(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024160456
(43)【公開日】2024-11-14
(54)【発明の名称】溶着性ビーズ玩具用作成セット
(51)【国際特許分類】
A63H 33/00 20060101AFI20241107BHJP
【FI】
A63H33/00 304C
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023075457
(22)【出願日】2023-05-01
(71)【出願人】
【識別番号】000128234
【氏名又は名称】株式会社エポック社
(74)【代理人】
【識別番号】110002022
【氏名又は名称】弁理士法人コスモ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】境 亮
【テーマコード(参考)】
2C150
【Fターム(参考)】
2C150AA05
2C150BA17
2C150DD02
2C150FB30
2C150FD08
(57)【要約】
【課題】持ち運びやすく、容易に製造することが可能な溶着性ビーズ玩具用作成セットを提供する。
【解決手段】溶着性ビーズ玩具用作成セットは、溶着性ビーズ玩具を収納可能な収納ケース20と、複数の貫通孔36を有し、貫通孔36の貫通方向の一方側に溶着性ビーズ玩具を載置可能に形成されている第1テーブル30と、貫通孔36の貫通方向の他方側から貫通孔36に挿抜可能に形成されている複数のピン46を有する第2テーブル40と、一対の第3テーブル50と、を備え、収納ケース20と第1テーブル30と第2テーブル40と一対の第3テーブル50は、第1ヒンジH1~第3ヒンジH3を介して夫々接続されるとともに、第1ヒンジH1~第3ヒンジH3を夫々折り曲げることにより相互に重ね合わせ可能である。
【選択図】
図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
溶着性ビーズ玩具を収納可能な収納ケースと、
複数の貫通孔を有し、前記貫通孔の貫通方向の一方側に溶着性ビーズ玩具を載置可能に形成されている第1テーブルと、
前記貫通孔の貫通方向の他方側から前記貫通孔に挿抜可能に形成されている複数のピンを有する第2テーブルと、
第3テーブルと、を備え、
前記収納ケースと前記第1テーブルと前記第2テーブルと前記第3テーブルは、ヒンジを介して夫々接続されるとともに、前記ヒンジを夫々折り曲げることにより相互に重ね合わせ可能である、
溶着性ビーズ玩具用作成セット。
【請求項2】
前記収納ケースは、前記第2テーブルの前後方向の一方側に前記ヒンジを介して接続され、
前記第1テーブルは、前記第2テーブルの前後方向の他方側に前記ヒンジを介して接続され、
前記第3テーブルは、前記第2テーブルの左右方向の両側に前記ヒンジを介して一対接続されている、
請求項1に記載の溶着性ビーズ玩具用作成セット。
【請求項3】
前記収納ケースは、前記収納ケースと前記第1テーブルと前記第2テーブルと前記一対の第3テーブルが相互に重なり合った状態で、前記第2テーブルに係合されて前記第2テーブルを保持する係合保持部を有する、請求項2に記載の溶着性ビーズ玩具用作成セット。
【請求項4】
前記収納ケースは、前記重ね合わせ方向に開口するとともに前記溶着性ビーズ玩具が収納される第1収納部を有し、
前記ヒンジを夫々折り曲げて、前記収納ケースと前記第1テーブルと前記第2テーブルと前記一対の第3テーブルが相互に重なり合うことにより、前記第1収納部の開口する側が覆われる、
請求項1に記載の溶着性ビーズ玩具用作成セット。
【請求項5】
前記収納ケースは、前記第2収納部の外側に第2収納部を有する、請求項4に記載の溶着性ビーズ玩具用作成セット。
【請求項6】
前記ヒンジの各々は、薄肉部と厚肉部が交互に設けられた蛇腹状に形成されている、請求項1~5のいずれか1項に記載の溶着性ビーズ玩具用作成セット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、溶着性ビーズ玩具用作成セットに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、溶着性ビーズ玩具用作成セット、即ち溶着性ビーズ玩具を収納するための収納ケース、及び溶着性ビーズ玩具用作成台に載置された溶着性ビーズ玩具の集合体を、完全に乾燥する前に取り外して次の溶着性ビーズ玩具の集合体を作成することができる溶着性ビーズ玩具用作成台が開示されている。例えば、特許文献1には、溶着性ビーズ玩具を並べて載置するテーブルと、このテーブルと共に反転させて、並べた溶着性ビーズ玩具を受けて移動させ、乾燥させる受面を備えるレシーバと、余分な水を受けるトレイと、を有する溶着性ビーズ玩具用作成台が開示されている。テーブル、レシーバ、及びトレイは、重なるようにして配置される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示される溶着性ビーズ玩具用作成台は、テーブル、レシーバ、及びトレイが別体とされている。このため、溶着性ビーズ玩具用作成台の製造過程において、テーブル、レシーバ、及びトレイを一括して製造することができず、製造に手間がかかることがあった。また、溶着性ビーズ玩具を収納するための収納ケースを別途用意する必要があり、持ち運びが不便であった。
【0005】
本発明は、持ち運びやすく、容易に製造することが可能な溶着性ビーズ玩具用作成セットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の溶着性ビーズ玩具用作成台は、溶着性ビーズ玩具を収納可能な収納ケースと、複数の貫通孔を有し、前記貫通孔の貫通方向の一方側に溶着性ビーズ玩具を載置可能に形成されている第1テーブルと、前記貫通孔の貫通方向の他方側から前記貫通孔に挿抜可能に形成されている複数のピンを有する第2テーブルと、第3テーブルと、を備え、前記収納ケースと前記第1テーブルと前記第2テーブルと前記第3テーブルは、ヒンジを介して夫々接続されるとともに、前記ヒンジを夫々折り曲げることにより相互に重ね合わせ可能である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、持ち運びやすく、容易に製造することが可能な溶着性ビーズ玩具用作成台を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明の実施形態に係る溶着性ビーズ玩具用作成台(全て閉じた状態)を上方側から見た斜視図である。
【
図2】本発明の実施形態に係る溶着性ビーズ玩具用作成台(全て閉じた状態)の側面図である。
【
図3】本発明の実施形態に係る溶着性ビーズ玩具用作成台を一段階開いた状態を上方側から見た斜視図である。
【
図4】本発明の実施形態に係る溶着性ビーズ玩具用作成台を一段階開いた状態を前方側から見た斜視図である。
【
図5】本発明の実施形態に係る溶着性ビーズ玩具用作成台を二段階開いた状態を上方側から見た斜視図である。
【
図6】本発明の実施形態に係る溶着性ビーズ玩具用作成台を全て開いた状態を上方側から見た斜視図である。
【
図7】本発明の実施形態に係る溶着性ビーズ玩具用作成台の係合保持部近傍の断面図である。
【
図8】本発明の実施形態に係る溶着性ビーズ玩具用作成台の第1ヒンジの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1及び
図2に示すように、本発明の実施形態に係る溶着性ビーズ玩具用作成セット10は、収納ケース20と、第1テーブル30と、第2テーブル40と、一対のサイドテーブル(第3テーブル)50と、を備えている。このうち、第1テーブル30と、第2テーブル40と、一対のサイドテーブル50は、溶着性ビーズ玩具用作成台とされる。溶着性ビーズ玩具用作成セット10を構成する収納ケース20、一対のサイドテーブル50、第1テーブル30、及び第2テーブル40は、収納ケース20側からこの順に重ね合わせ可能となっており、
図1及び
図2では、これらの各部材を重ね合わせた状態を示している。
【0010】
図6に示すように、溶着性ビーズ玩具用作成セット10では、第2テーブル40と第1テーブル30の間が一対の第1ヒンジH1を介して折り曲げ可能に接続されており、第2テーブル40と収納ケース20の間が第2ヒンジH2を介して折り曲げ可能に接続されており、第2テーブル40と一対のサイドテーブル50の間が夫々第3ヒンジH3を介して折り曲げ可能に接続されている。溶着性ビーズ玩具用作成セット10は、その全体が透明な樹脂材料(例えばポリプロピレン)の射出成形により一括して一体成形され、製造されている。
【0011】
以下では、全てのヒンジを折り曲げて収納ケース20、一対のサイドテーブル50、第1テーブル30、及び第2テーブル40を重ね合わせた状態(
図1及び
図2参照)を、「全て閉じた状態」という。また、第2ヒンジH2を折り曲げずに収納ケース20を、互いに重なり合った第2テーブル40、第1テーブル30、及び一対のサイドテーブル50から離間させた状態(
図3及び
図4参照)を、「一段階開いた状態」又は「一対のサイドテーブル50を閉じた状態」といい、一段階開いた状態から第3ヒンジH3を折り曲げずに一対のサイドテーブル50を重なり合った第2テーブル40及び第1テーブル30から離間させた状態(
図5参照)を、「二段階開いた状態」又は「第1テーブル30を閉じた状態」といい、二段階開いた状態から第1ヒンジH1を折り曲げずに第1テーブル30を第2テーブル40から離間させた状態(
図6参照)を、「全て開いた状態」という。
【0012】
また、以下では、全て閉じた状態において、収納ケース20に対して第2テーブル40、第1テーブル30、及び一対のサイドテーブル50が重なり合う側を上側、その反対側を下側とし、溶着性ビーズ玩具用作成セット10を上方側から見たときに第1ヒンジH1が設けられている側を前側、その反対側を後側とし、溶着性ビーズ玩具用作成セット10を前側から見たときの右側を右側、その反対側を左側とする。従って、
図6に示すように、全て開いた状態では、収納ケース20は、第2テーブル40の後方側に第2ヒンジH2を介して接続されており、第1テーブル30は、第2テーブル40の前方側に第1ヒンジH1を介して接続されており、一対のサイドテーブル50は、第2テーブル40の左右方向の両側に第3ヒンジH3を介して夫々接続されている。
【0013】
溶着性ビーズ玩具用作成セット10では、二段階開いた状態において、第1テーブル30の上面30aに溶着性ビーズ玩具を複数載置することができる。溶着性ビーズ玩具用作成セット10は、複数の溶着性ビーズ玩具を、種々の図柄等に合わせて配置して、霧吹き等で水を噴霧することで溶着性ビーズ玩具同士を結合して遊ぶ玩具である。第2テーブル40の下面40bには、図柄等が記載された紙を保持するための4つの紙保持板48A及び6つの紙保持リブ48Bが設けられている(
図1参照)。紙保持板48A及び紙保持リブ48Bに保持された紙の図柄は、第2テーブル40及び第1テーブル30を透過して第1テーブル30の上方から見ることができる。従って、使用者は、紙保持板48A及び紙保持リブ48Bに保持された紙の図柄に倣って溶着性ビーズ玩具を配置することができる。
【0014】
第1テーブル30に載置される溶着性ビーズ玩具は、水溶性材料の樹脂により形成されている。具体的には、ポリビニルアルコールを樹脂に配合して混錬して形成されている。また、溶着性ビーズ玩具を形成する樹脂は、透明材料や透光性を有する材料又は不透明材料を適宜選択して形成することができる。また、溶着性ビーズ玩具は、球形や、多面体等の種々の形態のものを用いることができる。
【0015】
まず、収納ケース20の構成について説明する。
図3及び
図4に示すように、収納ケース20は、外形がハンドバックを模した形状をなしており、外縁部が外壁22に囲まれて上方に開口する略箱状となっている。また、収納ケース20は、第1テーブル30、第2テーブル40、及び一対のサイドテーブル50よりも大きなサイズで形成されている。収納ケース20の後端側には、ハンドバックの持ち手部分を模した横長略環状の持ち手部21が設けられている。持ち手部21と収納ケース20の上面内側に設けられた空間との間は、外壁22と同じ高さの境界壁23によって隔てられている。
【0016】
収納ケース20の前側の外壁22は、左右方向略中央部が開放されており、そこに第2ヒンジH2の一端側が接続されている。境界壁23の左右方向略中央部には、外壁22及び境界壁23よりも高く立ち上がる係合壁24が設けられている。係合壁24は壁面が前後方向に向けられており、前側の壁面における外壁22及び境界壁23よりも高い位置に前方に突出するケース側保持突起(係合保持部)24aが設けられている。後述するように、ケース側保持突起24aは、全て閉じた状態において第2テーブル40に係合される。
【0017】
収納ケース20の上面内側には、前後左右方向に格子状に設けられた格子状壁部25が設けられている。格子状壁部25は、外壁部分が角部R状の略正方形状に形成されており、上方に立ち上がる高さが外壁22及び境界壁23よりも低くされている。格子状壁部25によって、格子状壁部25の内側には、前後方向に4列、左右方向に4列の計16個の上方(重ね合わせ方向)に開口する空間(以下、「第1収納空間(第1収納部)25a」という。)が夫々形成されている。各第1収納空間25aは、略等しいサイズとなっており、内部に溶着性ビーズ玩具を収納できるようになっている。また、格子状壁部25の左右方向中央部には、壁の高さがわずかに低い凹状の壁部凹部25bが設けられている(
図4参照)。
【0018】
収納ケース20の上面内側のうち格子状壁部25の左右方向外側には、格子状壁部25から所定の間隔を空けて上方に立ち上がる内側壁部26が夫々設けられている。各内側壁部26は、格子状壁部25の左右外側の壁面のうち前後方向略中央部と対向するように前後方向に沿って設けられている。各内側壁部26の立ち上がり先端部には、左右方向内側に突出する収納突起26aが夫々設けられている。
【0019】
各内側壁部26と格子状壁部25との間には、各内側壁部26の前後両端部と格子状壁部25の左右外側の壁面とを接続する接続壁部27が夫々設けられている。各接続壁部27は、上方に立ち上がる高さが左右で異なっている(右側の方が左側の方よりも高い)が、いずれも格子状壁部25よりも低い高さとされている。格子状壁部25と各内側壁部26との間に設けられる空間は、溶着性ビーズ玩具の集合体を作成する際に使用するペンや霧吹き等を収納突起26aで保持しつつ収納可能な第2収納空間(第2収納部)27aとなっている。
【0020】
次に、第2テーブル40の構成について説明する。
図6に示すように、第2テーブル40では、略正方形状とされた第2テーブル領域40Rの左右両側が外側に張り出しており、その張り出した部分の外縁の前後方向略中央部に、第3ヒンジH3を介して一対のサイドテーブル50が夫々接続されている。第2テーブル40は、その全体のサイズが収納ケース20の格子状壁部25の外壁部分よりも一回り大きなサイズとされている。
【0021】
第2テーブル領域40Rの上面40aの左右両側には、夫々壁の高さが低い上面第1低壁部42が前後方向に沿って設けられている。上面第1低壁部42には、上面第1低壁部42に沿って板ガイド42Aが設けられている。板ガイド42Aは、2か所の上面第1低壁部42の各々に、上面第1低壁部42に沿って前後方向に所定間隔を空けて2つずつ、合計4個設けられている。板ガイド42Aの板厚は、上面第1低壁部42の厚みよりわずかに大きな厚みで形成されている。板ガイド42Aは、内側の壁面が上面第1低壁部42の内側の面と連続しており、面一となっている。
【0022】
各板ガイド42Aの外側には、板ガイド42Aと左右方向に所定間隔を空けてガイド板バネ42Bが設けられている。ガイド板バネ42Bは、板ガイド42Aと平行に設けられており、板厚が上面第1低壁部42の厚みと略等しく形成されている。ガイド板バネ42Bは、基端から上側に向かって漸次板厚が薄くなるテーパ状に形成されており、バネ性を有している。各ガイド板バネ42Bの外側の面の上部には、外側にわずかに突出する図示しないバネ突起が設けられている。
【0023】
第2テーブル40の上面40aにおいて前後方向に対向する一組の2辺には、夫々壁の高さが低い上面第2低壁部44が左右方向に沿って設けられている。上面第2低壁部44の高さは、上面第1低壁部42の高さよりも高くされており、板ガイド42A及びガイド板バネ42Bの高さよりも低くされている(
図6参照)。各上面第2低壁部44の左右方向略中央部には、バネ性を有するように形成された略板状の規制板バネ44Bが夫々設けられている。各規制板バネ44Bは、両板面を前後方向に向けた姿勢で左右方向に沿って設けられている。各規制板バネ44Bの内側の面の上部には、内側に向けて鉤状にわずかに突出する規制突起44B1が設けられている(
図6参照)。
【0024】
前側の規制板バネ44Bの外壁には、外側に突出するテーブル側保持突起44B2が設けられている。第2テーブル40の前側には、左右方向に所定間隔を空けて一対の第1ヒンジH1が夫々設けられている。各第1ヒンジH1は、前側の上面第2低壁部44の外壁に接続されている。また、第2テーブル40の上面40aには、上方に立ち上がる複数のピン46が設けられている。複数のピン46は、行及び列が千鳥状の配置で設けられている。各ピン46は、上側が縮径された略円錐台状に形成されている。
【0025】
次に、第1テーブル30の構成について説明する。第1テーブル30は、第1ヒンジH1を折り曲げることにより第2テーブル40の上側に重なり合うようになっている。全て開いた状態では、第1テーブル30の上面30aは下方に向けられ、下面30bは上方に向けられる(
図6参照)。第1テーブル30では、略正方形状とされた第1テーブル領域30Rの左右両側が外側に張り出しており、その張り出した部分の四隅に前後方向に長い矩形状の貫通孔とされるガイド孔32が夫々設けられている。
【0026】
図5に示すように、各ガイド孔32の外側には、上方に向けて壁状に立ち上がるとともに、その立ち上がり先端部から外側に向けて略直角に折れ曲って略板状にわずかに張り出す張出部34が夫々設けられている。各張出部34の先端部は、略円弧状とされている。4つのガイド孔32のうち、前後方向に並んだ2つのガイド孔32の間には、夫々傾斜面35が設けられている。各傾斜面35は、外側に向かって第1テーブル30の上面30a側から下面30b側に傾斜するように形成されている。
【0027】
図6に示すように、第1テーブル30には、円形状に開口し、上下方向を貫通方向とする複数の貫通孔36が設けられている。各貫通孔36は、第1テーブル30を閉じた状態において、第2テーブル40に設けられた各ピン46と上下方向において重なる位置に夫々設けられている(
図5参照)。従って、各貫通孔36は、行及び列が千鳥状の配置で設けられている。
図7に示すように、各貫通孔36の開口は、各ピン46を挿通可能な大きさとされている。換言すれば、各ピン46は、各貫通孔36に挿抜可能に形成されている。また、各貫通孔36の開口径は、溶着性ビーズ玩具の直径よりも一回り小さい。このため、各貫通孔36の開口縁上に溶着性ビーズ玩具を載置可能となっている。
【0028】
図6に示すように、第1テーブル30の下面30bには、第1テーブル領域30Rの外縁に沿って下方に向けて立設する壁状の縁壁38が設けられている。縁壁38のうち前後に対向する2辺の内壁面の左右方向略中央部には、第1テーブル30の下面30bとの間に段差をなして内側に突出する段状凸部38aが夫々設けられている。第1テーブル30の上面30aのうち各段状凸部38aと対応する部分には、段差をなして凹んでなる段状凹部38bが夫々設けられている(
図5参照)。上述した一対の第1ヒンジH1は、一方の段状凹部38bの両側において、第1テーブル30の上面の外縁部分に夫々接続されている。
【0029】
図5に示すように、第1テーブル30と第2テーブル40は、一対の第1ヒンジH1を折り曲げて第2テーブル40の上面40aに第1テーブル30の下面30bを重ね合わせ、ガイド孔32にガイド板バネ42B及び板ガイド42Aを挿通させることにより組み合わせることができる。ガイド孔32の開口縁は、板ガイド42Aの内側面及びガイド板バネ42Bの外側面と近接又は接触してガイドされる。換言すれば、ガイド孔32、ガイド板バネ42B、及び板ガイド42Aは、第1テーブル30と第2テーブル40を接近・離間可能に上下方向にガイドする。
【0030】
第1テーブル30は、各段状凹部38bが各規制板バネ44Bに係合されて規制突起44B1と当接することにより、上方への移動が規制される。第1テーブル30は、ガイド孔32にガイド板バネ42B及び板ガイド42Aを挿通させ、各段状凹部38bが規制突起44B1と当接する前の状態では、ガイド板バネ42Bのバネ突起の上側にガイド孔32が位置する。この状態でバネ突起とガイド孔32の縁部が当接することで、第1テーブル30と第2テーブル40が上下方向に所定の間隔を空けて離間し、かつ各ピン46が各貫通孔36から脱出した状態が維持される。
【0031】
次に、一対のサイドテーブル50の構成について説明する。各サイドテーブル50は、水が噴霧された溶着性ビーズ玩具を乾燥させるためのテーブルであり、左右対称の同じ構成とされる。一対のサイドテーブル50は、第3ヒンジH3を折り曲げることにより第2テーブル40上に重なり合った第1テーブル30の上側に重なり合うようになっている。具体的には、一方のサイドテーブル50は第1テーブル30の略右側半分上に重なり、他方のサイドテーブル50は第1テーブル30の略左側半分上に重なり合う。二段階開いた状態及び全て開いた状態では、各サイドテーブル50の上面50aは下方に向けられ、下面50bは上方に向けられる(
図5及び
図6参照)。
【0032】
図3及び
図4に示すように、一対のサイドテーブル50を閉じた状態では、各サイドテーブル50の上面50aは、左右方向に隣接した状態で第1テーブル30上に重なり合い、第1テーブル30及び第2テーブル40と略同形状及び同サイズとされる。左右方向に隣接した状態の各サイドテーブル50の上面50aには、その外縁に沿って上方に立設する壁状の縁壁52が設けられている。縁壁52の周縁の大きさは、収納ケース20の格子状壁部25の周縁の大きさよりも一回り大きくされている。また、両サイドテーブル50が隣接する部分では、一方のサイドテーブル50側の内側縁部に、前後方向に沿って延びるとともに上方側に略凸状とされる凸状部54が設けられている。凸状部54は、他方のサイドテーブル50の内側縁部の上側に重なり合って係止される。
【0033】
図5及び
図6に示すように、二段階開いた状態及び全て開いた状態では、各サイドテーブル50の下面50bは、左右方向の内側端部に第3ヒンジH3が接続されており、左右方向の外側端部が開放されている。各サイドテーブル50の下面50bにおいて前後方向に対向する一組の2辺には、縁壁56が左右方向に沿って夫々設けられている。各縁壁56は、その前方側の大部分が開放されている。各サイドテーブル50の下面50bの周縁部のうち第3ヒンジH3寄りの位置には、前後方向に所定の間隔を空けて壁状に立ち上がる嵌合壁部58が夫々設けられている。一対のサイドテーブル50を閉じた状態では、各嵌合壁部58は、第2テーブル40の板ガイド42Aとガイド板バネ42Bの間の凹部に入り込み、嵌合されるようになっている。
【0034】
また、
図6の拡大
図E2に示すように、各サイドテーブル50の下面50bの周縁部を除く略矩形状の領域R1には、略円形状の複数の微小凸部50b1からなる水はけ加工が施されている。各サイドテーブル50上に載置された溶着性ビーズ玩具から生じた水分は、微小凸部50b1の間に落ちて蒸発するようになっている。
【0035】
次に、第1ヒンジH1~第3ヒンジH3の構成について説明する。
図8に示すように、第1ヒンジH1~第3ヒンジH3は、いずれも薄肉部H1aと厚肉部H1bが接続方向に交互に設けられた蛇腹状に形成されており、ここでは第1ヒンジH1の構成について説明する。第1ヒンジH1は、その接続方向(前後方向、第1テーブル30と第2テーブル40を繋ぐ方向)に亘って複数の薄肉部H1aと複数の厚肉部H1bが交互に設けられた蛇腹状の構成とされる。
【0036】
このような構成とされていることにより、第1ヒンジH1(第2ヒンジH2、第3ヒンジH3)は、折り曲げた状態で、直線状に戻ろうとする力(復帰力)が各薄肉部H1aから分散される。このため、第1ヒンジH1(第2ヒンジH2、第3ヒンジH3)は、折り曲げた状態において、仮に蛇腹状とされていない構成と比べて直線状に戻り難いものとなっている。
【0037】
次に、溶着性ビーズ玩具用作成セット10を用いて溶着性ビーズ玩具の集合体を作成し、その後、溶着性ビーズ玩具用作成セット10を全て閉じた状態とする方法及び手順について説明する。まず、全て開いた状態(
図6参照)から一対の第1ヒンジH1を折り曲げて第1テーブル30を第2テーブル40上に重ね合わせ、第1テーブル30と第2テーブル40が上下方向に所定の間隔を空けて離間し、かつ各ピン46が各貫通孔36から脱出した状態とする。この状態において、第2テーブル40の紙保持板48A及び紙保持リブ48Bに、任意の図柄が記載された紙を保持させる。次に、第1テーブル30の貫通孔36のうち、紙に記載された任意の図柄に対応する貫通孔36(図柄と重なる部分の貫通孔36)上に複数の溶着性ビーズ玩具を載置する。
【0038】
貫通孔36上に溶着性ビーズ玩具を載置した状態では、ピン46の先端と溶着性ビーズ玩具は接触せず、離間している。複数の溶着性ビーズ玩具を載置し終わったら、霧吹き等で複数の溶着性ビーズ玩具に水を噴霧する。第1テーブル30に噴霧された水は、貫通孔36等を介して第2テーブル40上に貯留されるため、第1テーブル30の表面から溶着性ビーズ玩具用作成セット10の外側にこぼれて落ちることがほとんどない。濡れた不要な溶着性ビーズ玩具は、第1テーブル30の上面30aの左右両側から各傾斜面35上及び各第3ヒンジH3上を転がして各サイドテーブル50の下面50bへと移動させることができ、各サイドテーブル50の微小凸部50b1上で効果的に乾燥させることができる。
【0039】
次に、張出部34を両手で下方に押す等して第1テーブル30を第2テーブル40側に向けて押し込むと、第1テーブル30が第2テーブル40に接近する。このとき、ガイド板バネ42Bは、バネ突起と当接するガイド孔32の縁で板ガイド42A側に弾発して反る。すると、ガイド孔32は、バネ突起を乗り越えることができる。ガイド孔32がバネ突起を乗り越えると、縁壁38の先端部(下端部)が第2テーブル40の上面40aに当接し、第1テーブル30の下方への移動が規制される。さらに、各段状凹部38bが各規制板バネ44Bに係合される。これにより、第1テーブル30を閉じた状態(
図5参照)とされる。
【0040】
また、縁壁38の先端部が第2テーブル40の上面40aに当接することにより、各ピン46の先端部が各貫通孔36を貫通して溶着性ビーズ玩具に下側から当接し、溶着性ビーズ玩具が各貫通孔36の上側の開口縁に対して相対的に押し上げられる。溶着性ビーズ玩具は、支持されていた各貫通孔36の上側の開口縁から離間し、各貫通孔36による支持が解除される。このときには、複数の溶着性ビーズ玩具は手で持てる程度に結合しているので、各貫通孔36による支持が解除されて各ピン46の先端部により支持されている複数の溶着性ビーズ玩具を手で持ち上げて溶着性ビーズ玩具用作成セット10から取り外し、溶着性ビーズ玩具の集合体の作成が完了する。
【0041】
溶着性ビーズ玩具の集合体の作成が完了すると、一対の第3ヒンジH3を夫々折り曲げて各サイドテーブル50を第1テーブル30上に重ね合わせ、一方のサイドテーブル50の凸状部54を他方のサイドテーブル50の内側縁部に重ね合わせて、一対のサイドテーブル50を閉じた状態(
図3及び
図4参照)とする。これにより、各サイドテーブル50の嵌合壁部58が第2テーブル40の板ガイド42Aとガイド板バネ42Bの間の凹部に入り込んで嵌合される。
【0042】
また、
図4に示すように、この状態では、各サイドテーブル50の下面50bの縁壁56が第2テーブル40の上面第2低壁部44と当接し、各サイドテーブル50の下方への移動が規制される。また、この状態では、互いに当接する第2テーブル40と各サイドテーブル50の間のうち前方側及び後方側が開放されており、前方側の開放された部分に一対の第1ヒンジH1の接続端部が収納されるようになっている。なお、集合体の作成を終えて不要となった溶着性ビーズ玩具は、一対のサイドテーブル50を閉じた状態とする前に、収納ケース20の第1収納空間25aに収納する。また、不要となったペンや霧吹き等についても、収納ケース20の第2収納空間27aに収納する。
【0043】
次に、一対のサイドテーブル50を閉じた状態から第2ヒンジH2を折り曲げて収納ケース20上に互いに重ね合わされた一対のサイドテーブル50、第2テーブル40、及び第1テーブル30を重ね合わせ、全て閉じた状態(
図1及び
図2参照)とする。このとき、各サイドテーブル50の縁壁52の周縁の内側に収納ケース20の格子状壁部25の周縁が嵌まり込む。これにより、互いに重ね合わされた一対のサイドテーブル50、第2テーブル40、及び第1テーブル30が収納ケース20に対して前後方向及び左右方向へ移動することが規制される。
【0044】
また、
図7に示すように、この状態では、一方のサイドテーブル50の凸状部54が収納ケース20の壁部凹部25bに入り込み、格子状壁部25の先端部が各サイドテーブル50の上面50aと当接する。さらに、
図7及び
図2の拡大
図E1に示すように、この状態では、第2テーブル40のテーブル側保持突起44B2が収納ケース20のケース側保持突起24aを乗り越えてケース側保持突起24aに係合される。これにより、互いに重ね合わされた一対のサイドテーブル50、第2テーブル40、及び第1テーブル30が収納ケース20に対して上方に移動すること(一段階開いた状態に復帰すること)が規制される。
【0045】
ここで、全て閉じた状態とされることにより、第1収納空間25aの上方側が各サイドテーブル50によって覆われる。即ち、各サイドテーブル50が第1収納空間25aの上方を覆う蓋の機能を果たす。このため、第1収納空間25aに収納された溶着性ビーズ玩具が第1収納空間25aからこぼれ落ちてしまうことを防止することができる。
【0046】
以上の手順により、溶着性ビーズ玩具用作成セット10を全て開いた状態から全て閉じた状態とすることができる。この過程において折り曲げられる一対の第1ヒンジH1、第2ヒンジH2、一対の第3ヒンジH3は、上述したように折り曲げた状態から直線状に戻り難い。このため、互いに重なり合った一対のサイドテーブル50、第2テーブル40、及び第1テーブル30は、開いた状態に戻り難いようになっている。また、全て閉じた状態では、上述したように一対のサイドテーブル50、第2テーブル40、及び第1テーブル30が収納ケース20に対して移動することが規制され、開き難くなるため、持ち手部21を把持することにより、全て閉じた状態の溶着性ビーズ玩具用作成セット10を容易に持ち運ぶことができる。
【0047】
以上説明したように、本発明の実施形態に係る溶着性ビーズ玩具用作成セット10は、溶着性ビーズ玩具用作成セット10を構成する各部材(収納ケース20、第1テーブル30、第2テーブル40、一対のサイドテーブル50、第1ヒンジH1~第3ヒンジH3)が一体成形により製造される。このため、溶着性ビーズ玩具を収納するためのケースと溶着性ビーズ玩具の集合体を作成するための作成台を一括して製造することができ、製造コストを低減することができる。
【0048】
以上のような本発明の実施形態によれば、下記の態様の溶着性ビーズ玩具用作成セットを提供することができる。
【0049】
第1の態様に係る溶着性ビーズ玩具用作成セットは、溶着性ビーズ玩具を収納可能な収納ケースと、複数の貫通孔を有し、前記貫通孔の貫通方向の一方側に溶着性ビーズ玩具を載置可能に形成されている第1テーブルと、前記貫通孔の貫通方向の他方側から前記貫通孔に挿抜可能に形成されている複数のピンを有する第2テーブルと、第3テーブルと、を備え、前記収納ケースと前記第1テーブルと前記第2テーブルと前記第3テーブルは、ヒンジを介して夫々接続されるとともに、前記ヒンジを夫々折り曲げることにより相互に重ね合わせ可能である。
【0050】
この構成によれば、第2テーブル上に第1テーブルを重ね合わせて貫通孔36上に溶着性ビーズ玩具を載置することにより、溶着性ビーズ玩具の集合体を作成することができる。そして、濡れた溶着性ビーズ玩具を第3テーブル上で乾燥させることができる。さらに、作成後に不要となった溶着性ビーズ玩具を収納ケースに収納することができる。このように、溶着性ビーズ玩具の集合体を作成する作成台と溶着性ビーズ玩具を収納するためのケースが、ヒンジにより接続されて相互に重ね合わせ可能な態様で一体とされているため、これらの各部材を一体成形により一括して製造することができ、容易に持ち運ぶことができる。このため、持ち運びやすく、容易に製造することが可能な溶着性ビーズ玩具用作成セットを提供することができる。
【0051】
第2の態様に係る溶着性ビーズ玩具用作成セットは、前記収納ケースは、前記第2テーブルの前後方向の一方側に前記ヒンジを介して接続され、前記第1テーブルは、前記第2テーブルの前後方向の他方側に前記ヒンジを介して接続され、前記第3テーブルは、前記第2テーブルの左右方向の両側に前記ヒンジを介して一対接続されている。
【0052】
この構成によれば、第2テーブルの周りの四方向にヒンジを介して収納ケース、第1テーブル、及び一対の第3テーブルが夫々接続される。さらに、第2テーブルの周りの各ヒンジを順に折り曲げることにより、収納ケース、第1テーブル、第2テーブル、一対の第3テーブルを相互に重ね合わせた状態とすることができる。このように、各ヒンジについての具体的な接続態様を提供することができる。
【0053】
第3の態様に係る溶着性ビーズ玩具用作成セットは、前記収納ケースは、前記収納ケースと前記第1テーブルと前記第2テーブルと前記一対の第3テーブルが相互に重なり合った状態で、前記第2テーブルに係合されて前記第2テーブルを保持する係合保持部を有する。
【0054】
この構成によれば、収納ケースと第1テーブルと第2テーブルと一対の第3テーブルが相互に重なり合った状態で、係合保持部が第2テーブルに係合されることにより、各部材意図せず開いてしまうことを防止することができ、持ち運びやすさを向上させることができる。
【0055】
第4の態様に係る溶着性ビーズ玩具用作成セットは、前記収納ケースは、前記重ね合わせ方向に開口するとともに前記溶着性ビーズ玩具が収納される第1収納部を有し、前記ヒンジを夫々折り曲げて、前記収納ケースと前記第1テーブルと前記第2テーブルと前記一対の第3テーブルが相互に重なり合うことにより、前記第1収納部の開口する側が覆われる。
【0056】
この構成によれば、溶着性ビーズ玩具を収納するための収納ケースの具体的な構成、及び溶着性ビーズ玩具用作成セットを持ち運ぶ際に収納ケースに収納された溶着性ビーズ玩具がこぼれ落ちてしまうことを防止するための具体的な構成を提供することができる。
【0057】
第5の態様に係る溶着性ビーズ玩具用作成セットは、前記収納ケースは、前記第2収納部の外側に第2収納部を有する。
【0058】
この構成によれば、溶着性ビーズ玩具に必要な霧吹きやペン等を第2収納部に収納することができ、これらの部材を収納した状態で持ち運び可能とするための溶着性ビーズ玩具用作成セットの具体的な構成を提供することができる。
【0059】
第6の態様に係る溶着性ビーズ玩具用作成セットは、前記ヒンジの各々は、薄肉部と厚肉部が交互に設けられた蛇腹状に形成されている。
【0060】
この構成によれば、ヒンジの各々が折り曲げられた状態において直線状に戻ろうとする力が薄肉部により分散されるため、ヒンジの各々が蛇腹状に形成されていない構成と比べて直線状に戻り難い。このため、収納ケース、第1テーブル、第2テーブル、第3テーブルが相互に重なり合った状態から開いた状態に戻り難く、溶着性ビーズ玩具用作成セットの持ち運びやすさを向上させることができる。
【0061】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。
【符号の説明】
【0062】
10 溶着性ビーズ玩具用作成セット 20 収納ケース
21 持ち手部 22 外壁
23 境界壁 24 係合壁
24a ケース側保持突起 25 格子状壁部
25a 第1収納空間 25b 第2収納空間
26 内側壁部 26a 収納突起
27 接続壁部 27a 第2収納空間
30 第1テーブル 30R 第1テーブル領域
30a 上面 30b 下面
32 ガイド孔 34 張出部
35 傾斜面 36 貫通孔
38 縁壁 38a 段状凸部
38b 段状凹部 40 第2テーブル
40R 第2テーブル領域 40a 上面
40b 下面 42A 板ガイド
42B ガイド板バネ 44 上面第2低壁部
44B 規制板バネ 44B1 規制突起
44B2 テーブル側保持突起 46 ピン
48A 紙保持板 48B 紙保持リブ
50 サイドテーブル 50a 上面
50b 下面 50b1 微小凸部
52 縁壁 54 凸状部
56 縁壁 58 嵌合壁部
H1 第1ヒンジ H1a 薄肉部
H1b 厚肉部 H2 第2ヒンジ
H3 第3ヒンジ R1 領域