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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024160800
(43)【公開日】2024-11-15
(54)【発明の名称】コンテンツ提供装置
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/258 20110101AFI20241108BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20241108BHJP
   H04N 21/235 20110101ALI20241108BHJP
   G06F 3/0481 20220101ALI20241108BHJP
   H04L 51/214 20220101ALI20241108BHJP
【FI】
H04N21/258
G06Q50/10
H04N21/235
G06F3/0481
H04L51/214
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023076177
(22)【出願日】2023-05-02
(71)【出願人】
【識別番号】392026693
【氏名又は名称】株式会社NTTドコモ
(74)【代理人】
【識別番号】110003177
【氏名又は名称】弁理士法人旺知国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】蜂谷 雄介
(72)【発明者】
【氏名】▲福▼囿 貴嗣
(72)【発明者】
【氏名】白取 悟
(72)【発明者】
【氏名】新谷 敦史
【テーマコード(参考)】
5C164
5E555
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5C164FA12
5C164MA04S
5C164MA06S
5C164MB01S
5C164SA54S
5C164SB08P
5C164SB29S
5C164SC11P
5C164YA08
5C164YA11
5E555AA24
5E555BA02
5E555BA05
5E555BA06
5E555BA45
5E555BA83
5E555BA87
5E555BB02
5E555BB05
5E555BB06
5E555BC17
5E555BD01
5E555CA02
5E555CA12
5E555CA15
5E555CA18
5E555CB02
5E555CB12
5E555CB44
5E555CC05
5E555DB39
5E555DB41
5E555DB53
5E555DB57
5E555DC09
5E555DC63
5E555DD07
5E555EA05
5E555EA08
5E555EA14
5E555FA00
5L049CC11
5L050CC11
(57)【要約】
【課題】ユーザ間のコミュニケーションを図りつつ、漫画を快適に見ることができるコンテンツ提供装置を提供すること。
【解決手段】コンテンツ提供装置は、複数の端末装置と通信する通信装置と、通信装置を介して、複数のコマを含む漫画の漫画データを複数の端末装置に提供する漫画データ提供部と、複数の端末装置からのコメント入力に基づいて、各コマに対応する複数のコメントを取得する取得部と、複数のコメントから任意のコメントを選択するコメント選択部と、任意のコメントを複数の端末装置に提供するコメント提供部と、漫画を複数の端末装置に表示させるとともに、各コマに重ねて任意のコメントを複数の端末装置に表示させる表示制御部と、を備える。
【選択図】図9
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の端末装置と通信する通信装置と、
前記通信装置を介して、複数のコマを含む漫画の漫画データを前記複数の端末装置に提供する漫画データ提供部と、
前記複数の端末装置からのコメント入力に基づいて、各コマに対応する複数のコメントを取得する取得部と、
前記複数のコメントから任意のコメントを選択するコメント選択部と、
前記任意のコメントを前記複数の端末装置に提供するコメント提供部と、
前記漫画を前記複数の端末装置に表示させるとともに、各コマに重ねて前記任意のコメントを前記複数の端末装置に表示させる表示制御部と、
を備える、
ことを特徴とするコンテンツ提供装置。
【請求項2】
前記複数の端末装置の入力に基づいて、前記複数の端末装置のうちの2以上の端末装置同士をフォロー及びフォロワーの関係として紐付けて登録する関係登録部をさらに備え、
前記コメント選択部は、前記複数のコメントのうち前記関係にあるコメントを選択し、
前記表示制御部は、前記複数の端末装置のそれぞれに前記関係にあるコメントを表示させる、
請求項1に記載のコンテンツ提供装置。
【請求項3】
前記漫画の進行速度を設定する進行速度設定部を、さらに備える、
請求項1に記載のコンテンツ提供装置。
【請求項4】
前記漫画データ提供部は、前記通信装置を介して、前記複数の端末装置に対して所定の時刻に前記漫画データの提供を開始し、
前記取得部は、前記漫画データの提供開始から終了までの期間において、前記複数の端末装置からコメントを取得する、
請求項1に記載のコンテンツ提供装置。
【請求項5】
前記通信装置を介して、前記漫画データと同一作品のアニメデータを前記複数の端末装置の2以上に提供するアニメデータ提供部を、さらに備え、
前記アニメデータ提供部は、前記通信装置を介して、前記複数の端末装置の2以上に対して所定の時刻に前記漫画データの提供を開始し、
前記取得部は、前記アニメデータの配信開始から終了までの期間において、前記複数の端末装置から複数のコメントを取得し、
前記表示制御部は、前記複数の端末装置のうち、前記アニメデータと同一作品の漫画データを提供している端末装置に対して、前記アニメデータの配信開始から終了までの期間において取得した複数のコメントのうち選択されたコメントを表示させる、
請求項1に記載のコンテンツ提供装置。
【請求項6】
前記取得部は、前記複数の端末装置のうちの所定の端末装置が有する画面内のコメント入力欄に対応する領域への文字入力を示す情報を取得し、
前記表示制御部は、前記文字入力を示す情報に応じたコメントを前記所定の端末装置に表示させる、
請求項1に記載のコンテンツ提供装置。
【請求項7】
前記取得部は、前記複数の端末装置のうちの所定の端末装置が有する画面内の前記任意のコメントが表示されている箇所に対応する領域から他の領域への移動を示す情報を取得し、
前記表示制御部は、前記他の領域へ前記任意のコメントが移動した状態を前記所定の端末装置に表示させる、
請求項1に記載のコンテンツ提供装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、コンテンツ提供装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ウェブサイトまたはアプリを通じて、スマートフォンまたはタブレットなどの端末装置に対して、漫画等の電子書籍を提供するコンテンツ提供装置が知られている。コンテンツ提供装置の一例として、特許文献1には、電子書籍コンテンツを表示する情報表示装置について開示される。当該装置では、漫画のコマを単位にコンテンツが分割されたフレームに対応するコメントが表示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010-16531号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、コメントの数が膨大になると、コメントが邪魔になり、漫画が見難くなるというおそれがある。
【0005】
本開示は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、コメントを介してユーザ間のコミュニケーションを図りつつ、漫画を快適に見ることができるコンテンツ提供装置を提供することを解決課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以上の課題を解決するために、本開示の好適な態様にかかるコンテンツ提供装置は、複数の端末装置と通信する通信装置と、前記通信装置を介して、複数のコマを含む漫画の漫画データを前記複数の端末装置に提供する漫画データ提供部と、前記複数の端末装置からのコメント入力に基づいて、各コマに対応する複数のコメントを取得する取得部と、前記複数のコメントから任意のコメントを選択するコメント選択部と、前記任意のコメントを前記複数の端末装置に提供するコメント提供部と、前記漫画を前記複数の端末装置に表示させるとともに、各コマに重ねて前記任意のコメントを前記複数の端末装置に表示させる表示制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、コメントを介してユーザ間のコミュニケーションを図りつつ、漫画を快適に見ることができるコンテンツ提供装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】第1実施形態のコンテンツ提供システムを示す図である。
図2図1の端末装置の構成例を示すブロック図である。
図3図1のコンテンツ提供装置の構成例を示すブロック図である。
図4】漫画データファイルの一例を示す図である。
図5】漫画リストファイルの一例を示す図である。
図6】コメントファイルの一例を示す図である。
図7】選択コメントファイルの一例を示す図である。
図8】関係情報ファイルの一例を示す図である。
図9】端末装置が有する画面の一例を示す図である。
図10】コメント入力欄にコメント入力が行われた状態を示す図である。
図11】コメントがコマに表示された状態の画面の一例を示す図である。
図12】コメントの移動を受けた後の画面の一例を示す図である。
図13】第1実施形態におけるコンテンツ提供装置の動作の一例を示すフローチャートである。
図14】第2実施形態のコンテンツ提供装置の構成例を示すブロック図である。
図15】第2実施形態におけるコンテンツ提供装置の動作の一例を示すフローチャートである。
図16】第3実施形態におけるコンテンツ提供装置の動作の一例を示すフローチャートである。
図17】第4実施形態のコンテンツ提供装置の構成例を示すブロック図である。
図18】アニメデータファイルの一例を示す図である。
図19】アニメ再生リストファイルの一例を示す図である。
図20】紐づけファイルの一例を示す図である。
図21】アニメコメントファイルの一例を示す図である。
図22】選択アニメコメントファイルの一例を示す図である。
図23】第4実施形態におけるコンテンツ提供装置のアニメの提供に関する動作の一例を示すフローチャートである。
図24】第4実施形態におけるコンテンツ提供装置の漫画の提供に関する動作の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら本開示にかかる実施形態を説明する。以下に記載する実施形態は、本開示の好適な具体例である。このため、実施形態には、技術的に好ましい種々の限定が付されている。しかしながら、本開示の範囲は、以下の説明において特に本開示を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られない。
【0010】
1.第1実施形態
1-1.システムの全体構成
図1は、第1実施形態のコンテンツ提供システムを示す図である。図1に示すように、コンテンツ提供システム100は、コンテンツ提供装置10と、端末装置30-1、30-2、…30-K、…30-Nとを備える。Nは1以上の整数である。Kは1以上N以下の整数である。本実施形態において、複数の端末装置30-1~30-Nは同一の構成である。ただし、構成が同一でない端末装置が含まれても良い。また、複数の端末装置30-1~30-Nのそれぞれは、コンテンツ提供装置10とインターネット等の通信網50を介して互いに通信する。以下では、複数の端末装置30-1~30-Nを区別しない場合、端末装置30と表記する。また、端末装置30-1、30-2、…30-K、…30-Nの所有者をユーザU1、U2、…UK、…UNとする。なお、端末装置30の所有者は、ユーザUと表記する。
【0011】
コンテンツ提供システム100は、クライアントサーバーシステムである。コンテンツ提供装置10はサーバに相当し、端末装置30はクライアントに相当する。コンテンツとは、画像、文字、図形、もしくは映像、またはこれらを組み合わせたものであって、本実施形態では、主に漫画を示す。図1に示すコンテンツ提供システム100では、コンテンツ提供装置10が複数の端末装置30-1~30-Nに対して、漫画を電子書籍として配信する。
【0012】
本実施形態では、複数の端末装置30-1~30-Nは、ある特定の漫画を視聴し、当該漫画に対してコメントをしたことがあるものとする。なお、漫画を見ておらず、コメントをしていない他の端末装置がコンテンツ提供装置10と通信網50を介して接続されてもよい。
【0013】
コンテンツ提供装置10は、複数の端末装置30-1~30-Nから所定の漫画が有する所定のコマに対する複数のコメントを取得する。コンテンツ提供装置10は、当該複数のコメントを間引きし、間引きされて残ったコメントを端末装置30に提供する。この結果、端末装置30が視聴している当該漫画の所定のコマには、間引きされて残ったコメントが表示される。このため、全てのコメントが表示される場合に比べ、ユーザUは、コメントを介してのユーザ間のコミュニケーションを図りつつ、漫画を快適に見ることができる。
【0014】
1-1a.端末装置30
図2は、図1の端末装置30の構成例を示すブロック図である。端末装置30は、コンテンツを表示するビューア機能を有する。端末装置30としては、例えば、スマートフォン、及びタブレット等の携帯情報端末、パーソナルコンピュータ、並びにウェアラブルデバイスが挙げられる。
【0015】
端末装置30は、処理装置31、記憶装置32、通信装置33、表示装置34、及び入力装置35を備える。端末装置30が有する各要素は、情報を通信するための単体又は複数のバスを用いて相互に接続される。
【0016】
処理装置31は、端末装置30の全体を制御するプロセッサである。処理装置31は、例えば、単数または複数のチップを用いて構成される。処理装置31は、例えば、演算装置及びレジスタ等を含む中央処理装置(CPU)を含む。なお、処理装置31が有する機能の一部または全部を、DSP、ASIC、PLD、FPGA等のハードウェアを用いて実現してもよい。処理装置31は、各種の処理を並列的または逐次的に実行する。
【0017】
記憶装置32は、処理装置31による読取及び書込が可能な記録媒体である。記憶装置32は、処理装置31が実行する実行プログラムP2を含む複数のプログラム、及び各種データファイルを記憶する。
【0018】
通信装置33は、コンテンツ提供装置10と通信を行うための送受信デバイスとしてのハードウェアである。通信装置33は、例えば、ネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、及び通信モジュール等とも呼ばれる。通信装置33は、有線接続用のコネクターを備え、上記コネクターに対応するインタフェース回路を備えてもよい。また、通信装置33は、無線通信インタフェースを備えていてもよい。有線接続用のコネクター及びインタフェース回路としては有線LAN、IEEE1394、及びUSBに準拠した製品が挙げられる。また、無線通信インタフェースとしては無線LAN及びBluetooth(登録商標)等に準拠した製品が挙げられる。
【0019】
表示装置34は、画像及び文字情報を表示するデバイスである。表示装置34は、処理装置31による制御のもとで各種の画像を表示する。例えば、液晶表示パネル及び有機EL(Electro Luminescence)表示パネル等の各種の表示パネルが表示装置34として好適に利用される。
【0020】
入力装置35は、ユーザUからの操作を受け付ける。例えば、入力装置35は、キーボード、タッチパッド、タッチパネルまたはマウス等のポインティングデバイスを含む。例えば、入力装置35がタッチパネルを含む場合、表示装置34を兼ねてもよい。
【0021】
前述の処理装置31は、記憶装置32から実行プログラムP2を読み出して実行する。その結果、処理装置31は、通信制御部311、及び表示制御部312として機能する。
【0022】
通信制御部311は、コンテンツ提供装置10との間で、各種の情報を通信装置33に送受信させる。当該各種の情報には、コンテンツ提供装置10から提供される漫画データD2が含まれる。また、当該各種の情報には、例えば、ユーザUKによる入力装置35に対する操作を示す操作情報が含まれる。当該操作情報には、例えば、漫画の再生を開始する指示を示す情報と、コメントの入力に関する指示を示す情報と、各コマに対するコメントの画面内での位置に関する指示を示す情報と、が含まれる。
【0023】
表示制御部312は、通信制御部311が通信装置33に受信させた情報を表示装置34に表示させる。例えば、表示制御部312は、漫画、及び当該漫画に含まれるコマに対応するコメントを表示装置34に表示させる。また、表示制御部312は、漫画ビューワを起動する。漫画ビューワは、ブラウザ上で漫画を視聴可能なブラウザビューワでもよいし、アプル上で漫画を視聴可能なアプリビューワでもよい。
【0024】
1-1b.コンテンツ提供装置10
図3は、図1のコンテンツ提供装置10の構成例を示すブロック図である。図3に示すように、コンテンツ提供装置10は、処理装置11、記憶装置12、通信装置13、表示装置14、及び入力装置15を備える。コンテンツ提供装置10が有する各要素は、情報を通信するための単体または複数のバスを用いて相互に接続される。
【0025】
処理装置11は、コンテンツ提供装置10の全体を制御するプロセッサである。また、処理装置11は、例えば、単数または複数のチップを用いて構成される。処理装置11は、例えば、演算装置及びレジスタ等を含む中央処理装置(CPU)を用いて構成される。なお、処理装置11が有する機能の一部または全部を、DSP、ASIC、PLD、及びFPGA等のハードウェアを用いて実現してもよい。処理装置11は、各種の処理を並列的または逐次的に実行する。
【0026】
記憶装置12は、処理装置11による読取及び書込が可能な記録媒体である。また、記憶装置12は、処理装置11が実行する制御プログラムP1を含む複数のプログラムを記憶する。また、記憶装置12は、漫画リストファイルF2、漫画データファイルF20、コメントファイルF4、選択コメントファイルF40、及び関係情報ファイルF5等の各種データを含むファイルを記憶する。
【0027】
図4は、漫画データファイルF20の一例を示す図である。図4に示す漫画データファイルF20は、漫画データD2を含む。漫画データD2は、複数の個別漫画データD20-1、D20-2、D20-3、…D20-βを含む。βは2以上の整数である。なお、以下では、複数の個別漫画データD20-1~D20-βを区別しない場合、個別漫画データD20と表示する場合がある。
【0028】
複数の個別漫画データD20-1~D20-βのそれぞれは、漫画の元データをセグメント化したデータである。具体的には、複数の個別漫画データD20-1~D20-βは、漫画の元データをページまたはepub形式等によって表現される参照表現ごとに複数に分割されたデータである。図4に示す例では、ページごとに分割される。例えば、個別漫画データD20-1は、0ページ目のデータである。例えば、個別漫画データD20-2は、1ページ目のデータである。
【0029】
なお、複数の個別漫画データD20-1~D20-βのそれぞれは、1ページごとに分割されている必要はなく、任意のページ数ごとに分割される。また、複数の個別漫画データD20-1~D20-βのそれぞれは、互いに同一のページ数またはコマ数で分割されていてもよいし、互いに異なるページ数またはコマ数で分割されてもよい。
【0030】
図5は、漫画リストファイルF2の一例を示す図である。図5に示す漫画リストファイルF2は、複数の個別漫画データD20-1~D20-βのリストである。漫画リストファイルF2は、ページ(p. )及びページ順を含む。なお、ページ(p. )の代わりに、epub形式等によって表現される参照表現が用いられてもよい。ページ(p. )は、複数の個別漫画データD20-1~D20-βのうちのどの個別漫画データD20であるかを示す。
【0031】
例えば、図5の1行目に示すページ(p.0)は、図4の個別漫画データD20-1を示す。図5の2行目に示すページ(p.1)は、図4の個別漫画データD20-2を示す。また、例えば、複数の個別漫画データD20-1~D20-βは、漫画リストファイルF2の上から順に再生される。
【0032】
図6は、コメントファイルF4の一例を示す図である。図6のコメントファイルF4は、例えば、1つの漫画ごとに生成される。
【0033】
図6に示すように、コメントファイルF4は、端末装置30の端末ID、漫画のページ、当該ページのコマの番号、及び当該コマに対するコメントを対応付けたデータベースである。なお、端末IDの代わりに、ユーザIDが用いられてもよい。また、図示省略するが、コメントファイルF4には、端末IDに端末装置30を使用するユーザUのユーザ名が対応付けられている。コマの番号は、1つのページに含まれる1以上のコマに任意に割り当てられた番号である。1つのページに3つのコマが存在している場合、コマの番号は、「1」、「2」、または「3」である。なお、図示の例では、端末装置30の符号と端末IDとは同じ符号を用いている。
【0034】
コメントファイルF4には、一例として、端末装置30-1から提供された、「23」ページ目の「2」番目のコマに対するコメントである「重要なシーンだよな」を示す情報が含まれる。また、一例として、端末装置30-1から提供された、「44」ページ目の「3」番目のコマに対するコメントである「すごい迫力」を示す情報が含まれる。また、一例として、端末装置30-2から提供された、「23」ページ目の「1」番目のコマに対するコメントである「人物Xはどこだ?」を示す情報が含まれる。また、一例として、端末装置30-2から提供された、「23」ページ目の「2」番目のコマに対するコメントである「これは大事だ」を示す情報が含まれる。また、一例として、端末装置30-Kから提供された、「23」ページ目の「3」番目のコマに対するコメントである「かっこいい!」を示す情報が含まれる。また、一例として、端末装置30-Kから提供された、「60」ページ目の「1」番目のコマに対するコメントである「感動」を示す情報が含まれる。
【0035】
図7は、選択コメントファイルF40の一例を示す図である。図7の選択コメントファイルF40は、図6のコメントファイルF4に含まれる複数のコメントから選択されたコメントであるコメントを含むデータベースである。
【0036】
図7に示すように、選択コメントファイルF40は、漫画のページ、当該ページのコマの番号、当該コマに対するコメント、及び当該コメントを提供した端末装置30の端末IDを対応付けたデータベースである。なお、端末IDの代わりに、ユーザIDが用いられてもよい。また、図示省略するが、選択コメントファイルF40には、端末IDに端末装置30を使用するユーザUのユーザ名が対応付けられている。例えば、1つのコマごとに複数のコメントから1つのコメントが抽出される場合が例示される。複数のコメントから選択されたコメントを「選択コメント」とする。
【0037】
選択コメントファイルF40には、一例として、「23」ページ目の「1」番目のコマについての選択コメントが「人物Xはどこ?」であることを示す情報と、当該選択コメントが端末装置30-2から提供されたことを示す情報とが含まれる。また、一例として、「23」ページ目の「2」番目のコマについての選択コメントが「重要なシーンだよな」であることを示す情報と、当該選択コメントが端末装置30-1から提供されたことを示す情報とが含まれる。また、一例として、「23」ページ目の「3」番目のコマについての選択コメントが「かっこいい!」であることを示す情報と、当該選択コメントが端末装置30-Kから提供されたことを示す情報とが含まれる。また、一例として、「44」ページ目の「3」番目のコマについての選択コメントが「すごい迫力」であることを示す情報と、当該選択コメントが端末装置30-1から提供されたことを示す情報とが含まれる。また、一例として、「60」ページ目の「1」番目のコマについての選択コメントが「感動」であることを示す情報と、当該選択コメントが端末装置30-Kから提供されたことを示す情報とが含まれる。
【0038】
図8は、関係情報ファイルF5の一例を示す図である。図8の関係情報ファイルF5には、端末装置30ごとの関係を含むデータベースである。具体的には、関係情報ファイルF5には、端末装置30ごとのフォロー及びフォロワーの関係が含まれる。フォローとは、自身以外の他のユーザUの動向を知ることができるようつながりを得ることを示す。フォロワーとは、自分のことをフォローしているユーザUを示す。
【0039】
関係情報ファイルF5には、一例として、端末装置30-1のフォローが端末装置30-Kであることを示す情報と、端末装置30-1のフォロワーが端末装置30-2及び30-Kであることを示す情報とを含む。また、一例として、端末装置30-2のフォローが端末装置30-1であることを示す情報と、端末装置30-2のフォロワーがいないことを示す情報とを含む。また、一例として、端末装置30-Kのフォローが端末装置30-1であることを示す情報と、端末装置30-Kのフォロワーが端末装置30-1であることを示す情報とを含む。
【0040】
図3に示す通信装置13は、他の装置と通信を行うための送受信デバイスとしてのハードウェアである。通信装置13は、例えば、ネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、及び通信モジュール等とも呼ばれる。通信装置13は、有線接続用のコネクターを備え、上記コネクターに対応するインタフェース回路を備えていてもよい。また、通信装置13は、無線通信インタフェースを備えていてもよい。有線接続用のコネクター及びインタフェース回路としては有線LAN、IEEE1394、及びUSBに準拠した製品が挙げられる。また、無線通信インタフェースとしては無線LAN及びBluetooth(登録商標)等に準拠した製品が挙げられる。
【0041】
表示装置14は、画像及び文字情報を表示するデバイスである。表示装置14は、処理装置11による制御のもとで各種の画像を表示する。例えば、液晶表示パネル及び有機EL(Electro Luminescence)表示パネル等の各種の表示パネルが表示装置14として好適に利用される。
【0042】
入力装置15は、コンテンツ提供装置10の管理者からの操作を受け付ける。例えば、入力装置15は、キーボード、タッチパッド、タッチパネルまたはマウス等のポインティングデバイスを含んで構成される。ここで、入力装置15は、タッチパネルを含んで構成される場合、表示装置14を兼ねてもよい。
【0043】
処理装置11は、記憶装置12から制御プログラムP1を読み出して実行する。その結果、処理装置11は、生成部110、取得部111、漫画データ提供部113、コメント選択部115、コメント提供部116、関係登録部117、及び表示制御部118として機能する。
【0044】
生成部110は、漫画の元データから漫画データファイルF20及び漫画リストファイルF2を生成する。例えば、生成部110は、端末装置30からの指示とは関係なく、漫画データファイルF20及び漫画リストファイルF2を予め生成する。
【0045】
取得部111は、端末装置30との間で、各種の情報を通信装置13に送受信させる。例えば、取得部111は、通信装置13を介して、端末装置30からユーザUの操作を示す操作情報を取得する。前述のように、当該操作情報には、例えば、漫画の再生を開始する指示を示す情報と、コメントの入力に関する指示を示す情報と、コマに対するコメントの位置に関する指示を示す情報と、が含まれる。取得部111は、複数の端末装置30-1~30-Nからのコメント入力に基づいて、各コマに対応する複数のコメントを取得する。
【0046】
漫画データ提供部113は、通信装置13を介して、漫画データD2を端末装置30に提供する。漫画データ提供部113は、端末装置30に対して、複数の個別漫画データD20-1~D20-βを順次提供する。なお、漫画データ提供部113は、ユーザUの端末装置30を介した指示により、複数の漫画から所定の漫画を特定した後に、当該所望の漫画の漫画データD2を提供する。
【0047】
漫画データ提供部113は、漫画リストファイルF2、及び漫画データファイルF20を参照して、複数の個別漫画データD20-1~D20-βのシーク処理を行う。この処理により、漫画データ提供部113は、所定の個別漫画データD20を選択する。そして、漫画データ提供部113は、通信装置13を介して、端末装置30に対して当該所定の個別漫画データD20を提供する。これらの処理が繰り返し行われる。
【0048】
コメント選択部115は、漫画に含まれる各コマに対応する複数のコメントから任意のコメントを選択する。つまり、コメント選択部115は、図6のコメントファイルF4から図7の選択コメントファイルF40を生成する。
【0049】
コメント選択部115によって選択されたコメントは、複数の端末装置30-1~30-Nにおいて同じであってもよいし、端末装置30ごとに異なっていてもよい。つまり、コメント選択部115は、複数の端末装置30-1~30-Nで共通の選択コメントファイルF40を生成してもよいし、端末装置30ごとに個別の選択コメントファイルF40を生成してもよい。複数の端末装置30-1~30-Nで共通の選択コメントファイルF40を生成する場合、コメント選択部115は、例えば、複数のコメントから任意のコメントをランダムに選択する。また、端末装置30ごとに個別の選択コメントファイルF40を生成する場合、コメント選択部115は、例えば、フォロー及びフォロワーの関係に応じてコメントを選択する。
【0050】
コメント提供部116は、通信装置13を介して、コメント選択部115が選択した任意のコメントである選択コメントを端末装置30に提供する。
【0051】
関係登録部117は、2以上の端末装置30同士をフォロー及びフォロワーの関係として紐付けて登録する。関係登録部117は、図8の関係情報ファイルF5を生成する。
【0052】
表示制御部118は、端末装置30の画面S1に、提供した漫画データD2に基づく漫画を表示させる。また、表示制御部118は、漫画が有する各コマに重ねて、各コマに対応するコメントを端末装置30に表示させる。
【0053】
図9は、端末装置30が有する画面S1の一例を示す図である。図9に示すように、画面S1に表示される漫画は、複数のコマS01、S02及びS03を有する。コマS01を1番目のコマとし、コマS02を2番目のコマとし、コマS03を3番目のコマとする。コマS01には、コマS01に対応するコメントC1である「人物Xはどこ?」が表示される。コマS02には、コマS02に対応するコメントC2である「重要なシーンだな」が表示される。
【0054】
また、コメントC2には、コメントC2を提供したユーザUがユーザU1であることが分かるよう、ユーザU1を示すユーザ名が表示される。例えば、図9の画面S1が端末装置30-Kが有する画面である場合、フォローまたはフォロワーの関係にあるユーザU1のコメントにはユーザ名が表示される。一方、フォローまたはフォロワーの関係にないユーザU2のコメントにはユーザ名が表示されない。フォローまたはフォロワーの関係にあるユーザU1のコメントは、端末装置30-Kを所有するユーザUKにとって興味のある内容である。したがって、フォローまたはフォロワーの関係にあるユーザU1のユーザ名が表示されることは、ユーザ間のコミュニケーションを図る観点から有益である。一方、全てのユーザ名が表示されると、コメント欄が煩雑になり、漫画が見難くなるおそれがある。なお、全てのユーザ名が表示されてもよい。また、ユーザ名の代わりに、アイコン等が表示されてもよい。
【0055】
また、画面S1には、コメント入力欄Fと、送信ボタンB1とが表示される。コメント入力欄Fは、ユーザUが入力装置35を介してコメントを入力するために用いられる。送信ボタンB1は、コメント入力欄Fに入力されたコメントを、対応するコマに表示させるために用いられる。ユーザUは、入力装置35を介してコメントしたいコマを選択し、コメント入力欄Fにコメントを入力した後、送信ボタンB1を選択する。ユーザUからの指示を受け、表示制御部118は、端末装置30に対して、当該コメントを対応するコマに表示させる。なお、端末装置30の所有者自身のコメントは、必ず表示されるように設定される。しかし、所有者自身のコメントは、他の複数のコメントと同様に、選択コメントして抽出されず、画面S1に表示されなくてもよい。
【0056】
取得部111は、端末装置30が有する画面S1内にあるコメント入力欄Fに対応する領域への文字入力を示す情報を取得する。画面S1内の位置は、例えば、X座標、Y座標及びZ座標によって記述されており、X、Y及びZの座標値に基づいてコメント入力欄Fに対応する領域が指定される。なお、例えば、端末装置30がウェアラブルデバイスの場合、Z座標が必要である可能性が高いが、端末装置30の仕様によっては、Z座標は省略してもよい。表示制御部118は、取得部111が文字入力を取得したことをトリガとして、対応するコマに重ねて入力された文字をコメントとして端末装置30に表示させる。
【0057】
図10は、コメント入力欄Fにコメント入力が行われた状態を示す図である。図11は、コメントC3がコマに表示された状態の画面S1の一例を示す図である。図10に示すように、コメント入力欄Fに、ユーザUKが入力装置35を介して「かっこいい」と入力する。例えば、コマS03に対応するコメントを入力したい場合、ユーザUは、コマS03が選択されている状態で、コメント入力欄Fにコメント入力する。その後、ユーザUが入力装置35を介して送信ボタンB1を選択する。この結果、図11に示すように、コマS03に対応するコメントC3が表示される。この場合、ユーザU自身がコメントした内容であると分かるよう、例えば、コメントC3が強調表示されてもよい。
【0058】
図11に示すように、コメントC3が表示されると、コメント入力欄F及び送信ボタンB1の代わりに、コメント位置確定ボタンB2及びキャンセルボタンB3が表示される。さらに、カーソルPが表示される。コメント位置確定ボタンB2は、コメントC3のコマS03に対する位置を確定させるために用いられる。キャンセルボタンB3は、コメントC3の表示をキャンセルさせるために用いられる。カーソルPは、コメントC3を選択して、コメントC3の位置を変更させるために用いられる。
【0059】
取得部111は、画面S1内にあるコメントが表示されている箇所に対応する領域から他の領域への移動を示す情報を取得する。画面S1のX、Y及びZの座標値に基づき、移動した他の領域が指定される。表示制御部118は、取得部111が他の領域への移動を示す情報を取得したことをトリガとして、他の領域への移動に応じて、コメントが他の領域に移動した状態を端末装置30-Kに表示させる。
【0060】
図12は、コメントC3の移動を受けた後の画面S1の一例を示す図である。コメントC3が他の領域に移動した後、ユーザUが入力装置35を介して図11に示すコメント位置確定ボタンB2を選択する。この結果、図11のコメントC3の位置から図12のコメントC3の位置へと、コメントC3の移動が確定する。移動が確定、またはキャンセルボタンB3が選択されると、コメント入力欄F及び送信ボタンB1が再び表示される。このため、ユーザUは、コメント入力欄Fを用いて他のコメントを追加することができる。
【0061】
1-2.コンテンツ提供装置10の動作
図13は、第1実施形態におけるコンテンツ提供装置10の動作の一例を示すフローチャートである。図13に示す例では、コンテンツ提供装置10は、ステップS11からステップS21を行う。本実施形態では、端末装置30がデータを受信しながら同時に再生していくストリーミングにより、ユーザUは漫画を視聴する。
【0062】
ステップS11において、コンテンツ提供装置10が有する取得部111は、通信装置13を介して、漫画の再生開始の指示を示す情報を取得したか否かを判断する。当該情報を取得していない場合、取得するまで、当該判断が繰り返される。一方、当該情報を取得した場合、ステップS12に移行する。
【0063】
例えば、ユーザUが端末装置30に対して、入力装置35を用いて漫画の再生開始の指示をする操作をした場合、取得部111は、通信装置13を介して、端末装置30から当該操作を示す操作情報を取得する。例えば、ユーザUによる漫画の再生開始の指示をする操作としては、ユーザUが入力装置35を用いて、端末装置30が有する画面に表示される「再生を開始」を示すボタンを選択する操作が想定される。また、端末装置30では、ユーザUによる漫画の再生開始の指示を受け、漫画ビューワを起動する。
【0064】
なお、端末装置30の表示制御部312は、漫画ビューワを起動させる前に、ユーザUに対してブラウザでの視聴またはアプリでの視聴を選択させるボタンを端末装置30が有する画面に表示させる。表示制御部312は、例えば、「ブラウザで視聴すること」を示すボタン、及び「アプリで視聴すること」を示すボタンを画面内に表示させる指示を行う。この場合、表示制御部312は、入力装置35を用いてユーザUが選択したボタンに応じて漫画ビューワを起動すればよい。
【0065】
ステップS12において、コンテンツ提供装置10が有する漫画データ提供部113は、通信装置13を介して個別漫画データD20を提供する。具体的には、漫画データ提供部113は、複数の漫画から所定の漫画を特定し、複数の個別漫画データD20-1~D20-βのシーク処理を行い、漫画リストファイルF2を参照して漫画データファイルF20から所定の個別漫画データD20を選択する。そして、漫画データ提供部113は、選択した所定の個別漫画データD20を、通信装置13を介して端末装置30-Kに対して提供する。
【0066】
例えば、ユーザUが入力装置35を用いて漫画の最初のページから再生を開始するよう端末装置30に指示する場合が想定される。また、例えば、ユーザUKが入力装置35を用いて漫画の途中のページから再生を開始するよう端末装置30に指示する場合が想定される。いずれの場合であっても、取得部111は、端末装置30に対してユーザUが指示した再生開始をするページの指示を示す情報を取得する。漫画データ提供部113は、当該再生開始をするページに応じた個別漫画データD20を提供する。
【0067】
ステップS13において、コメント選択部115は、コメントがあるか否かを判断する。当該コメントがない場合、ステップS17に移行する。当該コメントがある場合、ステップS14に移行する。例えば、ステップS12にて提供した個別漫画データD20が1ページ目の個別漫画データD20-1である場合、コメント選択部115は、コメントファイルF4を参照し、1ページ目に含まれるコマに対応するコメントがあるか否かを判断する。
【0068】
ステップS14において、コメント選択部115は、コメントを選択する。例えば、コメント選択部115は、予め生成された選択コメントファイルF40を参照し、1ページ目に含まれるコマに対応する選択コメントを特定する。または、例えば、コメント選択部115は、コメントファイルF4の1ページ目に含まれる各コマに対応する複数のコメントから任意のコメントを選択し、選択コメントとして選択コメントファイルF40に格納してもよい。
【0069】
ステップS15において、コメント提供部116は、通信装置13を介して、選択コメントを端末装置30-Kに提供する。
【0070】
ステップS16において、表示制御部118は、ステップS12で提供した個別漫画データD20に基づく漫画を端末装置30に表示させるとともに、各コマに重ねて対応するコメントを端末装置30に表示させる。この結果、例えば、図9に示す画面S1が端末装置30に表示される。
【0071】
ステップS17において、取得部111は、通信装置13を介して、コメント入力欄Fへの文字入力を示す情報を取得したか否かを判断する。つまり、取得部111は、コメント入力を受けたか否かを判断する。文字入力を示す情報を取得していない場合、ステップS19に移行する。文字入力を示す情報を取得している場合、ステップS18に移行する。また、取得部111は、文字入力を示す情報を取得した場合、文字入力の際に選択されたコマを示す情報を合わせて取得する。
【0072】
なお、ステップS17では、端末装置30自身のコメントを選択する。例えば、端末装置30-Kがコメント入力欄Fに文字入力したコメントは、端末装置30-Kに関する選択コメントファイルF40に格納する。
【0073】
ステップS18において、表示制御部118は、端末装置30ごとに、ステップS17で文字入力の際に選択されたコマに文字入力されたコメントを、当該コマに重ねて表示させる。この結果、例えば、図11に示す画面S1が端末装置30の画面S1に表示される。
【0074】
ステップS19において、取得部111は、通信装置13を介して、コメントの移動指示を示す情報を取得したが否かを判断する。当該情報を取得していない場合、ステップS21に移行する。当該情報を取得した場合、ステップS20に移行する。
【0075】
ステップS20において、表示制御部118は、コメントの移動指示を示す情報に基づき、端末装置30に対して、新たな位置にコメントを表示させる。この結果、例えば、図12に示す画面S1が端末装置30に表示される。
【0076】
ステップS21において、取得部111は、通信装置13を介して、次の個別アニメデータD10の提供要求を端末装置30-Kから取得したか否かを判断する。当該情報を取得していない場合、図13に示すフローは終了する。一方、当該情報を取得した場合、ステップS12に移行する。
【0077】
なお、図13に示すフローチャートは一例である。例えば、図13に示すフローチャートでは、ステップS21で端末装置30-Kから次の個別漫画データD20の提供要求を受けた場合、ステップS12で次の個別漫画データD20を提供する。しかし、端末装置30からの要求無しで、漫画データ提供部113が現在の漫画のページの再生時間の終了が近づいたら次の個別漫画データD20を提供するようにしてもよい。
【0078】
1-3:第1実施形態が奏する効果
以上説明のように、コンテンツ提供装置10は、複数の端末装置30-1~30-Nと通信する通信装置13と、処理装置11とを含む。処理装置11は、漫画データ提供部113と、取得部111と、コメント選択部115と、コメント提供部116と、表示制御部118とを含む。漫画データ提供部113は、通信装置13を介して、複数のコマを含む漫画の漫画データD2を複数の端末装置30-1~30-Nに提供する。取得部111は、複数の端末装置30-1~30-Nからのコメント入力に基づいて、各コマに対応する複数のコメントを取得する。コメント選択部115は、各コマに対応する複数のコメントから任意のコメントを選択する。コメント提供部116は、各コマに対応付けられた任意のコメントを複数の端末装置30-1~30-Nに提供する。表示制御部118は、漫画データD2に基づく漫画を複数の端末装置30-1~30-Nに表示させるとともに、各コマに重ねて対応する任意のコメントを複数の端末装置30-1~30-Nに表示させる。
【0079】
コンテンツ提供装置10が以上の構成を有することで、複数のコメントを間引きして、コメント数をコントロールすることができる。このため、ユーザUは、コメントを介してのユーザ間のコミュニケーションを図りつつ、漫画を快適に見ることができる。複数のコメントが表示されることによって漫画自体がコメントで見え難くなることが抑制される。また、全てのコメントが無くなるわけではないため、コメントを介したユーザ間のコミュニケーションが維持される。また、各コマに重ねてコメントが表示されることで、ユーザUはどのコマに対応するコメントであるかを認識し易い。
【0080】
なお、コメントは、各コマの表側に表示されてもよいし、裏側に表示されてもよい。コメントが漫画の裏側に表示される場合、漫画がシースルー表示されてもよい。また、コメントは、動的に表示されてもよいし、所定の領域に固定された状態で表示されてもよい。また、コメントは、複数の端末装置30-1~30-Nの全てから提供されなくてもよい。
【0081】
また、前述のように、コンテンツ提供装置10の処理装置11は、関係登録部117を含む。関係登録部117は、複数の端末装置30-1~30-Nのそれぞれからの入力に基づいて、複数の端末装置30-1~30-Nのうちの2以上の端末装置30同士をフォロー及びフォロワーの関係として紐付けて登録する。コメント選択部115は、フォロー及びフォロワーの関係にあるコメントを選択する。
【0082】
コンテンツ提供装置10が以上の構成を有することで、関係性のある端末装置30のコメントが選択される。このため、ユーザUが特に関心のあるフォローまたはフォロワーと共通の漫画を通して繋がり、コメントを共有することができる。このため、互いに関係性がより身近なものとなり、コメントを介したユーザ間のコミュニケーションが強化される。
【0083】
なお、コメント選択部115は、フォロー及びフォロワーの関係以外の内容に基づいてコメントを選択してもよい。例えば、コメント選択部115は、端末装置30ごとに、年齢、好きな漫画のジャンル、及び性別が同じであるユーザUが所有する端末装置30から提供されたコメントを選択する。この場合、共感を得易く、コメントを介したユーザ間のコミュニケーションが強化され易い。
【0084】
また、前述のように、取得部111は、複数の端末装置30-1~30-Nのうちの所定の端末装置30が有する画面S1内のコメント入力欄Fに対応する領域への文字入力を示す情報を取得する。表示制御部118は、各コマに重ねて文字をコメントとして所定の端末装置30に表示させる。
【0085】
コンテンツ提供装置10が以上の構成を有することで、漫画を見ながらコメント入力が可能である。このため、ユーザU自身の見識を残すことができる。さらには、当該コメントを他のユーザと共有することができる。よって、ユーザ間のコミュニケーションを高めることができる。
【0086】
また、前述のように、取得部111は、複数の端末装置30-1~30-Nのうちの所定の端末装置30が有する画面S1内のコメントが表示されている箇所に対応する領域から他の領域への移動を示す情報を取得する。表示制御部118は、他の領域へコメントが移動した状態を所定の端末装置30に表示される。
【0087】
コンテンツ提供装置10が以上の構成を有することで、各コマのうちユーザUが特に着目したい箇所にコメントが重ねて表示されることを回避することができる。よって、ユーザUは漫画を快適に見ることができる。
【0088】
2.第2実施形態
以下、本開示の第2実施形態について説明する。以下に例示する形態において作用や機能が前述の第1実施形態と同様である要素については、前述の第1実施形態の説明で使用した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
【0089】
本実施形態では、漫画が自動送りであり、漫画の自動送りの速度を設定可能なことが、第1実施形態と異なる。
【0090】
2-1b.コンテンツ提供装置10
図14は、第2実施形態のコンテンツ提供装置10の構成例を示すブロック図である。図14のコンテンツ提供装置10の表示制御部118は、進行速度に応じて、各コマに対応するコメントを端末装置30に表示させる。このため、端末装置30では、漫画が自動送りで再生される。
【0091】
コンテンツ提供装置10は、さらに進行速度設定部119として機能する。進行速度設定部119は、漫画の進行速度を設定する。例えば、漫画がページごとに画面に表示される場合、ページの送り速度がページごとに設定される。この場合、進行速度は、例えば、各ページに含まれるコマ数、コメント数、またはセリフの文字数に応じて設定される。例えば、コマ数、コメント数、またはセリフの文字数が多くなるほど、進行速度が遅くなる。また、例えば、漫画がコマごとに画面に表示される場合、コマの送り速度がコマごとに設定される。この場合、進行速度は、例えば、コメント数、またはセリフの文字数に応じて設定される。
【0092】
2-2.コンテンツ提供装置10の動作
図15は、第2実施形態におけるコンテンツ提供装置10の動作の一例を示すフローチャートである。図15に示す例では、第1実施形態のフローに対して、ステップS21が省略され、ステップS22、S23及びS24が追加される。
【0093】
ステップS22おいて、進行速度設定部119は、漫画の進行速度を設定する。なお、ステップS22において、進行速度設定部119は、予め設定されている進行速度を特定してもよいし、取得部111が再生開始に指示を受けたことをトリガとして進行速度を設定してもよい。また、進行速度設定部119は、ユーザUの入力装置35を介した速度の設定に関する指示を示す情報を基にして、進行速度を設定してもよい。
【0094】
ステップS23では、漫画データ提供部113は、個別漫画データD20の提供開始から所定時間が経過したか否かを判断する。この所定時間は、進行速度設定部119によって設定された進行速度に基づいて、個別漫画データD20ごとに進行速度設定部119によって設定される。所定時間が経過していない場合、ステップS24に移行する。所定時間が経過した場合、ステップS12に移行する。
【0095】
ステップS24では、表示制御部118は、最後の個別漫画データD20を提供したか否かを判断する。最後の個別漫画データD20を提供し終えた場合、図15に示すフローは終了する。一方、最後の個別漫画データD20を提供し終えていない場合、ステップS23に移行する。
【0096】
なお、図15に示すフローチャートは一例である。例えば、ステップS24では、取得部111が通信装置13を介して配信終了の指示を受けたかを判断してもよい。配信終了の指示を受けた場合、図15に示すフローは終了する。
【0097】
2-3:第2実施形態が奏する効果
本実施形態のコンテンツ提供装置10の処理装置11は、前述のように、進行速度設定部119をさらに有する。進行速度設定部119は、漫画の進行速度を設定する。表示制御部118は、進行速度に応じて、漫画データD2に基づく漫画を複数の端末装置30-1~30-Nに表示させるとともに、表示させているコマに重ねて、当該コマに対応するコメントを複数の端末装置30-1~30-Nに表示させる。
【0098】
コンテンツ提供装置10が以上の構成を有することで、ユーザUは端末装置30を介して漫画及びコメントを自動送りで見ることができる。さらに、漫画の種類、またはコメントの文字数等に応じて自動送りの進行速度が設定される。または、ユーザU自身の要望に応じて自動送りの進行速度が設定される。このため、ユーザUは快適に漫画を見ることができる。
【0099】
3.第3実施形態
以下、本開示の第3実施形態について説明する。以下に例示する形態において作用や機能が前述の第2実施形態と同様である要素については、前述の第2実施形態の説明で使用した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
【0100】
本実施形態では、漫画がリアルタイム配信であることが、第2実施形態と異なる。リアルタイム配信とは、特定のスケジュールに沿って漫画を提供するサービスである。したがって、漫画データD2の提供が所定の時間に開始される。
【0101】
3-1b.コンテンツ提供装置10
本実施形態では、漫画データ提供部113は、通信装置13を介して、複数の端末装置30-1~30-Nに対して配信開始時刻になったら漫画データD2の提供を開始する。この結果、漫画のリアルタイム配信が開始される。
【0102】
取得部111は、漫画データD2の提供開始から終了までの期間、すなわち配信期間において、複数の端末装置30-1~30-Nからコメントを取得する。取得したコメントに関する情報は、コメントファイルF4に格納される。
【0103】
3-2.コンテンツ提供装置10の動作
図16は、第3実施形態におけるコンテンツ提供装置10の動作の一例を示すフローチャートである。図16に示す例では、第2実施形態のフローに対して、ステップS13、S17、及びS18が省略され、ステップS25、及びS26が追加される。
【0104】
ステップS25おいて、漫画データ提供部113は、配信予定時刻になったか否かを判断する。配信予定時刻になっていないと判断する場合、配信予定時刻になるまでステップS25が繰り返される。配信予定時刻になったと判断する場合、ステップS12に移行する。ステップS12において、漫画データ提供部113は、個別漫画データD20を提供する。
【0105】
ステップS26において、取得部111は、通信装置13を介して、コメント入力欄Fへの文字入力を示す情報を取得したか否かを判断する。つまり、取得部111は、コメント入力を受けたか否かを判断する。文字入力を示す情報を取得していない場合、ステップS19に移行する。文字入力を示す情報を取得している場合、ステップS14に移行する。また、取得部111は、文字入力を示す情報を取得した場合、文字入力の際に選択されたコマを示す情報を合わせて取得する。
【0106】
ステップS14では、コメント選択部115は、複数のコメントから所定のコメントを選択する。コメント選択部115は、例えば、端末装置30自身のコメントと、フォロー及びフォロワーの関係にあるコメントを選択する。
【0107】
なお、図16に示すフローチャートは一例である。他のステップが追加されてもよいし、図16の複数のステップのいずれかが省略されてもよい。
【0108】
3-3:第3実施形態が奏する効果
本実施形態では、前述のように、漫画データ提供部113は、通信装置13を介して、複数の端末装置30-1~30-Nに対して所定の時刻である配信開始時刻に漫画データD2の提供を開始する。取得部111は、漫画データD2の提供開始から終了までの期間において、複数の端末装置30-1~30-Nからコメントを取得する。表示制御部118は、漫画データD2に基づく漫画を複数の端末装置30-1~30-Nに表示させるとともに、表示させているコマに重ねて、当該コマに対応するコメントを複数の端末装置30-1~30-Nに表示させる。
【0109】
かかる本実施形態によれば、リアルタイムでの漫画の配信、及びコメントの表示を行うことができる。このため、複数のユーザが漫画を同じ時間に共有して読むことができるので、一体感を味わうことができる。コメントがリアルタイムで表示されることで、複数のユーザ同士で会話をしているような雰囲気を味わうことができる。よって、コメントを介したユーザ間のコミュニケーションを高めることができる。また、リアルタイムだからこそ、複数のコメントが間引きされてコメント数がコントロールされることで、コメントの見逃し、及び漫画の見逃しを抑制することができる効果が大きい。
【0110】
4.第4実施形態
以下、本開示の第4実施形態について説明する。以下に例示する形態において作用や機能が前述の第1実施形態と同様である要素については、前述の第1実施形態の説明で使用した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
【0111】
本実施形態では、リアルタイム配信されているアニメに対するコメントを、当該アニメと同一作品の漫画に表示させることが、第1実施形態と異なる。当該リアルタイム配信とは、特定のスケジュールに沿ってアニメを提供するサービスである。
【0112】
4-1b.コンテンツ提供装置10
図17は、第4実施形態のコンテンツ提供装置10の構成例を示すブロック図である。図17の記憶装置12は、アニメ再生リストファイルF1、アニメデータファイルF10、紐づけファイルF3、アニメコメントファイルF6、及び選択アニメコメントファイルF60をさらに含む。
【0113】
図18は、アニメデータファイルF10の一例を示す図である。図18に示すアニメデータファイルF10は、アニメデータD1を含む。アニメデータD1は、複数の個別アニメデータD10-1、D10-2、D10-3、…D10-αを含む。αは2以上の整数である。なお、以下では、複数の個別アニメデータD10-1~D10-αを区別しない場合、個別アニメデータD10と表示する場合がある。
【0114】
複数の個別アニメデータD10-1~D10-αのそれぞれは、アニメの元データをセグメント化したデータである。具体的には、複数の個別アニメデータD10-1~D10-αは、アニメの元データを再生時間ごとに複数に分割されたデータである。例えば、個別アニメデータD10-1は、再生時間0秒から1秒までのデータである。例えば、個別アニメデータD10-2は、再生時間1秒から2秒までのデータである。
【0115】
なお、複数の個別アニメデータD10-1~D10-αのそれぞれは、1秒ごとに分割されている必要はなく、任意の再生時間ごとに分割される。また、複数の個別アニメデータD10-1~D10-αのそれぞれは、互いに同一の時間で分割されていてもよいし、互いに異なる時間で分割されてもよい。
【0116】
図19は、アニメ再生リストファイルF1の一例を示す図である。図19に示すアニメ再生リストファイルF1は、複数の個別アニメデータD10-1~D10-αの再生リストである。アニメ再生リストファイルF1は、再生時間(♯EXTINF: )、セグメントの場所(segment )、及び再生順を含む。セグメントの場所(segment )は、複数の個別アニメデータD10-1~D10-αのうちのどの個別アニメデータD10であるかを示す。なお、図19は、HLS形式でのストリーミング配信の場合の例示である。HLS形式以外のSmooth Streaming形式や、MPEG-DASH形式などのストリーミング配信の形式であってもよい。
【0117】
例えば、2行目に示すセグメントの場所(segment -000.ts)は、個別アニメデータD10-1を示す。4行目に示すセグメントの場所(segment -001.ts)は、個別アニメデータD10-2を示す。また、複数の個別アニメデータD10-1~D10-αは、アニメ再生リストファイルF1の上から順に再生される。例えば、1行目に示す再生時間(♯EXTINF:10.500000)に、2行目に示す個別アニメデータD10-1が再生される。3行目示す再生時間(♯EXTINF:1.458333)に、4行目に示す個別アニメデータD10-2が再生される。
【0118】
図20は、紐づけファイルF3の一例を示す図である。図20に示す紐づけファイルF3は、アニメの再生時間に関する情報と漫画のページまたは参照表現に関する情報とを対応付ける関係情報を含む。すなわち、紐づけファイルF3は、複数の個別アニメデータD10-1~D10-αと複数の個別漫画データD20-1~D20-βとを紐づける紐づけファイルである。
【0119】
例えば、図20の1行目に示す再生時間(♯EXTINF:10.500000)と2行目に示すページ(p.0)とが対応付けられる。図20の1行目に示す再生時間(♯EXTINF:10.500000)は、図19の1行目に示す再生時間(♯EXTINF:10.500000)に対応している。図20の2行目に示すページ(p.0)は、図5の1行目に示すページ(p.0)に対応している。このため、図20の1行目に示す再生時間(♯EXTINF:10.500000)において、図19の2行目に示すセグメントの場所(segment -000.ts)に相当する図18の個別アニメデータD10-1と、図5の1行目に示すページ(p.0)に相当する図4の個別漫画データD20-1とが対応付けられている。
【0120】
また例えば、図20の3行目に示す再生時間(♯EXTINF:1.458333)と4行目に示すページ(p.0)とが対応付けられる。図20の3行目に示す再生時間(♯EXTINF:1.458333)は、図19の3行目に示す再生時間(♯EXTINF:1.458333)に対応している。図20の4行目に示すページ(p.0)は、図5の1行目に示すページ(p.0)に対応している。このため、図20の3行目に示す再生時間(♯EXTINF:1.458333)において、図19の4行目に示すセグメントの場所(segment -001.ts)に相当する図18の個別アニメデータD10-2と、図5の1行目に示すページ(p.0)に相当する図4の個別漫画データD20-1とが対応付けられている。
【0121】
図21は、アニメコメントファイルF6の一例を示す図である。図21のアニメコメントファイルF6は、例えば、1つのアニメごとに生成される。例えば、図21に示すアニメコメントファイルF6は、コメントファイルF4に対応する漫画と同一作品のアニメに関するコメントを含むデータベースである。
【0122】
図21に示すように、アニメコメントファイルF6は、端末装置30の端末ID、どの個別アニメデータD10の提供時のコメントであるかと、そのコメントとを対応付けたデータベースである。なお、どの個別アニメデータD10の提供時のコメントであるかは、再生時間(♯EXTINF:…)またはセグメントの場所(segment・・・)等で表現されてもよい。また、端末IDの代わりに、ユーザIDが用いられてもよい。また、図示省略するが、アニメコメントファイルF6には、端末IDに端末装置30を使用するユーザUのユーザ名が対応付けられている。
【0123】
アニメコメントファイルF6には、一例として、端末装置30-1から提供された、個別アニメデータD10-1の提供時におけるコメントである「楽しみ」を示す情報が含まれる。また、一例として、端末装置30-2から提供された、個別アニメデータD10-1の提供時におけるコメントである「始まる」を示す情報が含まれる。また、一例として、端末装置30-2から提供された、個別アニメデータD10-2の提供時におけるコメントである「わくわく」を示す情報が含まれる。また、一例として、端末装置30-1から提供された、個別アニメデータD10-10の提供時におけるコメントである「かわいい」を示す情報が含まれる。また、一例として、端末装置30-2から提供された、個別アニメデータD10-10の提供時におけるコメントである「いいね」を示す情報が含まれる。
【0124】
図22は、選択アニメコメントファイルF60の一例を示す図である。図22の選択アニメコメントファイルF60は、図21のアニメコメントファイルF6に含まれる複数のアニメコメントから選択されたアニメコメントを含むデータベースである。アニメコメントとは、アニメに対してユーザUが入力したコメントである。また、紐づけファイルF3に基づき、個別アニメデータD10は、対応する個別漫画データD20のページ及びコマ番号に変換されている。
【0125】
図22に示すように、選択アニメコメントファイルF60は、端末装置30の端末ID、ページ、コマ番号、及びコメントが対応付けられたデータベースである。なお、端末IDの代わりに、ユーザIDが用いられてもよい。また、図示省略するが、選択アニメコメントファイルF60には、端末IDに端末装置30を使用するユーザUのユーザ名が対応付けられている。また、図22では、例えば、1つの個別アニメごとに複数のコメントから1つのコメントが抽出される場合が例示される。複数のアニメコメントから選択されたアニメコメントを「選択アニメコメント」とする。
【0126】
選択アニメコメントファイルF60には、一例として、「1」ページ目の「1」番目のコマについての選択アニメコメントが「楽しみ」であることを示す情報と、当該選択コメントが端末装置30-1から提供されたことを示す情報とが含まれる。また、一例として、「3」ページ目の「1」番目のコマについての選択アニメコメントが「かわいい」であることを示す情報と、当該選択コメントが端末装置30-1から提供されたことを示す情報とが含まれる。
【0127】
図17の処理装置11の生成部110は、アニメの元データからアニメデータファイルF10及びアニメ再生リストファイルF1を生成する。また、例えば、生成部110は、アニメデータファイルF10、アニメ再生リストファイルF1、及び紐づけファイルF3を生成する。
【0128】
図17の処理装置11は、さらに、アニメデータ提供部114として機能する。アニメデータ提供部114は、通信装置13を介して、アニメデータD1を端末装置30に提供する。本実施形態では、アニメデータ提供部114は、端末装置30に対して、複数の個別アニメデータD10-1~D10-αを順次提供する。
【0129】
アニメデータ提供部114は、アニメ再生リストファイルF1及びアニメデータファイルF10を参照して、複数の個別アニメデータD10-1~D10-αのシーク処理を行う。この処理により、アニメデータ提供部114は、所定の個別アニメデータD10を選択する。そして、アニメデータ提供部114は、通信装置13を介して、端末装置30に対して当該所定の個別アニメデータD10を提供する。これらの処理が繰り返し行われる。
【0130】
3-2.コンテンツ提供装置10の動作
図23は、第4実施形態におけるコンテンツ提供装置10のアニメの配信に関する動作の一例を示すフローチャートである。例えば、コンテンツ提供装置10は複数の端末装置30-1~30-Nのうちの2以上の端末装置30に対してアニメを提供する。コンテンツ提供装置10は、ステップS31からステップS38を行う。本実施形態では、端末装置30がデータを受信しながら同時に再生していくストリーミングにより、ユーザUは漫画を視聴する。
【0131】
ステップS31において、取得部111は、通信装置13を介して、アニメの再生開始の指示を示す情報を取得したか否かを判断する。当該情報を取得していない場合、取得するまで、当該判断が繰り返される。一方、当該情報を取得した場合、ステップS32に移行する。また、端末装置30では、ユーザUによる漫画の再生開始の指示を受け、アニメビューワを起動する。アニメビューワは、ブラウザ上でアニメを視聴可能なブラウザビューワでもよいし、アプル上でアニメを視聴可能なアプリビューワでもよい。
【0132】
ステップS32おいて、アニメデータ提供部114は、配信予定時刻になったか否かを判断する。配信予定時刻になっていないと判断する場合、配信予定時刻になるまでステップS32が繰り返される。配信予定時刻になったと判断する場合、ステップS33に移行する。
【0133】
ステップS33において、アニメデータ提供部114は、複数のアニメから所定のアニメを特定し、通信装置13を介して個別アニメデータD10を提供する。具体的には、アニメデータ提供部114は、複数の個別アニメデータD10-1~D10-αのシーク処理を行う。アニメデータ提供部114は、アニメ再生リストファイルF1を参照してアニメデータファイルF10から所定の個別アニメデータD10を選択する。
【0134】
ステップS34において、表示制御部118は、端末装置30に提供した個別アニメデータD10に基づくアニメを表示させる。
【0135】
ステップS35において、取得部111は、アニメコメントを取得したか否かを判断する。取得したと判断する場合、ステップS36に移行する。取得していないと判断する場合、ステップS37に移行する。
【0136】
ステップS36において、コメント提供部116は、取得したコメントを端末装置30に表示させる。また、コメント選択部115は、取得したコメントをアニメコメントファイルF6に格納する。
【0137】
ステップS37において、アニメデータ提供部114は、個別アニメデータD10の提供開始から所定時間が経過したか否かを判断する。この所定時間は、進行速度設定部119によって設定された進行速度に基づいて、個別アニメデータD10ごとに進行速度設定部119によって設定される。所定時間が経過していない場合、ステップS33に移行する。所定時間が経過した場合、ステップS38に移行する。
【0138】
ステップS38において、表示制御部118は、最後の個別アニメデータD10を提供したか否かを判断する。最後の個別アニメデータD10を提供し終えた場合、図23に示すフローは終了する。一方、最後の個別アニメデータD10を提供し終えていない場合、ステップS37に移行する。
【0139】
なお、図23に示すフローチャートは一例である。他のステップが追加されてもよいし、図23の複数のステップのいずれかが省略されてもよい。
【0140】
図24は、第4実施形態におけるコンテンツ提供装置10の漫画の提供に関する動作の一例を示すフローチャートである。図24に示す例では、第1実施形態におけるステップS13の代わりにステップS13aが追加され、ステップS14の代わりにステップS14aが追加され、ステップS15の代わりにステップS15aが追加される。
【0141】
ステップS13aにおいて、コメント選択部115は、コメントがあるか否かを判断する。当該コメントがある場合、ステップS17に移行する。当該コメントがない場合、ステップS14aに移行する。例えば、ステップS12にて提供した個別漫画データD20が1ページ目の個別漫画データD20-1である場合、コメント選択部115は、コメントファイルF4を参照し、1ページ目に含まれるコマに対応するコメントがあるか否かを判断する。さらに、コメント選択部115は、アニメコメントファイルF6を参照し、1ページ目に含まれるコマに対応するアニメコメントがあるか否かを判断する。
【0142】
ステップS14aにおいて、コメント選択部115は、コメントを選択する。例えば、コメント選択部115は、予め生成された選択コメントファイルF40を参照し、1ページ目に含まれるコマに対応する任意のコメントを特定する。さらに、コメント選択部115は、予め生成された選択アニメコメントファイルF60を参照し、1ページ目に含まれるコマに対応する任意のコメントを特定する。または、例えば、コメント選択部115は、コメントファイルF4の1ページ目に含まれる各コマに対応する複数のコメントから任意のコメントを選択し、選択コメントファイルF40に格納してもよい。さらに、例えば、コメント選択部115は、アニメコメントファイルF6の1ページ目に含まれる各コマに対応する複数のアニメコメントから任意のアニメコメントを選択し、選択アニメコメントファイルF60に格納してもよい。
【0143】
ステップS15aにおいて、コメント提供部116は、通信装置13を介して、選択コメント、及び選択アニメコメントを端末装置30に提供する。
【0144】
4-3:第4実施形態が奏する効果
本実施形態では、処理装置11は、アニメデータ提供部114をさらに備える。アニメデータ提供部114は、通信装置13を介して、特定の漫画の漫画データD2と同一作品のアニメデータD1を所定の時刻に複数の端末装置30-1~30-Nの2以上に提供する。取得部111は、アニメデータD1の配信開始から終了までの期間において、複数の端末装置30-1~30-Nの2以上から複数のコメントを取得する。表示制御部118は、複数の端末装置30-1~30-Nのうち、アニメデータD1と同一作品の漫画データD2を提供している端末装置30に対して、アニメデータD1の配信開始から終了までの期間において取得した複数のアニメコメントのうち選択された任意のアニメコメントを表示させる。
【0145】
かかる本実施形態によれば、アニメと漫画とにおいてコメントの連携を図ることができる。さらに、漫画を原作としたアニメの配信は近年増加している。アニメのリアルタイム配信において提供されたコメントを、例えばアニメの視聴後に漫画を介して見ることは多い。例えばアニメの視聴後に漫画を介してアニメコメントを見ることで、ユーザは、アニメを見ているときの臨場感を感じながら、コメント及び漫画をじっくり楽しむことができる。
【0146】
なお、アニメと漫画とは、それぞれ、同時にリアルタイム配信されてもよい。この場合であっても、漫画にアニメコメントが表示されることで、ユーザ間のコミュニケーションを高めることができる。また、本実施形態において、第2実施形態のように、漫画は自動再生されてもよい。
【0147】
5.変形例
以上、好適な実施形態について説明した。当該好適な実施形態は多様に変形され得る。上述の好適な実施形態に適用され得る具体的な変形の態様を以下に例示する。
【0148】
前述の実施形態では、端末装置30がデータを受信しながら同時に再生していくストリーミングにより、ユーザUは漫画を視聴する。しかし、端末装置30はアニメデータD1及び漫画データD2をコンテンツ提供装置10からダウンロードして再生してもよい。
【0149】
ある端末装置30を利用したアカウントで他の端末装置30を使用した場合であっても、各種情報はアカウントに紐づけられる。
【0150】
6.その他
(1)上述した実施形態では、記憶装置12及び記憶装置32としては、ROM及びRAMなどを例示したが、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(例えば、カード、スティック、キードライブ)、CD-ROM(Compact Disc-ROM)、レジスタ、リムーバブルディスク、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ、データベース、サーバその他の適切な記憶媒体である。
【0151】
(2)上述した実施形態において、説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
【0152】
(3)上述した実施形態において、入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、又は追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
【0153】
(4)上述した実施形態において、判定は、1ビットを用いて表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:true又はfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
【0154】
(5)上述した実施形態において例示した処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
【0155】
(6)図2図3図14、及び図17に例示された各機能は、ハードウェア及びソフトウェアの少なくとも一方の任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現方法は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的又は論理的に結合した1つの装置を用いて実現されてもよいし、物理的又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的又は間接的に(例えば、有線、無線などを用いて)接続し、これら複数の装置を用いて実現されてもよい。機能ブロックは、上記1つの装置又は上記複数の装置にソフトウェアを組み合わせて実現されてもよい。
【0156】
(7)上述した実施形態において例示したプログラムは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称を用いて呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
【0157】
また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL:Digital Subscriber Line)など)及び無線技術(赤外線、マイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
【0158】
(8)前述の各形態において、「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
【0159】
(9)本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。
【0160】
(10)上述した実施形態において、コンテンツ提供装置10、及び端末装置30-1~30-Nは、移動局(MS:Mobile Station)である場合が含まれる。移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。また、本開示においては、「移動局」、「ユーザ端末(user terminal)」、「ユーザ装置(UE:User Equipment)」、「端末」等の用語は、互換的に使用され得る。
【0161】
(11)上述した実施形態において、「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、又はこれらのあらゆる変形は、2又はそれ以上の要素間の直接的又は間接的なあらゆる接続又は結合を意味し、互いに「接続」又は「結合」された2つの要素間に1又はそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合又は接続は、物理的な結合又は接続であっても、論理的な結合又は接続であっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。例えば、「接続」は「アクセス」を用いて読み替えられてもよい。本開示において使用する場合、2つの要素は、1又はそれ以上の電線、ケーブル及びプリント電気接続の少なくとも一つを用いて、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどを用いて、互いに「接続」又は「結合」されると考えることができる。
【0162】
(12)上述した実施形態において、「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
【0163】
(13)本開示において使用される「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up、search、inquiry)(例えば、テーブル、データベース又は別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。また、「判断(決定)」は、「想定する(assuming)」、「期待する(expecting)」、「みなす(considering)」などで読み替えられてもよい。
【0164】
(14)上述した実施形態において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」及びそれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。更に、本開示において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
【0165】
(15)本開示において、例えば、英語でのa, an及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
【0166】
(16)本開示において、「AとBが異なる」という用語は、「AとBが互いに異なる」ことを意味してもよい。なお、当該用語は、「AとBがそれぞれCと異なる」ことを意味してもよい。「離れる」、「結合される」等の用語も、「異なる」と同様に解釈されてもよい。
【0167】
(17)本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行う通知に限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
【0168】
以上、本開示について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示が本開示中に説明した実施形態に限定されないということは明らかである。本開示は、請求の範囲の記載により定まる本開示の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施できる。従って、本開示の記載は、例示説明を目的とし、本開示に対して何ら制限的な意味を有さない。
【0169】
本開示が本明細書中に説明した実施形態に限定されないことは当業者にとって明白である。本開示は、特許請求の範囲の記載に基づいて定まる本開示の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示的な説明を目的とし、本開示に対して何ら制限的な意味を有さない。また、本明細書に例示した態様及び変形例から選択された構成を組み合わせてもよい。
【符号の説明】
【0170】
10…コンテンツ提供装置、11…処理装置、12…記憶装置、13…通信装置、14…表示装置、15…入力装置、30…端末装置、30-1…端末装置、30-2…端末装置、30-K…端末装置、31…処理装置、32…記憶装置、33…通信装置、34…表示装置、35…入力装置、50…通信網、100…コンテンツ提供システム、110…生成部、111…通信制御部、112…ビューワ起動指示部、113…漫画データ提供部、114…アニメデータ提供部、115…コメント選択部、116…コメント提供部、117…関係登録部、118…表示制御部、119…進行速度設定部、311…通信制御部、312…表示制御部、A…漫画、B1…送信ボタン、B2…コメント位置確定ボタン、B3…キャンセルボタン、C1…コメント、C2…コメント、C3…コメント、D1…アニメデータ、D10…個別アニメデータ、D2…漫画データ、D20…個別漫画データ、F…コメント入力欄、F1…アニメ再生リストファイル、F10…アニメデータファイル、F2…漫画リストファイル、F20…漫画データファイル、F3…紐づけファイル、F4…コメントファイル、F40…選択コメントファイル、F5…関係情報ファイル、F6…アニメコメントファイル、F60…選択アニメコメントファイル、P…カーソル、P1…制御プログラム、P3…実行プログラム、S01…コマ、S02…コマ、S03…コマ、S1…画面、U…ユーザ。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
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