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特開2024-158862通知制御システム、通知制御方法およびプログラム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024158862
(43)【公開日】2024-11-08
(54)【発明の名称】通知制御システム、通知制御方法およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20241031BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】16
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023074444
(22)【出願日】2023-04-28
(71)【出願人】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100109210
【弁理士】
【氏名又は名称】新居 広守
(74)【代理人】
【識別番号】100137235
【弁理士】
【氏名又は名称】寺谷 英作
(74)【代理人】
【識別番号】100131417
【弁理士】
【氏名又は名称】道坂 伸一
(72)【発明者】
【氏名】森本 高志
(72)【発明者】
【氏名】岡島 和志
【テーマコード(参考)】
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L049CC11
5L050CC11
(57)【要約】
【課題】コンテンツを視聴しているユーザが、コンテンツに関する情報とは異なる通知情報の通知によって不快になることを抑制することができる通知制御システムを提供する。
【解決手段】通知制御システム10は、機器から出力されるコンテンツに対するユーザの興味または集中の度合を判定する判定部11と、上記度合に基づいて、コンテンツに関する情報とは異なる通知情報の通知を制御する制御部12と、を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
機器から出力されるコンテンツに対するユーザの興味または集中の度合を判定する判定部と、
前記度合に基づいて、前記コンテンツに関する情報とは異なる通知情報の通知を制御する制御部と、を備える、
通知制御システム。
【請求項2】
前記判定部は、前記コンテンツのジャンルに基づいて、前記度合を判定する、
請求項1に記載の通知制御システム。
【請求項3】
前記判定部は、前記コンテンツに対する前記ユーザの視聴態様に基づいて、前記度合を判定する、
請求項1に記載の通知制御システム。
【請求項4】
前記判定部は、前記コンテンツに対する前記ユーザの視聴傾向に基づいて、前記度合を判定する、
請求項1に記載の通知制御システム。
【請求項5】
前記判定部は、前記コンテンツに対する他のユーザの視聴傾向に基づいて、前記度合を判定する、
請求項1に記載の通知制御システム。
【請求項6】
前記判定部は、前記機器に設けられたセンサのセンシング結果に基づいて、前記度合を判定する、
請求項1に記載の通知制御システム。
【請求項7】
さらに、前記通知情報の通知内容を取得する取得部を備え、
前記制御部は、前記度合および前記通知内容に基づいて、前記通知情報の通知を制御する、
請求項1~6のいずれか1項に記載の通知制御システム。
【請求項8】
前記通知情報の通知の制御は、前記通知の情報量の制御を含む、
請求項1~6のいずれか1項に記載の通知制御システム。
【請求項9】
前記通知情報の通知の制御は、前記通知情報の通知の大きさの制御を含む、
請求項1~6のいずれか1項に記載の通知制御システム。
【請求項10】
前記通知情報の通知の制御は、前記通知情報の通知を行う媒体の変更を含む、
請求項1~6のいずれか1項に記載の通知制御システム。
【請求項11】
前記通知情報の通知の制御は、前記通知情報の通知タイミングの制御を含む、
請求項1~6のいずれか1項に記載の通知制御システム。
【請求項12】
前記コンテンツは、映像コンテンツである、
請求項1~6のいずれか1項に記載の通知制御システム。
【請求項13】
前記通知は、音声通知である、
請求項1~6のいずれか1項に記載の通知制御システム。
【請求項14】
前記通知は、前記機器から出力される、
請求項1~6のいずれか1項に記載の通知制御システム。
【請求項15】
通知制御システムにより実行される通知制御方法であって、
機器から出力されるコンテンツに対するユーザの興味または集中の度合を判定する判定ステップと、
前記度合に基づいて、前記コンテンツに関する情報とは異なる通知情報の通知を制御する制御ステップと、を含む、
通知制御方法。
【請求項16】
請求項15に記載の通知制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、ユーザへの通知を制御する通知制御システムなどに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ユーザの広告への集中度を判定して、広告の表示を制御するための技術が開示されている。
【0003】
特許文献2には、ユーザのコンテンツへの集中度を判定して、コンテンツの表示を制御するための技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2022-086302号公報
【特許文献2】国際公開第2019/098037号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1および特許文献2に開示された技術では、ユーザが視聴しているコンテンツと、そのコンテンツへの集中度により制御されるコンテンツとが同一となっている。しかしながら、ユーザがコンテンツを視聴しているときに、コンテンツに関する情報とは異なる通知情報が通知される場合があり、コンテンツを視聴しているユーザが、通知情報の通知によって不快になることを抑制することが望まれている。
【0006】
そこで、本開示は、コンテンツを視聴しているユーザが、コンテンツに関する情報とは異なる通知情報の通知によって不快になることを抑制することができる通知制御システムなどを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る通知制御システムは、機器から出力されるコンテンツに対するユーザの興味または集中の度合を判定する判定部と、前記度合に基づいて、前記コンテンツに関する情報とは異なる通知情報の通知を制御する制御部と、を備える。
【0008】
本開示に係る通知制御方法は、通知制御システムにより実行される通知制御方法であって、機器から出力されるコンテンツに対するユーザの興味または集中の度合を判定する判定ステップと、前記度合に基づいて、前記コンテンツに関する情報とは異なる通知情報の通知を制御する制御ステップと、を含む。
【0009】
本開示に係るプログラムは、上記の通知制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0010】
なお、これらの包括的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD-ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
【発明の効果】
【0011】
本開示における通知制御システムなどによれば、コンテンツを視聴しているユーザが、コンテンツに関する情報とは異なる通知情報の通知によって不快になることを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】実施の形態1に係る通知制御システムの一例を示すブロック図である。
図2】実施の形態1に係る通知制御システムの動作の一例を示すフローチャートである。
図3】実施の形態1における、コンテンツに対するユーザの視聴傾向に基づいて、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合を判定する方法を説明するための図である。
図4A】実施の形態1における、コンテンツに対する他のユーザの視聴傾向に基づいて、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合を判定する方法を説明するための図である。
図4B】実施の形態1における、コンテンツに対する他のユーザの視聴傾向に基づいて、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合を判定する方法を説明するための図である。
図5】実施の形態1における、機器に設けられたセンサのセンシング結果に基づいて、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合を判定する方法を説明するための図である。
図6A】実施の形態1における、通知情報の通知を制御する方法を説明するための図である。
図6B】実施の形態1における、通知情報の通知を制御する方法を説明するための図である。
図6C】実施の形態1における、通知情報の通知を制御する方法を説明するための図である。
図7】実施の形態2に係る通知制御システムの一例を示すブロック図である。
図8】実施の形態2に係る通知制御システムの動作の一例を示すフローチャートである。
図9】実施の形態2における、コンテンツのジャンル、および、コンテンツに対するユーザの視聴態様の組み合わせに基づいて、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合を判定する方法を説明するための図である。
図10】実施の形態2における、通知内容に応じた通知タイプの一例を示す図である。
図11A】実施の形態2における、通知情報の通知を制御する方法を説明するための図である。
図11B】実施の形態2における、通知情報の通知を制御する方法を説明するための図である。
図11C】実施の形態2における、通知情報の通知を制御する方法を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。ただし、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
【0014】
なお、発明者は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
【0015】
(実施の形態1)
以下、図1から図6Cを用いて実施の形態1に係る通知制御システムを説明する。
【0016】
図1は、実施の形態1に係る通知制御システム10の一例を示すブロック図である。
【0017】
通知制御システム10は、機器から出力されるコンテンツを視聴しているユーザへの通知情報の通知を制御するためのシステムである。なお、視聴とは、見ることおよび聴くことの両方の意味に限らず、見ることのみまたは聴くことのみの意味であってもよい。例えば、コンテンツは、映像コンテンツであり、この場合、コンテンツを出力する機器はテレビまたはポータブルテレビなどである。また、例えば、コンテンツは、音声コンテンツであってもよく、この場合、コンテンツを出力する機器は音声再生装置またはスピーカ付き家電(冷蔵庫、ロボット掃除機、ドアホンまたは照明器具など)などである。
【0018】
通知情報は、コンテンツに関する情報とは異なる情報である。例えば、通知情報には、天気予報、誕生日、ゴミ回収の時刻の前に通知されるゴミ捨てを促す情報、外出予定時刻の前に通知される外出を促す情報、占いのようなエンターテイメント情報といった内容が含まれており、通知情報の通知内容は、コンテンツとは関係ない内容である。例えば、通知は、音声通知である。なお、通知は、テロップなどのOSD(On Screen Display)による通知(表示による通知)であってもよい。また、音声通知と表示による通知が同時に行われてもよい。例えば、通知は、コンテンツを出力する機器から出力される。つまり、機器は、コンテンツの出力と同時に通知を行い得る。なお、通知は、コンテンツを出力する機器とは異なる機器(例えば、スマートフォン、タブレット端末などの携帯端末、または、PC(Personal Computer)など)から出力されてもよい。
【0019】
通知制御システム10は、判定部11および制御部12を備える。通知制御システム10は、プロセッサ(マイクロプロセッサ)およびメモリなどを含むコンピュータである。メモリは、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)などであり、プロセッサにより実行されるプログラムを記憶することができる。判定部11および制御部12は、メモリに格納されたプログラムを実行するプロセッサなどによって実現される。
【0020】
例えば、通知制御システム10は、1つの筐体のコンピュータ(装置)であってもよいし、複数のコンピュータからなるシステムであってもよい。例えば、通知制御システム10は、コンテンツを出力する機器に搭載されていてもよい。また、例えば、通知制御システム10は、サーバであってもよい。なお、通知制御システム10が備える構成要素は、1つのサーバに配置されていてもよいし、複数のサーバに分散して配置されていてもよい。なお、プロセッサやメモリはコンテンツを出力する機器と共用してもよい。例えばテレビであれば、テレビ全体の信号処理プロセッサで実行する1つのプログラムとして本発明を組み込んでも良い。
【0021】
判定部11は、機器から出力されるコンテンツに対するユーザの興味または集中の度合を判定する。判定部11の詳細については後述する。
【0022】
制御部12は、判定されたユーザの興味または集中の度合に基づいて、通知情報の通知を制御する。制御部12の詳細については後述する。
【0023】
次に、通知制御システム10の動作の詳細について説明する。
【0024】
図2は、実施の形態1に係る通知制御システム10の動作の一例を示すフローチャートである。
【0025】
まず、判定部11は、機器から出力されるコンテンツに対するユーザの興味または集中の度合を判定する(ステップS11)。
【0026】
例えば、判定部11は、機器から出力されるコンテンツのジャンルに基づいて、ユーザの興味または集中の度合を判定してもよい。例えば、コンテンツがテレビから出力されるコンテンツである場合、チューナーが受信する放送波にはコンテンツのジャンルを示す情報も含まれているため、判定部11は、当該情報を取得することで、コンテンツのジャンルを特定することができる。
【0027】
コンテンツには、一般的な傾向として、ユーザが集中して視聴するようなジャンルもあれば、ユーザが集中せずに視聴するジャンルもある。また、コンテンツには、ユーザが興味のあるジャンルもあれば、ユーザが興味のないジャンルもある。例えば、判定部11は、ユーザが視聴しているコンテンツのジャンルが、予め決められた特定のジャンル(例えば、スポーツ、ニュースまたはバラエティなど)の場合には、当該コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合は低いと判定し、予め定められた特定の他のジャンル(例えばドラマまたは映画など)の場合には、当該コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合は高いと判定してもよい。なお、ユーザの興味または集中の度合が低いと判定される場合のコンテンツのジャンルとして、スポーツ、ニュースまたはバラエティなどのジャンルを例にあげているが、これは説明のために例をあげているだけであり、これらに限らない。同様に、ユーザの興味または集中の度合が高いと判定される場合のコンテンツのジャンルとして、ドラマまたは映画などのジャンルを例にあげているが、これは説明のために例をあげているだけであり、これらに限らない。また、コンテンツが音声コンテンツである場合、音声コンテンツのジャンルは、邦楽、洋楽、ポップ、ロック、ジャズなどであってもよい。
【0028】
また、ユーザの視聴履歴が保存されている場合には、判定部11は、視聴履歴が示すユーザが視聴していたコンテンツのジャンルに基づいて、ジャンルごとのユーザの興味または集中の度合を判定してもよい。例えば、ユーザが頻繁に視聴していたコンテンツのジャンルは、ユーザの興味または集中の度合が高いコンテンツのジャンルだと判定することができ、ユーザがあまり視聴していなかったコンテンツのジャンルは、ユーザの興味または集中の度合が低いコンテンツのジャンルだと判定することができる。また、テレビの場合は予約録画をして、よく視聴しているジャンルであれば興味があるジャンルとしても良い。そして、判定部11は、視聴履歴から判定されるジャンルごとのユーザの興味または集中の度合に基づいて、現在ユーザが視聴しているコンテンツに対するユーザの興味または集中の度合を判定してもよい。
【0029】
このように、ユーザが視聴しているコンテンツのジャンルから、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合を判定することができる。
【0030】
また、例えば、判定部11は、コンテンツに対するユーザの視聴態様に基づいて、ユーザの興味または集中の度合を判定してもよい。例えば、コンテンツは、ライブ、録画、OTT(Over The Top)またはタイムシフトなどの視聴態様別に出力され得る。例えば、判定部11は、コンテンツを出力する機器から、視聴態様を示す情報を取得することで、コンテンツに対するユーザの視聴態様を特定することができる。
【0031】
例えば、ユーザが視聴しているコンテンツが録画、OTTまたはタイムシフトによるコンテンツの場合、特定のシーンを見逃しても巻き戻しなどによりいつでも視聴し直すことができるため、ユーザはコンテンツを集中して視聴していない、または、コンテンツに興味がないと判定することができる。一方で、ユーザがコンテンツをライブ視聴している場合、特定のシーンを見逃すと視聴し直すことができないため、ユーザはコンテンツを集中して視聴していると判定することができる。このように、ユーザが視聴しているコンテンツに対するユーザの視聴態様から、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合を判定することができる。
【0032】
また、例えば、判定部11は、コンテンツに対するユーザの視聴傾向に基づいて、ユーザの興味または集中の度合を判定してもよい。これについて、図3を用いて説明する。
【0033】
図3は、実施の形態1における、コンテンツに対するユーザの視聴傾向に基づいて、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合を判定する方法を説明するための図である。図3には、上から、ユーザがザッピングをせずにコンテンツを連続して視聴しているときの視聴傾向の例、ユーザがCM時にザッピングをしつつコンテンツを視聴しているときの視聴傾向の例、および、ユーザがCMなどに関係なく頻繁にザッピングをしながらコンテンツを視聴しているときの例が示されている。
【0034】
図3に示されるように、ユーザの視聴傾向が、コンテンツを連続して視聴する傾向となっている場合もあれば、ザッピングしながらいろいろなコンテンツを視聴する傾向となっている場合もある。例えば、判定部11は、コンテンツを出力する機器から、ユーザの視聴状況に関する情報を取得することで、ユーザが現在視聴しているコンテンツに対するユーザの視聴傾向を特定することができる。
【0035】
図3の下側に示される視聴傾向の例のように、所定の時間あたりのザッピング回数が多い場合、または、所定の時間あたりのコンテンツの連続視聴時間が短い場合、ユーザはコンテンツを集中して視聴していない、または、コンテンツに興味がないと判定することができる。図3の上側に示される視聴傾向の例のように、所定の時間あたりのザッピング回数が少ない場合、または、所定の時間あたりのコンテンツの連続視聴時間が長い場合、ユーザはコンテンツを集中して視聴している、または、コンテンツに興味があると判定することができる。また、図3の中央に示される視聴傾向の例のように、CM時にザッピングをする場合には、ユーザはコンテンツをある程度集中して視聴している、または、コンテンツにある程度興味があると判定することができる。このように、コンテンツに対するユーザの視聴傾向から、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合を判定することができる。
【0036】
例えば、ユーザがテレビのコンテンツを視聴している場合に、直近30分間での各チャンネルの視聴時間から、一定割合(例えば8割など)以上同じ番組を視聴しているか否かに応じて、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合が判定されてもよい。また、現在視聴している番組を何分前から見続けているかに応じて、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合が判定されてもよい。なお、番組が開始した直後であれば、番組の開始時間からあまり時間が経過していない場合でも、番組の開始時からユーザが番組を視聴している場合には、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合が高いと判定されてもよい。
【0037】
また、例えば、判定部11は、コンテンツに対する他のユーザ(具体的には、他の複数のユーザ)の視聴傾向に基づいて、ユーザの興味または集中の度合を判定してもよい。これについて、図4Aおよび図4Bを用いて説明する。
【0038】
図4Aおよび図4Bは、実施の形態1における、コンテンツに対する他のユーザの視聴傾向に基づいて、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合を判定する方法を説明するための図である。図4Aには、ドラマのコンテンツに対する他のユーザの視聴傾向の例が示されており、具体的には、コンテンツの再生位置(コンテンツが開始してからの時間)ごとの再生人数が示されている。図4Bには、サッカー中継のコンテンツに対する他のユーザの視聴傾向の例が示されており、具体的には、コンテンツの再生位置(コンテンツが開始してからの時間)ごとの再生人数が示されている。
【0039】
例えば、判定部11は、ユーザが視聴しているコンテンツが録画、ネット配信、またはタイムシフトによるコンテンツの場合、コンテンツに対する他のユーザの視聴傾向を予め取得する。つまり、判定部11は、図4Aまたは図4Bに示されるような、コンテンツの再生位置ごとの再生人数などを取得する。例えば、判定部11は、コンテンツに対する他のユーザの視聴傾向を、コンテンツの提供者などから取得することができる。
【0040】
例えば、図4Aに示されるように、ドラマのコンテンツの他のユーザの視聴傾向としては、CM時およびエンディング時に再生人数が減っていることがわかる。また、例えば、図4Bに示されるように、サッカー中継のコンテンツの他のユーザの視聴傾向としては、盛り上がりが高いゴール時および失点時に再生人数が増えていることがわかる。このようなコンテンツをユーザが視聴しているときには、現在ユーザが視聴しているコンテンツに対する再生位置ごとの他のユーザの視聴傾向から、コンテンツに対する再生位置ごとのユーザの興味または集中の度合を判定することができる。コンテンツに対するユーザの視聴傾向が、コンテンツに対する他のユーザの視聴傾向と同じ傾向になると推定することができるためである。
【0041】
例えば、コンテンツの再生位置ごとの興味または集中の度合は、そのコンテンツを視聴した他のユーザのうち、通常再生した人数の割合から算出することができる。例えば、コンテンツを視聴した他のユーザからランダムでサンプリングした100人のうち、ある再生位置において10人が早送りしており、90人が通常再生している場合、ユーザが視聴しているコンテンツのこの再生位置に対するユーザの興味または集中の度合を90%と判定することができる。
【0042】
また、例えば、判定部11は、コンテンツを出力する機器に設けられたセンサのセンシング結果に基づいて、ユーザの興味または集中の度合を判定してもよい。これについて、図5を用いて説明する。
【0043】
図5は、実施の形態1における、機器に設けられたセンサのセンシング結果に基づいて、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合を判定する方法を説明するための図である。図5には、コンテンツを出力する機器としてポータブルテレビが設置される空間の間取りが示される。例えば、ポータブルテレビは、チューナーと無線通信により接続され、ユーザはポータブルテレビを所望の位置へ容易に移動させることができる。例えば、図5には、ポータブルテレビが一時的に設置され得る位置として、位置AおよびBが破線枠で示されている。
【0044】
例えば、ポータブルテレビには、ポータブルテレビの位置を検出できるセンサが設けられていてもよい。具体的には、ポータブルテレビは、チューナーから送信された映像信号の受信信号強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)を測定することができるセンサが設けられていてもよく、RSSIによってチューナーからのおおよその距離を推定できる。なお、RSSIを測定するセンサは映像の受信用LSIの内部信号を使っても良く、専用のセンサである必要はない。また、例えば通知制御システム10は、チューナーが設置された場所を設定する機能を有していてもよく、チューナーが設置された場所として、図5に示されるようにリビングを設定したり、寝室を設定したりすることができる。例えば、チューナーが設置された場所がリビングの場合に、ポータブルテレビが位置Aに設置されたときには、RSSIが所定の閾値よりも大きくなり、位置Bに一時的に設置されたときには、RSSIが所定の閾値よりも小さくなる。したがって、判定部11は、RSSIが所定の閾値よりも大きいときにはポータブルテレビがリビングにあり、RSSIが所定の閾値よりも小さいときにはポータブルテレビが寝室にあることを検出することができる。同じように、例えば、判定部11は、チューナーが設置された場所が寝室の場合に、RSSIが所定の閾値よりも大きいときにはポータブルテレビが寝室にあり、RSSIが所定の閾値よりも小さいときにはポータブルテレビがリビングにあることを検出することができる。なお、所定の閾値は、機器が設置される環境などに応じて適宜設定される。
【0045】
また、例えば、ポータブルテレビには、照度センサが設けられていてもよい。例えば、判定部11は、周囲が薄暗いことを照度センサが検出した場合には、ポータブルテレビが寝室にあると推定することができ、周囲が明るいことを照度センサが検出した場合には、ポータブルテレビがリビングにあると推定することができる。ユーザは、寝室でテレビを視聴する際には、暗い環境で視聴することが多く、リビングでテレビを視聴する際には、明るい環境で視聴することが多いためである。
【0046】
例えば、機器に照度センサが設けられている場合に、周囲が暗い状態でユーザがコンテンツを視聴しているときには、ユーザは寝室などでコンテンツを集中して視聴していると判定することができ、周囲が明るい状態でユーザがコンテンツを視聴しているときには、ユーザはリビングなどでコンテンツを集中して視聴していないと判定することができる。また、機器の位置を検出できるセンサが機器に設けられている場合に、機器が寝室にあるときには、ユーザは寝室でコンテンツを集中して視聴していると判定することができ、機器がリビングにあるときには、ユーザはリビングでコンテンツを集中して視聴していない、または、コンテンツに興味がないと判定することができる。このように、機器に設けられたセンサのセンシング結果から、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合を判定することができる。
【0047】
また、照度センサや位置センサを視聴傾向と組み合わせて集中度を判定してもよい。例えば映画やドラマをリビングで20時に見ている傾向があれば、20時にリビングにポータブルテレビがあるときは集中度が高いと判定してもよい。テレビの視聴スタイルは個々人によって異なるため、長期での視聴・利用傾向から学習されることが望ましい。
【0048】
なお、判定部11は、コンテンツを出力する機器に設けられていないセンサのセンシング結果に基づいて、ユーザの興味または集中の度合を判定してもよい。例えば、機器(例えばテレビ)が設けられた空間に設けられたカメラなどによってユーザが機器を注視しているか否かが検出され、検出結果に応じて、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合が判定されてもよい。例えば、ユーザが機器を注視している場合、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合が高いと判定することができる。また、例えば、機器が設けられた空間に設けられた騒音センサなどによって、機器が設けられた空間の騒音の程度が検出され、検出結果に応じて、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合が判定されてもよい。例えば、機器が設けられた空間の騒音が大きい場合、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合が低いと判定することができる。
【0049】
なお、判定部11は、上述した、コンテンツのジャンル、コンテンツに対するユーザの視聴態様、コンテンツに対するユーザの視聴傾向、コンテンツに対する他のユーザの視聴傾向および機器に設けられたセンサのセンシング結果の2つ以上の組み合わせに基づいて、ユーザの興味または集中の度合を判定してもよい。
【0050】
図2での説明に戻り、制御部12は、判定部11によって判定されたコンテンツに対するユーザの興味または集中の度合に基づいて、通知情報の通知を制御する(ステップS12)。これについて、図6Aから図6Cを用いて説明する。
【0051】
図6Aから図6Cは、実施の形態1における、通知情報の通知を制御する方法を説明するための図である。
【0052】
例えば、通知情報の通知の制御は、通知の情報量の制御を含んでいてもよい。例えば、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合が高いと判定された場合には、図6Aから図6Cに示されるように、制御部12は、通知の情報量を少なくする。
【0053】
例えば、図6Aに示されるように、通常であれば「おはようございます。今日の天気は晴れの予報です。」と通知される場合に、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合が高いと判定されたときには、「おはようございます。」が省略されてもよい。このように、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合が高いと判定された場合には、通知情報の内容の一部が省略されることで、通知の情報量が少なくされてもよい。
【0054】
例えば、図6Bに示されるように、通常であれば「運送会社からのお知らせです。明日の午後13時から15時に宅配便が届く予定です。」と通知される場合に、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合が高いと判定されたときには、「明日は宅配便があります。詳しくは履歴を確認。」と簡略化されてもよい。このように、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合が高いと判定された場合には、通知情報の内容が簡略化されることで、通知の情報量が少なくされてもよい。また、このように通知を短くすることで画面のテロップの範囲も小さくすることができる。
【0055】
例えば、図6Cに示されるように、通常であれば「晴れの予報です。」といった音声通知および表示による通知が同時に行われる場合に、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合が高いと判定されたときには、音声通知が省略されてもよく、あるいは、表示による通知が省略されてもよい。このように、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合が高いと判定された場合には、音声通知または表示による通知のいずれかが省略されることで、通知の情報量が少なくされてもよい。
【0056】
また、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合が高いと判定された場合には、通知情報の通知が行われなくてもよい。
【0057】
このように、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合が高い場合には、通知の情報量を少なくする、または、通知をしないようにすることで、コンテンツを視聴しているユーザが、コンテンツに関する情報とは異なる通知情報の通知によって不快になることを抑制することができる。
【0058】
また、例えば、通知情報の通知の制御は、通知情報の通知の大きさ(具体的には音量または表示の大きさ)の制御を含んでいてもよい。例えば、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合が高いと判定された場合には、制御部12は、通知情報の通知の大きさを小さくする。
【0059】
例えば、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合が高いと判定された場合には、音声通知の音量が小さくされてもよい。また、例えば、通常であれば通知の際のお知らせ音(ジングル)が出力される場合に、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合が高いと判定されたときには、ジングルが省略されてもよい。また、例えば、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合が高いと判定された場合には、表示による通知の大きさ(例えばテロップの大きさ)が小さくされてもよい。このように、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合が高いと判定された場合には、通知の音量または表示の大きさなどが小さくされることで、通知情報の通知の大きさが小さくされてもよい。
【0060】
例えば、図5で説明したように、機器(例えばポータブルテレビ)が寝室にあり、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合が高いと判定された場合には、通知情報の通知の音量が小さくされ、機器がリビングにあり、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合が低いと判定された場合には、通常の音量で通知情報が通知されてもよい。
【0061】
このように、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合が高い場合には、通知情報の通知の大きさ(通知の音量または通知の表示の大きさ)を小さくすることで、コンテンツを視聴しているユーザが、コンテンツに関する情報とは異なる通知情報の通知によって不快になることを抑制することができる。
【0062】
また、例えば、通知情報の通知の制御は、通知情報の通知を行う媒体の変更を含んでいてもよい。例えば、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合が高いと判定された場合には、制御部12は、通知情報の通知を行う媒体を、コンテンツを出力する機器から、当該コンテンツを出力しない機器に変更する。
【0063】
例えば、通常であればコンテンツを出力するテレビから通知情報が通知される場合に、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合が高いと判定されたときには、テレビから通知情報が通知されず、スマートフォンから通知情報が通知されてもよい。
【0064】
このように、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合が高い場合には、通知情報の通知を、コンテンツを出力している機器自体からさせずに、当該機器とは異なる媒体にさせることで、コンテンツを視聴しているユーザが、コンテンツに関する情報とは異なる通知情報の通知によって不快になることを抑制することができる。
【0065】
また、例えば、通知情報の通知の制御は、通知情報の通知タイミングの制御を含んでいてもよい。例えば、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合が高いと判定された場合には、制御部12は、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合が低くなるタイミングで通知情報を通知する。
【0066】
例えば、ユーザがコンテンツを視聴している場合に、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合が高いと判定されたときには、CM時またはコンテンツの終了時に通知情報が通知されてもよい。
【0067】
このように、コンテンツに対する現状のユーザの興味または集中の度合が高い場合には、通知情報の通知を、今後コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合が低くなるタイミングで行うことで、コンテンツを視聴しているユーザが、コンテンツに関する情報とは異なる通知情報の通知によって不快になることを抑制することができる。
【0068】
例えば、図3に示されるように、ザッピングがないときには、通知の情報量が最低限にされ、CM時にザッピングされているときには、ザッピング時にまとめて通知が行われ、頻繁にザッピングされているときには、タイミングに関係なく通常通り通知が行われてもよい。
【0069】
なお、通知は、コンテンツを出力する機器の周辺に設けられた家電からの通知(例えば、レンジでの温めの終了の通知、洗濯機での洗濯の終了の通知など)であってもよい。例えば、図5に示されるように、洗濯機およびレンジが設置されているとする。また、チューナーと洗濯機およびレンジとがBLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)などの無線通信によって接続されているとする。
【0070】
例えば、ポータブルテレビの設置場所と洗濯機の設置場所とが遠い場合(例えば位置Bにポータブルテレビが設置されている場合)には、通知情報(例えば洗濯の終了)が通知されてもよい。ポータブルテレビでコンテンツを視聴しているユーザは、ポータブルテレビの設置場所から遠い場所に設置された洗濯機の洗濯の終了音に気付かない可能性があるためである。また、ポータブルテレビの設置場所と洗濯機の設置場所とが近い場合(例えば位置Aにポータブルテレビが設置されている場合)には、通知情報が通知されなくてもよい。ポータブルテレビでコンテンツを視聴しているユーザは、ポータブルテレビの設置場所から近い場所に設置された洗濯機の洗濯の終了音に気付く可能性が高いためである。
【0071】
同じように、ポータブルテレビの設置場所とレンジの設置場所とが遠い場合(例えば位置Bにポータブルテレビが設置されている場合)には、通知情報(例えば温めの終了)が通知されてもよい。ポータブルテレビでコンテンツを視聴しているユーザは、ポータブルテレビの設置場所から遠い場所に設置されたレンジの温めの終了音に気付かない可能性があるためである。また、ポータブルテレビの設置場所とレンジの設置場所とが近い場合(例えば位置Aにポータブルテレビが設置されている場合)には、通知情報が通知されなくてもよい。ポータブルテレビでコンテンツを視聴しているユーザは、ポータブルテレビの設置場所から近い場所に設置されたレンジの温めの終了音に気付く可能性が高いためである。ただし、レンジの温めは数分で終わる場合が多く、レンジで温めを行っていることをユーザが覚えていることが多いため、レンジの温めの終了の通知情報は通知されなくてもよい。例えば、レンジの故障またはレンジの扉の空きっぱなしなどのアラート情報のみが通知されてもよい。
【0072】
なお、ポータブルテレビの設置場所と洗濯機またはレンジの設置場所とが遠いか近いかは、ポータブルテレビ、洗濯機およびレンジにおけるチューナーからの信号のRSSIによって、ある程度推定することができる。
【0073】
以上説明した通り、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合が高い場合には、コンテンツを視聴しているユーザが不快にならないように、通知情報の通知を制御することができるため、コンテンツを視聴しているユーザが、コンテンツに関する情報とは異なる通知情報の通知によって不快になることを抑制することができる。
【0074】
(実施の形態2)
次に、図7から図11Cを用いて実施の形態2に係る通知制御システムを説明する。
【0075】
図7は、実施の形態2に係る通知制御システム20の一例を示すブロック図である。
【0076】
通知制御システム20は、判定部11および制御部12に加えて取得部13を備える点が、実施の形態1に係る通知制御システム10と異なる。その他の点は、実施の形態1に係る通知制御システム10と基本的には同じであるため、以下では、実施の形態2に係る通知制御システム20について、実施の形態1に係る通知制御システム10と異なる点を中心に説明する。
【0077】
取得部13は、通知情報の通知内容を取得する。なお、取得部13は、メモリに格納されたプログラムを実行するプロセッサなどによって実現される。取得部13の詳細については後述する。
【0078】
制御部12は、ユーザの興味または集中の度合および通知情報の通知内容に基づいて、通知情報の通知を制御する。制御部12の詳細については後述する。
【0079】
次に、通知制御システム20の動作の詳細について説明する。
【0080】
図8は、実施の形態2に係る通知制御システム20の動作の一例を示すフローチャートである。
【0081】
まず、判定部11は、機器から出力されるコンテンツに対するユーザの興味または集中の度合を判定する(ステップS21)。
【0082】
上述したように、判定部11は、コンテンツのジャンル、コンテンツに対するユーザの視聴態様、コンテンツに対するユーザの視聴傾向、コンテンツに対する他のユーザの視聴傾向および機器に設けられたセンサのセンシング結果の2つ以上の組み合わせに基づいて、ユーザの興味または集中の度合を判定してもよく、ここでは、判定部11が、機器から出力されるコンテンツのジャンル、および、コンテンツに対するユーザの視聴態様の組み合わせに基づいて、ユーザの興味または集中の度合を判定する例を、図9を用いて説明する。
【0083】
図9は、実施の形態2における、コンテンツのジャンル、および、コンテンツに対するユーザの視聴態様の組み合わせに基づいて、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合を判定する方法を説明するための図である。図9には、コンテンツのジャンルと、視聴状況と、集中度とが対応付けられたテーブルが示されている。
【0084】
例えば、図9に示されるように、判定部11は、ユーザが視聴しているコンテンツのジャンルが、予め決められた特定のジャンル(例えば、ニュースまたはバラエティなど)の場合には、当該コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合は低いと判定し、予め定められた特定の他のジャンル(例えばドラマまたは映画など)の場合には、当該コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合は高いと判定する。また、例えば、判定部11は、ユーザが視聴しているコンテンツがタイムシフトによるコンテンツの場合には、当該コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合は低いと判定し、ユーザが視聴しているコンテンツがライブによるコンテンツの場合には、当該コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合は高いと判定する。例えば、判定部11は、ユーザが視聴しているコンテンツのジャンルおよびコンテンツに対するユーザの視聴態様の組み合わせによって、図9に示されるように、コンテンツに対するユーザの集中度を集中度AからCによって判定する。集中度Aは集中の度合が高いことを示し、集中度Cは集中の度合が低いことを示す。
【0085】
図8での説明に戻り、取得部13は、通知情報の通知内容を取得する(ステップS22)。例えば、取得部13は、通知情報を生成する各種アプリケーション(例えばサービスなどを提供するアプリケーション)から通知情報の通知内容を取得する。
【0086】
通知情報の通知内容には、緊急性のあるものもあれば、緊急性のないものもある。例えば、通知情報の通知内容として天気予報、誕生日または占いなどは、緊急性がない。ユーザがコンテンツを視聴しているときに、これらの情報を通知されたとしても、ユーザはコンテンツの視聴をやめてすぐにこれらの通知に応じた行動をする必要が生じにくいためである。例えば、通知情報の通知内容として、ゴミ回収の時刻の前に通知されるゴミ捨てを促す情報、または、外出予定時刻の前に通知される外出を促す情報などは緊急性がある。ユーザがコンテンツを視聴しているときに、これらの情報を通知されると、ユーザはコンテンツの視聴をやめてすぐにこれらの通知に応じた行動(ゴミ捨てまたは外出)をする必要が生じるためである。つまり、緊急性がない通知内容の通知情報は、通知されるまでにある程度の時間が許容され、緊急性がある通知内容の通知情報は、即時通知される必要がある。そこで、図10に示されるように、通知内容と通知タイミングのタイプ(通知タイプともいう)が対応付けられていてもよい。
【0087】
図10は、実施の形態2における、通知内容に応じた通知タイプの一例を示す図である。
【0088】
図10に示されるように、例えば、天気予報の通知情報は通知されるまでに1時間許容され、誕生日の通知情報は通知されるまでに1日許容され、ゴミ捨ての通知情報は即時通知される必要があり、おでかけ(外出)の通知情報は即時通知される必要があり、占いの通知情報は15時までの通知が許容される。
【0089】
図8での説明に戻り、制御部12は、判定部11によって判定されたコンテンツに対するユーザの興味または集中の度合、および、取得部13によって取得された通知情報の通知内容に基づいて、通知情報の通知を制御する(ステップS23)。これについて、図11Aを用いて説明する。
【0090】
図11Aは、実施の形態2における、通知情報の通知を制御する方法を説明するための図である。図11Aには、集中度と通知タイプと通知情報の通知の制御内容とが対応付けられたテーブルが示されている。
【0091】
例えば、制御部12は、図9で説明したコンテンツに対するユーザの集中度および図10で説明した通知情報の通知タイプを図11Aに示されるテーブルなどに照合することで、通知情報の通知の制御内容を決定し、決定した制御内容で通知情報の通知を行う。例えば、制御部12は、通知情報の通知タイプが「即時」の場合に、コンテンツに対するユーザの集中度がAのときは音量を落として通知を行い、集中度がBまたはCのときには通常通り通知を行う。例えば、制御部12は、通知情報の通知タイプが「1時間許容」の場合に、コンテンツに対するユーザの集中度がAのときは番組終了時に通知を行い、集中度がBのときにはCM時に通知を行い、集中度がCのときには通常通り通知を行う。例えば、制御部12は、通知情報の通知タイプが「1日許容」の場合に、コンテンツに対するユーザの集中度がAまたはBのときは番組終了時に通知を行い、集中度がCのときには通常通り通知を行う。
【0092】
なお、コンテンツのジャンル、および、コンテンツに対するユーザの視聴態様の組み合わせに基づいて、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合(例えば集中度)が判定された場合における、通知情報の通知を制御する方法について説明したが、通知情報の通知を制御する方法はこれに限らない。
【0093】
例えば、コンテンツに対する他のユーザの視聴傾向に基づいて、ユーザの興味または集中の度合が判定された場合における、通知情報の通知を制御する方法について図11Bおよび図11Cを用いて説明する。
【0094】
図11Bおよび図11Cは、実施の形態2における、通知情報の通知を制御する方法を説明するための図である。図11Bおよび図11Cには、通知内容と通知タイプと通知情報の通知の制御内容とが対応付けられたテーブルが示されている。
【0095】
例えば、ユーザが視聴しているコンテンツに対する他のユーザの視聴傾向が、図4Aに示されるようなドラマの視聴傾向である場合、制御部12は、図11Bに示されるテーブルなどを用いて通知情報の通知を制御してもよい。例えば、制御部12は、通知情報の通知内容が「天気予報」であり、通知タイプが「1時間許容」である場合、通知情報をコンテンツのエンディングで通知する。例えば、制御部12は、通知情報の通知内容が「誕生日」であり、通知タイプが「1日許容」である場合、通知情報をコンテンツのエンディングで通知する。例えば、制御部12は、通知情報の通知内容が「ゴミ捨て」であり、通知タイプが「1分許容」である場合、通知情報を、現在の再生位置に対してCMが近ければ(例えば1分以内にCMになる場合)CM時に通知し、CMが遠ければ即時通知する。例えば、制御部12は、通知情報の通知内容が「おでかけ」であり、通知タイプが「即時」である場合、通知情報を即時通知する。例えば、制御部12は、通知情報の通知内容が「占い」であり、通知タイプが「15時まで許容」である場合、通知情報を、CM時に通知する、または、番組終了時に通知する。
【0096】
例えば、ユーザが視聴しているコンテンツに対する他のユーザの視聴傾向が、図4Bに示されるようなサッカー中継の視聴傾向である場合、制御部12は、図11Cに示されるテーブルを用いて通知情報の通知を制御してもよい。例えば、制御部12は、通知情報の通知内容が「天気予報」であり、通知タイプが「1時間許容」である場合、通知情報を盛り上がりの低いところで通知する。例えば、制御部12は、通知情報の通知内容が「誕生日」であり、通知タイプが「1日許容」である場合、通知情報を盛り上がりの低いところで通知する。例えば、制御部12は、通知情報の通知内容が「ゴミ捨て」であり、通知タイプが「1分許容」である場合、通知情報を盛り上がりの高いところ(例えばゴール時または失点時)以外で通知する。例えば、制御部12は、通知情報の通知内容が「おでかけ」であり、通知タイプが「即時」である場合、通知情報を即時通知する。例えば、制御部12は、通知情報の通知内容が「占い」であり、通知タイプが「15時まで許容」である場合、通知情報を盛り上がりの高いところ以外で通知する。
【0097】
なお、通知情報の内容によっては、通知情報が通知されなくてもよい。例えば、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合が高いと判定された場合に、通知情報の内容が、緊急性がないもの、または、広告などであるときには、通知情報が通知されなくてもよい。
【0098】
以上説明した通り、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合に加えて通知情報の通知内容にも基づいて、通知情報の通知を制御することで、コンテンツを視聴しているユーザが、通知情報の通知によって不快になることを抑制しつつ、通知内容の緊急性も考慮して通知情報を通知することができる。
【0099】
(その他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略等を行った実施の形態にも適応可能である。また、上記実施の形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
【0100】
例えば、本開示は、通知制御システムとして実現できるだけでなく、通知制御システムを構成する構成要素が行うステップ(処理)を含む通知制御方法として実現できる。
【0101】
通知制御方法は、通知制御システムにより実行される通知制御方法であって、図2に示されるように、機器から出力されるコンテンツに対するユーザの興味または集中の度合を判定する判定ステップ(ステップS11)と、前記度合に基づいて、前記コンテンツに関する情報とは異なる通知情報の通知を制御する制御ステップ(ステップS12)と、を含む。
【0102】
例えば、本開示は、通知制御方法に含まれるステップを、コンピュータ(プロセッサ)に実行させるためのプログラムとして実現できる。さらに、本開示は、そのプログラムを記録したCD-ROM等である非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体として実現できる。
【0103】
例えば、本開示が、プログラム(ソフトウェア)で実現される場合には、コンピュータのCPU、メモリおよび入出力回路などのハードウェア資源を利用してプログラムが実行されることによって、各ステップが実行される。つまり、CPUがデータをメモリまたは入出力回路などから取得して演算したり、演算結果をメモリまたは入出力回路などに出力したりすることによって、各ステップが実行される。
【0104】
なお、上記実施の形態において、通知制御システムに含まれる各構成要素は、専用のハードウェアで構成されるか、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
【0105】
上記実施の形態に係る通知制御システムの機能の一部または全ては典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。また、集積回路化はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後にプログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、またはLSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
【0106】
さらに、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて、通知制御システムに含まれる各構成要素の集積回路化が行われてもよい。
【0107】
その他、実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素および機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本開示に含まれる。
【0108】
(付記)
以上の実施の形態の記載により、下記の技術が開示される。
【0109】
(技術1)機器から出力されるコンテンツに対するユーザの興味または集中の度合を判定する判定部と、前記度合に基づいて、前記コンテンツに関する情報とは異なる通知情報の通知を制御する制御部と、を備える、通知制御システム。
【0110】
これによれば、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合が高い場合には、コンテンツを視聴しているユーザが不快にならないように、通知情報の通知を制御することができるため、コンテンツを視聴しているユーザが、コンテンツに関する情報とは異なる通知情報の通知によって不快になることを抑制することができる。
【0111】
(技術2)前記判定部は、前記コンテンツのジャンルに基づいて、前記度合を判定する、技術1に記載の通知制御システム。
【0112】
コンテンツには、ユーザが集中して視聴するようなジャンルもあれば、ユーザが集中せずに視聴するジャンルもある。また、コンテンツには、ユーザが興味のあるジャンルもあれば、ユーザが興味のないジャンルもある。したがって、ユーザが視聴しているコンテンツのジャンルから、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合を判定することができる。
【0113】
(技術3)前記判定部は、前記コンテンツに対するユーザの視聴態様に基づいて、前記度合を判定する、技術1または2に記載の通知制御システム。
【0114】
例えば、ユーザが視聴しているコンテンツが録画、OTTまたはタイムシフトによるコンテンツの場合、特定のシーンを見逃しても巻き戻しなどによりいつでも視聴し直すことができるため、ユーザはコンテンツを集中して視聴していない、または、コンテンツに興味がないと判定することができる。一方で、ユーザがコンテンツをライブ視聴している場合、特定のシーンを見逃すと視聴し直すことができないため、ユーザはコンテンツを集中して視聴している、または、コンテンツに興味があると判定することができる。このように、ユーザが視聴しているコンテンツに対するユーザの視聴態様から、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合を判定することができる。
【0115】
(技術4)前記判定部は、前記コンテンツに対する前記ユーザの視聴傾向に基づいて、前記度合を判定する、技術1~3のいずれかに記載の通知制御システム。
【0116】
例えば、所定の時間あたりのザッピング回数が多い場合、または、所定の時間あたりのコンテンツの連続視聴時間が短い場合、ユーザはコンテンツを集中して視聴していない、または、コンテンツに興味がないと判定することができる。一方で、所定の時間あたりのザッピング回数が少ない場合、または、所定の時間あたりのコンテンツの連続視聴時間が長い場合、ユーザはコンテンツを集中して視聴している、または、コンテンツに興味があると判定することができる。このように、コンテンツに対するユーザの視聴傾向から、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合を判定することができる。
【0117】
(技術5)前記判定部は、前記コンテンツに対する他のユーザの視聴傾向に基づいて、前記度合を判定する、技術1~4のいずれかに記載の通知制御システム。
【0118】
例えば、ユーザが視聴しているコンテンツが録画またはタイムシフトによるコンテンツの場合、コンテンツに対する他のユーザの視聴傾向を予め取得することができ、コンテンツに対する他のユーザの視聴傾向から、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合を判定することができる。コンテンツに対するユーザの視聴傾向が、コンテンツに対する他のユーザの視聴傾向と同じ傾向になると推定することができるためである。
【0119】
(技術6)前記判定部は、前記機器に設けられたセンサのセンシング結果に基づいて、前記度合を判定する、技術1~5のいずれかに記載の通知制御システム。
【0120】
例えば、機器に照度センサが設けられている場合に、周囲が暗い状態でユーザがコンテンツを視聴しているときには、ユーザは寝室などでコンテンツを集中して視聴していると判定することができ、周囲が明るい状態でユーザがコンテンツを視聴しているときには、ユーザはリビングなどでコンテンツを集中して視聴していないと判定することができる。また、機器の位置を検出できるセンサが機器に設けられている場合に、機器が寝室にあるときには、ユーザは寝室でコンテンツを集中して視聴していると判定することができ、機器がリビングにあるときには、ユーザはリビングでコンテンツを集中して視聴していない、または、コンテンツに興味がないと判定することができる。このように、機器に設けられたセンサのセンシング結果から、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合を判定することができる。
【0121】
(技術7)さらに、前記通知情報の通知内容を取得する取得部を備え、前記制御部は、前記度合および前記通知内容に基づいて、前記通知情報の通知を制御する、技術1~6のいずれかに記載の通知制御システム。
【0122】
通知情報の通知内容には、緊急性のあるものもあれば、緊急性のないものもある。したがって、通知情報の通知内容にも基づいて、通知情報の通知を制御することで、コンテンツを視聴しているユーザが、通知情報の通知によって不快になることを抑制しつつ、通知内容の緊急性も考慮して通知情報を通知することができる。
【0123】
(技術8)前記通知情報の通知の制御は、前記通知の情報量の制御を含む、技術1~7のいずれかに記載の通知制御システム。
【0124】
これによれば、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合が高い場合には、通知の情報量を少なくする、または、通知をしないようにすることで、コンテンツを視聴しているユーザが、コンテンツに関する情報とは異なる通知情報の通知によって不快になることを抑制することができる。
【0125】
(技術9)前記通知情報の通知の制御は、前記通知情報の通知の大きさの制御を含む、技術1~8のいずれかに記載の通知制御システム。
【0126】
これによれば、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合が高い場合には、通知情報の通知の大きさ(通知の音量または通知の表示の大きさ)を小さくすることで、コンテンツを視聴しているユーザが、コンテンツに関する情報とは異なる通知情報の通知によって不快になることを抑制することができる。
【0127】
(技術10)前記通知情報の通知の制御は、前記通知情報の通知を行う媒体の変更を含む、技術1~9のいずれかに記載の通知制御システム。
【0128】
これによれば、コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合が高い場合には、通知情報の通知を、コンテンツを出力している機器とは異なる媒体にさせることで、コンテンツを視聴しているユーザが、コンテンツに関する情報とは異なる通知情報の通知によって不快になることを抑制することができる。
【0129】
(技術11)前記通知情報の通知の制御は、前記通知情報の通知タイミングの制御を含む、技術1~10のいずれかに記載の通知制御システム。
【0130】
これによれば、コンテンツに対する現状のユーザの興味または集中の度合が高い場合には、通知情報の通知を、今後コンテンツに対するユーザの興味または集中の度合が低くなるタイミングで行うことで、コンテンツを視聴しているユーザが、コンテンツに関する情報とは異なる通知情報の通知によって不快になることを抑制することができる。
【0131】
(技術12)前記コンテンツは、映像コンテンツである、技術1~11のいずれかに記載の通知制御システム。
【0132】
これによれば、映像コンテンツを視聴しているユーザが、映像コンテンツに関する情報とは異なる通知情報の通知によって不快になることを抑制することができる。
【0133】
(技術13)前記通知は、音声通知である、技術1~12のいずれかに記載の通知制御システム。
【0134】
これによれば、コンテンツを視聴しているユーザが、コンテンツに関する情報とは異なる通知情報の音声通知によって不快になることを抑制することができる。
【0135】
(技術14)前記通知は、前記機器から出力される、技術1~13のいずれかに記載の通知制御システム。
【0136】
これによれば、コンテンツを視聴しているユーザが、コンテンツを出力している機器から出力される、コンテンツに関する情報とは異なる通知情報の通知によって不快になることを抑制することができる。
【0137】
(技術15)通知制御システムにより実行される通知制御方法であって、機器から出力されるコンテンツに対するユーザの興味または集中の度合を判定する判定ステップと、前記度合に基づいて、前記コンテンツに関する情報とは異なる通知情報の通知を制御する制御ステップと、を含む、通知制御方法。
【0138】
これによれば、コンテンツを視聴しているユーザが、コンテンツに関する情報とは異なる通知情報の通知によって不快になることを抑制することができる通知制御方法を提供できる。
【0139】
(技術16)技術15に記載の通知制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【0140】
これによれば、コンテンツを視聴しているユーザが、コンテンツに関する情報とは異なる通知情報の通知によって不快になることを抑制することができるプログラムを提供できる。
【産業上の利用可能性】
【0141】
本開示は、コンテンツと共に通知情報を通知するシステムなどに適用できる。
【符号の説明】
【0142】
10、20 通知制御システム
11 判定部
12 制御部
13 取得部
図1
図2
図3
図4A
図4B
図5
図6A
図6B
図6C
図7
図8
図9
図10
図11A
図11B
図11C