(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024159098
(43)【公開日】2024-11-08
(54)【発明の名称】モータ
(51)【国際特許分類】
H02K 1/18 20060101AFI20241031BHJP
【FI】
H02K1/18 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023074863
(22)【出願日】2023-04-28
(71)【出願人】
【識別番号】000125853
【氏名又は名称】株式会社 神崎高級工機製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100111202
【弁理士】
【氏名又は名称】北村 周彦
(74)【代理人】
【識別番号】100187562
【弁理士】
【氏名又は名称】沼田 義成
(72)【発明者】
【氏名】鎌田 達也
【テーマコード(参考)】
5H601
【Fターム(参考)】
5H601AA08
5H601AA16
5H601CC01
5H601CC15
5H601DD01
5H601DD11
5H601DD31
5H601GA38
5H601GA40
5H601GB05
5H601GB12
5H601GB33
5H601GE10
5H601JJ04
5H601KK13
5H601KK14
5H601KK15
(57)【要約】
【課題】ステータの磁界を低減したり、部品点数を増加したりすることなく、ステータの相対回転を規制することができるモータを提供する。
【解決手段】
モータ1は、回転軸10を中心として回転可能なロータ2と、ロータ2の径方向外側に配置されるステータ3と、ロータ2及びステータ3を収容するハウジング4と、を備え、ステータ3は、ハウジング4の内周面に圧入され、ロータ2を囲むように設けられるステータコア20と、ステータコア20に巻き回されるコイル21とを有し、ステータコア20は、外周面から径方向外側に突出した係合部23を有し、ハウジング4は、内周面から径方向外側に凹設され、係合部23が係合する被係合部32を有する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転軸を中心として回転可能なロータと、
前記ロータの径方向外側に配置されるステータと、
前記ロータ及び前記ステータを収容するハウジングと、を備え、
前記ステータは、前記ハウジングの内周面に圧入され、前記ロータを囲むように設けられるステータコアと、前記ステータコアに巻き回されるコイルとを有し、
前記ステータコアは、外周面から径方向外側に突出した係合部を有し、
前記ハウジングは、内周面から径方向外側に凹設され、前記係合部が係合する被係合部を有することを特徴とするモータ。
【請求項2】
前記係合部及び前記被係合部は、互いの間に所定の隙間を有するように形成され、前記被係合部と対向する前記係合部の側面に熱伝導材が塗布されることを特徴とする請求項1に記載のモータ。
【請求項3】
前記ステータコアの軸方向の端部に当接すると共に前記ハウジングに固定される抜け止め部材を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のモータ。
【請求項4】
前記ステータコアは、周方向において前記係合部の両端に径方向内側に凹設された凹部を有することを特徴とする請求項1に記載のモータ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、モータに関する。
【背景技術】
【0002】
モータは、回転可能なロータと、ロータの径方向外側に配置されるステータとを備えていて、ロータ及びステータはハウジングに収容される。このとき、ステータは、ロータの回転に対して定位置を保持するために、ハウジングに対して固定される必要がある。そこで、従来のモータでは、ステータの外周面とハウジングの内周面とに凹部を設けて、これらの凹部を対向させると共に、これらの凹部にキー等の係合部材を係合させることで、ハウジングに対するステータの相対回転を規制するものがある。
【0003】
例えば、特許文献1に開示されるステータ部材によれば、モータハウジングの円筒部における内周面に、径方向外側に凹むハウジング側キー溝が設けられ、ステータコアにおける外周面には、径方向内側に凹むコア側キー溝が設けられ、ハウジング側キー溝内とコア側キー溝内とに亘って嵌入され互いの相対回動を規制するキー部材を備えている。
【0004】
また、特許文献2に開示されるモータは、永久磁石が外嵌されたロータの外周面に一定の距離を隔てて対向する内周面を有してなるステータが、その外周面を圧入面としてモータケースに圧入固定される。モータケースの内周面には複数の突部を形成し、ステータの外周面には突部に係合する凹部を形成し、ステータをモータケースに圧入した際、ステータは凹部の内底面を圧入面としてモータケースに固定される。モータケースの突部がステータの凹部に係合することにより、ステータのモータケースに対する相対回転が規制される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2021-052454号公報
【特許文献2】特開2008-067571号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来のモータでは、キー等の係合部材やハウジングに設けた凸部を、ステータに設けた凹部に係合させることで、ハウジングに対してステータが相対回転することを規制しているが、ステータに凹部を設けることでステータに生じる磁界が低減してしまう。また、キー等の係合部材を設けると、部品点数が増加して、組立工数が多くなり、コストが上昇してしまう。
【0007】
本発明は、ステータの磁界を低減したり、部品点数を増加したりすることなく、ステータの相対回転を規制することができるモータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明のモータは、回転軸を中心として回転可能なロータと、前記ロータの径方向外側に配置されるステータと、前記ロータ及び前記ステータを収容するハウジングと、を備え、前記ステータは、前記ハウジングの内周面に圧入され、前記ロータを囲むように設けられるステータコアと、前記ステータコアに巻き回されるコイルとを有し、前記ステータコアは、外周面から径方向外側に突出した係合部を有し、前記ハウジングは、内周面から径方向外側に凹設され、前記係合部が係合する被係合部を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ステータの磁界を低減したり、部品点数を増加したりすることなく、ステータの相対回転を規制することができるモータを提供する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明の実施形態に係るモータを示す分解斜視図である。
【
図2】本発明の実施形態に係るモータを示す側断面図である。
【
図4】本発明の実施形態に係るモータの係合部及び被係合部並びにその周辺を示す拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の実施形態に係るモータ1について図面を参照して説明する。モータ1は、
図1、
図2及び
図3に示すように、ロータ2と、ステータ3と、ハウジング4とを備える。ロータ2、ステータ3及びハウジング4は、中心軸100に対して同軸に設けられる。
【0012】
ロータ2は、回転軸10と、ロータコア11と、複数の永久磁石12とを有し、回転軸10を中心として回転可能に構成される。
【0013】
回転軸10は、所定の中心軸100に沿って延びる柱状に形成され、中心軸周りに回転可能に設けられる。ロータコア11は、円筒状に形成されていて径方向中央に内側空間を有する。回転軸10がロータコア11の内側空間に圧入されることで、ロータコア11は、回転軸10に同軸に固定される。複数の永久磁石12は、
図3に示すように、ロータコア11の周方向に等間隔に配置されて、ロータコア11に固定される。
【0014】
ステータ3は、ステータコア20と、複数のコイル21とを有し、ロータ2の径方向外側に配置される。
【0015】
ステータコア20は、円筒状に形成されていて、径方向内側に突出した複数のティース22を有し、径方向中央(複数のティース22よりも内側)に内側空間を有する。ステータコア20は、ハウジング4の内側に配置されて、ハウジング4の内周面に焼き嵌め等によって圧入される。ステータコア20がロータ2と同軸となるように、ステータコア20の内側空間にロータ2が配置され、換言すれば、ステータコア20は、ロータ2を囲むように設けられる。複数のティース22は、ステータコア20の周方向に等間隔に配置されていて、各ティース22に各コイル21が巻き回される。
【0016】
本実施形態では特に、
図4に示すように、ステータコア20は、外周面から径方向外側に突出した係合部23を有する。係合部23は、ステータコア20の外周面から径方向外側への突出高さが軸方向に亘って同じ高さで形成される。例えば、係合部23は、径方向外側に向かって膨出して、径方向の断面が径方向外側に湾曲した形状を有する。なお、ステータコア20は、周方向において係合部23の両端に径方向内側に凹設された凹部24を有するとよい。
【0017】
ステータコア20は、係合部23以外の外周面がハウジング4の内周面に圧入され、
図4に示すように、係合部23とハウジング4の内周面(被係合部32)との間にモータ1を冷却(放熱)する冷却部(放熱部)となる隙間25を構成する。ハウジング4の内周面と対向する係合部23の側面には、放熱グリス等の熱伝導材26が塗布される。
【0018】
ハウジング4は、一端を開口した有底円筒状に形成されていて、ロータ2及びステータ3を同軸となるように収容し、ステータ3(ステータコア20)がロータ2を内側に配置した状態でハウジング4の内周面に圧入される。ここで、軸方向においてステータ3の一端は、ハウジング4の開口側(一端側)に配置され、ステータ3の他端は、ハウジング4の段部4aに当接される。段部4aは、ステータ3(係合部23)の外周縁下面に当接して、ステータ3の軸方向(紙面下向き)の移動を阻止すると共に、被係合部32と係合部23との空間(隙間25)を下側で閉じている。例えば、ハウジング4は、ステータ3(ステータコア20)の外径よりも僅かに小さい内径を有し、加熱膨張されたハウジング4にステータ3を内包することで、ステータ3がハウジング4に焼き嵌めによって圧入される。
【0019】
ハウジング4は、
図2に示すように、ロータ2の軸方向の両側に軸受30を有し、これらの軸受30にロータ2の回転軸10が支軸され、これによって、ロータ2がハウジング4に対して回転可能に配置される。なお、ハウジング4の開口側の軸受30は、ハウジング4の開口を閉塞する蓋部31に設けられてよい。
【0020】
本実施形態では特に、ハウジング4は、内周面から径方向外側に凹設されてステータ3(ステータコア20)の係合部23が係合する被係合部32を有する。被係合部32は、係合部23に対応した形状を有していて、ハウジング4の内周面から径方向外側への凹設深さが軸方向に亘って同じ深さで形成される。例えば、被係合部32は、係合部23と同様に、径方向の断面が径方向外側に湾曲した形状を有する。
【0021】
係合部23と被係合部32とが周方向に同じ位置で位置決めされた状態で、ステータ3(ステータコア20)がハウジング4に圧入される。なお、係合部23の両端の凹部24が周方向において被係合部32の両端のエッジ部分に対応するように、係合部23と被係合部32とが位置決めされるとよい。ステータコア20がハウジング4に圧入されたときに係合部23と被係合部32との間に所定の隙間25を有するように、係合部23及び被係合部32は形成される。
【0022】
これにより、係合部23の側面に塗布された熱伝導材26が、係合部23及び被係合部32の間の隙間25に充填される。そして、係合部23及び被係合部32の隙間25と、熱伝導材26とによって、モータ1を冷却(放熱)する冷却部(放熱部)が構成される。係合部23と被係合部32との隙間25の径方向の間隔は、周方向に亘って一定に設定される。
【0023】
また、ハウジング4は、
図2及び
図5に示すように、ステータ3の抜け止めとなる抜け止め部材33を有する。抜け止め部材33は、軸方向においてステータ3(ステータコア20)の一端に当接(密接)した状態でハウジング4の内周面に固定される。抜け止め部材33は、例えば、鋼等の材料によって、ハウジング4の内径より大きい外径を有する環状の止め輪等で形成される。抜け止め部材33は、ハウジング4の内周面に設けた溝部34に嵌め込まれ、周方向に亘ってステータ3の一端に当接する。抜け止め部材33は、係合部23と被係合部32との隙間25を、軸方向においてハウジング4の開口側から液密状に閉塞する。具体的には、抜け止め部材33は、
図5に示すように、第1抜け止め部材33aと第2抜け止め部材33bとから構成される。第1抜け止め部材33aは、環状プレート形をしており、ハウジング4とステータ3(係合部23)の外周縁上面とに跨るように当接して被係合部32と係合部23との空間(隙間25)を上側で閉じている。第2抜け止め部材33bは、弾性のあるC形止め輪であって、溝部34に係止され、第1抜け止め部材33aの背面に接して、当該第1抜け止め部材33aと共にステータ3の軸方向(紙面上向き)の移動を阻止する。
【0024】
上記のように、本実施形態によれば、モータ1は、回転軸10を中心として回転可能なロータ2と、ロータ2の径方向外側に配置されるステータ3と、ロータ2及びステータ3を収容するハウジング4と、を備え、ステータ3は、ハウジング4の内周面に圧入され、ロータ2を囲むように設けられるステータコア20と、ステータコア20に巻き回されるコイル21とを有し、ステータコア20は、外周面から径方向外側に突出した係合部23を有し、ハウジング4は、内周面から径方向外側に凹設され、係合部23が係合する被係合部32を有する。
【0025】
これにより、モータ1では、キー等の係合部材を設けることなく、ハウジング4に対するステータ3の相対回転を規制することができる。そのため、部品点数を削減して、組立工数を少なくし、コストを抑えることができる。また、ステータ3(ステータコア20)の外周面に凹部を設けることがないので、ステータ3に生じる磁界の低減を抑制することができる。このように、本発明によれば、ステータ3の磁界を低減したり、部品点数を増加したりすることなく、ステータ3の相対回転を規制することができるモータ1を提供することができる。
【0026】
また、本実施形態によれば、係合部23及び被係合部32は、互いの間に所定の隙間25を有するように形成され、被係合部32と対向する係合部23の側面に熱伝導材26が塗布される。
【0027】
これにより、モータ1では、ハウジング4に対するステータ3の相対回転を規制するための構成を利用して、モータ1を冷却(放熱)する冷却部(放熱部)を構成することができる。そのため、部品点数を増加したり、コストを上昇したりすることなく、モータ1の冷却効率(放熱効率)を向上することができる。
【0028】
また、本実施形態によれば、ハウジング4は、ステータコア20の軸方向の端部に当接すると共にハウジング4に固定される抜け止め部材33を更に備える。
【0029】
これにより、モータ1では、稼働中にハウジング4からステータ3が外れる危険性を抑制することができると共に、抜け止め部材33を利用して熱伝導材26の漏洩を抑制することもでき、安全性を向上することができる。
【0030】
また、本実施形態によれば、ステータコア20は、周方向において係合部23の両端に径方向内側に凹設された凹部24を有する。
【0031】
これにより、モータ1では、ハウジング4に対してステータ3を組み込む際に、被係合部32の周方向両端のエッジ部分を凹部24に対応させることで、このようなエッジ部分がステータコア20の外周面に干渉することを抑制することができ、ステータ3を円滑に組み付けることができる。
【0032】
なお、上記した実施形態では、ステータコア20が周方向に1つの係合部23を有し、これに対応してハウジング4が周方向に1つの被係合部32を有する例を説明したが、本発明はこの例に限定されない。
【0033】
他の例として、ステータコア20は、周方向に複数(少なくとも2つ)の係合部23を有し、これに対応してハウジング4が周方向に複数(少なくとも2つ)の被係合部32を有してもよい。この場合、複数の係合部23は、周方向に等間隔に配置され、複数の被係合部32は、周方向において複数の係合部23のそれぞれに対応して等間隔に配置される。
【0034】
対応する各係合部23と各被係合部32との間には、所定の隙間25が設けられ、各被係合部32と対向する各係合部23の側面には、熱伝導材26が塗布され、これにより、周方向に複数の冷却部(放熱部)が構成され、モータ1を冷却(放熱)するための面積を比較的大きくすることができ、冷却効率を向上することができる。なお、各係合部23は、周方向の長さを比較的短くすることで、ハウジング4の内周面に圧入されるステータコア20の外周面の面積を比較的大きくすることができ、ステータ3とハウジング4との接着性を高めることができる。
【0035】
また、上記した実施形態では、係合部23は、径方向外側に向かって膨出して、径方向の断面が径方向外側に湾曲した形状で突出し、被係合部32は、径方向の断面が径方向外側に湾曲した形状で凹設される例を説明したが、本発明はこの例に限定されない。
【0036】
他の例として、係合部23は、径方向の断面が径方向外側に矩形等の他の形状で突出して形成されてもよく、被係合部32は、係合部23に対応して、径方向の断面が径方向外側に矩形等の他の形状で凹設されてもよい。
【0037】
更に、上記した実施形態では、抜け止め部材33が鋼によって環状の止め輪で形成される例を説明したが、本発明はこの例に限定されない。他の例として、抜け止め部材33は、鋼からなる環状の止め輪とシール部材との二層構造で形成され、シール部材をステータ3(ステータコア20)の一端に当接(密接)させてもよい。
【0038】
また、上記した実施形態では、抜け止め部材33がハウジング4の内周面の溝部34に嵌め込まれることでハウジング4に固定される例を説明したが、本発明はこの例に限定されない。他の例として、抜け止め部材33は、ネジ等の締結部材によってハウジング4に固定されてもよい。
【0039】
上記した実施形態では、ロータ2が複数の永久磁石12を有して構成される例を説明したが、本発明はこの例に限定されない。他の例として、ロータ2は、インダクションモータやリラクタンスモータ等によって構成されてもよい。
【0040】
なお、本発明は、請求の範囲及び明細書全体から読み取ることのできる発明の要旨又は思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うモータもまた本発明の技術思想に含まれる。
【0041】
〔発明の付記〕
以下、上述の実施形態から抽出される発明の概要について付記する。なお、以下の付記で説明する各構成及び各処理機能は取捨選択して任意に組み合わせることが可能である。
【0042】
<付記1>
回転軸を中心として回転可能なロータと、
前記ロータの径方向外側に配置されるステータと、
前記ロータ及び前記ステータを収容するハウジングと、を備え、
前記ステータは、前記ハウジングの内周面に圧入され、前記ロータを囲むように設けられるステータコアと、前記ステータコアに巻き回されるコイルとを有し、
前記ステータコアは、外周面から径方向外側に突出した係合部を有し、
前記ハウジングは、内周面から径方向外側に凹設され、前記係合部が係合する被係合部を有することを特徴とするモータ。
【0043】
<付記2>
前記係合部及び前記被係合部は、互いの間に所定の隙間を有するように形成され、前記被係合部と対向する前記係合部の側面に熱伝導材が塗布されることを特徴とする付記1に記載のモータ。
【0044】
<付記3>
前記ステータコアの軸方向の端部に当接すると共に前記ハウジングに固定される抜け止め部材を更に備えることを特徴とする付記1又は付記2に記載のモータ。
【0045】
<付記4>
前記ステータコアは、周方向において前記係合部の両端に径方向内側に凹設された凹部を有することを特徴とする付記1~付記3の何れかに記載のモータ。
【符号の説明】
【0046】
1 モータ
2 ロータ
3 ステータ
4 ハウジング
10 回転軸
20 ステータコア
21 コイル
23 係合部
24 凹部
25 隙間
26 熱伝導材
32 被係合部
33 抜け止め部材