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特開2024-160907メタバースアバターの実現のためのコンピューティング装置及び端末機
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024160907
(43)【公開日】2024-11-15
(54)【発明の名称】メタバースアバターの実現のためのコンピューティング装置及び端末機
(51)【国際特許分類】
   G06T 19/00 20110101AFI20241108BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20241108BHJP
   H04L 67/131 20220101ALI20241108BHJP
【FI】
G06T19/00 A
G06Q50/10
H04L67/131
【審査請求】有
【請求項の数】19
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023100038
(22)【出願日】2023-06-19
(31)【優先権主張番号】10-2023-0057134
(32)【優先日】2023-05-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】522494226
【氏名又は名称】イェガーン インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100082418
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 朔生
(74)【代理人】
【識別番号】100167601
【弁理士】
【氏名又は名称】大島 信之
(74)【代理人】
【識別番号】100201329
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 真二郎
(74)【代理人】
【識別番号】100220917
【弁理士】
【氏名又は名称】松本 忠大
(72)【発明者】
【氏名】パク、ビョン ジェ
【テーマコード(参考)】
5B050
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5B050AA03
5B050BA09
5B050BA13
5B050CA07
5B050DA04
5B050EA06
5B050EA26
5B050FA02
5L049CC12
5L050CC12
(57)【要約】      (修正有)
【課題】ユーザが直接作成した絵に基づいて3Dアバターを提供するコンピューティング装置及び端末機を提供する。
【解決手段】メタバース実現システムにおいて、コンピューティング装置110は、端末機からURL情報を受信する受信部と、前記URL情報に対応するウェブサイトを介して撮影機能を提供して撮影されたイメージに基づいて3Dアバターを生成し、前記URL情報に対応する3Dコンテンツ空間上に実現する制御部と、を含む。端末機120は、QRコード(登録商標)からURL情報を取得する端末制御部と、前記URL情報に対応するウェブサイトに接続する通信部と、前記ウェブサイトが提供する撮影機能に基づいてイメージを撮影する撮影部と、前記撮影部が撮影したイメージに基づいて生成された3Dアバター情報を前記URL情報に対応する3Dコンテンツ空間上に表示するディスプレイ部と、を含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末機からURL情報を受信する受信部と、
前記URL情報に対応するウェブサイトを介して撮影機能を提供して撮影されたイメージに基づいて3Dアバターを生成し、前記URL情報に対応する3Dコンテンツ空間上に実現する制御部とを含むコンピューティング装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記撮影機能により前記端末機のユーザが描いた絵を前記端末機が撮影するように許可する、請求項1に記載のコンピューティング装置。
【請求項3】
前記受信部は、前記端末機から前記イメージを加工して生成したテクスチャ情報を受信し、
前記制御部は、前記テクスチャ情報に基づいて前記3Dアバターを生成する、請求項2に記載のコンピューティング装置。
【請求項4】
前記制御部は、既に設定された3Dアバターベースに前記テクスチャ情報が含むテクスチャを適用して前記3Dアバターを生成する、請求項3に記載のコンピューティング装置。
【請求項5】
前記制御部は、3Dコンテンツ空間上において少なくとも1つ以上の前記3Dアバターが活動するメタバースサービスを提供する、請求項1に記載のコンピューティング装置。
【請求項6】
前記メタバースサービスは、前記3Dコンテンツ空間上において複数の3Dアバターが連動しながら実行されるゲーム及びチャットの少なくとも1つに関連するサービスを含む、請求項5に記載のコンピューティング装置。
【請求項7】
前記URL情報はQRコードから取得され、
前記制御部は、前記QRコードの認識情報に基づいて会員加入なしに前記端末機がメタバースに接続するように制御する、請求項1に記載のコンピューティング装置。
【請求項8】
前記QRコードは臨時ID、パスワード及び認証コードをさらに含み、
前記制御部は、前記臨時ID、前記パスワード及び前記認証コードの有効性を検証する、請求項7に記載のコンピューティング装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記臨時ID、前記パスワード及び前記認証コードの有効性が検証された場合、前記3Dアバターを生成するか否かを決定する、請求項8に記載のコンピューティング装置。
【請求項10】
前記受信部が前記端末機から会員登録要求を受けた場合、
前記制御部は、前記会員登録要求に対応する正式IDを発行して、臨時IDにより生成された3Dアバターとマッチングさせる、請求項8に記載のコンピューティング装置。
【請求項11】
前記制御部は、第1臨時IDにより生成された第1の3Dアバターと第2臨時IDにより生成された第2の3Dアバターを前記正式IDとマッチングさせる、請求項10に記載のコンピューティング装置。
【請求項12】
QRコードからURL情報を取得する端末制御部と、
前記URL情報に対応するウェブサイトに接続する通信部と、
前記ウェブサイトが提供する撮影機能に基づいてイメージを撮影する撮影部と、
前記撮影部が撮影したイメージに基づいて生成された3Dアバター情報を前記URL情報に対応する3Dコンテンツ空間上に表示するディスプレイ部とを含む端末機。
【請求項13】
前記撮影部は、前記撮影機能により前記端末機のユーザが描いた絵を撮影する、請求項12に記載の端末機。
【請求項14】
前記端末制御部は、前記図を抽出してテクスチャ情報を生成し、
前記通信部は、前記テクスチャ情報を前記ウェブサイトに送信する、請求項13に記載の端末機。
【請求項15】
前記ディスプレイ部は、3Dコンテンツ空間上において少なくとも1つ以上の前記3Dアバターが活動するメタバースサービスを表示する、請求項12に記載の端末機。
【請求項16】
前記QRコードは前記URL情報、臨時ID、パスワード及び認証コードのうち少なくともいずれか1つを含み、
前記端末制御部は、前記QRコードから前記URL情報、臨時ID、パスワード及び認証コードのうち少なくとも1つを抽出する、請求項12に記載の端末機。
【請求項17】
前記通信部は、前記端末制御部を介して抽出されたURL情報、臨時ID、パスワード及び認証コードのうち少なくともいずれか1つを前記ウェブサイトに送信する、請求項16に記載の端末機。
【請求項18】
メタバースサービスに案内するためのアバターカードにおいて、
ユーザがその中にアバターに関連した絵を描くことができるように、輪郭線で構成されたアバターシルエットを含む第1面と、
前記絵を撮影するように誘導するウェブサイトに関する情報及び前記撮影された絵に基づいて生成されたアバターを実現するためのメタバースベースの3Dコンテンツ空間への接続のための情報のうち少なくとも1つを含むQRコードを含む第2面とを含むアバターカード。
【請求項19】
前記QRコードは前記URL情報、臨時ID、パスワード及び認証コードのうち少なくともいずれか1つを含む、請求項18に記載のアバターカード。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、メタバースアバターの実現のためのコンピューティング装置及び端末機に関する。
【背景技術】
【0002】
最近はコンピュータグラフィック技術を応用するメタバース(metaverse)と関連した技術が急激に発達している。ここで、メタバースは、抽象を意味し得るメタ(meta)と現実空間を意味し得るユニバース(universe)の合成により生成された単語であり、メタバース技術は現実空間に存在しない仮想の空間を構築した後、構築された仮想空間をユーザが現実のように感じるようにサポートする。
【0003】
メタバースと関連した技術により提供される仮想空間には現実世界に存在するかまたは現実世界には存在しないが存在しそうな多様なオブジェクトが実現できる。例えば、現実世界の机、椅子またはテーブルなどがオブジェクトとして実現されて仮想空間に実現されることができる。これを活用して企業でもメタバース勤務制を実施するなど実生活にも適用事例が発生している。
【0004】
特に、ゲーム産業は、仮想空間でのユーザの興味を高めるためにメタバース技術の導入に積極的である。しかしながら、ゲーム会社、企業または複数のソフトウェアメーカーがメタバース技術を導入するために多様な試みをしているにもかかわらず、メタバース技術に対するユーザの興味は多少不足している。従って、今後ユーザの興味を高めるためのメタバース技術の発展が期待される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、ユーザが直接作成した絵に基づいて3Dアバターを提供するコンピューティング装置及び端末機を提供することである。
【0006】
本発明の課題は以上に言及された課題に限定されず、言及していない他の課題は下記の記載から当業者に明確に理解できるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態によるコンピューティング装置は、端末機からURL情報を受信する受信部と、前記URL情報に対応するウェブサイトを介して撮影機能を提供して撮影されたイメージに基づいて3Dアバターを生成し、前記URL情報に対応する3Dコンテンツ空間上に実現する制御部とを含んでもよい。
【0008】
本発明の一実施形態による端末機は、QRコード(登録商標)からURL情報を取得する端末制御部と、前記URL情報に対応するウェブサイトに接続する通信部と、前記ウェブサイトが提供する撮影機能に基づいてイメージを撮影する撮影部と、前記撮影部が撮影したイメージに基づいて生成された3Dアバター情報を前記URL情報に対応する3Dコンテンツ空間上に表示するディスプレイ部とを含んでもよい。
【0009】
本発明の一実施形態によるメタバースサービスに案内するアバターカードは、ユーザがその中にアバターと関連した絵を描くことができるように、輪郭線で構成されたアバターシルエットを含む第1面と、前記絵を撮影するように誘導するウェブサイトに関する情報及び前記撮影された絵に基づいて生成されたアバターを実現するためのメタバースベースの3Dコンテンツ空間への接続のための情報の少なくとも1つを含むQRコードを含む第2面とを含んでもよい。
【0010】
その他の実施形態の具体的な事項は詳細な説明及び図面に含まれている。
【発明の効果】
【0011】
本発明のメタバース実現のためのコンピューティング装置及び端末機は、次のような効果が1つまたはそれ以上ある。
【0012】
実施形態によるコンピューティング装置及び端末機は、ユーザが直接作成した絵に基づいてカスタマイズ型3Dアバターを提供してユーザの仮想空間に対する親しみ度及び興味度を向上させることができる。
【0013】
本発明の効果は以上で言及した効果に制限されず、言及していない他の効果は請求範囲の記載から当業者に明確に理解できるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】一実施形態によるメタバース実現システムの概念図である。
図2】一実施形態によるコンピューティング装置のブロック図である。
図3】一実施形態による端末機のブロック図である。
図4】一実施形態によるコンピューティング装置のアバター生成例示図である。
図5】一実施形態によるコンピューティング装置のアバター生成例示図である。
図6】一実施形態によるコンピューティング装置の動作に関するフローチャートである。
図7】一実施形態による端末機の動作に関するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明は多様な変更を加えることができ、様々な実施形態を有することができるため、特定の実施形態を図面に例示し、詳細に説明しようとする。しかしながら、これは、本発明を特定の実施形態に対して限定しようとするものではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれる全ての変更、均等物ないし代替物を含むものと理解されるべきである。
【0016】
「第1」、「第2」などの用語は多様な構成要素を説明するために使用できるが、前記構成要素は前記用語により限定されてはならない。前記用語は、1つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ使用される。例えば、本発明の権利範囲を逸脱することなく、第1構成要素は第2構成要素と命名されてもよく、同様に第2構成要素も第1構成要素と命名されてもよい。「及び/又は」という用語は、複数の関連した記載された項目の組み合わせ又は複数の関連した記載された項目のうちいずれかを含む。
【0017】
ある構成要素が他の構成要素に「連結」されているか、または「接続」されていると言及された場合、その他の構成要素に直接連結または直接接続されている可能性もあるが、中間に他の構成要素が存在する可能性もあると理解されるべきである。一方、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結」されている、または「直接接続」されていると言及された場合は、中間に他の構成要素が存在しないものと理解されるべきである。
【0018】
本出願において使用した用語は、単に特定の実施形態を説明するために使用されたものであり、本発明を限定しようとする意図ではない。単数の表現は文脈上明白に異なる意味を有しない限り、複数の表現を含む。本出願において、「含む」又は「有する」などの用語は明細書上に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品又はこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものであって、1つ又はそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品又はこれらを組み合わせたものの存在又は付加可能性を予め排除しないものと理解されるべきである。
【0019】
異なる定義がない限り、技術的または科学的な用語を含めて、ここで使用される全ての用語は、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者により一般的に理解されるものと同一の意味を有する。一般的に使われる辞書に定義されているような用語は、関連技術の文脈上に有する意味と一致する意味を有するものと解釈されなければならず、本出願において明白に定義しない限り、理想的または過度に形式的な意味と解釈されない。
【0020】
以下、添付の図面を参照して、本発明の好ましい実施形態をより詳しく説明する。本発明を説明するにおいて、全体的な理解を容易にするために図面上の同一の構成要素に対しては同一の参照符号を使用し、同一の構成要素について重複した説明は省略する。
【0021】
図1は、一実施形態によるメタバース実現システムの概念図であり、図2は、一実施形態によるコンピューティング装置のブロック図であり、図3は、一実施形態による端末機のブロック図である。
【0022】
図1及び図2を参照すると、本発明の一実施形態によるコンピューティング装置110は、端末機120からURL情報を受信する受信部220と、URL情報に対応するウェブサイトを介して撮影機能を提供して撮影されたイメージに基づいて3Dアバターを生成し、URL情報に対応する3Dコンテンツ空間上に実現する制御部210とを含む。
【0023】
コンピューティング装置110は、端末機120と通信する。コンピューティング装置110は、端末機120からURL情報を受信する。コンピューティング装置110は、端末機120がURL情報に対応するウェブサイトに接続した場合、撮影機能を提供することができる。コンピューティング装置110は、撮影機能により撮影されたイメージを端末機120から受信する。コンピューティング装置110は、撮影機能により端末機120のユーザが描いた絵を撮影するように許可することができる。
【0024】
コンピューティング装置110は、端末機120から受信したイメージに基づいて3Dアバターを生成する。コンピューティング装置110は端末機120から臨時IDを受信して生成した3Dアバターと臨時IDをマッチングさせることができる。コンピューティング装置110は端末機120から認証コードを受信して3Dアバターを生成するか否かを決定する。
【0025】
端末機120が送信したイメージは、既に設定された様式が印刷されたカード130を撮影したものでありうる。既に設定された様式が印刷されたカードはユーザの好みを反映した絵を描くことができるものであり、前記絵は3Dアバター生成の基礎になりうる。例えば、前記既に設定された様式は輪郭線で構成されたアバターシルエットであってもよい。
【0026】
端末機120は、撮影したイメージ内にアバターシルエットが存在する否かを把握することができる。端末機120は、撮影したイメージ内にアバターシルエットが存在しない場合、ユーザに再撮影を要求することができる。端末機120は、撮影したイメージ内にアバターシルエットが存在する場合、前記アバターシルエット内にユーザが描いた絵を抽出してテクスチャ情報を生成することができる。
【0027】
コンピューティング装置110は端末機120から前記テクスチャ情報を受信し、これに基づいて3Dアバターを生成する。コンピューティング装置110は、既に設定された3Dアバターベースに前記テクスチャ情報に基づいたテクスチャを適用して3Dアバターを生成する。
【0028】
コンピューティング装置110は、端末機120に会員加入を要求することができる。
【0029】
コンピューティング装置110は、前記3Dアバターを前記URL情報に対応するメタバースサービス内に位置させることができる。コンピューティング装置110は、前記ウェブサイトを介して3Dコンテンツ空間上において少なくとも1つ以上の前記3Dアバターが活動するメタバースサービスを提供することができる。
【0030】
受信部220は端末機120から各種情報を受信する。受信部220は端末機120からURL情報を受信することができる。受信部220は端末機120からユーザが描いた絵を含むイメージを受信できるが、これに限定されず、受信部220は端末機120が前記イメージを加工して生成したテクスチャ情報を受信することができる。受信部220は端末機120から臨時ID、認証コード、URL情報、パスワード、イメージ及びテクスチャ情報のうち少なくともいずれか1つを受信することができる。
【0031】
制御部210は受信部220が端末機120からURL情報を受信した場合、送信部230を介して端末機120にイメージ撮影を要求することができる。例えば、制御部210はURL情報に対応するウェブサイトを介して端末機120に撮影機能を提供する。制御部210は、前記撮影機能により端末機120のユーザが描いた絵を端末機120が撮影するように許可する。
【0032】
制御部210は受信部220が端末機120からテクスチャ情報を受信した場合、これに基づいて3Dアバターを生成する。制御部210は、既に設定された3Dアバターベースに前記テクスチャ情報に基づいたテクスチャを適用して3Dアバターを生成することができる。
【0033】
制御部210は、前記絵に基づいて3Dアバターを生成する。例えば、制御部210は前記絵を3Dキャラクターのテクスチャに変換して3Dアバターを生成することができる。制御部210はURL情報に対応するメタバースサービス内に前記3Dアバターを提供する。制御部210は、3Dコンテンツ空間上において少なくとも1つ以上の3Dアバターが活動するメタバースサービスを提供することができる。前記メタバースサービスは、前記3Dコンテンツ空間上において複数の3Dアバターが連動しながら実行されるゲーム及びチャットの少なくとも1つと関連したサービスを含む。
【0034】
制御部210は、受信部220が端末機120から受信した臨時IDと前記3Dアバターをマッチングさせることができる。制御部210は、受信部220が端末機120から認証コードを受信した場合、前記認証コードに基づいて前記3Dアバターを生成するか否かを決定する。例えば、制御部210は前記認証コードが有効であると確認された場合に前記3Dアバターを生成する。制御部210が認証コードが有効であるか否かを確認する方法は多様であり、1つの方法に限定されない。
【0035】
受信部220が端末機120から受信するURL情報はQRコードを介して取得され、制御部210はQRコードの認識情報に基づいて会員加入なしに端末機120がメタバースに接続するよう制御することができる。前記QRコードは臨時ID、パスワード及び認証コードをさらに含んでもよい。受信部220は端末機120から臨時ID、パスワード及び認証コードのうち少なくともいずれか1つを受信する。制御部210は臨時ID、パスワード及び認証コードの有効性を検証することができる。制御部210は前記臨時ID、パスワード及び認証コードの有効性が検証された場合、前記3Dアバターを生成するか否かを決定する。
【0036】
送信部230は端末機120にデータを送信する。送信部230は受信部220が端末機120からURL情報を受信した場合、端末機120にイメージ撮影を要求することができる。送信部230は、端末機120が送信したイメージに既に設定された様式の存否に応じて端末機120にイメージ再送信要求を送信することができるが、これに限定されない。送信部230は端末機120に会員加入を要求することができる。
【0037】
受信部220が端末機120から会員加入を要求された場合、制御部210は前記会員加入要求に対応する正式IDを発行して、臨時IDにより生成された3Dアバターとマッチングさせることができる。制御部210は、1つの正式IDと複数の臨時IDにより生成された複数の3Dアバターをマッチングさせることができる。例えば、制御部210は、第1臨時IDにより生成された第1の3Dアバターと第2臨時IDにより生成された第2の3Dアバターを前記正式IDとマッチングさせることができる。
【0038】
図3を参照すると、本発明の一実施形態による端末機120は、QRコードからURL情報を取得する端末制御部310と、URL情報に対応するウェブサイトに接続する通信部320と、前記ウェブサイトが提供する撮影機能に基づいてイメージを撮影する撮影部330と、撮影部330が撮影したイメージに基づいて生成された3Dアバター情報を前記URL情報に対応する3Dコンテンツ空間上に表示するディスプレイ部340とを含む。
【0039】
撮影部330は写真を撮影できるカメラであってもよいが、これに限定されない。撮影部330はQRコードを撮影することができる。撮影部330は端末機120のユーザが直接描いた絵を含むイメージを撮影することができる。例えば、撮影部330は既に設定された様式が印刷されて、その様式の中にユーザが絵を描いたカードを撮影することができる。
【0040】
端末制御部310は撮影部330が撮影したQRコードからURL情報を取得することができる。前記QRコードは前記URL情報、臨時ID、パスワード及び認証コードを含んでもよい。端末制御部310は、通信部320が前記URL情報に対応するウェブサイトに接続できるようにする。端末制御部310は、通信部320を介して撮影部330が撮影したイメージまたは前記イメージを加工して生成した情報を外部のコンピューティング装置110に送信する。
【0041】
通信部320は、URL情報に対応するウェブサイトに接続して外部のコンピューティング装置110にデータを送信する。通信部320は、ウェブサイトを介してコンピューティング装置(110)に撮影部330が撮影したイメージまたは前記イメージを加工して生成したテクスチャ情報を送信する。通信部320は、端末制御部310がQRコードから抽出したURL情報、臨時ID、パスワード及び認証コードのうち少なくともいずれか1つを前記ウェブサイトに送信する。
【0042】
撮影部330は、URL情報に対応するウェブサイトが提供する撮影機能に基づいてイメージを撮影する。撮影部330はウェブサイトが提供する撮影機能により端末機120のユーザが描いた絵を撮影する。
【0043】
通信部320は撮影部330が撮影したイメージに基づいて生成された3Dアバター情報を受信する。通信部320は前記ウェブサイトから会員加入の要求を受信する。通信部320はURL情報に対応するウェブサイトに接続した場合、イメージ撮影を要求する情報を受信することができる。通信部320は前記ウェブサイトを介してコンピューティング装置110から会員加入の要求を受信することができる。
【0044】
前記QRコードは前記URL情報、臨時ID、パスワード及び認証コードのうち少なくともいずれか1つを含んでもよい。端末制御部310は、前記QRコードから前記URL情報、臨時ID、パスワード及び認証コードのうち少なくとも1つを抽出することができる。
【0045】
端末制御部310は、前記QRコードから臨時IDを取得する。端末制御部310は、前記3Dアバターと前記臨時IDをマッチングさせることができる。端末制御部310は、撮影部330が撮影したイメージ内にユーザが絵を描くことができるように設けられたアバターシルエットが含まれているか否かを判断する。
【0046】
端末制御部310は通信部320がイメージ撮影を要求する情報を受信した場合、イメージ撮影モードに進入することができる。端末制御部310はディスプレイ部340を介してイメージ撮影を要求する情報を表示する。
【0047】
端末制御部310は、撮影部330が撮影したイメージ内にアバターシルエットが含まれていない場合、ディスプレイ部340を介して再撮影メッセージを表示できるが、これに限定されない。端末制御部310は、撮影部330が撮影したイメージ内にアバターシルエットが含まれていない場合、コンピューティング装置110からイメージ再送信を要求されることができるが、これに限定されない。例えば、端末機120のアプリケーションにおいてイメージを分析して再撮影が必要であるか否かを判断する実施形態の場合、端末制御部310は自主的な判断によりイメージを再撮影するか否かを決定することができる。
【0048】
端末制御部310は、前記イメージを加工してテクスチャ情報を生成する。例えば、端末制御部310は前記イメージ内においてユーザが描いた絵を抽出してテクスチャ情報を生成する。例えば、端末制御部310は前記アバターシルエット内に描かれた絵を抽出してテクスチャ情報を生成することができる。通信部320は、前記テクスチャ情報を前記URL情報に対応するウェブサイトに送信する。
【0049】
通信部320は、前記テクスチャ情報に基づいて生成された3Dアバター情報をコンピューティング装置110から受信する。
【0050】
ディスプレイ部340は、3Dコンテンツ空間上において少なくとも1つ以上の前記3Dアバターが活動するメタバースサービスを表示する。ディスプレイ部340は撮影部330が撮影したイメージに基づいて生成された3Dアバター情報を前記URL情報に対応する3Dコンテンツ空間上に表示する。
【0051】
図4及び図5は、一実施形態によるアバターカード130を活用してコンピューティング装置110がアバターを生成する方法の例示図である。
【0052】
図4及び図5を参照すると、一実施形態によるアバターカード130は、メタバースサービスに案内するためのアバターカード130において、ユーザがその中にアバターと関連した絵を描くことができるように、輪郭線で構成されたアバターシルエットを含む第1面(A)と、前記絵を撮影するよう誘導するウェブサイトに関する情報及び前記撮影された絵に基づいて生成されたアバターを実現するためのメタバースベースの3Dコンテンツ空間への接続のための情報の少なくとも1つを含む第2面(B)とを含む。
【0053】
前記QRコードはURL情報、臨時ID、パスワード及び認証コードのうち少なくともいずれか1つを含んでもよい。前記絵を撮影するよう誘導するウェブサイトに関する情報はURL情報であってもよい。撮影された絵に基づいて生成されたアバターを実現するためのメタバースベースの3Dコンテンツ空間への接続のための情報は、臨時ID、パスワード、認証コードであってもよい。
【0054】
端末機120はアバターカード130のQRコードが印刷された第2面(B)を撮影することができる。端末機120はQRコードからURL情報、臨時ID、パスワード及び認証コードのうち少なくとも1つを抽出することができる。端末機120はURL情報に基づいてウェブサイトに接続する。
【0055】
端末機120が前記ウェブサイトに接続すると、コンピューティング装置110は端末機120に撮影機能を提供することができる。端末機120は前記撮影機能によりアバターカード130においてアバターシルエットが印刷された第1面(A)を撮影する。端末機120は撮影したイメージ内にユーザが描いた絵のテクスチャを抽出してテクスチャ情報を生成する。端末機120は、前記ウェブサイトを介してコンピューティング装置110に前記テクスチャ情報を送信する。コンピューティング装置110は、前記撮影したイメージに基づいて3Dアバターを生成することができる。
【0056】
コンピューティング装置110は、3Dモデリング技術に基づいてアバターカード130上に描かれた2Dイメージを3D形態のアバター610として生成することができるが、いずれか1つの方法に限定されない。端末機120はユーザが描いた絵を抽出してテクスチャ情報を生成し、コンピューティング装置110は前記テクスチャ情報を受信して3Dアバターを生成する。コンピューティング装置110は、3Dアバターがメタバースサービス内において多様な動作を実行できるようにする。
【0057】
図6は、一実施形態によるコンピューティング装置の動作に関するフローチャートである。
【0058】
図6を参照すると、一実施形態によるコンピューティング装置110の制御方法は、URL情報を受信する情報受信段階(S410)、前記URL情報に対応するウェブサイトを介して端末機120に撮影機能を提供する段階(S420)、前記撮影機能により取得したイメージを受信する段階(S430)及び前記イメージに基づいてアバターを生成する段階(S440)を含む。
【0059】
情報受信段階(S410)で、コンピューティング装置110の受信部220は端末機120からURL情報を受信する。
【0060】
撮影機能提供段階(S410)で、コンピューティング装置110は、前記URL情報に対応するウェブサイトを介して端末機120に撮影機能を提供する。コンピューティング装置110は端末機120からURL情報を受信した場合、端末機120に3Dアバター生成の基礎となるイメージ撮影及びイメージ送信を要求することができるが、これに限定されず、一定時間イメージ受信を待機することができる。
【0061】
イメージ受信段階(S430)で、コンピューティング装置110の受信部220は端末機120からイメージを受信する。端末機120が送信したイメージは、ユーザが直接絵を描き入れたカードでありうる。端末機120が送信したイメージはアバターと関連した絵を描くことができるように、輪郭線で構成されたアバターシルエットを含んでもよい。他の実施形態の場合、コンピューティング装置110は端末機120からアバターシルエット内の絵を抽出して生成したテクスチャ情報を受信して、これを3Dアバターの基礎として活用することができる。アバターシルエット内に描かれた絵は、ユーザの好みを反映した3Dアバターの基礎でありうる。
【0062】
前記イメージに基づいてアバターを生成する段階(S440)で、制御部210は端末機120が撮影したイメージ内に含まれたユーザが描いた絵に基づいて3Dアバターを生成する。前記イメージに基づいてアバターを生成する段階(S440)で、制御部210は前記ユーザが描いた絵を抽出して生成したテクスチャ情報に基づいて3Dアバターを生成する。制御部210はユーザが描いた絵の形態及び色を把握することができる。
【0063】
制御部210は、生成した3Dアバターを端末機120に送信する。制御部210は、端末機120から受信した臨時IDと生成された3Dアバターをマッチングすることができる。制御部210は端末機120から臨時ID、パスワード及び認証コードのうち少なくとも1つを受信し、前記臨時ID、パスワード及び認証コードが有効である場合に限り3Dアバターを生成できるが、これに限定されない。
【0064】
図7は、一実施形態による端末機の動作に関するフローチャートである。
【0065】
図7を参照すると、一実施形態による端末機120の制御方法は、QRコードスキャン段階(S510)、ウェブサイト接続段階(S520)、イメージ撮影段階(S530)、イメージ送信段階(S540)、アバター受信段階(S550)を含む。
【0066】
QRコードスキャン段階(S510)で、撮影部330はユーザが3Dアバター生成のために絵を描いたカード130に印刷されたQRコードを撮影する。QRコードスキャン段階(S510)で、端末制御部310は撮影部330が撮影したQRコードからURL情報を取得する。QRコードスキャン段階(S510)で、端末制御部310は撮影部330が撮影したQRコードからID、パスワード及び認証コードのいずれか1つを取得できるが、これに限定されない。
【0067】
ウェブサイト接続段階(S520)で、端末機120の通信部320は前記URL情報に対応するウェブサイトに接続する。
【0068】
イメージ撮影段階(S530)で、前記ウェブサイトは端末機120に撮影機能を提供する。端末機120は、前記ウェブサイトが提供する撮影機能に基づいて3Dアバター生成のために絵を描いたカード130を撮影する。例えば、イメージ撮影段階(S530)で、撮影部330はアバターシルエットが印刷されたカードを撮影することができる。
【0069】
イメージ撮影段階(S530)で、端末制御部310は撮影したイメージ内に既に設定された様式が存在するか否かを把握できるが、これに限定されず、イメージを受信したコンピューティング装置110がこれを把握するか、コンピューティング装置110及び端末機120の両方ともこれを把握することができる。端末制御部310は、前記既に設定された様式内に描かれた絵を抽出してテクスチャ情報を生成することができる。
【0070】
イメージ送信段階(S540)で、通信部320はウェブサイトが提供した撮影機能により撮影されたイメージをコンピューティング装置110に送信できるが、これに限定されない。一実施形態の場合、端末機120は撮影したイメージから3Dアバターの基礎となる部分のみを抽出したテクスチャ情報をコンピューティング装置110に送信することができる。
【0071】
アバター受信段階(S550)で、通信部320はコンピューティング装置110から3Dアバターを受信する。端末制御部310は、3Dアバターをディスプレイ部340を介して表示する。
【0072】
一実施形態による端末機制御方法は、イメージを分析して既に設定された様式の存否を確認する段階をさらに含んでもよい。イメージを分析して既に設定された様式が存在するか否かを確認する段階で、端末機120の端末制御部310は撮影部330が撮影したイメージ内にユーザが絵を描き入れることができるように設定された様式が存在するか否かを把握できる。イメージを分析して既に設定された様式の存否を確認する段階で、端末制御部310が前記イメージ内に既に設定された様式が含まれていないことを把握した場合、ディスプレイ部340を介してユーザにイメージ再撮影を要求することができる。
【0073】
以上、本発明の好適な実施形態に対して図説したが、本発明は、前述した特定の実施形態に限定されず、特許請求の範囲において請求する本発明の要旨を逸することなく、当該発明が属する技術分野における通常の知識を有する者によって多様な変形実施が可能であることは勿論、このような変形実施は、本発明の技術的思想や見通しから個別的に理解されてはいけないものである。
【符号の説明】
【0074】
110:コンピューティング装置
120:端末機
130:アバターカード
210:制御部
220:受信部
230:送信部
310:端末制御部
320:通信部
330:撮影部
340:ディスプレイ部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7