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特開2024-157498プログラム、方法、情報処理装置、システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024157498
(43)【公開日】2024-11-07
(54)【発明の名称】プログラム、方法、情報処理装置、システム
(51)【国際特許分類】
   A63F 13/65 20140101AFI20241030BHJP
   A63F 13/45 20140101ALI20241030BHJP
   A63F 13/69 20140101ALI20241030BHJP
   A63F 13/79 20140101ALI20241030BHJP
【FI】
A63F13/65
A63F13/45
A63F13/69 510
A63F13/79
A63F13/79 500
【審査請求】未請求
【請求項の数】16
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023128932
(22)【出願日】2023-08-08
(62)【分割の表示】P 2023071759の分割
【原出願日】2023-04-25
(71)【出願人】
【識別番号】504440133
【氏名又は名称】株式会社ポケモン
(74)【代理人】
【識別番号】110002815
【氏名又は名称】IPTech弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】小杉 要
(72)【発明者】
【氏名】首藤 まり江
(72)【発明者】
【氏名】寺田 佑貴
(72)【発明者】
【氏名】中畑 虎也
(72)【発明者】
【氏名】塚田 拓実
(72)【発明者】
【氏名】宮川 佳祐
(57)【要約】
【課題】ユーザの睡眠習慣を定着させる。
【解決手段】本開示によれば、プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記プロセッサに、ユーザの睡眠情報を取得するステップと、前記睡眠情報に基づいて、ゲーム内でのイベントを発生させるステップと、第1の曜日を起点日とし、当該第1の曜日から6日後に到来する曜日を終点日として、前記起点日から前記終点日までの期間において、前記睡眠情報に応じて所定のパラメータを累積するステップと、前記累積した前記パラメータに応じて、前記期間内の各日ごとに前記ゲーム内で発生させるイベントを決定するステップと、前記終点日が到来すると、前記パラメータを低減するステップと、を実行させるプログラムが提供される。
【選択図】図9

【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記プロセッサに、
ユーザの睡眠情報を取得するステップと、
前記睡眠情報に基づいて、ゲーム内でのイベントを発生させるステップと、
第1の曜日を起点日とし、当該第1の曜日から6日後に到来する曜日を終点日として、前記起点日から前記終点日までの期間において、前記睡眠情報に応じて所定のパラメータを累積するステップと、
前記累積した前記パラメータに応じて、前記期間内の各日ごとに前記ゲーム内で発生させるイベントを決定するステップと、
前記終点日が到来した後に、前記パラメータを低減するステップと、を実行させる、プログラム。
【請求項2】
プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記プロセッサに、
ユーザの睡眠情報を取得するステップと、
前記睡眠情報に基づいて、ゲーム内でのイベントを発生させるステップと、
ユーザから複数の休日の指定を受け付けるステップと、
休日が明ける日を起点日とし、当該起点日以降の次の起点日の前日を終点日として、前記起点日から前記終点日までの期間において、前記睡眠情報に応じて所定のパラメータを累積するステップと、
前記累積したパラメータに応じて、前記期間内の各日ごとに前記ゲーム内で発生させるイベントを決定するステップと、
前記終点日が到来すると、前記パラメータを低減するステップとを実行させる、プログラム。
【請求項3】
前記イベントを決定するステップでは、
蓄積した前記パラメータに応じて、ユーザがゲーム内で実行可能な抽選において付与され得るゲーム内オブジェクトを増やす、請求項1または請求項2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記パラメータを低減するステップでは、前記終点日が到来すると、累積した前記パラメータをリセットして初期値にする、請求項1または請求項2に記載のプログラム。
【請求項5】
前記パラメータを低減するステップでは、ゲーム開始後の最初の終点日については、当該終点日が到来しても累積した前記パラメータをリセットしない、請求項4に記載のプログラム。
【請求項6】
前記所定のパラメータを累積するステップでは、前記睡眠情報が所定の条件を達成した場合に当該パラメータを累積し、
前記所定の条件は、前記睡眠情報における睡眠時間に関する条件である、請求項1または請求項2に記載のプログラム。
【請求項7】
前記所定の条件は、前記睡眠時間が所定の第1閾値以上かつ第2閾値以下となることである、請求項6に記載のプログラム。
【請求項8】
前記所定のパラメータを累積するステップでは、前記睡眠情報が所定の条件を達成した場合に当該パラメータを累積し、
前記所定の条件は、前記睡眠情報における入床時刻に関する条件である、請求項1または請求項2に記載のプログラム。
【請求項9】
前記所定の条件は、前記入床時刻の実績値と、あらかじめ設定された入床予定時刻との乖離が所定の閾値以下となることである、請求項8に記載のプログラム。
【請求項10】
前記プロセッサに、
休日の指定を受け付けるステップと、
受け付けた休日の指定に基づいて、複数のユーザのグルーピングを行うステップと、を実行させる、請求項2に記載のプログラム。
【請求項11】
前記休日の指定を受け付けるステップにおいて、受け付けた休日の情報を前記メモリに記憶する、請求項10に記載のプログラム。
【請求項12】
複数のユーザのグルーピングを行うステップにおいて、同じ休日のユーザ同士でのグルーピングを行い、
ゲーム内でのイベントを発生させるステップにおいて、前記グルーピングを行った複数のユーザの睡眠情報に基づいて、当該複数のユーザに共通したイベントを発生させる、請求項10に記載のプログラム。
【請求項13】
複数のユーザのグルーピングを行うステップにおいて、異なる休日のユーザ同士でのグルーピングを行い、
ゲーム内でのイベントを発生させるステップにおいて、前記グルーピングを行った複数のユーザの睡眠情報に基づいて、当該複数のユーザに共通したイベントを発生させる、請求項10に記載のプログラム。
【請求項14】
制御部と、記憶部とを備える情報処理装置であって、前記制御部が、請求項1に係る発明において実行される全てのステップを実行する、情報処理装置。
【請求項15】
プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行される方法であって、前記プロセッサが、請求項1に係る発明において実行される全てのステップを実行する、方法。
【請求項16】
請求項1に係る発明において実行される全てのステップを実行する手段を備える、システム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、プログラム、方法、情報処理装置、システムに関する。
【背景技術】
【0002】
昨今、睡眠情報に基づくゲームが開発されている。例えば、特許文献1には、ユーザの起床時に睡眠情報の評価結果が算出され、当該算出された評価結果が所定のゲーム要素として提示されることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】国際公開2016-021235号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記技術では、睡眠をとった日ごとに評価結果が算出されて、当該算出された評価結果に対応するゲーム要素が提示される仕様となっており、ユーザがよりよい睡眠をとる動機付けを与えている。その一方で、ユーザの健康維持においては睡眠習慣が定着することが重要であり、1日ごとに睡眠情報を評価する仕様では、睡眠習慣が定着しないおそれがあった。
【0005】
本開示の目的は、ユーザの睡眠習慣を定着させる技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示によれば、プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記プロセッサに、ユーザの睡眠情報を取得するステップと、前記睡眠情報に基づいて、ゲーム内でのイベントを発生させるステップと、第1の曜日を起点日とし、当該第1の曜日から6日後に到来する曜日を終点日として、前記起点日から前記終点日までの期間において、前記睡眠情報に応じて所定のパラメータを累積するステップと、前記累積した前記パラメータに応じて、前記期間内の各日ごとに前記ゲーム内で発生させるイベントを決定するステップと、前記終点日が到来すると、前記パラメータを低減するステップと、を実行させるプログラムが提供される。
【発明の効果】
【0007】
このような構成とすることで、起点日から終点日までの1週間で睡眠情報に基づくパラメータが累積し、当該累積したパラメータに応じて特典が付与されるため、規則正しい睡眠を継続しようとする動機付けが与えられ、ユーザの睡眠習慣が定着する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】システム1のハードウェア構成を示すブロック図である。
図2】端末装置10の機能構成を表すブロック図である。
図3】サーバ20の機能構成を表すブロック図である。
図4】端末装置10の記憶部180に記憶されるデータベースの構造を示す図である。
図5】サーバ20の記憶部220に記憶されるデータベースの構造を示す図である。
図6】システム1の処理の流れの前半を説明するフロー図である。
図7】システム1の処理の流れの後半を説明するフロー図である。
図8】特典付与処理(S300)の処理の流れの一例を説明するフロー図である。
図9】特典付与モジュール233による特典付与の態様について説明する図である。
図10】第2実施形態におけるシステム1のハードウェア構成を示すブロック図である。
図11】第2実施形態における休日情報の設定処理の流れの一例を説明するフロー図である。
図12】第2実施形態におけるシステム1の処理の流れの前半を説明するフロー図である。
図13】第2実施形態におけるシステム1の処理の流れの後半を説明するフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しつつ、本開示の実施形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付しており、それらの名称及び機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。なお、本実施形態において、「入床」とはユーザが睡眠をとるためにベッドまたは布団などの寝床に入ることをいい、「入眠」とは入床後に睡眠を開始することを意味する。また、「覚醒」とはユーザが睡眠を終了することをいい、「起床」とは覚醒後に寝床から起き出すことを意味する。また、睡眠時間とは、入床(または入眠)から起床(または覚醒)までの時間を意味する。
【0010】
<1.第1実施形態>
(1-1.システム1が提供する機能の概要)
本実施形態におけるシステム1が備える端末装置10は、例えばスマートフォンなどの携帯端末であり、ユーザの睡眠情報を取得して、当該睡眠情報に基づいて進行するゲーム(以下、睡眠ゲームともいう)を提供する。また、端末装置10は、ユーザが予め設定した時刻に、音声、振動、光等によりユーザが起床するためのアラームを出力する。
【0011】
起床したユーザが端末装置10を操作すると、端末装置10の表示画面に、睡眠情報に基づいて決定されたゲーム内イベントが表示される。例えば、ゲーム内イベントとして、睡眠情報に基づいて付与された特典の内容が表示される。当該特典は、睡眠情報に基づいて累積されるパラメータに応じて決定される。より具体的には、第1の曜日を起点日とし、当該第1の曜日から6日後に到来する曜日を終点日として、睡眠情報に応じて起点日から終点日の期間において当該パラメータが累積される。そして、終点日が到来した後に、累積されたパラメータがリセットされる。
【0012】
このような仕様とすることにより、システム1では、始点となる曜日から終点となる曜日までの1週間において、睡眠情報に基づくパラメータが累積することとなり、当該累積した結果に基づく特典がユーザに付与される。そのため、ユーザは、1週間における睡眠習慣を定着させようと動機付けられる。また、例えばパラメータが累積される直近の期間において良い睡眠習慣で生活できなかった場合でも、当該期間の終点日が到来した後には、累積されたパラメータがリセットされてパラメータの累積が改めて始まることとなる。そのため、期間が切り替わるタイミングで翌週の睡眠習慣を改善しようと動機付けられる。以下、各構成を詳細に説明する。
【0013】
(1-2.端末装置10のハードウェア構成)
図1は、システム1のハードウェア構成の例を示すブロック図である。システム1は、端末装置10と、サーバ20とを含む。端末装置10およびサーバ20は、例えば、ネットワーク30を介して通信接続する。ネットワーク30は、例えば、インターネット、及び/又は通信事業者が提供する通信網等により実現される。なお、図2において、システム1が端末装置10を1台含む例を示しているが、システム1に含まれる端末装置10の数は1台に限定されない。すなわち、端末装置10は2台以上であってもよい。
【0014】
本実施形態において、複数の装置の集合体を1つのサーバとしてもよい。1つ又は複数のハードウェアに対して本実施形態に係るサーバ20を実現することに要する複数の機能の配分の仕方は、各ハードウェアの処理能力及び/又はサーバ20に求められる仕様等に鑑みて適宜決定することができる。
【0015】
端末装置10は、例えば、タブレット端末、又はスマートフォン等の携帯端末により実現される。また、端末装置10は、据え置き型のPC(Personal Computer)、又はラップトップPC等により実現されてもよい。また、端末装置10は、ヘッドマウントディスプレイとして機能してもよく、例えば、透過型、非透過型、またはシースルー型ヘッドマウントディスプレイとして機能してもよい。
【0016】
端末装置10は、通信IF(Interface)12と、入力装置13と、出力装置14と、メモリ15と、ストレージ16と、プロセッサ19とを備える。
【0017】
通信IF12は、端末装置10が外部の装置と通信するため、信号を入出力するためのインタフェースである。
【0018】
入力装置13は、ユーザからの入力操作を受け付けるための装置(例えば、タッチパネル、タッチパッド、マウス等のポインティングデバイス、キーボード等)である。
【0019】
出力装置14は、ユーザに対して情報を提示するための装置(ディスプレイ、スピーカ等)である。
【0020】
メモリ15は、プログラム、及び、プログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものであり、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。
【0021】
ストレージ16は、データを保存するためのものであり、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)である。
【0022】
プロセッサ19は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路等により構成される。
【0023】
睡眠測定デバイス11は、端末装置10のユーザの睡眠に関する情報を取得するためのデバイスである。端末装置10は、1または複数の睡眠測定デバイス11と有線又は無線により接続する。具体的には、端末装置10は、例えば、腕時計型、指輪型、アイマスク型等の、ユーザの身体に装着されるウェアラブルデバイスであってもよく、ユーザが就寝しているベッドの枕元等に載置する置時計型のデバイスであってもよい。また、端末装置10と睡眠測定デバイス11とは、同一の装置であるとしてもよい。
【0024】
なお、ユーザが2以上の異なる種類の睡眠測定デバイス11を同時に使用してもよい。例えば、ユーザが腕時計型の睡眠測定デバイス11を1つ装着して使用しつつ、置時計型の睡眠測定デバイス11を1つ使用してもよいし、ユーザが腕時計型の睡眠測定デバイス11を装着して使用しつつ、端末装置10を睡眠測定デバイス11として使用してもよい。
【0025】
また、睡眠測定デバイス11の種類の相違は必ずしも装置の相違である必要はない。すなわち、同じ装置の睡眠測定デバイス11であっても、睡眠情報をサーバ20に送信するまでに利用したソフトウェアやアプリケーション(以下、アプリともいう)の種類によって、システム1において異なる睡眠測定デバイス11として管理してもよい。
【0026】
例えば、同一の睡眠測定デバイス11を利用して睡眠情報を検出した場合であっても、睡眠情報の修正等のために、睡眠測定アプリAを利用した場合と睡眠測定アプリAとは異なる睡眠測定アプリBを利用した場合とでは、それぞれ異なる「睡眠測定デバイスID」を付与して睡眠情報を管理してもよい。このように、装置構成としてのデバイスの種類と、使用したアプリケーションの組み合わせに応じて、それぞれ異なる「睡眠測定デバイスID」として管理することで、より柔軟な睡眠情報の生成が可能になり、その結果、睡眠情報に基づくゲームの興趣性を十分に発揮することができる。
【0027】
サーバ20は、通信IF22と、入出力IF23と、メモリ25と、ストレージ26と、プロセッサ29とを備える。
【0028】
通信IF22は、サーバ20が外部の装置(例えば端末装置10)と通信するため、信号を入出力するためのインタフェースである。
【0029】
入出力IF23は、ユーザからの入力操作を受け付けるための入力装置、及び、ユーザに対し、情報を提示するための出力装置とのインタフェースとして機能する。
【0030】
メモリ25は、プログラム、及び、プログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものであり、例えばDRAM等の揮発性のメモリである。
【0031】
ストレージ26は、データを保存するためのものであり、例えばフラッシュメモリ、HDDである。
【0032】
プロセッサ29は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路等により構成される。
【0033】
(1-3.端末装置10の機能構成)
図2は、端末装置10の機能構成の例を示すブロック図である。図2に示すように、端末装置10は、入力装置13と、出力装置14と、通信部150と、撮像部160と、音声処理部170と、記憶部180と、モーションセンサ190と、制御部200を備える。図2において端末装置10に含まれる各ブロックは、例えば、バス等により電気的に接続される。
【0034】
通信部150は、端末装置10が他の装置(例えばサーバ20)と通信するための変復調処理等の処理を行う。通信部150は、制御部200で生成された信号に送信処理を施し、外部へ送信する。通信部150は、外部から受信した信号に受信処理を施し、制御部200へ出力する。
【0035】
入力装置13は、端末装置10を操作するユーザが指示、又は情報を入力するための装置である。入力装置13は、例えば、操作面へ触れることで指示が入力されるタッチセンシティブデバイス131等により実現される。入力装置13は、キーボードまたはマウスを含んでいてもよい。入力装置13は、ユーザから入力される指示、又は情報を電気信号へ変換し、電気信号を制御部200へ出力する。なお、入力装置13には、例えば、外部の入力機器から入力される電気信号を受け付ける受信ポートが含まれてもよい。
【0036】
出力装置14は、端末装置10を操作するユーザへ情報を提示するための装置である。出力装置14は、例えば、ディスプレイ141等により実現される。ディスプレイ141は、制御部200の制御に応じたデータを表示する。ディスプレイ141は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、又は有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現される。
【0037】
撮像部160はカメラを備え、受光素子により光を受光し、撮影信号として入力することで、端末装置10の周囲の撮像を行う。
【0038】
音声処理部170は、例えば、音声信号のデジタル-アナログ変換処理を行う。音声処理部170は、マイク171から与えられる信号をデジタル信号に変換して、変換後の信号を制御部200へ与える。また、音声処理部170は、音声信号をスピーカ172へ与える。音声処理部170は、例えば音声処理用のプロセッサによって実現される。マイク171は、音声入力を受け付けて、当該音声入力に対応する音声信号を音声処理部170へ与える。スピーカ172は、音声処理部170から与えられる音声信号を音声に変換して当該音声を端末装置10の外部へ出力する。
【0039】
記憶部180は、例えば、メモリ15、及びストレージ16等により実現され、端末装置10が使用するデータベース(Databese/DBとも記載)、及びプログラムを記憶する。記憶部180は、一例として、ユーザデータベース181を記憶する。
【0040】
ユーザデータベース181は、ユーザの情報を記憶するためのデータベースである。ユーザデータベース181には、当該端末装置10を利用するユーザに関する情報が記憶される。一例として、端末装置10にインストールされた本機能を提供するソフトウェアを利用して、ユーザがユーザ登録の作業を行ったタイミングで、ユーザデータベース181のレコードが生成される仕様としてもよい。ユーザデータベース181のデータ構造の詳細は後述する。
【0041】
モーションセンサ190は、加速度センサ、角速度センサ(ジャイロセンサ)等を含み、端末装置10の動きを検出しセンシング結果を出力する。例えば、端末装置10を、ユーザが就寝するベッド等の寝床に載置することにより、睡眠中のユーザが寝床の上で動いている場合に、当該動きを検出することができる。
【0042】
制御部200は、プロセッサ19が記憶部180に記憶されるプログラムを読み込み、プログラムに含まれる命令を実行することにより実現される。制御部200は、端末装置10の動作を制御する。制御部200は、プログラムに従って動作することにより、操作受付部201と、送受信部202と、通知制御部203と、時刻設定部204と、睡眠情報取得部205としての機能を発揮する。
【0043】
操作受付部201は、入力装置13から入力される指示、又は情報を受け付けるための処理を行う。具体的には、例えば、操作受付部201は、タッチセンシティブデバイス131等から入力されるユーザの指示に基づく情報を受け付ける。一例として、操作受付部201は、起床したユーザから睡眠計測を終了させるための操作を受け付けることにより、計測していた睡眠情報を確定させる。なお、当該睡眠計測を終了させるための操作は、ユーザが起床するために端末装置10から出力されるアラームを止める操作であってもよい。
【0044】
送受信部202は、端末装置10が、外部の装置と通信プロトコルに従ってデータを送受信するための処理を行う。一例として、送受信部202は、睡眠計測を終了させるための操作入力をユーザから受け付けて確定した睡眠情報を、サーバ20へ送信する。
【0045】
通知制御部203は、ユーザへの通知、すなわちユーザに対し情報を提示する処理を制御する。具体的には、通知制御部203は、表示画像をディスプレイ141に表示させる処理、音声を音声処理部170に出力させる処理等を行う。
【0046】
時刻設定部204は、ユーザから、ゲームの進行に関する時刻を設定する操作を受け付ける。例えば、時刻設定部204はユーザが起床するためのアラームを出力する時刻の設定を行う。ユーザは起床を予定する時刻(起床予定時刻)をゲームの進行に関する時刻として設定する。ユーザが設定した起床予定時刻になると、端末装置10はアラームをスピーカ172から出力する。ユーザがアラームを止める操作を行うと、端末装置10はユーザが起床したと判断し、睡眠情報を確定してゲームを進行させる。
【0047】
時刻設定部204は、さらに、ユーザから入床を予定する時刻(入床予定時刻)を設定する操作を受け付けてもよい。ユーザが設定した入床予定時刻が近付くと、端末装置10は、入床予定時刻が近付いていることをユーザに通知する仕様としてもよい。当該通知はディスプレイ141に表示されてもよく、スピーカ172から音声によって出力されてもよい。
【0048】
なお、アラームの設定は、システム1を構成する各装置(端末装置10、サーバ20)が、ゲームを提供するためのソフトウェアにより実現されることとしてもよい。例えば、アラームの設定は、端末装置10にインストールされ、システム1の機能を提供するソフトウェアに組み込まれたものであってもよい。すなわち、ユーザは、端末装置10のOS(Operating System)の機能として提供されるアラーム機能ではなく、端末装置10においてユーザにゲームを提供するためのソフトウェアが構成するアラーム設定部により起床時刻を設定することができる。システム1は、当該アラーム設定における起床時刻に関する操作を受け付けて、ゲームを進行させる。
【0049】
睡眠情報取得部205は、ユーザの睡眠情報を取得する。本実施形態における「睡眠情報」とは、ユーザの睡眠に関する情報であって、具体的には、入床時刻、入眠時刻、覚醒時刻、起床時刻、睡眠時間(入眠時刻から覚醒時刻までの時間)、睡眠の質に関する情報、および睡眠リズムの少なくとも1つを含み得るが、これらに限定されない。一例として、睡眠情報取得部205は、モーションセンサ190が検出したセンシング結果を用いることにより、ユーザが睡眠中であるか覚醒中であるか、また、睡眠中のユーザが、浅い睡眠であるか、深い睡眠であるか、レム睡眠であるか、ノンレム睡眠であるか等を判別し、ユーザの睡眠の質を評価することができる。例えば、良質な睡眠である場合のレム睡眠、ノンレム睡眠の周期が予め設定されており、ユーザの睡眠時のレム睡眠、ノンレム睡眠の周期と比較することで、ユーザの睡眠の質を評価する仕様としてもよい。
【0050】
また、睡眠情報取得部205は、モーションセンサ190または生体情報センサ191が検出したセンシング結果に基づいて、ユーザが入床したこと、入床した後に入眠したこと、および覚醒したことを検出する。また、睡眠情報取得部205は、ユーザが入床してから入眠するまでの間に、ユーザが端末装置10に対して入力操作をしていたか、ユーザが端末装置10のディスプレイ141に表示される情報を閲覧していたか等を判定することができる。すなわち、寝ようとしているユーザが、寝る前に端末装置10を操作しているか否かを判定することができる。
【0051】
睡眠測定デバイス11は、ユーザの身体に装着されるウェアラブルデバイスとして実現する場合に、モーションセンサ190に加えて生体情報センサ191を備えてもよい。生体情報センサ191は、ユーザの体温、血圧、および心拍数の少なくとも1つといった生体情報を検出する。睡眠情報取得部205は、生体情報センサ191が検出した生体情報に基づいて、ユーザが睡眠中であるか覚醒中であるか、また、睡眠中のユーザが、浅い睡眠であるか、深い睡眠であるか、レム睡眠であるか、ノンレム睡眠であるか等を判別し、ユーザの睡眠の質を評価することができる。
【0052】
睡眠測定デバイス11は、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi等の近距離無線通信により通信し、端末装置10へセンシング結果を送信する。なお、睡眠測定デバイス11等が、5G等の移動体通信システムの通信規格に対応する場合、近距離無線通信によって端末装置10へ送信することなく(または送信することに加えて)、サーバ20にセンシング結果を送信することとしてもよい。この場合、端末装置10は、睡眠測定デバイス11等からセンシング結果を受信したサーバ20から、当該センシング結果を受信し、受信したセンシング結果を用いて睡眠情報を生成して記憶することとしてもよい。
【0053】
(1-4.サーバ20の機能構成)
図3は、サーバ20の機能的な構成を示す図である。図3に示すように、サーバ20は、通信部210と、記憶部220と、制御部230としての機能を発揮する。
【0054】
通信部210は、サーバ20が外部の装置と通信するための処理を行う。
【0055】
記憶部220は、例えば、メモリ25、及びストレージ26等により実現され、サーバ20が使用するデータ、及びプログラムを記憶する。記憶部220は、一例として、特典データベース221を記憶する。
【0056】
制御部230は、プロセッサ29が記憶部220に記憶されるプログラムを読み込み、プログラムに含まれる命令を実行することにより実現される。制御部230は、プログラムに従って動作することにより、送受信モジュール231、ゲーム進行モジュール232、特典付与モジュール233として示す機能を発揮する。
【0057】
送受信モジュール231は、サーバ20が外部の装置に対し通信プロトコルに従って信号を送受信する処理を制御する。
【0058】
ゲーム進行モジュール232は、端末装置10から受信したユーザの睡眠情報に基づいて、睡眠ゲーム内でのイベントを発生させてゲームプレイを進行させる。ゲーム内でのイベントとしては、キャラクタ(自身が使用するキャラクタおよび敵キャラクタを含む)またはアイテム等のゲーム内オブジェクト(ゲーム要素)をゲーム内で進行するシナリオに登場させること、ゲームステージを開放してユーザによるプレイを可能にすること、または、ゲーム内オブジェクトをユーザが取得するための抽選を行って、当該抽選結果を表示すること等が挙げられる。一例として、ゲーム進行モジュール232は、ゲーム内でのイベントとして、ユーザのゲームプレイに登場させるキャラクタ、アイテム等のゲーム内オブジェクトを睡眠情報に基づく抽選で決定する。ゲーム進行モジュール232は、抽選によって決定されたキャラクタ、アイテム等を、ゲームプレイにおいて登場させてもよい。これにより、ユーザは、睡眠情報に基づいて、新たなキャラクタを発見する等の体験をすることができる。
【0059】
ゲーム進行モジュール232は、端末装置10から受信したユーザの睡眠情報に基づいて、ゲーム内オブジェクトの抽選における抽選アルゴリズムを変更する仕様としてもよい。一例として、受信した睡眠情報における睡眠時間および睡眠の質の少なくとも一方が所定の条件を満たした場合に、抽選において取得できるゲーム内オブジェクトを変更してもよいし、抽選回数を変更してもよい。このような構成とすることで、睡眠情報に基づいて起床後のゲーム進行が変化することとなり、ユーザに起床後の楽しみを提供することができる。
【0060】
特典付与モジュール233は、ゲーム内でのイベントとして、ユーザに付与する特典を決定する。具体的には、特典付与モジュール233は、累積した睡眠ポイントに応じて付与される特典を決定してもよい。一例として、当該特典は、ゲーム内オブジェクトを取得する権利をユーザに付与することであってもよいし、ゲーム内オブジェクトを取得するための抽選を行う権利をユーザに付与することであってもよい。
【0061】
(1-5.データ構造)
図4は、端末装置10の記憶部180が記憶するデータベースのデータ構造の一例を示す図である。なお、図4はあくまでも一例であり、記載されていないデータを除外するものではない。
【0062】
記憶部180は、一例として、ユーザデータベース181を記憶する。ユーザデータベース181は、本機能を利用するユーザについての情報を保持する。
【0063】
ユーザデータベース181のレコードは、項目「ユーザID」と、項目「ユーザ名」と、項目「年齢」と、項目「性別」と、項目「住所」等を含む。
【0064】
項目「ユーザID」は、ユーザそれぞれを識別する識別子としての情報であり、ユーザデータベース181におけるレコードを一意に特定するための主キーである
【0065】
項目「ユーザ名」は、ユーザの名称についての情報である。ユーザ名はユーザの本名であってもよいし、ニックネームなどの本人を特定しない情報であってもよい。ユーザ名はユーザ自身によって適宜設定可能であってもよい。
【0066】
項目「年齢」は、ユーザの年齢についての情報である。年齢は必ずしも実年齢である必要はなく、ユーザが自身に対応するアバター(ゲームコンテンツ内でユーザの分身として機能するキャラクタ)等の年齢を適宜設定する仕様としてもよい。
【0067】
項目「性別」は、ユーザの性別についての情報である。性別は必ずしもユーザ本人の性別である必要はなく、ユーザが自身に対応するアバター等の性別を適宜設定する仕様としてもよい。
【0068】
項目「住所」は、ユーザの居住地の住所についての情報である。住所はユーザ自身が設定する仕様であってもよいし、端末装置10が取得した位置情報に基づいて、住所が設定される仕様としてもよい。
【0069】
ユーザは、端末装置10にインストールされた本機能を提供するソフトウェアを利用して、ユーザ情報を登録してユーザデータベース181にレコードを追加できる仕様としてもよい。また、必要に応じてユーザデータベース181のレコードの追加、変更、削除を行える仕様としてもよい。
【0070】
図5は、サーバ20の記憶部220が記憶するデータベースのデータ構造の一例を示す図である。なお、図5はあくまでも一例であり、記載されていないデータを除外するものではない。
【0071】
記憶部220は、一例として、特典データベース221を記憶する。特典データベース221は、累積した睡眠ポイントに応じてユーザに付与され得る特典についての情報を保持する。
【0072】
図5に示すように、特典データベース221のレコードは、項目「特典ID」と、項目「名称」と、項目「分類」と、項目「累積ポイント」と、項目「内容」等を含む。
【0073】
項目「特典ID」は、ユーザに付与され得る特典を識別する情報である。
【0074】
項目「名称」は、特典の名称についての情報である。
【0075】
項目「分類」は、特典の分類についての情報である。特典の分類としては、「キャラクタ付与」、「アイテム付与」などのように特典の内容に関する分類であってもよい。または、「達成レベル:低」、「達成レベル:中」、「達成レベル:高」などのようにユーザに付与された累積ポイントのレベルに関する情報であってもよい。また、特典データベースは、項目「分類」を複数有しており(例えば項目「分類1」、「分類2」等)、特典の内容に関する分類と、累積ポイントのレベルに関する分類とをそれぞれ有していてもよい。
【0076】
項目「累積ポイント」は、当該特典が付与される条件となる累積ポイントについての情報である。詳細は後述するが、本実施形態では、睡眠情報に基づいて付与される睡眠ポイントの累積値(累積ポイント)によって、特典が付与される。特典付与モジュール233は、項目「累積ポイント」を参照して、ユーザに付与する特典を決定する。なお、累積ポイントの値が大きいほど、ユーザに有利な特典が付与されやすい仕様としてもよい。
【0077】
項目「内容」は、当該特典の内容についての情報である。特典の内容としては、キャラクタやアイテムなどの所定のゲーム内オブジェクトをユーザに付与するものであってもよい。または、所定のゲーム内パラメータの値(もしくは上限値)を向上させるものであってもよい。または、ユーザにゲーム内オブジェクトを取得するための抽選(いわゆるガチャ)を行う権利を付与するものであってもよい。
【0078】
(1-6.処理の流れ)
以下、図6図9を参照して、端末装置10の処理の流れの一例を説明する。まず、図6および図7を参照し、システム1の処理の全体像を説明する。
【0079】
図6のステップS110において、端末装置10の睡眠情報取得部205は、ユーザの睡眠情報の計測(以下、睡眠計測ともいう)を開始する。一例として、睡眠情報取得部205は、操作受付部201がユーザによる睡眠開始の操作を受け付けたことをトリガーとして、睡眠計測を開始する仕様としてもよい。当該操作は、ディスプレイ141に表示された所定のアイコンを、ユーザが入床する直前に押下する操作であってもよい。または、睡眠情報取得部205は、当該操作を受け付けることなく、ユーザが入床したことを検知して、睡眠測定を開始する仕様としてもよい。
【0080】
ステップS120において、睡眠情報取得部205は、ユーザの睡眠情報を取得する。一例として、睡眠情報取得部205は、モーションセンサ190が検出したセンシング結果に基づいて、ユーザの睡眠時間および睡眠の質についての情報を取得する。
【0081】
ステップS130において、睡眠情報取得部205は、ユーザの睡眠計測を終了する。一例として、睡眠情報取得部205は、端末装置10の操作受付部201がユーザによる睡眠終了の操作を受け付けたことをトリガーとして、睡眠計測を終了する仕様としてもよい。当該操作は、起床予定時刻として予め設定した時刻に出力されるアラームをユーザが止める操作であってもよい。または、睡眠情報取得部205は、当該操作を受け付けることなく、ユーザが覚醒したことを検知して、睡眠測定を終了する仕様としてもよい。
【0082】
ステップS140において、端末装置10の送受信部202は、睡眠情報をサーバ20へ送信する。ステップS210において、サーバ20の送受信モジュール231は、睡眠情報を端末装置10から受信する。
【0083】
ステップS220において、サーバ20のゲーム進行モジュール232は、睡眠情報に基づいてゲーム内で発生させるイベントを決定する。一例として、ゲーム進行モジュール232は、ゲーム内で発生させるイベントとして、ユーザのゲームプレイによって登場させるキャラクタ、アイテム等のゲーム内オブジェクトを睡眠情報に基づく抽選で決定する。
【0084】
図7のステップS300において、サーバ20の特典付与モジュール233は、特典付与処理を実行する。特典付与処理の詳細は後述する。ステップS230において、サーバ20の送受信モジュール231は、ゲーム進行モジュール232が決定したイベントと、特典付与モジュール233が付与した特典を、端末装置10へ送信する。ステップS150において、端末装置10の送受信部202は、サーバ20からイベントと特典を受信する。
【0085】
ステップS160において、通知制御部203は、イベントと特典をディスプレイ141に表示することにより、ユーザに提示する。通知制御部203は、ユーザが起床したタイミングに合わせて、イベントと特典の提示を行う仕様としてもよい。具体的には、ユーザが起床したタイミングから可及的速やかにイベントと特典の提示を行う仕様としてもよく、ユーザが起床したタイミングから所定の時間経過後(例えば10分後)にイベントと特典の提示を行う仕様としてもよい。また、イベントと特典の提示は同じタイミングであってもよく、所定の時間経過後にそれぞれ提示する仕様としてもよい。
【0086】
図8および図9を参照して、特典付与処理(S300)の流れを説明する。図8のステップS310において、特典付与モジュール233は、端末装置10から受信したユーザの睡眠情報が、予め定められた所定の条件(以下、睡眠条件ともいう)を達成したか否かを判定する。
【0087】
具体的には、睡眠条件は、睡眠情報における睡眠時間に関する条件であってもよい。一例として、ユーザの睡眠時間が第1閾値(例えば7時間)以上かつ第2閾値(例えば9時間)以内である場合に、特典付与モジュール233は、睡眠条件が達成されたと判定してもよい。または、睡眠条件としては、ユーザの睡眠時間が所定の時間(例えば1時間半)以上である場合に、睡眠条件が達成されたと判定してもよい。
【0088】
また、睡眠条件は、睡眠情報における入床時刻に関する条件であってもよい。一例として、ユーザの睡眠情報における入床時刻の実績値と、ユーザが予め設定した入床予定時刻との乖離が所定の閾値(例えば1時間)以内である場合に、特典付与モジュール233は、睡眠条件が達成されたと判定してもよい。
【0089】
なお、睡眠条件は、ユーザごとに設定可能な仕様としてもよい。この場合、睡眠条件の候補を予め記憶部180に記憶させておき、ユーザの選択によって適用される睡眠条件が設定される仕様としてもよい。また、ユーザが考案した睡眠条件を、適宜設定可能な仕様としてもよい。
【0090】
特典付与モジュール233は、ユーザの睡眠情報が睡眠条件を達成したと判定した場合(S310においてYes)、ステップS320を実行する。一方、ユーザの睡眠情報が睡眠条件を達成していないと判定した場合(S310においてNо)、ステップS340を実行する。
【0091】
ステップS320において、特典付与モジュール233は、所定のパラメータとしての睡眠ポイントを付与する。特典付与モジュール233は、付与した睡眠ポイント(以下、付与ポイントともいう)を、第1の曜日を起点日とし、当該第1の曜日から6日後に到来する曜日を終点日として、起点日から終点日の期間において累積する。一例として、特典付与モジュール233は、初期値であるゼロから、曜日ごとに付与される睡眠ポイントを累積する。なお、初期値として所定の値(例えば100ポイント)が設定される仕様としてもよく、睡眠前(例えばS110の直前)に、ユーザによる端末装置10の操作によって取得された初期値が設定される仕様としてもよい。
【0092】
一例として、起点日としての第1の曜日は月曜日であってもよい。この場合、第2の曜日は日曜日となる。すなわち、特典付与モジュール233は、月曜日を起点日、日曜日を終点日とした1週間において、睡眠ポイントを累積することになる。ただし、第1の曜日は他の曜日であってもよく、ユーザが適宜設定可能な仕様としてもよい。
【0093】
ステップS330において、特典付与モジュール233は、睡眠ポイントの累積値に基づく特典(以下、睡眠特典ともいう)を付与する。例えば、ユーザに付与される睡眠特典として、睡眠ポイントの累積値に応じて、ユーザがゲーム内で実行可能な抽選において付与され得るゲーム内オブジェクトが増える仕様としてもよい。一例として、当該抽選の実行時において、一部のゲーム内オブジェクトが付与対象外としてロックされた態様で表示されており、睡眠特典として、当該ロックが解除される仕様としてもよい。この場合、睡眠ポイントの累積値が高くなるほど、よりレアリティ(稀少度)が高いゲーム内オブジェクトが抽選において付与され得る仕様としてもよい。
【0094】
ステップS340において、特典付与モジュール233は、終点日が到来したか否かを判定する。終点日が到来した場合(S340においてYes)、ステップS350を実行する。一方、終点日が到来していない場合(S340においてNо)、ステップS300を終了する。
【0095】
ステップS350において、特典付与モジュール233は、累積ポイントを低減する。一例として、特典付与モジュール233は累積ポイントをリセットして初期値(ゼロ)にする。または、特典付与モジュール233は累積ポイントを半減する仕様としてもよく、所定のポイント値を減算する仕様としてもよい。
【0096】
図9は、特典付与モジュール233の処理の一例を示す図である。図9に示す例では、月曜を起点日、日曜日を終点日とした1週間について、1週目の全ての曜日で睡眠条件を達成している。よって、全ての曜日で睡眠ポイントが付与されて累積される。また、全ての曜日で累積ポイントに応じた特典が付与される。そして、終点日である日曜日には、累積された睡眠ポイントがリセットされる。
【0097】
2週目については、月曜日、水曜日、金曜日、土曜日において睡眠条件を達成できている。よって、当該曜日で睡眠ポイントが付与されて累積され、累積ポイントに応じた特典が付与される。そして、終点日である日曜日には、累積された睡眠ポイントがリセットされる。
【0098】
ここで、曜日ごとに付与されるポイントは同じ値であってもよいし、曜日によって異なる値としてもよい。図9に示すように、週末(土曜日および日曜日)に向かうにつれて付与されるポイントを高くしてもよい。このような仕様とすることで、睡眠習慣がくずれやすい週末において、規則正しい睡眠習慣を保とうとユーザを動機づけることが可能となる。
【0099】
(1-7.小括)
以上のようにして、本実施形態では、システム1は、ユーザの睡眠情報を取得するステップと、当該睡眠情報に基づいて、ゲーム内でのイベントを発生させるステップと、第1の曜日を起点日とし、当該第1の曜日から6日後に到来する曜日を終点日として、当該起点日から当該終点日までの期間において、当該睡眠情報に応じて所定のパラメータを累積するステップと、当該累積した当該パラメータに応じて、当該期間内の各日ごとに前記ゲーム内で発生させるイベントを決定するステップと、当該終点日が到来すると、当該パラメータを低減するステップと、を実行する。このような構成とすることで、起点日から終点日までの1週間で睡眠情報に基づくパラメータが累積し、当該累積したパラメータに応じて特典が付与されるため、規則正しい睡眠を継続しようとする動機付けが与えられ、ユーザの睡眠習慣が定着する。また、起点日から終点日までの1週間で睡眠情報に基づくパラメータが累積し、当該累積したパラメータに応じて特典が付与されるため、1週間の後半になるほど規則正しい睡眠習慣を保とうとユーザを動機づけることが可能となる。
【0100】
(1-8.変形例)
以下、本実施形態における変形例を説明する。変形例としては、特典付与モジュール233はゲーム開始後に最初に到来する終点日については、累積ポイントを低減しない。ユーザによる当該睡眠ゲームの開始が起点日となる第1曜日(図9に示す例では月曜日)であるとは限らないため、ゲーム開始日(例えば木曜日)から最初に到来する終点日(図9に示す例では日曜日)までの累積ポイントを、当該終点日に低減してしまうと、ユーザの睡眠ゲームを続ける意欲が損なわれるおそれがある。よって、ゲーム開始後に最初に到来する終点日については、累積ポイントを低減しない仕様とすることにより、睡眠ゲームを続ける動機付けを与えることができる。
【0101】
<2.第2実施形態>
以下、図10図13を参照し、本開示の第2実施形態におけるシステム1を説明する。第2実施形態では、ユーザから休日の指定を受け付け、受け付けた休日が同じ複数のユーザをグルーピングする点で第1実施形態と異なる。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
【0102】
(2-1.サーバ20の機能構成)
図10に示す第2実施形態におけるシステム1は、複数の端末装置10A、10B、10Cを備える。ただし、システム1が備える端末装置10の数はこの例に限定されることはなく、4つ以上であってもよいし、2つであってもよい。複数の端末装置10A、10B、10Cは、それぞれネットワーク30を介してサーバ20と通信可能に接続されている。
【0103】
(2-2.処理の流れ)
図11図13を参照して、第2実施形態における処理の流れを説明する。なお、図11図13では、視認性の観点からシステム1が端末装置10Aと端末装置10Bを備える例を示す。また、第1実施形態と同様の処理についての説明は繰り返さない。
【0104】
第2実施形態では、端末装置10は複数のユーザから休日の指定を受け付ける。図11に示すように、ステップS410Aにおいて、端末装置10Aは、ユーザから休日の指定を受け付ける。一例として、端末装置10Aは、休日の指定を曜日単位で受け付ける。
【0105】
ステップS420Aにおいて、端末装置10Aは、ユーザから受け付けた休日情報をサーバ20へ送信する。ステップS510Aにおいて、サーバ20は、端末装置10Aから休日情報を受信する。サーバ20は、受信した休日情報を記憶部220へ記憶する。
【0106】
一方、ステップS410Bにおいて、端末装置10Bは、ユーザから休日の指定を受け付ける。ステップS420Bにおいて、端末装置10Bは、ユーザから受け付けた休日情報をサーバ20へ送信する。ステップS510Bにおいて、サーバ20は、端末装置10Aから休日情報を受信する。サーバ20は、受信した休日情報を記憶部220へ記憶する。
【0107】
ステップS520において、サーバ20のゲーム進行モジュール232は、記憶部220へ記憶した複数のユーザの休日情報に基づいて、当該複数のユーザのグルーピングを行う。一例として、サーバ20のゲーム進行モジュール232は、休日が同じ曜日であるユーザ同士のグルーピングを行う。
【0108】
ステップS530において、サーバ20の送受信モジュール231は、ゲーム進行モジュール232が決定したグルーピング結果を、端末装置10Aおよび端末装置10Aへ送信する。
【0109】
ステップS430Aにおいて、端末装置10Aの送受信部202は、サーバ20からグルーピング結果を受信する。ステップS440Aにおいて、端末装置10Aの通知制御部203は、グルーピング結果をディスプレイ141に表示することにより、ユーザに提示する。
【0110】
ステップS430Bにおいて、端末装置10Bの送受信部202は、サーバ20からグルーピング結果を受信する。ステップS440Bにおいて、端末装置10Bの通知制御部203は、グルーピング結果をディスプレイ141に表示することにより、ユーザに提示する。
【0111】
以下、図12および図13を参照して、端末装置10の処理の流れの一例を説明する。図12に示すように、第2実施形態では、端末装置10Aと端末装置10Bのそれぞれが、異なるユーザの睡眠情報を取得する。すなわち、端末装置10Aと端末装置10Bは、それぞれの端末装置を使用するユーザの睡眠のタイミングでステップS110~ステップS130を実行する。
【0112】
端末装置10Aは、ステップS110A~ステップS130Aでユーザの睡眠情報を取得すると、ステップS140Aにおいて、睡眠情報をサーバ20へ送信する。ステップS210Aにおいて、サーバ20は端末装置10Aの睡眠情報を受信する。
【0113】
一方、端末装置10Bは、ステップS110B~ステップS130Bでユーザの睡眠情報を取得すると、ステップS140Bにおいて、睡眠情報をサーバ20へ送信する。ステップS210Bにおいて、サーバ20は端末装置10Aの睡眠情報を受信する。
【0114】
ステップS220において、サーバ20のゲーム進行モジュール232は、端末装置10Aおよび端末装置10Bから受信した睡眠情報に基づいて、それぞれの端末装置で進行するゲーム内で発生させるイベントを決定する。
【0115】
一例として、ゲーム進行モジュール232は、グルーピングされた複数のユーザの睡眠情報に基づいて、当該複数のユーザに共通したイベントを発生させてもよい。具体的には、ゲーム進行モジュール232は、グルーピングを行った複数のユーザの睡眠情報に基づいて、同じレイドバトル(共通の敵に対して、複数のプレイヤで協力して戦う対戦)、同じミニゲーム、同じゲーム内課題などの、複数のユーザが協力してプレイするゲームコンテンツを、イベントとして発生させてもよい。
【0116】
図13のステップS300において、サーバ20の特典付与モジュール233は、特典付与処理を実行する。一例として、特典付与モジュール233は、グルーピングを行った複数のユーザの累積した睡眠ポイントに応じて、当該複数のユーザに共通したイベントを睡眠特典として付与してもよい。具体的には、特典付与モジュール233は、グルーピングを行った複数のユーザの睡眠情報に基づいて、同じレイドバトル、同じミニゲーム、同じゲーム内課題などの、複数のユーザが協力してプレイするゲームコンテンツを、睡眠特典として付与してもよい。なお、本実施形態では、特典付与モジュール233は、ユーザから受け付けた休日(連休がある場合はその最終日)が明ける日を起点日とし、当該起点日以降の次の起点日の前日を終点日として、起点日から終点日までの期間において、睡眠情報に応じて所定のパラメータを累積する。
【0117】
また、他の例として、特典付与モジュール233は、睡眠情報が所定の条件を達成した複数のユーザそれぞれに、共通したアイテム(同一のアイテム、または関連するアイテム)などのゲーム内オブジェクトを、睡眠特典として付与してもよい。なお、関連するアイテムとは、同じ属性(ゲーム内で発揮される効果の性質を定義する要素)を備えるアイテムであってもよいし、ゲームシナリオにおける関連性(例えば、全て集めることで所定の効果を発揮する等)を備えるアイテムであってもよい。
【0118】
ステップS230において、サーバ20の送受信モジュール231は、ゲーム進行モジュール232が決定したイベントと、特典付与モジュール233が付与した特典を、端末装置10Aおよび端末装置10Bへ送信する。
【0119】
ステップS150Aにおいて、端末装置10Aの送受信部202は、サーバ20からイベントと特典を受信する。ステップS160Aにおいて、端末装置10Aの通知制御部203は、イベントと特典をディスプレイ141に表示することにより、ユーザに提示する。
【0120】
ステップS150Bにおいて、端末装置10Bの送受信部202は、サーバ20からイベントと特典を受信する。ステップS160Bにおいて、端末装置10Bの通知制御部203は、イベントと特典をディスプレイ141に表示することにより、ユーザに提示する。
【0121】
以上のようにして、第2実施形態では、システム1は、ユーザから休日の指定を受け付け、受け付けた休日が同じ複数のユーザをグルーピングする。このような仕様とすることにより、休日が同じユーザ同士の一体感が生まれることとなり、休みが平日でないユーザに対して睡眠習慣を定着させる動機付けを与えることができる。
(2-3.変形例)
【0122】
第2実施形態の変形例を以下に説明する。例えば、上記実施形態では、端末装置10は、休日の指定を曜日で受け付けているが、この態様に限定されることはない。例えば、端末装置10は、休日の指定を日付で受け付ける仕様としてもよい。この場合においても、特典付与モジュール233は、休日(連休がある場合はその最終日)が明ける日を起点日とし、当該起点日以降の次の起点日の前日を終点日として、起点日から終点日までの期間において、睡眠情報に応じて所定のパラメータを累積すればよい。
【0123】
また、上記実施形態では、休日が同じユーザをグルーピングしているが、これとは逆に、休日が異なる曜日のユーザをグルーピングする仕様としてもよい。一例として、月曜が休日であるユーザ、火曜が休日であるユーザ、水曜が休日であるユーザ、木曜が休日であるユーザ、金曜が休日であるユーザをそれぞれ一人ずつ選出してグルーピングする仕様としてもよい。このような仕様とすることで、平日に休みがあるユーザに対して、グルーピングされたユーザ間での一体感を創出しつつ、睡眠習慣を定着させようとする動機付けを与えることができる。
【0124】
<3 他の実施形態>
以上、本発明における実施形態およびその変形例について説明したが、本開示の適用は上述の内容に限定されるものではない。
【0125】
例えば、上記実施形態では、睡眠情報が所定の条件を満たした場合に、特典付与モジュール233は累積したパラメータに応じた特典をユーザに付与しているが、この態様に限定されることはない。例えば、特典付与モジュール233は、睡眠情報が所定の条件を満たしたか否かに関わらず、累積したパラメータに応じた特典をユーザに付与する仕様としてもよい。一例として、特典付与モジュール233は、累積したパラメータが所定の閾値を超えたことを条件として、ユーザに特典を付与する仕様としてもよい。
【0126】
また、上記実施形態では、端末装置10は、スマートフォンなどで実現される端末として説明したが、この例に限定されることはない。家庭用のPCなどにソフトウェアをインストールすることにより、端末装置10を実現し、マウスなどの操作を受け付けるようにしてもよい。
【0127】
また、通信回線を介した所定情報の共有は、主にインターネットなどのWANを介して行われるが、情報処理装置間では、WANを介さずにBluetooth(登録商標)等の近距離の無線通信、及び赤外線通信等のみを介して行われてもよい。
【0128】
また、上記実施形態では、各機能を端末装置10またはサーバ20が備える態様の一例について説明したが、この形態に限定されることはなく、一部または全部の機能について上記実施形態と異なる態様で端末装置10、サーバ20、又は端末装置10とサーバ20の両方が備える構成としてもよい。
【0129】
さらに、本発明は、上述した端末装置10またはサーバ20が備える機能を情報処理装置に実行させるプログラムとして実現してもよいし、当該プログラムを格納する、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体として実現してもよい。
【0130】
<付記>
以上の各実施形態で説明した事項を以下に付記する。
(付記1)
プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記プロセッサに、ユーザの睡眠情報を取得するステップと、前記睡眠情報に基づいて、ゲーム内でのイベントを発生させるステップと、第1の曜日を起点日とし、当該第1の曜日から6日後に到来する曜日を終点日として、前記起点日から前記終点日までの期間において、前記睡眠情報に応じて所定のパラメータを累積するステップと、前記累積した前記パラメータに応じて、前記期間内の各日ごとに前記ゲーム内で発生させるイベントを決定するステップと、前記終点日が到来した後に、前記パラメータを低減するステップと、を実行させる、プログラム。
(付記2)
プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記プロセッサに、ユーザの睡眠情報を取得するステップと、前記睡眠情報に基づいて、ゲーム内でのイベントを発生させるステップと、ユーザから複数の休日の指定を受け付けるステップと、休日が明ける日を起点日とし、当該起点日以降の次の起点日の前日を終点日として、前記起点日から前記終点日までの期間において、前記睡眠情報に応じて所定のパラメータを累積するステップと、前記累積したパラメータに応じて、前記期間内の各日ごとに前記ゲーム内で発生させるイベントを決定するステップと、前記終点日が到来すると、前記パラメータを低減するステップとを実行させる、プログラム。
(付記3)
前記イベントを決定するステップでは、蓄積した前記パラメータに応じて、ユーザがゲーム内で実行可能な抽選において付与され得るゲーム内オブジェクトを増やす、付記1または付記2に記載のプログラム。
(付記4)
前記パラメータを低減するステップでは、前記終点日が到来すると、累積した前記パラメータをリセットして初期値にする、付記1または付記2に記載のプログラム。
(付記5)
前記パラメータを低減するステップでは、ゲーム開始後の最初の終点日については、当該終点日が到来しても累積した前記パラメータをリセットしない、付記4に記載のプログラム。
(付記6)
前記所定のパラメータを累積するステップでは、前記睡眠情報が所定の条件を達成した場合に当該パラメータを累積し、前記所定の条件は、前記睡眠情報における睡眠時間に関する条件である、付記1または付記2に記載のプログラム。
(付記7)
前記所定の条件は、前記睡眠時間が所定の第1閾値以上かつ第2閾値以下となることである、付記6に記載のプログラム。
(付記8)
前記所定のパラメータを累積するステップでは、前記睡眠情報が所定の条件を達成した場合に当該パラメータを累積し、前記所定の条件は、前記睡眠情報における入床時刻に関する条件である、付記1または付記2に記載のプログラム。
(付記9)
前記所定の条件は、前記入床時刻の実績値と、あらかじめ設定された入床予定時刻との乖離が所定の閾値以下となることである、付記8に記載のプログラム。
(付記10)
前記プロセッサに、休日の指定を受け付けるステップと、受け付けた休日の指定に基づいて、複数のユーザのグルーピングを行うステップと、を実行させる、付記2に記載のプログラム。
(付記11)
前記休日の指定を受け付けるステップにおいて、受け付けた休日の情報を前記メモリに記憶する、付記10に記載のプログラム。
(付記12)
複数のユーザのグルーピングを行うステップにおいて、同じ休日のユーザ同士でのグルーピングを行い、ゲーム内でのイベントを発生させるステップにおいて、前記グルーピングを行った複数のユーザの睡眠情報に基づいて、当該複数のユーザに共通したイベントを発生させる、付記10に記載のプログラム。
(付記13)
複数のユーザのグルーピングを行うステップにおいて、異なる休日のユーザ同士でのグルーピングを行い、ゲーム内でのイベントを発生させるステップにおいて、前記グルーピングを行った複数のユーザの睡眠情報に基づいて、当該複数のユーザに共通したイベントを発生させる、付記10に記載のプログラム。
【0131】
以上、本開示のいくつかの実施形態を説明したが、これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものとする。
【符号の説明】
【0132】
1:システム、10:端末装置、11:睡眠測定デバイス、13:入力装置、14:出力装置、15:メモリ、16:ストレージ、19:プロセッサ、20:サーバ、25:メモリ、26:ストレージ、29:プロセッサ、30:ネットワーク、131:タッチセンシティブデバイス、141:ディスプレイ、150:通信部、160:撮像部、170:音声処理部、171:マイク、172:スピーカ、180:記憶部、181:ユーザデータベース、190:モーションセンサ、191:生体情報センサ、200:制御部、201:操作受付部、202:送受信部、203:通知制御部、204:時刻設定部、205:睡眠情報取得部、210:通信部、220:記憶部、221:特典データベース、230:制御部、231:送受信モジュール、232:ゲーム進行モジュール、233:特典付与モジュール。
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