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特開2024-159659ストレスフリーのためのフォールディングメカニズム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024159659
(43)【公開日】2024-11-08
(54)【発明の名称】ストレスフリーのためのフォールディングメカニズム
(51)【国際特許分類】
   G09F 9/00 20060101AFI20241031BHJP
   G09F 9/30 20060101ALI20241031BHJP
【FI】
G09F9/00 350Z
G09F9/00 302
G09F9/30 308Z
【審査請求】有
【請求項の数】14
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024071727
(22)【出願日】2024-04-25
(31)【優先権主張番号】10-2023-0054749
(32)【優先日】2023-04-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】519219047
【氏名又は名称】フレックシゴー インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】FLEXIGO INC.
【住所又は居所原語表記】3-dong, 1065, Chungjeol-ro, Mokcheon-eup, Dongnam-gu, Cheonan-si, Chungcheongnam-do 31234, Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100121382
【弁理士】
【氏名又は名称】山下 託嗣
(72)【発明者】
【氏名】イ,キ ヨン
(72)【発明者】
【氏名】キム,ソン ウ
【テーマコード(参考)】
5C094
5G435
【Fターム(参考)】
5C094AA36
5C094BA00
5C094DA06
5C094HA08
5G435AA06
5G435BB00
5G435EE02
5G435EE16
5G435KK02
5G435LL04
5G435LL07
5G435LL08
(57)【要約】
【課題】ストレスフリーのためのフォールディングメカニズムを提供する。
【解決手段】開示された本発明のフォールディングメカニズムは、ベースモジュールと、フレキシブル素材のフォールディング動作を実現するために前記ベースモジュールに回転可能に結合され、前記フレキシブル素材にスライド移動可能に結合されるフォールディングモジュールと、を含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベースモジュールと、
フレキシブル素材のフォールディング動作を実現するために前記ベースモジュールに回転可能に結合され、前記フレキシブル素材が結合されるフォールディングモジュールと、を含むことを特徴とする、フォールディングメカニズム。
【請求項2】
前記フォールディングモジュールは、
前記ベースモジュールに回転可能に結合されるフォールディング本体と、
第1連動部材を介して前記フォールディング本体にスライド移動可能に結合される第1連動スライダと、
第2連動部材を介して前記第1連動スライダにスライド移動可能に結合される第2連動スライダと、を含むことを特徴とする、請求項1に記載のフォールディングメカニズム。
【請求項3】
前記第1連動スライダは、
前記フォールディング本体に対して傾斜して配置され、前記第2連動部材を介して前記第2連動スライダにスライド移動可能に結合される傾斜パネルと、
前記傾斜パネルから延びて前記フォールディング本体と平行に配置され、前記第1連動部材を介して前記フォールディング本体にスライド移動可能に結合される水平パネルと、を含み、
前記第2連動スライダには、前記傾斜パネルと平行な傾斜支持部が備えられることを特徴とする、請求項2に記載のフォールディングメカニズム。
【請求項4】
前記フレキシブル素材が取り付けられるように前記ベースモジュールに結合された状態で前記フォールディングモジュールに結合される治具モジュールをさらに含むことを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載のフォールディングメカニズム。
【請求項5】
前記治具モジュールを前記ベースモジュールに着脱可能に結合させる治具着脱モジュールをさらに含むことを特徴とする、請求項4に記載のフォールディングメカニズム。
【請求項6】
前記治具着脱モジュールは、
前記ベースモジュールに結合固定されるベース着脱部材と、
前記治具モジュールに突設され、前記ベース着脱部材と着脱可能に結合される治具着脱部材と、を含むことを特徴とする、請求項5に記載のフォールディングメカニズム。
【請求項7】
前記ベース着脱部材は、
前記ベースモジュールに結合固定されるベース支持ブロックと、
前記ベース支持ブロックに結合固定されるベース着脱ブロックと、を含み、
前記ベース着脱ブロックには、係止遊動空間が設けられ、前記ベース着脱ブロックの中間部分には、前記係止遊動空間と前記ベース着脱ブロックの外部とを連通させるメイン通過孔が貫通形成され、前記メイン通過孔の縁部には、前記係止遊動空間と前記ベース着脱ブロックの外部とを連通させる係止通過孔が陥没形成され、
前記治具着脱部材は、
前記治具モジュールに突設される治具支持ブロック、および
前記ベース着脱ブロックと着脱可能に結合されるように前記治具支持ブロックに回転可能に結合される治具着脱ブロックを含み、
前記治具着脱ブロックは、
前記ベース着脱ブロックに対応して前記治具支持ブロックに結合固定される着脱ベースと、
前記メイン通過孔を通過することができるように前記着脱ベースと前記治具支持ブロックに回転可能に結合されるメイン軸と、
前記係止通過孔を通過することができるように前記メイン軸に突設される係止軸と、
前記着脱ベースに回転可能に結合され、前記係止軸が前記係止遊動空間で前記ベース着脱ブロックに係止されることができるように前記メイン軸を回転させる着脱レバーと、を含むことを特徴とする、請求項6に記載のフォールディングメカニズム。
【請求項8】
前記ベース支持ブロックと前記治具支持ブロックのうちのいずれか一方には、ベース支持突部が突設され、
前記ベース支持ブロックと前記治具支持ブロックのうちの他方には、前記ベース支持突部に嵌合される突部嵌合部が陥没または貫通形成されることを特徴とする、請求項7に記載のフォールディングメカニズム。
【請求項9】
前記治具モジュールは、
前記フレキシブル素材の一側が支持されるように前記ベースモジュールに結合される固定部材と、
前記固定部材から離隔して配置され、前記フレキシブル素材の他側が支持されるように前記フォールディングモジュールに結合されるフォールディング部材と、
互いに隣接する前記固定部材の端部と前記フォールディング部材の端部とを連結させる回動支持部材と、を含むことを特徴とする、請求項4に記載のフォールディングメカニズム。
【請求項10】
前記固定部材は、
固定ベースと、
ベース連動部材を介して前記固定ベースにスライド移動可能に結合されるスライドベースと、を含むことを特徴とする、請求項9に記載のフォールディングメカニズム。
【請求項11】
前記固定部材は、前記スライドベースを前記固定ベースに定位置固定させる位置調整部材をさらに含むことを特徴とする、請求項10に記載のフォールディングメカニズム。
【請求項12】
前記位置調整部材は、
前記スライドベースの側端部に隣接して前記スライドベースと平行に前記固定ベースに備えられる調整ガイドと、
前記スライドベースの位置に応じて前記調整ガイドに着脱可能に結合される調整スライダと、
前記スライドベースの側端部に前記調整スライダを着脱可能に結合させる調整結合部材と、を含むことを特徴とする、請求項11に記載のフォールディングメカニズム。
【請求項13】
前記回動支持部材には、
前記固定部材を基準とする前記回動支持部材の回転中心を形成する第1軸と、
前記第1軸から離隔して配置され、前記回動支持部材を基準とする前記フォールディング部材の回転中心を形成する第2軸とが含まれ、
前記回動支持部材は、
前記固定部材を基準として前記フォールディング部材がフォールディングされるとき、前記回動支持部材を基準とする前記フォールディング部材の回転と連携して前記固定部材を基準として回転することを特徴とする、請求項9に記載のフォールディングメカニズム。
【請求項14】
前記回動支持部材は、
前記固定部材と前記フォールディング部材との間に配置される取付ブラケットと、
前記固定部材に結合され、前記第1軸を介して前記取付ブラケットに回転可能に結合される固定支持部材と、
前記フォールディング部材に結合され、前記第2軸を介して前記取付ブラケットに回転可能に結合されるフォールディング支持部材と、を含み、
前記固定支持部材と前記フォールディング支持部材とは互いにギヤ結合されることを特徴とする、請求項13に記載のフォールディングメカニズム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フレキシブル素材のフォールディング耐久性テストを実施する際に、フォールディングされるフレキシブル素材に作用するストレスを最小限に抑えるか、或いはフォールディングされるフレキシブル素材にストレスが作用するのを防止する、ストレスフリーのためのフォールディングメカニズムに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、テレビやコンピュータモニター、各種携帯用電子機器などのディスプレイのために使用される従来の表示パネルは、柔軟性のないガラス基板を使用するため、平坦な構造をもって単調であり、その応用に限界があった。
【0003】
科学技術の発展により、最近は、柔軟性のないガラス基板の代わりに、プラスチックなどのように柔軟性のあるフレキシブル素材を用いて、曲げられる、いわゆるフレキシブルなディスプレイ装置が開発及び生産されている。例えば、折りたたんだり、巻き物のように巻いたりすることができるフレキシブルディスプレイパネル技術が開発されている。
【0004】
このようにフレキシブルディスプレイがフォールディングされる製品が発売され、フレキシブルディスプレイのフォールディング耐久性テストを行う際に、フォールディングされるフレキシブルディスプレイに作用するストレスを最小限に抑えるか、或いはフォールディングされるフレキシブルディスプレイにストレスが作用するのを防止する技術が求められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】韓国特許第10-2255147号公報(2021年5月24日公告、発明の名称:フレキシブル素材の360度双方向フォールディング耐久性評価装置)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたもので、その目的は、フレキシブル素材のフォールディング耐久性テストを実施する際に、フォールディングされるフレキシブル素材に作用するストレスを最小限に抑えるか、或いはフォールディングされるフレキシブル素材にストレスが作用するのを防止する、ストレスフリーのためのフォールディングメカニズムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
開示された本発明の好適な実施形態によるフォールディングメカニズムは、ベースモジュールと、フレキシブル素材のフォールディング動作を実現するために前記ベースモジュールに回転可能に結合され、前記フレキシブル素材が結合されるフォールディングモジュールと、を含む。
【0008】
これにより、フレキシブル素材のフォールディング動作を明確に実現することができる。
【0009】
ここで、前記フォールディングモジュールは、前記ベースモジュールに回転可能に結合されるフォールディング本体と、第1連動部材を介して前記フォールディング本体にスライド移動可能に結合される第1連動スライダと、第2連動部材を介して前記第1連動スライダにスライド移動可能に結合された第2連動スライダと、を含む。
【0010】
これにより、フレキシブル素材のフォーディング動作を実現するとき、二重スライド方式で動作し、フレキシブル素材にストレスが発生するのを最小限に抑えることができる。
【0011】
ここで、前記第1連動スライダは、前記フォールディング本体に対して傾斜して配置され、前記第2連動部材を介して前記第2連動スライダにスライド移動可能に結合される傾斜パネルと、前記傾斜パネルから延びて前記フォールディング本体と平行に配置され、前記第1連動部材を介して前記フォールディング本体にスライド移動可能に結合される水平パネルと、を含み、前記第2連動スライダには、前記傾斜パネルと平行な傾斜支持部が備えられる。
【0012】
これにより、フレキシブル素材がフォールディングされるとき、水平スライド方式と傾斜スライド方式とが併行するので、フレキシブル素材の移動軌跡と第2連動スライダの移動軌跡との誤差を補正し、フレキシブル素材にストレスが発生するのを防止することができる。
【0013】
開示された本発明の好適な実施形態によるフォールディングメカニズムは、前記フレキシブル素材が取り付けられるように前記ベースモジュールに結合された状態で前記フォールディングモジュールに結合される治具モジュールをさらに含む。
【0014】
これにより、フレキシブル素材の装着を円滑にし、フレキシブル素材のフォールディング動作を明確に実現することができる。
【0015】
開示された本発明の好適な実施形態によるフォールディングメカニズムは、前記治具モジュールを前記ベースモジュールに着脱可能に結合させる治具着脱モジュールをさらに含む。
【0016】
これにより、フレキシブル素材の種類またはテストの種類に応じて治具モジュールを多様に取り替えることができる。
【0017】
ここで、前記治具着脱モジュールは、前記ベースモジュールに結合固定されるベース着脱部材と、前記治具モジュールに突設され、前記ベース着脱部材と着脱可能に結合される治具着脱部材と、を含む。
【0018】
これにより、ベースモジュールにおける治具モジュールの着脱を簡便にすることができる。
【0019】
ここで、前記ベース着脱部材は、前記ベースモジュールに結合固定されるベース支持ブロックと、前記ベース支持ブロックに結合固定されるベース着脱ブロックと、を含み、前記ベース着脱ブロックには、係止遊動空間が設けられ、前記ベース着脱ブロックの中間部分には、前記係止遊動空間と前記ベース着脱ブロックの外部とを連通させるメイン通過孔が貫通形成され、前記メイン通過孔の縁部には、前記係止遊動空間と前記ベース着脱ブロックの外部とを連通させる係止通過孔が陥没形成され、前記治具着脱部材は、前記治具モジュールに突設される治具支持ブロック、および前記ベース着脱ブロックと着脱可能に結合されるように前記治具支持ブロックに回転可能に結合される治具着脱ブロックを含み、前記治具着脱ブロックは、前記ベース着脱ブロックに対応して前記治具支持ブロックに結合固定される着脱ベースと、前記メイン通過孔を通過することができるように前記着脱ベースと前記治具支持ブロックに回転可能に結合されるメイン軸と、前記係止通過孔を通過することができるように前記メイン軸に突設される係止軸と、前記着脱ベースに回転可能に結合され、前記係止軸が前記係止遊動空間で前記ベース着脱ブロックに係止されることができるように前記メイン軸を回転させる着脱レバーと、を含む。
【0020】
これにより、着脱レバーを正回転させることにより、係止軸がベース着脱ブロックに係合された状態を安定的に維持させ、着脱レバーを逆回転させて原位置に復帰させることにより、ベース着脱部材から治具着脱部材を容易に分離させることができる。
【0021】
ここで、前記ベース支持ブロックと前記治具支持ブロックのうちのいずれか一方には、ベース支持突部が突設され、前記ベース支持ブロックと前記治具支持ブロックのうちの他方には、前記ベース支持突部に嵌合される突部嵌合部が陥没または貫通形成される。
【0022】
これにより、ベース着脱部材における治具着脱部材の定位置を明確にすることができる。
【0023】
ここで、前記治具モジュールは、前記フレキシブル素材の一側が支持されるように前記ベースモジュールに結合される固定部材と、前記固定部材から離隔して配置され、前記フレキシブル素材の他側が支持されるように前記フォールディングモジュールに結合されるフォールディング部材と、互いに隣接する前記固定部材の端部と前記フォールディング部材の端部とを連結させる回動支持部材と、を含む。
【0024】
これにより、ベースモジュールとフォールディングモジュールに治具モジュールを安定的に結合し、フォールディングモジュールの動作に応じてフレキシブル素材のフォールディング動作を明確に実現することができ、フレキシブル素材にストレスが作用するのを抑制または防止することができる。
【0025】
ここで、前記固定部材は、固定ベースと、ベース連動部材を介して前記固定ベースにスライド移動可能に結合されるスライドベースと、を含む。
【0026】
これにより、フレキシブル素材の長さに応じて固定ベース上でスライドベースをスライド移動させて様々なフレキシブル素材を1つの治具モジュールに結合することができる。
【0027】
ここで、前記固定部材は、前記スライドベースを前記固定ベースに定位置固定させる位置調整部材をさらに含むことができる。
【0028】
これにより、固定ベースにスライドベースを容易に定位置させることができる。
【0029】
ここで、前記位置調整部材は、前記スライドベースの側端部に隣接して前記スライドベースと平行に前記固定ベースに備えられる調整ガイドと、前記スライドベースの位置に応じて前記調整ガイドに着脱可能に結合される調整スライダと、前記スライドベースの側端部に前記調整スライダを着脱可能に結合させる調整結合部材と、を含む。
【0030】
これにより、スライドベースのスライド位置に応じて固定ベースとスライドベースとの結合を明確にすることができる。また、位置決め部が備えられることにより、調整スライダの結合位置を明確にすることができる。また、位置確認部材が備えられることにより、固定ベース上でスライドベースがスライド移動した位置を目視で容易に識別することができる。
【0031】
ここで、前記回動支持部材には、前記固定部材を基準とする前記回動支持部材の回転中心を形成する第1軸と、前記第1軸から離隔して配置され、前記回動支持部材を基準とする前記フォールディング部材の回転中心を形成する第2軸とが含まれ、前記回動支持部材は、前記固定部材を基準として前記フォールディング部材がフォールディングされるとき、前記回動支持部材を基準とする前記フォールディング部材の回転と連携して前記固定部材を基準として回転する。
【0032】
これにより、固定部材とフォールディング部材と回動支持部材との連携動作を円滑にし、固定部材とフォールディング部材と回動支持部材とが相互連携して回転することにより、フレキシブル素材に作用するストレスを抑制または防止することができる。
【0033】
ここで、前記回動支持部材は、前記固定部材と前記フォールディング部材との間に配置される取付ブラケットと、前記固定部材に結合され、前記第1軸を介して前記取付ブラケットに回転可能に結合される固定支持部材と、前記フォールディング部材に結合され、前記第2軸を介して前記取付ブラケットに回転可能に結合されるフォールディング支持部材と、を含み、前記固定支持部材と前記フォールディング支持部材とは互いにギヤ結合される。
【0034】
これにより、取付ブラケットと固定支持部材とフォールディング支持部材との連携回転を明確にし、フレキシブル素材がフォールディングされるとき、フレキシブル素材にストレスが作用するのを抑制または防止することができる。
【発明の効果】
【0035】
本発明によれば、フレキシブル素材のフォールディング耐久性テストを実施する際に、フォールディングされるフレキシブル素材に作用するストレスを最小限に抑えるか、或いはフォールディングされるフレキシブル素材にストレスが作用するのを防止する、ストレスフリーのためのフォールディングメカニズムを実現することができる。
【0036】
また、本発明は、フレキシブル素材のフォールディング動作を明確に実現することができる。
【0037】
また、本発明は、フレキシブル素材のフォールディング動作を実現するとき、二重スライド方式で動作し、フレキシブル素材にストレスが発生するのを最小限に抑えることができる。
【0038】
また、本発明は、フレキシブル素材がフォールディングされるとき、水平スライド方式と傾斜スライド方式が併行するので、フレキシブル素材の移動軌跡と第2連動スライダの移動軌跡との誤差を補正し、フレキシブル素材にストレスが発生するのを防止することができる。
【0039】
また、本発明は、フレキシブル素材がフォールディングされるとき、水平スライド方式と傾斜スライド方式が併行するので、フレキシブル素材の移動軌跡と第2連動スライダの移動軌跡との誤差を補正し、フレキシブル素材にストレスが発生するのを防止することができる。
【0040】
また、本発明は、フレキシブル素材の装着を円滑にし、フレキシブル素材のフォールディング動作を明確に実現することができる。
【0041】
また、本発明は、フレキシブル素材の種類またはテストの種類に応じて治具モジュールを多様に取り替えることができる。
【0042】
また、本発明は、ベースモジュールにおける治具モジュールの着脱を簡便にすることができる。
【0043】
また、本発明は、着脱レバーを正回転させることにより、係止軸がベース着脱ブロックに係合された状態を安定的に維持させ、着脱レバーを逆回転させて原位置に復帰させることにより、ベース着脱部材から治具着脱部材を容易に分離させることができる。
【0044】
また、本発明は、ベース着脱部材における治具着脱部材の定位置を明確にすることができる。
【0045】
また、本発明は、ベースモジュールとフォールディングモジュールに治具モジュールを安定的に結合し、フォールディングモジュールの動作に応じてフレキシブル素材のフォールディング動作を明確に実現することができ、フレキシブル素材にストレスが作用するのを抑制または防止することができる。
【0046】
また、本発明は、フレキシブル素材の長さに応じて固定ベース上でスライドベースをスライド移動させて多様な種類のフレキシブル素材を1つの治具モジュールに結合することができる。
【0047】
また、本発明は、固定ベースにスライドベースを容易に定位置固定させることができる。
【0048】
また、本発明は、スライドベースのスライド位置に応じて固定ベースとスライドベースとの結合を明確にすることができる。また、位置決め部が備えられることにより、調整スライダの結合位置を明確にすることができる。また、位置確認部材が備えられることにより、固定ベース上でスライドベースがスライド移動した位置を目視で簡便に識別することができる。
【0049】
また、本発明は、固定部材とフォールディング部材と回動支持部材との連携動作を円滑にし、固定部材とフォールディング部材と回動支持部材とが相互連携して回転することにより、フレキシブル素材に作用するストレスを抑制または防止することができる。
【0050】
また、本発明は、取付ブラケットと固定支持部材とフォールディング支持部材との連携回転を明確にし、フレキシブル素材がフォールディングされるとき、フレキシブル素材にストレスが作用するのを抑制または防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0051】
図1】本発明の一実施形態によるフォールディングメカニズムを示す斜視図である。
図2図1の分解斜視図である。
図3】本発明の一実施形態によるフォールディングメカニズムにおけるベースモジュールを示す斜視図である。
図4】本発明の一実施形態によるフォールディングメカニズムにおける、ベースモジュールと治具モジュールの着脱可能な結合を説明するための図である。
図5】本発明の一実施形態によるフォールディングメカニズムにおけるフォールディングモジュールを示す斜視図である。
図6図5の分解斜視図である。
図7】本発明の一実施形態によるフォールディングメカニズムにおける、フォールディングモジュールのフォールディング本体と第1連動スライダとの結合関係を説明するための第1断面図である。
図8】本発明の一実施形態によるフォールディングメカニズムにおける、フォールディングモジュールの第1連動スライダと第2連動スライダとの結合関係を説明するための第2断面図である。
図9】本発明の一実施形態によるフォールディングメカニズムにおける治具モジュールを示す斜視図である。
図10図9の分解斜視図である。
図11】本発明の一実施形態によるフォールディングメカニズムにおける治具モジュールの回動支持部材を示す断面図である。
図12】本発明の一実施形態によるフォールディングメカニズムにおける、治具モジュールの回動支持部材が90度にフォールディングされた状態を示す斜視図である。
図13】本発明の一実施形態によるフォールディングメカニズムにおける、治具モジュールの回動支持部材が0度にフォールディングされた状態を示す斜視図である。
図14】本発明の一実施形態によるフォールディングメカニズムにおける、フォールディングモジュールによって治具モジュールが90度にフォールディングされた状態を示す斜視図である。
図15】本発明の一実施形態によるフォールディングメカニズムにおける、フォールディングモジュールによって治具モジュールが0度にフォールディングされた状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0052】
上述した本発明の目的、他の目的、特徴及び利点は、添付図面に関連する以下の好適な実施形態を介して容易に理解できるであろう。しかし、本発明は、ここで説明される実施形態に限定されず、他の形態で具体化されることができる。むしろ、ここで紹介される実施形態は、開示された内容が徹底して完全たるものとなるように、かつ当業者に本発明の思想が十分に伝達されるようにするために提供されるのである。
【0053】
本明細書において、ある構成要素が他の構成要素上にあると言及される場合、それは他の構成要素上に直接形成されてもよく、それらの間に第3の構成要素が介在してもよいことを意味する。さらに、図面において、構成要素の厚さは、技術的内容の効果的な説明のために誇張されたものであり得る。
【0054】
本明細書において、「第1」、「第2」などの用語が構成要素を記述するために使用された場合、これらの構成要素はこれらの用語によって限定されてはならない。これらの用語は、ある構成要素を他の構成要素と区別させるために使用されたものに過ぎない。ここに説明及び例示される実施形態は、その相補的な実施形態も含む。
【0055】
また、第1のエレメント(又は構成要素)が第2のエレメント(又は構成要素)上で動作又は実行されると言及されるとき、第1のエレメント(又は構成要素)は、第2のエレメント(又は構成要素)が動作又は実行される環境で動作又は実行されるか、或いは第2のエレメント(又は構成要素)が直接又は間接的に相互作用を介して動作又は実行されるものと理解されるべきである。
【0056】
あるエレメント、構成要素、装置又はシステムがプログラム又はソフトウェアからなる構成要素を含むと言及される場合、明示的な言及がなくても、そのエレメント、構成要素、装置又はシステムは、そのプログラム又はソフトウェアが実行又は動作するために必要なハードウェア(例えば、メモリ、CPUなど)又は他のプログラム又はソフトウェア(例えば、運用体制又はハードウェアを駆動するために必要なドライバなど)を含むものと理解されるべきである。
【0057】
また、あるエレメント(又は構成要素)が実現される上で特別な言及がなければ、そのエレメント(又は構成要素)は、ソフトウェア、ハードウェア、又はソフトウェア及びハードウェアのいずれかの形態でも実現できるものと理解されるべきである。
【0058】
また、本明細書で使用された用語は、実施形態を説明するためのものであり、本発明を制限するものではない。本明細書において、単数形は、文脈で特に断りのない限り、複数形も含む。本明細書で使用される「含む(comprises)」及び/又は「含む(comprising)」は、言及された構成要素に加えて、1つ以上の他の構成要素の存在又は追加を排除しない。
【0059】
図1図15を参照すると、本発明の一実施形態によるフォールディングメカニズムは、ベースモジュール10とフォールディングモジュール20と、を含むことができる。
【0060】
ベースモジュール10は、フレキシブル素材のフォールディングテストを行うフォールディングシステムに備えられたシステム本体に結合される。ベースモジュール10は、後述する固定部材40を介してフレキシブル素材の一側が結合される。後述する固定部材40は、後述する治具着脱モジュール70を介してベースモジュール10に着脱可能に結合される。
【0061】
ベースモジュール10は、図3に示すように、板状のベース本体11と、フォールディングモジュール20が回転可能に結合されるようにベース本体11に突設されるフォールディング支持ブラケット12と、を含むことができる。ベース本体11には、本体開口が貫通形成されてフォールディングメカニズムの動作による通気及び放熱を円滑にし、ベース本体11の荷重を最小化することができる。フォールディング支持ブラケット12は、一対が互いに離隔した状態で対向するようにベース本体11に備えられる。
【0062】
これに加えて、ベースモジュール10は、ユーザが把持する把持部材13、およびシステム本体との結合のためにベース本体11に突設されるベース結合部材14のうちの少なくとも一つをさらに含むことができる。
【0063】
フォールディングモジュール20は、フレキシブル素材のフォールディング動作を実現するためにベースモジュール10に回転可能に結合される。フォールディングモジュール20は、後述する治具モジュール30のフォールディング部材50を介してフレキシブル素材の他側が結合される。後述するフォールディング部材50は、フォールディングモジュール20に結合され、フォールディングモジュールの動作に応じてフォールディングモジュール20上でスライド移動可能である。
【0064】
フォールディングモジュール20は、図5図8に示すように、ベースモジュール10に回転可能に結合されるフォールディング本体21と、第1連動部材24を介してフォールディング本体21にスライド移動可能に結合される第1連動スライダ22と、第2連動部材25を介して第1連動スライダ22にスライド移動可能に結合される第2連動スライダ23と、を含むことができる。
【0065】
フォールディング本体21は、第1連動スライダ22が積層されるフォールディングベース211と、「L」字状にフォールディングベース211の両側端部に結合されるフォールディングブラケット212と、フォールディングブラケット212の自由端部に結合され、ベースモジュール10のフォールディング支持ブラケット12に回転可能に結合されるフォールディング軸213と、を含むことができる。
【0066】
一例として、第1連動スライダ22は、図示の如く、フォールディング本体21に対して傾斜して配置され、第2連動部材25を介して第2連動スライダ23にスライド移動可能に結合される傾斜パネル221と、傾斜パネル221から延びてフォールディング本体21と平行に配置され、第1連動部材24を介してフォールディング本体21にスライド移動可能に結合される水平パネル222と、を含むことができる。このとき、第2連動スライダ23には、図示の如く、傾斜パネル221と平行な傾斜支持部が備えられることが好ましい。傾斜支持部は、フレキシブル素材が平坦に配置される初期状態を基準として、フォールディングモジュール20の回転中心側からフォールディングモジュール20の端部側に向かって上向き傾斜をなして治具モジュール30のフォールディング動作を実現することができる。ここで、傾斜パネル221または傾斜支持部の傾斜度を限定しない。
【0067】
また、第1連動部材24は、フォールディング本体21と水平パネル222のうちのいずれか一方に備えられる第1スライダ241と、第1スライダ241がスライド移動可能に結合されるようにフォールディング本体21と水平パネル222のうちの他方に備えられる第1ガイド242と、を含むことができる。また、第2連動部材25は、傾斜パネル221と第2連動スライダ23の傾斜支持部のうちのいずれか一方に備えられる第2スライダ251と、第2スライダ251がスライド移動可能に結合されるように傾斜パネル221と第2連動スライダ23の傾斜支持部のうちの他方に備えられる第2ガイド252と、を含むことができる。
【0068】
すると、フレキシブル素材のフォールディング動作に応じて、第1連動スライダ22の水平パネル222はフォールディング本体21と平行にスライド移動し、第2連動スライダ23は第1連動スライダ22の傾斜パネル221と平行にスライド移動するので、第1連動スライダ22はフォールディング本体21と平行にスライド移動し、第2連動スライダ23はフォールディング本体21に対して傾斜してスライド移動し、治具モジュール30のフォールディング動作を明確にすることができる。
【0069】
他の例として、傾斜パネル221が水平で水平パネル222が傾斜するように形成することも可能である。
【0070】
本発明の一実施形態によるフォールディングメカニズムは、治具モジュール30をさらに含むことができる。治具モジュール30は、フレキシブル素材が装着されるようにベースモジュール10に結合された状態でフォールディングモジュール20に結合される。
【0071】
治具モジュール30は、図9及び図10に示すように、フレキシブル素材の一側が支持される固定部材40と、固定部材40から離隔して配置され、フレキシブル素材の他側が支持されるフォールディング部材50と、相互隣接する固定部材40の端部とフォールディング部材50の端部とを連結させる回動支持部材60と、を含むことができる。
【0072】
固定部材40は、後述する治具着脱モジュール70を介してベースモジュール10に着脱可能に結合され、フォールディング部材50は、フォールディングモジュール20に結合される。
【0073】
より詳細には、固定部材40は、固定ベース47と、ベース連動部材48を介して固定ベース47にスライド移動可能に結合されるスライドベース46と、を含むことができる。
【0074】
固定ベース47には固定開口が貫通形成されることにより、フォールディングメカニズムの動作に応じた通気及び放熱を円滑にし、固定ベース47の荷重を最小化させることができる。
【0075】
ベース連動部材48は、固定ベース47とスライドベース46のうちのいずれか一方に備えられるベースガイド481と、ベースガイド481にスライド移動可能に結合されるように固定ベース47とスライドベース46のうちの他方に備えられるベーススライダ482と、を含むことができる。
【0076】
固定部材40は、スライドベース46を固定ベース47に定位置固定させる位置調整部材49をさらに含むことができる。
【0077】
位置調整部材49は、スライドベース46の側端部に隣接してスライドベース46と平行に固定ベース47に備えられる調整ガイド491と、スライドベース46の位置に応じて調整ガイド491に着脱可能に結合される調整スライダ493と、スライドベース46の側端部に調整スライダ493を着脱可能に結合させる調整結合部材494と、を含むことができる。
【0078】
ここで、調整ガイド491の側面部には、2つ以上の位置決め部492が互いに離隔した状態で配置されるので、スライドベース46の位置が決定されると、調整スライダ493に備えられた調整決定部が2つ以上の位置決め部492のうちのいずれか着脱可能に結合され、調整結合部材494が調整スライダ493をスライドベース46に着脱可能に結合させる。
【0079】
また、調整ガイド491には目盛りが表示され、位置調整部材49は、スライドベース46の側端部に結合される位置確認部材495をさらに含むので、固定ベース47上でスライドベース46がスライド移動した距離を簡便に確認することができる。
【0080】
フォールディング部材50は、板状であり、フォールディングモジュール20の第2連動スライダ23に平行に積層結合される。
【0081】
回動支持部材60には、固定部材40を基準とする回動支持部材60の回転中心を形成する第1軸と、第1軸から離隔して配置され、回動支持部材60を基準とするフォールディング部材50の回転中心を形成する第2軸と、が含まれる。第1軸と第2軸は、互いに離隔して配置される。これにより、回動支持部材60は、固定部材40を基準にフォールディング部材50がフォールディングされるとき、回動支持部材60を基準とするフォールディング部材50の回転に連携して固定部材40を基準に回転することが好ましい。
【0082】
より詳細には、回動支持部材60は、図11図13に示すように、固定部材40とフォールディング部材50との間に配置される取付ブラケット61と、固定部材40に結合され、第1軸を介して取付ブラケット61に回転可能に結合される固定支持部材62と、フォールディング部材50に結合され、第2軸を介して取付ブラケット61に回転可能に結合されるフォールディング支持部材63と、を含むことができる。このとき、固定支持部材62とフォールディング支持部材63とは互いにギヤ結合されることが好ましい。
【0083】
取付ブラケット61は、「コ」字状の断面を有するチャネル状をするため、固定支持部材62とフォールディング支持部材63が一直線上に配置される180度の状態から固定支持部材62とフォールディング支持部材63とが平行に重畳配置される0度の状態まで回転しながらフレキシブル素材のフォールディング動作を実現することができる。取付ブラケット61が板状である場合、固定支持部材62の上側へフォールディング支持部材63が平行に重畳配置される0度の状態から固定支持部材62とフォールディング支持部材63とが一直線上に配置される180度の状態を経て固定支持部材62の下側にフォールディング支持部材63が平行に重畳する360度の状態まで回転しながらフレキシブル素材のフォールディング動作を実現することができる。
【0084】
固定支持部材62は、第1軸を介して取付ブラケット61に回転可能に結合される固定ギヤ部621と、固定ギヤ部621に突設される固定ロッド622と、を含むことができる。固定ギヤ部621の外周面には、ギヤ結合のための固定ギヤ歯が形成され、固定ロッド622は、固定部材40に結合される。
【0085】
フォールディング支持部材63は、第2軸を介して取付ブラケット61に回転可能に結合されるフォールディングギヤ部631と、フォールディングギヤ部631に突設されるフォールディングロッド632と、を含むことができる。フォールディングギヤ部631の外周面には、固定ギヤ歯に噛み合うフォールディングギヤ歯が形成され、フォールディングロッド632は、フォールディング部材50に結合される。
【0086】
本発明の一実施形態によるフォールディングメカニズムは、治具着脱モジュール70をさらに含むことができる。治具着脱モジュール70は、治具モジュール30をベースモジュール10に着脱可能に結合させる。
【0087】
より詳細には、治具着脱モジュール70は、図4に示すようにベースモジュール10に結合固定されるベース着脱部材71と、治具モジュール30に突設され、ベース着脱部材71と着脱可能に結合される治具着脱部材75と、を含むことができる。
【0088】
ベース着脱部材71は、ベースモジュール10に結合固定されるベース支持ブロック72と、ベース支持ブロック72に結合固定されるベース着脱ブロック74と、を含むことができる。このとき、ベース支持ブロック72と治具支持ブロック76のうちのいずれか一方には、ベース支持突部73が突設できる。ベース支持ブロック72には、ベース着脱ブロック74とベース支持突部73とが結合されるベース装着部を備えることができる。
【0089】
ベース着脱ブロック74には、後述するメイン軸782と係止軸783とが遊動する係止遊動空間741が設けられ、ベース着脱ブロック74の中間部分には、係止遊動空間741とベース着脱ブロック74の外部とを連通させるメイン通過孔742が貫通形成され、メイン通過孔742の縁部には、係止遊動空間741とベース着脱ブロック74の外部とを連通させる係止通過孔743を陥没形成することができる。
【0090】
治具着脱部材75は、治具モジュール30に突設される治具支持ブロック76と、ベース着脱ブロック74と着脱可能に結合されるように治具支持ブロック76に回転可能に結合される治具着脱ブロック78と、を含むことができる。このとき、ベース支持ブロック72と治具支持ブロック76のうちの他方には、ベース支持突部73に嵌合される突部嵌合部を陥没又は貫通形成することができる。治具支持ブロック76には、治具着脱ブロック78と突起嵌合部の形成された治具嵌合リング77とが結合される治具取付部を備えることができる。
【0091】
治具着脱ブロック78は、ベース着脱ブロック74に対応して治具支持ブロック76に結合固定される着脱ベース781と、メイン通過孔742を通過することができるように着脱ベース781と治具支持ブロック76に回転可能に結合されるメイン軸782と、係止通過孔743を通過することができるようにメイン軸782に突設される係止軸783と、着脱ベース781に回転可能に結合され、係止軸783が係止遊動空間741でベース着脱ブロック74に係止されることができるようにメイン軸782を回転させる着脱レバー784と、を含むことができる。
【0092】
これにより、治具着脱モジュール70を用いると、メイン軸782と係止軸783がそれぞれメイン通過孔742と係止通過孔743に対向するようにし、ベース支持突部73が治具嵌合リング77の突部嵌合部に対向するようにした状態で、ベースモジュール10に治具モジュール30を積層支持する。次に、着脱レバー784を90度回転させると、係止軸783が係止遊動空間741でベース着脱ブロック74に係止されるので、ベースモジュール10に治具モジュール30の固定部材40を結合することができる。また、治具モジュール30のフォールディング部材50は、公知の様々な形態を介してフォールディングモジュール20の第2連動スライダ23に結合することができる。すると、図1に示すように、固定部材40とフォールディング部材50とが平行に配置され、180度の状態にできる。
【0093】
そして、フレキシブル素材の他側は、治具モジュール30のフォールディング部材50に支持される。また、フレキシブル素材の一側は、治具モジュール30のスライドベース46に結合される。次に、固定ベース47を基準としてスライドベース46をスライド移動させた後、位置調整部材49でスライドベース46を固定ベース47に結合する。すると、フレキシブル素材の一側は固定部材40に支持され、フレキシブル素材は治具モジュール30に平坦に配置される。
【0094】
図1に示すように、固定部材40とフォールディング部材50とが平行に配置される180度の状態でフォールディングモジュール20のフォールディング軸213を回転させると、図14に示すように、固定部材40を基準としてフォールディング部材50が90度に配置される90度の状態を経て、図15に示すように固定部材40とフォールディング部材50とが平行に重畳する0度の状態となる。このとき、固定部材40を基準としてフォールディング部材50が回転することにより、フォールディング本体21を基準として第1連動スライダ22と第2連動スライダ23とが相互連動してスライド移動するので、フレキシブル素材にストレスが作用するのを防止することができる。
【0095】
上述したストレスフリーのためのフォールディングメカニズムによれば、フレキシブル素材のフォールディングテストを行う際に、フォールディングされるフレキシブル素材に作用するストレスを最小限に抑えるか、或いはフォールディングされるフレキシブル素材にストレスが作用するのを防止するためのストレスフリーのためのフォールディングメカニズムを実現することができる。
【0096】
また、フレキシブル素材のフォールディング動作を明確に実現することができる。
【0097】
また、フレキシブル素材のフォールディング動作を実現するとき、二重スライド方式で動作し、フレキシブル素材にストレスが発生するのを最小限に抑えることができる。
【0098】
また、フレキシブル素材がフォールディングされるとき、水平スライド方式と傾斜スライド方式とが併行するので、フレキシブル素材の移動軌跡と第2連動スライダ23の移動軌跡との誤差を補正し、フレキシブル素材にストレスが発生するのを防止することができる。
【0099】
また、フレキシブル素材がフォールディングされるとき、水平スライド方式と傾斜スライド方式とが併行するので、フレキシブル素材の移動軌跡と第2連動スライダ23の移動軌跡との誤差を補正し、フレキシブル素材にストレスが発生するのを防止することができる。
【0100】
また、フレキシブル素材の装着を円滑にし、フレキシブル素材のフォールディング動作を明確に実現することができる。
【0101】
また、フレキシブル素材の種類またはテストの種類に応じて治具モジュール30を多様に取り替えることができる。
【0102】
また、ベースモジュール10における治具モジュール30の着脱を簡便にすることができる。
【0103】
また、着脱レバー784を正回転させることにより、係止軸783がベース着脱ブロック74に係合された状態を安定的に維持させ、着脱レバー784を逆回転させて原位置に復帰させることにより、ベース着脱部材71から治具着脱部材75を容易に分離させることができる。
【0104】
また、ベース着脱部材71における治具着脱部材75の定位置を明確にすることができる。
【0105】
また、ベースモジュール10とフォールディングモジュール20に治具モジュール30を安定的に結合し、フォールディングモジュール20の動作に応じてフレキシブル素材のフォールディング動作を明確に実現することができ、フレキシブル素材にストレスが作用するのを抑制または防止することができる。
【0106】
また、固定部材40とフォールディング部材50と回動支持部材60とが相互連携して回転することにより、フレキシブル素材に作用するストレスを抑制または防止することができる。
【0107】
また、フレキシブル素材の長さに応じて、固定ベース47上でスライドベース46をスライド移動させて多様な種類のフレキシブル素材を一つの治具モジュールに結合することができる。
【0108】
また、固定ベース47におけるスライドベース46を容易に定位置固定させることができる。
【0109】
また、スライドベース46のスライド位置に応じて固定ベース47とスライドベース46との結合を明確にすることができる。また、位置決め部492が備えられることにより、調整スライダ493の結合位置を明確にすることができる。また、位置確認部材495が備えられることにより、固定ベース47上でスライドベース46がスライド移動した位置を目視で容易に識別することができる。
【0110】
また、本発明は、固定部材とフォールディング部材と回動支持部材との連携動作を円滑にし、固定部材とフォールディング部材と回動支持部材が相互連携して回転することにより、フレキシブル素材に作用するストレスを抑制または防止することができる。
【0111】
また、取付ブラケット61と固定支持部材62とフォールディング支持部材63との連携回転を明確にし、フレキシブル素材がフォールディングされるとき、フレキシブル素材にストレスが作用するのを抑制または防止することができる。
【符号の説明】
【0112】
10 ベースモジュール
11 ベース本体
12 フォールディング支持ブラケット
13 把持部材
14 ベース結合部材
20 フォールディングモジュール
21 フォールディング本体
211 フォールディングベース
212 フォールディングブラケット
213 フォールディング軸
22 第1連動スライダ
221 傾斜パネル
222 水平パネル
23 第2連動スライダ
24 第1連動部材
241 第1スライダ
242 第1ガイド
25 第2連動部材
251 第2スライダ
252 第2ガイド
30 治具モジュール
40 固定部材
46 スライドベース
47 固定ベース
48 ベース連動部材
481 ベースガイド
482 ベーススライダ
49 位置調整部材
491 調整ガイド
492 位置決め部
493 調整スライダ
494 調整結合部材
495 位置確認部材
50 フォールディング部材
60 回動支持部材
61 取付ブラケット
62 固定支持部材
621 固定ギヤ部
622 固定ロッド
63 フォールディング支持部材
631 フォールディングギヤ部
632 フォールディングロッド
70 治具着脱モジュール
71 ベース着脱部材
72 ベース支持ブロック
73 ベース支持突部
74 ベース着脱ブロック
741 係止遊動空間
742 メイン通過孔
743 係止通過孔
75 治具着脱部材
76 治具支持ブロック
77 治具嵌合リング
78 治具着脱ブロック
781 着脱ベース
782 メイン軸
783 係止軸
784 着脱レバー
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15