IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社ハンモの特許一覧

<>
  • 特開-イチゴの包装容器 図1
  • 特開-イチゴの包装容器 図2
  • 特開-イチゴの包装容器 図3
  • 特開-イチゴの包装容器 図4
  • 特開-イチゴの包装容器 図5
  • 特開-イチゴの包装容器 図6
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024158977
(43)【公開日】2024-11-08
(54)【発明の名称】イチゴの包装容器
(51)【国際特許分類】
   B65D 85/34 20060101AFI20241031BHJP
【FI】
B65D85/34 160
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023074665
(22)【出願日】2023-04-28
(71)【出願人】
【識別番号】520251405
【氏名又は名称】株式会社ハンモ
(74)【代理人】
【識別番号】110001612
【氏名又は名称】弁理士法人きさらぎ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】嶋村 茂治
【テーマコード(参考)】
3E096
【Fターム(参考)】
3E096AA05
3E096AA13
3E096BB09
3E096CA06
3E096CA12
3E096CB03
3E096DA01
3E096EA02X
3E096FA08
3E096FA22
3E096GA04
(57)【要約】
【課題】イチゴの鮮度を維持させることが可能なイチゴの包装容器を提供する。
【解決手段】イチゴの包装容器であって、複数のイチゴを収容可能な内装容器と、イチゴ及び内装容器を収容する外装容器とを備え、内装容器は、複数のイチゴを個別に収容可能な複数の収容部を有し、外装容器は、イチゴ及び内装容器を収容する密閉空間を有する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
イチゴの包装容器であって、
複数のイチゴを収容可能な内装容器と、
イチゴ及び前記内装容器を収容する外装容器と
を備え、
前記内装容器は、複数のイチゴを個別に収容可能な複数の収容部を有し、
前記外装容器は、イチゴ及び前記内装容器を収容する密閉空間を有する
ことを特徴とするイチゴの包装容器。
【請求項2】
前記収容部は、底面部と、前記底面部の外縁から上方に延びる壁面部と、前記底面部の反対側に設けられた開口部とを有し、
前記外装容器は、イチゴ及び前記内装容器を収容した状態において、前記壁面部の上端と、前記外装容器の内面との間に空間を形成可能な大きさを有する
ことを特徴とする請求項1に記載のイチゴの包装容器。
【請求項3】
前記底面部は、前記開口部よりも小さい面積を有する
ことを特徴とする請求項2に記載のイチゴの包装容器。
【請求項4】
前記底面部は、下方に向けて湾曲する曲面状に形成されている
ことを特徴とする請求項2又は3に記載のイチゴの包装容器。
【請求項5】
前記底面部は、1mm以上30mm以下の曲率半径を有する
ことを特徴とする請求項4に記載のイチゴの包装容器。
【請求項6】
前記外装容器は、抗菌性及び/又は防曇性を有する
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のイチゴの包装容器。
【請求項7】
前記底面部は、該底面部の一部に凹凸部位を有している
ことを特徴とする請求項2又は3に記載のイチゴの包装容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、イチゴの包装容器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、イチゴを包装するための包装容器として、複数のイチゴを収容可能な容器と、容器に収容されたイチゴを覆う包装用フィルムとを備えるイチゴの包装容器が知られている(特許文献1等)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2022-038457号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のイチゴの包装容器では、包装用フィルムが容器に収容されたイチゴを覆う構成となっており、容器と包装用フィルムとの間に隙間が生じるため、空気が包装容器内に流入し、イチゴが空気にさらされる。このため、微生物によるイチゴの腐敗や、イチゴの乾燥が生じ、イチゴの鮮度が低下するという問題がある。
【0005】
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、その目的は、イチゴの鮮度を維持させることが可能なイチゴの包装容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るイチゴの包装容器は、複数のイチゴを収容可能な内装容器と、イチゴ及び前記内装容器を収容する外装容器とを備え、前記内装容器は、複数のイチゴを個別に収容可能な複数の収容部を有し、前記外装容器は、イチゴ及び前記内装容器を収容する密閉空間を有することを特徴とする。
【0007】
本発明に係るイチゴの包装容器において、前記収容部は、底面部と、前記底面部の外縁から上方に延びる壁面部と、前記底面部の反対側に設けられた開口部とを有し、前記外装容器は、イチゴ及び前記内装容器を収容した状態において、前記壁面部の上端と、前記外装容器の内面との間に空間を形成可能な大きさを有することが好ましい。
【0008】
本発明に係るイチゴの包装容器において、前記底面部は、前記開口部よりも小さい面積を有していてもよい。
【0009】
本発明に係るイチゴの包装容器において、前記底面部は、下方に向けて湾曲する曲面状に形成されていることが好ましい。
【0010】
本発明に係るイチゴの包装容器において、前記底面部は、1mm以上30mm以下の曲率半径を有していても良い。
【0011】
本発明に係るイチゴの包装容器において、前記外装容器は、抗菌性及び/又は防曇性を有することが好ましい。
【0012】
本発明に係るイチゴの包装容器において、前記底面部は、該底面部の一部に凹凸部位を有していても良い。
【発明の効果】
【0013】
本発明のイチゴの包装容器によれば、イチゴの鮮度を維持させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本実施形態に係るイチゴの包装容器を示す斜視図である。
図2】本実施形態に係るイチゴの包装容器を示す断面図である。
図3】本実施形態に係るイチゴの包装容器にイチゴを入れた状態を示す図である。
図4】イチゴの包装容器の変形例を示す斜視図である。
図5】イチゴの包装容器の別の変形例を示す底面図である。
図6】イチゴの包装容器の別の変形例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明を実施するための好適な実施形態について、図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は、各請求項に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。また、本実施形態においては、各構成要素の縮尺や寸法が誇張されて示されている場合や、一部の構成要素が省略されている場合がある。
【0016】
[イチゴの包装容器の全体構成]
本実施形態に係るイチゴの包装容器1は、イチゴを包装するための包装容器である。具体的には、イチゴの包装容器1は、図1及び図2に示すように、複数のイチゴを収容可能な内装容器10と、イチゴ及び内装容器10を収容する外装容器20とを備えている。
【0017】
[内装容器の構成]
内装容器10は、複数のイチゴを個別に収容可能な複数(本実施形態においては3つ)の収容部11を有しており、これら複数の収容部11を一列に並べた全体として長尺状に形成されている。各収容部11は、底面部11aと、底面部11aの外縁から上方に延びる壁面部11bと、底面部11aの反対側(壁面部11bの上端部側)に設けられた開口部11cとを有しており、全体として凹形状を有している。
【0018】
底面部11aは、矩形状に形成されており、かつ下方に向けて湾曲する曲面状に形成されている。具体的には、底面部11aは、収容部11にイチゴを収容した状態において、イチゴの揺動を減少させる観点から、1mm以上30mm以下の曲率半径を有していることが好ましく、イチゴの揺動を防止する観点から、10mm以上20mm以下の曲率半径を有していることがより好ましい。
【0019】
また、本実施形態において、底面部11aは、開口部11cよりも小さい面積を有している。具体的には、底面部11aは、収容部11にイチゴを収容した状態において、イチゴの揺動を減少させる観点から、底面部11aの投影面積が開口部11cの開口面積の5%以上90%以下であることが好ましく、イチゴの揺動を防止する観点から、10%以上30%以下であることがより好ましい。
【0020】
壁面部11bは、底面部11aの外縁から外側に向けて傾斜しており、各収容部11が隣接する面を除いて、同じ高さを有している。また、壁面部11bの内、各収容部11が隣接する面は、他の面よりも低い高さで形成されている。この壁面部11bの上端部には、各収容部11が隣接する面を除いて、縁部11dが形成されており、各収容部11は、縁部11dにより相互に接続されている。
【0021】
本実施形態において、内装容器10は、例えば、ポリエチレン及びポリプロピレン等の材料により一体成形に形成されている。しかしながら、内装容器10の成形方法は、これに限定されず、例えば、底面部11a、壁面部11b及び縁部11dが一体的に形成される構成であっても良い。
【0022】
[外装容器の構成]
外装容器20は、長尺状の本体部21と、本体部21の長手方向両端部に形成された切り込み部22とを備えている。本体部21は、イチゴ及び内装容器10を収容可能な袋状に形成されており、内部に、イチゴ及び内装容器10を収容する密閉空間21aを有している。具体的には、本体部21は、長手方向両端部が開放された中空状態において、図1及び図2に示すように、長手方向両端部を閉塞することにより、内部に密閉空間21aを形成している。
【0023】
また、本体部21は、イチゴ及び内装容器10を収容した状態において、壁面部11bの上端と、本体部21の内面(開口部11cに対向する面)との間に空間を形成可能な大きさを有している。本体部21の外面には、商品名、成分表示、賞味期限、広告表示等の種々の情報が表示されていても良い。当該情報の表示は、本体部21に直接印字されても良いし、情報が表示されたシール材等を貼り付ける態様であっても良い。切り込み部22は、本体部21の短手方向に沿って凹凸を繰り返すぎざぎざ形状を有しており、外装容器20を開封するための切り口として機能する。
【0024】
本実施形態において、外装容器20は、抗菌性及び/又は防曇性を有していることが好ましく、抗菌性及び防曇性を有していることがより好ましい。具体的には、外装容器20は、例えば、OPP(二軸延伸ポリプロピレン)、CPP(無延伸ポリプロピレン)及びOPCP等の材料に、金属系、有機系及び天然系等の抗菌性を有する材料や、無機系及び有機系等の防曇性を有する材料を配合して得られた材料により形成されている。なお、外装容器20を成形する材料は、これに限定されず、種々の公知の材料を採用可能である。
【0025】
[イチゴの包装容器の使用方法]
次に、本実施形態に係るイチゴの包装容器1の使用方法について、図3を用いて説明する。図3に示すように、イチゴの包装容器1は、内装容器10の収容部11にイチゴを収容させた状態において、イチゴ及び内装容器10を外装容器20内に収容させて使用する。外装容器20内にイチゴ及び内装容器10を収容させる方法としては、例えば、外装容器20の本体部21の長手方向両端部又は一端部が開放された状態において、本体部21内にイチゴ及び内装容器10を収容させた後、開放された本体部21の長手方向両端部又は一端部を閉塞することにより、外装容器20内にイチゴ及び内装容器10を収容させる方法等、任意の方法で外装容器20内にイチゴ及び内装容器10を収容させることができる。
【0026】
また、外装容器20からイチゴ及び内装容器10を取り出す方法としては、例えば、外装容器20の切り込み部22を把持した状態で外装容器20を破いて開封する方法や、公知の切断手段により外装容器20を切断して開封する方法等、任意の方法でイチゴ及び内装容器10を取り出すことができる。
【0027】
[本実施形態に係るイチゴの包装容器の利点]
このように、本実施形態に係るイチゴの包装容器1は、複数のイチゴを収容可能な内装容器10と、イチゴ及び内装容器10を収容する外装容器20とを備え、内装容器10は、複数のイチゴを個別に収容可能な複数の収容部11を有し、外装容器20は、イチゴ及び内装容器10を収容する密閉空間21aを有している。
【0028】
このような構成を備えるイチゴの包装容器1によれば、外装容器20によりイチゴが密閉されて空気に触れないため、微生物によるイチゴの腐敗や、イチゴの乾燥が生じず、イチゴの鮮度を維持させることができるという顕著な利点を有する。また、内装容器10が複数のイチゴを個別に収容するため、イチゴの包装容器1の運搬時等において、複数のイチゴが相互に衝突せず、イチゴが傷みにくいという利点がある。
【0029】
また、本実施形態に係るイチゴの包装容器1において、収容部11は、底面部11aと、底面部11aの外縁から上方に延びる壁面部11bと、底面部11aの反対側に設けられた開口部11cとを有し、外装容器20は、イチゴ及び内装容器10を収容した状態において、壁面部11bの上端と、外装容器20の内面との間に空間を形成可能な大きさを有している。このような構成を備えるイチゴの包装容器1によれば、壁面部11bの上端と、外装容器20の内面との間に空間が形成されるため、イチゴが外装容器20の内面に接触しない。このため、イチゴを冷蔵保存した際に、外装容器20の内面に生じる水滴にイチゴが触れず、微生物の繁殖を抑制することができるという利点を有する。
【0030】
さらに、本実施形態に係るイチゴの包装容器1において、底面部11aは、開口部11cよりも小さい面積を有している。このような構成を備えるイチゴの包装容器1によれば、壁面部11bが内側に向けて傾斜し、イチゴと壁面部11bとの隙間が小さくなるため、イチゴの包装容器1の運搬時等において、壁面部11bに対するイチゴの衝突を抑制することができ、イチゴが傷みにくいという利点を有する。
【0031】
また、本実施形態に係るイチゴの包装容器1において、底面部11aは、下方に向けて湾曲する曲面状に形成されている。さらに、本実施形態に係るイチゴの包装容器1において、底面部11aは、1mm以上30mm以下の曲率半径を有している。このような構成を備えるイチゴの包装容器1によれば、底面部11aが曲面状に形成されているため、イチゴの包装容器1の運搬時等におけるイチゴの揺動を抑制することができ、イチゴが壁面部11bに衝突することを防止できるため、イチゴが傷みにくいという利点を有する。
【0032】
また、本実施形態に係るイチゴの包装容器1において、外装容器20は、抗菌性及び/又は防曇性を有している。このような構成を備えるイチゴの包装容器1によれば、外装容器20が抗菌性を有している場合には、微生物の繁殖を抑制することができるという利点がある。一方、外装容器20が防曇性を有している場合には、外装容器20の内側の水滴がイチゴに付着しにくくなり、果実の劣化を防止できるという利点がある。また、外装容器20が抗菌性及び防曇性の双方を有している場合には、抗菌性による効果と防曇性による効果との双方の効果を奏することができる。
【0033】
[変形例]
本発明に係るイチゴの包装容器は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想を逸脱しない範囲内において種々の改変を行なうことができる。
【0034】
例えば、上述した実施形態では、外装容器20の本体部21は、袋状に形成されているものとして説明したが、これに限定されず、例えば、図4に示すイチゴの包装容器1´のように、外装容器20´が箱状に形成される構成であっても良い。
【0035】
また、上述した実施形態では、収容部11は、底面部11aと、底面部11aの外縁から上方に延びる壁面部11bと、底面部11aの反対側に設けられた開口部11cとを有するものとして説明したが、これに限定されず、例えば、上記の構成に加えて、開口部11cを閉塞する蓋部を備える構成としても良い。
【0036】
さらに、上述した実施形態では、外装容器20は、イチゴ及び内装容器10を収容した状態において、壁面部11bの上端と、外装容器20の内面との間に空間を形成可能な大きさを有しているものとして説明したが、これに限定されず、例えば、外装容器20が、壁面部11bの上端と、外装容器20の内面との間に空間を形成しない大きさを有する構成であっても良い。
【0037】
また、上述した実施形態では、底面部11aは、開口部11cよりも小さい面積を有するものとして説明したが、これに限定されず、例えば、底面部11aが開口部11cよりも大きい面積や、開口部11cと同じ面積を有する構成としても良い。
【0038】
さらに、上述した実施形態では、底面部11aは、下方に向けて湾曲する曲面状に形成されているものとして説明したが、これに限定されず、例えば、底面部11aが平面状に形成される構成であっても良い。
【0039】
また、上述した実施形態では、底面部11aは、1mm以上30mm以下の曲率半径を有するものとして説明したが、これに限定されず、例えば、底面部11aが他の曲率半径を有する構成であっても良い。
【0040】
さらに、上述した実施形態では、外装容器20が抗菌性及び/又は防曇性を有するものとして説明したが、これに限定されず、例えば、外装容器20が抗菌性及び防曇性の双方を有さない構成としても良い。
【0041】
また、上述した実施形態では、底面部11aが矩形形状を有しているものとして説明したが、これに限定されず、例えば、図5及び図6に示すイチゴの包装容器1´´のように、底面部11a´が三角形状又は略三角形状を有している構成としても良い。この場合において、図5に示すように、底面部11a´は、開口部11cから偏心した位置に設けられていても良い。具体的には、底面部11a´は、内装容器10´の底面視において、底面部11a´の一辺と縁部11dの一辺とが一致する位置又は略一致する位置に設けられていても良いし、底面部11a´の二辺と縁部11dの二辺とが一致する位置又は略一致する位置に設けられていても良い。図5及び図6に示すイチゴの包装容器1´´では、底面部11a´が、底面部11a´の二辺のなす角が略直角となる略三角形状を有しており、略直角となるなす角を構成する底面部11a´の二辺と縁部11dの二辺とが略一致する位置に設けられている。
【0042】
さらに、底面部11a´は、図5に示すように、底面部11a´の一部に凹凸部位Bを有していても良く、当該凹凸部位Bが所定の図形形状や文字形状を有していても良い。底面部11a´がこのような凹凸部位Bを有していることにより、内装容器10´にイチゴを収容した状態において、凹凸部位Bがイチゴの滑り止めとして機能するため、イチゴの包装容器1´´の運搬時等において、壁面部11b´に対するイチゴの衝突を抑制することができ、イチゴが傷みにくいという利点がある。また、凹凸部位Bが所定の図形形状や文字形状を有している場合には、意匠性に優れているという利点もある。
【0043】
また、図5及び図6に示すように、壁面部11b´の一面が曲面状に形成されていても良い。具体的には、壁面部11b´は、底面部11a´の縁部11dと略一致する位置に設けられていない辺から上方に向けて延びる面が、底面部11a´の外側かつ上方に向けて湾曲するように形成されていても良い。底面部11a´及び壁面部11b´がこのような構成を有することにより、内装容器10´にイチゴが収容された状態において、曲面状に形成された壁面部11b´にイチゴがフィットする。その結果、イチゴの包装容器1´´の運搬時等におけるイチゴの揺動を抑制することができ、イチゴが壁面部11b´に衝突することを防止できるため、イチゴが傷みにくいという利点がある。
【0044】
上記のような変形例が本発明の範囲に含まれることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【符号の説明】
【0045】
1、1´、1´´ :包装容器
10、10´ :内装容器
11、11´ :収容部
11a、11a´ :底面部
11b、11b´ :壁面部
11c :開口部
11d :縁部
20、20´ :外装容器
21 :本体部
21a :密閉空間
22 :切り込み部
B :凹凸部位
図1
図2
図3
図4
図5
図6