(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024015942
(43)【公開日】2024-02-06
(54)【発明の名称】犬の毛を撫でるための器具
(51)【国際特許分類】
A01K 13/00 20060101AFI20240130BHJP
【FI】
A01K13/00 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022129109
(22)【出願日】2022-07-25
(71)【出願人】
【識別番号】522321298
【氏名又は名称】矢野 俊祐
(72)【発明者】
【氏名】矢野 俊祐
(57)【要約】
【課題】犬の毛の部分だけを滑らせるように撫でて、犬に心地よくリラックスしてもらい、癒され、かつ使用者と犬との交流を深めることができる犬の毛を撫でるための器具を提供する。
【解決手段】犬の毛が接触する接触面と使用者が持つための持ち手部を設ける。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
犬の毛の部分だけを滑らせるように撫でることを目的とした、犬の毛が接触する接触面を有する器具。
【請求項2】
前記接触面を有するとともに、使用者が持つための持ち手部をさらに有する、請求項1に記載の器具。
【請求項3】
前記接触面を構成する材料は、特に限定されないが、金属、樹脂や木材など犬の毛が引っかからず、滑らかに撫でることのできる素材によって構成される、請求項1または2に記載の器具。
【請求項4】
前記接触面には、犬の毛が引っかからず、滑らかに撫でることのできる形状の面が形成されている、請求項1~3のいずれか1項に記載の犬の毛を撫でるための器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、犬の毛の部分だけを滑らせるように撫でることを目的とした、犬に心地よくなってもらい、より癒しを得て、使用者と犬の交流を深めるための器具に関する。
【背景技術】
【0002】
毛の部分だけを滑らせるように撫でると、犬が心地よくなることに気がついたが、従来、犬を撫でる時には、手で直接撫でるか、ペット用マッサージ器具(例えば、特許文献1参照。)のように犬の体や皮膚に触れたり、圧力をかけることで効果が得られるように考案されているものや、マッサージと同時に抜け毛も除去することができるもの(例えば、特許文献2~3参照。)または抜け毛の除去を目的としたもの(例えば、特許文献4~5参照。)など様々なものが考案されているが、犬の毛の部分だけを撫でるために考えられた器具が無かった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2014-054310号公報
【特許文献2】特開2019-024459号公報
【特許文献3】登録実用新案第3095785号公報
【特許文献4】特開2004-283149号公報
【特許文献5】登録実用新案第3145086号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、毛の部分だけを滑らせるように撫でられると心地よくなる犬のために、犬の毛の部分だけを撫でるための器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成する本発明に係る器具は、使用者が持つための持ち手部と、犬の毛と接触する接触面を有する。
【発明の効果】
【0006】
上述の器具によれば、犬の毛の部分だけを滑らせるように撫でることで、犬に心地よくリラックスしてもらうことができて、より癒され、使用者と犬との交流を深めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図2】本発明の犬の毛と接触する接触面の形態を示す縦断面図。
【
図4】本発明の接触面と持ち手部が一体化した形状の実施形態例を示す斜視図。
【
図5】本発明の接触面と持ち手部が直線状に形成された実施形態例を示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の実施形態による犬の毛を撫でるための器具について
図1から
図5に基づき説明する。
【0009】
図1から
図5に示す犬の毛を撫でるための器具(1)は、犬の毛の部分だけを滑らせるように撫でるための器具である。
【0010】
図1に示す犬の毛を撫でるための器具(1)は、犬の毛が接触する接触面(2)と、使用者が持つための持ち手部(3)とを有する。
【0011】
本発明による犬の毛を撫でるための器具は上述した
図1の実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。
【0012】
例えば、
図2に示した接触面(2)の断面の形状は、緩やかな曲線になっていると使いやすく効果も十分であるが、任意の形状でもよい。
【0013】
或いは、
図4の実施形態例のように、接触面(2)と持ち手部(3)が一体化した形状であってもよい。
【0014】
また、
図1の実施形態では、接触面(2)と持ち手部(3)は直交する方向に形成されていたが、
図5のように、直線状に形成されていても、その角度は任意でよい。
【0015】
さらに、接触面(2)と持ち手部(3)の幅や長さも任意である。
【産業上の利用可能性】
【0016】
以上のように本発明に係る器具は、犬の毛の部分だけを滑らせるように撫でることで、犬に心地よくリラックスしてもらい、癒されることによって、使用者と犬との交流を深めることができる犬の毛を撫でるための器具として有用である。
【符号の説明】
【0017】
1 犬の毛を撫でるための器具
2 犬の毛が接触する接触面
3 使用者が持つための持ち手部
4 犬の毛
5 犬の皮膚
6 犬の毛を撫でる時のイメージを示した点線