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特開2024-158413在庫管理装置、在庫管理方法、および、在庫管理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024158413
(43)【公開日】2024-11-08
(54)【発明の名称】在庫管理装置、在庫管理方法、および、在庫管理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/087 20230101AFI20241031BHJP
【FI】
G06Q10/087
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023073593
(22)【出願日】2023-04-27
(71)【出願人】
【識別番号】398040527
【氏名又は名称】株式会社オービック
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】西橋 拓哉
【テーマコード(参考)】
5L010
5L049
【Fターム(参考)】
5L010AA16
5L049AA16
5L049BB63
(57)【要約】
【課題】在庫を一意に識別する番号と、メーカー発行の在庫ラベルに設定されたメーカーロット番号と、を並列で管理可能とする在庫管理装置、在庫管理方法、および、在庫管理プログラムを提供することを課題とする。
【解決手段】メーカー発行の在庫ラベルから読み取られた商品のメーカーロット番号を設定した読取データ、および、発注データに基づいて、商品の商品在庫識別番号を採番し、商品の在庫数量、商品在庫識別番号、および、メーカーロット番号を紐付けて設定した現在庫データを登録し、商品管理処理の実行指示、商品管理処理対象の商品の在庫ラベルから読み取られた再読取データ、および、現在庫データに基づいて、商品管理処理を実行する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
記憶部と制御部とを備えた在庫管理装置であって、
前記記憶部は、
商品のメーカーロット番号、および、発注数量を紐付けて設定した発注データを記憶する商品管理記憶手段、
を備え、
前記制御部は、
メーカー発行の在庫ラベルから読み取られた前記商品の前記メーカーロット番号を設定した読取データ、および、前記発注データに基づいて、前記商品の商品在庫識別番号を採番し、前記商品の在庫数量、前記商品在庫識別番号、および、前記メーカーロット番号を紐付けて設定した現在庫データを登録する在庫登録手段と、
商品管理処理の実行指示、商品管理処理対象の前記商品の前記在庫ラベルから読み取られた再読取データ、および、前記現在庫データに基づいて、前記商品管理処理を実行する商品管理実行手段と、
を備えたことを特徴とする在庫管理装置。
【請求項2】
前記商品管理実行手段は、
棚卸処理の前記実行指示に基づいて、前記商品管理処理対象の前記商品の前記在庫ラベルから読み取られた前記再読取データに設定された前記メーカーロット番号と、前記現在庫データに設定された前記メーカーロット番号と、を突合することで前記棚卸処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の在庫管理装置。
【請求項3】
前記在庫登録手段は、
更に、前記読取データ、および、前記発注データに基づいて、前記商品の仕入数量、前記商品在庫識別番号、前記メーカーロット番号、および、前記商品の所有に係る商品ランクを紐付けて設定した仕入データを取得することを特徴とする請求項1に記載の在庫管理装置。
【請求項4】
前記商品管理実行手段は、
預り売上処理の前記実行指示、前記商品管理処理対象の前記商品の前記在庫ラベルから読み取られた前記再読取データ、および、前記現在庫データに基づいて、前記商品の売上数量、前記商品在庫識別番号、前記メーカーロット番号、および、自社品とする前記商品ランクを紐付けて設定した売上データを取得し、前記商品管理処理対象の前記商品の前記現在庫データを削除する前記預り売上処理を実行することを特徴とする請求項3に記載の在庫管理装置。
【請求項5】
前記商品管理実行手段は、
預り品入庫処理の前記実行指示、前記商品管理処理対象の前記商品の前記在庫ラベルから読み取られた前記再読取データ、および、前記現在庫データに基づいて、前記商品の入庫在庫識別番号を採番し、前記商品の移動数量、前記入庫在庫識別番号、前記メーカーロット番号、および、預り品とする前記商品ランクを紐付けて設定した移動データを取得し、前記商品管理処理対象の前記商品の前記現在庫データを削除し、前記商品の前記移動数量、前記入庫在庫識別番号、および、前記メーカーロット番号を紐付けて設定した新規の現在庫データを登録する前記預り品入庫処理を実行することを特徴とする請求項3に記載の在庫管理装置。
【請求項6】
前記商品管理実行手段は、
預り品加工処理の前記実行指示、前記商品管理処理対象の前記商品の前記在庫ラベルから読み取られた前記再読取データ、および、前記現在庫データに基づいて、前記商品の払出在庫識別番号を採番し、前記商品の加工払出数量、前記払出在庫識別番号、および、前記メーカーロット番号を紐付けて設定した加工払出明細データを取得し、加工商品の加工在庫識別番号を採番し、前記加工商品の加工受入数量、前記加工在庫識別番号、および、前記メーカーロット番号を紐付けて設定した加工受入明細データを取得し、前記商品管理処理対象の前記商品の前記現在庫データを削除し、前記加工商品の前記加工受入数量、前記加工在庫識別番号、および、前記メーカーロット番号を紐付けて設定した新規の現在庫データを登録する前記預り品加工処理を実行することを特徴とする請求項3に記載の在庫管理装置。
【請求項7】
前記商品管理実行手段は、
更に、前記棚卸処理の前記実行指示、および、前記現在庫データに基づいて、前記商品の帳簿在庫数量、前記商品在庫識別番号、および、前記メーカーロット番号を紐付けて設定した棚卸前処理データを取得し、前記棚卸前処理データに基づいて、棚卸記入表を印刷出力させることを特徴とする請求項2に記載の在庫管理装置。
【請求項8】
前記商品管理記憶手段は、
更に、前記メーカーロット番号を非設定、且つ、前記商品の前記発注数量を設定した前記発注データを記憶し、
前記在庫登録手段は、
前記商品に前記メーカー発行の前記在庫ラベルがない場合、前記発注データに基づいて、前記商品の前記商品在庫識別番号を採番し、当該商品在庫識別番号を前記メーカーロット番号として採用し、前記商品の前記在庫数量、当該商品在庫識別番号、および、当該メーカーロット番号を紐付けて設定した前記現在庫データを登録することを特徴とする請求項1から7のいずれか一つに記載の在庫管理装置。
【請求項9】
前記在庫登録手段は、
更に、前記商品在庫識別番号である前記メーカーロット番号を読取可能に設定した在庫ラベルを印刷出力させることを特徴とする請求項8に記載の在庫管理装置。
【請求項10】
前記メーカー発行の前記在庫ラベルは、
前記商品の前記メーカーロット番号をコード化した情報コードが設定されたことを特徴とする請求項1から7のいずれか一つに記載の在庫管理装置。
【請求項11】
記憶部と制御部とを備えた在庫管理装置に実行させるための在庫管理方法であって、
前記記憶部は、
商品のメーカーロット番号、および、発注数量を紐付けて設定した発注データを記憶する商品管理記憶手段、
を備え、
前記制御部において実行される、
メーカー発行の在庫ラベルから読み取られた前記商品の前記メーカーロット番号を設定した読取データ、および、前記発注データに基づいて、前記商品の商品在庫識別番号を採番し、前記商品の在庫数量、前記商品在庫識別番号、および、前記メーカーロット番号を紐付けて設定した現在庫データを登録する在庫登録ステップと、
商品管理処理の実行指示、商品管理処理対象の前記商品の前記在庫ラベルから読み取られた再読取データ、および、前記現在庫データに基づいて、前記商品管理処理を実行する商品管理実行ステップと、
を含むことを特徴とする在庫管理方法。
【請求項12】
記憶部と制御部とを備えた在庫管理装置に実行させるための在庫管理プログラムであって、
前記記憶部は、
商品のメーカーロット番号、および、発注数量を紐付けて設定した発注データを記憶する商品管理記憶手段、
を備え、
前記制御部において、
メーカー発行の在庫ラベルから読み取られた前記商品の前記メーカーロット番号を設定した読取データ、および、前記発注データに基づいて、前記商品の商品在庫識別番号を採番し、前記商品の在庫数量、前記商品在庫識別番号、および、前記メーカーロット番号を紐付けて設定した現在庫データを登録する在庫登録ステップと、
商品管理処理の実行指示、商品管理処理対象の前記商品の前記在庫ラベルから読み取られた再読取データ、および、前記現在庫データに基づいて、前記商品管理処理を実行する商品管理実行ステップと、
を実行させるための在庫管理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、在庫管理装置、在庫管理方法、および、在庫管理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、作業者による入荷作業の終了時に在庫ラベルを発行し、別の作業者による在庫ラベルのスキャン時に、入庫登録や移動作業指示作成を行う構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2022-182446号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1記載の発明においては、メーカーから母材を入庫する際、全ての在庫に対して自社で発行したラベルを印刷して貼る必要があり、貼り間違い等による業務負荷が大きいという課題があった。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、在庫を一意に識別する番号と、メーカー発行の在庫ラベルに設定されたメーカーロット番号と、を並列で管理可能とする在庫管理装置、在庫管理方法、および、在庫管理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る在庫管理装置は、記憶部と制御部とを備えた在庫管理装置であって、前記記憶部は、商品のメーカーロット番号、および、発注数量を紐付けて設定した発注データを記憶する商品管理記憶手段、を備え、前記制御部は、メーカー発行の在庫ラベルから読み取られた前記商品の前記メーカーロット番号を設定した読取データ、および、前記発注データに基づいて、前記商品の商品在庫識別番号を採番し、前記商品の在庫数量、前記商品在庫識別番号、および、前記メーカーロット番号を紐付けて設定した現在庫データを登録する在庫登録手段と、商品管理処理の実行指示、商品管理処理対象の前記商品の前記在庫ラベルから読み取られた再読取データ、および、前記現在庫データに基づいて、前記商品管理処理を実行する商品管理実行手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
また、本発明に係る在庫管理装置において、前記商品管理実行手段は、棚卸処理の前記実行指示に基づいて、前記商品管理処理対象の前記商品の前記在庫ラベルから読み取られた前記再読取データに設定された前記メーカーロット番号と、前記現在庫データに設定された前記メーカーロット番号と、を突合することで前記棚卸処理を実行することを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る在庫管理装置において、前記在庫登録手段は、更に、前記読取データ、および、前記発注データに基づいて、前記商品の仕入数量、前記商品在庫識別番号、前記メーカーロット番号、および、前記商品の所有に係る商品ランクを紐付けて設定した仕入データを取得することを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る在庫管理装置において、前記商品管理実行手段は、預り売上処理の前記実行指示、前記商品管理処理対象の前記商品の前記在庫ラベルから読み取られた前記再読取データ、および、前記現在庫データに基づいて、前記商品の売上数量、前記商品在庫識別番号、前記メーカーロット番号、および、自社品とする前記商品ランクを紐付けて設定した売上データを取得し、前記商品管理処理対象の前記商品の前記現在庫データを削除する前記預り売上処理を実行することを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係る在庫管理装置において、前記商品管理実行手段は、預り品入庫処理の前記実行指示、前記商品管理処理対象の前記商品の前記在庫ラベルから読み取られた前記再読取データ、および、前記現在庫データに基づいて、前記商品の入庫在庫識別番号を採番し、前記商品の移動数量、前記入庫在庫識別番号、前記メーカーロット番号、および、預り品とする前記商品ランクを紐付けて設定した移動データを取得し、前記商品管理処理対象の前記商品の前記現在庫データを削除し、前記商品の前記移動数量、前記入庫在庫識別番号、および、前記メーカーロット番号を紐付けて設定した新規の現在庫データを登録する前記預り品入庫処理を実行することを特徴とする。
【0011】
また、本発明に係る在庫管理装置において、前記商品管理実行手段は、預り品加工処理の前記実行指示、前記商品管理処理対象の前記商品の前記在庫ラベルから読み取られた前記再読取データ、および、前記現在庫データに基づいて、前記商品の払出在庫識別番号を採番し、前記商品の加工払出数量、前記払出在庫識別番号、および、前記メーカーロット番号を紐付けて設定した加工払出明細データを取得し、加工商品の加工在庫識別番号を採番し、前記加工商品の加工受入数量、前記加工在庫識別番号、および、前記メーカーロット番号を紐付けて設定した加工受入明細データを取得し、前記商品管理処理対象の前記商品の前記現在庫データを削除し、前記加工商品の前記加工受入数量、前記加工在庫識別番号、および、前記メーカーロット番号を紐付けて設定した新規の現在庫データを登録する前記預り品加工処理を実行することを特徴とする。
【0012】
また、本発明に係る在庫管理装置において、前記商品管理実行手段は、更に、前記棚卸処理の前記実行指示、および、前記現在庫データに基づいて、前記商品の帳簿在庫数量、前記商品在庫識別番号、および、前記メーカーロット番号を紐付けて設定した棚卸前処理データを取得し、前記棚卸前処理データに基づいて、棚卸記入表を印刷出力させることを特徴とする。
【0013】
また、本発明に係る在庫管理装置において、前記商品管理記憶手段は、更に、前記メーカーロット番号を非設定、且つ、前記商品の前記発注数量を設定した前記発注データを記憶し、前記在庫登録手段は、前記商品に前記メーカー発行の前記在庫ラベルがない場合、前記発注データに基づいて、前記商品の前記商品在庫識別番号を採番し、当該商品在庫識別番号を前記メーカーロット番号として採用し、前記商品の前記在庫数量、当該商品在庫識別番号、および、当該メーカーロット番号を紐付けて設定した前記現在庫データを登録することを特徴とする。
【0014】
また、本発明に係る在庫管理装置において、前記在庫登録手段は、更に、前記商品在庫識別番号である前記メーカーロット番号を読取可能に設定した在庫ラベルを印刷出力させることを特徴とする。
【0015】
また、本発明に係る在庫管理装置において、前記メーカー発行の前記在庫ラベルは、前記商品の前記メーカーロット番号をコード化した情報コードが設定されたことを特徴とする。
【0016】
また、本発明に係る在庫管理方法は、記憶部と制御部とを備えた在庫管理装置に実行させるための在庫管理方法であって、前記記憶部は、商品のメーカーロット番号、および、発注数量を紐付けて設定した発注データを記憶する商品管理記憶手段、を備え、前記制御部において実行される、メーカー発行の在庫ラベルから読み取られた前記商品の前記メーカーロット番号を設定した読取データ、および、前記発注データに基づいて、前記商品の商品在庫識別番号を採番し、前記商品の在庫数量、前記商品在庫識別番号、および、前記メーカーロット番号を紐付けて設定した現在庫データを登録する在庫登録ステップと、商品管理処理の実行指示、商品管理処理対象の前記商品の前記在庫ラベルから読み取られた再読取データ、および、前記現在庫データに基づいて、前記商品管理処理を実行する商品管理実行ステップと、を含むことを特徴とする。
【0017】
また、本発明に係る在庫管理プログラムは、記憶部と制御部とを備えた在庫管理装置に実行させるための在庫管理プログラムであって、前記記憶部は、商品のメーカーロット番号、および、発注数量を紐付けて設定した発注データを記憶する商品管理記憶手段、を備え、前記制御部において、メーカー発行の在庫ラベルから読み取られた前記商品の前記メーカーロット番号を設定した読取データ、および、前記発注データに基づいて、前記商品の商品在庫識別番号を採番し、前記商品の在庫数量、前記商品在庫識別番号、および、前記メーカーロット番号を紐付けて設定した現在庫データを登録する在庫登録ステップと、商品管理処理の実行指示、商品管理処理対象の前記商品の前記在庫ラベルから読み取られた再読取データ、および、前記現在庫データに基づいて、前記商品管理処理を実行する商品管理実行ステップと、を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、母材の在庫管理において、メーカーが発行する在庫ラベル(例えば、メーカーから出荷時に貼付される在庫ラベル等)をそのまま利用することができるという効果を奏する。また、本発明によれば、自社で在庫ラベルを発行し母材に貼り付ける作業を削減することで業務効率を向上させることができるという効果を奏する。また、本発明によれば、メーカーから受領する入荷データ(契約番号、寸法、重量等)と合わせて照合するため、在庫管理の正確性を向上させることができるという効果を奏する。また、本発明によれば、メーカー発行の現品ラベルをそのまま活用することで、ラベルの貼り間違い等のヒューマンエラーを削減でき、ミルシートと紐づくメーカーロット番号を母材から製品に引き継ぐことが可能となり、品質管理の正確性を向上させることができるという効果を奏する。また、本発明によれば、メーカーの在庫ラベルの自社利用を可能とするという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1図1は、本実施形態における在庫管理処理フローの一例を示す図である。
図2図2は、本実施形態における在庫管理装置の構成の一例を示すブロック図である。
図3図3は、本実施形態における在庫管理装置の処理の一例を示すフローチャートである。
図4図4は、本実施形態における在庫管理処理の一例を示す図である。
図5図5は、本実施形態における在庫管理処理の一例を示す図である。
図6図6は、本実施形態における在庫管理処理の一例を示す図である。
図7図7は、本実施形態における在庫管理処理の一例を示す図である。
図8図8は、本実施形態における在庫管理処理の一例を示す図である。
図9図9は、本実施形態における在庫管理処理の一例を示す図である。
図10図10は、本実施形態における在庫管理処理の一例を示す図である。
図11図11は、本実施形態における在庫管理処理の一例を示す図である。
図12図12は、本実施形態における在庫管理処理の一例を示す図である。
図13図13は、本実施形態における在庫管理処理の一例を示す図である。
図14図14は、本実施形態における在庫管理処理の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は本実施形態により限定されるものではない。
【0021】
[1.概要]
まず、図1を参照して、本発明の概要を説明する。図1は、本実施形態における在庫管理処理フローの一例を示す図である。
【0022】
従来は、鋼材メーカー等から母材を入庫する際、母材に対して自社で発行したラベルを印刷し貼る必要があるが、貼り間違いが発生する可能性もあり業務負荷が大きかった。また、従来、メーカー発行の在庫ラベルをそのまま使用するには、メーカーロット番号で在庫を一意に特定できる必要があるが、数年で番号がループして重複してしまうため使用できなかった。
【0023】
そこで、本実施形態においては、図1に示す処理フローを採用することで、「在庫識別番号」に在庫を一意に識別する番号がセットされ、「バーコード番号」に在庫ラベルに記載のバーコードにコード化されたメーカーロット番号がセットされ、在庫入庫時、在庫ラベルのバーコードが読み取られることで、仕入データが自動作成され(入庫業務の簡略化)、在庫棚卸時、在庫ラベルのバーコードが読み取られることで、バーコード番号をもとに在庫を特定して棚卸可能とする仕組みを提供している。
【0024】
[2.構成]
本実施形態に係る在庫管理装置100の構成の一例について、図2を参照して説明する。図2は、本実施形態における在庫管理装置100の構成の一例を示すブロック図である。
【0025】
図2に示すように、在庫管理装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、在庫管理装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
【0026】
在庫管理装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。在庫管理装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
【0027】
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、在庫管理装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、在庫管理装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。
【0028】
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(タッチパネルを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、およびマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114またはプリンタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
【0029】
記憶部106には、各種のデータベース、テーブル、およびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。記憶部106は、商品管理データベース106aを備えている。
【0030】
商品管理データベース106aは、商品管理データを記憶する。ここで、商品管理データベース106aは、商品のメーカーロット番号、および、発注数量を紐付けて設定した発注データを記憶していてもよい。また、商品管理データベース106aは、メーカーロット番号を非設定、且つ、商品の発注数量を設定した発注データを記憶していてもよい。また、商品管理データは、情報コードの読取データ、情報コードの再読取データ、在庫データ、仕入データ、売上データ、移動データ、加工払出明細データ、加工受入明細データ、棚卸前処理データ、または、商品データであってもよい。
【0031】
制御部102は、在庫管理装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。制御部102は、機能概念的に、在庫登録部102aと商品管理実行部102bとを備えている。
【0032】
在庫登録部102aは、各種データを(記憶部106)登録する。ここで、在庫登録部102aは、メーカー発行の在庫ラベルから読み取られた商品のメーカーロット番号を設定した読取データ、および、発注データに基づいて、商品の商品在庫識別番号を採番し、商品の在庫数量、商品在庫識別番号、および、メーカーロット番号を紐付けて設定した現在庫データを登録してもよい。また、在庫登録部102aは、読取データ、および、発注データに基づいて、商品の仕入数量、商品在庫識別番号、メーカーロット番号、および、商品の所有に係る商品ランクを紐付けて設定した仕入データを取得してもよい。また、在庫登録部102aは、商品にメーカー発行の在庫ラベルがない場合、発注データに基づいて、商品の商品在庫識別番号を採番し、当該商品在庫識別番号をメーカーロット番号として採用し、商品の在庫数量、当該商品在庫識別番号、および、当該メーカーロット番号を紐付けて設定した現在庫データを登録してもよい。また、在庫登録部102aは、商品在庫識別番号であるメーカーロット番号を読取可能に設定した在庫ラベルを印刷出力させてもよい。また、メーカー発行の在庫ラベルは、商品のメーカーロット番号をコード化した情報コード(例えば、バーコード、または、QRコード(登録商標)等の二次元コード等)が設定されていてもよい。また、在庫登録部102aは、メーカーからの入荷予定データに基づいて、発注データを登録してもよい。
【0033】
商品管理実行部102bは、商品管理処理を実行する。ここで、商品管理実行部102bは、商品管理処理の実行指示、商品管理処理対象の商品の在庫ラベルから読み取られた再読取データ、および、現在庫データに基づいて、商品管理処理を実行してもよい。また、商品管理実行部102bは、棚卸処理の実行指示に基づいて、商品管理処理対象の商品の在庫ラベルから読み取られた再読取データに設定されたメーカーロット番号と、現在庫データに設定されたメーカーロット番号と、を突合することで棚卸処理を実行してもよい。また、商品管理実行部102bは、預り売上処理の実行指示、商品管理処理対象の商品の在庫ラベルから読み取られた再読取データ、および、現在庫データに基づいて、商品の売上数量、商品在庫識別番号、メーカーロット番号、および、自社品の商品ランクを紐付けて設定した売上データを取得し、商品管理処理対象の商品の現在庫データを削除する預り売上処理を実行してもよい。また、商品管理実行部102bは、預り品入庫処理の実行指示、商品管理処理対象の商品の在庫ラベルから読み取られた再読取データ、および、現在庫データに基づいて、商品の入庫在庫識別番号を採番し、商品の移動数量、入庫在庫識別番号、メーカーロット番号、および、預り品の商品ランクを紐付けて設定した移動データを取得し、商品管理処理対象の商品の現在庫データを削除し、商品の移動数量、入庫在庫識別番号、および、メーカーロット番号を紐付けて設定した新規の現在庫データを登録する預り品入庫処理を実行してもよい。また、商品管理実行部102bは、預り品加工処理の実行指示、商品管理処理対象の商品の在庫ラベルから読み取られた再読取データ、および、現在庫データに基づいて、商品の払出在庫識別番号を採番し、商品の加工払出数量、払出在庫識別番号、および、メーカーロット番号を紐付けて設定した加工払出明細データを取得し、加工商品の加工在庫識別番号を採番し、加工商品の加工受入数量、加工在庫識別番号、および、メーカーロット番号を紐付けて設定した加工受入明細データを取得し、商品管理処理対象の商品の現在庫データを削除し、加工商品の加工受入数量、加工在庫識別番号、および、メーカーロット番号を紐付けて設定した新規の現在庫データを登録する預り品加工処理を実行してもよい。また、商品管理実行部102bは、棚卸処理の実行指示、および、現在庫データに基づいて、商品の帳簿在庫数量、商品在庫識別番号、および、メーカーロット番号を紐付けて設定した棚卸前処理データを取得し、棚卸前処理データに基づいて、棚卸記入表を印刷出力させてもよい。
【0034】
[3.具体例]
本実施形態の具体例について、図3から図14を参照して説明する。
【0035】
[在庫管理処理]
ここで、図3を参照して、本実施形態における在庫管理処理の一例について説明する。図3は、本実施形態における在庫管理装置100の処理の一例を示すフローチャートである。
【0036】
図3に示すように、在庫登録部102aは、メーカーからの入荷予定データに基づいて、発注データを商品管理データベース106aに登録する(ステップSA-1)。
【0037】
そして、在庫登録部102aは、商品にメーカー発行の在庫ラベルがあるか否かを判定する(ステップSA-2)。
【0038】
そして、在庫登録部102aは、商品にメーカー発行の在庫ラベルがあると判定した場合(ステップSA-2:Yes)、処理をステップSA-3に移行させる。
【0039】
そして、在庫登録部102aは、ユーザにより入力装置(ハンディターミナル)112を介してメーカー発行の在庫ラベルから読み取られた商品のメーカーロット番号を設定した読取データ、および、商品管理データベース106aに記憶された発注データに基づいて、商品の商品在庫識別番号を採番し、商品の仕入数量、商品在庫識別番号、メーカーロット番号、および、商品の所有に係る商品ランクを紐付けて設定した仕入データを取得する(ステップSA-3)。
【0040】
そして、在庫登録部102aは、ユーザにより入力装置(ハンディターミナル)112を介してメーカー発行の在庫ラベルから読み取られた商品のメーカーロット番号を設定した読取データ、および、商品管理データベース106aに記憶された発注データに基づいて、商品の在庫数量、商品在庫識別番号、および、メーカーロット番号を紐付けて設定した現在庫データを商品管理データベース106aに登録し(ステップSA-4)、処理をステップSA-8に移行させる。
【0041】
一方、在庫登録部102aは、商品にメーカー発行の在庫ラベルがないと判定した場合(ステップSA-2:No)、処理をステップSA-5に移行させる。
【0042】
そして、在庫登録部102aは、商品管理データベース106aに記憶された発注データに基づいて、商品の商品在庫識別番号を採番し、当該商品在庫識別番号をメーカーロット番号として採用し、商品の仕入数量、当該商品在庫識別番号、当該メーカーロット番号、および、商品の所有に係る商品ランクを紐付けて設定した仕入データを取得する(ステップSA-5)。
【0043】
そして、在庫登録部102aは、商品管理データベース106aに記憶された発注データに基づいて、商品の在庫数量、商品在庫識別番号、および、商品在庫識別番号であるメーカーロット番号を紐付けて設定した現在庫データを商品管理データベース106aに登録する(ステップSA-6)。
【0044】
そして、在庫登録部102aは、商品在庫識別番号であるメーカーロット番号を読取可能なバーコードを設定した在庫ラベルを出力装置114に印刷出力させ(ステップSA-7)、処理をステップSA-8に移行させる。
【0045】
そして、商品管理実行部102bは、ユーザにより入力装置112を介して設定された商品管理処理の実行指示、ユーザにより入力装置(ハンディターミナル)112を介して商品管理処理対象の商品の在庫ラベルから読み取られた再読取データ、および、商品管理データベース106aに記憶された現在庫データに基づいて、商品管理処理を実行し(ステップSA-8)、処理を終了する。
【0046】
ここで、図4から図14を参照して、本実施形態における在庫管理処理の一例について説明する。図4から図14は、本実施形態における在庫管理処理の一例を示す図である。
【0047】
図4に示すように、本実施形態においては、メーカーからの入庫予定データを元に発注データが登録される。
【0048】
そして、図5に示すように、本実施形態においては、メーカーから母材が入庫される。ここで、本実施形態における母材現物に貼付されたメーカー発行の在庫ラベルには、商品コード、メーカーロット番号、員数、重量、および、メーカーロット番号がコード化されたバーコードが記載されている。
【0049】
そして、図6に示すように、本実施形態においては、社内PCと無線LAN経由等で接続されたハンディターミナルを介して在庫ラベル(A,B)のバーコードが読み取られ、バーコード番号を元に発注データが参照され、紐付く仕入データが作成される。
【0050】
そして、図7に示すように、本実施形態においては、メーカー発行の在庫ラベルがないS002の商品について、仕入入力画面より登録が行われ、在庫識別番号が登録時に自動採番され、バーコード番号がないため、自動採番の在庫識別番号と同じ値がバーコード番号にセットされる。
【0051】
そして、図8に示すように、本実施形態においては、ハンディターミナルにより処理できなかったS002の商品のみラベルの発行・貼替が行われる。ここで、本実施形態におけるラベル発行処理画面においては、「ハンディ処理分を含む」のチェックがOFFでラベル発行された場合、在庫識別番号=バーコード番号の在庫データのみ抽出が可能となる。
【0052】
そして、図9に示すように、本実施形態においては、現在庫がある状態で、バーコード番号:Bの棚卸が行われ、棚卸日時点の在庫データが棚卸前処理データに更新され、棚卸前処理の実施後、棚卸記入表が印刷される。
【0053】
そして、図10に示すように、本実施形態においては、ユーザにより棚卸記入表記載の対象が確認されながら、ハンディターミナルで在庫ラベルのバーコードが読み取られて棚卸が行われ、すなわち、現在庫データのバーコード番号と突合され、在庫が一意に特定される。ここで、本実施形態においては、同一バーコード番号で現在庫データが複数ある場合、現在庫数の降順で並べた1行目の在庫データが取得される。例えば、図10に示すように、本実施形態においては、Bのバーコードが読み取られ、現在庫降順で並べた1行目(在庫識別番号:L003)の在庫データが表示され、棚卸更新処理が実行されて棚卸業務完了となる。
【0054】
また、図11から図14に示すように、本実施形態においては、自社で購入した母材の母材仕入後、預り売上・預り品入庫・預り品加工する際のバーコード引継ぎを実行している。すなわち、本実施形態においては、預り売上した後(図12)、または、預り品入庫する際(図13)、バーコード番号に母材のバーコードを登録して預り品の在庫計上を可能としている。ここで、本実施形態における預り売上は、自社品として仕入れた母材を得意先に対して売る処理である(但し、加工自体直ぐ行わないため、物を自社に暫く置いたままとしている)。また、本実施形態における預り品入庫は、預り品として0円で在庫計上する処理であり、母材に保持されているメーカーロット番号が引継ぎ可能となる。したがって、預り品入庫時、物自体は同一だが資産としては自社から他社に移るため、本来であれば商品キーのデータも変わる(すなわち、ラベル貼替が必要となる)が、バーコード番号が引き継がれることで貼替不要となる。また、図14に示すように、本実施形態においては、預り品を加工してできる製品に母材と同じバーコード番号が引き継がれることで、ミルシートの紐付きを引き継ぐことが可能となる。ここで、ミルシートは、メーカーが発行する、鋼材の材質・品質を証明する検査証明書であり、メーカーロット番号に紐付けられている。
【0055】
[4.国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)への貢献]
本実施形態により、業務効率化や企業の適切な経営判断を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標8及び9に貢献することが可能となる。
【0056】
また、本実施形態により、廃棄ロス削減や、ペーパレス・電子化を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標12、13及び15に貢献することが可能となる。
【0057】
また、本実施形態により、統制、ガバナンス強化に寄与することができるので、SDGsの目標16に貢献することが可能となる。
【0058】
[5.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
【0059】
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
【0060】
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【0061】
また、在庫管理装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
【0062】
例えば、在庫管理装置100が備える処理機能、特に制御部102にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて在庫管理装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
【0063】
また、このコンピュータプログラムは、在庫管理装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
【0064】
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
【0065】
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、本実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
【0066】
記憶部106に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
【0067】
また、在庫管理装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、在庫管理装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
【0068】
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0069】
本発明は、母材を管理する鉄鋼業界または化学業界等の業界において有用である。
【符号の説明】
【0070】
100 在庫管理装置
102 制御部
102a 在庫登録部
102b 商品管理実行部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 商品管理データベース
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
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図8
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図10
図11
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図14