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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024158118
(43)【公開日】2024-11-08
(54)【発明の名称】描画用灯具
(51)【国際特許分類】
   F21S 41/47 20180101AFI20241031BHJP
   F21S 43/27 20180101ALI20241031BHJP
【FI】
F21S41/47
F21S43/27
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023073057
(22)【出願日】2023-04-27
(71)【出願人】
【識別番号】000001133
【氏名又は名称】株式会社小糸製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100099999
【弁理士】
【氏名又は名称】森山 隆
(72)【発明者】
【氏名】谷 健太郎
(57)【要約】
【課題】描画用配光パターンを形成するように構成された描画用灯具において、車体等への装着を容易に行い得る構成とした上で描画用配光パターンを効率良く形成可能な構成とする。
【解決手段】光源ユニット20と遮光板40との間に、光源ユニット20からの出射光を遮光板40の第1、第2および第3開口部40a、40b、40cへ向けて集光させるための集光レンズ50が配置された構成とする。その上で、投影レンズ30が灯具正面方向に対して下向きに傾斜した状態で配置され、かつ、遮光板40が集光レンズ50に対して前傾した状態で配置された構成とする。これにより、車体等への装着容易化のために集光レンズ50が灯具正面方向を向いたままの状態で配置された構成としても、光源ユニット20からの出射光を効率良く投影レンズ30に入射可能とし、かつ、第1~第3開口部40a~40cを投影レンズ30に対して適切な向きで容易に配置可能とする。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
発光素子からの出射光を、投影レンズを介して灯具前方へ向けて照射することにより、描画用配光パターンを形成するように構成された描画用灯具において、
上記発光素子と上記投影レンズとの間に、上記発光素子から上記投影レンズへ向かう光の一部を遮光するための遮光板が配置されており、
上記遮光板に、上記発光素子からの出射光を上記投影レンズに入射させるための開口部が形成されており、
上記発光素子と上記遮光板との間に、上記発光素子からの出射光を上記開口部へ向けて集光させるための集光レンズが配置されており、
上記投影レンズは、灯具正面方向に対して下向きに傾斜した状態で配置されており、
上記遮光板は、上記集光レンズに対して前傾した状態で配置されている、ことを特徴とする描画用灯具。
【請求項2】
上記遮光板は、上記開口部として遠距離描画用の第1開口部と近距離描画用の第2開口部とを備えており、
上記第1開口部は、上記第2開口部よりも上記投影レンズの後側焦点に近い位置に形成されており、
上記第2開口部は、上記第1開口部よりも上方側の位置に形成されている、ことを特徴とする請求項1記載の描画用灯具。
【請求項3】
上記集光レンズは、鉛直方向に延びるように配置された板状部と、上記板状部の後面に形成された凸レンズ部と、上記板状部の前面に形成された第1および第2レンズ部とを備えており、
上記第1レンズ部は、上記凸レンズ部の下部領域からの入射光を上記第1開口部へ向けて出射させるように構成されており、
上記第2レンズ部は、上記凸レンズ部の上部領域からの入射光を上記第2開口部へ向けて出射させるように構成されている、ことを特徴とする請求項2記載の描画用灯具。
【請求項4】
上記第1レンズ部は、上記凸レンズ部の下部領域からの入射光を集光させるように構成されており、
上記第2レンズ部は、上記凸レンズ部の上部領域からの入射光を下方側に偏向させるように構成されている、ことを特徴とする請求項3記載の描画用灯具。
【請求項5】
上記遮光板は、上記開口部として上記第1開口部と上記第2開口部との間に形成された中距離描画用の第3開口部を備えており、
上記集光レンズは、上記凸レンズ部の下部領域からの入射光を上記第1レンズ部から上記第3開口部へ向けて出射させるように構成されており、
上記凸レンズ部の鉛直方向の曲率は、上記下部領域よりも上記上部領域の方が小さい値に設定されている、ことを特徴とする請求項4記載の描画用灯具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、描画用配光パターンを形成するように構成された描画用灯具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、描画用配光パターン(すなわち灯具前方路面等に文字や記号等の描画を行うための配光パターン)を形成するための描画用灯具として、発光素子からの出射光を、投影レンズを介して灯具前方へ向けて照射するように構成されたものが知られている。
【0003】
「特許文献1」には、車載用の描画用灯具として、投影レンズが灯具正面方向に対して下向きに傾斜した状態で車両に装着されるように構成されたものが記載されている。
【0004】
この「特許文献1」に記載された描画用灯具においては、発光素子と投影レンズとの間に、発光素子から投影レンズへ向かう光の一部を遮光するための遮光板が配置されており、この遮光板に形成された開口部を介して投影レンズに入射した発光素子からの出射光によって描画用配光パターンを形成するようになっている。
【0005】
また「特許文献2」には、描画用灯具の構成として、発光素子と遮光板との間に集光レンズが配置されたものが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2022-60067号公報
【特許文献2】国際公開第2021/140932号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
このような車載用の描画用灯具からの照射光によって灯具前方路面に描画用配光パターンを形成することにより、夜間の車両走行時等に周囲に対して自車の意思表示を行うことができ、これにより他の車両や歩行者等に注意喚起を促すことが可能となる。
【0008】
その際、上記「特許文献2」に記載された描画用灯具のように、発光素子と遮光板との間に集光レンズが配置された構成とすれば、発光素子からの出射光を効率良く投影レンズに入射させることが可能となる。
【0009】
しかしながら、描画用灯具としてこのような集光レンズを備えた構成とした場合であっても、灯具前方路面に描画用配光パターンを形成するためには、描画用灯具を斜め下向きに配置することが必要となるので、車体等への装着構造が複雑なものとなりやすい。
【0010】
このような問題は、車載用以外の描画用灯具においても同様に生じ得る問題である。
【0011】
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、描画用配光パターンを形成するように構成された描画用灯具において、車体等への装着を容易に行い得る構成とした上で描画用配光パターンを効率良く形成することができる描画用灯具を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本願発明は、投影レンズおよび遮光板の配置に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
【0013】
すなわち、本願発明に係る描画用灯具は、
発光素子からの出射光を、投影レンズを介して灯具前方へ向けて照射することにより、描画用配光パターンを形成するように構成された描画用灯具において、
上記発光素子と上記投影レンズとの間に、上記発光素子から上記投影レンズへ向かう光の一部を遮光するための遮光板が配置されており、
上記遮光板に、上記発光素子からの出射光を上記投影レンズに入射させるための開口部が形成されており、
上記発光素子と上記遮光板との間に、上記発光素子からの出射光を上記開口部へ向けて集光させるための集光レンズが配置されており、
上記投影レンズは、灯具正面方向に対して下向きに傾斜した状態で配置されており、
上記遮光板は、上記集光レンズに対して前傾した状態で配置されている、ことを特徴とするものである。
【0014】
上記「描画用灯具」は、車載用の灯具であってもよいし、車載用以外の用途に用いられる灯具であってもよい。
【0015】
上記「投影レンズ」は、灯具正面方向に対して下向きに傾斜した状態で配置されていれば、その具体的な形状やその具体的な傾斜角度等は特に限定されるものではない。
【0016】
上記「遮光板」は、集光レンズに対して前傾した状態で配置されていれば、その具体的な配置やその具体的な傾斜角度等は特に限定されるものではない。
【0017】
上記「開口部」は、発光素子からの出射光を投影レンズに入射させ得るように形成されていれば、その具体的な開口形状は特に限定されるものではない。
【発明の効果】
【0018】
本願発明に係る描画用灯具は、発光素子からの出射光を遮光板および投影レンズを介して灯具前方へ向けて照射することにより描画用配光パターンを形成する構成となっているが、発光素子と遮光板との間には、発光素子からの出射光を遮光板の開口部へ向けて集光させるための集光レンズが配置されており、その上で、投影レンズは灯具正面方向に対して下向きに傾斜した状態で配置されるとともに、遮光板は集光レンズに対して前傾した状態で配置されているので、次のような作用効果を得ることができる。
【0019】
すなわち、投影レンズは灯具正面方向に対して下向きに傾斜した状態で配置されているので、灯具前方路面に描画用配光パターンを形成することが容易に可能となる。また、遮光板は集光レンズに対して前傾した状態で配置されているので、その開口部を投影レンズに対して適切な向きで配置することが容易に可能となる。そしてこれにより、集光レンズが灯具正面方向等を向いたままの状態で配置されている場合であっても、発光素子からの出射光を効率良く投影レンズに入射させることが可能となる。したがって、描画用灯具として車体等への装着を容易に行い得る構成とした上で、描画用配光パターンを効率良く形成することが可能となる。
【0020】
このように本願発明によれば、描画用配光パターンを形成するように構成された描画用灯具において、車体等への装着を容易に行い得る構成とした上で描画用配光パターンを効率良く形成することができる。
【0021】
上記構成において、さらに、遮光板に形成された開口部として、遠距離描画用の第1開口部と近距離描画用の第2開口部とを備えた構成とした上で、第1開口部が第2開口部よりも投影レンズの後側焦点に近い位置に形成されるとともに、第2開口部が第1開口部よりも上方側の位置に形成された構成とすれば、次のような作用効果を得ることができる。
【0022】
すなわち、第1開口部が投影レンズの後側焦点に近い位置に形成された構成とすることにより、遠距離領域に形成される描画用配光パターンを近距離領域に形成される描画用配光パターンと略同等の鮮明度および明るさで形成することが可能となり、これにより描画用配光パターンの形成による周囲への注意喚起機能を高めることができる。
【0023】
このように構成した場合において、さらに、集光レンズの構成として、鉛直方向に延びるように配置された板状部と、その後面に形成された凸レンズ部と、板状部の前面に形成された第1および第2レンズ部とを備えたものとした上で、第1レンズ部が凸レンズ部の下部領域からの入射光を第1開口部へ向けて出射させるように構成されるとともに、第2レンズ部が凸レンズ部の上部領域からの入射光を第2開口部へ向けて出射させるように構成されたものとすれば、次のような作用効果を得ることができる。
【0024】
すなわち、発光素子からの出射光が、集光レンズに対してその凸レンズ部から平行光に近い光として入射した後、第1レンズ部から出射して第1開口部を介して投影レンズに入射することにより、遠距離領域に描画用配光パターンを形成することが容易に可能となり、また、第2レンズ部から出射して第2開口部を介して投影レンズに入射することにより、近距離領域に描画用配光パターンを形成することが容易に可能となる。
【0025】
その際、第1レンズ部が、凸レンズ部の下部領域からの入射光を集光させるように構成されるとともに、第2レンズ部が、凸レンズ部の上部領域からの入射光を下方側に偏向させるように構成されたものとすれば、遠距離領域および近距離領域に描画用配光パターンをそれぞれ適切な鮮明度および明るさを有する配光パターンとして形成することが容易に可能となる。また、投影レンズの後側焦点に近い位置に形成された第1開口部に対してその上方側の位置に第2開口部が形成されているにもかかわらず、第2レンズ部を介して第2開口部を通過した発光素子からの出射光を投影レンズに効率良く入射させることが可能となる。
【0026】
その際、さらに、遮光板に形成された開口部の構成として、第1開口部と第2開口部との間に形成された中距離描画用の第3開口部を備えたものとした上で、集光レンズとして、凸レンズ部の下部領域からの入射光を第1レンズ部から第3開口部へ向けて出射させるように構成されたものとし、かつ、凸レンズ部の鉛直方向の曲率が、その下部領域よりも上部領域の方が小さい値に設定された構成とすれば、次のような作用効果を得ることができる。
【0027】
すなわち、凸レンズ部の下部領域は鉛直方向の曲率が相対的に大きいので、この下部領域から入射して第1レンズ部から出射した後、第1および第3開口部を通過した光が投影レンズに入射することにより、遠距離領域および中距離領域に形成される描画用配光パターンの鮮明度および明るさを十分に確保することが可能となり、これらを近距離領域に形成される描画用配光パターンの鮮明度および明るさと略同程度に維持することが容易に可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
図1】本願発明の一実施形態に係る描画用灯具を示す正面図
図2図1のII-II線断面図(その1)
図3図1のII-II線断面図(その2)
図4図2のIV-IV線断面図
図5】上記描画用灯具の主要構成要素を分解して示す正面図
図6】上記主要構成要素を分解して示す斜視図
図7】上記描画用灯具を車両に搭載された状態で示す側面図
図8】上記描画用灯具を車両に搭載された状態で示す平面図
図9】上記実施形態の変形例を示す、図1と同様の図
図10】上記変形例を示す、図8と同様の図
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
【0030】
図1は、本願発明の一実施形態に係る描画用灯具10を示す正面図である。また、図2、3は、図1のII-II線断面図であり、図4は、図2のIV-IV線断面図である。
【0031】
図1~4において、Xで示す方向が「灯具前方」(車両としては「後方」)であり、Yで示す方向が「灯具前方」と直交する「左方向」(灯具正面視では「右方向」、車両としても「右方向」)であり、Zで示す方向が「上方向」である。図1~4以外の図においても同様である。
【0032】
本実施形態に係る描画用灯具10の具体的な構成を説明する前に、その概要について説明する。
【0033】
図7、8は、描画用灯具10を車両100に搭載された状態で示す側面図および平面図である。
【0034】
図7、8に示すように、描画用灯具10は、車両100の後端部に車幅方向に間隔をおいて2箇所に搭載された状態で、車両後方へ向けて斜め下向きに光照射を行うように構成されている。これら左右1対の描画用灯具10は、バックアップランプ(図示せず)の点灯と同期して点灯するように構成されている。
【0035】
左右1対の描画用灯具10は、いずれも同様の構成を有しており、その照射光によって灯具前方路面(すなわち車両後方路面)2に3つの描画用配光パターンPAa、PAb、PAcからなる描画用配光パターンPAを形成するように構成されている(これについては後述する)。
【0036】
次に、描画用灯具10の具体的な構成について説明する。
【0037】
図1~4に示すように、描画用灯具10は、ランプボディ12とその前端開口部に装着された素通し状の透光カバー14とで形成される灯室内に、光源ユニット20の一部と、投影レンズ30と、遮光板40と、集光レンズ50と、ブラケット60とが組み込まれた構成となっている。そして、この描画用灯具10は、光源ユニット20からの出射光を、投影レンズ30を介して灯具前方へ向けて照射することにより、上記描画用配光パターンPAを形成するように構成されている。
【0038】
図5は、描画用灯具10の主要構成要素を分解して示す正面図であり、図6は、上記主要構成要素を分解して示す斜視図である。
【0039】
図5、6にも示すように、光源ユニット20は、3つの発光素子22を備えており、ランプボディ12に対して着脱可能に支持されている。3つの発光素子22は、いずれも同一サイズの正方形の発光面を有する白色発光ダイオードであって、上下方向に等間隔をおいて配置された状態で共通の基板24に搭載されている。この基板24はプラグ26に支持されている。
【0040】
光源ユニット20は、そのプラグ26においてランプボディ12の後壁部に回転装着されており、これにより3つの発光素子22が灯室内において灯具正面方向を向いた状態で配置されるように構成されている。
【0041】
なお、図1~6においては、中央に位置する発光素子22の発光中心を通るようにして灯具前後方向に延びる基準軸線Ax0を1点鎖線で示している。
【0042】
図1~4に示すように、投影レンズ30は、前面30aが凸曲面で構成されるとともに後面30bが平面で構成された平凸レンズであって、その前面30aの外周縁部には環状フランジ部30cが形成されている。
【0043】
投影レンズ30は、灯具正面方向に対して下向きに傾斜した状態で配置されている。具体的には、この投影レンズ30は、その光軸Axが灯具正面方向に対して(すなわち基準軸線Ax0に対して)10~20°程度(例えば13.5°程度)下向きに傾斜した方向に延びるように配置されており、その後側焦点Fは基準軸線Ax0の真下に位置している。そして、この投影レンズ30は、その下部領域においてランプボディ12に支持されるとともに、その上部領域においてブラケット60に支持されている。
【0044】
遮光板40は、光源ユニット20と投影レンズ30との間に配置されており、光源ユニット20から投影レンズ30へ向かう光の一部を遮光するように構成されている。この遮光板40は、灯具正面視において正方形に近い矩形状の外形形状を有する平板状部材として構成されており、基準軸線Ax0と直交する鉛直面に対して前傾した状態で配置されている、具体的には、この遮光板40は、その前傾角度が投影レンズ30の前傾角度と同じ値に設定されており、かつ、投影レンズ30の後側焦点面に沿って延びるように配置されている。
【0045】
遮光板40は、その下部領域においてランプボディ12に支持されるとともに、その上部領域においてブラケット60に支持されている。
【0046】
遮光板40には、光源ユニット20からの出射光を投影レンズ30に入射させるための開口部として、3つの第1、第2および第3開口部40a、40b、40cが形成されている。
【0047】
第1開口部40aは、遠距離描画用の開口部であって、投影レンズ30の後側焦点Fに近い位置に形成されている。具体的には、この第1開口部40aは、逆等脚台形状の開口形状を有しており、その下端面の左右方向の中心に投影レンズ30の後側焦点Fが位置するように形成されている。
【0048】
第2開口部40bは、近距離描画用の開口部であって、第1開口部40aよりも上方側の位置に形成されている。具体的には、この第2開口部40bは、基準軸線Ax0よりも上方側の位置に形成されており、かつ、第1開口部40aよりも大きい逆等脚台形状の開口形状を有している。その際、この第2開口部40bは、その両側端面が第1開口部40aの両側端面の延長線上に位置するように形成されている。
【0049】
第3開口部40cは、中距離描画用の開口部であって、第1開口部40aと第2開口部40bとの間において、第2開口部40bよりもやや第1開口部40a寄りの位置に配置されている。具体的には、この第3開口部40cは、その上端面が上下方向に関して基準軸線Ax0と略同じ位置になるように形成されている。その際、この第3開口部40cは、第1開口部40aよりは大きいが第2開口部40bよりは小さい逆等脚台形状の開口形状を有しており、かつ、その両側端面が第1開口部40aの両側端面の延長線上に位置するように形成されている。
【0050】
集光レンズ50は、光源ユニット20と遮光板40との間に配置されており、光源ユニット20からの出射光を第1~第3開口部40a~40cへ向けて集光させるように構成されている。
【0051】
具体的には、集光レンズ50は、基準軸線Ax0と直交する鉛直面に沿って延びるように配置された板状部52と、この板状部52の後面に形成された凸レンズ部54と、板状部52の前面に形成された第1および第2レンズ部56A、56Bとを備えている。
【0052】
第1レンズ部56Aは、凸レンズ部54の下部領域54Lからの入射光を第1および第3開口部40a、40cへ向けて出射させるように構成されている。具体的には、この第1レンズ部56Aは全周均一な凸曲面状に形成されており、これにより凸レンズ部54の下部領域54Lからの入射光を第1および第3開口部40a、40cへ向けて集光させるように構成されている。
【0053】
一方、第2レンズ部56Bは、凸レンズ部54の上部領域54Uからの入射光を第2開口部40bへ向けて出射させるように構成されている。具体的には、この第2レンズ部56Bは、基準軸線Ax0と直交する鉛直面に対して後傾した直線に近い凸曲線状の鉛直断面形状を有しており、これにより凸レンズ部54の上部領域54Uからの入射光を第2開口部40bへ向けて下方側に偏向させるように構成されている。この第2レンズ部56Bは、水平断面形状に関しては左右均等な凸曲線状に設定されており、これにより凸レンズ部54の上部領域54Uからの入射光を水平方向に関して基準軸線Ax0寄りの方向へ多少集光させるように構成されている。
【0054】
第1レンズ部56Aは、灯具正面視において円形状の外形形状を有している。一方、第2レンズ部56Bは、灯具正面視において等脚台形状の外形形状を有しており、その下端縁は第1レンズ部56Aの上端部と交差して水平方向に延びるように形成されている。
【0055】
凸レンズ部54における下部領域54Lと上部領域54Uとの境界位置は、基準軸線Ax0と第2レンズ部56Bの下端縁との中間位置に設定されている。
【0056】
また、凸レンズ部54における鉛直方向の曲率は、下部領域54Lよりも上部領域54Uの方が小さい値に設定されている。これにより凸レンズ部54は、光源ユニット20からの出射光を下部領域54Lにおいては上部領域54Uよりも水平方向により近い方向へ向かう光として入射させるように構成されている。
【0057】
一方、凸レンズ部54は、水平方向に関しては左右均等の凸曲線状の断面形状を有しており、これにより光源ユニット20からの出射光を基準軸線Ax0と略平行な光として入射させるように構成されている。
【0058】
集光レンズ50は、その板状部52においてランプボディ12に支持されている。
【0059】
ブラケット60は、投影レンズ30および遮光板40の上部領域を支持するとともに、集光レンズ50の板状部52の上部領域に灯具前方側から当接するように配置された状態で、ランプボディ12に支持されている。
【0060】
図2、4においては、3つの発光素子22の各々の発光中心からの出射光の光路を示しており、図3においては、中央に位置する発光素子22の発光中心からの出射光の光路を示している。
【0061】
その際、図2は、3つの発光素子22からの出射光が第1~第3開口部40a~40cの中心位置を通過する場合の光路を示している。また、図3は、中央の発光素子22からの出射光が第1~第3開口部40a~40cの中心位置および上下両端位置を通過する場合の光路を示している。さらに、図4は、3つの発光素子22からの出射光が第1~第3開口部40a~40cの左右両端位置を通過する場合の光路を示している。
【0062】
次に、図7、8に示す描画用配光パターンPAについて説明する。
【0063】
描画用配光パターンPAを構成する3つの描画用配光パターンPAa~PAcは、いずれも灯具前後方向に長い略矩形状の配光パターンであって、略同一サイズでかつ直列配置で略等間隔をおいて、灯具前方路面2の遠距離領域、近距離領域および中距離領域に形成されている。
【0064】
遠距離領域に形成される描画用配光パターンPAaは、光源ユニット20からの出射光(正確には3つの発光素子22からの出射光)が、集光レンズ50、遮光板40の第1開口部40aおよび投影レンズ30を介して灯具前方へ向けて照射されることにより形成される配光パターンである。
【0065】
この描画用配光パターンPAaは、遮光板40に形成された逆等脚台形状の開口形状を有する第1開口部40aの反転投影像として形成される。
【0066】
その際、第1開口部40aは、3つの第1~第3開口部40a~40cのうち最も下方側に位置しているので、描画用配光パターンPAaは灯具前方路面2の遠距離領域に形成される。具体的には、第1開口部40aは、その下端面の左右方向の中心が投影レンズ30の後側焦点Fに位置するように形成されているので、投影レンズ30からの出射光は、その光軸Axよりも僅かに下向きの略平行光として灯具前方へ向けて照射され、これにより描画用配光パターンPAbは投影レンズ30の下向き傾斜角に略対応した位置に略矩形状の配光パターンとして形成される。
【0067】
また、光源ユニット20からの出射光のうち、第1開口部40aを介して投影レンズ30に入射する光は、集光レンズ50に対してその凸レンズ部54の下部領域54Lから入射して第1レンズ部56Aから出射した収束光であるので、描画用配光パターンPAaは灯具前方路面2の遠距離領域に形成されるにもかかわらず、十分な鮮明度および明るさを有する配光パターンとして形成される。
【0068】
近距離領域に形成される描画用配光パターンPAbは、光源ユニット20からの出射光が、集光レンズ50、遮光板40の第2開口部40bおよび投影レンズ30を介して灯具前方へ向けて照射されることにより形成される配光パターンである。
【0069】
この描画用配光パターンPAbは、遮光板40に形成された逆等脚台形状の開口形状を有する第2開口部40bの反転投影像として形成される。
【0070】
その際、第2開口部40bは、3つの第1~第3開口部40a~40cのうち最も上方側に位置しているので、描画用配光パターンPAbは灯具前方路面2の近距離領域に形成される。具体的には、第2開口部40bは、第1開口部40aよりも大きい開口形状を有しているので、描画用配光パターンPAbは近距離領域に形成されるにもかかわらず、描画用配光パターンPAaと略同一サイズの略矩形状の配光パターンとして形成される。
【0071】
また、光源ユニット20からの出射光のうち、第2開口部40bを介して投影レンズ30に入射する光は、集光レンズ50に対してその凸レンズ部54の上部領域54Uから入射して第2レンズ部56Bから出射した光であるので、描画用配光パターンPAbは灯具前方路面2の近距離領域に形成されるにもかかわらず、描画用配光パターンPAaと略程度の鮮明度および明るさを有する配光パターンとして形成される。
【0072】
中距離領域に形成される描画用配光パターンPAcは、光源ユニット20からの出射光が、集光レンズ50、遮光板40の第3開口部40cおよび投影レンズ30を介して灯具前方へ向けて照射されることにより形成される配光パターンである。
【0073】
この描画用配光パターンPAcは、遮光板40に形成された逆等脚台形状の開口形状を有する第3開口部40cの反転投影像として形成される。
【0074】
その際、第3開口部40cは、第1開口部40aと第2開口部40bとの間に位置しているので、描画用配光パターンPAcは灯具前方路面2の中距離領域に形成される。具体的には、第3開口部40cは、第1開口部40aよりも大きく第2開口部40bよりも小さい開口形状を有しているので、描画用配光パターンPAcは中距離領域に形成されるにもかかわらず、描画用配光パターンPAa、PAbと略同一サイズの略矩形状の配光パターンとして形成される。
【0075】
また、光源ユニット20からの出射光のうち、第3開口部40cを介して投影レンズ30に入射する光は、集光レンズ50に対してその凸レンズ部54の下部領域54Lから入射して第1レンズ部56Aから出射した収束光となるが、第3開口部40cは第1開口部40aに対して灯具前方側に変位しているので、その分だけ明るさが減少する。このため、描画用配光パターンPAcは中距離領域に形成されるにもかかわらず、遠距離領域に形成される描画用配光パターンPAaと略程度の鮮明度および明るさを有する配光パターンとして形成される。
【0076】
次に本実施形態の作用について説明する。
【0077】
本実施形態に係る描画用灯具10は、光源ユニット20からの出射光(すなわち3つの発光素子22からの出射光)を遮光板40および投影レンズ30を介して灯具前方へ向けて照射することにより描画用配光パターンPAを形成する構成となっているが、光源ユニット20と遮光板40との間には、光源ユニット20からの出射光を遮光板40の第1、第2および第3開口部40a、40b、40cへ向けて集光させるための集光レンズ50が配置されており、その上で、投影レンズ30は灯具正面方向に対して下向きに傾斜した状態で配置されるとともに、遮光板40は集光レンズ50に対して前傾した状態で配置されているので、次のような作用効果を得ることができる。
【0078】
すなわち、投影レンズ30は灯具正面方向に対して下向きに傾斜した状態で配置されているので、灯具前方路面2に描画用配光パターンPAを形成することが容易に可能となる。また、遮光板40は集光レンズ50に対して前傾した状態で配置されているので、その第1~第3開口部40a~40cを投影レンズ30に対して適切な向きで配置することが容易に可能となる。そしてこれにより、集光レンズ50が灯具正面方向を向いたままの状態で配置されているにもかかわらず、光源ユニット20からの出射光を効率良く投影レンズ30に入射させることが可能となる。したがって、描画用灯具10として車体等への装着を容易に行い得る構成とした上で、描画用配光パターンPAを効率良く形成することが可能となる。
【0079】
このように本実施形態によれば、描画用配光パターンPAを形成するように構成された描画用灯具10において、車体等への装着を容易に行い得る構成とした上で描画用配光パターンPAを効率良く形成することができる。
【0080】
その際、本実施形態に係る描画用灯具10は、遮光板40に形成された開口部として、遠距離描画用の第1開口部40aと近距離描画用の第2開口部40bとを備えており、その上で、第1開口部40aが第2開口部40bよりも投影レンズ30の後側焦点Fに近い位置に形成されるとともに、第2開口部40bが第1開口部40aよりも上方側の位置に形成されているので、次のような作用効果を得ることができる。
【0081】
すなわち、第1開口部40aが投影レンズ30の後側焦点Fに近い位置に形成された構成とすることにより、遠距離領域に形成される描画用配光パターンPAaを近距離領域に形成される描画用配光パターンPAbと略同等の鮮明度および明るさで形成することが可能となり、これにより描画用配光パターンPAの形成による周囲への注意喚起機能を高めることができる。
【0082】
また、本実施形態に係る描画用灯具10においては、集光レンズ50が、鉛直方向に延びるように配置された板状部52と、その後面に形成された凸レンズ部54と、板状部52の前面に形成された第1および第2レンズ部56A、56Bとを備えており、その上で、第1レンズ部56Aは凸レンズ部54の下部領域54Lからの入射光を第1開口部40aへ向けて出射させるように構成されており、また、第2レンズ部56Bは凸レンズ部54の上部領域54Uからの入射光を第2開口部40bへ向けて出射させるように構成されているので、次のような作用効果を得ることができる。
【0083】
すなわち、光源ユニット20からの出射光が、集光レンズ50に対してその凸レンズ部54から平行光に近い光として入射した後、第1レンズ部56Aから出射して第1開口部40aを介して投影レンズ30に入射することにより、遠距離領域に描画用配光パターンPAaを形成することが容易に可能となり、また、第2レンズ部56Bから出射して第2開口部40bを介して投影レンズ30に入射することにより、近距離領域に描画用配光パターンPAbを形成することが容易に可能となる。
【0084】
その際、第1レンズ部56Aは、凸レンズ部54の下部領域54Lからの入射光を第1開口部40aへ向けて集光させるように形成されており、また、第2レンズ部56Bは、凸レンズ部54の上部領域54Uからの入射光を下方側に偏向させるように形成されているので、遠距離領域および近距離領域に描画用配光パターンPAa、PAbをそれぞれ適切な鮮明度および明るさを有する配光パターンとして形成することが容易に可能となる。また、投影レンズ30の後側焦点Fに近い位置に形成された第1開口部40aに対してその上方側の位置に第2開口部40bが形成されているにもかかわらず、第2レンズ部56Bを介して第2開口部40bを通過した光源ユニット20からの出射光を投影レンズ30に効率良く入射させることが可能となる。
【0085】
さらに、本実施形態に係る描画用灯具10は、遮光板40に形成された開口部の構成として、第1開口部40aと第2開口部40bとの間に形成された中距離描画用の第3開口部40cを備えており、その上で、集光レンズ50は、凸レンズ部54の下部領域54Lからの入射光を第1レンズ部56Aから第3開口部40cへ向けて出射させるように構成されており、かつ、凸レンズ部54の鉛直方向の曲率は下部領域54Lよりも上部領域54Uの方が小さい値に設定されているので、次のような作用効果を得ることができる。
【0086】
すなわち、凸レンズ部54の下部領域54Lは鉛直方向の曲率が相対的に大きいので、この下部領域54Lから入射して第1レンズ部56Aから出射した後、第1および第3開口部40a、40cを通過した光が投影レンズ30に入射することにより、遠距離領域および中距離領域に形成される描画用配光パターンPAa、PAcの鮮明度および明るさを十分に確保することが可能となり、これらを近距離領域に形成される描画用配光パターンPAbの鮮明度および明るさと略同程度に維持することが容易に可能となる。
【0087】
上記実施形態においては、光源ユニット20が3つの発光素子22を備えているものとして説明したが、2つ以下または4つ以上の発光素子22を備えた構成とすることも可能であり、また、発光素子22が光源ユニット20に組み込まれていない構成を採用することも可能である。
【0088】
上記実施形態においては、3つの発光素子22の発光色が白色であるものとして説明したが、これ以外の発光色(例えば青色や緑色等)を採用することも可能である。
【0089】
上記実施形態においては、描画用灯具10からの照射光によって灯具前方路面2に描画用配光パターンPAを形成するものとして説明したが、灯具前方に配置された壁面や灯具前方へ向けて延びる壁面等に描画用配光パターンを形成する構成とすることも可能である。
【0090】
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
【0091】
図9は、本変形例に係る描画用灯具110を示す、図1と同様の図である。また、図10は、描画用灯具110を車両100に搭載された状態で示す、図8と同様の図である。
【0092】
図10に示すように、本変形例に係る描画用灯具110は、車両100の前端部の左右両端部の2箇所に搭載された状態で、車両斜め前方へ向けて斜め下向きに光照射を行うように構成されている。これら左右1対の描画用灯具110は、いずれも同様の構成を有しており、フロントターンシグナルランプ(図示せず)の点灯と同期して点灯するようになっている。なお、図10は、左側の描画用灯具110が点灯している状態を示している。
【0093】
そして、左右1対の描画用灯具110の各々は、その照射光によって灯具前方路面(すなわち車両斜め前方路面)2に3つの描画用配光パターンPBa、PBb、PBcからなる描画用配光パターンPBを形成するように構成されている。
【0094】
図9に示すように、描画用灯具110の基本的な構成は上記実施形態に係る描画用灯具10と同様であるが、遮光板140の構成が上記実施形態の場合と一部異なっている。
【0095】
すなわち、本変形例の遮光板140も、上記実施形態の遮光板40と同様の外形形状で形成されており、かつ、上記実施形態の遮光板40と同様の傾斜角度で配置されている。また、本変形例の遮光板140においても、光源ユニット20からの出射光を投影レンズ30に入射させるための開口部として、遠距離描画用の第1開口部140aと近距離描画用の第2開口部140bと中距離描画用の第3開口部140cとが、上記実施形態の第1、第2および第3開口部40a、40b、40cと略同じ位置に形成された構成となっているが、これらがいずれもV字状の開口形状を有している点で上記実施形態の場合と異なっている。
【0096】
その際、第2開口部140bは、第1開口部140aよりも大きい開口形状で形成されており、かつ、その両側端面が第1開口部140aの両側端面の延長線上に位置するように形成されている。また、第3開口部140cは、第1開口部140aよりは大きいが第2開口部140bよりは小さい開口形状を有しており、かつ、その両側端面が第1開口部140aの両側端面の延長線上に位置するように形成されている。
【0097】
図10に示すように、描画用配光パターンPBを構成する3つの描画用配光パターンPBa、PBb、PBcは、第1、第2および第3開口部140a、140b、140cの開口形状を反転させた逆V字状の配光パターンとして、略同一サイズでかつ直列配置で略等間隔をおいて、灯具前方路面(すなわち車両斜め前方路面)2の遠距離領域、近距離領域および中距離領域に形成される。
【0098】
本変形例に係る描画用灯具110においても、投影レンズ30は灯具正面方向に対して下向きに傾斜した状態で配置されているので、灯具前方路面2に描画用配光パターンPBを形成することが容易に可能となる。また、遮光板140は集光レンズ50に対して前傾した状態で配置されているので、その第1、第2および第3開口部140a、140b、140cを投影レンズ30に対して適切な向きで配置することが容易に可能となる。そしてこれにより、集光レンズ50が灯具正面方向を向いたままの状態で配置されているにもかかわらず、光源ユニット20からの出射光を効率良く投影レンズ30に入射させることが可能となる。したがって、描画用灯具110として車体等への装着を容易に行い得る構成とした上で、描画用配光パターンPBを効率良く形成することが可能となる。
【0099】
なお、上記実施形態およびその変形例において諸元として示した数値は一例にすぎず、これらを適宜異なる値に設定してもよいことはもちろんである。
【0100】
また本願発明は、上記実施形態およびその変形例に記載された構成に限定されるものではなく、これ以外の種々の変更を加えた構成が採用可能である。
【符号の説明】
【0101】
2 灯具前方路面
10、110 描画用灯具
12 ランプボディ
14 透光カバー
20 光源ユニット
22 発光素子
24 基板
26 プラグ
30 投影レンズ
30a 前面
30b 後面
30c 環状フランジ部
40、140 遮光板
40a、140a 第1開口部(開口部)
40b、140b 第2開口部(開口部)
40c、140c 第3開口部(開口部)
50 集光レンズ
52 板状部
54 凸レンズ部
54L 下部領域
54U 上部領域
56A 第1レンズ部
56B 第2レンズ部
60 ブラケット
100 車両
Ax 光軸
Ax0 基準軸線
F 後側焦点
PA、PAa、PAb、PAc、PB、PBa、PBb、PBc 描画用配光パターン
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10