知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024015786
(43)【公開日】2024-02-06
(54)【発明の名称】袋体
(51)【国際特許分類】
B65D 30/20 20060101AFI20240130BHJP
B65D 85/50 20060101ALI20240130BHJP
【ＦＩ】
B65D30/20 E
B65D85/50 100
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】ＯＬ
(21)【出願番号】P 2022118085
(22)【出願日】2022-07-25
(71)【出願人】
【識別番号】593098347
【氏名又は名称】ダイワ包材株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100098198
【弁理士】
【氏名又は名称】旦 武尚
(72)【発明者】
【氏名】松本 隆
【テーマコード（参考）】
3E035
3E064
【Ｆターム（参考）】
3E035AA11
3E035AB06
3E035BA08
3E035BB09
3E035BC02
3E035CA06
3E064AD21
3E064BA21
3E064EA30
3E064FA01
3E064HM03
(57)【要約】
【課題】
本発明は、球状又は半球状の収納物の収納ができる袋体の提供を課題とし、特に樹脂量の少ないフィルム又はシートによって半球状等の収納物を収納でき、更には袋体の封入も容易であり、簡単に封入できると共に見栄えの良い収納となる袋体の提供を課題とする。
特にハーフカットの半球状の収納物においては切断面を視認しやい収納を可能とする。
【解決手段】
底部と側辺部は封鎖しており、開口部から袋体内に収納物を収納する樹脂製のフィルム又はシートからなる袋体で、袋体の裏面に突出形成すると共に袋体内部と連通する山折りの折り込み部を有し、該山折りの折り込み部は袋体の開口部方向から袋体底部方向に向かって形成すると共に、少なくとも二列以上間隔をあけて形成しており、袋体内に収納した収納部の位置に該山折りの折り込み部を有する袋体である。
【選択図】 図１
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表裏面の樹脂製のフィルム又はシートからなる開口部（２）と底部（３）と側辺部（４）を有する袋体において、
底部（３）は封鎖しており、側辺部（４）はシールにより封鎖しており、開口部（２）から袋体内に収納物を収納する袋体であって、
袋体の裏面（１ｂ）に突出形成した山折りの折り込み部（１０）を有し、
該山折りの折り込み部（１０）は袋体内部と連通していると共に、該山折りの折り込み部（１０）は袋体の開口部方向から袋体底部方向に向かって形成しているものであって、
該山折りの折り込み部（１０）は少なくとも二列以上間隔をあけて形成している袋体であって、
袋体内に収納した収納部の位置に該山折りの折り込み部（１０）を有することを特徴とする袋体。
底部（３）は封鎖しており、側辺部（４）はシールにより封鎖しており、開口部（２）から袋体内に収納物を収納する袋体であって、
袋体の裏面（１ｂ）に突出形成した山折りの折り込み部（１０）を有し、
該山折りの折り込み部（１０）は袋体内部と連通していると共に、該山折りの折り込み部（１０）は袋体の開口部方向から袋体底部方向に向かって形成しているものであって、
該山折りの折り込み部（１０）は少なくとも二列以上間隔をあけて形成している袋体であって、
袋体内に収納した収納部の位置に該山折りの折り込み部（１０）を有することを特徴とする袋体。
【請求項2】
該山折りの折り込み部（１０）が平行に二列以上有することを特徴とする請求項１記載の袋体。
【請求項3】
該山折りの折り込み部（１０）の二列以上有する該折り込みの突出長さが同じであることを特徴とする請求項１又は２のいずれかに記載の袋体。
【請求項4】
該山折りの折り込み部（１０）の二列以上有する該折り込みの突出長さが異なるものであることを特徴とする請求項１又は２のいずれかに記載の袋体。
【請求項5】
二列以上有する該山折りの折り込み部（１０）は、少なくとも該山折りの折り込み部（１０）を三列以上有するものであって、該三列以上の該山折りの折り込み部（１０）間の間隔が同じであることを特徴とする請求項１又は２のいずれかに記載の袋体。
【請求項6】
二列以上有する該山折りの折り込み部（１０）は、少なくとも該山折りの折り込み部（１０）を三列以上有するものであって、該三列以上の該山折りの折り込み部（１０）間の間隔が異なる間隔であることを特徴とする請求項１又は２のいずれかに記載の袋体。
【請求項7】
表裏面の樹脂製のフィルム又はシートからなる開口部（２）と底部（３）と側辺部（４）を有する袋体において、
底部（３）は封鎖しており、側辺部（４）はシールにより封鎖しており、開口部（２）から袋体内に収納物を収納する袋体であって、
袋体の裏面（１ｂ）に突出形成した山折りの折り込み部（１０）を有し、
該山折りの折り込み部（１０）は袋体内部と連通していると共に、該山折りの折り込み部（１０）は袋体の開口部方向から袋体底部方向に向かって形成しているものであって、
袋体内に収納した収納部の位置に該山折りの折り込み部（１０）を有することを特徴とする袋体。
底部（３）は封鎖しており、側辺部（４）はシールにより封鎖しており、開口部（２）から袋体内に収納物を収納する袋体であって、
袋体の裏面（１ｂ）に突出形成した山折りの折り込み部（１０）を有し、
該山折りの折り込み部（１０）は袋体内部と連通していると共に、該山折りの折り込み部（１０）は袋体の開口部方向から袋体底部方向に向かって形成しているものであって、
袋体内に収納した収納部の位置に該山折りの折り込み部（１０）を有することを特徴とする袋体。
【請求項8】
袋体の表面（１a）の底部方向に袋体開封用のテープ（１１）を有することを特徴とする請求項１、２、７のいずれかに記載の袋体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、メロン等の球状のくだものや球状の野菜を半割であるハーフカットした収納物の収納に適した袋体に関する。
【背景技術】
【0002】
メロンなどの球状の果物等は、その形状に合致させた箱状の容器に該果物を収納して販売する場合が多く、この容器の多くは紙製或いはその他樹脂製等の容器をもって形成する場合が多い。
この場合、樹脂製の容器に際してはその成形に際して使用する樹脂の量が多くなるものである。
特に昨今の環境問題などの観点から簡略包装が望まれるものとなり、より少ない樹脂の量で足りるフィルム材の使用に切り替えることが望まれている。
この場合、樹脂製の容器に際してはその成形に際して使用する樹脂の量が多くなるものである。
特に昨今の環境問題などの観点から簡略包装が望まれるものとなり、より少ない樹脂の量で足りるフィルム材の使用に切り替えることが望まれている。
【0003】
例えば容器からフィルムに切り替えると使用樹脂の量は極めて大きく低減できるものであり、フィルムの使用に切り替えることが要請されている。
この場合、メロン等の球状果物に関しては、スーパーマーケット等において半割したハーフカット状で販売される場合が多い。
特に所謂ハーフ等の果物は樹脂製のトレイ上に載置して、食品用ラッピングフィルムで包み込んで店頭に置いて販売することが多い。
特に切断面を側から視認しやすいように上部に位置させて包装することとなる場合が多い。
この場合、メロン等の球状果物に関しては、スーパーマーケット等において半割したハーフカット状で販売される場合が多い。
特に所謂ハーフ等の果物は樹脂製のトレイ上に載置して、食品用ラッピングフィルムで包み込んで店頭に置いて販売することが多い。
特に切断面を側から視認しやすいように上部に位置させて包装することとなる場合が多い。
【0004】
この場合樹脂製のトレイは平皿状のものや球状形状に合致させたお椀状のトレイ等を用いて、この上に商品を載置して、更に食品用ラッピングフィルムでそれぞれ覆うこととなることから、その包装に関しては極めて手がかかるものとなる。
特に出荷の際に包装するものの他、販売店側で包装することも多く、その包装に関しても手間は極めて大きいものとなる。
従って箱状又は球状の成形容器を用いる包装よりは樹脂の使用量を大きく低減できることとなりラッピングフィルムの使用は環境面で大きな利点となる反面、この包装を行う手間は大きくなるものである。
特に出荷の際に包装するものの他、販売店側で包装することも多く、その包装に関しても手間は極めて大きいものとなる。
従って箱状又は球状の成形容器を用いる包装よりは樹脂の使用量を大きく低減できることとなりラッピングフィルムの使用は環境面で大きな利点となる反面、この包装を行う手間は大きくなるものである。
【0005】
更にトレイに関してはどうしても樹脂使用量は低減できず環境面での対応も今一歩足らないものとならざるを得ない。
更にこの方法では包装の手間のほか、トレイの費用とラッピングフィルムの費用が掛かることとなりコスト的にも大きく費用がかかることとなる。
従って樹脂製のシート地或いはフィルム地からなる袋体をもって球状特に半球状の収納物を容易に封入可能な袋体が望まれている。
更にこの方法では包装の手間のほか、トレイの費用とラッピングフィルムの費用が掛かることとなりコスト的にも大きく費用がかかることとなる。
従って樹脂製のシート地或いはフィルム地からなる袋体をもって球状特に半球状の収納物を容易に封入可能な袋体が望まれている。
【0006】
この場合収納物の量を増やす構成としては、紙製の袋体でその両側に袋体開口部から底部に亘ってその両側面にプリーツ部を形成した袋体が実登第３０９２０５４号（特許文献１）として存在する。
又、同じく袋ものとして袋体のその両側に袋体開口部から底部に亘ってその両側面に多数の蛇腹状のプリーツを形成した袋体が特開平１０-２２９９０８号（特許文献２）が存在する。
更に両側をシールして形成するフィルム製袋体であって、両側の側面部と天面部に複数の襞状の折り込みを形成したフィルム製包装袋が特開２０１４－１５２３１号（特許文献３）として存在する。
又、同じく袋ものとして袋体のその両側に袋体開口部から底部に亘ってその両側面に多数の蛇腹状のプリーツを形成した袋体が特開平１０-２２９９０８号（特許文献２）が存在する。
更に両側をシールして形成するフィルム製袋体であって、両側の側面部と天面部に複数の襞状の折り込みを形成したフィルム製包装袋が特開２０１４－１５２３１号（特許文献３）として存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】実登第３０９２０５４号
【特許文献2】特開平１０-２２９９０８号
【特許文献3】特開２０１４－１５２３１号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
以上の様に、袋体の収納物を増やすためにプリーツ部や襞状の折り込み部を形成する構成は過去にも存在している。
しかし、まず特許文献１においては袋体の両側にプリーツ部を形成して袋体の収納量を増やすことができるが、単に収納量を増やしたとしてもメロンなどの球状の収納に適するものではなく、どうしても従来通りの例えば樹脂製の箱状の包装容器に包装したうえで掛かる袋体に収納することが必要となってしまう。
このことは特許文献２に示す構成においても同じである。
しかし、まず特許文献１においては袋体の両側にプリーツ部を形成して袋体の収納量を増やすことができるが、単に収納量を増やしたとしてもメロンなどの球状の収納に適するものではなく、どうしても従来通りの例えば樹脂製の箱状の包装容器に包装したうえで掛かる袋体に収納することが必要となってしまう。
このことは特許文献２に示す構成においても同じである。
【0009】
更に特許文献３に示す構成にあっては、単に袋体の収納量を増すために両側の側面部と天面部に複数の襞状の折り込みを形成した包装袋であって、球形又は半球形状のメロンなどの果物等を収納するのには全く適していないものである。
特に本構成においては更に内容物を収納した上で両側をシール加工などすることが必要であり、果物等の生鮮品を収納するのには全く適していないものである。
特に本構成においては更に内容物を収納した上で両側をシール加工などすることが必要であり、果物等の生鮮品を収納するのには全く適していないものである。
【0010】
特に販売店舗において店頭商品の包装を必要とするメロンなどの半球状製品の包装に用いることはできないものである。
従ってトレイなどを使用しないで収納する球状収納物又は半球状収納物を見栄えよく収納できると共に、販売店などにおいて簡単かつ手軽に収納できる袋体の提供が望まれるものである。
特にコスト面でも低廉となる袋体の提供が望まれる。
従ってトレイなどを使用しないで収納する球状収納物又は半球状収納物を見栄えよく収納できると共に、販売店などにおいて簡単かつ手軽に収納できる袋体の提供が望まれるものである。
特にコスト面でも低廉となる袋体の提供が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0011】
係るため請求項１に係る発明は、表裏面の樹脂製のフィルム又はシートからなる開口部と底部と側辺部を有する袋体であって、底部は封鎖しており、側辺部はシールにより封鎖しており、開口部から袋体内に収納物を収納する袋体であり、袋体の裏面に突出形成した山折りの折り込み部を有し、該山折りの折り込み部は袋体内部と連通していると共に、該山折りの折り込み部は袋体の開口部方向から袋体底部方向に向かって形成しているものであって、該山折りの折り込み部は少なくとも二列以上間隔をあけて形成している袋体であって、袋体内に収納した収納部の位置に該山折りの折り込み部を有する袋体からなる。
また請求項２に係る発明は、前記の構成に際して、該山折りの折り込み部が平行に二列以上有する袋体である。
また請求項２に係る発明は、前記の構成に際して、該山折りの折り込み部が平行に二列以上有する袋体である。
【0012】
更に、請求項３に係る発明は該山折りの折り込み部の二列以上有する該折り込みの突出長さが同じである袋体である。
また、請求項４に係る発明は該山折りの折り込み部の二列以上有する該折り込みの突出長さが異なる袋体である。
このほか、請求項５に係る発明は二列以上有する該山折りの折り込み部が少なくとも三列以上有し、該三列の該山折りの折り込み部間の間隔が同じである袋体である。
更に請求項６に係る発明は二列以上有する該山折りの折り込み部が少なくとも三列以上有し、該三列の該山折りの折り込み部間の間隔が異なる間隔である袋体である。
また、請求項４に係る発明は該山折りの折り込み部の二列以上有する該折り込みの突出長さが異なる袋体である。
このほか、請求項５に係る発明は二列以上有する該山折りの折り込み部が少なくとも三列以上有し、該三列の該山折りの折り込み部間の間隔が同じである袋体である。
更に請求項６に係る発明は二列以上有する該山折りの折り込み部が少なくとも三列以上有し、該三列の該山折りの折り込み部間の間隔が異なる間隔である袋体である。
【0013】
また、請求項７に係る発明は表裏面の樹脂製のフィルム又はシートからなる開口部と底部と側辺部を有する袋体であって、底部は封鎖しており、側辺部はシールにより封鎖しており、開口部から袋体内に収納物を収納する袋体であって、袋体の裏面に突出形成した山折りの折り込み部を有し、該山折りの折り込み部は袋体内部と連通していると共に、該山折りの折り込み部は袋体の開口部方向から袋体底部方向に向かって形成しているものであって、袋体内に収納した収納部の位置に該山折りの折り込み部を有する袋体である。
更に請求項８に係る発明は袋体の表面の底部方向に袋体開封用のテープを有する袋体である。
更に請求項８に係る発明は袋体の表面の底部方向に袋体開封用のテープを有する袋体である。
【発明の効果】
【0014】
上記のように構成したことからまず請求項１に係る発明により、フィルムやシートを用いた袋体によって球状や半球状の収納物を収納できることとなる。
この場合シートの裏面のシートには外部に突出形成した山折りの折り込み部を形成しており、該山折りの折り込み部が球状又は半球状の膨らみのための幅をシートに形成するものとなり、シート内に膨らんだ内容物を収納できるものとなる。
特に表面には折り込み部を有していないことから平面状となり、ハーフカットの収納物を収納する際にはこの平面状のカット面表面の平面にきれいに表出させることができる。
従って袋体内内に収納した例えばハーフカットのメロンなどの切断面であるカット面を表面のシート地にきれいに表出でき、内容物の品質をより明確に確認できると共にきれいな包装を可能とするものとなる。
この場合シートの裏面のシートには外部に突出形成した山折りの折り込み部を形成しており、該山折りの折り込み部が球状又は半球状の膨らみのための幅をシートに形成するものとなり、シート内に膨らんだ内容物を収納できるものとなる。
特に表面には折り込み部を有していないことから平面状となり、ハーフカットの収納物を収納する際にはこの平面状のカット面表面の平面にきれいに表出させることができる。
従って袋体内内に収納した例えばハーフカットのメロンなどの切断面であるカット面を表面のシート地にきれいに表出でき、内容物の品質をより明確に確認できると共にきれいな包装を可能とするものとなる。
【0015】
更に山折りの折り込み部は袋体の開口部から底部方向に向かって形成していることから、袋体の開口部をより広く開口できるものとなると共に収納物の収納に際して順次袋体の幅を広げることができ、球状又は半球状の収納物の収納を容易に行うことができる。
更にこの山折りの折り込み部は、二列有していることから一の山折りの折り込み部の折り込みの深さである該折り込み部の突出長さに関しては少なくとも一の突出長さの倍の長さを担保することができ、収納時における袋体の幅をより大きくとることができることとなり半球状や球状の収納物を容易に収納できる。更に複数の折り込み部を有していることから封鎖時に開口部を閉じる際にはよりきれいにすぼめることができ、収納状態の見栄えをよりよく保つことができる。
更にこの山折りの折り込み部は、二列有していることから一の山折りの折り込み部の折り込みの深さである該折り込み部の突出長さに関しては少なくとも一の突出長さの倍の長さを担保することができ、収納時における袋体の幅をより大きくとることができることとなり半球状や球状の収納物を容易に収納できる。更に複数の折り込み部を有していることから封鎖時に開口部を閉じる際にはよりきれいにすぼめることができ、収納状態の見栄えをよりよく保つことができる。
【0016】
次に請求項２に係る発明により、山折りの折り込み部を平行に二列構成していることから、収納物の収納に際して袋体の底部方向に収納物を入れやすくできると共に見栄えの良い袋体の提供を可能とする。
更に請求項３に係る発明により、山折りの折り込み部の突出長さが同じであり、収納物の収納に際して袋内に同じ幅の空間を生じさせられることから球状や半球状の収納物の収納のし易さを生じさせることができると共に収納状態をバランスよく維持できることとなる。
更に請求項３に係る発明により、山折りの折り込み部の突出長さが同じであり、収納物の収納に際して袋内に同じ幅の空間を生じさせられることから球状や半球状の収納物の収納のし易さを生じさせることができると共に収納状態をバランスよく維持できることとなる。
【0017】
また請求項４に係る発明により、山折りの折り込み部の突出長さを異なるものとすることができ、収納物の形状に応じて収納すべき物の形状に応じた袋内の空間を生じさることができ、収納物の収納をしやすくできる。
更に請求項５に係る発明により該山折りの折り込み部が三列以上有するものであってもよく、径のより大きい球状或いは半球状の収納物を収納できると共に多数の該山折りの折り込み部によってバランスの良い袋体の開口を可能とする。更に該山折りの折り込み部間の間隔が同じであり、バランスよく開口の幅を広げることができ収納物の収納の容易化と共に収納時におけるバランスの良い収納を可能とする。
更に請求項５に係る発明により該山折りの折り込み部が三列以上有するものであってもよく、径のより大きい球状或いは半球状の収納物を収納できると共に多数の該山折りの折り込み部によってバランスの良い袋体の開口を可能とする。更に該山折りの折り込み部間の間隔が同じであり、バランスよく開口の幅を広げることができ収納物の収納の容易化と共に収納時におけるバランスの良い収納を可能とする。
【0018】
次に請求項６に係る発明により該山折りの折り込み部を三列以上有するものと共に該山折りの折り込み部間の間隔が異なる間隔であるものでもよく、収納すべきものに応じて収納時の収納性を高めることを可能とする。
又、請求項７に係る発明により袋体内に収納した収納部の位置に該山折りの折り込み部を有するものとなり、収納時において該山折りの折り込み部が広がり収納物の収納をするに際して収納物による幅広となる箇所において山折りの折り込み部有することとなり、より的確に開口を図れると共に収納物の収納ができることとなる。
更に請求項８に係る発明により袋体開封用のテープを有するものとなり、封鎖後に該テープにより袋体を切り開くことができ句収納物の取り出しを容易にするものである。
又、請求項７に係る発明により袋体内に収納した収納部の位置に該山折りの折り込み部を有するものとなり、収納時において該山折りの折り込み部が広がり収納物の収納をするに際して収納物による幅広となる箇所において山折りの折り込み部有することとなり、より的確に開口を図れると共に収納物の収納ができることとなる。
更に請求項８に係る発明により袋体開封用のテープを有するものとなり、封鎖後に該テープにより袋体を切り開くことができ句収納物の取り出しを容易にするものである。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明に係る袋体の一例を示す図。
【図3】本発明に係る袋体内にハーフカットのメロンを封入した状態を理解しやすく示した図。
【図5】本発明に係る袋体の他の一例を示す図。
【図6】本発明に係る袋体の他の一例を示す図。
【図7】本発明に係る袋体内にカットメロンを封入し、開口部を閉じた状態の一例を示す図。
【図8】本発明に係る袋体内にカットメロンを封入し、袋体開封用のテープを用いて袋体を開封した状態の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0020】
図１は、本発明に係る袋体の一例を示す図である。
まず、本図に示す袋体は樹脂製のフィルム地又はシート地からなる袋体(１)である。
本袋体の一端には袋体内部と連通する開口部（２）を有し、開口の他端には袋体の底部（３）を有している。該底部(３)は折り込んだ底部と側辺部(４)に連設する傾斜辺部（５）からなり、該傾斜辺部(５)はシールにより密封状態となっている。更にこの袋体の両側部(４)はシールによって形成されている。もとより袋体の製袋上一枚のシート又はフィルムを折り込んで底部（３）として折り、両側部（４）と傾斜辺部（５）をシール加工によって製袋しているものであり、この製袋形状に限らず略四角状の３辺をシール加工で封鎖して一片を開口（２）として残すものであっても、或いは別の折り込みによって形成した袋体であってもいずれでもよい。
まず、本図に示す袋体は樹脂製のフィルム地又はシート地からなる袋体(１)である。
本袋体の一端には袋体内部と連通する開口部（２）を有し、開口の他端には袋体の底部（３）を有している。該底部(３)は折り込んだ底部と側辺部(４)に連設する傾斜辺部（５）からなり、該傾斜辺部(５)はシールにより密封状態となっている。更にこの袋体の両側部(４)はシールによって形成されている。もとより袋体の製袋上一枚のシート又はフィルムを折り込んで底部（３）として折り、両側部（４）と傾斜辺部（５）をシール加工によって製袋しているものであり、この製袋形状に限らず略四角状の３辺をシール加工で封鎖して一片を開口（２）として残すものであっても、或いは別の折り込みによって形成した袋体であってもいずれでもよい。
【0021】
基本的には表裏面を有し、底部（５）を封鎖し、更に収納物を収納する開口部（２）を有する袋体であればよい。
尚、底部（３）に関しては説明上の開口部（２）に対向する一端を底部(３)として明示するが、これに限らず収納物を収納時に表裏面のいずれかの一面が底部として実質的に機能する袋体であってももちろんよい。
次に該袋体の表面（１ａ）側はフィルム地又はシート地の平面形状となっている。
他方袋体の裏面（１ｂ）側には外部に突出形成した山折りの折り込み部(１０)が形成されている。該山折りの折り込み部（１０）は裏面シートを山折りに折り込んで形成するいわゆる襞状形態やプリーツ状形態であってもよい。
尚、底部（３）に関しては説明上の開口部（２）に対向する一端を底部(３)として明示するが、これに限らず収納物を収納時に表裏面のいずれかの一面が底部として実質的に機能する袋体であってももちろんよい。
次に該袋体の表面（１ａ）側はフィルム地又はシート地の平面形状となっている。
他方袋体の裏面（１ｂ）側には外部に突出形成した山折りの折り込み部(１０)が形成されている。該山折りの折り込み部（１０）は裏面シートを山折りに折り込んで形成するいわゆる襞状形態やプリーツ状形態であってもよい。
【0022】
従って、この山折り折り込み部(１０)は袋体内部と連通している。
該山折りの折り込み部(１０)は袋体(１)の開口部(２)から底部(３)方向に向かって形成しているものであり、該山折りの折り込み部(１０)の袋体の側辺部は袋体（１）の側辺部（４）と同様にシール加工され、袋体内部を密封状態としている。
更に、本図構成ではこの山折りの折り込み部（１０）は、袋体の開口部（２）方向から底部（３）方向に向かって形成しているものであるが、この山折りの折り込み部（１０）は平行に二列形成している構成である。
この山折りの折り込み部（１０）の二列構成での形成に際して、夫々袋体の中央部の任意位置に形成しているものであり、この列の山折りの折り込み部(１０)同士の間隔は任意の間隔であればよい。
該山折りの折り込み部(１０)は袋体(１)の開口部(２)から底部(３)方向に向かって形成しているものであり、該山折りの折り込み部(１０)の袋体の側辺部は袋体（１）の側辺部（４）と同様にシール加工され、袋体内部を密封状態としている。
更に、本図構成ではこの山折りの折り込み部（１０）は、袋体の開口部（２）方向から底部（３）方向に向かって形成しているものであるが、この山折りの折り込み部（１０）は平行に二列形成している構成である。
この山折りの折り込み部（１０）の二列構成での形成に際して、夫々袋体の中央部の任意位置に形成しているものであり、この列の山折りの折り込み部(１０)同士の間隔は任意の間隔であればよい。
【0023】
例えばこの山折りの折り込み部(１０)は袋体の開口部(2)から底部(３)方向に向かった任意位置に形成しているものであって、袋体内に収納物を収納する位置に該山折りの折り込み部(１０)が位置するものである。
更にこの二列の山折りの折り込み部(１０)は平行状態に形成しているものであるが、これに限らず、夫々若干傾斜して形成するものであっても、もちろんよい。
更に収納する収納物の厚み、即ち袋体の裏面(１ｂ)のシートに位置する山折りの折り込み部(１０)は収納物により必要となる裏面(１ｂ)のシートの接触面の幅よりも短いものが２列構成として少なくとも収納物により該２つの山折りの折り込み部(１０)が接する場合であればよいが、これに限定されるものではなく収納すべき物や形成する山折りの折り込み部の数、或いは該折り込み部の突出長さなどに応じて、適切な間隔を有するものであればよい。
更に山折りの折り込み部(１０)が収納物の位置から外れているものであってもよく、収納する収納物の幅よりも広い幅を有するものであってもよく、収納物の幅に収まる列間の間隔に限らず、その幅を超える列間の間隔を有するものであってもよい。
更にこの二列の山折りの折り込み部(１０)は平行状態に形成しているものであるが、これに限らず、夫々若干傾斜して形成するものであっても、もちろんよい。
更に収納する収納物の厚み、即ち袋体の裏面(１ｂ)のシートに位置する山折りの折り込み部(１０)は収納物により必要となる裏面(１ｂ)のシートの接触面の幅よりも短いものが２列構成として少なくとも収納物により該２つの山折りの折り込み部(１０)が接する場合であればよいが、これに限定されるものではなく収納すべき物や形成する山折りの折り込み部の数、或いは該折り込み部の突出長さなどに応じて、適切な間隔を有するものであればよい。
更に山折りの折り込み部(１０)が収納物の位置から外れているものであってもよく、収納する収納物の幅よりも広い幅を有するものであってもよく、収納物の幅に収まる列間の間隔に限らず、その幅を超える列間の間隔を有するものであってもよい。
【0024】
更に山折りの折り込み部(１０)の突出長さに関しても任意の長さであればよい。
この突出長さは山折りの折り込み部(１０)の縦襞の長さ即ち折り込みの深さになるものであり、収納すべきものなどに応じて適宜適切な突出長さを有するものであればよい。
例えば収納する半球状或いは球状の収納物の湾曲形状による収納物の厚みを吸収できる程度の突出長さであればよい。
本図は二列形状であることから収納物の厚みに関する吸収幅はそれぞれ半分ずつ程度の突出長さがあればよい。
尚、収納物の厚みをすべて吸収する程度の突出長さよりもより短いものであってもよい。
袋体に収納した際に袋体としてある程度の厚みは吸収できるものであり、この突出長さはある程度短いものであってもよい。
この突出長さは山折りの折り込み部(１０)の縦襞の長さ即ち折り込みの深さになるものであり、収納すべきものなどに応じて適宜適切な突出長さを有するものであればよい。
例えば収納する半球状或いは球状の収納物の湾曲形状による収納物の厚みを吸収できる程度の突出長さであればよい。
本図は二列形状であることから収納物の厚みに関する吸収幅はそれぞれ半分ずつ程度の突出長さがあればよい。
尚、収納物の厚みをすべて吸収する程度の突出長さよりもより短いものであってもよい。
袋体に収納した際に袋体としてある程度の厚みは吸収できるものであり、この突出長さはある程度短いものであってもよい。
【0025】
尚、本図では２列設けた形状を示すが、これに限らず一列の山折りの折り込み部（１０）でも、或いは三列や四列あるいはそれ以上の山折りの折り込み部（１０）を有するものであってもよい。
この場合山折りの折り込み部(１０)の突出長さは、それぞれの形成列数等に応じて適切な長さであればよい。
更に基本として突出長さは二列以上の多数列の山折りの折り込み部(１０)を有する袋体においては、折り込みの突出長さを有する構成が製袋上、製袋しやすいがこれに限らず異なる突出長さを有するものであってもよい。
例えば製袋時に袋体の裏面の製袋時に裏面に関しては縦襞である山折りの折り込み部（１０）を二列形成したうえで表面と折り込んで側辺部等を折り込んで製袋するものでも、或いは表裏面をそれぞれ形成して底部側辺部を融着して製袋するものでも、或いは他の一般的に方法で製袋するものなどであってもよい。
この場合山折りの折り込み部(１０)の突出長さは、それぞれの形成列数等に応じて適切な長さであればよい。
更に基本として突出長さは二列以上の多数列の山折りの折り込み部(１０)を有する袋体においては、折り込みの突出長さを有する構成が製袋上、製袋しやすいがこれに限らず異なる突出長さを有するものであってもよい。
例えば製袋時に袋体の裏面の製袋時に裏面に関しては縦襞である山折りの折り込み部（１０）を二列形成したうえで表面と折り込んで側辺部等を折り込んで製袋するものでも、或いは表裏面をそれぞれ形成して底部側辺部を融着して製袋するものでも、或いは他の一般的に方法で製袋するものなどであってもよい。
【0026】
少なくとも裏面（１ｂ）側には開口部（２）方向から底部（３）方向に山折りの折り込み部（１０）を有するものであればよい。
尚、本図は二列を示すがこれに限らず三列構成や四列構成などを以て形成するものであってもよい。
尚、袋体の表面（１ａ）側の底部（３）方向に封鎖時の袋体を開封するための袋体開封用のテープ(１１)を有する。
該テープ（１１）は袋体の一部を該テープに沿って切り取り或いは引き裂くことのできるテープ（１１）であり、一般的に用いられている袋体開封用のテープ（１１）である。
尚、本図は二列を示すがこれに限らず三列構成や四列構成などを以て形成するものであってもよい。
尚、袋体の表面（１ａ）側の底部（３）方向に封鎖時の袋体を開封するための袋体開封用のテープ(１１)を有する。
該テープ（１１）は袋体の一部を該テープに沿って切り取り或いは引き裂くことのできるテープ（１１）であり、一般的に用いられている袋体開封用のテープ（１１）である。
【0027】
従って本図構成に限らずこの構成を用いてもよい。例えばテープ（１１）が袋体の表面に接着してあり、このテープ（１１）を引くことにより該袋体の表面を構成するフィルム地またはシート地が切り裂かれて開口するものとなる構成などを用いてもよい。
従って袋体内に収納物を収納して密封した後、袋体内の収納物を取り出すため本袋体を開くために設けられたテ―プ（１１）によって袋体を切り開くことができる。
従って袋体内に収納物を収納して密封した後、袋体内の収納物を取り出すため本袋体を開くために設けられたテ―プ（１１）によって袋体を切り開くことができる。
【0028】
図２は、図１に示す本発明に係る袋体の開口部方向から視認した状態の一例を示す図であり、一枚のシート地またはフィルム地からなり、これを折り曲げて形成する表裏面(１ａ、１ｂ)からなる袋体のフィルム又はシートの状態を明示するために袋体の空洞部を明確に示した観念図であって端面図である。
本図示すように袋体（１）は開口部（２）からその内部につながっており、該袋体内部に収納物を収納できる。
更に袋体の裏面（１ｂ）に形成した山折りの折り込み部(１０)により形成される内部部空洞は袋体本体の空洞部につながっている。
更にこの山折りの折り込み部(１０)は突出長さを有している。
本図示すように袋体（１）は開口部（２）からその内部につながっており、該袋体内部に収納物を収納できる。
更に袋体の裏面（１ｂ）に形成した山折りの折り込み部(１０)により形成される内部部空洞は袋体本体の空洞部につながっている。
更にこの山折りの折り込み部(１０)は突出長さを有している。
【0029】
図３は、本袋体内に球状のメロンを半分切断した半円状のメロン(Ａ)を収納した状態の一例を示す。
本図に示すように半円状即ちハーフカットしたメロン(Ａ)を本発明に係る袋体内に収納した状態であるがハーフカットの切断面は袋体の表面側に位置しており、カット面がきれいに視認できる状態となっている。
尚、本図では内容物がメロン(Ａ)であり、袋体内に収納していることをより明確にするため袋体は厚みを考慮していない端面図で示すが、メロン(Ａ)は側面視した状態とした図である。
更に、袋体の裏面側には皮付きの球状のメロン（Ａ）のハーフカットの半球面側が位置しているものである。
この半球状の出っ張り部分については山折りの折り込み部(１０)が広がってその外周面を覆うこととなる。
本図に示すように半円状即ちハーフカットしたメロン(Ａ)を本発明に係る袋体内に収納した状態であるがハーフカットの切断面は袋体の表面側に位置しており、カット面がきれいに視認できる状態となっている。
尚、本図では内容物がメロン(Ａ)であり、袋体内に収納していることをより明確にするため袋体は厚みを考慮していない端面図で示すが、メロン(Ａ)は側面視した状態とした図である。
更に、袋体の裏面側には皮付きの球状のメロン（Ａ）のハーフカットの半球面側が位置しているものである。
この半球状の出っ張り部分については山折りの折り込み部(１０)が広がってその外周面を覆うこととなる。
【0030】
従って半球状のいわゆるハーフカットのメロン等は、袋体の開口部では山折りの折り込み部(１０)を有すると事によって該開口部(２)を広くとることができ、収納するメロン（Ａ）を容易に袋体内に入れることができると共にハーフカットのメロン（Ａ）の弧状の突出付部分は底部方向への挿入に際しても該山折りの折り込み部(１０)によって袋体の進行方向に幅広く形成されることから袋体への収納が容易に行える。更に開口部（２）を封鎖する際に開口部方向を束ねれば、山折りの折り込み部(１０)部分によって体裁よく袋体内に収納できるものである。
従って、ハーフカットのメロン(Ａ)を袋体内に収納する際に、袋体の開口部（２）の山折りの折り込み部(１０)に該メロンの皮つきの出っ張り部分を位置させて収納すれば簡単に袋体内に封入できるものであり、販売時に販売店で簡単にハーフカットのメロン等の果物や他のカボチャなどの野菜類或いはその他の半球状の商品を収納できる。
従って、ハーフカットのメロン(Ａ)を袋体内に収納する際に、袋体の開口部（２）の山折りの折り込み部(１０)に該メロンの皮つきの出っ張り部分を位置させて収納すれば簡単に袋体内に封入できるものであり、販売時に販売店で簡単にハーフカットのメロン等の果物や他のカボチャなどの野菜類或いはその他の半球状の商品を収納できる。
【0031】
尚、このように少なくとも一面に山折りの折り込み部(１０)を有して収納物と裏面(１ｂ)との接触面積を広くとれることから、半球ではなく球状の収納物に際しても袋体の内部接触面積を大きくできることから収納可能となる。
但し、本発明のように裏面(１ｂ)にのみ山折りの折り込み部(１０)を有することによって、ハーフカットのカット面を袋体収納状態できれいに表出できるものとなる。
尚、本図では二列の山折りの折り込み部(１０)を有する袋体の使用例を示すが、その他三列或いは４列等のより多数列を用いた袋体であっても同様に半球状の収納物をきれいにかつ簡単に封入できる。
更に例えば一列のみであっても、これは同様に収納物の球状部分をこの山折りの折り込み部(１０)が広がることから広い接触面を表出でき、きれいに収納できるものである。
但し、本発明のように裏面(１ｂ)にのみ山折りの折り込み部(１０)を有することによって、ハーフカットのカット面を袋体収納状態できれいに表出できるものとなる。
尚、本図では二列の山折りの折り込み部(１０)を有する袋体の使用例を示すが、その他三列或いは４列等のより多数列を用いた袋体であっても同様に半球状の収納物をきれいにかつ簡単に封入できる。
更に例えば一列のみであっても、これは同様に収納物の球状部分をこの山折りの折り込み部(１０)が広がることから広い接触面を表出でき、きれいに収納できるものである。
【0032】
図４は、図３に示す収納状態の斜視図を示す。
本図のように、半球状の収納物のカット面をきれいに表側に表出した状態で収納できる。
この場合開口部(２)に関しては封止テープ等や輪ゴム或いは封止用治具等で閉じることによってきっちりと袋体内に収納物を収納して密封できるものとなる。
このような袋体を用いることにより、特にハーフカットなどの果物を店頭で展示した状態で衛生的に販売できると共に、販売時にはこの袋体内に封入しているこの商品をこの袋体毎手提げ袋などに入れて持ち運べるものとなる。
本図のように、半球状の収納物のカット面をきれいに表側に表出した状態で収納できる。
この場合開口部(２)に関しては封止テープ等や輪ゴム或いは封止用治具等で閉じることによってきっちりと袋体内に収納物を収納して密封できるものとなる。
このような袋体を用いることにより、特にハーフカットなどの果物を店頭で展示した状態で衛生的に販売できると共に、販売時にはこの袋体内に封入しているこの商品をこの袋体毎手提げ袋などに入れて持ち運べるものとなる。
【0033】
図５は、本発明に係る袋体の他の実施例を示す図であり、本図においては袋体の裏面(１ｂ)側の山折りの折り込み部(１０)を三列有する袋体の一例を示す図である。
本図においてはそれぞれの山折りの折り込み部(１０)の突出長さを同じくすると共に該三列の並び間隔の同間隔で形成している一例を示す。
このように三列の山折りの折り込み部(１０)によって袋体の裏面(１ｂ)側のフィルム地またはシート地が表面部(１a)側よりも長く形成されることから、係る裏面(１ｂ)側にハーフカットのメロン等の球状部分を位置させることにより、該出っ張った半球状の球状部分をきっちりと裏面(１ｂ)のフィルム又はシートで覆うことができる。
更に山折りの折り込み部(１０)の突出長さは、それぞれ同じ長さを有する一例を示すが、それぞれ異なる又は一部異なる長さを有する突出長さからなる山折りの折り込み部(１０)を有するものであってもよい。
本図においてはそれぞれの山折りの折り込み部(１０)の突出長さを同じくすると共に該三列の並び間隔の同間隔で形成している一例を示す。
このように三列の山折りの折り込み部(１０)によって袋体の裏面(１ｂ)側のフィルム地またはシート地が表面部(１a)側よりも長く形成されることから、係る裏面(１ｂ)側にハーフカットのメロン等の球状部分を位置させることにより、該出っ張った半球状の球状部分をきっちりと裏面(１ｂ)のフィルム又はシートで覆うことができる。
更に山折りの折り込み部(１０)の突出長さは、それぞれ同じ長さを有する一例を示すが、それぞれ異なる又は一部異なる長さを有する突出長さからなる山折りの折り込み部(１０)を有するものであってもよい。
【0034】
尚、このそれぞれの山折りの折り込み部(１０)は袋体の側辺部(４)と同様にシール加工され、袋体内部を密封状態としている。
更にこの三列の山折りの折り込み部(１０)は袋体内に収納物を入れた際の収納部の位置する部分に設けられているものであるが、若干のずれなどは大差なく収納できることからすべてきっちりと収納位置に合致することを必須とするものではなく若干のずれは十分に許容される。
更にこの列間の間隔は本図では同一となっているが、若干ずれているもの即ち異なる間隔で列を有する構造であってもよい。
更にこの三列の山折りの折り込み部(１０)は袋体内に収納物を入れた際の収納部の位置する部分に設けられているものであるが、若干のずれなどは大差なく収納できることからすべてきっちりと収納位置に合致することを必須とするものではなく若干のずれは十分に許容される。
更にこの列間の間隔は本図では同一となっているが、若干ずれているもの即ち異なる間隔で列を有する構造であってもよい。
【0035】
次に図６は、本発明に係る袋体の他の実施例を示す図であり、袋体の裏面(１ｂ)側の山折りの折り込み部(１０)を有する袋体を四列有する一例を示す図である。
本図においてもそれぞれの山折りの折り込み部(１０)の突出長さを同じくすると共に該四列の並び間隔の同間隔で形成している一例を示す。
このように四列の山折りの折り込み部(１０)によって袋体の裏面(１ｂ)側のフィルム地またはシート地が表面(１ａ)側よりも長く形成されることから、係る裏面(１ｂ)側にハーフカットのメロン等の球状部分を位置させることにより、該出っ張った半球状の球状部分をきっちりと裏面フィルム又は裏面シートで覆うことができる。
更に山折りの折り込み部(１０)の突出長さは、それぞれ同じ長さを有する一例を示すが、それぞれ異なる又は一部異なる長さを有する突出長さからなる山折りの折り込み部(１０)を有するものであってもよい。
本図においてもそれぞれの山折りの折り込み部(１０)の突出長さを同じくすると共に該四列の並び間隔の同間隔で形成している一例を示す。
このように四列の山折りの折り込み部(１０)によって袋体の裏面(１ｂ)側のフィルム地またはシート地が表面(１ａ)側よりも長く形成されることから、係る裏面(１ｂ)側にハーフカットのメロン等の球状部分を位置させることにより、該出っ張った半球状の球状部分をきっちりと裏面フィルム又は裏面シートで覆うことができる。
更に山折りの折り込み部(１０)の突出長さは、それぞれ同じ長さを有する一例を示すが、それぞれ異なる又は一部異なる長さを有する突出長さからなる山折りの折り込み部(１０)を有するものであってもよい。
【0036】
更にこの四列の山折りの折り込み部(１０)は袋体内に収納物を入れた際の収納部の位置する部分に設けられているものであるが、若干のずれなどは大差なく収納できることからすべてきっちりと収納位置に合致することを必須とするものではなく若干のずれは十分に許容される。
尚、四列程度となる場合や更に多くの山折りの折り込み部(１０)の列を有する場合には、収納物の収納位置を超えて該山折りの折り込み部(１０)の列が外れてしまっている場合であってももちろんよい。
従って二列のほか、三列や四列、或いは一列のほかに四列より多い列数を有する山折りの折り込み部(１０)の列を有する袋体であってもよい。
更にこの列間の間隔は本図では同一となっているが、前図と同様、若干ずれているもの即ち異なる間隔で列を有する構造であってもよい。
尚、四列程度となる場合や更に多くの山折りの折り込み部(１０)の列を有する場合には、収納物の収納位置を超えて該山折りの折り込み部(１０)の列が外れてしまっている場合であってももちろんよい。
従って二列のほか、三列や四列、或いは一列のほかに四列より多い列数を有する山折りの折り込み部(１０)の列を有する袋体であってもよい。
更にこの列間の間隔は本図では同一となっているが、前図と同様、若干ずれているもの即ち異なる間隔で列を有する構造であってもよい。
【0037】
図７は、本発明に係る袋体内に半球状にハーフカットしたメロン(Ａ)を封入したうえで開口部（２）を封止治具で止めた状態の一例を示す。半球状の膨らみ部分は山折りの折り込み部(１０)が開くことによってその表面積を広くとることができ、袋体内にきれいに封入できる。
反面袋体の表面(１ａ)は平面であり、半球状のメロン(Ａ)のカット面がきれいに表出されることとなる。
尚、本図では封止治具を用いた一例を示すが、この他、封止用の粘着テープを用いて封止するものでも、或いは輪ゴム等で封止するものでも、一般的に食パンの封入袋を閉じる平板状の留め具等を用いたものであってもよい。
或いは樹脂製のクリップ等を用いてもよい。
本図のように開口している部分をまとめた状態で袋体の開口部(２)を閉じると内容物の半球状の例えばカットメロン(Ａ)等は袋体内に周囲が密着した状態で閉じることができ、袋体内で不用意に移動等することがないと共に不要な液漏れ等も防止できる。
反面袋体の表面(１ａ)は平面であり、半球状のメロン(Ａ)のカット面がきれいに表出されることとなる。
尚、本図では封止治具を用いた一例を示すが、この他、封止用の粘着テープを用いて封止するものでも、或いは輪ゴム等で封止するものでも、一般的に食パンの封入袋を閉じる平板状の留め具等を用いたものであってもよい。
或いは樹脂製のクリップ等を用いてもよい。
本図のように開口している部分をまとめた状態で袋体の開口部(２)を閉じると内容物の半球状の例えばカットメロン(Ａ)等は袋体内に周囲が密着した状態で閉じることができ、袋体内で不用意に移動等することがないと共に不要な液漏れ等も防止できる。
【0038】
図８は、袋体に設けた袋体開封用のテープ(１１)を用いて袋体を開封した状態の一例を示す図である。
本図に示すように袋体内に収納物であるカットメロン(Ａ)を封入している状態から該テープ(１１)を剥がして袋体を開いて収納物であるカットメロン(Ａ)を取り出すことができる。
本図に示すように袋体内に収納物であるカットメロン(Ａ)を封入している状態から該テープ(１１)を剥がして袋体を開いて収納物であるカットメロン(Ａ)を取り出すことができる。
【符号の説明】
【0039】
１ａ 表面
１ｂ 裏面
２ 開口部
３ 底部
４ 側辺部
５ 傾斜辺部
１０ 山折りの折り込み部
１１ テープ
１２ 封止用粘着部材
Ａ カットメロン
１ｂ 裏面
２ 開口部
３ 底部
４ 側辺部
５ 傾斜辺部
１０ 山折りの折り込み部
１１ テープ
１２ 封止用粘着部材
Ａ カットメロン
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】