IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ スズキ株式会社の特許一覧

<>
  • 特開-シート移動システム 図1
  • 特開-シート移動システム 図2
  • 特開-シート移動システム 図3
  • 特開-シート移動システム 図4
  • 特開-シート移動システム 図5
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024157661
(43)【公開日】2024-11-08
(54)【発明の名称】シート移動システム
(51)【国際特許分類】
   B60N 2/90 20180101AFI20241031BHJP
   B60N 2/06 20060101ALI20241031BHJP
【FI】
B60N2/90
B60N2/06
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023072138
(22)【出願日】2023-04-26
(71)【出願人】
【識別番号】000002082
【氏名又は名称】スズキ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100090273
【弁理士】
【氏名又は名称】國分 孝悦
(72)【発明者】
【氏名】内山 一樹
【テーマコード(参考)】
3B087
【Fターム(参考)】
3B087AA02
3B087BA02
3B087BB02
3B087DE08
3B087DE09
3B087DE10
(57)【要約】
【課題】シートが物体に接触するのを回避できるようにする。
【解決手段】シート(6)と、前記シート(6)を一定の範囲で移動可能に支持する支持部材(9)とを備えたシート移動システムであって、前記シート(6)の移動方向に存在する物体(12)を、前記シート(6)を前記物体(12)に接触させることなく検出する検出手段(3(3a、3b))を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
シートと、前記シートを一定の範囲で移動可能に支持する支持部材とを備えたシート移動システムであって、
前記シートの移動方向に存在する物体を、前記シートを前記物体に接触させることなく検出する検出手段を備えたことを特徴とするシート移動システム。
【請求項2】
前記検出手段は、前記シートの移動方向に対して直交する方向に投光する投光部と、前記投光部で投光した光を受光する受光部とにより構成される光電センサであることを特徴とする請求項1に記載のシート移動システム。
【請求項3】
前記投光部及び前記受光部のペアが、前記シートの移動方向に間隔をおいて複数配置されることを特徴とする請求項2に記載のシート移動システム。
【請求項4】
前記物体を検出した前記投光部及び前記受光部のペアの中で前記シートに最も近いものと、前記シートとの位置関係に基づいて、所定のアクションを実行するように制御する制御手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載のシート移動システム。
【請求項5】
前記制御手段は、前記所定のアクションとして、前記シートが、前記シートに最も近い前記投光部及び前記受光部のペアの位置に所定の距離よりも近づかないように、前記シートの移動を制限することを特徴とする請求項4に記載のシート移動システム。
【請求項6】
前記制御手段は、前記所定のアクションとして、前記シートと、前記シートに最も近い前記投光部及び前記受光部のペアの位置とが所定の距離になったときに、報知を行うことを特徴とする請求項4又は5に記載のシート移動システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シートを移動させるシート移動システムに関する。
【背景技術】
【0002】
自動車においては、乗員の体格等に合わせられるように、シートを前後に移動可能にしている。この場合に、シートの移動方向に荷物等の物体があると、シートを移動させたときに物体に接触するおそれがある。特許文献1には、駆動モータによって移動されるシートにおいて挟み込み現象が発生すると、駆動モータへの負荷が増加する特性を利用して、挟み込み現象を検知するようにした車両用シートの挟み込み検出システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第4563921号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術は、シートが物体に接触する挟み込み現象が発生したことを検知するものであり、シートが物体に接触するのを回避するようにしたものではない。物体の材質等によっては、シートに接触するだけで物体が破損してしまうおそれもある。
【0005】
本発明はかかる実情に鑑みてなされたものであり、シートが物体に接触するのを回避できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のシート移動システムは、シートと、前記シートを一定の範囲で移動可能に支持する支持部材とを備えたシート移動システムであって、前記シートの移動方向に存在する物体を、前記シートを前記物体に接触させることなく検出する検出手段を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、シートが物体に接触するのを回避できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】第1の実施例に係るシート移動システムの構成を示す図である。
図2】第1の実施例に係るシート移動システムにおいて制御装置が実行する処理の例を示すフローチャートである。
図3】第1の実施例に係るシート移動システムを搭載した自動車を示す模式図である。
図4】第1の実施例に係るシート移動システムを搭載した自動車を示す模式図である。
図5】第2の実施例に係るシート移動システムを搭載した自動車を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施形態に係るシート移動システムは、シート(6)と、前記シート(6)を一定の範囲で移動可能に支持する支持部材(9)とを備えたシート移動システムであって、前記シート(6)の移動方向に存在する物体(12)を、前記シート(6)を前記物体(12)に接触させることなく検出する検出手段(3(3a、3b))を備えたことを特徴とする。
これにより、シート(6)が物体(12)に接触するのを回避できるようになる。
【実施例0010】
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施例について説明する。
図1は、第1の実施例に係るシート移動システムの構成を示すブロック図である。図2は、第1の実施例に係るシート移動システムにおいて制御装置1が実行する処理の例を示すフローチャートである。図3は、第1の実施例に係るシート移動システムを搭載した自動車Cを示す模式図であり、(a)は平面視での模式図、(b)は正面視での模式図、(c)は側面視での模式図である。図4は、第1の実施例に係るシート移動システムを搭載した自動車Cを示す平面視での模式図である。本実施例では、自動車Cに乗車する乗員から見た方向を基準にして、前後、左右(車幅方向)、上下の方向を定義する。
【0011】
図1に示すように、シート移動システムは、運転席のシート6の移動を制御する制御装置1を備える。制御装置1には、シート6の位置を検出する運転席ポジションセンサ2と、シート6の移動方向に存在する物体を検出する光電センサ3とが接続する。また、制御装置1には、シート6を移動させるための駆動源であるシート駆動用モータ4と、乗員に対して報知を行う報知部5とが接続する。なお、報知部5は、音声で報知するものや、視覚的に報知するもの等、その種別は問わない。
【0012】
図3及び図4に示すように、自動車Cには、前部座席の右側の運転席のシート6及び左側の助手席のシート7と、後部座席のシート8とが搭載されている。各シート6~8は、背もたれ6a~8aを有する。本実施例では、運転席のシート6を対象として説明するが、助手席のシート7や後部座席のシート8についても同様の構成を採用してもよい。なお、図3及び図4では、各図で説明に必要と思われるものを適宜図示する。例えば図3(a)では、レール9の図示は省略する。また、図3(b)では、センタートンネル10だけを図示し、シート6、7等の図示は省略する。また、図3(c)では、位置関係を理解しやすくするために、センタートンネル10に対して紙面奥側にあるシート6及びレール9、投光部3aを仮想的に図示する。
【0013】
シート6は、自動車Cの床部に敷設された、前後に延びるレール9で支持される。レール9は、シート6を一定の範囲で前後に移動可能に支持する支持部材である。制御装置1は、例えば運転者の所定の操作に応じて、シート駆動用モータ4を駆動制御して、シート6を移動させる。運転席ポジションセンサ2は、シート6の位置に応じたセンサ情報を制御装置1に伝達する。
【0014】
また、自動車Cには、シート6の移動方向、本実施例ではシート6の後退方向に存在する物体を、シート6を物体に接触させることなく検出する検出手段として、投光部3a及び受光部3bにより構成される光電センサ3が設置される。
自動車Cの床部の中央部で前後に延びるセンタートンネル10に、投光部3aが設置される。投光部3aは、シート6の後退方向に対して直交する方向である右方向に投光する(図3(a)や図4の点線の矢印を参照)。また、自動車Cの右側のドア開口部の下の壁面部11に、受光部3bが設置される。受光部3bは、投光部3aで投光した光を受光するように投光部3aに対向させて配置され、受光した光量に応じたセンサ情報を制御装置1に伝達する。このようにした投光部3a及び受光部3bのペアが、前後方向に間隔をおいて複数配置される。図4に示すように、シート6に近い側からペア(5)、(4)、(3)、(2)、(1)と番号を付す。
【0015】
図4に示すように、シート6と後部座席のシート8との間に、フロアに置いた荷物等の物体12が存在すると、投光部3aで投光する光が遮られて、受光部3bに到達する光量、すなわち受光部3bで受光する光量が変化する。このように受光部3bで受光する光量の変化により、シート6の後退方向に存在する物体12を、シート6を物体12に接触させることなく検出することができる。また、物体12を検出した投光部3a及び受光部3bのペアの中でシート6に最も近いものを特定することにより、シート6と物体12との位置関係を捉えることが可能である。図4の例では、物体12を検出した投光部3a及び受光部3bのペア(3)、(2)、(1)の中でシート6に最も近いものは、ペア(3)である。
【0016】
制御装置1は、シート駆動用モータ4を駆動制御して、シート6を移動させる。そして、制御装置1は、光電センサ3によりシート6の後退方向に存在する物体12を検出した場合、物体12を検出した投光部3a及び受光部3bのペアの中でシート6に最も近いものと、シート6との位置関係に基づいて、所定のアクションを実行する。
本実施例では、制御装置1は、所定のアクションとして、シート6が、シート6に最も近い投光部3a及び受光部3bのペア(図4の例ではペア(3))の前後方向の位置に所定の距離よりも近づかないように、シート6の移動を制限する。例えばシート6を後退させるときに、シート6と、投光部3a及び受光部3bのペア(3)の前後方向の位置とが所定の距離になったとき、シート駆動用モータ4を停止させる。
【0017】
また、所定のアクションとして、シート6の移動を制限することに加えて又は替えて、報知部5を介して報知を行うようにしてもよい。制御装置1は、シート6と、シート6に最も近い投光部3a及び受光部3bのペア(図4の例ではペア(3))の前後方向の位置とが所定の距離になったときに、報知部5を介して報知を行う。なお、光電センサ3によりシート6の後退方向に存在する物体12を検出した時点で、報知を行うようにしてもよい。
このようにした制御装置1は、例えばCPU、ROM、RAM等を備えたコンピュータ装置により構成される。自動車Cに搭載される既存の電子制御装置が、その一部の機能として、制御装置1の機能を実現するようにしてもよい。本実施例では、制御装置1が、本発明でいう制御手段として機能する。
【0018】
図2は、制御装置1が実行する処理を示すフローチャートである。図2のフローチャートは、制御装置1が、シート駆動用モータ4を駆動制御して、シート6を後退させるときに、繰り返し実行される。制御装置1は、運転者が所定の操作を行うことに応じて、シート6を後退させる。また、制御装置1は、運転者の乗降時に、予めユーザにより設定された位置にシート6を自動的に後退させるようにしてもよい。
ステップS1で、制御装置1は、運転席ポジションセンサ2及び光電センサ3からセンサ情報を取得する。
【0019】
ステップS2で、制御装置1は、ステップS1で取得したセンサ情報に基づいて、光電センサ3でシート6を検出したか否かを判定する。図4に示すように、シート6を後退させるとき、その後退位置によっては、投光部3aで投光する光が遮られるので(図4の例ではペア(5))、光電センサ3でシート6を検出したのか、シート6以外の物体12を検出したのかを判定する必要がある。運転席ポジションセンサ2で検出した運転席のシート6の位置と、なんらかの物体を検出した投光部3a及び受光部3bのペアの位置との関係から、光電センサ3でシート6を検出したか否かを判定することが可能である。光電センサ3でシート6を検出している場合、ステップS3に進み、光電センサ3でシート6を検出していない場合、ステップS4に進む。
【0020】
ステップS3で、制御装置1は、シート6を検出した投光部3a及び受光部3bのペアを、以下の処理では取り扱わないように除外する。
【0021】
ステップS4で、制御装置1は、ステップS1で取得したセンサ情報に基づいて、ステップS3で除外した投光部3a及び受光部3bのペア以外のペアで、シート6の後退方向に存在する物体12を検出したか否かを判定する。光電センサ3で物体12を検出した場合、ステップS5に進み、光電センサ3で物体12を検出していない場合、本フローチャートを抜ける。
【0022】
ステップS5で、制御装置1は、ステップS4で物体12を検出した投光部3a及び受光部3bのペアの中でシート6に最も近いものを選択する。
【0023】
ステップS6で、制御装置1は、ステップS5で選択した投光部3a及び受光部3bと、シート6との位置関係に基づいて、所定のアクションを実行する。本実施例では、上述したように、制御装置1は、シート6が、シート6に最も近い投光部3a及び受光部3bのペア(図4の例ではペア(3))の前後方向の位置に所定の距離よりも近づかないように、シート6の移動を制限する。
【0024】
なお、図2のフローチャートにおいて、後部座席のシート8の乗員の着座の有無を検出するようにして、後部座席のシート8の乗員の着座がある場合、ステップS2~S6の処理を実行せずに、本フローチャートを抜けるようにしてもよい。
【0025】
以上述べたように、シート6の後退方向に存在する物体12を、シート6を物体12に接触させることなく検出することができ、シート6が物体12に接触するのを回避できるようになる。
また、物体12を検出した投光部3a及び受光部3bのペアの中でシート6に最も近いものと、シート6との位置関係に基づいて、所定のアクションを実行することにより、シート6が物体12に接触するのをより確実に回避できるようになる。
【0026】
次に、図5を参照して、第2の実施例について説明する。以下、第1の実施例との共通点の説明は省略し、相違点を中心に説明する。
第1の実施例では、シート6の移動方向に対して直交する方向として、左右方向に投光する例としたが、左右方向以外に投光するようにしてもよい。
図5は、第2の実施例に係るシート移動システムを搭載した自動車Cを示す側面視での模式図である。図5に示すように、自動車Cの床部には、左右方向においてレール9とは異なる位置に、投光部3aが設置される。投光部3aは、シート6の後退方向に対して直交する方向である上方向に投光するように配置される。また、自動車Cの天井部に、受光部3bが配置される。受光部3bは、投光部3aで投光した光を受光するように投光部3aに対向させて配置され、受光した光量に応じたセンサ情報を制御装置1に伝達する。このようにした投光部3a及び受光部3bのペアが、前後方向に間隔をおいて複数配置されることは、第1の実施例と同様である。なお、投光部3aと受光部3bとの上下の位置関係は逆であってもよい。
【0027】
このようにした第2の実施例でも、シート6の後退方向に存在する物体12を、シート6を物体12に接触させることなく検出することができ、シート6が物体12に接触するのを回避できるようになる。
ここで、図5に示すように、物体12の背が高く、上部に前方に突出する突出部12aがあるような場合がある。この場合、第1の実施例のように左右方向に投光する構成では、突出部12aを検出することができない。それに対して、第2の実施例のように上下方向に投光する構成では、突出部12aを検出することが可能になり、シート6が物体12の突出部12aに接触するのを回避できるようになる。
【0028】
なお、物体12の背が低く、その左右方向の一部に前方に突出する突出部があるような場合は、逆のことがいえる。すなわち、第2の実施例のように上下方向に投光する構成では、左右方向において突出部が投光部3a及び受光部3bと異なる位置にあると、突出部を検出することができない。それに対して、第1の実施例のように左右方向に投光する構成では、突出部を検出することが可能になり、シート6が物体12の突出部に接触するのを回避できるようになる。
また、シート6の高さ以上の位置に存在する物体(例えば天井部から吊り下げた物体)や、シート6の背もたれ6aの背面に設けられた荷物入れ等の物体は、シート6の後退を妨げるものではない。第1の実施例のように左右方向に投光する構成では、このような物体を除外できるのに対して、第2の実施例のように上下方向に投光する構成では、このような物体まで検出することになる。
【0029】
なお、第1、2の実施例で説明した投光部3a及び受光部3bの配置は一例であり、車体構造等に応じて適宜定められればよい。例えば投光部3aと受光部3bとの左右の位置関係は逆であってもよい。また、第1、2の実施例では、投光部3a及び受光部3bのペアを一列に並べた配置を説明したが、複数列に配置するようにしてもよい。第1の実施例でいえば、複数の相互に異なる高さ位置で、投光部3a及び受光部3bのペアが、前後方向に間隔をおいて複数配置されるようにしてもよい。
【0030】
以上、本発明の実施例を、図面を参照して詳細に説明したが、各実施例は、本発明の実施にあたっての具体例を示したに過ぎない。本発明の技術的範囲は、各実施例に限定されるものではない。本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であり、それらも本発明の技術的範囲に含まれる。
実施例では、シート駆動用モータ4等の駆動源を用いてシートを移動させる電動式のシート移動システムを説明したが、手動式のシート移動システムに対しても本発明は適用可能である。
【0031】
また、実施例では、投光部3a及び受光部3bを相互に対向させる光電センサを説明したが、これに限定されるものではない。例えばシート6の後退方向に対して直交する方向の片側に投光部3a及び受光部3bを配置し、投光部3aでシート6の後退方向に対して直交する方向に投光し、物体で反射する光を受光部3bで受光することにより、物体を検出する反射型の光電センサとしてもよい。この場合、投受光一体型の光電センサとしてもよい。
また、実施例では、左右方向に投光する構成、上下方向に投光する構成を述べたが、シートの移動方向に対して直交する複数の方向に投光するように光電センサを設けて、物体の三次元情報を取得できるようにしてもよい。
また、本発明でいう検出手段として、光電センサ以外のセンサを用いてもよいし、撮像装置を用いてもよい。
【0032】
また、実施例では、自動車Cのシート6を説明したが、これに限定されるものではなく、シートと、シートを一定の範囲で移動可能に支持する支持部材とを備えるシート移動システムであれば、本発明は適用可能である。また、シートの移動方向も、前後方向に限らず、左右方向や上下方向であってもよい。
【符号の説明】
【0033】
C:自動車、1:制御装置、2:運転席ポジションセンサ、3:光電センサ、3a:投光部、3b:受光部、4:シート駆動用モータ、5:報知部、6~8:シート、9:レール、10:センタートンネル、11:壁面部、12:物体
図1
図2
図3
図4
図5