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特開2024-158139電子オブジェクト付与システム、電子オブジェクト付与プログラム及び電子オブジェクト付与方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024158139
(43)【公開日】2024-11-08
(54)【発明の名称】電子オブジェクト付与システム、電子オブジェクト付与プログラム及び電子オブジェクト付与方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/04847 20220101AFI20241031BHJP
   G06F 3/0482 20130101ALI20241031BHJP
   A63F 13/69 20140101ALI20241031BHJP
   A63F 13/58 20140101ALI20241031BHJP
   A63F 13/53 20140101ALI20241031BHJP
【FI】
G06F3/04847
G06F3/0482
A63F13/69
A63F13/58
A63F13/53
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023073087
(22)【出願日】2023-04-27
(71)【出願人】
【識別番号】599115217
【氏名又は名称】株式会社 ディー・エヌ・エー
(71)【出願人】
【識別番号】504440133
【氏名又は名称】株式会社ポケモン
(74)【代理人】
【識別番号】110001210
【氏名又は名称】弁理士法人YKI国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】竹内 愛
(72)【発明者】
【氏名】水野 清太郎
(72)【発明者】
【氏名】鳥居 廉功
(72)【発明者】
【氏名】辻川 亮
(72)【発明者】
【氏名】塙 諒介
(72)【発明者】
【氏名】橋本 拓也
(72)【発明者】
【氏名】中村 聡希
(72)【発明者】
【氏名】高木 俊輔
【テーマコード(参考)】
5E555
【Fターム(参考)】
5E555AA76
5E555BA02
5E555BA04
5E555BA20
5E555BB02
5E555BB04
5E555BB20
5E555BC17
5E555CB32
5E555CC03
5E555DB31
5E555FA00
(57)【要約】
【課題】電子オブジェクトを付与する新たな電子オブジェクト付与システム、電子オブジェクト付与プログラム及び電子オブジェクト付与方法を提供する。
【解決手段】ユーザに対応付けられたパラメータを時間経過と共に更新し、パラメータを消費することによって、少なくとも1つの電子オブジェクトに関連付けられた電子オブジェクトパックを開封させて、当該電子オブジェクトをユーザに付与する電子オブジェクト付与システムとする。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザに対応付けられたパラメータを時間経過と共に更新するパラメータ更新手段と、
前記パラメータを消費することによって、少なくとも1つの電子オブジェクトに関連付けられた電子オブジェクトパックを開封させて、当該電子オブジェクトを前記ユーザに付与する電子オブジェクト付与手段と、
を備えることを特徴とする電子オブジェクト付与システム。
【請求項2】
請求項1に記載の電子オブジェクト付与システムであって、
複数の電子オブジェクトパックから前記ユーザに開封対象とする電子オブジェクトパックを選択させるパック選択手段を備えることを特徴とする電子オブジェクト付与システム。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の電子オブジェクト付与システムであって、
前記パラメータが時間経過と共に回復する上限値を表示することを特徴とする電子オブジェクト付与システム。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の電子オブジェクト付与システムであって、
前記パラメータは、課金又は回復アイテムの使用により回復することを特徴とする電子オブジェクト付与システム。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の電子オブジェクト付与システムであって、
前記パラメータは、時間経過と共に回復する上限値を超えて回復することが許容されていることを特徴とする電子オブジェクト付与システム。
【請求項6】
請求項1又は2に記載の電子オブジェクト付与システムであって、
電子オブジェクトパックを開封するために前記パラメータが不足している場合、前記パラメータを回復するためのパラメータ回復画面を表示することを特徴とする電子オブジェクト付与システム。
【請求項7】
請求項6に記載の電子オブジェクト付与システムであって、
前記パラメータ回復画面において所定の期間内において開封可能な電子オブジェクトパックの残数を表示させることを特徴とする電子オブジェクト付与システム。
【請求項8】
請求項1又は2に記載の電子オブジェクト付与システムであって、
前記パラメータの累積消費値に応じて前記ユーザが開封した電子オブジェクトパックに関連付けられた電子オブジェクトを前記ユーザに付与することを特徴とする電子オブジェクト付与システム。
【請求項9】
コンピュータを、
ユーザに対応付けられたパラメータを時間経過と共に更新するパラメータ更新手段と、
前記パラメータを消費することによって、少なくとも1つの電子オブジェクトに関連付けられた電子オブジェクトパックを開封させて、当該電子オブジェクトを前記ユーザに付与する電子オブジェクト付与手段と、
して機能させることを特徴とする電子オブジェクト付与プログラム。
【請求項10】
コンピュータによって、
ユーザに対応付けられたパラメータを時間経過と共に更新するパラメータ更新ステップと、
前記パラメータを消費することによって、少なくとも1つの電子オブジェクトに関連付けられた電子オブジェクトパックを開封させて、当該電子オブジェクトを前記ユーザに付与する電子オブジェクト付与ステップと、
を実行させることを特徴とする電子オブジェクト付与方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子オブジェクト付与システム、電子オブジェクト付与プログラム及び電子オブジェクト付与方法に関する。
【背景技術】
【0002】
トレーディングカードやプレイングカード等を電子媒体とした電子オブジェクトをユーザに付与することが行われている。これらの電子オブジェクトは、電子ゲーム等で使用できるようにされていることも多い。
【0003】
例えば、電子オブジェクトを取得するための権利データを自動的に空きスロットに配置し、権利データに対応するパラメータを更新し、当該パラメータが所定条件を満たすことによってユーザに当該電子オブジェクトを取得させる技術が開示されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2018-161479号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ユーザに電子オブジェクトを取得させることを動機付けさせたり、動機を維持させたりするためには、電子オブジェクトを付与する新たな手段や方法を提供することが必要である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の1つの態様は、ユーザに対応付けられたパラメータを時間経過と共に更新するパラメータ更新手段と、前記パラメータを消費することによって、少なくとも1つの電子オブジェクトに関連付けられた電子オブジェクトパックを開封させて、当該電子オブジェクトを前記ユーザに付与する電子オブジェクト付与手段と、を備えることを特徴とする電子オブジェクト付与システムである。
【0007】
本発明の別の態様は、コンピュータを、ユーザに対応付けられたパラメータを時間経過と共に更新するパラメータ更新手段と、前記パラメータを消費することによって、少なくとも1つの電子オブジェクトに関連付けられた電子オブジェクトパックを開封させて、当該電子オブジェクトを前記ユーザに付与する電子オブジェクト付与手段と、して機能させることを特徴とする電子オブジェクト付与プログラムである。
【0008】
本発明の別の態様は、コンピュータによって、ユーザに対応付けられたパラメータを時間経過と共に更新するパラメータ更新ステップと、前記パラメータを消費することによって、少なくとも1つの電子オブジェクトに関連付けられた電子オブジェクトパックを開封させて、当該電子オブジェクトを前記ユーザに付与する電子オブジェクト付与ステップと、を実行させることを特徴とする電子オブジェクト付与方法である。
【0009】
ここで、複数の電子オブジェクトパックから前記ユーザに開封対象とする電子オブジェクトパックを選択させるパック選択手段を備えることが好適である。
【0010】
また、前記パラメータが時間経過と共に回復する上限値を表示することが好適である。
【0011】
また、前記パラメータは、課金又は回復アイテムの使用により回復することが好適である。
【0012】
また、前記パラメータは、時間経過と共に回復する上限値を超えて回復することが許容されていることが好適である。
【0013】
また、電子オブジェクトパックを開封するために前記パラメータが不足している場合、前記パラメータを回復するためのパラメータ回復画面を表示することが好適である。
【0014】
また、前記パラメータ回復画面において所定の期間内において開封可能な電子オブジェクトパックの残数を表示させることが好適である。
【0015】
また、前記パラメータの累積消費値に応じて前記ユーザが開封した電子オブジェクトパックに関連付けられた電子オブジェクトを前記ユーザに付与することが好適である。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、電子オブジェクトを付与する新たな電子オブジェクト付与システム、電子オブジェクト付与プログラム及び電子オブジェクト付与方法を提供することができる。本発明の実施の形態の他の目的は、本明細書全体を参照することにより明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の実施の形態における電子オブジェクト付与システムの構成を示す図である。
図2】本発明の実施の形態におけるサーバの構成を示す図である。
図3】本発明の実施の形態におけるクライアントの構成を示す図である。
図4】本発明の実施の形態における電子オブジェクの付与処理を示すフローチャートである。
図5】本発明の実施の形態におけるパラメータ更新処理を示すフローチャートである。
図6】本発明の実施の形態におけるユーザデータベースの例を示す図である。
図7】本発明の実施の形態におけるカードデータベースの例を示す図である。
図8】本発明の実施の形態におけるパック選択画面の例を示す図である。
図9】本発明の実施の形態におけるパラメータ回復画面の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
[システム構成]
本発明の実施の形態における電子オブジェクト付与システム100は、図1に示すように、サーバ102及びクライアント104を含んで構成される。クライアント104は、単数であってもよいし、複数であってもよい。サーバ102及びクライアント104は、インターネット等の情報通信網106を介して相互に情報交換可能に接続される。
【0019】
なお、情報通信網106は、インターネットに限定されるものではなく、サーバ102及びクライアント104の間を通信可能に相互に接続できるものであればよい。例えば、専用回線、公衆回線(電話回線、移動体通信回線等)、有線LAN(LocalAreaNetwork)、無線LAN等であってもよく、又はインターネットとこれらを組み合わせてもよい。
【0020】
サーバ102は、図2に示すように、処理部10、記憶部12、入力部14、出力部16及び通信部18を含んで構成される。処理部10は、CPU等の演算処理を行う手段を含む。処理部10は、記憶部12に記憶されている電子オブジェクト付与サーバプログラムを実行することによって、本実施の形態における電子オブジェクト付与システム100においてクライアント104に対して電子オブジェクトを付与するための機能を実現する。記憶部12は、半導体メモリやメモリカード等の記憶手段を含む。記憶部12は、処理部10とアクセス可能に接続され、電子オブジェクト付与サーバプログラム、その処理に必要な情報を記憶する。入力部14は、情報を入力する手段を含む。入力部14は、例えば、管理者からの入力を受けるキーボード、タッチパネル、ボタン等を備える。出力部16は、管理者から入力情報を受け付けるためのユーザインターフェース画面(UI)等のサーバ102での処理結果を出力する手段を含む。出力部16は、例えば、管理者に対して画像を呈示するディスプレイを備える。通信部18は、情報通信網106を介して、クライアント104との情報の通信を行うインターフェースを含んで構成される。通信部18による通信は有線及び無線を問わない。
【0021】
サーバ102は、電子オブジェクト付与のサービスを受ける各ユーザのクライアント104からの情報通信網106を介したアクセスを受け付けて、各ユーザに関する情報をデータベース等の記憶装置に蓄積して管理し、各ユーザに情報通信網106を介したサービスを提供する。
【0022】
クライアント104は、図3に示すように、処理部20、記憶部22、入力部24、出力部26及び通信部28を含んで構成される。クライアント104は、通信端末とも称される。処理部20は、CPU等の演算処理を行う手段を含む。処理部20は、記憶部22に記憶されている電子オブジェクト付与クライアントプログラムを実行することによって、本実施の形態における電子オブジェクト付与システム100におけるクライアント端末としての機能を実現する。記憶部22は、半導体メモリやメモリカード等の記憶手段を含む。記憶部22は、処理部20とアクセス可能に接続され、電子オブジェクト付与クライアントプログラム、その処理に必要な情報を記憶する。入力部24は、情報を入力する手段を含む。入力部24は、例えば、ユーザからの入力を受けるキーボード、タッチパネル、ボタン、モーションセンサー等を備える。出力部26は、ユーザから入力情報を受け付けるための画面やユーザインターフェース画面(UI)等の画像情報を表示するディスプレイ等、クライアント104での処理に必要な情報を出力する手段を含む。通信部28は、情報通信網106を介して、サーバ102との情報の通信を行うインターフェースを含んで構成される。通信部28による通信は有線及び無線を問わない。
【0023】
クライアント104は、電子オブジェクト付与のサービスを提供するためのクライアントプログラムを実行可能な情報処理装置であれば様々なものを適用できる。例えば、クライアント104としては、据置型または携帯型のゲーム専用機、パーソナルコンピュータ(PC)、タブレット型コンピュータ、スマートフォン、携帯電話端末、PHS(PersonalHandy-phoneSystem)端末、携帯情報端末(PDA:PersonalDigitalAssistant)、情報処理機能を備えた多機能型テレビジョン受像機(いわゆるスマートテレビ)等が適用できる。
【0024】
[電子オブジェクト付与処理]
本実施の形態では、ユーザに電子オブジェクトを付与するサービスが提供される。本実施の形態では、電子カードを電子オブジェクトの例として説明する。ただし、電子オブジェクトは、電子カードに限定されるものではなく、電子媒体として扱える態様であればよい。また、電子オブジェクトは、電子ゲームにおいて使用できるものとしてもよい。
【0025】
図4は、本実施の形態における電子オブジェクト付与方法における処理を示すフローチャートである。以下、図4のフローチャートを参照して、本実施の形態における電子オブジェクトの付与処理について説明する。
【0026】
ステップS10では、ログイン処理が行われる。当該ステップにおける処理によって、電子オブジェクト付与システム100は、ログイン処理手段として機能する。ユーザは、クライアント104の入力部24を用いて、ログイン処理に必要な情報を入力する。ログイン処理に必要な情報には、ユーザを特定するユーザIDやユーザ名を含むことが好適である。また、必要に応じてパスワード等のセキュリティ情報も入力するようにしてもよい。入力されたログイン情報は、通信部28を介して、サーバ102へ送信される。サーバ102では、通信部18を介して、ログイン情報を受信する。サーバ102は、ログイン情報がログインを許可するために必要な情報を含んでいればユーザのログインを許可する。例えば、クライアント104から受信したログインIDがサーバ102の記憶部12に予め記憶されているユーザデータベースに登録されているユーザIDと一致した場合にログインを許可する。ログイン処理が完了すると、通信部18及び通信部28を介して、その旨がサーバ102からクライアント104へ送信される。
【0027】
図6は、ユーザデータベースの例を示す。ユーザデータベースには、電子オブジェクト付与システム100を使用するユーザを特定するユーザIDに関連付けて、ユーザ名、各種パラメータ、回復アイテムの残数、課金情報、及び所有カードの情報が記憶されている。
【0028】
パラメータには、スタミナ、スタミナ上限値、スタミナ最大値、回復時間、開封可能残数、累積ポイントが含まれる。スタミナは、後述する電子オブジェクトパックを開封するために消費されるポイントを示すパラメータである。スタミナ上限値は、時間経過によって回復するスタミナの上限値を示すパラメータである。スタミナ上限値は、すべてのユーザについて同じ値としてもよいし、ユーザによって異なる値としてもよい。例えば、各ユーザの過去の電子オブジェクトパックの開封履歴に応じてスタミナ上限値を設定するようにしてもよい。スタミナ最大値は、スタミナとして回復可能な最大値を示すパラメータである。スタミナ最大値は、時間経過によって回復するスタミナの上限値(スタミナ上限値)を超える値としてもよい。スタミナ最大値は、すべてのユーザについて同じ値としてもよいし、ユーザによって異なる値としてもよい。例えば、各ユーザの過去の電子オブジェクトパックの開封履歴に応じてスタミナ最大値を設定するようにしてもよい。回復時間は、時間経過と共にスタミナが0からスタミナ上限値まで回復するまでの時間を示すパラメータである。回復時間は、例えば、1日(24時間)で電子オブジェクトパックを所定数だけ開封できる時間等に設定することができる。
【0029】
図5は、スタミナのパラメータ更新処理を示すフローチャートである。パラメータ更新処理は、時間経過と共にスタミナを回復させる処理であり、電子オブジェクトの付与処理とは独立して行われる。すなわち、電子オブジェクトの付与処理が行われている状態であるか否かに関わらず、時間経過と共にパラメータを更新する処理が行われる。パラメータ更新処理は、サーバ102又はクライアント104において行われる。ステップS30では、スタミナのポイントがスタミナ上限値に達したか否かが判定される。スタミナのポイントがスタミナ上限値に達した場合には処理を終了し、スタミナ上限値に達していない場合にはステップS32に処理移行させる。ステップS32では、経過時間に応じてスタミナのポイントを回復させる。例えば、回復時間が1日(24時間)で電子オブジェクトパックを2パックだけ開封できる時間に設定されている場合、12時間経過する間に電子オブジェクトパックを1パックだけ開封するために消費されるスタミナのポイントを回復させるように時間経過と共にスタミナのポイントを回復させる。スタミナの回復は、時間経過によって回復するスタミナの上限値に達するまで繰り返し行われる。
【0030】
開封可能残数は、ユーザが所定の期間に開封できる電子オブジェクトパックの上限値までの残数を示すパラメータである。開封可能残数は、ユーザが過度な課金によって電子オブジェクトパックを開封することを防ぐために設定される。開封可能残数は、例えば、1日(24時間)で開封できる電子オブジェクトパックの上限値を定めておき、過去1日以内に開封した電子オブジェクトパックの数を当該上限値から減算した残数とすればよい。累積ポイントは、各ユーザが電子オブジェクトパックを開封するために過去に消費したスタミナのポイント数を累計した値を示すパラメータである。累積ポイントは、ユーザに対して特典を与えるために使用することができる。累積ポイントは、期限無く累計されるようにしてもよいし、所定の期間に消費されたスタミナのポイント数を累計するようにしてもよい。
【0031】
回復アイテムの残数は、スタミナを回復させるために消費される電子アイテムの残数を示す。課金情報は、電子オブジェクト付与システム100において回復アイテム等を購入するために使用される情報である。課金情報は、例えば、クレジットカード番号、銀行口座番号等とすることができる。
【0032】
所有カードは、ユーザが過去に取得し、現在所有している電子カードを特定するカードIDを示す。ユーザが電子オブジェクトパックを開封し、新たに電子カードを取得した場合、当該電子カードに特有に割り当てられたカードIDが所有カードとして登録される。
【0033】
また、電子オブジェクト付与システム100においてユーザに付与される電子カードの情報はサーバ102の記憶部12にカードデータベースとして記憶される。カードデータベースには、図7に示すように、電子カードに固有に割り当てられたカードIDに対して、電子カードが属するシリーズ、電子カードがそのシリーズに属する電子オブジェクトパックを開封することによって得られる確率、電子カードに関するその他の属性が関連付けて記憶される。
【0034】
電子カードは、それぞれシリーズに属しており、それぞれのシリーズに対して少なくとも1つの種類の電子オブジェクトパックが設定される。シリーズは、例えば、電子カードに描画されたキャラクタが登場する漫画やアニメのシリーズ、電子カードに描画されたスポーツ選手が属するチーム等、各電子カードのモチーフ等の特徴に応じて設定することができる。ユーザは、自分が取得したい電子カードが属するシリーズを選択することができる。1つのシリーズに複数の種類の電子オブジェクトパックが設定されている場合、ユーザは、選択したシリーズの電子オブジェクトパックから1つの種類の電子オブジェクトパックを選択して開封することができる。
【0035】
また、電子オブジェクトパックを開封することによって各電子カードが付与される確率が設定されている。当該確率は、各種類の電子オブジェクトパックに各電子カードが入っている確率に相当する。電子オブジェクトパックを開封することによってユーザには所定の枚数(例えば5枚)の電子カードが付与されるが、当該確率にしたがって電子オブジェクトパックに電子カードが割り当てられる。図7の例では、カードAは、シリーズ1に属しており、当該シリーズ1に設定されたパック1~パック3の各種類の電子オブジェクトパックにおいてそれぞれ4%、0%、5%の確率で入っていることを意味している。なお、所定の電子カードに対する当該確率を、他の電子カードの確率より低く設定することによってレアリティの高い電子カードを設定することができる。図7の例では、カードCは、シリーズ1に属しており、当該シリーズ1に設定されたパック1~パック3の各種類の電子オブジェクトパックにおいてそれぞれ0.1%、0%、0%の確率で入っていることを意味しており、他の電子カード(カードA、カードB等)に比べてレアリティが高く設定されている。
【0036】
ただし、電子オブジェクトパックに対する電子カードの割り当て方法は、上記方法に限定されるものではなく、既存の他の割り当て方法を適用してもよい。
【0037】
電子カードに関するその他の属性としては、電子カードを電子ゲームで使用するときの属性、各種パラメータ(ヒットポイントHP、マジックポイントMP等)、得意技等が挙げられる。また、電子カードの表示するための画像データを関連付けて保存してもよい。
【0038】
ステップS12では、ユーザによる電子オブジェクトパックの選択を受け付ける処理が行われる。当該ステップにおける処理によって、電子オブジェクト付与システム100はパック選択手段として機能する。クライアント104は、出力部26を用いて、パック選択画面200を表示させる。パック選択画面200を表示させるために必要な情報は、通信部18及び通信部28を介して、サーバ102からクライアント104へと適宜送信される。
【0039】
パック選択画面200は、図8に示すように、累積ポイント表示部202、スタミナ表示部204、回復時間表示部206、電子オブジェクトパック選択部208、電子カード表示部210、パック開封指示部212、パックシリーズ選択部214及び復帰ボタン216を含んで構成される。なお、パック選択画面200のレイアウトは一例であって、これに限定されるものではない。
【0040】
累積ポイント表示部202は、累積ポイントを表示する領域である。スタミナ表示部204は、ユーザが所有するスタミナの現在のポイント及びスタミナの上限値を表示する領域である。スタミナ表示部204では、例えば、「(スタミナの現在のポイント)/(スタミナの上限値)」のように表示が行われる。また、スタミナ表示部204には、後述するパラメータ回復処理へ移行するための回復開始ボタン204aを併せて表示させてもよい。回復時間表示部206は、現時刻からスタミナがスタミナ上限値まで回復するまでの残り時間である回復時間を表示する領域である。
【0041】
電子オブジェクトパック選択部208は、ユーザが電子オブジェクトパックを選択するために使用する領域である。電子オブジェクトパック選択部208には、選択可能な電子オブジェクトパックが表示される。図8の例では、3つの異なる種類の電子オブジェクトパックが表示されている。ユーザが指やポインティングデバイスによって電子オブジェクトパック選択部208をスワイプすることによって、選択可能な電子オブジェクトパックがスクロールして表示されるようにしてもよい。ユーザは、電子オブジェクトパック選択部208に表示されている電子オブジェクトパックをユーザが指やポインティングデバイスによって指定(タップ等)することによって、開封対象とする電子オブジェクトパックの種類を選択指定することができる。
【0042】
電子カード表示部210は、電子オブジェクトパック選択部208に表示されている電子オブジェクトパックの種類について開封することで取得できる可能性がある電子カードを表示する領域である。ユーザが指やポインティングデバイスによって電子カード表示部210をスワイプすることによって、電子オブジェクトパック選択部208に表示されている電子オブジェクトパックの種類について開封することで取得できる可能性がある電子カードがスクロールして表示されるようにしてもよい。
【0043】
パック開封指示部212は、電子オブジェクトパック選択部208において選択された種類の電子オブジェクトパックを開封することを指示するための領域である。図8の例では、一度に10パックを開封するための「10パック開封」ボタンと1パックを開封するための「1パック開封」ボタンが表示されている。ユーザが指やポインティングデバイスによって「10パック開封」ボタンを選択(タップ等)することで、選択された種類の電子オブジェクトパックを10パック開封する処理が開始される。また、ユーザが指やポインティングデバイスによって「1パック開封」ボタンを選択(タップ等)することで、選択された種類の電子オブジェクトパックを1パック開封する処理が開始される。なお、パック開封指示部212は、電子オブジェクトパックを開封するために消費されるスタミナのポイント数を併せて表示することが好適である。図8の例では、「10パック開封」ボタンに対して10パックの電子オブジェクトパックを開封するために必要な900ポイント、「1パック開封」ボタンに対して1パックの電子オブジェクトパックを開封するために必要な90ポイントが示されている。
【0044】
パックシリーズ選択部214は、ユーザが取得したい電子カードが属するシリーズを選択するための領域である。ユーザは、パックシリーズ選択部214によって取得したい電子カードが属するシリーズを選択することができる。パックシリーズ選択部214で選択されたシリーズの情報はサーバ102へ送信され、カードデータベースが参照されて、サーバ102から選択されたシリーズに属する種類の電子オブジェクトパックの情報及び電子カードの情報がクライアント104へ送信される。そして、電子オブジェクトパック選択部208には当該電子オブジェクトパックが表示され、電子カード表示部210には当該電子カードが表示される。
【0045】
復帰ボタン216は、パック選択画面200から前の画面に復帰するためのボタン領域である。ユーザは、復帰ボタン216を選択(タップ等)することによって、電子オブジェクトパックの開封を終了して前の画面に戻ることができる。
【0046】
このようなパック選択画面200において、電子オブジェクトパック選択部208に表示された電子オブジェクトパックからユーザは開封したい種類の電子オブジェクトパックを選択する。選択された電子オブジェクトパックの種類の情報は、クライアント104からサーバ102へ送信される。
【0047】
ステップS14では、開封指示を受け付ける処理が行われる。当該ステップにおける処理によって、電子オブジェクト付与システム100は開封指示手段として機能する。ユーザは開封したい種類の電子オブジェクトパックを選択した後、パック選択画面200のパック開封指示部212においてパック開封の指示を入力する。例えば、一度に10パックを開封する場合には「10パック開封」ボタンを選択(タップ等)し、1パックを開封する場合には「1パック開封」ボタンを選択(タップ等)する。
【0048】
ステップS16では、開封指示を受けたか否かの判定が行われる。当該ステップにおける処理によって、電子オブジェクト付与システム100は開封指示判定手段として機能する。クライアント104は、ステップS14において開封指示を受けた場合、当該開封指示を受けた旨をサーバ102へ送信し、ステップS18に処理を移行させる。ステップS14において開封指示を受けていない場合、ステップS12に処理を移行させて、電子オブジェクトパックの選択処理から繰り返す。
【0049】
なお、本実施の形態のパック選択画面200のように、パック開封指示部212において「10パック開封」と「1パック開封」のように複数の開封指示が選択可能な場合、クライアント104はいずれの開封指示を受け付けたかを含めてサーバ102へ情報を送信する。
【0050】
ステップS18では、スタミナが十分であるか否かが判定される。当該ステップにおける処理によって、電子オブジェクト付与システム100はパラメータ判定手段として機能する。サーバ102は、開封対象として選択された電子オブジェクトパックの種類と開封指示を受け付けると、ユーザデータベースを参照して、開封を指示したユーザがもつスタミナの現在のポイントが当該電子オブジェクトパックを開封するために必要なポイントを満たしているか否かを判定する。現在のスタミナのポイントが電子オブジェクトパックを開封するために消費するポイントを満たしている場合にはステップS20に処理を移行させ、満たしていない場合にはステップS22に処理を移行させる。
【0051】
例えば、電子オブジェクトパックを1パック開封するために消費されるスタミナのポイントが90であり、1パック開封の指示が行われた場合、ユーザデータベースを参照して、ユーザがもつスタミナの現在のポイントが90以上であればステップS20に処理を移行させ、90未満であればステップS22に処理を移行させる。また、例えば、電子オブジェクトパックを1パック開封するために消費されるスタミナのポイントが90であり、10パック開封の指示が行われた場合、ユーザデータベースを参照して、ユーザがもつスタミナの現在のポイントが900以上であればステップS20に処理を移行させ、900未満であればステップS22に処理を移行させる。
【0052】
ステップS20では、電子オブジェクトを付与する処理が行われる。当該ステップにおける処理によって、電子オブジェクト付与システム100は電子オブジェクト付与手段として機能する。サーバ102は、ステップS12において選択された種類の電子オブジェクトパックを開封する。
【0053】
電子オブジェクトパックを開封することによって、開封を指示したユーザに対して電子カードが付与される。サーバ102は、カードデータベースを参照して、開封対象として選択された種類の電子オブジェクトパックに関連付けられている確率で電子カードをユーザに付与する。電子カードは、電子オブジェクトパックの種類に応じて所定の枚数、例えば5枚付与される。サーバ102は、ユーザデータベースにおいて、開封を指示したユーザに関連付けて新たに付与された電子カードのカードIDを所有カードとして追加する。
【0054】
サーバ102は、カードデータベースを参照して、付与された電子カードの属性等の情報及び画像データをクライアント104へ送信する。クライアント104は、これらの情報を受信すると、出力部26を用いて、付与された電子カードの画像データを表示してユーザに提示する。また、クライアント104は、出力部26を用いて、付与された電子カードの属性を表示してユーザに提示する。
【0055】
また、電子オブジェクトパックの開封に伴って、サーバ102は、ユーザデータベースにおいて、開封を指示したユーザに関連付けられたスタミナのパラメータを電子オブジェクトパックの開封で消費されたポイントの分で減算した値に更新する。
【0056】
また、サーバ102は、ユーザデータベースにおいて、ユーザが所定の期間に開封できる電子オブジェクトパックの上限値までの残数を示すパラメータである開封可能残数を開封された電子オブジェクトパックの数だけ減算した値に更新する。
【0057】
さらに、サーバ102は、ユーザデータベースにおいて、開封を指示したユーザに関連付けられた累積ポイントを電子オブジェクトパックの開封で消費されたポイントの分だけ加算した値に更新する。
【0058】
なお、累積ポイントに応じて、ユーザに特典を与えるようにしてもよい。ユーザに与える特典としては、例えば、過去に開封した種類の電子オブジェクトパックのシリーズで付与される電子カードのうちレアリティが高い、すなわち付与される確率が所定の基準値以下の電子カードを累積ポイントと交換できるようにしてもよい。ただし、累積ポイントによってユーザに与えられる特典は、特に限定されるものではなく、グッズ抽選会への参加権、過去に開封した電子オブジェクトパックに関連する選手やマスコットキャラクタとの記念撮影権を与える等の他の特定としてもよい。
【0059】
ステップS22では、スタミナを回復させるパラメータ回復処理が行われる。当該ステップにおける処理によって、電子オブジェクト付与システム100はパラメータ回復手段として機能する。サーバ102は、クライアント104に対してパラメータ回復画面を表示させるように指示を送信する。クライアント104は、サーバ102から指示を受けると、出力部26を用いてパラメータ回復画面を表示する。
【0060】
図9は、パラメータ回復画面300の例を示す。パラメータ回復画面300は、スタミナ表示部302、情報表示部304、アイテム購入部306及び復帰ボタン308を含んで構成される。なお、パラメータ回復画面300のレイアウトは一例であって、これに限定されるものではない。
【0061】
スタミナ表示部302は、ユーザが所有するスタミナの現在のポイント及びスタミナの上限値を表示する領域である。スタミナ表示部302では、例えば、「(スタミナの現在のポイント)/(スタミナの上限値)」のように表示が行われる。
【0062】
情報表示部304は、パラメータを回復させる際にユーザに提示される情報を表示する領域である。情報表示部304に表示される情報は、例えば、電子オブジェクトパックを開封するために必要なパラメータ(スタミナ)のポイント、時間経過と共に回復するパラメータ(スタミナ)の上限値、ユーザが所定の期間に開封できる電子オブジェクトパックの上限値までの残数を示すパラメータ(開封可能残数)等が挙げられる。図9の例では、「10パック開封」に必要なスタミナのポイントとして900が表示されている。また、時間経過と共に回復するスタミナ上限値として「自然回復数」が99であることが表示されている。また、本日の開封可能残数として65が表示されている。ただし、情報表示部304に表示させる情報は、これらの情報に限定されるものではない。
【0063】
アイテム購入部306は、パラメータ(スタミナ)を回復させる回復アイテムを購入する際に使用する領域である。アイテム購入部306は、回復アイテムの購入個数を指定する個数指定領域306a、購入を指示する購入指示ボタン306b、及び複数種のアイテムをまとめた購入を指示するまとめ購入指示ボタン306cを含んで構成される。ユーザは、クライアント104の入力部24を用いて、個数指定領域306aにおいてアイテム購入部306で購入を希望するアイテムの個数を指定した後、購入指示ボタン306b又はまとめ購入指示ボタン306cを選択(タップ等)することによってアイテムの購入を指示することができる。
【0064】
復帰ボタン308は、パラメータ回復画面300から前の画面に復帰するためのボタン領域である。ユーザは、復帰ボタン308を選択(タップ等)することによって、アイテムの購入を終了して前の画面に戻ることができる。
【0065】
回復アイテムの個数及び購入が指示された場合、クライアント104は、これらの情報をサーバ102へ送信する。サーバ102では、これらの情報を受信すると、購入を指示したユーザのスタミナを回復させる処理を行う。
【0066】
サーバ102は、ユーザデータベースを参照して、購入を指示したユーザに関連付けられているスタミナのポイントを購入した回復アイテムの個数に応じて増加させる。例えば、1つの回復アイテムの購入によって、電子オブジェクトパックを1パック開封するために消費されるポイント(例えば90)だけ増加させる。また、サーバ102は、ユーザデータベースを参照して、購入を指示したユーザに関連付けられている課金情報を用いて当該ユーザに課金を行う。
【0067】
なお、課金を伴う回復アイテムを使用した場合、時間経過によって回復するスタミナの上限値を超えてスタミナ最大値までスタミナを回復させることができるようにしてもよい。これによって、ユーザは、時間経過を待つことなく、回復アイテムを用いることによってより多くの電子オブジェクトパックを開封して電子カードを取得することができる。
【0068】
なお、本実施の形態のパック選択画面200において、ユーザが回復開始ボタン204aを選択(タップ等)した場合、当該ステップと同様にパラメータ回復処理を実行するようにしてもよい。この場合、パラメータ回復処理が終了した後、ステップS12へ処理を戻して、電子オブジェクトパックの選択処理を行えばよい。
【0069】
ステップS22におけるパラメータ回復処理が終了すると、処理をステップS18に戻して電子オブジェクトパックを開封するためのスタミナが十分であるか否かが再度判定される。
【0070】
以上のように、本実施の形態によれば、スタミナという時間経過と共に更新されるパラメータを消費することによって電子オブジェクトを付与する新たな電子オブジェクト付与システム、電子オブジェクト付与プログラム及び電子オブジェクト付与方法を提供することができる。
【0071】
[発明の構成]
[構成1]
ユーザに対応付けられたパラメータを時間経過と共に更新するパラメータ更新手段と、
前記パラメータを消費することによって、少なくとも1つの電子オブジェクトに関連付けられた電子オブジェクトパックを開封させて、当該電子オブジェクトを前記ユーザに付与する電子オブジェクト付与手段と、
を備えることを特徴とする電子オブジェクト付与システム。
[構成2]
構成1に記載の電子オブジェクト付与システムであって、
複数の電子オブジェクトパックから前記ユーザに開封対象とする電子オブジェクトパックを選択させるパック選択手段を備えることを特徴とする電子オブジェクト付与システム。
[構成3]
構成1又は2に記載の電子オブジェクト付与システムであって、
前記パラメータが時間経過と共に回復する上限値を表示することを特徴とする電子オブジェクト付与システム。
[構成4]
構成1~3のいずれか1項に記載の電子オブジェクト付与システムであって、
前記パラメータは、課金又は回復アイテムの使用により回復することを特徴とする電子オブジェクト付与システム。
[構成5]
構成1~4のいずれか1項に記載の電子オブジェクト付与システムであって、
前記パラメータは、時間経過と共に回復する上限値を超えて回復することが許容されていることを特徴とする電子オブジェクト付与システム。
[構成6]
構成1~5のいずれか1項に記載の電子オブジェクト付与システムであって、
電子オブジェクトパックを開封するために前記パラメータが不足している場合、前記パラメータを回復するためのパラメータ回復画面を表示することを特徴とする電子オブジェクト付与システム。
[構成7]
構成6に記載の電子オブジェクト付与システムであって、
前記パラメータ回復画面において所定の期間内において開封可能な電子オブジェクトパックの残数を表示させることを特徴とする電子オブジェクト付与システム。
[構成8]
構成1~7のいずれか1項に記載の電子オブジェクト付与システムであって、
前記パラメータの累積消費値に応じて前記ユーザが開封した電子オブジェクトパックに関連付けられた電子オブジェクトを前記ユーザに付与することを特徴とする電子オブジェクト付与システム。
[構成9]
コンピュータを、
ユーザに対応付けられたパラメータを時間経過と共に更新するパラメータ更新手段と、
前記パラメータを消費することによって、少なくとも1つの電子オブジェクトに関連付けられた電子オブジェクトパックを開封させて、当該電子オブジェクトを前記ユーザに付与する電子オブジェクト付与手段と、
して機能させることを特徴とする電子オブジェクト付与プログラム。
[構成10]
コンピュータによって、
ユーザに対応付けられたパラメータを時間経過と共に更新するパラメータ更新ステップと、
前記パラメータを消費することによって、少なくとも1つの電子オブジェクトに関連付けられた電子オブジェクトパックを開封させて、当該電子オブジェクトを前記ユーザに付与する電子オブジェクト付与ステップと、
を実行させることを特徴とする電子オブジェクト付与方法。
【符号の説明】
【0072】
10 処理部、12 記憶部、14 入力部、16 出力部、18 通信部、20 処理部、22 記憶部、24 入力部、26 出力部、28 通信部、100 電子オブジェクト付与システム、102 サーバ、104 クライアント、106 情報通信網、200 パック選択画面、202 累積ポイント表示部、204 スタミナ表示部、204a 回復開始ボタン、206 回復時間表示部、208 電子オブジェクトパック選択部、210 電子カード表示部、212 パック開封指示部、214 パックシリーズ選択部、216 復帰ボタン、300 パラメータ回復画面、302 スタミナ表示部、304 情報表示部、306 アイテム購入部、306a 個数指定領域、306b 購入指示ボタン、306c まとめ購入指示ボタン、308 復帰ボタン。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9