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  • 特開-樹脂凸版洗浄装置。 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024157163
(43)【公開日】2024-11-07
(54)【発明の名称】樹脂凸版洗浄装置。
(51)【国際特許分類】
   B08B 1/00 20240101AFI20241030BHJP
   B08B 3/04 20060101ALI20241030BHJP
【FI】
B08B1/00
B08B3/04 B
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023071330
(22)【出願日】2023-04-25
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2024-08-20
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和4年10月1日に、株式会社トーモクに刷版洗浄装置を販売した。
(71)【出願人】
【識別番号】596057631
【氏名又は名称】篠田商事株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001807
【氏名又は名称】弁理士法人磯野国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】篠田 洋平
(72)【発明者】
【氏名】秋田 考之
(72)【発明者】
【氏名】厨子 竜太
【テーマコード(参考)】
3B116
3B201
【Fターム(参考)】
3B116AA46
3B116AB14
3B116BA02
3B116BA23
3B116BB88
3B116CC03
3B201AA46
3B201AB14
3B201BA02
3B201BB88
3B201BB92
3B201CC12
(57)【要約】      (修正有)
【課題】刷版を洗浄した後に、効率的に乾燥させることができる刷版洗浄装置を提供することを課題とする。
【解決手段】刷版4を搬送する搬送機構2と、刷版4を洗浄する洗浄機構3と、を備え、搬送機構2は、刷版4を洗浄機構3に送る第一搬送部21と、洗浄機構3の下流側に刷版4を送る第二搬送部22とを有し、第二搬送部22は、洗浄機構3から見て刷版4を上向きに傾斜させる傾斜搬送部22cを有することを特徴とする。また、第二搬送部22を搬送中の刷版4に向けて気体を噴出する気体噴出機5を備えることが好ましい。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
刷版を搬送する搬送機構と、
前記刷版を洗浄する洗浄機構と、を備え、
前記搬送機構は、前記刷版を前記洗浄機構に送る第一搬送部と、前記洗浄機構の下流側に前記刷版を送る第二搬送部とを有し、前記第二搬送部は、前記洗浄機構から見て前記刷版を上向きに傾斜させる傾斜搬送部を有することを特徴とする刷版洗浄装置。
【請求項2】
前記第二搬送部の前記刷版に向けて気体を噴出する気体噴出機を備えることを特徴とする請求項1に記載の刷版洗浄装置。
【請求項3】
前記気体噴出機は、前記第二搬送部の始端側に向けて気体を噴出することを特徴とする請求項2に記載の刷版洗浄装置。
【請求項4】
水平面に対する前記傾斜搬送部の傾斜角度は10度以上であることを特徴とする請求項1に記載の刷版洗浄装置。
【請求項5】
前記第二搬送部は、前記刷版の表面に付着した洗浄水を吸収する絞りロールを有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の刷版洗浄装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、刷版を洗浄する刷版洗浄装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えばフレキソ印刷では、キャリアシートにフレキソ版(樹脂凸版)貼り付けた刷版を版シリンダに装着して印刷を行っている。印刷後は、シリンダから刷版を取り外すが、取り外し刷版を再使用する場合に備え、刷版に付着したインクを洗い流すことが多い(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2020-090638号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
洗浄後の刷版の乾燥方法としては、吸水性の素材からなる絞りロール等を用いて水分を吸収する方法が知られている。しかしながら、フレキソ版には、インクが付着する凸部と、インクが付着しない凹部とがあり、凹部に洗浄液が残留し易いため、凹部に溜まった水分を取り除くことができず、乾燥が不十分になるという問題がある。
【0005】
このような観点から、本発明は、刷版を洗浄した後に、効率的に乾燥させることができる刷版洗浄装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決する本発明は、刷版を搬送する搬送機構と、前記刷版を洗浄する洗浄機構と、を備え、前記搬送機構は、前記刷版を前記洗浄機構に送る第一搬送部と、前記洗浄機構の下流側に前記刷版を送る第二搬送部とを有し、前記第二搬送部は、前記洗浄機構から見て前記刷版を上向きに傾斜させる傾斜搬送部を有することを特徴とする。
【0007】
本発明によれば洗浄後の刷版を傾斜させることができるため、刷版の凹部に溜まった洗浄水が凹部の外側に排出され易くなる。
【0008】
また、前記第二搬送部の前記刷版に向けて気体を噴出する気体噴出機を備えることが好ましい。
【0009】
本発明によれば、洗浄水が溜まった部位に向かって気体噴出機が気体を噴出するため、洗浄水を効率的に除去することができる。
【0010】
また、前記気体噴出機は、前記第二搬送部の始端側に向けて気体を噴出することが好ましい。
【0011】
本発明によれば、刷版の移動方向とは反対向きに気体を噴出することができるため、効率的に洗浄水を凹部の外側に排出し易くすることができる。
【0012】
また、水平面に対する前記傾斜搬送部の傾斜角度は10度以上であることが好ましい。
【0013】
本発明によれば、刷版を傾斜させて、効率的に洗浄水を凹部の外側に排出し易くすることができる。
【0014】
また、前記第二搬送部は、前記刷版の表面に付着した洗浄水を吸収する絞りロールを有することが好ましい。
【0015】
本発明によれば、絞りロールにより洗浄水を吸収することができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明に係る刷版洗浄装置よれば、刷版を洗浄した後に、効率的に乾燥させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】実施形態に係る刷版洗浄装置に係る側面図である。
図2】実施形態に係る刷版洗浄装置の拡大側面図である。
図3】刷版を示す斜視図である。
図4】傾斜搬送部を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の各実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、図面の説明において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
【0019】
刷版洗浄装置100は、印刷完了後の刷版を洗浄する装置である。図1に示すように、刷版洗浄装置100は、カバー1と、搬送機構2と、洗浄機構3と、を備えている。カバー1は、搬送機構2と、洗浄機構3を内部に収容する筐体である。
【0020】
刷版洗浄装置100の入口側には、準備部50が設置されている。準備部50は、例えば作業台等である。準備部50には、印刷後にシリンダから取り外した刷版4が載置されている。刷版4は、樹脂製のキャリアシートにフレキソ版(樹脂凸版)40(図3参照)を貼着したものであり、例えば平面視矩形状を呈している。
【0021】
刷版洗浄装置100出口側には搬出部52と載置部53が設置されている。搬出部52は、下方に向かって徐々に傾斜するスロープ構造となっている。洗浄後の刷版4は、搬出部52に沿って移動し、載置部53に静置される。
【0022】
搬送機構2は、カバー1の入口から出口に向けて、刷版4を搬送する部位である。図2に示すように、搬送機構2は、第一搬送部21と、第二搬送部22と、を備えている。第一搬送部21は、刷版4を洗浄機構3へと搬送する機構を備えている。第二搬送部22は、洗浄が完了した刷版4を洗浄機構3の下流側(カバー1の出口側)へ搬送する機構を備えている。
【0023】
第一搬送部21は、第一搬送ローラ21a,21bと、洗浄テーブル21cと、を備えている。第一搬送ローラ21a,21bは、上下に対向するように設けられており、刷版4を挟んで下流側へ送り出すローラ部材である。第一搬送ローラ21a,21bは円柱状を呈している。第一搬送ローラ21a,21bの表面は、例えばゴムやスポンジ等の弾性部材によって形成されている。上側の第一搬送ローラ21aが側面視して反時計回りに回転し、下側の第一搬送ローラ21bが側面視して時計回りに回転することで刷版4を下流側へと送り出している。なお、本実施形態の第一搬送ローラは、上下に一対の構成としているが二対以上設けてもよい。洗浄テーブル21cは、洗浄中の刷版4を下側から支持する部位である。
【0024】
第二搬送部22は、第二搬送ローラ22a,22bと、傾斜搬送部22cと、絞りロール22d,22eと、補助テーブル22fとを備えている。第二搬送ローラ22a,22bは、上下に対向するように設けられており、前記した第一搬送ローラ21a,21bと同様の構成である。第二搬送ローラ22a,22bは、洗浄テーブル21cよりも下流側に配置され、洗浄が完了した刷版4を挟んで下流側へ送り出す。
【0025】
絞りロール22d,22eは、洗浄後の刷版4の表面に付着した水分を拭き取る部位である。絞りロール22d,22eは、例えば吸水性に優れたスポンジロール等である。絞りロール22d,22eは、円柱状を呈する。
【0026】
絞りロール22d,22eは、上下に対向するように設けられている。また、絞りロール22d,22eは、第二搬送ローラ22a,22bから見て斜め上方に位置するように設けられている。つまり、第二搬送ローラ22a,22bと絞りロール22d,22eとの間には、刷版4を搬送する際に、刷版4を上向きに傾斜させる傾斜搬送部22cが形成されている。図4に示すように、傾斜搬送部22cの水面に対する径傾斜角度θは、10度以上であることが好ましく、20度以上がより好ましい。補助テーブル22fは、刷版4が上向きに傾斜するようにガイドする部位であり、下側の第二搬送ローラ22bと下側の絞りロール22eの間に配置されていて、傾斜搬送部22cと同じ角度で傾斜している。
【0027】
洗浄機構3は、洗剤槽3aと、ブラシ3bと、洗浄水槽3cとを備えている。洗剤槽3aには、液状の洗剤が貯留されており、洗浄テーブル21cを移動する刷版4に向けて洗剤を供給する部位である。ブラシ3bは、刷版4を擦ることで、刷版4に付着したインクを落とす部位であり、平ブラシやロールブラシ等がある。本実施形態のブラシ3bは平ブラシであり、刷版4を洗浄テーブル21cに押し付けつつ、前後左右に動くことで、刷版4の表面を擦り洗いする。洗浄水槽3cは、水等の洗浄液が充填されており、洗浄テーブル21cを移動する刷版4に向けて洗浄液を供給する。本実施形態の洗浄水槽3cは、上側の第二搬送ローラ22aの上方に設けられており、上側の第二搬送ローラ22aの外周面を介して洗浄水を刷版4に供給している。
【0028】
気体噴出機5は、洗浄水が付着した刷版4に対して所定の圧力でクリーンドライエア等の気体を噴射する。気体噴出機5から噴出させた気体で洗浄液を飛ばすことで刷版4の表面から水滴を除去する。気体噴出機5は、刷版4の移動方向と直交する方向に複数配列されている。気体噴出機5は、第二搬送部22の終端側に配置されており、第二搬送部22の始端側に向けて気体を噴出する。
【0029】
次に、刷版4を乾燥させる方法について説明する。図3に示すように、刷版4は、例えば、ゴムや樹脂等で形成されたフレキソ版40を備えている。フレキソ版40には、インクが付着する凸部41と、インクが付着しない凹部42と、凸部41と凹部42を繋ぐ段差側壁43と、を備えている。図4に示すように、段差側壁43は、傾斜している。洗浄水は、凹部42に溜まりやすい。第二搬送部22においてフレキソ版40を傾斜させると、凹部42内の洗浄水は、下方向に移動し、段差側壁43に堰き止められるが、フレキソ版40が傾斜していると、段差側壁43の傾斜角度が緩やかになるため、凹部42の外側へと流れやすくなっている。この状態で、気体噴出機5による気体噴出を行うことで、洗浄水を確実に凹部42の外側へと排出することができる。
【0030】
以上説明した刷版洗浄装置100によれば、刷版4を搬送する搬送機構2と、刷版4を洗浄する洗浄機構3と、を備え、搬送機構2は、刷版4を洗浄機構3に送る第一搬送部21と、洗浄機構3の下流側に刷版4を送る第二搬送部22とを有し、第二搬送部22は、洗浄機構3から見て刷版4を上向きに傾斜させる傾斜搬送部22cを有している。これにより、洗浄後の刷版4を傾斜させることができるため、フレキソ版40の凹部42に溜まった洗浄水が凹部42の外側に排出され易くなる。そのため、刷版4を洗浄した後に効率的に乾燥させることができる。
【0031】
また、第二搬送部22の刷版4(フレキソ版40)に向けて気体を噴出する気体噴出機5を備えている。これにより、凹部42等の洗浄水が溜まりやすい部位に向かって気体噴出機5が気体を噴出するため、洗浄水を効率的に除去することができる。
【0032】
また、気体噴出機5は、第二搬送部22の始端側に向けて気体を噴出する。つまり、刷版4の移動方向とは反対向きに気体が噴出するため、効率的に洗浄水を凹部42の外側に排出できる。
【0033】
また、水平面に対する傾斜搬送部22cの傾斜角度は10度以上が好ましい。これにより、刷版4を傾斜させて、効率的に洗浄水を凹部42の外側に排出できる。また、傾斜角度は20度以上とすることがより好ましい。傾斜搬送部22cの傾斜角度を大きくするほど、洗浄水を外側へ排出するための傾斜搬送部22cの距離を短くすることでき、装置全体を小型化することができる。
【0034】
また、第二搬送部22は、刷版4の表面に付着した洗浄水を吸収する絞りロール22d,22eを有する。そのため、絞りロール22d,22eにより洗浄水を吸収することができる。
【0035】
以上本発明の実施形態について説明したが、発明の趣旨に反しない範囲において、適宜設計変更が可能である。例えば、第一搬送部21および第二搬送部22は、ローラコンベヤやベルトコンベアであってもよい。
傾斜搬送部22cの傾斜角度は、一定である必要は無く、徐々に大きくしてもよい。また、傾斜搬送部22cの最大傾斜角度は、90度以上としてもよい。傾斜搬送部22cの最大傾斜角度を90度よりも大きくすると、刷版4の上下が反対になる(フレキソ版40が下を向くようになる)ため、洗浄水に作用する重力のみでも、洗浄水を凹部42から除去できるようになる。
【符号の説明】
【0036】
1 カバー
2 搬送機構
3 洗浄機構
21 第一搬送部
21a 第一搬送ローラ
21b 第一搬送ローラ
21c 洗浄テーブル
22 第二搬送部
22a 第二搬送ローラ
22b 第二搬送ローラ
22c 傾斜搬送部
22d 絞りロール
4 刷版
5 気体噴出機
100 刷版洗浄装置
図1
図2
図3
図4
【手続補正書】
【提出日】2024-04-26
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
樹脂凸版からなる刷版を搬送する搬送機構と、
前記刷版を洗浄する洗浄機構と、を備え、
前記搬送機構は、前記刷版を前記洗浄機構に送る第一搬送部と、前記洗浄機構の下流側に前記刷版を送る第二搬送部とを有し、前記第二搬送部は、前記洗浄機構から見て前記刷版を上向きに傾斜させる傾斜搬送部を有し、
前記第一搬送部は、前記刷版を下側から支持する洗浄テーブルを備え、
前記洗浄機構は、ブラシを備えており、
前記ブラシは、前記刷版を前記洗浄テーブルに押し付けつつ前記刷版の表面を擦り洗いすることを特徴とする樹脂凸版洗浄装置。
【請求項2】
前記第二搬送部は、前記刷版を前記傾斜搬送部へ送り出す搬送ローラを前記ブラシの下流側に有し、
前記洗浄機構は、前記搬送ローラの外周面を介して洗浄水を前記刷版に供給することを特徴とする請求項1に記載の樹脂凸版洗浄装置。
【請求項3】
前記第二搬送部の前記刷版の移動方向と直交する方向に複数配列され、前記刷版に向けて気体を噴出する気体噴出機を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の樹脂凸版洗浄装置。
【請求項4】
前記気体噴出機は、前記第二搬送部の始端側に向けて気体を噴出することを特徴とする請求項3に記載の樹脂凸版洗浄装置。
【請求項5】
水平面に対する前記傾斜搬送部の傾斜角度は10度以上であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の樹脂凸版洗浄装置。
【請求項6】
前記第二搬送部は、前記刷版の表面に付着した前記洗浄水を吸収する絞りロールを前記気体噴出器の下流側に有することを特徴とする請求項3に記載の樹脂凸版洗浄装置。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0001】
本発明は、樹脂凸版を洗浄する樹脂凸版洗浄装置に関する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
前記課題を解決する本発明は、樹脂凸版からなる刷版を搬送する搬送機構と、前記刷版を洗浄する洗浄機構と、を備え、前記搬送機構は、前記刷版を前記洗浄機構に送る第一搬送部と、前記洗浄機構の下流側に前記刷版を送る第二搬送部とを有し、前記第二搬送部は、前記洗浄機構から見て前記刷版を上向きに傾斜させる傾斜搬送部を有し、前記第一搬送部は、前記刷版を下側から支持する洗浄テーブルを備え、前記洗浄機構は、ブラシを備えており、前記ブラシは、前記刷版を前記洗浄テーブルに押し付けつつ前記刷版の表面を擦り洗いすることを特徴とする。また、前記第二搬送部は、前記刷版を前記傾斜搬送部へ送り出す搬送ローラを前記ブラシの下流側に有し、前記洗浄機構は、前記搬送ローラの外周面を介して洗浄水を前記刷版に供給することが好ましい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
また、前記第二搬送部の前記刷版の移動方向と直交する方向に複数配列され、前記刷版に向けて気体を噴出する気体噴出機を備えることが好ましい。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0014】
また、前記第二搬送部は、前記刷版の表面に付着した前記洗浄水を吸収する絞りロールを前記気体噴出器の下流側に有することが好ましい。