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特開2024-1609832つのコンテナを接合するためのコンテナロック
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024160983
(43)【公開日】2024-11-15
(54)【発明の名称】2つのコンテナを接合するためのコンテナロック
(51)【国際特許分類】
   F16B 2/10 20060101AFI20241108BHJP
   F16B 21/04 20060101ALI20241108BHJP
   B65D 90/00 20060101ALI20241108BHJP
【FI】
F16B2/10 D
F16B21/04 C
B65D90/00 F
【審査請求】未請求
【請求項の数】15
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024074185
(22)【出願日】2024-05-01
(31)【優先権主張番号】23171799.2
(32)【優先日】2023-05-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(71)【出願人】
【識別番号】521067865
【氏名又は名称】マグレガー・フィンランド・オサケイフティオ
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(72)【発明者】
【氏名】オストベルグ,ユハナ
【テーマコード(参考)】
3E170
3J022
3J037
【Fターム(参考)】
3E170AA21
3E170BA10
3E170RA02
3E170RA20
3E170WF01
3E170WF04
3E170WF07
3J022DA11
3J022EA11
3J022EB02
3J022FB07
3J022GA16
3J022GB22
3J037AA01
3J037BB01
3J037CA06
(57)【要約】
【課題】 2つのコンテナを接合するためのコンテナロックを提供する。
【解決手段】 コンテナロック(1)であって、前部(25)と、後部(26)と、凹部(11)及び背面(22)を備える背部(7)とを備える一体型ロック本体、並びに、ロック要素(3)と、ロック要素(3)を、ロック位置とロック解除位置との間で、水平軸(X)の周囲で又は垂直軸(Y)の周囲で回転させるように構成された操作部(5)とを備えるロック機構(2)を備え、ロック位置の場合、ロック要素(3)は少なくとも部分的に凹部(11)及び背面(22)から水平方向に突出するように構成され、ロック解除位置の場合、操作部(5)はロック要素(3)をロック位置からロック解除位置に回転させるように作動されるように構成される、コンテナロック(1)。方法も開示される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
積み重ねられた2つのコンテナを接合するためのコンテナロック(1)であって、
一体型ロック本体であって、
前部(25)、後部(26)及び側壁(27)と、
上側ロックピース(6)及び下側ロックピース(19)であって、前記上側ロックピース(6)は背部(7)及び上側突出部(8)を備える、上側ロックピース(6)及び下側ロックピース(19)と、
前記上側ロックピース(6)及び前記下側ロックピース(19)の間のフランジ(10)であって、前記背部(7)は少なくとも部分的に前記フランジ(10)より上にある凹部(11)及び背面(22)を備える、フランジ(10)と、
少なくとも1つのキャビティ(12)と
を備える一体型ロック本体、並びに、
ロック機構(2)であって、
少なくとも部分的に前記凹部(11)内に配置されたロック要素(3)と、
前記ロック要素(3)に接続された操作部(5)であって、前記ロック要素(3)を、ロック位置とロック解除位置との間で、前記前部(25)と前記後部(26)との間に配置された前記ロック要素(3)の水平軸(X)の周囲で又は前記上側ロックピース(6)と前記下側ロックピース(19)との間に配置された前記ロック要素(3)の垂直軸(Y)の周囲で回転させるように構成された操作部(5)と
を備えるロック機構(2)を備え、
前記ロック位置の場合、前記コンテナロック(1)がコンテナの底部コーナーピース(29)から落下するのを防止するために前記ロック要素(3)が少なくとも部分的に前記凹部(11)及び前記背面(22)から水平に突出するように構成され、
前記ロック解除位置の場合、前記コンテナロック(1)を前記コンテナの前記底部コーナーピース(29)に挿入すること又はそこから取り出すことを可能にするために前記ロック要素(3)を前記ロック位置から前記ロック解除位置に回転させるように作動されるように前記操作部(5)が構成される、
コンテナロック(1)。
【請求項2】
前記ロック機構(2)が少なくとも1つの可撓性要素(4)をさらに備える、請求項1に記載のコンテナロック(1)。
【請求項3】
前記少なくとも1つの可撓性要素(4)が前記キャビティ(12)内に配置される、請求項2に記載のコンテナロック(1)。
【請求項4】
前記少なくとも1つの可撓性要素(4)が前記キャビティ(12)内に垂直又は水平に配置される、請求項3に記載のコンテナロック(1)。
【請求項5】
前記ロック位置において、前記ロック要素(3)は、0から20mmであるロック距離(D)だけ水平方向に突出するように構成される、請求項1~4のいずれか一項に記載のコンテナロック(1)。
【請求項6】
前記ロック要素(3)が前記ロック要素(3)の水平軸(X)又は垂直軸(Y)の周囲で少なくとも30°回転されるように構成される、請求項1~5のいずれか一項に記載のコンテナロック(1)。
【請求項7】
前記コンテナロック(1)が支持壁(17)をさらに備え、
前記支持壁(17)及び/又は前記前部(25)が支持穴(24)を備え、及び
前記ロック要素(3)が少なくとも1つの支持穴(24)に回転可能に配置される、
請求項1~6のいずれか一項に記載のコンテナロック(1)。
【請求項8】
前記ロック要素(3)がロック部(13)及びシャフト(14)を備える、請求項1~7のいずれか一項に記載のコンテナロック(1)。
【請求項9】
前記ロック部(13)が上側部分(20)及び下側部分(21)を備え、
前記ロック位置において、前記上側部分(20)の厚さは水平軸方向において前記下側部分(21)の厚さよりも大きく、又は前記ロック部(13)の厚さは前記上側部分(20)から前記下側部分(21)に向かって徐々に、段階的に、又は直線的に減少し、或いは、
前記ロック部(13)はある傾斜角で配置された均一な厚さの板であり、前記ロック位置において、前記上側部分(20)は少なくとも部分的に前記凹部(11)及び前記背面(22)から水平方向に突出するように構成される、
請求項8に記載のコンテナロック(1)。
【請求項10】
前記操作部(5)の少なくとも一部が、
実質的に前記フランジ(10)の高さにおいて前記側壁(27)から水平方向に出てくる、又は、
前記下側ロックピース(19)の前記キャビティ(12)から垂直方向に出てくる、
請求項1~9のいずれか一項に記載のコンテナロック(1)。
【請求項11】
前記操作部(5)がグリップ要素(15)及び細長い操作要素(16)を備える、請求項1~10のいずれか一項に記載のコンテナロック(1)。
【請求項12】
前記コンテナロック(1)が、前記ロック要素(3)の回転を制限するための少なくとも1つのストッパをさらに備え、前記少なくとも1つのストッパは、前記ロック本体の構造、前記ロック要素(3)の構造、又はストッパ要素(18)のうちの少なくとも1つを備える、請求項1~11のいずれか一項に記載のコンテナロック(1)。
【請求項13】
前記ロック本体及び/又は前記ロック要素(3)の前記少なくとも1つのストッパ、及び前記可撓性要素(4)の力(F)が、前記ロック要素(3)を前記ロック位置に維持するように構成される、請求項12に記載のコンテナロック(1)。
【請求項14】
前記凹部(11)が前記フランジ(10)より上に配置され、又は前記凹部(11)が少なくとも部分的に前記フランジ(10)に連続し、前記ロック要素(3)の少なくとも一部を受け入れるように配置される、請求項1~13のいずれか一項に記載のコンテナロック(1)。
【請求項15】
積み重ねられた2つのコンテナをコンテナロック(1)を用いて接合するための方法であって、前記コンテナロック(1)が、
一体型ロック本体であって、
前部(25)、後部(26)及び側壁(27)と、
上側ロックピース(6)及び下側ロックピース(19)であって、前記上側ロックピース(6)は背部(7)及び上側突出部(8)を備える、上側ロックピース(6)及び下側ロックピース(19)と、
前記上側ロックピース(6)及び前記下側ロックピース(19)の間のフランジ(10)であって、前記背部(7)は少なくとも部分的に前記フランジ(10)より上にある凹部(11)及び背面(22)を備える、フランジ(10)と、
少なくとも1つのキャビティ(12)と
を備える一体型ロック本体、並びに、
ロック機構(2)であって、
少なくとも部分的に前記凹部(11)内に配置されたロック要素(3)と、
前記ロック要素(3)に接続された操作部(5)と
を備えるロック機構(2)を備え、前記方法において、
前記操作部(5)は前記ロック要素(3)を、前記前部(25)と前記後部(26)との間に配置された前記ロック要素(3)の水平軸(X)の周囲で又は前記上側ロックピース(6)と前記下側ロックピース(19)との間に配置された前記ロック要素(3)の垂直軸(Y)の周囲で、ロック位置とロック解除位置との間で回転させ、
前記ロック位置の場合、前記コンテナロック(1)がコンテナの底部コーナーピース(29)から落下するのを防止するために前記ロック要素(3)が少なくとも部分的に前記凹部(11)及び前記背面(22)から水平方向に突出し、
前記ロック解除位置の場合、前記コンテナロック(1)を前記コンテナの前記底部コーナーピース(29)に挿入すること又はそこから取り出すことを可能にするために前記ロック要素(3)を前記ロック位置から前記ロック解除位置へ回転させるように前記操作部(5)が作動される、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
発明の分野
本出願は概して、積み重ねられた2つのコンテナを接合するためのコンテナロックに関する。より具体的には、本出願は、ロック機構を使用して積み重ねられた上側コンテナと下側コンテナとを接合することに関する。
【背景技術】
【0002】
発明の背景
コンテナロックは、積み重ねられたコンテナを一緒に接続するために貨物船で使用されている。コンテナロックは、コンテナターミナル港で貨物船に荷物を積み込んだり積み降ろしたりするときに、手動でコンテナに取り付けられ、コンテナから取り外される。操作部分の取扱いは難しく、また人間工学的でない場合があるので、さらに改善される可能性がある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
概要
本概要は、発明を実施するための形態において以下でさらに記載される概念の選択を簡単な形態で導入するために提供される。この概要は、特許請求された主題の重要な特徴及び本質的な特徴を特定する意図はなく、特許請求された主題の範囲を制限するために使用されることも意図しない。本開示の様々な実施形態に関して求められる保護の範囲は、独立請求項によって記載される。
【0004】
本開示の例示的な実施形態は、積み重ねられた上側コンテナと下側コンテナとを接合するためのコンテナロックを提供する。このタイプのコンテナロックは、回転部品が動かなくなる危険性を開放的で単純な構造によって最小化し得るので、信頼性の高いロック機構を提示する。それはまた使いやすく人間工学的である。製造の観点からは、最適化された形状は新たな課題をもたらさない可能性があり、従来の製造方法が適用可能であり得る。その結果、製造コストは従来のコンテナロックより高くならない可能性がある。
【0005】
第1の態様によれば、積み重ねられた2つのコンテナを接合するためのコンテナロックが開示される。コンテナロックは、一体型ロック本体であって、前部、後部及び側壁と;上側ロックピース及び下側ロックピースであって、上側ロックピースは背部及び上側突出部を備え得る、上側ロックピース及び下側ロックピースと;上側ロックピース及び下側ロックピースの間のフランジであって、背部は少なくとも部分的にフランジより上にある凹部及び背面を備え得る、フランジと;少なくとも1つのキャビティと;を備える一体型ロック本体、並びに、ロック機構であって、少なくとも部分的に凹部内に配置されたロック要素と;ロック要素に接続された操作部であって、ロック要素を、ロック位置とロック解除位置との間で、前部と後部との間に配置されたロック要素の水平軸の周囲で又は上側ロックピースと下側ロックピースとの間に配置されたロック要素の垂直軸の周囲で回転させるように構成され得る操作部と;を備え得るロック機構を備え得、ロック位置において、コンテナロックがコンテナの底部コーナーピースから落下するのを防止するためにロック要素が少なくとも部分的に凹部及び背面から水平に突出するように構成され得;ロック解除位置において、コンテナロックをコンテナの底部コーナーピースに挿入すること又はそこから取り出すことを可能にするためにロック要素をロック位置からロック解除位置に回転させるように作動されるように操作部が構成され得る。
【0006】
このロック機構は、回転部品が動かなくなるリスクを、開放的で単純な構造によって最小限に抑えることができるので、信頼性が高い。グリップ要素はコンテナロックの外側からはっきり視認可能であり得る。グリップ要素はまた、ロック要素の位置を指示し得る。これは、ロック本体の内部に完全に配置されたロック機構には当てはまらないかもしれない。明白なロック指示によって、コンテナロックが不十分に固定されるという予想外の事例が回避され得る。コンテナロックがコンテナの底部コーナーに適切に固定されない場合、コンテナがクレーンによって岸から船舶へ持ち上げられる場合にコンテナロックが落下し大怪我をもたらし得るという大きな危険性が生じ得る。さらに、欠けたコンテナロックは船上でのコンテナの安全な輸送を危うくする可能性がある。また、コンテナ船の積み込み作業中にコンテナロックをコンテナに取り付ける又はコンテナから取り外すときに数千回もの反復的な手作業が要求され得るので、コンテナターミナルにおける港湾作業員の作業量は相当なものである。改善された人間工学はまた、時間とエネルギーを節約するかもしれない。グリップ要素は、厚い保護グローブを着用しているときでさえ、簡単に握れるかもしれない。製造の観点からは、提案された構造は新しい課題を提示しない可能性があり、従来の製造方法が適用可能であり得る。
【0007】
第1の態様の例示的な実施形態によれば、ロック機構は、少なくとも1つの可撓性要素をさらに備え得る。可撓性要素はコンテナロックをロック位置に戻し、それをロック位置に維持し得る。
【0008】
第1の態様の例示的な実施形態によれば、少なくとも1つの可撓性要素は第1の端部からロック要素に、第2の端部からロック本体に接続され得る。これにより可撓性要素がロック要素の周囲に巻き付くこと又はロック要素の周囲で回ることが可能になり得る。
【0009】
第1の態様の例示的な実施形態によれば、少なくとも1つの可撓性要素は第1の端部からワイヤ又はロープへ、ワイヤ又はロープからロック要素へ、第2の端部からロック本体へ接続され得る。これにより可撓性要素がロック要素の周囲に巻き付くこと又はロック要素の周囲で回ることが防止され得る。
【0010】
第1の態様の例示的な実施形態によれば、少なくとも1つの可撓性要素はキャビティ内に配置され得る。これにより可撓性要素は保護され、ロック機構が動かなくなる危険性が最小限に抑えられ得る。
【0011】
第1の態様の例示的な実施形態によれば、少なくとも1つの可撓性要素はキャビティ内に垂直に又は水平に配置され得る。可撓性要素はキャビティ内で異なる姿勢で配置され得る。
【0012】
第1の態様の例示的な実施形態によれば、ロック位置において、ロック要素は、0から20mmであり得るロック距離だけ水平方向に突出するように構成され得る。ロック距離だけ水平方向に突出するロック部は、コンテナロックをコンテナの底部コーナーに固定し得、それによりコンテナロックは、コンテナロックがコンテナの底部コーナーから落下する可能性があるように回されることも回転されることもないかもしれない。
【0013】
第1の態様の例示的な実施形態によれば、ロック要素はロック要素の水平軸又は垂直軸の周りを少なくとも30°回転されるように構成され得る。これは、ロック要素が軸の周りでロック解除位置からロック位置へ回転するのに十分なスペースを有し得ることを意味する。ロック要素はロック位置を変更するのに十分に長く回転する必要があり得る。
【0014】
第1の態様の例示的な実施形態によれば、コンテナロックはさらに支持壁を備え得、支持壁及び/又は前部は支持穴を備え得、ロック要素は少なくとも1つの支持穴内に回転可能に配置され得る。少なくとも1つの支持穴はロック要素を支持壁及び/又はネック部にしっかりとそして回転可能に取り付けることを可能にし得る。
【0015】
第1の態様の例示的な実施形態によれば、ロック要素はロック部及びシャフトを備え得る。ロック部の形状は、コンテナロックをコンテナの底部コーナーに挿入できる又はそこから取り出すことができるようにコンテナロックを回す又は回転することを可能にし得る。シャフトはロック部をコンテナロック本体及び/又は支持壁に取り付けることを可能にし得る。
【0016】
第1の態様の例示的な実施形態によれば、ロック部は上側部分及び下側部分を備え得、ここでロック位置において、上側部分の厚さは水平軸方向において下側部分の厚さよりも大きい可能性があり、又はロック部の厚さは上側部分から下側部分に向かって徐々に、段階的に、又は直線的に減少し得、又はロック部はある傾斜角で配置された均一な厚さの板であり得、ここでロック位置において、上側部分は少なくとも部分的に凹部及び背面から水平方向に突出するように構成され得る。ロック部は凹部及び背面から水平方向に突出部を形成するために異なる設計を有し得る。
【0017】
第1の態様の例示的な実施形態によれば、操作部の少なくとも一部は、実質的にフランジの高さにおいて側壁から水平方向に、又は下側ロックピースのキャビティから垂直方向に出てくる可能性がある。操作部が側壁又は底部から出てくる場合、使いやすいかもしれない。
【0018】
第1の態様の例示的な実施形態によれば、操作部はグリップ要素及び細長い操作要素を備え得る。グリップ要素によって、操作要素を握って引っ張ること又は回すことが簡単になるかもしれない。
【0019】
第1の態様の例示的な実施形態によれば、コンテナロックはさらにロック要素の回転を制限するための少なくとも1つのストッパを備え得、ここで少なくとも1つのストッパは以下のうちの少なくとも1つを備え得る:ロック本体の構造、ロック要素の構造、又はストッパ要素。異なる種類のストッパが、コンテナロックの様々な部分で使用されてもよい。
【0020】
第1の態様の例示的な実施形態によれば、操作要素はストッパ要素を備え得る。ストッパ要素は操作要素がロック本体内の望まない位置に回転するのを防止し得る。
【0021】
第1の態様の例示的な実施形態によれば、ロック本体及び/又はロック要素の少なくとも1つのストッパ、及び可撓性要素の力は、ロック要素をロック位置に維持するように構成され得る。ストッパ及び力はロック要素がロック位置にあることを保証し得る。
【0022】
第1の態様の例示的な実施形態によれば、凹部はフランジより上に配置され得、又は凹部は少なくとも部分的にフランジに連続し得、ロック要素の少なくとも一部を受け入れるように配置され得る。凹部が少なくとも部分的にフランジに連続する場合、それはロック部の上側部分が少なくとも部分的に凹部内に回転することを可能にし得、コンテナロックをコンテナの底部コーナーに挿入すること及びそれから取り出すことを可能にし得る。
【0023】
第2の態様によれば、積み重ねられた2つのコンテナをコンテナロックを用いて接合するための方法が開示される。コンテナロックは、一体型ロック本体であって、前部、後部及び側壁と;上側ロックピース及び下側ロックピースであって、上側ロックピースは背部及び上側突出部を備え得る、上側ロックピース及び下側ロックピースと;上側ロックピース及び下側ロックピースの間のフランジであって、背部は少なくとも部分的にフランジより上にある凹部及び側壁の背面を備え得る、フランジと;少なくとも1つのキャビティと;を備え得る一体型ロック本体、並びに、ロック機構であって、少なくとも部分的に凹部内に配置されたロック要素と;ロック要素に接続された操作部とを備え得るロック機構を備え得、方法において、操作部はロック要素を、前部と後部との間に配置されたロック要素の水平軸の周囲で又は上側ロックピースと下側ロックピースとの間に配置されたロック要素の垂直軸の周囲で回転させ得、ロック要素をロック位置とロック解除位置との間で回転させ得;ロック位置において、コンテナロックがコンテナの底部コーナーピースから落下するのを防止するためにロック要素が少なくとも部分的に凹部及び背面から水平に突出し得;ロック解除位置において、コンテナロックをコンテナの底部コーナーピースに挿入すること又はそこから取り出すことを可能にするためにロック要素をロック位置からロック解除位置に回転させるように操作部が作動され得る。改善された人間工学は時間とエネルギーを節約し得る。グリップ要素は、厚手の保護グローブを着用している場合でも握りやすいかもしれない。
【0024】
図面の簡単な説明
添付の図面は、本発明のさらなる理解を提供するために含まれ、本明細書の一部を構成し、本発明の実施形態を示し、本記載とともに本発明の原理の説明に役立つ。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】例示的な実施形態による、ロック位置にあるコンテナロックの部分断面図の例を概略的に示す。
図2】例示的な実施形態による、ロック位置で底部コーナーピース内に配置されたコンテナロックの側面図の例を概略的に示す。
図3a】例示的な実施形態による、コンテナロックがコーナーピースの外側でロック位置にあるときの、コンテナロック及び底部コーナーピースの側面図の例を概略的に示す。
図3b】例示的な実施形態による、コンテナロックを底部コーナーピース内に挿入することを可能にするためにロック要素をロック位置からロック解除位置へ回転させるように操作部が作動されているときの、コンテナロック及び底部コーナーピースの側面図の例を概略的に示す。
図3c】例示的な実施形態による、コンテナロックを底部コーナーピース内に挿入することを可能にするためにロック要素をロック位置からロック解除位置へ回転させるように操作部が作動されているときの、コンテナロック及び底部コーナーピースの側面図の例を概略的に示す。c
図3d】例示的な実施形態による、コンテナロックがロック位置において底部コーナーピース内にあるときの、コンテナロック及び底部コーナーピースの側面図の例を概略的に示す。
図4a】例示的な実施形態による、ロック解除位置にあるコンテナロックの側面図の例を概略的に示す。
図4b】例示的な実施形態による、ロック解除位置にある図4aのコンテナロックの側面図の例を概略的に示す。
図5a】例示的な実施形態による、ロック位置にあるコンテナロックの部分断面図の例を概略的に示す。
図5b】例示的な実施形態による、ロック位置にある図5aのコンテナロックの側面図の例を概略的に示す。
図6a】例示的な実施形態による、コンテナロックを底部コーナーピース内に挿入することを可能にするためにロック要素をロック位置からロック解除位置へ回転させるように操作部が作動されているときの、コンテナロック及び底部コーナーピースの側面図の例を概略的に示す。
図6b】例示的な実施形態による、コンテナロックがロック位置において底部コーナーピース内にあるときの、コンテナロック及び底部コーナーピースの側面図の例を概略的に示す。
図7】例示的な実施形態による、積み重ねられた2つのコンテナをコンテナロックを用いて接合するための方法の例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0026】
添付の図面において、同様の部品を示すために同様の参照符号が使用される。
【0027】
詳細な説明
次に例示的な実施形態を詳細に参照する。その例は添付図面に示されている。付随する図面に関連して以下に提供される詳細な説明は、本例の説明として意図され、本例が構築又は利用され得る唯一の形態を表すつもりはない。説明は例の機能及び例を構築及び操作するためステップ又は操作のシーケンスを記載する。しかしながら、同一又は等価の機能及びシーケンスが異なる例によって達成されてもよい。
【0028】
貨物船上で、コンテナは、多数の平行な横列及び縦列において、また積み重なった多数の層において、デッキ上でハッチカバーの天面の上で輸送され得る。コンテナはそれらの全ての8個のコーナーにコーナーピースを有し得、そのコーナーピースによってコンテナは互いにロックされ得る。典型的に、上下の2つのコンテナはコンテナのコーナーピースに導入されたコンテナロックによって互いにロックされ得る。コンテナロックが使用されるとき、それは最初に手動でコンテナの底部コーナーに導入され得る。合計4ピースのコンテナロックが1つのコンテナの底部に、各コーナーに1つ導入され得る。より詳細には、コンテナロックの上側ロックピースは、このときコンテナの底部コーナーの内側にあり得る。次にコンテナはクレーンによって貨物船のデッキ上の別のコンテナの上に持ち上げられ得る。コンテナの持ち上げられた底部コーナー内に吊り下げられたコンテナロックの下側ロックピースは、既に貨物船上にあるコンテナの頂部コーナー内に案内され、ロックされ得る。同じ手順が、デッキ上で持ち上げられたすべてのコンテナに対して繰り返され得る。
【0029】
海上で、コンテナロックは、複数のコンテナを1つの垂直なスタックにおいて一緒に接続し得る。貨物船が荒天時に傾くと、コンテナの各スタックは横に傾けられ得る。この状況において、コンテナロックは厳しい引張荷重に曝され得る。上側コンテナはコンテナロックを上方に引っ張り得る一方、下側コンテナは反対方向の力を下方に引き起こし得る。
【0030】
大型コンテナ船では、1回の入港の間に、数千個のコンテナが積み込まれ、積み降ろされ得る。コンテナロックは、コンテナターミナルでコンテナに取り付けられるとき、またコンテナから取り外されるときに手動で取り扱われる。既知のコンテナロックは、コンテナロック本体の内側に密に配置され得る手動開放型の固定要素を有し得るが、この要素は人間工学的でなく、特にオペレータが義務的な保護手袋を着用しているときに難しいことがある。汚れがコンテナロックの内側に簡単に集積しロック要素を動かなくする可能性があり、これは安全上危険であり得る。コンテナロックがコンテナの底部コーナーに適切に固定されない場合、コンテナを岸から船に持ち上げる間にコンテナロックが落下する大きな危険が生じ得る。コンテナロックの落下は大怪我につながる可能性があり、さらにコンテナロックの喪失は航海の間船上のコンテナの規制された安全保障システムを損なう可能性がある。
【0031】
例示的な実施形態によれば、コンテナロックのロック機構が開示されており、このロック機構は、コンテナロックをコンテナの底部コーナーに固着して固定するために使用される。コンテナロックは、コンテナの底部コーナーに位置するコーナーピースに固着することができる。このロック機構は、人間工学に基づき、単純なものであり得る。それはまた、コンテナロックをコンテナの底部コーナーに固定するために、経済的で、信頼性が高く、操作が簡単なロック機構を提供し得る。ロック機構は、ロック要素の水平軸の周りで、又はロック要素の垂直軸の周りで回転可能なロック要素を備え得る。ロック要素の形状は、ロック位置において、コンテナの底部コーナーに導入されたコンテナロックが固定され、コンテナロックの落下が防止されるような形状であり得る。これに対応して、ロック要素の形状は、ロック解除位置において、コンテナロックがコンテナの底部コーナーに挿入され得、又はコンテナの底部コーナーから取り外され得るような形状であり得る。また、ロック要素の形状は、ロック位置において、ロック要素とコンテナロック本体とを合わせた幅がロック解除位置よりも大きくなるような形状であり得る。ロック要素は、ロック部分とシャフトとを備えてもよく、或いは、ロック要素は他の手段で支持され、ロック要素を本質的に水平又は垂直な軸の周りで回転できるようにしてもよい。ロック部分とシャフトは、コンテナロックに対してロック部分とシャフトの回転を可能にし得る方法でコンテナロックに接続され得る一体の部品として形成されてもよい。ロック機構を手動で操作するために、操作部をロック部又はシャフトに取り付けてもよい。反対方向への自動的な動きを配置するために、ロック機構は、例えばばね式弾性要素であり得る可撓性要素を備え得る。可撓性要素は、一方の端部である第1の端部でロック部又はシャフトに取り付けられ、可撓性要素の他方の端部である第2の端部がコンテナロック本体に接続され得る。ロック要素は、グリップ要素を手動で引っ張る、回転させる、又は回すことによって、ロック解除位置まで回転させることができ、グリップ要素が解放されると、可撓性要素のために、ロック要素はロック位置に回転して戻ることができる。
【0032】
例示的な実施形態によれば、コンテナロックは、前部と、後部と、凹部及び背面を備える背部とを備える一体型ロック本体;並びにロック機構を備える。ロック機構は、ロック要素と、ロック要素をロック位置とロック解除位置との間で水平軸の周囲又は垂直軸の周囲で回転させるように構成され得る操作部とを備え得る。ロック位置では、ロック要素は、凹部及び背面から少なくとも部分的に水平方向に突出するように構成されてもよく、ロック解除位置では、操作部は、ロック要素をロック位置からロック解除位置に回転させるように作動されるように構成されてもよい。
【0033】
例示的な実施形態によれば、積み重ねられた2つのコンテナを接合するためのコンテナロックが開示される。コンテナロックは、一体型のロック本体と、ロック要素、少なくとも1つの可撓性要素、及び操作部を備えるロック機構とを備え得る。ロック要素は、ロック部とシャフトとを備え得る。シャフトは、ロック本体及び/又は支持壁に形成された少なくとも1つの穴の中で回転してもよく、又は固定された軸の周りを回転し得る管であり得る。シャフトとロック部は接続されていてもよいし、一体設計であってもよい。操作部は、グリップ要素と操作要素とを備え得る。グリップ要素は、グリップ要素が解放されると、ロック要素の回転を自動的にロック位置に戻し得る。グリップ要素は、ロック要素をロック解除位置に回転させるために、手動で引っ張ったり、回転させたり、回したりすることができる。ロック要素がロック解除位置にあるとき、コンテナロックはコンテナの底部コーナーに挿入することができる、又はコンテナの底部コーナーから取り出すことができる。ロック要素は、ロック位置とロック解除位置の間で、例えば少なくとも30度、少なくとも45度、少なくとも450度、60度から300度、又は90度から180度回転し得る。また、ロック要素の形状によっては、他の回転角度も可能であり得る。ロック要素の回転は、例えば、コンテナロック本体又は操作要素に設けられ得る機械的なストッパによって制限することができる。グリップ要素は、ワイヤーハンドル、ソリッドハンドル、又は操作レバーを備え得る。
【0034】
図1の例は、ロック位置にあるコンテナロック1の部分断面図を概略的に示す。図1~6bに提示されるものと比較してコンテナロック1の形状を修正することが可能であり得る。コンテナはすべての8つのコーナーにコンテナロック1を有し得、そのコンテナロック1を用いてコンテナを互いにロックすることができる。実際のコンテナはこれらの図面に提示されず、コンテナは各コーナーにコーナーピース29を有し得る。コンテナロック1はしたがって積み重ねられたコンテナコーナーピース29を一緒にロックし得る。
【0035】
例示的な実施形態によれば、コンテナロックは、可撓性要素4が図1~6bから完全に欠けているように形成される。これはロック要素をロック解除位置に回転するために操作部を手動で引く、回転する又は回すことができることを意味する。ロック要素をロック位置に戻すように回転させるためにグリップ要素を手動で押すことができる。
【0036】
例示的な実施形態によれば、積み重ねられた2つのコンテナを接合するためのコンテナロック1が開示される。コンテナロック1は、一体型ロック本体を備え得る。ロック本体は前部25と、後部26と、側壁27とを備え得る。ロック本体は、さらに、上側ロックピース6と、下側ロックピース19とを備え得、上側ロックピース6は背部7と上側突出部8とを備える。フランジ10が上側ロックピース6と下側ロックピース19との間に配置され得る。背部7は、少なくとも部分的にフランジ10より上にある凹部11及び側壁27の背面22と、少なくとも1つのキャビティ12とを備え得る。凹部11の下部は少なくとも部分的にフランジ10の内側に配置され得る。コンテナロック1はさらにロック機構2を備え得、ロック機構2はロック要素3を備え得る。ロック要素3は少なくとも部分的にキャビティ12内に配置され得る。ロック機構はさらにロック要素3に接続された操作部5を備え得、また、ロック要素3をロック位置とロック解除位置との間でロック要素3の水平軸Xの周囲又はロック要素3の垂直軸Yの周囲で回転させるように構成され得る。
【0037】
例示的な実施形態によれば、少なくとも1つの可撓性要素4は、第1の端部からロック要素3に、第2の端部からロック本体に接続され得る。
【0038】
例示的な実施形態によれば、少なくとも1つの可撓性要素4は、第1の端部からワイヤ又はロープへ、ワイヤ又はロープからロック要素3へ、第2の端部からロック本体へ接続され得る。
【0039】
例示的な実施形態によれば、ロック要素3の水平軸Xは前部25と後部26との間に配置され得る。
【0040】
図1の例は、ロック要素3がロック要素の前部25と後部26との間に配置されることを示す。垂直軸Yは水平軸Xに垂直に配置され得る。
【0041】
例示的な実施形態によれば、ロック要素3の垂直軸Yは上側ロックピース6と下側ロックピース19との間に配置される。
【0042】
ロック位置において、ロック要素3は少なくとも部分的に凹部11及び背面22から水平方向に突出して、コンテナロック1がコンテナの底部コーナーピース29から落下することを防止するように構成され得る。ロック解除位置において、操作部5はロック要素3をロック位置からロック解除位置へ回転させて、コンテナロック1がコンテナの底部コーナーピース29に挿入されること及びそこから取り出されることを可能にするように作動されるように構成され得る。
【0043】
例示的な実施形態によれば、凹部11はフランジ10より上に配置され、又は凹部11は少なくとも部分的にフランジ10に連続し、ロック要素3の少なくとも一部を受け入れるように配置される。
【0044】
例示的な実施形態によれば、ロック要素3はロック部13とシャフト14とを備える。
【0045】
例示的な実施形態によれば、コンテナロック1はさらに支持壁17を備える。前部25は上側突出部8より下にネック部9を備え得る。支持壁17及び/又は前部25は支持穴24を備え得る。支持穴24はまた前部25のネック部9内に配置され得る。ロック要素3は、少なくとも1つの支持穴24内に回転可能に配置され得る。シャフト14は少なくとも1つの穴24内に配置され得る。少なくとも1つの穴24は、貫通穴でなくてもよい。ロック部13は支持壁17の外側に配置され得、後部側26に設置され得、ロック部13が背部7から突出することを可能にする。支持壁17は側壁27の間に垂直に配置され得る。
【0046】
図1の例は、支持壁17及びネック部が穴24を備えることを示す。ネック部9において穴は貫通穴でなくてもよい。
【0047】
例示的な実施形態によれば、ロック部13は、上側部分20と下側部分21とを備える。ロック位置において、上側部分20の厚さは水平軸方向において下側部分21の厚さよりも大きくてもよく、又はロック部13の厚さは上側部分20から下側部分21に向かって徐々に、段階的に、又は直線的に減少し得る。ロック部13はまたある傾斜角で配置された均一厚さの板であり得、ロック位置において、上側部分20は少なくとも部分的に凹部11及び背面22から水平方向に突出するように構成され得る。
【0048】
図1の例は、上側部分20の厚さが上側部分20から下側部分21に向かって徐々に減少することを示す。
【0049】
例示的な実施形態によれば、ロック要素3はロック要素3の水平軸X又は垂直軸Yの周囲を少なくとも30°、少なくとも45°、少なくとも450°、60°から300°まで、又は90°から180°まで回転されるように構成される。
【0050】
例示的な実施形態によれば、少なくとも1つの可撓性要素4はキャビティ12内に配置され得る。可撓性要素は以下のうちの少なくとも1つであり得る:ばね状ゴムバンド及び/又は重力作動式質量要素。
【0051】
例示的な実施形態によれば、少なくとも1つの可撓性要素4はキャビティ12内に垂直に又は水平に配置され得る。
【0052】
図1の例において、可撓性要素はキャビティ12内に垂直に配置される。可撓性要素4は第1の端部からロック要素3の結合部23に接続され得る。結合部23はシャフト14又はロック部13に取り付けられ得る。可撓性要素4は第2の端部からキャビティ12内のロック本体に接続され得る。
【0053】
例示的な実施形態によれば、キャビティ12は上側ロックピース6と下側ロックピース19との間に形成され得る。キャビティ12は垂直方向にロック本体を通って延び得る。キャビティ12はロック本体の上側部分及び/又は下側部分から開口し得る。
【0054】
例示的な実施形態によれば、ロック位置において、ロック要素3は、0から20mm又は4から20mmであるロック距離Dだけ水平方向に突出するように構成され得る。
【0055】
例示的な実施形態によれば、ロック要素3はコンテナロック1の後部26とコーナーピース垂直壁34との間に少なくとも部分的に配置されるように構成される。ロック要素3は後部26とコーナーピース垂直壁34との間に少なくとも部分的に配置されるように構成され得、及び/又は少なくとも部分的にコーナーピース29の上側部分32に存在し得る。
【0056】
例示的な実施形態によれば、操作部5はグリップ要素15と細長い操作要素16とを備える。細長い操作要素16は以下のうちの少なくとも1つであり得る:ワイヤ、ロープ及び/又はロッド。グリップ要素15はハンドル又はノブであり得る。
【0057】
例示的な実施形態によれば、操作部5の少なくとも一部は側壁27から水平方向に、又はキャビティ12から垂直方向に出てくる。操作部5の少なくとも一部は実質的にフランジ10の高さにおいて側壁27から水平方向に出てくる。操作部5の少なくとも一部は下側ロックピース19のキャビティ12から垂直方向に出てくる。
【0058】
例示的な実施形態によれば、操作要素16の少なくとも一部はロック要素3又はシャフト14の周囲を回転するように構成される。
【0059】
例示的な実施形態によれば、コンテナロック1はさらにロック要素3の回転を制限するための少なくとも1つのストッパを備える。少なくとも1つのストッパは以下のうちの少なくとも1つを備え得る:ロック本体の構造、ロック要素3の構造、又はストッパ要素18。ストッパは機械的なストッパであり得る。
【0060】
例示的な実施形態によれば、操作要素16はストッパ要素18を備える。ストッパ要素18は操作要素16の周囲に配置され得る。
【0061】
例示的な実施形態によれば、ロック本体及び/又はロック要素3の少なくとも1つのストッパ及び可撓性要素4の力Fは、ロック要素3をロック位置に維持するように構成される。可撓性要素4がキャビティ12内で垂直方向に配置されている場合、それによって引き起こされる力Fの方向は垂直であり得る。可撓性要素4がキャビティ12内で水平方向に配置されている場合、それによって引き起こされる力Fの方向は水平であり得る。
【0062】
図1の例は、グリップ要素15がノブであり、細長い操作要素16がワイヤであることを示す。操作部の少なくとも一部は実質的にフランジ10の高さにおいて側壁27から水平方向に出てくる。コンテナロック1はさらに少なくとも1つのストッパを備えてもよく、ストッパはロック本体の構造、又はロック要素3の構造及びストッパ要素18であり得る。図1の例は、操作要素16がロック要素3の回転を制限するために1つのストッパ要素18を備えることを示す。可撓性要素4はキャビティ12内に垂直に配置され得、それによって引き起こされる力Fの方向は下向きであり得る。
【0063】
図2の例は、ロック位置において底部コーナーピース29の内側に配置されたコンテナロック1の側面図を概略的に示す。底部コーナーピース29は上側コンテナに属する。コンテナロックは図1のコンテナロック1であり得る。コンテナロック1は穴30を介してコンテナの底部コーナーピース29に挿入され得、又はそこから取り出され得る。ロック位置において、ロック要素3は、ロック距離Dだけ水平方向に突出するように構成され得る。ロック距離は例えば約0から20mmである。上側突出部8は下面28を有し得る。上側突出部の下面28のレベルにおいて、及びそれと平行に、下面ライン31が位置し得、これは底部コーナーピースの上面32より上にあるか又はそれと同じレベルであり得る。ロック距離Dは下面ライン31のレベルから測定され得る。
【0064】
図3aの例は、コンテナロック1がコーナーピース29の外側でロック位置にあるときの、コンテナロック1及び底部コーナーピース29の側面図を概略的に示している。ロック位置において、ロック要素3は、コンテナロック1の凹部11及び背面22から少なくとも部分的に水平に突出し得る。ロック位置において、操作要素16がロック要素3、ロック部13、又はシャフト14の周囲で回転又は周囲に巻き付く可能性があるため、操作部5の長さはロック本体の外側で最短位置にある可能性がある。ストッパ要素18は、操作要素16がロック本体内でさらにスライドするのを防止し得る。グリップ要素15及び操作要素16の長さは、ロック本体の外側から容易に見ることができ、これにより握り及び取り付けが容易になり得る。
【0065】
図3b及び3cの例は、コンテナロック1を底部コーナーピース29の内側に挿入できるようにするために、ロック要素3をロック位置からロック解除位置に回転させるように操作部5を作動させたときの、図3aのコンテナロック1及び底部コーナーピース29の側面図を概略的に示している。ロック解除位置において、ロック要素3は、コンテナロック1の凹部11及び背面22から水平方向に突出しない可能性がある。ロック要素3は、凹部11内に少なくとも部分的に収容され得る。ロック要素3は、グリップ要素15を手動で引っ張る、回転させる、又は回すことによって、ロック解除位置まで回転させることができ、グリップ要素15を離すと、ロック要素3は、可撓性要素4のためにロック位置に回転して戻ることができる。
【0066】
ロック解除位置において、操作要素16がロック要素3、ロック部13、又はシャフト14の周囲で解放される可能性があるため、操作部5の長さはロック本体の外側で最も長い位置にある可能性がある。
【0067】
図3dの例は、コンテナロック1がロック解除位置において底部コーナーピース29内にあるときの図3a~3cのコンテナロック1及び底部コーナーピース29の側面図を概略的に示す。ロック位置において、ロック要素3はロック距離Dだけ水平方向に突出するように構成され得る。
【0068】
図4aの例は、ロック解除位置にあるコンテナロックの側面図を概略的に示す。ロック解除位置において、ロック要素3はコンテナロック1の凹部11及び背面22から水平方向に突出しない可能性がある。ロック要素3は少なくとも部分的に凹部11に収容され得る。ロック要素3の上側部分20の少なくとも一部は凹部11に収容され得る。
【0069】
図4bの例は、ロック位置にある図4aのコンテナロック1の側面図を概略的に示す。図4bの例は、ロック解除位置においてロック要素3が凹部11及び背面22から水平方向に突出しないことを明白に示す。
【0070】
図5aの例は、ロック位置にあるコンテナロック1の部分断面図を概略的に示す。図5bの例は、図5aのコンテナロック1の側面図を概略的に示す。図5a及び5bのコンテナロック1は、可撓性要素4が水平位置に存在し得、ロック要素3が異なる形態を有し得、垂直軸Yの周囲を回転し得るために、支持壁14及びロック機構2が異なり得ること以外、図1に示すものと同様であり得る。
【0071】
例示的な実施形態によれば、積み重ねられた2つのコンテナを接合するためのコンテナロック1が開示される。コンテナロック1は一体型ロック本体を備え得る。ロック本体は前部25、後部26、及び側壁27を備え得る。ロック本体はさらに上側ロックピース6と下側ロックピース19とを備え得、上側ロックピース6は背部7と上側突出部8とを備える。フランジ10が上側ロックピース6と下側ロックピース19との間に配置され得る。背部7はフランジ10より上にある凹部11と側壁27の背面22と、少なくとも1つのキャビティ12とを備え得る。コンテナロック1はさらにロック機構2を備え得、これはロック要素3を備え得る。ロック要素3は少なくとも部分的にキャビティ12内に配置され得る。図5aの例は、ロック機構がロック要素3に接続された操作部5をさらに備え得、ロック要素3をロック位置とロック解除位置との間でロック要素3の垂直軸Yの周囲で回転させるように構成されることを示す。
【0072】
例示的な実施形態によれば、少なくとも1つの可撓性要素4は、第1の端部からロック要素3に、第2の端部からロック本体に接続され得る。
【0073】
例示的な実施形態によれば、少なくとも1つの可撓性要素4は、第1の端部からワイヤ又はロープへ、ワイヤ又はロープからロック要素3へ、第2の端部からロック本体へ接続され得る。
【0074】
例示的な実施形態によれば、コンテナロック1はさらに支持壁17を備え得る。支持壁17は側壁と前部25との間にフランジ10より上に水平方向に配置され得る。前部25は上側突出部8の下にネック部9を備え得る。支持壁17は支持穴24を備え得る。ロック要素3は少なくとも1つの支持穴24内に回転可能に配置され得る。シャフト14は少なくとも1つの支持穴24内に配置され得る。ロック部13は支持壁17より上に配置され得る。
【0075】
例示的な実施形態によれば、ロック要素3の水平軸Xは前部25と後部26との間に配置される。
【0076】
例示的な実施形態によれば、ロック要素3の垂直軸Yは上側ロックピース6と下側ロックピース19との間に配置される。
【0077】
図5aの例は、ロック要素3がフランジより上に配置され、ロック要素3の垂直軸Yの周囲を回転するように構成されることを示す。ロック位置において、ロック要素3は少なくとも部分的に凹部11及び背面22から水平方向に突出して、コンテナロック1がコンテナの底部コーナーピース29から落下することを防止するように構成され得る。ロック解除位置において、操作部5はロック要素3をロック位置からロック解除位置へ回転させて、コンテナロック1がコンテナの底部コーナーピース29に挿入されること又はそこから取り出されることを可能にするように作動されるように構成され得る。
【0078】
例示的な実施形態によれば、凹部11はフランジ10より上に配置される。凹部11は部分的にフランジより上に、部分的に支持壁14より上に配置され得、ロック要素3の少なくとも一部を受け入れるように配置され得る。ロック要素3はロック部13とシャフト14とを備え得る。
【0079】
例示的な実施形態によれば、ロック部13は、上側部分20と下側部分21とを備える。ロック位置において、上側部分20の厚さは水平軸方向において下側部分21の厚さよりも大きくてもよく、又はロック部13の厚さは上側部分20から下側部分21に向かって徐々に、段階的に、又は直線的に減少し得る。
【0080】
図5a及び5bの例は、上側部分20の厚さが上側部分20から下側部分21に向かって段を形成することを示す。この段は上側部分の底面32が図6bに示されるようにコーナーピースの上面23上に配置されることを可能にし得る。
【0081】
例示的な実施形態によれば、ロック要素3はロック要素3の垂直軸Yの周囲を少なくとも30°、少なくとも45°、少なくとも450°、60°から300°まで、又は90°から180°まで回転されるように構成される。
【0082】
図5aの例において、可撓性要素は少なくとも部分的にキャビティ12内に水平に配置される。可撓性要素4は第1の端部からロック要素3の結合部23に接続され得る。結合部23はシャフト14又はロック部13に取り付けられ得る。可撓性要素4は第2の端部からキャビティ12内のロック本体に接続され得る。
【0083】
例示的な実施形態によれば、キャビティ12は上側ロックピース6と下側ロックピース19との間に形成され得る。キャビティ12は支持壁14から下側ロックピース19まで垂直方向にロック本体を通って延び得る。キャビティ12はロック本体の下側部分から開口し得る。キャビティ12は支持壁14によってロック本体の上側部分から閉鎖され得る。
【0084】
例示的な実施形態によれば、ロック位置において、ロック要素は、4~20mmであるロック距離Dだけ水平方向に突出するように構成され得る。
【0085】
例示的な実施形態によれば、ロック要素3は後部26とコーナーピース垂直壁34との間に少なくとも部分的に配置されるように構成され、及び/又は少なくとも部分的にコーナーピース29の上側部分32に存在し得る。
【0086】
例示的な実施形態によれば、操作部5はグリップ要素15と細長い操作要素16とを備える。細長い操作要素16は以下のうちの少なくとも1つであり得る:ワイヤ、ロープ及び/又はロッド。グリップ要素15はハンドル又はノブであり得る。
【0087】
例示的な実施形態によれば、操作部5の少なくとも一部は側壁27から水平方向に、又はキャビティ12から垂直方向に出てくる。操作部5の少なくとも一部は実質的にフランジ10の高さにおいて側壁27から水平方向に出てくる。操作部5の少なくとも一部は下側ロックピース19のキャビティ12から垂直方向に出てくる。
【0088】
例示的な実施形態によれば、操作要素16の少なくとも一部はロック要素3又はシャフト14の周囲を回転するように構成される。
【0089】
例示的な実施形態によれば、コンテナロック1はさらにロック要素3の回転を制限するための少なくとも1つのストッパを備える。少なくとも1つのストッパは以下のうちの少なくとも1つを備え得る:ロック本体の構造、ロック要素3の構造、又はストッパ要素18。ストッパは機械的なストッパであり得る。
【0090】
例示的な実施形態によれば、操作要素16はストッパ要素18を備える。ストッパ要素18は操作要素16の周囲に配置され得る。
【0091】
例示的な実施形態によれば、ロック本体及び/又はロック要素3の少なくとも1つのストッパ及び可撓性要素4の力Fは、ロック要素3をロック位置に維持するように構成される。可撓性要素4がキャビティ12内で水平方向に配置されている場合、それによって引き起こされる力Fの方向は水平であり得る。
【0092】
図5aの例は、グリップ要素15がノブであり、細長い操作要素16がワイヤであることを示す。操作部の少なくとも一部は実質的にフランジ10の高さにおいて側壁27から水平方向に出てくる。コンテナロック1はさらに少なくとも1つのストッパを備えてもよく、ストッパはロック本体の構造、又はロック要素3の構造及びストッパ要素18であり得る。図5aの例は、操作要素16がロック要素3の回転を制限するために1つのストッパ要素18を備えることを示す。可撓性要素4は側壁の間でキャビティ12内に水平に配置され得る。それによって引き起こされる力Fの方向は一方の側壁22から他方に向かうものであり得る。
【0093】
図5bの例は、コンテナロック1がロック位置にあるときのコンテナロック1の側面図を概略的に示す。ロック位置において、ロック要素3は、コンテナロック1の凹部11及び背面22から少なくとも部分的に水平に突出し得る。ロック位置において、操作要素16がロック要素3、ロック部13、又はシャフト14の周囲で回転又は周囲に巻き付く可能性があるため、操作部5の長さはロック本体の外側で最短位置にある可能性がある。ストッパ要素18は、操作要素16がロック本体内でさらにスライドするのを防止し得る。グリップ要素15及び操作要素16の長さは、ロック本体の外側から容易に見ることができ、これにより握り及び取り付けが容易になり得る。ロック位置において、ロック要素3はロック距離Dだけ水平方向に突出するように構成され得る。ロック距離は例えば約0から20mmである。上側突出部8は下面28を有し得る。上側突出部の下面28のレベルにおいて、及びそれと平行に、下面ライン31が位置し得、これは底部コーナーピースの上面32より上にあるか又はそれと同じレベルであり得る。ロック距離Dは下面ライン31のレベルから測定され得る。
【0094】
図6aの例は、コンテナロック1を底部コーナーピース29の内側に挿入できるようにするために、ロック要素3をロック位置からロック解除位置に回転させるように操作部5を作動させたときの、コンテナロック1及び底部コーナーピース29の側面図を概略的に示している。ロック解除位置において、ロック要素3は、凹部11内に少なくとも部分的に収容され得る。ロック要素3は、グリップ要素15を手動で引っ張る、回転させる、又は回すことによって、ロック解除位置まで回転させることができる。グリップ要素15を離すと、ロック要素3は、可撓性要素4のためにロック位置に回転して戻ることができる。
【0095】
ロック解除位置において、操作要素16がロック要素3、ロック部13、又はシャフト14の周囲で解放される可能性があるため、操作部5の長さはロック本体の外側で最も長い位置にある可能性がある。
【0096】
図6bの例は、コンテナロック1がロック解除位置において底部コーナーピース29内にあるときの図6bのコンテナロック1及び底部コーナーピース29の側面図を概略的に示す。ロック位置において、ロック要素3はロック距離Dだけ水平方向に突出するように構成され得る。ロック部13の上側部分の底面33は底部コーナーピースの上面32の水平面と形状合致式に接触され得る。
【0097】
図7は、例示的な実施形態による、積み重ねられた2つのコンテナをコンテナロックを用いて接合するための方法の例を示す。コンテナロック1は前部25と、後部26と、側壁27とを備える一体型ロック本体を備え得る。ロック本体はさらに上側ロックピース6と下側ロックピース19とを備え得、上側ロックピース6は背部7と上側突出部8とを備え得る。ロック本体はまた、上側ロックピース6と下側ロックピース19との間にフランジ10を備え得、背部7は少なくとも部分的にフランジ10より上にある凹部11と側壁27の背面22と、少なくとも1つのキャビティ12とを備え得る。コンテナロック1はさらにロック機構2を備え得、これは少なくとも部分的に凹部11内に配置されたロック要素3と、ロック要素3に接続された操作部5とを備える。
【0098】
操作700において、方法は、操作部5がロック要素3を、前部25と後部26との間に位置するロック要素3の水平軸Xの周りで、又は上側ロックピース6と下側ロックピース19との間に位置するロック要素3の垂直軸Yの周りで、ロック位置とロック解除位置との間で回転させ得ることを含み得る。
【0099】
操作710において、方法は、ロック位置の場合、コンテナロック1がコンテナの底部コーナーピース29から落下するのを防止するためにロック要素3が少なくとも部分的に凹部11及び背面22から水平に突出し得ることを含み得る。
【0100】
操作720において、方法は、ロック解除位置の場合、コンテナロック1をコンテナの底部コーナーピース29に挿入すること又はそこから取り出すことを可能にするためにロック要素3をロック位置からロック解除位置に回転させるように操作部5が作動され得ることを含み得る。
【0101】
方法のさらなる特徴は、例えばコンテナロックの機能に直接由来する。方法の異なる変形が、様々な例示的な実施形態に関して記載されたように、適用されてもよい。
【0102】
積み重ねられた2つのコンテナをコンテナロック1を用いて接合するための方法は、本明細書に記載の方法のいずれかの態様を実行するように又はその実行を引き起こすように構成され得る。
【0103】
本明細書に示されるいずれの範囲又は装置の値も、求める効果を失うことなく、拡張又は変更することができる。また、明示的に禁止されない限り、任意の実施形態を他の実施形態と組み合わせることができる。
【0104】
主題は、構造的な特徴及び/又は動作に特有の文言で記載されているが、添付の特許請求の範囲に定義される主題は、上述の特定の特徴又は動作に必ずしも限定されないことを理解されたい。むしろ、上述の特定の特徴及び動作は、特許請求の範囲を実施する例として開示されており、他の等価の特徴及び動作は、特許請求の範囲の範囲内にあることが意図されている。
【0105】
上述した利点及び有利性は、1つの実施形態に関するものであってもよいし、複数の実施形態に関するものであってもよいことが理解されよう。実施形態は、記載された問題のいずれか又はすべてを解決するもの、又は記載された利点及び有利性のいずれか又はすべてを有するものに限定されない。さらに、「1つの(an)」アイテムへの言及は、それらのアイテムの1つ又は複数に言及している場合があることが理解されよう。
【0106】
本明細書に記載した方法のステップ又は操作は、任意の適切な順序で、又は適切な場合には同時に実施することができる。さらに、個々のブロックは、本明細書に記載される主題の範囲から逸脱することなく、いずれかの方法から削除することができる。上述した実施形態のいずれかの態様は、求める効果を失うことなく、他の実施形態のいずれかの態様と組み合わせて、さらなる実施形態を形成することができる。
【0107】
本明細書において、「含む、備える(comprising)」という用語は、特定された方法、ブロック、又は要素を含むことを意味するために使用されるが、そのようなブロック又は要素は排他的なリストを構成するものではなく、方法又は装置は追加のブロック又は要素を含むことができる。
【0108】
主題は、「第1」、「第2」、又は「第3」の主題と呼ばれることがあるが、これは必ずしも主題の順序又は重要性を示すものではない。むしろ、このような属性は、主題間の違いを示す目的のみに使用され得る。
【0109】
上の記載は例としてのみ与えられ、当業者によって様々な修正がなされ得ることが理解されよう。上記の明細書、例及びデータは、例示的な実施形態の構造及び使用に関する完全な記載を提供する。様々な実施形態が、ある程度の特殊性をもって、又は1つ以上の個別の実施形態を参照して上で記載されたが、当業者であれば、本明細書の範囲から逸脱することなく、開示された実施形態に多数の変更を加えることができる。
【符号の説明】
【0110】
1 コンテナロック
2 ロック機構
3 ロック要素
4 可撓性要素
5 操作部
6 上側ロックピース
7 背部
8 上側突出部
9 ネック部
10 フランジ
11 凹部
12 キャビティ
13 ロック部
14 シャフト
15 グリップ要素
16 細長い操作要素
17 支持壁
18 ストッパ要素
19 下側ロックピース
20 上側部分
21 下側部分
22 背面
23 結合部
24 支持穴
25 前部
26 後部
27 側壁
28 下面
29 底部コーナーピース
30 穴
31 下面ライン
32 上面
33 底面
34 コーナーピース垂直壁
X 水平軸
Y 垂直軸
F 力
図1
図2
図3a
図3b
図3c
図3d
図4a
図4b
図5a
図5b
図6a
図6b
図7
【外国語明細書】