(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024158753
(43)【公開日】2024-11-08
(54)【発明の名称】放送受信装置、コンテンツ管理方法およびコンテンツ管理プログラム
(51)【国際特許分類】
H04N 21/433 20110101AFI20241031BHJP
H04N 21/442 20110101ALI20241031BHJP
H04N 5/765 20060101ALI20241031BHJP
G11B 20/10 20060101ALI20241031BHJP
【FI】
H04N21/433
H04N21/442
H04N5/765
G11B20/10 301Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023074255
(22)【出願日】2023-04-28
(71)【出願人】
【識別番号】000002130
【氏名又は名称】住友電気工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000682
【氏名又は名称】弁理士法人ワンディ-IPパ-トナ-ズ
(72)【発明者】
【氏名】野田 啓太
(72)【発明者】
【氏名】山名 輝彦
(72)【発明者】
【氏名】手塚 智史
【テーマコード(参考)】
5C164
5D044
【Fターム(参考)】
5C164FA04
5C164GA06
5C164UA03S
5C164UA22S
5C164UA53S
5C164UB37P
5C164UB41S
5C164YA21
5D044AB05
5D044AB07
5D044BC01
5D044CC04
5D044DE17
5D044DE49
5D044GK12
(57)【要約】
【課題】記録媒体に保存したコンテンツの喪失機会を低減する。
【解決手段】放送受信装置は、複数の記録媒体にアクセス可能なであって、コンテンツを受信するコンテンツ受信部と、前記コンテンツ受信部により受信された前記コンテンツを、録画再生用として登録された第1の前記記録媒体に保存する録画処理を行うコンテンツ管理部とを備え、前記コンテンツ管理部は、前記録画処理を行う期間とは異なる期間において、前記第1の記録媒体に保存されたデータと、複製保存用として登録された第2の前記記録媒体に保存されたデータとの比較結果に基づいて、前記第1の記録媒体における1または複数の前記コンテンツを前記第2の記録媒体に保存する複製処理を行う。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の記録媒体にアクセス可能な放送受信装置であって、
コンテンツを受信するコンテンツ受信部と、
前記コンテンツ受信部により受信された前記コンテンツを、録画再生用として登録された第1の前記記録媒体に保存する録画処理を行うコンテンツ管理部とを備え、
前記コンテンツ管理部は、前記録画処理を行う期間とは異なる期間において、前記第1の記録媒体に保存されたデータと、複製保存用として登録された第2の前記記録媒体に保存されたデータとの比較結果に基づいて、前記第1の記録媒体における1または複数の前記コンテンツを前記第2の記録媒体に保存する複製処理を行う、放送受信装置。
【請求項2】
前記コンテンツ管理部は、前記複製処理を行わない期間において、前記第2の記録媒体を停止する制御を行う、請求項1に記載の放送受信装置。
【請求項3】
前記コンテンツ管理部は、前記第2の記録媒体が複製保存用から録画再生用に変更された場合、前記第1の記録媒体に保存された前記コンテンツの再生を禁止する処理を行い、かつ前記録画処理において前記第2の記録媒体に前記コンテンツを保存する、請求項1または請求項2に記載の放送受信装置。
【請求項4】
前記コンテンツ管理部は、前記記録媒体を録画再生用または複製保存用として登録するための登録画面を表示するための処理を行う、請求項1または請求項2に記載の放送受信装置。
【請求項5】
前記コンテンツ管理部は、前記複製処理の対象とすべき前記コンテンツを選択するための選択画面を表示するための処理を行う、請求項1または請求項2に記載の放送受信装置。
【請求項6】
前記コンテンツ管理部は、前記複製処理において前記第2の記録媒体に保存済の前記コンテンツを認識可能な画面を表示するための処理を行う、請求項1または請求項2に記載の放送受信装置。
【請求項7】
複数の記録媒体にアクセス可能な放送受信装置におけるコンテンツ管理方法であって、
コンテンツを受信するステップと、
受信した前記コンテンツを、録画再生用として登録された第1の前記記録媒体に保存する録画処理を行うステップと、
前記録画処理を行う期間とは異なる期間において、前記第1の記録媒体に保存されたデータと、複製保存用として登録された第2の前記記録媒体に保存されたデータとの比較結果に基づいて、前記第1の記録媒体における1または複数の前記コンテンツを前記第2の記録媒体に保存する複製処理を行うステップとを含む、コンテンツ管理方法。
【請求項8】
複数の記録媒体にアクセス可能な放送受信装置において用いられるコンテンツ管理プログラムであって、
コンピュータを、
コンテンツを受信するコンテンツ受信部と、
前記コンテンツ受信部により受信された前記コンテンツを、録画再生用として登録された第1の前記記録媒体に保存する録画処理を行うコンテンツ管理部、
として機能させるためのプログラムであり、
前記コンテンツ管理部は、前記録画処理を行う期間とは異なる期間において、前記第1の記録媒体に保存されたデータと、複製保存用として登録された第2の前記記録媒体に保存されたデータとの比較結果に基づいて、前記第1の記録媒体における1または複数の前記コンテンツを前記第2の記録媒体に保存する複製処理を行う、コンテンツ管理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、放送受信装置、コンテンツ管理方法およびコンテンツ管理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、コンテンツをテレビジョン装置で視聴するために用いられる装置として、STB(Set Top Box)等の放送受信装置が知られている。放送受信装置は、ケーブルテレビ局に設置されるヘッドエンド装置等により配信されるコンテンツを受信し、受信したコンテンツをテレビジョン装置において再生したり、記録媒体に保存したりする。
【0003】
たとえば、非特許文献1(”番組録画用HDDガイド”、[online]、[令和5年3月10日検索]、インターネット〈URL:https://www.buffalo.jp/contents/topics/select/avhdd/〉)には、記録媒体の一例であるHDD(Hard Disk Drive)の記録容量および録画時間について記載されている。
【0004】
また、非特許文献2(”RAIDとは何か?知っておきたい基礎知識”、[online]、[令和5年3月10日検索]、インターネット〈URL:https://www.elecom.co.jp/pickup/column/storage_column/00003/〉)には、複数のHDDを用いることによりストレージ運用の冗長性を向上させる技術であるRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)について記載されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
【非特許文献1】”番組録画用HDDガイド”、[online]、[令和5年3月10日検索]、インターネット〈URL:https://www.buffalo.jp/contents/topics/select/avhdd/〉
【非特許文献2】”RAIDとは何か?知っておきたい基礎知識”、[online]、[令和5年3月10日検索]、インターネット〈URL:https://www.elecom.co.jp/pickup/column/storage_column/00003/〉
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
近年、HDDの低価格化および大容量化により、大量のコンテンツをHDDに保存することができるようになった一方で、たとえば経年劣化等によりHDDが故障した場合、これまでに保存した大量のコンテンツはすべて失われてしまう。記録媒体に保存したコンテンツの喪失機会を低減することが可能な技術が望まれる。
【0007】
本開示は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、記録媒体に保存したコンテンツの喪失機会を低減することが可能な放送受信装置、コンテンツ管理方法およびコンテンツ管理プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の放送受信装置は、複数の記録媒体にアクセス可能な放送受信装置であって、コンテンツを受信するコンテンツ受信部と、前記コンテンツ受信部により受信された前記コンテンツを、録画再生用として登録された第1の前記記録媒体に保存する録画処理を行うコンテンツ管理部とを備え、前記コンテンツ管理部は、前記録画処理を行う期間とは異なる期間において、前記第1の記録媒体に保存されたデータと、複製保存用として登録された第2の前記記録媒体に保存されたデータとの比較結果に基づいて、前記第1の記録媒体における1または複数の前記コンテンツを前記第2の記録媒体に保存する複製処理を行う。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、記録媒体に保存したコンテンツの喪失機会を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】
図1は、本開示の実施の形態に係るコンテンツ視聴システムの構成を示す図である。
【
図2】
図2は、本開示の実施の形態に係る放送受信装置の構成を示す図である。
【
図3】
図3は、本開示の実施の形態に係る放送受信装置の詳細な構成を示す図である。
【
図4】
図4は、本開示の実施の形態に係る放送受信装置における管理部により表示装置に表示される登録画面G1の一例を示す図である。
【
図5】
図5は、本開示の実施の形態に係る放送受信装置における管理部により表示装置に表示される登録画面G2の一例を示す図である。
【
図6】
図6は、本開示の実施の形態に係る放送受信装置における管理部により表示装置に表示される設定画面G3の一例を示す図である。
【
図7】
図7は、本開示の実施の形態に係る放送受信装置における管理部により表示装置に表示される設定画面G3の一例を示す図である。
【
図8】
図8は、本開示の実施の形態に係る放送受信装置における登録処理のシーケンスの一例を示す図である。
【
図9】
図9は、本開示の実施の形態に係る放送受信装置における録画処理のシーケンスの一例を示す図である。
【
図10】
図10は、本開示の実施の形態に係る放送受信装置における複製処理のシーケンスの一例を示す図である。
【
図11】
図11は、本開示の実施の形態に係る放送受信装置における登録情報DBの更新処理のシーケンスの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
最初に、本開示の実施形態の内容を列記して説明する。
【0012】
(1)本開示の実施の形態に係る放送受信装置は、複数の記録媒体にアクセス可能な放送受信装置であって、コンテンツを受信するコンテンツ受信部と、前記コンテンツ受信部により受信された前記コンテンツを、録画再生用として登録された第1の前記記録媒体に保存する録画処理を行うコンテンツ管理部とを備え、前記コンテンツ管理部は、前記録画処理を行う期間とは異なる期間において、前記第1の記録媒体に保存されたデータと、複製保存用として登録された第2の前記記録媒体に保存されたデータとの比較結果に基づいて、前記第1の記録媒体における1または複数の前記コンテンツを前記第2の記録媒体に保存する複製処理を行う。
【0013】
このように、録画再生用として登録された第1の記録媒体に保存されたデータと、複製保存用として登録された第2の記録媒体に保存されたデータとの比較結果に基づいて、第1の記録媒体におけるコンテンツを第2の記録媒体に保存する複製処理を行う構成により、第1の記録媒体に保存したコンテンツのうちの第2の記録媒体に保存されていないコンテンツを、自動的に第2の記録媒体にも保存することができるので、第1の記録媒体の故障等により第1の記録媒体に保存したコンテンツが消失した場合であっても、第2の記録媒体に当該コンテンツの複製を残すことができる。したがって、記録媒体に保存したコンテンツの喪失機会を低減することができる。
【0014】
(2)上記(1)において、前記コンテンツ管理部は、前記複製処理を行わない期間において、前記第2の記録媒体を停止する制御を行ってもよい。
【0015】
このような構成により、第2の記録媒体の劣化の進行を抑え、第2の記録媒体の故障のリスクを低減することができる。
【0016】
(3)上記(1)または(2)において、前記コンテンツ管理部は、前記第2の記録媒体が複製保存用から録画再生用に変更された場合、前記第1の記録媒体に保存された前記コンテンツの再生を禁止する処理を行い、かつ前記録画処理において前記第2の記録媒体に前記コンテンツを保存してもよい。
【0017】
このような構成により、第1の記録媒体の使用を終了する場合において、たとえばコンテンツの保護に関するARIB(Association of Radio Industries and Businesses)の規格に準拠しながら、第1の記録媒体の代わりに第2の記録媒体を録画再生用として用いることができる。
【0018】
(4)上記(1)から(3)のいずれかにおいて、前記コンテンツ管理部は、前記記録媒体を録画再生用または複製保存用として登録するための登録画面を表示するための処理を行ってもよい。
【0019】
このような構成により、放送受信装置における記録媒体の登録をユーザにおいて簡単に行うことができる。
【0020】
(5)上記(1)から(4)のいずれかにおいて、前記コンテンツ管理部は、前記複製処理の対象とすべき前記コンテンツを選択するための選択画面を表示するための処理を行ってもよい。
【0021】
このような構成により、保存の必要性に応じて、ユーザにおいてコンテンツを選択的に複製保存用の記録媒体に保存することができる。
【0022】
(6)上記(1)から(5)のいずれかにおいて、前記コンテンツ管理部は、前記複製処理において前記第2の記録媒体に保存済の前記コンテンツを認識可能な画面を表示するための処理を行ってもよい。
【0023】
このような構成により、第2の記録媒体への複製の保存状況をユーザに認識させることができる。
【0024】
(7)本開示の実施の形態に係るコンテンツ管理方法は、複数の記録媒体にアクセス可能な放送受信装置におけるコンテンツ管理方法であって、コンテンツを受信するステップと、受信した前記コンテンツを、録画再生用として登録された第1の前記記録媒体に保存する録画処理を行うステップと、前記録画処理を行う期間とは異なる期間において、前記第1の記録媒体に保存されたデータと、複製保存用として登録された第2の前記記録媒体に保存されたデータとの比較結果に基づいて、前記第1の記録媒体における1または複数の前記コンテンツを前記第2の記録媒体に保存する複製処理を行うステップとを含む。
【0025】
このように、録画再生用として登録された第1の記録媒体に保存されたデータと、複製保存用として登録された第2の記録媒体に保存されたデータとの比較結果に基づいて、第1の記録媒体におけるコンテンツを第2の記録媒体に保存する複製処理を行う方法により、第1の記録媒体に保存したコンテンツのうちの第2の記録媒体に保存されていないコンテンツを、自動的に第2の記録媒体にも保存することができるので、第1の記録媒体の故障等により第1の記録媒体に保存したコンテンツが消失した場合であっても、第2の記録媒体に当該コンテンツの複製を残すことができる。したがって、記録媒体に保存したコンテンツの喪失機会を低減することができる。
【0026】
(8)本開示の実施の形態に係るコンテンツ管理プログラムは、複数の記録媒体にアクセス可能な放送受信装置において用いられるコンテンツ管理プログラムであって、コンピュータを、コンテンツを受信するコンテンツ受信部と、前記コンテンツ受信部により受信された前記コンテンツを、録画再生用として登録された第1の前記記録媒体に保存する録画処理を行うコンテンツ管理部、として機能させるためのプログラムであり、前記コンテンツ管理部は、前記録画処理を行う期間とは異なる期間において、前記第1の記録媒体に保存されたデータと、複製保存用として登録された第2の前記記録媒体に保存されたデータとの比較結果に基づいて、前記第1の記録媒体における1または複数の前記コンテンツを前記第2の記録媒体に保存する複製処理を行う。
【0027】
このように、録画再生用として登録された第1の記録媒体に保存されたデータと、複製保存用として登録された第2の記録媒体に保存されたデータとの比較結果に基づいて、第1の記録媒体におけるコンテンツを第2の記録媒体に保存する複製処理を行う構成により、第1の記録媒体に保存したコンテンツのうちの第2の記録媒体に保存されていないコンテンツを、自動的に第2の記録媒体にも保存することができるので、第1の記録媒体の故障等により第1の記録媒体に保存したコンテンツが消失した場合であっても、第2の記録媒体に当該コンテンツの複製を残すことができる。したがって、記録媒体に保存したコンテンツの喪失機会を低減することができる。
【0028】
以下、本開示の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。また、以下に記載する実施の形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
【0029】
[構成および基本動作]
図1は、本開示の実施の形態に係るコンテンツ視聴システムの構成を示す図である。
図1を参照して、コンテンツ視聴システム401は、放送受信装置101と、HDD201であるHDD201A,201Bと、表示装置301とを備える。HDD201は、記録媒体の一例である。コンテンツ視聴システム401は、3つ以上のHDD201を備える構成であってもよい。HDD201Aは、第1の記録媒体の一例である。HDD201Bは、第2の記録媒体の一例である。
【0030】
表示装置301は、たとえばテレビジョン装置である。表示装置301は、たとえばHDMI(登録商標)ケーブルを介して放送受信装置101と接続される。
【0031】
放送受信装置101は、当該放送受信装置101に接続された複数のHDD201にアクセス可能である。たとえば、HDD201は、有線伝送路または無線伝送路を介して放送受信装置101と接続される。より詳細には、HDD201は、USB(Universal Serial Bus)ケーブルを介して放送受信装置101と接続されてもよいし、USBケーブルおよびUSBハブを介して放送受信装置101と接続されてもよいし、LAN(Local Area Network)ケーブルを介して放送受信装置101と接続されてもよいし、SATA(Serial Advanced Technology Attachment)ケーブルを介して放送受信装置101と接続されてもよいし、無線LANを介して放送受信装置101と接続されてもよい。なお、HDD201は、放送受信装置101に内蔵されてもよい。以下、HDD201がUSBケーブルを介して放送受信装置101と接続される場合を代表的に説明する。
【0032】
放送受信装置101は、たとえばSTB(Set Top Box)である。放送受信装置101は、デジタル放送によるコンテンツ、およびVOD(Video On Demand)等のIP放送によるコンテンツを受信する。放送受信装置101は、受信したコンテンツを表示装置301において再生する。また、放送受信装置101は、受信したコンテンツをHDD201に保存する。
【0033】
図2は、本開示の実施の形態に係る放送受信装置の構成を示す図である。
図2を参照して、放送受信装置101は、受信部11と、処理部12と、記憶部13とを備える。受信部11および処理部12の一部または全部は、たとえば、1または複数のプロセッサを含む処理回路(Circuitry)により実現される。記憶部13は、たとえば上記処理回路に含まれる不揮発性メモリである。
【0034】
受信部11は、インターネット等のネットワーク経由またはアンテナ経由で、コンテンツが複数の放送パケットに分割されたストリームを受信する。より詳細には、受信部11は、ストリームを構成する放送パケットの受信処理を行い、処理部12へ出力する。
【0035】
ストリームは、たとえば、音声情報、映像情報、EPG(Electronic Program Guide)情報、字幕情報およびSI(Service Information)情報等を含む。
【0036】
処理部12は、受信部11から受けた放送パケットを記憶部13に保存する。処理部12は、たとえば、記憶部13に保存した情報等を用いてコンテンツを再生する処理を行い、得られた映像情報および音声情報等を表示装置301へ送信する。また、処理部12は、受信部11から受けた放送パケットをHDD201に保存する。
【0037】
図3は、本開示の実施の形態に係る放送受信装置の詳細な構成を示す図である。
図3を参照して、放送受信装置101は、リモコン信号受信部111と、放送受信部112と、管理部121と、録画予約部122と、放送視聴部123と、登録情報DB131と、保存情報DB132と、番組情報DB133と、予約管理DB134とを備える。放送受信部112は、コンテンツ受信部の一例である。管理部121は、コンテンツ管理部の一例である。
【0038】
リモコン信号受信部111および放送受信部112は、
図2に示す受信部11に含まれる。管理部121、録画予約部122および放送視聴部123は、
図2に示す処理部12に含まれる。登録情報DB131、保存情報DB132、番組情報DB133および予約管理DB134は、
図2に示す記憶部13に保存されている。
【0039】
リモコン信号受信部111は、リモコン15におけるリモコン操作部151からリモコン信号を受信し、受信したリモコン信号に含まれる、ユーザ操作を示す操作情報を管理部121、録画予約部122、および放送視聴部123へ出力する。
【0040】
放送受信部112は、コンテンツを受信する。より詳細には、放送受信部112は、ネットワーク経由またはアンテナ経由でストリームを受信する。すなわち、放送受信部112は、ネットワーク経由またはアンテナ経由で、ストリームを構成する放送パケットを受信する。放送受信部112は、受信した放送パケットを記憶部13に保存する。放送パケットは、たとえばTCP(Transmission Control Protocol)パケットを含むIPパケットである。
【0041】
保存情報DB132は、保存済のコンテンツのデータベースである。保存情報DB132には、各コンテンツの、コンテンツファイル名、番組タイトル、ジャンル、開始時間、終了時間、およびコンテンツ長等が登録される。
【0042】
番組情報DB133は、放送されるコンテンツのデータベースである。番組情報DB133には、番組情報として、放送受信部112によってストリームから取得されたイベント情報テーブル(EIT)、およびEITなどを用いて作成されるEPGに基づく番組表が登録される。放送受信部112によってEITが定期的に取得されることにより、番組情報DB133は定期的に更新される。
【0043】
予約管理DB134は、予約コンテンツのデータベースである。予約管理DB134には、各コンテンツの、番組タイトル、番組開始時間および番組終了時間等が登録される。
【0044】
登録情報DB131は、放送受信装置101に登録された記録媒体の識別情報のデータベースである。登録情報DB131には、録画再生用の記録媒体の識別情報と、複製保存用の記録媒体の識別情報とが登録される。
【0045】
放送視聴部123は、放送されるコンテンツを再生する。より詳細には、放送視聴部123は、リモコン信号受信部111から受けた操作情報に従って放送受信部112を制御することにより、操作情報の示すコンテンツに対応する放送パケットを受信し、受信した放送パケットに含まれる情報等を用いてコンテンツを再生する処理を行い、得られた映像情報および音声情報等を表示装置301へ送信する。
【0046】
録画予約部122は、リモコン信号受信部111から受けた操作情報に従い、番組情報DB133に登録されている番組表を参照し、操作情報の示すコンテンツに関する情報を予約管理DB134に登録する。録画予約部122は、予約管理DB134を参照し、当該番組の開始時間に従って管理部121へ録画指示を出力する。
【0047】
(登録処理)
放送受信装置101のユーザは、たとえばUSBケーブルを用いて放送受信装置101にHDD201を接続し、当該HDD201の用途として、録画再生用および複製保存用のいずれか一方を選択する。
【0048】
管理部121は、USBケーブルを介して放送受信装置101にHDD201が接続されると、当該HDD201のシリアル番号Nm、およびユーザによる当該HDD201の用途の選択結果を取得し、取得したシリアル番号Nmおよび選択結果に基づいて、登録情報DB131を更新する登録処理を行う。
【0049】
図4は、本開示の実施の形態に係る放送受信装置における管理部により表示装置に表示される登録画面G1の一例を示す図である。
図4を参照して、たとえば、管理部121は、放送受信装置101にHDD201が接続されていない状態において、USBケーブルを介してHDD201Aが放送受信装置101に接続されると、HDD201Aを録画再生用として登録するための登録画面G1を表示装置301に表示するための処理を行う。より詳細には、管理部121は、登録画面G1を示す画像情報を生成し、生成した画像情報を表示装置301へ送信する。登録画面G1には、ボタンBt1,Bt2が含まれる。また、管理部121は、USBケーブルを介してHDD201AからHDD201Aのシリアル番号NmAを取得する。
【0050】
たとえば、ユーザは、HDD201Aの用途として、録画再生用を選択する。より詳細には、ユーザは、表示装置301に表示された登録画面G1を参照しながら、リモコン15を用いてボタンBt1を選択する操作を行う。
【0051】
管理部121は、ボタンBt1が選択されたことを示す操作情報をリモコン信号受信部111から受けて、受けた操作情報に従って、HDD201Aのシリアル番号NmAを、録画再生用の記録媒体の識別情報として登録情報DB131に登録する。
【0052】
なお、管理部121は、ユーザによりボタンBt2が選択された場合、ボタンBt2が選択されたことを示す操作情報をリモコン信号受信部111から操作情報を受けて、登録情報DB131の更新を行うことなく登録処理を終了する。
【0053】
図5は、本開示の実施の形態に係る放送受信装置における管理部により表示装置に表示される登録画面G2の一例を示す図である。
図5を参照して、たとえば、管理部121は、HDD201Aのシリアル番号NmAが登録情報DB131に登録された状態において、USBケーブルを介してHDD201Bが放送受信装置101に接続されると、HDD201Bを録画再生用または複製保存用として登録するための登録画面G2を表示装置301に表示するための処理を行う。より詳細には、管理部121は、登録画面G2を示す画像情報を生成し、生成した画像情報を表示装置301へ送信する。登録画面G2には、ボタンBt1,Bt2,Bt3が含まれる。また、管理部121は、USBケーブルを介してHDD201BからHDD201Bのシリアル番号NmBを取得する。
【0054】
たとえば、ユーザは、HDD201Bの用途として、複製保存用を選択する。より詳細には、ユーザは、表示装置301に表示された登録画面G2を参照しながら、リモコン15を用いてボタンBt3を選択する操作を行う。
【0055】
管理部121は、ボタンBt3が選択されたことを示す操作情報をリモコン信号受信部111から操作情報を受けて、受けた操作情報に従って、HDD201Bのシリアル番号NmBを、HDD201Aの複製保存用の記録媒体の識別情報として登録情報DB131に登録する。すなわち、管理部121は、HDD201Bのシリアル番号NmBを、HDD201Aのシリアル番号NmAと紐づけて登録情報DB131に登録する。
【0056】
管理部121は、HDD201Bのシリアル番号NmBを複製保存用の記録媒体の識別情報として登録情報DB131に登録した場合、HDD201Bに保存されるコンテンツを再生不可とするための再生不可設定を行う。具体的には、管理部121は、録画再生するコンテンツとして、HDD201Bに保存されたコンテンツを選択することができないように設定する。
【0057】
なお、管理部121は、ユーザによりボタンBt1が選択された場合、ボタンBt1が選択されたことを示す操作情報をリモコン信号受信部111から操作情報を受けて、受けた操作情報に従って、HDD201Bのシリアル番号NmBを、録画再生用の記録媒体の識別情報として登録情報DB131に登録する。また、管理部121は、ユーザによりボタンBt2が選択された場合、ボタンBt2が選択されたことを示す操作情報をリモコン信号受信部111から操作情報を受けて、登録情報DB131の更新を行うことなく登録処理を終了する。
【0058】
たとえば、管理部121は、HDD201Bのシリアル番号NmBを複製保存用の記録媒体の識別情報として登録情報DB131に登録すると、HDD201Aに保存されたデータとHDD201Bに保存されたデータとを比較することにより、HDD201Aに保存されたコンテンツのうちの、HDD201Bに未保存のコンテンツを抽出する。管理部121は、HDD201A,201Bに保存された放送パケットを比較することにより、HDD201Bに未保存のコンテンツを抽出してもよいし、HDD201A,201Bに保存された、コンテンツを示すメタデータを比較することにより、HDD201Bに未保存のコンテンツを抽出してもよい。たとえばHDD201Bが未使用の場合、放送受信装置101にHDD201Bを接続した時点ではHDD201Bにコンテンツは保存されていないので、HDD201Aに保存されたすべてのコンテンツは、HDD201Bに未保存のコンテンツとして管理部121に抽出される。
【0059】
管理部121は、抽出した未保存のコンテンツの情報を含む管理差分情報Dを生成し、生成した管理差分情報Dを保存情報DB132に保存する。管理差分情報Dは、複製保存用の記録媒体への複製対象のコンテンツを示す。
【0060】
(録画処理)
管理部121は、放送受信部112により受信されたコンテンツを、録画再生用として登録されたHDD201Aに保存する録画処理を行う。より詳細には、管理部121は、リモコン信号受信部111から受けた操作情報または録画予約部122から受けた録画指示に従って、放送受信部112を制御することにより、操作情報または録画指示の示すコンテンツに対応する放送パケットを受信する。管理部121は、登録情報DB131に録画再生用として登録されたHDD201Aに、受信した放送パケットをコンテンツファイルとして保存するとともに、当該コンテンツに関する情報を保存情報DB132に登録する。また、管理部121は、当該コンテンツを示すメタデータをHDD201Aに保存する。管理部121は、所定の暗号化方式に従って暗号化された放送パケットをHDD201Aに保存してもよいし、所定の圧縮方式に従って圧縮された放送パケットをHDD201Aに保存してもよいし、所定の符号化方式に従って符号化された放送パケットをHDD201Aに保存してもよい。
【0061】
また、管理部121は、録画再生用のHDD201Aに保存したコンテンツを再生する録画再生処理を行う。より詳細には、管理部121は、リモコン信号受信部111から受けた操作情報に従い、HDD201Aから操作情報の示すコンテンツに対応する放送パケットを取得する。そして、管理部121は、取得した放送パケットに含まれる情報等を用いてコンテンツを再生する処理を行い、得られた映像情報および音声情報等を表示装置301へ送信する。
【0062】
また、管理部121は、録画再生用のHDD201Aに保存したコンテンツを消去する消去処理を行う。より詳細には、管理部121は、リモコン信号受信部111から受けた操作情報に従い、操作情報の示すコンテンツに対応する放送パケット、および当該コンテンツを示すメタデータをHDD201Aから消去するとともに、当該コンテンツに関する情報を保存情報DB132から消去する。
【0063】
管理部121は、録画処理または消去処理を行った場合、保存情報DB132における管理差分情報Dを更新する。
【0064】
(複製処理)
管理部121は、録画処理を行う期間とは異なる期間において、HDD201Aに保存されたデータと、複製保存用として登録されたHDD201Bに保存されたデータとの比較結果に基づいて、HDD201Aにおける1または複数のコンテンツをHDD201Bに保存する複製処理を行う。
【0065】
より詳細には、管理部121は、保存情報DB132における管理差分情報Dを参照し、複製対象のコンテンツが存在する場合、複製処理を行う。管理部121は、複製処理において、HDD201Aに保存されているコンテンツのうちの、管理差分情報Dが示す複製対象のコンテンツ、および当該コンテンツを示すメタデータをHDD201Bに保存する。管理部121は、HDD201Aに保存されているコンテンツを1つずつHDD201Bに保存してもよいし、HDD201Aに保存されている複数のコンテンツをまとめてHDD201Bに保存してもよい。
【0066】
具体的には、管理部121は、HDD201Aに保存されているコンテンツに対応する放送パケットの複製をHDD201Bに保存する。管理部121は、所定の暗号化方式に従って暗号化された放送パケットをHDD201Bに保存してもよいし、所定の圧縮方式に従って圧縮された放送パケットをHDD201Bに保存してもよいし、所定の符号化方式に従って符号化された放送パケットをHDD201Bに保存してもよい。また、管理部121は、放送パケットの複製をHDD201Bに保存する際、HDD201Aに保存されているコンテンツと同じコンテンツであると一般に認識できる範囲であれば、HDD201Aに放送パケットを保存する際に用いた暗号化方式とは異なる暗号化方式を用いてもよいし、HDD201Aに放送パケットを保存する際に用いた圧縮方式とは異なる圧縮方式を用いてもよいし、HDD201Aに放送パケットを保存する際に用いた符号化方式とは異なる符号化方式を用いてもよい。
【0067】
ここで、HDD201Aに放送パケットを圧縮して保存する際、放送パケットの保存を当該放送パケットの受信と並行してリアルタイムに行うために、圧縮処理に使える時間は、リアルタイム性が実現できる様に短く制限される。一方、HDD201Bに放送パケットの複製を保存する際、このような制約はないので、圧縮処理の時間を長く確保することにより、放送パケットの圧縮率を容易に高くすることができる。そこで、HDD201Bに放送パケットの複製を保存する際の圧縮方式として、HDD201Aに放送パケットを保存する際の圧縮率よりも高い圧縮率となる圧縮方式を選ぶと、好適である。
【0068】
管理部121は、HDD201Bにコンテンツを保存すると、HDD201AとHDD201Bとを比較することにより、HDD201Bへのコンテンツの保存が成功したか否かを確認する。管理部121は、HDD201Bへのコンテンツの保存が成功した場合、保存情報DB132における管理差分情報Dを更新する。
【0069】
たとえば、管理部121は、上述した録画処理、録画再生処理および消去処理等の、HDD201Aへのアクセスを行わない期間である非アクセス期間において、複製処理を行う。より詳細には、管理部121は、非アクセス期間を待ち受け、非アクセス期間が到来すると、複製処理を開始する。管理部121は、前回の複製処理においてHDD201Bへの保存を中断したコンテンツがある場合、当該コンテンツのHDD201Bへの保存を再開する。
【0070】
管理部121は、複製処理の開始後、管理差分情報Dが示すすべての複製対象のコンテンツのHDD201Bへの保存が完了した場合、または録画処理等のためにHDD201Aへのアクセスを行う場合、複製処理を終了する。
【0071】
たとえば、管理部121は、複製処理を行わない期間において、HDD201Bを停止する制御を行う。すなわち、管理部121は、複製処理を行う場合、HDD201Bを起動し、複製処理を終了する場合、HDD201Bを停止する。
【0072】
より詳細には、管理部121は、HDD201Bを停止する制御として、HDD201Bとの通信を中断または切断すること、HDD201Bをスタンバイ状態またはスリープ状態へ遷移させること、放送受信装置101からHDD201Bへの電力供給を停止すること、およびHDD201Bへのアクセスを行わないこと、のうちの少なくともいずれか1つを行う。
【0073】
図6は、本開示の実施の形態に係る放送受信装置における管理部により表示装置に表示される設定画面G3の一例を示す図である。
図6を参照して、たとえば、管理部121は、複製処理に関する設定を行うための操作を示す操作情報をリモコン信号受信部111から受けて、複製処理の対象とすべきコンテンツを選択するための設定画面G3を表示装置301に表示するための処理を行う。より詳細には、管理部121は、設定画面G3を示す画像情報を生成し、生成した画像情報を表示装置301へ送信する。設定画面G3は、選択画面の一例である。
【0074】
たとえば、設定画面G3は、複製処理においてHDD201Bに保存済のコンテンツを認識可能な画面である。より詳細には、設定画面G3には、HDD201Aに保存されたコンテンツの一覧、当該コンテンツの番組タイトル、当該コンテンツの複製要否を選択するためのチェックボックスCbであるチェックボックスCb1,Cb2,Cb3,Cb4、および当該コンテンツの複製保存状況が含まれる。
【0075】
ユーザは、表示装置301に表示された設定画面G3を参照しながら、リモコン15を用いて、チェックボックスCbのうちの、バックアップまたはアーカイブの作成のためにHDD201Bに保存すべきコンテンツに対応するチェックボックスCbを選択する操作を行う。
【0076】
管理部121は、選択されたチェックボックスCbを示す操作情報をリモコン信号受信部111から受けて、受けた操作情報に従って、保存情報DB132に保存した管理差分情報Dを更新する。より詳細には、管理部121は、管理差分情報Dが示す複数の複製対象のコンテンツのうち、操作情報が示すチェックボックスCb以外のチェックボックスCbに対応するコンテンツを管理差分情報Dから削除する。すなわち、管理部121は、操作情報が示すチェックボックスCb以外のチェックボックスCbに対応するコンテンツを複製対象から除外する。
【0077】
なお、管理部121は、設定画面G3の代わりに、設定画面G3と比べてチェックボックスCbを含まない画面G3Aと、複製処理の対象とすべきコンテンツの選択結果を受け付けるための画面G3Bとを個別に表示するための処理を行ってもよい。画面G3Aは、選択画面の一例である。この場合、ユーザは、画面G3Aを参照しながら、HDD201Aに保存されたコンテンツの一覧の中から、複製処理の対象とすべきコンテンツを選択する。そして、ユーザは、画面G3Bにおいて、複製処理の対象とすべきコンテンツの選択結果を入力するための操作を行う。管理部121は、ユーザの当該操作を示す操作情報をリモコン信号受信部111から受けて、受けた操作情報に従って、選択されたコンテンツ以外のコンテンツを管理差分情報Dから削除する。
【0078】
(保存済のコンテンツの消去)
ユーザは、HDD201Bに保存されたコンテンツを消去する場合、リモコン15を用いて、設定画面G3において複製保存状態が完了しているコンテンツに対応するチェックボックスCbのチェックを外す操作を行う。一例として、ユーザは、リモコン15を用いて、チェックボックスCb1のチェックを外す操作を行う。
【0079】
図7は、本開示の実施の形態に係る放送受信装置における管理部により表示装置に表示される設定画面G3の一例を示す図である。
図7を参照して、管理部121は、設定画面G3においてチェックが外されたチェックボックスCb1を示す操作情報をリモコン信号受信部111から受けて、受けた操作情報に従い、チェックボックスCb1に対応するコンテンツAの消去の要否を決定するためのポップアップ画面Puを表示装置301に表示するための処理を行う。ポップアップ画面Puには、ボタンBt4,Bt5が含まれる。
【0080】
管理部121は、ボタンBt4が選択されたことを示す操作情報をリモコン信号受信部111から受けた場合、HDD201Aへのアクセスを行わない非アクセス期間において、HDD201Bにおける当該コンテンツの複製を消去する。一方、管理部121は、ボタンBt5が選択されたことを示す操作情報をリモコン信号受信部111から受けた場合、表示装置301におけるポップアップ画面Puの表示を終了する。
【0081】
また、たとえば、管理部121は、リモコン信号受信部111から受けた操作情報に従い、HDD201Aにおけるコンテンツを消去した場合、HDD201Bにおける当該コンテンツの複製を消去する。より詳細には、管理部121は、操作情報の示すコンテンツに対応する放送パケット、および当該コンテンツを示すメタデータをHDD201Aから消去した場合、当該コンテンツに対応する放送パケット、および当該コンテンツを示すメタデータをHDD201Bから消去する。
【0082】
なお、管理部121は、HDD201Aにおけるコンテンツを消去した場合において、HDD201Bにおける当該コンテンツの複製の消去を行わない構成であってもよい。この場合、管理部121は、コンテンツを復元するための操作情報をリモコン信号受信部111から受けて、受けた操作情報に従って、HDD201Bにおける当該コンテンツの複製に基づいて、当該コンテンツをHDD201Aにおいて復元してもよい。
【0083】
より詳細には、管理部121は、コピーワンスまたはダビング10に従ってHDD201Aに保存された当該コンテンツが、他の記録媒体へのムーブを伴うことなくHDD201Aから消去された場合、HDD201Aにおける消去前の当該コンテンツのダビングの残り可能回数と一致させて、当該コンテンツをHDD201Aにおいて復元してもよい。一方、管理部121は、コピーワンスまたはダビング10に従ってHDD201Aに保存された当該コンテンツが、他の記録媒体にムーブされることによりHDD201Aから消去された場合、当該コンテンツのHDD201Aへの復元を行わない。
【0084】
(登録情報DBの更新処理)
たとえば、ユーザは、HDD201Aが故障した場合、またはHDD201Aの使用を終了する場合、USBケーブルを用いて放送受信装置101に新たなHDD201であるHDD201Cを接続する。そして、ユーザは、リモコン15を用いて、HDD201Bを複製保存用から録画再生用に切り替える操作、およびHDD201Cの用途として複製保存用を選択する操作を行う。
【0085】
管理部121は、USBケーブルを介してHDD201CからHDD201Cのシリアル番号NmCを取得する。また、管理部121は、操作情報をリモコン信号受信部111から操作情報を受けて、受けた操作情報に従って、登録情報DB131からHDD201A,201Bのシリアル番号NmA,NmBを消去し、HDD201Bのシリアル番号NmBを録画再生用の記録媒体の識別情報として登録情報DB131に登録し、かつHDD201Cのシリアル番号NmCを、HDD201Bの複製保存用の記録媒体の識別情報として登録情報DB131に登録する。すなわち、管理部121は、HDD201Cのシリアル番号NmCを、HDD201Bのシリアル番号NmBと紐づけて登録情報DB131に登録する。
【0086】
たとえば、管理部121は、HDD201Bが複製保存用から録画再生用に変更された場合、録画処理においてHDD201Bにコンテンツを保存する。より詳細には、管理部121は、HDD201Bのシリアル番号NmBを録画再生用の記録媒体の識別情報として登録情報DB131に登録した場合、録画処理において、放送パケットをコンテンツファイルとしてHDD201Bに保存する。
【0087】
また、管理部121は、HDD201Bのシリアル番号NmBを録画再生用の記録媒体の識別情報として登録情報DB131に登録した場合、HDD201Bの再生不可設定を解除する。この場合、管理部121は、録画再生処理において、HDD201Bから放送パケットを取得し、取得した放送パケットに含まれる情報等を用いてコンテンツを再生する処理を行い、得られた映像情報および音声情報等を表示装置301へ送信する。
【0088】
また、たとえば、管理部121は、HDD201Bが複製保存用から録画再生用に変更された場合、HDD201Aに保存されたコンテンツの再生を禁止する処理を行う。より詳細には、管理部121は、HDD201Bのシリアル番号NmBを録画再生用の記録媒体の識別情報として登録情報DB131に登録した場合、HDD201Aに保存されるコンテンツを再生不可とするための再生不可設定を行う。具体的には、管理部121は、録画再生するコンテンツとして、HDD201Aに保存されたコンテンツを選択することができないように設定する。
【0089】
[動作の流れ]
図8は、本開示の実施の形態に係る放送受信装置における登録処理のシーケンスの一例を示す図である。
【0090】
図8を参照して、まず、放送受信装置101は、HDD201が接続されるのを待ち受け(ステップS11でNO)、たとえば1台目のHDD201Aが放送受信装置101に接続されると(ステップS11でYES)、USBケーブルを介してHDD201AからHDD201Aのシリアル番号NmAを取得する(ステップS12)。
【0091】
次に、放送受信装置101は、HDD201Aを録画再生用として登録するための登録画面G1を表示装置301に表示するための処理を行う(ステップS13)。
【0092】
次に、放送受信装置101は、ユーザによるHDD201Aの用途の選択結果を取得する。より詳細には、放送受信装置101は、たとえば登録画面G1に含まれるボタンBt1が選択されたことを示す操作情報を含むリモコン信号を受信する(ステップS14)。
【0093】
次に、放送受信装置101は、受信したリモコン信号に含まれる操作情報に従って、HDD201Aのシリアル番号NmAを、録画再生用の記録媒体の識別情報として登録情報DB131に登録する(ステップS15)。
【0094】
次に、放送受信装置101は、新たなHDD201が接続されるのを待ち受け(ステップS16でNO)、たとえば2台目のHDD201Bが放送受信装置101に接続されると(ステップS16でYES)、USBケーブルを介してHDD201BからHDD201Bのシリアル番号NmBを取得する(ステップS17)。
【0095】
次に、放送受信装置101は、HDD201Aを録画再生用または複製保存用として登録するための登録画面G2を表示装置301に表示するための処理を行う(ステップS18)。
【0096】
次に、放送受信装置101は、ユーザによるHDD201Bの用途の選択結果を取得する。より詳細には、放送受信装置101は、たとえば登録画面G2に含まれるボタンBt3が選択されたことを示す操作情報を含むリモコン信号を受信する(ステップS19)。
【0097】
次に、放送受信装置101は、受信したリモコン信号に含まれる操作情報に従って、HDD201Bのシリアル番号NmBを、HDD201Aの複製保存用の記録媒体の識別情報として登録情報DB131に登録する(ステップS20)。
【0098】
次に、放送受信装置101は、HDD201AとHDD201Bとを比較することにより、HDD201Aに保存されたコンテンツのうちの、HDD201Bに未保存のコンテンツを抽出し、抽出した未保存のコンテンツの情報を含む管理差分情報Dを生成する(ステップS21)。
【0099】
次に、放送受信装置101は、生成した管理差分情報Dを保存情報DB132に保存する(ステップS22)。
【0100】
次に、放送受信装置101は、新たなHDD201が接続されるのを待ち受ける(ステップS16でNO)。
【0101】
図9は、本開示の実施の形態に係る放送受信装置における録画処理のシーケンスの一例を示す図である。
【0102】
図9を参照して、まず、放送受信装置101は、録画すべきコンテンツを受信する。より詳細には、放送受信装置101は、当該コンテンツに対応する放送パケットを受信する(ステップS31)。
【0103】
次に、放送受信装置101は、受信したコンテンツを、登録情報DB131に録画再生用として登録されたHDD201Aに保存する。より詳細には、放送受信装置101は、受信した放送パケットおよびメタデータをHDD201Aに保存する(ステップS32)。
【0104】
次に、放送受信装置101は、HDD201Aにコンテンツを保存したことに伴い、保存情報DB132における管理差分情報Dを更新する(ステップS33)。
【0105】
図10は、本開示の実施の形態に係る放送受信装置における複製処理のシーケンスの一例を示す図である。
【0106】
図10を参照して、まず、放送受信装置101は、保存情報DB132における管理差分情報Dを参照し、複製対象のコンテンツの有無を確認する(ステップS41)。
【0107】
次に、放送受信装置101は、複製対象のコンテンツが存在しない場合、録画処理により複製対象のコンテンツが生じるのを待ち受ける(ステップS42でNO)
【0108】
一方、放送受信装置101は、複製対象のコンテンツが存在する場合(ステップS42でYES)、録画処理等のHDD201Aへのアクセスを行わない非アクセス期間を待ち受ける(ステップS43でNO)。
【0109】
次に、放送受信装置101は、非アクセス期間が到来すると(ステップS43でYES)、複製保存用のHDD201Bを起動する(ステップS44)。
【0110】
次に、放送受信装置101は、複製処理を開始する。放送受信装置101は、複製処理において、HDD201Aに保存されているコンテンツのうちの、管理差分情報Dが示す複製対象のコンテンツをHDD201Bに保存する。また、放送受信装置101は、HDD201Bにコンテンツを保存したことに伴い、保存情報DB132における管理差分情報Dを更新する(ステップS45)。
【0111】
次に、放送受信装置101は、すべての複製対象のコンテンツのHDD201Bへの保存が完了しておらず(ステップS46でNO)、かつ非アクセス期間が継続している場合(ステップS47でNO)、複製処理を継続し、たとえばすべての複製対象のコンテンツのHDD201Bへの保存が完了した場合(ステップS46でYES)、複製処理を終了する(ステップS48)。
【0112】
次に、放送受信装置101は、HDD201Bを停止し(ステップS49)、録画処理により複製対象のコンテンツが生じるのを待ち受ける(ステップS42でNO)。
【0113】
一方、放送受信装置101は、録画処理等のためにHDD201Aへのアクセスを行う必要が生じることにより非アクセス期間が終了する場合(ステップS47でYES)、複製処理を終了する(ステップS50)。
【0114】
次に、放送受信装置101は、HDD201Bを停止し(ステップS51)、録画処理等のHDD201Aへのアクセスを行わない非アクセス期間を待ち受ける(ステップS43でNO)。
【0115】
図11は、本開示の実施の形態に係る放送受信装置における登録情報DBの更新処理のシーケンスの一例を示す図である。
【0116】
図11を参照して、まず、放送受信装置101は、新たなHDD201Cが放送受信装置101に接続された場合、USBケーブルを介してHDD201CからHDD201Cのシリアル番号NmCを取得する(ステップS61)。
【0117】
次に、放送受信装置101は、ユーザによるHDD201B,201Cの用途の選択結果を取得する。たとえば、放送受信装置101は、HDD201Bを複製保存用から録画再生用に切り替えるユーザ操作、およびHDD201Cの用途として複製保存用を選択するユーザ操作を示す操作情報を含むリモコン信号を受信する(ステップS62)。
【0118】
次に、放送受信装置101は、登録情報DB131からHDD201A,201Bのシリアル番号NmA,NmBを消去する(ステップS63)。
【0119】
次に、放送受信装置101は、HDD201Bのシリアル番号NmBを録画再生用の記録媒体の識別情報として登録情報DB131に登録し、かつHDD201Cのシリアル番号NmCを、HDD201Bの複製保存用の記録媒体の識別情報として登録情報DB131に登録する(ステップS64)。
【0120】
次に、放送受信装置101は、録画再生用ではなくなったHDD201Aに保存されるコンテンツを再生不可とするための再生不可設定を行う(ステップS65)。
【0121】
なお、本開示の実施の形態に係る放送受信装置101では、管理部121は、複製処理を行わない期間において、HDD201Bを停止する制御を行う構成であるとしたが、これに限定するものではない。管理部121は、複製処理を行わない期間において、HDD201Bを停止する制御を行わない構成であってもよい。
【0122】
また、本開示の実施の形態に係る放送受信装置101では、管理部121は、HDD201Bが複製保存用から録画再生用に変更された場合、HDD201Aに保存されたコンテンツの再生を禁止する処理を行う構成であるとしたが、これに限定するものではない。管理部121は、HDD201Bが複製保存用から録画再生用に変更された場合において、HDD201Aに保存されたコンテンツの再生を禁止する処理を行わない構成であってもよい。
【0123】
また、本開示の実施の形態に係る放送受信装置101では、管理部121は、登録画面G1,G2を表示装置301に表示するための処理を行う構成であるとしたが、これに限定するものではない。管理部121は、登録画面G1,G2を表示するための処理を行わない構成であってもよい。この場合、管理部121は、放送受信装置101に設けられるスイッチまたはキーボード、もしくはIP通信等の他のインタフェースを介して、ユーザによるHDD201の用途の選択結果を取得する。
【0124】
また、本開示の実施の形態に係る放送受信装置101では、管理部121は、設定画面G3を表示装置301に表示するための処理を行う構成であるとしたが、これに限定するものではない。管理部121は、設定画面G3を表示するための処理を行わない構成であってもよい。
【0125】
また、本開示の実施の形態に係る放送受信装置101では、管理部121は、コンテンツの複製保存状況が含まれる設定画面G3を表示装置301に表示するための処理を行う構成であるとしたが、これに限定するものではない。管理部121は、チェックボックスCb等を含む一方で、コンテンツの複製保存状況が含まれない設定画面G3を表示するための処理を行う構成であってもよい。
【0126】
また、本開示の実施の形態に係る放送受信装置101では、管理部121は、HDD201Bのシリアル番号NmBを、HDD201Aの複製保存用の記録媒体の識別情報として登録情報DB131に登録する構成であるとしたが、これに限定するものではない。管理部121は、HDD201Bのシリアル番号NmBを、複数のHDD201の複製保存用の記録媒体の識別情報として登録情報DB131に登録する構成であってもよい。一例として、管理部121は、ユーザによる操作に従い、HDD201Bのシリアル番号NmBを、HDD201であるHDD201A1,201A2の複製保存用の記録媒体の識別情報として登録情報DB131に登録する。この場合、管理部121は、HDD201A1とHDD201Bとを比較することにより、HDD201A1に保存されたコンテンツのうちの、HDD201Bに未保存のコンテンツを抽出し、抽出した未保存のコンテンツの情報を含む管理差分情報D1を生成して保存情報DB132に保存する。また、管理部121は、HDD201A2とHDD201Bとを比較することにより、HDD201A2に保存されたコンテンツのうちの、HDD201Bに未保存のコンテンツを抽出し、抽出した未保存のコンテンツの情報を含む管理差分情報D2を生成して保存情報DB132に保存する。そして、管理部121は、複製処理において、HDD201A1に保存されているコンテンツのうちの、管理差分情報D1が示す複製対象のコンテンツをHDD201Bに保存し、HDD201A2に保存されているコンテンツのうちの、管理差分情報D2が示す複製対象のコンテンツをHDD201Bに保存する。
【0127】
また、本開示の実施の形態に係る放送受信装置101では、管理部121は、HDD201Aのシリアル番号NmAを、録画再生用の記録媒体の識別情報として登録情報DB131に登録し、HDD201Bのシリアル番号NmBを、複製保存用の記録媒体の識別情報として登録情報DB131に登録する構成であるとしたが、これに限定するものではない。管理部121は、HDD201Aの代わりにSSD(Solid State Drive)のシリアル番号を、録画再生用の記録媒体の識別情報として登録情報DB131に登録してもよいし、HDD201Bの代わりにSSDのシリアル番号を、複製保存用の記録媒体の識別情報として登録情報DB131に登録してもよい。
【0128】
また、本開示の実施の形態に係る放送受信装置101では、管理部121は、HDD201Aに保存されたコンテンツのうちの、HDD201Bに未保存のコンテンツを抽出し、抽出した未保存のコンテンツの情報を含む管理差分情報Dを生成する構成であるとしたが、これに限定するものではない。管理部121は、管理差分情報Dの代わりに、抽出した未保存のコンテンツの有無すなわち複製対象のコンテンツの有無を示す差分情報を生成し、生成した差分情報を保存情報DB132に保存する構成であってもよい。この場合、管理部121は、録画処理等のHDD201Aへのアクセスを行わない非アクセス期間において、保存情報DB132における差分情報を参照し、複製対象のコンテンツが存在する場合、HDD201Bを起動する。そして、管理部121は、複製処理において、HDD201AとHDD201Bとを比較することにより、HDD201Aに保存されたコンテンツのうちの、HDD201Bに未保存のコンテンツを抽出し、抽出したコンテンツをHDD201Bに保存する。
【0129】
また、本開示の実施の形態に係る放送受信装置101は、STBであり、HDMIケーブルを介して接続された表示装置301においてコンテンツを再生する構成であるとしたが、これに限定するものではない。たとえば、放送受信装置101は、IP通信を用いて外部の端末から操作および各種設定を行うことができ、かつIP通信を用いて当該端末においてコンテンツを再生するネットワークレコーダであってもよい。この場合、放送受信装置101は、タブレット端末等の図示しない通信端末へネットワーク経由で映像情報等を送信することにより、当該通信端末においてコンテンツを再生する。また、この場合、放送受信装置101は、Webサーバ等のIP通信用サーバとして、Webブラウザ等のIP通信用クライアントを備える当該通信端末に登録画面G1,G2および設定画面G3を表示するための処理を行う。より詳細には、放送受信装置101は、登録画面G1を示す画像情報、登録画面G2を示す画像情報、および設定画面G3を示す画像情報を、ネットワーク経由で通信端末へ送信する。当該通信端末は、放送受信装置101から受信した画像情報を用いて、当該通信端末が有するディスプレイに登録画面G1,G2および設定画面G3を表示する処理を行う。
【0130】
また、たとえば、放送受信装置101は、レコーダを備える録画機能付きの表示装置であってもよい。この場合、放送受信装置101は、当該放送受信装置101が備えるディスプレイにおいてコンテンツを再生する。また、この場合、放送受信装置101は、当該放送受信装置101が備えるディスプレイにおいて、登録画面G1,G2および設定画面G3を表示する処理を行う。
【0131】
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0132】
上述の実施形態の各処理(各機能)は、1または複数のプロセッサを含む処理回路(Circuitry)により実現される。上記処理回路は、上記1または複数のプロセッサに加え、1または複数のメモリ、各種アナログ回路、各種デジタル回路が組み合わされた集積回路等で構成されてもよい。上記1または複数のメモリは、上記各処理を上記1または複数のプロセッサに実行させるプログラム(命令)を格納する。上記1または複数のプロセッサは、上記1または複数のメモリから読み出した上記プログラムに従い上記各処理を実行してもよいし、予め上記各処理を実行するように設計された論理回路に従って上記各処理を実行してもよい。上記プロセッサは、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、およびASIC(Application Specific Integrated Circuit)等、コンピュータの制御に適合する種々のプロセッサであってよい。なお、物理的に分離した上記複数のプロセッサが互いに協働して上記各処理を実行してもよい。たとえば、物理的に分離した複数のコンピュータのそれぞれに搭載された上記プロセッサがLAN(Local Area Network)、WAN (Wide Area Network)、およびインターネット等のネットワークを介して互いに協働して上記各処理を実行してもよい。上記プログラムは、外部のサーバ装置等から上記ネットワークを介して上記メモリにインストールされても構わないし、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)、および半導体メモリ等の記録媒体に格納された状態で流通し、上記記録媒体から上記メモリにインストールされても構わない。
【0133】
以上の説明は、以下に付記する特徴を含む。
[付記1]
複数の記録媒体にアクセス可能な放送受信装置であって、
コンテンツを受信するコンテンツ受信部と、
前記コンテンツ受信部により受信された前記コンテンツを、録画再生用として登録された第1の前記記録媒体に保存する録画処理を行うコンテンツ管理部とを備え、
前記コンテンツ管理部は、前記録画処理を行う期間とは異なる期間において、前記第1の記録媒体に保存されたデータと、複製保存用として登録された第2の前記記録媒体に保存されたデータとの比較結果に基づいて、前記第1の記録媒体における1または複数の前記コンテンツを前記第2の記録媒体に保存する複製処理を行い、
前記コンテンツ管理部は、前記第2の記録媒体に保存される前記コンテンツを再生不可とするための再生不可設定を行う、放送受信装置。
【0134】
[付記2]
複数の記録媒体にアクセス可能な放送受信装置であって、
処理回路を備え、
前記処理回路は、
コンテンツを受信し、
受信した前記コンテンツを、録画再生用として登録された第1の前記記録媒体に保存する録画処理を行い、
前記録画処理を行う期間とは異なる期間において、前記第1の記録媒体に保存されたデータと、複製保存用として登録された第2の前記記録媒体に保存されたデータとの比較結果に基づいて、前記第1の記録媒体における1または複数の前記コンテンツを前記第2の記録媒体に保存する、放送受信装置。
【符号の説明】
【0135】
11 受信部
12 処理部
13 記憶部
15 リモコン
101 放送受信装置
111 リモコン信号受信部
112 放送受信部(コンテンツ受信部)
121 管理部(コンテンツ管理部)
122 録画予約部
123 放送視聴部
131 登録情報DB
132 保存情報DB
133 番組情報DB
134 予約管理DB
151 リモコン操作部
201,201A,201B HDD(記録媒体)
301 表示装置
G1,G2 登録画面
G3 設定画面
Bt1,Bt2,Bt3,Bt4,Bt5 ボタン
Cb1,Cb2,Cb3,Cb4 チェックボックス
Pu ポップアップ画面