(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024016035
(43)【公開日】2024-02-06
(54)【発明の名称】映画発光スクリーンと音響システム
(51)【国際特許分類】
G09F 9/40 20060101AFI20240130BHJP
H04R 1/02 20060101ALI20240130BHJP
G03B 21/56 20060101ALI20240130BHJP
G09F 9/33 20060101ALI20240130BHJP
G09F 9/00 20060101ALI20240130BHJP
【FI】
G09F9/40 301
H04R1/02 103B
G03B21/56
G09F9/33
G09F9/00 366A
【審査請求】有
【請求項の数】41
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023176535
(22)【出願日】2023-10-12
(62)【分割の表示】P 2019518212の分割
【原出願日】2017-10-06
(31)【優先権主張番号】62/404,925
(32)【優先日】2016-10-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】516242301
【氏名又は名称】アイマックス シアターズ インターナショナル リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
(74)【代理人】
【識別番号】100111235
【弁理士】
【氏名又は名称】原 裕子
(74)【代理人】
【識別番号】100195257
【弁理士】
【氏名又は名称】大渕 一志
(72)【発明者】
【氏名】ブロガ、 アンタナス マシュー
(72)【発明者】
【氏名】トレンブレー、 デニス
(72)【発明者】
【氏名】リード、 スティーブン チャールズ
(72)【発明者】
【氏名】シルバースタイン、 バリー デビッド
(72)【発明者】
【氏名】カーツ、 アンドリュー エフ.
(72)【発明者】
【氏名】マクマレン-クラミー、 ジェス ドナルド
(57)【要約】 (修正有)
【課題】映画提示のために映画館において発光ディスプレイ及び音響システムを統合使用することができる音響システム。
【解決手段】前方投影映画スクリーンを有する映画館において同じ又はより良い没入条件を達成する。スクリーンは、発光体を有してアクティブであり、受動的でプロジェクターから投射された光を反射する受動的なものではない。ディスプレイにおいて隣接する発光体の間にスペースが形成され、スクリーンの後ろに配置された音波放出体からの音波がスクリーンの前の映画座席範囲まで通ることができるようにしている。視覚的な性能を向上させるため、拡散体又は他の構造がスクリーンの前に近接して配置されてもよい。さらに、又は代わって、スピーカーを観客席範囲の各座席に配置することができ、劇場の席以外の位置から来るように感じられる音波を生成する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
劇場に配置することができる映画スクリーンであって、
映画スクリーンの発光範囲を形成する発光体のマトリックスであって、前記発光体は互いに離間して隣接する発光体の間のスペースを画定し、前記スペースは前記発光体の間の開口の範囲の深さの寸法以上の直径を有する円形体に適合することができ、前記映画スクリーンの後ろから前記劇場の座席に面する前記映画スクリーンの前まで音波が通過することができるようにするものと、
前記隣接する発光体の間のスペースの部分にわたって配置されたライナーであって、前記劇場の座席に向かう光以外の光を吸収し、音波が前記ライナーを通過することができるようにするライナーと
を含む映画スクリーン。
【請求項2】
前記ライナーは、黒いマスクである請求項1に記載の映画スクリーン。
【請求項3】
前記発光体のマトリックスと映画を提示する観客用座席との間に配置できる光拡散面をさらに含み、前記光拡散面は前記発光体のマトリックスからの光を拡散するように構成され、前記光拡散面は、前記スペースを用いて、前記映画スクリーンの後ろから前記映画スクリーンの前まで音波が通過することができるように構成された孔を有する請求項1に記載の映画スクリーン。
【請求項4】
前記発光体と前記光拡散面との間に光学素子をさらに含む請求項3に記載の映画スクリーン。
【請求項5】
前記光学素子は、導光路又はレンズである請求項4に記載の映画スクリーン。
【請求項6】
前記孔は、発光範囲になるように構成された光拡散面の範囲の間に配置された請求項3に記載の映画スクリーン。
【請求項7】
前記発光体は、前記発光体の前において黒い材料と前記光拡散面との間に配置された請求項3に記載の映画スクリーン。
【請求項8】
前記光拡散面は、前記発光体のマトリックスに関して配置され、前記孔の少なくともいくつかが前記スペースの少なくともいくつかに整列され、拡散されない光が前記劇場の座席で見えることを防ぐようにする請求項3に記載の映画スクリーン。
【請求項9】
映画提示を表示するために劇場に配置できる発光ディスプレイであって、
前記発光ディスプレイの発光範囲を形成する発光体のマトリックスであって、前記発光体は互いに離間して隣接する発光体の間のスペースを画定し、前記スペースは前記発光体の間の開口の範囲の深さの寸法以上の直径を有する円形体に適合することができるものと、
前記発光体のマトリックスと前記映画提示の観客用座席との間に配置することができる光拡散面であって、前記発光体のマトリックスからの光を拡散するように構成され、前記スペースを用いて、前記発光ディスプレイの後ろから前記座席に面するように構成された前記発光ディスプレイの前まで音波が通過することができるように構成された孔を有する光拡散面と
を含む発光ディスプレイ。
【請求項10】
前記隣接する発光体の間のスペースの部分にわたって配置されたライナーをさらに含み、前記ライナーは、前記劇場の座席に向かう光以外の光を吸収し、音波が前記ライナーを通過することができるように構成された請求項9に記載の発光ディスプレイ。
【請求項11】
前記発光体のマトリックスと前記劇場の観客用座席との間に配置することができる光拡散面をさらに含み、前記光拡散面は前記発光体のマトリックスからの光を拡散するように構成され、前記光拡散面は、前記スペースを用いて、前記発光ディスプレイの後ろから前記発光ディスプレイの前まで音波が通過することができるように構成された孔を有する請求項9に記載の発光ディスプレイ。
【請求項12】
前記発光体と前記光拡散面との間に光学素子をさらに含む請求項11に記載の発光ディスプレイ。
【請求項13】
前記孔は、発光範囲になるように構成された光拡散面の範囲の間に配置された請求項11に記載の発光ディスプレイ。
【請求項14】
前記発光体は、前記発光体の前において黒い材料と前記光拡散面との間に配置された請求項11に記載の発光ディスプレイ。
【請求項15】
前記光拡散面は、前記発光体のマトリックスに関して配置され、前記孔の少なくともいくつかが前記スペースの少なくともいくつかに整列され、拡散されない光が前記劇場の座席で見えることを防ぐようにする請求項11に記載の発光ディスプレイ。
【請求項16】
前記光拡散面は材料のシートであり、前記孔は0.030インチ以上の直径を有する請求項9に記載の発光ディスプレイ。
【請求項17】
劇場の観客用座席の範囲に向けて光を放出できるように配置された発光ディスプレイであって、前記観客用座席の配置に関して複数の方向に音波を反射するように構成された面を有する発光ディスプレイを含む映画スクリーン。
【請求項18】
前記発光ディスプレイは、発光素子と、前記発光素子と前記観客用座席の範囲との間に配置することができる光拡散面とを含み、前記光拡散面は孔を有する請求項17に記載の映画スクリーン。
【請求項19】
前記面は、二次面である請求項17に記載の映画スクリーン。
【請求項20】
前記発光素子と前記光拡散面との間に光学素子をさらに含む請求項18に記載の映画スクリーン。
【請求項21】
隣接する発光体の間にスペースを有する発光体のマトリックスであって、映画スクリーンの発光ディスプレイの範囲を提示するように構成された発光体のマトリックスと、
音波放出体であって、前記発光体のマトリックスの隣接する発光体の間のスペースに配置されるか、又は前記映画スクリーンの後ろに配置されて前記映画スクリーンが音波放出体と劇場の観客用座席との間にあるようにされた音波放出体と
を含む映画スクリーン。
【請求項22】
前記音波放出体は、観客から離れるように音を向けるように構成されたスピーカーを有するプリント回路基板を含み、前記音波放出体は前記発光体のマトリックスの少なくとも1つの発光体よりも敵情の座席の範囲から離れて配置された請求項21に記載の映画スクリーンシステム。
【請求項23】
前記音波放出体のそれぞれは、前記スピーカーからの音が前記発光ディスプレイを通って前記劇場の座席の範囲に向かうようにするための音響空洞を有する請求項22に記載の映画スクリーンシステム。
【請求項24】
前記発光体のマトリックスと映画提示の観客用座席との間に配置することができる光拡散面をさらに含み、前記光拡散面は前記発光体のマトリックスからの光を拡散するように構成され、前記光拡散面は、前記スペースを用いて、前記光拡散面を通って前記座席まで音波が通過することができるように前記音波放出体の前にある孔を有する請求項21に記載の映画スクリーンシステム。
【請求項25】
前記隣接する発光体の間のスペースの部分にわたって配置されたライナーをさらに含み、光を吸収し、前記ライナーは音波が前記ライナーを通過することができるようにする請求項21に記載の映画スクリーンシステム。
【請求項26】
前記ライナーは、黒いマスクである請求項25に記載の映画スクリーンシステム。
【請求項27】
その前の部分に発光素子のマトリックスを有する発光ディスプレイによって劇場の座席の範囲に向けて光を放出し、前記発光素子のマトリックスは隣接する発光素子の間のスペースを画定し、
前記スペースを通って前記座席の範囲に向けて前記発光素子の後ろに配置された音源から音を放出すること
を含む方法。
【請求項28】
画像提示ディスプレイを有する劇場に設置することができる座席であって、
座席台と、
その底部で前記座席台に結合された背もたれであって、前記底部と対向する頂部を含み、前記頂部が、
前記頂部の左の範囲に配置された左スピーカーと、
前記頂部の右の範囲に配置された右スピーカーと、
を含む背もたれと、
を含み、前記左スピーカー及び前記右スピーカーは、音響信号を音波として出力し、前記座席の着座位置における前記左スピーカー及び前記右スピーカーからの音波が前記画像提示ディスプレイについての座席の範囲の外側に配置されたスピーカーの配置の見かけ上の音源を有するように構成された座席。
【請求項29】
前記左スピーカー及び前記右スピーカーは、前記音波としてコントローラによって修正された音響信号を出力するように構成された請求項28に記載の座席。
【請求項30】
前記頂部は、ヘッドレストである請求項28に記載の座席。
【請求項31】
前記画像提示ディスプレイは、発光ディスプレイである請求項28に記載の座席。
【請求項32】
前記発光ディスプレイは、前記発光ディスプレイから音が放出されるのを防ぐように構成された請求項31に記載の座席。
【請求項33】
前記発光ディスプレイは、水平方向に60フィート又は垂直方向に30より大きい画像範囲を有する請求項32に記載の座席。
【請求項34】
発光ディスプレイを有する映画館のための音響システムであって、
座席の背もたれの頂部の左範囲に配置することができる左スピーカーであって、前記背もたれは前記頂部に対向し、背もたれを座席プラットフォームに連結する底部を含む左スピーカーと、
前記頂部の右範囲に設置することができる右スピーカーと、
前記左スピーカー及び前記右スピーカーに音響信号を提供するために前記左スピーカー及び前記右スピーカーに通信可能に結合され、前記座席の着席位置における前記左スピーカー及び前記右スピーカーからの音波が前記発光ディスプレイの座席範囲の外側に配置されたスピーカー装置の見かけ上の音源を有するようにするコントローラと
を含む音響システム。
【請求項35】
発光ディスプレイを含む劇場において音波を制御するためのコントローラであって、
プロセッサ装置と、
前記プロセッサ装置によって実行可能な命令を含み、前記コントローラに音響信号を修正させ、修正した音響信号を前記劇場の座席の背もたれの頂部にある左スピーカー及び右スピーカーに送信させ、前記座席の着席位置における前記左スピーカー及び前記右スピーカーからの音波が前記発光ディスプレイの座席範囲の外側に配置されたスピーカー装置の見かけ上の音源を有するようにする非一時的なメモリ装置と
を含むコントローラ。
【請求項36】
発光ディスプレイによって、劇場の観客に視覚的提示を表す光を出力し、前記光は第1の輝度レベルを有し、
センサーによって、前記劇場における周囲光の変化を検出し、
前記劇場における周囲光の変化の検出に応じて、コントローラによって、前記発光ディスプレイに、前記劇場における周囲光に基づく第2の輝度レベルで光を出力させ、
前記発光ディスプレイによって、前記劇場の観客に視覚的提示を表す光を出力し、前記光は前記劇場における周囲光に基づく第2の輝度レベル有すること
を含む方法。
【請求項37】
前記センサーは、前記発光ディスプレイに取り付けられた請求項36に記載の方法。
【請求項38】
ディスプレイ面にあり、劇場の観客範囲に視覚的提示を表す光を出力するように構成された発光素子と、
前記ディスプレイ面に入射する音波を吸収する手段と
を含む発光ディスプレイ。
【請求項39】
前記手段は、前記ディスプレイ面に入射した音波を吸収するための多孔質吸収材料を含む請求項38に記載の発光ディスプレイ。
【請求項40】
前記手段は、前記ディスプレイ面に入射した音波を吸収するための共振吸収構造を含む請求項38に記載の発光ディスプレイ。
【請求項41】
前記ディスプレイ面の少なくとも一部を画定する囲いと、
前記囲いの上であって、その上に発光体が取り付けられた基板であって、前記発光体の少なくともいくつかの間に配置された開口を有する基板と、
をさらに含み、
前記囲いは、前記開口に入る音波を吸収するためのスペースをその中に画定する請求項38に記載の発光ディスプレイ。
【請求項42】
前記囲いによって画定されたスペースの少なくとも一部に配置された音響多孔質材料をさらに含む請求項41に記載の発光ディスプレイ。
【請求項43】
前記スペースを画定する前記囲いは、複数の波長の音波で共振するように調整された請求項41に記載の発光ディスプレイ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、劇場の音響システム及び表示システムに関する。
【0002】
関連出願への相互参照
この出願は、2016年10月6日に出願された「映画発光スクリーン及び音響システム」と題する米国仮特許出願第62/404925号の優先権の利益を主張する。
【背景技術】
【0003】
映画スクリーンは広い面積を有し、画像コンテントの特定の位置に対して正しい位置から直接に来るかのように音がスクリーンから来るようにスクリーンに表示された画像コンテントに関連した音を出力するように音響システムとともに配置される。伝統的なスクリーンでは、音はスクリーンの後ろに置かれたスピーカーから発することができ、スクリーンはスピーカーからの音がスクリーンを通過することができるように孔の開いた薄い材料のシートを有している。音は、観客用の観客席の後ろ又は横に配置されたスピーカーから観客に提供することもできる。スクリーンは、孔を有し、音の一部を通過させることができる。スクリーンの後ろの吸音面は、それを通る音を吸収し、不要な音の反射を防いでいる。劇場は視覚環境と統合するために音響環境を最適化するように慎重に構成され、映画の常連客が音響及び映像を楽しむための没頭させるような環境を作り出している。
【0004】
光を発する提示ディスプレイの人気が高まるにつれて、より大きな強度のダイナミックレンジ、輝度の増加、視野の拡大の可能性が増し、製造コストが減少している。これらのディスプレイは、いくらかの人には劇場の将来として考えられている。
【0005】
スクリーン面に画像が投影されるスクリーンの代わりに発光ディスプレイとして映画スクリーンをセットアップすることに影響を与える多くの相違点がある。発光ディスプレイは、典型的には、発光体のマトリックスを含む1つの大きな面である。これらの大きな面は、互いに隣接して配置された多数の小さなパネル又はタイルで構成することができ、その結果、累積的に、それらは広い視野範囲を形成する。これらのパネルは、これらのパネルの連続的な面及び支持する電子機器、冷却、及び取り付け/支持構造の設計のために、通過する音波に対して透明ではない。画像の前方投影のためのスクリーンが発光ディスプレイに置き換えられると、スクリーンの後ろに配置されたスピーカーは、もはや発光ディスプレイを通って音を伝達するのに効果的ではなく、観客に音を出力するために発光スクリーンの周囲に配置される。家庭用テレビの種類のディスプレイのような小型の発光ディスプレイについては、ディスプレイの周囲に配置されたスピーカーが許容される。しかしながら、映画館のより大きなサイズのスクリーンについて、観客の耳の間隔の幅より何倍も大きい周囲に配置されたスピーカーは、効果的な解決策ではなく、そして音の位置はスクリーン上の動きとあまり関連しない。
【発明の概要】
【0006】
一例では、映画スクリーンを劇場に配置することができる。映画スクリーンは、発光体とライナーのマトリックスを含んでいる。発光体のマトリックスは、映画スクリーンの発光範囲を形成している。発光体は、隣接した発光体の間にスペースを画定するように互いに離間している。スペースは、発光体の間の開口の範囲の深さの寸法以上の直径を有する円形体に適合することができる範囲を形成し、音波が劇場の座席に面する映画スクリーンの後ろから前に通過することを可能にしている。ライナーは、隣接する発光体の間のスペースの一部の上に配置されている。ライナーは、劇場の座席に向かう光以外の光を吸収し、音波がライナーを通過することを可能にするように構成されている。
【0007】
映画スクリーンのいくつかの態様では、ライナーは黒いマスクである。
【0008】
映画スクリーンのいくつかの態様では、映画スクリーンは、発光体のマトリックスと映画提示の観客の座席との間に配置することができる光拡散面を含んでいる。光拡散面は、発光体のマトリックスからの光を拡散するように構成されている。光拡散面は、スペースとともに、映画スクリーンの後ろから映画スクリーンの前まで音波が通過することを可能にするように構成された孔を有している。
【0009】
映画スクリーンのいくつかの態様において、映画スクリーンは、発光体と光拡散面との間に光学素子を含んでいる。
【0010】
映画スクリーンのいくつかの態様において、光学素子は、導光路又はレンズである。
【0011】
映画スクリーンのいくつかの態様において、孔は、照明範囲となるように構成された光拡散面の範囲の間に配置されている。
【0012】
映画スクリーンのいくつかの態様において、発光体は、黒い材料と発光体の前の光拡散面との間に配置されている。
【0013】
映画スクリーンのいくつかの態様において、拡散していない光が劇場の座席で見えないようにするために少なくともいくつかの孔が少なくともいくつかのスペースと整列するように、光拡散面を発光体のマトリックスに関して位置決めすることができる。
【0014】
一例では、映画提示を表示するために発光ディスプレイを劇場に配置することができる。発光ディスプレイは、発光体のマトリックスと光拡散面とを含んでいる。発光体のマトリックスは、発光ディスプレイの発光範囲を形成している。発光体は、隣接する発光体の間にスペースを形成するように互いに離間している。スペースは、発光体の間の開口の範囲の深さの寸法以上の直径を有する円形体に適合することができる範囲を形成している。光拡散面は、発光体のマトリックスと映画提示の観客の座席との間に配置することができる。光拡散面は、発光体のマトリックスからの光を拡散するように構成されている。光拡散面は、スペースとともに、発光ディスプレイの後ろから座席に面するように構成された発光ディスプレイの前まで音波が通過することを可能にするように構成された孔を有している。
【0015】
発光ディスプレイのいくつかの態様において、発光ディスプレイは、隣接する発光体の間のスペースの一部の上に配置されたライナーを含んでいる。ライナーは、劇場の座席に向かう光以外の光を吸収し、音波がライナーを通過することを可能にするように構成されている。
【0016】
発光ディスプレイのいくつかの態様では、発光ディスプレイは、発光体のマトリックスと映画提示の観客の座席との間に配置することができる光拡散面を含んでいる。光拡散面は、発光体のマトリックスからの光を拡散するように構成されている。光拡散面は、スペースとともに、発光ディスプレイの後ろから座席に面するように構成された発光ディスプレイの前まで音波が通過することを可能にするように構成された孔を有している。
【0017】
発光ディスプレイのいくつかの態様において、発光ディスプレイは、発光体と光拡散面との間に光学素子を含んでいる。
【0018】
発光ディスプレイのいくつかの態様において、孔は、照明範囲となるように構成された光拡散面の範囲の間に配置されている。
【0019】
発光ディスプレイのいくつかの態様において、発光体は、黒い材料と発光体の前の光拡散面との間に配置されている。
【0020】
発光ディスプレイのいくつかの態様において、拡散していない光が劇場の座席で見えないようにするために少なくともいくつかの孔が少なくともいくつかのスペースと整列するように、光拡散面を発光体のマトリックスに関して位置決めすることができる。
【0021】
発光ディスプレイのいくつかの態様において、光拡散面はシート材料であり、孔は0.030インチ以上の直径を有している。
【0022】
一例では、映画スクリーンは、劇場における観客の座席範囲に向けて光を放出するように配置することができる発光ディスプレイを含んでいる。発光ディスプレイは、観客の座席範囲に関して複数の方向に音波を反射するように構成された面を有している。
【0023】
映画スクリーンのいくつかの態様において、発光ディスプレイは、発光素子と、発光素子と観客の座席範囲との間に配置することができる光拡散面とを含んでいる。光拡散面は、孔を有している。
【0024】
映画スクリーンのいくつかの態様において、面は、二次面である。
【0025】
映画スクリーンのいくつかの態様において、映画スクリーンは、発光素子と光拡散面との間に光学素子を含んでいる。
【0026】
一例では、映画スクリーンシステムは、発光体及び音波放出体のマトリックスを含んでいる。発光体のマトリックスは、隣接する発光体の間にスペースを有している。発光体のマトリックスは、映画スクリーンの発光表示範囲を提供するように構成されている。音波放出体は、映画スクリーンが音波放出体と劇場の観客の座席範囲との間にあるように、発光体のマトリックスに隣接する発光体の間のスペースに配置されるか、又は映画スクリーンの後ろに配置されている。
【0027】
映画スクリーンシステムのいくつかの態様において、音波放出体は、観客から離れるように音を向けるように構成されたスピーカーを有するプリント回路基板を含んでいる。音波放出体は、発光体のマトリックスの少なくとも1つの発光体よりも映画館の座席範囲から離れて配置されている。
【0028】
映画スクリーンシステムのいくつかの態様において、音波放出体の各々は、スピーカーから発光ディスプレイを通って映画座席範囲に音を向けるための音響空洞を有している。
【0029】
映画スクリーンシステムのいくつかの態様において、映画スクリーンシステムは、発光体のマトリックスと映画提示の観客の座席との間に配置することができる光拡散面を含んでいる。光拡散面は、発光体のマトリックスからの光を拡散するように構成されている。光拡散面は、スペースとともに、光拡散面を通って座席まで音波が通過することを可能にするように音波放出体の前にある孔を有している。
【0030】
映画スクリーンシステムのいくつかの態様において、映画スクリーンシステムは、隣接する発光体の間のスペースの一部の上に配置されたライナーを含んでいる。ライナーは、光を吸収し、音波がライナーを通過することを可能にするように構成されている。
【0031】
映画スクリーンシステムのいくつかの態様では、ライナーは、黒いマスクである。
【0032】
一例では、方法は、その前の部分に発光素子のマトリックスを有する発光ディスプレイによって劇場の座席範囲に向けて光を放出することを含んでいる。発光素子のマトリックスは、隣接する発光素子の間のスペースを画定している。この方法はまた、発光ディスプレイの後ろに配置された音源からスペースを通って座席範囲に向けて音を放出することを含んでいる。
【0033】
一例では、座席は、画像提示ディスプレイを有する劇場に配置することができる。座席は座席台及び背もたれを含んでいる。背もたれは、背もたれの底部で座席台に連結されている。背もたれは、底部と対向する頂部を含んでいる。頂部は、(i)頂部の左範囲に配置された左スピーカーと、(ii)頂部の右範囲に配置された右スピーカーとを含んでいる。左スピーカー及び右スピーカーは、座席の着座位置にある左スピーカー及び右スピーカーからの音波が画像提示ディスプレイのための座席範囲の外側に位置するスピーカー配置の見かけの音源を有するように、音響信号を音波として出力するように構成される。
【0034】
座席のいくつかの態様では、左スピーカー及び右スピーカーは、コントローラによって修正された音響信号を音波として出力するように構成されている。
【0035】
座席のいくつかの態様では、頂部はヘッドレストである。
【0036】
座席のいくつかの態様では、画像提示ディスプレイは発光ディスプレイである。
【0037】
座席のいくつかの態様では、発光ディスプレイは、音が発光ディスプレイから発するのを防ぐように構成されている。
【0038】
座席のいくつかの態様では、発光ディスプレイは、水平方向に60フィート又は垂直方向に30フィートより大きい画像範囲を有している。
【0039】
一例では、音響システムは、発光ディスプレイを有する劇場のためのものである。音響システムは、左スピーカー、右スピーカー、及びコントローラを含んでいる。左スピーカーは、座席用背もたれの頂部の左範囲に配置することができる。背もたれは、頂部と対向し、背もたれを座席台に連結する底部を含んでいる。右スピーカーは頂部の右範囲に配置することができる。コントローラは、左スピーカー及び右スピーカーに音響信号を供給するために通信可能に結合され、座席の着座位置における左スピーカー及び右スピーカーからの音響信号が発光ディスプレイの座席範囲の外側に配置されたスピーカー配置の見かけ上の音源を有するようにする。
【0040】
一例では、コントローラは、発光ディスプレイを含む劇場の音波を制御するためのものである。コントローラは、プロセッサ装置と、プロセッサ装置によって実行可能である命令とを含む非一時的メモリ装置とを含み、コントローラに音響信号を修正させ、修正された音響信号を劇場の座席の背もたれの頂部にある左スピーカー及び右スピーカーに送信させ、座席の着座位置にある左スピーカー及び右スピーカーからの音波が発光ディスプレイの座席範囲の外側に配置されたスピーカー配置の見かけ上の音源を有するようにする。
【0041】
一例では、方法は、発光ディスプレイによって、劇場の観客への視覚的提示を表す光を出力することを含んでいる。光は第1レベルの輝度を有している。この方法はまた、センサーによって、劇場の周囲光の変化を検出することを含んでいる。この方法はまた、劇場の周囲光の変化を検出することに応じて、コントローラによって、劇場の周囲光に基づく第2の輝度レベルで発光ディスプレイに光を出力させることを含んでいる。方法はまた、発光ディスプレイによって、劇場の観客への視覚的提示を表す光を出力することを含んでいる。この光は、劇場の周囲光に基づいた第2レベルの輝度を有している。
【0042】
方法のいくつかの態様では、センサーは発光ディスプレイ内に取り付けられている。
【0043】
一例では、発光ディスプレイは表示面に発光素子を含んでいる。発光素子は、視覚的提示を表す光を劇場の観客座席範囲に出力するように構成されている。発光ディスプレイはまた、ディスプレイ面に入射する音波を吸収するための手段を含んでいる。
【0044】
発光ディスプレイのいくつかの態様では、手段は、ディスプレイ面に入射する音波を吸収するための多孔質吸収材料を含んでいる。
【0045】
発光ディスプレイのいくつかの態様において、手段は、ディスプレイ面に入射する音波を吸収するための共鳴吸収構造を含んでいる。
【0046】
発光ディスプレイのいくつかの態様では、発光ディスプレイは囲いと基板とを含んでいる。囲いは、ディスプレイ面の少なくとも一部を画定している。基板は、囲いある。発光体は基板に取り付けられている。基板は、少なくともいくつかの発光体の間に配置された開口を有している。囲いは、開口に入る音波を吸収するためのスペースをその中に画定している。
【0047】
発光ディスプレイのいくつかの態様では、発光ディスプレイは、囲いによって画定されたスペースの少なくとも一部に配置された音響的な多孔質材料を含んでいる。
【0048】
発光ディスプレイのいくつかの態様では、スペースを画定する囲いは、音波の複数の波長で共振するように調整されている。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【
図1】本開示の一例による発光スクリーン及び音響システムを有する劇場環境の概略図である。
【
図2】本開示の一例による発光素子のアレイ又はマトリックスを含む発光ディスプレイの一部の概略図である。
【
図3】本開示の一例による、間にスペース又はギャップを有する発光素子の概略図である。
【
図4】本開示の一例による、発光体間にギャップ又はスペースを有する発光ディスプレイのためのパネルの正面図である。
【
図5】本開示の一例によるランダム縁部輪郭を有する発光ディスプレイのためのパネルの正面図である。
【
図6】本開示の一例による鋸歯状縁部を有する発光ディスプレイのためのパネルの正面図である。
【
図7】本開示の一例による発光体のマトリックス及び光拡散要素を有する発光ディスプレイの一部の斜視図である。
【
図8】本開示の一例による光反射体を有する発光ディスプレイとともに使用するための発光素子の側面図である。
【
図9】本開示の一例による、音波がディスプレイを通過するのを防止又は実質的に防止する発光ディスプレイの概略図である。
【
図10】本開示の一例によるスピーカーシステムを含む劇場のための座席の斜視図である。
【
図11】本開示の別の例によるスピーカーシステムを含む劇場のための座席の平面図である。
【
図12】本開示の一例による劇場のスピーカーのための音響データを処理するためのシステムの機能ブロック図である。
【
図13】本開示の別の例による劇場のスピーカーのための音響データを処理するためのシステムの機能ブロック図である。
【
図14】本開示の一例による発光ディスプレイ及び音響システムを有する劇場の概略図である。
【
図15】本開示の一例による発光体間のスペース又はギャップに配置された音放出体を有する発光体の概略図である。
【
図16】本開示の別の例による発光体間のスペース又はギャップに配置された音放出体を有する発光体の概略図である。
【
図17】本開示のさらなる例による発光体間のスペース又はギャップに配置された音響放出体を有する発光体の概略図である。
【
図18】本開示の一例に係る発光素子及び基板の概略側面図である。
【
図19】本開示の一例による発光ディスプレイ及び音響システムを有する劇場の概略図である。
【
図20】本開示の一例による吸音特徴を有する発光ディスプレイの側断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0050】
一定の態様及び特徴は、映画館の提示のための映画館で使用するための発光ディスプレイ及び音響システムに関する。前方投影映画スクリーンを有する映画劇場において同じ又はより良い没入条件を達成するために音響システムを統合する映画没入型環境のための発光ディスプレイを構成するための様々な例が提供される。スクリーンは、発光体を用いアクティブであることができ、受動的でプロジェクターから投射された光のみを反射するのではない。一定の例は、劇場体験のための発光システムの使用に関してそうでなければ存在する問題を克服することができる音響システムを有する発光システムを提供する。「ディスプレイ」及び「スクリーン」という用語は、本明細書を通じて交換可能に使用される。
【0051】
いくつかの例では、ディスプレイの隣接する発光体の間にスペースが形成されて、スクリーンの後ろに配置されたスピーカーのような音波放出体からスクリーンの前の映画館の鑑賞する座席範囲まで音波が通過できるようにしている。スピーカーは、スペースに又はスクリーンの後ろに配置することができる。拡散体又は他の構造をスクリーンの前方に近接して配置することができ、視覚性能を促進する。それに加えて又はその代わりに、スピーカーは、劇場の座席位置ではない場所から来るように感じられる音波を生成する鑑賞する座席範囲の各座席に配置することができる。これら及び他の例は、発光ディスプレイを含む劇場における音響性能を向上させることができる。
【0052】
発光ディスプレイのための映画環境は、家庭で使用される、又は屋内及び屋外で使用される広告ディスプレイのための発光ディスプレイで観客が経験するほとんどの鑑賞環境とは異なり得る。家庭用娯楽システム及びビデオ壁に現在利用可能なもののような発光ディスプレイは、互いに近接して配置された発光体を有するので、ディスプレイの近くに立っている観客は画像の個々のピクセル又は画像ピクセル間のスペースに気付かない。屋外又は日中の大会場イベントで使用される広告のための発光ディスプレイは、大型ディスプレイに電力を供給し、多くの熱を発生させるためにかなりの量のエネルギーを使用する極めて明るい画像ピクセルを有する。屋内で使用されるそのようなディスプレイは、映画館の限られたスペースから除去される必要があるであろうかなりの量の熱を発生する可能性がある。したがって、これらのディスプレイは映画のためには適してないかも知れないと考えられる。さらに、発光スクリーンは音波の通過を防ぐことができるので、劇場での使用への応用は困難である。
【0053】
本開示のいくつかの態様及び特徴は、これら又は他の問題のうちの1つ以上に対処し、発光ディスプレイ構成を相互に有益な方法で音響システムと統合することを可能にすることができる。
【0054】
観客席を有する劇場の映画スクリーン及び複数のスピーカーを有する音響システムが
図1に示されている。スクリーン50は、発光スクリーンである。
図1に示された1つのスピーカー配置は、スクリーン10の後ろに配置されたスピーカー15、17、19を有し、スクリーンがフロントスピーカーと座席列を有する観客席範囲21との間に配置されるようにしている。追加のスピーカー23、25を劇場の側壁に沿って配置することができ、観客席の観客に音を提供することを目的とすることができる。スピーカー27、29はまた、発光スクリーン10が配置されている観客席範囲21の反対側の端に壁に沿って配置することができる。発光スクリーン10を従来の発光ディスプレイとは異なるように構成して、発光スクリーン10がスピーカー15、17、19と観客席範囲21におけるスクリーンの鑑賞位置との間に配置されると、スピーカー15、17、19からの音がスクリーン10を通過して観客に達するようにすることができる。
【0055】
いくつかの例では、発光スクリーン10によって提供される光の輝度は、劇場の周囲光レベルの変化に応じて変えることができる。例えば、聴衆は、発光スクリーン10からの画像光を反射し、室内の周囲光を増加させることがあり得る白色又は淡色の服を着ていることがある。又は、一人以上の観客が、携帯電話のように、光を発生して劇場の周囲光に寄与する装置を使用することがある。他の例では、周囲光のレベルは視覚的提示の間に減少することがあり得る。センサー31を劇場内に配置して、劇場内の周囲光の変化を検出することができる。いくつかの態様では、センサー31は発光スクリーン10内に埋め込まれている。例えば、センサー31は、発光スクリーン10からの光をフィルタリングし、又はもしあるとすれば発光スクリーン10からの光をあまり受光しないように配置してもよく、周囲光のレベルを検出する。それに応じて、発光スクリーン10に通信可能に結合されたコントローラ又は他の装置は、劇場内の周囲光の変化を考慮して異なるレベルの明るさで視覚的提示のために発光スクリーン10に光を出力させることができる。
【0056】
平均輝度が異なる視覚的提示の間で異なる場合、センサー31はその差を捉え、その差を伝達して表示の明るさを変えて周囲光の増加を補償することができる。例えば、夏季における講堂の観客は淡い色の服装をしているかもしれないが、少数の観客しかいない空の劇場は暗い色の席を露出させてより多くの光を吸収することがあり得る。表示されたコンテンツは、周囲光レベルを考慮して、明るくされた携帯電話ディスプレイを有する観客が隣接する観客をそれほど邪魔しないように十分に高い光レベルを有することができる。この光センサー31は鑑賞範囲内又はその近くの任意のスペースに配置してもよいが、少なくとも1つの光センサー31をスクリーン10又はスクリーンギャップ範囲に配置することに利益があり得る。スクリーン10の光センサー31は、反射してスクリーン10に戻ってきた光の量を検出してもよい。この光センサーは、光源からギャップ範囲へ誤って向けられた光のみならず、周囲環境からスクリーン10に戻る光の両方によって、その周囲の画素の強度の両方に応答することができる。この情報の組み合わせを使用して、ディスプレイ全体又はディスプレイの小区分に対して最高の駆動強度を達成することができる。例えば、スクリーンの特定の部分がドアからの光によって「洗い流される」場合、画像のコントラストレベルを高めるために補償を達成することができる。
【0057】
図2は、一例によるタイルのアレイが発光ディスプレイを形成する発光ディスプレイのセグメントを示している。発光タイルは、個々の発光体204の間にギャップ(スペースとも呼ばれる)を有するLED、OLED、マイクロLED、又はピクセル光ファイバのような発光体204としての個々の発光素子のマトリックス202を含むことができる。ギャップは、個々の発光体間の開口部であり得る。「発光体」は、一般に、光を反射するのみの装置又はシステムではなく、光を透過する装置又は素子である。個々の発光体204は、個々の発光体204の間に利用可能なスペースのごく一部を占める物理的寸法を有する個々の発光体204の間を通るアドレス可能な導電線206と電気的に接続することができる。ギャップは比較的大きくてもよく、ディスプレイ面から十分な距離(劇場環境など)から見たときに、個々の発光体204間のギャップは観客によって容易に知覚されないことがある。映画館では、前部座席をスクリーンから所定の距離、例えばスクリーン面からスクリーン幅の4分の1又は2分の1だけ後ろに配置することができる。例えば、映画館におけるスクリーン幅は、40フィートから100フィート以上の範囲であることができ、前席位置がスクリーン発光面からそれぞれ14フィートから45フィートに配置されてもよい。
【0058】
観客がディスプレイからさらに遠くに配置されているとき、画面の離散的な画像ピクセルを知覚するしきい値を下回る角度分解能が、ディスプレイの画像ピクセル間の間隔を大きくするために達成され得る。発光体204間の間隔は、鑑賞位置からの角度分解能が角度分解能の所定の閾値を下回る寸法に設定され得る。例えば、2k画像(すなわち、2k画素幅)を40フィートのスクリーンに投射するデジタル投影システムのための1つの許容できる基準は、0.24インチの幅を有する画像画素であり得、そして画像画素はスクリーンから10からフィート以上の距離から鑑賞される。指定された距離から指定された幅の画像ピクセルを見るという許容可能な条件から得られる角度分解能は、角度閾値基準として役立ち得る。映画館のディスプレイに最も近い座席から遠くなればなるほど、発光体204の間により知覚できないようなより大きなギャップがあってもよい。
【0059】
個々の発光体204間のギャップによって、発光体204のマトリックス202の後ろに配置されたスピーカーからの発光体204間の音の通過が可能になる。音が個々の発光体204のマトリックス202を効果的に通過することができるように、個々の発光体204の間のギャップは、マトリックス202の開口の深さに関して比較的大きい範囲であり得る。
【0060】
図3は、一例による、2つの発光体304の間のスペース326と発光体304の深さ328とを示している。発光体304は、例えば、
図2の発光ディスプレイに使用することができる。深さ328に加えて、音響システム構成について考慮される深さは、個々の発光体304が取り付けられる支持構造(例えば、プリント回路基板)の深さを含み得る。前方投影のための多孔スクリーンは、0.030から0.040インチの細孔寸法及び0.015から0.03インチの範囲のスクリーン厚を有することができる。発光スクリーンの開口は、開口の深さ以上の直径を有することができる。例えば、開口の範囲の深さ寸法以上の直径を有する円形体を発光体304の間にはめ込むことができる。放出体パネルの深さは、前方投影スクリーンに使用されるビニールスクリーンの厚さよりもかなり大きい寸法を有することができる。したがって、個々の発光体304の間のスペースは、音波に対して望ましくない共鳴を生じさせないような深さのスペースの寸法にすることができる。例えば、個々の発光体間のスペースの深さが0.1から0.25インチである場合、個々の発光体304間のギャップは、タイルの発光マトリックスを通過する音に対して望ましくない条件を作り出すことを回避するために同様の寸法又はそれより大きくなり得る。
【0061】
パネルの少なくとも一部において個々の発光体間にギャップを有する発光スクリーンパネルは、音にスクリーンを通過することを可能にさせる。例えば、
図4は、発光体間にギャップがある部分404を有する発光体パネル400の概要を示している。ギャップは、音が発光体のマトリックスを通過することができるスペースであり得る。タイル402上の発光体マトリックスの部分は、部分404の発光体と同じ間隔の発光体を有する。しかしながら、発光体マトリックス402のギャップは同じでなくてもよく、又はなくてもさえよく、ディスプレイ又はスクリーン構造のタイルの物理的支持のためのより良い範囲を提供する。
【0062】
増大した表示範囲のために発光パネル400を互いに隣接して配置することによって、個々の発光体間の間隔を発光パネルマトリックス内の個々の発光体間の間隔と同じにすることができる。
【0063】
上述のように個々の発光体間の間隔を広げた発光体ディスプレイは、パネル間の位置合わせを容易にすることができ、スクリーンの全範囲にわたって発光体間の間隔を一定に保つ。スクリーンの寸法が小さくなるほどギャップが狭くなり得るため、スクリーン全体にわたり発光体ギャップの間隔を一定に保つためにパネルを位置合わせすることが難しくなる。
【0064】
タイルに発光体のマトリックスを構成する別の方法では、発光体間の間隔は発光体タイル内でランダム又は疑似ランダムであり得る。タイル内の発光体間のランダムな間隔は、隣接するタイル間の発光体間のランダムな間隔と整合し得る。
【0065】
いくつかの例では、タイル又はパネルの縁部は、ランダム又は擬似ランダムであると知覚されるように輪郭を付けることができ、縁部が交わるタイル間の目立った視覚的な違いを排除する。
図5に示すように、2つのパネル500はよりランダムな縁部輪郭510を有している。パネル500は、パネルが対角線上に配置されるように45度回転させることができ、それによって輪郭が観客によって知覚されることをより困難にすることができる。
図6は、連結する鋸歯状縁部610を有する2つのパネル600を示している。縁部輪郭はランダムではないが、縁部610は、知覚されにくいほど著しく不連続であり得る。
【0066】
個々の発光体間のギャップスペースが増加すると、映画館におけるディスプレイの全体的な明るさを減少させることがあり得る。しかしながら、高い周囲光の鑑賞条件を有する家庭用のディスプレイとは異なり、映画館は非常に低いレベルの周囲光を有することがあり得る。この状況では、観客の眼は拡張された瞳孔でより低い照明条件に調整することができ、劇場の昼光画像シーンを刺激するのに必要とされる光量が高い周囲光の中でディスプレイに必要とされる光量よりもはるかに少なくなり得る。
【0067】
発光体の輝度は、夜景(例えば、表示されているメディアコンテンツが暗い又は弱い光の中のシーンを含む)において、空間的コントラストを増大させるために増大され得るように変化し得る。例えば、夜空の星又は月の画像画素が画素発光体の最大輝度である画素輝度を有するようにすることができ、それによって空間的画像コントラストを最大にすることができる。画像ピクセルの大部分が明るい日中のシーンでは、放出体は最大輝度では駆動されないかもしれないが、代わりに観客の眼が暗いところから出てくるように日中のシーンで圧倒されないように低い輝度で駆動され得る。
【0068】
個々の発光体の間のマトリックス構造のいずれも、特に観客からディスプレイへの反射光、又は、ディスプレイは曲面ディスプレイである場合に、ディスプレイの他の部分からのクロスライトなどの他の光源から生じる入射光を吸収するために黒にすることができる。スクリム又は同様の布様材料のような、光を吸収することができ音に対して透明なライナーである黒い材料を、マトリックスの後ろに置くことができ、スクリーンに向けられた光を吸収する一方、音を通過させる。
【0069】
発光体のマトリックスはまた、各発光体の前に孔を有するブラックマスク材料の後ろに配置されることができ、発光体からの光にマスクを通って観客まで通過することを可能にする。マスクは、入射光を吸収し音に対して透明なライナーとすることができる。ライナーは任意の適切な材料から作ることができ、その例はスクリム又は黒い布材料又は他の多孔質材料を含んでいる。マスクはまた、音を管理又は決定論的に修正することができ、観客の特性を改善する。
【0070】
いくつかの例では、光拡散シート又は膜が、発光体と観客との間で発光体パネルの前に配置される。マトリックスの個々の発光体から発せられた光は、拡散体シートの一部に向けられることができ、発光体からの拡散体シート面の光のスポットが発光体の面積よりも大きくなるようにする。発光体は光を出力し、発光体から放出される光の発散が、前方拡散シートで発光ディスプレイを鑑賞する観客によって知覚されるように、個々の発光体間のギャップの見かけを低減させるのに十分な拡散体シートの範囲を覆うようにする。
【0071】
図7は、シートである光拡散体702の後ろに配置された4つの個々の発光体704のマトリックスを有する発光パネル700の部分を示している。発光体704は、発光体704の光軸から発散するように光を出力することができ、光スポット706が拡散体702に生成されるようする。観客710は、発光体704での光の画素の物理的サイズよりも大きい光の画像画素を拡散体702に見ることができる。拡散体702は、個々の発光体704間のギャップ708のサイズを縮小することができる。発光体704は、光を拡散体702の所望の範囲に発散させるためのドームレンズを含むことができる。光吸収材料714を発光体704の背後に配置することができ、光拡散体702によって発光体704に向かって反射される迷光を吸収しながら、音響信号を表す音波を通過させる。光吸収材料714は、音波に対して透明な黒いスクリム又は黒い布であり得る。
【0072】
別の発光体構成が
図8に示されている。発光体構成は、光反射体851のような光学素子を有し、規定されたスペース及び光散乱プロファイルで、発光体850からの光を拡散体852などの光拡散面に向ける。拡散体852は反射体851に取り付けることができ、又は拡散体852は反射体のマトリックスを覆うシートとすることができる。発光体850は、1つの発光体又は1つより多い発光体を表すことができる。例えば、発光体850は、合計3つの発光体とすることができ、赤、緑、青などの各原色に1つずつである。黒いマスク854は、ディスプレイに入射する光を吸収するために発光体850の間又は背後の範囲に配置することができ、黒いマスクは音に対して透明とすることができる。
【0073】
反射体851は、拡散体852なしで、光を鑑賞範囲に向けることができる。発光スクリーン又はディスプレイは、所定の方法で観客席に光を向ける反射体を含むことができ、スクリーンが前方投影の映画館でしばしば使用される高利得映画スクリーンの利得と同じ又は類似の利得を有するようにする。反射体を有する発光体を有する発光ディスプレイはまた、スクリーン範囲で互いに対して異なるように配置されるか又は向けられる反射体を有することができ、観客席にわたってカスタムの空間的光分布又は光利得プロファイルを提供し、前方投影映画スクリーンで使用される高利得スクリーンの典型である光のホットスポットを低減することができる。例えば、光反射体は、全ての発光体によって座席範囲にわたってより均一な空間的光分布を提供するように配置されかつ向けられることができる。
【0074】
各反射板に特別に配置された設計された光拡散板の代わりに、光学拡散板又はライナーを、反射板部分のない発光素子を有する反射板又は発光マトリックスの前に置くことができる。拡散シートは、個々の発光体間のギャップを通過する音に対する障壁となり得る。しかしながら、拡散シートのような光拡散面の孔は、孔が拡散シートに形成された照明範囲又は照明スポットの間のギャップに配置されるように配置することができる。
図7に戻ると、照明範囲又は光スポット706の間のシートである拡散体702のギャップ708を有する部分に配置された孔712が示され、方向720からの音波に後ろからディスプレイを通過することを可能にする。拡散体702は、前方投影システムに使用されるスクリーン材料と同じかそれより薄くてもよく、孔の寸法の深さを最小にする。拡散体702の厚さは、厚さによる剛性の欠如によって好ましくない視覚的アーチファクトが観察されないのであれば、100マイクロメートルほど薄くてもよい。孔712を拡散体702のギャップと位置合わせすることによって、発光体から直接発する拡散されていない光が観客の目に到達するのを回避することができる。発光体からの光を拡散体の範囲に向ける導光路又は障壁は、放出された光が開口を通過するのを防ぎ、音が通過できるようにする。
【0075】
観客にとって局所的な音響システムを有することによって音響システムと発光ディスプレイシステムとの統合を最適化するために音にそこを通過させるディスプレイに対する追加の又は代替のアプローチがある。横60フィート以上又は縦30フィート以上の寸法のディスプレイのような大型ディスプレイでは、ディスプレイの周囲から発生する音は、高品質の可聴提示を提供しなくなることもある。大型ディスプレイシステムを有する劇場において、音響システムを観客に対してより局所的(例えば観客の座席)にすることによって、より大きいスクリーンの寸法によって不利になることなく音響部分を観客に提示することができる。この構成は、上述のように発光ディスプレイを通過する音波を含まないことがあり、拡散体シートの孔を通って観客に通過する光の視覚的アーチファクトの可能性を回避することができる。
【0076】
図9に示す劇場構成は、音波がディスプレイ910の後方からディスプレイ910を通過してディスプレイ910の前方の座席912に位置する観客に達するのを防止(又は実質的に防止)し得る画像提示ディスプレイ910を有している。画像提示ディスプレイ910は、発光ディスプレイとすることができる。座席912は、音響システムを含むことができる。そのような環境に使用可能な座席1000の一例を
図10に示す。観客は、右範囲に配置されたスピーカー1050と左範囲に配置されたスピーカー1040とを有するヘッドレスト1030又は別の種類の背もたれの頂部の近くに観客の頭が配置されるように座席台1020に座ることができる。ヘッドレスト1030は、座席台1020の背もたれ1010の頂部に取り付けることができる。ヘッドレスト1030に取り付けられた各スピーカーは、特定の空間的分布で音を広げることができる。例えば、スピーカーの空間的分布は、観客の耳が位置するスペースに向けて音が向けられるように、又は音の分布が座席台1020に配置された大人の耳に、若しくは座席台1020に着座した子供の耳の位置に向けられるように狭くすることができる。
【0077】
観客席のヘッドレストに配置されたスピーカーの代替構成は、
図11に平面図として示され、座席1120用のヘッドレスト1130の左スピーカー1140及び右スピーカー1150は、それらの音の軸を座席1120の後ろの座席台1121の座席位置に向けている。破線で示された、左スピーカー1140からの空間的音響分布1170は、座席台1121に配置された観客の左耳の位置に向けられている。同様に、破線で示された右スピーカー1150からの空間的音響分布1160は、座席台1121に配置された観客の右耳の位置に向けられている。左スピーカー及び右スピーカーからの音の空間的分布は、成人又は子供が観客席に座っているかどうかにかかわらず、左耳及び右耳の位置の範囲をカバーすることができる。
【0078】
映画館は、標準タイプの劇場音響システム構成のためのサウンドトラックを受け取ることができる。
図10及び
図11に示すような劇場の座席の間にスピーカーが配置されている映画館では、音響プロセッサ又はコントローラは、各スピーカーに向かう信号を制御することができる。適切なアルゴリズムを使用する音響プロセッサは、サウンドトラックからの音響データを変更することができる。変更された音響信号は出力のために座席ヘッドレストスピーカーに提供されることができ、音響特性が、あたかもスピーカーがスクリーンの後ろ又は劇場の座席でない範囲に配置されているかのように音響を模倣するようにする。聴衆は、スピーカーが占めるであろう場所から発するとして音を知覚することができる。
【0079】
音響プロセッサのためのアルゴリズムの一例は、聴取者の左耳に向けられた1つのスピーカーと聴取者の右耳に向けられた2番目のスピーカーとの2つのスピーカーを有する音響システムのためのバイノーラル提示2チャンネルのための講堂のいくつかのスピーカー位置を有する音響システムを意図する5つのチャンネルのサウンドトラックの音響コンテンツを組み合わせることを含み得る。元の複数のチャンネルに由来する音響コンテンツは、聴取者が講堂にあったであろうスピーカーの理想的な位置から音を受け取る音響システムにおいて聴取者の左右の耳の音響応答を表す伝達関数を決定し使用することによって処理することができる。伝達関数は、1つの伝達関数が、スピーカーのうちの1つによって提示された音響コンテンツについての聴取者の左耳の位置又は聴取者の右耳の位置における音響応答を表す一組の個々の伝達関数であり得る。一例では、伝達関数は、聴取者の位置で行われるバイノーラル記録又は測定、又は、各講堂のスピーカー位置に提示される音響信号について、聴取者及び再生トランスデューサの幾何学配置をシミュレートするモデル又は計算から導出することができる。聴取者の左耳位置に関して講堂スピーカー位置のそれぞれの伝達関数を組み合わせること、及び聴取者の右耳位置に関して講堂スピーカー位置のそれぞれの伝達関数を組み合わせることにより、複数の音響チャネルを意図した音響データは、左スピーカーから聴取者の左耳に向かって音を向けることができ、右スピーカーから聴取者の右耳に向かって音を向けることができる座席の2スピーカーシステムのために変更して使用することが可能になる。
【0080】
座席スピーカー構成の強化は、座席スピーカー又は座席スピーカーのグループに対する信号処理がスクリーンに提示される画像コンテンツと無関係であり、スクリーン位置に関する座席位置の幾何学配置に適合するように実行されことであり得る。座席範囲に配置されたスピーカーのためのサウンドトラックは、各座席スピーカーセット又は左スピーカーと右スピーカーとをセットにするような座席スピーカーのグループについて変更することができ、スクリーン位置に対する特定の座席位置を補正して、スクリーンに対するそれらの位置に関して一貫性のある劇場の席の間の音響パースペクティブを作成する。
【0081】
スピーカーは、ヘッドレストを保守のために交換することができるようにヘッドレストに配置することができる。音響信号は、
図10のヘッドレストマウント1060の電気接続を介してヘッドレストスピーカーを駆動することができる。他の例では、音響信号は、スピーカーによって無線で受信することができ、スピーカーはヘッドレストマウントを介する有線接続を介して、又は無線電力伝送を介して電力供給することができる。スピーカーはまたヘッドレストの電池によって電力を供給することができる。聴衆は、ヘッドレストスピーカーだけで標準の映画音響ファイルを体験できる。サブベース周波数のためのサウンドトラックなど、一定の音響ファイルサウンドトラックも、講堂の別々のスピーカーに向けることができます。
【0082】
図12の機能ブロック図は、講堂のスピーカーのための音響データを処理するシステムの一例を示している。
図12において、プロセッサ1210は、メモリ装置1212に格納された音響エンジン1214などの命令を実行し、受信された音響データを修正し、修正された音響データがヘッドレストスピーカーのような座席付近のスピーカーで使用されるように指示する。
図12に示すように、プロセッサ1210は、複数のサウンドトラックを有する音響ファイルを受信する。プロセッサ1210は、講堂のスピーカーのためのサウンドトラックから音響データを抽出するための命令を実行することができる。抽出された音響データは、所定のアルゴリズムによって修正されることができ、座席範囲内に配置されたスピーカーで使用されるサウンドトラックデータを作成する。所定のアルゴリズムは、完全な音場を実現することを可能にし、音響チャネルの原点が意図された位置にあると知覚される頭部伝達関数(HRTF)方法に基づくことができる。
図10及び
図11に示す例では、2つのサウンドトラックが使用されて、1つは左のスピーカー1040、1140のためであり、もう1つは右のスピーカー1050、1150のためである。プロセッサ1210は、信号を左スピーカー及び右スピーカーに供給する音響アンプ1220、1230に修正された音響信号を出力することができ、座席の着座位置における左スピーカー及び右スピーカーからの音波が発光ディスプレイの座席範囲の外側に配置されたスピーカー構成の見かけの音源を有するようにする。いくつかの例では、プロセッサ1210及びメモリ装置1212は一緒になって、スピーカーに提供される音響信号を制御するためのコントローラを形成することができる。他の例では、コントローラは音響アンプ1220、1230も含む。メモリ装置1212は、プログラム命令を含む非一時的コンピュータ可読媒体とすることができる。
【0083】
あるいは、プロセッサは、プロセッサが受信した音響データの第1トラックから第nトラックまでを示した
図13のブロック1380によって示されるように、音響ファイルからすでに抽出された音響データ又は音響信号を処理することができる。プロセッサに既に読み込まれた所定のアルゴリズムを使用して、受信した音響データ又は音響信号を修正することができ、座席範囲内に配置されたスピーカーのための音響データ又は音響信号を生成する。ブロック1380は、メモリ装置1382に音響エンジン1383として格納された命令を実行するプロセッサ装置を含むことができ、左スピーカー及び右スピーカーに信号を供給する音響アンプ1384、1386に作成されたサウンドトラックデータを出力する。
【0084】
音波がディスプレイを通過するのを防止する(又は実質的に防止する)発光ディスプレイ(
図9の発光ディスプレイ910など)は、他の方法で最適化することができる。例えば、ディスプレイは、入射光をより効果的に吸収するように、又は音を複数の方向にさらに効果的に反射するように最適化することができる。
【0085】
ディスプレイの後ろにスピーカーが配置されていない発光ディスプレイでは、音を複数の方向に反射する面を有することができ、音響反射を提言する。例えば、ディスプレイを湾曲させて、表示面が観客の鑑賞位置に対してわずかに凸状になるようにして、音を反射して観客に向かって収束する凹面の湾曲面とは対照的に、音が外側に広がるようにすることができる。凸曲面発光ディスプレイ面は、観客に向かって垂直に傾斜させることができ(例えば、ディスプレイの上端を座席範囲に向かって傾斜させることができ、スクリーンの下端は同じ位置にある)、ディスプレイ発光体から観客に向けてより光が向けられ、表示面から反射するときに観客エリアからのあらゆる音を観客から離れた複数の方向に反射するようにする。代替の手法は、音を一組の方向に反射させる(二次面を有するなど)セグメントに複数の反射面を有するディスプレイ面を含んでもよい。発光ディスプレイはまた、発光体と観客との間に膜を有することができる。膜は、少なくともいくらかの音を吸収するか、又は音に通過することを可能にして、膜の後ろの基板又は構造によって吸収されるようにすることができる。
【0086】
いくつかの例では、鑑賞する座席位置からの音波を発光ディスプレイによって吸収することができ、視覚的提示に関連する音波の聴覚体験を改善する。
図20は、一例による基板2020に配置された発光体2010を有する囲い2002に保持された発光ディスプレイ2000の部分の断面図を示している。開口又は孔2030は、発光体2010の間の基板2020を通して含まれ得る。孔2030の背後のスペース2040は吸音材料2045を含むことができ、又は孔の背後のスペースは仕切り2050を使用して調整された空洞とすることができる。空洞は、異なる波長の音波で共鳴する狭い波長帯域又は広い帯域の波長の音波に調整することができ、又はディスプレイは異なる吸収特性の分布を有することができ、ディスプレイの範囲にわたる音波の波長の広い範囲が吸収されるかそうでなければ制御されるようにできるようにする。
【0087】
ディスプレイ面に入射する光及び音波は、囲いスペース2040又は空洞の吸音材料2045によって吸収され得る。発光体2010の間の基板2020は、光を吸収するために黒であり得、発光体2010の間の孔2030は、観客の位置から来る音波を吸収することを可能にし得る。例えば、囲い2002又はパネルに配置された吸音材料2045は、孔2030を通過した観客側からの音波を吸収又は実質的に吸収することができる。様々な吸音材料を使用することができる。例としては、吸音用に特に構成された繊維材料(例えば、ガラス繊維及び木質繊維)又は連続気泡フォームなどの音響多孔質材料、及び物理的に緻密なフィルムなどの膜材料が挙げられる。追加的に又は代替的に、孔2030は、孔2030及び孔2030の背後の室が音波を吸収するための同調空洞のような共振吸収構造を形成するように、基板2020の裏側にある容積のスペースをもたらすことができる(ヘルムホルツの吸音材に似ている)。基板2020の背後のスペースは、物理的により大きい吸音要素を使用することができるという点で、実質的なものとなり得る。
【0088】
劇場発光ディスプレイシステムにおいて音響システムと光との統合を最適化するための別の手法が
図14に示され、音は発光ディスプレイを通過しないことがあるが、スピーカーをディスプレイの背後及びディスプレイのすぐ近くに位置決めするときに、後ろからディスプレイに向けられる音の代わりに、音がディスプレイ面で生成され得る。映画館は、発光スクリーンの一部が発光体の間に配置された音放出体を有する発光スクリーン1400を含むことができる。例えば、スクリーン1400の部分1415は、ディスプレイ面の音放出体のマトリックスがグループ化される位置であり得、
図1に示したフロント左スピーカー15のようにスクリーンの後ろに配置されたスピーカーのための音を生成する。スクリーンの部分1420は、ディスプレイ面の音放出体のマトリックスがグループ化される位置であり得、
図1に示したフロント右スピーカー19のようにスクリーンの後ろに配置されたスピーカーのための音を生成する。スクリーン1400は、鑑賞座席範囲1405に向けられた音及び光を放出するように構成することができる。スピーカー1425、1430は、それぞれ
図1のスピーカー23及び25と同様のスピーカーとすることができる。鑑賞座席範囲1405の後方に配置されたスピーカー1440、1435は、
図1に示されたように、それぞれスピーカー27、29と同様であり得る。
【0089】
図15に示すように、スクリーン1400は、発光体マトリックスを有することができ、
図2に示したように、電気的に相互接続することができる。音放出体1508は、発光体1504の間のスペースに配置することができる。発光体及び音放出体はまた、プリント回路基板などの共通の実装基板の同じ側に実装することもできる。スクリーンは、いくつかのディスプレイパネルを用いて形成することができ、ディスプレイパネルは、
図15に示したようにいくつかの発光体及びいくつかの音放出体を含むことができ、ディスプレイパネルは音響視覚提示のための画像及び音響を提供することができる。ディスプレイパネルの製造中、配置される構成部品はデスクトップコンピュータで使用されるLCD及びLEDモニタの発光体よりも大きいので、発光体及び音放出体は、プリント回路基板又はパネル基板又はパネル下部構造で同じ又は類似のピックアンドプレース製造プロセスを用いて実装できる。ディスプレイパネルの組立工程は、半導体その他のディスクリート素子を実装するように構成された大面積基板上に発光体及び音放出体を配置することによって実行され得る。音放出体は、音を放出するための小型の電磁、静電、又は圧電トランスデューサとすることができる。音放出体は、ボイスコイル駆動の種類又は他の種類のダイアフラム駆動システムとすることができる。
【0090】
発光体間のギャップが十分に大きい場合、音放出体は、
図15に示されるように発光体間のスペースに適合することができる。音放出体がより大きい寸法のものである場合には、音放出体は、後ろから発光体の第1のマトリックスに取り付けられ、又はそれに関して配置され得る第2の音放出体のマトリックスに配置され得る。あるいは、発光体はプリント回路板の一方の面に取り付けられ、音放出体は他方の面に取り付けられ得る。プリント回路基板の発光体間のポートホール又はギャップは、プリント回路基板の裏側に取り付けられた音放出体からの音が、基板を通ってプリント回路基板の表側に通過することを可能にするように作られ得る。
図16及び
図17は、音放出体が発光ディスプレイの観客に関して発光体の後ろに配置されているときに、音放出体のマトリックスを発光体のマトリックスに対して配置することができる代替的な方法を示している。発光体は、発光体及び発光体間のギャップに関して配置することができ、音放出体の音響経路の音に干渉し、音放出体の空間的音響分布及び周波数応答に影響を及ぼすことがあり得る影響を最小限にする。
図17は、発光体が音放出体から発せられる音の周辺部分で放射された音にのみ影響を及ぼし得るように、発光体1604に対して対称的に配置された音放出体1608を示す。
図17は、周囲の発光体1704に関して対称に配置することができるより大きな音放出体1708と、音放出体の中心に配置された1つの発光体とを示している。ディスプレイパネルは、パネルが1つの装置であるように、発光体マトリックス及び音放出体マトリックスを含むことができる。発光体の間の間隔はランダムにすることができ、音放出体の間の間隔はランダムにすることができるが、発光体及び音放出体は互いに空間的に整列させることができる。
【0091】
図18は、音放出体1820がプリント回路基板1850の裏側に取り付けられ、発光体1810が基板1850の表側に取り付けられた別の構成1800を示している。音放出体1820は、音放出体1820からの音が基板1850の孔1860を通って導かれるように音響空洞であり得る囲い1840を有している。発光体1810を有する基板1850の前には光拡散層1880があり、孔又は発光体ではない基板1850の前方には黒いマスク1870のような黒いマスク材料又は基板1850上にシルクスクリーン印刷することができるマスクがある。
【0092】
音放出体のマトリックスは、音放出体のマトリックスの音放出体の累積的な音圧レベルが、前方投影を有する映画館のスクリーンの後ろに配置されたスピーカーによって生成される音圧レベルに匹敵するように音波を出力することができる。
【0093】
発光体のマトリックス及び音放出体のマトリックスがディスプレイの同じ範囲を覆うように、音放出体のマトリックスをディスプレイに配置することができる。他の例では、音放出体のマトリックスは、発光体のマトリックスによって覆われる範囲の一部に限定され得る。例えば、発光体のマトリックスを有するディスプレイは、スクリーンの後ろにあるスピーカーが前方投影スクリーンについて配置されるであろう位置のディスプレイに配置された音放出体の3つのマトリックスがある3つのセクションを有することができる。
【0094】
拡散体ライナーが、
図15から
図18に示した発光マトリックスの上に配置され、及び
図7に示したようである場合、拡散体は、音が通過できるようにする孔を有することができる。音放出体がディスプレイパネルの一部であるとき、孔の位置は、発光体からの拡散体での光のスポットの間であり、音放出体の上に配置され得る。例えば、
図15において、孔1510は、音放出体1508の真上で発光体1504によって生じる拡散体での光スポット間のギャップに配置される。
図15は、
図7に示した光スポット706のような光スポット間に配置された光ギャップでの各孔を示し、孔の後ろに配置された音放出体散逸経路を有している。孔は、前方投影のための映画スクリーンにおける孔と寸法的に同じであってもよい(例えば直径が0.030から0.040インチ以上)。これは、放出された音波が拡散体を通って観客に届くために効率的な設定であり得る。
図16において、孔1610は、発光体1604からの光によって拡散体の光スポット間に配置されたギャップにある。いくつかの例では、50%以下の孔を音放出体の直前に配置することができる。
図17は、孔が音放出体前方又は音放出体の音響空間的散逸経路にあるという点において、音放出体1708によって発せられた音と孔1710との間の別の効率的な結合配置を示している。発光体及び音放出体1512、1612、1712の周囲の範囲は、黒いマスクとすることができ、発光体1504、1604、1704から拡散シートによって反射されて戻ってきた光を吸収する。
【0095】
音を反射するように構成された面を有する発光ディスプレイを備えた他の劇場構成が
図19に示されている。スピーカー1910、1915、及び1920は、発光ディスプレイ1900の前に配置され、それらの音響分散経路を発光ディスプレイの面に向けることができるので、ディスプレイ面は音を座席範囲1905に向けて反射するために使用される。サイドスピーカー1925及び1930並びにリアスピーカー1940及び1935は、
図1及び
図14に示したのと同じ方法で配置することができる。ディスプレイの正面にあるスピーカーは、床の上であるがディスプレイの観客の視線の外側に配置することができる。
【0096】
例示された例を含む特定の例の前述の説明は、例示及び説明の目的でのみ提示されたものであり、網羅的であること又は開示を開示された正確な形態に限定することを意図するものではない。本開示の範囲から逸脱することなく、それらの多数の修正、適合、及び使用が当業者には明らかであろう。例えば、本明細書に記載の任意の例は、任意の他の例と組み合わせることができる。
【手続補正書】
【提出日】2023-11-09
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
劇場に設置することができる映画スクリーンであって、
前記映画スクリーンの発光範囲を形成する発光体のマトリックスであって、前記発光体は互いに離間して隣接する発光体の間にスペースを画定し、前記スペースは前記発光体の間の開口の範囲の深さの寸法以上の直径を有する円形体に適合することができ、前記映画スクリーンの後ろから前記劇場の座席に面する前記映画スクリーンの前まで音波が通過することができるようにする発光体のマトリックスと、
前記隣接する発光体の間のスペースの部分にわたって配置されたライナーであって、前記劇場の座席に向かう光以外の光を吸収し、音波が前記ライナーを通過することができるように構成された前記ライナーと
を含む映画スクリーン。
【請求項2】
前記ライナーは、黒いマスクである請求項1に記載の映画スクリーン。
【請求項3】
前記発光体のマトリックスと映画を提示する観客用座席との間に配置できる光拡散面をさらに含み、前記光拡散面は前記発光体のマトリックスからの光を拡散するように構成され、前記光拡散面は、前記スペースを用いて、前記映画スクリーンの後ろから前記映画スクリーンの前まで音波が通過することができるように構成された孔を有する請求項1に記載の映画スクリーン。
【請求項4】
前記発光体と前記光拡散面との間に光学素子をさらに含む請求項3に記載の映画スクリーン。
【請求項5】
前記光学素子は、導光路又はレンズである請求項4に記載の映画スクリーン。
【請求項6】
前記孔は、発光範囲となるように構成された前記光拡散面の範囲の間に配置された請求項3に記載の映画スクリーン。
【請求項7】
前記発光体は、前記発光体の前において黒い材料と前記光拡散面との間に配置された請求項3に記載の映画スクリーン。
【請求項8】
前記光拡散面は、前記発光体のマトリックスに関して配置され、前記孔の少なくともいくつかが前記スペースの少なくともいくつかに整列され、拡散されない光が前記劇場の座席で見えることを防止する請求項3に記載の映画スクリーン。
【請求項9】
劇場に配置することができる映画スクリーンであって、
前記映画スクリーンの発光範囲を形成するように構成された発光体のマトリックスと、
拡散シートであって、1つ以上の孔を含み、前記発光体のマトリックスと前記劇場の観客範囲との間に配置することができ、前記発光体のマトリックスからその上に光スポットが形成され、前記光スポットの間に1つ以上のギャップ範囲が形成され、前記1つ以上の孔は、前記1つ以上のギャップ範囲に関して移動することができ、前記発光体によって出力された光が前記観客範囲において前記1つ以上の孔を通して見えることを防止する拡散シートと
を含む映画スクリーン。
【請求項10】
前記1つ以上のギャップ範囲は、前記発光体からの光がないように構成された請求項9に記載の映画スクリーン。
【請求項11】
前記拡散シートと前記発光体のマトリックスの少なくとも1つの発光体との間に配置された光学素子をさらに含む請求項9に記載の映画スクリーン。
【請求項12】
発光体支持構造体をさらに含み、前記発光体支持構造体には発光体の前記マトリックスが取り付けられ、前記発光体は互いに離間して隣接する発光体の間に発光体ギャップを画定し、少なくとも1つの発光体及び前記発光体支持構造体がともに深さの寸法を形成し、前記映画スクリーンは前記発光体支持構造体に向けて音波を出力するように構成されたスピーカに関して配置することができ、前記発光体ギャップ及び前記1つ以上の孔は前記音波が前記映画スクリーンを通過して前記観客範囲へ向かうことができるように構成された請求項9に記載の映画スクリーン。
【請求項13】
前記発光体ギャップは、前記深さの寸法以上の直径を有する請求項12に記載の映画スクリーン。
【請求項14】
前記拡散シートは、0.015インチから0.03インチまでの範囲の厚さを有する請求項12に記載の映画スクリーン。
【請求項15】
前記発光体のマトリックスの発光体に近接して配置することができる不透明なマスクをさらに含み、前記不透明なマスクは音に対して透明であるように構成された請求項9に記載の映画スクリーン。
【請求項16】
前記発光体のマトリックスから放出された光を前記光スポットに向け、前記放出された光が前記1つ以上の孔を通過するのを防止するように構成された障壁をさらに含む請求項9に記載の映画スクリーン。
【請求項17】
劇場に配置することができる映画スクリーンであって、
前記映画スクリーンの発光範囲を形成するように構成された発光体のマトリックスと
拡散シートであって、前記劇場において前記発光体のマトリックスと観客範囲との間に配置することができ、前記発光体からの光を受け取る照明範囲を含み、前記照明範囲の間に1つ以上のギャップ範囲を含み、前記発光体によって出力された光が前記1つ以上のギャップに整列された1つ以上の孔を通して観客範囲において視認されることを防止するように構成された劇場に配置することができる映画スクリーン。
【請求項18】
前記拡散シートと前記発光体のマトリックスの少なくとも1つの発光体との間に配置された光学素子をさらに含む請求項16に記載の映画スクリーン。
【請求項19】
発光体支持構造体をさらに含み、前記発光体支持構造体には前記発光体のマトリックスが取り付けられ、前記発光体は互いに離間して隣接する発光体の間に発光体ギャップを画定し、少なくとも1つの発光体及び前記発光体支持構造体がともに深さの寸法を形成し、前記映画スクリーンは前記発光体支持構造体に向けて音波を出力するように構成されたスピーカに関して配置することができ、前記発光体ギャップ及び前記拡散シートは前記音波が前記映画スクリーンを通過して前記観客範囲に向かうことができるように構成された請求項16に記載の映画スクリーン。
【請求項20】
前記発光体ギャップは、前記深さの寸法以上の直径を有する請求項19に記載の映画スクリーン。
【請求項21】
前記拡散シートは、0.015インチから0.03インチまでの範囲の厚さを有する請求項19に記載の映画スクリーン。
【請求項22】
前記発光体のマトリックスの前記発光体に近接して配置することができる不透明なマスクをさらに含み、前記不透明なマスクは音に対して透明であるように構成された請求項16に記載の映画スクリーン。
【請求項23】
前記発光体のマトリックスからの光を照明範囲に向け、前記光が前記1つ以上の孔を通過するのを防止するように構成された障壁をさらに含む請求項17に記載の映画スクリーン。
【請求項24】
劇場の映画スクリーンの発光体のマトリックスによって、前記映画スクリーンの発光範囲を形成し、
前記劇場において前記発光体のマトリックスと観客範囲との間に配置された拡散シートの照明範囲によって、前記発光体のマトリックスから観客範囲に向けて放出された光の第1の部分を拡散させ、前記拡散シートは、前記照明範囲の間に1つ以上のギャップ範囲を含み、前記ギャップ範囲に整列された1つ以上の孔を含み、
前記ギャップ範囲に整列された前記1つ以上の孔を含む前記拡散シートによって、前記発光体のマトリックスから放出された光の第2の部分が前記1つ以上の孔を通して前記観客範囲で視認されることを防止すること
を含む方法。
【請求項25】
前記拡散シートの照明範囲によって前記光の第1の部分を受け取り、前記1つ以上のギャップ範囲には前記発光体のマトリックスからの光がないことをさらに含む請求項24に記載の方法。
【請求項26】
発光体支持構造体をさらに含み、前記発光体支持構造体には発光体の前記マトリックスが取り付けられ、前記発光体は互いに離間して隣接する発光体に間に発光体ギャップを画定し、少なくとも1つの発光体及び前記発光体支持構造体はともに深さの寸法を形成し、前記映画スクリーンは前記発光体支持構造体に向けて音波を出力するスピーカに対して位置決めされ、前記発光体ギャップ及び前記1つ以上の孔は前記音波が前記映画スクリーンを通過して前記観客範囲に向かうことができるようにする請求項24に記載の方法。
【請求項27】
前記発光体ギャップは、前記深さの寸法以上の直径を有する請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記拡散シートは、0.015インチから0.03インチまでの範囲の厚さを有する請求項26に記載の方法。
【請求項29】
前記発光体のマトリックスの発光体に近接して配置された不透明マスクをさらに含み、前記不透明マスクは音に対して透明である請求項24に記載の方法。
【請求項30】
隣接する発光体の間にスペースを有し、映画スクリーンの発光表示範囲を提供するように構成された発光体のマトリックスと、
音波放出体であって、前記発光体のマトリックスの隣接する発光体の間のスペースに配置されるか、又は映画スクリーンの後ろに配置され、前記映画スクリーンは劇場において前記音波放出体と観客座席範囲との間にある音波放出体と
を含む映画スクリーンシステム。
【請求項31】
前記音波放出体は、観客から離れるように音を向けるように構成されたスピーカを有するプリント回路基板を含み、前記音波放出体は前記発光体のマトリックスの少なくとも1つの発光体よりも映画館の座席範囲から離れて配置された請求項30に記載の映画スクリーンシステム。
【請求項32】
前記音波放出体のそれぞれは、前記スピーカからの音が前記映画スクリーンを通って前記映画館の座席範囲に向かうようにするための音響空洞を有する請求項31に記載の映画スクリーンシステム。
【請求項33】
前記発光体のマトリックスと映画提示の観客の座席との間に配置することができる光拡散面をさらに含み、前記光拡散面は前記発光体のマトリックスからの光を拡散するように構成され、前記光拡散面は、前記スペースを介して、前記光拡散面を通って前記座席まで音波が通過できるように前記音波放出体の前にある孔を有する請求項30に記載の映画スクリーンシステム。
【請求項34】
前記隣接する発光体の間のスペースの部分にわたって配置されたライナーをさらに含み、前記ライナーは光を吸収し、音波がライナーを通過するように構成された請求項30に記載の映画スクリーンシステム。
【請求項35】
前記ライナーは、黒いマスクである請求項34に記載の映画スクリーンシステム。
【請求項36】
その前の部分に発光素子のマトリックスを有する発光ディスプレイによって劇場の座席範囲に向けて光を放出し、前記発光素子のマトリックスは隣接する発光体の間にスペースを画定し、
前記スペースを通って前記座席範囲に向けて前記発光ディスプレイの後ろに配置された音源から音を放出すること
を含む方法。
【請求項37】
前記発光素子のマトリックスと前記座席範囲との間に配置された光拡散面によって、前記発光素子のマトリックスからの光を拡散させ、
前記光拡散面の孔及び前記スペースによって、音波が前記発光ディスプレイの後ろから前記前の部分へ通過できるようにすること
をさらに含む請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記発光素子と前記光拡散面との間に光学素子をさらに含む請求項37に記載の方法。
【請求項39】
前記光学素子は、導波路又はレンズである請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記孔は、照明範囲である前記光拡散面の範囲の間に配置され、
前記発光素子は黒い材料と前記発光素子の前の光拡散表面との間に配置され、
前記光拡散面は前記発光素子のマトリックスに関して配置され、前記孔の少なくともいくつかは前記スペースの少なくともいくつかと整列され、拡散されない光が前記座席範囲で見えることを防止する請求項37に記載の方法。
【請求項41】
音を通過させることができる前記スペースへの入射光をライナーで吸収し、前記ライナーは音に対して透明であることをさらに含む請求項36に記載の方法。
【外国語明細書】