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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024158433
(43)【公開日】2024-11-08
(54)【発明の名称】センサ
(51)【国際特許分類】
   G01L 9/00 20060101AFI20241031BHJP
   H01L 29/84 20060101ALI20241031BHJP
   B81B 3/00 20060101ALI20241031BHJP
【FI】
G01L9/00 303P
H01L29/84 B
B81B3/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023073626
(22)【出願日】2023-04-27
(71)【出願人】
【識別番号】000116024
【氏名又は名称】ローム株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】櫻木 正広
【テーマコード(参考)】
2F055
3C081
4M112
【Fターム(参考)】
2F055AA40
2F055BB20
2F055CC02
2F055DD05
2F055EE14
2F055FF21
2F055GG25
3C081AA02
3C081BA03
3C081BA09
3C081BA22
3C081BA32
3C081BA45
3C081BA48
3C081CA02
3C081CA14
3C081CA15
3C081CA19
3C081CA29
3C081CA42
3C081DA03
3C081DA22
3C081DA23
3C081DA30
3C081DA43
3C081EA03
4M112AA01
4M112BA01
4M112CA01
4M112CA03
4M112CA04
4M112CA13
4M112CA14
4M112CA29
4M112DA03
4M112DA06
4M112DA09
4M112DA10
4M112DA11
4M112DA16
4M112DA18
4M112EA03
4M112EA06
4M112EA07
4M112EA10
(57)【要約】
【課題】キャビティの底面へのメンブレンの貼り付きを抑制可能なセンサを提供する。
【解決手段】センサ(100,200)は、基板(10)を備える。基板の内部には、キャビティ(13)が形成されている。基板は、キャビティの底面と間隔を空けて対向しているメンブレン(14)を有する。キャビティの底面及びメンブレンの内面のいずれかには、複数の凸部(13a,14a)が形成されている。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板を備え、
前記基板の内部には、キャビティが形成されており、
前記基板は、前記キャビティの底面と間隔を空けて対向しているメンブレンを有し、
前記底面及び前記メンブレンの内面のいずれかには、複数の凸部が形成されている、センサ。
【請求項2】
前記複数の凸部は、前記底面に形成されている、請求項1に記載のセンサ。
【請求項3】
前記複数の凸部は、平面視において、前記底面の中央部の周囲に配置されている、請求項2に記載のセンサ。
【請求項4】
前記基板は、第1基板と、第2基板とを有し、
前記第1基板は、第1面と、前記第1面の反対面である第2面とを有し、
前記第2基板は、前記第2面上に配置されており、
前記キャビティは、前記第2面に形成されており、
前記メンブレンは、前記底面と間隔を空けて対向している前記第2基板の部分である、請求項2に記載のセンサ。
【請求項5】
前記複数の凸部は、前記内面に形成されている、請求項1に記載のセンサ。
【請求項6】
前記複数の凸部は、平面視において、前記内面の中央部の周囲に配置されている、請求項5に記載のセンサ。
【請求項7】
前記基板は、第1基板で構成されており、
前記キャビティは、前記第1基板の内部に形成されており、
前記メンブレンは、前記底面と間隔を空けて対向している前記第1基板の部分である、請求項5に記載のセンサ。
【請求項8】
前記複数の凸部の各々の頂面は、曲面で構成されている、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のセンサ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、センサに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば特開2021-25966号公報(特許文献1)には、MEMS(Micro Electro Mechanical System)センサが記載されている。特許文献1に記載のMEMSセンサは、基板を有している。基板は、第1基板と、第2基板とを有している。第1基板及び第2基板は、単結晶のシリコンで形成されている。第1基板は、第1面と、第2面とを有している。第1面及び第2面は、第1基板の厚さ方向における端面である。第2面には、キャビティが形成されている。キャビティは、第1面に向かって凹んでいる。第2基板は、第2面上に配置されている。このように、キャビティは、基板の内部に形成されている。第1基板及び第2基板は、互いに接合されている。キャビティの底面と間隔を空けて対向している第2基板の部分は、メンブレン(ダイアフラム)を構成している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2021-25966号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のMEMSセンサでは、外部の圧力によりメンブレンが撓むことにより動作する。特許文献1に記載のMEMSセンサでは、通常の使用状態における圧力によりメンブレンとキャビティの底面とが接触しないように、キャビティの深さが設計されている。しかしながら、例えばブレードを用いたダイシング工程で使用される水の圧力や基板実装時の洗浄、超音波洗浄、ブロー等により、メンブレンが、キャビティの底面に接触し、貼り付いてしまうことがある。
【0005】
本開示は、上記のような従来技術の問題点に鑑みてなされたものである。より具体的には、本開示は、キャビティの底面へのメンブレンの貼り付きを抑制可能なセンサを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のセンサは、基板を備える。基板の内部には、キャビティが形成されている。基板は、キャビティの底面と間隔を空けて対向しているメンブレンを有する。キャビティの底面及びメンブレンの内面のいずれかには、複数の凸部が形成されている。
【発明の効果】
【0007】
本開示のセンサによると、キャビティの底面へのメンブレンの貼り付きを抑制可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】センサ100の平面図である。
図2図1中のII-IIにおける断面図である。
図3図2中のIII-IIIにおける断面図である。
図4図2中のIVにおける部分拡大図である。
図5】変形例1に係るセンサ100の断面図である。
図6】変形例2に係るセンサ100の断面図である。
図7】センサ100の製造工程図である。
図8】ハードマスク形成工程S2を説明する断面図である。
図9】レジストパターン形成工程S3を説明する断面図である。
図10】レジストパターン形成工程S3を説明する平面図である。
図11】第1エッチング工程S4を説明する断面図である。
図12】第2エッチング工程S5を説明する断面図である。
図13】第3エッチング工程S6を説明する断面図である。
図14】第4エッチング工程S7を説明する断面図である。
図15】基板貼り付け工程S8を説明する断面図である。
図16】第1絶縁膜形成工程S9を説明する断面図である。
図17】第1イオン注入工程S10を説明する断面図である。
図18】第2絶縁膜形成工程S11を説明する断面図である。
図19】コンタクトホール形成工程S12を説明する断面図である。
図20】第2イオン注入工程S13を説明する断面図である。
図21】パッド形成工程S14を説明する断面図である。
図22】保護膜形成工程S15を説明する断面図である。
図23】センサ100Aの断面図である。
図24】センサ200の断面図である。
図25】センサ200の製造工程図である。
図26】第1レジストパターン形成工程S17を説明する断面図である。
図27】第1エッチング工程S18を説明する断面図である。
図28】第2レジストパターン形成工程S19を説明する断面図である。
図29】第2エッチング工程S20を説明する断面図である。
図30】第3エッチング工程S21を説明する断面図である。
図31】酸化膜形成工程S22を説明する断面図である。
図32】第4エッチング工程S23を説明する断面図である。
図33】第5エッチング工程S24を説明する断面図である。
図34】第6エッチング工程S25を説明する断面図である。
図35】熱処理工程S26を説明する断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の実施形態を、図面を参照しながら説明する。以下の図面では、同一又は相当する部分に同一の参照符号を付し、重複する説明は繰り返さないものとする。
【0010】
(第1実施形態)
第1実施形態に係るセンサを説明する。第1実施形態に係るセンサを、センサ100とする。
【0011】
<センサ100の構成>
以下に、センサ100の構成を説明する。
【0012】
図1は、センサ100の平面図である。図1中では、保護膜40の図示が省略されている。図2は、図1中のII-IIにおける断面図である。図3は、図2中のIII-IIIにおける断面図である。図4は、図2中のIVにおける部分拡大図である。図1から図4に示されているように、センサ100は、基板10と、絶縁膜20と、複数のパッド31と、パッド32と、保護膜40とを有している。
【0013】
基板10は、第1面10aと、第2面10bとを有している。第1面10a及び第2面10bは、基板10の厚さ方向における両端面である。基板10は、例えば、第1基板11と、第2基板12とを有している。第1基板11及び第2基板12の構成材料は、例えば、単結晶のシリコンである。第1基板11の導電型及び第2基板12の導電型は、第1導電型である。第1導電型は、例えばn型である。
【0014】
第1基板11は、第1面11aと、第2面11bとを有している。第1面11a及び第2面11bは、第1基板11の厚さ方向における両端面である。第1面11aは、第1面10aを構成している。第2基板12は、第2面11b上に配置されている。第1基板11及び第2基板12は、互いに接合されている。
【0015】
第2面11bには、キャビティ13が形成されている。キャビティ13は、平面視において、矩形である。ここで、「矩形」には、角部が丸まっている場合が含まれる。第2面11bは、キャビティ13において、第1面11a(第1面10a)に向かって凹んでいる。上記のとおり、第2面11b上には第2基板12が配置されているため、キャビティ13は、基板10の内部に形成されていることになる。
【0016】
キャビティ13の底面には、複数の凸部13aが形成されている。凸部13aは、キャビティ13の底面から、第1面10a(第1面11a)とは反対側に向かって突出している。平面視において、複数の凸部13aは、例えば格子状に配列されている。凸部13aの頂面は、曲面で構成されていることが好ましい。
【0017】
第2基板12は、メンブレン14を有している。メンブレン14は、キャビティ13の底面と間隔を空けて対向している第2基板12の部分である。
【0018】
メンブレン14には、複数の抵抗15が形成されている。抵抗15は、第2面10bに形成されている。抵抗15は、ドーパントを注入することにより形成されている。抵抗15の導電型は、第2導電型である。第2導電型は、例えばp型である。図1に示されている例では、複数の抵抗15の数は、4つである。複数の抵抗15の各々は、平面視において、メンブレン14の各辺に沿うように、メンブレン14の外周縁部に配置されている。
【0019】
基板10には、複数の配線16がさらに形成されている。配線16は、第2面10bに形成されている。配線16は、主としてメンブレン14以外に配置されている。配線16は、ドーパントを注入することにより形成されている。配線16の導電型は、第2導電型である。
【0020】
配線16は、第1部分16aと、2つの第2部分16bとを有している。第1部分16aの一方端部は、コンタクト16cに電気的に接続されている。コンタクト16cは、ドーパントを注入することにより形成されている。コンタクト16cの導電型は、第2導電型である。コンタクト16cは、平面視において、パッド31に重なっている。
【0021】
配線16は、第1部分16aの一方端部において、2つの第2部分16bに分岐している。第2部分16bの1つは複数の抵抗15のうちの1つに電気的に接続されており、第2部分16bの他の1つは複数の抵抗15のうちの他の1つに電気的に接続されている。このようにして、複数の抵抗15は、複数の配線16で接続することにより、ブリッジ回路を構成している。
【0022】
基板10には、配線17がさらに形成されている。配線17は、第2面10bに形成されている。配線17は、メンブレン14以外に配置されている。配線17は、ドーパントを注入することにより形成されている。配線17の導電型は、第1導電型である。配線17は、第1部分17aと、第2部分17bとを有している。第1部分17aは、平面視において環状に形成されている。第2部分17bの一方端部は、第1部分17aに電気的に接続されている。第2部分17bの他方端部は、コンタクト17cに電気的に接続されている。コンタクト17cは、ドーパントを注入することにより形成されている。コンタクト17cの導電型は、第1導電型である。コンタクト17cは、平面視において、パッド32と重なっている。
【0023】
絶縁膜20は、第2面10b上に配置されている。絶縁膜20は、例えば、第1絶縁膜21と、第2絶縁膜22とを有している。第1絶縁膜21は、第2面10b上に配置されている。第2絶縁膜22は、第1絶縁膜21上に配置されている。第1絶縁膜21及び第2絶縁膜22は、例えば、シリコン酸化物で形成されている。絶縁膜20には、コンタクトホール20aが形成されている。図示されていないが、絶縁膜20には、コンタクトホール20bが形成されている。コンタクトホール20a及びコンタクトホール20bは、絶縁膜20を厚さ方向に沿って貫通している。コンタクトホール20a及びコンタクトホール20bからは、それぞれ、コンタクト16c及びコンタクト17cが露出している。
【0024】
パッド31は、絶縁膜20上に配置されている。パッド31は、コンタクトホール20aに埋め込まれることにより、コンタクト16cに電気的に接続されている。パッド32は、絶縁膜20上に配置されている。パッド32は、コンタクトホール20bに埋め込まれることにより、コンタクト17cに電気的に接続されている。複数のパッド31及びパッド32は、例えば、平面視において1列をなすように並んでいる。
【0025】
抵抗15に電気的に接続されている一対のパッド31には、例えば、電源電圧が供給されている。外部の圧力(例えば、気圧)が変化すると、キャビティ13の内部の圧力との差に起因して、メンブレン14が撓む。メンブレン14の撓むと、抵抗15の電気抵抗値が変化する。抵抗15の電気抵抗値が変化すると、抵抗15に電気的に接続されている一対のパッド31の間の電圧が変化する。センサ100は、この電圧の変化を検知することで、外部の圧力を検知可能である。すなわち、センサ100は、例えば気圧センサ等の圧力センサである。基板10には、パッド32を介して、例えば基板電位が供給される。
【0026】
保護膜40は、複数のパッド31及びパッド32を覆うように絶縁膜20上に配置されている。保護膜40には、複数の開口部40aが形成されている。図示されていないが、保護膜40には、開口部40bが形成されている。開口部40a及び開口部40bは、保護膜40を厚さ方向に沿って貫通している。複数の開口部40aの各々からは、複数のパッド31の各々が露出している。開口部40bからは、パッド32が露出している。保護膜40は、例えばシリコン窒化物により形成されている。
【0027】
<変形例1>
図5は、変形例1に係るセンサ100の断面図である。図5には、図2中のIII-IIIに対応する位置における断面が示されている。図5に示されているように、キャビティ13は、平面視において、円形であってもよい。
【0028】
<変形例2>
図6は、変形例2に係るセンサ100の断面図である。図6には、図2中のIII-IIIに対応する位置における断面が示されている。図6に示されているように、複数の凸部13aは、平面視におけるキャビティ13の底面の中央部の周囲に配置されていてもよい。なお、平面視におけるキャビティ13の底面の中央部に凸部13aの配置されていない領域があり、かつ当該領域の幅が10μm以上であれば、「複数の凸部13aが平面視におけるキャビティ13の底面の中央部の周囲に配置されている」ものと見做される。
【0029】
<センサ100の製造方法>
以下に、センサ100の製造方法を説明する。
【0030】
図7は、センサ100の製造工程図である。図7に示されているように、センサ100の製造方法は、準備工程S1と、ハードマスク形成工程S2と、レジストパターン形成工程S3と、第1エッチング工程S4と、第2エッチング工程S5と、第3エッチング工程S6と、第4エッチング工程S7と、基板貼り付け工程S8と、第1絶縁膜形成工程S9と、第1イオン注入工程S10と、第2絶縁膜形成工程S11と、コンタクトホール形成工程S12と、第2イオン注入工程S13と、パッド形成工程S14と、保護膜形成工程S15と、ダイシング工程S16とを有している。
【0031】
準備工程S1では、第1基板11が準備される。準備工程S1の後には、ハードマスク形成工程S2が行われる。
【0032】
図8は、ハードマスク形成工程S2を説明する断面図である。図8に示されているように、ハードマスク形成工程S2では、例えば熱酸化により、第2面11b上にハードマスク50が形成される。ハードマスク50は、例えば、シリコン酸化物で形成されている。ハードマスク形成工程S2の後には、レジストパターン形成工程S3が行われる。
【0033】
図9は、レジストパターン形成工程S3を説明する断面図である。図10は、レジストパターン形成工程S3を説明する平面図である。図9及び図10に示されているように、レジストパターン形成工程S3では、ハードマスク50上にレジストパターン51が形成される。レジストパターン51は、第1部分51aと、複数の第2部分51bとを有している。第1部分51aは、開口部51cを有している。
【0034】
第1部分51aは、開口部51cを除いて、ハードマスク50上の全面にわかって配置されている。複数の第2部分51bは、平面視において、開口部51cの開口縁の内側に配列されている。レジストパターン51は、フォトレジストをハードマスク50上に塗布するとともに、塗布されたフォトレジストを露光及び現像することにより形成される。レジストパターン形成工程S3の後には、第1エッチング工程S4が行われる。
【0035】
図11は、第1エッチング工程S4を説明する断面図である。図11に示されているように、第1エッチング工程S4では、レジストパターン51を用いて、ハードマスク50に対するエッチングが行われる。エッチングは、例えば異方性のドライエッチングにより行われる。これにより、ハードマスク50が、第1部分50aと複数の第2部分50bとを有するようにパターンニングされる。第1部分50aは、開口部50cを有している。
【0036】
第1部分50aは、開口部50cを除いて、第2面11b上の全面にわたって配置されている。複数の第2部分50bは、平面視において開口部50cの開口縁の内側に配列されている。複数の第2部分50bの各々は、複数の第2部分51bの各々の下にある。レジストパターン51は、エッチング後に一旦除去された上で、第1部分51aのみが再度形成される。第1エッチング工程S4の後には、第2エッチング工程S5が行われる。
【0037】
図12は、第2エッチング工程S5を説明する断面図である。図12に示されているように、第2エッチング工程S5では、ハードマスク50を用いて、第1基板11に対するエッチングが行われる。エッチングは、例えば、異方性のドライエッチングにより行なわれる。これにより、第2面11bに凹部13bが形成される。第2エッチング工程S5の後には、第3エッチング工程S6が行われる。
【0038】
図13は、第3エッチング工程S6を説明する断面図である。図13に示されているように、第3エッチング工程S6では、レジストパターン51を用いて、ハードマスク50に対するエッチングが行われる。エッチングは、例えば、異方性のドライエッチングにより行われる。これにより、複数の第2部分50bが除去される。第3エッチング工程S6の後には、第4エッチング工程S7が行われる。
【0039】
図14は、第4エッチング工程S7を説明する断面図である。図14に示されているように、第4エッチング工程S7では、ハードマスク50及びレジストパターン51を用いて、第1基板11に対するエッチングが行われる。エッチングは、例えば、異方性のドライエッチングにより行われる。これにより、開口部50c(開口部51c)から露出している第2面11bが掘り下げられ、キャビティ13及び複数の凸部13aが形成される。第4エッチング工程S7の後には、ハードマスク50及びレジストパターン51が除去される。第4エッチング工程S7の後には、基板貼り付け工程S8が行われる。
【0040】
図15は、基板貼り付け工程S8を説明する断面図である。図15に示されているように、基板貼り付け工程S8では、第2基板12が第1基板11(第2面11b)に貼り付けられる。基板貼り付け工程S8では、第1に、第2基板12が第2面11b上に配置される。第2に、第2基板12が、第2面11bに向かって加圧されながら加熱される。これにより、第2基板12が第2面11bに接合される。基板貼り付け工程S8の後には、第1絶縁膜形成工程S9が行われる。
【0041】
図16は、第1絶縁膜形成工程S9を説明する断面図である。図16に示されているように、第1絶縁膜形成工程S9では、例えば基板10に対する熱酸化が行われることにより、第2面10b上に第1絶縁膜21が形成される。第1絶縁膜形成工程S9の後には、第1イオン注入工程S10が行われる。
【0042】
図17は、第1イオン注入工程S10を説明する断面図である。図17に示されているように、第1イオン注入工程S10では、イオン注入により、抵抗15、配線16及び配線17が形成される。第1イオン注入工程S10の後には、第2絶縁膜形成工程S11が行われる。図18は、第2絶縁膜形成工程S11を説明する断面図である。図18に示されているように、第2絶縁膜形成工程S11では、例えばCVD(Chemical Vapor Deposition)により、第2絶縁膜22が形成される。第2絶縁膜形成工程S11の後には、コンタクトホール形成工程S12が行われる。
【0043】
図19は、コンタクトホール形成工程S12を説明する断面図である。図19に示されているように、コンタクトホール形成工程S12では、例えば異方性のドライエッチングにより、絶縁膜20にコンタクトホール20aが形成される。図示されていないが、コンタクトホール形成工程S12では、例えば異方性のドライエッチングにより、コンタクトホール20bも形成されることになる。コンタクトホール形成工程S12の後には、第2イオン注入工程S13が行われる。
【0044】
図20は、第2イオン注入工程S13を説明する断面図である。図20に示されているように、第2イオン注入工程S13では、イオン注入により、コンタクト16cが形成される。図示されていないが、第2イオン注入工程S13では、イオン注入により、コンタクト17cも形成されることになる。第2イオン注入工程S13の後には、パッド形成工程S14が行われる。
【0045】
図21は、パッド形成工程S14を説明する断面図である。図21に示されているように、パッド形成工程S14では、絶縁膜20上にパッド31が形成される。パッド形成工程S14では、第1に、パッド31の構成材料が、例えばスパッタリングにより、絶縁膜20上に成膜される。この際、パッド31の構成材料は、コンタクトホール20aにも埋め込まれる。第2に、成膜されたパッド31の構成材料の上に、レジストパターンが形成される。レジストパターンは、フォトレジストを塗布するとともに、塗布されたフォトレジストを露光及び現像することにより形成される。第3に、レジストパターンを用いて例えば異方性のドライエッチングを行うことにより、成膜されたパッド31の構成材料がパターンニングされる。図示されていないが、これらの工程により、パッド32も形成されることになる。パッド形成工程S14の後には、保護膜形成工程S15が行われる。
【0046】
図22は、保護膜形成工程S15を説明する断面図である。図22に示されているように、保護膜形成工程S15では、保護膜40が形成される。保護膜形成工程S15では、第1に、保護膜40の構成材料が、例えばCVDによりパッド31及びパッド32(図示せず)を覆うように成膜される。第2、成膜された保護膜40の構成材料の上に、レジストパターンが形成される。レジストパターンは、フォトレジストを塗布するとともに、塗布されたフォトレジストを露光及び現像することにより形成される。第3に、レジストパターンを用いて例えば異方性のドライエッチングを行うことにより、成膜された保護膜40の構成材料がパターンニングされて開口部40aが形成される。図示されていないが、ドライエッチングにより、開口部40bも形成されることになる。保護膜形成工程S15の後には、ダイシング工程S16が行われる。
【0047】
ダイシング工程S16では、基板10、絶縁膜20及び保護膜40が例えばブレードを用いて切断されることにより、複数のセンサ100に個片化される。ブレードを用いた切断は、例えば水を供給しながら行われる。以上により、図1から図3に示されているセンサ100の構造が形成される。
【0048】
<センサ100の効果>
以下に、センサ100の効果を、比較例に係るセンサと対比しながら説明する。比較例に係るセンサを、センサ100Aとする。
【0049】
図23は、センサ100Aの断面図である。図23には、図2に対応する位置における断面が示されている。図22に示されているように、センサ100Aでは、キャビティ13の底面に凸部13aが形成されていない。この点を除いて、センサ100Aの構成はセンサ100の構成と共通している。
【0050】
センサ100Aでは、外部の圧力が上昇した際にメンブレン14が撓むが、通常の使用状態における圧力ではメンブレン14がキャビティ13の底面に接触しないようにキャビティ13の深さが設計されている。しかしながら、例えばダイシング工程S16において供給される水により、メンブレン14に通常の使用状態における圧力以上の圧力が加わることがある。その結果、センサ100Aでは、メンブレン14が、キャビティ13の底面に接触することがある。センサ100Aでは、キャビティ13の底面が平坦であり、メンブレン14とキャビティ13の底面とが面接触するため、メンブレン14がキャビティ13の底面に貼り付きやすい。
【0051】
他方で、センサ100では、キャビティ13の底面に複数の凸部13aが形成されているため、メンブレン14とキャビティ13の底面との接触は、点接触に近くなる。そのため、センサ100によると、メンブレン14がキャビティ13の底面に貼り付きにくくなる。凸部13aの頂面が曲面で構成されている場合、メンブレン14とキャビティ13の底面との接触がさらに点接触に近くなるため、メンブレン14がキャビティ13の底面にさらに貼り付きにくくなる。
【0052】
メンブレン14の撓み量は、平面視における中央部において大きくなりやすい。その結果、メンブレン14とキャビティ13の底面との間の接触面圧は、平面視におけるメンブレン14の中央部において大きくなる。複数の凸部13aが平面視におけるキャビティ13の底面の中央部の周囲に形成されている場合、接触面圧が低い位置においてメンブレン14とキャビティ13の底面とが接触するため、メンブレン14がキャビティ13の底面にさらに貼り付きにくくなる。
【0053】
(第2実施形態)
第2実施形態に係るセンサを説明する。第2実施形態に係るセンサを、センサ200とする。ここでは、センサ100と異なる点を主に説明し、重複する説明は繰り返さないものとする。
【0054】
<センサ200の構成>
以下に、センサ200の構成を説明する。
【0055】
図24は、センサ200の断面図である。図24には、図2に対応する位置における断面が示されている。図24に示されているように、センサ200は、基板10と、絶縁膜20と、複数のパッド31と、パッド32と、保護膜40とを有している。この点に関して、センサ200の構成は、センサ100の構成と共通している。
【0056】
センサ200では、基板10が、第1基板11で構成されている。すなわち、センサ200では、基板10が第2基板12を有しておらず、第2面10bが第2面11bで構成されている。センサ200では、凸部13aに代えて、凸部14aが形成されている。凸部14aは、メンブレン14の内面(キャビティ13の底面と対向している面)に形成されている。これらの点に関して、センサ200の構成は、センサ100の構成と異なっている。なお、図示されていないが、凸部13aの頂面と同様に、凸部14aの頂面は曲面で構成されていてもよい。
【0057】
<センサ200の製造方法>
以下に、センサ200の製造方法を説明する。
【0058】
図25は、センサ200の製造工程図である。図25に示されているように、センサ200の製造方法は、準備工程S1と、ハードマスク形成工程S2と、第1絶縁膜形成工程S9と、第1イオン注入工程S10と、第2絶縁膜形成工程S11と、コンタクトホール形成工程S12と、第2イオン注入工程S13と、パッド形成工程S14と、保護膜形成工程S15と、ダイシング工程S16とを有している。この点に関して、センサ200の製造方法は、センサ100の製造方法と共通している。
【0059】
センサ200の製造方法は、レジストパターン形成工程S3と、第1エッチング工程S4と、第2エッチング工程S5と、第3エッチング工程S6と、第4エッチング工程S7と、基板貼り付け工程S8とを有していない。センサ200の製造方法は、これらの工程に代えて、第1レジストパターン形成工程S17と、第1エッチング工程S18と、第2レジストパターン形成工程S19と、第2エッチング工程S20と、第3エッチング工程S21と、酸化膜形成工程S22と、第4エッチング工程S23と、第5エッチング工程S24と、第6エッチング工程S25と、熱処理工程S26とを有している。これらの点に関して、センサ200の製造方法は、センサ100の製造方法と異なっている。なお、第1レジストパターン形成工程S17は、ハードマスク形成工程S2の後に行われる。
【0060】
図26は、第1レジストパターン形成工程S17を説明する断面図である。図26に示されているように、第1レジストパターン形成工程S17では、レジストパターン52が形成される。レジストパターン52は、第1部分52aと、複数の第2部分52bとを有している。第1部分52aは、開口部52cを有している。複数の第2部分52bは、平面視において開口部52cの開口縁の内側に配列されている。レジストパターン52は、フォトレジストをハードマスク50上に塗布するとともに塗布されたフォトレジストを露光及び現像することにより形成される。第1レジストパターン形成工程S17の後には、第1エッチング工程S18が行われる。
【0061】
図27は、第1エッチング工程S18を説明する断面図である。図27に示されているように、第1エッチング工程S18では、レジストパターン52を用いて、ハードマスク50が第1部分50dと複数の第2部分50eとを有するようにパターンニングされる。第1部分50dは、開口部50fを有している。複数の第2部分50eは、平面視において開口部50fの開口縁の内側に配列されている。エッチングは、例えば異方性のドライエッチングである。エッチングの後には、レジストパターン52が除去される。第1エッチング工程S18の後には、第2レジストパターン形成工程S19が行われる。
【0062】
図28は、第2レジストパターン形成工程S19を説明する断面図である。図28に示されているように、第2レジストパターン形成工程S19では、レジストパターン53が形成される。レジストパターン53は、第1部分53aと、第2部分53bとを有している。第1部分53aは、開口部53cを有している。複数の第2部分53bは、平面視において開口部53cの内側に配列されている。
【0063】
隣り合う2つの第2部分50eを、第2部分50ea及び第2部分50ebとする。1つの第2部分50ea及び第2部分50ebの組と当該1つの組に隣り合う他の1つの第2部分50ea及び第2部分50ebの組との間にある第2部分50eを、第2部分50ecとする。第2部分53bは、第2部分50ea上、第2部分50eb上及び第2部分50eaと第2部分50ebとの間にある第2面11b上に配置される。他方で、第2部分53bは、第2部分50ec上、第2部分50eaと第2部分50ecとの間にある第2面11b上及び第2部分50ebと第2部分50ecとの間にある第2面11b上には配置されない。第2レジストパターン形成工程S19の後には、第2エッチング工程S20が行われる。
【0064】
図29は、第2エッチング工程S20を説明する断面図である。図29に示されているように、第2エッチング工程S20では、ハードマスク50及びレジストパターン53を用いて、第1基板11に対するエッチングが行われることにより、凹部13cが形成される。凹部13cは、第2部分50eaと第2部分50ecとの間にある第2面11b及び第2部分50ebと第2部分50ecとの間にある第2面11bに形成される。エッチングは、例えば、異方性のドライエッチングである。エッチングの後には、レジストパターン53が除去される。第2エッチング工程S20の後には、第3エッチング工程S21が行われる。
【0065】
図30は、第3エッチング工程S21を説明する断面図である。図30に示されているように、第3エッチング工程S21では、ハードマスク50を用いて第1基板11に対するエッチングが行われることにより、凹部13dが形成される。凹部13dは、第2部分50eaと第2部分50ebとの間にある第2面11bに形成される。エッチングが行われることにより、凹部13cは、第1面11aに向かって掘り下げられる。そのため、凹部13cは、凹部13dよりも深い。エッチングは、例えば、異方性のドライエッチングである。第3エッチング工程S21の後には、酸化膜形成工程S22が行われる。
【0066】
図31は、酸化膜形成工程S22を説明する断面図である。図31に示されているように、酸化膜形成工程S22では、例えばCVDにより、酸化膜54が形成される。酸化膜54は、例えばシリコン酸化物で形成されている。酸化膜54は、ハードマスク50上に配置されている。図示されていないが、酸化膜54は、凹部13cの側面、凹部13cの底面、凹部13dの側面及び凹部13dの底面も被覆している。酸化膜形成工程S22の後には、第4エッチング工程S23が行われる。
【0067】
図32は、第4エッチング工程S23を説明する断面図である。図32に示されているように、第4エッチング工程S23では、エッチングにより、凹部13cの底面上及び凹部13dの底面上にある酸化膜54が除去される。エッチングは、例えば異方性のドライエッチングである。第4エッチング工程S23の後には、第5エッチング工程S24が行われる。
【0068】
図33は、第5エッチング工程S24を説明する断面図である。図33に示されているように、第5エッチング工程S24では、エッチングにより、キャビティ13が形成される。エッチングは、例えば凹部13c及び凹部13dを介した等方性のウェットエッチングである。エッチングにより、凹部13c及び凹部13dは、それぞれ、貫通穴13e及び貫通穴13fとなる。貫通穴13e及び貫通穴13fは、キャビティ13に連通している。第5エッチング工程S24の後には、第6エッチング工程S25が行われる。
【0069】
図34は、第6エッチング工程S25を説明する断面図である。図34に示されているように、第6エッチング工程S25では、エッチングにより、ハードマスク50及び酸化膜54が除去される。エッチングは、例えば等方性のウェットエッチングである。第6エッチング工程S25の後には、熱処理工程S26が行われる。
【0070】
図35は、熱処理工程S26を説明する断面図である。図35に示されているように、熱処理工程S26では、減圧環境下で、第1基板11に対する熱処理が行われる。これにより、第1基板11の構成原子が移動し、貫通穴13e及び貫通穴13fが閉塞されてメンブレン14が形成されるとともに、隣り合う2つの貫通穴13eの間にあった第1基板11の部分が凸部14aとなる。なお、熱処理に伴う第1基板11の構成原子の移動により、キャビティ13の側面及び底面がある程度平坦化される。
【0071】
熱処理工程S26の後に第1絶縁膜形成工程S9、第1イオン注入工程S10、第2絶縁膜形成工程S11、コンタクトホール形成工程S12、第2イオン注入工程S13、パッド形成工程S14、保護膜形成工程S15及びダイシング工程S16が順次行われることにより、図24に示されているセンサ200の構造が形成される。
【0072】
<センサ200の効果>
以下に、センサ200の効果を説明する。
【0073】
センサ200では、メンブレン14の内面に複数の凸部14aが形成されているため、メンブレン14とキャビティ13の底面との接触は、点接触に近くなる。そのため、センサ200によると、メンブレン14がキャビティ13の底面に貼り付きにくくなる。センサ200では、第2基板12を用いることなく第1基板11のみで基板10を構成することが可能であり、製造コストの低減が可能である。
【0074】
(付記)
上記の実施形態には、以下の構成が含まれている。
【0075】
<付記1>
基板を備え、
前記基板の内部には、キャビティが形成されており、
前記基板は、前記キャビティの底面と間隔を空けて対向しているメンブレンを有し、
前記底面及び前記メンブレンの内面のいずれかには、複数の凸部が形成されている、センサ。
【0076】
<付記2>
前記複数の凸部は、前記底面に形成されている、付記1に記載のセンサ。
【0077】
<付記3>
前記複数の凸部は、平面視において、前記底面の中央部の周囲に配置されている、付記2に記載のセンサ。
【0078】
<付記4>
前記基板は、第1基板と、第2基板とを有し、
前記第1基板は、第1面と、前記第1面の反対面である第2面とを有し、
前記第2基板は、前記第2面上に配置されており、
前記キャビティは、前記第2面に形成されており、
前記メンブレンは、前記底面と間隔を空けて対向している前記第2基板の部分である、付記2又は付記3に記載のセンサ。
【0079】
<付記5>
前記複数の凸部は、前記内面に形成されている、付記1に記載のセンサ。
【0080】
<付記6>
前記複数の凸部は、平面視において、前記内面の中央部の周囲に配置されている、付記5に記載のセンサ。
【0081】
<付記7>
前記基板は、第1基板で構成されており、
前記キャビティは、前記第1基板の内部に形成されており、
前記メンブレンは、前記底面と間隔を空けて対向している前記第1基板の部分である、付記5又は付記6に記載のセンサ。
【0082】
<付記8>
前記複数の凸部の各々の頂面は、曲面で構成されている、付記1から付記7のいずれか1項に記載のセンサ。
【0083】
以上のように本開示の実施形態について説明を行ったが、上述の実施形態を様々に変形することも可能である。また、本発明の範囲は、上述の実施形態に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むことが意図される。
【符号の説明】
【0084】
10 基板、10a 第1面、10b 第2面、11 第1基板、11a 第1面、11b 第2面、12 第2基板、13 キャビティ、13a 凸部、13b,13c,13d 凹部、13e,13f 貫通穴、14 メンブレン、14a 凸部、15 抵抗、16 配線、16a 第1部分、16b 第2部分、16c コンタクト、17 配線、17a 第1部分、17b 第2部分、17c コンタクト、20 絶縁膜、20a,20b コンタクトホール、21 第1絶縁膜、22 第2絶縁膜、31,32 パッド、40 保護膜、40a,40b 開口部、50 ハードマスク、50a 第1部分、50b 第2部分、50c 開口部、50d 第1部分、50e 第2部分、50ea,50eb,50ec 第2部分、50f 開口部、51 レジストパターン、51a 第1部分、51b 第2部分、51c 開口部、52 レジストパターン、52a 第1部分、52b 第2部分、52c 開口部、53 レジストパターン、53a 第1部分、53b 第2部分、53c 開口部、54 酸化膜、100,100A,200 センサ、S1 準備工程、S2 ハードマスク形成工程、S3 レジストパターン形成工程、S4 第1エッチング工程、S5 第2エッチング工程、S6 第3エッチング工程、S7 第4エッチング工程、S8 基板貼り付け工程、S9 第1絶縁膜形成工程、S10 第1イオン注入工程、S11 第2絶縁膜形成工程、S12 コンタクトホール形成工程、S13 第2イオン注入工程、S14 パッド形成工程、S15 保護膜形成工程、S16 ダイシング工程、S17 第1レジストパターン形成工程、S18 第1エッチング工程、S19 第2レジストパターン形成工程、S20 第2エッチング工程、S21 第3エッチング工程、S22 酸化膜形成工程、S23 第4エッチング工程、S24 第5エッチング工程、S25 第6エッチング工程、S26 熱処理工程。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
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