(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024015780
(43)【公開日】2024-02-06
(54)【発明の名称】サーバ、プログラムおよび情報処理方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/00 20240101AFI20240130BHJP
G06Q 30/0251 20230101ALI20240130BHJP
【FI】
G06Q50/00 300
G06Q30/02 398
【審査請求】未請求
【請求項の数】21
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022118078
(22)【出願日】2022-07-25
(71)【出願人】
【識別番号】500257300
【氏名又は名称】LINEヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】森 拓郎
(72)【発明者】
【氏名】小林 智博
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB08
5L049CC12
(57)【要約】 (修正有)
【課題】端末を介して参加したユーザ同士がインターネット上でやり取りすることが可能なコミュニティサイトを生成するサーバ、プログラム及び情報処理方法を提供する。
【解決手段】通信システム1において、端末と通信するサーバは、サーバが提供するコミュニティサイトに含まれる情報のうちの第1情報を端末から受信する通信部を備える。通信部は、受信した第1情報に基づく第2情報を端末に送信し、端末が、受信した第2情報と、広告情報とを表示する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末と通信するサーバであって、
前記サーバにより提供されるコミュニティサイトに含まれる情報のうちの第1情報を前記端末から受信する通信部を備え、
前記通信部は、受信した前記第1情報に基づく第2情報を前記端末に送信し、
前記端末は、受信した前記第2情報と、広告情報とを表示する。
【請求項2】
請求項1に記載のサーバであって、
前記第1情報は、前記コミュニティサイトに参加している参加ユーザによって入力された、前記コミュニティサイトに含まれる情報である入力情報を含む。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のサーバであって、
前記第2情報に関連するユーザに、前記広告情報に基づく特典を関連付ける制御部を備える。
【請求項4】
請求項3に記載のサーバであって、
前記第2情報は、前記コミュニティサイトに参加している参加ユーザによって入力された、前記コミュニティサイトに含まれる情報である入力情報から第1ユーザにより選択された情報であり、
前記制御部は、前記特典を少なくとも前記第1ユーザに関連付ける。
【請求項5】
請求項4に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記コミュニティサイトの管理ユーザに、前記特典に関連付ける。
【請求項6】
請求項4または請求項5に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記第2情報に基づく入力情報に対して情報を入力した第2ユーザに、前記特典を関連付ける。
【請求項7】
請求項4から請求項6のいずれか一項に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記第2情報に関連するユーザの役割に基づいて前記特典の分配率を決定する。
【請求項8】
請求項7に記載のサーバであって、
前記分配率は、予め決定されている。
【請求項9】
請求項7に記載のサーバであって、
前記分配率は、前記第2情報に関連するユーザによって決定される。
【請求項10】
請求項4から請求項9のいずれか一項に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記第2情報が更新された場合、前記第2情報の追加情報を入力した第3ユーザに、前記追加情報に基づく追加特典を関連付ける。
【請求項11】
請求項10に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記追加特典の分配率を、前記第1ユーザと前記第3ユーザとを含む、分配者全員に対して均等にする。
【請求項12】
請求項10に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記追加情報を入力した前記第3ユーザと、前記追加情報の追加前から前記第2情報に選択された情報を入力した第4ユーザとで、前記追加特典の分配率の重み付けを変更する。
【請求項13】
請求項12に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記第3ユーザの分配率を前記第4ユーザの分配率よりも低くする。
【請求項14】
請求項3から請求項13のいずれか一項に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記第2情報に関連するユーザのうち、前記広告情報に基づく特典を受け取るための情報がない第5ユーザに対して、前記特典を受け取る権利があることを示す通知情報を送信する制御を行う。
【請求項15】
請求項14に記載のサーバであって、
前記通知情報は、前記特典の受け取り期限までに前記第5ユーザに対して、前記特典を受け取るための情報の設定に関する情報を含む。
【請求項16】
請求項3から15のいずれか一項に記載のサーバであって、
前記制御部は、前記広告情報に基づく収益情報に関する情報を前記端末に送信する制御を行う。
【請求項17】
請求項16に記載のサーバであって、
前記収益情報に関する情報は、前記端末のユーザに対する前記収益情報に基づく還元率の情報を含む。
【請求項18】
請求項1から請求項17のいずれか一項に記載のサーバであって、
前記コミュニティサイトは、参加登録をしたユーザが参加可能である。
【請求項19】
請求項1から請求項18のいずれか一項に記載のサーバであって、
前記コミュニティサイトは、チャットルームを含む。
【請求項20】
端末と通信するサーバによって実行されるプログラムであって、
前記サーバにより提供されるコミュニティサイトに含まれる情報のうちの第1情報を前記サーバの通信部によって前記端末から受信することと、
受信した前記第1情報に基づく第2情報を前記通信部によって前記端末に送信することとが前記サーバによって実行され、
前記端末は、受信された前記第2情報と、広告情報とを表示する。
【請求項21】
端末と通信するサーバの情報処理方法であって、
前記サーバにより提供されるコミュニティサイトに含まれる情報のうちの第1情報を前記サーバの通信部によって前記端末から受信することと、
受信した前記第1情報に基づく第2情報を前記通信部によって前記端末に送信することとを含み、
前記端末は、受信された前記第2情報と、広告情報とを表示する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、サーバ、プログラムおよび情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、端末を介して参加したユーザ同士がインターネット上でやり取りすることが可能なコミュニティサイト(例えば、チャットルーム)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【0004】
本発明の第1の態様によると、
端末と通信するサーバであって、
前記サーバにより提供されるコミュニティサイトに含まれる情報のうちの第1情報を前記端末から受信する通信部を備え、
前記通信部は、受信した前記第1情報に基づく第2情報を前記端末に送信し、
前記端末は、受信した前記第2情報と、広告情報とを表示する。
本発明の第2の態様によると、
端末と通信するサーバによって実行されるプログラムであって、
前記サーバにより提供されるコミュニティサイトに含まれる情報のうちの第1情報を前記サーバの通信部によって前記端末から受信することと、
受信した前記第1情報に基づく第2情報を前記通信部によって前記端末に送信することとが前記サーバによって実行され、
前記端末は、受信された前記第2情報と、広告情報とを表示する。
本発明の第3の態様によると、
端末と通信するサーバの情報処理方法であって、
前記サーバにより提供されるコミュニティサイトに含まれる情報のうちの第1情報を前記サーバの通信部によって前記端末から受信することと、
受信した前記第1情報に基づく第2情報を前記通信部によって前記端末に送信することとを含み、
前記端末は、受信された前記第2情報と、広告情報とを表示する。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【
図1】本開示の一実施形態に係る通信システムの構成を示す図である。
【
図2】コミュニティサイトとまとめ情報との関連性を説明するための図である。
【
図3】第1実施形態におけるサーバの制御部により実現される機能の一例を示す図である。
【
図4】第1実施形態におけるサーバの通信部により実現される機能の一例を示す図である。
【
図5】第1実施形態におけるサーバに記憶される情報の一例を示す図である。
【
図6】第1実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【
図7】コミュニティサイトとまとめ情報との関連性を説明するための図である。
【
図8】第1変形例(1)におけるサーバに記憶される情報の一例を示す図である。
【
図9】第1変形例(1)における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【
図10】参加情報と第2情報との端末における表示の一例を示す図である。
【
図11】第1変形例(2)におけるサーバに記憶される情報の一例を示す図である。
【
図12】第1変形例(2)における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【
図13】参加情報を表示するための情報の端末における表示の一例を示す図である。
【
図14】第2情報が複数のグループに分けられた場合の端末における表示の一例を示す図である。
【
図15】第1変形例(4)における端末の表示の一例を示す図である。
【
図16】第2実施形態における端末の制御部により実現される機能の一例を示す図である。
【
図17】第2実施形態における端末の通信部により実現される機能の一例を示す図である。
【
図18】第2実施形態における端末に記憶される情報の一例を示す図である。
【
図19】第2実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【
図20】コミュニティサイトの各入力情報の選択操作の一例を説明するための図である。
【
図21】第2変形例(1)における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【
図22】第2変形例(1)における第1表示から第2表示へと移動させる入力を説明するための図である。
【
図23】第2変形例(2)における第1表示から第2表示へと移動させる入力を説明するための図である。
【
図24】第2変形例(3)における端末の表示の一例を示す図である。
【
図25】第2変形例(4)における端末の表示の一例を示す図である。
【
図26】第2変形例(5)における端末の表示の一例を示す図である。
【
図27】第2変形例(6)における端末の表示の一例を示す図である。
【
図28】第2変形例(7)における端末の表示の一例を示す図である。
【
図29】第2変形例(8)における端末の表示の一例を示す図である。
【
図30】第3実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【
図31】第3実施形態におけるコミュニティサイトと第2情報との連動性について説明するための図である。
【
図32】第3変形例(1)における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【
図33】第3変形例(1)におけるコミュニティサイトと第2情報との連動性について説明するための図である。
【
図34】第3変形例(2)における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【
図35】第3変形例(3)における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【
図36】第4実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【
図37】第4変形例(1)における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【
図38】第4変形例(2)における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【
図39】第5実施形態におけるサーバの制御部により実現される機能の一例を示す図である。
【
図40】第5実施形態におけるサーバの通信部により実現される機能の一例を示す図である。
【
図41】第5実施形態におけるサーバの記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。
【
図42】第5実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【
図43】第5実施形態における端末の表示の一例を示す図である。
【
図44】第5変形例(1)におけるサーバの記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。
【
図45】第5変形例(1)における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【
図46】第5変形例(4)におけるサーバの記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。
【
図47】第5変形例(4)における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【
図48】第5変形例(4)における、予め決定された分配率の一例が示す図である。
【
図49】第5変形例(5)における端末の記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。
【
図50】第5変形例(5)における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【
図51】第5変形例(5)における、端末の表示部に表示された分配率の設定画面の一例を示す図である。
【
図52】第5変形例(5)における、端末の表示部に表示された分配率の設定画面の一例を示す図である。
【
図53】第5変形例(6)における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【
図54】第5変形例(10)における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【
図55】第5変形例(10)における端末の表示の一例を示す図である。
【
図56】第6実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【
図57】第6実施形態における端末の表示の一例を示す図である。
【
図58】第6変形例(1)における端末の表示の一例を示す図である。
【
図59】第6変形例(2)における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【
図60】第6変形例(2)における広告情報に基づく収益情報に関する情報の一例を示す図である。
【
図61】第6変形例(3)における広告情報に基づく収益情報に関する情報の一例を示す図である。
【
図62】第6変形例(4)における広告情報に基づく収益情報に関する情報の一例を示す図である。
【
図63】第6変形例(5)における広告情報に基づく収益情報に関する情報の一例を示す図である。
【
図64】チャットルームへの適用例を説明するための図である。
【
図65】チャットルームへの適用例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
<法的事項の遵守>
本明細書に記載の開示は、通信の秘密など、本開示の実施に必要な実施国の法的事項遵守を前提とすることに留意されたい。
【0007】
本開示に係るサーバ、情報処理方法およびプログラムを実施するための実施形態について、図面を参照して説明する。
【0008】
<システム構成>
図1は、本開示の一実施形態に係る通信システム1の構成を示す図である。
図1に開示されるように、通信システム1では、ネットワーク30を介してサーバ10と、端末20(端末20A、端末20B、端末20C)とが接続される。サーバ10は、ネットワーク30を介してユーザが所有する端末20に、端末20間でのメッセージの送受信を実現するサービスを提供する。なお、ネットワーク30に接続される端末20の数は限定されない。
【0009】
ネットワーク30は、1以上の端末20と、1以上のサーバ10とを接続する役割を担う。すなわち、ネットワーク30は、端末20がサーバ10に接続した後、データを送受信することができるように接続経路を提供する通信網を意味する。
【0010】
ネットワーク30のうちの1つまたは複数の部分は、有線ネットワークや無線ネットワークであってもよいし、そうでなくてもよい。ネットワーク30は、限定でなく例として、アドホック・ネットワーク(ad hoc network)、イントラネット、エクストラネット、仮想プライベート・ネットワーク(virtual private network:VPN)、ローカル・エリア・ネットワーク(local area network:LAN)、ワイヤレスLAN(wireless LAN:WLAN)、広域ネットワーク(wide area network:WAN)、ワイヤレスWAN(wireless WAN:WWAN)、大都市圏ネットワーク(metropolitan area network:MAN)、インターネットの一部、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network:PSTN)の一部、携帯電話網、ISDN(integrated service digital networks)、無線LAN、LTE(long term evolution)、CDMA(code division multiple access)、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、衛星通信など、または、これらの2つ以上の組合せを含むことができる。ネットワーク30は、1つまたは複数のネットワーク30を含むことができる。
【0011】
端末20(端末20A、端末20B、端末20C)は、各実施形態において記載する機能を実現できる情報処理端末であればどのような端末であってもよい。端末20は、限定ではなく例として、スマートフォン、携帯電話(フィーチャーフォン)、コンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(限定でなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定でなく例として、PDA・(personal digital assistant)、電子メールクライアントなど)、ウェアラブル端末(メガネ型デバイス、時計型デバイスなど)、または他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。また、端末20は情報処理端末と表現されてもよい。
【0012】
端末20A、端末20Bおよび端末20Cの構成は基本的には同一であるため、以下の説明においては、端末20について説明する。また、必要に応じて、ユーザXが利用する端末を端末20Xと表現し、ユーザXまたは端末20Xに対応づけられた、所定のサービスにおけるユーザ情報をユーザ情報Xと表現する。なお、ユーザ情報とは、所定のサービスにおいてユーザが利用するアカウントに対応付けられたユーザの情報である。ユーザ情報は、限定でなく例として、ユーザにより入力される、または、所定のサービスにより付与される、ユーザの名前、ユーザのアイコン画像、ユーザの年齢、ユーザの性別、ユーザの住所、ユーザの趣味趣向、ユーザの識別子などのユーザに対応づけられた情報を含み、これらのいずれか一つまたは、組み合わせであってもよいし、そうでなくてもよい。
【0013】
サーバ10は、端末20に対して、所定のサービスを提供する機能を備える。サーバ10は、各実施形態において記載する機能を実現できる情報処理装置であればどのような装置であってもよい。サーバ10は、限定でなく例として、サーバ装置、コンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(限定でなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定でなく例として、PDA、電子メールクライアントなど)、あるいは他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。また、サーバ10は情報処理装置と表現されてもよい。サーバ10と端末20とを区別する必要がない場合は、サーバ10と端末20とは、それぞれ情報処理装置と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0014】
<ハードウェア(HW)構成>
図1を用いて、通信システム1に含まれる各装置のHW構成について説明する。
【0015】
(1)端末のHW構成
端末20は、制御部21(CPU:central processing unit(中央処理装置))、記憶部28、通信部22、入出力部23、表示部24、マイク25、スピーカ26、カメラ27を備える。端末20のHWの各構成要素は、限定でなく例として、バスBを介して相互に接続される。なお、端末20のHW構成として、すべての構成要素を含むことは必須ではない。限定ではなく例として、端末20は、マイク25、カメラ27等、個々の構成要素、または複数の構成要素を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0016】
通信部22は、ネットワーク30を介して各種データの送受信を行う。通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信部22は、ネットワーク30を介して、サーバ10との通信を実行する機能を有する。通信部22は、各種データを制御部21からの指示に従って、サーバ10に送信する。また、通信部22は、サーバ10から送信された各種データを受信し、制御部21に伝達する。また、通信部22を単に通信部と表現する場合もある。また、通信部22が物理的に構造化された回路で構成される場合には、通信回路と表現する場合もある。
【0017】
入出力部23は、端末20に対する各種操作を入力する装置、および、端末20で処理された処理結果を出力する装置を含む。入出力部23は、入力部と出力部が一体化していてもよいし、入力部と出力部に分離していてもよいし、そうでなくてもよい。
【0018】
入力部は、ユーザからの入力を受け付けて、入力に係る情報を制御部21に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。入力部は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、キーボード等のハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイス、カメラ(動画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含む。
【0019】
出力部は、制御部21で処理された処理結果を出力することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。出力部は、限定でなく例として、 タッチパネル、タッチディスプレイ、スピーカ(音声出力)、レンズ(限定でなく例として3D(three dimensions)出力や、ホログラム出力)、プリンターなどを含む。
【0020】
表示部24は、フレームバッファに書き込まれた表示データに従って、表示することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。表示部24は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、モニタ(限定でなく例として、液晶ディスプレイやOELD(organic electroluminescence display))、ヘッドマウントディスプレイ(HDM:Head Mounted Display)、プロジェクションマッピング、ホログラム、空気中など(真空であってもよいし、そうでなくてもよい)に画像やテキスト情報等を表示可能な装置を含む。なお、これらの表示部24は、3Dで表示データを表示可能であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0021】
入出力部23がタッチパネルの場合、入出力部23と表示部24とは、略同一の大きさおよび形状で対向して配置されていてもよい。
【0022】
制御部21は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、限定でなく例として、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。そのため、制御部21は、制御回路と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0023】
制御部21は、限定でなく例として、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、プロセッサコア(processor core)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(application-specific integrated circuit)、FPGA(field programmable gate array)を含む。
【0024】
記憶部28は、端末20が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶部28は、限定でなく例として、HDD(hard disk drive)、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)など各種の記憶媒体を含む。また、記憶部28は、メモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0025】
端末20は、プログラムPを記憶部28に記憶し、このプログラムPを実行することで、制御部21が、制御部21に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶部28に記憶されるプログラムPは、端末20に、制御部21が実行する各機能を実現させる。また、このプログラムPは、プログラムモジュールと表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0026】
マイク25は、音声データの入力に利用される。スピーカ26は、音声データの出力に利用される。カメラ27は、動画像データの取得に利用される。
【0027】
(2)サーバのHW構成
サーバ10は、制御部11(CPU)、記憶部15、通信部14(インタフェース)、入出力部12、ディスプレイ13を備える。サーバ10のHWの各構成要素は、限定でなく例として、バスBを介して相互に接続される。なお、サーバ10のHWは、サーバ10のHWの構成として、全ての構成要素を含むことは必須ではない。限定ではなく例として、サーバ10のHWは、ディスプレイ13を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0028】
制御部11は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、限定でなく例として、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。
【0029】
制御部11は、代表的には中央処理装置(CPU)、であり、その他にマイクロプロセッサ、プロセッサコア、マルチプロセッサ、ASIC、FPGAであってもよいし、そうでなくてもよい。本開示において、制御部11は、これらに限定されない。
【0030】
記憶部15は、サーバ10が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶部15は、HDD、SSD、フラッシュメモリなど各種の記憶媒体により実現される。ただし、本開示において、記憶部15は、これらに限定されない。また、記憶部15は、メモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0031】
通信部14は、ネットワーク30を介して各種データの送受信を行う。通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信部14は、ネットワーク30を介して、端末20との通信を実行する機能を有する。通信部14は、各種データを制御部11からの指示に従って、端末20に送信する。また、通信部14は、端末20から送信された各種データを受信し、制御部11に伝達する。また、通信部14を単に通信部と表現する場合もある。また、通信部14が物理的に構造化された回路で構成される場合には、通信回路と表現する場合もある。
【0032】
入出力部12は、サーバ10に対する各種操作を入力する装置により実現される。入出力部12は、ユーザからの入力を受け付けて、入力に係る情報を制御部11に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。入出力部12は、代表的にはキーボード等に代表されるハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイスで実現される。なお、入出力部12、限定でなく例として、タッチパネルやカメラ(動画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含んでいてもよいし、そうでなくてもよい。ただし、本開示において、入出力部12は、これらに限定されない。
【0033】
ディスプレイ13は、代表的にはモニタ(限定でなく例として、液晶ディスプレイやOELD(organic electroluminescence display))で実現される。なお、ディスプレイ13は、ヘッドマウントディスプレイ(HDM)などであってもよいし、そうでなくてもよい。なお、これらのディスプレイ13は、3Dで表示データを表示可能であってもよいし、そうでなくてもよい。ただし、本開示において、ディスプレイ13は、これらに限定されない。
【0034】
サーバ10は、プログラムPを記憶部15に記憶し、このプログラムPを実行することで、制御部11が、制御部11に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶部15に記憶されるプログラムPは、サーバ10に、制御部11が実行する各機能を実現させる。このプログラムPは、プログラムモジュールと表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0035】
本開示の各実施形態においては、端末20および/またはサーバ10のCPUがプログラムPを実行することにより、実現するものとして説明する。
【0036】
なお、端末20の制御部21、および/または、サーバ10の制御部11は、制御回路を有するCPUだけでなく、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって各処理を実現してもよいし、そうでなくてもよい。また、これらの回路は、1または複数の集積回路により実現されてよく、各実施形態に示す複数の処理を1つの集積回路により実現されることとしてもよいし、そうでなくてもよい。また、LSIは、集積度の違いにより、VLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIなどと呼称されることもある。そのため、制御部21は、制御回路と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0037】
また、本開示の各実施形態のプログラムP(限定ではなく、例として、ソフトウェアプログラム、コンピュータプログラム、またはプログラムモジュール)は、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供されてもよいし、されなくてもよい。 記憶媒体は、「一時的でない有形の媒体」に、プログラムPを記憶可能である。また、プログラムPは、本開示の各実施形態の機能の一部を実現するためのものであってもよいし、そうでなくてもよい。さらに、本開示の各実施形態の機能を記憶媒体にすでに記録されているプログラムPとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0038】
記憶媒体は、1つまたは複数の半導体ベースの、または他の集積回路(IC)(限定でなく例として、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)または特定用途向けIC(ASIC)など)、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、ハイブリッド・ハード・ドライブ(HHD)、光ディスク、光ディスクドライブ(ODD)、光磁気ディスク、光磁気ドライブ、フロッピィ・ディスケット、フロッピィ・ディスク・ドライブ(FDD)、磁気テープ、固体ドライブ(SSD)、RAMドライブ、セキュア・デジタル・カード、またはドライブ、任意の他の適切な記憶媒体、またはこれらの2つ以上の適切な組合せを含むことができる。記憶媒体は、適切な場合、揮発性、不揮発性、または揮発性と不揮発性の組合せでよい。なお、記憶媒体はこれらの例に限られず、プログラムPを記憶可能であれば、どのようなデバイスまたは媒体であってもよい。また、記憶媒体をメモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0039】
サーバ10および/または端末20は、記憶媒体に記憶されたプログラムPを読み出し、読み出したプログラムPを実行することによって、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現することができる。
【0040】
また、本開示のプログラムPDDは、プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して、サーバ10および/または端末20に提供されてもよいし、されなくてもよい。サーバ10および/または端末20は、限定でなく例として、インターネット等を介してダウンロードしたプログラムPを実行することにより、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現する。
【0041】
また、本開示の各実施形態は、プログラムPが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
【0042】
サーバ10および/または端末20における処理の少なくとも一部は、1以上のコンピュータにより構成されるクラウドコンピューティングにより実現されていてもよいし、そうでなくてもよい。
【0043】
端末20における処理の少なくとも一部を、サーバ10により行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。この場合、端末20の制御部21の各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理を、サーバ10で行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。
【0044】
サーバ10における処理の少なくとも一部を、端末20により行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。この場合、サーバ10の制御部11の各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理を、端末20で行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。
【0045】
明示的な言及のない限り、本開示の実施形態における判定の構成は必須でなく、判定条件を満たした場合に所定の処理が動作されたり、判定条件を満たさない場合に所定の処理がされたりしてもよいし、そうでなくてもよい。
【0046】
なお、本開示のプログラムは、限定でなく例として、ActionScript、JavaScript(登録商標)などのスクリプト言語、Objective-C、Java(登録商標)などのオブジェクト指向プログラミング言語、HTML5などのマークアップ言語などを用いて実装される。
【0047】
<第1実施形態>
近年、ユーザが端末において、インターネット上で他のユーザと対話可能なコミュニティサイトが普及し始めている。コミュニティサイトは、ユーザ間の情報交換や交流をする機能を有するウェブサイトやアプリケーション等のことである。アプリケーションとしては、携帯端末やパソコン等のコンピュータ装置にインストールされるものである。コミュニティサイトでは、例えば共通の趣味、興味、価値観を持つユーザ同士、日常的な会話を行い合うことを目的としたユーザ同士、何らかのトラブルに対しての助言や同情を得ることを目的としたユーザ同士がインターネットを介して対話することが可能である。
【0048】
コミュニティサイトは、例えば、チャットルーム、ソーシャルネットワークサービスのコミュニティ、電子掲示板等、メッセージ(テキスト、音声、画像、動画を含む)を投稿することにより、2人以上のユーザ同士でやり取り可能なものである限り、どのようなものであってもよい。また、コミュニティサイトは、あるユーザの音声を文字に変換して、別のユーザに伝えるようなものであってもよいし、所定のユーザの文字入力を、特定のキャラクターやアバター等の音声に変換して、他のユーザに伝えるようなものであってもよい。また、コミュニティサイトは、ユーザの音声を複数のユーザで共有可能なものであってもよい。
【0049】
コミュニティサイトでは、参加したユーザ同士で様々なやり取りが行われているため、多くの情報が含まれている。これらの情報は、コミュニティサイトにユーザが参加することにより初めて把握することが可能である。
【0050】
第1実施形態は、サーバ10により提供されるコミュニティサイトに含まれる情報のうちの、限定ではなく例としてメッセージ(限定ではなく第1情報の一例)を端末20から受信し、コミュニティサイトと、上記のメッセージに基づく、限定ではなく例としてメッセージのまとめ情報(限定ではなく第2情報の一例)とを関連付ける制御を行い、関連付けられたメッセージのまとめ情報と、コミュニティサイトに端末20のユーザを参加可能にするための参加情報とを端末20に送信する実施形態である。
第1実施形態の記載内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0051】
具体的には、
図2Aに示すように、限定ではなく例として、複数のユーザによって複数のメッセージ(限定ではなく第1情報の一例)が入力されたコミュニティサイトが存在していた場合、第1実施形態は、限定ではなく例として複数のメッセージの一部である、メッセージのまとめ情報(限定ではなく第2情報の一例、
図2B参照)とコミュニティサイトとを関連付ける。そして、第1実施形態は、メッセージのまとめ情報と、コミュニティサイトに端末20のユーザを参加可能にするための参加情報とを端末20に送信する。
図2Aには、ユーザ1、ユーザ2、ユーザ3、ユーザ4、ユーザ5、ユーザ6により入力されたメッセージが端末20の表示部24に表示された例が示されている。
図2Bでは、
図2Aにおけるユーザ1、ユーザ2、ユーザ3、ユーザ6が入力したメッセージが第2情報として選択された例が示されている。
【0052】
<機能構成>
(1)サーバの機能構成
図3は、本実施形態におけるサーバ10の制御部11により実現される機能の一例を示す図である。
制御部11は、限定ではなく例として、サーバメイン処理部111と、関連付け処理部112とを有する。
【0053】
サーバメイン処理部111は、記憶部15に記憶されているサーバメイン処理プログラム151に従って、サーバ10を統括的に制御するための処理であるサーバメイン処理を実行する機能を有している。例えば、サーバメイン処理部111は、端末20から第1情報を受信したり、関連付け処理部112により処理された関連付け情報を端末20に送信する制御を行う。
【0054】
関連付け処理部112は、記憶部15に記憶されている関連付け処理プログラム1511に従って、コミュニティサイトと第2情報とを関連付ける制御を行うための処理である関連付け処理を実行する。
【0055】
図4は、本実施形態におけるサーバ10の通信部14により実現される機能の一例を示す図である。
通信部14は、限定ではなく例として、通信メイン処理部141と、関連付け情報送信部142とを有する。
【0056】
通信メイン処理部141は、制御部11の制御の下、端末20からコミュニティサイトに含まれる入力情報(限定ではなく第1情報の一例)を受信する処理である通信メイン処理を実行する機能を有している。
【0057】
関連付け情報送信部142は、制御部11の制御の下、記憶部15に記憶されている関連付け情報送信プログラム1512に従って、制御部11により関連付けられた第2情報と、コミュニティサイトに端末20のユーザを参加可能にするための参加情報とを端末20に送信する関連付け情報送信処理を実行する。
【0058】
参加情報は、例えば、コミュニティサイト内に入るためのリンク、URL、二次元コード等、端末20のユーザが入力等の操作することで、コミュニティサイト内に入ることを可能にする情報であってもよい。
【0059】
図5は、本実施形態におけるサーバ10の記憶部15に記憶される情報の一例を示す図である。
記憶部15には、限定ではなく例として、制御部11により読み出されて、サーバメイン処理として実行されるサーバメイン処理プログラム151が記憶される。
また、サーバメイン処理プログラム151は、限定ではなく例として、制御部11により読み出されて、関連付け処理として実行される関連付け処理プログラム1511をサブルーチンプログラムとして含む。
また、サーバメイン処理プログラム151は、限定ではなく例として、制御部11により読み出されて、通信部14において関連付け情報送信処理として実行される関連付け情報送信プログラム1512をサブルーチンプログラムとして含む。
【0060】
また、記憶部15には、限定ではなく例として、端末20から受信した第1情報152と、コミュニティサイトと関連付けられた第2情報153とが記憶される。
【0061】
<情報処理>
図6は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。左側から順に、端末Aの制御部21が実行する処理、サーバ10の制御部11が実行する処理、端末Bの制御部21が実行する処理の一例をそれぞれ示している。端末Aは、例えば、コミュニティサイトへの参加ユーザの端末であり、端末Bは、コミュニティサイトに参加していない未参加ユーザの端末である。
【0062】
以下のフローチャートは、本実施形態の処理を例示するものであり、以下のフローチャートにおいて、一部のステップは実行しなくてもよいし、追加のステップを挿入してもよい。これらは、本明細書における他のフローチャートについても同様である。
【0063】
まず、
図6に示すように、端末Aのユーザが端末20の入出力部23を介して、コミュニティサイトでメッセージを入力する操作を行う。これにより、端末Aの制御部21は、通信部22により、コミュニティサイトのメッセージ(限定ではなく第1情報の一例)をサーバ10に送信する(ステップS101)。
【0064】
例えば、
図7Aに示すように、特定のコミュニティサイトにおいて、複数のユーザにより様々なメッセージが投稿されていたとする。
図7Aに示すコミュニティサイトは、飲食物(例えば、焼肉)に関するサイトであり、「焼肉好き集まれ」という名称で例示されている。
【0065】
図7Aでは、ユーザX1,X2,X3,X4,Y1,Y2によって入力されたメッセージが示されている。ユーザX1,X2,X3,X4からは、店に関するメッセージが投稿されており、ユーザY1,Y2からは、食材に関するメッセージが投稿されている。例えば、限定ではなく例として、これらのメッセージの中から端末Aのユーザにより選択されたメッセージが、サーバ10に送信される。
【0066】
サーバ10でコミュニティサイトのメッセージを受信すると、サーバ10の制御部11は、受信したメッセージをまとめ情報としてまとめ、コミュニティサイトとメッセージのまとめ情報(限定ではなく第2情報の一例)とを関連付ける制御を実行する(ステップS201)。
【0067】
メッセージのまとめ情報は、限定ではなく例として、端末Aから受信したメッセージ(限定ではなく第1情報の一例)、または、メッセージの一部を端末Bの未参加ユーザが閲覧できるようにまとめた情報であってもよい。具体的には、まとめ情報は、例えば、サーバ10の制御部11が端末Aから受信した複数のメッセージから抽出した情報(メッセージの一部)を列挙したものでもよいし、端末Aから受信した複数のメッセージそのものを列挙したものであってもよい。
【0068】
例えば、
図7Aに示すユーザX1のメッセージ「○○屋は××が美味いよ」がまとめ情報に含まれる場合、まとめ情報に含まれるメッセージの一部は、限定ではなく例として「○○屋は××」等、であってもよい。また、まとめ情報に含まれるメッセージそのものは、限定ではなく例として「○○屋は××が美味いよ」であってもよい。また、まとめ情報に含まれる際に、限定ではなく例として「○○屋は××が美味いよ!」等、「!」等の文字を付加する加工、限定ではなく例として「○○屋の××が美味」等、メッセージを簡略化する加工がされてもよい。
【0069】
ここで、例えば、サーバ10は、
図7Aに示すような、コミュニティサイトの参加ユーザである、ユーザX1,X2,X3,X4,Y1,Y2により入力されたメッセージの一部(限定ではなく例として、ユーザによって選択されたメッセージ)をまとめ情報(限定ではなく第2情報の一例)として、
図7Aのコミュニティサイトと関連付ける。
【0070】
また、コミュニティサイトとまとめ情報とを関連付ける、とは、限定ではなく例として、コミュニティサイトにアクセス(参加)可能な媒体(例えば、ウェブサイト、アプリケーション等)に、まとめ情報を閲覧可能な状態にすることであってもよいし、なくてもよい。
【0071】
コミュニティサイトとまとめ情報とを関連付けた後、サーバ10の制御部11は、関連付けたまとめ情報と、参加情報とを通信部14により端末Bに送信する(ステップS202)。
【0072】
まとめ情報および参加情報を端末20で受信すると、例えば、未参加ユーザの端末Bの制御部21は、まとめ情報および参加情報を表示部24に表示する(ステップS102)。なお、参加ユーザの端末Aの制御部21も、まとめ情報および参加情報を表示部24に表示してもよい。つまり、ステップS202において、サーバ10の制御部11は、関連付けたまとめ情報と参加情報とを端末Aに送信してもよく、この場合、端末AでもステップS102の処理が行われてもよい。
【0073】
例えば、
図7Bに示すように、限定ではなく例としてコミュニティサイトのトップページのような、コミュニティサイト内に参加可能なリンク(参加情報)が掲載されたウェブサイトにおいて、まとめ情報が参加情報と同時に表示される。
【0074】
図7Bに示す例では、「参加」の部分が、コミュニティサイト内に参加するためのリンクであり、「まとめ情報」の箇所に掲載された情報が受信したメッセージの中から選択された情報である。
【0075】
まとめ情報(限定ではなく第2情報の一例)として選択された情報は、限定ではなく例として同一種類の話題に関する情報であってもよいし、異なる種類の話題に関する情報であってもよい。例えば、
図7Bに示されるまとめ情報の例は、同一種類の話題である、
図7Aに示すユーザX1,X2,X3,X4による、店に関する情報で示されている。
【0076】
例えば、ユーザが「まとめ情報」を確認して、「参加」の部分を入力操作すると、端末20の表示が、コミュニティサイトに遷移可能となる。
【0077】
また、
図7Bにおけるまとめ情報は、
図7AにおけるユーザX1,X2,X3,X4から投稿された店に関するメッセージが示されているが、これに限定されず、ユーザY1,Y2から投稿された食材に関するメッセージ等、他の話題に関するメッセージであってもよい。
【0078】
また、まとめ情報は、例えば、メッセージの中から特定の話題(例えば、コミュニティサイトの根幹となる話題、コミュニティサイト内で盛況度合いまたは注目度合いの比較的高い話題、コミュニティサイト内の最新の話題等)に基づくメッセージ、メッセージの中からリアクション、コメントを多数つけられたメッセージ、メッセージの中から多数のユーザに引用されたメッセージ、メッセージの中から無作為に選択されたメッセージ、等を含んでいてもよい。
【0079】
また、
図7Bでは、まとめ情報(限定でなく第2情報の一例)は、端末20の表示部24に縦方向に列挙されて表示されているが、縦方向に列挙されて表示されていなくてもよく、例えば、横方向または斜め方向に列挙されて表示されていてもよい。
【0080】
ステップS102およびステップS202の後、本制御は終了する。なお、
図6に示されるフローチャートの制御は、端末A、サーバ10、端末Bとの間で行われる制御であったが、本開示はこれに限定されず、端末Aとサーバ10との間で行われる制御であってもよい。この場合、ステップS202の処理が端末Aに対して行われ、端末Aでは、ステップS102の処理が行われる。
【0081】
なお、
図6、
図7では、コミュニティサイトに参加している参加ユーザによって入力されたメッセージ(限定ではなく入力情報の一例)が第1情報として例示されていたが、これに限定されない。限定ではなく例として、第1情報は、他の入力情報を含んでいてもよいし、含んでいなくてもよい。
【0082】
例えば、入力情報は、メッセージの文字であるテキスト以外に、音声、画像、動画等、参加ユーザがコミュニティサイト内で入力可能な情報である限り、どのような情報であってもよい。
【0083】
また、第1情報は、入力情報の他、限定ではなく例としてコミュニティサイトの内容に関連した情報を含んでもよい。コミュニティサイトの名称の情報(限定ではなく例として、
図7の場合の「焼肉好き集まれ」)、コミュニティサイトが属するカテゴリーの情報(限定ではなく例として、
図7の場合の「焼肉」、「飲食物」)、コミュニティサイトのテーマとなっている創作物(例えば、漫画、ゲーム等)のキャラクターの情報等を含んでいてもよい。
【0084】
また、上記のまとめ情報は、第2情報の一例であり、第1情報そのものを列挙した情報であったが、本開示はこれに限定されない。例えば、第2情報は、第1情報の一部を列挙した情報であってもよい。
【0085】
また、第1情報の一部とは、複数存在するもの(例えば、メッセージ、キャラクター等)の中の一部であってもよいし、1つのものを部分的に抜き出したもの(例えば、1つの文章の中から抜き出されたキーワード)であってもよいし、1つのものを加工したもの(例えば、画像に加工処理を加えたもの)であってもよい。例えば、第1情報が創作物のキャラクター情報である場合、複数存在するキャラクターのうちの一部が、第1情報の一部の一例である。また、第1情報がコミュニティサイトの名称である場合、名称の一部を部分的に抜き出したもの(「焼肉好き集まれ」の場合、限定ではなく例として「焼肉」)が、第1情報の一部の一例である。また、第1情報が、例えば、コミュニティサイトに含まれる画像情報である場合、画像をぼかす等の加工処理を加えたものが、第1情報の一部の一例である。
【0086】
また、上記
図7Bのコミュニティサイトにアクセス可能なウェブサイト、またはアプリケーションには、コミュニティサイト内に入るためのURL等のリンク(「参加」の部分)が例示されていたが、本開示はこれに限定されず、例えば、二次元コード等が閲覧可能に表示されてもよいし、されなくてもよい。
【0087】
<第1実施形態の効果>
以上のように構成された第1実施形態では、サーバ10の通信部14が、サーバ10により提供されるコミュニティサイトに含まれる情報のうち第1情報を端末20から受信し、サーバ10の制御部11が、コミュニティサイトと、第1情報に基づく第2情報とを関連付ける制御を行う。そして、サーバ10の通信部14が、制御部11により関連付けられた第2情報と、コミュニティサイトに端末20のユーザを参加可能にするための参加情報とを端末20に送信する。
【0088】
このような構成による効果の一例として、コミュニティサイトへの参加前に、端末20のユーザが、コミュニティサイトに含まれる情報を容易に確認することができる。
【0089】
また、第1実施形態では、第1情報は、コミュニティサイトに参加している参加ユーザによって入力された、コミュニティサイトに含まれる情報である入力情報を含んでいてもよい。
【0090】
このような構成による効果の一例として、端末20のユーザが、例えば、コミュニティサイト内の話題の内容を確認しやすくなるので、コミュニティサイトへの参加前において、コミュニティサイトへ参加するか否かについて判断しやすくすることができる。
【0091】
また、第1実施形態では、参加情報と第2情報とは、端末20に同時に表示されてもよい。
【0092】
このような構成による効果の一例として、参加情報の存在および第2情報の存在を一目で確認することができるので、迅速に第2情報を確認することができる。
【0093】
<第1変形例(1)>
第1実施形態では、参加情報と第2情報とが、端末20に同時に表示されていたが、本開示はこれに限定されない。
第1変形例(1)では、サーバ10の通信部14(関連付け情報送信部142)は、第2情報を表示するための情報を端末20に送信し、第2情報は、端末20に表示された第2情報を表示するための情報が端末20のユーザによって入力された場合、端末20に表示されてもよい。つまり、参加情報と第2情報とが端末20に別々に表示されていてもよい。
【0094】
また、具体的には、第1実施形態では、まとめ情報が、コミュニティサイトにアクセス可能なウェブサイトまたはアプリケーションに掲載されていることにより、まとめ情報を閲覧可能な状態にしていたが、第1変形例(1)では、まとめ情報(限定ではなく、第2情報の一例)が、限定ではなく例としてコミュニティサイトにアクセス可能なウェブサイトまたはアプリケーションとは別のウェブサイトまたはアプリケーションに掲載されていてもよい。
【0095】
また、
図8に示すように、記憶部15には、限定ではなく例として、第1情報152および第2情報153の他、第2情報を表示するための情報154が記憶される。
【0096】
<情報処理>
図9は、第1変形例(1)における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。左側から順に、端末Aの制御部21が実行する処理、サーバ10の制御部11が実行する処理、端末Bの制御部21が実行する処理の一例をそれぞれ示している。なお、
図9における、ステップS101、ステップS201、ステップS202の処理は、
図6に示すフローチャートと同様である。
【0097】
図9に示すように、ステップS202において、まとめ情報および参加情報を端末20に送信した後、サーバ10の制御部11は、まとめ情報を表示するための情報を、通信部14により端末Bに送信する(ステップS203)。なお、ステップS203の処理は、ステップS201とステップS202との間で行われてもよいし、ステップS202と同時に行われてもよい。また、ステップS202の処理およびステップS203の処理は、端末Aに対して行われてもよい。
【0098】
まとめ情報を表示するための情報(限定ではなく、第2情報を表示するための情報の一例)は、限定ではなく例として端末20のユーザが入出力部23を介して入力することで、まとめ情報を端末20の表示部24に表示可能にする情報であってもよい。まとめ情報を表示するための情報は、例えば、まとめ情報が掲載されたウェブサイトへのアクセスを可能とするためのリンク(URL)、二次元コードであってもよい。また、まとめ情報を表示するための情報は、例えば、リンク等を操作入力した際に表示されるパスワード入力欄に入力するための、予め決められたパスワード等の文字を含んでいてもよい。
【0099】
まとめ情報、参加情報およびまとめ情報を表示するための情報を受信した後、端末20の制御部21は、参加情報およびまとめ情報を表示するための情報を表示部24に表示する(ステップS103)。
【0100】
例えば、
図10Aに示すように、コミュニティサイトの紹介ページのような、コミュニティサイト内に参加可能なリンク(参加情報)が掲載されたウェブサイトにおいて、まとめ情報を表示するための情報が参加情報と同時に表示される。
【0101】
図10Aに示す例では、「参加」の部分が、コミュニティサイト内に参加するためのリンクであり、「まとめ情報」が第2情報を表示するための情報である。つまり、
図10Aに示すウェブサイトは、
図7Bに示すウェブサイトに対応しており、対応するコミュニティサイトは、
図7Aに示すコミュニティサイトと同様である。
【0102】
なお、「まとめ情報を表示するための情報」は、例えば、参加情報と同時に表示されてもよいし、されなくてもよい。
【0103】
参加情報およびまとめ情報を表示するための情報が表示部24に表示された後、端末Bの制御部21は、まとめ情報を表示するための情報への、ユーザの入力があるか否かについて判定する(ステップS104)。
【0104】
ユーザの入力は、例えば、まとめ情報を表示するための情報に対応するリンクをユーザによりタップまたはクリックする操作入力であってもよい。
【0105】
判定の結果、ユーザの入力がない場合(ステップS104、NO)、ステップS104の処理が繰り返される。なお、ユーザの入力がない場合、本制御を終了してもよいし、しなくてもよい。また、ステップS103の後、一定時間経過後、ユーザの入力がない場合、本制御を終了してもよいし、しなくてもよい。
【0106】
一方、ユーザの入力があった場合(ステップS104、YES)、端末Bの制御部21は、まとめ情報を表示部24に表示する(ステップS105)。
【0107】
例えば、
図10Aにおける「まとめ情報」においてユーザが入力操作をすると、まとめ情報(限定ではなく第2情報の一例)が表示部24に表示される(
図10B参照)。なお、まとめ情報は、
図7Bに示されるまとめ情報と同様のものが示されている。
【0108】
ステップS105およびステップS203の後、本制御は終了する。なお、端末Aに対して、ステップS202の処理およびステップS203の処理が行われる場合、ステップS103の処理、ステップS104の処理、およびステップS105の処理が端末Aでも行われてもよい。
【0109】
また、
図9に示されるフローチャートの制御は、端末A、サーバ10、端末Bとの間で行われる制御であったが、本開示はこれに限定されず、端末Aとサーバ10との間で行われる制御であってもよい。この場合、ステップS202の処理およびステップS203の処理が端末Aに対して行われ、ステップS103の処理、ステップS104の処理、およびステップS105の処理が端末Aで行われる。
【0110】
<第1変形例(1)の効果>
以上のように構成された第1変形例(1)では、サーバ10の通信部14が、第2情報を表示するための情報を端末20に送信する。そして、第2情報は、端末20に表示された第2情報を表示するための情報が端末20のユーザによって入力された場合、端末20に表示される。
【0111】
このような構成による効果の一例として、参加情報と第2情報とが区別されて表示されるので、見やすさの観点から、ユーザが第2情報を確認しやすくすることができる。
【0112】
また、第2情報がメインで掲載されたウェブサイトやアプリケーション等で、第2情報を確認できるので、ユーザに第2情報を不足なく確認させやすくことができる。
【0113】
<第1変形例(2)>
第1変形例(1)では、第2情報が掲載された媒体に、参加情報に関する情報が掲載されていなかったが、本開示はこれに限定されない。
第1変形例(2)では、サーバ10の通信部14は、参加情報を表示するための情報を端末20に送信し、第2情報と参加情報を表示するための情報とが、端末20に表示されるようにしてもよい。
【0114】
また、
図11に示すように、記憶部15には、限定ではなく例として、第1情報152、第2情報153および第2情報を表示するための情報154の他、参加情報を表示するための情報155が記憶される。
【0115】
<情報処理>
図12は、第1変形例(2)における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。左側から順に、端末Aの制御部21が実行する処理、サーバ10の制御部11が実行する処理、端末Bの制御部21が実行する処理の一例をそれぞれ示している。なお、
図12における、ステップS101、ステップS201、ステップS202、ステップS103、ステップS104の処理は、
図9に示すフローチャートと同様である。
【0116】
図12に示すように、ステップS202において、まとめ情報および参加情報を端末Bに送信した後、サーバ10の制御部11は、まとめ情報を表示するための情報および参加情報を表示するための情報を、通信部14により端末Bに送信する(ステップS204)。なお、ステップS204の処理は、ステップS201とステップS202との間で行われてもよいし、ステップS202と同時に行われてもよい。また、ステップS202の処理およびステップS204の処理は、端末Aに対して行われてもよい。
【0117】
まとめ情報、参加情報、まとめ情報を表示するための情報、および参加情報を表示するための情報を受信した後、端末Bの制御部21は、第1変形例(1)と同様に、ステップS103、ステップS104の処理を行う。そして、ステップS104の処理で、ユーザの入力があると判定した場合(ステップS104、YES)、端末Bの制御部21は、まとめ情報、参加情報を表示するための情報を表示する(ステップS106)。
【0118】
参加情報を表示するための情報は、限定ではなく例として、参加情報が掲載されたウェブサイトにアクセス可能なリンク、URL、二次元コード等であってもよい。参加情報が掲載されたウェブサイトは、例えば、
図10Aに示すウェブサイトであってもよい。また、参加情報を表示するための情報は、参加情報そのものであってもよい。
【0119】
この場合、例えば、
図10Aに示すウェブサイトから、まとめ情報が掲載されたウェブサイトに遷移するが、このウェブサイトに、参加情報を表示するための情報が表示されることになる。
【0120】
例えば、
図13Aに示すように、遷移後のウェブサイトにおいて、まとめ情報と、参加情報を表示するための情報とが同時に表示される。
【0121】
図13Aに示す例では、「まとめ情報」が限定ではなく第2情報の一例であり、「参加に戻る」の部分が、限定ではなく参加情報を表示するための情報の一例であり、
図10Aに示すウェブサイトに戻るためのリンクであってもよいし、コミュニティサイト内に参加するためのリンクであってもよい。
【0122】
まとめ情報および参加情報を表示するための情報が表示部24に表示された後、端末Bの制御部21は、参加情報を表示するための情報への、ユーザの入力があるか否かについて判定する(ステップS107)。
【0123】
ユーザの入力は、例えば、参加情報を表示するための情報に対応するリンクをユーザによりタップまたはクリックする操作入力であってもよい。
【0124】
判定の結果、ユーザの入力があった場合(ステップS107、YES)、端末Bの制御部21は、ステップS103に戻り、参加情報、まとめ情報を表示するための情報を表示部24に表示する。
【0125】
例えば、
図13Aにおける「参加に戻る」においてユーザが入力操作をすると、参加情報およびまとめ情報を表示するための情報を掲載したウェブサイトに戻る(
図13B参照)。
【0126】
一方、ユーザの入力がない場合(ステップS107、NO)、ステップS107の処理が繰り返されてもよいし、本制御を終了してもよい。
図12では、ユーザの入力がない場合、本制御を終了する場合を例示している。なお、ステップS106の後、一定時間経過後、ユーザの入力がない場合、本制御を終了してもよいし、しなくてもよい。
【0127】
なお、端末Aに対して、ステップS202の処理およびステップS204の処理が行われる場合、ステップS103の処理、ステップS104の処理、ステップS106の処理およびステップS107の処理が端末Aでも行われてもよい。
【0128】
また、
図12に示されるフローチャートの制御は、端末A、サーバ10、端末Bとの間で行われる制御であったが、本開示はこれに限定されず、端末Aとサーバ10との間で行われる制御であってもよい。この場合、ステップS202の処理およびステップS204の処理が端末Aに対して行われ、ステップS103の処理、ステップS104の処理、ステップS106の処理およびステップS107の処理が端末Aで行われる。
【0129】
<第1変形例(2)の効果>
以上のように構成された第1変形例(2)では、サーバ10の通信部14が、参加情報を表示するための情報を端末20に送信する。そして、第2情報と参加情報を表示するための情報とが、端末20に表示される。
【0130】
このような構成による効果の一例として、ユーザが第2情報を閲覧したことに伴う、コミュニティサイトへの参加のための操作を簡素化することができる。
【0131】
また、第2情報の閲覧によりコミュニティサイトに参加したいと考えたユーザが、参加情報を表示するための情報によって、簡易、かつ、迅速にコミュニティサイトに参加することができる。その結果、コミュニティサイトの参加ユーザの数を増大させやすくすることができる。
【0132】
<第1変形例(3)>
上記の実施形態では、第2情報が、1種類の話題に関する情報であったが、本開示はこれに限定されない。
第1変形例(3)では、第2情報が複数のグループ毎に分けられていてもよい。
【0133】
図14は、第2情報が複数のグループに分けられた場合の端末20における表示の一例を示す図である。
【0134】
例えば、
図7Aに示すコミュニティサイトにおいて、店に関する情報(ユーザX1,X2,X3,X4)と、食材に関する情報(ユーザY1,Y2)とが含まれるので、まとめ情報(限定ではなく第2情報の一例)として、限定ではなく例として店に関する情報と、食材に関する情報とでグループ分けすることが可能である。
【0135】
そのため、例えば、
図14Aに示すように、複数のグループに分けられた情報として店に関する情報のリンクおよび食材に関する情報のリンクがまとめ情報として参加情報とともに端末20に表示される。
【0136】
ここで、ユーザが店に関する情報を入力操作すると、
図14Bに示すように、店に関する情報である、
図7AにおけるユーザX1,X2,X3,X4が投稿した情報がまとめて掲載されたウェブサイトに端末20の表示が切り替わる。
【0137】
また、ユーザが食材に関する情報を入力操作すると、
図14Cに示すように、食材に関する情報である、
図7AにおけるユーザY1,Y2が投稿した情報がまとめて掲載されたウェブサイトに端末20の表示が切り替わる。
【0138】
<第1変形例(3)の効果>
以上のように構成された第1変形例(3)では、第2情報が複数のグループ毎に分けられている。
【0139】
このような構成による効果の一例として、ユーザが興味を有するグループを閲覧することにより、コミュニティサイトへのユーザの興味を引きやすくし、ひいてはコミュニティサイトへの参加を促進させることができる。
【0140】
また、第2情報がグループ分けされていることにより、コミュニティサイトにおける、ユーザが興味を有する話題を探しやすくすることができる。その結果、コミュニティサイトへの参加をさらに促進させることができる。
【0141】
なお、第1変形例(3)では、複数のグループが、店に関する情報および食材に関する情報等、コミュニティサイト内の話題毎に分けられていたが、本開示はこれに限定されない。例えば、複数のグループが、他のユーザにコメントまたはリアクションされたランキング(例えば、上位ランキング、中位ランキング、下位ランキング)毎に分けられていてもよい。また、複数のグループが、投稿された期間(例えば、24時間以内の投稿、3日以内の投稿、1週間以内の投稿、1ヶ月以内の投稿)毎に分けられていてもよい。
【0142】
<第1変形例(4)>
第1変形例(2)、(3)では、参加情報を表示するための情報として、参加情報が掲載された媒体(ウェブサイトまたはアプリケーション等)に戻る情報が表示されていたが、本開示はこれに限定されない。
第1変形例(4)では、参加情報を表示するための情報として、参加情報が表示されていてもよい。
【0143】
例えば、
図15Aに示すように、
図10A等と同様に、まとめ情報を表示するための情報(限定ではなく第2情報を表示するための情報の一例)が参加情報とともに端末20に表示されたウェブサイトがあったとする。
【0144】
ここで、ユーザが、まとめ情報を表示するための情報である「まとめ情報」の部分をユーザが入力操作すると、第1変形例(2)、(3)と同様に、まとめ情報が掲載されたウェブサイトに、端末20の表示部24の表示が切り替わる(
図15B参照)。
【0145】
図15Bにおける端末20には、
図13A等のような「参加に戻る」ではなく、参加情報を示す「参加」が、参加情報を表示するための情報として表示されている。
【0146】
そして、ユーザが「参加」の部分を入力操作すると、端末20の表示がコミュニティサイトに切り替わる(
図15C参照)。
【0147】
<第1変形例(4)の効果>
以上のように構成された第1変形例(4)では、参加情報を表示するための情報が、参加情報を含む。
【0148】
このような構成による効果の一例として、第2情報の閲覧により、コミュニティサイトに参加したいと考えたユーザを、参加情報により、迅速にコミュニティサイトに参加させることができる。つまり、第2情報の閲覧によるコミュニティサイトへの参加の迅速性を向上させることができる。
【0149】
<第1変形例(5)>
上記第1実施形態、および上記変形例では、第1情報のうち、第2情報として選択されていない情報の、コミュニティサイトに参加していないユーザによる閲覧について、言及されていなかったが、本開示はこれに限定されない。
第1変形例(5)では、第1情報のうち、第2情報として選択されていない情報は、コミュニティサイトに参加したユーザにより閲覧可能であり、コミュニティサイトに参加していないユーザにより閲覧不可であってもよい。
【0150】
閲覧不可は、限定ではなく例として、コミュニティサイトに参加、つまり、コミュニティサイト内にアクセスしないと、メッセージ等の、コミュニティサイトに含まれる情報を閲覧できないことであってもよい。
【0151】
つまり、第1情報のうち、第2情報として選択されていない情報は、コミュニティサイトに参加したユーザによって閲覧可能となる情報であってもよい。
【0152】
<第1変形例(5)の効果>
第1変形例(5)では、第1情報のうち、第2情報として選択されていない情報は、コミュニティサイトに参加したユーザにより閲覧可能であり、コミュニティサイトに参加していないユーザにより閲覧不可である。
【0153】
このような構成による効果の一例として、第1情報に基づく第2情報を確認することで、コミュニティサイトに興味を持ったユーザに対してコミュニティサイトを閲覧しようという欲求をかき立てて、コミュニティサイトへの参加意欲を促進させることができる。その結果、コミュニティサイトへの参加を促進させることができる。
【0154】
また、コミュニティサイトには多くの情報が含まれているので、これらの情報を閲覧しようと思って、コミュニティサイトに参加したものの、その情報が、ユーザが望んだ情報と乖離した内容である場合、ユーザにとって参加損になるという問題が生じる。
【0155】
それに対し、第1変形例(5)を含む第1実施形態等では、事前にコミュニティサイトに含まれる情報、つまり、第2情報を確認することができるので、上記の問題が生じることを未然に防ぐことができる。
【0156】
<その他>
なお、第2情報は、第1情報の中から、例えば、共通の話題に関する情報(例えば上記の例における店に関する情報、食材に関する情報等)、他のユーザにコメントまたはリアクションされた回数に基づく情報、投稿された期間に基づく情報等に基づいて、サーバ10によって選択されてもよいし、されなくてもよい。
【0157】
他のユーザにコメントされた、には、限定ではなく例として、ユーザが入力したメッセージを引用して、他のユーザがメッセージを入力したこと、ユーザが入力したメッセージに直接返信する形式で、他のユーザがメッセージを入力したこと、メッセージを入力したユーザ名を含める形式で、他のユーザがメッセージを入力したこと、等が含まれてもよい。
【0158】
また、他のユーザにリアクションされた、には、限定ではなく例として、上記の他のユーザにコメントされたこと以外に、メッセージの評価機能で高評価、良好な評価をされたこと等が含まれてもよい。メッセージの評価機能には、限定ではなく例として、「高」または「低」、「良」または「悪」等の評価が含まれてもよい。また、他のユーザにリアクションされた、には、限定ではなく例として、画像によるリアクションが含まれていてもよい。画像によるリアクションには、限定ではなく例として、任意のキャラクターの顔の表情の変化(限定ではなく例として、笑顔の表情、悲しむ表情等)が含まれていてもよい。
【0159】
具体的には、サーバ10は、限定ではなく例として、他のユーザにコメントまたはリアクションされた回数が、任意の回数より多いメッセージを第2情報として選択してもよいし、しなくてもよい。
【0160】
また、投稿された期間に基づく情報には、限定ではなく例として、メッセージが最初に投稿されてから経過した期間の情報、ある特定の期間の情報等が含まれてもよい。
【0161】
具体的には、サーバ10は、限定ではなく例として、投稿されてから経過した期間が任意の期間より長いメッセージ、または、短いメッセージを第2情報として選択してもよいし、しなくてもよい。また、サーバ10は、限定ではなく例として、ある特定の事象(例えば、コミュニティサイトのテーマに関するイベント等)が発生した期間に投稿されたメッセージを第2情報として選択してもよいし、しなくてもよい。
【0162】
また、サーバ10による選択は、例えば、特定のキーワード等に基づいて、行われてもよいし、行われなくてもよい。また、サーバ10による選択は、例えば、機械学習等を用いて行われてもよいし、サーバ10の管理者の操作に基づいて行われてもよい。
【0163】
また、コミュニティサイトの話題の中心にある情報、他のユーザにコメントまたはリアクションされた回数が多い情報については、他の情報よりも目立つように表示されてもよい。他の情報よりも目立つ表示とは、他の情報よりも太字、他の情報よりも目立つ色で表示、他の情報よりも目立つ態様(装飾する等)で表示が含まれてもよいし、含まれなくてもよい。
【0164】
これにより、目立つ表示にされた情報に、コミュニティサイトに参加前のユーザに気付かせやすくすることができる。
【0165】
また、第1実施形態等では、1つのサーバによって、コミュニティサイトとまとめ情報とを関連付ける制御、まとめ情報を端末に送信する制御が行われていたが、本開示はこれに限定されず、例えば、各制御が、別々のサーバによって行われてもよい。具体的には、限定ではなく例として、第1のサーバがコミュニティサイトとまとめ情報とを関連付ける制御を行い、第2のサーバに関連付けた情報を送信し、第2のサーバが、受信したまとめ情報を端末に送信するようにしてもよい。
【0166】
<第2実施形態>
第1実施形態等では、まとめ情報(限定ではなく第2情報の一例)は、サーバ10によりまとめられた情報として例示されていたが、本開示はこれに限定されない。
第2実施形態では、第2情報は、コミュニティサイトに含まれる情報である入力情報のうち、端末20のユーザの入力によって選択された情報を含んでいてもよい。
第2実施形態の記載内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0167】
<機能構成>
(1)端末の機能構成
図16は、第2実施形態における端末20の制御部21により実現される機能の一例と示す図である。
制御部21は、限定ではなく例として、端末メイン処理部211と、表示処理部212とを有する。
【0168】
端末メイン処理部211は、記憶部28に記憶されている端末メイン処理プログラム281に従って、端末20を統括的に制御するための処理である端末メイン処理を実行する機能を有する。
【0169】
例えば、端末メイン処理部211は、コミュニティサイトに含まれる入力情報(限定ではなく第1情報の一例)、入力情報の中からユーザによって選択された情報(限定ではなく第2情報の一例)をサーバ10に送信したり、サーバ10から、関連付けられた第2情報および参加情報を受信する処理を、通信部22を介して実行する機能を有する。
【0170】
表示処理部212は、記憶部28に記憶されている表示処理プログラム2811に従って、ユーザが入出力部23を介した入力に基づいて、入力情報を選択できるように、コミュニティサイトに含まれる情報を表示部24に表示する。
【0171】
図17は、第2実施形態における端末20の通信部22により実現される機能の一例として示す図である。
通信部22は、限定ではなく例として、通信メイン処理部221と、情報送受信部222とを有する。
【0172】
通信メイン処理部221は、制御部21の制御の下、コミュニティサイトに含まれる入力情報(限定ではなく第1情報の一例)を送信する処理である通信メイン処理を実行する機能を有している。
【0173】
情報送受信部222は、制御部21の制御の下、記憶部28に記憶されている情報送信プログラム2812に従って、ユーザにより選択された情報(限定ではなく第2情報の一例)をサーバ10に送信したり、サーバ10により関連付けられた第2情報と参加情報とをサーバ10から受信する情報送受信処理を実行する。
【0174】
図18は、第2実施形態における端末20の記憶部28に記憶される情報の一例を示す図である。
記憶部28には、限定ではなく例として、制御部21により読み出されて、端末メイン処理として実行される端末メイン処理プログラム281が記憶される。
また、端末メイン処理プログラム281は、限定ではなく例として、制御部21により読み出されて、表示処理として実行される表示処理プログラム2811をサブルーチンプログラムとして含む。
また、端末メイン処理プログラム281は、限定ではなく例として、制御部21により読み出されて、通信部22において情報送信処理として実行される情報送信プログラム2812をサブルーチンプログラムとして含む。
【0175】
また、記憶部28には、限定ではなく例として、コミュニティサイトに含まれる入力情報である第1情報282と、ユーザにより選択された情報である第2情報283と、サーバ10から受信した関連付け情報284とが記憶される。
【0176】
<情報処理>
図19は、第2実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。左側から順に、端末Aの制御部21が実行する処理、サーバ10の制御部11が実行する処理、端末Bの制御部21が実行する処理の一例をそれぞれ示している。なお、
図19における、ステップS201、ステップS202、ステップS102の処理は、
図6に示すフローチャートと同様である。
【0177】
以下のフローチャートは、本実施形態の処理を例示するものであり、以下のフローチャートにおいて、一部のステップは実行しなくてもよいし、追加のステップを挿入してもよい。これらは、本明細書における他のフローチャートについても同様である。
【0178】
まず、
図19に示すように、端末Aの制御部21は、コミュニティサイトに入力されたメッセージ(限定ではなく入力情報の一例)を選択可能な表示処理を実行する(ステップS108)。
【0179】
例えば、
図20Aに示すように、端末20に表示されたコミュニティサイトの各メッセージの右端に、限定ではなく例としてチェックボックス(丸の部分)がステップS108によって表示されてもよい。限定ではなく例として、このチェックボックスにユーザがチェックを入れる入力操作をすることで、メッセージが選択されてもよい。
図20Aには、
図7Aに示されるコミュニティサイトと同様のものが例示されている。
【0180】
例えば、
図20Aにおける破線の丸で囲われたチェックボックスにユーザがチェックを入れることで、
図20Bに示すように、チェックボックスにチェックが入る。これによって、メッセージがまとめ情報(限定ではなく第2情報の一例)として選択される。
【0181】
端末Aの制御部21は、ユーザの選択入力を受け付けて(ステップS109)、ユーザが選択した情報をサーバ10に送信する(ステップS110)。ステップS110の後、ステップS201、ステップS202、ステップS102の処理が実行される。
【0182】
例えば、
図20Bにおいて、店に関する情報が選択されているので、限定ではなく例として、端末Bには、店に関する情報(
図20C参照)がまとめ情報として、参加情報とともに表示される。なお、
図20Cは、
図7Bと同様のものである。
【0183】
ステップS102およびステップS202の後、本制御は終了する。なお、
図19に示されるフローチャートの制御は、端末A、サーバ10、端末Bとの間で行われる制御であったが、本開示はこれに限定されず、端末Aとサーバ10との間で行われる制御であってもよい。この場合、ステップS202の処理が端末Aに対して行われ、端末Aでは、ステップS102の処理が行われる。
【0184】
<第2実施形態の効果>
以上のように構成された第2実施形態では、第2情報は、コミュニティサイトに含まれる情報である入力情報のうち、端末20のユーザの入力によって選択された情報を含む。
【0185】
このような構成による効果の一例として、ユーザの選択操作によって第2情報が選択されるので、ユーザの意思、嗜好を第2情報に反映させやすくすることができる。
【0186】
つまり、コミュニティサイトにおける話題の中心になっている情報、未参加ユーザがコミュニティサイトに興味を持ちやすい情報、流行に合わせた情報等とユーザが判断した情報を第2情報に反映させやすくすることができる。
【0187】
例えば、
図20Aに示されるコミュニティサイトにおいて、焼肉の店に関する情報が、比較的多く、多くの参加ユーザによる店の情報共有の場として、コミュニティサイトが用いられていたとする。この場合、限定ではなく例として、店の情報が多いコミュニティサイトであることを未参加ユーザへの紹介として用いるために、ユーザが店に関する情報を入力しているユーザX1、X2、X3、X4のメッセージを選択する。
【0188】
これにより、店の情報に興味を持った未参加ユーザを、コミュニティサイトに参加させやすくすることができる。
【0189】
また、限定ではなく例として、チェックボックス等、メッセージ選択を行う機能を用いることにより、第2情報を抽出することができるので、ユーザの選択入力の操作を簡易にすることができる。
【0190】
<第2変形例(1)>
第2実施形態では、端末20におけるコミュニティサイトに表示されたメッセージを選択する(限定ではなく例として、チェックボックスにチェックを入れる等)ことで、第2情報を選択入力していたが、本開示はこれに限定されない。
第2変形例(1)では、第2情報は、端末20のユーザによる、コミュニティサイトの第1表示から第2情報の第2表示へと移動させる入力によって選択され、端末20に表示されてもよい。
【0191】
つまり、限定ではなく例として、コミュニティサイトの投稿内容が表示される第1ウインドウ(第1表示)と、第2情報を表示可能な第2ウインドウ(第2表示)とが端末20に表示され、ユーザが選択したメッセージを第1ウインドウから第2ウインドウへ移動させる操作(例えば限定でなくドラッグ・アンド・ドロップなど)、により、第2情報が選択されてもよい(例えば、
図22B等参照)。
【0192】
第2変形例(1)の構成は第2実施形態の構成と同様であってもよい。
【0193】
表示処理部212は、記憶部28に記憶されている表示処理プログラム2811に従って、コミュニティサイトの第1表示と、第2情報の第2表示とが同時に端末20に表示する表示処理を実行する。
【0194】
また、表示処理部212は、端末20のユーザによって選択された情報を、第1表示から第2表示へと移動可能な表示とする処理を実行してもよい。
【0195】
<情報処理>
図21は、第2変形例(1)における端末20が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図22は、第2変形例(1)における第1表示から第2表示へと移動させる入力を説明するための図である。
【0196】
以下のフローチャートは、本実施形態の処理を例示するものであり、以下のフローチャートにおいて、一部のステップは実行しなくてもよいし、追加のステップを挿入してもよい。これらは、本明細書における他のフローチャートについても同様である。
【0197】
図21に示すように、端末20の制御部21は、コミュニティサイトの第1表示を表示する(ステップS301)。
【0198】
第1表示は、コミュニティサイトに投稿されたメッセージを示す表示であり、限定ではなく例として、端末20の表示部24に表示されたコミュニティサイトのウインドウであってもよい。例えば
図22Aに示すように、コミュニティサイト「焼肉好き集まれ」で入力されたメッセージの内容が表示されたウインドウであってもよい。
【0199】
次に、端末20の制御部21は、ユーザの入力があるか否かについて判定する(ステップS302)。
【0200】
ユーザの入力は、ユーザの選択入力であり、限定ではなく例として、コミュニティサイトの入力情報の中から選択する情報に対して長押しした状態、クリックし続けた状態等の操作入力であってもよいし、なくてもよい。また、ユーザによる選択操作は、例えば、選択対象の情報を長押しした状態、クリックし続けた状態等であってもよいし、なくてもよい。
【0201】
判定の結果、ユーザの入力がない場合(ステップS302、NO)、ステップS302の処理が繰り返される。一方、ユーザの入力があった場合(ステップS302、YES)、端末20の制御部21は、第2表示を表示し(ステップS303)、選択された情報を移動可能な表示とする処理を実行する(ステップS304)。
【0202】
第2表示は、ユーザが選択したメッセージを配置可能な表示であり、限定ではなく例として、コミュニティサイトのウインドウとは別に表示されるウインドウであってもよい。例えば、
図22Bに示すように、まとめ情報(限定ではなく第2情報の一例)をまとめて表示するためのウインドウであってもよい。
図22Bでは、まとめ情報をまとめて表示するためのウインドウの一例として「まとめページ」と表示されたウインドウが例示されている。
【0203】
例えば、
図22Aに示すように、コミュニティサイトのウインドウ(限定ではなく第1表示の一例)に表示されたメッセージのうち、ユーザY1によるメッセージの部分をユーザが長押しする。そうすると、
図22Bに示すように、コミュニティサイトのウインドウと重なるように、まとめページ(第2表示)のウインドウが端末20に表示される。
【0204】
移動可能な表示は、例えば、コミュニティサイトから浮き上がるような表示、コミュニティサイトにおける他の投稿とは異なる表示(例えば、他の投稿と異なる色表示、他の投稿よりも大きくする表示等)等、端末20のユーザが移動可能な状態であることを認識できるような表示であってもよいし、なくてもよい。
【0205】
図22Bでは、限定ではなく例として、ユーザが長押しした部分であるユーザY1の投稿である「カルビ大好き」がコミュニティサイトから浮き上がって表示されてもよいし、されなくてもよい。
【0206】
次に、端末20の制御部21は、ユーザの入力が完了したか否かについて判定する(ステップS305)。ユーザの入力が完了したとは、限定ではなく例として、選択された情報における第1表示から第2表示へのスライド移動が完了したことであってもよいし、なくてもよい。スライド移動は、限定ではなく例として、ユーザが長押しした状態で、メッセージを第1表示から第2表示へスライドさせることであってもよい。
【0207】
判定の結果、ユーザの入力が完了していない場合(ステップS305、NO)、ステップS305の処理が繰り返される。一方、ユーザの入力が完了した場合(ステップS305、YES)、端末20の制御部21は、選択された情報を第2表示に表示する(ステップS306)。
【0208】
例えば、
図22Bの状態において、限定ではなく例として、ユーザがユーザY1の投稿を長押ししたまま、まとめページに向けてスライドすると、
図22Cに示すように、ユーザY1の投稿がまとめページに表示される。
【0209】
ステップS306の後、本制御は終了する。
【0210】
<第2変形例(1)の効果>
以上のように構成された第2変形例(1)では、第2情報は、端末20のユーザによる、コミュニティサイトの第1表示から第2情報の第2表示へと移動させる入力によって選択され、端末20に表示される。
【0211】
このような構成による効果の一例として、コミュニティサイトにおける、どの情報が、第2情報としてまとめられているかが、第1表示から第2表示へと移動させる入力によって、ユーザが視覚的に確認することができる。その結果、ユーザが第2情報としてまとめたい情報の選択ミスの発生を低減することができる。
【0212】
また、第2情報が第2表示に表示されるので、第2情報の内容をユーザに確認させやすくすることができ、ユーザが第2情報としてまとめたい情報の選択ミスの発生をさらに低減することができる。
【0213】
<第2変形例(2)>
第2変形例(1)では、コミュニティサイトに含まれる入力情報のうちの1つが移動対象(選択対象)であったが、本開示はこれに限定されない。
例えば、コミュニティサイトに含まれる入力情報のうちの複数が選択可能であってもよい。
【0214】
図23は、第2変形例(2)における第1表示から第2表示へと移動させる入力を説明するための図である。
【0215】
例えば、
図23Aに示すように、端末20のユーザが、ユーザY1、X3、Y2のメッセージの範囲を選択したとする。ユーザによる選択は、限定ではなく例として、端末20の入出力部23を介してユーザが複数選択モードを設定することにより行われるようにしてもよいし、しなくてもよい。
【0216】
また、ユーザによる選択は、限定ではなく例として、投稿を1つずつ長押しすることで、複数選択されてもよいし、限定ではなく例として、表示部24を縦方向における直線状に指をスライドさせることで、複数選択されてもよい。
【0217】
端末20のユーザによって選択された範囲の部分は、例えば、
図23Bに示すように、浮き上がって表示されてもよいし、されなくてもよい。
【0218】
そして、
図23Cに示すように、端末20のユーザがまとめページに選択された範囲の部分を一括でスライドすることで、これらのメッセージがまとめページに表示される。
【0219】
<第2変形例(2)の効果>
以上のように構成された第2変形例(2)では、コミュニティサイトに含まれる入力情報のうちの複数が選択可能である。
【0220】
このような構成による効果の一例として、コミュニティサイトに含まれる入力情報のうちの複数を一括で第2表示に移動させることができるので、ユーザにおける第2情報の選択操作を簡素化することができ、また、第2情報の移動操作の回数を削減することができ、ひいては、ユーザ操作の利便性を向上させることができる。
【0221】
<第2変形例(3)>
上記の各実施例では、第2情報がいつの情報であるかについて言及されていなかったが、本開示はこれに限定されない。
第2変形例(3)では、第2情報は、選択された情報が、コミュニティサイトに参加している参加ユーザによって入力された時刻を示す時刻情報を含んでもよい。具体的に、第2変形例(3)では、第2情報は、選択された情報が入力されたタイミングの時間に関する情報を含んでもよい。
【0222】
つまり、第2情報には、選択されたメッセージに加えて、メッセージがコミュニティサイトに入力された時間に関する情報(限定ではなく例として、メッセージがコミュニティサイトに投稿された時刻の情報等)が含まれていてもよい。
【0223】
例えば、
図24に示すように、限定ではなく例として、まとめページにスライドされた投稿が入力された時刻が、対応する投稿とともにまとめページに表示される。
【0224】
また、選択された情報は、時刻情報を含むが、限定ではなく例として、時系列順に並んでもよいし、時系列順に並んでいなくてもよい。
【0225】
また、時間に関する情報には、時刻の他、限定ではなく例として、メッセージが入力された日付の情報、メッセージが入力された年の情報、が含まれてもよい。また、限定ではなく例として、日付の情報、年の情報の両方が表示されていてもよいし、日付の情報および年の情報の何れか一方が表示されていてもよい。また、限定ではなく例として、日付の情報および年の情報の少なくとも1つが表示されている場合、時刻の情報は表示されていなくてもよい。
【0226】
また、選択された情報が入力されたタイミングの時間に関する情報には、限定ではなく例として、まとめページに選択入力された時間に関する情報が含まれていてもよい。
【0227】
<第2変形例(3)の効果>
以上のように構成された第2変形例(3)では、第2情報は、選択された情報が、コミュニティサイトに参加している参加ユーザによって入力された時刻を示す時刻情報を含む。
【0228】
このような構成による効果の一例として、第2情報を閲覧した際に、いつの情報であるかを確認することができるので、現在におけるコミュニティサイトの盛況度合いや、現在のコミュニティサイトで活発な話題を、未参加ユーザが判断しやすくすることができる。その結果、未参加ユーザにとってのコミュニティサイトへの判断材料を提供しやすくすることができる。
【0229】
<第2変形例(4)>
上記の各実施例では、第2情報は、コミュニティサイトに含まれる入力情報であったが、本開示はこれに限定されない。
第2変形例(4)では、第2情報は、コミュニティサイトの管理ユーザが、選択された情報に関連して入力したコンテンツを含んでもよい。
【0230】
コミュニティサイトの管理ユーザは、例えば、コミュニティサイトを作成して、管理しているユーザであってもよいし、なくてもよい。また、コミュニティサイトの管理ユーザは、コミュニティサイトを提供しているサーバ10を管理しているユーザであってもよいし、なくてもよい。
【0231】
例えば、
図25に示すように、限定ではなく例として、まとめページに載せられた情報に関連するコメント(限定ではなくコンテンツの一例)が管理ユーザによって入力され、選択された情報とともに載せられてもよい。例えば、「カルビ大好き」や「タン塩しか食べない」のみだと唐突な内容であるため、管理ユーザが、「カルビで盛り上がれます」や「タン塩がおいしい店の情報もあるかも」等の、選択された情報を補足する情報を追記している。
【0232】
なお、管理ユーザが入力するコンテンツは、限定ではなく例として、選択された情報を補足する情報であってもよいし、選択された情報に関連する情報(参加ユーザの特徴、コミュニティサイト内の雰囲気、コミュニティサイトのテーマに関連する他のコンテンツ(他のコミュニティサイト、創作物等))であってもよい。
【0233】
また、他のコミュニティサイト(例えば、第2情報に対応するコミュニティサイトに関連するサイト)が、管理ユーザが入力するコンテンツである場合、限定ではなく例として、ユーザが第2情報(まとめページ)を閲覧した際に、そのコンテンツが周知されるようにしてもよい。具体的には、限定ではなく例として、
図7B、
図10B等のまとめ情報が掲載されたウェブサイトまたはアプリケーションが端末20に表示された際に、コンテンツのURL等が表示されるようにしてもよいし、されなくてもよい。
【0234】
また、管理ユーザが入力するコンテンツは、限定ではなく例として、画像、任意のウェブサイトのURL、選択された情報に対するリアクション等が含まれていてもよい。
【0235】
<第2変形例(4)の効果>
以上のように構成された第2変形例(4)では、第2情報は、コミュニティサイトの管理ユーザが、選択された情報に関連して入力したコンテンツを含む。
【0236】
このような構成による効果の一例として、管理ユーザが、選択された情報に関連してコンテンツを入力することで、第2情報を閲覧したユーザにおける、選択された情報の理解度を高めることができる。その結果、第2情報を閲覧したユーザにコミュニティサイトの内容を容易に把握させることができ、ひいては第2情報を閲覧したユーザに対して、コミュニティサイトへの参加意欲を促進させることができる。
【0237】
<第2変形例(5)>
上記の各実施例では、第2情報は、文字の情報等であったが、本開示はこれに限定されない。
第2変形例(5)では、第2情報は、前記コミュニティサイトに参加している参加ユーザごとに参加ユーザを示す画像情報を含んでもよい。
【0238】
参加ユーザを示す画像情報は、限定ではなく例として、参加ユーザがコミュニティサイトで入力する際に用いるアイコンの情報であってもよいし、なくてもよい。
【0239】
例えば、
図26には、第2情報に選択された情報を入力したユーザのアイコンの情報が、第2情報に含まれている例が示されている。
図26には、
図23と同様に、ユーザY1、ユーザX3、ユーザY2が入力した情報が選択されており、まとめページにおいて、ユーザY1、ユーザX3、ユーザY2のアイコン情報が表示されている。
【0240】
<第2変形例(5)の効果>
以上のように構成された第2変形例(5)では、第2情報は、コミュニティサイトに参加している参加ユーザごとに参加ユーザを示す画像情報を含む。
【0241】
このような構成による効果の一例として、異なるユーザによって投稿された情報であることを判断しやすくすることができる。
【0242】
また、画像情報に基づいて、コミュニティサイト内で他のユーザから興味を引くユーザを確認しやすくすることができる。例えば、まとめ情報を閲覧したユーザが、まとめ情報の中から、興味を引くメッセージの画像情報を確認し、コミュニティサイトに参加後、その画像情報を元に、画像情報に基づくユーザと交流を図ることができる。
【0243】
また、第2情報として選択された情報を投稿したユーザの雰囲気を、画像情報を元に判断することができるので、コミュニティサイトの参加者層を把握しやすくすることができる。
【0244】
<第2変形例(6)>
第2変形例(5)では、第2情報が参加ユーザを示す画像情報を含んでいたが、本開示はこれに限定されない。
第2変形例(6)では、画像情報は、匿名化された情報であってもよい。
【0245】
匿名化された情報は、限定ではなく例として、飲食物(例えば、おにぎり)、飛翔物体(例えば、飛行機、ロケット等)、単なる図形(例えば、丸、三角、四角等)の、アイコン等の、ユーザとは関係のない画像情報であってもよいし、なくてもよい。
【0246】
例えば、
図27には、第2情報に選択された情報を入力したユーザのアイコンの情報に代えて、単なる図形の画像情報が第2情報に含まれている例が示されている。
【0247】
<第2変形例(6)の効果>
以上のように構成された第2変形例(6)では、画像情報は、匿名化された情報である。
【0248】
このような構成による効果の一例として、第2情報として表示されるユーザのプライバシーを保護することができる。
【0249】
また、第2情報として表示されるユーザのプライバシーを保護しつつ、画像情報によってユーザを区別することができるので、例えば、比較的頻繁にメッセージを投稿するユーザ、特徴的なメッセージを投稿するユーザの画像情報を際立たせた画像とすることで、第2情報を閲覧したユーザに対して気付かせやすくすることができる。
【0250】
<第2変形例(7)>
上記の各実施例では、第2情報は、コミュニティサイトに含まれる情報のうちの、ユーザによって選択された参加ユーザの入力情報を含んでおり、それ以外の入力情報が第2情報に含まれることについて言及されていなかったが、本開示はこれに限定されない。
第2変形例(7)では、第2情報は、コミュニティサイトに含まれる情報である入力情報と引用関係にある情報を含んでいてもよい。
【0251】
入力情報と引用関係にある情報には、限定ではなく例として、入力情報を引用して入力された情報、入力情報から引用された情報、入力情報に対して応答した情報(入力情報に付けられたコメント、リアクション等)、応答した情報が入力情報である場合の応答元の情報が含まれていてもよい。
【0252】
例えば、
図28Aに示すように、ユーザY1が入力したメッセージである「カルビ大好き」に複数のコメントが付けられていたとする。
図28Aでは、限定ではなく例として、「>ユーザY1」と、ユーザY1を指定した上で、ユーザY1のメッセージに対して、ユーザX3,X1,X4により、「私も好き」、「厚切り最高」、「特上に限る」等のコメントが入力された例が示されている。この場合、
図28Bに示すように、まとめページにもその複数のコメントが含まれていてもよい。
【0253】
また、
図28Bでは、複数のコメント(引用関係にある情報)は、メッセージと連続してツリー状に表示されているが、メッセージと連続してツリー状に表示されなくてもよい。例えば、複数のコメントが、対応するメッセージとは離れた位置に表示されていてもよいし、それぞれが分離した位置に表示されていてもよい。また、
図28では、引用関係にある情報は、入力情報よりも小さく表示されているが、小さく表示されていなくてもよい。
【0254】
<第2変形例(7)の効果>
以上のように構成された第2変形例(7)では、第2情報は、コミュニティサイトに含まれる情報である入力情報と引用関係にある情報を含む。
【0255】
このような構成による効果の一例として、入力情報に対して、どのような反応がされているか、また、コミュニティサイトにおける参加ユーザの会話の雰囲気等を、コミュニティサイトへの参加前に確認することができる。
【0256】
<第2変形例(8)>
第2変形例(7)では、入力情報と引用関係にある情報が常に表示されていたが、本開示はこれに限定されない。
第2変形例(8)では、引用関係にある情報は、端末20のユーザによる入力情報への入力に基づいて端末20に表示されてもよい。
【0257】
より詳細には、
図29に示すように、引用関係にある情報は、限定ではなく例として、端末20のユーザによる入力情報への入力に基づいて端末20における表示、非表示が切り替えられてもよい。
【0258】
図29Aには、引用関係にある情報が非表示の状態が示されている。具体的には、まとめページの各メッセージには、限定ではなく例として「+」で表示された箇所が表示されていてもよいし、されなくてもよい。なお、「+」以外のマーク(例えば、「-」、「○」、「×」等)が表示されていてもよいし、されていなくてもよい。
【0259】
ここで、ユーザが、例えば「+」で表示されている箇所を操作入力すると、限定ではなく例として、引用関係にある情報が表示の状態に切り替わるようにしてもよい。例えば、ユーザが「タン塩しか食べない」のメッセージにおける「+」を操作入力した場合、
図29Bに示すように、「タン塩しか食べない」の情報に対して付けられた複数のコメントが表示される。なお、
図29では、限定ではなく例として、「>ユーザY2」と、ユーザY2を指定した上で、ユーザY2のメッセージに対して、ユーザX3,X1,X4により、「他は?」、「野菜もいいよ」、「本当に?」等のコメントが入力された例が示されている。
【0260】
また、
図29Bの状態から、ユーザが再び「+」で表示されている箇所を操作入力することで、限定ではなく例として、
図29Aの状態、つまり、複数のコメントが非表示となる状態に遷移してもよい。
【0261】
<第2変形例(8)の効果>
以上のように構成された第2変形例(8)では、引用関係にある情報は、端末20のユーザによる入力情報への入力に基づいて端末20に表示される。
【0262】
このような構成による効果の一例として、ユーザが確認したいと考える、引用関係にある情報を表示させて、他の引用関係にある情報を非表示とすることができるので、第2情報(まとめページ)を比較的整理した配置とすることができ、ひいては第2情報を見やすくすることができる。
【0263】
<その他>
第2実施形態等では、ユーザによって第2情報として選択される入力情報の内容について言及されていなかった。例えば、選択された入力情報が、コミュニティサイトに参加する前のユーザが閲覧するのに好ましくない内容である場合、未参加ユーザのコミュニティサイトへの参加の阻害要因となるおそれがある。
【0264】
閲覧するのに好ましくない内容には、例えば、明らかに事実とは異なる内容、悪質な内容、犯罪行為を促す内容、詐欺行為が疑われる内容、批判が増大する内容等が含まれてもよい。
【0265】
この場合、端末20の制御部21が、ユーザによって第2情報として選択される入力情報の内容に応じて、入力情報を第2情報として選択させないようにしてもよい。具体的には、限定ではなく例として、
図20に示される、メッセージのチェックボックスにチェックを入れられなくするようにしてもよいし、限定ではなく例として、
図22等のような、メッセージを第1表示から第2表示へ移動できなくするようにしてもよい。
【0266】
このような構成による効果の一例として、コミュニティサイトに参加する前のユーザが閲覧するのに好ましくない内容が第2情報として選択されることを抑制することができる。
【0267】
また、上記の好ましくない内容については、サーバ10の制御部11が強制的に削除するようにしてもよい。
【0268】
また、第2実施形態等では、端末でまとめたまとめ情報がサーバを経由して、別の端末に送信されていたが、本開示はこれに限定されず、端末でまとめたまとめ情報が、別の端末にサーバを経由せずに直接送信されるようにしてもよい。具体的には、限定ではなく例として、ブロックチェーン技術を利用して、端末同士を直接接続して、まとめ情報を、暗号技術を用いて他の端末に送信するようにしてもよい。
【0269】
<第3実施形態>
上記の各実施例において、まとめ情報として選択されたメッセージは、コミュニティサイトに含まれるメッセージであるが、限定ではなく例として、まとめ情報として選択されたメッセージが、コミュニティサイト内で削除された場合、まとめ情報として選択されたメッセージは、コミュニティサイトに含まれないメッセージとなる。上記の各実施例では、この点について特に言及されていなかったが、本開示はこれに限定されない。
第3実施形態では、サーバ10の制御部11は、コミュニティサイトにおいて情報が削除された場合、第2情報のうちの削除された情報に対応する情報を削除する制御を行ってもよい。
第3実施形態の記載内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0270】
<情報処理>
図30は、第3実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。左側から順に、端末20の制御部21が実行する処理、サーバ10の制御部11が実行する処理の一例をそれぞれ示している。
【0271】
図30に示すように、端末20の制御部21は、コミュニティサイトのメッセージの削除をサーバ10にリクエストする(ステップS401)。端末20のリクエストを受信した後、サーバ10の制御部11は、削除対象のメッセージをコミュニティサイトから削除する(ステップS501)。
【0272】
そして、サーバ10の制御部11は、コミュニティサイトで削除されたメッセージをまとめ情報から削除し(ステップS502)、メッセージ削除後のまとめ情報を端末20に送信する(ステップS503)。メッセージ削除後のまとめ情報を受信した端末20の制御部21は、メッセージ削除後のまとめ情報を表示する(ステップS402)。なお、ステップS503の処理は、限定ではなく例として、他の端末20にも送信されてもよい。
【0273】
例えば、
図31Aに示すように、所定のコミュニティサイトが存在していたとする。
図31Aに示されるコミュニティサイトは、
図7Aに示されるコミュニティサイトと同様のものであってもよいし、なくてもよい。
【0274】
また、
図31Aに示されるコミュニティサイトにおいて、
図31Bに示されるまとめ情報(まとめページ)が存在していたとする。
図31Bに示されるまとめページは、
図31AにおけるコミュニティサイトのユーザX1,X2,X3,X4のメッセージが選択された
図7Bに示されるものと同様のものであってもよいし、なくてもよい。
【0275】
ここで、例えば、
図31Cに示すように、コミュニティサイトから、ユーザX3のメッセージが削除されたとする。メッセージの削除は、限定ではなく例として、メッセージを入力したユーザの操作、コミュニティサイトの管理ユーザの操作、まとめ情報を選択したユーザ(まとめページの作成者)の操作によって行われてもよいし、サーバ10によって行われてもよい。
【0276】
この場合、サーバ10の関連付け処理部112は、限定ではなく例として、削除されたメッセージとコミュニティサイトとの関連付けを解除して、削除されたメッセージをまとめ情報のリストから削除する。
【0277】
図31Dには、
図31Cで削除されたユーザX3のメッセージが、まとめページにおいて削除されている例が示されている。
【0278】
ステップS402、ステップS503の後、本制御は終了する。
【0279】
<第3実施形態の効果>
以上のように構成された第3実施形態では、サーバ10の制御部11は、コミュニティサイトにおいて情報が削除された場合、第2情報のうちの削除された情報に対応する情報を削除する制御を行う。
【0280】
このような構成による効果の一例として、コミュニティサイトでの削除に連動して、第2情報の対応する情報が削除されるので、コミュニティサイトに存在しない情報が、第2情報となることを防ぐことができる。
【0281】
<第3変形例(1)>
第3実施形態では、コミュニティサイトにおける情報の削除に連動して、第2情報のうちの削除された情報に対応する情報が削除されていたが、本開示はこれに限定されない。
第3変形例(1)では、サーバ10の制御部11は、第2情報から情報が削除された場合、削除された情報に対応する情報をコミュニティサイトから削除する制御を行ってもよい。
【0282】
<情報処理>
図32は、第3変形例(1)における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。左側から順に、端末20の制御部21が実行する処理、サーバ10の制御部11が実行する処理の一例をそれぞれ示している。
【0283】
図32に示すように、端末20の制御部21は、まとめ情報のメッセージの削除をサーバ10にリクエストする(ステップS403)。端末20からリクエストを受信した後、サーバ10の制御部11は、削除対象のメッセージをまとめ情報から削除する(ステップS504)。
【0284】
そして、サーバ10の制御部11は、まとめ情報で削除されたメッセージをコミュニティサイトから削除し(ステップS505)、メッセージ削除後のコミュニティサイトの情報を端末20に送信する(ステップS506)。メッセージ削除後のコミュニティサイトの情報を受信した端末20の制御部21は、メッセージ削除後のコミュニティサイトを表示する(ステップS404)。なお、ステップS506の処理は、限定ではなく例として、他の端末20にも送信されてもよい。
【0285】
例えば、
図33Aおよび
図33Bに示すように、所定のコミュニティサイトと、それに対応するまとめページが存在していたとする。
図33Aに示されるコミュニティサイトは、
図7Aに示されるコミュニティサイトと同様のものであってもよいし、なくてもよい。
図33Bに示されるまとめページは、
図33AにおけるコミュニティサイトのユーザX1,X2,X3,X4のメッセージが選択された
図7Bに示されるものと同様のものであってもよいし、なくてもよい。
【0286】
ここで、例えば、
図33Dに示すように、まとめページから、ユーザX3のメッセージに対応する情報が削除されたとする。メッセージに対応する情報の削除は、限定ではなく例として、コミュニティサイトの管理ユーザの操作、まとめ情報を選択したユーザ(まとめページの作成者)の操作によって行われてもよいし、サーバ10によって行われてもよい。
【0287】
この場合、サーバ10の関連付け処理部112は、限定ではなく例として、削除された情報に対応するメッセージをコミュニティサイトから削除する。
【0288】
図33Cには、
図33Dで削除されたユーザX3のメッセージが、コミュニティサイトで削除されている例が示されている。
【0289】
ステップS404、ステップS506の後、本制御は終了する。
【0290】
<第3変形例(1)の効果>
以上のように構成された第3変形例(1)では、サーバ10の制御部11は、第2情報から情報が削除された場合、削除された情報に対応する情報をコミュニティサイトから削除する制御を行う。
【0291】
このような構成による効果の一例として、第2情報での削除に連動して、コミュニティサイトの対応する情報が削除されるので、例えば、コミュニティサイトに参加前のユーザが閲覧するのに好ましくないと思われる情報が第2情報から削除された場合に、その情報に対応する入力情報もコミュニティサイトから削除させることができる。その結果、ユーザがコミュニティサイトに参加した際に、削除された入力情報を閲覧することを防止することができる。
【0292】
<第3変形例(2)>
第3実施形態等では、コミュニティサイトおよび第2情報の何れか一方の情報の削除に連動して、コミュニティサイトおよび第2情報の何れか他方の情報を削除させていた。ここで、例えば、コミュニティサイトのメッセージの取消可能期間が設定されている場合、参加ユーザによる自主的なメッセージ削除は、この取消可能期間内に行うことが可能である。つまり、この場合、コミュニティサイトのメッセージの取消可能期間が経過した後のメッセージを第2情報として選択または抽出することが可能となる。第3実施形態等では、その点については言及されていなかったが、本開示はこれに限定されない。
第3変形例(2)では、サーバ10の制御部11は、コミュニティサイトに入力されてから取消可能期間が経過した後の第1情報に基づく第2情報をコミュニティサイトと関連付けてもよい。
【0293】
<情報処理>
図34は、第3変形例(2)における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。左側から順に、端末20の制御部21が実行する処理、サーバ10の制御部11が実行する処理の一例をそれぞれ示している。
【0294】
図34に示すように、ユーザが端末20の入出力部23を介して、コミュニティサイトでメッセージを入力する操作を行う。これにより、端末20の制御部21は、通信部22により、コミュニティサイトで入力されたメッセージをサーバ10に送信する(ステップS405)。
【0295】
サーバ10でコミュニティサイトのメッセージを受信すると、サーバ10の制御部11は、取消可能期間が経過したか否かについて判定する(ステップS507)。
【0296】
取消可能期間は、限定ではなく例として、コミュニティサイトの参加ユーザがメッセージを入力してから、そのメッセージを自主的に取り消すことが可能な期間であってもよいし、なくてもよい。取消可能期間は、限定ではなく例として、コミュニティサイトにおいて任意の期間に設定されていてもよいし、なくてもよい。なお、取消可能期間が経過しても、限定ではなく例として、コミュニティサイトの管理ユーザ、サーバ10によって、入力情報が削除可能であってもよい。
【0297】
判定の結果、取消可能期間が経過した場合(ステップS507、YES)、サーバ10の制御部11は、受信したメッセージをまとめ情報としてコミュニティサイトとを関連付ける制御を行い(ステップS508)、まとめ情報を端末20に送信する(ステップS509)。
【0298】
端末20でまとめ情報を受信すると、端末20の制御部21は、まとめ情報を表示する(ステップS406)。なお、ステップS509の処理は、限定ではなく例として、他の端末20にも送信されてもよい。この場合、ステップS406の処理が他の端末20で実行される。
【0299】
一方、取消可能期間が経過していない場合(ステップS507、NO)、サーバ10の制御部11は、メッセージをまとめ情報としてコミュニティサイトと関連付ける制御を実行しない(ステップS510)。なお、取消可能期間が経過してない場合、限定ではなく例として、端末20にまとめ情報として選択不可である旨を通知するようにしてもよいし、しなくてもよい。
【0300】
なお、ステップS406の処理は、ステップS510の処理が行われた場合は行われない。ステップS406および、ステップS509またはステップS510の後、本制御は終了する。
【0301】
<第3変形例(2)の効果>
以上のように構成された第3変形例(2)では、サーバ10の制御部11は、コミュニティサイトに入力されてから取消可能期間が経過した後の第1情報に基づく第2情報をコミュニティサイトと関連付けられる。
【0302】
このような構成による効果の一例として、取消可能期間が経過するまで、第2情報とコミュニティサイトとが関連付けられないので、例えば、取消可能期間中に入力情報を入力したユーザが自主的に入力情報を削除した場合にそれに連動して第2情報が削除されることを抑制することができる。
【0303】
<第3変形例(3)>
また、第3変形例(2)では、取消可能期間の経過の有無をサーバ10が判定していたが、本開示はこれに限定されない。
第3変形例(3)では、端末20の制御部21が、第1情報が取消可能期間を経過しているか否かを判定してもよい。
【0304】
<情報処理>
図35は、第3変形例(3)における端末20が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0305】
図35に示すように、端末20の制御部21は、ユーザによるメッセージの選択入力を受け付け(ステップS407)、選択したメッセージの取消可能期間が経過したか否かについて判定する(ステップS408)。
【0306】
判定の結果、選択したメッセージの取消可能期間が経過していない場合(ステップS408、NO)、端末20の制御部21は、メッセージの選択不可を通知する(ステップS409)。メッセージの選択不可の通知方法は、限定ではなく例として、メッセージが選択できない旨を示す文字情報、音声情報等を端末20の表示部24に表示する方法であってもよい。
【0307】
一方、選択したメッセージの取消可能期間が経過した場合(ステップS408、YES)、端末20の制御部21は、コミュニティサイトのメッセージをサーバ10に送信する(ステップS410)。
【0308】
ステップS409またはステップS410の後、本制御は終了する。なお、限定ではなく例として、ステップS410の後、サーバ10からまとめ情報を受信次第、端末20では、まとめ情報が表示されてもよい。
【0309】
<第3変形例(3)の効果>
以上のように構成された第3変形例(3)では、端末20の制御部21が、第1情報が取消可能期間を経過しているか否かを判定する。
【0310】
このような構成による効果の一例として、取消可能期間が経過していないメッセージをユーザが把握することができる。その結果、より適切なメッセージの選択をユーザに促すことができる。また、取消可能期間が経過するまで、まとめページ(限定ではなく第2情報の一例)の作成を待つという選択肢をユーザに与えることができる。
【0311】
また、サーバ10側で、取消可能期間の経過の有無を判定する必要がないので、サーバ10の処理負荷を低減することができる。
【0312】
<その他>
第3実施形態等では、コミュニティサイトの入力情報の削除に基づいて、入力情報に対応する第2情報が削除された場合、コミュニティサイトの管理ユーザにも通知されるようにしてもよいし、されなくてもよい。
【0313】
これにより、コミュニティサイトの管理ユーザが、第2情報がどのような情報を含むのかを、適切に把握することができる。
【0314】
また、第3実施形態等では、コミュニティサイトの入力情報の削除に基づいて、入力情報に対応する第2情報が削除されていたが、本開示はこれに限定されず、入力情報に対応する第2情報の一部が削除されてもよい。例えば、
図31の例で削除されるユーザX3のメッセージ(「××邸は▼■がおすすめ」)において、まとめ情報では、限定ではなく例として、「××邸」の部分や「▼■」の部分が削除されてもよい。
【0315】
また、第3実施形態等では、第2情報として選択された入力情報の一部がコミュニティサイト内で削除された場合、第2情報からも削除されていたが、本開示はこれに限定されず、例えば、第2情報として選択された入力情報については、コミュニティサイト内で削除されないようにしてもよい。
【0316】
また、第3実施形態等では、端末20のユーザの操作に基づく削除に連動して、第2情報に含まれる情報またはコミュニティサイトに含まれる情報が削除されていたが、本開示はこれに限定されず、サーバ10による削除に連動して、第2情報に含まれる情報またはコミュニティサイトに含まれる情報が削除されてもよい。
【0317】
<第4実施形態>
上記の各実施例では、端末20から第1情報を受信することで、第2情報とコミュニティサイトとを関連付けていたが、第2情報とコミュニティサイトとの関連付けについて、第1情報を送信する端末20のユーザの権限が設定されていてもよい。
第4実施形態では、サーバ10の制御部11は、受信した第1情報が、コミュニティサイトの管理ユーザによって入力された情報である場合、第1情報を第2情報として、コミュニティサイトと関連付ける制御を行ってもよい。
【0318】
言い換えると、コミュニティサイトの管理ユーザは、第2情報とコミュニティサイトとを関連付ける管理する権限を有していてもよい。例えば、コミュニティサイトの管理ユーザは、第2情報(まとめ情報)が掲載されたまとめページを作成する権限を有していてもよい。
第4実施形態の記載内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0319】
<情報処理>
図36は、第4実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。左側から順に、端末20の制御部21が実行する処理、サーバ10の制御部11が実行する処理の一例をそれぞれ示している。
【0320】
図36に示すように、ユーザが端末20の入出力部23を介して、コミュニティサイトでメッセージを選択する操作を行う。これにより、端末20の制御部21は、通信部22により、コミュニティサイトで選択された情報をサーバ10に送信する(ステップS601)。
【0321】
サーバ10でコミュニティサイトで選択された情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、受信した情報をまとめ情報としてまとめ、まとめ情報が管理ユーザの入力であるか否かについて判定する(ステップS701)。判定の結果、まとめ情報が管理ユーザの入力である場合(ステップS701、YES)、サーバ10の制御部11は、まとめ情報とコミュニティサイトとを関連付ける制御を実行し(ステップS702)、まとめ情報を端末20に送信する(ステップS703)。
【0322】
つまり、コミュニティサイトの管理ユーザにより選択された情報が端末20から送信された場合、選択された情報に基づくまとめ情報とコミュニティサイトが関連付けられる。
【0323】
端末20でまとめ情報を受信すると、端末20の制御部21は、まとめ情報を表示する(ステップS602)。なお、ステップS703の処理は、限定ではなく例として、他の端末20にも送信されてもよい。この場合、ステップS602の処理が他の端末20で実行される。
【0324】
一方、まとめ情報が管理ユーザの入力ではない場合(ステップS701、NO)、サーバ10の制御部11は、まとめ情報とコミュニティサイトとを関連付ける制御を実行しない(ステップS704)。
【0325】
つまり、コミュニティサイトの管理ユーザ以外のユーザにより選択された情報が端末20から送信された場合、選択された情報に基づくまとめ情報とコミュニティサイトが関連付けられない。
【0326】
受信したまとめ情報が管理ユーザの入力であるか否かのサーバ10による識別は、限定ではなく例として、送信元の端末20の識別番号に基づいて行われてもよい。また、まとめ情報に端末20の識別情報が付与される場合、限定ではなく例として、付与された識別情報に基づいて、サーバ10による識別が行われてもよい。
【0327】
なお、ステップS602の処理は、ステップS704の処理が行われた場合は行われない。ステップS602および、ステップS703またはステップS704の後、本制御は終了する。
【0328】
<第4実施形態の効果>
以上のように構成された第4実施形態では、サーバ10の制御部11は、受信した第1情報が、コミュニティサイトの管理ユーザによって入力された情報である場合、第1情報を第2情報として、コミュニティサイトと関連付ける制御を行う。
【0329】
このような構成による効果の一例として、コミュニティサイトの管理ユーザ以外のユーザが自由に、第2情報とコミュニティサイトとの関連付けに関わることを抑制することができる。
【0330】
また、コミュニティサイトの特徴を把握している管理ユーザによりにより選択された第2情報がコミュニティサイトと関連付けられるので、未参加ユーザに対して、コミュニティサイトの内容を正確に知らせることができる。
【0331】
<第4変形例(1)>
第4実施形態では、サーバ10が受信した第1情報が管理ユーザによって入力された情報ではない場合、端末20に対するフィードバックが行われていなかったが、本開示はこれに限定されない。
第4変形例(1)では、サーバ10の制御部11は、受信した第1情報が管理ユーザによって入力された情報ではない場合、第1情報とコミュニティサイトとの関連付けが不可であることを示す情報を端末20に送信する制御を行ってもよい。
【0332】
つまり、第2情報とコミュニティサイトとの関連付けを行わないことを、端末20にフィードバックしてもよい。
【0333】
<情報処理>
図37は、第4変形例(1)における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。左側から順に、端末20の制御部21が実行する処理、サーバ10の制御部11が実行する処理の一例をそれぞれ示している。なお、
図37に示すステップS601、ステップS701、ステップS702、ステップS704の処理は、
図36に示すものと同様である。なお、
図37では、便宜上、
図36におけるステップS703、ステップS602の処理の図示を省略している。
【0334】
図37に示すように、ステップS704の後、つまり、まとめ情報とコミュニティサイトとを関連付ける制御が行われない場合、サーバ10の制御部11は、関連付けが不可であることを示す情報を端末20に送信する(ステップS705)。
【0335】
関連付けが不可であることを示す情報は、限定ではなく例として、まとめ情報とコミュニティサイトとの関連付けができないことをユーザが認識できる情報であってもよい。
【0336】
端末20の制御部21は、関連付けが不可であることを示す情報を受信したか否かについて判定する(ステップS603)。判定の結果、関連付けが不可であることを示す情報を受信しない場合(ステップS603、NO)、ステップS603の処理が繰り返される。なお、限定ではなく例として、ステップS603でNOと判定された場合、本制御が終了してもよい。一方、関連付けが不可であることを示す情報を受信した場合(ステップS603、YES)、端末20の制御部21は、関連付けが不可であることを示す情報を表示部24に表示する(ステップS604)。
【0337】
関連付けが不可であることを示す情報は、限定ではなく例として、端末20に「関連付けができない」、「まとめページが作成できない」、「不可」、「NG」等の文字情報が表示されてもよいし、されなくてもよい。また、関連付けが不可であることを示す情報は、限定ではなく例として、音声情報、画像情報等の上記の文字情報以外の情報であってもよいし、なくてもよい。
【0338】
なお、ステップS603およびステップS604の処理は、ステップS702の処理が行われた場合は行われない。ステップS604および、ステップS702またはステップS705の後、本制御は終了する。
【0339】
<第4変形例(1)の効果>
以上のように構成された第4変形例(1)では、サーバ10の制御部11は、受信した第1情報が管理ユーザによって入力された情報ではない場合、第1情報とコミュニティサイトとの関連付けが不可であることを示す情報を端末20に送信する制御を行う。
【0340】
このような構成による効果の一例として、第2情報とコミュニティサイトとの関連付けを行わないことを、端末20のユーザにフィードバックすることができる。その結果、第2情報とコミュニティサイトとの関連付けが不可であることをユーザに認識させることができる。
【0341】
<第4変形例(2)>
第4実施形態等では、管理ユーザ以外のユーザの入力に基づいて第2情報とコミュニティサイトとの関連付けが行われなかったが、本開示はこれに限定されない。
第4変形例(2)では、サーバ10の制御部11は、受信した第1情報が管理ユーザに許可されたユーザによって入力された情報である場合、第1情報を第2情報として、コミュニティサイトと関連付ける制御を行ってもよい。
【0342】
つまり、管理ユーザにより許可されたユーザによる第2情報とコミュニティサイトとの関連付けが行われてもよい。
【0343】
<情報処理>
図38は、第4変形例(2)における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。左側から順に、端末20の制御部21が実行する処理、サーバ10の制御部11が実行する処理の一例をそれぞれ示している。なお、
図38に示すステップS601、ステップS702、ステップS703、ステップS704の処理は、
図36に示すものと同様である。
【0344】
図38に示すように、ステップS601の後、サーバ10でコミュニティサイトで選択された情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、受信した情報をまとめ情報としてまとめ、まとめ情報が管理ユーザに許可された許可ユーザの入力であるか否かについて判定する(ステップS706)。なお、ステップS706では、限定ではなく例として、まとめ情報が管理ユーザの入力であるか否かについても判定してもよい。また、
図36等に示すステップS701の処理が別途行われてもよい。
【0345】
管理ユーザに許可された許可ユーザは、限定ではなく例として、管理ユーザが第2情報(まとめ情報)の選択、管理(まとめページの作成)等を依頼したユーザ、第2情報の選択、管理等を、管理ユーザに依頼して許可されたユーザ等であってもよいし、なくてもよい。
【0346】
判定の結果、まとめ情報が許可ユーザの入力である場合(ステップS706、YES)、サーバ10の制御部11は、まとめ情報とコミュニティサイトとを関連付ける制御を実行し(ステップS702)、まとめ情報を端末20に送信する(ステップS703)。
【0347】
一方、まとめ情報が許可ユーザの入力ではない場合(ステップS706、NO)、サーバ10の制御部11は、まとめ情報とコミュニティサイトとを関連付ける制御を実行しない(ステップS704)。ステップS602および、ステップS703またはステップS704の後、本制御は終了する。
【0348】
<第4変形例(2)の効果>
以上のように構成された第4変形例(2)では、サーバ10の制御部11は、受信した第1情報が管理ユーザに許可されたユーザによって入力された情報である場合、第1情報を第2情報として、コミュニティサイトと関連付ける制御を行う。
【0349】
このような構成による効果の一例として、管理ユーザに許可を得ることで、コミュニティサイトの管理ユーザ以外のユーザでも、第2情報とコミュニティサイトとの関連付けに関わることができる。
【0350】
また、管理ユーザが許可したユーザ、つまり、管理ユーザが信頼したユーザによって、第2情報が選択されるので、例えば、管理ユーザが意図しない情報が第2情報となることを抑制することができる。
【0351】
なお、管理ユーザによる許可は、限定ではなく例として、まとめページの作成(限定ではなく第2情報の選択の一例)の際に行われてもよいし、まとめページが管理ユーザよって作成された後、まとめページの編集(限定ではなく第2情報の選択の一例)の際に行われてもよい。
【0352】
また、まとめページの編集は、限定ではなく例として、管理ユーザと、管理ユーザが許可したユーザとが行うことができるようにしてもよい。
【0353】
また、管理ユーザに許可された許可ユーザは、限定ではなく例として、まとめページの作成またはまとめページの編集の際に、選択した第2情報の内容を管理ユーザから承認された上で、まとめページの作成またはまとめページの編集を行うようにしてもよい。
【0354】
また、第4実施形態等では、1つのサーバによって、まとめ情報が管理ユーザ(または許可ユーザ)の入力かを判定する制御、コミュニティサイトとまとめ情報とを関連付ける制御、まとめ情報を端末に送信する制御等(第4変形例(1)では、関連付けが不可であることを示す情報を端末に送信する制御も含まれる)が行われていたが、本開示はこれに限定されず、例えば、各制御が、別々のサーバによって行われてもよい。具体的には、限定ではなく例として、第1のサーバが、まとめ情報が管理ユーザ(または許可ユーザ)の入力かを判定する制御を行い、その判定結果に基づいて、第2のサーバがコミュニティサイトとまとめ情報とを関連付ける制御を行い、第3のサーバに関連付けた情報を送信し、第3のサーバが、受信したまとめ情報を端末に送信するようにしてもよい。
【0355】
<第5実施形態>
上記の各実施例では、第1情報に基づく第2情報の一例である、まとめ情報が端末20に表示されていたが、まとめ情報は、コミュニティサイトの内容を確認するために未参加ユーザが閲覧しうる。そのため、コミュニティサイトに興味を持った未参加ユーザによる閲覧頻度が比較的高くなることが想定されるので、広告がまとめ情報とともに表示されるようにしてもよい。
第5実施形態では、端末と通信するサーバであって、サーバにより提供されるコミュニティサイトに含まれる情報のうちの第1情報を端末から受信する通信部を備え、通信部は、受信した第1情報に基づく第2情報を端末に送信し、端末は、受信した第2情報と、広告情報とを表示してもよい。
【0356】
つまり、第5実施形態では、まとめ情報(限定ではなく第2情報の一例)に広告情報を掲載してもよい。
第5実施形態の記載内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0357】
<機能構成>
(1)サーバの機能構成
図39は、第5実施形態におけるサーバ10の制御部11により実現される機能の一例を示す図である。
制御部11は、限定ではなく例として、サーバメイン処理部111および関連付け処理部112の他、広告情報処理部113を有する。なお、制御部11は、限定ではなく例として、関連付け処理部112を有していてもよいし、有していなくてもよい。
【0358】
広告情報処理部113は、記憶部15に記憶されている広告情報処理プログラム1513に従って、上記の第2情報と、広告情報とを関連付ける広告情報処理を実行する。
【0359】
図40は、第5実施形態におけるサーバ10の通信部14により実現される機能の一例を示す図である。
通信部14は、限定ではなく例として、通信メイン処理部141および関連付け情報送信部142の他、広告情報送信部143を有する。
【0360】
広告情報送信部143は、制御部11の制御の下、記憶部15に記憶されている広告情報送信プログラム1514に従って、第2情報と広告情報とを端末20に送信する広告情報送信処理を実行する。なお、広告情報送信部143は、限定ではなく例として、広告情報を送信可能な別のサーバに設けられていてもよい。
【0361】
図41は、第5実施形態におけるサーバ10の記憶部15に記憶される情報の一例を示す図である。
サーバメイン処理プログラム151は、限定ではなく例として、制御部11により読み出されて、広告情報処理として実行される広告情報処理プログラム1513をサブルーチンプログラムとして含む。
また、サーバメイン処理プログラム151は、限定ではなく例として、制御部11により読み出されて、通信部14において広告情報送信処理として実行される広告情報送信プログラム1514をサブルーチンプログラムとして含む。
【0362】
また、記憶部15には、限定ではなく例として、広告情報156が記憶される。
【0363】
<情報処理>
図42は、第5実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。左側から順に、端末Aの制御部21が実行する処理、サーバCの制御部11が実行する処理、サーバDの制御部11が実行する処理、端末Bの制御部21が実行する処理の一例をそれぞれ示している。サーバCは、例えば、コミュニティサイトを提供するサーバであり、サーバDは、広告情報を提供するサーバである。
【0364】
以下のフローチャートは、本実施形態の処理を例示するものであり、以下のフローチャートにおいて、一部のステップは実行しなくてもよいし、追加のステップを挿入してもよい。これらは、本明細書における他のフローチャートについても同様である。
【0365】
まず、
図42に示すように、ユーザが端末Aの入出力部23を介して、コミュニティサイトでメッセージを選択する操作を行う。これにより、端末Aの制御部21は、通信部22により、コミュニティサイトで選択された情報をサーバCに送信する(ステップS801)。
【0366】
サーバCでコミュニティサイトで選択された情報を受信すると、サーバCの制御部11は、受信した情報をまとめ情報としてまとめ、まとめ情報と広告情報とを関連付ける制御を実行する(ステップS901)。
【0367】
広告情報は、限定ではなく例として、まとめ情報がユーザによって閲覧された際に表示される広告であってもよい。広告情報は、例えば、ウェブサイトまたはアプリケーションにおける任意の箇所に表示される広告(テキスト、画像、動画等)、まとめ情報の閲覧中に一定時間表示される動画広告等、まとめ情報とともに表示可能または、まとめ情報に関連して表示可能なものである限り、どのようなものであってもよい。
【0368】
まとめ情報は、限定ではなく例として、第1実施形態等と同様に、関連付け処理部112によってコミュニティサイトと関連付けられたまとめ情報であってもよいし、なくてもよい。つまり、
図6に示すステップS201の処理が行われてもよいし、行われなくてもよい。
【0369】
また、まとめ情報と広告情報とを関連付ける、とは、限定ではなく例として、まとめ情報が端末に送信される際に、まとめ情報とともに広告情報が端末に表示されるようにすることであってもよいし、なくてもよい。具体的には、まとめ情報と広告情報とを関連付ける、とは、限定ではなく例として、まとめ情報に広告情報が挿入されるスペースを設け、広告情報を端末に送信可能なサーバに対して、広告情報を端末に送信させ、まとめ情報が送信された際に、端末でまとめ情報に広告情報を挿入させて表示するようにすることであってもよい。
【0370】
サーバCの制御部11がまとめ情報と広告情報とを関連付ける制御を実行した後、サーバDの制御部11は、広告情報を通信部14により端末Bに送信する(ステップS902)。そして、サーバCの制御部11は、まとめ情報を通信部14により端末Bに送信する(ステップS903)。なお、ステップS903の処理は、限定ではなく例として、ステップS902の処理よりも前に行われてもよいし、ステップS902の処理と同時に行われてもよい。
【0371】
まとめ情報および広告情報を端末Bで受信すると、端末Bの制御部21は、まとめ情報および広告情報を表示部24に表示する(ステップS802)。なお、ステップS902およびステップS903において、サーバC,Dの各制御部11は、限定ではなく例として、まとめ情報と広告情報とを端末Aに送信してもよく、この場合、ステップS802の処理が端末Aでも行われてもよい。
【0372】
例えば、
図43に示すように、まとめ情報が端末20に表示された際に、限定ではなく例として、表示部24の下端部分に、広告情報が表示される。
図43には、限定ではなく例として、XXXX社の画像が広告として掲載された例が示されている。
【0373】
ステップS802、ステップS902およびステップS903の後、本制御は終了する。なお、
図42に示されるフローチャートの制御は、端末A、サーバC、サーバD,端末Bとの間で行われる制御であったが、本開示はこれに限定されず、端末AとサーバC、サーバDとの間で行われる制御であってもよい。この場合、ステップS902およびステップS903の処理が端末Aに対して行われ、端末Aでは、ステップS802の処理が行われる。また、サーバCが広告情報を送信可能である場合、限定ではなく例として、サーバCがステップS902の処理を行ってもよい。
【0374】
また、
図43の例では、サーバDが広告情報を端末に送信していたが、本開示はこれに限定されず、サーバCが、広告情報を端末に送信してもよい。
【0375】
<第5実施形態の効果>
以上のように構成された第5実施形態では、端末20と通信するサーバ10であって、サーバ10により提供されるコミュニティサイトに含まれる情報のうちの第1情報を端末20から受信する通信部14を備え、通信部14は、受信した第1情報に基づく第2情報を端末20に送信し、端末20は、受信した第2情報と、広告情報とを表示する。
【0376】
このような構成による効果の一例として、コミュニティサイトの入力情報に基づく第2情報が掲載されるウェブサイトまたはアプリケーションに広告情報が掲載されるので、第2情報を閲覧した未参加ユーザに対して広告を閲覧させることができる。
【0377】
また、広告主においては、未参加ユーザの第2情報の閲覧により、広告が閲覧されるので、広告の宣伝効果を高めやすくすることができる。
【0378】
また、第5実施形態では、第1情報は、コミュニティサイトに参加している参加ユーザによって入力された、コミュニティサイトに含まれる情報である入力情報を含んでいてもよい。
【0379】
このような構成による効果の一例として、第1情報が、上記の入力情報を含むので、その第1情報に基づく第2情報は、コミュニティサイトの紹介にもなり得る。その結果、ユーザが第2情報を積極的にまとめることにより、コミュニティサイトの紹介効果が高まり、ひいては未参加ユーザのコミュニティサイトへの参加を促進させることができる。
【0380】
なお、第5実施形態では、コミュニティサイトと第2情報とを関連付け可能なサーバ10が、第2情報と広告情報とを関連付けていたが、本開示はこれに限定されず、コミュニティサイトと第2情報との関連付けを行わない別のサーバの制御部が、第2情報と広告情報とを関連付けてもよい。つまり、限定ではなく例として、コミュニティサイトと第2情報とを関連付ける制御と、第2情報と広告情報とを関連付ける制御とのそれぞれが、別々のサーバによって実行されてもよい。
【0381】
<第5変形例(1)>
第5実施形態では、広告情報に報酬が設定されていなかったが、本開示はこれに限定されない。
第5変形例(1)では、第2情報に関連するユーザに、広告情報に基づく特典を関連付ける制御部11(広告情報処理部113)を備えていてもよい。
また、第2情報は、コミュニティサイトに参加している参加ユーザによって入力された、コミュニティサイトに含まれる情報である入力情報から第1ユーザにより選択された情報であり、制御部11(広告情報処理部113)は、特典を少なくとも第1ユーザに関連付けてもよい。
【0382】
つまり、第5変形例(1)では、コミュニティサイトのメッセージ(限定ではなく、入力情報の一例)をまとめ情報(限定ではなく第2情報の一例)として選択した第1ユーザに、広告情報の特典を与えてもよい。
【0383】
広告情報処理部113は、例えば、第1ユーザに広告情報に基づく特典を関連付ける制御を実行する。
【0384】
また、
図44に示すように、記憶部15には、限定ではなく例として、特典情報157が記憶される。
【0385】
<情報処理>
図45は、第5変形例(1)における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。左側から順に、端末Aの制御部21が実行する処理、サーバCの制御部11が実行する処理、サーバDの制御部11が実行する処理、端末Bの制御部21が実行する処理の一例をそれぞれ示している。なお、
図45における、ステップS801、ステップS901、ステップS902、ステップS903、ステップS802の処理は、
図42に示すフローチャートと同様である。
【0386】
図45に示すように、ステップS802において、端末Bに広告情報が表示されると、端末Bの制御部21は、広告情報を表示したことを示す情報をサーバCに送信する(ステップS803)。
【0387】
広告情報を表示したことを示す情報は、限定ではなく例として、サーバ10が、広告情報が表示されたまとめ情報を識別できる情報(限定ではなく例として、まとめ情報を示すID情報、まとめ情報のURL等)であってもよい。
【0388】
広告情報を表示したことを示す情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、第1ユーザに特典を関連付ける(ステップS904)。
【0389】
第1ユーザに特典を関連付ける、とは、限定ではなく例として、第1ユーザが所有する端末20の識別情報、その端末20に紐付けられている第1ユーザの識別情報(限定ではなく、ユーザID等)と、特典とを関連付けることであってもよい。第1ユーザに特典を関連付ける、とは、限定ではなく例として、第1ユーザが特典を受け取り可能な状態すること(例えば、第1ユーザに特典の情報を通知すること、第1ユーザに特典を送付すること等)であってもよい。
【0390】
特典は、限定ではなく例として、広告情報を端末20のユーザが閲覧することにより、広告主から受取対象者に与えられる報酬であってもよい。特典は、限定ではなく例として、現金、所定のサービスに利用可能なポイント、仮想通貨、所定のサービスにて収集可能なスタンプ、ギフト券、クーポン、所定のサービス利用に対する割引券であってもよい。また、特典は、限定ではなく例として、端末20に表示された広告情報をユーザがクリックしたことにより、広告主から受取対象者に与えられる報酬であってもよいし、端末20に表示された広告情報の対象となる商品をユーザが購入したことにより、広告主から受取対象者に与えられる報酬であってもよい。
【0391】
第1ユーザは、限定ではなく例として、まとめ情報(限定ではなく第2情報の一例)に関連するユーザであって、まとめ情報をまとめたユーザであってもよい。第1ユーザは、限定ではなく例として、
図45における端末Aのユーザであってもよい。
【0392】
なお、ステップS904の処理は、限定ではなく例として、端末20に広告情報が表示される度に行われてもよい。また、ステップS904の処理は、限定ではなく例として、所定の期日(例えば、月末等)に端末20に広告情報が表示された回数、時間の情報を一括で取得した上で行われてもよい。
【0393】
ステップS803およびステップS904の後、本制御は終了する。
【0394】
<第5変形例(1)の効果>
以上のように構成された第5変形例(1)では、第2情報に関連するユーザに、広告情報に基づく特典を関連付ける制御部11を備える。
【0395】
このような構成による効果の一例として、第2情報および広告情報が端末20に表示されることによって、第2情報に関連するユーザに特典が与えられる。その結果、第2情報に関連するユーザが第2情報を関連したことに対する報酬を得ることができる。
【0396】
また、第5変形例(1)では、第2情報は、コミュニティサイトに参加している参加ユーザによって入力された、コミュニティサイトに含まれる情報である入力情報から第1ユーザにより選択された情報であり、制御部11は、特典を少なくとも第1ユーザに関連付けられてもよい。
【0397】
このような構成による効果の一例として、第1ユーザが第2情報を選択したことに対する報酬を得ることができるので、広告に関する報酬を得るために、コミュニティサイトの第2情報をまとめることに対する、第1ユーザの意欲を掻き立てることができる。その結果、第2情報によって、未参加ユーザのコミュニティサイトへの参加を促進させることに寄与することができる。
【0398】
なお、第5変形例(1)では、コミュニティサイトと第2情報とを関連付け可能なサーバ10が、第1ユーザ(限定ではなく第2情報に関連するユーザの一例)と特典とを関連付けていたが、本開示はこれに限定されず、コミュニティサイトと第2情報との関連付けを行わない別のサーバの制御部が、第2情報に関連するユーザに、広告情報に基づく特典を関連付けてもよい。つまり、限定ではなく例として、コミュニティサイトと第2情報とを関連付ける制御と、第2情報に関連するユーザと広告情報に基づく特典とを関連付ける制御とが、別々のサーバによって実行されてもよい。
【0399】
<第5変形例(2)>
第5変形例(1)では、第2情報に関連するユーザとして、第1ユーザが例示されていたが、本開示はこれに限定されない。
第5変形例(2)では、制御部11は、コミュニティサイトの管理ユーザを、特典に関連付けてもよい。
【0400】
管理ユーザに特典を関連付ける、とは、限定ではなく例として、管理ユーザが所有する端末20の識別情報、その端末20に紐付けられている管理ユーザの識別情報(限定ではなく、ユーザID等)と、特典とを関連付けることであってもよい。管理ユーザに特典を関連付ける、とは、限定ではなく例として、管理ユーザが特典を受け取り可能な状態すること(例えば、管理ユーザに特典の情報を通知すること、管理ユーザに特典を送付すること等)であってもよい。
【0401】
コミュニティサイトの管理ユーザは、コミュニティサイトを管理するユーザであり、限定ではなく例として、コミュニティサイトの作成者であってもよいし、なくてもよい。また、コミュニティサイトの管理ユーザは、限定ではなく例として、第5変形例(1)の第1ユーザと同一人物であってもよいし、なくてもよい。
【0402】
例えば、コミュニティサイトの管理ユーザを特典に関連付ける場合、限定ではなく例として、
図45に示すステップS904の処理における「第1ユーザ」が「第1ユーザおよび管理ユーザ」または「管理ユーザ」に置き換わってもよい。
【0403】
<第5変形例(2)の効果>
以上のように構成された第5変形例(2)では、制御部11は、コミュニティサイトの管理ユーザを、特典に関連付ける。
【0404】
このような構成による効果の一例として、コミュニティサイトの紹介にもなり得る第2情報を、未参加ユーザが閲覧することに伴い、広告の報酬を管理ユーザが得ることができるので、コミュニティサイトの紹介による参加ユーザの増加の利益と、広告情報による報酬の利益との両方を管理ユーザが得ることができる。すなわち、管理ユーザが得られる利益効果を高めることができる。
【0405】
<第5変形例(3)>
上記の変形例では、第1ユーザ、管理ユーザに特典が関連付けられていたが、本開示はこれに限定されない。
第5変形例(3)では、制御部11は、第2情報に基づく入力情報に対して情報を入力した第2ユーザに、特典を関連付けてもよい。
【0406】
第2ユーザに特典を関連付ける、とは、限定ではなく例として、第2ユーザが所有する端末20の識別情報、その端末20に紐付けられている第2ユーザの識別情報(限定ではなく、ユーザID等)と、特典とを関連付けることであってもよい。第2ユーザに特典を関連付ける、とは、限定ではなく例として、第2ユーザが特典を受け取り可能な状態すること(例えば、第2ユーザに特典の情報を通知すること、第2ユーザに特典を送付すること等)であってもよい。
【0407】
第2ユーザは、限定ではなく例として、第2情報として選択された情報を入力したユーザであってもよい。つまり、第2ユーザは、限定ではなく例として、上記の第1ユーザによって選択された入力情報をコミュニティサイトで入力したユーザであってもよい。また、第2ユーザは、限定ではなく例として、入力情報と引用関係にある情報を入力したユーザであってもよい。
【0408】
例えば、第2ユーザを特典に関連付ける場合、限定ではなく例として、
図45に示すステップS904の処理における「第1ユーザ」が「第1ユーザおよび第2ユーザ」、「第1ユーザ、管理ユーザおよび第2ユーザ」または「管理ユーザおよび第2ユーザ」に置き換わってもよい。
【0409】
<第5変形例(3)の効果>
以上のように構成された第5変形例(3)では、制御部11は、第2情報に基づく入力情報に対して情報を入力した第2ユーザに、特典を関連付ける。
【0410】
このような構成による効果の一例として、コミュニティサイトの紹介に第2ユーザの入力が用いられるので、これに対する第2ユーザの報酬を、広告情報に基づいて適切に与えることができる。
【0411】
<第5変形例(4)>
上記の変形例では、特典の分配については、特に言及されていなかったが、本開示はこれに限定されない。
第5変形例(4)では、制御部11は、第2情報に関連するユーザの役割に基づいて特典の分配率を決定してもよい。
また、分配率は、予め決定されていてもよい。
【0412】
また、
図46に示すように、記憶部15には、限定ではなく例として、分配率情報158が記憶される。
【0413】
<情報処理>
図47は、第5変形例(4)における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。左側から順に、端末Aの制御部21が実行する処理、サーバCの制御部11が実行する処理、サーバDの制御部11が実行する処理、端末Bの制御部21が実行する処理の一例をそれぞれ示している。なお、
図47における、ステップS801、ステップ901、ステップS902、ステップS903、ステップS802、ステップS803、ステップS904の処理は、
図45に示すフローチャートと同様である。
【0414】
図47に示すように、ステップS901の後、サーバ10の制御部11は、まとめ情報に関連するユーザの役割に基づいて、特典の分配率を決定する(ステップS905)。
【0415】
まとめ情報に関連するユーザの役割は、限定ではなく例として、まとめ情報の作成(上記の第1ユーザに対応する役割)、コミュニティサイトの管理(管理ユーザに対応する役割)、まとめ情報の一部の入力(第2ユーザに対応する役割)等の役割を含んでいてもよい。また、まとめ情報に関連するユーザの役割は、限定ではなく例として、まとめ情報の作成の役割のみでもよいし、まとめ情報の作成の役割およびコミュニティサイトの管理の役割の両方を少なくとも含んでいてもよい。
【0416】
制御部11の広告情報処理部113は、限定ではなく例として、記憶部15に記憶されている分配率情報158を参照して、特典の分配率を決定してもよい。
図48には、記憶部15に予め決定された分配率の一例が示されている。
【0417】
つまり、広告情報処理部113は、限定ではなく例として、
図48の分配率に従って、サーバ10の管理者に対して50%、コミュニティサイトの管理者(上記の管理ユーザ)に対して30%、まとめページの作成者に対して10%、メッセージの投稿者に対して10%(第2ユーザが複数いる場合は10%の均等配分)、のように分配率を決定してもよい。
【0418】
ステップS905の処理の後、
図45に示すフローチャートと同様に、ステップS903の処理以降の処理が行われる。ステップS803およびステップS904の後、本制御は終了する。なお、ステップS905の処理は、ステップS901の処理の後に行われているが、これに限定されず、ステップS901の処理より前に行われてもよい。
【0419】
<第5変形例(4)の効果>
以上のように構成された第5変形例(4)では、制御部11は、第2情報に関連するユーザの役割に基づいて特典の分配率を決定する。
【0420】
このような構成による効果の一例として、広告情報に対する報酬を役割に応じて決定するので、ユーザ全員が確実に報酬を得られる等、ある程度の平等性を担保した上で各ユーザの報酬を決定することができる。
【0421】
また、分配率は、予め決定されていてもよい。
【0422】
このような構成による効果の一例として、広告情報に対する報酬を、都度算出する必要がなくなるので、報酬の決定工程を簡略化することができる。
【0423】
なお、第5変形例(4)では、コミュニティサイトと第2情報とを関連付け可能なサーバ10が、分配率を決定していたが、本開示はこれに限定されず、コミュニティサイトと第2情報との関連付けを行わない別のサーバの制御部が、第2情報に関連するユーザの役割に基づいて特典の分配率を決定してもよい。つまり、限定ではなく例として、コミュニティサイトと第2情報とを関連付ける制御と、分配率を決定する制御とのそれぞれが、別々のサーバによって実行されてもよい。
【0424】
<第5変形例(5)>
第5変形例(4)では、分配率は予め決定されていたが、本開示はこれに限定されない。
第5変形例(5)では、分配率は、第2情報に関連するユーザによって決定されてもよい。
【0425】
つまり、端末20のユーザは、限定ではなく例として入出力部23を介して、分配率を設定してもよい。
【0426】
また、
図49に示すように、端末20の記憶部28には、限定ではなく例として、分配率情報285が記憶される。
【0427】
<情報処理>
図50は、第5変形例(5)における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。左側から順に、端末Aの制御部21が実行する処理、サーバCの制御部11が実行する処理、サーバDの制御部11が実行する処理、端末Bの制御部21が実行する処理の一例をそれぞれ示している。なお、
図50における、ステップS801、ステップ901、ステップS902、ステップS802、ステップS803、ステップS903の処理は、
図45に示すフローチャートと同様である。
【0428】
図50に示すように、ステップS801の後、端末Aの制御部21は、通信部22を介して、コミュニティサイト選択された情報と、ユーザによって決定された分配率情報とをサーバ10に送信する(ステップS804)。
【0429】
具体的には、
図51に示すように、限定ではなく例として、端末20の表示部24に表示された分配率の設定画面において、管理者(管理ユーザ)、まとめページの作成者(第1ユーザ)、メッセージ投稿者(第2ユーザ)の箇所に分配率を示す数字をユーザが入力することで、分配率情報が決定されてもよい。
【0430】
図51に示される設定画面(報酬配分設定)には、広告設定の有無を選択する欄があり、この欄の白丸で示された部分を左または右に位置させることで、広告設定の有無を選択できる例が示されている。この例では、限定ではなく例として、白丸部分を左に位置させると、広告設定が有に設定され、白丸部分を右に位置させると、広告設定が無に設定されてもよい。
【0431】
また、限定ではなく例として、「自動設定」の部分がある場合、この部分をユーザが入力することで、自動的に予め決められた分配率を示す数字が表示されてもよい。また、限定ではなく例として、自動的に表示された数字を、ユーザが編集可能であってもよい。また、限定ではなく例として、分配率の設定を変更する場合、「編集」の部分をユーザが入力することで、分配率の数字を編集できるようにしてもよい。また、限定ではなく例として、ユーザが「公開」の部分を入力することで、まとめページが公開されるようにしてもよい。つまり、限定ではなく例として、まとめページ作成後、
図51等の設定画面から分配率を設定して、まとめページを公開(限定ではなく表示)するようにしてもよい。
【0432】
また、分配率を設定可能なユーザは、限定ではなく例として、コミュニティサイトの管理ユーザであってもよいし、まとめ情報を選択したユーザ(上記の第1ユーザ)であってもよい。
【0433】
サーバCで、コミュニティサイトで選択された情報と分配率情報とを受信した後、サーバCの制御部11は、ステップS901の処理を行い、受信した分配率に、特典の分配率を決定する(ステップS906)。
【0434】
ステップS906の処理の後、
図45に示すフローチャートと同様に、ステップS902の処理以降の処理が行われる。ステップS803およびステップS903の後、本制御は終了する。なお、ステップS906の処理は、ステップS901の処理の後に行われているが、これに限定されず、ステップS901の処理より前で行われてもよい。
【0435】
<第5変形例(5)の効果>
以上のように構成された第5変形例(5)では、分配率は、第2情報に関連するユーザによって決定される。
【0436】
このような構成による効果の一例として、ユーザ間による協議、特定のユーザの貢献度を考慮した分配率を設定することができるので、分配率設定における自由度を向上させることができる。
【0437】
なお、第2情報に関連するユーザによる分配率の決定は、限定ではなく例として、コミュニティサイトの管理ユーザの承認を必要としてもよいし、必要としなくてもよい。
【0438】
また、まとめページの作成者(第1ユーザ)が、自身の投稿したメッセージを積極的に選択して、第1ユーザの分配率を高めようとする可能性もあるので、
図52に示すように、限定ではなく例として、設定画面で設定する場合において、管理ユーザの承認を得る際に、まとめページの作成者(第1ユーザ)と、メッセージ投稿者(第2ユーザ)とが同一人物であることが他のユーザにわかるようにしてもよい。
図52には、メッセージ投稿者の下に「(まとめページ作成者)」と表記されることで、メッセージ投稿者がまとめページ作成者と同一人物であることが他のユーザにわかるようにする例が示されている。
【0439】
<第5変形例(6)>
第2情報が掲載されたまとめページは、一度作成された後、コミュニティサイトで新たに話題になった情報等が追加されて、更新されていく場合がある。第5変形例(4)、(5)では、追加された情報についての分配について言及されていないが、本開示はこれに限定されない。
第5変形例(6)では、制御部11(広告情報処理部113)は、第2情報が更新された場合、第2情報の追加情報を入力した第3ユーザに、追加情報に基づく追加特典を関連付けてもよい。
【0440】
<情報処理>
図53は、第5変形例(6)における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。左側から順に、端末Aの制御部21が実行する処理、サーバCの制御部11が実行する処理、サーバDの制御部11が実行する処理、端末Bの制御部21が実行する処理の一例をそれぞれ示している。
【0441】
図53に示すように、端末Aの制御部21は、通信部22により、更新されたコミュニティサイトの情報をサーバCに送信する(ステップS805)。
【0442】
更新されたコミュニティサイトの情報を受信すると、サーバCの制御部11は、更新された情報を、まとめ情報としてまとめ、まとめ情報と広告情報とを関連付ける制御を実行する(ステップS907)。そして、サーバDの制御部11は、広告情報を端末Bに送信し(ステップS908)、サーバCの制御部11は、更新されたまとめ情報を端末20に送信する(ステップS909)。
【0443】
更新されたまとめ情報と広告情報とを受信すると、端末Bの制御部21は、更新されたまとめ情報と広告情報とを端末Bの表示部24に表示し(ステップS806)、広告情報を表示したことを示す情報をサーバCに送信する(ステップS807)。広告情報を表示したことを示す情報を受信すると、サーバCの制御部11は、第3ユーザに追加特典を関連付ける(ステップS910)。
【0444】
第3ユーザに追加特典を関連付ける、とは、限定ではなく例として、第3ユーザが所有する端末20の識別情報、その端末20に紐付けられている第3ユーザの識別情報(限定ではなく、ユーザID等)と、特典とを関連付けることであってもよい。第3ユーザに追加特典を関連付ける、とは、限定ではなく例として、第3ユーザが追加特典を受け取り可能な状態すること(例えば、第3ユーザに追加特典の情報を通知すること、第3ユーザに追加特典を送付すること等)であってもよい。
【0445】
第3ユーザは、限定ではなく例として、更新前のまとめ情報にない情報であって、まとめ情報が更新された後において、新たに追加された情報(追加情報)をコミュニティサイトに入力したユーザであってもよい。
【0446】
追加情報は、限定ではなく例として、更新前の第2情報が選択された後に、コミュニティサイトに入力された情報であってもよいし、なくてもよい。また、追加情報は、限定ではなく例として、更新前の第2情報が選択される前から、コミュニティサイトに入力された情報であるが、その後、盛況度合いの増加した情報であってもよいし、なくてもよい。
【0447】
追加特典は、限定ではなく例として、第5変形例(4)、(5)の特典から追加で発生した特典であってもよいし、なくてもよい。また、追加特典は、限定ではなく例として、第5変形例(4)、(5)の特典から追加された分のみであってもよいし、なくてもよい。
【0448】
ステップS807およびステップS910の後、本制御は終了する。
【0449】
<第5変形例(6)の効果>
以上のように構成された第5変形例(6)では、制御部11は、第2情報が更新された場合、第2情報の追加情報を入力した第3ユーザに、追加情報に基づく追加特典を関連付ける。
【0450】
第2情報は、一度作成された後、更新されないと、いつまでも過去の情報が掲載され続けることになるので、コミュニティサイト内の話題の盛況度合いに応じて、その都度更新されていくことが好ましく、追加された情報に関連するユーザに対しても広告情報の恩恵を受けることが好ましい。
【0451】
そこで、第5変形例(6)の構成による効果の一例として、追加情報に対して、追加特典が発生するので、追加情報を入力した第3ユーザに対して、適切に報酬を与えることができる。
【0452】
<第5変形例(7)>
第5変形例(6)では、追加特典についての分配について、特に言及されていないが、本開示はこれに限定されない。
第5変形例(7)では、制御部11は、追加特典の分配率を、第1ユーザと第3ユーザとを含む、分配者全員に対して均等にしてもよい。
【0453】
この場合、分配者が、限定ではなく例として、サーバの管理者、コミュニティサイトの管理者(管理ユーザ)、まとめページの作成者(第1ユーザ)、更新前のメッセージの投稿者(第2ユーザ)、追加メッセージの投稿者(第3ユーザ)の、計5人、存在する場合、追加特典の分配率が各分配者に対して20%となる。
【0454】
また、サーバの管理者の分配率が固定されている場合は、限定ではなく例として、サーバ10の管理者の分配率を100%から差し引いた値を均等に分配してもよい。例えば、限定ではなく例として、サーバの管理者の分配率が50%に固定されたいた場合、残りの50%を、コミュニティサイトの管理者、まとめページの作成者、更新前のメッセージの投稿者、追加メッセージの投稿者の、計4人(1人当たり12.5%)で分配するようにしてもよい。
【0455】
なお、更新前のまとめ情報に対する特典は、限定ではなく例として、追加メッセージの投稿者以外の4人には別途支払われていてもよい。
【0456】
<第5変形例(7)の効果>
以上のように構成された第5変形例(7)では、制御部11は、追加特典の分配率を、第1ユーザと第3ユーザとを含む、分配者全員に対して均等にする。
【0457】
このような構成による効果の一例として、追加で発生した追加特典の分配率を都度計算する必要がなくなるので、追加特典の分配率の決定方法を簡略化することができる。
【0458】
<第5変形例(8)>
第5変形例(7)では、追加特典の分配率が、分配者全員に対して均等であったが、本開示はこれに限定されない。
第5変形例(8)では、制御部11は、追加情報を入力した第3ユーザと、追加情報の追加前から第2情報に選択された情報を入力した第4ユーザとで、追加特典の分配率の重み付けを変更してもよい。
【0459】
第4ユーザは、限定ではなく例として、更新される前のまとめページに掲載されたメッセージを入力したユーザであってもよい。また、第4ユーザが入力した情報は、限定ではなく例として、追加情報の追加後においても引き続き、まとめ情報として選択されていてもよし、されなくてもよい。
【0460】
例えば、追加情報は、限定ではなく例として、更新前のまとめページが掲載された後に、盛況度合いが増したメッセージ、または、最新の情報を含むメッセージである可能性があるので、この場合、追加特典において、限定ではなく例として、分配率の重み付けを高くするように設定されてもよいし、されなくてもよい。
【0461】
例えば、限定ではなく例として、追加メッセージの投稿者の分配率が更新前のメッセージ投稿者の分配率よりも高くなるように分配率の重み付けを設定してもよい。例えば、第3変形例(7)のような、ともに20%(合計40%)に設定されていた例に対して、限定ではなく例として、追加メッセージの投稿者の分配率を22%、更新前のメッセージの投稿者の分配率を18%としてもよい。
【0462】
<第5変形例(8)の効果>
以上のように構成された第5変形例(8)では、制御部11は、追加情報を入力した第3ユーザと、追加情報の追加前から第2情報に選択された情報を入力した第4ユーザとで、追加特典の分配率の重み付けを変更する。
【0463】
このような構成による効果の一例として、追加情報の内容に応じて分配率の重み付けを変更することで、メッセージを投稿したユーザの平等性を担保することができる。具体的には、追加情報は、追加前の情報よりも新しい情報であるので、このような場合において分配率の重み付けを追加情報の方を高くすることで、新たな情報に関するユーザに対して得られる報酬を適切に設定することができる。
【0464】
<第5変形例(9)>
第5変形例(8)では、追加特典の分配率の重み付けを、追加情報を入力した第3ユーザの分配率が第4ユーザの分配率よりも高くなるように設定する例が示されていたが、本開示はこれに限定されない。
第5変形例(9)では、制御部11は、第3ユーザの分配率を第4ユーザの分配率よりも低くしてもよい。
【0465】
例えば、更新前のまとめページに掲載され、かつ、更新後のまとめページにも掲載されるメッセージは、継続してまとめページに掲載され続けるものであるので、限定ではなく例として、コミュニティサイトにおける話題の根幹をなし、価値が高いものである可能性がある。
【0466】
そのため、限定ではなく例として、追加特典の分配率の重み付けを、追加情報を入力した第3ユーザの分配率が第4ユーザの分配率よりも低くなるように設定してもよいし、しなくてもよい。
【0467】
例えば、第3変形例(7)のような、ともに20%(合計40%)に設定された例に対して、限定ではなく例として、追加メッセージの投稿者の分配率を18%、更新前のメッセージの投稿者の分配率を22%としてもよい。
【0468】
<第5変形例(9)の効果>
以上のように構成された第5変形例(9)では、制御部11は、第3ユーザの分配率を第4ユーザの分配率よりも低くする。
【0469】
このような構成による効果の一例として、継続して第2情報として選択された情報の価値を考慮した分配率の設定を行うことができる。具体的には、継続して第2情報として選択された情報の価値に対して、分配率を上乗せすることで、この情報に関するユーザに対して得られる報酬を適切に設定することができる。
【0470】
なお、第5変形例(6)、(7)、(8)、(9)で示される追加特典は、限定ではなく例として、第5変形例(4)、(5)の特典に含まれていてもよい。追加特典が、第5変形例(4)、(5)の特典に含まれる場合、追加情報に関する分配率は、追加情報が掲載された期間、貢献度等を、追加情報が掲載される前と比較して、決定されるようにしてもよいし、しなくてもよい。
【0471】
例えば、追加情報が追加される前の追加前情報の掲載期間が、追加情報の掲載期間の2倍の日数である場合、追加前情報に対応する特典の分配率は、限定ではなく例として、追加情報に対応する特典の分配率の2倍としてもよい。
【0472】
<第5変形例(10)>
第5実施形態等では、第2情報とともに広告情報が表示されていたが、第2情報を閲覧する前に広告情報が表示されることを予めユーザに知らせることができると、ユーザにとって利便性が向上すると考えられる。
第5変形例(10)では、サーバ10の通信部14(広告情報送信部143)は、広告情報が表示されることを示す情報を端末20に送信し、第2情報を表示するための情報と、広告情報が表示されることを示す情報とが端末20に表示されてもよい。
【0473】
<情報処理>
図54は、第5変形例(10)における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。左側から順に、端末Aの制御部21が実行する処理、サーバCの制御部11が実行する処理、サーバDの制御部11が実行する処理、端末Bの制御部21が実行する処理の一例をそれぞれ示している。
図54におけるにおける、ステップS801、ステップS901、ステップS902、ステップS903、ステップS802の処理は、
図42に示すフローチャートと同様である。
【0474】
まず、
図54に示すように、ステップS903の後、サーバCの制御部11は、まとめ情報を表示するための情報と、広告情報が表示されることを示す情報とを端末Bに送信する(ステップS911)。
【0475】
広告情報が表示されることを示す情報は、限定ではなく例として、まとめ情報が表示されるウェブサイトまたはアプリケーションへアクセス可能なリンクが表示されたウェブサイトまたはアプリケーションに表示されてもよい。広告情報が表示されることを示す情報は、
図10A等に示される第2情報を表示するための情報(
図10Aの「まとめ情報」の部分)を、タップまたはクリック等の入力操作をした際に広告情報が表示されることをユーザが認識可能な情報であってもよいし、なくてもよい。
【0476】
例えば、
図55には、第2情報を表示するための情報(
図55の「まとめ情報」の部分)が表示されるウェブサイトまたはアプリケーションに、限定ではなく例として、「広告が表示されます」等のような情報が、広告情報が表示されることを示す情報として、表示されてもよいし、されなくてもよい。また、
図55の例では、「広告が表示されます」と表示されていたが、これに限定されず、「プロモーションを含みます」等、広告に関する情報が表示されることをユーザが認識できる情報が端末20に表示されてもよい。
【0477】
まとめ情報を表示するための情報および広告情報が表示されることを示す情報を端末Bで受信すると、端末Bの制御部21は、ステップS802の処理を行い、まとめ情報を表示するための情報および広告情報が表示されることを示す情報を表示部24に表示する(ステップS808)。
【0478】
ステップS808およびステップS911の後、本制御は終了する。なお、
図54に示されるフローチャートの制御は、端末A、サーバC、サーバD、端末Bとの間で行われる制御であったが、本開示はこれに限定されず、端末AとサーバC、サーバDとの間で行われる制御であってもよい。この場合、ステップS911の処理が端末Aに対して行われ、端末Aでは、ステップS808の処理が行われる。
【0479】
<第5変形例(10)の効果>
以上のように構成された第5変形例(10)では、サーバ10の通信部14(広告情報送信部143)は、広告情報が表示されることを示す情報を端末20に送信し、第2情報を表示するための情報と、広告情報が表示されることを示す情報とが端末20に表示される。
【0480】
このような構成による効果の一例として、第2情報を閲覧する際に、広告情報が表示されることをユーザに予め知らせることができる。その結果、ユーザが広告情報を閲覧した結果、ユーザに役立つ情報が得られる可能性も生じ得るため、ユーザおよび広告主の両者が利益を受けることができる。
【0481】
また、ユーザによっては、広告情報を閲覧したくないユーザもいるため、そのユーザにとっては、広告情報が表示されることを知った上で、第2情報を閲覧することができる。例えば、広告情報が表示されることを知らずに、第2情報を閲覧した際に、突然広告情報が表示されることに不快感を覚える可能性があるが、第5変形例(10)では、広告情報が表示されることを知った上で、ユーザが第2情報を閲覧するので、上記の不快感を覚えることを抑制することができる。
【0482】
<その他>
なお、上記の特典の分配率は、予め最低比率が設定されていてもよい。
【0483】
このようにすることで、例えばユーザが分配率を設定する際に、極めて微小な値に分配率を設定することを抑制することができる。
【0484】
また、第5実施形態等では、1つのサーバによって、まとめ情報と広告情報とを関連付ける制御、まとめ情報を端末に送信する制御等(第5変形例(1)では、第2情報に関連するユーザに特典を関連付ける制御も含まれ、第5変形例(4)では、特典の分配率を決定する制御も含まれる)が行われていたが、本開示はこれに限定されず、例えば、各制御が、別々のサーバによって行われてもよい。具体的には、限定ではなく例として、第1のサーバが、まとめ情報と広告情報とを関連付ける制御を行い、第2のサーバに関連付けた情報を送信し、第2のサーバが、受信したまとめ情報を端末に送信し、第3のサーバが第2情報に関連するユーザに特典を関連付ける制御を行うようにしてもよい。
【0485】
<第6実施形態>
第5実施形態の各変形例では、第2情報に関連するユーザに特典を受け取る権利が生じるが、特典の受け取りについて通知するようにしてもよい。
第6実施形態では、サーバ10の制御部11は、第2情報に関連するユーザのうち、広告情報に基づく特典を受け取るための情報がない第5ユーザに対して、特典を受け取る権利があることを示す通知情報を送信する制御を行ってもよい。
【0486】
つまり、サーバ10が口座情報(限定ではなく広告情報に基づく特典を受け取るための情報の一例)を把握してないユーザに対して、特典を受け取る権利があることを知らせるようにしてもよい。
第6実施形態の記載内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0487】
<情報処理>
図56は、第6実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。左側から順に、端末Aの制御部21が実行する処理、サーバ10の制御部11が実行する処理、端末Bの制御部21が実行する処理の一例をそれぞれ示している。
【0488】
図56に示すように、端末Aの制御部21は、広告情報を端末20に表示したら、広告情報を表示したことを示す情報をサーバ10に送信する(ステップS1001)。
【0489】
広告情報を表示したことを示す情報は、限定ではなく例として、サーバ10が、広告情報が表示されたまとめ情報を識別できる情報(限定ではなく例として、まとめ情報を示すID情報、まとめ情報のURL等)であってもよい。
【0490】
広告情報を表示したことを示す情報をサーバ10が受信したら、サーバ10の制御部11は、広告情報に対応するまとめ情報の第5ユーザを判別し(ステップS1101)、第5ユーザに通知情報を送信する(ステップS1102)。
【0491】
第5ユーザは、限定ではなく例として、第5実施形態等における、コミュニティサイトの管理者(管理ユーザ)、まとめページの作成者(第1ユーザ)、メッセージ投稿者(第2ユーザ)、追加メッセージの投稿者(第3ユーザ)等、まとめ情報に関連するユーザのうち、広告情報に基づく特典を受け取るための情報をサーバ10が認識していないユーザであってもよい。そのため、限定ではなく例として、コミュニティサイトの管理者、まとめページの作成者であっても、広告情報に基づく特典を受け取るための情報をサーバ10が認識していない場合は、第5ユーザに該当してもよい。
【0492】
通知情報は、限定ではなく例として、特典を受け取る権利があることを示す通知であってもよい。通知情報は、限定ではなく例として、広告情報に基づく特典を受け取る権利があることをユーザが認識できるようにユーザの端末20に表示可能な情報であってもよい。例えば、通知情報は、限定ではなく例として、ユーザのコミュニティサイトのアカウント宛のメッセージ情報、ユーザのメールアドレス宛の電子メール情報、ユーザが入室可能なチャットルームで閲覧可能なチャット等であってもよい。
【0493】
また、通知情報は、限定ではなく例として、広告情報に基づく特典を受け取るための情報をサーバ10に認識させることを促す通知であってもよい。
【0494】
広告情報に基づく特典を受け取るための情報は、限定ではなく例として、広告情報によって発生した特典をユーザが利用可能な態様で受け取ることを可能にする情報であってもよい。広告情報に基づく特典を受け取るための情報は、限定ではなく例として、現金、仮想通貨を振り込み可能な金融機関の口座情報であってもよいし、ユーザが特典を直接的または間接的に受け取り可能な建物の住所情報等であってもよい。広告情報に基づく特典を受け取るための情報は、限定ではなく例として、特典に関連する電子情報をユーザが自身のID、パスワードによってログイン可能なウェブサイトに関連する情報(例えば、上記のID情報等)であってもよい。
【0495】
なお、
図56における端末Bが、第5ユーザの端末として記載されているが、これに限定されず、他の第5ユーザの端末に、通知情報が送信されてもよいし、されなくてもよい。
【0496】
通知情報を受信したら、端末Bの制御部21は、通知情報を表示部24に表示する(ステップS1002)。
【0497】
例えば、
図57に示すように、ユーザ宛に、まとめ情報の収益の発生についての通知がなされ、収益の受取口座の設定の手続を促される。
図57には、ユーザのメールアドレス宛の電子メールが例示されており、電子メールには、ユーザがログインすることでアクセス可能なマイページで、収益の受取口座設定の手続をすることを促す旨が記載されている。
【0498】
ステップS1002およびステップS1102の後、本制御は終了する。なお、ステップS1101の処理で、第5ユーザが存在しない場合、ステップS1101の処理はスキップされてもよい。
【0499】
<第6実施形態の効果>
以上のように構成された第6実施形態では、サーバ10の制御部11は、第2情報に関連するユーザのうち、広告情報に基づく特典を受け取るための情報がない第5ユーザに対して、特典を受け取る権利があることを示す通知情報を送信する制御を行う。
【0500】
このような構成による効果の一例として、広告情報に基づく特典の発生を第5ユーザに対して速やかに認識させることができる。その結果、広告情報に基づく特典を受け取るための手続等を行うことに第5ユーザを仕向けることができる。
【0501】
<第6変形例(1)>
第6実施形態では、特典の受け取り期限等について特に言及されていないが、本開示はこれに限定されない。
第6変形例(1)では、通知情報は、特典の受け取り期限までに第5ユーザに対して、特典を受け取るための情報の設定に関する情報を含んでいてもよい。
【0502】
特典の受け取り期限は、限定ではなく例として、現金、仮想通貨等の口座振り込み日、クーポン券等の現物の発送日等であってもよいし、なくてもよい。また、特典の受け取り期限は、限定ではなく例として、1月毎、半年毎のように、広告情報が表示される一定期間毎に設定されていてもよいし、されていなくてもよい。
【0503】
特典を受け取るための情報の設定に関する情報は、限定ではなく例として、特典を受け取るための情報の設定を促す情報、等、特典を受け取るための情報の設定が必要であることを第5ユーザに認識させることができる情報である限り、どのような情報であってもよい。
【0504】
例えば、
図58に示すように、限定ではなく例として、
図57に示す通知に特典の受け取り期限の情報を併記するようにしてもよい。
図58には、受け取り期限である「○○年△月××日」までに設定されない場合、収益を受け取れなくなることをユーザに通知する例が示されている。また、限定ではなく例として、
図57に示す通知とは別に、特典の受け取り期限の情報に関する通知を行うようにしてもよいし、しなくてもよい。
【0505】
<第6変形例(1)の効果>
以上のように構成された第6変形例(1)では、通知情報は、特典の受け取り期限までに第5ユーザに対して、特典を受け取るための情報の設定に関する情報を含む。
【0506】
このような構成による効果の一例として、特典を受け取り期限までに、特典を受け取るための情報の設定が必要であることを第5ユーザに認識させることができる。その結果、第5ユーザに特典を受け取るための情報の設定を仕向けることができ、ひいては第5ユーザに特典を確実に受け取らせることができる。
【0507】
<第6変形例(2)>
第6実施形態等では、広告情報に基づく収益の詳細については言及されていなかったが、本開示はこれに限定されない。
第6変形例(2)では、サーバ10の制御部11は、広告情報に基づく収益情報に関する情報を端末20に送信する制御を行ってもよい。
【0508】
つまり、ユーザに対して、広告情報に基づく収益の詳細が通知されてもよい。
【0509】
<情報処理>
図59は、第6変形例(2)における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。左側から順に、端末20の制御部21が実行する処理、サーバ10の制御部11が実行する処理の一例をそれぞれ示している。
【0510】
図59に示すように、端末20の制御部21は、広告情報を表示したことを示す情報をサーバ10に送信する(ステップS1001)。広告情報を表示したことを示す情報を受信したら、サーバ10の制御部11は、広告情報に基づく収益情報に関する情報を端末20に送信する(ステップS1103)。
【0511】
広告情報に基づく収益情報に関する情報は、限定ではなく例として、広告情報に対して、どの程度の収益が発生したかを示す情報であってもよい。広告情報に基づく収益情報に関する情報は、限定ではなく例として、まとめ情報において発生した全体の収益と、まとめ情報に関連するユーザに対して発生する収益とが含まれてもよい。
【0512】
また、広告情報に基づく収益情報に関する情報は、限定ではなく例として、1月毎、半年毎のように、広告情報が表示される一定期間毎に、ユーザに通知されてもよいし、されなくてもよい。
【0513】
広告情報に基づく収益情報に関する情報を受信したら、端末20の制御部21は、広告情報に基づく収益情報に関する情報を表示部24に表示する(ステップS1003)。
【0514】
例えば、1つのコミュニティサイトに対して、まとめページA、まとめページB、まとめページCが作成されていたとする。この場合、例えば
図60Aに示すように、まとめページの作成者には、限定ではなく例として、まとめページ毎の、全体の収益、まとめページ作成者の収益が記載された通知がされてもよい。
【0515】
また、例えば
図60Bに示すように、コミュニティサイトの管理者にも同様に、限定ではなく例として、まとめページ毎の、全体の収益、まとめページ作成者の収益が記載された通知がされてもよい。
【0516】
また、例えば
図60Cに示すように、まとめページに選択されたメッセージ投稿者の1人にも同様に、限定ではなく例として、まとめページ毎の、全体の収益、まとめページ作成者の収益が記載された通知がされてもよい。
【0517】
ステップS1003およびステップS1102の後、本制御は終了する。
【0518】
<第6変形例(2)の効果>
以上のように構成された第6変形例(2)では、サーバ10の制御部11は、広告情報に基づく収益情報に関する情報を端末20に送信する制御を行う。
【0519】
このような構成による効果の一例として、第2情報に関連するユーザが、第2情報において、どの程度の収益が発生しているかを把握することができる。その結果、ユーザが、収益の出所を正確に把握することができる。
【0520】
<第6変形例(3)>
第6変形例(2)では、収益がどのくらいあるかを示す情報が端末20に送信されていたが、本開示はこれに限定されない。
第6変形例(3)では、収益情報に関する情報は、端末20のユーザに対する収益情報に基づく還元率の情報を含んでもよい。
【0521】
例えば、
図61には、限定ではなく例として、
図60Aの情報に還元率の欄が追加された例が示されている。つまり、限定ではなく例として、まとめページ毎の収益情報に加えて、全体に対する還元率の情報が加えられてもよい。
【0522】
還元率は、限定ではなく例として、全体の収益に対する、対象のユーザの収益の割合を%で示されていてもよいし、されなくてもよい。
【0523】
<第6変形例(3)の効果>
以上のように構成された第6変形例(3)では、収益情報に関する情報は、端末20のユーザに対する収益情報に基づく還元率の情報を含む。
【0524】
このような構成による効果の一例として、ユーザが、第2情報全体に対してどの程度還元されているかを容易に把握することができる。
【0525】
その結果、例えば、還元率の高いまとめページ(限定ではなく第2情報の一例)の紹介活動を活発化させる(例えば、ソーシャルネットワークサービス等で拡散する等)意欲をユーザにかき立てることができ、ひいては、コミュニティサイトの繁栄に寄与することができる。
【0526】
<第6変形例(4)>
第6変形例(3)では、収益情報に関する情報は還元率の情報を含んでいたが、本開示はこれに限定されない。
第6変形例(4)では、収益情報に関する情報は、収益に対する貢献度の情報を含んでいてもよい。
【0527】
図62に示すように、貢献度は、限定ではなく例として、「高」、「中」、「低」のように、複数のレベルで示されていてもよいし、されなくてもよい。
図62では、まとめページAに対して、貢献度が「高」であり、還元率が最も高い20%に設定され、まとめページBに対して、貢献度が「中」であり、還元率が10%に設定され、まとめページCに対して、貢献後が「低」であり、還元率が5%に設定されている例が示されている。
【0528】
<第6変形例(4)の効果>
以上のように構成された第6変形例(4)では、収益情報に関する情報は、収益に対する貢献度の情報を含む。
【0529】
このような構成による効果の一例として、ユーザが全体に対してどの程度貢献しているかを容易に把握することができる。
【0530】
その結果、例えば、貢献度の低いまとめページにおいて、貢献度を上げる活動(例えば、まとめページの紹介活動の活発化等)を行うこと、また、貢献度の高いまとめページにおいて、収益をさらに上げる活動(例えば、まとめページの紹介活動の活発化等)を行うこと、等をユーザに積極的に行わせることに繋がり、ひいては、コミュニティサイトの繁栄に寄与することができる。
【0531】
<第6変形例(5)>
第6変形例(5)では、収益情報に関する情報は、入力情報と引用関係にある情報に関する情報を含んでいてもよい。
【0532】
図63には、メッセージ投稿者(入力情報を入力したユーザ)に対する、収益情報に関する情報が例示されている。
図63には、「メッセージ引用あり」の欄が追加されている。
【0533】
例えば、メッセージ投稿者のメッセージは、まとめページAおよびまとめページCでは、引用関係にある情報がなく、まとめページBでは、引用関係にある情報があったとする。この場合、引用関係にある情報がない、まとめページAおよびまとめページCでは、還元率が10%となっており、引用関係にある情報がある、まとめページBでは、還元率が12%となっている。
【0534】
図63の例のように、メッセージ引用があるメッセージについては、限定ではなく例として、引用されたメッセージについては、比較的注目度、関心度が高いメッセージであるとして、還元率を、引用されていないメッセージよりも高くなるように設定されてもよい。
【0535】
また、例えば、第2変形例(7)のように、メッセージと引用関係にあるメッセージがまとめ情報に含まれる場合、引用関係にあるメッセージにも、収益が発生することが考えられる。この場合、限定ではなく例として、引用関係にあるメッセージの収益分を、引用されたメッセージの収益から差し引いてもよい。
【0536】
<第6変形例(5)の効果>
以上のように構成された第6変形例(5)では、収益情報に関する情報は、入力情報と引用関係にある情報に関する情報を含む。
【0537】
このような構成による効果の一例として、引用関係にある情報に関する情報が明記されることにより、引用関係にある情報の有無によって、還元率の違いがあることを容易に把握することができる。
【0538】
<その他の実施形態>
また、上記の各実施形態における、コミュニティサイトには、チャットルーム、ソーシャルネットワークサービスのコミュニティ、電子掲示板、動画サイトのコミュニティの何れか1つが含まれていてもよい。
【0539】
ここで、コミュニティサイトにおいて、例えば、チャットルームにおける適用例について説明する。チャットルームとは、サーバ10が提供するメッセージングサービスにおいて、メッセージングサービスを利用するユーザ同士によって、送受信された情報をユーザの端末に表示可能にするユーザインターフェースである。
【0540】
チャットルームは、基本的にはサーバ10が提供するメッセージングサービスにおいて互いに認識しているユーザ間で双方の了承のもとで形成されるが、不特定多数のユーザが自由に参加することができるチャットルームを形成することもできる。このような不特定多数のユーザが自由に参加することができるチャットルームをオープンチャットと呼称することもある。
【0541】
オープンチャットとは、複数のユーザが、匿名で参加することが可能なグループチャットである。ここでいう匿名で参加とは、メッセージングサービスを提供するサーバ10において、登録しているユーザ名とは異なるユーザ名でチャットルームに参加できることを意味する。オープンチャットは、誰でも参加が可能である反面、匿名性が高く、メッセージの内容についての信憑性の判断がつきにくいという側面を有する。
【0542】
このようなオープンチャットには、ユーザ自身がそのオープンチャットの存在を認識して(限定ではなく一例として、宣伝広告などで宣伝商品に関連するオープンチャットがあることやそのオープンチャットへの参加方法が記載された記事を確認することによって認識する)、自身で参加したり、チャットルームに参加している他のユーザからの招待を受けて参加したりすることができる。
【0543】
オープンチャットの存在は、例えば、ユーザがキーワードを用いて検索する、ユーザがカテゴリーを選択して検索する、他のユーザから二次元コードやURLを取得する、ことにより、ユーザに認識される。また、オープンチャットには、参加フリーのチャットルーム、管理者の承認が必要なチャットルーム、パスワードが設定されたチャットルーム等が存在する。参加フリーのチャットルームには、ユーザが自由に参加することができる。管理者の承認が必要なチャットルームには、管理者の承認を得ることでユーザが参加することができる。例えば、管理者が設定した質問に回答して、管理者が参加を承認することで、ユーザがそのチャットルームに参加が可能となる。パスワードが設定されたチャットルームには、ユーザがパスワードを入力することにより、参加が可能となる。パスワードは、管理者等によって設定されている。
【0544】
ユーザは、チャットルームを開くことにより、端末を介してインターネット上で他のユーザと対話することが可能となる。例えば、コンテンツに関連するチャットルームが生成されると、コンテンツを閲覧した複数のユーザが、コンテンツの内容について、チャットルーム内で感想を言い合ったり、情報交換をすることが可能となる。
【0545】
特に、オープンチャットには、軽い雑談、趣味の話題、本音で語り合いたい業界話等、チャットルーム毎にテーマが設定されるので、チャットルームに参加したユーザは、チャットルーム内の他ユーザとメッセージのやり取りが盛り上がりやすく、長期にわたり、やり取りを継続させやすくなる。
【0546】
これらのオープンチャットのうち、管理者の承認が必要なチャットルーム、パスワードが設定されたチャットルームは、参加登録をしたユーザが参加可能であるので、チャットルーム内に、どのような情報が含まれているか、参加登録をするまで確認することができない。
【0547】
例えば、第1実施形態では、
図64Aに示すように、「まとめ情報」である第2情報を閲覧することで、チャットルームの内容を参加前に確認することができる。
図64Aに示すチャットルームのテーマは、「焼肉好き集まれ」であり、まとめ情報には、主に店に関する情報が列挙されている。
【0548】
そして、ユーザは、まとめ情報の内容を確認して、チャットルーム内でどのような話がなされているかを把握した上で、チャットルームに参加するか否かについて判断することができる。ユーザがまとめ情報を参考にして、チャットルームに参加したいと判断した場合、ユーザは、「参加」の部分を操作入力して、チャットルームの管理者に参加申請を行う。
【0549】
参加申請が通った場合、
図64Bに示すように、チャットルーム内で、多数のユーザによって、チャットルームのテーマに沿った会話がされている。また、まとめ情報に選択された情報(例えば、
図64Bにおける一番上に位置するメッセージと、上から4番目に位置するメッセージ)は、端末20の画面をスクロールすることで、容易に探すことができる。
【0550】
このように、ユーザが興味を持った内容の会話がされているチャットルームを事前に確認することができるので、参加登録の申請を行いやすくすることができる。その結果、チャットルーム(オープンチャット)への参加率の向上に寄与しやすくすることができる。
【0551】
また、第2実施形態等では、
図65Aに示すように、チャットルーム内の各ユーザのメッセージが独立して存在するので、各メッセージをユーザが選択しやすい。そして、
図65Bに示すように、ユーザが選択したメッセージが浮き上がり、
図65Cに示すように、まとめページにスライドすることで、メッセージを選択することができる。
【0552】
このように、チャットルームでは、各ユーザのメッセージを選択操作しやすいので、まとめページを容易に作成することができる。その結果、チャットルームの紹介となり得るまとめページの作成が促進され、チャットルームへの参加率の向上に寄与しやすくすることができる。
【0553】
また、チャットルームは、参加登録を要することから、そのチャットルーム内で活発なメッセージのやり取りを行うことが考えられる。このようなメッセージがまとめ情報として選択される。例えば、第5実施形態等では、まとめページに広告情報が掲載されることから、このような活発なメッセージのやり取りの副産物として、特典が得られる可能性がある。その結果、特典を得た参加ユーザのモチベーション向上に繋げることができる。
【0554】
また、まとめ情報のメッセージは、チャットルーム内で、話題の中心であるメッセージであると考えられることから、そのメッセージを入力したユーザも比較的、参加頻度の高いユーザであると考えられる。まとめ情報を閲覧してチャットルームに参加した新参加ユーザは、まとめ情報のメッセージを入力したユーザを目印にして、チャットルーム内でのやり取りに加わるものと考えられるので、参加頻度の高いユーザとやり取りをすることにより、チャットルームに定着しやすくなる。その結果、チャットルームの参加人数を増大させることに寄与することができ、ひいては、チャットルームの繁栄に寄与することができる。
【0555】
本開示の実施形態を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本開示の範囲に含まれることに留意されたい。限定でなく例として、各手段、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段やステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。また、各実施形態に示す構成を適宜組み合わせることとしてもよい。
【符号の説明】
【0556】
1 通信システム
10 サーバ
11 制御部
12 入出力部
13 ディスプレイ
14 通信部
15 記憶部
20 端末
21 制御部
22 通信部
23 入出力部
24 表示部
25 マイク
26 スピーカ
27 カメラ
28 記憶部
30 ネットワーク
111 サーバメイン処理部
112 関連付け処理部
113 広告情報処理部
141 通信メイン処理部
142 関連付け情報送信部
143 広告情報送信部
151 サーバメイン処理プログラム
1511 関連付け処理プログラム
1512 関連付け情報送信プログラム
1513 広告情報処理プログラム
1514 広告情報送信プログラム
152 第1情報
153 第2情報
154 第2情報を表示するための情報
155 参加情報を表示するための情報
156 広告情報
157 特典情報
158 分配率情報
211 端末メイン処理部
212 表示処理部
221 通信メイン処理部
222 情報送受信部
281 端末メイン処理プログラム
2811 表示処理プログラム
2812 情報送信プログラム
282 第1情報
283 第2情報
284 関連付け情報
285 分配率情報