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特開2024-156806ポータブル電子式警告灯の携帯用ケースおよびシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024156806
(43)【公開日】2024-11-06
(54)【発明の名称】ポータブル電子式警告灯の携帯用ケースおよびシステム
(51)【国際特許分類】
   F21S 2/00 20160101AFI20241029BHJP
   F21V 15/01 20060101ALI20241029BHJP
   F21L 4/00 20060101ALI20241029BHJP
   F21V 19/00 20060101ALI20241029BHJP
   F21V 23/04 20060101ALI20241029BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20241029BHJP
   F21Y 115/30 20160101ALN20241029BHJP
【FI】
F21S2/00 661
F21V15/01 360
F21L4/00 500
F21L4/00 100
F21V19/00 500
F21V23/04 500
F21L4/00 330
F21Y115:10
F21Y115:30
【審査請求】有
【請求項の数】17
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024124294
(22)【出願日】2024-07-31
(62)【分割の表示】P 2023005832の分割
【原出願日】2018-02-09
(31)【優先権主張番号】62/457,638
(32)【優先日】2017-02-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.マジックテープ
2.ベルクロ
3.VELCRO
(71)【出願人】
【識別番号】517168037
【氏名又は名称】セレバン、ジェームズ アール.
【氏名又は名称原語表記】SELEVAN,James R.
(71)【出願人】
【識別番号】517168048
【氏名又は名称】セレバン、ダニエル ジョセフ
【氏名又は名称原語表記】SELEVAN,Daniel Joseph
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(74)【代理人】
【識別番号】100142907
【弁理士】
【氏名又は名称】本田 淳
(72)【発明者】
【氏名】セレバン、ジェームズ アール.
(72)【発明者】
【氏名】セレバン、ダニエル ジョセフ
(57)【要約】
【課題】複数の電子式警告灯または他の電子式信号放射装置の好適な携帯用ケースおよび関連するシステムを提供する。
【解決手段】複数の電子的警告灯14の携帯用ケース12は、露出面を有するケース本体と、露出面上の複数の警告灯保持位置18と、ハンドル16と、を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の電子的警告灯の携帯用ケースであって、
露出面を有するケース本体と、
前記露出面上の複数の警告灯保持位置と、
ハンドルと、を備える携帯用ケース。
【請求項2】
各警告灯保持位置は、
該警告灯保持位置で警告灯の配置を案内する少なくとも1つの警告灯ロケータと、
該警告灯保持位置で警告灯を所定の位置に取り外し可能に保持する少なくとも1つの取り外し可能な取り付け部材と、を含む、請求項1に記載の携帯用ケース。
【請求項3】
前記少なくとも1つの警告灯ロケータは、
前記警告灯保持位置に配置された場合、前記警告灯の垂直方向の位置決め、水平方向の位置決め、及び回転方向を案内するように構成されたキャビティ、凹み、リッジ、リブ、バンプ、位置合わせ面、ガイド部材、ならびに他の構成又は装置を含む、請求項2に記載の携帯用ケース。
【請求項4】
前記少なくとも1つの取り外し可能な取り付け部材は、
磁石、フック、ピン、ファスナ、接着剤、フックアンドループ材料、マジックテープ材料、差し込みフィクスチャ、摩擦嵌合リム、または警告灯保持位置で警告灯を取り外し可能に保持する他の装置を含む、請求項2に記載の携帯用ケース。
【請求項5】
前記複数の警告灯保持位置は、前記複数の警告灯保持位置に配置された複数の警告灯が前記携帯用ケースの外側で見える光を照射するように前記複数の警告灯を保持する、請求項1~4のいずれか1項に記載の携帯用ケース。
【請求項6】
前記複数の警告灯保持位置は、矩形、角が丸い矩形、円形、楕円形、卵形、多角形および星形から選択される一般的形状を有する複数の警告灯を保持するように構成される、請求項1~5のいずれか1項に記載の携帯用ケース。
【請求項7】
前記携帯用ケースの本体は、露出した前面および後面を有する、請求項1~6のいずれか1項に記載の携帯用ケース。
【請求項8】
前記複数の警告灯保持位置は、前記前面および後面の一方のみに配置されている、請求項7に記載の携帯用ケース。
【請求項9】
前記複数の警告灯保持位置は、前記前面および後面の両方に配置されている、請求項7に記載の携帯用ケース。
【請求項10】
前記複数の警告灯保持位置に配置された場合に複数の充電式警告灯を充電する装置および回路をさらに備える請求項1~9のいずれか1項に記載の携帯用ケース。
【請求項11】
前記充電する装置および回路は、前記複数の警告灯保持位置に配置された複数のケース電気接点に電流を供給する電源を含む、請求項10に記載の携帯用ケース。
【請求項12】
システムであって、
前記複数の警告灯保持位置で前記携帯用ケース上に位置決め可能な電気的に充電可能な複数の警告灯と組み合わされた請求項11に記載の携帯用ケースを備え、
前記電気的に充電可能な複数の警告灯は、前記複数の警告灯保持位置で前記携帯用ケース上に位置決めされた場合に、前記複数のケース電気接点と係合して前記電源から前記充電可能な複数の警告灯に電流を供給する複数の警告灯充電電気接点を有する、システム。
【請求項13】
システムであって、
前記複数の警告灯保持位置に取り付け可能でありかつ該保持位置から取り外し可能な複数の警告灯と組み合わされた請求項1に記載の携帯用ケースを備え、
前記複数の警告灯は、前記複数の警告灯保持位置から取り外されると自動的に点灯するかまたは作動する、システム。
【請求項14】
システムであって、
前記複数の警告灯保持位置に取り付け可能でありかつ該保持位置から取り外し可能な複数の警告灯と組み合わされた請求項1に記載の携帯用ケースを備え、
前記携帯用ケースは、前記複数の警告灯を制御するリモートコントローラをさらに含む、システム。
【請求項15】
前記リモートコントローラは、
前記複数の警告灯、マイクロコントローラ、およびユーザインタフェースと通信する無線トランシーバを含む、請求項14に記載のシステム。
【請求項16】
システムであって、
前記複数の警告灯保持位置に取り付け可能でありかつ該保持位置から取り外し可能な複数の警告灯と組み合わされた請求項1に記載の携帯用ケースを備え、
前記携帯用ケースは、前記複数の警告灯の配置を案内するかまたは支援するように使用可能な装置を含むかまたは収容する、システム。
【請求項17】
前記複数の警告灯の配置を案内するかまたは支援するように使用可能な装置は、
細長い部材、間隔をあけた複数の位置に複数の警告灯位置インジケータを有する細長い部材、間隔をあけた複数の位置に複数の警告灯を取り付けるかまたは結合するための装置を備えた細長い部材、複数の警告灯が配置される表面上の線またはパターンを照らすために光を照射する複数の発光体、複数の警告灯が配置される表面上の線またはパターンを照らすためにレーザ光を放射するレーザ放射器から選択される、請求項16に記載のシステム。
【請求項18】
前記配置を案内するかまたは支援するように使用可能な装置は、
巻き取り装置およびテザーを含む、請求項17に記載のシステム。
【請求項19】
前記テザーは、
前記テザー上の離間した複数の位置で前記複数の警告灯を前記テザーに取り付ける装置を有する、請求項18に記載のシステム。
【請求項20】
請求項1~16のいずれか1項に記載の携帯用ケースを保持している個人の位置を知らせるための方法であって、
前記複数の警告灯が前記携帯用ケースの外側の位置に光を照射しながら、少なくとも1つの警告灯を前記複数の警告灯保持位置のうちの少なくとも1つに搭載することを備える方法。
【請求項21】
複数の電子式警告灯と、携帯用ケースと、を備えるシステムであって、
前記携帯用ケースは、該ケース上またはケース内に複数の警告灯を担持するように構成されており、
前記システムは、
前記携帯用ケースから取り外されると、前記複数の警告灯を自動的にオンにするかまたは作動させるように使用可能な装置と、
前記複数の警告灯が前記携帯用ケース上またはケース内に配置されている間に、前記複数の警告灯に電荷を送達するように使用可能な装置と、
前記複数の警告灯の配置および回収のうちの少なくとも一方を支援するように使用可能な装置と、
前記複数の警告灯を遠隔制御するように使用可能な装置と、から選択された少なくとも1つの構成要素をさらに備えるシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して、電子工学および交通工学の分野に関し、特に、道路上等の危険または意図された移動経路を指示する携帯用装置、ポータブル警告灯システムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0002】
電子式警告灯は時々、危険をドライバー/歩行者に警告し、建築区域または迂回路を画定し、故障車両または駐車車両を照らすため、および他の目的のために様々な用途で使用される。現在利用可能な電子式警告灯は、コンパクトな警告灯を含み、これは、道路に沿って、故障車両/駐車車両上に、境界点などに配置され、点灯する発光ダイオード(LED)を組み込むことができる。電子式警告灯の例は、米国特許第7,088,222号明細書、同第7,106,179号明細書、同第8,154,424号明細書、同第8,550,653号明細書、同第8,564,456号明細書、同第8,579,460号明細書、同第9,288,088号明細書、同第9,835,319号明細書、同第D510,289号明細書、同第D515,957号明細書、同第D515,958号明細書、同第D560,533号明細書、同第D654,387号明細書、同第D669,805号明細書、同第D778,752号明細書、同第D778,753号明細書、ならびに米国特許出願公開第2013/0113634号明細書、同第2016/0186971号明細書に記載されており、そのような各特許および出願の全体の開示は、参照により本明細書に明確に組み込まれる。
【0003】
米国特許法施行規則第1.71条第(e)項に従って、この特許文書は、著作権保護の対象である資料を含み、また、この特許文書の所有者は、いかなるものであれすべての著作権を保有している。
【発明の概要】
【0004】
本発明は、複数の電子式警告灯、および該複数の電子式警告灯を配置、制御及び回収する関連付けられた装置と組み合わせた携帯用ケースを含む電子式警告灯の携帯用ケース及びシステムを提供する。特に明記しない限り、本明細書で使用される「複数の電子式警告灯(electronic flares)」という用語は、光を照射する警告灯が具体的に記載されているだけでなく、人間またはそのような信号を受け取るように構成された装置が感知できる音または電子信号または他の信号など、光以外の信号を放射する信号装置も含むものと解釈される。
【0005】
本発明の一態様によれば、前面および後面を有する本体と、前面および/または後面上の複数の警告灯保持位置と、ハンドルと、を備える電子式警告灯の携帯用ケースが提供される。各警告灯保持位置は、該警告灯保持位置で警告灯の配置を案内する少なくとも1つの警告灯ロケータと、該警告灯保持位置で警告灯を所定の位置に取り外し可能に保持する少なくとも1つの取り外し可能な取り付け部材と、を含み得る。このような警告灯ロケータは、例えば、キャビティ、凹部、リッジ、リブ、バンプ、位置合わせ面、ガイド部材、又は、警告灯保持位置に配置されたときに警告灯の垂直方向の位置決め、水平方向の位置決め及び/又は回転方向を案内するように構成された他の構造又はデバイスを含み得る。いくつかの実施形態では、警告灯ロケータは、警告灯をケースに取り外し可能に取り付けるためのコネクタを含み得る。いくつかの実施形態では、警告灯は、ケース上の警告灯保持位置に配置された状態で発光させることができる。警告灯保持位置および/またはロケータおよび/またはコネクタは、矩形、角の丸い矩形、円形、楕円形、卵形、多角形および星形などから選択される一般的な形状などの様々なサイズおよび/または形状の電子式警告灯とともに使用するように構成され得る。いくつかの実施形態では、複数の警告灯はケースの片側のみに配置可能であり、他の実施形態では、複数の警告灯はケースの両側に配置可能である。
【0006】
さらに、本発明によれば、上述したタイプの携帯用ケース、または警告灯保持位置に配置されたときに再充電可能な警告灯を充電するように使用可能な装置および回路(例えば、ケースを電源コンセントやバッテリ等に接続するための電源コード)を含む電子式警告灯の他の携帯用ケースが提供される。
【0007】
さらに、本発明によれば、上述したタイプの携帯用ケース、または、ケースから取り外したときに自動的に警告灯をオンにするかまたは作動させるためのスイッチング装置を含む電子式警告灯の他の携帯用ケースが提供される。
【0008】
さらに、本発明によれば、上述したタイプの携帯用ケース、または警告灯を制御するためのリモートコントローラを含む電子式警告灯の携帯用ケースが提供される。このようなリモートコントローラは、警告灯、マイクロコントローラ、およびユーザインタフェースと通信する無線トランシーバを含み得る。いくつかの実施形態では、警告灯は、ケースに含まれるか又はケース上にあるリモートコントローラによって、又は代替的に、携帯電話、タブレットコンピュータ、デスクトップコンピュータ、専用リモートコントローラ、又は警告灯の遠隔制御を行うようにプログラムされた他のデバイスなどの別のデバイスによって制御され得る。
【0009】
さらに本発明によれば、上述したタイプの携帯用ケース、または、警告灯の配置を案内するかまたは支援するように使用可能な装置を含む電子式警告灯の他の携帯用ケースが提供され得る。警告灯の配置を案内するかまたは支援するように使用可能なそのような装置は、例えば、伸長可能な細長い部材、間隔をあけた位置に複数の警告灯位置インジケータを有する細長い部材、間隔をあけた複数の位置に複数の警告灯を取り付けまたは結合するための装置を備えた細長い部材、複数の警告灯が配置される表面上の線またはパターンを照らすために光を照射する複数の発光体、複数の警告灯が配置される表面上の線またはパターンを照らすためにレーザ光を放射するレーザ放射器から選択され得る。機器が細長い部材またはテザーを含む実施形態では、ケースは、使用されていないときに細長い部材またはテザーを巻くかまたは集めて格納する巻き取り装置または他の巻き取り装置または収集装置をさらに含み得る。
【0010】
さらに本発明によれば、複数の電子式警告灯と、ケース上またはケース内に複数の警告灯を担持するように構成された携帯用ケースと、を備えるシステムが提供され、システムは、ケースから取り外されると複数の警告灯を自動的にオンにするかまたは作動させるように使用可能な装置、複数の警告灯がケース上またはケース内に配置されている状態で複数の警告灯に電荷を送達するように使用可能な装置、複数の警告灯の配置および/または取り出しを可能にするように使用可能な装置、および複数の警告灯を遠隔制御するように使用可能な装置から選択される少なくとも1つの構成要素をさらに含む。ケースは、その中に複数の警告灯を担持するエンクロージャを形成するケース、または複数の警告灯を担持する1つ以上の外壁又は露出した壁又は表面を有するケース等の任意の適切なタイプのケースとすることができる。
【0011】
さらに本発明によれば、本明細書に開示された携帯用ケースおよびシステムを使用する方法が提供される。
本発明のさらなる態様および詳細は、以下に記載されている詳細な説明および実施例を読めば理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0012】
以下の詳細な説明および実施例は、本発明の、必ずしもすべてではないが、いくつかの実施例または実施形態を非網羅的に説明するために記載されており、および本発明の範囲を決して限定するものではない。
図1】複数の警告灯が携帯用ケースの前面および/または後面に取り付けられている、本発明の携帯用ケースを備える本発明のポータブル警告灯システムの一実施形態の斜視図である。
図2】複数の警告灯が携帯用ケースの前面および/または後面に取り付けられている、本発明の携帯用ケースを備える本発明のポータブル警告灯システムの別の実施形態の斜視図である。
図3A図1に示す実施形態の携帯用ケースの正面図である。
図3B図1に示す実施形態の携帯用ケースの背面図である。
図4A図2に示す実施形態の携帯用ケースの正面図である。
図4B図2に示す実施形態の携帯用ケースの背面図である。
図5】略矩形の形状を有する警告灯(例えば、矩形、角が丸い矩形、正方形など)よりも略丸い形状(例えば、円形、卵形、星形、アスタリスク形状など)を有する複数の警告灯を担持するのに適した図1に示された実施形態の代替バージョンの斜視図である。
図6】本発明のポータブル警告灯システムの他の実施形態の斜視図である。
図7】本発明のポータブル警告灯システムの別の実施形態の斜視図である。
図8】本発明のポータブル警告灯システムの別の実施形態の斜視図である。
図9】任意選択の警告灯用テザーを組み込んだ本発明のポータブル警告灯システムの一実施形態を示す。
図10】a)任意選択の電源、b)任意選択のリモートコントローラ、およびc)複数の警告灯のその後の配置を案内するために隣接した表面上に1つまたは複数の直線を投影する任意選択のレーザを含む本発明のポータブル警告灯システムの一実施形態を示す。
図10A】a)任意選択の電源、b)任意選択のリモートコントローラ、およびc)複数の警告灯のその後の配置を案内するために隣接した表面上に1つまたは複数の直線を投影する任意選択のレーザを含む本発明のポータブル警告灯システムの一実施形態を示す。
図11】携帯用ケースから取り外されると警告灯を自動的にオンにし、および/または携帯用ケースに再度取り付けされると警告灯をオフにするための任意選択のスイッチング装置を組み込んだ本発明のポータブル警告灯システムの一実施形態を示す。
図12】任意選択の充電式電源と、携帯用ケースから取り外されたときに自動的に警告灯をオンにし、および/または携帯用ケースに警告灯を再度取り付けされると警告灯をオフにするための任意選択のスイッチング装置と、を組み込んだ本発明のポータブル警告灯システムを使用する方法の複数のステップを示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下の詳細な説明およびそれが参照する添付図面では、本発明のすべてである必要はないが、いくつかの実施例または実施形態を記載することが意図されている。記載されている実施形態は、すべての点において例示的にすぎず、限定的ではないと見なすべきである。この詳細な説明および添付の図面の内容は、決して本発明の範囲を限定するものではない。
【0014】
本発明の携帯用ケースは、任意の適切な数の警告灯を担持するように構成されてもよい。例えば、図1は、携帯用ケース12が最大10個の警告灯14を担持するように使用可能な本発明のポータブル警告灯システム10を示し、図2は、携帯用ケース12が最大6個の警告灯を担持するように使用可能な本発明のポータブル警告灯システム10aを示す。他のサイズおよび構成が、本発明に従って代替的に使用され得る。
【0015】
図面に示されるように、各携帯用ケース12は、前面21aおよび後面12bを有する本体(例えば、平坦な平面本体または任意の他の適切な本体構成)を含み得る。前面12aおよび/または後面12bには、複数の警告灯保持位置18が形成されている。複数の警告灯14は、複数の警告灯保持位置18に搭載可能である。ケース12は、ハンドル(handle)16を有してもよい。
【0016】
いくつかの実施形態では、各警告灯保持位置18は、その警告灯保持位置18での警告灯14の配置を案内する1つまたは複数の警告灯ロケータ(flare locator)を含み得る。示された例では、そのような警告灯ロケータは、警告灯14の複数の周囲構成(perimeter configuration)に対応する複数の周囲壁20によって画定された複数の浅いロケータウェル(locator well)(例えば、キャビティ(cavity)または凹み)を含んで、複数の警告灯14は、各ロケータウェル内に特定の位置および回転方向で挿入されて取り付けられる。これらの例に示された複数のロケータウェルの代わりとして、例えば、他のキャビティ、他の凹み、リッジ(ridge)、リブ(rib)、バンプ(bump)、位置合わせ面、ガイド部材、又は、警告灯保持位置18に配置されたときに警告灯14の垂直方向の位置決め、水平方向の位置決め、及び/又は回転方向を案内するかまたは指示するように構成された他の構造又はデバイス等の1つまたは複数の警告灯ロケータが使用されてもよい。
【0017】
ケース12は、複数の警告灯14を複数の警告灯保持位置18で所定の位置に取り外し可能に保持する取り外し可能な複数の取り付け部材22をさらに備える。図示の例では、取り外し可能な複数の取り付け部材22は、複数の警告灯14を複数の警告灯保持位置18に位置決めされたときに所定の位置に保持するために、複数の警告灯14上に配置された強磁性領域または他の磁石と相互作用する複数の磁石を含む。複数の磁石の代替物として、任意の適切な種類の取り外し可能なコネクタが使用されてもよい。例えば、取り外し可能な複数の取り付け部材22は、他の磁石、フック(hook)、ピン、ファスナ、接着剤、フックアンドループ材料(例えば、ベルクロ(Velcro))、差し込みフィクスチャ(bayonet fixture)、摩擦嵌合リム(friction fit rim)、または複数の警告灯14をその警告灯保持位置18で所定の位置に取り外し可能に保持する他の装置を含み得る。
【0018】
いくつかの用途では、ケース12は、例えば、充電式アルカリ電池によって電力を供給される、非充電式である複数の警告灯14を担持するように用いられてよい。しかしながら、他の用途では、ケース12は、充電式電源(例えば、充電式電池)を有する複数の警告灯14を担持するように使用されてもよい。複数の警告灯保持位置18に配置されたときに複数の充電式警告灯14の再充電を可能にするために、ケースのいくつかの実施形態は、複数の警告灯保持位置18に搭載されたときに複数の充電式警告灯14を充電するための電気接点24および他の回路/装置を任意に組み込んでもよい。いくつかのそのような実施形態では、任意選択の再充電回路/装置は、例えば、建物、ガレージ、緊急車両内に配置されるようにケースを電源コンセント(例えば、9Vまたは12Vの電源コンセント、110~240AC本線など)に接続するための電源コードを含み得る。
【0019】
図1図4Bに示される例は、略矩形(すなわち、角が丸い矩形)の複数の警告灯保持位置18および複数の警告灯14を示す。しかしながら、複数の警告灯保持位置18は、例えば、他の略矩形、正方形、丸形、楕円形、卵形、多角形、星形、アスタリスク形状、多葉(multi-lobar)などを含む任意の適切な形状の複数の警告灯を収容するように構成され得る。例として、図5は、図1に見られる実施形態の代替バージョンを示しており、複数の警告灯保持位置18は、略円形の複数の警告灯(例えば、丸い本体と、小さな放射状の複数の突起、結果として星形またはアスタリスクのような周囲構成と、を有する複数の警告灯)を保持するように構成される。これは、複数の警告灯14の多くの可能な形状のうちの1つに過ぎない。本発明の携帯用ケース12と組み合わせて使用可能な複数の警告灯の非限定的な例は、必ずしもこれに限定されるものではないが、上記した組み込まれた米国特許第7,088,222号明細書、同第7,106,179号明細書、同第8,154,424号明細書、同第8,550,653号明細書、同第8,564,456号明細書、同第8,579,460号明細書、同第9,288,088号明細書、同第9,835,319号明細書、同第D510,289号明細書、同第D515,957号明細書、同第D515,958号明細書、同第D560,533号明細書、同第D654,387号明細書、同第D669,805号明細書、同第D778,752号明細書、同第D778,753号明細書、ならびに米国特許出願公開第2013/0113634号明細書、同第2016/0186971号明細書を含む。また、本発明の携帯用ケース12と組み合わせて使用可能な複数の警告灯の他の非限定的な例は、カリフォルニア州タスティンのPi Variables、Inc.、カリフォルニア州ヘイワードのWagan Corporation、ネバダ州ガードナービルのAervoe、カリフォルニア州メンロパークのPowerflare Corporationから市販されているLED警告灯が挙げられるが、必ずしもこれらに限定されない。
【0020】
本発明の携帯用ケース12および/または充電ステーションとして機能することに加えて、本発明の携帯用ケース12およびシステム10、10aは、個人(例えば、緊急時対応者、道路保守作業者、取り残されたドライバー、警告灯14を配置するかまたは回収する人など)の保護にも使用できる。複数の警告灯14はケース12の外面に取り付けられているので、複数の警告灯14は、場合によっては、複数の警告灯保持位置18に搭載されたときに光を照射し続けることを可能にされてもよい。これは、ケースの内側に複数の警告灯が配置され、複数の警告灯の挿入または取り外しができるようにケースを開く必要がある電子式またはLED警告灯で現在利用可能な収納ケースとは異なる。複数の警告灯がケースの外壁または露出した壁または表面に配置されるこのスタイルのケース12の利点は、作業者が携帯用ケースを開けたり、配置するために携帯用ケースを地面または車両のトランクに配置して複数の警告灯を配置するかまたは回収する必要がないことである。むしろ、作業者がケース12を保持し続ける間、複数の警告灯が、本発明のケース12の外面に搭載されてもよく、そのような複数の警告灯は、所望であれば、光を照射し続けることができる。このようにして、ケース12が個人によって運ばれている間にケース12から光が照射され、それによって個人の位置が、対向する交通(traffic)に対してより見えやすくなる。
【0021】
いくつかの例では、複数の警告灯14は、複数の警告灯のうちの1つまたは他の場所(例えば、Pi-Lit(登録商標)Sequencing Road Surface Flareはカリフォルニア州タスティンのPi Variable,Inc.から入手可能である)の単一のオフボタンを押すことに応答して、複数の警告灯14の全てが消灯するように構成されてもよい。そのような複数の警告灯14が使用されるとき、道路に沿って配置された複数の位置から点滅している複数の警告灯14を収集している個人は、複数の警告灯14のうちの1つまたは複数が収集されてケース12上の1つまたは複数の警告灯保持位置18に配置された後に、複数の警告灯のうちの1つまたは複数を点滅させ続けることができ、それによって、個人が警告灯の収集プロセスを完了したときに、ケース12上の複数の警告灯14が道路沿いのその個人の位置を明確に示すことができる。複数の警告灯の全てが収集され、個人が危害の及ばない場所に移動した後、点滅する複数の警告灯14は、(個々に又は可能であれば一斉に)消灯され、車両または他の場所に収納されている間にそれらがもはや発光しないようにする。
【0022】
複数の警告灯の任意選択の自動作動および/または作動停止
複数の警告灯は、携帯用ケースへの磁気取り付け部材から取り外されると点灯するようにプログラム可能である。図9の例に示される(テザー(Tether)を有する)システム10fに見られるように、(テザーを有する)携帯用ケース12fは、図8に示されるものと実質的に同じであるが、アイテム102は、携帯用ケースから警告灯が取り外されてオンにされることを示す。
【0023】
これは、ケースから複数の警告灯に供給される電力を除去することによって達成することができる。携帯用ケース内にある内蔵の充電式バッテリが、電圧レギュレータのイネーブルピンに電圧を供給する。ケースから複数の警告灯を取り外すことによってこの電圧が除去されると、イネーブルピンは、自身のバッテリ電源を使って複数の警告灯への電力供給を開始する。複数の警告灯が取り外される場合、電力が失われると複数の警告灯をオンにする。別のアプローチは、磁石の存在および磁石の不在によって警告灯をトリガーしてオンすることである。別の作動アプローチは、磁気近接センサを使用して実施されてもよい。警告灯が携帯用ケースから取り外されると、携帯用ケース内に埋め込まれた小さな磁石(例えば、レアアース)から離された警告灯内のセンサが、警告灯のケースからの離間により、ホール効果センサ、リードスイッチ、または他の磁気デバイスを作動させ、警告灯をオンにする。ケースから取り外されたときに警告灯をオンすることの利点は、作業者(警察、消防、電力会社、民間など)が、暗闇の中や、混雑した道路または他の危険な領域にいる間にボタンを探す必要がないことである。さらに、ケースから取り外されたときに警告灯をオンすることで、配置をより速くすることができる。
【0024】
複数の警告灯の遠隔制御のための任意選択の装置
無線通信を使用して、携帯用ケースに取り付けられた複数の無線受信機を備えた複数の警告灯14は、ハンドヘルド・リモートコントローラとしての携帯電話、タブレットコンピュータ、または複数の警告灯を制御するようにプログラムされた他の演算装置、および専用のリモートコントローラ、ケース上にまたはケース内に搭載されたリモートコントローラ、緊急車両に配置されたリモートコントローラなどを含むが、これらに限定されない任意の適切な種類のリモートコントローラ装置を使用して遠隔制御されてもよい。携帯電話、タブレットなどでのソフトウェアアプリケーションの使用は、セルラネットワークを介して作業者にプッシュされるべき修正および/または新しい機能を含む更新のための方法を提供する。いくつかの実施形態では、ファームウェアの改善は、携帯電話と携帯用ケースの組み合わせを使用して複数のLED警告灯14に適用され得る。
【0025】
場合によっては、ケース自体が遠隔制御ユニットになるように、必要なリモートコントローラ装置および電子回路が、携帯用ケース12に直接的に組み込まれ得る。例えば、携帯用ケースのプラスチック製のエンクロージャに組み込まれたマイクロコントローラおよび無線トランシーバは、携帯用ケースの表面に配置された触覚瞬間接触スイッチ(tactile momentary contact switches)または静電容量検知スイッチ、音声コマンド、機械的な衝撃または回転ジェスチャーなどによって制御される。携帯用ケースによって生成され送信される複数の信号は、ランプの点滅パターン(flash pattern)、明るさ、オンオフ状態、パターン進行方向、同時点滅、ならびに閃光の向きおよび点滅するLEDの選択を制御することができる。これは、300メートル以上の距離から警告灯の様々な動作パラメータを操作することができる常に利用可能な遠隔制御システムを作業者に提供するであろう。各ランプ内にセルラモジュールを配置するのではなく、単一のセルラー通信装置は、携帯用ケース内に配置されて、インターネットの利用可能性によってのみ制限される場所からメッシュネットワークを介して無制限の数の警告灯14と通信する。例えば、作業者は、携帯用ケース内に位置するセルラーノード(cellular node)を介して遠隔地から複数の警告灯14を制御することができる。遠隔制御できる複数の特徴は、限定されないが、
・特定の点滅パターンの選択(例えば、速い点滅の進行、遅い点滅の進行、グループでの警告灯の閃光(例えば、一度に2つ)、1回の閃光当たりの長い発光、1回の閃光当たりの短い発光など)、
・どのLEDを点滅させるかの選択(例えば、上部または側面のLED)、
・シーケンスおよび点滅の方向を逆にするかまたは交互にすること、
・前に設定された点滅パターンを保存して、または保存せずに複数の警告灯14をオンおよびオフにすること、
・複数の警告灯14上のボタンまたは他の制御入力をロックして、望まないかまたは意図しない入力、または許可されていない人による設定の変更を回避すること、および/または
・各ランプのバッテリ状態の確認を行うこと、を含む。
【0026】
いくつかの実施形態では、複数の警告灯14を遠隔制御する装置は、携帯用ケース12に一体化されてもよく、またはハンドヘルド・リモートコントローラまたは緊急車両などに搭載された遠隔制御コンソールなどの専用の制御装置にリンクされてもよい。図10は、携帯用ケース/警告灯システム10gの非限定的な一例を示しており、携帯用ケース12gは、明細書の他のセクションで説明されている任意選択のリモートコントロールデバイス40および他の任意選択の特徴を含む。携帯用ケースは、充電携帯用ケースを使用して、Bluetooth、Zigbee、Wi-Fi、セルラー、またはその他の通信プロトコル間で「トランスレータ(translator)」を運ぶ。電子式無線放射警告灯は、いくつかの異なる無線通信プロトコルを介して動作することができる。モバイルスマートフォンのユビキタス性は、スマートフォンアプリケーションが遠方の警告灯のさまざまな動作パラメータを制御する機会を提供する。しかし、現在のスマートフォン技術は、ローカルデバイスへの接続にBluetooth、セルラー、またはWi-Fiを使用することに限定されており、警告灯は、Zigbeeまたは他のプロトコルを使用してもよく、携帯電話を点滅ランプに接続するために、「トランスレータ」回路基板が、携帯用ケースに埋め込まれる。これにより、スマートフォン上の単純でユーザフレンドリなグラフィカルユーザインタフェースを、点滅する警告灯のための制御画面として使用することが可能になる。この追加はまた、インターネットおよびセルラー通信を介した遠方からの点滅する複数の警告灯14の制御を可能にするであろう。複数の警告灯の使用中では、携帯用ケースが常に存在するため、必要なトランスレータは、常に範囲内にある。
【0027】
図10の例では、ケース12gは、無線トランシーバとユーザインタフェースを有するマイクロコントローラとを備えるケース一体型リモートコントロール40を含む。図10に示される例では、ユーザインタフェースは、「禁止」、「パターン」、「上面」/「側面」、「反転」、「グループ」、および「オフ」と示された複数のボタン41を含み、各ボタンの横にある小さなLEDなどのインジケータライト43を有する。図10の例に示されているケース一体型リモートコントロール40は、以下のように使用可能である。
【0028】
禁止-この機能により、作業者は、現在のシーケンスおよび他の設定を維持しながら、複数の警告灯14が点滅するのを一時停止することができる。「禁止」と示されたボタン41が押されると、そのボタンの隣のインジケータ43が点灯し、全ての警告灯14は、点滅する光を止めるように制御されるが、無線により隣接する複数の警告灯14と通信し続け、シーケンス順序を維持する。その後、「禁止」と示されたボタン41を再び押すと、関連するインジケータ41が消灯し、複数の警告灯14が、以前に設定されたパターンおよび他のプログラムされた設定に従って、以前に決定された順序でもう一度点滅し始める。
【0029】
パターン-「パターン」と示されたボタン41は、マイクロコントローラに記憶された多数の予めプログラムされた点滅パターンオプションから特定の警告灯点滅パターンを選択するために使用されてもよい。ユーザは、選択されている点滅パターンに対応するように「パターン」ボタンを何度も押すことによって所望の点滅パターンを選択することができる。例えば、「パターン」ボタン41を一回押すと、予めプログラムされたパターン#1に従って複数の警告灯14が点滅し、「パターン」ボタン41の隣のインジケータ43が1回の閃光で点滅して、パターン#1が現在選択されていることを示す。例えば、「パターン」ボタン41を連続して2回押すと、予めプログラムされたパターン#2に従って複数の警告灯14が点滅し、「パターン」ボタンの隣のインジケータ43が周期的に2回点滅して、パターン#2が現在選択されていることを示す。例えば、「パターン」ボタン41を連続して3回押すと、予めプログラムされたパターン#3に従って複数の警告灯14が点滅し、例えば、「パターン」ボタンの隣のインジケータ43が周期的に3つの閃光のグループを照射して、パターン#3が現在選択されていることを示す。あるいは、ボタンを1回押すと、選択肢が1つずつ進み、最後の選択肢に到達すると、最初の(デフォルトの)選択肢に戻る。この例では、リモートコントローラ40は、速い点滅の進行(パターン#1)、遅い点滅の進行(パターン#2)、1回の点滅当たりの長い発光(パターン#3)、1回の閃光当たりの短い発光(パターン#4)、および一対の警告灯14が点滅する(パターン#5)等の5つ以上の選択可能な点滅パターンを記憶することができる。いくつかの実施形態では、利用可能なパターンのうちの1つは、複数の警告灯の全てが明滅または点滅することなく連続的に照明する定常点灯パターンであってもよい。他の任意選択の点滅パターン(例えば、長-短-長または長-長-短など)も提供され得る。
【0030】
上面/側面-いくつかの実施形態では、複数の警告灯14は、複数の警告灯14の1つまたは複数の側面のいずれかから光を照射することができ、複数の警告灯14は、複数の警告灯14の上面上にまたは上面から複数のセンサを備えることができ、警告灯が水平位置にあるかまたは垂直位置にあるかに応じて、警告灯14を側面照射モードと上面照射モードとの間で自動的に切り替える可能な重力作動式スイッチ(gravity-actuated switch)または姿勢センサを組み込むことができる。そのような警告灯14の例は、上記した米国特許第9,835,319号明細書に記載されている。そのような複数の警告灯が図10のケース12fと共に使用されるとき、ユーザは、複数の警告灯14が上面発光モードまたは側面発光モードで動作しているかどうかを制御するために「上面/側面」と表示されたボタン41を使用し得る。例えば、「上面/側面」ボタン41を1回押すと、重力作動式スイッチまたは姿勢センサからの各警告灯への入力と「上面/側面」の隣のインジケータライト41に基づいて、複数の警告灯14が自動モードで動作し、「上面/側面」ボタン41が、1回の閃光で点滅して、複数の警告灯が自動モードまたは「デフォルト」モードで動作していることを示す。「上面/側面」ボタン41を連続して2回押すと、複数の警告灯14は、制御された複数の警告灯14の全てを側面発光モードで作動させ、「上面/側面」ボタンの隣のインジケータ43は、周期的に2回の閃光で照射し、側面発光モードが現在選択されていることを示す。「上面/側面」ボタン41を連続して3回押すと、制御された複数の警告灯14の全ては、複数の警告灯が上面発光モードで作動させ、「上面/側面」ボタンの隣のインジケータ43は、周期的に3回の閃光の群で照射し、複数の警告灯が、上面発光モードを選択していることを示す。
【0031】
反転-「反転」と示されたボタン41は、制御された複数の警告灯14が点滅する順番を逆にするために使用されてもよい。例えば、1列または一連の10個の警告灯14が制御されている場合、それらの警告灯14は、警告灯「1」で始まり、警告灯「10」で終わる連続した順序で自動的に点滅するように初期設定してもよい。このような初期設定状態で作動している場合、「反転」ボタン43の隣のインジケータ41は点灯しない。しかしながら、「反転」ボタンを押すと、警告灯「10」で始まり、警告灯「1」で終わる反転した順番でそれらの警告灯が点滅し、「反転」ボタン43の隣のインジケータ41が点灯してそれらの警告灯14が反転した順番で点滅していることを示す。
【0032】
グループ-いくつかの用途では、複数の警告灯は、異なるグループに配置されてもよく、リモートコントローラ40は、警告灯14の1つよりも多いグループを制御するように使用され得る。「グループ」と示されたボタン41は、制御されるべき警告灯14の特定のグループを選択するために使用され得る。各グループは、他の1つまたは複数のグループとは異なるようにかつ独立して実行するように設定され得る。たとえ複数のグループが近接して動作していても、どのグループ内の警告灯14の数は制限されない。例えば、リモートコントローラ40のマイクロコントローラは、複数の異なるグループID選択であり、「グループ」と示されたボタン41は、制御のために警告灯14の特定のグループを選択するために特定の回数押されてもよい。例えば、「グループ」ボタン41を一回押すと、リモートコントローラ40は、グループID#1の警告灯14と通信し、「グループ」ボタン41の隣のインジケータ43が、一回の閃光で点滅してグループID#1が現在制御されていることを示す。「グループ」ボタン41を連続して二回押すと、リモートコントローラ40は、グループID#2の警告灯14と通信し、「パターン」ボタンの隣のインジケータ43が、例えば、周期的に2回の閃光を照射してグループID#2が現在制御されていることを示す。
【0033】
オフ-「オフ」と示されたボタン43を押すと、その時点で制御されているすべての警告灯14がオフになる。これにより、ユーザが各警告灯14を個別に消灯することを要求するのではなく、全ての警告灯14を安全な場所から消灯することができる。上述した「禁止」ボタン43の使用とは対照的に、「オフ」ボタン43を押すと、制御された警告灯14の全てが隣接した警告灯と通信することを停止し、警告灯14の以前に識別されたシーケンスが失効される。
【0034】
複数の警告灯の配置および/または回収を支援するための任意選択の装置
本発明はまた、警告灯14の配置および/または回収を支援するための1つまたは複数の装置を含む警告灯の携帯用ケースを提供する。
【0035】
例えば、図9は、(テザーを有する)警告灯システム10fを示しており、(テザーを有する)ケース12fは、直線状の複数の警告灯14の配置を可能にするように使用可能な巻き取り装置(reeling device)30および伸縮式/格納式テザー32を組み込んでいる。テザー32は、任意の適切な材料(例えば、布または織布ポリマーリボン、ひも、ケーブルなど)で作製され、任意の適切な幅および長さ(例えば、約150フィートの長さ)であり得る。巻き取り装置30は、任意の種類の警告灯の携帯用ケース内にまたはその上に搭載されるか、あるいは別個のユニットとして取り付けられてもよい。巻き取り装置30は、手動クランク(hand crank)、電気モータ、または他の適切な機構によって回転可能であってもよく、あるいは、代替的には、ばね式であってもよく、テザー32は、使用のために伸長位置に引き出されて固定され、その後、固定を解除し、且つ巻き取り装置30のバネ荷重がテザー32内で巻き取ることを可能にすることにより、使用後に巻き取り装置30上に引き戻される。
【0036】
図9に示すように、複数の警告灯位置インジケータ34は、伸長されたテザー32によって画定された線に沿って所望の間隔で複数の警告灯14の配置を可能にするためにテザー32上の間隔を空けた複数の位置に提供され得る。そのような警告灯位置インジケータ34は、いくつかの実施形態では、複数の警告灯間に特定の所望の間隔を提供するように複数の警告灯が配置される複数の位置を示す複数のマークを含み得る。図9に示す例のような他の実施形態では、複数の警告灯位置インジケータは、複数の警告灯14をテザー32に実際に結合または取り付ける複数のコネクタ(例えば、機械的、磁気的、摩擦的など)を含み得る。図9の非限定的な例では、複数の警告灯位置インジケータ34は、所望の間隔で(例えば10フィート毎に)配置された複数の強磁性体部材(例えば、複数のフェライトワッシャ(ferrite washer))を含み、複数の警告灯14は、複数の警告灯を複数の強磁性体部材に取り付ける複数の磁石を有する。複数の警告灯14上の複数の磁石はまた、上述の方法で複数の警告灯を(テザーを有する)携帯用ケース12fまたは他の携帯用ケース12に磁気的に取り付けるように使用されてもよい。いくつかの実施形態では、複数の警告灯位置インジケータ34間の距離は可変であり得る。例えば、テザー32は、異なる間隔で複数のフェライトワッシャをテザーに結合するための色分けされた複数のコネクタを有してもよい。これにより、作業者は、特定の用途に対して所望の間隔(例えば、3メートル間隔、5メートル間隔など)を選択することが可能になる。
【0037】
図9に示す実施形態では、作業者は、テザー32を、路面上に位置する伸長位置に引き出して固定し、次いで警告灯14を警告灯位置インジケータ34に取り付け、それによって複数の警告灯を所望の間隔でほぼ直線で配置することができる。次いで、複数の警告灯14は、本明細書に記載されるように使用され制御されてもよい。使用後、複数の警告灯14及びテザー32は、取り付けられた複数の警告灯14と共にテザー32を安全な場所に両手で引くことによって回収され得る。これにより、作業者は、複数の警告灯14を再びピックアップするために交通に向かって歩く必要なしに複数の警告灯14を回収することができる。次いで、複数の警告灯は、テザー32から取り外されて(テザーを有する)ケース12fに収納され、その後、テザー32は、巻き取り装置30上のその収納位置に巻き戻され得る。
【0038】
いくつかの用途では、テザーは、巻き取り装置30から繰り出されるかまたは引き出されてもよく、複数の警告灯14は、駐車した緊急車両または作業車両によって遮られた位置などの安全な場所にある間に最初にテザー32に結合されるかまたは取り付けられてもよい。その後、テザー32および取り付けられた(テザーを有する)ケース12fは、(例えば、(テザーを有する)ケース12fを駐車中の車両または他の静止物体の後部に取り付けることによって)しっかりと保持されるか、またはテザー32の近位端がケースに取り付けられていない場合、テザー32の近位端は、フック、マジックテープなどの任意の適切なコネクタによって車両または静止物に直接的に取り付けられる。次いで、作業者は、テザー32の自由な(例えば、遠位の)端部を把持し、テザー32及び取り付けられた複数の警告灯14を一緒に引っ張りながら、道路に沿って(例えば、交通に向かって上流に)歩くことができる。作業者が対向する交通に向かって歩くと、複数の警告灯14は引き出されてテザー32によって指示された直線上に静止する。構成上または指示により、複数の警告灯は、図9の例に見られるようにテザー32の片側だけに取り付けられてもよい。テザー32の側面は、いくつかの実施形態では、作業者によって容易に識別されるように異なる色であり得る。テザー32は、操作者によってぴんと張られると、すべての警告灯14は、テザー32の同じ側にあり、すべての警告灯14は、意図した方法で、複数の警告灯14から光が照射されて対向する交通によって観察されるように適切に配向される。
【0039】
別の例は、図10および図10Aに示すように、複数の警告灯14を直線状にまたは他の望ましい構成で配置するためのガイドとして使用可能な照射線または他のパターンを生成するように道路または他の表面にレーザ光46を放射するレーザ放射器44である。レーザ放射器44は、ケース内のバッテリなどの電源42によって、またはケース12gを近くの車両または構造物に配置された電源コンセントに有線で接続することによって電力を供給されてもよい。レーザ放射器44は、電源をオンオフすることができ、または例えば10分などの時間が経過した後に自動的に電源をオフすることができる。
【0040】
上述した1つ以上の新規な機能的特徴を組み込んだ実施形態では、警告灯の携帯用ケースは、単に移動性のために使用される受動デバイスではなく、むしろ、警告灯の充電、警告灯の制御/通信、警告灯の位置および/または光学的位置合わせ、警告灯の支援された配置、配置および/または回収、および/または警告灯がケースから取り外されるときの警告灯の自動的なオンまたは作動を提供する能動デバイスであってもよい。
【0041】
本発明を、本発明のいくつかの実施例または実施形態に関して説明してきたが、本発明の意図した主旨および範囲から逸脱することなく、さまざまな追加、削除、変更および改造を、それらの記載されている実施例や実施形態に対して行ってもよいことを正しく認識すべきである。例えば、一つの実施形態または実施例の何らかの要素、ステップ、部材、構成要素、構成、反応物、部品または部分は、他に指定されていない限り、または、その実施形態または実施例を、その意図した用途に適さないようにしない限り、別の実施形態または実施例に組み込んでもよく、または、別の実施形態または実施例とともに用いてもよい。また、方法またはプロセスのステップが、特定の順序で記載され、または列挙されている場合、そのようなステップの順序は、他に指定されていない限り、または、その方法またはプロセスを、その意図した目的に適さないようにしない限り、変えてもよい。さらに、本願明細書に記載されているいずれかの発明または実施例の要素、ステップ、部材、構成要素、構成、反応物、部品または部分は、特に断りのない限り、他のいずれかの要素、ステップ、部材、構成要素、構成、反応物、部品または部分がない場合に、または、実質的にない場合に、必要に応じて存在してもよく、または、利用してもよい。または利用できる。すべての合理的な追加、削除、改造および変更は、記載されている実施例および実施形態の等価物と見なすべきであり、および以下の請求の範囲内に含まれるものとする。
以下に、本開示に含まれる技術思想を付記として記載する。
[付記1]
システムであって、
複数の電子的警告灯と、
前記複数の電子的警告灯の携帯用ケースであって、ケース本体と、複数の警告灯保持位置と、無線通信デバイスと、を含む前記携帯用ケースと、
ソフトウェアアプリケーションがロードされる携帯電話機、タブレットコンピュータ、または他のコンピューティングデバイスと前記無線通信デバイスとの間のインターネットまたはセルラー通信を提供するために携帯電話機、タブレットコンピュータ、または他のコンピューティングデバイスにロード可能な前記ソフトウェアアプリケーションと、を備えるシステム。
[付記2]
前記携帯用ケースは、前記携帯用ケースから離れて配置された複数の電子的警告灯の動作を制御するように構成された遠隔制御ユニットをさらに含む、付記1に記載のシステム。
[付記3]
前記携帯用ケースの前記複数の警告灯保持位置は、前記複数の警告灯保持位置に取り付けられた複数の電子的警告灯との電気的接続を確立する複数の電気接点を含む、付記1に記載のシステム。
[付記4]
前記ソフトウェアアプリケーションは、携帯電話機、タブレットコンピュータ、または他のコンピューティングデバイスの使用を可能にして、前記携帯用ケースと、前記複数の警告灯保持位置に取り付けられた複数の電子的警告灯とに情報を送信する、付記3に記載のシステム。
[付記5]
前記情報は、ファームウェア更新、および前記複数の電子的警告灯の動作を制御するための遠隔制御信号から選択される、付記4に記載のシステム。
[付記6]
前記携帯用ケースは、該携帯用ケースから離れて配置された複数の電子的警告灯と無線通信するように構成されている、付記2に記載のシステム。
[付記7]
前記ソフトウェアアプリケーションは、携帯電話機、タブレットコンピュータ、または他のコンピューティングデバイスの使用を可能にして、前記携帯用ケースに情報を送信し、次いで、無線通信によって、前記携帯用ケースから、前記携帯用ケースから離れて配置された複数の電子的警告灯に情報を送信する、付記6に記載のシステム。
[付記8]
前記携帯用ケースに情報を送信され、次いで、無線通信によって、前記携帯用ケースから、前記携帯用ケースから離れて配置された複数の電子的警告灯に送信される前記情報は、
ファームウェア更新と、
特定の点滅パターンの選択、
上部または側面の点滅の選択、
シーケンスまたは点滅方向の変更、
前に設定された点滅パターンを保存して、または保存せずに前記複数の電子的警告灯をオンおよびオフすること、
許可されていない人による望まないかまたは意図しない設定の変更を回避するために、前記複数の電子的警告灯上のボタンまたは他の制御入力をロックすること、および
前記複数の電子的警告灯のバッテリ状態の確認を行うこと、の1つまたは複数のための遠隔制御信号とから選択される、付記7に記載のシステム。
[付記9]
選択されることができる前記点滅パターンは、
速い点滅の進行、遅い点滅の進行、1回の点滅当たりの長い発光、1回の点滅当たりの短い発光、一対の電子的警告灯の点滅、明滅または点滅せずに前記複数の電子的警告灯の全てが連続的に点灯すること、長-短-長の点滅パターン、および長-長-短の点滅パターンのうちの1つ以上を含む、付記8に記載のシステム。
[付記10]
前記複数の電子的警告灯は、無線通信を行うように構成されており、前記携帯用ケースは、セルラネットワークと前記携帯用ケースから離れて配置された複数の電子的警告灯との間の通信を可能にするためのトランスレータ回路を含む、付記6に記載のシステム。
[付記11]
前記トランスレータ回路は、Bluetooth(登録商標)、Zigbee(登録商標)及びセルラーから選択される複数の通信プロトコル間で変換するように構成されている、付記10に記載のシステム。
[付記12]
前記複数の警告灯保持位置は、前記携帯用ケースの外面に配置されている、付記1に記載のシステム。
[付記13]
前記複数の警告灯保持位置は、前記複数の警告灯保持位置に配置された前記複数の電子的警告灯が前記携帯用ケースの外側から見える光を放射するように前記複数の電子的警告灯を保持する、付記12に記載のシステム。
[付記14]
各警告灯保持位置は、当該警告灯保持位置で電子的警告灯の配置を案内する少なくとも1つの警告灯ロケータと、当該警告灯保持位置において電子的警告灯を取り外し可能に保持する少なくとも1つの取り付け部材とを含む、付記1に記載のシステム。
[付記15]
前記複数の警告灯保持位置は、矩形、角が丸い矩形、円形、楕円形、卵形、多角形、アスタリスク、または星形の形状を有する複数の電子的警告灯を保持するように構成されている、付記1に記載のシステム。
[付記16]
前記複数の電子的警告灯は、前記複数の警告灯保持位置に取り付け可能であり、且つ前記携帯用ケースから離間した位置に配置可能であるように構成されている、付記1に記載のシステム。
[付記17]
前記携帯用ケースは、前記携帯用ケースから離間した位置に配置された前記複数の電子的警告灯に複数の遠隔制御信号を送信するように構成されている、付記16に記載のシステム。
[付記18]
前記複数の電子的警告灯は、異なる点滅パターンで閃光を発し、前記複数の遠隔制御信号は、前記複数の電子的警告灯が閃光を発している前記点滅パターンを制御する、付記17に記載のシステム。
[付記19]
前記複数の電子的警告灯は、選択的に該複数の電子的警告灯の上部または該複数の電子的警告灯の側部から光を放射し、前記複数の遠隔制御信号は、前記複数の電子的警告灯が該複数の電子的警告灯の上部または該複数の電子的警告灯の側部から光を放射するか否かを制御する、付記17に記載のシステム。
[付記20]
前記複数の電子的警告灯は、閃光を順番に放射し、前記複数の遠隔制御信号は、前記複数の電子的警告灯が閃光を放射する順番を逆にする、付記17に記載のシステム。
[付記21]
前記複数の遠隔制御信号は、前記複数の電子的警告灯をオンまたはオフにする、付記17に記載のシステム。
[付記22]
前記複数の電子的警告灯は、前記複数の電子的警告灯のそれぞれが有する複数のバッテリによって給電され、前記無線通信デバイスは、前記複数の電子的警告灯に給電する前記複数のバッテリの状態を遠隔で確認するように構成されている、付記17に記載のシステム。
図1
図2
図3A
図3B
図4A
図4B
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図10A
図11
図12
【手続補正書】
【提出日】2024-08-28
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の無線受信機を備えた複数の電子的警告灯(14)と組み合わせた複数の電子的警告灯(14)のための携帯用ケース(12,12f)を備えるシステム(10,10a,10b,10c,10d,10e,10f,10g)であって、
前記携帯用ケース(12,12f)は、
露出した外側前面および外側後面(12a,12b)を有するケース本体と、
前記露出した外側前面および外側後面のうちの少なくとも1つに設けられた複数の警告灯保持位置(18)と、
ハンドル(16)と、を備え、
少なくとも1つの警告灯が前記複数の警告灯保持位置のうちの少なくとも1つに取り付けられ、且つ前記少なくとも1つの警告灯が前記携帯用ケースの外側の位置で見える光を照射している間、ユーザが前記ハンドルを把持して前記携帯用ケースを運ぶことができるように、前記ハンドル、前記露出した外側前面および外側後面、ならびに前記複数の警告灯保持位置が構成されており、
各警告灯保持位置は、当該警告灯保持位置での警告灯の配置を案内する少なくとも1つの警告灯ロケータと、当該警告灯保持位置で警告灯を所定の位置に取り外し可能に保持する着脱式の取り付け部材とのうちの少なくとも一方を含み、
前記複数の警告灯(14)は、
前記複数の警告灯(14)が、上面および底面を有し、前記複数の警告灯保持位置(18)に取り付け可能であり、且つ前記複数の警告灯保持位置から取り外し可能であるように構成されていること、
前記複数の警告灯保持位置(18)に取り付けられた場合に、各警告灯の前記上面の全周が、前記携帯用ケースの外側の前記警告灯保持位置において完全に露出されて見えること、および
前記複数の警告灯保持位置(18)から取り外されると、前記複数の警告灯(14)が、各警告灯が無線により隣接する警告灯と通信し、それによって前記複数の警告灯に特定のパターンまたはシーケンスで信号を放射させて対向する交通に対して警告することができるように、道路表面上に配置可能であること、を特徴とする、システム。
【請求項2】
各警告灯は、前記上面から光を照射可能である、請求項1に記載のシステム(10,10a,10b,10c,10d,10e,10f,10g)。
【請求項3】
前記少なくとも1つの警告灯ロケータは、、前記警告灯保持位置(18)に配置された場合、前記警告灯(14)の垂直方向の位置決め、水平方向の位置決め、および回転方向を案内するように構成されたキャビティ、ロケータウェル、凹み、リッジ、リブ、バンプ、位置合わせ面、ガイド部材、および他の構成または装置のいずれか一つを含む、請求項1に記載のシステム(10,10a,10b,10c,10d,10e,10f,10g)。
【請求項4】
前記少なくとも1つの着脱式の取付け部材は、磁石、フック、ピン、ファスナ、接着剤、フックアンドループ材料、差し込みフィクスチャ、摩擦嵌合リム、または前記警告灯保持位置(18)で前記警告灯(14)を所定の位置に取り外し可能に保持する他の装置を含む、請求項1に記載のシステム(10,10a,10b,10c,10d,10e,10f,10g)。
【請求項5】
前記複数の警告灯(14)は、矩形、角が丸い矩形、円形、楕円形、卵形、多角形、アスタリスク形状、および星形から選択される形状を有する、請求項1~4のいずれか一項に記載のシステム(10,10a,10b,10c,10d,10e,10f,10g)。
【請求項6】
前記携帯用ケース(12、12f)は、
前記警告灯(14)を直線状にまたは所望のパターンで配置するためのガイドとして使用可能な照射線または他のパターンを生成するように道路または他の表面上にレーザ光(46)を放射するレーザ放射器(44)をさらに含む、請求項1~5のいずれか一項に記載のシステム(10,10a,10b,10c,10d,10e,10f,10g)。
【請求項7】
前記複数の警告灯保持位置(18)は、前記携帯用ケースの露出した前面(12a)および露出した後面(12b)のいずれか一方に配置されている、請求項1に記載のシステム(10,10a,10b,10c,10d,10e,10f,10g)。
【請求項8】
前記ケース(12、12f)は、露出した前面および後面を有し、
前記複数の警告灯保持位置(18)は、前記露出した前面(12a)および前記露出した後面(12b)の両方に配置されている、請求項6に記載のシステム(10,10a,10b,10c,10d,10e,10f,10g)。
【請求項9】
前記複数の警告灯(14)は、再充電可能であり、
前記携帯用ケース(12、12f)は、
前記複数の警告灯保持位置(18)に配置された場合に複数の充電式警告灯(14)を充電する装置および回路をさらに備える、請求項1~8のいずれか一項に記載のシステム(10,10a,10b,10c,10d,10e,10f,10g)。
【請求項10】
前記充電する装置および回路は、
前記複数の警告灯保持位置(18)に配置されたケース電気接点(24)に電流を供給する電源を含む、請求項9に記載のシステム(10,10a,10b,10c,10d,10e,10f,10g)。
【請求項11】
前記複数の警告灯(14)は、複数の無線受信機を備え、
前記携帯用ケース(12、12f)は、
前記複数の警告灯(14)が前記携帯用ケース(12、12f)から離れて配置された場合に前記複数の警告灯(14)を遠隔制御するリモートコントローラ(40)をさらに備える、請求項1に記載のシステム(10,10a,10b,10c,10d,10e,10f,10g)。
【請求項12】
前記リモートコントローラ(40)は、無線トランシーバ、マイクロコントローラ、およびユーザインタフェースを含み、前記無線トランシーバは、前記複数の警告灯(14)と通信する、請求項11に記載のシステム(10,10a,10b,10c,10d,10e,10f,10g)。
【請求項13】
前記リモートコントローラ(40)は、
携帯電話、タブレットコンピュータ、または前記複数の警告灯を制御するようにプログラムされた他のコンピューティングデバイスと、
ハンドヘルド・リモートコントローラ、前記ケース上にまたは前記ケース内に搭載されたリモートコントローラ、もしくは緊急車両内に配置されたリモートコントローラとしての専用のリモートコントロールと、のうちのいずれか一方を含む、請求項11に記載のシステム(10,10a,10b,10c,10d,10e,10f,10g)。
【請求項14】
前記複数の警告灯(14)は、前記複数の警告灯保持位置(18)から取り外されると自動的にオンになるか、または作動する、請求項1~13のいずれか一項に記載のシステム(10,10a,10b,10c,10d,10e,10f,10g)。
【請求項15】
前記複数の警告灯(14)の配置を案内するかまたは支援するように使用可能な装置は、細長い部材と、間隔をあけた複数の位置に複数の警告灯位置インジケータ(34)を有する細長い部材と、間隔をあけた複数の位置に複数の警告灯(14)を取り付けるかまたは結合するための装置を備えた細長い部材と、複数の警告灯(14)が配置される表面上の線またはパターンを照らすために光を照射する複数の発光体と、複数の警告灯(14)が配置される表面上の線またはパターンを照らすためにレーザ光を放射するレーザ放射器と、巻き取り装置(30)およびテザー(32)と、から選択され、
前記テザー(32)は、前記テザー(32)上の離間した複数の位置で前記複数の警告灯(14)を前記テザー(32)に取り付ける装置を有する、請求項1~13のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項16】
前記携帯用ケースは、セルラーノードとして機能する装置を備え、それによって、作業者は、前記携帯用ケース内に位置する前記セルラーノードを介して遠隔位置から前記複数の警告灯を制御することができる、請求項11に記載のシステム(10,10a,10b,10c,10d,10e,10f,10g)。
【請求項17】
作業者は、前記携帯用ケース内に配置された前記セルラーノードを介して各警告灯(14)に対してバッテリ状態の確認を遠隔で実行することができる、請求項16に記載のシステム(10,10a,10b,10c,10d,10e,10f,10g)。