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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024015926
(43)【公開日】2024-02-06
(54)【発明の名称】表面被覆布
(51)【国際特許分類】
   B65D 85/50 20060101AFI20240130BHJP
   D04B 1/22 20060101ALI20240130BHJP
【FI】
B65D85/50 110
D04B1/22
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022118312
(22)【出願日】2022-07-25
(71)【出願人】
【識別番号】506086269
【氏名又は名称】有限会社玉井マテリアル
(74)【代理人】
【識別番号】100110434
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 勝
(72)【発明者】
【氏名】玉井 一裕
【テーマコード(参考)】
3E035
4L002
【Fターム(参考)】
3E035AA04
3E035BA09
3E035BC02
3E035BD10
3E035CA10
4L002AB01
4L002AB02
4L002AC07
4L002BA00
4L002EA00
4L002FA00
(57)【要約】
【課題】 食肉などの物品の表面に付着されてその表面を被覆する表面被覆布の提供を目的とする。
【解決手段】 本発明の表面被覆布は、物体表面に付着して該物体表面を被覆するための表面被覆布であって、主に長繊維糸を編んで布地が構成される。毛羽などの発生を抑えて物品を包装することができ、さらに短繊維の布と比較して引っ張り強度も強くて破れにくく、且つ伸長率の高いために物品表面の凹凸にも柔軟に適合することが可能である。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
物体表面に付着して該物体表面を被覆するための表面被覆布であって、
主に長繊維糸を編んで布地が構成されることを特徴とする表面被覆布。
【請求項2】
請求項1記載の表面被覆布であって、前記布地は機械編みにより作製されることを特徴とする表面被覆布。
【請求項3】
請求項1記載の表面被覆布であって、前記布地はメリヤス編みにより作製されることを特徴とする表面被覆布。
【請求項4】
請求項1記載の表面被覆布であって、前記長繊維糸と短繊維糸を混ぜて編んで布地が構成されることを特徴とする表面被覆布。
【請求項5】
請求項1記載の表面被覆布であって、長繊維糸の割合が5乃至100%であることを特徴とする表面被覆布。
【請求項6】
請求項1記載の表面被覆布であって、短繊維糸だけで編んだ布地を水平方向に引っ張った引っ張り長さを1とした場合に、その引っ張り長さが1.1乃至3.0の範囲となることを特徴とする表面被覆布。
【請求項7】
請求項1記載の表面被覆布であって、前記物体表面は食肉の表面であることを特徴とする表面被覆布。
【請求項8】
請求項6記載の表面被覆布であって、前記食肉は枝肉であることを特徴とする表面被覆布。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は物体の表面に付着されて該表面を被覆する表面被覆布に関し、特に物体の表面を保護することができる表面被覆布に関する。
【背景技術】
【0002】
食品などの物品については、その流通過程で表面を保護する必要性が生じることがあり、食品として例えば食用肉の枝肉については、フックなどが取り付けられて、冷蔵庫や冷凍庫などに保存されることがあり、その表面を保護する目的で枝肉包装材が使用されることが知られている(例えば、特許文献1,2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3121979号公報
【特許文献2】特許第6873513号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような枝肉は食用であることから、埃やごみの付着を防止したり、菌の繁殖を抑えるようにすることが重要であり、そのためには、枝肉用の包装材に付着する毛羽や糸くずなどの枝肉表面への付着は極力抑えることが好ましい。また、枝肉に包装材を被覆する作業は、短時間であることが好ましく、枝肉に包装材を被せる作業の作業性を向上させることが望まれている。また、食用の肉といっても、牛肉だけに限らず、他の獣、鳥や魚などの種々の食用肉があり、また、食用肉についても熟成用途などの需要もあることから、さらなる毛羽や糸くずなどの発生を抑制することが好ましい。
【0005】
そこで、本発明は上述の技術的な課題に鑑み、表面を保護する目的で被着される表面被覆布において、毛羽や糸くずなどの発生を抑制し、理想的は表面保護を実現する表面被覆布の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述の目的を達成するため、本発明の表面被覆布は、物体表面に付着して該物体表面を被覆するための表面被覆布であって、主に長繊維糸を編んで布地が構成されることを特徴とする。本明細書において長繊維糸とは、繊維の長さが極めて長い繊維によって構成される糸であり、主には合成樹脂からなるが、天然繊維の長繊維である絹糸を排除するものではない。化学繊維としては、例えば、ポリウレタン、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレンなどのオレフィン系合成繊維、さらにはアセテートやプロミックスなどの半合成繊維、またレーヨンなどのセルロース系再生繊維の長繊維糸を使用することができる。長繊維糸は例えば一種類の合成樹脂の長繊維からなるものとすることができ、あるいは長繊維同士の混織の糸を全部又は一部使用することも可能である。
【0007】
本発明の表面被覆布は、主に長繊維糸を編んで布地が構成されることから、布地の伸縮性を確保して、物体表面の形状に適合しながらその物体表面を被覆することができる。本発明の表面被覆布を編む方法としては、一例として機械編みを用いることができ、特に長尺の製品を得るためには機械編みが望ましい。また、布地の編み方としては、緯編みの例としてメリヤス丸編みなどのメリヤス編み(平編み、あるいは天竺編み)が挙げられるが、フライス編み、パール編み、両面編み、鹿の子編みなどを用いることもできる。また、経編の例として、デンビー編み、コード編み、アトラス編みを用いることも可能である。
【0008】
本発明の表面被覆布は、主たる布地の材料が長繊維糸であり、少なくとも長繊維糸の割合が短繊維糸の割合よりも高い様に設定することでき、例えば長繊維糸の割合が1乃至100%、好ましくは5乃至100%と設定することもできる。このような長繊維糸の割合については、丸型のメリヤス機械編みの場合では、糸を供給するクリールにセットされるヤーンコーンの割合を調整することでも、その長繊維糸の割合を設定することができる。例えば、糸を供給するコーンの数が全体で128個であれば3分の1程度である43個は短繊維で残りは長繊維とするような糸のコーンの数による設定も可能である。
【0009】
本発明の表面被覆布について、本件発明者らが行った試験結果から長繊維糸を主に用いた表面被覆布は引っ張り長さが短繊維糸だけで構成した表面被覆布よりも長く引っ張れることが判明しており、短繊維糸だけで編んだ布地を水平方向に引っ張った引っ張り長さを1とした場合に、主に長繊維糸を用いた表面被覆布はその引っ張り長さが1.1乃至1.3の範囲となり、引っ張った場合によく伸ばすことが可能である。
【0010】
また、本発明の表面被覆布については、被覆する対象の一例としては、食肉の表面であり、例えば牛肉、豚肉、羊肉、馬肉、猪肉、鹿肉、山羊肉、兎肉、鶏肉、駝鳥肉、家鴨肉、七面鳥肉、鴨肉、魚肉、鯨肉、海老肉、蟹肉などを挙げることができ、生肉、冷凍肉、熟成肉などの肉の状態を問わずに適用可能である。特に、本発明の表面被覆布は、比較的な大きなサイズでの提供可能であることから、牛の枝肉の表面保護用途に最適である。更に肉の表面の状態についても皮などに覆われている状態でも良く、またハムやソーセージなどの加工肉にも適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の一実施形態の表面被覆布を製造する場合に使用可能なメリヤス丸編み機の要部模式図である。
図2図1に示したメリヤス丸編み機で編まれた表面被覆布のロールの一例を示す模式的な斜視図である。
図3】本発明の一実施形態の表面被覆布を枝肉表面被覆用に加工したものを示す側面図である。
図4】本発明の一実施形態の表面被覆布を枝肉表面被覆用に加工したものを使用して枝肉を被覆したところを示す側面図である。
図5】本発明の一実施形態の表面被覆布を枝肉表面被覆用に加工したものを使用して枝肉を被覆している途中を示す側面図である。
図6】本発明の一実施形態の表面被覆布を鮪肉包装用に加工したもので鮪肉を包装するところ示す模式的な斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の表面被覆布についての実施形態を図面を参照しながら説明する。本発明の表面被覆布は、ポリエステルの長繊維糸を主たる材料とした表面被覆布であり、その製造にはメリヤス機械編みを用い、筒状に編んだものをロールとして巻取り、1つ1つの寸法に裁断し片側を縫製して、例えば牛の枝肉のように比較的に大きな食肉の表面を保護するように機能する布袋状である。
【0013】
図1はメリヤス丸編み機を示しており、編立部22の周囲には、複数のヤーンコーン24が糸棚に配されており、編立部22の上部に配され図示しない糸送り装置を介して糸棚から編立部22に糸が送られる。編立部22では複数の編み針が円周部に並んで配置されており、編み針の上下動に応じて糸が編み込まれていく。編立部22の下部には巻取り部が設けられており、筒状に編まれた布26は巻取り部の巻取り軸28にロール30として巻き取られる。図2はその巻き取られたロール30の一例を示す斜視図であり、芯部32を中心に所定の幅の袋状の布を製造することができる。最終的な製品として、図2に示すような所定の幅の袋状の布であるロール30を出荷する形態とすることもできる。
【0014】
本件発明者らは、図1に示したようなメリヤス丸編み機を使用して、3つの繊維糸のパターンで機械編みを行って、それぞれ出来上がった表面被覆布の性能を比較している。実験で使用した丸編み機では、1つのロールが約10kg程度であり、編立る時間は約100分程度であった。準備した繊維糸のパターンは、全口150D/96FのパターンAと、半口150D/96FとT32S/1の組み合わせのパターンBと、全口T32S/1のパターンCであり、ここで150D/96Fは長繊維糸について番手であって、150デニール/96フィラメントの糸を示す。T32S/1は短繊維糸についての番手であり、32番手の短繊維糸の単糸を示している。従って、準備した繊維糸のパターンは、全部が長繊維糸のパターンAと、長繊維糸と短繊維糸が半分ずつのパターンBと、従来と同様な全部が短繊維糸のパターンCとからなる。
【0015】
このようなパターンA~Cの表面被覆布についての試験結果を表1~表3に示す。表1は引っ張り強度に関するデータであり、3つのパターンA~Cを比較したものである。引っ張り強度(N)はJIS L 1096 A法の規格に従って行われている。また、表2は、伸長率に関するデータであり、伸長率(%)はJIS L 1096 B法の規格に従って行われている。
【0016】
【表1】
【0017】
表1からも明らかなように、長繊維糸を用いた表面被覆布は、縦方向の引っ張り強度はそれほどでもないとしても、特に横方向の引っ張り強度がパターンCの全部短繊維糸の布よりも強いというデータが得られている。これは凹凸の大きな物体表面にも破れなども発生せずに対応できることを示している。
【0018】
【表2】
【0019】
表2からも明らかなように、長繊維糸を用いた表面被覆布は、縦方向の伸長率が全部長繊維糸のパターンAで2.23倍と大きくなるデータが得られ、さらに横方向でもその伸長率が全部長繊維糸のパターンAで1.46倍と大きくなるデータが得られた。これは長繊維糸を用いた表面被覆布であれば、特に全部を長繊維とするパターンAで良く伸びることを示しており、凹凸の大きな物体表面にも短繊維糸のだけで構成した布と比較して柔軟に対応できることを示している。
【0020】
【表3】
【0021】
表3は、粘着テープ法を用いた毛羽の付着の頻度を示す実験データであり、これは獣毛セーターや起毛品の毛羽が脱落して他の衣類に付着する量を評価するための試験の結果である。具体的には、粘着テープ(幅18mmのニチバン(株)製)を用意し、重錘として接地面が平で幅18mm以上あり、3.9±0.1kPaの圧力を加えることができるもの(952.8gの重り)、および評価するための毛羽付着試験用判定スケールを使用した。この毛羽付着試験用判定スケールは、付着した毛羽の量を段階分けしたものであり、5級から1級までの0.5級刻みで9段階の等級付けができるものである。等級1が最も付着した毛羽が多く、等級5は付着する毛羽が極めて少ない状態を示す。試験方法としては、同じ粘着テープで5箇所、一度貼り付けた箇所から縦及び横方向に位置をずらしなら1回の測定とする。この測定を3回行い、毛羽付着試験用判定スケールの毛羽の量と比較して等級を出している。表3の試験結果からは、短繊維糸で構成されたパターンCの布では等級4の結果が得られたが、長繊維糸を用いた表面被覆布ではパターンAとパターンBの両方とも等級4.5となり、さらに毛羽がかなり少なくなっていることが示された。
【0022】
以上は、本発明の実施形態にかかる表面被覆布の物性試験の結果を示すものであるが、本実施形態の表面被覆布は高いレベルでの食品衛生が求められる環境においても使用されることが予定される製品であることから、次のような化学分析も行って良好な評価を受けている。
【0023】
【表4】
【0024】
この表4にも示される様に、溶出試験としてカドミウム、鉛、砒素、フェノール類、ホルムアルデヒドを各種吸光光度法で検出されるか否かについて調べたところ、これらの物質について検出されることはなかった。また、蛍光物質、二硫化炭素、PCBについても検出されることはなく、一般細菌(生菌数)については標準寒天平板培養法によって100以下/gであると言う結果が得られた。例えばレーヨンを原料とした布では、二硫化炭素が検出されることがあるため、本実施形態のポリエステルを主たる材料とする表面被覆布は、特に食品などを扱う環境においても有害な物質を排出することがなく、食の安全を確保するのに好適な表面被覆布となる。
【0025】
このように長繊維糸を用いることで強度に優れしかも高い伸長率を有する表面被覆布は、図3に示すように、ポリエステルなどの長繊維を編み込んで構成される布製の袋に加工することも可能である。このような袋状に加工する場合には、ロール状の布を所定の長さに切断して、布製筒状胴部11の一端部側を開口部12とし、他端部13側はオーバーロック縫いが施された縁かがり縫い部14により閉じられた構造を有するように構成する。布製筒状胴部11は、長繊維糸を用いた表面被覆布を用いていることから、縦方向及び横方向の両方向で伸縮性に富んだ網状の布地であり、広げた場合には1.1乃至3.0倍にも伸びて繊維の間からは適度な通気も可能な素材である。
【0026】
図4及び図5は、本実施形態の表面被覆布を加工した枝肉包装材を使用し、枝肉の包装作業を説明する工程図である。図4は牛の枝肉に対して本実施形態の表面被覆布を加工した枝肉包装材を被覆したところを示す側面図であり、図5は牛の枝肉に対して本実施形態の表面被覆布を加工した枝肉包装材を被覆する途中を示す側面図である。枝肉は、通常、牛をと畜後、皮を剥いで、頭部、内蔵、肘、膝から下の足を切り離して分割することで得られる肉の塊りである。本実施形態の表面被覆布からなる枝肉包装材は、枝肉として分割直後の段階から使用することができ、頭を切り落として冷凍する以前の段階で、枝肉表面に密着してその表面を覆うように被覆させることができる。このような冷凍保存の前段階で、本実施形態の表面被覆布からなる枝肉包装材を枝肉の包装に使用することで、水分などの空気中への蒸発を抑えることができ、更に包装材自体が包帯のように機能することから、本実施形態の表面被覆布を加工した枝肉包装材は、枝肉の表面に付着した体液や血液の染みなどを吸収しながら、枝肉の表面状態を良好に保つように機能する。また、冷凍保存をする状態でも、本実施形態の表面被覆布を加工した枝肉包装材を使用することができ、物などにぶつかる場合での破損を未然に防止したり、枝肉の乾燥を防止したりすることができる。また、本実施例では、繊維糸が主に長繊維糸であることから、毛羽などの発生も抑えることができ、食肉の表面保護に好適である。
【0027】
枝肉の包装作業においては、先ず、図4に示すように、枝肉40が図示しないフックに後足骨部42から吊り下げられた状態とされ、その枝肉40の下方から丸められた状態の巻取り部47を移動させることで布製筒状胴部41を被せるように装着する。この時、前足骨部43が下方に突出しているが、その骨部分が本実施形態の枝肉包装材の角部分に形成された開口部45を貫通するように保持され、その結果、骨の周辺でも密着性も高く枝肉40を包装することができる。また、本実施形態の枝肉包装材よれば、開口部45に連続する縁かがり縫い部44付近でも枝肉40の表面に対して良好な密着性を得ることができる。
【0028】
図5に示す状態から、布製筒状胴部41を枝肉40の表面に被せるようにして、図4に示すように開口部46を後足骨部42付近まで持ち上げて枝肉40に対する包装を完了する。枝肉40自体は、内蔵を切除したり皮を剥いだりで、表面には凹凸が存在するが、布製筒状胴部41を構成する表面被覆布が柔らかく且つ伸縮性に富むことから、枝肉表面の凹凸に確実に追従して枝肉40表面の乾燥を防ぎ、塵や埃が付着するのを防止できる。特に、本実施形態の表面被覆布によれば、表面被覆布自体は一枚一枚に分離されており、繊維シートを現場で切断するような必要性がなく、且つオーバーロック縫いなどの縁かがり縫い部の形成により、糸くずの発生なども抑えることができ、特に本実施形態の表面被覆布を加工した包装材を衛生的に良好な環境が求められる食品流通作業に利用することで、食の安全確保に多いに貢献することになる。
【0029】
図6は本実施形態の表面被覆布を加工した包装材を使用し魚肉として鮪肉50を包装する用途で使用する例を示す図である。鮪肉50を例えば熟成する用途で本実施形態の表面被覆布を加工した包装材51を下に敷き、鮪肉50の端部に沿って折り返すように包むことで鮪肉50を包装材51で覆うことができる。本実施形態の包装材51は、主に長繊維糸を編んで構成されていることから、毛羽の発生を抑えて鮪肉50を包装することができ、さらに短繊維の布と比較して引っ張り強度も強くて破れにくく且つ伸長率の高いために肉表面の凹凸に柔軟に適合することができるという利点を有する。
【符号の説明】
【0030】
11 布製筒状胴部
12 開口部
13 他端部
14 縁かがり縫い部
22 編立部
24 ヤーンコーン
26 布
28 巻取り軸
30 ロール
32 芯部
40 枝肉
41 布製筒状胴部
42 後足骨部
43 前足骨部
44 縁かがり縫い部
45 開口部
46 開口部
47 巻取り部
50 鮪肉
51 包装材
図1
図2
図3
図4
図5
図6