(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024160984
(43)【公開日】2024-11-15
(54)【発明の名称】コンテナを一緒に接合するための係止配置構成
(51)【国際特許分類】
B65D 90/00 20060101AFI20241108BHJP
【FI】
B65D90/00 F
【審査請求】未請求
【請求項の数】15
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024074193
(22)【出願日】2024-05-01
(31)【優先権主張番号】23171771
(32)【優先日】2023-05-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(71)【出願人】
【識別番号】521067865
【氏名又は名称】マグレガー・フィンランド・オサケイフティオ
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(72)【発明者】
【氏名】オストベルグ,ユハナ
【テーマコード(参考)】
3E170
【Fターム(参考)】
3E170AA21
3E170BA10
3E170QA20
3E170RA02
3E170TA10
3E170VA16
3E170VA20
3E170WE02
3E170WE03
3E170WF01
3E170WF03
3E170WF04
3E170WF07
(57)【要約】
【課題】 コンテナを一緒に接合するための係止配置構成を提供する。
【解決手段】 上コンテナ(5)及び下コンテナ(6)を一緒に接合するための係止配置構成。係止配置構成は、底部フランジ(9)と、左上開口壁(15a)と右上開口壁(15b)とを含む上開口(8)とを含む上コンテナ(5)の下角部片(7)と、頂部フランジ(12)と下開口壁(24)を含む下開口(11)とを含む下コンテナ(6)の上角部片(10)と、下角部片(7)及び上角部片(10)を互いに係止するためのコンテナロック(1)とを含む。コンテナロック(1)は前壁(25)と、後壁(26)と、中央フランジ(3)と、ストッパ(27)とを含み、ストッパ(27)は、水平方向移動を制限し、水平方向(X)は前壁(25)から後壁(26)であり、後壁(26)が左上開口壁(15a)と接触するのを防ぎ、後壁(26)と左上開口壁(15a)との間の後壁隙間(X1)を形成するように構成される。方法もまた開示される。
【選択図】
図2b
【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに上下に積み重なっている上コンテナ(5)及び下コンテナ(6)を一緒に接合するための係止配置構成であって、前記係止配置構成が、
底部フランジ(9)と左上開口壁(15a)及び右上開口壁(15b)を含む上開口(8)とを含む上コンテナ(5)の下角部片(7)と、
頂部フランジ(12)と下開口壁(24)を含む下開口(11)とを含む前記下コンテナ(6)の上角部片(10)と、
前記下角部片(7)及び上角部片(10)を互いに係止するためのコンテナロック(1)であって、前記コンテナロック(1)が前壁(25)と、後壁(26)と、中央フランジ(3)と、ストッパ(27)とを含み、前記ストッパ(27)が、
水平方向移動を制限し、水平方向(X)が前記前壁(25)から前記後壁(26)であり、
前記後壁(26)が前記左上開口壁(15a)と接触するのを防ぎ、
前記後壁(26)と前記左上開口壁(15a)との間の後壁隙間(X1)を形成する
ように構成される、コンテナロック(1)と
を含む、係止配置構成。
【請求項2】
前記係止配置構成が前記前壁(25)と前記右上開口壁(15b)との間の前壁隙間(X2)を有し、
引張位置において、前記後壁隙間(X1)が前記前壁隙間(X2)より大きく、
前記引張位置において、前記上コンテナ(5)と前記下コンテナ(6)との間に位置する前記コンテナロック(1)が、前記コンテナロック(1)がコンテナスタック(31)の右側に位置し前記コンテナスタック(31)が左に傾いているときに、上向きの引張応力(T)下にあるように構成される、請求項1に記載の係止配置構成。
【請求項3】
中央フランジ頂面(20)が底部フランジ底面(21)と接触するように構成され、
前記コンテナロック(1)が前記水平方向(X)に押されるように構成される
ときに、
前記後壁隙間(X1)が前記前壁隙間(X2)より大きい、請求項2に記載の係止配置構成。
【請求項4】
前記引張位置において、前記係止配置構成が、引張隙間TC=Y1-Y0である式を満たすように構成され、
Y1が底部フランジ底面(21)と頂部フランジ頂面(23)との間の垂直距離であり、
Y0が中央フランジ(3)の厚さであり、
前記引張隙間(TC)が、上コンテナ(5)からの前記上向きの引張応力(T)により生じた総垂直隙間であり、
前記引張隙間(TC)が0~15mmである、請求項2又は3に記載の係止配置構成。
【請求項5】
前記引張隙間(TC)が4~14mmである、請求項4に記載の係止配置構成。
【請求項6】
前記コンテナロック(1)は完全自動ロックである、請求項1~5のいずれか一項に記載の係止配置構成。
【請求項7】
前記コンテナロック(1)の本体が1つの部片でできている、請求項1~6のいずれか一項に記載の係止配置構成。
【請求項8】
前記後壁(26)が前記ストッパ(27)を含む、
及び/又は
前記ストッパ(27)が前記中央フランジ(3)に位置する、
請求項1~7のいずれか一項に記載の係止配置構成。
【請求項9】
前記ストッパ(27)が前記中央フランジ(3)より上及び/又は前記後壁(26)に位置する、請求項1~8のいずれか一項に記載の係止配置構成。
【請求項10】
前記ストッパ(27)が前記後壁(26)に位置するとともに前記左上開口壁(15a)と接触するように構成され、
前記ストッパ(27)の高さ、深さ、及び幅が少なくとも2mmである、
請求項1~9のいずれか一項に記載の係止配置構成。
【請求項11】
前記ストッパ(27)が三角形又は長方形の形を有する、請求項1~10のいずれか一項に記載の係止配置構成。
【請求項12】
前記底部フランジ(9)が、底部面取り部高さ(BH)と底部面取り部幅(BW)とを含むフランジ面取り部(28)を含み、
前記三角形ストッパ(27)がロック面取り部(29)と、ロック面取り部高さ(LH)と、ロック面取り部幅(LW)とを含み、
前記ロック面取り部高さ(LH)及び/又は前記ロック面取り部幅(LW)が前記底部面取り部高さ(BH)及び/又は底部面取り部幅(BW)より大きい、
請求項11に記載の係止配置構成。
【請求項13】
前記ロック面取り部高さ(LH)が少なくとも7mmであり、及び/又は前記ロック面取り部幅(LW)が少なくとも7mmである、請求項12に記載の係止配置構成。
【請求項14】
長方形ストッパが長方形高さと長方形幅とを含み、
前記長方形高さが少なくとも3mmであり及び/又は前記長方形幅が少なくとも3mmである、
請求項11に記載の係止配置構成。
【請求項15】
互いに上下に積み重なっている上コンテナ(5)及び下コンテナ(6)を係止配置構成であって、
底部フランジ(9)と、左上開口壁(15a)及び右上開口壁(15b)を含む上開口(8)とを含む上コンテナ(5)の下角部片(7)と、
頂部フランジ(12)と下開口壁(24)を含む下開口(11)とを含む前記下コンテナ(6)の上角部片(10)と、
前記下角部片(7)及び上角部片(10)を互いに係止するためのコンテナロック(1)であって、前記コンテナロック(1)が前壁(25)と、後壁(26)と、中央フランジ(3)と、ストッパ(27)とを含むコンテナロック(1)とを含む係止配置構成で一緒に接合するための方法であって、前記方法が、
前記ストッパ(27)により、水平方向移動を制限することであって、水平方向(X)が前記前壁(25)から前記後壁(26)である、制限することと、
前記ストッパ(27)により、前記後壁(26)が前記左上開口壁(15a)と接触するのを防ぐことと、
前記ストッパ(27)により、前記後壁(26)と前記左上開口壁(15a)との間の後壁隙間(X1)を形成することと
を含む方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
発明の分野
本出願は概して係止配置構成に関する。より具体的には、本出願は、互いに上下に積み重なっている上及び下コンテナをコンテナロックで一緒に接合することに関する。
【背景技術】
【0002】
発明の背景
海では、船、及び対応してそのデッキにあるコンテナのスタックが傾くと大きな圧縮力及び張力がコンテナロックに及びコンテナの角部片にかかる。既知のコンテナロックは、コンテナロックの接触面と対応するコンテナ角との間に比較的大きい自由空間を有する。これは、船が傾いているときにコンテナ角間に大きな垂直間隙を生じることがあり、コンテナスタックは荒れた海で左右に傾けられる。コンテナロックが取り付けられたコンテナ角部片に対するコンテナロックの形状は、コンテナ係止の安全性を向上させるのに最適であり得る。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
概要
この概要は、詳細な説明において以下にさらに説明される単純化された形での概念の選択を紹介するために提供される。この概要は、特許請求された主題の重要な特徴又は本質的な特徴を特定することを意図するものでも、特許請求された主題の範囲を限定するために使用されることを意図するものでもない。本開示の様々な実施形態のための求められる保護の範囲は独立クレームにより定められる。
【0004】
本開示の例示的実施形態は、互いに上下に積み重なっている上及び下コンテナを、コンテナロックであって、コンテナロックが取り付けられているコンテナ角部片に対する最適な形状を有するコンテナロックで一緒に接合するための係止配置構成を提供する。このタイプのコンテナロックを使用すると、より重いコンテナを船のデッキ上のコンテナスタックに入れることができるため、同様の船でより多くの貨物を運ぶことができる。これは船の生産性によい影響を及ぼし得る。コンテナ船の全容量が用いられると、運ばれている貨物トン毎の温室効果ガスの排出も減少し得る。製造の観点からは、最適な形状は新たな課題は生じないことがあり、従来の製造方法が適用できる場合がある。結果として、製造コストは従来のコンテナロックでのものより高くはなり得ない。
【0005】
第1態様によると、互いに上下に積み重なっている上コンテナ及び下コンテナを一緒に接合するための係止配置構成が開示される。係止配置構成は、底部フランジと左上開口壁及び右上開口壁を含み得る上開口とを含み得る上コンテナの下角部片と、頂部フランジと開口壁を含み得る下開口とを含み得る下コンテナの上角部片と、下角部片及び上角部片を互いに係止するためのコンテナロックであって、コンテナロックが前壁と、後壁と、中央フランジと、ストッパとを含んでもよく、ストッパが水平方向移動を制限し、水平方向が前壁から後壁であってもよく、後壁が左上開口壁と接触するのを防ぎ、後壁と左上開口壁との間の後壁隙間を形成するように構成され得るコンテナロックとを含み得る。最適な形状を有するコンテナロックはコンテナ係止、例えば、全引張荷重下での開口緩み又は隙間を最小化することにより船のデッキにあるコンテナの各スタックにおけるコンテナ間係止の安全性を向上させ得る。
【0006】
第1態様の例示的実施形態によると、係止配置構成は前壁と右上開口壁との間の前壁隙間を有することができ、引張位置において、後壁隙間は前壁隙間より大きく、引張位置において、上コンテナと下コンテナとの間に位置するコンテナロックは、コンテナロックがコンテナスタックの右側に位置しコンテナスタックが左に傾いているときに上向きの引張応力下にあるように構成され得る。ストッパを原因として、後壁隙間が常にあり得、これは前壁隙間及びコンテナ間の垂直緩みを減少させ得る。これにより、船が左右に傾いているときにコンテナとコンテナロックとの間に作用する動的張力が低下し得る。
【0007】
第1態様の例示的実施形態によると、中央フランジ頂面が底部フランジ底面と接触するように構成されてもよく、コンテナロックが水平方向において押されるように構成されてもよいときに、後壁隙間は前壁隙間より大きくてもよい。これは引張位置であり得る。コンテナの重量を増加させ、したがって船の貨物運搬能力及び効率を向上させることが可能であり得る。
【0008】
第1態様の例示的実施形態によると、引張位置において、係止配置構成は引張隙間TC=Y1-Y0である式を満たすように構成されてもよく、Y1は底部フランジ底面と頂部フランジ頂面との間の垂直距離であってもよく、Y0は中央フランジの厚さであってもよく、引張隙間は上コンテナからの上向きの引張応力により生じた総垂直隙間であってもよく、引張隙間は0~15mmであってもよい。引張位置において、コンテナ間の垂直緩みは減少することができ、これは既知のコンテナロックを使用するときより小さくなり得る。
【0009】
第1態様の例示的実施形態によると、引張隙間は4~14mmであり得る。
【0010】
第1態様の例示的実施形態によると、引張隙間は4~10mmであり得る。
【0011】
第1態様の例示的実施形態によると、コンテナロックは完全自動ロックであってもよい。完全自動ロックはコンテナを容易に一緒に係止することを可能にし得る。
【0012】
第1態様の例示的実施形態によると、コンテナロックの本体は1つの部片でできてもよい。
【0013】
第1態様の例示的実施形態によると、後壁はストッパを含んでもよく、及び/又はストッパは中央フランジに位置してもよい。ストッパは、コンテナロックの水平方向移動を制限するために異なる場所に位置してもよく、このことは前壁隙間及び引張隙間を減少させ得る。これは、コンテナ間の垂直緩み及び動的張力を減少させ得る。
【0014】
第1態様の例示的実施形態によると、ストッパは中央フランジより上及び/又は後壁に位置してもよい。
【0015】
例示的実施形態によると、ストッパは上コンテナの下角部片のフランジ面取り部と接触するように構成され、及び/又は、下角部片の左上開口壁と接触するように構成される。
【0016】
第1態様の例示的実施形態によると、ストッパは後壁に位置し得るとともに左上開口壁(15a)と接触するように構成されてもよく、ストッパの高さ、深さ、及び/又は幅は少なくとも2mmであってもよい。第1態様の例示的実施形態によると、ストッパは後壁の中央フランジ上面より上に位置するとともに、底部フランジのフランジ面取り部と接触しないように構成される。したがって、ストッパのサイズは小さくてもよい。
【0017】
第1態様の例示的実施形態によると、ストッパは三角形又は長方形の形を有し得る。ストッパは、コンテナロックの水平方向移動を制限するのに好適であり得る異なる形を有してもよい。
【0018】
第1態様の例示的実施形態によると、底部フランジは底部面取り部高さと底部面取り部幅とを含み得るフランジ面取り部を含んでもよく、三角形ストッパはロック面取り部と、ロック面取り部高さと、ロック面取り部幅とを含んでもよく、ロック面取り部高さ及び/又はロック面取り部幅は底部面取り部高さ及び/又は底部面取り部幅より大きい。ロック面取り部の幅及び/又は長さは、後壁隙間を形成するために底部面取り部の幅及び/又は長さより大きくてもよい。
【0019】
第1態様の例示的実施形態によると、ロック面取り部高さは少なくとも7mmであってもよく、及び/又はロック面取り部幅は少なくとも7mmであってもよい。
【0020】
第1態様の例示的実施形態によると、長方形ストッパは長方形高さと長方形幅とを含んでもよく、長方形高さは少なくとも3mmであってもよく、及び/又は長方形幅は少なくとも3mmであってもよい。これらの測定値は、長方形ストッパが後壁隙間を形成するのを可能にし得る。
【0021】
第2態様によると、互いに上下に積み重なっている上コンテナ及び下コンテナを係止配置構成で一緒に接合するための方法が開示される。係止配置構成は、底部フランジと左上開口壁及び右上開口壁を含み得る上開口とを含み得る上コンテナの下角部片と、頂部フランジと下開口壁を含み得る下開口とを含み得る下コンテナの上角部片と、下角部片と上角部片とを互いに係止するためのコンテナロックであって、コンテナロックが前壁と、後壁と、中央フランジと、ストッパとを含んでもよくコンテナロックとを含むことができ、方法は、ストッパにより、水平方向移動を制限することであって、水平方向が前壁から後壁であってもよい、制限することと、ストッパにより、後壁が左上開口壁と接触するのを防ぐことと、ストッパにより、後壁と左上開口壁との間の後壁隙間を形成することとを含み得る。最適な形状を有するコンテナロックは、全引張荷重下の開口緩み又は隙間を最小化することにより、コンテナ係止、例えば、船のデッキにあるコンテナの各スタックにおけるコンテナ間係止の安全性を向上させ得る。
【0022】
図面の簡単な説明
本発明のさらなる理解を提供するために使用されるとともにこの明細書の一部を構成する添付図面は、本発明の実施形態を示し、説明とあわせて本発明の原理を説明するのに役立つ。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図1】例示的実施形態によるラッシングバーで指示された船のデッキ上の積み重なったコンテナの例を概略的に示す。
【
図2a】例示的実施形態によるコンテナスタックが左に傾いており左側コンテナ角が下方へ圧縮されているときの、コンテナスタックの左側の係止配置構成の側面断面図の例を概略的に示す。
【
図2b】例示的実施形態によるコンテナスタックが左に傾いており右側コンテナ角が引張位置にあるときの、コンテナスタックの右側の係止配置構成の側面断面図の例を概略的に示す。
【
図3】例示的実施形態による引張位置における
図2bのストッパの側面断面図の例を概略的に示す。
【
図4】例示的実施形態によるコンテナを係止配置構成で一緒に接合するための例示的方法を示す。
【発明を実施するための形態】
【0024】
添付図面における同様の部品を指すために、同様の参照符号が使用される。
【0025】
詳細な説明
例示的実施形態であって、その例が添付図面において示されている例示的実施形態がここで詳細に参照される。添付図面に関して以下で提供される詳細な説明は本発明の例の説明として意図されたものであり、本発明の例が構築され得る又は用いられ得る唯一の形を表すことを意図するものではない。説明は、例の機能及び例を構築する及び動作させるためのステップ又は操作の順序を示す。しかしながら、同じ又は等しい機能及びシーケンスは異なる例によっても達成され得る。
【0026】
貨物船では、コンテナは、多くの平行な列及びまた重ねられた多段においてハッチカバーの頂部のデッキ上で輸送され得る。コンテナは、全てのそれらの8つの角に角部片を有することができ、角部片により、コンテナは互いに係止され得る。典型的には、上下に重ねられた2つのコンテナは、コンテナの角部片に設置されたコンテナロックで互いに係止され得る。コンテナロックが使用される場合。それは、第1にコンテナの底部角に手動で設置され得る。各角に1つ、合計で4つの片のコンテナロックが1つのコンテナの底部に設置され得る。より詳細には、コンテナロックの上コーンは今やコンテナの底部角の内側にあり得る。次いで、コンテナはクレーンにより船のデッキ上の別のコンテナの上に上げられる。コンテナの上げられた底部角に吊り下がっているコンテナロックの下コーンが、既に船上にある下コンテナの頂部角に案内され得るとともに係止され得る。同じ手順がデッキに上げられた全てのコンテナに対して繰り返され得る。
【0027】
海では、コンテナロックは1つの垂直スタックのコンテナを一緒に接続し得る。荒天で船が傾いているとき、コンテナの各スタックは横へ傾けられ得る。この状況において、コンテナロックは大きな引張荷重を受け得る。上コンテナはコンテナロックを上向きに引き得る一方で、下コンテナは下方への反対の力を引き起こし得る。コンテナロックとコンテナ角部片との間には通常はいくらかの隙間があるため、追加的な動的力が生じ得る。船が傾いているとき、力はコンテナ角間の大きな垂直間隙をもたらすことができ、コンテナスタックは荒れた海で左右に傾き得る。この種類の大きい垂直間隙はスタックにおける全てのコンテナ間に存在し得るため、全体としての効果は著しいものとなり得る。例えば、10個のコンテナが1つのスタックにおいて重なった状態で位置し得る。結果として、コンテナロック及び積み重なったコンテナに追加的な支持を与え得るラッシングバーにおいて大きい張力があり得る。したがって言及された構成要素間のいずれの追加の緩み又は隙間も取り除かれるべきである。
【0028】
例示的実施形態によると、航路で誘発される張力が以前より小さくなるような方法でコンテナは互いに係止されることができ、この場合貨物船で輸送されるコンテナの数及び/又は重量が増加し得る。係止配置構成は、コンテナロックが取り付けられ得るコンテナ角部片に対するコンテナロックの最適な形状を提示し得る。最適な形状とは、角部片及びコンテナロックの接触面の間に隙間がなくてもよい又はほとんどなくてもよいコンテナロックを意味する。最適な形状を有するコンテナロックはコンテナ係止、すなわち全引張荷重下での開口緩み又は隙間を最小化することにより船のデッキ上のコンテナの各スタックにおけるコンテナ同士の係止の安全性を向上させ得る。
【0029】
例示的実施形態によると、コンテナロックは、コンテナが貨物船上に上げられる又は船から離れるように上げられるときに手動係止及び係合解除操作を必要としないいわゆる完全自動ロックであり得る。自動機能は、コンテナが下のコンテナの上に下ろされるとき又はコンテナが別のコンテナの頂部から持ち上げられるときにコンテナロック底部部品の楔タイプの案内面により引き起こされ得る横へのコンテナの斜めの移動に基づき得る。
【0030】
例示的実施形態によると、既知の完全自動ロックでは、ロック及びコンテナ角の接触面の間に比較的大きい隙間がある。船が荒れた海を航海しており左右に傾いているとき、コンテナスタックは左右に大きく傾くことがあり、これはコンテナとコンテナロックとの間に高い張力を引き起こし得る。システムにおける追加の緩み、例えば傾いたスタックにおけるコンテナ間の大きい間隙はコンテナロック、ラッシングバー、及びコンテナの応力及び力を増大させ得る。貨物の損害又はさらには船上のコンテナの損失をもたらす、上で言及された構成要素のいずれかの破損があり得る。コンテナの緩みを理由として、許容されるコンテナスタックの最大重量は、限られていなければならず、船は、対応する隙間の小さいコンテナロックによって可能となるほど、多くの貨物を運ぶことができない場合がある。
【0031】
例示的実施形態によると、一部片型コンテナロックが開示される。コンテナロックの上及び下部は、以下の条件すなわちコンテナロックの中央フランジ頂面が上コンテナの下角部片の底部フランジ底面と接触することができ、コンテナロックがコンテナロック下コーンの先端部と反対側であり得る水平方向へ横へ押され得るという条件下で、コンテナロックの後壁隙間がコンテナロックの前壁隙間より大きくなり得る位置にコンテナロックを保持し得る上コーン形状を有し得る均一な固形体を形成し得る。横へ押す力が垂直の引張荷重により引き起こされることができ、先端部の傾斜した上面は下コンテナの上角部片の頂部フランジと接触し得る。これは、コンテナロックがコンテナ間の垂直引張荷重下にあり得る状況に対応し得る。後壁隙間は、コンテナロックの後壁と底部フランジの上開口の上垂直開口壁との間の隙間であり得る。前壁隙間は、コンテナロックの前壁と底部フランジの上開口の上垂直開口壁との間の隙間である。中央フランジ頂面の角領域及びコンテナロックの後壁は面取り部又はストッパ面を含み得る。面取り部はロック面取り部高さとロック面取り部幅とを含んでもよく、ロック面取り部高さ及び/又はロック面取り部幅は、底部フランジの上開口の下エッジでの対応する面取り部の底部面取り部高さ及び/又は底部面取り部幅より大きくてもよい。中央フランジ頂面の角領域及びコンテナロックの後壁において、7mm以上のロック面取り部高さ及び/又は7mm以上のロック面取り部幅の面取り部があってもよい。
【0032】
図1の例は、ラッシングバー30で支持された船のデッキ34上の積み重なったコンテナを概略的に示す。ラッシングブリッジ33が船のデッキ34に固定され得る。コンテナスタック31は積み重なったコンテナ5、6を含み得る。コンテナスタック31はデッキ34の上に載っているハッチカバー32に立つことができる。ラッシングバー30はコンテナ5、6に取り付けられ得る。
【0033】
図2a及び
図2bの例は、船上のコンテナ間のコンテナロック1を提示する。コンテナロック1の形状を、
図2a、2b、及び3において示されたものと比べて修正することも可能である。例えば、ストッパ27の形、角度及び寸法は変更され得る。同様に先端部13の形及び角度は変更され得る。コンテナ5、6は少なくとも1つの係止配置構成を有し得る。しかしながら、コンテナ5、6は全てのそれらの8つの角に係止配置構成を有することができ、この係止配置構成により、コンテナ5、6は互いに係止され得る。
【0034】
図2aの例は、コンテナスタックが左に傾いており、上コンテナ角の左側が下方へ圧縮されているときのコンテナスタック31の左側の係止配置構成の側面断面図を示す。
図2bの例は、コンテナスタックが左に傾いており、上コンテナ角の右側が引張位置にあるとともに引張応力Tで上向きに引っ張られているときのコンテナスタック31の右側の係止配置構成の側面断面図の例を概略的に示す。
【0035】
図2a及び2bの例は係止配置構成の概略側面断面図を示し、上コンテナ5の左側は下方へ圧縮され、右側は引張位置にある。それらは、上下に重なり得る2つのコンテナ5、6の上及び下角部片7、10を含み得る。下角部片7は上コンテナ5に、上角部片10は下コンテナ6に属し得る。実際のコンテナ5、6はこれらの図面には全体として提示されていないが、コンテナ5、6は各角に角部片7、10を有することができ、この角部片7、10により、コンテナ5、6はコンテナロック1を使用することにより一緒に係止され得る。コンテナロック1は、したがって、上下に重なったコンテナ角部片7、10を一緒に係止し得る。
【0036】
コンテナロック1は、以下の機能部品、すなわち上コーン2、中央フランジ3、及び下コーン4を含む。下コーン4は、中央フランジ3より下に位置する線形前部35と、線形前部35よりさらに下にある三角形係止先端部13とに分割され得る。
【0037】
コンテナロック上コーン2は、底部フランジ9の上開口8を通じて上コンテナ5の下角部片7内に設置され得る。コンテナロック下コーン4は下コンテナ6の上角部片10の内側にあってもよい。上角部片10の頂部フランジ12に下開口11があってもよい。先端部13は傾斜していてもよい上面14を含み得る。上面14は下コーン接点17を有し得る。接点17は、下コンテナ角部片接点16がコンテナロック1に接触するとともに、コンテナロック1を頂部フランジ12に引張位置において係止し得る点であり得る。下コンテナ角部片接点16は頂部フランジ12の下エッジであってもよい。下コンテナ角部片接点16は、線形前部35に近い先端部の上面14の上部で接点17に接触し得る。
【0038】
図2a及び2bの例は、船が傾いており、コンテナスタック31が左へ横に傾いている状況でのコンテナロック1とコンテナ角部片7、10とを示す。
図2aにおいて、コンテナスタック31の左側で、コンテナ角は下方へ圧縮されることができる一方で、スタック31の反対側では、
図2bにおいて、コンテナロック1及び下コンテナ上角部片10が上コンテナ5により上向きに引かれ得る。換言すると、コンテナロック1はコンテナスタック31を一緒に保持し得る。右側の
図2bの引張位置において、上コンテナ下角部片7は、コンテナ角部片7、10とコンテナロック1との間の垂直及び水平隙間を原因として、上向きに移動させられ得るとともにまた、横へ移動させられていてもよい。コンテナロック1は、上向きの引張応力T並びに下開口11のエッジ及び下コンテナ角部片接点16に対して作用する傾斜した上接触面14を原因として左へ押され得る。ストッパ27を含むコンテナロック1の形状を理由として、上コンテナ底部角に対して左へ、すなわち先端部13とは反対側の方向への水平方向移動は従来のコンテナロックよりも制限され得、これは今度はコンテナ5、6間の垂直間隙又は引張隙間TCをより小さくし得る。この状況は、後壁26と上開口8の垂直左上開口壁15aとの間の後壁隙間X1を形成し得る。係止配置構成はまた、前壁25と右上開口壁15bとの間の前壁隙間X2を有し得る。説明された状況において、隙間X1はX2より大きくてもよい。
【0039】
例示的実施形態によると、従来の係止配置構成はストッパを含まないコンテナロックを有する。引張位置において、後壁隙間は、引張応力Tと上開口のエッジに対して作用する傾斜した上接触面とを原因として従来のコンテナロックは左へ押され得るため、ゼロであり得る。これはまた後壁を左上開口壁に接触させ得るとともに前壁隙間を後壁隙間より大きくし得る。
【0040】
例示的実施形態によると、係止配置構成はまた、上コンテナ5の底部フランジ底面21と下コンテナの頂部フランジ頂面23との間の垂直距離Y1を有し得る。ストッパ27を含む係止配置構成は、ストッパを含むコンテナロックを有しなくてもよい従来の係止配置構成より小さい垂直距離Y1を有してもよい。
【0041】
例示的実施形態によると、係止配置構成はまた、線形前部35と下開口11の下開口壁24との間に線形前部隙間X3を有し得る。ストッパ27を含む係止配置構成は、後壁隙間がゼロであるためストッパを含むコンテナロックを有しなくてもよい従来の係止配置構成よりも小さい線形前部隙間X3を有することができる。
【0042】
ストッパ27を含むコンテナロック1により、コンテナ5、6間の垂直引張隙間TCはより小さくされることができ、このことは、船が左右に傾いているときにコンテナ5、6とコンテナロック1との間に作用する動的張力を低下させ得る。この方法で、コンテナ5、6の重量を増加させ、したがって船の貨物運搬能力及び効率を向上させることが可能となり得る。
【0043】
例示的実施形態によると、係止配置構成は、底部フランジ9と、左上開口壁15a及び右上開口壁15bを含む上開口8とを含む上コンテナ5の下角部片7を含む。係止配置構成は頂部フランジ12と下開口壁24を含む下開口11とを含む下コンテナ6の上角部片10を含み得る。上開口壁15a、15b及び下開口壁24は垂直であり得る。係止配置構成は、下角部片7及び上角部片10を互いに係止するためのコンテナロック1をさらに含み得る。コンテナロック1は前壁25と、後壁26と、中央フランジ3と、ストッパ27とを含み得る。後壁26はコンテナロック1の後ろ側に位置し、前壁25はコンテナロック1の前部分に位置する。ストッパは水平方向移動を制限するように構成されてもよく、水平方向Xは前壁25から後壁26であり得る。ストッパはさらに、後壁26が左上開口壁15aと接触するのを防ぐように及び後壁26と左上開口壁15aとの間の後壁隙間X1を形成するように形成され得る。
【0044】
例示的実施形態によると、係止配置構成は前壁25と右上開口壁15bとの間に前壁隙間X2を有し、引張位置において、後壁隙間X1が前壁隙間X2より大きく、X1>X2である。引張位置において、上コンテナ5と下コンテナ6との間に位置するコンテナロック1は、コンテナロック1がコンテナスタック31の右側に位置しコンテナスタック31が左に傾いているときに、上向きの引張応力T下にあるように構成され得る。
【0045】
例示的実施形態によると、引張位置において、上向きの引張応力Tが上コンテナ5から生成される。引張位置において、コンテナスタック31の右側に位置するコンテナロック1は左に傾いていてもよい。
【0046】
例示的実施形態によると、中央フランジ頂面20が底部フランジ底面21と接触するように構成されるとき及びコンテナロック1が水平方向Xに押されるように構成されるとき、後壁隙間X1が前壁隙間X2より大きい。
【0047】
例示的実施形態によると、引張位置において、係止配置構成は、引張隙間TC=Y1-Y0である式を満たすように構成され、Y1が底部フランジ底面21と頂部フランジ頂面23との間の垂直距離であり、Y0は中央フランジ3の厚さであり、引張隙間TCは上コンテナ5からの上向きの引張応力Tにより生じた総垂直隙間であり、引張隙間TCは0~15mmである。垂直方向Yは水平方向に垂直である。
【0048】
例示的実施形態によると、引張隙間TCは4~14mm、又は4~10mmである。
【0049】
例示的実施形態によると、引張隙間TCは上コンテナ5からの上向きの引張応力Tにより生じた総垂直隙間である。コンテナロック1は、上向きの引張応力Tと下コンテナ角部片接点16であり得る下開口11のエッジに対して作用する傾斜した上接触面14とを原因として左へ押され得る。
【0050】
例示的実施形態によると、コンテナロック1は完全自動ロックである。
【0051】
例示的実施形態によると、コンテナロック1の本体は1つの部片でできている。
【0052】
例示的実施形態によると、後壁26はストッパ27を含んでもよく、及び/又はストッパ27は中央フランジ3に位置する。
【0053】
例示的実施形態によると、ストッパ27は中央フランジ3より上及び/又は後壁26に位置する。ストッパ27は、コンテナロック1の左又は右側から見ると三角形、長方形、又は他の任意の形を有し得る。
【0054】
例示的実施形態によると、ストッパ27は、上コンテナ5の下角部片7のフランジ面取り部28と接触するように構成される。
【0055】
例示的実施形態によると、ストッパ27は後壁26に位置するとともに左上開口壁15aと接触するように構成される。
【0056】
例示的実施形態によると、ストッパ27は後壁26に位置するとともに左上開口壁15aと接触するように構成され、ストッパ27の高さ、深さ、及び/又は幅は少なくとも2mmである。
【0057】
図3の例は、引張位置における
図2bの三角形ストッパ27の側面断面図を概略的に示す。
【0058】
例示的実施形態によると、底部フランジ9は、底部面取り部高さBHと底部面取り部幅BWとを含むフランジ面取り部28を含む。三角形ストッパ27はロック面取り部29、ロック面取り部高さLH、及びロック面取り部幅LWを含み得る。ロック面取り部高さLH及び/又はロック面取り部幅LWは底部面取り部高さBH及び/又は底部面取り部幅BWより大きくてもよい。これはストッパ27が後壁隙間X1を形成することを可能にし得る。
【0059】
例示的実施形態によると、ロック面取り部高さLHは少なくとも7mmであり、及び/又はロック面取り部幅LWは少なくとも7mmである。
【0060】
コンテナロック1は、異なる種類のストッパ27を、それらが後壁隙間X1を形成する限り、有してもよい。例示的実施形態によると、長方形ストッパは長方形高さと長方形幅とを含み、長方形高さは少なくとも3mmであり及び/又は長方形幅は少なくとも3mmである。長方形高さは中央フランジ3の上面から測定され得る。長方形幅はコンテナロック1の後壁26から測定され得る。
【0061】
図4は、互いに上下に積み重なっている上コンテナ5及び下コンテナ6を係止配置構成で一緒に接合するための方法の例を示す。係止配置構成は、底部フランジ9と左上開口壁15a及び右上開口壁15bを含む上開口8とを含む上コンテナ5の下角部片7、頂部フランジ12と下開口壁24を含む下開口11とを含む下コンテナ6の上角部片10、並びに下角部片7及び上角部片10を互いに係止するためのコンテナロック1を含むことができ、コンテナロック1は前壁25、後壁26、中央フランジ3、及びストッパ27を含み得る。
【0062】
動作400で、方法は、ストッパ27により、水平方向移動を制限することであって、水平方向Xが前壁25から後壁26である、制限することを含み得る。
【0063】
動作410で、方法は、ストッパ27により、後壁26が左上開口壁15aと接触することを防ぐことを含み得る。
【0064】
動作420で、方法は、ストッパ27により、後壁26と左上開口壁15aとの間の後壁隙間X1を形成することを含み得る。
【0065】
方法のさらなる特徴は、例えば係止配置構成の機能性から直接もたらされる。様々な例示的実施形態との関連において説明されたとおり、方法の異なる変更形態もまた適用され得る。
【0066】
互いに上下に積み重なっている上及び下コンテナを一緒に接合するための係止配置構成は、本明細書において説明された方法の任意の態様の性能を実施する又はもたらすように構成され得る。
【0067】
本明細書において与えられたいずれの範囲又はデバイスの値も、求められる効果を失うことなしに、拡張又は変更され得る。また、明確に拒否されていない限り、いずれの実施形態も別の実施形態と組み合わされ得る。
【0068】
主題は、構造上的特徴及び/又は動作に特定の言語で説明されてきたが、添付の特許請求の範囲において定義された主題は、必ずしも上述の特定の特徴又は動作に限定されるものではないことを理解されたい。むしろ、上述の特定の特徴及び動作は特許請求の範囲を実施する例として開示され、他の等価な特徴及び動作も特許請求の範囲内にあることを意図されている。
【0069】
上述の恩恵及び利点は1つの実施形態に関係することもいくつかの実施形態に関係することもできることが理解される。実施形態は、述べられた問題のいずれか又は全てを解決するもの又は述べられた恩恵及び利点のいずれか又は全てを有するものに限定されない。「単数の(an)」製品への言及は、それらの品目の1つ又は複数を指し得ることがさらに理解される。
【0070】
本明細書において説明された方法のステップ又は操作は、任意の好適な順番で、又は適切な場合は同時に実施され得る。追加的に、個々のブロックは、本明細書において説明された主題の範囲から逸脱することなしに、方法のいずれのものからも削除され得る。上述の実施形態のいずれのものの態様も、求められる効果を失うことなしに、さらなる実施形態を形成するために説明された他の実施形態のいずれのものの態様とも組み合わされ得る。
【0071】
「含む(comprising)」という用語は、本明細書において、特定された方法、ブロック、又は要素を含むことを意味するように使用されるが、そのようなブロック又は要素は排他的なリストを含まず、方法又は装置は追加的なブロック又は要素を含み得る。
【0072】
対象物は「第1」、「第2」、又は「第3」対象物と呼ばれ得るが、これは必ずしも対象物の順番又は重要性を示すものではない。代わりに、そのような属性は対象物間に差をつけることを目的としてのみ使用されてもよい。
【0073】
上記は単に例として与えられていること及び様々な修正が当業者によりなされ得ることが理解される。上記明細書、例及びデータは、例示的実施形態の構造及び使用の完全な説明を提供する。様々な実施形態は特定の度合いの特殊性で、又は1つ又は複数の個々の実施形態を参照して上で述べられたが、当業者は、この明細書の範囲を逸脱することなしに、開示された実施形態に対して数多くの変更をなし得る。
【符号の説明】
【0074】
1 コンテナロック
2 上コーン
3 中央フランジ
4 下コーン
5 上コンテナ
6 下コンテナ
7 下角部片
8 上開口
9 底部フランジ
10 上角部片
11 下開口
12 頂部フランジ
13 先端部
14 上面
15a 左上開口壁
15b 右上開口壁
16 下コンテナ角部片接点
17 下コーン接点
20 中央フランジ頂面
21 底部フランジ底面
23 頂部フランジ頂面
24 下開口壁
25 前壁
26 後壁
27 ストッパ
28 フランジ面取り部
29 ロック面取り部
30 ラッシングバー
31 コンテナスタック
32 ハッチカバー
33 ラッシングブリッジ
34 デッキ
35 線形前部
BH 底部面取り部高さ
BW 底部面取り部幅
LH ロック面取り部高さ
LW ロック面取り部幅
T 引張応力
TC 垂直引張隙間
X 水平方向
X1 後壁隙間
X2 前壁隙間
X3 線形前部隙間
Y 垂直方向
Y0 中央フランジの厚さ
Y1 垂直距離
【外国語明細書】