IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ベイジン バイドゥ ネットコム サイエンス アンド テクノロジー カンパニー リミテッドの特許一覧

特開2024-161346情報照会方法、装置、電子機器、記憶媒体及びプログラム
<>
  • 特開-情報照会方法、装置、電子機器、記憶媒体及びプログラム 図1
  • 特開-情報照会方法、装置、電子機器、記憶媒体及びプログラム 図2
  • 特開-情報照会方法、装置、電子機器、記憶媒体及びプログラム 図3
  • 特開-情報照会方法、装置、電子機器、記憶媒体及びプログラム 図4
  • 特開-情報照会方法、装置、電子機器、記憶媒体及びプログラム 図5
  • 特開-情報照会方法、装置、電子機器、記憶媒体及びプログラム 図6
  • 特開-情報照会方法、装置、電子機器、記憶媒体及びプログラム 図7
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024161346
(43)【公開日】2024-11-19
(54)【発明の名称】情報照会方法、装置、電子機器、記憶媒体及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 16/2452 20190101AFI20241112BHJP
   G06F 16/2457 20190101ALI20241112BHJP
【FI】
G06F16/2452
G06F16/2457
【審査請求】有
【請求項の数】17
【出願形態】OL
【外国語出願】
【公開請求】
(21)【出願番号】P 2024099632
(22)【出願日】2024-06-20
(31)【優先権主張番号】202410288282.3
(32)【優先日】2024-03-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】514322098
【氏名又は名称】ベイジン バイドゥ ネットコム サイエンス テクノロジー カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】Beijing Baidu Netcom Science Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】2/F Baidu Campus, No.10, Shangdi 10th Street, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100106518
【弁理士】
【氏名又は名称】松谷 道子
(74)【代理人】
【識別番号】100189555
【弁理士】
【氏名又は名称】徳山 英浩
(72)【発明者】
【氏名】屈 靜
(57)【要約】      (修正有)
【課題】迅速かつ効率的な情報照会方法、装置、電子機器、記憶媒体及びプログラムを提供する。
【解決手段】方法は、受信した目標対象からの情報照会要求に応答して、情報照会要求に対応する照会すべき期間、照会すべきアイテム数及び対象識別子を取得することと、照会すべき期間、照会すべきアイテム数、対象識別子及び所定のパラメータフォーマットテキストを処理して、情報照会システムの照会インタフェースの入力パラメータを表す目標パラメータを取得することと、目標パラメータに基づいて、照会インタフェースを呼び出すことにより、情報照会システムから目標情報を取得することと、を含む。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
受信した目標対象からの情報照会要求に応答して、前記情報照会要求に対応する照会すべき期間、照会すべきアイテム数及び前記目標対象の対象識別子を取得することと、
前記照会すべき期間、前記照会すべきアイテム数、前記対象識別子及び所定のパラメータフォーマットテキストを処理して、情報照会システムの照会インタフェースの入力パラメータを表す目標パラメータを取得することと、
前記目標パラメータに基づいて、前記照会インタフェースを呼び出すことにより、前記情報照会システムから目標情報を取得することと、を含む
ことを特徴とする情報照会方法。
【請求項2】
前記目標パラメータに基づいて、前記照会インタフェースを呼び出すことにより、前記情報照会システムから目標情報を取得することは、
前記目標パラメータを解析して、目標照会期間、目標アイテム数及び前記対象識別子を含む解析結果を取得することと、
前記解析結果に基づいて照会属性情報を取得することと、
前記照会属性情報に基づいて、前記情報照会システムから前記目標情報を取得することと、
前記解析結果が前記情報照会要求とマッチングすることに応答し、前記照会属性情報が 前記目標照会期間、前記目標アイテム数及び前記対象識別子を含むことと、
前記解析結果が前記情報照会要求とマッチングしないことに応答し、前記照会属性情報が所定の照会期間と、所定の照会アイテム数と、前記対象識別子とを含むことと、を含む
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記情報照会システムは、少なくとも2つの前記目標対象の履歴アイテムダウンロード情報を含み、
前記照会属性情報に基づいて前記情報照会システムから前記目標情報を取得することは、
少なくとも2つの前記目標対象の履歴アイテムダウンロード情報から、前記対象識別子に対応する目標履歴アイテムダウンロード情報を決定することと、
前記目標履歴アイテムダウンロード情報から、前記照会属性情報に対応する前記目標情報を決定することと、を含む
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記情報照会システムは、情報と情報記憶アドレスとの間のマッピング関係を含み、
前記方法は、
前記マッピング関係に基づいて、前記目標情報の記憶アドレス情報を決定することと、
前記目標対象のネットワーク環境情報を取得することと、
前記記憶アドレス情報と前記ネットワーク環境情報とをスティッチングすることにより、前記目標対象が前記目標情報をダウンロードするための目標リンク情報を生成することと、をさらに含む
請求項1-3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記照会すべき期間、前記照会すべきアイテム数、前記目標対象の対象識別子、及び所定のパラメータフォーマットテキストを処理して、目標パラメータを取得することは、
前記照会すべき期間、前記照会すべきアイテム数、前記対象識別子及び前記所定のパラメータフォーマットテキストに基づいて、提示テキストを構築することと、
生成式大規模モデルを利用して前記提示テキストを処理し、前記目標パラメータを取得することと、を含む
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記方法は、
目標アイテムのコンテンツ情報、及び、コンテンツに対応する充填位置、名称フィールド及びコンテンツフィールドを含む所定のテンプレートを取得することと、
前記充填位置に従って、前記コンテンツ情報を前記名称フィールドに対応するコンテンツフィールドに充填し、前記目標アイテムの情報を生成することと、をさらに含む
請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記方法は、
前記目標アイテムのダウンロード対象識別子に従って、目標記憶アドレスを配置することと、
前記目標アイテムの情報を前記目標記憶アドレスに従って記憶することと、をさらに含む
請求項6に記載の方法。
【請求項8】
受信した目標対象からの情報照会要求に応答して、前記情報照会要求に対応する照会すべき期間、照会すべきアイテム数及び前記目標対象の対象識別子を取得する第1の取得モジュールと、
前記照会すべき期間、前記照会すべきアイテム数、前記対象識別子及び所定のパラメータフォーマットテキストを処理して、情報照会システムの照会インタフェースの入力パラメータを表す目標パラメータを取得する処理モジュールと、
前記目標パラメータに基づいて、前記照会インタフェースを呼び出すことによって、前記情報照会システムから目標情報を取得する照会モジュールと、を含む
情報照会装置。
【請求項9】
前記照会モジュールは、
前記目標パラメータを解析して、目標照会期間、目標アイテム数及び前記対象識別子を含む解析結果を取得する解析サブモジュールと、
前記解析結果に基づいて照会属性情報を取得する取得サブモジュールと、
前記照会属性情報に基づいて、前記情報照会システムから前記目標情報を取得する照会サブモジュールと、
前記解析結果が前記情報照会要求とマッチングすることに応答し、前記照会属性情報が前記目標照会期間、前記目標アイテム数及び前記対象識別子を含むことと、
前記解析結果が前記情報照会要求とマッチングしないことに応答し、前記照会属性情報が所定の照会期間と、所定の照会アイテム数と、前記対象識別子とを含むことと、を含む
請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記情報照会システムは、少なくとも2つの前記目標対象の履歴アイテムダウンロード情報を含み、前記照会サブモジュールは、
少なくとも2つの前記目標対象の履歴アイテムダウンロード情報から、前記対象識別子に対応する目標履歴アイテムダウンロード情報を決定する第1の決定ユニットと、
前記目標履歴アイテムダウンロード情報から、前記照会属性情報に対応する目標情報を決定する第2の決定ユニットと、を含む
請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記情報照会システムは、情報と情報記憶アドレスとの間のマッピング関係を含み、前記装置は、
前記マッピング関係に基づいて、前記目標情報に対応する記憶アドレス情報を決定する決定モジュールと、
前記目標対象のネットワーク環境情報を取得する第2の取得モジュールと、
前記記憶アドレス情報と前記ネットワーク環境情報とをスティッチングすることにより、前記目標対象が前記目標情報をダウンロードするための目標リンク情報を生成する第1の生成モジュールと、をさらに含む
請求項8~10のいずれか一項に記載の装置。
【請求項12】
前記処理モジュールは、
前記照会すべき期間、前記照会すべきアイテム数、前記対象識別子及び前記所定のパラメータフォーマットテキストに基づいて、提示テキストを構築する構築サブモジュールと、
生成式大規模モデルを利用して前記提示テキストを処理し、前記目標パラメータを取得する処理サブモジュールと、を含む
請求項8に記載の装置。
【請求項13】
前記装置は、
目標アイテムのコンテンツ情報、及び、コンテンツに対応する充填位置、名称フィールド及びコンテンツフィールドを含む所定のテンプレートを取得する第3の取得モジュールと、
前記充填位置に従って、前記コンテンツ情報を前記名称フィールドに対応するコンテンツフィールドに充填し、前記目標アイテムの情報を生成する第3の生成モジュールと、をさらに含む
請求項8に記載の装置。
【請求項14】
前記装置は、
前記目標アイテムのダウンロード対象識別子に従って、目標記憶アドレスを配置する配置モジュールと、
前記目標アイテムの情報を前記目標記憶アドレスに従って記憶する記憶モジュールと、をさらに含む
請求項13に記載の装置。
【請求項15】
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサと通信接続されたメモリと、を含み、
前記メモリは、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令を記憶し、前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサが請求項1-3のいずれか1項に記載の方法を実行できるように、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行される
電子機器。
【請求項16】
コンピュータ命令が記憶されている非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であって、
前記コンピュータ命令は、コンピュータに請求項1-3のいずれか1項に記載の方法を実行させる
コンピュータ命令が記憶されている非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項17】
プロセッサによって実行されると、請求項1-3のいずれか1項に記載の方法を実現するコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、人工知能技術分野に関し、特に、大規模言語モデル、情報処理、スマートオフィス等の技術分野に関し、特に、情報照会方法、装置、電子機器、記憶媒体及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
情報技術、人工知能技術及び大規模言語モデルに基づく自然言語処理技術が様々な分野において幅広く応用されることに従って、デジタル化されたオフィスモードは、企業の日常管理運営の各方面の作業に普及している。
【0003】
デジタル化されたオフィスモードでは、トラフィックの増加に伴って、情報照会、処理の流れが徐々に複雑化し、処理すべき情報量も増加するため、情報照会による他のプロセス処理速度への影響を低減するために、迅速かつ効率的な情報照会方法が求められている。
【発明の概要】
【0004】
本開示は、情報照会方法、装置、電子機器、記憶媒体及びプログラムを提供する。
【0005】
本開示の一態様によれば、情報照会方法を提供し、受信した目標対象からの情報照会要求に応答して、情報照会要求に対応する照会すべき期間、照会すべきアイテム数及び対象識別子を取得することと、照会すべき期間、照会すべきアイテム数、対象識別子及び所定のパラメータフォーマットテキストを処理して、情報照会システムの照会インタフェースの入力パラメータを表す目標パラメータを取得することと、目標パラメータに基づいて、照会インタフェースを呼び出すことにより、情報照会システムから目標情報を取得することと、を含む。
【0006】
本開示の別の態様によれば、情報照会装置を提供し、第1の取得モジュールと、処理モジュールと、照会モジュールとを含む。第1の取得モジュールは、受信した目標対象からの情報照会要求に応答して、情報照会要求に対応する照会すべき期間、照会すべきアイテム数及び対象識別子を取得する。処理モジュールは、照会すべき期間、照会すべきアイテム数、目標対象の識別子及び所定のパラメータフォーマットテキストを処理して、情報照会システムの照会インタフェースの入力パラメータを表す目標パラメータを取得する。照会モジュールは、目標パラメータに基づいて、照会インタフェースを呼び出すことによって、情報照会システムから目標情報を取得する。
【0007】
本開示の別の態様によれば、電子機器を提供し、少なくとも1つのプロセッサと、前記少なくとも1つのプロセッサと通信接続されたメモリと、を含み、前記メモリには、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶され、前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されて、前記少なくとも1つのプロセッサが上記の方法を実行することができる。
【0008】
本開示の別の態様によれば、上記の方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータ命令が記憶されている非一時的なコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0009】
本開示の別の態様によれば、プロセッサによって実行されると、上記の方法を実現するコンピュータプログラムが提供される。
【0010】
本部分に記載された内容は、本開示の実施例のキーまたは重要な特徴を識別するためのものではなく、本開示の範囲を制限するものでもないことを理解されたい。本開示のその他の特徴は、以下の明細書によって容易に理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図面は、本発明をより良く理解するためのものであり、本開示を限定するものではない。
【0012】
図1図1は、本開示の実施例に係る情報照会方法及び装置を適用できる例示的なシステムアーキテクチャを模式的に示す。
図2図2は、本開示の実施例に係る情報照会方法のフローチャートを模式的に示す。
図3図3は、本開示の実施例に係る情報処理及び記憶フローの模式図を模式的に示す。
図4図4は、本開示の実施例に係る情報照会方法の模式図を模式的に示す。
図5図5は、本開示の別の実施例に係る情報照会方法の模式図を模式的に示す。
図6図6は、本開示の実施例に係る情報照会装置のブロック図を模式的に示す。
図7図7は、本開示の実施例に係る情報照会方法を実現するのに適する電子機器のブロック図を模式的に示す。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照して本開示の例示的な実施例を説明し、理解を容易にするために、本開示の実施例の様々な詳細を含み、これらは例示的なものに過ぎない。したがって、当業者は、ここに記載された実施例に対して、本開示の範囲及び精神から逸脱することなく、様々な変更及び修正を行うことができることを理解すべきである。同様に、明確かつ簡潔にするため、以下の説明では、公知の機能及び構造についての説明を省略する。
【0014】
デジタル化されたオフィスモードでは、現在の情報照会は、通常、分散メッセージキューkafkaに基づいて実現されるが、ネットワーク異常によって、メッセージキューに詰まりが発生したり、メッセージキューに消費すべきメッセージがなかったりすると、情報照会サービスが中断され、後続のプロセスの正常運行に影響を与える。
【0015】
また、関連例示における情報照会は、マルチプロキシサービス(multi-proxy service)に基づいて、情報照会システムを呼び出すことができる。いずれかのプロキシサービスに異常が発生すれば、情報照会サービスが中断される。
【0016】
これに鑑みて、本開示の実施例は、情報照会方法を提供し、所定のパラメータフォーマットテキストに基づいて、照会すべき期間、照会すべきアイテム数、目標対象の対象識別子を処理して、情報照会システムの照会インタフェースを呼び出すための目標パラメータを取得し、大規模言語モデルを利用する自然言語処理能力を十分に利用し、マルチプロキシサービスを行う必要がなく、照会インタフェースに入力できるパラメータを直接生成し、照会インタフェースを呼び出して情報照会を行い、情報照会フローによるメッセージキュー及びプロキシサービスへの依存を低減し、情報照会の効率を向上させる。
【0017】
図1は、本開示の実施例に係る情報照会方法及び装置を適用できる例示的なシステムアーキテクチャを模式的に示す。
【0018】
当業者が本開示の技術コンテンツを理解するために、図1が本開示の実施例を適用できるシステムアーキテクチャの例示にすぎず、本開示の実施例が他の機器、システム、環境又はシーンに使用されることができないことを意味するものではない。例えば、別の実施例において、情報照会方法及び装置を適用できる例示的なシステムアーキテクチャは、端末機器を含んでもよいが、端末機器は、サーバとインタラクションする必要がなく、本開示の実施例に係る情報照会方法及び装置を実現することができる。
【0019】
図1に示すように、当該実施例に係るシステムアーキテクチャ100は、クライアント110、情報照会システム120及び大規模モデルプラットフォーム(large model platform)130を含むことができる。
【0020】
ユーザは、クライアント110の情報管理ページ111において、照会する必要がある情報ファイルを選択することができ、例えば、「選択照会/全部照会」112を選択することができる。
【0021】
情報照会システム120は、クライアントに照会するために、クライアント110との履歴ダウンロード情報を処理するように構成されてもよい。
【0022】
例えば、帳票情報の応用シーンにおいて、異なる注文、異なる顧客に対して、複数の異なるタイプ、異なる形式の帳票が存在し、帳票種類の多様性が情報照会に一定の困難をもたらす。したがって、情報照会効率を向上させるために、異なるタイプの帳票コンテンツを一括して処理し、まとめて記憶することができる。
【0023】
本開示の実施例において、情報照会システム120は、クライアント110から送信された情報処理要求を受信すると同時に処理タスクを確立し、この時、処理タスクの状態は初期状態1201である。そして、処理タスクを実行し、情報充填を行ってExcelファイル121を生成する。例えば、画像形式の帳票情報におけるコンテンツを情報充填するによって、Excelファイルを生成することができる。処理タスクの実行が成功した場合、Excelファイル1202が生成される。処理タスクの実行が失敗した場合、戻って再試行し、3回再試行しても失敗する場合、処理タスクの状態はタスク失敗1204である。処理タスクの状態が所定の時限を超え、かつ、所定の時限内の状態がいずれもタスク失敗1204である場合、処理タスクの状態はタスク期限切れ1205である。
【0024】
処理タスクの実行が成功した後、ファイル転送タスクを実行し、生成されたExcelファイルをクラウド122にアップロードし、Excelファイルのクラウド123への記憶を実現する。ファイル転送タスクの実行が成功した場合、このときのタスク状態はアップロード成功1203である。ファイル転送タスクの実行が失敗した場合、戻って再試行し、再試行しても失敗した場合、このときのファイル転送タスクの状態はタスク失敗1204である。
【0025】
大規模モデルプラットフォーム130は、クライアント110から照会要求を取得し、照会要求を大規模言語モデルに入力し、大規模モデル認識131を行い、目標パラメータを出力する。パラメータ解析及び検証132により、目標パラメータと照会要求とをマッチングする。
【0026】
目標パラメータが照会要求にマッチングする場合、大規模言語モデルの認識結果が正確であることを示し、出力された目標パラメータが照会要求におけるパラメータと一致し、照会要求におけるパラメータ133を用いて情報照会プラグイン135を呼び出し、情報照会システム120から目標情報を照会することができる。
【0027】
目標パラメータが照会要求とマッチングしない場合、大規模言語モデルの認識結果が誤っていることを示し、出力された目標パラメータが照会要求におけるパラメータと一致しなく、フォールバック戦略(fallback strategy)134におけるパラメータ呼び出し情報照会プラグイン135を適用して、情報照会システム120から目標情報を照会することができる。
【0028】
本開示の実施例において、情報照会プラグイン135は、プラグイン登録配置審査1351を経た後、プラグインアプリケーションのリリース1353を実現して、情報照会プラグイン135を利用して大規模言語モデルが出力したパラメータを情報照会システムの照会インタフェースの入力パラメータとし、情報照会システムの照会インタフェースを直接呼び出して情報照会操作を完成する。
【0029】
本開示の実施例において、プラグイン登録配置審査1351は、情報照会プラグイン135のOpen API(Open Application Programming Interface、オープンプラットフォームのアプリケーションプログラミングインタフェース)プロファイルを大規模モデルプラットフォームのプラグインライブラリに登録し、大規模モデルプラットフォームの審査を経た後、プラグインアプリケーションのリリース1353を実現することができる。
【0030】
また、大規模言語モデルが出力したパラメータと照会要求が一致しない可能性があるため、大規模言語モデルが出力した結果を最適化するために、大規模言語モデルの認識効果にチューニング1352を行うことができ、例えば、損失関数に基づいて、大規模言語モデルが出力した結果と初期入力要求情報とに基づいて損失値を計算し、損失値に基づいて、損失値が収束するまで大規模言語モデルのパラメータを微調整し、情報照会結果の正確度を向上させることができる。
【0031】
なお、本開示の実施例に係る情報照会方法は、一般的に、大規模モデルプラットフォーム130によって実行されてもよい。それに応じて、本開示の実施例が提供している情報照会装置は、大規模モデルプラットフォーム130に設置されてもよい。
【0032】
図1におけるクライアント、情報照会システム及び大規模モデルプラットフォームの数は単なる例示であることが理解されるべきである。実現の必要に応じて、任意の数のクライアント、情報照会システム及び大規模モデルプラットフォームを有してもよい。
【0033】
本開示の技術案において、かかるユーザ個人情報の収集、記憶、使用、加工、伝送、提供、公開及び応用等の処理は、いずれも相関法規制の規定に合致し、必要なセキュリティ対策を講じ、公序良俗に反しない。
【0034】
本開示の技術案において、ユーザの個人情報を取得又は収集する前に、ユーザの承認又は同意を取得する。
【0035】
図2は、本開示の実施例に係る情報照会方法のフローチャートを模式的に示す。
【0036】
図2に示すように、当該方法200は、操作S210-S230を含む。
【0037】
操作S210において、受信した目標対象からの情報照会要求に応答して、情報照会要求に対応する照会すべき期間、照会すべきアイテム数及び目標対象の対象識別子を取得する。
【0038】
操作S220において、照会すべき期間、照会すべきアイテム数、対象識別子及び所定のパラメータフォーマットテキストを処理して、目標パラメータを取得する。
【0039】
操作S230において、目標パラメータに基づいて、照会インタフェースを呼び出すことにより、情報照会システムから目標情報を取得する。
【0040】
本開示の実施例によれば、情報照会要求は、目標対象による目標ページにおける照会すべき期間、照会すべきアイテム数に対する選択操作に基づいて生成されてもよい。目標ページは、具体的アイテムの照会シーン需要に従って構成され得る。
【0041】
例えば、照会すべきアイテムは、操作ログレコードであってもよく、選択された照会すべき期間は、1月2-3日であってもよく、照会すべきアイテム数は、5であってもよい。この情報照会要求は、1月2-3日に発生した5つの操作ログを照会することであってもよい。
【0042】
本開示の実施例によれば、情報照会要求は、テキスト形式であってもよく、音声認識により得られたものであってもよい。例えば、情報照会要求は、「今日の8時-10時までの10つの帳票の導出記録を照会してください」であってもよく、照会すべき期間は「今日の8時-10時」であってもよく、照会すべきアイテム数は「10」であってもよい。
【0043】
本開示の実施例によれば、目標対象の識別子は、目標対象の情報照会システムにおけるアイデンティティ識別子を示してもよく、目標対象が照会権限を有するか否かを検証するために用いられてもよく、照会可能なファイル範囲を決定するために用いられてもよい。
【0044】
例えば、照会権限のフォームを配置してもよく、当該フォームには、照会権限を有する複数の識別子を記録することができる。目標対象の識別子が当該フォームに属すると決定された場合、目標対象が情報照会システムの照会権限を有すると決定することができる。
【0045】
例えば、識別子と照会ファイル識別子とのマッピング関係を配置することにより、目標対象の情報照会システムにおける照会可能範囲を決定してもよい。これにより、異なる照会対象の照会可能なデータの物理的な分離を実現し、データセキュリティを確保する。
【0046】
本開示の実施例によれば、目標パラメータは、情報照会システムの照会インタフェースの入力パラメータを表す。所定のパラメータフォーマットテキストは、照会インタフェースのパラメータフォーマットニーズにマッチングするパラメータフォーマットテキストを表すことができ、これにより、目標パラメータのパラメータフォーマットが照会インタフェースとマッチングすることを保証し、照会インタフェースを直接入力することができる。
【0047】
例えば、所定のパラメータフォーマットテキストは、照会すべき期間-照会開始時刻フィールド、照会すべき期間-照会終了時刻フィールド、識別子フィールド及びアイテム数フィールドを含んでもよい。
【0048】
本開示の実施例によれば、大規模言語モデルの自然言語処理能力を利用して、照会すべき期間、照会すべきアイテム数、目標対象の識別子及び所定のパラメータフォーマットテキスト全体を入力テキストとして、大規模言語モデルに入力することができ、それにより、大規模言語モデルは、入力テキストのコンテキスト情報に基づいて、所定のパラメータフォーマットテキストに従って、照会インタフェースを呼び出すための目標パラメータを出力する。
【0049】
例えば、目標対象Tの情報照会要求は、「今日の8時-10時までの10つの帳票の導出記録を照会してください」であってもよく、大規模言語モデルにより出力された目標パラメータは、「・・・beginTime:\20XX-01-03 08:00:00\ endTime: \ 20XX-01-03 10:00:00 \ FileCount\10\query「今日の8時-10時の間の10つの帳票の導出記録を照会してください」、T\…」であってもよい。
【0050】
本開示の実施例によれば、上記目標パラメータを照会インタフェースの入力パラメータとし、照会インタフェースを呼び出し、情報照会システムから目標情報を照会することができる。
【0051】
本開示の実施例によれば、所定のパラメータフォーマットテキストに基づいて、照会すべき期間、照会すべきアイテム数、目標対象の識別子を処理して、情報照会システムの照会インタフェースを呼び出すための目標パラメータを取得し、大規模言語モデルの自然言語処理能力を十分に利用し、マルチプロキシサービスを行う必要がなく、照会インタフェースに入力できるパラメータを直接生成し、照会インタフェースを呼び出して情報照会を行うことにより、情報照会フローによるメッセージキュー及びプロキシサービスへの依存を低減し、情報照会フローによる他の処理フロー速度への影響を低減し、情報照会の効率を向上させる。
【0052】
情報照会の基礎が、まずフォーマットが統一である情報ファイルを構築する必要があるため、上記方法は、目標アイテムのコンテンツ情報、及び、コンテンツに対応する充填位置、名称フィールド及びコンテンツフィールドを含む所定のテンプレートを取得することと、充填位置に応じて、コンテンツ情報を名称フィールドに対応するコンテンツフィールドに充填し、目標アイテムの情報を生成することと、をさらに含む。
【0053】
本開示の実施例によれば、所定のテンプレートは、目標アイテムに対応するものであり、目標アイテムのコンテンツに応じて予め配置されてもよい。目標アイテムは、例えば、帳票、文書、操作履歴等、照会可能で情報形式が多様化するアイテムであってもよい。目標アイテムの情報は、フォーマットが統一された情報ファイルであってもよい。
【0054】
本開示の実施例によれば、所定のテンプレートに従って目標アイテムの情報を処理し、フォーマットが統一である情報ファイルを生成し、情報照会プロセスにおけるフォーマットが異なる情報に対する二次処理の冗長プロセスを低減し、情報処理効率をさらに向上させる。
【0055】
以下、図3を参照して、具体的な実施例を参照して図2に示す方法をさらに説明する。
【0056】
図3は、本開示の実施例に係る情報処理及び記憶フローの模式図を模式的に示す。
【0057】
図3に示すように、実施例300において、帳票情報の応用シーンを例として、帳票情報に対する処理及び記憶の流れを例示的に示す。
【0058】
帳票情報の応用シーンにおいて、ユーザは、通常、第三者アプリケーションから既に発行された電子帳票をダウンロードし、電子帳票のタイプが異なり、且つ、形式が多様であるため、照会に不便である。したがって、帳票テンプレートを構築することにより、異なる形式の電子帳票の帳票コンテンツを同じ形式、例えば、Excelファイルで表すことができる。
【0059】
本開示の実施例によれば、Apache POI(Por Obfuscation Implementation)のオープンソースコード関数ライブラリに基づいて、帳票テンプレート302を作成することができる。帳票テンプレート302には、名称フィールド302_1と、列座標302_2と、コンテンツフィールド302_3とが含まれてよい。名称フィールドは、帳票IDフィールド、記番号フィールド、発行時間フィールドなどを含んでもよい。コンテンツフィールドは、名称フィールドに対応し、例えば、目標帳票301において帳票IDがXXXであり、コンテンツフィールドにおいて名称フィールド「帳票ID」に対応するコンテンツフィールドが「XXX」である。コラム座標は、名称とコンテンツとの対応を実現するために、コンテンツに対応する充填位置を示してもよい。
【0060】
例えば、コンテンツフィールド「XXX」を列座標「0」で名称フィールド「帳票ID」に充填し、帳票ID欄の情報303_1を生成する。コンテンツフィールド「YYY」を、列座標「1」で名称フィールド「記番号」に充填され、記番号の情報303_2を生成する。コンテンツフィールド「ZZZ」を列座標「2」で名称フィールド「発行時間」に充填し、発行時間の情報303_3を生成する。Excelファイル形式の帳票情報303を取得する。
【0061】
本開示の実施例によれば、帳票情報に記憶アドレスを配置することにより、帳票情報303をクラウド123に記憶することができる。
【0062】
本開示の実施例によれば、目標アイテムのダウンロード対象識別子に従って、目標記憶アドレスを配置し、目標アイテムの情報を目標記憶アドレスに従って記憶することができる。
【0063】
本開示の実施例によれば、目標アイテムのダウンロード対象識別子は、目標アイテムのコンテンツ情報に対応することができ、プロファイルにおいて、目標アイテムの情報と記憶アドレスとの一対一対応関係を実現するように、ダウンロード対象識別子と目標記憶アドレスとのマッピング関係を設定することができ、照会を容易にし、照会効率をさらに向上させる。
【0064】
例えば、目標アイテムの情報をバイト情報に変換し、クラウド123にアップロードして記憶することができる。
【0065】
本開示の実施例によれば、所定のテンプレートに基づいて、異なる形式のコンテンツ情報を処理し、情報フォーマットの統一を実現する。記憶アドレスを設定し、処理後の情報ファイルをクラウドに記憶することにより、端末機器の記憶空間に対する占有率を低下させる。
【0066】
本開示の実施例によれば、上記操作S220は、照会すべき期間、照会すべきアイテム数、目標対象の識別子及び所定のパラメータフォーマットテキストに基づいて、提示テキストを構築する操作と、生成式大規模モデルを利用して提示テキストを処理して、目標パラメータを得る操作とを含むことができる。
【0067】
図4は、本開示の実施例に係る情報照会方法の模式図を模式的に示す。
【0068】
図4に示すように、実施例400において、情報照会要求420は、「今日の10時-14時の間の5つの導出情報を照会してください」ことであってもよい。情報照会要求420から取得可能な照会すべき期間421は「今日の10時-14時」であってもよく、照会すべきアイテム数422は「5つ」であってもよい。所定のパラメータフォーマットテキスト423は、情報照会要求における対応するアイテムタイプに基づいて決定されてもよい。
【0069】
本開示の実施例によれば、照会すべき期間421、照会すべきアイテム数422及び所定のパラメータフォーマットテキスト423を提示テキスト424として構築することができる。そして、提示テキスト424を生成式大規模モデル426に入力し、生成式大規模モデル426を用いて提示テキスト424におけるコンテキスト情報を理解し、生成式大規模モデル426の自然言語処理能力に基づいて、目標パラメータ425を出力する。
【0070】
本開示の実施例によれば、所定のパラメータフォーマットテキストを含む提示テキストを構築することにより、生成式大規模モデルは、所定のパラメータフォーマットに従って、情報照会インタフェースの入力フォーマットのニーズを満たすパラメータを生成することができ、それにより、生成式大規模モデルの出力結果を直接利用して照会インタフェースを呼び出し、情報照会効率をさらに向上させることができる。
【0071】
現在、生成式大規模モデルの処理精度は高いが、依然として認識に誤りがある場合があり、例えば、目標パラメータのフォーマットが誤っているか、目標パラメータの一部のパラメータのコンテンツが誤っているなどがある。したがって、適切なフォールバック戦略を設定することにより、照会タスクの正常な実行を保証することができる。
【0072】
本開示の実施例によれば、上記操作S230は、目標パラメータを解析し、目標照会期間、目標アイテム数及び対象識別子を含む解析結果を得ることと、解析結果に基づいて照会属性情報を取得することと、照会属性情報に基づいて情報照会システムから目標情報を取得することと、解析結果と情報照会要求とがマッチングすることに応答して、照会属性情報が目標照会期間、目標アイテム数及び対象識別子を含むことと、解析結果と情報照会要求とがマッチングしないことに応答して、照会属性情報が所定照会期間、所定照会アイテム数及び対象識別子を含むことと、を含むことができる。
【0073】
例えば、目標対象Tによって送信された情報照会要求420は、「今日の10時から14時の間の5つの導出情報を照会してください」ことであってもよい。目標パラメータを解析して得られた解析結果に含まれる目標照会期間は「今日の10時-14時」であってもよく、目標アイテム数は「5つの導出情報」であってもよく、目標対象の識別子は「T」であってもよい。操作S430を実行し、解析結果における目標照会期間と、情報照会要求における照会すべき期間、解析結果における目標アイテム数と、情報照会要求における照会すべきアイテム数及び目標対象の識別子とを1つずつマッチングする。目標パラメータと照会要求とがマッチングするか否かを判定する。検証により、目標パラメータ425が情報照会要求420とマッチングすることを決定し、操作S440を実行し、目標パラメータ「今日の10時-14時の間の5つの導出情報」の入力パラメータで照会インタフェースを呼び出し、情報照会システムから第1目標情報431を照会する。
【0074】
例えば、目標対象Tによって送信された情報照会要求420は、「今日の10時から14時の間の5つの導出情報を照会してください」ことであってもよい。目標パラメータを解析して得られた解析結果に含まれる目標照会期間は「今日の10時-13時」であってもよく、目標アイテム数は「4つの導出情報」であってもよく、目標対象の識別子は「T」であってもよい。操作S430を実行し、解析結果における目標照会期間と、情報照会要求における照会すべき期間、解析結果における目標アイテム数と、情報照会要求における照会すべきアイテム数及び目標対象の識別子とを1つずつマッチングする。目標パラメータと照会要求とがマッチングするか否かを判定する。検証により、目標パラメータ425と情報照会要求420とがマッチングしていないと決定し、操作S450を実行し、所定のパラメータ「今日の最新1つの導出情報」の入力パラメータで照会インタフェースを呼び出し、情報照会システムから第2目標情報432を照会する。
【0075】
本開示の実施例によれば、フォールバック戦略の作成は、実際の応用シーンにおけるアイテムタイプ、アイテムコンテンツに基づいて決定することができる。例えば、帳票照会のシーンにおいて、当日の最新の1つのダウンロード/導出情報が照会される確率が高いため、大規模言語モデルから出力された目標パラメータが誤っている場合、現在最新の1つの導出情報を情報照会のフォールバック戦略とすることができる。
【0076】
本開示の実施例によれば、目標パラメータの解析及び検証により、大規模言語モデルの出力結果と情報照会要求とのマッチング度を検証することができ、情報照会プロセスのリソーススケジューリングフローの簡潔化を実現する前提で、情報照会の正確度を向上させる。同時に、適切な所定のパラメータをフォールバック戦略として設定することにより、情報照会システムのエラー検出による処理プロセスへの影響を低減し、システムの安定運転をさらに向上させる。
【0077】
図5は、本開示の別の実施例による情報照会方法の概略図を模式的に示す。
【0078】
図5に示すように、実施例500において、大規模言語モデルから出力された目標パラメータにおける目標対象のIDに対し、まず、操作S510を実行し、目標対象が情報照会システムにアクセスする権限を有するか否かを検証することができる。目標対象がアクセス権限を有すると決定された場合、目標対象の識別子に基づいて、複数の目標対象の履歴アイテムダウンロード情報から目標対象の履歴ダウンロード情報512を決定する。目標対象がアクセス権限を有していないと判定された場合、操作S520を実行し、次の要求を処理する。
【0079】
本開示の実施例によれば、情報照会システムは、少なくとも2つの目標対象の履歴アイテムダウンロード情報を含む。照会属性情報に基づいて情報照会システムから目標情報を取得することは、少なくとも2つの目標対象の履歴アイテムダウンロード情報から対象識別子に対応する目標履歴アイテムダウンロード情報を決定することと、目標履歴アイテムダウンロード情報から照会属性情報に対応する目標情報を決定することとを含むことができる。
【0080】
大規模言語モデルが出力した目標パラメータに対して、操作S530を実行し、目標パラメータ531と照会要求とがマッチングするか否かを決定することができる。目標照会期間、目標アイテム数に基づいて、目標履歴アイテムダウンロード情報から目標情報を決定することができる。例えば、照会期間Tと、アイテム数Nu532とに基づいて、目標対象の履歴アイテムダウンロード情報512からアイテム情報M533が決定される。照会期間T及びアイテム数Nuは、情報照会要求と同じ照会すべき期間及び照会すべきアイテム数を示す。
【0081】
そうでなければ、フォールバック戦略を実行し、所定の照会期間、所定の照会アイテム数に基づいて、目標履歴アイテムダウンロード情報から目標情報を決定することができる。例えば、照会期間Tと、アイテム数Nu536とに基づいて、目標対象の履歴アイテムダウンロード情報512からアイテム情報M537を決定する。照会期間T及びアイテム数Nuは、情報照会要求と完全に異なる又は少なくとも一部が異なる照会すべき期間及び照会すべきアイテム数を示す。
【0082】
例えば、情報照会要求は、「今日の最新の5つの導出記録を照会してください」であってもよく、目標パラメータは、「今日の最新の?つの導出記録ですか」であってもよく、目標パラメータと情報照会要求とがマッチングしていないと決定でき、且つ現在のパラメータが情報照会システムの照会インタフェースに直接入力され、パラメータが誤っているため、情報照会システムがエラーとなり、照会タスクを継続して実行できない可能性がある。この場合、フォールバック戦略を実行することができ、所定の照会期間は、今日の現在の期間であってもよく、所定の照会アイテムの数は1つであってもよい。フォールバック戦略における所定のパラメータを照会インタフェースの入力パラメータとし、照会結果は少なくとも一部が初期の情報照会要求を満たすことができ、照会情報は目標対象に対して依然として有効であることが分かる。
【0083】
本開示の実施例によれば、目標対象の識別子に基づいて、まず目標対象の履歴ダウンロード記録を決定し、異なる目標対象間の記憶データの物理的な分離を実現し、データの安全性を向上させることができる。さらに、フォールバック戦略を設定することにより、目標パラメータが誤っている場合、依然として有効情報を照会することができ、情報照会システムのエラー率を低減し、システムの安定運転をさらに向上させる。
【0084】
本開示の実施例によれば、情報照会システムは、情報と情報記憶アドレスとの間のマッピング関係を含むため、マッピング関係に基づいて、目標情報の記憶アドレス情報を決定し、目標対象のネットワーク環境情報を取得し、記憶アドレス情報とネットワーク環境情報とをスティッチングして、目標対象が目標情報をダウンロードするための目標リンク情報を生成することができる。
【0085】
図5に示すように、マッピング関係に基づいて、アイテム情報M533に基づいて記憶アドレスMe534を決定し、ネットワーク環境En513と記憶アドレスMe534をスティッチングして、目標対象がアイテム情報MをダウンロードするためのリンクL535を生成することができる。マッピング関係に基づいて、アイテム情報M537に基づいて記憶アドレスMe538を決定し、ネットワーク環境En513と記憶アドレスMe538をスティッチングして、目標対象がアイテム情報MをダウンロードするためのリンクL539を生成してもよい。
【0086】
本開示の実施例によれば、目標対象のネットワーク環境情報と目標対象の識別子との間に一対一の対応関係が存在し、予めネットワーク環境情報と識別子との間のマッピング関係を設定することにより、目標対象の識別子に基づいて目標対象のネットワーク環境情報を決定することができる。
【0087】
本開示の実施例によれば、目標リンク情報には、目標対象のネットワーク環境が含まれるとともに、目標情報の記憶アドレスが含まれるため、ユーザが目標リンク情報をクリックすると、目標情報を適時にダウンロードし、情報照会効率を向上させるために、情報ダウンロードインタフェースに直接ジャンプすることができる。
【0088】
本開示の実施例によれば、目標情報の返信方式に対して、目標情報をダウンロードするためのリンク情報を返信するほか、レンダリングテンプレートを配置することにより、可視化インタフェースの形式でクライアントに返信して表示し、ユーザ体験を向上させることができる。
【0089】
図6は、本開示の実施例に係る情報照会装置のブロック図を模式的に示す。
【0090】
図6に示すように、当該情報照会装置600は、第1の取得モジュール610、処理モジュール620及び照会モジュール630を含んでもよい。
【0091】
第1の取得モジュール610は、受信した目標対象からの情報照会要求に応答して、情報照会要求に対応する照会すべき期間、照会すべきアイテム数及び目標対象の対象識別子を取得する。
【0092】
処理モジュール620は、照会すべき期間、照会すべきアイテム数、対象識別子及び所定のパラメータフォーマットテキストを処理して、目標パラメータを取得し、目標パラメータは、情報照会システムの照会インタフェースの入力パラメータを表す。
【0093】
照会モジュール630は、目標パラメータに基づいて、照会インタフェースを呼び出すことにより、情報照会システムから目標情報を取得する。
【0094】
本開示の実施例によれば、照会モジュールは、解析サブモジュールと、取得サブモジュールと、照会サブモジュールとを含んでもよい。
【0095】
解析サブモジュールは、目標パラメータを解析し、解析結果を取得し、ここで、解析結果は、目標照会期間、目標アイテム数及び対象識別子を含む。
【0096】
取得サブモジュールは、解析結果に基づいて照会属性情報を取得する。
【0097】
照会サブモジュールは、照会属性情報に基づいて、情報照会システムから目標情報を取得する。解析結果が情報照会要求とマッチングすることに応答して、照会属性情報は、目標照会期間、目標アイテム数及び対象識別子を含む。解析結果が情報照会要求とマッチングしないことに応答して、照会属性情報は、所定照会期間と、所定照会アイテム数と、目標対象の識別子とを含む。
【0098】
本開示の実施例によれば、情報照会システムは、少なくとも2つの目標対象の履歴アイテムダウンロード情報を含み、第1の照会サブモジュールは、第1の決定ユニット及び第2の決定ユニットを含んでもよい。
【0099】
第1の決定ユニットは、少なくとも2つの目標対象の履歴アイテムダウンロード情報から、対象識別子に対応する目標履歴アイテムダウンロード情報を決定する。
【0100】
第2の決定ユニットは、目標履歴アイテムダウンロード情報から、照会属性情報に対応する第1の目標情報を決定する。
【0101】
本開示の実施例によれば、情報照会システムは、情報と情報の記憶アドレスとの間のマッピング関係を含み、上記装置は、決定モジュールと、第2の取得モジュールと、第1の生成モジュールとをさらに含む。
【0102】
決定モジュールは、マッピング関係に基づいて、目標情報に対応する記憶アドレス情報を決定する。
【0103】
第2の取得モジュールは、目標対象のネットワーク環境情報を取得する。
【0104】
第1の生成モジュールは、記憶アドレス情報とネットワーク環境情報とをスティッチングして、目標対象が目標情報をダウンロードするための目標リンク情報を生成する。
【0105】
本開示の実施例によれば、処理モジュールは、構築サブモジュール及び処理サブモジュールを含んでもよい。
【0106】
構築サブモジュールは、照会すべき期間、照会すべきアイテム数、目標対象の識別子及び所定のパラメータフォーマットテキストに基づいて、提示テキストを構築する。処理サブモジュールは、生成式大規模モデルを用いて提示テキストを処理し、目標パラメータを取得する。
【0107】
本開示の実施例によれば、上記装置は、第3の取得モジュール及び第3の生成モジュールをさらに含んでもよい。
【0108】
第3の取得モジュールは、目標アイテムのコンテンツ情報及び所定のテンプレートを取得し、ここで、所定のテンプレートには、コンテンツに対応する充填位置、名称フィールド及びコンテンツフィールドが含まれる。
【0109】
第3の生成モジュールは、充填位置に応じて、コンテンツ情報を名称フィールドに対応するコンテンツフィールドに充填し、目標アイテムの情報を生成する。
【0110】
本開示の実施例によれば、上記装置は、配置モジュール及び記憶モジュールをさらに含んでもよい。配置モジュールは、目標アイテムのダウンロード対象識別子に従って、目標記憶アドレスを配置する。記憶モジュールは、目標アイテムの情報を目標記憶アドレスに従って記憶する。
【0111】
本開示の実施例によれば、本開示は、電子機器、可読記憶媒体及びコンピュータプログラムをさらに提供する。
【0112】
本開示の実施例によれば、電子機器は、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサと通信接続されるメモリとを含み、メモリには、少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶され、少なくとも1つのプロセッサが上記の方法を実行するように、命令は、少なくとも1つのプロセッサによって実行される。
【0113】
本開示の実施例によれば、コンピュータ命令が記憶されている非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であって、コンピュータ命令は、コンピュータに上記の方法を実行させる。
【0114】
本開示の実施例によれば、コンピュータプログラムは、プロセッサによって実行されると、上記の方法を実現する。
【0115】
図7は、本開示の実施例の例示電子機器700を実施するための例示的なブロック図を示す。電子デバイスは、例えば、ラップトップ型コンピュータ、デスクトップコンピュータ、作業台、パーソナルデジタルアシスタント、サーバ、ブレードサーバ、大型コンピュータ、及び他の適切なコンピュータという様々な形式のデジタルコンピュータを表示することを意図する。電子デバイスは、さらに、例えば、パーソナルデジタルアシスタント、携帯電話、スマートフォン、ウェアラブルデバイス及び他の類似の計算装置という様々な形式の移動装置を表示してもよい。本明細書に示された部材、それらの接続及び関係、及びそれらの機能は例示に過ぎず、本明細書に記載された及び/又は要求された本開示の実現を限定するものではない。
【0116】
図7に示すように、デバイス700は、計算ユニット701を含み、それはリードオンリーメモリ(ROM)702に記憶されたコンピュータプログラム又は記憶ユニット708からランダムアクセスメモリ(RAM)703にロードされたコンピュータプログラムに基づいて、様々な適切な動作及び処理を実行することができる。RAM 703には、さらにデバイス700の操作に必要な様々なプログラム及びデータを記憶することができる。計算ユニット701、ROM 702、およびRAM 703は、バス704を介して相互に接続されている。バス704には、入出力(I/O)インタフェース705も接続されている。
【0117】
デバイス700における複数の部品は、I/Oインタフェース705に接続され、例えばキーボード、マウス等の入力ユニット706と、例えば様々な種別のディスプレイ、スピーカ等の出力ユニット707と、例えば磁気ディスク、光ディスク等の記憶ユニット708と、例えばネットワークカード、モデム、無線通信トランシーバ等の通信ユニット709とを含む。通信ユニット709は、デバイス700がインターネット等のコンピュータネットワーク及び/又は各種の電気通信網を介して他のデバイスと情報/データをやり取りすることを可能にする。
【0118】
計算ユニット701は、処理及び計算能力を有する各種の汎用及び/又は専用の処理モジュールであってもよい。計算ユニット701の幾つかの例としては、中央処理装置(CPU)、GPU(Graphics Processing Unit)、各種専用の人工知能(AI)演算チップ、機械学習モデルアルゴリズムを運行する各種の計算ユニット、DSP(Digital Signal Processor)、並びに任意の適切なプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等が挙げられるが、これらに限定されない。計算ユニット701は、例えば情報照会方法のような前記記載された各方法と処理を実行する。例えば、いくつかの実施例において、情報照会方法は、例えば記憶ユニット708のような機械可読媒体に有形的に含まれるコンピュータソフトウェアプログラムとして実現されてもよい。いくつかの実施例において、コンピュータプログラムの一部又は全部は、ROM702及び/又は通信ユニット709を介してデバイス700にロード及び/又はインストールされてもよい。コンピュータプログラムがRAM703にロードされて計算ユニット701により実行される場合、前記記載されたウェブページ識別方法の1つ又は複数のステップを実行してもよい。代替的に、別の実施例において、計算ユニット701は、他の任意の適切な形態(例えば、ファームウェアを介する)により情報照会方法を実行するように構成されてもよい。
【0119】
本明細書で説明されたシステム及び技術の様々な実施形態は、デジタル電子回路システム、集積回路システム、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準製品(ASSP)、システムオンチップ(SOC)、コンプレックスプログラマブルロジックデバイス(CPLD)、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、及び/又はそれらの組み合わせにおいて実現されてもよい。これらの様々な実施形態は、1つ又は複数のコンピュータプログラムにおいて実施され、該1つ又は複数のコンピュータプログラムは、少なくとも1つのプログラムブルプロセッサを含むプログラムブルシステムで実行され及び/又は解釈されることが可能であり、該プログラムブルプロセッサは、専用又は汎用のプログラムブルプロセッサであってもよく、記憶システム、少なくとも1つの入力装置、及び少なくとも1つの出力装置からデータ及び命令を受信し、かつデータ及び命令を該記憶システム、該少なくとも1つの入力装置、及び該少なくとも1つの出力装置に伝送することができることを含んでもよい。
【0120】
本開示の方法を実施するためのプログラムコードは、1つ又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで作成されてもよい。これらのプログラムコードは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ又は他のプログラムブルデータ処理装置のプロセッサ又はコントローラに提供されてもよく、それによって、プログラムコードがプロセッサ又はコントローラにより実行される時に、フローチャート及び/又はブロック図に規定された機能/操作が実施される。プログラムコードは、機器に完全に実行されてもよく、部分的に機器で実行されてるかもよく、独立したソフトウェアパッケージとして部分的に機器で実行され、かつ部分的に遠隔機器で実行されるか又は完全に遠隔機器又はサーバで実行されてもよい。
【0121】
本開示のコンテキストにおいて、機械可読媒体は、有形の媒体であってもよく、命令実行システム、装置又はデバイスに使用され、又は命令実行システム、装置又は機器と組み合わせて使用されるプログラムを含んで又は記憶してもよい。機械可読媒体は、機械可読信号媒体又は機械可読記憶媒体であってもよい。機械可読媒体は、電子の、磁気的、光学的、電磁的、赤外線の、又は半導体システム、装置又はデバイス、又は前記内容の任意の適切な組み合わせを含んでもよいが、それらに限定されない。機械可読記憶媒体のより具体的な例としては、1つ以上の線による電気的接続、携帯式コンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、コンパクトディスクリードオンリーメモリ(CD-ROM)、光学記憶装置、磁気記憶装置、又は前記内容の任意の適切な組み合わせを含む。
【0122】
ユーザとのインタラクションを提供するために、コンピュータにここで説明されたシステム及び技術を実施させてもよく、該コンピュータは、ユーザに情報を表示するための表示装置(例えば、CRT(陰極線管)又はLCD(液晶ディスプレイ)モニタ)と、キーボード及びポインティングデバイス(例えば、マウス又はトラックボール)とを備え、ユーザは、該キーボード及び該ポインティングデバイスを介して入力をコンピュータに提供することができる。他の種別の装置は、さらにユーザとのインタラクションを提供してもよく、例えば、ユーザに提供されたフィードバックは、いかなる形式のセンシングフィードバック(例えば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、又は触覚フィードバック)であってもよく、かついかなる形式(音声入力、語音入力又は触覚入力を含む)でユーザからの入力を受信してもよい。
【0123】
ここで説明されたシステム及び技術は、バックグラウンド部品を含むコンピューティングシステム(例えば、データサーバとする)、又はミドルウェア部品を含むコンピューティングシステム(例えば、アプリケーションサーバ)、又はフロントエンド部品を含むコンピューティングシステム(例えば、グラフィカルユーザインタフェース又はウェブブラウザを有するユーザコンピュータ、ユーザが該グラフィカルユーザインタフェース又は該ネットワークブラウザを介してここで説明されたシステム及び技術の実施形態とインタラクションすることができる)、又はこのようなバックグラウンド部品、ミドルウェア部品、又はフロントエンド部品のいずれかの組み合わせを含むコンピューティングシステムに実施されることが可能である。任意の形式又は媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)によりシステムの部品を互いに接続することができる。通信ネットワークの例としては、局所エリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)及びインターネットを例示的に含む。
【0124】
コンピュータシステムは、クライアント及びサーバを含んでよい。クライアントとサーバ同士は、一般的に離れており、通常、通信ネットワークを介してインタラクションする。クライアントとサーバとの関係は、該当するコンピュータ上でランニングし、クライアント-サーバの関係を有するコンピュータプログラムによって生成される。サーバは、クラウドサーバであってもよく、分散システムのサーバ、またはブロックチェーンと組み合わせたサーバであってよい。
【0125】
理解されるべきこととして、以上に示された様々な形式のフローを使用してもよく、ステップを改めてソーティングしたり、付加したり又は削除してもよい。例えば、本発明に記載の各ステップは、並列的に実行されたり、順次に実行されたり、又は異なる順序で実行されてもよく、本開示の技術案の所望の結果を実現することができれば、本明細書はここで限定されない。
【0126】
前記具体的な実施形態は、本開示の保護範囲を限定するものではない。当業者であれば、設計要件及び他の要因に応じて、様々な修正、組み合わせ、サブコンビネーション及び代替を行うことが可能であると理解すべきである。本開示の精神と原則内で行われた任意の修正、均等置換及び改良などは、いずれも本開示の保護範囲内に含まれるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【外国語明細書】