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▶ 山田 光伸の特許一覧

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  • 特開-運動負荷を高める縄跳びグリップ 図1
  • 特開-運動負荷を高める縄跳びグリップ 図2
  • 特開-運動負荷を高める縄跳びグリップ 図3
  • 特開-運動負荷を高める縄跳びグリップ 図4
  • 特開-運動負荷を高める縄跳びグリップ 図5
  • 特開-運動負荷を高める縄跳びグリップ 図6
  • 特開-運動負荷を高める縄跳びグリップ 図7
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024161311
(43)【公開日】2024-11-18
(54)【発明の名称】運動負荷を高める縄跳びグリップ
(51)【国際特許分類】
   A63B 5/20 20060101AFI20241111BHJP
【FI】
A63B5/20 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023076414
(22)【出願日】2023-05-06
(71)【出願人】
【識別番号】721006378
【氏名又は名称】山田 光伸
(72)【発明者】
【氏名】山田 光伸
(57)【要約】
【課題】
縄跳びで手首と腕で自然な姿勢が取れ、かつ手首の動きを制限させつつ無理なく腕全体で縄を回す事ができ、また、同時に高い運動負荷を掛けられる物を提供する。
【解決手段】
縄跳びグリップで縄の回転軸と非平行方向に握れる枝状部を作り、カタカナの“ト”及びアルファベット小文字の“y“の形状を特長とする。その枝部は手首の自然な姿勢で握る事が出来る。それにより手首と腕を無理な姿勢を取る事なく、縄を腕全体を使って回す事を可能とする。また、縄の長さも調整しやすく、従来の持ち方と飛び方も可能とする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
グリップは縄回転方向と非平行向側に握れるように複グリップとして、カタカナの“ト”及びアルファベット小文字の“y”の形状の枝状部を持つものである。符号2
【請求項2】
縄回転方向と非平行向側に握れるグリップは、ジョイント部のロープ取り出し方向から30度から100度の角度をつけものである。符号7
【請求項3】
グリップの平行部と非平行部の付け根の部分のRはR1からR60を持つことを特長とする。符号6
【請求項4】
非平行部と構成されるグリップはロープの長さを調整できるように、グリップとは別にロープ拘束部の反対方向に孔を持つことを特長とする。符号8
【請求項5】
グリップ部の長さは非平行部が15cm以内で平行部は20cm以内とする。
【請求項6】
グリップはロープで繋がってなくて良い。符号1、2、5
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は縄跳びグリップと運動負荷に関するものである。
【背景技術】
【0002】
通常、縄跳びグリップは縄回転軸を平行方向であり縄を回す場合、手首を捻り、スナップを効かせ回す事が出来る。本発明はグリップ部に回転軸と非平行側の枝部を作り、そこを持つ事により手首の自然な姿勢が取れ、かつ手首の動きを制限させ腕全体で縄を回す事が出来る。つまり縄跳び時に腕全体を使う事が出来、運動負荷を通常より高めることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特表2007―528249号
【特許文献2】特表2003―521356号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
縄跳びで運動負荷を上げる方法をして、腕全体で縄を回す方法がある。従来のグリップでは縄を回す手首の向きが縄回転軸と平行方向になり、腕全体で縄を回す場合、手首と腕が不自然な姿勢と動きなる。手首と腕を自然な姿勢で腕全体を使い回す場合、グリップの形状を変更する必要がある。
【0005】
縄跳びのグリップを途中で角度を変える場合、グリップ部材の角度変更部に応
集中がかからないように適切な接線円弧を付ける必要がある。
【0006】
縄跳びロープの長さをグリップ内で調整するタイプのものは、グリップの中間部を曲げた形状に変更した場合、縄跳びロープの長さを調整する部材が通らない、または通り難くなり、調整が困難となる。そのため、グリップ部と別に調整用孔を設ける必要がある。
【0007】
手首と腕を自然な姿勢で腕全体を使い回すタイプのグリップは、手首の動きが制限され、運動負荷が高くなる。そこで、準備運動として負荷の少ない従来と同じロープの回転軸と平行にも出来る方がよい。
【0008】
手首と腕を自然な姿勢で腕全体を使い回すタイプのグリップは、手首の動きが制限され、縄跳びで運動負荷が高くなると同時に縄を回し難く飛び方の難度も上がる。そこで、容易に縄の回し方を練習できるようにした方がよい。
【課題を解決するための手段】
【0009】
縄跳びで運動負荷を上げるため、腕全体で縄を回す場合、従来のグリップでは縄を回す手首の向きが縄回転軸と平行方向になり、腕全体で縄を回す場合、手首と腕が不自然な姿勢や動きとなる。グリップの方向を縄の回転軸方向と非平行にすると、手首と腕を自然な姿勢で腕全体を使い回す事が出来るようになる。その角度は30~100度が望ましい。
【0010】
縄跳びのグリップを途中で角度を変える場合、グリップ部材の角度変更部に適切な接線曲率を付けないとその部分に応力集中が掛かりやすくなり、使用時に破損し易くなる。その強度低下防止のため、適切な接線円弧の半径は1Rから60R程度付ける必要がある。
【0011】
縄跳びロープの長さをグリップ内で調整するタイプのものは、グリップの中間部に角度とその角度変化部に接線曲率を付けた場合、ロープとその長さ調整部材がグリップの中空部を通る事が出来ない、または通り難くなる。そこで、ロープの回転軸と同一方向で、ロープ拘束部と反対側にもロープと調整部材が通る調整孔を付ける必要がある。
【0012】
手首と腕を自然な姿勢で腕全体を使い回すタイプのグリップは、手首の動きが制限され、運動負荷が高くなる。そこで、従来と同じロープの回転軸と平行部のグリップを握ると運動負荷の少ない準備運動として使えるようになる。
【0013】
手首の動きが制限されるグリップでの縄跳びは運動負荷が高くなると同時に飛び方と縄の回し方の難度も上がる。そこで、ロープの途中を分割し、グリップ同士が繋がって状態にすると容易に縄の回し方を練習できるようになる。
【発明の効果】
【0014】
上記で説明した通り、本発明の縄跳びグリップは従来のものより手首、腕を無理に捻る事なく、自然な姿勢で高い運動負荷を掛けられる物を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】縄跳びの全体構成図
図2】高運動負荷時の縄跳び時の正面姿勢(実施例1)
図3】高運動負荷時の縄跳び時の側面姿勢(実施例2)
図4】高運動負荷時のグリップの握り方(実施例3)
図5】通常運動負荷時のグリップの握り方(実施例4)
図6】グリップ部の構成図
図7】ロープジョイント部の構成図
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1から6を使用して実施の形態を説明する。図1は今回発明の縄跳びの構成である。図6の様に回転軸と平行のグリップ部とその中央付近に曲がり角度が付いた複グリップ部がある。この複グリップ部を、図4の様に腕を軽く曲げ手首を捻らずに持つと図2の様に縄とグリップの接続部が水平方向になる。腕を使いグリップ部を円運動させると、図3の様に縄が回り運動負荷の高い縄跳びが出来る。また、図5の回転軸と平行のグリップ部を握ると従来の縄跳びも出来る。
【符号の説明】
【0017】
1 グリップジョイント部
2 複グリップ部
3 楔部材
4 筒状部材
5 縄
6 グリップのジョイント部のR
7 グリップ部の角度
8 ロープ調整用孔
9 縄
10 ロープ留め具
11 ロープジョイント部材1
12 ロープジョイント部材2
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7