(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024157116
(43)【公開日】2024-11-07
(54)【発明の名称】放射線遮蔽体及び放射線遮蔽体の組立方法
(51)【国際特許分類】
G21F 7/00 20060101AFI20241030BHJP
G21F 3/00 20060101ALI20241030BHJP
【FI】
G21F7/00 K
G21F7/00 R
G21F3/00 L
G21F3/00 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023071253
(22)【出願日】2023-04-25
(71)【出願人】
【識別番号】516314169
【氏名又は名称】舟橋 博一
(74)【代理人】
【識別番号】100110423
【弁理士】
【氏名又は名称】曾我 道治
(74)【代理人】
【識別番号】100111648
【弁理士】
【氏名又は名称】梶並 順
(74)【代理人】
【識別番号】100221729
【弁理士】
【氏名又は名称】中尾 圭介
(72)【発明者】
【氏名】舟橋 博一
(57)【要約】
【課題】放射線の照射室の建築現場又は改築現場で簡単に組立てることができる放射線遮蔽体及び放射線遮蔽体の組立方法を提供する。
【解決手段】放射線発生装置を収容する照射室1の壁面部10に設けられる放射線遮蔽体20であって、放射線遮蔽体20の第1,第2,第3鋼板層30,40,50に対して、照射室1の室内側方向の次層の第2,第3,第4鋼板層40,50,60は、第2,第3,第4鋼板層40,50,60の第2鋼板41,42,43,44、第3鋼板51,52,53,54及び第4鋼板61,62,63の裏面部46,56,66に第1,第2,第3鋼板層30,40,50における隣接部38a,38b,38c、隣接部48a,48b,48c及び隣接部58a,58b,58cが対向するように配置されている。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
放射線源を収容する部屋の壁部、床部及び天井部の少なくともいずれか1つに設けられる放射線遮蔽体であって、
前記部屋の室外側方向から室内側方向に積層して設けられた少なくとも2層の放射線遮蔽部材層を備え、
前記各放射線遮蔽部材層は、矩形状放射線遮蔽部材を有し、
前記各放射線遮蔽部材層のうち、少なくとも1層の前記放射線遮蔽部材層は、少なくとも2個の矩形状放射線遮蔽部材を有し、前記各矩形状放射線遮蔽部材は、端部同士が隣り合って隣接部を構成するように配置され、
前記少なくとも1層の前記放射線遮蔽部材層に対して、前記部屋の室内側方向の次層の前記放射線遮蔽部材層は、該放射線遮蔽部材層の矩形状放射線遮蔽部材の面部に前記少なくとも1層の前記放射線遮蔽部材層における前記隣接部が対向するように配置されている放射線遮蔽体。
【請求項2】
前記放射線遮蔽部材層のうち、最も前記部屋の室内側方向に設けられた前記放射線遮蔽部材層は、前記矩形状放射線遮蔽部材が前記隣接部を有さないように配置されている請求項1に記載の放射線遮蔽体。
【請求項3】
少なくとも1個の前記矩形状放射線遮蔽部材は、該矩形状放射線遮蔽部材の面上に、隣接する前記放射線遮蔽部材層の前記矩形状放射線遮蔽部材を結合するための棒状部材を有する請求項1又は2に記載の放射線遮蔽体。
【請求項4】
前記各放射線遮蔽部材層の前記矩形状放射線遮蔽部材は、隣接する他の前記放射線遮蔽部材層に、結合部材により結合されている請求項1又は2に記載の放射線遮蔽体。
【請求項5】
放射線源を収容する部屋の壁部、床部及び天井部の少なくともいずれか1つに、少なくとも2個以上の矩形状放射線遮蔽部材を、その端部同士が隣り合うように配置して第1放射線遮蔽部材層を構成する工程と、
前記第1放射線遮蔽部材層に対して前記部屋の内側方向に、前記第1放射線遮蔽部材層の前記矩形状放射線遮蔽部材の前記端部同士の隣接部と、前記矩形状放射線遮蔽部材の面部とが対向するように前記矩形状放射線遮蔽部材を配置して第2放射線遮蔽部材層を構成する工程と
を含む放射線遮蔽体の組立方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、放射線遮蔽体及び放射線遮蔽体の組立方法に関し、特に、放射線発生装置を収容する照射室において用いられる放射線遮蔽体及び放射線遮蔽体の組立方法に関する。
【背景技術】
【0002】
放射線利用施設の、放射線発生装置を収容する照射室で用いられる従来の放射線遮蔽体として、例えば特許文献1に記載されているような放射線遮蔽体が知られている。特許文献1に記載された放射線遮蔽体は、工場において製造された大型の鋼板を照射室の建築現場に運搬し、現場で鋼板を積層することで形成される。その後、放射線遮蔽体は、照射室の天井部及び壁面部に設けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載されているような放射線遮蔽体は、大型の鋼板を工場から照射室の建築現場に運搬するための手間やコストがかかるという問題点があった。
【0005】
この発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、放射線の照射室の建築現場又は改築現場で簡単に組立てることができる放射線遮蔽体及び放射線遮蔽体の組立方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、この発明に係る放射線遮蔽体は、放射線源を収容する部屋の壁部、床部及び天井部の少なくともいずれか1つに設けられる放射線遮蔽体であって、部屋の室外側方向から室内側方向に積層して設けられた少なくとも2層の放射線遮蔽部材層を備え、各放射線遮蔽部材層は、矩形状放射線遮蔽部材を有し、各放射線遮蔽部材層のうち、少なくとも1層の放射線遮蔽部材層は、少なくとも2個の矩形状放射線遮蔽部材を有し、各矩形状放射線遮蔽部材は、端部同士が隣り合って隣接部を構成するように配置され、少なくとも1層の放射線遮蔽部材層に対して、部屋の室内側方向の次層の放射線遮蔽部材層は、該放射線遮蔽部材層の矩形状放射線遮蔽部材の面部に少なくとも1層の放射線遮蔽部材層における隣接部が対向するように配置されている。
【0007】
また、放射線遮蔽部材層のうち、最も部屋の室内側方向に設けられた放射線遮蔽部材層は、矩形状放射線遮蔽部材が隣接部を有さないように配置されていてもよい。
また、少なくとも1個の矩形状放射線遮蔽部材は、該矩形状放射線遮蔽部材の面上に、隣接する放射線遮蔽部材層の矩形状放射線遮蔽部材を結合するための棒状部材を有してもよい。
各放射線遮蔽部材層の矩形状放射線遮蔽部材は、隣接する他の放射線遮蔽部材層に、結合部材により結合されていてもよい。
【0008】
また、上記の課題を解決するために、この発明に係る放射線遮蔽体の組立方法は、放射線源を収容する部屋の壁部、床部及び天井部の少なくともいずれか1つに、少なくとも2個以上の矩形状放射線遮蔽部材を、その端部同士が隣り合うように配置して第1放射線遮蔽部材層を構成する工程と、第1放射線遮蔽部材層に対して部屋の内側方向に、第1放射線遮蔽部材層の矩形状放射線遮蔽部材の端部同士の隣接部と、矩形状放射線遮蔽部材の面部とが対向するように矩形状放射線遮蔽部材を配置して第2放射線遮蔽部材層を構成する工程とを含む。
【発明の効果】
【0009】
この発明に係る放射線遮蔽体は、少なくとも1層の放射線遮蔽部材層は、少なくとも2個の矩形状放射線遮蔽部材を有し、各矩形状放射線遮蔽部材は、端部同士が隣り合って隣接部を構成するように配置され、少なくとも1層の放射線遮蔽部材層に対して、部屋の室内側方向の次層の放射線遮蔽部材層は、該放射線遮蔽部材層の矩形状放射線遮蔽部材の面部に少なくとも1層の放射線遮蔽部材層における隣接部が対向するように配置されているため、放射線の照射室の建築現場又は改築現場で放射線遮蔽体を簡単に組立てることができる。
【0010】
また、この発明に係る放射線遮蔽体の組立方法は、少なくとも2個以上の矩形状放射線遮蔽部材を、その端部同士が隣り合うように配置して第1放射線遮蔽部材層を構成する工程と、第1放射線遮蔽部材層に対して部屋の内側方向に、第1放射線遮蔽部材層の矩形状放射線遮蔽部材の端部同士の隣接部と、矩形状放射線遮蔽部材の面部とが対向するように矩形状放射線遮蔽部材を配置して第2放射線遮蔽部材層を構成する工程とを含むため、放射線の照射室の建築現場又は改築現場で放射線遮蔽体を簡単に組立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】実施の形態1に係る放射線遮蔽体の斜視図である。
【
図2】実施の形態1に係る第1鋼板層の斜視図である。
【
図3】実施の形態1に係る第1鋼板層に固定された第2鋼板層の斜視図である。
【
図4】実施の形態1に係る第2鋼板層に固定された第3鋼板層の斜視図である。
【
図5】実施の形態1に係る放射線遮蔽体の上部を示す部分斜視図である。
【
図6】実施の形態2に係る照射室の床部を透過して室内を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1に係る放射線遮蔽体及び放射線遮蔽体の組立方法を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本実施の形態1に係る放射線遮蔽体の斜視図である。放射線利用施設の、放射線発生装置を収容する放射線の照射室1の室内の壁面部10には、放射線遮蔽体20が取り付けられている。放射線遮蔽体20は、照射室1内に収容された図示しない放射線発生装置から照射される放射線が、壁面部10を貫通して照射室1の室外に漏出する可能性を低減するために、壁面部10に照射された放射線を遮蔽する遮蔽体である。なお、放射線発生装置としては、例えば直線加速器等の放射線治療装置に設けられた放射線発生装置や、CT検査装置等の放射線検査装置に設けられた放射線発生装置等の、医療機器に設けられた放射線発生装置を挙げることができる。放射線遮蔽体20は、必ずしも照射室1の壁面部10の全てを覆うように設けられる必要はなく、照射室1内で放射線発生装置から放射線が照射される可能性のある個所に設けられていればよい。なお、壁面部10は壁部を構成している。
【0013】
放射線遮蔽体20は、壁面部10に接触して取り付けられている第1鋼板層30と、第1鋼板層30に取り付けられている第2鋼板層40と、第2鋼板層40に取り付けられている第3鋼板層50と、第3鋼板層50に取り付けられている第4鋼板層60の、4層の鋼板層から構成されている。第1鋼板層30は、矩形状の第1鋼板31,32,33及び34から構成されており、第1鋼板31,32,33及び34の表面部35及び裏面部36が壁面部10と平行になるように、照射室1の鉛直方向に沿って配列され、壁面部10にボルト70により結合されて、固定されている。なお、実施の形態1の以下の説明において、鉛直方向とは照射室1の鉛直方向を指し、水平方向とは照射室1の水平方向を指し、上側及び下側とは、照射室1の鉛直方向上側及び鉛直方向下側を指す。また、ボルト70は結合部材を構成している。
【0014】
第2鋼板層40は、第1鋼板層30に取り付けられており、第1鋼板層30に対して照射室1の室内側に設けられている。第2鋼板層40は、矩形状の第2鋼板41,42,43及び44の表面部45及び裏面部46が壁面部10と平行になるように、照射室1の鉛直方向に沿って配列されている。また、第2鋼板層40の第2鋼板41,42,43及び44は、第1鋼板層30にボルト70により結合されて、固定されている。
【0015】
第3鋼板層50は、第2鋼板層40に取り付けられており、第2鋼板層40に対して照射室1の室内側に設けられている。第3鋼板層50は、矩形状の第3鋼板51,52,53及び54の表面部55及び裏面部56が壁面部10と平行になるように、照射室1の鉛直方向に沿って配列されている。また、第3鋼板層50の第3鋼板51,52,53及び54は、第2鋼板層40にボルト70により結合されて、固定されている。
【0016】
第4鋼板層60は、第3鋼板層50に取り付けられており、第3鋼板層50に対して照射室1の室内側に設けられている。第4鋼板層60は、矩形状の第4鋼板61,62及び63の表面部65及び裏面部66が壁面部10と平行になるように、照射室1の鉛直方向に沿って配列されている。また、第4鋼板層60の第4鋼板61,62及び63は、第3鋼板層50にボルトにより結合されて、固定されている。
【0017】
第1鋼板31,32,33,34、第2鋼板41,42,43,44と、第3鋼板51,52,53,54及び第4鋼板61,62,63とは、例えばSS400等の任意の種類の普通鋼、又は任意の種類のステンレス鋼等で形成されており、それぞれ放射線を遮蔽する放射線遮蔽部材を構成している。また、第1鋼板層30、第2鋼板層40、第3鋼板層50及び第4鋼板層60は、放射線遮蔽部材層を構成している。
【0018】
次に、放射線遮蔽体20の第1鋼板層30の構成を説明する。
図2は、第1鋼板層30の斜視図である。第1鋼板31,32,33及び34は、鉛直方向上側から第1鋼板31,32,33及び34の順に壁面部10にボルトにより結合されて、固定されている。第1鋼板31の上端部31aは、第1鋼板31の表面部35側から水平方向に沿って見たときに直線状となるように形成されている。上端部31aには、第1鋼板31を壁面部10に結合するためのボルト70を挿入するボルト孔と、第2鋼板41を第1鋼板31に結合するためボルト70を挿入するボルト孔とが、等間隔に設けられている。
【0019】
第1鋼板31及び第1鋼板32は、第1鋼板31の下端部31bと第1鋼板32の上端部32aとが隣り合うように配置されている。また、第1鋼板31の下端部31bと第1鋼板32の上端部32aとは、互い違いに等間隔に突出する突出部37を有しており、各突出部37には、第1鋼板31,32を固定するためのボルト70を挿入するボルト孔が設けられている。第1鋼板31の下端部31bの突出部37と、第1鋼板32の上端部32aの突出部37とは、間隔を開けて隣接している。第1鋼板31の下端部31bの突出部37と、第1鋼板32の上端部32aの突出部37との間隔は、好ましくは10ミリメートル以下であり、より好ましくは5ミリメートル以下である。第1鋼板31の下端部31bと、第1鋼板32の上端部32aとは、隣接部38aを構成している。
【0020】
第1鋼板32及び第1鋼板33は、第1鋼板32の下端部32bと第1鋼板33の上端部33aとが隣り合うように配置されている。また、第1鋼板32の下端部32bと第1鋼板33の上端部33aとは、互い違いに等間隔に突出する突出部37を有しており、各突出部37には、第1鋼板32,33を固定するためのボルト70を挿入するボルト孔が設けられている。第1鋼板32の下端部32bの突出部37と、第1鋼板33の上端部33aの突出部37とは、間隔を開けて隣接している。第1鋼板32の下端部32bの突出部37と、第1鋼板33の上端部33aの突出部37との間隔は、好ましくは10ミリメートル以下であり、より好ましくは5ミリメートル以下である。第1鋼板32の下端部32bと、第1鋼板33の上端部33aとは、隣接部38bを構成している。
【0021】
第1鋼板33及び第1鋼板34は、第1鋼板33の下端部33bと第1鋼板34の上端部34aとが隣り合うように配置されている。また、第1鋼板33の下端部33bと第1鋼板33の上端部33aとは、互い違いに等間隔に突出する突出部37を有しており、各突出部37には、第1鋼板33,34を固定するためのボルト70を挿入するボルト孔が設けられている。第1鋼板33の下端部33bの突出部37と、第1鋼板34の上端部34aの突出部37とは、間隔を開けて隣接している。第1鋼板33の下端部33bの突出部37と、第1鋼板34の上端部34aの突出部37との間隔は、好ましくは10ミリメートル以下であり、より好ましくは5ミリメートル以下である。第1鋼板33の下端部33bと、第1鋼板34の上端部34aとは、隣接部38cを構成している。
【0022】
第1鋼板34の下端部34bは第1鋼板34の表面部35側から水平方向に沿って見たときに、直線状となるように形成されている。
【0023】
第1鋼板32の上端部32aの鉛直方向下側の表面部35には、水平方向に延びるフラットバー39aが形成されている。第1鋼板33の上端部33aの鉛直方向下側の表面部35には、水平方向に延びるフラットバー39bが形成されている。第1鋼板34の上端部34aの鉛直方向下側の表面部35には、水平方向に延びるフラットバー39cが形成されている。フラットバー39a,39b,39cは、第1鋼板32、33、34と同じ材料で構成されており、
図1に示す第2鋼板層40の第2鋼板41,42,43,44を固定するためのボルト70を挿入するボルト孔を有している。
【0024】
次に、放射線遮蔽体20の第2鋼板層40の構成を説明する。
図3は、第1鋼板層30に固定された第2鋼板層40の斜視図である。第2鋼板41,42,43及び44は、鉛直方向上側から第2鋼板41,42,43及び44の順に配列され、第1鋼板層30にボルト70により結合され、固定されている。第2鋼板41の上端部41aは、鉛直方向上側に等間隔に突出する突出部47と突出部47aとを有している。突出部47aには、第2鋼板41を第1鋼板31に固定するためのボルト70を挿入するボルト孔が設けられている。突出部47には、第3鋼板51(
図1参照)を第2鋼板41に固定するためのボルト70を挿入するボルト孔が設けられている。
【0025】
第2鋼板41及び第2鋼板42は、第2鋼板41の下端部41bと第2鋼板42の上端部42aとが隣り合うように配置されている。また、下端部41bと上端部42aとは、互い違いに突出する突出部47を有しており、各突出部47には、第2鋼板41,42を第1鋼板32に固定するためのボルト70を挿入するボルト孔が設けられている。第2鋼板41の下端部41bの突出部47と第2鋼板42の上端部42aの突出部47とは、間隔を開けて隣接している。第2鋼板41の下端部41bの突出部47と、第2鋼板42の上端部42aの突出部47との間隔は、好ましくは10ミリメートル以下であり、より好ましくは5ミリメートル以下である。第2鋼板41の下端部41bと、第2鋼板42の上端部42aとは、隣接部48aを構成している。
【0026】
第2鋼板42及び第2鋼板43は、第2鋼板42の下端部42bと第2鋼板43の上端部43aとが隣り合うように配置されている。また、下端部42bと上端部43aとは、互い違いに突出する突出部47を有しており、各突出部47には、第2鋼板42,43を第1鋼板33に固定するためのボルト70を挿入するボルト孔が設けられている。第2鋼板42の下端部42bの突出部47と第2鋼板43の上端部43aの突出部47とは、間隔を開けて隣接している。第2鋼板42の下端部42bの突出部47と、第2鋼板43の上端部43aの突出部47との間隔は、好ましくは10ミリメートル以下であり、より好ましくは5ミリメートル以下である。第2鋼板42の下端部42bと、第2鋼板43の上端部43aとは、隣接部48bを構成している。
【0027】
第2鋼板43及び第2鋼板44は、第2鋼板43の下端部43bと第2鋼板44の上端部44aとが隣り合うように配置されている。また、下端部43bと上端部44aとは、互い違いに突出する突出部47を有しており、各突出部47には、第2鋼板43,44を第1鋼板34に固定するためのボルト70を挿入するボルト孔が設けられている。第2鋼板43の下端部43bの突出部47と第2鋼板44の上端部44aの突出部47とは、間隔を開けて隣接している。第2鋼板43の下端部43bの突出部47と、第2鋼板44の上端部44aの突出部47との間隔は、好ましくは10ミリメートル以下であり、より好ましくは5ミリメートル以下である。第2鋼板43の下端部43bと、第2鋼板44の上端部44aとは、隣接部48cを構成している。
【0028】
第2鋼板44の下端部44bは、第2鋼板44の表面部45側から水平方向に沿って見たときに、直線状となるように形成されている。
【0029】
第2鋼板42の上端部42aの下側の表面部45には、水平方向に延びるフラットバー49aが形成されている。第2鋼板43の上端部43aの下側の表面部45には、水平方向に延びるフラットバー49bが形成されている。第2鋼板44の上端部44aの下側の表面部45には、水平方向に延びるフラットバー49cが形成されている。フラットバー49a,49b,49cは、第2鋼板42、43、44と同じ材料で構成されており、
図1に示す第3鋼板層50の第3鋼板51,52,53,54をボルト70により結合するためのボルト孔を有している。
【0030】
第2鋼板41は、第1鋼板31よりも、鉛直方向に沿う方向の長さが長く形成されている。また、第2鋼板44は、第1鋼板34よりも、鉛直方向に沿う方向の長さが短く形成されている。さらに、第2鋼板42、43と、第1鋼板32、33とは、鉛直方向に沿う方向の長さが同じ長さに形成されている。
【0031】
そのため、第2鋼板41の上端部41aの突出部47aは第1鋼板31の上端部31aに固定され、第2鋼板41の下端部41bの突出部47は第1鋼板32のフラットバー39aに固定される。また、第2鋼板41の下端部41bの突出部47は、フラットバー39aに接続可能な切欠部を有している。また、第1鋼板31と第1鋼板32との隣接部38aは、第2鋼板41と第2鋼板42との隣接部48aよりも鉛直方向上側に位置しており、且つ第2鋼板41の裏面部46に対向している。
【0032】
第2鋼板42の上端部42aの突出部47は第1鋼板32のフラットバー39aに固定され、第2鋼板42の下端部42bの突出部47は第1鋼板33のフラットバー39bに固定される。また、第2鋼板42の上端部42aの突出部47は、フラットバー39aに接続可能な切欠部を有し、第2鋼板42の下端部42bの突出部47は、フラットバー39bに接続可能な切欠部を有している。また、第1鋼板32と第1鋼板33との隣接部38bは、第2鋼板42と第2鋼板43との隣接部48bよりも鉛直方向上側に位置しており、且つ第2鋼板42の裏面部46に対向している。
【0033】
第2鋼板43の上端部43aの突出部47は第1鋼板33のフラットバー39bに固定され、第2鋼板43の下端部43bの突出部47は第1鋼板34のフラットバー39cに固定される。また、第2鋼板43の上端部43aの突出部47は、フラットバー39bに接続可能な切欠部を有し、第2鋼板43の下端部43bの突出部47は、フラットバー39cに接続可能な切欠部を有している。また、第1鋼板33と第1鋼板34との隣接部38cは、第2鋼板43と第2鋼板44との隣接部48bよりも鉛直方向上側に位置しており、且つ第2鋼板43の裏面部46に対向している。
【0034】
第2鋼板44の上端部44aの突出部47は第1鋼板34のフラットバー39cに固定され、第2鋼板44の下端部44bは第1鋼板34の下端部34bに固定される。また、第2鋼板44の上端部44aの突出部47は、フラットバー39cに接続可能な切欠部を有している。
【0035】
次に、放射線遮蔽体20の第3鋼板層50の構成を説明する。
図4は、第2鋼板層40に固定された第3鋼板層50の斜視図である。第3鋼板51,52,53及び54は、鉛直方向上側から第3鋼板51,52,53及び54の順に第2鋼板層40にボルト70により結合され固定されている。第3鋼板51の上端部51aは、鉛直方向上側に等間隔に突出する突出部57を有している。突出部57には、第3鋼板51を第2鋼板41に固定するためのボルト70を挿入するボルト孔が設けられている。
【0036】
第3鋼板51及び第3鋼板52は、第3鋼板51の下端部51bと第3鋼板52の上端部52aとが隣り合うように配置されている。また、下端部51bと上端部52aとは、互い違いに突出する突出部57を有しており、各突出部57には、第3鋼板51,52を第2鋼板42に固定するためのボルト70を挿入するボルト孔が設けられている。第3鋼板51の下端部51bの突出部57と第3鋼板52の上端部52aの突出部57とは、間隔を開けて隣接している。第3鋼板51の下端部51bの突出部57と、第3鋼板52の上端部52aの突出部57との間隔は、好ましくは10ミリメートル以下であり、より好ましくは5ミリメートル以下である。第3鋼板51の下端部51bと第3鋼板52の上端部52aとは、隣接部58aを構成している。
【0037】
第3鋼板52及び第3鋼板53は、第3鋼板52の下端部52bと第3鋼板53の上端部53aとが隣り合うように配置されている。また、下端部52bと上端部53aとは、互い違いに突出する突出部57を有しており、各突出部57には、第3鋼板52,53を第2鋼板43に固定するためのボルト70を挿入するボルト孔が設けられている。第3鋼板52の下端部52bの突出部57と第3鋼板53の上端部53aの突出部57とは、間隔を開けて隣接している。第3鋼板51の下端部51bの突出部57と、第3鋼板52の上端部52aの突出部57との間隔は、好ましくは10ミリメートル以下であり、より好ましくは5ミリメートル以下である。第3鋼板52の下端部52bと第3鋼板53の上端部53aとは、隣接部58bを構成している。
【0038】
第3鋼板53及び第3鋼板54は、第3鋼板53の下端部53bと第3鋼板54の上端部54aとが隣り合うように配置されている。また、下端部53bと上端部54aとは、互い違いに突出する突出部57を有しており、各突出部57には、第3鋼板53,54を第2鋼板44に固定するためのボルト70を挿入するボルト孔が設けられている。第3鋼板53の下端部53bの突出部57と第3鋼板54の上端部54aの突出部57とは、間隔を開けて隣接している。第3鋼板53の下端部53bの突出部57と、第3鋼板54の上端部54aの突出部57との間隔は、好ましくは10ミリメートル以下であり、より好ましくは5ミリメートル以下である。第3鋼板53の下端部53bと第3鋼板54の上端部54aとは、隣接部58cを構成している。
【0039】
第3鋼板54の下端部54bは、第3鋼板54の表面部55側から水平方向に沿って見たときに、直線状となるように形成されている。
【0040】
第3鋼板51の表面部55の中央部より鉛直方向下側には、水平方向に延びるフラットバー59aが形成されている。第3鋼板52の上端部52aの下側の表面部55には、水平方向に延びるフラットバー59bが形成されており、第3鋼板52の表面部55の中央部よりも鉛直方向下側には、水平方向に延びるフラットバー59cが形成されている。第3鋼板53の上端部53aの下側の表面部55には、水平方向に延びるフラットバー59dが形成されており、第3鋼板53の表面部55の中央部よりも鉛直方向下側には、水平方向に延びるフラットバー59eが形成されている。第3鋼板54の上端部54aの下側の表面部45には、水平方向に延びるフラットバー59fが形成されている。フラットバー59a,59b,59c,59d,59e,59fは、第3鋼板51,52、53、54と同じ材料で構成されており、
図1に示す第4鋼板層60の第4鋼板61,62,63をボルト70により結合するためのボルト孔を有している。
【0041】
第3鋼板51は、第2鋼板41よりも、鉛直方向に沿う方向の長さが長く形成されている。また、第3鋼板54は、第2鋼板44よりも、鉛直方向に沿う方向の長さが短く形成されている。さらに、第3鋼板52、53と、第2鋼板42、43とは、鉛直方向に沿う方向の長さが同じ長さに形成されている。
【0042】
そのため、第3鋼板51の上端部51aの突出部57は
図3に示す第2鋼板41の上端部41aに固定され、第3鋼板51の下端部51bの突出部57は第2鋼板42のフラットバー49aに固定される。また、第3鋼板51の下端部51bの突出部57は、フラットバー49aに接続可能な切欠部を有している。また、第2鋼板41と第2鋼板42との隣接部48aは、第3鋼板51と第3鋼板52との隣接部58aよりも鉛直方向上側に位置しており、且つ第3鋼板51の裏面部56に対向している。
【0043】
第3鋼板52の上端部52aの突出部57は第2鋼板42のフラットバー49aに固定され、第3鋼板52の下端部52bの突出部57は第2鋼板43のフラットバー49bに固定される。また、第3鋼板52の上端部52aの突出部57は、フラットバー49aに接続可能な切欠部を有し、第3鋼板52の下端部52bの突出部57は、フラットバー49bに接続可能な切欠部を有している。また、第2鋼板42と第2鋼板43との隣接部48bは、第3鋼板52と第3鋼板53との隣接部58bよりも鉛直方向上側に位置しており、且つ第3鋼板52の裏面部56に対向している。
【0044】
第3鋼板53の上端部53aの突出部57は第2鋼板43のフラットバー49bに固定され、第3鋼板53の下端部53bの突出部57は第2鋼板44のフラットバー49cに固定される。また、第3鋼板53の上端部53aの突出部57は第2鋼板43のフラットバー49bに接続可能な切欠部を有し、第3鋼板53の下端部53bの突出部57は、フラットバー49cに接続可能な切欠部を有している。また、第2鋼板43と第2鋼板44との隣接部48cは、第3鋼板53と第3鋼板54との隣接部58bよりも鉛直方向上側に位置しており、且つ第3鋼板53の裏面部56に対向している。
【0045】
第3鋼板54の上端部54aの突出部57は第2鋼板44のフラットバー49cに固定され、第3鋼板54の下端部44bは第2鋼板44の下端部44bに固定される。第3鋼板54の上端部54aの突出部57は、フラットバー49cに接続可能な切欠部を有している。
【0046】
次に、再度
図1を参照して、放射線遮蔽体20の第4鋼板層60の構成を説明する。第4鋼板61,62,及び63は、鉛直方向上側から第4鋼板61,62及び63の順に第3鋼板層50にボルト70により結合され固定されている。より詳細に説明すると、第4鋼板61の上端部61aは、第3鋼板51のフラットバー59aに固定されており、第4鋼板61の下端部61bは、第3鋼板52のフラットバー59bに固定されている。また、第4鋼板61の上端部61aは、フラットバー59aに接続可能な切欠部を有し、第4鋼板61の下端部61bは、フラットバー59bに接続可能な切欠部を有している。また、第3鋼板51と第3鋼板52との隣接部58aは、第4鋼板61の裏面部66に対向している。
【0047】
第4鋼板62の上端部62aは、第3鋼板52のフラットバー59cに固定されており、第4鋼板62の下端部62bは、第3鋼板53のフラットバー59dに固定されている。また、第4鋼板62の上端部62aは、フラットバー59cに接続可能な切欠部を有し、第4鋼板62の下端部62bは、フラットバー59dに接続可能な切欠部を有している。また、第3鋼板52と第3鋼板53との隣接部58bは、第4鋼板62の裏面部66に対向している。
【0048】
第4鋼板63の上端部63aは、第3鋼板53のフラットバー59eに固定されており、第4鋼板63の下端部63bは、第3鋼板53のフラットバー59fに固定されている。また、第4鋼板62の上端部63aは、フラットバー59eに接続可能な切欠部を有し、第4鋼板62の下端部63bは、フラットバー59fに接続可能な切欠部を有している。また、第3鋼板53と第3鋼板54との隣接部58cは、第4鋼板63の裏面部66に対向している。
【0049】
次に、放射線遮蔽体20の鋼板同士の隣接部の構成を説明する。
図5は、放射線遮蔽体20の上部を示す部分斜視図である。第1鋼板層30の第1鋼板31よりも第2鋼板層40の第2鋼板41の方が鉛直方向に沿う方向の長さが長いため、第1鋼板31と第1鋼板32との隣接部38aは、第2鋼板層40の第2鋼板41の裏面部46に対向している。また、第2鋼板層40の第2鋼板41よりも第3鋼板層50の第3鋼板51の方が鉛直方向に沿う方向の長さが長いため、第2鋼板層40の第2鋼板41と第2鋼板42との隣接部48aは、第3鋼板層50の第3鋼板51の裏面部56に対向している。また、第4鋼板層60の第4鋼板61は、第3鋼板51のフラットバー59a及び第3鋼板52のフラットバー59bに取り付けられているため、隣接部58aは、第4鋼板層60の第4鋼板61の裏面部66に対向している。
【0050】
すなわち、この放射線遮蔽体20は、第1鋼板31と第1鋼板32との隣接部38a、第2鋼板41と第2鋼板42との隣接部48a、第3鋼板51と第3鋼板52との隣接部58aが、鉛直方向に沿って異なる位置に階段状に形成されており、隣接部58aが第4鋼板61により覆われている。
【0051】
また、
図1を参照すると、これと同様に第1鋼板32と第1鋼板33との隣接部38b、第2鋼板42と第2鋼板43との隣接部48b、第3鋼板52と第3鋼板53との隣接部58bが、鉛直方向に沿って異なる位置に階段状に形成されており、隣接部58bが第4鋼板62により覆われている。さらに、これと同様に第1鋼板33と第1鋼板34との隣接部38c、第2鋼板43と第2鋼板44との隣接部48c、第3鋼板53と第3鋼板54との隣接部58cが、鉛直方向に沿って異なる位置に階段状に形成されており、隣接部58cが第4鋼板63により覆われている。
【0052】
次に、本実施の形態1に係る放射線遮蔽体20の組立方法を説明する。病院、研究所又は大学等の建物内において照射室1を建築又は改築する場合には、放射線遮蔽体20を構成する第1鋼板31,32,33,34と、第2鋼板41,42,43,44と、第3鋼板51,52,53,54と、第4鋼板61,62,63とを、照射室1を建築又は改築する現場とは異なる場所に位置する、工場等の製造場所において製造する。
【0053】
次に、
図2に示すように、照射室1を建築又は改築する現場において、照射室1に収容された医療機器等の放射線発生装置から放射線が照射される可能性のある壁面部10に、放射線遮蔽体20の第1鋼板層30を設置する。初めに、壁面部10の鉛直方向上側から順に第1鋼板31、第1鋼板32、第1鋼板33及び第1鋼板34を配列して、各裏面部36が壁面部10に接触するようにボルト70により結合し固定して第1鋼板層30を形成する。
【0054】
次に、
図3に示すように、第1鋼板層30の第1鋼板31、第1鋼板32、第1鋼板33及び第1鋼板34の各表面部35と、第2鋼板41、第2鋼板42、第2鋼板43及び第2鋼板44の各裏面部46とが平行になるように、鉛直方向上側から順に第2鋼板41、第2鋼板42、第2鋼板43及び第2鋼板44を配列し、ボルト70により第1鋼板層30に結合し固定して第2鋼板層40を形成する。このとき、第2鋼板41の上端部41aを第1鋼板31の上端部31aに固定し、第2鋼板41の下端部41bの突出部47を第1鋼板32のフラットバー39aに固定する。また、第2鋼板42の上端部42aの突出部47を第1鋼板32のフラットバー39aに固定し、第2鋼板42の下端部42bの突出部47を第1鋼板33のフラットバー39bに固定する。また、第2鋼板43の上端部43aの突出部47を第1鋼板33をフラットバー39bに固定し、第2鋼板43の下端部43bの突出部47を第1鋼板34フラットバー39cに固定する。また、第2鋼板44の上端部44aの突出部47を第1鋼板34のフラットバー39cに固定し、第2鋼板44の下端部44bを第1鋼板34の下端部34bに固定する。
【0055】
次に、
図4に示すように、第2鋼板層40の第2鋼板41、第2鋼板42、第2鋼板43及び第2鋼板44の各表面部45と、第3鋼板51、第3鋼板52、第3鋼板53及び第3鋼板54の各裏面部56とが平行になるように、鉛直方向上側から順に第3鋼板51、第3鋼板52、第3鋼板53及び第3鋼板54を配列し、ボルト70により第2鋼板層40に結合し、固定して第3鋼板層50を形成する。このとき、第3鋼板51の上端部51aを第2鋼板41の上端部41aに固定し、第3鋼板51の下端部51bの突出部57を第2鋼板42のフラットバー49aに固定する。また、第3鋼板52の上端部52aの突出部57を第2鋼板42のフラットバー49aに固定し、第3鋼板52の下端部52bの突出部57を第2鋼板43のフラットバー49bに固定する。また、第3鋼板53の上端部53aの突出部57を第2鋼板43のフラットバー49bに固定し、第3鋼板53の下端部53bの突出部57を第2鋼板44のフラットバー49cに固定する。また、第3鋼板54の上端部54aの突出部57を第2鋼板44のフラットバー49cに固定し、第3鋼板54の下端部54bを第2鋼板44の下端部44bに固定する。
【0056】
次に、
図1に示すように、第3鋼板層50の第3鋼板51、第3鋼板52、第3鋼板53及び第3鋼板54の各表面部55と、第4鋼板61、第4鋼板62及び第4鋼板63の各裏面部66とが平行になるように、鉛直方向上側から順に第4鋼板61、第4鋼板62及び第4鋼板63を配列し、第3鋼板層50にボルト70により結合し、固定して第4鋼板層60を形成する。このとき、第4鋼板61の上端部61aを第3鋼板51のフラットバー59aに固定し、第4鋼板61の下端部61bを第3鋼板52のフラットバー59bに固定する。また、第4鋼板62の上端部62aを第3鋼板52のフラットバー59cに固定し、第4鋼板62の下端部62bを第3鋼板53のフラットバー59dに固定する。また、第4鋼板63の上端部63aを第3鋼板53のフラットバー59eに固定し、第4鋼板63の下端部63bを第3鋼板54のフラットバー59fに固定する。以上の方法により、照射室1の壁面部10に放射線遮蔽体20を取り付け、組み立てることができる。
【0057】
一般的に、鋼板のような複数の放射線遮蔽部材を組み合わせて形成する放射線遮蔽体において、組み合わされた放射線遮蔽体を形成する部材の間の継目や隙間の方向が放射線発生装置から照射される放射線の照射方向と一致する場合には、放射線がその継目や隙間を通過し、放射線遮蔽体による放射線の遮蔽が不十分となる場合がある。そのように放射線の遮蔽が不十分となることを防止するために、放射線遮蔽体を大型の鋼板等の放射線遮蔽部材で形成して継目や隙間を極力少なくすることも考えられるが、放射線遮蔽体に大型の鋼板を採用すると運送や組み立ての工数及びコストが増大するという問題点がある。
【0058】
一方、本実施の形態1の放射線遮蔽体20は、第1鋼板層30、第2鋼板層40及び第3鋼板層50の隙間である隣接部38a,48a,58a、隣接部38b,48b,58b及び隣接部38c,48c,58cが鉛直方向に沿う方向において階段状に形成されている。そして、第2鋼板41,42,43が隣接部38a,38b,38cを覆い、第3鋼板51,52,53が隣接部48a,48b,48cを覆い、第4鋼板61,62,63が隣接部58a,58b,58cを覆い、遮蔽するため、照射室1内の放射線発生装置から照射された放射線が、隣接部38a,48a,58a、隣接部38b,48b,58b及び隣接部38c,48c,58cを通過する可能性が大きく低減される。そのため、放射線が放射線遮蔽体20を通過して室内から室外へ漏出する可能性を低減し、放射線遮蔽体20による放射線の遮蔽をより確実にすることができる。
【0059】
また、一般的に、鋼板のような複数の放射線遮蔽部材を組み合わせて形成する放射線遮蔽体において、ガス溶接又は電気溶接等の手法により、組み合わされた放射線遮蔽部材同士を溶接して、放射線遮蔽体を形成する部材の継目や隙間を塞ぐ方法が知られている。しかしながら、この方法により既に建築されている病院、研究所又は大学等の建物内において照射室を建築又は改築する場合には、放射線遮蔽体を設置するにあたって、溶接設備の準備及び室内の適切な養生作業等を実施する必要があり、工数の増大や作業コストの増大につながるという問題点がある。
【0060】
一方、本実施の形態1の放射線遮蔽体20は、第1鋼板層30、第2鋼板層40、第3鋼板層50及び第4鋼板層60を構成する第1鋼板31,32,33,34、第2鋼板41,42,43,44、第3鋼板51,52,53,54及び第4鋼板61,62,63をボルト70により結合し固定するため、溶接作業のための溶接設備の準備及び室内の適切な養生作業等が不要であり、簡単且つ安価に放射線遮蔽体を形成することができる。また、第1鋼板層30にはフラットバー39a,39b,39c、第2鋼板層40にはフラットバー49a,49b,49c、第3鋼板層50にはフラットバー59a,59b,59c,59d,59e,59fが設けられているため、簡単に第1鋼板層30、第2鋼板層40、第3鋼板層50及び第4鋼板層60を構成する第1鋼板31,32,33,34、第2鋼板41,42,43,44、第3鋼板51,52,53,54及び第4鋼板61,62,63をボルト70により結合し固定することができる。
【0061】
また、本実施の形態1の放射線遮蔽体20は、照射室1の建築現場又は改築現場において、簡単に組立てることができ、組立後は各放射線遮蔽体20をユニットとして簡単に取り扱うことができる。なお、放射線遮蔽体20を照射室1の建築現場又は改築現場とは異なる場所の工場において組立てた後、照射室1の建築現場又は改築現場に運搬してもよい。
【0062】
このように、本実施の形態1に係る放射線遮蔽体は、放射線源を収容する照射室1の壁面部10に設けられる放射線遮蔽体20であって、照射室1の室外側方向から室内側方向に積層して設けられた第1,第2,第3,第4鋼板層30,40,50,60を備え、第1,第2,第3,第4鋼板層30,40,50,60は、矩形状の第1鋼板31,32,33,34、第2鋼板41,42,43,44、第3鋼板51,52,53,54及び第4鋼板61,62,63を有し、各鋼板層のうち、第1,第2,第3鋼板層30,40,50は、第1鋼板31,32,33,34、第2鋼板41,42,43,44及び第3鋼板51,52,53,54を有し、第1鋼板31,32,33,34、第2鋼板41,42,43,44及び第3鋼板51,52,53,54は、下端部31b及び上端部32a、下端部32b及び上端部33a、下端部33b及び上端部34a、下端部41b及び上端部42a、下端部42b及び上端部43a、下端部43b及び上端部44a、下端部51b及び上端部52a、下端部52b及び上端部53a、下端部53b及び上端部54aが隣り合って隣接部38a,38b,38c、隣接部48a,48b,48c及び隣接部58a,58b,58cを構成するように配置され、第1,第2,第3鋼板層30,40,50に対して、照射室1の室内側方向の次層の第2,第3,第4鋼板層40,50,60は、第2,第3,第4鋼板層40,50,60の第2鋼板41,42,43,44、第3鋼板51,52,53,54及び第4鋼板61,62,63の裏面部46,56,66に第1,第2,第3鋼板層30,40,50における隣接部38a,38b,38c、隣接部48a,48b,48c及び隣接部58a,58b,58cが対向するように配置されている。このため、放射線遮蔽体20の隣接部38a,38b,38c、隣接部48a,48b,48c及び隣接部58a,58b,58cから放射線が室内から室外へ漏出する可能性を低減することができ、且つ、放射線遮蔽体20は、第1鋼板31,32,33,34、第2鋼板41,42,43,44、第3鋼板51,52,53,54及び第4鋼板61,62,63を組み合わせて構成されており、大型の鋼板を準備、運搬する必要がないため、照射室1の建築現場又は改築現場で放射線遮蔽体20を簡単に組立てることができる。
【0063】
また、第1,第2,第3,第4鋼板層30,40,50,60のうち、最も照射室の室内側方向に設けられた第4鋼板層60は、第4鋼板が隣接部を有さないように配置されているため、第3鋼板層50における隣接部58a,58b,58cを小型の鋼板により簡単に遮蔽して放射線が室内から室外へ漏出する可能性を低減することができる。
【0064】
また、第1鋼板32,33,34は、その表面部35上に、隣接する第2鋼板層40の第2鋼板41,42,43を結合するためのフラットバー49a,49b,49cを有し、第2鋼板42,43,44は、その表面部45上に、隣接する第3鋼板層50の第3鋼板51,52,53を結合するためのフラットバー49a,49b,49cを有し、第3鋼板51,52,53,54は、その表面部55上に、隣接する第4鋼板層60の第4鋼板61,62,63を結合するためのフラットバー59a,59b,59c,59d,59e,59fを有するため、簡単に第1鋼板層30、第2鋼板層40、第3鋼板層50及び第4鋼板層60をボルト70によって結合することができる。
【0065】
また、第1,第2,第3,第4鋼板層30,40,50,60の、第1鋼板31,32,33,34、第2鋼板41,42,43,44、第3鋼板51,52,53,54及び第4鋼板61,62,63は、隣接する第1,第2,第3,第4鋼板層30,40,50,60に、ボルト70により結合されているため、溶接等の手法を用いることなく簡単な方法で鋼板を結合することができる。
【0066】
また、本実施の形態1に係る放射線遮蔽体20の組立方法は、放射線源を収容する照射室1の壁面部10に、第1鋼板31,32,33,34を、その下端部31b及び上端部32a、下端部32b及び上端部33a、下端部33b及び上端部34aが隣り合うように配置して第1鋼板層30を構成する工程と、第1鋼板層30に対して照射室1の内側方向に、第1鋼板層30の第1鋼板31,32,33,34を、その下端部31b及び上端部32a、下端部32b及び上端部33a、下端部33b及び上端部34aの隣接部38a,38b,38cと、第2鋼板41,42,43の裏面部36とが対向するように第2鋼板41,42,43,44を配置して第2鋼板層40を構成する工程とを含むため、大型の鋼板を準備、運搬する必要がなく、照射室1の建築現場又は改築現場で放射線遮蔽体20を簡単に組立てることができる。
【0067】
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2について説明する。なお、実施の形態2において、
図1~
図5の参照符号と同一の符号は、同一または同様な構成要素であるのでその詳細な説明は省略する。この実施の形態2では、実施の形態1に対して、放射線遮蔽体を照射室の天井部又は床部に設けるものである。
図6は、照射室1の床部を透過して室内を示す斜視図である。照射室1の壁面部10には、放射線遮蔽体20が取り付けられており、照射室1の天井部12には、放射線遮蔽体20が取り付けられている。天井部12に取り付けられた放射線遮蔽体20は、図示しない放射線発生装置から照射される放射線が、天井部12を貫通して照射室1の室外に漏出する可能性を低減するために取り付けられている。天井部12に取り付けられている放射線遮蔽体20は、第2鋼板44及び第3鋼板54を、第3鋼板54の表面部45側から照射室1の鉛直方向に沿って見たときに、第2鋼板44の下端部44bと第3鋼板54の下端部54cとが直線状ではなく、それぞれボルト孔を有する突出部47,57を有する。
【0068】
すなわち、実施の形態1に係る壁面部10に取り付けられている放射線遮蔽体20に対して、実施の形態2に係る天井部12に取り付けられている放射線遮蔽体20は、第2鋼板44の下端部44bと第3鋼板54の下端部54cとが、突出部47,57を有する点で異なっている。これにより、放射線遮蔽体20を天井部12に取り付ける場合に、第2鋼板44の下端部44bと第3鋼板54の下端部54cとがボルト70により天井部12に結合されて、固定されるため、放射線遮蔽体20の落下をより確実に防止することができる。
【0069】
また、本実施の形態2と同一の構成の放射線遮蔽体20を、
図1に示す床部11に設けることで、図示しない放射線発生装置から照射される放射線が、床部11を貫通して照射室1の室外に漏出する可能性を低減することができる。
【0070】
このように、本実施の形態2に係る放射線遮蔽体は、放射線源を収容する照射室1の天井部12又は床部11に設けられる放射線遮蔽体20であって、照射室1の室外側方向から室内側方向に積層して設けられた第1,第2,第3,第4鋼板層30,40,50,60を備え、第1,第2,第3,第4鋼板層30,40,50,60は、矩形状の第1鋼板31,32,33,34、第2鋼板41,42,43,44、第3鋼板51,52,53,54及び第4鋼板61,62,63を有し、各鋼板層のうち、第1,第2,第3鋼板層30,40,50は、第1鋼板31,32,33,34、第2鋼板41,42,43,44及び第3鋼板51,52,53,54を有し、第1鋼板31,32,33,34、第2鋼板41,42,43,44及び第3鋼板51,52,53,54は、下端部31b及び上端部32a、下端部32b及び上端部33a、下端部33b及び上端部34a、下端部41b及び上端部42a、下端部42b及び上端部43a、下端部43b及び上端部44a、下端部51b及び上端部52a、下端部52b及び上端部53a、下端部53b及び上端部54aが隣り合って隣接部38a,38b,38c、隣接部48a,48b,48c及び隣接部58a,58b,58cを構成するように配置され、第1,第2,第3鋼板層30,40,50に対して、照射室1の室内側方向の次層の第2,第3,第4鋼板層40,50,60は、第2,第3,第4鋼板層40,50,60の第2鋼板41,42,43,44、第3鋼板51,52,53,54及び第4鋼板61,62,63の裏面部46,56,66に第1,第2,第3鋼板層30,40,50における隣接部38a,38b,38c、隣接部48a,48b,48c及び隣接部58a,58b,58cが対向するように配置されている。このため、本発明の実施の形態1と同様の放射線遮蔽体20を、照射室1の建築現場又は改築現場の天井部12又は床部11に設けることができる。
【0071】
また、本実施の形態2に係る放射線遮蔽体20の組立方法は、放射線源を収容する照射室1の天井部12又は床部11に、第1鋼板31,32,33,34を、その下端部31b及び上端部32a、下端部32b及び上端部33a、下端部33b及び上端部34aが隣り合うように配置して第1鋼板層30を構成する工程と、第1鋼板層30に対して照射室1の内側方向に、第1鋼板層30の第1鋼板31,32,33,34を、その下端部31b及び上端部32a、下端部32b及び上端部33a、下端部33b及び上端部34aの隣接部38a,38b,38cと、第2鋼板41,42,43の裏面部36とが対向するように第2鋼板41,42,43,44を配置して第2鋼板層40を構成する工程とを含むため、本発明の実施の形態1と同様に、照射室1の建築現場又は改築現場で放射線遮蔽体20を簡単に組立てることができる。
【0072】
なお、本実施の形態2においては、床部11に実施の形態2の放射線遮蔽体20を設けていたが、床部11に実施の形態1の構成の放射線遮蔽体20を設けてもよい。
【0073】
また、実施の形態1及び2においては、第1鋼板層30、第2鋼板層40、第3鋼板層50及び第4鋼板層60を構成する第1鋼板31,32,33,34、第2鋼板41,42,43,44、第3鋼板51,52,53,54及び第4鋼板61,62,63は、結合部材を構成するボルト70により結合されていたが、鋼板を結合するための結合部材はボルト70に限定されるものではない。例えば、金属接合用の接着剤等の任意の結合部材を用いてもよいし、リベットやクリップ等の任意の機械的な結合部材を用いてもよい。
【0074】
また、実施の形態1及び2においては、隣接部38a,38b,38c,48a,48b,48c,58a,58b,58cにおいては、突出部同士の間隔が好ましくは10ミリメートル以下であり、より好ましくは5ミリメートル以下であるように各鋼板が配置されていたが、突出部同士の間隔は任意の間隔であってもよく、突出部同士が接触するように各鋼板を配置してもよい。
【0075】
また、実施の形態1及び2においては、放射線遮蔽部材層を構成する第1鋼板層30、第2鋼板層40、第3鋼板層50及び第4鋼板層60を用い、また、放射線遮蔽部材を構成する第1鋼板31,32,33,34、第2鋼板41,42,43,44、第3鋼板51,52,53,54及び第4鋼板61,62,63を用いており、第1,第2,第3,第4鋼板は普通鋼又はステンレス鋼等により形成されていたが、放射線遮蔽部材はこのような鋼板に限定されるものではない。放射線遮蔽部材としては、例えば他の種類の鋼板や、鉛板等の、放射線を遮蔽する任意の板状金属部材、又は非金属部材を用いてもよい。
【0076】
また、実施の形態1及び2における、第1鋼板31,32,33,34、第2鋼板41,42,43,44、第3鋼板51,52,53,54及び第4鋼板61,62,63と、その上端部41a,42a,43a、44a,51a,52a,53a,54a,62a,62a,63a及び下端部41b,42b,43b、44b,51b,52b,53b,54b,62b,62b,63bの形状は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更が可能である。
【0077】
また、実施の形態1及び2においては、放射線遮蔽体20の鋼板層は第1鋼板層30、第2鋼板層40、第3鋼板層50及び第4鋼板層60の合計4層から構成されていたが、これに限定されるものではなく、放射線遮蔽体20は本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意の層数の鋼板層から構成されていればよい。
【0078】
また、実施の形態1及び2においては、放射線遮蔽体20は、照射室1の壁面部10、床部11及び天井部12の室内側の面に設けられていたが、これに限定されるものではなく、照射室1の壁面部10、床部11及び天井部12の内部に埋め込まれていてもよいし、照射室1の壁面部10、床部11及び天井部12の室外側の面に設けられていてもよい。
【0079】
以上、好ましい実施の形態等について詳説したが、上述した実施の形態等に制限されることはなく、特許請求の範囲に記載された範囲を逸脱することなく、上述した実施の形態等に種々の変形及び置換を加えることができる。
【0080】
以下、本開示の諸態様を付記としてまとめて記載する。
(付記1)
放射線源を収容する部屋の壁部、床部及び天井部の少なくともいずれか1つに設けられる放射線遮蔽体であって、
前記部屋の室外側方向から室内側方向に積層して設けられた少なくとも2層の放射線遮蔽部材層を備え、
前記各放射線遮蔽部材層は、矩形状放射線遮蔽部材を有し、
前記各放射線遮蔽部材層のうち、少なくとも1層の前記放射線遮蔽部材層は、少なくとも2個の矩形状放射線遮蔽部材を有し、前記各矩形状放射線遮蔽部材は、端部同士が隣り合って隣接部を構成するように配置され、
前記少なくとも1層の前記放射線遮蔽部材層に対して、前記部屋の室内側方向の次層の前記放射線遮蔽部材層は、該放射線遮蔽部材層の矩形状放射線遮蔽部材の面部に前記少なくとも1層の前記放射線遮蔽部材層における前記隣接部が対向するように配置されている放射線遮蔽体。
(付記2)
前記放射線遮蔽部材層のうち、最も前記部屋の室内側方向に設けられた前記放射線遮蔽部材層は、前記矩形状放射線遮蔽部材が前記隣接部を有さないように配置されている付記1に記載の放射線遮蔽体。
(付記3)
少なくとも1個の前記矩形状放射線遮蔽部材は、該矩形状放射線遮蔽部材の面上に、隣接する前記放射線遮蔽部材層の前記矩形状放射線遮蔽部材を結合するための棒状部材を有する付記1又は2に記載の放射線遮蔽体。
(付記4)
前記各放射線遮蔽部材層の前記矩形状放射線遮蔽部材は、隣接する他の前記放射線遮蔽部材層に、結合部材により結合されている付記1~3のいずれか一項に記載の放射線遮蔽体。
(付記5)
放射線源を収容する部屋の壁部、床部及び天井部の少なくともいずれか1つに、少なくとも2個以上の矩形状放射線遮蔽部材を、その端部同士が隣り合うように配置して第1放射線遮蔽部材層を構成する工程と、
前記第1放射線遮蔽部材層に対して前記部屋の内側方向に、前記第1放射線遮蔽部材層の前記矩形状放射線遮蔽部材の前記端部同士の隣接部と、前記矩形状放射線遮蔽部材の面部とが対向するように前記矩形状放射線遮蔽部材を配置して第2放射線遮蔽部材層を構成する工程と
を含む放射線遮蔽体の組立方法。
【符号の説明】
【0081】
10 壁面部(壁部)、11 床部、12 天井部、20 放射線遮蔽体、30第1鋼板層(放射線遮蔽部材層)、31 第1鋼板(矩形状放射線遮蔽部材)、31a 上端部、31b 下端部、32 第1鋼板(矩形状放射線遮蔽部材)、32a 上端部、32b 下端部、33 第1鋼板(矩形状放射線遮蔽部材)、33a 上端部、33b 下端部、34 第1鋼板(矩形状放射線遮蔽部材)、34a 上端部、34b 下端部、36 裏面部(面部)、38a 隣接部、38b 隣接部、38c 隣接部、39a フラットバー(棒状部材)、39b フラットバー(棒状部材)、39c フラットバー(棒状部材)、40第2鋼板層(放射線遮蔽部材層)、41 第2鋼板(矩形状放射線遮蔽部材)、41a 上端部、41b 下端部、42 第2鋼板(矩形状放射線遮蔽部材)、42a 上端部、42b 下端部、43 第2鋼板(矩形状放射線遮蔽部材)、43a 上端部、43b 下端部、44 第2鋼板(矩形状放射線遮蔽部材)、44a 上端部、44b 下端部、46 裏面部(面部)、48a 隣接部、48b 隣接部、48c 隣接部、49a フラットバー(棒状部材)、49b フラットバー(棒状部材)、49c フラットバー(棒状部材)、50第3鋼板層(放射線遮蔽部材層)、51 第3鋼板(矩形状放射線遮蔽部材)、51a 上端部、51b 下端部、52 第3鋼板(矩形状放射線遮蔽部材)、52a 上端部、52b 下端部、53 第3鋼板(矩形状放射線遮蔽部材)、53a 上端部、53b 下端部、54 第3鋼板(矩形状放射線遮蔽部材)、54a 上端部、54b 下端部、56 裏面部(面部)、58a 隣接部、58b 隣接部、58c 隣接部、59a フラットバー(棒状部材)、59b フラットバー(棒状部材)、59c フラットバー(棒状部材)、59d フラットバー(棒状部材)、59e フラットバー(棒状部材)、59f フラットバー(棒状部材)、60第4鋼板層(放射線遮蔽部材層)、61 第4鋼板(矩形状放射線遮蔽部材)、61a 上端部、61b 下端部、62 第4鋼板(矩形状放射線遮蔽部材)、62a 上端部、62b 下端部、63 第4鋼板(矩形状放射線遮蔽部材)、63a 上端部、63b 下端部、66 裏面部(面部)、70 ボルト(結合部材)。