNEF804は、VPLMN内のNF(単数又は複数)とのインタフェース(単数又は複数)を有し得る。UEがEPCと5GCとの間の切り替えが可能な場合、SCEF+NEFをサービス公開に使用することができる。
【0059】
NRF806は、NFインスタンス又はSCPからNF発見要求を受信し、発見されたNFインスタンスの情報をNFインスタンス又はSCPに提供することによって、サービス発見機能をサポートする。NRF806はまた、P-CSCF発見(SMFによるAF発見の特殊な事例)をサポートし、利用可能なNFインスタンス及びそれらのサポートされたサービスのNFプロファイルを維持し、並びに/又は新たに登録/更新/登録解除されたNFインスタンスについて、そのNFサービスと共に加入済みNFサービス消費者若しくはSCPに通知することができる。ネットワークスライシングのコンテキストでは、ネットワーク実装に基づいて、複数のNRFは、PLMNレベル(NRFは、PLMN全体に関する情報で構成される)、共有スライスレベル(NRFは、ネットワークスライスのセットに属する情報で構成される)、及び/又はスライス固有レベル(NRFは、S-NSSAIに属する情報で構成される)などの様々なレベルで配備され得る。ローミングのコンテキストでは、複数のNRFを異なるネットワークに配備することができ、ここで、訪問済みPLMN(vNRFとして知られる)内のNRF(単数又は複数)は、訪問済みPLMNに関する情報で構成され、ホームPLMN(hNRFとして知られる)内のNRF(単数又は複数)は、N27インタフェースを介してvNRFによって参照されたホームPLMNに関する情報で構成されている。
【0060】
PCF808は、統一ポリシーフレームワークをサポートしてネットワーク挙動を管理する。PCF808は、制御プレーン機能(単数又は複数)に対するポリシー規則を提供して、それらを施行する。PCF808は、統一データリポジトリ(UDR)におけるポリシー判定に関連する加入情報にアクセスする。PCF808は、PCFと同じPLMN内に位置するUDRにアクセスすることができる。
【0061】
UDM810は、3GPP AKA認証資格の生成、ユーザ識別処理(例えば、5Gシステムにおける加入者毎のSUPIのストレージ及び管理)、プライバシー保護加入識別子(SUCI)の秘匿解除、加入データに基づくアクセス承認(例えば、ローミング制限)、UEのサービングNF登録管理(例えば、UEのサービングAMFを保存、UEのPDUセッションのサービングSMFを保存)、サービス/セッションの継続性(例えば、進行中のセッションのSMF/DNN割り当てを維持することによって)、MT-SMS配信、合法的な傍受機能(特に、UDMがLIに対する唯一のコンタクトポイントである、アウトバウンドローミングの場合)、加入管理、SMS管理、5GLANグループ管理処理、及び/又は外部パラメータプロビジョニング(予想されるUE挙動パラメータ又はネットワーク構成パラメータ)をサポートする。そのような機能を提供するために、UDM810は、UDRに格納され得る加入データ(認証データを含む)を使用し、この場合、UDMは、アプリケーションロジックを実装し、内部ユーザデータストレージを必要としなくてもよく、いくつかの異なるUDMは、異なるトランザクションで同じユーザにサービスを提供することができる。UDM810は、それがサービスを提供する加入者のHPLMN内に配置されてもよく、同じPLMN内に配置されたUDRの情報にアクセスしてもよい。
【0062】
AF828は、コアネットワークと双方向作用して、例えば、トラフィックルーティングに対するアプリケーションの影響、NEF804へのアクセス、ポリシー制御のポリシーフレームワークとの双方向作用、及び/又は5GCとのIMS双方向作用をサポートするサービスを提供する。オペレータの配備に基づいて、オペレータが信頼しているとみなされるアプリケーション機能は、関連するネットワーク機能と直接双方向作用することができる。オペレータがネットワーク機能に直接アクセスすることができないアプリケーション機能は、NEF804を介して外部公開フレームワークを使用して関連するネットワーク機能と双方向作用し得る。
【0063】
AUSF812は、3GPPアクセス及び信頼できない非3GPPアクセスに対する認証をサポートする。AUSF812はまた、ネットワークスライス固有の認証及び承認のサポートを提供することができる。
【0064】
AMF814は、RAN CPインタフェース(N2)の終了、NAS暗号化及び整合性保護のためのNAS(N1)の終了、登録管理、接続管理、到達可能性管理、モビリティ管理、(AMFイベント及びLIシステムへのインタフェースのための)合法的傍受、UEとSMFとの間のSMメッセージのトランスポート、SMメッセージをルーティングするための透過プロキシ、アクセス認証、アクセス承認、UEとSMSF、SEAFとの間のSMSメッセージのトランスポート、規制サービス用のロケーションサービス管理、UEとLMFとの間及びRANとLMFとの間のロケーションサービスメッセージのトランスポート、EPSとのインターワーキング用のEPSベアラID割り当て、UEモビリティイベント通知、コントロールプレーンCIoT 5GS最適化、ユーザプレーンCIoT 5GS最適化、外部パラメータ(予想されるUE挙動パラメータ若しくはネットワーク構成パラメータ)のプロビジョニング、並びに/又はネットワークスライス固有の認証及び承認をサポートする。AMF機能の一部又は全ては、AMF814の単一インスタンス内でサポートされてもよい。ネットワーク機能の数に関わらず、特定の実施形態では、UEとCNとの間のアクセスネットワーク毎に1つのNASインタフェースインスタンスのみがあり、少なくともNASセキュリティ及びモビリティ管理を実装するネットワーク機能のうちの1つで終了する。AMF814はまた、ポリシー関連の機能を含むことができる。
【0065】
上述の機能に加えて、AMF814は、非3GPPアクセスネットワークをサポートするための以下の機能、すなわち、3GPPアクセス上で定義された、いくつかの情報(例えば、3GPPセル識別)及び手順(例えば、ハンドオーバ関連)が適用され得ず、3GPPアクセスに適用されない非3GPPアクセス固有の情報が適用され得る、N3IWF/TNGFとのN2インタフェースのサポート、3GPPアクセス上のNASシグナリングによってサポートされる一部の手順が、信頼できない非3GPP(例えば、ページング)アクセスに適用可能でない場合がある、N3IWF/TNGF上のUEを用いたNASシグナリングのサポート、N3IWF/TNGFを介して接続されたUEの認証のサポート、非3GPPアクセスを介して接続された、又は3GPPアクセス及び非3GPPアクセスを介して同時に接続されたUEのモビリティ、認証、及び別個のセキュリティコンテキスト状態(単数又は複数)の管理;3GPPアクセス及び非3GPPアクセス上で有効な調整されたRM管理コンテキストをサポートする;及び/又は非3GPPアクセスを介した接続のためにUE専用のCM管理コンテキストのサポート、を含むことができる。上述の機能の全てを、ネットワークスライスのインスタンス内でサポートする必要はない場合がある。
【0066】
SMF816は、セッション管理(例えば、UPFとANノードとの間のトンネル維持を含む、セッションの確立、修正、リリース)、UEのIPアドレス割り当て及び管理(任意選択の承認を含む)をサポートし、ここで、UEのIPアドレスは、UPFから、又は外部データネットワーク、DHCPv4(サーバ及びクライアント)及びDHCPv6(サーバ及びクライアント)機能、アドレス解決プロトコル要求及び/又はイーサネットPDUのローカルキャッシュ情報に基づくIPv6近隣要請(Neighbor Solicitation)要求に応答する(例えば、SMFは、要求時に送信されたIPアドレスに対応するMACアドレスを提供することによってARP及び/又はIPv6近隣要請要求に応答する)機能から受信され得、UPFを制御してARP又はIPv6近隣発見(Neighbor Discovery)をプロキシする、又は全てのARP/IPv6近隣要請トラフィックをイーサネットPDUセッション用にSMFに転送するなどを含むユーザプレーン機能の選択と制御、トラフィックを適切な宛先にルーティングするためのUPFでのトラフィックステアリング構成、5G VNグループ管理(例えば、関連するPSA UPFのトポロジの維持、PSA UPF間のN19トンネルの確立とリリース、ローカルスイッチングを適用するUPFでのトラフィック転送の構成、及び/又はN6ベースの転送あるいはN19ベースの転送)、ポリシー制御機能へのインタフェースの終了、合法的傍受(SMイベント及びLIシステムへのインタフェース用)、課金データの収集と課金インタフェースのサポート、UPFでの課金データ収集の制御と調整、NASメッセージのSM部分の終了、ダウンリンクデータ通知、AMFを介してN2からANに送信されるAN固有のSM情報の開始、セッションのSSCモードの判定、制御プレーンCIoT 5GSの最適化、ヘッダー圧縮、I-SMFを挿入/削除/再配置できる配備で、I-SMFとしての機能、外部パラメータ(予想されるUE挙動パラメータ又はネットワーク設定パラメータ)のプロビジョニング、IMSサービスのP-CSCF発見、ローミング機能(例えば、ローカル強制を処理してQoS SLA(VPLMN)の適用、課金データ収集及び課金インタフェース(VPLMN)、及び/又は合法的傍受(SMイベント及びLIシステムへのインタフェース用のVPLMNにおいて)、外部DNによるPDUセッション認証/承認のためのシグナリングの転送のための外部DNとの双方向作用、及び/又はN3/N9インタフェースで冗長送信を実行するようにUPF及びNG-RANに命令することを含む。SMF機能の一部又は全ては、SMFの単一インスタンス内でサポートされてもよい。しかしながら、特定の実施形態では、ネットワークスライスのインスタンス内で機能の全てがサポートされる必要はない。この機能に加えて、SMF816は、ポリシー関連機能を含んでもよい。
【0067】
SCP818には、以下の機能:間接通信;委任発見;宛先NF/NFサービスへのメッセージ転送及びルーティング;通信セキュリティ(例えば、NFサービス消費者がNFサービス生産者のAPIにアクセスするための承認)、負荷分散、監視、過負荷制御など;及び/又は任意にUDRと双方向作用して、UE ID(SUPI又はIMPI/IMPUなど)に基づいてUDMグループID/UDRグループID/AUSFグループID/PCFグループID/CHFグループID/HSSグループIDを解決すること、のうちの任意の1つ以上が含まれている。SCP機能の一部又は全ては、SCPの単一インスタンス内でサポートされ得る。特定の実施形態では、SCP818は、分散方式で配備されてもよく、及び/又は1つを超えるSCPが、NFサービス間の通信経路内に存在し得る。SCPは、PLMNレベル、共有スライスレベル、及びスライス固有レベルで配備され得る。SCPが関連するNRFと確実に通信できるように、オペレータの配置に任されてもよい。
【0068】
UE820は、無線通信機能を有するデバイスを含むことができる。例えば、UE820には、スマートフォン(例えば、1つ以上のセルラーネットワークに接続可能なハンドヘルド型タッチスクリーンモバイルコンピューティングデバイス)が挙げられる。UE820はまた、パーソナルデータアシスタント(PDA)、ページャ、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、無線ハンドセットなどの、任意のモバイルコンピューティングデバイス又は非モバイルコンピューティングデバイス、又は無線通信インタフェースを含む任意のコンピューティングデバイスを含むことができる。UEはまた、クライアント、モバイル、モバイルデバイス、モバイル端末、ユーザ端末、モバイルユニット、モバイル局、モバイルユーザ、加入者、ユーザ、遠隔局、アクセスエージェント、ユーザエージェント、受信機、無線機器、再構成可能な無線機器、又は再構成可能なモバイル機器とも称され得る。UE820は、IoT UEを備えてもよく、IoT UEは、短期UE接続を利用する低電力IoTアプリケーション用に設計されたネットワークアクセス層を含み得る。IoT UEは、PLMNを介して、MTCサーバ若しくはデバイス、ProSe若しくはD2D通信、センサネットワーク、又はIoTネットワークを介して他のUEとデータを交換するための技術(例えば、M2M技術、MTC技術、又はmMTC技術)を利用することができる。M2Mデータ交換又はMTCデータ交換は、機械起動のデータの交換であってもよい。IoTネットワークは、相互接続するIoT UEについて記述し、それは、(インターネットインフラストラクチャ内の)一意に識別可能な組み込みコンピューティングデバイスを含み得る。IoT UEは、IoTネットワークの接続を容易にするために、バックグラウンドアプリケーション(例えば、キープアライブメッセージ、ステータス更新など)を実行してもよい。
【0069】
UE820は、無線インタフェース830を介して(R)AN822と接続又は通信可能に結合するように構成されてもよく、これは、GSMプロトコル、CDMAPネットワークプロトコル、PTT(Push-to-Talk)プロトコル、POC(PTT over Cellular)プロトコル、UMTSプロトコル、3GPP LTEプロトコル、5Gプロトコル、NRプロトコルなどのセルラー通信プロトコルで動作するように構成された物理通信インタフェース又は層であり得る。例えば、UE820及び(R)AN822は、Uuインタフェース(例えば、LTE-Uuインタフェース)を使用して、PHY層、MAC層、RLC層、PDCP層、及びRRC層を含むプロトコルスタックを介して制御プレーンデータを交換することができる。DL送信は、(R)AN822からUE820までであり得、UL送信は、UE820から(R)AN822までであり得る。UE820は、更にサイドリンクを使用して、D2D通信、P2P通信、及び/又はProSe通信について別のUE(図示せず)と直接通信することができる。例えば、ProSeインタフェースは、限定されないが、物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)、物理サイドリンク共用チャネル(PSSCH)、物理サイドリンク発見チャネル(PSDCH)、及び物理サイドリンクブロードキャストチャネル(PSBCH)を含む、1つ以上の論理チャネルを備える。
【0070】
(R)AN822は、1つ以上のアクセスノードを含み、これは、基地局(BS)、ノードB、進化型ノードB(eNB)、次世代ノードB(gNB)、RANノード、コントローラ、送受信ポイント(TRP)などと称される場合があり、地理的エリア(例えば、セル)内にカバレッジを提供する地上局(例えば、地上アクセスポイント)又はサテライト局を備えることができる。(R)AN822は、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、又は他の種類のセルを提供するための1つ以上のRANノードを含むことができる。マクロセルは、比較的広い地理的エリア(例えば、半径数キロメートル)をカバーすることができ、サービス加入を有するUEによる無制限のアクセスを可能にし得る。ピコセルは、比較的狭い地理的エリアをカバーすることができ、サービス加入を有するUEによる無制限のアクセスを可能にし得る。フェムトセルは、比較的狭い地理的エリア(例えば、家)をカバーすることができ、フェムトセルとの関連性を有するUEによる制限されたアクセス(例えば、クローズド加入者グループ(CSG)内のUE、家庭内のユーザのためのUEなど)を可能にし得る。
【0071】
図示されていないが、複数のRANノード((R)AN822など)が使用されてもよく、ここでXnインタフェースは、2つ以上のノード間で定義される。いくつかの実装形態では、Xnインタフェースは、Xnユーザプレーン(Xn-U)インタフェース及びXn制御プレーン(Xn-C)インタフェースを含んでもよい。Xn-Uは、ユーザプレーンPDUの非保証配信を提供し、データ送出及びフロー制御機能をサポート/提供することができる。Xn-Cは、管理及びエラー処理機能、Xn-Cインタフェースを管理する機能、1つ以上の(R)ANノード間の接続モードのUEモビリティを管理する機能を含む接続モード(例えば、CM接続)におけるUE820用のモビリティサポートを提供することができる。モビリティサポートは、古い(ソース)サービング(R)ANノードから新しい(ターゲット)サービング(R)ANノードへのコンテキスト転送、及び古い(ソース)サービング(R)ANノードと新しい(ターゲット)サービング(R)ANノードとの間のユーザプレーントンネルの制御を含むことができる。
【0072】
UPF824は、RAT内部及びRAT間モビリティのためのアンカーポイント、DN826に相互接続する外部PDUセッションポイント、及びマルチホームPDUセッションをサポートするための分岐ポイントとして機能することができる。UPF824はまた、パケットルーティング及びパケット送出、パケット検査を実行し、ポリシールールのユーザプレーン部分を施行し、パケット(UPコレクション);トラフィック使用報告を合法的に傍受し、ユーザプレーンに対してQoS処理(例えば、パケットフィルタリング、ゲーティング、UL/DLレート施行)を実行し、アップリンクトラフィック検証(例えば、SDFからQoSフローマッピング)、アップリンク及びダウンリンクにおけるトランスポートレベルパケットマーキング、並びにダウンリンクパケットバッファ及びダウンリンクデータ通知トリガを実行することができる。UPF824は、データネットワークへのルーティングトラフィックフローをサポートするアップリンク分類子を含むことができる。DN826は、様々なネットワークオペレータサービス、インターネットアクセス、又はサードパーティサービスを表すことができる。DN826は、例えば、アプリケーションサーバを含んでもよい。
【0073】
図9は、本明細書に記載の例示的方法及び/又は手順のうちのいずれかに対応するコンピュータ可読媒体上での命令の実行を含む、本開示の様々な実施形態に従って構成可能な例示的なUE900のブロック図である。UE900は、1つ以上のプロセッサ902、送受信機904、メモリ906、ユーザインタフェース908、及び制御インタフェース910を含む。
【0074】
1つ以上のプロセッサ902は、例えば、アプリケーションプロセッサ、音声デジタル信号プロセッサ、中央演算処理装置、及び/又は1つ以上のベースバンドプロセッサを含むことができる。1つ以上のプロセッサ902の各々は、内部メモリを含んでもよく、及び/又は外部メモリ(メモリ906を含む)と通信するインタフェース(単数又は複数)を含んでもよい。内部又は外部メモリは、1つ以上のプロセッサ902で実行されるソフトウェアコード、プログラム、及び/又は命令を格納して、UE900が本明細書に記載の動作を含む様々な動作を実行することを構成及び/又は容易にすることができる。例えば、命令の実行は、5G/NR、LTE、LTE-A、UMTS、HSPA、GSM、GPRS、EDGEなどとして公知の3GPPによって標準化された1つ以上の無線通信プロトコル、又は1つ以上の送受信機904、ユーザインタフェース908、及び/若しくは制御インタフェース910と併せて利用することができる任意の他の現在若しくは将来のプロトコルを含む1つ以上の有線又は無線通信プロトコルを使用して通信するようにUE900を構成することができる。別の例として、1つ以上のプロセッサ902は、3GPPによって標準化された(例えば、NR及び/又はLTEのための)MAC層プロトコル、RLC層プロトコル、PDCP層プロトコル、及びRRC層プロトコルに対応する他のメモリ906に格納されたプログラムコードを実行してもよい。更なる例として、プロセッサ902は、1つ以上の送受信機904と共に、直交周波数分割多重方式(OFDM)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、及び単一搬送波周波数分割多元接続(SC-FDMA)などの対応するPHY層プロトコルを実装するメモリ906又は他のメモリに格納されたプログラムコードを実行することができる。
【0075】
メモリ906は、本明細書に記載の例示的方法及び/又は手順のうちのいずれかに対応する動作、又はそれを有する動作を含む、UE900のプロトコル、構成、制御、及び他の機能に使用される変数を格納する1つ以上のプロセッサ902用のメモリエリアを含むことができる。更に、メモリ906は、不揮発性メモリ(例えば、フラッシュメモリ)、揮発性メモリ(例えば、スタティックRAM又はダイナミックRAM)、又はこれらの組み合わせを含み得る。更に、メモリ906は、1つ以上のフォーマットで取り外し可能なメモリカード(例えば、SDカード、メモリスティック、コンパクトフラッシュなど)を挿入及び取り外しできるメモリスロットとインタフェースすることができる。
【0076】
1つ以上の送受信機904は、無線通信規格及び/又はプロトコルなどをサポートしている他の機器とUE900が通信することを容易にする無線周波数送信機及び/又は受信機回路を含み得る。例えば、1つ以上の送受信機904は、スイッチ、ミキサ回路、増幅器回路、フィルタ回路、及び合成器回路を含むことができる。そのようなRF回路は、フロントエンドモジュール(FEM)から受信したRF信号をダウンコンバートし、かつベースバンド信号を1つ以上のプロセッサ902のベースバンドプロセッサに提供する回路を有する受信信号経路を含むことができる。RF回路はまた、ベースバンドプロセッサによって提供されるベースバンド信号をアップコンバートし、送信用にRF出力信号をFEMに提供する回路を含むことができる、送信信号経路を含み得る。FEMは、1つ以上のアンテナから受信したRF信号上で動作し、受信信号を増幅し、更に処理するために受信信号の増幅バージョンをRF回路に提供するように構成された回路を含むことができる、受信信号経路を含んでもよい。FEMはまた、1つ以上のアンテナによって送信するRF回路によって提供される送信用の信号を増幅するように構成された回路を含むことができる、送信信号経路を含んでもよい。様々な実施形態では、送信信号経路又は受信信号経路を通じた増幅は、RF回路のみにおいて、FEMのみにおいて、又はRF回路及びFEM回路の両方において行われてもよい。いくつかの実施形態では、FEM回路は、送信モードと受信モードの動作を切り替えるTX/RXスイッチを含んでもよい。
【0077】
いくつかの例示的実施形態では、1つ以上の送受信機904は、3GPP及び/又は他の規格団体により標準化のために提案された様々なプロトコル及び/又は方法に従って、デバイス1200が様々な5G/NRネットワークと通信可能にする送信機及び受信機を含む。例えば、そのような機能は、1つ以上のプロセッサ902と協働的に動作して、他の図に関して本明細書に記載されるようなOFDM技術、OFDMA技術、及び/又はSC-FDMA技術に基づいてPHY層を実装することができる。
【0078】
ユーザインタフェース908は、特定の実施形態に応じて様々な形態をとることができ、又はUE900に存在しなくてもよい。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース908は、マイクロフォン、ラウドスピーカ、スライド可能なボタン、押圧可能なボタン、ディスプレイ、タッチスクリーンディスプレイ、機械的キーパッド若しくは仮想キーパッド、機械的キーボード若しくは仮想キーボード、及び/又は携帯電話上に一般に見られる任意の他のユーザインタフェース機能を有する。他の実施形態では、UE900は、より大きいタッチスクリーンディスプレイを有するタブレットコンピューティングデバイスを含んでもよい。このような実施形態では、ユーザインタフェース908の機械的機能のうちの1つ以上は、当業者によく知られているように、タッチスクリーンディスプレイを用いて実装された同等の又は機能的に同等の仮想ユーザインタフェース機能(例えば、仮想キーパッド、仮想ボタンなど)によって置き換えられてもよい。他の実施形態では、UE900は、特定の例示的な実施形態に応じて統合、分離、又は取り外しが可能であり得る機械的キーボードを備える、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ワークステーションなどのデジタルコンピューティングデバイスであってもよい。このようなデジタルコンピューティングデバイスはまた、タッチスクリーンディスプレイを含むことができる。タッチスクリーンディスプレイを有するUE900の多くの例示的実施形態は、本明細書に記載の例示的な方法及び/若しくは手順に関連する入力、又は当業者に既知の入力などのユーザ入力を受信することができる。
【0079】
本開示のいくつかの例示的実施形態では、UE900は、UE900の特徴及び機能によって様々な方法で使用できる方向センサを含むことができる。例えば、UE900は、方向センサの出力を使用して、ユーザがいつUE900のタッチスクリーンディスプレイの物理的向きを変更したかを判定することができる。方向センサからの指示信号は、指示信号がデバイスの物理的向きの約90度の変化を示したときに、アプリケーションプログラムが表示画面の向きを(例えば、ポートレートからランドスケープに)自動的に変更することができるように、UE900上で実行される任意のアプリケーションプログラムに利用可能であり得る。このようにして、アプリケーションプログラムは、デバイスの物理的な向きにかかわらず、ユーザによって読み取り可能な方法で表示画面を維持することができる。加えて、方向センサの出力は、本開示の様々な例示的な実施形態と共に使用することができる。
【0080】
制御インタフェース910は、特定の実施形態に応じて様々な形態をとることができる。例えば、制御インタフェース910として、RS-232インタフェース、RS-485インタフェース、USBインタフェース、HDMIインタフェース、Bluetoothインタフェース、IEEE(「ファイヤーワイヤ」)インタフェース、I2Cインタフェース、PCMCIAインタフェースなどを挙げることができる。本開示のいくつかの例示的実施形態では、制御インタフェース1260は、上述のようなIEEE802.3イーサネットインタフェースを含むことができる。本開示のいくつかの実施形態では、制御インタフェース910は、例えば、1つ以上のデジタル-アナログ(D/A)変換器及び/又はアナログ-デジタル(A/D)変換器を含むアナログインタフェース回路を含んでもよい。
【0081】
当業者であれば、上記の特徴、インタフェース、及び無線周波数通信規格のリストは単なる例示であり、本開示の範囲を限定するものではないことが理解できる。換言すれば、UE900は、例えば、ビデオ及び/又はスチル画像カメラ、マイクロフォン、メディアプレーヤ及び/又はレコーダなどを含む、図9に示すものよりも多くの機能を含んでもよい。更に、1つ以上の送受信機904は、Bluetooth、GPS、及び/又はその他を含む追加の無線周波数通信規格を用いる通信回路を含んでもよい。更に、1つ以上のプロセッサ902は、メモリ906に格納されたソフトウェアコードを実行して、そのような追加の機能を制御することができる。例えば、GPS受信機からの方向速度及び/又は位置推定値の出力は、本開示の様々な例示的実施形態による様々な例示的な方法及び/又はコンピュータ可読媒体を含む、UE900上で実行される任意のアプリケーションプログラムに利用可能であり得る。
【0082】
図10は、本明細書に記載の例示的方法及び/又は手順のうちのいずれかに対応するコンピュータ可読媒体上での命令の実行を含む、本開示の様々な実施形態に従って構成可能な例示的なネットワークノード1000のブロック図である。
【0083】
ネットワークノード1000は、1つ以上のプロセッサ1002、無線ネットワークインタフェース1004、メモリ1006、コアネットワークインタフェース1008、及び他のインタフェース1010を含む。ネットワークノード1000は、例えば、基地局、eNB、gNB、アクセスノード、又はその構成要素を含むことができる。
【0084】
1つ以上のプロセッサ1002は、任意の種類のプロセッサ又は処理回路を含むことができ、本明細書に開示される方法又は手順のうちの1つを実行するように構成されてもよい。メモリ1006は、1つ以上のプロセッサ1002によって実行されるソフトウェアコード、プログラム、及び/又は命令を格納し、本明細書に記載される動作を含む様々な動作を実行するようにネットワークノード1000を構成することができる。例えば、そのような格納された命令の実行により、上述の1つ以上の方法及び/又は手順を含む、本開示の様々な実施形態によるプロトコルを使用して、1つ以上の他のデバイスと通信するようにネットワークノード1000が構成され得る。更に、そのような格納された命令の実行はまた、LTE、LTE-A、及び/又はNR用に3GPPによって標準化されたPHY層プロトコル、MAC層プロトコル、RLC層プロトコル、PDCP層プロトコル、及びRRC層プロトコルの1つ以上、又は、無線ネットワークインタフェース1004及びコアネットワークインタフェース1008と組み合わせて利用される任意の他の上位層プロトコルなどの他のプロトコル又はプロトコル層を用いて、ネットワークノード1000を1つ以上の他のデバイスと通信するように構成及び/又は促進することができる。例として、限定するものではないが、コアネットワークインタフェース1008は、S1インタフェースを含み、無線ネットワークインタフェース1004は、3GPPによって標準化されたUuインタフェースを含むことができる。メモリ1006はまた、ネットワークノード1000のプロトコルに使用される変数、構成、制御、及び他の機能を格納することができる。したがって、メモリ1006は、不揮発性メモリ(例えば、フラッシュメモリ、ハードディスクなど)、揮発性メモリ(例えば、スタティックRAM又はダイナミックRAM)、ネットワークベース(例えば、「クラウド」)のストレージ、又はこれらの組み合わせを含むことができる。
【0085】
無線ネットワークインタフェース1004は、送信機、受信機、信号プロセッサ、ASIC、アンテナ、ビーム形成ユニット、及びネットワークノード1000が、いくつかの実施形態では、複数の互換性のあるユーザ機器(UE)などの他の機器と通信可能にする他の回路を含んでもよい。いくつかの実施形態では、ネットワークノード1000は、LTE、LTE-A、及び/又は5G/NR用に3GPPによって標準化されたPHY層プロトコル、MAC層プロトコル、RLC層プロトコル、PDCP層プロトコル、及びRRC層プロトコルなどの様々なプロトコル又はプロトコル層を含むことができる。本開示の更なる実施形態によれば、無線ネットワークインタフェース1004は、OFDM技術、OFDMA技術、及び/又はSC-FDMA技術に基づくPHY層を含み得る。いくつかの実施形態では、このようなPHY層の機能は、無線ネットワークインタフェース1004及び1つ以上のプロセッサ1002によって協働的に提供され得る。
【0086】
コアネットワークインタフェース1008は、いくつかの実施形態では、ネットワークノード1000が回線交換(CS)及び/又はパケット交換コア(PS)ネットワークなどのコアネットワーク内の他の機器と通信可能となる送信機、受信機、及び他の回路を含むことができる。いくつかの実施形態では、コアネットワークインタフェース1008は、3GPPによって標準化されたS1インタフェースを含んでもよい。いくつかの実施形態では、コアネットワークインタフェース1008は、当業者に知られているGERAN、UTRAN、E-UTRAN、及びCDMA2000コアネットワークに見られる機能を含む1つ以上のSGW、MME、SGSN、GGSN、及び他の物理デバイスへの1つ以上のインタフェースを含んでもよい。いくつかの実施形態では、これらの1つ以上のインタフェースは、単一の物理的インタフェース上で一緒に多重化されてもよい。いくつかの実施形態では、コアネットワークインタフェース1008の下位層は、当業者に既知の、非同期転送モード(ATM)、イーサネットを介したインターネットプロトコル(IP)、光ファイバーを介したSDH、銅線を介したT1/E1/PDH、マイクロ波無線機、又は他の有線若しくは無線送信技術のうちの1つ以上を含んでもよい。
【0087】
他のインタフェース1010は、ネットワークノード1000又はそこに動作可能に接続された他のネットワーク機器の操作、管理、及び保守の目的で、ネットワークノード1000が外部ネットワーク、コンピュータ、データベースなどとの通信を可能にする送信機、受信機、及び他の回路を含むことができる。
【0088】
1つ以上の実施形態では、前述の図のうちの1つ以上に記載される構成要素のうちの少なくとも1つは、以下の実施例セクションに記載されるような1つ以上の動作、技術、プロセス、及び/又は方法を実行するように構成することができる。例えば、前述の図のうちの1つ以上に関連して上述したベースバンド回路は、以下に記載される例のうちの1つ以上に従って動作するように構成されてもよい。別の例として、前述の図のうちの1つ以上に関連して上述したようなUE、基地局、ネットワーク要素などに関連付けられた回路は、実施例セクションにおいて以下に記載される例のうちの1つ以上に従って動作するように構成され得る。
【0089】
実施例セクション
【0090】
以下の実施例は、更なる実施形態に関連する。
【0091】
実施例1Aは、無線通信システムのキャストタイプ指示においてシグナリングするための方法であって、方法が、第1のユーザ機器(UE)において、第2のUEから、第1ステージサイドリンク制御情報(SCI)フォーマットを受信することと、第1ステージSCIフォーマットを復号することと、復号された第1ステージSCIフォーマットを使用して、第2ステージSCIフォーマットを判定することと、第2ステージSCIフォーマットを復号することと、第2ステージSCIフォーマットを使用して、サイドリンクフィードバックステータスを判定することと、を含み、サイドリンクフィードバックステータスは、サイドリンクフィードバックが有効化されているか、又は有効化されていないかを示し、第2ステージSCIコンテンツは、第1のUEと第2のUEとの間の通信範囲に関連付けられた距離設定を含む、方法を含むことができる。
【0092】
実施例2Aは、サイドリンクフィードバックが有効化されていると判定することを更に含み、サイドリンクフィードバックのタイプが、第2ステージSCIコンテンツの距離設定に依存する、実施例1Aに記載の方法を含むことができる。
【0093】
実施例3Aは、サイドリンクフィードバックのタイプが、距離ベースのNACKフィードバック及び非距離ベースのNACKフィードバックである、実施例2Aに記載の方法を含むことができる。
【0094】
実施例4Aは、距離設定が、通信範囲要件フィールドであり、通信範囲要件フィールドが、非距離ベースのNACKフィードバックに対して、無限に設定される、実施例3Aの方法を含むことができる。
【0095】
実施例5Aは、距離設定が、通信範囲要件フィールドであり、通信範囲要件フィールドが、距離ベースのNACKフィードバックに対して、非無限値に設定される、実施例3Aに記載の方法を含むことができる。
【0096】
実施例6Aは、第2ステージSCIフォーマットが、グループキャストハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバックオプション1であり、方法が、否定応答(NACK)のみのフィードバックが利用可能であると判定することを更に含む、実施例1の方法を含むことができる。
【0097】
実施例7Aは、NACKのみのフィードバックが、距離ベースのNACKフィードバックである、実施例6Aに記載の方法を含むことができる。
【0098】
実施例8Aは、NACKのみのフィードバックが、距離ベースのNACKフィードバック及び非距離ベースのNACKフィードバックである、実施例3Aに記載の方法を含むことができる。
【0099】
実施例9Aは、サイドリンクフィードバックが有効化されていると判定することと、物理サイドリンクフィードバックチャネル(PSFCH)リソース判定スキームを判定することと、を更に含む、実施例1Aに記載の方法を含むことができる。
【0100】
実施例10Aは、PSFCHリソース判定スキームがビットによって示され、PSFCHリソース判定スキームがソース識別子(ID)によって判定されるとき、ビットは0であり、PSFCHリソース判定スキームがソースID及びグループメンバーIDによって判定されるとき、ビットは1である、実施例9Aに記載の方法を含むことができる。
【0101】
実施例11Aは、フィードバックステータスが、復号された第2ステージSCIフォーマットの第2ステージSCIフォーマットフィールドのビットによって表される、実施例1Aに記載の方法を含むことができる。
【0102】
実施例12Aは、フィードバックが無効化されているとき、ビットが0である、実施例11Aに記載の方法を含むことができる。
【0103】
実施例13Aは、第2ステージSCIフォーマットが、ブロードキャスト、フィードバックなしのユニキャスト、又はフィードバックなしのグループキャストである、実施例12Aに記載の方法を含むことができる。
【0104】
実施例14Aは、フィードバックが有効化されているとき、ビットが1である、実施例11Aに記載の方法を含むことができる。
【0105】
実施例15Aは、第2ステージSCIフォーマットが、グループキャストハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバックオプション2、又はフィードバックありのユニキャストである、実施例14Aに記載の方法を含むことができる。
【0106】
実施例16Aは、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であって、コンピュータ可読記憶媒体が、プロセッサによって実行されると、プロセッサに、第1のユーザ機器(UE)において、第2のUEから、第1ステージサイドリンク制御情報(SCI)フォーマットを受信させ、第1ステージSCIフォーマットを復号させ、復号された第1ステージSCIフォーマットを使用して、第2ステージSCIフォーマットを判定させ、第2ステージSCIフォーマットを復号させ、第2ステージSCIフォーマットを使用して、サイドリンクフィードバックステータスを判定させる、命令を含み、サイドリンクフィードバックステータスは、サイドリンクフィードバックが有効化されているか、又は有効化されていないかを示し、第2ステージSCIコンテンツは、第1のUEと第2のUEとの間の通信範囲に関連付けられた距離設定を含む、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体を含むことができる。
【0107】
実施例17Aは、命令が更に、プロセッサに、サイドリンクフィードバックが有効化されていると判定させ、サイドリンクフィードバックのタイプが、第2ステージSCIコンテンツの距離設定に依存する、実施例16Aの非一時的なコンピュータ可読記憶媒体を含むことができる。
【0108】
実施例18Aは、サイドリンクフィードバックのタイプが、距離ベースのNACKフィードバック及び非距離ベースのNACKフィードバックである、実施例17Aの非一時的なコンピュータ可読記憶媒体を含むことができる。
【0109】
実施例19Aは、距離設定が、通信範囲要件フィールドであり、通信範囲要件フィールドが、非距離ベースのNACKフィードバックに対して、無限に設定される、実施例18Aの非一時的なコンピュータ可読記憶媒体を含むことができる。
【0110】
実施例20Aは、距離設定が、通信範囲要件フィールドであり、通信範囲要件フィールドが、距離ベースのNACKフィードバックに対して、非無限値に設定される、実施例18Aの非一時的なコンピュータ可読記憶媒体を含むことができる。
【0111】
実施例21Aは、コンピューティング装置であって、コンピューティング装置が、プロセッサと、命令を格納するメモリであって、命令は、プロセッサによって実行されると、装置を、第1のユーザ機器(UE)において、第2のUEから、第1ステージサイドリンク制御情報(SCI)フォーマットを受信し、第1ステージSCIフォーマットを復号し、復号された第1ステージSCIフォーマットを使用して、第2ステージSCIフォーマットを判定し、第2ステージSCIフォーマットを復号し、第2ステージSCIフォーマットを使用して、サイドリンクフィードバックステータスを判定する、ように構成するメモリと、を備え、サイドリンクフィードバックステータスは、サイドリンクフィードバックが有効化されているか、又は有効化されていないかを示し、第2ステージSCIコンテンツは、第1のUEと第2のUEとの間の通信範囲に関連付けられた距離設定を含む、メモリと、を備える、コンピューティング装置を含むことができる。
【0112】
実施例22Aは、命令が更に、装置を、サイドリンクフィードバックが有効化されていると判定するように構成し、サイドリンクフィードバックのタイプが、第2ステージSCIコンテンツの距離設定に依存する、実施例21Aのコンピューティング装置を含むことができる。
【0113】
実施例23Aは、サイドリンクフィードバックのタイプが、距離ベースのNACKフィードバック及び非距離ベースのNACKフィードバックである、実施例22Aのコンピューティング装置を含むことができる。
【0114】
実施例24Aは、距離設定が、通信範囲要件フィールドであり、通信範囲要件フィールドが、非距離ベースのNACKフィードバックに対して、無限に設定される、実施例23Aのコンピューティング装置を含むことができる。
【0115】
実施例25Aは、距離設定が、通信範囲要件フィールドであり、通信範囲要件フィールドが、距離ベースのNACKフィードバックに対して、非無限値に設定される、実施例23Aのコンピューティング装置を含むことができる。
【0116】
実施例1は、本明細書に記載の任意の他の方法又はプロセスに記載された又はそれに関連する、1つ以上の要素を実行する手段を含む装置を含むことができる。
【0117】
実施例2は、命令を含む1つ以上の非一時的なコンピュータ可読媒体であって、電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって命令が実行されると、命令は電子デバイスに、上記実施例のいずれか又は本明細書に記載の任意の他の方法若しくはプロセスに記載の又はそれに関連する方法の1つ以上の要素を実行させる、1つ以上の非一時的なコンピュータ可読媒体を含むことができる。
【0118】
実施例3は、上記実施例のいずれか又は本明細書に記載の任意の他の方法若しくはプロセスに記載の又はそれに関連する方法の1つ以上の要素を実行する論理、モジュール、又は回路を含む装置を含むことができる。
【0119】
実施例4は、上記実施例のいずれか又はその一部分若しくは一部に記載の又はそれに関連する、方法、技術、又はプロセスを含むことができる。
【0120】
実施例5は、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプロセッサによって実行されると、1つ以上のプロセッサに、上記実施例のいずれか又はその一部分に記載の又はそれに関連する、方法、技術、又はプロセスを実行させる命令を含む1つ以上のコンピュータ可読媒体と、を含む装置を含むことができる。
【0121】
実施例6は、上記実施例のいずれか又はその一部分若しくは一部に記載の又はそれに関連する信号を含むことができる。
【0122】
実施例7は、上記実施例のいずれか又はその一部分若しくは一部に記載の又はそれに関連する、あるいは本開示に記載の、データグラム、パケット、フレーム、セグメント、プロトコルデータユニット(PDU)、又はメッセージを含むことができる。
【0123】
実施例8は、上記実施例のいずれか又はその一部分若しくは一部に記載の又はそれに関連する、あるいは本開示に記載の、データを用いて符号化された信号を含むことができる。
【0124】
実施例9は、上記実施例のいずれか又はその一部分若しくは一部に記載の又はそれに関連する、あるいは本開示に記載の、データグラム、パケット、フレーム、セグメント、PDU、又はメッセージを用いて符号化された信号を含むことができる。
【0125】
実施例10は、1つ以上のプロセッサによるコンピュータ可読命令の実行が、1つ以上のプロセッサによって実行されると、1つ以上のプロセッサに、上記実施例のいずれか又はその一部分に記載の又はそれに関連する、方法、技術、又はプロセスを実行させる、コンピュータ可読命令を搬送する電磁信号を含むことができる。
【0126】
実施例11は、処理要素によるプログラムの実行が、処理要素に、上記実施例のいずれか又はその一部分に記載の又はそれに関連する、方法、技術、又はプロセスを実行させる、命令を備えたコンピュータプログラムを含むことができる。
【0127】
実施例12は、本明細書に示され記載された、無線ネットワーク内の信号を含むことができる。
【0128】
実施例13は、本明細書に示され記載された、無線ネットワーク内で通信する方法を含むことができる。
【0129】
実施例14は、本明細書に示され記載された、無線通信を提供するためのシステムを含むことができる。
【0130】
実施例15は、本明細書に示され記載された、無線通信を提供するためのデバイスを含むことができる。
【0131】
上述した実施例のいずれも、特に明記しない限り、任意の他の実施例(又は実施例の組み合わせ)と組み合わせることができる。1つ以上の実装形態の前述の説明は、例示及び説明を提供するが、網羅的であることを意図するものではなく、又は、実施形態の範囲を開示される正確な形態に限定することを意図するものではない。修正及び変形は、上記の教示を踏まえて可能であり、又は様々な実施形態の実践から取得することができる。
【0132】
本明細書に記載されるシステム及び方法の実施形態及び実装形態は、コンピュータシステムによって実行される機械実行可能命令で具現化することができる様々な動作を含むことができる。コンピュータシステムは、1つ以上の汎用コンピュータ又は専用コンピュータ(又は他の電子デバイス)を含んでもよい。コンピュータシステムは、動作を実行するための特定の論理を含むハードウェア構成要素を含んでもよく、又はハードウェア、ソフトウェア、及び/若しくはファームウェアの組み合わせを含んでもよい。
【0133】
本明細書に記載されるシステムは、特定の実施形態の説明を含むことが認識されるべきである。これらの実施形態は、単一のシステムに組み合わせる、他のシステムに部分的に組み合わせる、複数のシステムに分割する、又は他の方法で分割若しくは組み合わせることができる。加えて、一実施形態のパラメータ、属性、態様などは、別の実施形態で使用することができることが企図される。パラメータ、属性、態様などは、明確にするために1つ以上の実施形態に記載されているだけであり、パラメータ、属性、態様などは、本明細書で具体的に放棄されない限り、別の実施形態のパラメータ、属性などと組み合わせること、又は置換することができることが認識される。
【0134】
前述は、明確にするためにある程度詳細に説明されてきたが、その原理から逸脱することなく、特定の変更及び修正を行うことができることは明らかであろう。本明細書に記載されるプロセス及び装置の両方を実装する多くの代替的な方法が存在することに留意されたい。したがって、本実施形態は、例示的であり、限定的ではないとみなされるべきものであり、説明は、本明細書で与えられる詳細に限定されるものではなく、添付の特許請求の範囲及び均等物内で修正されてもよい。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【手続補正書】
【提出日】2024-08-07
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
UEによって実行される方法であって、
サイドリンクチャネルのための1つ以上のリソースを予約することと、
前記サイドリンクのための前記1つ以上のリソースから1つ以上のプリエンプションされたリソースを識別することと、
サイドリンクチャネル占有無線(SL CR)評価を実行することであって、前記プリエンプションされたリソースは、前記SL CR評価において未使用としてカウントされる、ことと、
を含む、方法。
【請求項2】
前記1つ以上のプリエンプションされたリソースは、第2のUEによってプリエンプションされた予約リソースを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記UEによって予約された前記1つ以上のリソースは、より高い優先度データを有する別のUEによってプリエンプションされる、
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記1つ以上のプリエンプションされたリソースは、前記SL CR評価において使用済としてカウントされない、
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記1つ以上のプリエンプションされたリソースは、前記UEによって予約された前記1つ以上のリソースのサブ部分を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記1つ以上のプリエンプションされたリソースをプリエンプションに起因して解放することをさらに含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項7】
SL CRは、スロット[n-a,n-1]における送信に使用されるサブチャネルの総数として評価され、[n-a,n+b]にわたる送信プール内における構成されたサブチャネルの総数で割ったスロット[n,n+b]において許可される、
請求項1に記載の方法。
【請求項8】
コンピューティング装置であって、
プロセッサと、
命令を格納するメモリと、
を備え、前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、前記装置を、
サイドリンクチャネルのための1つ以上のリソースを予約し、
前記サイドリンクのための前記1つ以上のリソースから1つ以上のプリエンプションされたリソースを識別し、
サイドリンクチャネル占有無線(SL CR)評価を実行するように構成し、前記プリエンプションされたリソースは、前記SL CR評価において未使用としてカウントされる、
コンピューティング装置。
【請求項9】
前記1つ以上のプリエンプションされたリソースは、第2のUEによってプリエンプションされた予約リソースを含む、
請求項8に記載のコンピューティング装置。
【請求項10】
前記UEによって予約された前記1つ以上のリソースは、より高い優先度データを有する別のUEによってプリエンプションされる、
請求項8に記載のコンピューティング装置。
【請求項11】
前記1つ以上のプリエンプションされたリソースは、前記SL CR評価において使用済としてカウントされない、
請求項8に記載のコンピューティング装置。
【請求項12】
前記1つ以上のプリエンプションされたリソースは、前記UEによって予約された前記1つ以上のリソースのサブ部分を含む、
請求項8に記載のコンピューティング装置。
【請求項13】
前記命令は、前記装置を、前記1つ以上のプリエンプションされたリソースをプリエンプションに起因して解放するようにさらに構成する、
請求項8に記載のコンピューティング装置。
【請求項14】
SL CRは、スロット[n-a,n-1]における送信に使用されるサブチャネルの総数として評価され、[n-a,n+b]にわたる送信プール内における構成されたサブチャネルの総数で割ったスロット[n,n+b]において許可される、
請求項8に記載のコンピューティング装置。
【請求項15】
非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体は、プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに、
サイドリンクチャネルのための1つ以上のリソースを予約することと、
前記サイドリンクのための前記1つ以上のリソースから1つ以上のプリエンプションされたリソースを識別することと、
サイドリンクチャネル占有無線(SL CR)評価を実行することであって、前記プリエンプションされたリソースは、前記SL CR評価において未使用としてカウントされる、ことと、
を実行させる命令を含む、コンピュータ可読媒体。
【請求項16】
前記1つ以上のプリエンプションされたリソースは、第2のUEによってプリエンプションされた予約リソースを含む、
請求項15に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項17】
前記UEによって予約された前記1つ以上のリソースは、より高い優先度データを有する別のUEによってプリエンプションされる、
請求項15に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項18】
前記1つ以上のプリエンプションされたリソースは、前記UEによって予約された前記1つ以上のリソースのサブ部分を含む、
請求項15に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項19】
前記命令は、前記コンピュータを、前記1つ以上のプリエンプションされたリソースをプリエンプションに起因して解放するようにさらに構成する、
請求項15に記載のコンピュータ可読媒体
【請求項20】
SL CRは、スロット[n-a,n-1]における送信に使用されるサブチャネルの総数として評価され、[n-a,n+b]にわたる送信プール内における構成されたサブチャネルの総数で割ったスロット[n,n+b]において許可される、
請求項15に記載のコンピュータ可読媒体。
【外国語明細書】