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特開2024-157222ユーザ情報管理システム、ユーザ情報管理サーバ、ユーザ情報管理プログラム、及び、ユーザ情報管理方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024157222
(43)【公開日】2024-11-07
(54)【発明の名称】ユーザ情報管理システム、ユーザ情報管理サーバ、ユーザ情報管理プログラム、及び、ユーザ情報管理方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/10 20230101AFI20241030BHJP
【FI】
G06Q10/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】19
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023071451
(22)【出願日】2023-04-25
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り ナビプラス株式会社により令和5年4月12日にhttps://kudasa.io/にてオンライン会議名刺収集システムの発明に係るサービス(サービスの名称「くだサイ。」)が電気通信回線を通じて発表された。
(71)【出願人】
【識別番号】513242542
【氏名又は名称】ナビプラス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003937
【氏名又は名称】弁理士法人前川知的財産事務所
(72)【発明者】
【氏名】上仲 徹
【テーマコード(参考)】
5L010
5L049
【Fターム(参考)】
5L010AA12
5L049AA12
(57)【要約】
【課題】オンライン会議での名刺情報の交換におけるユーザの利便性を向上するユーザ情報管理システム、ユーザ情報管理サーバ、ユーザ情報管理プログラム、及び、ユーザ情報管理方法を提供すること。
【解決手段】オンライン会議に接続するための第1会議アドレスを発行する第1会議アドレス発行部と、前記第1会議アドレスに紐づく第2会議アドレスを発行する第2会議アドレス発行部と、前記第2会議アドレスを介して接続するユーザ端末からユーザ情報を取得するユーザ情報取得部と、を備える。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
名刺情報を含むユーザ情報を管理するユーザ情報管理サービスを提供するユーザ情報管理システムであって、
オンライン会議に接続するための第1会議アドレスを発行する第1会議アドレス発行部と、
前記第1会議アドレスに紐づく第2会議アドレスを発行する第2会議アドレス発行部と、
前記第2会議アドレスを介して接続するユーザ端末からユーザ情報を取得するユーザ情報取得部と、
を備えるユーザ情報管理システム。
【請求項2】
前記ユーザ情報取得部は、前記ユーザ端末から前記ユーザ情報管理サービスの利用経験の有無に関する回答情報を取得し、前記回答情報が利用経験なしの場合に、前記ユーザ情報を取得する、
請求項1に記載のユーザ情報管理システム。
【請求項3】
前記ユーザ情報取得部は、前記回答情報の入力を受け付ける第1情報を生成し、前記第1情報を前記ユーザ端末に出力する、
請求項2に記載のユーザ情報管理システム。
【請求項4】
前記ユーザ情報取得部は、
前記ユーザ端末に前記第1情報を出力してから前記ユーザ端末に前記第1会議アドレスへの遷移を許可する、
請求項3に記載のユーザ情報管理システム。
【請求項5】
前記ユーザ情報取得部は、前記ユーザ情報の入力を受け付ける第2情報を生成し、前記第2情報を前記ユーザ端末に出力する、
請求項1または2に記載のユーザ情報管理システム。
【請求項6】
前記第2会議アドレスは前記第1情報にリンクする、
請求項3に記載のユーザ情報管理システム。
【請求項7】
前記ユーザ情報取得部は、前記第2会議アドレスを用いた前記ユーザ端末からの接続に応じて前記第1情報を前記ユーザ端末に出力させる、
請求項3に記載のユーザ情報管理システム。
【請求項8】
前記名刺情報は、氏名、所属先名称、連絡先情報を含み、前記連絡先情報はメールアドレスを含む、
請求項1に記載のユーザ情報管理システム。
【請求項9】
前記メールアドレスを取得した場合に、前記メールアドレス宛に第3情報を送信するメール送信部と、を備える
請求項8に記載のユーザ情報管理システム。
【請求項10】
前記オンライン会議の配信情報を取得する配信情報取得部と、をさらに備える、
請求項1に記載のユーザ情報管理システム。
【請求項11】
前記ユーザ情報取得部は、前記配信情報に基づいて、前記オンライン会議の参加者情報を生成する、
請求項10に記載のユーザ情報管理システム。
【請求項12】
前記参加者情報は、前記オンライン会議の参加者の名称と顔画像を紐づけた情報を含む、
請求項11に記載のユーザ情報管理システム。
【請求項13】
前記配信情報に基づいて前記オンライン会議の参加者の発言を解析する解析部と、をさらに備える、
請求項10に記載のユーザ情報管理システム。
【請求項14】
前記解析部は、前記配信情報に基づいて前記オンライン会議の参加者の表情を解析する、
請求項13に記載のユーザ情報管理システム。
【請求項15】
前記ユーザ情報取得部は、前記オンライン会議の主催者の名刺情報を含めて前記第1情報を生成し出力する、
請求項3に記載のユーザ情報管理システム。
【請求項16】
名刺情報を含むユーザ情報を管理するユーザ情報管理サーバであって、
オンライン会議に接続するための第1会議アドレスを取得し、前記第1会議アドレスに紐づく第2会議アドレスを発行する第2会議アドレス発行部と、
前記第2会議アドレスを介して接続するユーザ端末からユーザ情報を取得するユーザ情報取得部と、
を備えるユーザ情報管理サーバ。
【請求項17】
前記第1会議アドレスは、外部のオンライン会議サーバが発行した会議アドレスである、
請求項16に記載のユーザ情報管理サーバ。
【請求項18】
プロセッサと、記憶部とを備えるコンピュータに実行させるための、名刺情報を含むユーザ情報を管理するユーザ情報管理プログラムあって、
前記プロセッサは、
オンライン会議に接続するための第1会議アドレスを取得するステップと、
前記第1会議アドレスに紐づく第2会議アドレスを発行するステップと、
前記第2会議アドレスを介して接続するユーザ端末からユーザ情報を取得するステップと、
を実行するユーザ情報管理プログラム。
【請求項19】
プロセッサと記憶部とを備えるコンピュータにより実行される、名刺情報を含むユーザ情報を管理するユーザ情報管理方法であって、
前記コンピュータに、請求項18に記載のプログラムを実行させる、
ユーザ情報管理方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示はユーザ情報管理システム、ユーザ情報管理サーバ、ユーザ情報管理プログラム、及び、ユーザ情報管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、在宅勤務やリモートワークの普及に伴い、ビジネスの現場においてオンライン会議(Webミーティングやテレビ会議ともいう)の利用が拡大している。オンライン会議では、初対面の相手と物理的には名刺交換ができないため、取引先や顧客情報の収集が難しい。
【0003】
そこで、オンライン会議においても、参加者が氏名や連絡先などの名刺情報を電子的に交換できるシステムが検討されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2022-122079号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1のシステムでは、オンライン会議の参加者が、同一の名刺情報交換サービス上で事前に名刺画像等の名刺情報を登録する手間が必要であり、オンライン会議の参加者、特に連絡先のわからない相手に登録を促すことが難しく、ユーザの利便性が悪いという問題があった。
【0006】
そこで、本開示の目的は、オンライン会議での名刺情報の交換におけるユーザの利便性を向上するユーザ情報管理システム、ユーザ情報管理サーバ、ユーザ情報管理プログラム、及び、ユーザ情報管理方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記した目的を達成するために、本開示に係るユーザ情報管理システムは、名刺情報を含むユーザ情報を管理するユーザ情報管理サービスを提供するユーザ情報管理システムであって、オンライン会議に接続するための第1会議アドレスを発行する第1会議アドレス発行部と、前記第1会議アドレスに紐づく第2会議アドレスを発行する第2会議アドレス発行部と、前記第2会議アドレスを介して接続するユーザ端末からユーザ情報を取得するユーザ情報取得部と、を備える。
【0008】
上記した目的を達成するために、本開示に係るユーザ情報管理サーバは、名刺情報を含むユーザ情報を管理するユーザ情報管理サーバであって、オンライン会議に接続するための第1会議アドレスを取得し、前記第1会議アドレスに紐づく第2会議アドレスを発行する第2会議アドレス発行部と、前記第2会議アドレスを介して接続するユーザ端末からユーザ情報を取得するユーザ情報取得部と、を備える。
【0009】
上記した目的を達成するために、本開示に係るユーザ情報管理プログラムは、プロセッサと、記憶部とを備えるコンピュータに実行させるための、名刺情報を含むユーザ情報を管理するユーザ情報管理プログラムあって、前記プロセッサは、オンライン会議に接続するための第1会議アドレスを取得するステップと、前記第1会議アドレスに紐づく第2会議アドレスを発行するステップと、前記第2会議アドレスを介して接続するユーザ端末からユーザ情報を取得するステップと、を実行する。
【0010】
上記した目的を達成するために、本開示に係るユーザ情報管理方法は、プロセッサと記憶部とを備えるコンピュータにより実行される、名刺情報を含むユーザ情報を管理するユーザ情報管理方法であって、前記コンピュータにオンライン会議に接続するための第1会議アドレスを取得するステップと、前記第1会議アドレスに紐づく第2会議アドレスを発行するステップと、前記第2会議アドレスを介して接続するユーザ端末からユーザ情報を取得するステップと、を実行させる。
【発明の効果】
【0011】
上記手段を用いる本開示によれば、オンライン会議での名刺情報の交換におけるユーザの利便性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】第1実施形態のユーザ情報管理システム1の全体の構成を示す図である。
図2】第1実施形態のユーザ情報管理サーバ10の機能構成を示すブロック図である。
図3】第1実施形態のユーザ情報管理サーバ10の記憶部101に記憶される情報を示す図である。
図4】第1実施形態のオンライン会議サーバ20の機能構成を示すブロック図である。
図5】第1実施形態のユーザ端末30の機能構成を示すブロック図である。す図である。
図6】第1実施形態の会議アドレス発行処理の動作を示すフローチャートである。
図7】第1実施形態のフォーム入力処理の動作を示すフローチャートである。
図8】第1実施形態の議事録共有処理の動作を示すフローチャートである。
図9】フォーム入力処理の第1の表示画面例である。
図10】フォーム入力処理の第2の表示画面例である。
図11】第2実施形態のユーザ情報管理システム2の全体の構成を示す図である。
図12】第2実施形態のユーザ情報管理サーバ40の機能構成を示すブロック図である。
図13】第2実施形態の会議アドレス発行処理の動作を示すフローチャートである。
図14】コンピュータの基本的なハードウェア構成を示すブロック図である。
図15】第1実施形態の会議アドレス発行処理の変型例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本開示の実施形態を図面に基づき説明する。
まず第1実施形態について説明する。
【0014】
<システム構成>
本開示の第1実施形態におけるユーザ情報管理システム1は、ユーザ情報の管理を支援するユーザ情報管理サービスを提供する情報処理システムである。
【0015】
ユーザ情報管理サービスは、ユーザ情報を管理するサービスである。ユーザは、オンライン会議の参加者であり、主催者を含む。ユーザ情報は、ユーザの名刺情報を含む。名刺情報は、ユーザの氏名、所属先名称、役職、連絡先情報、を含む。連絡先情報は、メールアドレス、電話番号、住所を含む。具体的には、ユーザ情報管理サービスは、オンライン会議の参加者(ユーザ)から参加者(ユーザ)の名刺情報等を取得したり、オンライン会議の配信情報を解析して参加者リストや議事録を生成し共有したりするサービスである。ユーザは、オンライン会議を主催する側のホストユーザと、オンライン会議に招待された側のゲストユーザに分類される。ホストユーザは、ユーザ情報管理サービスの利用登録(利用契約)をしている。本実施形態のホストユーザは、ホストユーザが所属する企業が、ユーザ情報管理サービスの利用登録主体であるものとする。このように利用登録の主体は企業でもよく、個人ユーザであってもよい。利用登録の主体が企業の場合は、以下において、ユーザ企業と呼ぶ。ゲストユーザは、ユーザ情報管理サービスの利用登録をしていても、していなくてもよい。また、以下の説明において、ユーザのうち、ユーザ情報管理サービスの利用登録をしているユーザを契約ユーザ、利用登録をしていない参加者を未契約ユーザ、と区別して呼ぶ場合がある。
【0016】
ホストユーザ及びゲストユーザは、事前に共有された所定の会議アドレスから、オンライン会議サーバに接続することでオンライン会議に参加することができる。会議アドレスは、オンラインで開催されるオンライン会議に参加するための一意に識別されるURLやIDであり、オンライン会議の新規予約時等にオンライン会議サーバから発行される。なお、会議アドレスは、パスワードと組み合わせてもよい。
【0017】
図1は、本開示の第1実施形態に係るユーザ情報管理システム1のシステム構成図である。ユーザ情報管理システム1は、ネットワークNWを介して接続された、ユーザ情報管理サーバ10、オンライン会議サーバ20、ユーザ端末30、の情報処理装置を備える。
各情報処理装置は演算装置と記憶装置とを備えたコンピュータにより構成されている。コンピュータの基本ハードウェア構成及び、当該ハードウェア構成により実現されるコンピュータの基本機能構成は後述する。
ユーザ端末30は、2以上のユーザのそれぞれが使用する2以上のユーザ端末を含む。図1では、ユーザ端末30として、第1ユーザが使用する第1ユーザ端末30A、第2ユーザが使用する第2ユーザ端末30Bの2つの端末が例示されている。本実施形態では第1ユーザはホストユーザであり、第2ユーザはゲストユーザである。すなわち、第1ユーザはユーザ情報管理サービスの利用登録済みである。一方、第2ユーザはユーザ情報管理サービスの利用登録をしていないものとする。
【0018】
ネットワークNWは、例えばインターネット、VPN(VirtualPrivateNetwork)、イントラネット、近距離無線通信等のネットワークである。説明の簡略化のため、図1では、ユーザ情報管理サーバ10は、ネットワークNWを介して1のオンライン会議サーバ20と接続しているが、2以上のオンライン会議サーバ20と接続しても構わない。同様に、ユーザ情報管理サーバ10は、3以上のユーザ端末30と接続可能である。また、1のユーザ端末30を複数のユーザが使用しても構わない。また、ユーザ情報管理サーバ10は、2以上の物理的または仮想的なサーバから構成されていてもよい。ユーザ情報管理サービスの運営事業者は、ユーザ情報管理システム1を用いてユーザにユーザ情報の管理を支援するユーザ情報管理サービスを提供する。
【0019】
<ユーザ情報管理サーバの構成>
図2は、ユーザ情報管理サーバ10の機能構成を示すブロック図である。
【0020】
ユーザ情報管理サーバ10は、ユーザ情報管理サービスを提供する情報処理装置(ユーザ情報管理装置)である。ユーザ情報管理サーバ10は、記憶部101と制御部103を備える。
【0021】
<ユーザ情報管理サーバの記憶部の構成>
ユーザ情報管理サーバ10の記憶部101は、ユーザ情報管理システム1がユーザ情報の管理を実行するのに用いる情報を記憶する記憶装置である。図2において、記憶部101はユーザ情報管理サーバ10と一体に記載しているが、ユーザ情報管理サーバ10と物理的に独立した記憶装置であっても構わない。
【0022】
記憶部101は、アプリケーションプログラム1011、ホスト情報テーブル1012、ゲスト情報テーブル1013、会議情報テーブル1014、ユーザ企業情報テーブル1015、画像解析数理モデル1021、言語解析数理モデル1022、を備える。記憶部101は、これらに属さないその他の情報、例えば後述する質問Q1、質問Q2やウェブページ情報等についても記憶している。
【0023】
アプリケーションプログラム1011は、制御部103の後述する各機能ユニットに対応するプログラムを含む。
【0024】
図3は、ユーザ情報管理サーバ10の記憶部101に記憶される情報を示す図である。具体的には、記憶部101が備える各テーブルに記憶される情報を示す図である。
【0025】
ホスト情報テーブル1012(ホスト情報記憶部)は、ホスト情報を記憶し管理するテーブルである。ホスト情報とは、ホストユーザに関する情報である。ホスト情報は、本実施形態では、ユーザ情報管理サービスの利用契約(利用登録)の主体となっているユーザ企業に所属し、ユーザ情報管理サービスの利用が可能な個人ユーザであるホストユーザの情報である。ホスト情報テーブル1012は、ホストIDを主キーとして、ユーザ企業ID、ホスト氏名、ホスト所属、ホスト役職、ホスト顔画像、ホストメールアドレス、自己紹介文、直通電話番号、の項目を有するテーブルである。ホスト情報は、ユーザ企業またはホストユーザにより、ユーザ情報管理サービスの利用契約時または利用契約後、好ましくは初回利用前に入力され、記憶部101に記憶される(ホストユーザ登録)。なお、ユーザ企業とは、法人に限らず、ユーザ情報管理サービスの契約主体となることができる組織や部署を含む。また、ユーザ企業ごとに、ユーザ企業に所属する複数の個人ユーザについてホストユーザ登録することができる。
【0026】
項目「ホストID」は、ホストユーザを識別するための識別情報を記憶する項目である。当該識別情報は、ホストユーザごとにユニークな値が設定される。ホストIDは、ホストユーザごとに自動生成される。
項目「ユーザ企業ID」は、ユーザ企業情報テーブル1015の項目「ユーザ企業ID」をキーとしてユーザ企業情報テーブル1015の情報を参照するために、ホストユーザの所属するユーザ企業に割り当てられている識別情報としての「ユーザ企業ID」が記憶される項目である。
項目「ホスト氏名」は、ホストユーザの名刺情報としての氏名が記憶される項目である。なお、以下において、「氏名」は、正式な姓名ミドルネームに限らず、略称、ニックネーム、「ゲストN1」などの仮称や、漢字、ふりがな、英文字表記などの各種表記を含む。
項目「ホスト所属」は、ホストユーザの名刺情報としての所属先情報が記憶される項目である。所属先情報は、所属先の名称やロゴを含む。
項目「ホスト役職」は、ホストユーザの名刺情報としての役職が記憶される項目である。
項目「ホスト顔画像」は、ホストユーザの名刺情報としての顔画像が記憶される項目である。顔画像に変えて、似顔絵のイラストやアイコンが記憶されてもよい。
項目「ホストメールアドレス」は、ホストユーザの名刺情報としてのメールアドレスが記憶される項目である。
項目「自己紹介文」は、ホストユーザの名刺情報としての自己紹介文が記憶される項目である。テキストに限らず、画像、音声を記憶してもよい。
項目「直通電話番号」は、ホストユーザの名刺情報としての直通電話番号が記憶される項目である。
【0027】
ゲスト情報テーブル1013(ゲスト情報記憶部)は、ゲスト情報を記憶し管理するテーブルである。ゲスト情報とは、ゲストユーザに関する情報である。ゲスト情報テーブル1013は、ゲストIDを主キーとして、会議ID、ゲストメールアドレス、ゲスト氏名、ゲスト所属、規約同意、クッキー、の項目を有する。
ゲスト情報は、後述するフォーム入力処理において、ゲストユーザの使用するユーザ端末30からゲストユーザにより入力され、記憶部101に記憶される。
【0028】
項目「ゲストID」は、ゲストユーザを識別するための識別情報を記憶する項目である。当該識別情報は、ゲストユーザごとにユニークな値が設定される。ゲストIDは、ゲストユーザ毎に自動生成される。
項目「会議ID」は、会議情報テーブル1014の項目「会議ID」をキーとして会議情報テーブル1014の情報を参照するために、ゲストユーザが参加するオンライン会議に割り当てられている識別情報としての「会議ID」が記憶される項目である。
項目「ゲストメールアドレス」は、ゲストユーザの名刺情報としてのメールアドレスが記憶される項目である。
項目「ゲスト氏名」は、ゲストユーザの名刺情報としての氏名が記憶される項目である。
項目「ゲスト所属」は、ゲストユーザの名刺情報としての所属が記憶される項目である。
項目「規約同意」は、ゲストユーザの規約同意の有無が記憶される項目である。
項目「クッキー」は、ゲストユーザの使用する第2ユーザ端末30Bに記憶されるクッキーに関する情報が記憶される項目である。
【0029】
会議情報テーブル1014(会議情報記憶部)は、会議情報を記憶し管理するテーブルである。会議情報は、オンライン会議に関する情報である。会議情報テーブル1014は、会議IDを主キーとして、第1会議アドレス、第2会議アドレス、ホストID、予約基本情報、配信情報、参加者、議事録、解析結果、の項目を有するテーブルである。
【0030】
項目「会議ID」は、オンライン会議を識別するための識別情報を記憶する項目である。当該識別情報は、オンライン会議ごとにユニークな値が設定される。当該識別情報は、ホストユーザからのオンライン会議の予約要求に基づいてオンライン会議ごとに自動生成され、記憶される。
項目「第1会議アドレス」は、本実施形態では、後述するオンライン会議サーバ20が発行する会議アドレスが記憶される項目である。
項目「第2会議アドレス」は、ユーザ情報管理サーバ10が発行する会議アドレスが記憶される項目である。
項目「ホストID」は、ホスト情報テーブル1012の項目「ホストID」をキーとしてホスト情報テーブル1012を参照するために、オンライン会議の新規予約時に、予約要求を送信したホストユーザの識別情報としての「ホストID」が記憶される項目である。
項目「予約基本情報」は、オンライン会議の予約に必要な基本情報である予約基本情報を記憶する項目である。予約基本情報は、オンライン会議の開始予定日時、終了予定日時、会議タイトル、等を含む。予約基本情報は、予定参加者情報を含めてもよい。また、予定参加者情報は、予定参加者の氏名、または、氏名とメールアドレスの組み合わせ、を含んでもよい。予約基本情報は、オンライン会議の新規予約時にホストユーザによって入力される。
項目「配信情報」は、オンライン会議サーバ20が配信する配信情報を記憶する項目である。配信情報は、後述する議事録共有処理において取得され、記憶される。
項目「参加者」は、オンライン会議に実際に参加した参加者の情報である参加者情報を記憶する項目である。参加者情報は、参加者の氏名と顔画像の組を含む。参加者情報は、後述する議事録共有処理において生成され、記憶される。なお、カメラをオフにしている参加者については、顔画像の取得を省略してもよい。
項目「議事録」は、開催された(開催中も含む)オンライン会議の議事録を記憶する項目である。議事録は、後述する議事録共有処理において、自動生成され随時記憶される。
項目「解析情報」は、解析情報を記憶する項目である。解析情報は、後述する解析部1035が配信情報を解析した情報であり、解析の中間ファイルや解析結果を含む。
【0031】
ユーザ企業情報テーブル1015(ユーザ企業情報記憶部)は、ユーザ企業情報を記憶し管理するテーブルである。ユーザ企業情報とは、ユーザ情報管理サービスの契約主体であるユーザ企業に関する情報である。ユーザ企業情報テーブル1015は、ユーザ企業IDを主キーとして、企業名称、企業住所、企業代表電話、企業代表メール、の項目を有するテーブルである。ユーザ企業情報は、ユーザ企業がユーザ情報管理サービスの利用登録(利用契約)を行う際に、ユーザ企業によって入力される。
【0032】
項目「ユーザ企業ID」は、ユーザ企業を識別するための識別情報を記憶する項目である。当該識別情報は、ユーザ企業ごとにユニークな値が設定される。当該識別情報は、ユーザ企業がユーザ情報管理サービスの利用登録(利用契約)時に自動生成され、記憶される。
項目「企業名称」は、ユーザ企業の名称やロゴを記憶する項目である。
項目「企業住所」は、ユーザ企業の住所を記憶する項目である。
項目「企業代表電話」は、ユーザ企業の代表電話番号を記憶する項目である。
項目「企業代表メール」は、ユーザ企業の代表メールアドレスを記憶する項目である。
【0033】
<数理モデル>
図2に戻り、記憶部101が備える各数理モデルについて説明する。
【0034】
画像解析数理モデル1021は、オンライン会議の配信情報の画像情報を入力データとして、オンライン会議の参加者の氏名、顔画像、表情、反応、ふるまい、を識別し出力する推論モデルである。画像解析数理モデル1021は、参加者の氏名と顔画像を含む参加者情報を出力することができる。また、画像解析数理モデル1021は、参加者の表情、反応、ふるまいの統計情報を生成することができる。画像情報は静止画像だけでなく、動画も含む。入力データに、ホスト情報、ゲスト情報、会議情報、を付加しても良い。画像解析数理モデル1021は、例えば機械学習、人工知能、深層学習モデルなどの一種である。画像解析数理モデル1021は、単一の学習モデルである必要はなく、複数の独立した学習モデルを切り替えて実現しても良い。
【0035】
言語解析数理モデル1022は、オンライン会議の配信情報に含まれる音声情報、テキスト情報、画像情報、の少なくもいずれかを入力データとして、オンライン会議の内容をテキスト情報として出力する推論モデルである。言語解析数理モデル1022は、オンライン会議の内容を要約したテキスト情報、すなわち議事録を出力することもできる。入力データに、ホスト情報、ゲスト情報、後述する参加者情報、を付加しても良い。言語解析数理モデル1022は、例えば機械学習、人工知能、深層学習モデルなどの一種である。言語解析数理モデル1022は、単一の学習モデルである必要はなく、複数の独立した学習モデルを切り替えて実現しても良い。
【0036】
<ユーザ情報管理サーバの制御部の構成>
次に、ユーザ情報管理サーバ10の制御部103の構成について説明する。
制御部103は、機能ユニットとして、ユーザ情報取得部1031、第2会議アドレス発行部1032、配信情報取得部1033、メール送信部1034、解析部1035、数理モデル管理部1036、を備える。制御部103が、記憶部101に記憶されたアプリケーションプログラム1011を実行することにより、各機能ユニットが実現される。
【0037】
ユーザ情報取得部1031は、後述するフォーム入力処理において、ネットワークNWを介してユーザ情報管理サーバ10に接続しているユーザ端末30に所定の情報、具体的には表示画像、を出力する。ユーザ情報取得部1031は、後述するフォーム入力処理において、ゲストユーザの名刺情報を取得する。また、ユーザ情報取得部1031は、後述する議事録共有処理において、オンライン会議の参加者情報及び議事録を生成する。詳細は後述する。
【0038】
第2会議アドレス発行部1032は、後述する会議アドレス発行処理において、第1会議アドレスに基づいて第2会議アドレスを発行する。詳細は後述する。
【0039】
配信情報取得部1033は、後述する議事録共有処理において、オンライン会議の配信情報を取得する。
【0040】
メール送信部1034は、後述する議事録共有処理において、オンライン会議に関する情報、例えば参加者リストや議事録を、参加者のメールアドレス宛に送信する。詳細は後述する。
【0041】
解析部1035は、後述する議事録共有処理において、オンライン会議の配信情報を解析して参加者情報と議事録を生成する。解析部1035は、画像解析数理モデル1021、言語解析数理モデル1022、のいずれかまたは両方を用いて、配信情報を会議開催中逐次解析してもよく、開催後バッチ処理的に解析してもよい。詳細は後述する。
【0042】
数理モデル管理部1036は、画像解析数理モデル1021及び言語解析数理モデル1022の性能やエラーを監視したり、更新(再学習)したりする。
【0043】
<オンライン会議サーバの構成>
図4は、オンライン会議サーバ20の機能構成を示すブロック図である。
オンライン会議サーバ20は、オンライン会議の配信サービスを提供する情報処理装置(オンライン会議制御装置)である。第1実施形態では、オンライン会議の配信サービス(以下単に配信サービスという)とは、例えば、Google Meet(登録商標)、ZOOM(登録商標)、MICROSOFT TEAMS(国際登録商標)等のいわゆるオンライン会議ツールであり、ユーザ情報管理サービスとは独立したサービスである。オンライン会議サーバ20は、記憶部201と制御部203を備える。
【0044】
<オンライン会議サーバの記憶部の構成>
オンライン会議サーバ20の記憶部201は、オンライン会議を配信、制御するのに用いる情報を記憶する記憶装置である。図4では、記憶部201をオンライン会議サーバ20と一体に記載しているが、オンライン会議サーバ20と物理的に独立した記憶装置であっても構わない。
【0045】
記憶部201は、アプリケーションプログラム2011、会議アドレステーブル2012、を備える。記憶部201は、これらに属さないその他の情報についても記憶している。
【0046】
アプリケーションプログラム2011は、後述する制御部203の各機能ユニットに対応するプログラムを含む。
【0047】
会議アドレステーブル2012は、オンライン会議の新規予約時等に、後述する第1会議アドレス発行部2032が発行する第1会議アドレスを記憶するテーブルである。
【0048】
オンライン会議サーバ20の制御部203は、機能ユニットとして、会議制御部2031と、第1会議アドレス発行部2032と、を備える。制御部203が、記憶部201に記憶されたアプリケーションプログラム2011を実行することにより、各機能ユニットが実現される。
【0049】
会議制御部2031は、オンライン会議に関する制御を行う。具体的には、会議制御部2031は、後述する会議アドレス発行処理において、オンライン会議の新規予約を受け付ける。また、会議制御部2031は、後述する議事録共有処理において、オンライン会議の配信の制御を行う。さらに、会議制御部2031は、既存のオンライン会議の取消、変更等を受け付ける。
【0050】
第1会議アドレス発行部2032は、オンライン会議に参加するための第1会議アドレスを発行し、会議アドレステーブル2012に記憶する。具体的には、第1会議アドレス発行部2032は、後述する会議アドレス発行処理において、会議制御部2031がオンライン会議の予約を受け付けると、第1会議アドレスを生成し、会議アドレステーブル2012に記憶する。
【0051】
<ユーザ端末の構成>
図5はユーザ端末30の機能構成を示すブロック図である。
【0052】
ユーザ端末30は、ユーザ情報管理サービスを利用するユーザが操作する情報処理装置である。ユーザ端末30は、例えば、スマートフォン、タブレット等の携帯端末でもよいし、据え置き型のPC(Personal Computer)、ラップトップPCであってもよい。また、HMD(Head Mount Display)、腕時計型端末等のウェアラブル端末であってもよい。ユーザ端末30は、記憶部301、制御部303、入力装置305、出力装置307を備える。
【0053】
<ユーザ端末の記憶部の構成>
ユーザ端末30の記憶部301は、アプリケーションプログラム3011、ユーザID3012、会議アドレス3013を記憶する。
【0054】
アプリケーションプログラム3011は、ユーザ情報管理サービスの提供を受けるために必要な情報を制御するプログラムを含む。アプリケーションプログラム3011は、記憶部301に予め記憶されていても良いし、通信インタフェースを介してサービス提供者が運営するウェブサーバ等からダウンロードする構成としても良い。アプリケーションプログラム3011は、ウェブブラウザアプリケーションなどのアプリケーションを含む。アプリケーションプログラム3011は、ユーザ端末30に記憶されているウェブブラウザアプリケーション上で実行されるJavaScript(登録商標)などのインタープリター型プログラミング言語を含む。また、アプリケーションプログラム3011は、制御部303の後述する各機能ユニットに対応するプログラムを含む。
【0055】
ユーザID3012は、ユーザまたはユーザ端末30を識別するための識別情報を記憶する項目である。ユーザ情報管理サーバ10は、ユーザID3012に基づきユーザまたはユーザ端末30を識別し、ユーザ情報管理サービスをユーザに対して提供する。なお、記憶部101は、ユーザID3012として、複数の識別情報を記憶することができる。ユーザID3012には、ユーザ端末30を利用しているユーザを識別するにあたりユーザ情報管理サーバ10から一時的に付与されるセッションIDや、クッキーなどの情報も含む。クッキーは、ユーザ端末30を利用しているユーザの名刺情報を含んでもよい。ホストユーザである第1ユーザが使用する第1ユーザ端末30Aの場合は、ホストユーザがユーザ情報管理サービスのログイン認証に用いるアカウントIDをユーザID3012の一つとして記憶してもよい。ホストユーザがユーザ情報管理サービスにログインする場合は、第1ユーザ端末30AはアカウントIDをユーザ情報管理サーバ10へ送信する。
【0056】
会議アドレス3013は、ユーザ端末30が取得したオンライン会議に参加するための識別情報を記憶する項目である。具体的には、会議アドレス3013には、第1会議アドレスと第2会議アドレスの少なくともいずれかが記憶される。ユーザはオンライン会議の主催者から直接または間接的に、メールやSNS等を通じてこれら会議アドレスを取得することができる。
【0057】
<ユーザ端末の制御部の構成>
ユーザ端末30の制御部303は、機能ユニットとして、入力制御部3031、出力制御部3032を備える。入力制御部3031は入力装置305における入力を制御する。出力制御部3032は、出力装置307における出力を制御する。制御部303が記憶部301に記憶されたアプリケーションプログラム3011を実行することにより、各機能ユニットが実現される。
【0058】
ユーザ端末30の入力装置305は、カメラ3051、マイク3052、操作入力部3053を備える。入力装置305は、ユーザが操作することにより情報の入力や選択が可能な装置である。情報の入力と選択とは、例えば数値や文字や記号の記入による入力、項目の選択、処理を決定する入力などである。
【0059】
ユーザ端末30のカメラ3051は、例えば、可視光カメラであり、被写体から反射される光を検出して画像情報を生成する機能を有している。画像情報は、静止画であっても動画であってもよい。ユーザ端末30がスマートフォンやタブレット等の携帯端末の場合、カメラ3051はユーザ端末30に内蔵されている。
【0060】
マイク3052は、設置場所近辺で発生する音を集音して電気信号に変換し音情報を生成する機能を有している。例えばユーザから音声で指示の入力を受け付ける際に用いてもよい。
【0061】
操作入力部3053は、ユーザ端末30を使用するユーザの操作や入力を受け付ける機能を有する。操作入力部3053は、例えば、ディスプレイ3071と一体に設けられたタッチデバイスでもよく、マウスやキーボードでもよい。
【0062】
ユーザ端末30の出力装置307は、ディスプレイ3071、スピーカ3072を備える。出力装置307は、情報等をユーザに表示、再生、通知が可能な装置である。
【0063】
ディスプレイ3071は、ユーザ端末30と独立したディスプレイ装置であっても構わないし、スマートフォンやタブレットにおける液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等の表示装置であっても構わない。
【0064】
スピーカ3072は、制御部303の制御に応じて、音声をユーザ端末30の外部に出力する。
【0065】
<処理>
次に、ユーザ情報管理システム1において実行される処理について以下詳しく説明する。
【0066】
<会議アドレス発行処理>
まず、会議アドレス発行処理について説明する。
【0067】
会議アドレス発行処理は、主として、オンライン会議を主催するホストユーザである第1ユーザが新規にオンライン会議を設定し、当該オンライン会議に参加するための会議アドレスを取得するための一連の処理である。
図6は、本実施形態の会議アドレス発行処理の動作を示すフローチャートである。以下、同フローチャートに沿って会議アドレス発行処理の動作を説明する。なお、以下の説明では、第1ユーザは第1ユーザ端末30Aから第1ユーザのホストIDを用いてユーザ情報管理サービスにログインしている状態でスタートする。
【0068】
ステップS101において、ホストユーザである第1ユーザは第1ユーザ端末30Aからオンライン会議サーバ20に対し新規のオンライン会議の予約を行う。
具体的には、第1ユーザは第1ユーザ端末30Aにおいて新規のオンライン会議の予約要求情報を入力して、当該予約要求情報をオンライン会議サーバ20に送信する。予約要求情報には、少なくとも、オンライン会議の開催日時、オンライン会議の主催者である第1ユーザの情報、を含む。第1ユーザの情報は、例えば、第1ユーザの氏名や、オンライン会議の配信システムの利用に必要な第1ユーザの認証情報、等、配信システムに応じて決まる情報である。オンライン会議サーバ20は当該予約要求情報を受信する。
【0069】
ステップS102において、オンライン会議サーバ20の第1会議アドレス発行部2032は、予約要求情報に基づいて、新規のオンライン会議を設定し、第1会議アドレスを発行する。
具体的には、第1会議アドレス発行部2032は、ステップS101で受信した予約要求情報に含まれる開催日時に基づいて新規のオンライン会議を設定し、オンライン会議に参加するための第1会議アドレスを生成する。そして、第1会議アドレス発行部2032は、第1会議アドレスを第1ユーザ端末30Aに送信する。第1ユーザ端末30Aは、オンライン会議サーバ20から第1会議アドレスを受信し、記憶部301の会議アドレス3013に記憶する。
【0070】
ステップS103において、第1ユーザは、ユーザ情報管理サーバ10に第2会議アドレスの発行要求を送信する。
具体的には、第1ユーザは、第1ユーザ端末30Aからユーザ情報管理サーバ10に、第2会議アドレスの発行要求情報を送信する。発行要求情報は、少なくともステップS102で取得した第1会議アドレスを含む。ユーザ情報管理サーバ10は第1ユーザ端末30Aから第2会議アドレスの発行要求情報を受信する。
【0071】
ステップS104において、ユーザ情報管理サーバ10の第2会議アドレス発行部1032は、第2会議アドレスを発行する。
具体的には、第2会議アドレス発行部1032は、第1会議アドレス及び第1ユーザのホストIDに紐づく第2会議アドレスを生成し、記憶部101の会議情報テーブル1014に新規に生成した会議IDと紐づけて記憶する。ユーザ情報管理サーバ10は、第2会議アドレスを、第1ユーザ端末30Aに送信する。第1ユーザ端末30Aは、ユーザ情報管理サーバ10から第2会議アドレスを受信し、記憶部301の会議アドレス3013に記憶する。
【0072】
ステップS105において、第1ユーザは、ゲストユーザである第2ユーザに第2会議アドレスを共有する。
具体的には、第1ユーザは、第1ユーザ端末30Aから、第2ユーザが使用する第2ユーザ端末30Bに対して、第2会議アドレスを共有する。共有の方法としては、例えば、直接または間接的に第2ユーザにメールやSNSで送信、公開、転送することで共有してもよく、第2ユーザがアクセス権限を有する限定公開サーバを介して共有してもよい。
【0073】
<フォーム入力処理>
次に、フォーム入力処理について説明する。
【0074】
フォーム入力処理は、オンライン会議に参加するユーザにユーザ情報管理サービスの利用経験を問い、その回答を回答情報として取得する「利用経験取得処理」と、利用経験取得処理において利用経験なしと回答したユーザからユーザ情報を取得する「ユーザ情報取得処理」と、からなる一連の処理である。フォーム入力処理は、第1ユーザからオンライン会議に招待されたゲストユーザである第2ユーザが、第2会議アドレスを介してユーザ情報管理サーバ10にアクセスすることで処理が開始される。
利用経験取得処理は、第2ユーザにユーザ情報管理サービスの利用経験の有無を入力するための入力フォームをユーザに表示し、入力フォームからユーザの入力する利用経験の有無に対する回答を取得する処理である。
ユーザ情報取得処理は、ユーザ情報を入力するための入力フォームをユーザに表示し、ユーザの入力するユーザ情報を取得する処理である。
図7は、本実施形態のフォーム入力処理の動作を示すフローチャートである。
以下、同フローチャートに沿ってフォーム入力処理の動作を説明する。
第1実施形態では、フォーム入力処理は、第2ユーザが第2ユーザ端末30Bからオンライン会議の参加要求を送信後、オンライン会議サーバ20に接続する前に、実行される。なお、第2ユーザ端末30Bは、フォーム入力処理の開始前に、事前に第2会議アドレスを取得し記憶部301に記憶しているものとする。
【0075】
ステップS201において、第2ユーザは、第2ユーザ端末30Bから、第2会議アドレスを介して、ユーザ情報管理サーバ10にオンライン会議への参加要求を送信する。
具体的には、第2ユーザ端末30Bにおいて、事前に第1ユーザから直接または間接的に共有された第2会議アドレスであるURLが選択(クリック)されると、第2ユーザ端末30Bは、ユーザ情報管理サーバ10に接続し、第2会議アドレスに基づく参加要求をユーザ情報管理サーバ10に送信する。ユーザ情報管理サーバ10は、第2ユーザ端末30Bから第2会議アドレスに基づく参加要求を受信する。
【0076】
ステップS202において、ユーザ情報管理サーバ10のユーザ情報取得部1031は、ユーザ情報管理サービスの利用経験の有無を問う質問Q1を、第2ユーザに提示し、第2ユーザから回答情報の入力を受け付ける。また、ユーザ情報取得部1031は、第2会議アドレスに紐づく第1ユーザのユーザ情報であるホスト情報を第2ユーザに提示する。
具体的には、ユーザ情報管理サーバ10のユーザ情報取得部1031は、ステップS201で取得した第2会議アドレスを用いて会議情報テーブル1014を参照し、当該第2会議アドレスに紐づく会議ID、ホストID(すなわち第1ユーザのホストID)、を特定する。ユーザ情報取得部1031は、ホスト情報テーブル1012を参照し、特定したホストIDに紐づくホスト情報から、名刺情報(すなわち第1ユーザの名刺情報)を取得し、所属するユーザ企業IDを特定する。ユーザ情報取得部1031は、ユーザ企業情報テーブル1015を参照し、特定したユーザ企業IDに紐づくユーザ企業情報(すなわち第1ユーザの所属するユーザ企業の企業情報)を取得する。ユーザ情報取得部1031は、照会した会議IDに紐づく第1ウェブページ情報(第1情報)を生成し、第1ウェブページ情報を第2ユーザ端末30Bに送信する。第1ウェブページ情報は、質問Q1と、第1ユーザの名刺情報と、第1ユーザの所属するユーザ企業のユーザ企業情報を含む。第2ユーザ端末30Bは、第1ウェブページ情報を受信し、出力装置307において質問Q1と、名刺情報と、ユーザ企業情報と、を所定の出力態様で出力する。出力態様は、本実施形態ではディスプレイ3071への画面表示である。ディスプレイ3071に表示される第1ウェブページ情報の画面表示例については後述する。質問Q1は、例えば「名刺交換はお済でしょうか?」という質問と、この質問に対する「はい」と「いいえ」という回答の選択肢である。なお、質問Q1での「名刺交換」とは、ユーザ情報管理サービスを介しての名刺交換の意味を含む。
【0077】
ステップS203において、第2ユーザは、質問Q1に対する回答である回答情報をユーザ情報管理サーバ10に送信する。
具体的には、第2ユーザは、第2ユーザ端末30Bに質問Q1の回答の選択肢のいずれかを選択する。すなわち、「はい」、「いいえ」のいずれかを選択する。第2ユーザ端末30Bは、選択された選択肢を回答情報としてユーザ情報管理サーバ10に送信する。ユーザ情報管理サーバ10は、第2ユーザ端末30Bから回答情報を受信する。
【0078】
ステップS204において、ユーザ情報取得部1031は、ステップS203で受信した回答情報に基づいて、第2ユーザのユーザ情報管理サービスを利用経験の有無を判定する(利用経験判定)。
具体的には、例えば、質問Q1「名刺交換はお済でしょうか?」に対する第2ユーザの回答が「はい」の場合、利用経験あり、すなわち真(Yes)と判定しステップS209に進む。一方回答が「いいえ」の場合、利用経験なし、すなわち偽(No)と判定し、ステップS205に進む。
【0079】
ステップS205において、すなわちステップS204において利用経験なしと判定された場合、ユーザ情報取得部1031は質問Q2を第2ユーザ端末30Bに出力する。
具体的には、ユーザ情報取得部1031は、第1ウェブページ情報に質問Q2を追加した第2ウェブページ情報(第2情報)を生成し、第2ウェブページ情報を第2ユーザ端末30Bに送信する。質問Q2は、第2ユーザに名刺情報の入力を求める内容である。第2ユーザ端末30Bは、第2ウェブページ情報を受信し、出力装置307において所定の出力態様で出力(更新)する。出力態様は、本実施形態ではディスプレイ3071に入力画面を表示することである。当該入力画面は、本実施形態では、第2ユーザに、メールアドレス、氏名、所属(会社名)について任意の入力を求める画面である。さらに、当該入力画面は、入力内容を送信するための選択肢を含む。第2ウェブページ情報の入力画面の表示例は後述する。
【0080】
ステップS206において、第2ユーザは、質問Q2に対する回答としてユーザ情報を送信する。
具体的には、第2ユーザは、第2ユーザ端末30Bに質問Q2の回答として、メールアドレス、氏名、所属名(会社名)等の名刺情報を任意に入力してユーザ情報管理サーバ10に送信する。ユーザ情報は、テキスト、音声、画像、二次元コードのいずれかまたはそれらの組み合わせの形態での入力が可能である。
【0081】
ステップS207において、ユーザ情報取得部1031はステップS206で受信したユーザ情報を、新規に生成した第2ユーザのゲスト情報として、ステップS202で特定した会議IDに紐づけて記憶部101のゲスト情報テーブル1013に記憶する。
【0082】
ステップS208において、第1ユーザは、第2ユーザと同様に第2会議アドレスを用いて第2会議アドレスで識別されるオンライン会議への参加要求を送信する。処理はステップS201からステップS204と同様のため説明を省略する。第1ユーザは、ステップS203において、質問Q1に対し、「はい」を選択することで、ステップS204で真(Yes)と判定され、ステップS209に進み、遷移処理によってオンライン会議に参加することができる。
なお、第1ユーザは、任意のタイミングでオンライン会議への参加要求を送信可能であり、本ステップS208は、ステップS201の前からステップS209の前までの、どのタイミングで実行されても構わない。また、第1ユーザは、第2会議アドレスではなく、既知の第1会議アドレスを用いて、直接オンライン会議に参加しても構わない。
【0083】
ステップS209において、ユーザ情報管理サーバ10のユーザ情報取得部1031は、第2会議アドレスに紐づく第1会議アドレスで指定されるオンライン会議へ遷移する遷移処理を実行する。
【0084】
ステップS210において、オンライン会議サーバ20は、オンライン会議の接続と配信を各ユーザ端末30に対して実行する。
具体的には、オンライン会議サーバ20の会議制御部2031は、第1会議アドレスの識別情報を用いて接続する各ユーザに対し、オンライン会議の配信情報を各ユーザ端末30と送受信する。
【0085】
<議事録共有処理>
次に、議事録共有処理について説明する。
【0086】
議事録共有処理は、オンライン会議の議事録等の会議情報(第3情報)を自動で生成し参加者に共有する処理である。
議事録共有処理は、オンライン会議の配信情報を取得し、解析して、参加者リストと議事録とを含む会議情報を生成し、事前に把握している参加者のメールアドレスや、フォーム入力処理において取得した参加者のメールアドレス宛に送信する一連の処理である。
図8は、議事録共有処理の動作を示すフローチャートである。
以下、同フローチャートに沿って議事録共有処理の動作を説明する。
【0087】
第1実施形態の議事録共有処理は、第1会議アドレスで識別されるオンライン会議に、少なくとも一人のユーザ(ホストユーザ及び/またはゲストユーザ)がユーザ端末30から接続し、かつ、ユーザ情報管理サーバ10も接続している状態で開始する。すなわち、ユーザ情報管理サーバ10は参加者の一人としてオンライン会議に参加している。以下の説明では、第1ユーザ、第2ユーザ、及び、ユーザ情報管理サーバ10がオンライン会議に参加しているものとする。
【0088】
ステップS301において、オンライン会議サーバ20の会議制御部2031は、オンライン会議の参加者及びユーザ情報管理サーバ10に会議配信を開始する。
具体的には、第1ユーザの第1ユーザ端末30Aと、第2ユーザの第2ユーザ端末30Bと、ユーザ情報管理サーバ10の配信情報取得部1033と、に第1会議アドレスで識別されるオンライン会議の配信を開始する。第1ユーザ端末30A、第2ユーザ端末30B、及び、ユーザ情報管理サーバ10の配信情報取得部1033は、それぞれ配信情報の受信を開始する。配信情報取得部1033は、配信情報を必要に応じて圧縮し、少なくとも一時的に記憶部101の会議情報テーブル1014に記憶する。
【0089】
ステップS302において、ユーザ情報管理サーバ10は、オンライン会議サーバ20から受信する配信情報を解析し、オンライン会議の参加者情報を取得する。
具体的には、ユーザ情報管理サーバ10の解析部1035は、配信情報取得部1033がオンライン会議サーバ20から随時かつ継続的に受信する配信情報に含まれる画像を解析して、画像にテキストとして含まれている参加者名を文字認識することで、参加者名を抽出する。また、解析部1035は、当該画像を解析して、画像に含まれる参加者の顔領域画像を認識し参加者名と紐づけて抽出する。本実施形態では、解析部1035は、画像解析技術として、記憶部101の画像解析数理モデル1021を用いる。ユーザ情報管理サーバ10のユーザ情報取得部1031は、解析部1035が抽出した参加者名と当該参加者名に紐づく顔領域画像とを、第1会議アドレスに紐づく会議IDと紐づけて記憶部101の会議情報テーブル1014の参加者の項目に記憶する。なお、画像は静止画でも動画でもよい。また参加者名を抽出できない場合は、「第1参加者」、「第2参加者」と仮の参加者名を自動付与してもよい。
【0090】
ステップS303において、解析部1035は、配信情報を解析し議事録を生成、更新する。
具体的には、解析部1035は、随時かつ継続的に受信する配信情報に含まれる画像、テキスト、音声または、それらの組み合わせ、に基づいて、オンライン会議の内容を随時解析し、議事録や参加者の反応の統計情報を生成したり、随時更新したりする。本実施形態では、解析部1035は、言語解析技術として、記憶部101の言語解析数理モデル1022を用いてオンライン会議の配信情報に基づいて議事録を自動生成する。その際、ステップS302で取得した参加者情報を入力として用いてもよい。そして、解析部1035は、生成、更新した議事録を記憶部101の会議情報テーブル1014の議事録の項目に随時記憶する。また、解析部1035は、画像解析数理モデル1021を用いて参加者の反応等の統計情報を生成し、記憶部の会議情報テーブル1014の解析情報の項目に随時記憶する。
【0091】
ステップS304において、オンライン会議サーバ20はオンライン会議の配信を終了する。
具体的には、オンライン会議に接続していた各ユーザのユーザ端末30との接続が切断され、かつ、ユーザ情報管理サーバ10との接続も切断された場合に、オンライン会議サーバ20はオンライン会議の配信を終了する。なお、ユーザ情報管理サーバ10は、すべてのユーザ端末30が切断した後に、オンライン会議サーバ20から切断する。
【0092】
ステップS305において、ユーザ情報管理サーバ10の解析部1035は、議事録の更新を終了する。
【0093】
ステップS306において、ユーザ情報管理サーバ10のメール送信部1034は、ステップS305で更新終了した議事録をオンライン会議の参加者に共有する。
具体的には、メール送信部1034は、オンライン会議に紐づけて事前に登録された、既知のゲスト参加者のメールアドレスと、既知のホスト参加者のメールアドレスと、フォーム入力処理で取得したメールアドレスと、に対し、例えば議事録ファイルを添付してメール送信を実行する。
【0094】
<表示例>
図9及び図10は、フォーム入力処理の表示画面例である。
【0095】
図9は、フォーム入力処理の第1の表示画面例であり、ユーザ端末30のディスプレイ3071に表示される画面表示D10の例である。以下の説明では、ゲストユーザである第2ユーザの第2ユーザ端末30Bに画面表示D10が表示されているものとする。第2ユーザが第2ユーザ端末30Bにおいて第2会議アドレスをクリックすることで画面表示D10が表示される。
【0096】
図9に示すように、画面表示D10は、主催者である第1ユーザの名刺情報を含む領域D101と、質問情報を含む領域D102と、を含む。領域D101は、第1ユーザの名刺情報として、所属、役職、氏名、顔画像、自己紹介文、個人メールアドレス、直通電話番号、所属先の住所、所属先の電話番号、の情報が表示されている。図9では、第1ユーザの所属先名と役職として「ABC株式会社 マーケティング部 部長」、氏名として「田中 そら TANAKA Sora」、が表示されている。これらの情報は、第2会議アドレスを用いて会議情報テーブル1014、ホスト情報テーブル1012、ユーザ企業情報テーブル1015を参照して得られる。
【0097】
領域D102は、質問Q1を表示するための領域D1021を含む。領域D102には、ユーザ情報管理サービスの名称、あいさつ文、質問Q1が表示されている。質問Q1は領域D1021内に表示されている。図9では、ユーザ情報管理サービスの名称として「XYZ」、あいさつ文として「Webミーティングへようこそ!」、質問Q1として「名刺交換はお済みでしょうか?」、が表示されている。領域D1021には、質問Q1に対する回答の選択肢として「いいえ」アイコンと、「はい」アイコンが配置されている。
【0098】
図10は、フォーム入力処理の第2の表示画面例、具体的には、図9の第1の表示画面例の領域D1021の質問Q1に対して「いいえ」アイコンを選択することによって画面表示D10が更新された状態を示している。
【0099】
図10に示すように、領域D101の表示内容は、図9に示す領域D101の表示内容と同じである。一方、領域D102には、名刺情報を入力するための領域D1022と、規約の同意を入力するための領域D1023と、入力を確定するためのボタンD1024と、が追加されている。
【0100】
図10において、領域D1021の「いいえ」アイコンは、選択されていることがわかる態様で表示されている。具体的には「いいえ」アイコン及び文字の色が変化している。領域D1022は、第2ユーザが名刺情報としてメールアドレス、氏名(図10では「お名前」と表記)、所属(図10では「会社名」と表記)をそれぞれ入力するためのテキストボックスが配置されている。領域D1023は、チェックボックスと、「XYZ株式会社の[個人情報保護方針]および[個人情報の取扱い]に同意する」というテキストが表示されている。ボタンD1024には、「送信してミーティングへ」というテキストが表記されている。
【0101】
図9に示すように、質問Q1を単独で表示することにより、第2ユーザは、質問Q1に対する回答を選択肢から選択する、という次に必要なアクションに集中することができる。また、第2ユーザの質問Q1の回答結果に応じて、図10に示す名刺情報の入力領域である領域D1022を表示することで、次に名刺情報を入力するというアクションに誘導することができる。
【0102】
なお、領域D101と領域D102を別々のウィンドウに表示してもよい。また、領域D102に、最初から領域D1021、領域D1022、領域D1023、ボタンD1024のすべてを表示していてもよい。
【0103】
以上説明した第1実施形態のユーザ情報管理システム1によれば、オンライン会議での名刺情報の交換におけるユーザの利便性を向上できる。
【0104】
このように、第2会議アドレスを用いてゲストユーザのユーザ情報を取得するためのウェブページ(第1ウェブページ情報、第2ウェブページ情報)に誘導することで、ゲストユーザにとってはユーザ情報管理サービスに登録する手間が発生することがなく、ホストユーザにとってはオンライン会議ツールを問わずにゲストユーザの名刺情報を取得し管理することができる。
【0105】
また、ゲストユーザにオンライン会議の主催者との名刺交換の有無を質問し、名刺交換をしたことがないと回答した場合に、ゲストユーザから名刺情報を取得することで、名刺交換をしたことがあるゲストユーザはユーザ情報の入力をスキップできる。
また、名刺交換の有無の質問とその回答の選択肢を入力する第1ウェブページ情報をゲストユーザに提示することで、ゲストユーザは簡単な操作で回答できる。
また、ユーザ情報取得部1031が第1ウェブページ情報を表示出力し、回答情報を取得してから、ゲストユーザを第1会議アドレスで識別されるオンライン会議へ参加させることで、オンライン会議の開始前にゲストユーザのユーザ情報を取得できる。
また、名刺情報の入力を受け付ける第2ウェブページ情報をゲストユーザに提示することで、ゲストユーザに名刺情報の入力を促すことができる。
また、ゲストユーザが第2会議アドレスをクリックするだけでゲストユーザに第1ウェブページ情報を提示できる。
また、名刺情報にメールアドレスが含まれることで、初対面のゲストユーザにも、オンライン会議の参加のお礼や、議事録等を送付できる。
また、オンライン会議の配信情報を解析することで、自動で参加者リストや議事録を生成したり、参加者の表情、反応、ふるまいの統計を生成してビジネス情報に生かすことができる。
また、ゲストユーザに過去の名刺交換の有無を問うときにオンライン会議の主催者の詳細な名刺情報をあわせて提示することで、ゲストユーザに主催者の情報を予め提供すると共にゲストユーザが名刺情報を入力する心理的障壁を下げることができる。
また、ユーザ情報管理サーバ10と独立な外部のオンライン会議サーバ20の第1会議アドレスとは別に第2アドレスを発行することで、ホストユーザまたはゲストユーザは任意のオンライン会議サーバ20のサービスを利用することができる。
【0106】
次に第2実施形態について説明する。
図11は本開示の第2実施形態に係るユーザ情報管理システム2のシステム構成図である。なお、第1実施形態と同じ構成については、同じ符号を付し詳しい説明は省略する。第1実施形態のユーザ情報管理システム1では、オンライン会議サーバ20はユーザ情報管理サーバ10と独立した任意の外部サーバであったが、第2実施形態のユーザ情報管理システム2は、それら2つのサーバの機能を一つのサーバに搭載した実施形態である。
図11に示すように、ユーザ情報管理システム2は、ネットワークNWを介して接続された、ユーザ情報管理サーバ40、ユーザ端末30、の情報処理装置を備える。
【0107】
図12は、ユーザ情報管理サーバ40の機能構成を示すブロック図である。
ユーザ情報管理サーバ40は、ユーザ情報管理サービスを提供する情報処理装置(ユーザ情報管理装置)である。ユーザ情報管理サーバ40は、記憶部401と制御部403を備える。
【0108】
記憶部401は、ユーザ情報管理システム2がユーザ情報の管理を実行するのに用いる情報を記憶する記憶装置である。図12ではユーザ情報管理サーバ40と一体に記載しているが、ユーザ情報管理サーバ40と物理的に独立した記憶装置であっても構わない。記憶部401は第1実施形態の記憶部101と同様の構成のため説明を省略する。
【0109】
制御部403は、機能ユニットとして、ユーザ情報取得部4031、第2会議アドレス発行部4032、配信情報取得部4033、メール送信部4034、解析部4035、数理モデル管理部4036、第1会議アドレス発行部4037、会議制御部4038、を備える。制御部403が、記憶部401に記憶されたアプリケーションプログラム4011を実行することにより、各機能ユニットが実現される。制御部403は、第1実施形態の制御部103に、第1会議アドレス発行部4037及び会議制御部4038を追加した構成である。
【0110】
第1会議アドレス発行部4037、会議制御部4038の機能は、第1実施形態のオンライン会議サーバ20の会議制御部2031、第1会議アドレス発行部2032と同様であるため説明を省略する。
【0111】
配信情報取得部4033は、会議制御部4038が配信するオンライン会議の配信情報を取得し、会議情報テーブル4014に記憶する。
【0112】
その他の機能ユニット、すなわち、ユーザ情報取得部4031、第2会議アドレス発行部4032、メール送信部4034、解析部4035、及び、数理モデル管理部4036、の機能は、それぞれ第1実施形態のユーザ情報取得部1031、第2会議アドレス発行部1032、メール送信部1034、解析部1035、及び、数理モデル管理部1036と同様であるため説明を省略する。
【0113】
図13は第2実施形態の会議アドレス発行処理の動作を示すフローチャートである。第2実施形態の会議アドレス発行処理について、図13を参照しながら以下説明する。
【0114】
ステップS401において、第1ユーザは第1ユーザ端末30Aからユーザ情報管理サーバ40に対し新規のオンライン会議の予約を行う。
具体的には、第1ユーザは第1ユーザ端末30Aにおいてユーザ情報管理サービスにログインし、新規のオンライン会議の予約要求情報を入力して、当該予約要求情報をユーザ情報管理サーバ40に送信する。予約要求情報には、少なくとも、オンライン会議の開催日時を含む。ユーザ情報管理サーバ40は当該予約要求情報を受信する。
【0115】
ステップS402において、ユーザ情報管理サーバ40の第1会議アドレス発行部4037は、予約要求情報に基づいて、新規のオンライン会議を設定し、第1会議アドレスを生成、発行する。そして、第2会議アドレス発行部4032は、発行された第1会議アドレスに紐づく第2会議アドレスを発行する。
具体的には、第1会議アドレス発行部4037は、ステップS401で受信した予約要求情報に含まれる開催日時に基づいて、会議情報テーブル4014に新規の会議IDを付与した会議情報を生成し、オンライン会議に参加するための第1会議アドレスを生成して会議情報テーブル4014に記憶する。そして、第2会議アドレス発行部4032は、第1会議アドレスに紐づく第2会議アドレスを生成し、会議情報テーブル4014に記憶する。第2会議アドレス発行部4032は、第1会議アドレス及び第2会議アドレスを第1ユーザ端末30Aに送信する。第1ユーザ端末30Aは、オンライン会議サーバ20から第1会議アドレス及び第2会議アドレスを受信し、記憶部301の会議アドレス3013に記憶する。
【0116】
ステップS403において、第1ユーザは、ゲストユーザである第2ユーザに第2会議アドレスを共有する。
具体的には、第1ユーザは、第1ユーザ端末30Aから、第2ユーザが使用する第2ユーザ端末30Bに対して、第2会議アドレスを共有する。共有の方法は、第1実施形態と同様である。
【0117】
第2実施形態のフォーム入力処理は、第1実施形態と同様のため説明を省略する。なお、第2実施形態のフォーム入力処理は、オンライン会議の途中や終了直後に実行されるようにしてもよい。
【0118】
第2実施形態の議事録共有処理は、会議制御部4038がオンライン会議の配信を開始することでスタートする。また第2実施形態の議事録共有処理は、第1実施形態のオンライン会議サーバ20によるステップS301及びステップS304の処理を、第2実施形態のユーザ情報管理サーバ10にて行う。第2実施形態の議事録共有処理のその他の点は第1実施形態と同様のため説明を省略する。
【0119】
以上説明した第2実施形態のユーザ情報管理システム2によれば、オンライン会議での名刺情報の交換におけるユーザの利便性を向上できる。すなわち、ユーザ情報管理サーバ40がオンライン会議サーバの機能を有することで、任意のタイミングで名刺情報の入力フォームを表示することができる。入力フォームの表示を、ゲストユーザにとって入力しやすいタイミングに設定したり、複数回表示することで、より名刺情報の収集率増加が見込める。
【0120】
<コンピュータの基本ハードウェア構成>
図14は、コンピュータ80の基本的なハードウェア構成を示すブロック図である。コンピュータ80は、プロセッサ801、主記憶装置802、補助記憶装置803、インタフェース804を少なくとも備える。これらは通信バス805により相互に電気的に接続される。
【0121】
プロセッサ801とは、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアである。プロセッサ801は、演算装置、レジスタ、周辺回路等から構成される。
【0122】
主記憶装置802とは、プログラム、及びプログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものである。例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。
【0123】
補助記憶装置803とは、データ及びプログラムを保存するための記憶装置である。例えば、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリ等である。
【0124】
インタフェース804とは、有線または無線の通信規格を用いて、他のコンピュータとネットワークを介して通信するための信号を入出力するためのインタフェースである。
ネットワークは、インターネット、LAN、無線基地局等によって構築される各種移動通信システム等で構成される。例えば、ネットワークには、3G、4G、5G移動通信システム、LTE(Long Term Evolution)、所定のアクセスポイントによってインターネットに接続可能な無線ネットワーク(例えばwi-fi(登録商標))等が含まれる。無線で接続する場合、通信プロトコルとして例えば、Z-Wave(登録商標)、ZigBee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等が含まれる。有線で接続する場合は、ネットワークには、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等により直接接続するものも含む。
【0125】
なお、各ハードウェア構成の全部または一部を複数のコンピュータ80に分散して設け、ネットワークを介して相互に接続することによりコンピュータ80を仮想的に実現することができる。このように、コンピュータ80は、単一の筐体、ケースに収納されたコンピュータ80だけでなく、仮想化されたコンピュータシステムも含む概念である。
【0126】
<プログラム>
ここで、本実施形態に係るユーザ情報管理サーバ10、40を構成する各機能を実現するためのプログラムの詳細について説明する。
【0127】
ユーザ情報管理サーバ10、40は、図14で示すコンピュータ80に実装される。そして、ユーザ情報管理サーバ10、40の各構成要素の動作は、プログラムの形式で補助記憶装置803に記憶されている。プロセッサ801は、プログラムを補助記憶装置803から読み出して主記憶装置802に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、プロセッサ801は、プログラムに従って、上記の記憶部に対応する記憶領域を主記憶装置802に確保する。
【0128】
当該プログラム(ユーザ情報管理プログラム)は、具体的には、コンピュータに、オンライン会議に接続するための第1会議アドレスを取得するステップと、前記第1会議アドレスに紐づく第2会議アドレスを発行するステップと、前記第2会議アドレスを介して接続するユーザ端末からユーザ情報を取得するステップと、を実行させるものである。
【0129】
なお、補助記憶装置803は、一時的でない有形の媒体の一例である。一時的でない有形の媒体の他の例としては、インタフェース804を介して接続される磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリ等が挙げられる。また、このプログラムがネットワークを介して外部のコンピュータに配信される場合、配信を受けた外部コンピュータが当該プログラムを主記憶装置に展開し、上記処理を実行しても構わない。
【0130】
また、当該プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても構わない。さらに、当該プログラムは、前述した機能を補助記憶装置に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても構わない。
【0131】
以上で本開示の各実施形態の説明を終えるが、本開示の態様はこれらの実施形態に限定されるものではない。
【0132】
上記第1実施形態における会議アドレス発行処理では、第1ユーザがオンライン会議サーバ20に直接アクセスして第1会議アドレスを取得するが、図15に示す変型例のように、ユーザ情報管理サーバ10が第1ユーザに代わりオンライン会議サーバ20にアクセスして第1会議アドレスを取得してもよい。以下、第1実施形態における会議アドレス発行処理の変型例を図15を参照しながら説明する。
【0133】
ステップS501において、第1ユーザは第1ユーザ端末30Aから予約要求情報をユーザ情報管理サーバ10に送信し、ユーザ情報管理サーバ10の第2会議アドレス発行部1032は、第1ユーザ端末30Aからオンライン会議の予約要求情報を受信する。
具体的には、第1ユーザは第1ユーザ端末30Aにおいてユーザ情報管理サービスにログインし、新規のオンライン会議の予約要求情報を入力して、当該予約要求情報をユーザ情報管理サーバ10に送信する。予約要求情報には、少なくとも、使用するオンライン会議の配信システム、オンライン会議の開催日時、を含む。ユーザ情報管理サーバ10は当該予約要求情報を受信する。
【0134】
ステップS502において、ユーザ情報管理サーバ10の第2会議アドレス発行部1032は、予約要求情報に基づいて、オンライン会議サーバ20にアクセスし、オンライン会議を予約する。
具体的には、第2会議アドレス発行部1032は、ステップS501で取得した予約要求情報に含まれるオンライン会議配信システムを提供するオンライン会議サーバ20にアクセスする。そして第2会議アドレス発行部1032は、予約要求情報に含まれる開催日時に基づいてオンライン会議サーバ20において新規オンライン会議の予約を要求する。
【0135】
ステップS503において、オンライン会議サーバ20の第1会議アドレス発行部2032は、予約要求情報の開催日時に基づいてオンライン会議に参加するための第1会議アドレスを生成し発行する。
具体的には、オンライン会議サーバ20の第1会議アドレス発行部2032は、ステップS502で受信した予約要求に含まれる予約要求情報の開催日時に基づいて当該オンライン会議サーバを用いて配信されるオンライン会議に参加するための第1会議アドレスを生成する。そして第1会議アドレス発行部2032は、生成した第1会議アドレスと予約要求情報の開催日時を含む主予約情報を生成する。ユーザ情報管理サーバ10の第2会議アドレス発行部1032は、オンライン会議サーバ20から主予約情報を取得する。
【0136】
ステップS504及びステップS505はは、ステップS104、ステップS105とそれぞれ同様のため説明を省略する。
【0137】
また、上記第1実施形態のフォーム入力処理におけるステップS202の出力態様は、スピーカ3072へ音声出力でもよく、画面表示と音声出力の組み合わせであっても良い。ステップS204も同様である。また、本ステップS202は次のステップS203と同時に実行してもよい。
【0138】
また、上記第1実施形態のフォーム入力処理のステップS205で表示される入力画面は、ユーザ情報管理サービスの利用規約への同意を示す選択肢を含んでもよい。
【0139】
また、上記第1実施形態のフォーム入力処理のステップS208において、第1ユーザは、第1会議アドレスを知っている場合、第1会議アドレスからオンライン会議に直接接続してもよい。これにより、ステップS202からステップS209を省略することができる。
【0140】
また、上記第1実施形態のフォーム入力処理において、第2ユーザ端末30Bにクッキーが記憶されていた場合は、第2ウェブページ情報に第2ユーザの名刺情報を自動入力してもよい。これにより、入力の手間を省くと共に必要であれば情報の修正の機会も与えることができる。また、ステップS209の処理へ進めてもよい。
【0141】
また、上記各実施形態のフォーム入力処理における第2ウェブページ情報は、第2会議アドレスと紐づいていれば、独立で生成してもよい。
【0142】
また、上記各実施形態の議事録共有処理において、解析部1035、4035が議事録を自動生成する代わりに、オンライン会議の参加者等が生成して記憶してもよいし、自動生成された議事録を参加者等が修正してもよい。また、メール送信部1034、4034は議事録にパスワードを付与したり、メール送信ではなく限定公開サーバのリンクアドレスを参加者に共有したりしてもよい。また、ステップS306において、議事録に加えて参加者情報、または議事録に代えて参加者情報、を共有してもよく、共有先をゲストユーザのみ、ホストユーザのみ、またはあらかじめ指定したメールアドレスのみ、のように選択してもよい。
【0143】
また、ユーザ情報管理サーバ10は、取得したユーザ情報をホストユーザの要求に応じてホストユーザの使用するユーザ端末30に表示したり、編集を受け付けたりしてもよい。これにより、ホストユーザは収集したユーザ情報の取得と管理を効率化できる。
【符号の説明】
【0144】
1、2 :ユーザ情報管理システム
10、40 :ユーザ情報管理サーバ
20 :オンライン会議サーバ
30、30A、30B :ユーザ端末、第1ユーザ端末、第2ユーザ端末
101、201、301、401 :記憶部
103、203、303、403 :制御部
1031、4031 :ユーザ情報取得部
1032、4032 :第2会議アドレス発行部
1033、4033 :配信情報取得部
1034、4034 :メール送信部
1035、4035 :解析部
1036、4036 :数理モデル管理部
2031、4038 :会議制御部
2032、4037 :第1会議アドレス発行部
NW :ネットワーク

図1
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