(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024160427
(43)【公開日】2024-11-14
(54)【発明の名称】プログラムおよび情報処理装置
(51)【国際特許分類】
G16H 10/00 20180101AFI20241107BHJP
G06Q 50/00 20240101ALI20241107BHJP
【FI】
G16H10/00
G06Q50/00 300
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023075385
(22)【出願日】2023-05-01
(71)【出願人】
【識別番号】518158042
【氏名又は名称】西浦 龍太郎
(74)【代理人】
【識別番号】110000752
【氏名又は名称】弁理士法人朝日特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】西浦 龍太郎
【テーマコード(参考)】
5L049
5L050
5L099
【Fターム(参考)】
5L049CC11
5L050CC11
5L099AA15
(57)【要約】
【課題】ユーザによる健康支援のためのアプリの利用を活発化する。
【解決手段】健康支援に関する提案をユーザに対して行い、この提案に対する結果を記録する第1処理(ステップS10)と、前記第1処理の実行状況に基づいて当該ユーザによるSNS投稿および閲覧を制御する第2処理(ステップS20)と、を実行する。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータに、
ユーザに対して健康支援に関する提案を行い、当該提案に対する結果を記録する第1処理と、
前記第1処理の実行状況に基づいて当該ユーザによるSNS(ソーシャルネットキングサービス)における投稿および閲覧を制御する第2処理と
を実行させるためのプログラム。
【請求項2】
前記第2処理において、前記第1処理の実行状況に基づいて、SNS投稿の権利を制御する
請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記第2処理において、前記第1処理の実行状況に基づいて、SNS投稿の範囲を制御する
請求項2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記第2処理において、前記第1処理の実行状況に基づいて、SNS投稿を評価する権利を制御する
請求項2に記載のプログラム。
【請求項5】
前記第2処理において、前記第1処理の実行状況に基づいて、前記ユーザに対する特典の付与を制御する請求項1に記載のプログラム。
【請求項6】
ユーザに対して健康支援に関する提案を行い、当該提案に対する結果を記録する第1処理を実行する手段と、
前記第1処理の実行状況に基づいて当該ユーザによるSNS投稿および閲覧を制御する第2処理手段と
を有する情報処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、食事管理、運動管理等の健康支援を促進するための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
ユーザの食事管理、運動管理等を行うことにより健康支援を行うアプリケーションプログラム(以下、アプリと略す)が各種提供されている。この種の健康支援の効果を高めるためには、ユーザが食事管理等を維持するモチベーションを高め、アプリの利用を活発に行わせることが必要である。そこで、特許文献1に開示された技術では、食事メニューの策定において、ユーザに積極的に関与させつつ、栄養学的に妥当なものを決定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のように、ユーザへの提案の態様を改良するのみではユーザによるアプリの利用を活発にするのに限界があり、結果的に健康支援の効果を十分に高めることができない場合もある。
【0005】
この発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、ユーザによる健康支援のためのアプリの利用を活発化する手段を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
好ましい態様において、この発明は、コンピュータに、ユーザに対して健康支援に関する提案を行い、当該提案に対する結果を記録する第1処理と、前記第1処理の実行状況に基づいて当該ユーザによるSNS(ソーシャルネットキングサービス)における投稿および閲覧を制御する第2処理とを実行させるためのプログラムを提供する。
【発明の効果】
【0007】
この発明によれば、健康支援に関する提案を行い、この提案に対する結果を記録する第1処理と、1のユーザについての前記第1処理の実行状況に基づいて当該ユーザによるSNS投稿および閲覧を制御する第2処理と、を実行するので、ユーザの食事管理および運動管理の維持のモチベーションを高め、ユーザによる第1処理の利用を活発化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】この発明の一実施形態である健康支援システムの構成を示すブロック図である。
【
図2】同実施形態におけるサーバの構成を示すブロック図である。
【
図3】同サーバのプロセッサの動作例を示すフローチャートである。
【
図4】同実施形態におけるユーザ端末の表示画面を示す図である。
【
図5】同実施形態におけるユーザ端末の表示画面を示す図である。
【
図6】同実施形態におけるユーザ端末の表示画面を示す図である。
【
図7】同実施形態における制御情報ファイルのデータ構造の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照し、この発明の実施形態について説明する。
【0010】
図1は、この発明の一実施形態である健康支援システム100の構成を示すブロック図である。
図1において、サーバ1は、健康支援のためのサービスを提供するコンピュータである。このサーバ1には、インターネット、移動通信網等のネットワーク3を介して複数のユーザ端末2が接続される。このユーザ端末2は、サーバ1から健康支援のためのサービスの提供を受けるユーザの端末である。ユーザ端末2は、カメラ機能を備えたスマートフォン等である。
【0011】
図2は、サーバ1の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、サーバ1は、プロセッサ11と、記憶部12と、通信部13と、操作部14と、表示部15とを有する。プロセッサ11は、サーバ1の制御中枢である。記憶部12は、例えばハードディスク等の不揮発性記憶部とRAM等の揮発性記憶部とを有する。不揮発性記憶部には、各種のプログラムと制御情報が記憶されている。揮発性記憶部は、プロセッサ11によりワークエリアとして使用される。通信部13は、ユーザ端末2等、ネットワーク3に接続された他の装置と通信を行うための装置である。操作部14は、キーボード、マウス等の各種操作子を含む。表示部15は、例えば液晶表示パネル等の表示器と表示器を駆動するドライバとにより構成されている。
【0012】
本実施形態において、記憶部12には、第1アプリAP1および第2アプリAP2が記憶される。ここで、第1アプリAP1は、ユーザ端末2のユーザに対して、主に食事(栄養)および/または運動の観点から健康を支援するためのサービスを提供するアプリである。また、第2アプリAP2は、ユーザ端末2のユーザに対してSNSの投稿および閲覧のサービスを提供するアプリである。プロセッサ11は、ユーザ端末2からの要求に応じて第1アプリAP1または第2アプリAP2を実行する。本実施形態では、1のユーザについての第1アプリAP1の実行状況に基づいて当該ユーザについての第2アプリAP2に基づく処理が制御される。また、本実施形態において、記憶部12には、このような制御を行うための制御情報ファイルF30が記憶される。
【0013】
なお、第1アプリAP1および第2アプリAP2はユーザが個別に起動その他の操作を行ってもよいし、あるいは、例えば第1アプリAP1の機能および第2アプリAP2の機能を有するアプリ(統合アプリ)として実装され、ユーザはこの統合アプリを起動した後、操作したい対象の第1アプリをタブ操作等によって切り替えてもよい。すなわち、第1アプリAP1および第2アプリAP2の切り替えの指定や起動を含む、実装の方法は任意である。
【0014】
図3は本実施形態におけるプロセッサ11の動作を示すフローチャートである。ユーザ端末2から第1アプリAP1の起動要求を受け取ると、プロセッサ11は、第1アプリAP1の実行を開始し、健康支援のための第1処理(ステップS10)を実行する第1処理手段として機能する。この第1処理(ステップS10)では、ユーザ端末2のユーザのために食事メニューおよび/または運動メニューを提案する。そして、第1処理(ステップS10)では、食事および/または運動の実行結果に関する報告をユーザから受け付ける。ここで、食事および/または運動の実行結果に関する情報はユーザ端末2からユーザが入力してもよいし、ユーザ端末2とは別途設けられ、ユーザが使用した運動器具等(図示せず)が情報が取得した情報を、必要に応じてユーザ端末2を経由して、サーバ1へ送信してもよい。
【0015】
また、プロセッサ11は、第1処理(ステップS10)の実行状況に基づいて、食事管理および運動管理についてユーザが行った実績を評価する。そして、プロセッサ11は、この実績の評価結果に基づいて、SNSの投稿または閲覧に関する制御情報からなる制御
情報ファイルF30を生成し、起動要求の送信元であるユーザ端末2のユーザIDに対応付けて記憶部12に格納する。第1処理(ステップS10)が終了すると、第1アプリAP1は終了する。
【0016】
ユーザ端末2から第2アプリAP2の起動要求を受け取ると、プロセッサ11は、第2アプリAP2の実行を開始し、SNS投稿・閲覧のための第2処理(ステップS20)を実行する第2処理手段として機能する。この第2処理(ステップS20)では、起動要求の送信元であるユーザに対応付けられた制御情報ファイルF30を参照し、この制御情報ファイルF30内の制御情報に従って、ユーザによるSNS投稿および閲覧の制御を行う。このように本実施形態では、1のユーザについての第1処理(ステップS10)の実行状況に基づいて当該ユーザによるSNS投稿および閲覧に関する第2処理(ステップS20)を制御する。第2処理(ステップS20)が終了すると、第2アプリAP2は終了する。
【0017】
次に
図4~
図6を参照し、本実施形態の動作例を説明する。
図4~
図6は本実施形態においてサーバ1のプロセッサ11が第2アプリAP2を実行している期間に第2アプリAP2の起動元であるユーザ端末2(例えばスマートフォン)のタッチパネルに表示される画面を例示する図である。
【0018】
第2処理(ステップS20)では、
図4に示す画像がユーザ端末2の表示画面に表示され、この画像の下方に続けて、
図5に示す画像が表示される。
図4に示すように、ユーザ端末2の表示画面には、機能メニューを示す「SNSホーム」、「タイムライン」、「ブックマーク」、「マイページ」のタブが表示される。第2アプリAP2起動後の初期状態では、「SNSホーム」が選択され、ユーザ端末2の表示画面には、
図4に示すように、今週の投稿テーマとリアルタイムランキングが表示される。
【0019】
今週の投稿テーマの表示エリアには、「投稿する」タブが表示される。ユーザは、指等により「投稿する」タブを指示し、カメラにより撮像した食事等の画像データと自らのメッセージを投稿することができる。この投稿されたデータは、第2アプリAP2を実行するプロセッサ11により記憶部12に格納される。
【0020】
このようにしてユーザ端末2から送信される投稿内容は、第2アプリAP2を実行するプロセッサ11により受信され、各ユーザ端末2に提供される表示画面に反映される。
図4に示す例では、リアルタイムランキングの表示領域に、ユーザkaorichan、mizuirosanおよびyoshikoの投稿内容が表示されている。これらの投稿内容は、「いいね」タブを押圧したユーザ数(ポイント)が第1位、第2位、第3位である投稿内容である。
【0021】
初期状態において、リアルタイムランキングの表示領域の下方の表示領域には、
図5に示すように、過去の投稿テーマについてのランキング上位の投稿内容が表示される。本実施形態では、#ヘルシーフード、#エクササイズ、…等、投稿テーマを示すタグが表示され、それらのうち現時点において選択されている投稿テーマについてのランキング上位の投稿内容が表示される。図示の例では、#ヘルシーフードについてのランキング上位の投稿内容が表示されている。
【0022】
図4において、ユーザが「タイムライン」のタブを選択すると、プロセッサ11は、現在選択されている投稿テーマ(例えば#朝ごはん)についての投稿内容を
図6の示すように時系列順に表示する。
【0023】
この投稿内容についての表示内容には、「いいね」タブと、「報告する」タブが含まれる。ユーザが「いいね」を選択すると(すなわち、当該投稿内容に投票すると)、当該投
稿内容についてのポイント数(「いいね」を選択したユーザ数)が増加する。また、ユーザは、「報告する」タブを選択して、投稿内容に関する自己の意見を報告することができる。
【0024】
上述したように、本実施形態における第2処理(ステップS20)では、あるユーザについての第1処理(ステップS10)の実行状況に基づいて当該ユーザによるSNS投稿および閲覧を制御する。この結果、ユーザによる食事管理および運動管理の維持のモチベーションを高め、第1処理の利用を活性化することができる。以下、この効果に関連した本実施形態の具体的な動作例を説明する。
【0025】
本実施形態では、第1処理(ステップS10)の実行状況(ユーザの行動)に応じて、第2処理(ステップS20)を利用する際の制限や特典内容を変える。具体的には、本実施形態では、第1処理(ステップS10)の実行状況(ユーザの行動)に応じて、第2処理(ステップS20)におけるSNS投稿の権利を制御する。
【0026】
例えば、第1処理(ステップS10)において、第1アプリAP1からの提案に従って食事管理を実践していると思われる程度を評価し、その評価値を算出する。評価値が所定の閾値を越えているユーザについては、SNS投稿および閲覧を無制限に許可する制御情報を制御情報ファイルF30に格納する。一方、評価値が所定の閾値を越えていないユーザについては、SNS投稿を禁止し、投稿の閲覧のみを許可する制御情報を制御情報ファイルF30に格納する。当該ユーザについての第2処理(ステップS20)では、当該ユーザに対応付けられた制御情報ファイルF30に従ってSNS投稿および閲覧を制御する。
【0027】
他の好ましい態様として、次のものが考えられる。すなわち、第1処理(ステップS10)の実行状況(ユーザの行動)に応じて、第2処理(ステップS20)におけるSNS投稿内容の範囲ないし制限を制御する。例えば第1処理(ステップS10)では、上述した食事管理に関する評価値を求め、評価値が所定の閾値を越えているユーザについては、一度に多くの量の情報(画像など)を投稿する等、自由度の高い投稿を許可する制御情報を制御情報ファイルF30に格納する。一方、第1処理(ステップS10)において、評価値が所定の閾値を越えていないユーザについては、ごく制限された文字数のテキストしか投稿を許可しない制御情報を制御情報ファイルF30に格納する。当該ユーザについての第2処理(ステップS20)では、当該ユーザに対応付けられた制御情報ファイルF30に従ってSNS投稿および閲覧を制御する。
【0028】
他の好ましい態様として、次のものが考えられる。すなわち、第1処理(ステップS10)の実行状況(ユーザの行動)に応じて、第2処理(ステップS20)におけるSNS投稿の閲覧の際の投票権を制御する。例えば第1処理(ステップS10)では、上述した食事管理に関する評価値を求め、評価値が所定の閾値を越えているユーザについては、通常の2倍の重みの投票権(すなわち、「いいね」タブを選択することにより加算されるポイント数が通常の2倍である投票権)を与える制御情報を制御情報ファイルF30に格納する。当該ユーザについての第2処理(ステップS20)では、当該ユーザに対応付けられた制御情報ファイルF30に従って投票権の制御が行われる。
【0029】
図7は、制御情報ファイルF30のデータ構造の一例を模式的に示した図である。同図に示すように、制御情報ファイルF30は、第1処理(ステップS10)の実行状況の指標である実行率と、投稿に関してユーザに課せられる制限内容(投稿コンテンツの種類、サイズ、投稿が許可されるタイミングなど)、他人の投稿に対する評価情報(例えば「いいね」など)を入力する際に、その入力された情報の価値ないし重み(一票の重み)を規定する情報、自身が投稿したコンテンツに対してなされた他のユーザからの評価に基づい
て得られる報酬の内容、とが対応付けて記憶されたデータテーブルである。
【0030】
実行率とは、例えば、第1アプリAP1が食事メニューを提案する物である場合において、所定の期間において、ユーザの属性(身長、体重、年齢、性別など)や目標(目標とする体重や体脂肪率等の身体状態)等、予めユーザが入力した情報に基づいて第1アプリAP1によって決定されユーザに提示された食事メニューに係る品目のうち、ユーザが申告した、実際にユーザが食べた食事との乖離度によって規定される。例えば実行率50%とは、提示された食事メニューの通り食べた日が半分で残りの日は提案とは全く異なるメニューの飲食を行った、あるいは、毎日、提案された品目のうちの半数を実際に食したと定義することができる。
【0031】
例えば、実行率100%(第1アプリAP1からの提案をすべて実行に移した場合)のユーザは、テキスト情報、静止画、動画を含む画像データ(サイズに制限なし)のいずれの種類のコンテンツも投稿することができ、他人の投稿を評価する際は、実行率が39%以下のユーザに比べて5倍の価値(つまり、このカテゴリのユーザの5票分の価値)が与えられ、このユーザの投稿が他のユーザに評価された(一定期間における得票数がすべての投稿を対象として上位から所定の順位(10位など)以内に入るなど)場合に、与えられる報酬額(金額、クーポン等の金融商品の額面、商品支給の場合におけるその商品の金額)が所定の倍率(3倍)となる、ことが規定されている。
【0032】
そして、実行率が下がると、投稿に関する制限(投稿できる情報の種類や量)は多くなり、投票権の重みは小さくなり、報酬額が少なく(あるいはゼロ)なりもしくは報酬を得るための条件が厳しくなるように規定されている。
【0033】
このように、第1アプリAP1の実行率が上がるほど第2アプリAP2における利用の自由度や得られる可能性がある報酬(特典)が上がるため、第1アプリAP1を利用して健康管理に務めようというインセンティブが働くことが期待される。
【0034】
以上のように、本実施形態によれば、健康支援に関する提案を行い、この提案に対する結果を記録する第1処理(ステップS10)と、1のユーザについての第1処理(ステップS10)の実行状況に基づいて当該ユーザによるSNS投稿および閲覧を制御する第2処理(ステップS20)と、を実行するので、ユーザの食事管理および運動管理の維持のモチベーションを高め、ユーザによる第1処理(ステップS10)の利用を活発化することができる。
【0035】
<他の実施形態>
以上、この発明の一実施形態を説明したが、この発明には他にも実施形態が考えられる。例えば次の通りである。
【0036】
(1)上記第2処理(ステップS20)において、上記第1処理(ステップS10)の実行状況に基づき、ユーザへの特典の付与を制御してもよい。この特典には、クーポン配布、投稿内容(著作権を含む)の買取権の付与、買取を条件としての現金の支給等があり得る。
【0037】
例えば第2処理(ステップS20)において、あるユーザの投稿内容のポイントが上位に入った場合に、そのユーザについての上記評価値が所定の閾値を越えている場合にのみ特典を与える。
【0038】
あるいは第2処理(ステップS20)において、投稿内容が評価されると、その投稿内容をサービス運営者に買い取られる権利が投稿者に発生するものとする。この場合におい
て、投稿者であるユーザについての上記評価値が所定の閾値を越えている場合にはそのユーザに対して買取権を与える。一方、投稿者であるユーザについての上記評価値が所定の閾値を越えていない場合にはそのユーザに対して買取権を与えない。
【0039】
(2)上記実施形態では、第1処理(ステップS10)において制御情報ファイルF30を生成したが、第1処理(ステップS10)では、同処理の実行状況を示す実行状況ファイルを生成し、第2処理(ステップS20)において、この実行状況ファイルに基づいて上記評価値を算出し、制御情報を生成してもよい。この態様においても、上記実施形態と同様な効果が得られる。
【符号の説明】
【0040】
100……健康支援システム、1……サーバ、2……ユーザ端末、3……ネットワーク、11……プロセッサ、12……記憶部、13……通信部、14……操作部、15……表示部、AP1……第1アプリ、AP2……第2アプリ、F30……制御情報ファイル。