(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024157692
(43)【公開日】2024-11-08
(54)【発明の名称】たすき掛け美容方法
(51)【国際特許分類】
A63B 23/00 20060101AFI20241031BHJP
【FI】
A63B23/00 M
【審査請求】有
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023072194
(22)【出願日】2023-04-26
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2024-08-14
(71)【出願人】
【識別番号】522239856
【氏名又は名称】羽田 明子
(74)【代理人】
【識別番号】100160657
【弁理士】
【氏名又は名称】上吉原 宏
(72)【発明者】
【氏名】羽田 明子
(57)【要約】
【課題】
本発明は、健康や美容を自力で整えることができ、たすきを用いて、老若男女問わず特に高齢の方でも安全に無理なく続けることができる美容方法の提供を課題とするものである。
【解決手段】
本発明は、身体にたすき掛けをした状態でストレッチを行う運動方法に用いる布製のたすきであって、前記たすきは長さが2m50cm以上で、幅が25cmから50cmの範囲以内であり、素材に綿を30%以下とし化学繊維を70から100%とする単一又は混合素材を用い、長手方向の伸縮性が幅方向の伸縮性と比較して大きい織り方で成り、前記たすきを用いたたすき掛けによって体の関節を正しい位置に戻し体軸を安定させつつ、経絡を刺激する運動を行うことによって経絡の道筋を所定の位置に戻すように改善する構成を採用した。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
身体にたすき掛けをした状態でストレッチを行う美容方法に用いる布とゴム製のたすき(1)であって、
前記たすき(1)は長さが2m50cm以上で、
幅が25cmから50cmの範囲以内であり、
素材に綿を30%以下とし化学繊維を70から100%とする単一又は混合素材を用い、長手方向の伸縮性が幅方向の伸縮性と比較して大きい織り方を特徴とし、
前記たすき(1)を用いたたすき掛けによって体の関節を正しい位置に戻し体軸を安定させつつ、
経絡(10)を刺激する運動を行うことによって前記経絡(10)の道筋を所定の位置に戻すように改善することを特徴とするたすき掛け美容方法に用いるたすき(1)。
【請求項2】
請求項1に記載のたすき(1)を用いて前記たすき掛けを上半身にする方法であって、
手Aにたすき(1)一端側(1A)の前記たすき(1)を持ち、肩Aに掛け、前記たすき(1)の反対の他端側(1B)の前記たすき(1)を背中側から脇Bの下に持ってくるK1工程と、
脇Bの下から肩Bの上に掛けて背中側に降ろすK2工程と、
K2工程で背中側に降ろした前記他端側(1B)の前記たすき(1)を肩Bの下から背中側を通り脇Aの下に持ってきて下に引っ張るK3工程と、
前記一端側(1A)の前記たすき(1)を下方へ引っ張り、前記他端側(1B)の前記たすき(1)を前記一端側(1A)の前記たすき(1)の上を通して体の内側へ持ってくるK4工程と、
前記一端側(1A)の前記たすき(1)を肩Aに掛かる前記たすき(1)に一端挟んでおくK5工程と、
K4工程で内側に持っていった前記他端側(1B)の前記たすき(1)を戻しながら脇Aの下を通り背中に回し脇Bの下に持ってくるK6工程と、
K2工程で脇Bから肩Bに掛けた前記たすき(1)と体との間に、前記他端側(1B)の前記たすき(1)をくぐらせ前へ引っ張るK7工程と、
K5工程で肩Aに一端挟んでおいた前記一端側(1A)の前記たすき(1)を外して、K7工程で前へ引っ張った他端側(1B)の前記たすき(1)とを、それぞれ外側へ胸を開くように引っ張るK8工程と、
K8工程で外側へ引っ張った前記一端側(1A)の前記たすき(1)と前記他端側(1B)の前記たすき(1)を胸の前に持ってきて結ぶK9工程と、
肩に掛かった左右の前記たすき(1)を背中で交差する位置を下へ下げるようにK10工程から構成されるたすき掛けであることを特徴とする請求項1に記載のたすき(1)を用いたたすき掛け方法(2)。
【請求項3】
請求項1に記載のたすき(1)を用いて前記たすき掛けを下半身にする方法であって
前記たすき掛けが、
前記たすき(1)を骨盤(30)のヘリの1cm下に当てるK11工程と、
後ろで強く交差させるK12工程と、
前へもって持ってくるK13工程と、
しっかりと結ぶK14工程とから構成されるたすき掛けであることを特徴とする請求項1に記載のたすき(1)を用いたたすき掛け方法(3)。
【請求項4】
請求項1に記載のたすき(1)を用いて前記たすき掛けを膝にする方法であって、
前記たすき掛けが、
椅子(I)に座り太もも(40)の裏に前記たすき(1)をとおすK15工程と、
前記太もも(40)の上で強くクロスさせる、K16工程と
下に持ってきて膝裏上(51)のところでクロスさせるK17工程と、
前記膝裏上(51)の前記たすき(1)を膝裏下(52)に回して膝前下で強く結ぶK18工程とから構成されるたすき掛けであることを特徴とする請求項1に記載のたすき(1)を用いるたすき掛け方法(4)。
【請求項5】
請求項2に記載の前記たすき掛けをした状態で腎経(61)、膀胱経(62)、肝胆経(63)、心小腸経(64)、心包経(65)、三焦経(66)、胃脾経(67)、肺大腸経(68)の何れかの前記経絡(10)の道筋を正常な位置に戻すように改善することを特徴とするたすき掛け美容方法(5)。
【請求項6】
請求項3に記載の前記たすき掛けをした状態で腎膀胱経(69)、肝胆経(70)、胃脾経(71)の何れかの前記経絡(10)の道筋を正常な位置に戻すように改善することを特徴とするたすき掛け美容方法(5)。
【請求項7】
請求項4に記載の前記たすき掛けをした状態で、かかとを内側に引く、前で交差した前記たすき(1)の部分を両手で握りゆっくりと椅子(I)から立ち上がり内股を寄せお尻を一つにするように締め、胸を開き、頭を上に引っ張られるように背筋を上に伸ばし、少しかかとに体重を乗せ姿勢が整っていることを確認し、ゆっくりと座る動作であることを特徴とするたすき掛け美容方法(5)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、たすき掛け美容方法に関し、詳しくはたすきを利用して身体の動作を規制しつつ、経絡を整えることで本来持っている美しさを引き出す美容技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、平均寿命が延び人生100年時代とうたわれる日本において、益々美容に関心が向く傾向にある。その為、美容に纏わる健康食品や美容グッズなどが飛ぶように売れている。しかしながら、テレビの番組で取り上げられる情報は正しいものばかりとは言えない。美容に於いては、食事や睡眠に気を付けることは勿論だが、そのほかに適度の運動なども必要である。しかしながら、運動も正しい方法で行わなければ却って健康を阻害する場合もある。そこで、プロの指導が受けられるジムや運動施設などに通うことが好適であるが、子育て世代や仕事を持つ女性などは思うように実施できないのが現状である。また、高齢者等にも安全に取り組むことができる生涯美容を保つためのエクササイズが求められているといえる。ここで美容の考え方は、単に顔の見た目を綺麗にすることや痩せることを目的としたものではなく、当人が本来持っている美しさを引き出すことであり、身体が本来の姿や形に戻ることにより理想的な美しさを引き出すことが大切である。
【0003】
生涯美容を保つための運動の中には、東洋医学、東洋思想の分野が大きく反映されたヨガなどがある。東洋医学は約2100年の歴史があると云われており、西洋医学では病気やけがの治療を目的としているのに対して、東洋医学では、病気やけがの原因を突き止め、自己免疫の向上と自然治癒力の手助け、特に予防医学を目的としており、所謂健康美、美容にも大きく影響をもたらすと考えられている。その考えは気の流れ道であるツボとツボを結ぶ経絡を整えていくといったものであり、経絡はすべての五臓六腑を管轄し、その気の流れを整えることは免疫向上や、美容を保つことにつながるといわれている。また、経絡を整えることは、歪んだ身体を正しい姿勢へ戻し、本来の美しさへ導くことにある。
【0004】
経絡は、正経と奇経とがあり、正経は、肝臓(陰)+胆のう(陽)(木のエネルギー)、心臓(陰)+小腸(陽)、火(君火)のエネルギー、心包(陰)+三焦(陽)、(火(相火)のエネルギー)、脾臓(陰)+胃(陽)、(土のエネルギー)肺臓(陰)+大腸(陽)、(金のエネルギー)、腎臓(陰)+膀胱(陽)、(水のエネルギー)12本の組み合わせであり、奇経は、任脈(陰の経絡を統括)と督脈(陽の経絡を統括)の2本があり、健康と美容に大きな影響を与えるといわれている。また、経絡はチューブリン微小管であるとする文献もあり、この経絡を正しく働かせるためのエクササイズが求められているといえる。
【0005】
このような現状に鑑み、従来からも種々の技術提案がなされてきた。例えば、発明の名称を「姿勢の強制および再訓練のための動的ストレッチ、強化、および安定化の器具」とし、解決しようとする課題に「悪い姿勢を矯正および再訓練するために、能動的および受動的の両方で使用できる器具」を提供するもので、具体的な解決手段を「中間パネルおよび2つの側袖部を備える中央装具部材と、各々が前記中央装具部材の前記側袖部内で摺動可能である一対の閉じたループの抵抗管と、各々の前記ループに配置されて前記ループに沿って摺動可能な可撓性の把持部とを備え、前記使用者は、ストレッチ/強化モードで前記抵抗管と能動的に関与するために、前記把持部を掴んで反対方向に引っ張ることができ、前記使用者は、前記ループが安定化モードにおいて前記使用者の胸筋または脇下の領域と関与する場合に、前記中央装具部材が前記使用者の背中に対して平らに位置決めされ、かつ、前記把持部が緩衝のために位置決めされるように、各々の前記ループを前記使用者の腕の一方の上に位置付けることができ、前記ループは、前記安定化モードにおいて、前記使用者にぴったりと合い、前方へと肩が曲がっていることに対して受動的な抵抗を提供する大きさとされる器具。」としたものである。しかしながら、係る技術は、一対の閉じたループの抵抗管とこれを大まかに蜂の字形に位置付ける中央装具部材とを備えた用具を使うものであり、係る抵抗管は天然ゴム又は合成ゴムの紐であり、弾性力を有している。従って、弾性力により筋力の増加を主として目的とする特許文献1の記載の発明とはその目的を異にし、負荷を掛けることなく安全に行う本発明とはその構成を異にするものである。
【0006】
また、発明の名称を「肩関節ストレッチ器具」とし、解決しようとする課題を「本発明は、自分では伸ばすことが出来ない肩関節周りの可動域を広げることを可能とし、肩関節周りの筋肉、腱、靭帯、関節包等の軟部組織に対し、自身で痛みや負荷等を加減しながらストレッチ等の運動を施すことが可能となる運動器具を低価格で提供する」とするもので、具体的な解決手段を「本発明は、肩関節の可動域を拡張するための健康器具であって、本体棒状部材と垂直棒状部材とからなり、前記垂直棒状部材が前記本体棒状部材の片側端部に垂直方向へ突出して備えられている構成を採用した。また、前記垂直棒状部材が前記本体棒状部材に対し対向する両方向へ突出してT字型となるように形成する構成や、前記本体棒状部材と垂直棒状部材の結合箇所及び前記本体棒状部材と前記垂直棒状部材の各端部に掴み部を有する構成、或いは前記本体棒状部材の長さを調整する長さ調整機構を備えた構成を採用することも出来る。」としたものである。しかしながら、係る技術は低コストで生産でき効果的に肩の可動域を自力で拡張できるという点で優れているが、経絡を意識したものではない。
【0007】
また、発明の名称を「膝関節と肘関節のトレーニング方法及びトレーニング器具」とし、解決しようとする目的を「膝関節運動または肘関節運動を直接的、効果的にトレーニングする膝関節と肘関節のトレーニング方法およびトレーニング器具を提供する。」とするもので、具体的な解決手段を「人の膝関節または肘関節を、その伸展および屈曲に応じて伸縮自在で、当該膝関節または肘関節の外周囲で周方向に離間して設けられた複数の伸縮材により、膝関節または肘関節を伸展したとき相対する骨の関節面同士の面積が最も広くなるように合せた方向である骨軸合せ方向に加圧させながら、当該骨軸合せ方向に沿って、複数回伸展および屈曲の反復運動させること、を含む。」というものである。係る技術は、複数の伸縮材によって膝関節または肘関節を伸展し、加圧による伸展および屈曲の反復運動をさせる道具であることから、特許文献1に記載の発明は、身近な道具で負荷を掛けることなく高齢の方でも安全に行うことができる本発明とは目的および構成も異にするものと考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特表2015-507955号
【特許文献2】特許6746812号
【特許文献3】特開2020-188923号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、健康や美容を自力で整えることができ、たすきを用いて、老若男女問わず特に高齢の方でも安全に無理なく続けることができる美容方法の提供を課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、身体にたすき掛けをした状態でストレッチを行う運動方法に用いる布製のたすきであって、前記たすきは長さが2m50cm以上で、幅が25cmから50cmの範囲以内であり、素材に綿を30%以下とし化学繊維を70から100%とする単一又は混合素材を用い、長手方向の伸縮性が幅方向の伸縮性と比較して大きい織り方で成り、前記たすきを用いたたすき掛けによって体の関節を正しい位置に戻し体軸を安定させつつ、経絡を刺激する運動を行うことによって前記経絡の道筋を所定の位置に戻すように改善する構成を採用する。
【0011】
また、本発明は、請求項1に記載のたすきを用いて前記たすき掛けを上半身にする方法であって、手Aにたすき一端側の前記たすきを持ち、肩Aに掛け、前記たすきの反対の他端側の前記たすきを背中側から脇Bの下に持ってくるK1工程と、脇Bの下から肩Bの上に掛けて背中側に降ろすK2工程と、K2工程で背中側に降ろした前記他端側の前記たすきを肩Bの下から背中側を通り脇Aの下に持ってきて下に引っ張るK3工程と、前記一端側の前記たすきを下方へ引っ張り、前記他端側の前記たすきを前記一端側の前記たすきの上を通して体の内側へ持ってくるK4工程と、前記一端側の前記たすきを肩Aに掛かる前記たすきに一端挟んでおくK5工程と、K4工程で内側に持っていった前記他端側の前記たすきを戻しながら脇Aの下を通り背中に回し脇Bの下に持ってくるK6工程と、K2工程で脇Bから肩Bに掛けた前記たすきと体との間に、前記他端側の前記たすきをくぐらせ前へ引っ張るK7工程と、K5工程で肩Aに一端挟んでおいた前記一端側の前記たすきを外して、K7工程で前へ引っ張った他端側の前記たすきとを、それぞれ外側へ胸を開くように引っ張るK8工程と、K8工程で外側へ引っ張った前記一端側の前記たすきと前記他端側の前記たすきを胸の前に持ってきて結ぶK9工程と、肩に掛かった左右の前記たすきを背中で交差する位置を下へ下げるようにK10工程から構成されるたすき掛けである構成を採用することもできる。
【0012】
また、本発明は、請求項1に記載のたすきを用いて前記たすき掛けを下半身にする方法であって前記たすき掛けが、前記たすきを骨盤のヘリの1cm下に当てるK11工程と、後ろで強く交差させるK12工程と、K12工程で交差させたたすきを前へ持ってくるK13工程と、それ等をしっかりと結ぶK14工程とから構成されるたすき掛けである構成を採用することもできる。
【0013】
また、本発明は、請求項1に記載のたすきを用いて前記たすき掛けを膝にする方法であって、前記たすき掛けが、椅子に座り太ももの裏に前記たすきをとおすK15工程と、前記太ももの上で強くクロスさせる、K16工程と下に持ってきて膝裏上のところでクロスさせるK17工程と、前記膝裏上の前記たすきを膝裏下に回して膝前下で強く結ぶK18工程とから構成されるたすき掛けである構成を採用することもできる。
【0014】
また、本発明は、請求項2に記載の前記たすき掛けをした状態で腎経、膀胱経、肝胆経、心小腸経、心包経、三焦経、胃脾経、肺大腸経の何れかの前記経絡の道筋を正常な位置に戻すように改善する構成を採用することもできる。
【0015】
また、本発明は、請求項3に記載の前記たすき掛けをした状態で腎膀胱経、肝胆経、胃脾経の何れかの前記経絡の道筋を正常な位置に戻すように改善する構成を採用することもできる。
【0016】
また、本発明は、請求項4に記載の前記たすき掛けをした状態で、かかとを内側に引く、前で交差した前記たすきの部分を両手で握りゆっくりと椅子から立ち上がり内股を寄せお尻を一つにするように締め、胸を開き、頭を上に引っ張られるように背筋を上に伸ばし、少しかかとに体重を乗せ姿勢が整っていることを確認し、ゆっくりと座る動作である構成を採用することもできる。
【発明の効果】
【0017】
また、本発明に係るたすき掛け美容方法によれば、猫背や巻肩の姿勢改善に資するという優れた効果を発揮する。
【0018】
また、本発明に係るたすき掛け美容方法によれば、腰痛と骨盤変形の改善が出来るというという優れた効果を発揮する。
【0019】
また、本発明に係るたすき掛け美容方法によれば、自律神経の調整が出来るという優れた効果を発揮する。
【0020】
また、本発明に係るたすき掛け美容方法によれば、むくみ、美肌、バストアップ、ヒップアップ、くびれ、顔のリフトアップ等の美容効果を発揮できるという優れた効果を発揮する。
【0021】
また、本発明に係るたすき掛け美容方法によれば、頭蓋骨の歪みを修正出来るという優れた効果を発揮する。
【0022】
また、本発明に係るたすき掛け美容方法によれば、気の流れを整えることにより血流を良くし、免疫力を高めるという優れた効果を発揮する。
【0023】
また、本発明に係るたすき掛け美容方法によれば、O脚改善や膝の痛みの予防及び改善が出来るという優れた効果を発揮する。
【0024】
また、本発明に係るたすき掛け美容方法によれば、体軸、股関節を正しい位置に戻すことや腹部筋肉を正しく使えるようになるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【
図1】本発明に係るたすき掛け美容方法において使用するたすきの基本構成を説明する基本構成説明図である。
【
図2】本発明に係るたすき掛け美容方法において基本となる上半身へのたすきの掛け方を説明する基本構成説明図である。
【
図3】本発明に係るたすき掛け美容方法において応用となる下半身へのたすきの掛け方を説明する実施例説明図である。
【
図4】本発明に係るたすき掛け美容方法において応用となる膝へのたすきの掛け方を説明する別の実施例説明図及び膝における統括して経絡を整えるための動作を説明する動作説明図である。
【
図5】本発明に係るたすき掛け美容方法の上半身における腎経の経絡を整えるための動作を説明する動作説明図である。
【
図6】本発明に係るたすき掛け美容方法の上半身における膀胱経の経絡を整えるための動作を説明する動作説明図である。
【
図7】本発明に係るたすき掛け美容方法の上半身における肝胆経の経絡を整えるための動作を説明する動作説明図である。
【
図8】本発明に係るたすき掛け美容方法の上半身における心小腸経の経絡を整えるための動作を説明する動作説明図である。
【
図9】本発明に係るたすき掛け美容方法の上半身における心包経の経絡を整えるための動作を説明する動作説明図である。
【
図10】本発明に係るたすき掛け美容方法の上半身における三焦経の経絡を整えるための動作を説明する動作説明図である。
【
図11】本発明に係るたすき掛け美容方法の上半身における胃脾経の経絡を整えるための動作を説明する動作説明図である。
【
図12】本発明に係るたすき掛け美容方法の上半身における肺大腸経の経絡を整えるための動作を説明する動作説明図である。
【
図13】本発明に係るたすき掛け美容方法の下半身における腎膀胱経の経絡を整えるための動作を説明する動作説明図である。
【
図14】本発明に係るたすき掛け美容方法の下半身における肝胆経の経絡を整えるための動作を説明する動作説明図である。
【
図15】本発明に係るたすき掛け美容方法の下半身における胃脾経の経絡を整えるための動作を説明する動作説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
本発明は、身体にたすき掛けをした状態でストレッチを行う運動方法に用いる布製のたすきであって、前記たすきは長さが2m50cm以上で、幅が25cmから50cmの範囲以内であり、素材に綿を30%以下とし化学繊維を70から100%とする単一又は混合素材を用い、長手方向の伸縮性が幅方向の伸縮性と比較して大きい織り方で成り、前記たすきを用いたたすき掛けによって体の関節を正しい位置に戻し体軸を安定させつつ、経絡10を刺激する運動を行うことによって前記経絡10の道筋を所定の位置に戻すように改善することを最大の特徴とするものである。以下、図面に基づいて説明する。但し、係る図面に記載された形状や構成に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の創作として発揮する効果の得られる範囲内で変更可能である。なお、本書面において、気血とはエネルギーのことをいい、経絡は肉体の「氣」の流れる道であり、気血の流れる通路のことを言う。また、経絡上のツボのことは経穴いう。
【0027】
図1は、本発明に係るたすき掛け美容方法において使用するたすきの基本構成を説明する基本構成説明図であり、たすきの長さLが2m50cm以上であり、幅Hが25cmから50cmの範囲以内であることを示し、図面には表していないが、素材には綿を30%以下とし化学繊維を70から100%とする単一又は混合素材を用い、長手方向の伸縮性が幅方向の伸縮性と比較して大きい織り方で構成されている。
【0028】
たすき掛け美容方法に用いるたすきは、身体にたすき掛けをした状態でストレッチを行う運動方法に用いる布製のたすきであって、前記たすきは長さが2m50cm以上で、幅が25cmから50cmの範囲以内であり、素材に綿を30%以下とし化学繊維を70から100%とする単一又は混合素材を用い、長手方向の伸縮性が幅方向の伸縮性と比較して大きい織り方で成り、前記たすきを用いたたすき掛けによって体の関節を正しい位置に戻し体軸を安定させつつ、経絡10を刺激する運動を行うことによって前記経絡10の道筋を所定の位置に戻すように改善することを基本構成とするものである。以下、各構成部材について説明する。
【0029】
たすきを用いるたすき掛け方法2は、請求項1に記載のたすき1を用いて前記たすき掛けを上半身にする方法であって、手Aにたすき1の一端側1Aの前記たすき1を持ち、肩Aに掛け、前記たすき1の反対の他端側1Bの前記たすき1を背中側から脇Bの下に持ってくるK1工程と、脇Bの下から肩Bの上に掛けて背中側に降ろすK2工程と、K2工程で背中側に降ろした前記他端側1Bの前記たすき1を肩Bの下から背中側を通り脇Aの下に持ってきて下に引っ張るK3工程と、前記一端側1Aの前記たすき1を下方へ引っ張り、前記他端側1Bの前記たすき1を前記一端側1Aの前記たすき1の上を通して体の内側へ持ってくるK4工程と、前記一端側1Aの前記たすき1を肩Aに掛かる前記たすき1に一端挟んでおくK5工程と、K4工程で内側に持っていった前記他端側1Bの前記たすき1を戻しながら脇Aの下を通り背中に回し脇Bの下に持ってくるK6工程と、K2工程で脇Bから肩Bに掛けた前記たすき1と体との間に、前記他端側1Bの前記たすき1をくぐらせ前へ引っ張るK7工程と、K5工程で肩Aに一端挟んでおいた前記一端側1Aの前記たすき1を外して、K7工程で前へ引っ張った他端側1Bの前記たすき1とを、それぞれ外側へ胸を開くように引っ張るK8工程と、K8工程で外側へ引っ張った前記一端側1Aの前記たすき1と前記他端側1Bの前記たすき1を胸の前に持ってきて結ぶK9工程と、肩に掛かった左右の前記たすき1を背中で交差する位置を下へ下げるようにK10工程から構成されるたすき掛けである。
【0030】
たすきを用いるたすき掛け方法3は、請求項1に記載のたすき1を用いて前記たすき掛けを下半身にする方法であって、前記たすき掛けが、前記たすき1を骨盤30のヘリの1cm下に当てるK11工程と、後ろで強く交差させるK12工程と、前へもって持ってくるK13工程と、しっかりと結ぶK14工程とから構成されるたすき掛けである。
【0031】
たすきを用いるたすき掛け方法4は、請求項1に記載のたすき1を用いて前記たすき掛けを膝にする方法であって、前記たすき掛けが、椅子Iに座り太もも40の裏に前記たすき1をとおすK15工程と、前記太もも40の上で強くクロスさせる、K16工程と下に持ってきて膝裏上51のところでクロスさせるK17工程と、前記膝裏上51の前記たすき1を膝裏下52に回して膝前下で強く結ぶK18工程とから構成されるたすき掛けである。
【0032】
たすき掛け美容方法5は、本発明に係るたすき掛け方法2から4のたすき掛けをした状態で行うストレッチ方法のことである。
【0033】
たすきは、本来、和服において、袖や袂が邪魔にならないようにたくし上げるための紐や布地で、通常は肩から脇にかけて通し、斜め十字に交差させて使用するが、輪状にして片方の肩から腰にかけて斜めに垂らして用いる方法もある。また、目印や宣伝などの用途として体にかける紐・布地のことも指す。さらに、駅伝の選手が肩から掛けバトン代わりに次の走者に繋ぐたすきや、剣道や弓道の武具で用いられるたすきなども含まれる。
【0034】
たすき1は、身体にたすき掛けをした状態でストレッチを行う運動方法に用いる布製のたすき1であって、係るたすき1は長さが2m50cm以上で、幅が25cmから50cmの範囲以内であり、素材に綿を30%以下とし化学繊維を70から100%とする単一又は混合素材を用い、長手方向の伸縮性が幅方向の伸縮性と比較して大きい織り方で成り、前記たすき1を用いたたすき掛けによって体の関節を正しい位置に戻し体軸を安定させつつ、経絡10を刺激する運動を行うことによって前記経絡10の道筋を所定の位置に戻すように改善することを特徴とするたすき掛け美容方法に用いるたすき1である。
【0035】
経絡10は、人体には約360のツボがあるといわれているが、そのツボとツボを結ぶラインが経絡10といわれるものである。古代中国の医学において、人体の中の気血栄衛(気や血や水などといった生きるために必要なもの、現代で言う代謝物質)の通り道として考え出されたものである。経は経脈を、絡は絡脈を表し、経脈は縦の脈、絡脈は横の脈の意であり、経脈は十二の正経と呼ばれるものと、八の奇経と呼ばれるものがある。正経は陰陽で分類され、陰は太陰、少陰、厥陰の三陰に、陽は太陽、陽明、少陽の三陽に分けられ、手、足それぞれに三陽三陰の属する経脈が割り振られて計十二脈になる。そして、陰経は臓に属して、陽経は腑に属する。奇経の中では任脈と督脈だけが独自の経穴を持っている。経脈には経別と呼ばれるものもある。絡脈は十五絡脈とその他の絡脈、その中でさらに分かれて小さくなった孫絡がある。その他、五臓六腑を纏わない経筋と一般的に言われているものもある。これ等を全て併せて、経絡と呼ぶ。
【0036】
気血20は、「気血論」とも呼ばれ、東洋医学の中心となる基本概念の一つである。すなわち東洋医学では、体の基本となるものは「気」と「血」であって、この両者が体を巡り、バランスをとることによって生命の活動が成り立っていると考えるものである。
【0037】
骨盤30は、大腿骨と脊柱の間で体を支える、強固に一体化した一群の骨の解剖学的名称である。
【0038】
太もも40は、人間の体において骨盤と膝の間の部分である。解剖学的には、下肢の一部を構成する太股を構成する1本の骨は、大腿骨と呼ばれており、この骨は、皮質骨の割合が多いため、太くて強い。尻と球関節で、膝と楕円関節でそれぞれ繋がっている。
【0039】
膝50は、ヒトなどの動物における脚の関節部の1つで、腿(もも)と脛(すね)を繋ぐ部分である。ヒトの膝の前面を膝頭(ひざがしら)、膝小僧(ひざこぞう)といい、後面はひかがみ(膕、引屈)という。
【0040】
膝裏上51は、膝50の裏側のひかがみの上部のことである。
【0041】
膝裏下52は、膝50の裏側のひかがみの下部のことである。
【0042】
腎経61は、主な働きが、体液成分と内分泌を調整することにより、全身に精気を与えるものである。また、成長ホルモン、性ホルモンの分泌を促し、ストレスへの抵抗 や血液と体内毒物の清浄する働きをするといわれている。
【0043】
膀胱経62は、主な働きが、自律神経(脳下垂体)の働き、尿の排泄、生殖機能、泌尿器周辺の臓器を支配しているといわれており、膀胱経が滞ると神経緊張が強く物事に過敏に反応したり背筋が突っ張る、自律神経が弱る、腰痛、目頭が重い、頭痛、下腹や足の冷え、不眠、寝つきが悪い、頻尿または、尿が少ない、膀胱炎、残尿感、むくみなどの症状が出やすいといわれている。
【0044】
肝胆経63及び70は、刺激する効果として、股関節の改善(可動域を広げる)により肋骨が締まり、本来の位置に戻すことでくびれが出来る。がっしり固太りの改善。体側が薄くなる。怒りやイライラを上手くコントロールできるといわれている。
【0045】
心小腸経64は、刺激する効果として、四十肩、小尻、ヒップアップ、肩甲骨をゆるめ本来の働きに戻す。やる気アップ。肩周りが華奢になる効果や、腰痛改善も見込まれるといわれている。
【0046】
心包経65は、主な働きが、循環と環境適応や、中枢脈管系(心臓、大動静脈、リンパ管)のコントロール、栄養を配分し、内臓機能を促進、保護するなどであるといわれており、心包経が滞ると不眠、動悸、息切れ、のぼせ、ほてり、手足の冷えなどの症状が出やすいといわれている。
【0047】
三焦経66の主な働きは、小腸を補佐して末梢循環(細動静脈、毛細血管)と体液移動を司る、粘膜、漿膜、リンパの働きにより身体を保護するといわれており、三焦経66が滞ると、全身がこわばる、粘膜やリンパが弱い、前腕の緊張、風邪をひきやすい、眼がチカチカする、頭が重苦しい、胸が締め付けられる、皮下に水気がたまりやすい、手や後頭部がしびれる、湿疹、蕁麻疹ができやすい、アレルギー体質等の症状が出やすいといわれている。
【0048】
胃脾経67及び70は、外反母趾、変形性膝関節症、O脚、太もものシェイプアップ、バストアップ、顔のリフトアップ、糖代謝の改善などがあるといわれている。
【0049】
肺大腸経68は、刺激する効果として呼吸をしやすくなり代謝が上がる、ウエストの引き締めや巻肩の改善、ほうれい線の改善、首の弛みの改善などの効果があるといわれている。
【0050】
腎膀胱経69は、刺激する効果として、ぎっくり腰の改善、腹部の引き締め、太ももの弛み改善、むくみ、骨盤底筋強化、変形性膝関節症やこむら返りの改善、体軸や背筋の安定、首、眉間のしわ改善などの効果があるといわれている。
【0051】
経穴80は、鍼を打ち、灸を据える身体の要所といわれており、経絡に沿って点在する所謂つぼのことである。
【0052】
手Aは、本発明において、たすき掛けをわかりやすく説明するために定義づけた肩Aと同じ側の片側の手のことである。
【0053】
肩Aは、本発明において、たすき掛けをわかりやすく説明するために定義づけた片肩のことであり、手Aと同じ側の肩のことである。例えば肩Aが右肩である場合のは脇Aも右脇となる。
【0054】
肩Bは、本発明において、たすき掛けをわかりやすく説明するために定義づけた肩Aとは逆の片肩のことである。
【0055】
脇Aは、本発明において、たすき掛けをわかりやすく説明するために定義づけた肩Aと同じ側の脇のことである。
【0056】
脇Bは、本発明において、たすき掛けをわかりやすく説明するために定義づけた肩Bと同じ方の脇のことである。
【0057】
一端側1Aは、本発明において、たすき掛けをわかりやすく説明するために定義づけたたすきの一方の側のことである。
【0058】
他端側1Bは、本発明において、たすき掛けをわかりやすく説明するために定義づけたたすきの一端側1Aとは逆の一方の側のことである。
【0059】
椅子Iは、本発明において下半身のストレッチをする際にたすきを巻く時点で腰掛けるために必要となる椅子のことである。
【0060】
K1工程は、たすき1を上半身に用いる美容方法であって、前記たすき掛けが、手Aに一端側1Aの前記たすき1を持ち、肩Aに掛け、反対の他端側1Bの前記たすき1を背中側から脇Bの下に持ってくる工程のことである。
【0061】
K2工程は、K1工程からたすき1を脇Bの下から肩Bの上に掛けて背中側に降ろす工程のことである。
【0062】
K3工程は、K2工程で背中側に降ろした前記他端側1Bの前記たすき1を背中側を通して脇Aの下に持ってきて下に引っ張る工程のことである。
【0063】
K4工程は、K3工程から、前記一端側1Aの前記たすき1を下方へ引っ張り、前記他端側1Bの前記たすき1を前記一端側1Aの前記たすき1の上を通して体の内側へ持ってくる工程のことである。
【0064】
K5工程は、K4工程から、前記一端側1Aの前記たすき1を肩Aに掛かる前記たすき1に一端挟んでおく工程のことである。
【0065】
K6工程は、K5工程から、K4工程で内側に持っていった前記他端側1Bの前記たすき1を戻しながら脇Aの下を通り背中に回し脇Bの下に持ってくる工程のことである。
【0066】
K7工程は、K6工程から、K2工程で脇Bから肩Bに掛けた前記たすき1と体との間に、前記他端側1Bの前記たすき1をくぐらせ前へ引っ張る工程のことである。
【0067】
K8工程は、K7工程とから、K5工程で肩Aに一端挟んでおいた前記一端側1Aの前記たすき1を外して、K7工程で前へ引っ張った他端側1Bの前記たすき1とを、それぞれ外側へ胸を開くように引っ張る工程のことである。
【0068】
K9工程は、K8工程で外側へ引っ張った前記一端側1Aの前記たすき1と前記他端側1Bの前記たすき1を胸の前に持ってきて結ぶ工程のことである。
【0069】
K10工程は、K9工程と、肩に掛かった左右の前記たすき1を背中で交差する位置を下へ下げるようにする工程のことである。
【0070】
K11工程は、たすき1を下半身に用いる美容方法のたすきの掛け方であって、前記たすき1を骨盤30のヘリの1cm下に当てる工程のことである。
【0071】
K12工程は、K11工程から、後ろで強く引っ張り交差させる工程のことである。
【0072】
K13工程は、K12工程から左右のたすき1を前へもって持ってくる工程のことである。
【0073】
K14工程は、K13工程で前に持ってきたたすき1をしっかりと結ぶ工程のことである。
【0074】
K15工程は、前記たすき1を膝に用いる美容方法のたすき掛けにおいて、椅子Iに座り太もも40の裏に前記たすき1をとおす工程のことである。
【0075】
K16工程は、K15工程から、太もも40の上で強くクロスさせる工程のことである。
【0076】
K17工程は、K16工程から、たすき1を下に持ってきて膝裏上51のところでクロスさせる工程のことである。
【0077】
K18工程は、たすき1を膝裏上51から膝裏下52に回して膝前下で強く結ぶ工程のことである。
【0078】
図2は、本発明に係るたすき掛け美容方法において基本となる上半身へのたすきの掛け方を説明する基本構成説明図であり、たすき1を用いて前記たすき掛けを上半身にする方法であって、手Aにたすき1の一端側1Aの前記たすき1を持ち、肩Aに掛け、前記たすき1の反対の他端側1Bの前記たすき1を背中側から脇Bの下に持ってくるK1工程と、脇Bの下から肩Bの上に掛けて背中側に降ろすK2工程と、K2工程で背中側に降ろした前記他端側1Bの前記たすき1を肩Bの下から背中側を通り脇Aの下に持ってきて下に引っ張るK3工程と、前記一端側1Aの前記たすき1を下方へ引っ張り、前記他端側1Bの前記たすき1を前記一端側1Aの前記たすき1の上を通して体の内側へ持ってくるK4工程と、前記一端側1Aの前記たすき1を肩Aに掛かる前記たすき1に一端挟んでおくK5工程と、K4工程で内側に持っていった前記他端側1Bの前記たすき1を戻しながら脇Aの下を通り背中に回し脇Bの下に持ってくるK6工程と、K2工程で脇Bから肩Bに掛けた前記たすき1と体との間に、前記他端側1Bの前記たすき1をくぐらせ前へ引っ張るK7工程と、K5工程で肩Aに一端挟んでおいた前記一端側1Aの前記たすき1を外して、K7工程で前へ引っ張った他端側1Bの前記たすき1とを、それぞれ外側へ胸を開くように引っ張るK8工程と、K8工程で外側へ引っ張った前記一端側1Aの前記たすき1と前記他端側1Bの前記たすき1を胸の前に持ってきて結ぶK9工程と、肩に掛かった左右の前記たすき1を背中で交差する位置を下へ下げるようにK10工程から構成されるたすき掛けを示している。
【0079】
図3は、本発明に係るたすき掛け美容方法において応用となる下半身へのたすきの掛け方を説明する実施例説明図であり、たすき1を用いて前記たすき掛けを下半身にする方法であって前記たすき掛けが、前記たすき1を骨盤30のヘリの1cm下に当てるK11工程と、後ろで強く交差させるK12工程と、前へもって持ってくるK13工程と、
しっかりと結ぶK14工程とから構成されるたすき掛けを示している。
【0080】
図4は、本発明に係るたすき掛け美容方法において応用となる膝へのたすきの掛け方を説明する別の実施例説明図及び下から上へと流れる陰の経絡(任脈)と上から下へ流れる陽の経絡(督脈)を統絡し、全身を整えるための動作をしめしており、たすき掛けが、椅子Iに座り太もも40の裏にたすき1を通し、太もも40の上で強くクロスさせ、クロスさせたたすき1を下に持ってきて膝裏上51のところでまたクロスさせ、膝裏上51のたすき1を膝裏下52に回して膝前下で強く結ぶたすき掛けの方法を示した説明図である。また、たすき掛けをした状態で、かかとを内側に引く、前で交差したたすき1の部分を両手で握りゆっくりと椅子から立ち上がり内股を寄せお尻を一つにするように締め、胸を開き、頭を上に引っ張られるように背筋を上に伸ばし、少しかかとに体重を乗せ姿勢が整っていることを確認し、ゆっくりと座る動作により督脈及び任脈を整えることを示している。
【0081】
図5は、本発明に係るたすき掛け美容方法の上半身における腎経の経絡を整えるための動作を説明する動作説明図であり、たすき掛けをした状態で腎経61の経絡10上の経穴80に刺激を与え、(a)から(b)の運動が膝50の曲げ伸ばしにより内ももをストレッチし、(c)から(d)の運動が鎖骨を押し上げて、上体反らしをすることで身体の前面を張らせることにより、腎経の経絡の道筋を所定の位置に戻すように改善する動作を説明する動作説明図である。
【0082】
図6は、本発明に係るたすき掛け美容方法の上半身における膀胱経の経絡を整えるための動作を説明する動作説明図であり、たすき掛けをした状態で膀胱経62の経絡10上の経穴80に刺激を与え、(c)(d)(e)の運動で、前屈した状態から腰部を後方へ引くことで、身体の背面を張らせることにより、膀胱経の経絡の道筋を所定の位置に戻すように改善し、また(c)(e)の運動で、目線を上にする、又は上目づかいにすることで、攅竹からの経絡の流れが改善する動作を説明する動作説明図である。
【0083】
図7は、本発明に係るたすき掛け美容方法の上半身における肝胆経の経絡を整えるための動作を説明する動作説明図であり、たすき掛けをした状態で肝胆経63の経絡10上の絡穴80に刺激を与え、(a)の運動で、両つま先を左右どちらか同じ方向に向かせ、(b)(c)の運動で、該方向と反対側の手の親指を中にして握り該手で肩を叩き上体をひねるという動作により大敦から期門までの肝経、瞳子りょうから足の竅陰までの胆経の経絡の道筋を所定の位置に戻すように改善する動作を説明する動作説明図である。
【0084】
図8は、本発明に係るたすき掛け美容方法の上半身における心小腸経の経絡を整えるための動作を説明する動作説明図であり、たすき掛けをした状態で心小腸経64の経絡10上の絡穴80に刺激を与え、(b)の運動で、脚を腰幅より広く開き片側の手の小指を意識しながら腕を上げ上体を上げた腕と反対側に上体を傾けて引き伸ばすことで小腸兪までストレッチし、(c)の運動で息を吐きながらゆっくり後ろへ回して元の位置へ戻すことで肩甲骨が動き、心小腸経の経絡の道筋を所定の位置に戻すように改善する動作を説明する動作説明図である。
【0085】
図9は、本発明に係るたすき掛け美容方法の上半身における心包経の経絡を整えるための動作を説明する動作説明図であり、たすき掛けをした状態で心包経65の経絡10上の絡穴80に刺激を与え、(b)の運動で、両手の中指を意識しながら胸骨に手を当て、ゆっくり両腕を開き、引っ張り合いをし、(c)の運動で両腕を背中側に寄せて息を吐き、ゆっくりと元の位置へ戻すことで、天池から中衝の心包経の経絡の道筋を所定の位置に戻すように改善するという動作を説明する動作説明図である。
【0086】
図10は、本発明に係るたすき掛け美容方法の上半身における三焦経の経絡を整えるための動作を説明する動作説明図であり、たすき掛けをした状態で三焦経66の経絡10上の絡穴80に刺激を与え、両手を胸骨に当て、(c)の運動で、片側の薬指を意識しながらゆっくり横に開き引っ張り、背中側に向かって腕を引き、(d)の運動で顔は引いた手の反対側斜め上に向け、顔と腕で引っ張り合いをすることで閑衝から糸竹空までの三焦経が整い、(e)(f)の運動で、顔を前に戻して引いた手側の手と一緒に上半身をひねることで三焦経に刺激が入り、正面を向き片側の手を胸骨に戻すことで三焦経の経絡の道筋を所定の位置に戻すように改善するという動作を説明する動作説明図である。
【0087】
図11は、本発明に係るたすき掛け美容方法の上半身における胃脾経の経絡を整えるための動作を説明する動作説明図であり、たすき掛けをした状態で胃脾経67の経絡10上の経穴80に刺激を与え、(a)(b)の運動で、両手を上に上げ背を伸ばして身体から遠くにしっかりと伸ばすことで脾経が整い、(c)(d)の運動で地面を足裏で押すように踏み恥骨を前に出しては戻すを複数回繰り返すことで骨盤を動かし、天柱に刺激が入ることで胃経が整い、上げていた両腕を下ろすという一連の動作により、胃脾経の経絡の道筋を所定の位置に戻すように改善することを説明する動作説明図である。
【0088】
図12は、本発明に係るたすき掛け美容方法の上半身における肺大腸経の経絡を整えるための動作を説明する動作説明図であり、たすき掛けをした状態で肺大腸経68の経絡10上の絡穴80に刺激を与え、(b)(c)(d)の運動で、片側の手のひらを前に向け親指、人差し指を意識し、該手を後ろに引きながら上半身を引いた手と反対側へ傾け親指を上に向けるように手のひらを上にし、(e)(f)(g)の運動で、上半身をまっすぐに戻し息を吐きながら手を前に回して元の位置へ戻すという動作を説明する動作説明図である。(b)の運動で、親指を意識することで肺経の少陽、人差し指を意識することで大腸経の商陽を、(c)の運動で、手のひらを上にすることで肺経の中府をおのおの刺激し、(e)(f)の運動で、腕を回すことにより肺大腸経の経絡の道筋を所定の位置に戻すように改善する。
【0089】
図13は、本発明に係るたすき掛け美容方法の下半身における腎膀胱経の経絡を整えるための動作を説明する動作説明図であり、たすき掛けをした状態で腎膀胱経69の経絡10上の経穴80に刺激を与え、(a)(b)(c)の運動で、足を揃えて立ち外側の片足を大きく引き該引いた足側の手の握り拳を鎖骨の下に当て、(d)の運動で引いた側と反対側の膝を曲げて前方に体重をかけ、(e)の運動で上半身を起こして息を吐きながら鎖骨を押し上げ、目線を上へ向ける、又は上目づかいにすることで、攅竹から至陰までの膀胱経の道筋を所定の位置に戻すように改善し、(f)の運動で、内股を締めるという動作をすることで腎経の経絡の道筋を所定の位置に戻すように改善することを説明する動作説明図である。
【0090】
図14は、本発明に係るたすき掛け美容方法の下半身における肝胆経の経絡を整えるための動作を説明する動作説明図であり、たすき掛けをした状態で肝胆経70の経絡10上の経穴80に刺激を与え、両足を揃えて立ち、(b)(c)の運動で、外側の片足を後ろからクロスし足を引いた側の腕を横に開き、(d)(e)の運動で、膝を曲げ尻を下げ、息を吐きながら膝を伸ばしきり、内股を締め、(f)(g)の運動で、足を引いた側の腕を上げて側屈してストレッチし、(h)でゆっくり戻るという動作を説明する動作説明図である。(b)(e)の運動で内ももを締める運動により、肝経の経絡の道筋を所定の位置に戻すように改善し、(f)(g)の運動で、体の側面をストレッチする動作により、胆経の経絡の道筋を所定の位置に戻すように改善する。
【0091】
図15は、本発明に係るたすき掛け美容方法の下半身における胃脾経の経絡を整えるための動作を説明する動作説明図であり、たすき掛けをした状態で胃脾経71の経絡10上の経穴80に刺激を与え、脚を揃えて立ち、(b)(c)の運動で、外側の片膝を後ろに曲げ足首を持つ内またを閉じ、(d)(e)の運動で、手で引きお辞儀をするように前に倒れ(f)(g)の運動で、もう一度足を引き顔を前に向けて下顎を出し、(h)でゆっくり戻すという動作を説明する動作説明図である。(c)の運動で内ももを寄せ、(d)(e)(f)の運動で体の前面をストレッチすることで、陰白から大包までの脾経の経絡の道筋を所定の位置に戻すように改善し、(d)の運動でももの前面をストレッチし、(f)の運動で更に体の前面を張り、(g)の運動で首の前が伸びることにより、承泣かられいだまでの胃経の経絡の道筋を所定の位置に戻すように改善する。
【産業上の利用可能性】
【0092】
本発明に係るたすき掛け美容方法によれば、安価で身近な道具であるたすきで老若男女、特に高齢の方でも安全に無理なく実施出来ることから、高齢化社会において美容と健康を望む多くの方々の需要が見込まれることから、産業上利用可能性は高いと思慮されるものである。
【符号の説明】
【0093】
1 美容方法に用いるたすき
2 たすきを用いるたすき掛け方法
3 たすきを用いるたすき掛け方法
4 たすきを用いるたすき掛け方法
5 たすき掛け美容方法
10 経絡
20 気血
30 骨盤
40 太もも
50 膝
51 膝裏上
52 膝裏下
60 経絡
61 腎経
62 膀胱経
63 肝胆経
64 心小腸経
65 心包経
66 三焦経
67 胃脾経
68 肺大腸経
69 腎膀胱経
70 肝胆経
71 胃脾経
80 経穴
手A
肩A
肩B
脇A
脇B
1 たすき
1A 一端側
1B 他端側
I 椅子
K1工程
K2工程
K3工程
K4工程
K5工程
K6工程
K7工程
K8工程
K9工程
K10工程
K11工程
K12工程
K13工程
K14工程
K15工程
K16工程
K17工程
K18工程
【手続補正書】
【提出日】2023-11-22
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
身体にたすき掛けをした状態でストレッチを行う美容方法に用いるたすき(1)であって、
前記たすき(1)は長さが2m50cm以上で、
幅が25cmから50cmの範囲以内であり、
素材に綿を30%以下とし化学繊維を70から100%とする単一又は混合素材を用い、長手方向の伸縮性が幅方向の伸縮性と比較して大きい素材で構成され、
前記たすき(1)を用いたたすき掛けによって体の関節を正しい位置に戻し体軸を安定させつつ、
経絡(10)を刺激する運動を行うことによって前記経絡(10)の道筋を所定の位置に戻すように改善することを特徴とするたすき掛け美容方法に用いるたすき(1)。
【請求項2】
請求項1に記載のたすき(1)を用いて前記たすき掛けを上半身にする方法であって、
手Aにたすき(1)一端側(1A)の前記たすき(1)を持ち、肩Aに掛け、前記たすき(1)の反対の他端側(1B)の前記たすき(1)を背中側から脇Bの下に持ってくるK1工程と、
脇Bの下から肩Bの上に掛けて背中側に降ろすK2工程と、
K2工程で背中側に降ろした前記他端側(1B)の前記たすき(1)を肩Bの下から背中側を通り脇Aの下に持ってきて下に引っ張るK3工程と、
前記一端側(1A)の前記たすき(1)を下方へ引っ張り、前記他端側(1B)の前記たすき(1)を前記一端側(1A)の前記たすき(1)の上を通して体の内側へ持ってくるK4工程と、
前記一端側(1A)の前記たすき(1)を肩Aに掛かる前記たすき(1)に一端挟んでおくK5工程と、
K4工程で内側に持っていった前記他端側(1B)の前記たすき(1)を戻しながら脇Aの下を通り背中に回し脇Bの下に持ってくるK6工程と、
K2工程で脇Bから肩Bに掛けた前記たすき(1)と体との間に、前記他端側(1B)の前記たすき(1)をくぐらせ前へ引っ張るK7工程と、
K5工程で肩Aに一端挟んでおいた前記一端側(1A)の前記たすき(1)を外して、K7工程で前へ引っ張った他端側(1B)の前記たすき(1)とを、それぞれ外側へ胸を開くように引っ張るK8工程と、
K8工程で外側へ引っ張った前記一端側(1A)の前記たすき(1)と前記他端側(1B)の前記たすき(1)を胸の前に持ってきて結ぶK9工程と、
肩に掛かった左右の前記たすき(1)を背中で交差する位置を下へ下げるようにK10工程から構成されるたすき掛けであることを特徴とする請求項1に記載のたすき(1)を用いたたすき掛け方法(2)。
【請求項3】
請求項1に記載のたすき(1)を用いて前記たすき掛けを下半身にする方法であって
前記たすき掛けが、
前記たすき(1)を骨盤(30)のヘリの1cm下に当てるK11工程と、
後ろで交差させるK12工程と、
前へもって持ってくるK13工程と、
両親指をたすきにかけて下に引っ張ってもずり下がらないように結ぶK14工程とから構成されるたすき掛けであることを特徴とする請求項1に記載のたすき(1)を用いたたすき掛け方法(3)。
【請求項4】
請求項1に記載のたすき(1)を用いて前記たすき掛けを膝にする方法であって、
前記たすき掛けが、
椅子(I)に座り太もも(40)の裏に前記たすき(1)をとおすK15工程と、
前記太もも(40)の上で強くクロスさせる、K16工程と
下に持ってきて膝裏上(51)のところでクロスさせるK17工程と、
前記膝裏上(51)の前記たすき(1)を膝裏下(52)に回して膝前下で強く結ぶK18工程とから構成されるたすき掛けであることを特徴とする請求項1に記載のたすき(1)を用いるたすき掛け方法(4)。
【請求項5】
請求項2に記載の前記たすき掛けをした状態で腎経(61)、膀胱経(62)、肝胆経(63)、心小腸経(64)、心包経(65)、三焦経(66)、胃脾経(67)、肺大腸経(68)の何れかの前記経絡(10)の道筋を正常な位置に戻すように改善することを特徴とするたすき掛け美容方法(5)。
【請求項6】
請求項3に記載の前記たすき掛けをした状態で腎膀胱経(69)、肝胆経(70)、胃脾経(71)の何れかの前記経絡(10)の道筋を正常な位置に戻すように改善することを特徴とするたすき掛け美容方法(5)。
【請求項7】
請求項4に記載の前記たすき掛けをした状態で、かかとを内側に引く、前で交差した前記たすき(1)の部分を両手で握りゆっくりと椅子(I)から立ち上がり内股を寄せお尻を一つにするように締め、胸を開き、頭を上に引っ張られるように背筋を上に伸ばし、少しかかとに体重を乗せ姿勢が整っていることを確認し、ゆっくりと座る動作であることを特徴とするたすき掛け美容方法(5)。
【手続補正書】
【提出日】2024-05-29
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上半身にたすき(1)をした状態でストレッチを行う美容方法であって、
前記たすき(1)は長さが2m50cm以上で、
幅が25cmから50cmの範囲以内であり、
素材に綿を30%以下とし化学繊維を70から100%とする単一又は混合素材を用い、単位面積当たりにおける長手方向の伸縮性が幅方向の伸縮性と比較して大きい素材で形成され、
前記たすき(1)を用いたたすき掛けによって体の関節を正しい位置に戻し体軸を安定させつつ、
経絡(10)を刺激する運動を行うことによって前記経絡(10)の道筋を所定の位置に戻すように改善することを目的とした前記たすき(1)を用い、
手Aにたすき(1)の一端側(1A)を持ち、肩Aに掛け、前記たすき(1)の反対の他端側(1B)を背中側から脇Bの下に持ってくるK1工程と、
脇Bの下から肩Bの上に掛けて背中側に降ろすK2工程と、
K2工程で背中側に降ろした前記他端側(1B)の前記たすき(1)を肩Bの下から背中側を通り脇Aの下に持ってきて下に引っ張るK3工程と、
前記一端側(1A)の前記たすき(1)を下方へ引っ張り、前記他端側(1B)の前記たすき(1)を前記一端側(1A)の前記たすき(1)の上を通して体の内側へ持ってくるK4工程と、
前記一端側(1A)の前記たすき(1)を肩Aに掛かる前記たすき(1)に一端を挟んでおくK5工程と、
K4工程で内側に持っていった前記他端側(1B)の前記たすき(1)を戻しながら脇Aの下を通り背中に回し脇Bの下に持ってくるK6工程と、
K2工程で脇Bから肩Bに掛けた前記たすき(1)と体との間に、前記他端側(1B)の前記たすき(1)をくぐらせ前へ引っ張るK7工程と、
K5工程で肩Aに一端挟んでおいた前記一端側(1A)の前記たすき(1)を外して、K7工程で前へ引っ張った他端側(1B)の前記たすき(1)とを、それぞれ外側へ胸を開くように引っ張るK8工程と、
K8工程で外側へ引っ張った前記一端側(1A)の前記たすき(1)と前記他端側(1B)の前記たすき(1)を胸の前に持ってきて結ぶK9工程と、
肩に掛かった左右の前記たすき(1)を背中で交差する位置を下へ下げるようにK10工程から構成されるたすき掛けであることを特徴とするたすき掛け美容方法(2)。
【請求項2】
下半身にたすき(1)をした状態でストレッチを行う美容方法であって、
前記たすき(1)は長さが2m50cm以上で、
幅が25cmから50cmの範囲以内であり、
素材に綿を30%以下とし化学繊維を70から100%とする単一又は混合素材を用い、単位面積当たりにおける長手方向の伸縮性が幅方向の伸縮性と比較して大きい素材で形成され、
前記たすき(1)を用いたたすき掛けによって体の関節を正しい位置に戻し体軸を安定させつつ、
経絡(10)を刺激する運動を行うことによって前記経絡(10)の道筋を所定の位置に戻すように改善することを目的とした前記たすき(1)を用い、
前記たすき(1)を骨盤(30)のヘリの1cm下に当てるK11工程と、
後ろで交差させるK12工程と、
前へもって持ってくるK13工程と、
両親指をたすきにかけて下に引っ張ってもずり下がらないように結ぶK14工程とから構成されるたすき掛けであることを特徴とするたすき掛け美容方法(3)。
【請求項3】
膝にたすき(1)をした状態でストレッチを行う美容方法であって、
前記たすき(1)は長さが2m50cm以上で、
幅が25cmから50cmの範囲以内であり、
素材に綿を30%以下とし化学繊維を70から100%とする単一又は混合素材を用い、単位面積当たりにおける長手方向の伸縮性が幅方向の伸縮性と比較して大きい素材で形成され、
前記たすき(1)を用いたたすき掛けによって体の関節を正しい位置に戻し体軸を安定させつつ、
経絡(10)を刺激する運動を行うことによって前記経絡(10)の道筋を所定の位置に戻すように改善することを目的とした前記たすき(1)を用い、
椅子(I)に座り太もも(40)の裏に前記たすき(1)をとおすK15工程と、
前記太もも(40)の上で交差させる、K16工程と
下に持ってきて膝裏上(51)のところで交差させるK17工程と、
前記膝裏上(51)の前記たすき(1)を膝裏下(52)に回して膝前下で結ぶK18工程とから構成されるたすき掛けであることを特徴とするたすき掛け美容方法(4)。
【手続補正書】
【提出日】2024-07-09
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上半身にたすき(1)をした状態でストレッチを行う美容方法であって、
前記たすき(1)は長さが2m50cm以上で、
幅が25cmから50cmの範囲以内であり、
素材に綿を30%以下とし化学繊維を70から100%とする単一又は混合素材を用い、単位面積当たりにおける長手方向の伸縮性が幅方向の伸縮性と比較して大きい生地で形成され、
前記たすき(1)を用いたたすき掛けによって体の関節を正しい位置に戻し体軸を安定させつつ、
経絡(10)を刺激する運動を行うことによって前記経絡(10)の道筋を所定の位置に戻すように改善することを目的とした前記たすき(1)を用い、
手Aにたすき(1)の一端側(1A)を持ち、肩Aに掛け、前記たすき(1)の反対の他端側(1B)を背中側から脇Bの下に持ってくるK1工程と、
脇Bの下から肩Bの上に掛けて背中側に降ろすK2工程と、
K2工程で背中側に降ろした前記他端側(1B)の前記たすき(1)を肩Bの下から背中側を通り脇Aの下に持ってきて下に引っ張るK3工程と、
前記一端側(1A)の前記たすき(1)を下方へ引っ張り、前記他端側(1B)の前記たすき(1)を前記一端側(1A)の前記たすき(1)の上を通して体の内側へ持ってくるK4工程と、
前記一端側(1A)の前記たすき(1)を肩Aに掛かる前記たすき(1)に一旦挟んでおくK5工程と、
K4工程で内側に持っていった前記他端側(1B)の前記たすき(1)を戻しながら脇Aの下を通り背中に回し脇Bの下に持ってくるK6工程と、
K2工程で脇Bから肩Bに掛けた前記たすき(1)と体との間に、前記他端側(1B)の前記たすき(1)をくぐらせ前へ引っ張るK7工程と、
K5工程で肩Aに一旦挟んでおいた前記一端側(1A)の前記たすき(1)を外して、K7工程で前へ引っ張った他端側(1B)の前記たすき(1)と、それぞれ外側へ胸を開くように引っ張るK8工程と、
K8工程で外側へ引っ張った前記一端側(1A)の前記たすき(1)と前記他端側(1B)の前記たすき(1)を胸の前に持ってきて結ぶK9工程と、
背中で交差する位置を下へと肩に掛かった左右の前記たすき(1)を下げるK10工程から構成されるたすき掛けであることを特徴とするたすき掛け美容方法(2)。
【請求項2】
下半身にたすき(1)をした状態でストレッチを行う美容方法であって、
前記たすき(1)は長さが2m50cm以上で、
幅が25cmから50cmの範囲以内であり、
素材に綿を30%以下とし化学繊維を70から100%とする単一又は混合素材を用い、単位面積当たりにおける長手方向の伸縮性が幅方向の伸縮性と比較して大きい生地で形成され、
前記たすき(1)を用いたたすき掛けによって体の関節を正しい位置に戻し体軸を安定させつつ、
経絡(10)を刺激する運動を行うことによって前記経絡(10)の道筋を所定の位置に戻すように改善することを目的とした前記たすき(1)を用い、
前記たすき(1)を、骨盤(30)のヘリの1cm下に当てるK11工程と、
後ろで交差させるK12工程と、
前へもって持ってくるK13工程と、
両親指をたすきにかけて下に引っ張ってもずり下がらないように結ぶK14工程とから構成されるたすき掛けであることを特徴とするたすき掛け美容方法(2)。
【請求項3】
膝にたすき(1)をした状態でストレッチを行う美容方法であって、
前記たすき(1)は長さが2m50cm以上で、
幅が25cmから50cmの範囲以内であり、
素材に綿を30%以下とし化学繊維を70から100%とする単一又は混合素材を用い、単位面積当たりにおける長手方向の伸縮性が幅方向の伸縮性と比較して大きい生地で形成され、
前記たすき(1)を用いたたすき掛けによって体の関節を正しい位置に戻し体軸を安定させつつ、
経絡(10)を刺激する運動を行うことによって前記経絡(10)の道筋を所定の位置に戻すように改善することを目的とした前記たすき(1)を用い、
前記たすき(1)を、椅子(I)に座り、太もも(40)の裏にとおすK15工程と、
前記太もも(40)の上で交差させる、K16工程と
下に持ってきて膝裏上(51)のところで交差させるK17工程と、
前記膝裏上(51)の前記たすき(1)を膝裏下(52)に回して膝前下で結ぶK18工程とから構成されるたすき掛けであることを特徴とする請求項1に記載のたすき(1)を用いるたすき掛け方法(4)。