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特開2024-156991通信のための方法、端末装置、及びネットワーク装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024156991
(43)【公開日】2024-11-06
(54)【発明の名称】通信のための方法、端末装置、及びネットワーク装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 52/02 20090101AFI20241029BHJP
   H04W 4/06 20090101ALI20241029BHJP
   H04W 12/75 20210101ALI20241029BHJP
   H04W 68/00 20090101ALI20241029BHJP
【FI】
H04W52/02 111
H04W4/06
H04W12/75
H04W68/00
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024135427
(22)【出願日】2024-08-14
(62)【分割の表示】P 2022563024の分割
【原出願日】2020-04-17
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WCDMA
(71)【出願人】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【弁理士】
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】ワン ガン
(57)【要約】      (修正有)
【課題】端末装置におけるバッテリ電力を節約するための緩和測定(relaxed measurement)を強化する通信方法、端末装置及びネットワーク装置を提供する。
【解決手段】通信システム200において、方法は、端末装置210が、1以上のページングの識別情報を示す設定情報をネットワーク装置220から受信することと、制御情報をネットワーク装置から受信することと、制御情報が1以上のページングの識別情報を示すか否かを決定することと、を含み、制御情報が1以上のページングの識別情報を示さない場合、端末装置はページングオケージョン(PO)の監視を行う必要がない。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末装置により実行される通信方法であって、
1以上のページングの識別情報を示す設定情報をネットワーク装置から受信することと、
制御情報を前記ネットワーク装置から受信することと、
前記制御情報が前記1以上のページングの識別情報を示すか否かを決定することと、
を含み、
前記制御情報が前記1以上のページングの識別情報を示さない場合、前記端末装置はページングオケージョン(PO)の監視を行う必要がない、
通信方法。
【請求項2】
端末装置であって、
1以上のページングの識別情報を示す設定情報をネットワーク装置から受信する手段と、
制御情報を前記ネットワーク装置から受信する手段と、
前記制御情報が前記1以上のページングの識別情報を示すか否かを決定する手段とを有し、
前記制御情報が前記1以上のページングの識別情報を示さない場合、前記端末装置はページングオケージョン(PO)の監視を行う必要がない、
端末装置。
【請求項3】
ネットワーク装置により実行される通信方法であって、
1以上のページングの識別情報を示す設定情報を端末装置に送信することと、
前記1以上のページングの識別情報を示すか否かに用いられる制御情報を前記端末装置に送信することと、
前記制御情報が前記1以上のページングの識別情報を示さない場合、前記端末装置におけるページングオケージョン(PO)の監視が行われる必要がない、
通信方法。
【請求項4】
1以上のページングの識別情報を示す設定情報を端末装置に送信する手段と、
前記1以上のページングの識別情報を示すか否かに用いられる制御情報を前記端末装置に送信する手段とを有し、
前記制御情報が前記1以上のページングの識別情報を示さない場合、前記端末装置におけるページングオケージョン(PO)の監視が行われる必要がない、
ネットワーク装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の実施形態は、全体として電気通信の分野に関し、特に、通信のための方法、装置及び媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
通信技術は急速に発展している。セルラーネットワークにおいて、端末装置がセルからセルへ移動し、セル選択/再選択及びハンドオーバを行う際には、隣接セルの信号強度/品質を測定しなければならない。例えば、ロングタームエボリューション(LTE)ネットワークでは、端末装置は、参照信号に関してRSRP(参照信号受信電力)とRSRQ(参照信号受信品質)との2つのパラメータを測定する可能性がある。また、端末装置におけるバッテリ電力を節約するために、緩和測定(relaxed measurement)が導入されている。緩和測定を強化するためには、緩和測定についてさらに研究する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
全体として、本開示の例示的な実施形態は、緩和測定を強化する解決策を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
第1の態様において、通信方法を提供する。本方法は、ネットワーク装置からサービングセルで送信される信号の受信電力及び信号品質を端末装置において決定することを含む。本方法は、受信電力が閾値電力を超えているか否か、および信号品質が閾値品質を超えているか否かを決定することをさらに含む。本方法は、受信電力が閾値電力を超え、且つ信号品質が閾値品質を超えていると決定したことに従って、サービングセルにおいて通常測定モードより測定回数が少ない緩和測定モードに入ることをさらに含む。
【0005】
第2の態様において、通信方法を提供する。本方法は、ネットワーク装置からサービングセルで送信されるマッピング情報を端末装置において受信することを含み、マッピング情報は、サービングセルの第1の隣接セルに割り当てられる第1の周波数帯域と、通常測定モードより測定回数が減少した軽減測定モード(reduced measurement mode)を第1の隣接セルにおいてトリガするための第1の閾値電力との関係を少なくとも示す。本方法は、第1の周波数帯域で送信された第1の信号の第1の受信電力を決定することをさらに含む。本方法は、受信電力及びマッピング情報に基づいて、第1の隣接セルにおいて軽減測定モードに入ることをさらに含む。
【0006】
第3の態様において、通信方法を提供する。本方法は、ページングのための1つまたは複数のアクティブ化されたアイデンティティインデックスを示す設定情報を、端末装置においてネットワーク装置から受信することを含む。本方法は、ネットワーク装置から制御情報を受信することをさらに含む。本方法は、1つまたは複数のアクティブ化されたアイデンティティインデックスに基づいて制御情報を処理することをさらに含む。
【0007】
第4の態様において、通信方法を提供する。本方法は、サービングセルの第1の隣接セルに割り当てられる第1の周波数帯域と、通常測定モードより測定回数が減少した軽減測定モードを第1の隣接セルにおいてトリガするための第1の閾値電力との関係を少なくとも示すマッピング情報を、サービングセル内のネットワーク装置において決定することを含む。本方法は、マッピング情報をサービングセル内の端末装置に送信することをさらに含む。
【0008】
第5の態様において、通信方法を提供する。本方法は、ページングのための1つまたは複数のアクティブ化されたアイデンティティインデックスを示す設定情報を、ネットワーク装置において端末装置に送信することを含む。本方法は、1つまたは複数のアクティブ化されたアイデンティティインデックスに基づいて制御情報を生成することをさらに含む。本方法は、制御情報をネットワーク装置に送信することをさらに含む。
【0009】
第6の態様において、端末装置が提供される。本端末装置は、プロセッシングユニットと、プロセッシングユニットに結合され指令が記憶されているメモリとを備え、指令がプロセッシングユニットによって実行された場合、ネットワーク装置からサービングセルで送信される信号の受信電力及び信号品質を端末装置において決定することと、受信電力が閾値電力を超えているか否か、および信号品質が閾値品質を超えているか否かを決定することと、受信電力が閾値電力を超え、且つ信号品質が閾値品質を超えていると決定したことに従って、サービングセルにおいて通常測定モードより測定回数が少ない緩和測定モードに入ることと、を含む動作を実行する。
【0010】
第7の態様において、端末装置を提供する。本端末装置は、プロセッシングユニットと、プロセッシングユニットに結合され指令が記憶されているメモリとを備え、指令がプロセッシングユニットによって実行された場合、ネットワーク装置からサービングセルで送信されるマッピング情報を端末装置において受信することであって、マッピング情報は、サービングセルの第1の隣接セルに割り当てられる第1の周波数帯域と、通常測定モードより測定回数が減少した軽減測定モードを第1の隣接セルにおいてトリガするための第1の閾値電力との関係を少なくとも示すことと、第1の周波数帯域で送信された第1の信号の第1の受信電力を決定することと、受信電力及びマッピング情報に基づいて、第1の隣接セルにおいて軽減測定モードに入ることと、を含む動作を実行する。
【0011】
第8態様において、端末装置を提供する。端末装置は、プロセッシングユニットと、プロセッシングユニットに結合され指令が記憶されているメモリとを備え、指令がプロセッシングユニットによって実行された場合、ページングのための1つまたは複数のアクティブ化されたアイデンティティインデックスを示す設定情報を、端末装置においてネットワーク装置から受信することと、ネットワーク装置から制御情報を受信することと、1つまたは複数のアクティブ化されたアイデンティティインデックスに基づいて制御情報を処理することと、を含む動作を実行する。
【0012】
第9態様において、ネットワーク装置を提供する。ネットワーク装置は、プロセッシングユニットと、プロセッシングユニットに結合され指令が記憶されているメモリとを備え、指令がプロセッシングユニットによって実行された場合、サービングセルの第1の隣接セルに割り当てられる第1の周波数帯域と、通常測定モードより測定回数が減少した軽減測定モードを第1の隣接セルにおいてトリガするための第1の閾値電力との関係を少なくとも示すマッピング情報を、サービングセル内のネットワーク装置において決定することと、マッピング情報をサービングセル内の端末装置に送信することと、を含む動作を実行する。
【0013】
第10の態様において、ネットワーク装置を提供する。ネットワーク装置は、プロセッシングユニットと、プロセッシングユニットに結合され指令が記憶されているメモリとを備え、指令がプロセッシングユニットによって実行された場合、ページングのための1つまたは複数のアクティブ化されたアイデンティティインデックスを示す設定情報を、ネットワーク装置において端末装置に送信することと、1つまたは複数のアクティブ化されたアイデンティティインデックスに基づいて制御情報を生成することと、制御情報をネットワーク装置に送信することと、を含む動作を実行する。
【0014】
第11の態様において、少なくとも1つのプロセッサで実行された場合、少なくとも1つのプロセッサに、第1態様、第2態様、第3態様、第4態様、又は第5態様のうちの何れか1つにかかる方法を実行させる指令が記憶されているコンピュータ可読媒体を提供する。
【0015】
本開示のその他の特徴は、以下の説明により容易に理解できるはずである。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図面において本開示のいくつかの実施形態をさらに詳細に説明することで、本開示の上述の及びその他の目的、特徴及び利点を、さらに明らかにする。
【0017】
図1】通信環境の模式図である。
【0018】
図2】本開示の実施形態を実施可能な通信環境の模式図である。
【0019】
図3】本開示の実施形態にかかる、例示的な方法のフローチャートである。
【0020】
図4】本開示の実施形態にかかる測定タイミングの模式図である。
【0021】
図5】本開示の実施形態にかかる、例示的な方法のフローチャートである。
【0022】
図6】本開示の実施形態にかかる、例示的な方法のフローチャートである。
【0023】
図7】本開示の実施形態にかかる、例示的な方法のフローチャートである。
【0024】
図8】本開示の実施形態にかかる、例示的な方法のフローチャートである。
【0025】
図9】本開示のいくつかの実施形態にかかる、緩和測定のためのシグナリングフローを示す図である。
【0026】
図10】本開示のいくつかの実施形態にかかる、ページングのためのシグナリングフローを示す図である。
【0027】
図11】本開示の実施形態を実装するのに適した装置の概略ブロック図である。
【0028】
図中、同一又は類似の参照符号は、同一又は類似の要素を表す。
【発明を実施するための形態】
【0029】
ここで、いくつかの例示的実施形態を参照して、本開示の原理を説明する。これらの実施形態は、説明のためにのみ記載され、当業者が本開示を理解し、実施するのを助けるものであり、本開示の範囲に関するいかなる制限も示唆しないことが理解されるべきである。本文で説明される開示内容は、以下で説明される方法とはことなる様々な方法で実施することができる。
【0030】
以下の説明及び特許請求の範囲において、別途定義されていない限り、本文で使用される全ての技術的及び科学的用語は、本開示の当業者が一般に理解するものと同一の意味を有する。
【0031】
本文で使用される「ネットワーク装置」という用語は、端末装置が通信可能なセルまたはカバレッジを提供又はホストすることのできる装置を意味する。ネットワーク装置の例としては、ノードB(NodeBまたはNB)、進化型ノードB(eNodeBまたはeNB)、New RadioアクセスのノードB(gNB)、リモートラジオユニット(RRU)、ラジオヘッド(RH)、リモートラジオヘッド(RRH)、フェムトノード、ピコノードなどの低電力ノード、星ネットワーク装置、航空機ネットワーク装置などを含むが、これらに限定されない。以下、説明のために、ネットワーク装置の例として、eNBを参照していくつかの例示的な実施形態を説明する。
【0032】
本文で使用されるように、用語「端末装置」は、無線又は有線の通信能力を有する任意の装置を意味する。端末装置の例としては、ユーザ装置(UE)、パーソナルコンピュータ、デスクトップコンピュータ、携帯電話、セルラーホン、スマートフォン、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ポータブルコンピュータ、タブレット、ウェアラブル装置、モノのインターネット(IoT)装置、あらゆるモノのインターネット(IoE)装置、マシンタイプ通信(MTC)装置、V2X通信のための車載装置などを含むが、これらに限定されない、V2Xの「X」は歩行者、車両又はインフラ/ネットワーク、あるいはデジタルカメラなどの画像取得装置、ゲーム装置、音楽保存及び再生装置、あるいは無線又は有線のインターネットアクセス及び閲覧を可能とするインターネット家電などを表す。以下の説明では、用語「端末装置」、「通信装置」、「端末」、「ユーザ装置」及び「UE」は、互換的に使用することができる。
【0033】
本明細書で説明される通信は、新規無線アクセス(NR)、New Radioアクセス(NR)、ロングタームエボリューション(LTE)、LTE-Evolution、LTE-Advanced(LTE-A)、広帯域符号分割多元接続(W-CDMA)、符号分割多元接続(CDMA)、cdma2000、及びモバイル通信のためのグローバルシステム(GSM)などを含むがこれらに限定されない、任意の適切な規格に準拠することができる。さらに、通信は、現在知られている、又は将来開発される任意の世代の通信プロトコルに従って実行することができる。通信プロトコルの例は、第1世代(1G)、第2世代(2G)、2.5G、2.85G、第3世代(3G)、第4世代(4G)、4.5G、第5世代(5G)通信プロトコルを含むが、これらに限定されない。本文で説明される技術は、上述の無線ネットワーク及び無線技術、並びに他の無線ネットワーク及び無線技術に使用することができる。
【0034】
本文で使用される単数形「1つ」、及び「前記」は、文脈に明示的に示されていない限り、複数形も含まれる。用語「含む」及びその変型は、「含むが、これらに限定されるものではない」を意味するオープンエンド用語として理解されるべきである。「に基づく」という用語は、「に少なくとも部分的に基づく」と理解されるべきである。「一実施形態」及び「実施形態」という用語は、「少なくとも1つの実施形態」と理解されるべきである。「もう1つの実施形態」という用語は、「少なくとも1つの他の実施形態」と理解されるべきである。「第1」、「第2」などの用語は、異なる又は同一の対象を指すことができる。その他の明示的及び暗黙的な定義は以下に含まれることがある。
【0035】
いくつかの例において、値、プロシージャ、または機器は、「最良」、「最低」、「最高」、「最小」、「最大」などと呼ばれる。このような説明は、多くの使用される機能的代替案の中から選択することができることを示すことを意図されており、そして、このような選択は、他の選択より良く、より小さく、より高い必要がなく、又はそのほかの点でより好ましい必要はないことは、理解されるべきである。
【0036】
以上に説明したように、LTEにおいて、端末装置におけるバッテリ電力を節約するために、緩和測定が導入されている。New Radio(NR)システムにおいて、緩和測定にいくつかの強化が導入されている。緩和測定において、サービングセルの参照受信電力値(SrxlevRef)がサービングセルの現在の受信電力値(Srxlev)値に更新される場合、Srxlev値はSrxlevRefより大きい。しかしながら、今のところSrxlevRefの値を小さくする仕組みはない。
【0037】
さらに、従来技術によれば、端末装置によるページングオケージョン(PO)の監視を最小化するようにページング機構を強化することが合意されている。端末装置が測定規則に従って周波数内測定または周波数間測定を行うことが要求される場合、端末装置は、以下の場合に周波数内測定または周波数間測定を行わないことを選択することができる。(1)従属節5.2.4.12.1の緩和された監視基準がTSearchDeltaPの間で満たされている、(2)セル再選択のための測定が最後に実行されてから経過している時間が24時間未満である、(3)新しいセルの選択または再選択後に端末装置が少なくともTSearchDeltaPの間で周波数内測定または周波数間測定を行った。
【0038】
従来技術によれば、緩和された監視基準は下式1により実現される。

(数1)
rxlevRef-rxlev<SSearchDeltaP (1)

ここで、Srxlevはサービングセルの現在のSrxlev値(dB)を示し、SrxlevRefはサービングセルの参照Srxlev値(dB)を示す。
【0039】
端末装置は、以下の1つを満たす場合、SrxlevRefの値をサービングセルの現在のSrxlev値に設定すべきである。(1)新しいセルを選択または再選択した後、(2)(Srxlev-SrxlevRef)>0の場合、または(3)TSearchDeltaPについて緩和された監視基準が満たされていない場合。いくつかの実施形態において、TSearchDeltaPは5分間であってもよく、またはeDRXが設定され且つeDRXサイクル長が5分間より長い場合、eDRXサイクル長であってもよい。
【0040】
さらに、ページングメッセージを受信すると、端末装置が無線リソース制御(RRC)_IDLEにある場合、ページングレコードのそれぞれについて、ページングレコードに含まれるue-Identityが上位層によって割り当てられた端末装置アイデンティティと一致すれば、端末装置はue-IdentityおよびaccessType(もし存在すれば)を上位層に転送してもよい。端末装置がRRC_INACTIVEにある場合、ページングレコードのそれぞれについて、PagingRecordに含まれるue-Identityが端末装置が記憶したfullI-RNTIと一致している場合、及び端末装置が上位層によってアクセスアイデンティティ1で設定された場合、端末装置はRRC接続再開プロシージャを開始することができます。端末装置が上位層によってアクセスアイデンティティ2で設定されている場合、端末装置はRRC接続再開プロシージャを開始することができる。端末装置が、上位層によって11~15に等しい1つ又は複数のアクセスアイデンティティで設定されている場合、端末装置は、RRC接続再開プロシージャを開始することができる。代替として、ページングレコードに含まれるue-Identityが上位層によって割り当てられた端末装置アイデンティティと一致する場合、端末装置はue-IdentityとaccessType(もし存在すれば)を上位層に転送し、RRC_IDLEに移行する際の動作を実行してもよい。
【0041】
しかしながら、従来の技術によれば、端末装置がセルの中央にある場合、測定緩和モードで動作しなければならない。しかしながら、端末装置がそれからユニットの中心から縁部に移動し、端末装置は測定緩和モードを終了することができる。しかしながら、TsearchdeltaPの後、端末装置はSrxlevrefを新しいSrxlevに設定することができる。そして、TsearchdeltaP期間後、端末装置は再び測定緩和を行うべきである。しかしながら、端末装置がセルエッジにある場合、端末装置は別のセルに入るまで測定を実行しない。
【0042】
例えば、図1に示すように、時刻101において、端末装置110は、ネットワーク装置120のセルの中心に位置することが可能で、端末装置110は、Srxlevrefを現在のSrxlevに更新し、測定緩和が原因で、測定を行わないようにする。時刻102において、端末装置110は、セルの境界に向かって移動することが可能で、すると、緩和された測定条件が満たされなくなるため、測定の実行を開始する。時刻103において、端末装置110は、セルエッジへ移動し続けてもよい。時刻102から時刻103までの時間がTsearchdeltaPを超えているため、端末装置110は、現在のSrxlevによってSrxlevrefを更新し、測定を行わないようにしてもよい。時刻104において、端末装置110は、セルの外で移動し続けてもよい。端末装置110は、セルの外で移動してもなお測定を実行しない可能性があり、これにより問題を引き起こす可能性がある。
【0043】
さらに、静止/低移動度端末装置が、セルの、優先度の高い周波数を持つセルに対して遠い他方側に移動する場合にも、端末装置は優先度の高い周波数について測定を行うことができる。これにより、端末装置が優先度の高い周波数について測定を行うことを無効化する仕組みを導入することで、省電力化を実現することができる。
【0044】
さらに、従来のページングの仕組みでは、ページングは、端末装置のアイデンティティを含むRRCメッセージである。ページングレコードに含まれるue-Identityが上位層によって割り当てられた端末装置のアイデンティティと一致する場合、端末装置は自身がページングリストの一員とみなし、ue-Identityを上位層に転送しなければならない。ページングレコードに含まれないue-Identityが、上位層によって割り当てられた端末装置のアイデンティティと一致する場合、端末装置はTBを破棄してもよい。しかしながら、端末装置はPOを監視し、情報をデスクランブルするためにリソースを浪費せざるを得ない。
【0045】
前述した問題の少なくとも一部を解決するためには、緩和測定の強化における新しい技術が必要である。本開示の実施形態によれば、緩和測定モードをトリガおよび/または終了するために、新しい電力閾値が導入される。このようにして、端末装置がセルエッジに位置している場合、端末装置が緩和測定モードに入ることを回避することができる。また、ネットワーク装置は、緩和測定モードに入るための、隣接セルのマッピング情報を設定する。このようにして、適切な隣接セルのために、緩和測定モードを選択することができる。さらに、端末装置は、ダウンリンク情報をデスクランブルするための1つ又は複数のアイデンティティを用いて設定されることが可能である。このようにして、端末装置におけるリソースを節約することができる。
【0046】
図2は本開示の実施形態を実施可能な通信システムの模式図である。通信ネットワークの一部である通信システム200は、まとめて「端末装置210」と称することができる端末装置210-1と、端末装置210-2と、…、端末装置210-Nとを備える。数Nは任意の適切な整数とすることができる。
【0047】
通信システム200はさらに、まとめて「ネットワーク装置220」と称することができるネットワーク装置220-1と、ネットワーク装置220-2と、…、ネットワーク装置220-Mとを備える。数Mは任意の適切な整数とすることができる。通信システム200において、ネットワーク装置220と端末装置210とが互いにデータ及び制御情報を通信することが可能である。図2に示される端末装置及びネットワーク装置の数は、説明のためのみに示されており、いかなる制限も示唆していない。
【0048】
通信システム200における通信は、第1世代(1G)、第2世代(2G)、第3世代(3G)、第4世代(4G)及び第5世代(5G)などのセルラー通信プロトコル、米国電気電子学会(IEEE:Institute for Electrical and Electronics Engineers)802.11などの無線ローカルエリアネットワーク通信プロトコル、及び/又は現在知られている、又は将来開発される任意の他のプロトコルを含むが、これらに限定されない任意の適切な通信プロトコルに従って実現することができる。さらに、通信は、符号分割多元接続(CDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割デュプレクサ(FDD)、時分割デュプレクサ(TDD)、マルチ入力マルチ出力(MIMO)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、および/または現在知られている、又は将来開発される任意の他の技術を含むが、これらに限定されない任意の適切な無線通信技術を利用することができる。
【0049】
以下に、本開示の実施形態について詳細に説明する。図3を参照し、図3は本開示の実施形態にかかる例示的な方法300のフローチャートである。説明のためのみに、図2を参照して方法300を説明する。方法300は、図2の端末装置210-1において実施することができる。
【0050】
ブロック310において、端末装置210-1は、サービングセル230-1で送信された信号の受信電力を決定する。端末装置210-1はさらに、サービングセル230-1内で、端末装置210-1とネットワーク装置220-1との間で送信される信号の信号品質を決定する。例えば、端末装置210-1は、参照信号受信電力を得ることができる。追加として、端末装置210-1は、参照信号受信品質を得ることもできる。
【0051】
いくつかの実施形態において、端末装置210-1は、緩和測定モードに入るための条件が満たされているか否かを決定することができる。この条件は、端末装置210-1において予め決定することができる。代替として、条件に関する情報を他の装置(例えば、ネットワーク装置)から受信することができる。「緩和測定モード」という用語は、端末装置が通常測定モードより少ない回数の測定を行うモードを指すことができる。たとえば、緩和測定モードの基準は次のとおりである。
(数2)
rxlevRef-Srxlev<SSearchDeltaP (2)

ここで、Srxlevはサービングセルの現在のSrxlev値(dB)を示し、SrxlevRefはサービングセルの参照Srxlev値(dB)を示す。
【0052】
ブロック320において、端末装置210-1は、受信電力(例えば、Srxlevとして表される)が閾値電力(例えば、SintrasearchPとして表される)を超え、且つ信号品質(例えば、Squalとして表される)が閾値品質(例えば、Sintrasearchとして表される)を超えているか否かを決定する。いくつかの実施形態において、端末装置210-1は、SrxlevがSintrasearchPより小さく、SqualがSintrasearchより小さい場合、Srxlevrefを更新しないよう強制されてもよい。いくつかの実施形態において、閾値電力は、周波数内測定をアクティブ化するための参照信号受信電力閾値であり、閾値品質は、周波数内測定をアクティブ化するための参照信号受信品質閾値である。
【0053】
ブロック330において、受信電力が閾値電力を超え、且つ信号品質が閾値品質を超えた場合、端末装置210-1は、サービングセル230-1において緩和測定モードに入る。いくつかの実施形態において、受信電力が、設定された電力(Srxlevrefconf)より大きいが別の参照電力(Srxlevref)より低い値まで減少した場合、端末装置210-1は、受信電力とするように別の参照電力を更新してもよい。例えば、TSearchDeltaPについて緩和された監視基準が満たされておらず、且つSrxlevがSintrasearchPを超え、SqualがSintrasearchQを超えている場合、端末装置210-1は、SrxlevRefの値をサービングセルの現在のSrxlev値に設定すべきであり、これはすなわち、端末装置210-1が緩和測定モードに入るなることを意味する。いくつかの実施形態において、TSearchDeltaPは5分間であってもよく、またはeDRXが設定され且つeDRXサイクル長が5分間より長い場合、e-不連続受信(drx)サイクル長であってもよい。
【0054】
代替として、別の参照電力(Srxlevref)は、Trxlevのある期間の最新の値である。Trxlevは、ネットワーク装置220-1によって(例えば、専用RRC設定のシステム情報を介して)設定されるタイマである。端末装置210-1がより高いSrxlevでSrxlevrefを更新すると、タイマTrxlevを開始することができる。タイマが満了すると、端末装置210-1は、最後に測定された受信電力(Srxlev)値でSrxlevrefを更新してもよい。他の実施形態において、端末装置210-1は、タイマTrxlevが実行されているときに測定された受信電力値の平均値によって、別の参照電力(Srxlevref)を更新してもよい。
【0055】
いくつかの実施形態において、緩和測定モードを終了するために参照電力(例えば、SrxlevRefQとして表される)を導入してもよい。いくつかの実施形態において、SrxlevRefQはSintrasearchPより高くてもよく、すなわち、参照電力は閾値電力より高くてもよい。例えば、端末装置210-1は、サービングセル230-1上の別の信号の別の受信電力を決定することができる。別の受信電力が別の参照電力より小さい場合、端末装置210-1は、緩和測定モードを退出してもよい。例えば、端末装置210-1は、通常測定モードに入ることができる。
【0056】
代替として、端末装置210-1は、サービングセル230-1で送信される別の信号の別の受信電力を決定することができる。端末装置210-1は、サービングセル230-1で送信された別の信号の別の信号品質を決定することもできる。別の受信電力が閾値電力を下回っており、且つ別の信号品質が閾値品質を下回っている場合、端末装置210-1は、緩和測定モードを退出してもよい。例えば、端末装置210-1は、通常測定モードに入ることができる。
【0057】
いくつかの実施形態において、図4に示すように、端末装置210-1は、時刻4010と時刻4030との間の測定期間4060の間の時刻4020に測定を実行してもよい。端末装置210-1は、時刻4030に緩和測定モードに入り、時刻4040に緩和測定モードを退出することができる。端末装置210-1は、時刻4040から第1のタイマ(例えば、「Tquit」と表される)を実行してもよい。端末装置210-1は、タイマ期間(図4の期間4070として示される)中に緩和測定モードに再び入ってもよい。第2のタイマ(例えば、「TsearchDeltaP」として表される)は、第1のタイマが満了した後に開始することができる。例えば、図4に示すように、新しい測定期間4060は、期間4070の後に開始することができる。端末装置210-1は、新しい測定期間4060の間の時刻4050に測定を行うことができる。
【0058】
本開示の実施形態によれば、信号品質が比較的悪い場合に端末装置が緩和測定モードに入ることを回避することができる。このようにして、端末装置が以前に緩和測定モードにあったとしても、端末装置がサービングセルの外に移動すれば、端末装置は測定を行うことができる。また、通常測定モードと緩和測定モードとの間の頻繁な切り替えが回避される。
【0059】
図5は本開示の実施形態にかかる例示的な方法500のフローチャートである。説明のためのみに、方法500は、図2に示すような端末装置210-1において実装することができる。
【0060】
いくつかの実施形態において、隣接セル(例えば、セル230-2とセル230-3)の周波数がサービング周波数より高い優先度を有する場合、サービングセルが基準を満たさないとき、端末装置は隣接セルの測定を引き続き行うべきである。したがって、低移動度端末装置、特に静止端末装置について、サービングセルの他方側(例えば、セル230-2により近い)にあるとき、セル230-3の周波数の測定を禁止できるようにすべきである。
【0061】
ブロック510において、端末装置210-1は、サービングセル230-1で送信されたマッピング情報をネットワーク装置220-1から受信する。マッピング情報は、サービングセルの第1の隣接セル(例えば、セル230-3)に割り当てられる第1の周波数帯域と、第1の隣接セルにおいて軽減測定モードをトリガするための第1の閾値電力との関係を少なくとも示す。「軽減測定モード」という用語は、端末装置が通常測定モードより減少した回数の測定を行うモードを指すことができる。表1と表2にそれぞれマッピング情報の例が示される。表1と表2に示されるパラメータは、あくまで例であって制限ではないことに注意すべきである。
【表1】
【表2】
【0062】
ブロック520において、端末装置210-1は、第1の周波数帯域で送信された第1の信号の第1の受信電力を決定する。例えば、端末装置は、第1の隣接セル230-3のRSRPを決定することができる。
【0063】
ブロック530において、端末装置210-1は、受信電力及びマッピング情報に基づいて、第1の隣接セルにおいて軽減測定モードに入る。例えば、表1に示すように、エントリ1において、F1について、第1の受信電力が隣接セル230-2のx dBより高く、且つ隣接セル230-3のa dBより低い場合、端末装置210-1が隣接セル230-2により近いことを意味する。通常、x dBの値はa dBの値より大きい。この場合、端末装置210-1は、隣接セル230-3において軽減測定モードに入ることができる。
【0064】
いくつかの実施形態において、表2に示すように、マッピング情報は、信号が端末装置210-1にとってフェージングしている第1の隣接セル(例えば、セル230-3)の閾値のみを含むことができる。第1の受信電力がx dBより低く、且つ第1の受信電力がx dBより低い状態をc分間の期間(Tsearchdelta)維持する場合、端末装置210-1は、隣接セル230-3において軽減測定モードに入ってもよい。
【0065】
いくつかの実施形態において、端末装置210-1が既にセル230-3のための軽減測定モードに入った場合、端末装置210-1は、タイマ(例えば、Trexactive)を開始することができる。タイマが満了する前に、隣接セルの再選択、無線リソース制御状態が無線リソース制御接続状態に変更されたこと、またはサービングセルの第3の受信電力が第3の閾値レベルより低いことのうちの1つが満たされない限り、端末装置210-1はセル230-3での電力測定を一時停止してもよい。より具体的には、タイマTrexactiveの実行中、端末装置210-1は、端末装置210-1がセル再選択を少なくとも1回実行するか、端末装置210-1が状態をRRC Connectedに変更するか、またはサービングセル230-2の受信電力が設定された閾値Sservthdより低い場合にのみ、セル230-3の測定を行わない。
【0066】
タイマが満了した後、端末装置210-1は、軽減測定モードを終了/退出し、優先度のより高い周波数(例えばF3)に対する測定の実行を開始する。いくつかの実施形態において、軽減測定モードの条件が満たされた場合、端末装置210-1は、軽減測定モードに再び入ることができる。
【0067】
本開示の実施形態によれば、端末装置は、適切なセルを選択して、軽減測定モードを実行することができる。このようにして、より少ないリソースを使用しながら、効率的な測定を行うことができる。また、端末装置における電力を節約することができる。
【0068】
図6は本開示の実施形態にかかる例示的な方法600のフローチャートである。説明のためのみに、方法600は、図2に示すような端末装置210-1において実装することができる。
【0069】
ブロック610において、端末装置210-1は、ネットワーク装置220-1から設定情報を受信する。設定情報は、ページングのための1つ又は複数のアクティブ化されたアイデンティティインデックスを示す。例えば、端末装置210-1の電力が閾値電力を下回っている場合、言い換えれば、端末装置210-1が低電力端末装置である場合、端末装置210-1を1つだけのアクティブ化されたアイデンティティインデックスを用いて設定することができる。いくつかの実施形態において、ネットワーク装置220-1は、ページング無線ネットワーク一時識別子(P-RNTI)を設定することができる。代替として、端末装置210-1は、PRNTIインデックスを用いて設定されてもよい。いくつかの実施形態において、設定情報は、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)内で送信することができる。代替として、RRC解放メッセージは、設定情報を含むことができる。
【0070】
いくつかの実施形態において、端末装置210-1は、事前設定情報をネットワーク装置220-1から受信することができる。事前設定情報は、端末装置210-1に設定可能な、ページングのための複数のアイデンティティインデックスを示す。1つまたは複数のアクティブ化されたアイデンティティインデックスは、複数のアイデンティティインデックスに含まれることができる。複数のアイデンティティインデックスは、4、8、16など、任意の適切な数のアイデンティティインデックスを含むことができる。例えば、端末装置210-1は、4つのP-RNTIインデックスを用いて設定されるとともに、それぞれのP-RNTIインデックスがアクティブ化のアイデンティティインデックスを有してもよい。下記の表3に、複数のアイデンティティインデックスが示されている。
【表3】
【0071】
ブロック620において、端末装置210-1は、ネットワーク装置220-1から制御情報を受信する。いくつかの実施形態において、制御情報は、アクティブ化されたP-RNTIインデックスでスクランブルされてもよい。例えば、P-RNTIインデックス2がアクティブ化された場合、制御情報はP-RNTIインデックス2でスクランブルされてもよい。いくつかの実施形態において、端末装置210-1は、POを監視して、制御情報を取得することができる。
【0072】
ブロック630において、端末装置210-1は、1つまたは複数のアクティブ化されたアイデンティティインデックスに基づいて制御情報を処理する。例えば、アクティブ化されたインデックスがP-RNTIインデックス2及びP-RNTIインデックス4である場合、端末装置210-1は、P-RNTIインデックス2及びP-RNTIインデックス4で制御情報をデスクランブルすることができる。制御情報がアクティブ化されたアイデンティティインデックスのうちの1つを使用して正常にデスクランブルできる場合、デスクランブルされた制御情報は、さらなる処理のために上位層(例えば、RRC層)に渡されることが可能である。アクティブ化されたアイデンティティインデックスで制御情報をスクランブルできない場合、端末装置210-1は、制御情報を破棄してもよい。このようにして、端末装置210-1は、制御情報を処理するためにより多くのリソースを使用する必要がないため、リソースが節約される。
【0073】
いくつかの実施形態において、端末装置210-1は、制御情報からアイデンティティインデックスのリストを取得することができる。端末装置210-1は、1つ又は複数のアクティブ化されたアイデンティティインデックスがアイデンティティインデックスのリストに含まれているか否かを決定することができる。設定された1つまたは複数のアクティブ化されたアイデンティティインデックス(例えば、P-RNTIインデックス2およびP-RNTIインデックス4)がアイデンティティインデックスのリスト内にある場合、制御情報は、さらなる処理のために上位層(例えば、RRC層)に渡されることが可能である。設定された1つ又は複数のアクティブ化されたアイデンティティインデックスがリストに含まれていない場合、端末装置210-1は制御情報を破棄してもよい。このようにして、端末装置210-1は、制御情報を処理するためにより多くのリソースを使用する必要がないため、リソースが節約される。
【0074】
本開示の実施形態によれば、端末装置は、制御情報が物理層において端末装置に関連付けられているか否かを決定することができる。制御情報がアクティブ化されたアイデンティティインデックスでスクランブルされていない場合、またはアクティブ化されたアイデンティティインデックスが含まれていない場合、端末装置は、制御情報を上位層に渡す必要がない。このようにして、端末装置におけるリソースを節約することができる。
【0075】
図7は本開示の実施形態にかかる例示的な方法700のフローチャートである。説明のためのみに、方法700は、図2に示すようなネットワーク装置220-1において実現することができる。
【0076】
ブロック710において、ネットワーク装置220-1は、マッピング情報を決定する。マッピング情報は、サービングセルの第1の隣接セル(例えば、セル230-3)に割り当てられる第1の周波数帯域と、第1の隣接セルにおいて軽減測定モードをトリガするための第1の閾値電力との関係を少なくとも示す。「軽減測定モード」という用語は、端末装置が通常測定モードより減少した回数の測定を行うモードを指すことができる。
【0077】
いくつかの実施形態において、マッピング情報は、第2の隣接セルに割り当てられる第2の周波数帯域と第2の閾値電力をさらに示す。他の実施形態において、マッピング情報は、軽減測定モードをトリガするための閾値期間をさらに示す。
【0078】
ブロック720において、ネットワーク装置220-1は、端末装置210-1にマッピング情報を送信する。
【0079】
図8は本開示の実施形態にかかる例示的な方法800のフローチャートである。説明のためのみに、方法800は、図2に示すようなネットワーク装置220-1において実現することができる。
【0080】
ブロック810において、ネットワーク装置220-1は、端末装置210-1に設定情報を送信する。設定情報は、ページングのための1つ又は複数のアクティブ化されたアイデンティティインデックスを示す。例えば、端末装置210-1の電力が閾値電力を下回っている場合、言い換えれば、端末装置210-1が低電力端末装置である場合、ネットワーク装置220-1は、端末装置210-1に1つだけのアクティブ化されたアイデンティティインデックスを設定することができる。
【0081】
いくつかの実施形態において、ネットワーク装置220-1は、ページング無線ネットワーク一時識別子(P-RNTI)を設定することができる。代替として、端末装置210-1は、PRNTIインデックスを用いて設定されてもよい。いくつかの実施形態において、設定情報は、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)内で送信することができる。代替として、RRC解放メッセージは、設定情報を含むことができる。
【0082】
いくつかの実施形態において、ネットワーク装置220-1は、事前設定情報を端末装置210-1に送信することができる。事前設定情報は、端末装置210-1に設定可能な、ページングのための複数のアイデンティティインデックスを示す。1つまたは複数のアクティブ化されたアイデンティティインデックスは、複数のアイデンティティインデックスに含まれることができる。複数のアイデンティティインデックスは、4、8、16など、任意の適切な数のアイデンティティインデックスを含むことができる。例えば、端末装置210-1は、4つのP-RNTIインデックスを用いて設定され、それぞれのアイデンティティインデックスが同時にアクティブ化されていてもよい。
【0083】
ブロック820において、ネットワーク装置220-2は、ページングのための1つ又は複数のアクティブ化されたアイデンティティインデックスに基づいて制御情報を生成する。いくつかの実施形態において、制御情報は、1つまたは複数のアクティブ化されたアイデンティティインデックスでスクランブルされてもよい。代替として、制御情報は、ページングのためのアイデンティティインデックスのリストを含むことができる。
【0084】
ブロック830において、ネットワーク装置220-2は、端末装置210-1に制御情報を送信する。
【0085】
これから、図9を参照するが、図9は本開示のいくつかの例示的な実施形態にかかる、緩和測定のためのシグナリングフローを示す。説明のために、図2を参照してプロセス900を説明する。シグナリングフロー900には、端末装置210-1およびネットワーク装置220-1が関与することができる。
【0086】
ネットワーク装置220-1は、マッピング情報を決定(9010)する。マッピング情報は、サービングセルの第1の隣接セル(例えば、セル230-3)に割り当てられる第1の周波数帯域と、第1の隣接セルにおいて軽減測定モードをトリガするための第1の閾値電力との関係を少なくとも示す。「軽減測定モード」という用語は、端末装置が通常測定モードより減少した回数の測定を行うモードを指すことができる。
【0087】
いくつかの実施形態において、マッピング情報は、第2の隣接セルに割り当てられる第2の周波数帯域と第2の閾値電力をさらに示す。他の実施形態において、マッピング情報は、軽減測定モードをトリガするための閾値期間をさらに示す。
【0088】
ネットワーク装置220-1は、端末装置210-1にマッピング情報を送信(9020)する。端末装置210-1は、第1の周波数帯域で送信された第1の信号の第1の受信電力を決定(9030)する。例えば、端末装置は、第1の隣接セル230-3のRSRPを決定することができる。
【0089】
端末装置210-1は、受信電力及びマッピング情報に基づいて、第1の隣接セルにおいて軽減測定モードに入る(9040)。例えば、表1に示すように、エントリ1において、F1について、第1の受信電力が隣接セル230-2のx dBより高く、且つ隣接セル230-3のa dBより低い場合、端末装置210-1が隣接セル230-2により近いことを意味する。通常、x dBの値はa dBの値より大きい。この場合、端末装置210-1は、隣接セル230-3において軽減測定モードに入ることができる。
【0090】
いくつかの実施形態において、表2に示すように、マッピング情報は、信号が端末装置210-1にとってフェージングしている第1の隣接セル(例えば、セル230-3)の閾値のみを含むことができる。第1の受信電力がx dBより低く、且つ第1の受信電力がx dBより低い状態をc分間の期間(Tsearchdelta)維持する場合、端末装置210-1は、隣接セル230-3において軽減測定モードに入ってもよい。
【0091】
いくつかの実施形態において、端末装置210-1が既にセル230-3のための軽減測定モードに入った場合、端末装置210-1は、タイマ(例えば、Trexactive)を開始(9050)することができる。タイマが満了する前に、隣接セルの再選択、無線リソース制御状態が無線リソース制御接続状態に変更されたこと、またはサービングセルの第3の受信電力が第3の閾値レベルより低いことのうちの1つが満たされない限り、端末装置210-1はセル230-3で電力測定を一時停止してもよい。より具体的には、タイマTrexactiveの実行中、端末装置210-1は、端末装置210-1がセル再選択を少なくとも1回実行するか、端末装置210-1が状態をRRC Connectedに変更するか、またはサービングセル230-2の受信電力が設定された閾値Sservthdより低い場合にのみ、セル230-3で測定を行わない。
【0092】
タイマが満了した後、端末装置210-1は、軽減測定モードを終了/退出し、優先度のより高い周波数(例えばF3)に対する測定の実行を開始する。いくつかの実施形態において、軽減測定モードの条件が満たされた場合、端末装置210-1は、軽減測定モードに再び入ることができる。
【0093】
図10は本開示のいくつかの例示的な実施形態にかかる、ページングのためのシグナリングフローを示す図である。説明のために、図2を参照してプロセス1000を説明する。シグナリングフロー1000には、端末装置210-1およびネットワーク装置220-1が関与することができる。
【0094】
ネットワーク装置220-1は、端末装置210-1に設定情報を送信(1010)する。設定情報は、ページングのための1つ又は複数のアクティブ化されたアイデンティティインデックスを示す。例えば、端末装置210-1の電力が閾値電力を下回っている場合、言い換えれば、端末装置210-1が低電力端末装置である場合、ネットワーク装置220-1は、端末装置210-1に1つだけのアクティブ化された識別インデックスを設定することができる。
【0095】
いくつかの実施形態において、ネットワーク装置220-1は、ページング無線ネットワーク一時識別子(P-RNTI)を設定することができる。代替として、端末装置210-1は、PRNTIインデックスを用いて設定されてもよい。いくつかの実施形態において、設定情報は、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)内で送信することができる。代替として、RRC解放メッセージは、設定情報を含むことができる。
【0096】
いくつかの実施形態において、ネットワーク装置220-1は、事前設定情報を端末装置210-1に送信することができる。事前設定情報は、端末装置210-1に設定可能な、ページングのための複数のアイデンティティインデックスを示す。1つまたは複数のアクティブ化されたアイデンティティインデックスは、複数のアイデンティティインデックスに含まれることができる。複数のアイデンティティインデックスは、4、8、16など、任意の適切な数のアイデンティティインデックスを含むことができる。例えば、端末装置210-1は、4つのP-RNTIインデックスを用いて設定され、それぞれのアイデンティティインデックスが同時にアクティブ化されていてもよい。
【0097】
ネットワーク装置220-2は、ページングのための1つ又は複数のアクティブ化されたアイデンティティインデックスに基づいて制御情報を生成(1020)する。いくつかの実施形態において、制御情報は、1つまたは複数のアクティブ化されたアイデンティティインデックスでスクランブルされてもよい。代替として、制御情報は、ページングのためのアイデンティティインデックスのリストを含むことができる。
【0098】
ネットワーク装置220-2は、端末装置210-1に制御情報を送信(1030)する。端末装置210-1は、1つまたは複数のアクティブ化されたアイデンティティインデックスに基づいて制御情報を処理(1040)する。例えば、アクティブ化されたインデックスがP-RNTIインデックス2及びP-RNTIインデックス4である場合、端末装置210-1は、P-RNTIインデックス2及びP-RNTIインデックス4で制御情報をデスクランブルすることができる。制御情報がアクティブ化されたアイデンティティインデックスのうちの1つを使用して正常にデスクランブルできる場合、デスクランブルされた制御情報は、さらなる処理のために上位層(例えば、RRC層)に渡されることが可能である。アクティブ化されたアイデンティティインデックスで制御情報をスクランブルできない場合、端末装置210-1は、制御情報を破棄してもよい。このようにして、端末装置210-1は、制御情報を処理するためにより多くのリソースを使用する必要がないため、リソースが節約される。
【0099】
いくつかの実施形態において、端末装置210-1は、制御情報からアイデンティティインデックスのリストを取得することができる。端末装置210-1は、1つ又は複数のアクティブ化されたアイデンティティインデックスがアイデンティティインデックスのリストに含まれているか否かを決定することができる。設定された1つまたは複数のアクティブ化されたアイデンティティインデックス(例えば、P-RNTIインデックス2およびP-RNTIインデックス4)がアイデンティティインデックスのリスト内にある場合、制御情報は、さらなる処理のために上位層(例えば、RRC層)に渡されることが可能である。設定された1つ又は複数のアクティブ化されたアイデンティティインデックスがリストに含まれていない場合、端末装置210-1は制御情報を破棄してもよい。このようにして、端末装置210-1は、制御情報を処理するためにより多くのリソースを使用する必要がないため、リソースが節約される。
【0100】
図11は本開示の実施形態を実装するのに適した装置1100の概略ブロック図である。装置1100は、図2に示す端末装置210及びネットワーク装置220の別の例示的な実施態様として考えられる。したがって、装置1100は、端末装置210又はネットワーク装置220において、或いはそれらの少なくとも一部として実現することができる。
【0101】
図示されるように、装置1100は、プロセッサ1110と、プロセッサ1110に結合されたメモリ1120と、プロセッサ1110に結合された適切な送信機(TX)及び受信機(RX)1140と、TX/RX 1140に結合された通信インターフェースとを含む。メモリ 1120は、プログラム1130の少なくとも一部を記憶する。TX/RX 1140は双方向通信に用いられる。TX/RX 1140は、通信を容易にするために少なくとも1つのアンテナを有するが、本明細書に言及されたアクセスノードは、実際には複数のアンテナを有することができる。通信インターフェースは、eNB間の双方向通信のためのX2インターフェース、モビリティ管理エンティティ(MME)/サービングゲートウェイ(S-GW)とeNBとの間の通信のためのS1インターフェース、eNBと中継ノード(RN)との間の通信のためのUnインターフェース、又はeNBと端末装置との間の通信のためのUuインターフェースなど、他のネットワーク要素との通信に必要な任意のインターフェースを表すことができる。
【0102】
プログラム1130は、図3から図10を参照して本文で説明したように、関連付けられるプロセッサ1110により実行された場合、装置1100が本開示の実施形態に従って動作することを可能にするプログラム指令を含むと仮定する。本文の実施形態は、装置1100のプロセッサ1110によって実行可能なコンピュータソフトウェアによって、又はハードウェアによって、又はソフトウェアとハードウェアとの組合せによって実現できる。プロセッサ1110は、本開示の様々な実施形態を実施するように設定することができる。さらに、プロセッサ1110とメモリ1120との組み合わせは、本開示の様々な実施形態を実現するのに適したプロセッシング手段1150を形成することができる。
【0103】
メモリ1120は、ローカル技術ネットワークに適した任意のタイプであってもよく、また、非限定的な例として、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体、半導体に基づくメモリ装置、磁気メモリ装置及びシステム、光学メモリ装置及びシステム、固定メモリ及びリムーバブルメモリなど、任意の適切なデータ記憶技術を使用して実現することができる。装置1100内には1つのメモリ1120のみが示されているが、装置1100内にはいくつかの物理的に異なるメモリモジュールが存在してもよい。プロセッサ1110は、ローカル技術ネットワークに適した任意のタイプであってもよく、非限定的な例として、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、及びマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサのうちの1つ以上を含むことができる。装置1100は、複数のプロセッサ、例えば、メインプロセッサを同期化するクロックに時間的に従属する特定用途向け集積回路チップを有することができる。
【0104】
全体として、本開示の様々な実施形態は、ハードウェア又は専用回路、ソフトウェア、論理、又はそれらの任意の組み合わせで実現することができる。いくつかの態様は、ハードウェアで実現されてもよく、他の態様は、コントローラ、マイクロプロセッサ、又は他のコンピューティング装置によって実行できるファームウェア又はソフトウェアで実現されてもよい。本開示の実施形態の様々な態様は、ブロック図、フローチャート又は他の何らかの絵画的表現を用いて図示及び説明されているが、本明細書に記載されたブロック、装置、システム、技術、又は方法は、非限定的な例として、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、専用回路又は論理、汎用ハードウェア又はコントローラ又は他のコンピューティング装置、又はそれらの何らかの組み合わせで実装できることを理解されたい。
【0105】
本開示はまた、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体上に有形的に記憶された少なくとも1つのコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品は、図3から図10の何れか1つを参照して上述したプロセスまたは方法を実行するために、対象の実プロセッサまたは仮想プロセッサ上の装置内で実行される、プログラムモジュールに含まれる指令などのコンピュータ実行可能な指令を含む。一般に、プログラムモジュールには、特定のタスクを実行したり、特定の抽象データ型を実装したりするルーチン、プログラム、ライブラリ、オブジェクト、クラス、コンポーネント、データ構造などが含まれる。様々な実施形態において、プログラムモジュールの機能は、必要に応じて、プログラムモジュール間で結合又は分割することができる。プログラムモジュールのマシンが実行可能な能指令は、ローカル又は分散型装置内で実行することができる。分散型装置において、プログラムモジュールは、ローカル記憶媒体及びリモート記憶媒体両方内に配置されていてもよい。
【0106】
本開示の方法を実行するためのプログラムコードは、1つ以上のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述することができる。これらのプログラムコードは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、又は他のプログラマブルデータプロセッシング装置のプロセッサ又はコントローラに提供され、プロセッサ又はコントローラにより実行された場合、プログラムコードで、フローチャート及び/又はブロック図に指定された機能/動作を実現させる。プログラムコードは、完全にマシンにおいて、部分的にマシンにおいて、独立したソフトウェアパッケージとして、部分的にマシンにおいてかつ部分的にリモートマシンにおいて、又は完全にリモートマシン又はサーバにおいて実行することができる。
【0107】
上述のプログラムコードは、マシン可読媒体において実装することができ、マシン可読媒体は、命令実行システム、機器、又は装置によって使用されるか、又はそれらに関連するプログラムを含むか又は記憶することができる任意の有形媒体であってもよい。マシン可読媒体は、マシン可読信号媒体又はマシン可読記憶媒体とすることができる。マシン可読媒体は、電子、磁気、光学、電磁気、赤外線若しくは半導体のシステム、装置若しくはデバイス、又は前述の媒体の任意の適切な組み合せを含むことができるが、これらに限定されない。マシンが読み取り可能な記憶媒体のより具体的な例は、1つ以上のワイヤを有する電気接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブル光ディスクリードオンリーメモリ(CD-ROM)、光学的記憶装置、磁気記憶装置、又は上述の任意の適切な組合せを含むことができる。
【0108】
なお、操作について特定の順序で説明を行ったが、所望の結果を得るために、こうした操作を、示された特定の順序で実行するか若しくは連続した順序で実行し、又は、説明された全ての操作を実行することが求められる、と理解されるべきではない。場合によっては、マルチタスクや並列処理が有利になることもある。同様に、いくつかの特定の実装の詳細が上記の議論に含まれているが、これらは、本開示の範囲に対する制限として解釈されるべきではなく、特定の実施形態に固有となり得る特徴の説明として解釈されるべきである。個々の実施形態の文脈で説明されたいくつかの特徴は、単一の実施形態において組み合わされて実装されてもよい。逆に、単一の実施形態の文脈で説明された様々な特徴は、複数の実施形態において別々に、又は任意の適切なサブ組合せで実装されてもよい。
【0109】
本開示は、構造的特徴及び/又は方法論的動作に特有の言語で説明されてきたが、添付の特許請求の範囲において定義された本開示は、必ずしも上記の特定の特徴又は動作に限定されないことが理解されるべきである。むしろ、上述した特定の特徴及び動作は、特許請求の範囲を実施する例示的な形態として開示されている。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11