IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ クゥアルコム・インコーポレイテッドの特許一覧

特開2024-161388マシンタイプ通信(MTC)のためのランダムアクセス手順およびブロードキャスト優先度付け
<>
  • 特開-マシンタイプ通信(MTC)のためのランダムアクセス手順およびブロードキャスト優先度付け 図1
  • 特開-マシンタイプ通信(MTC)のためのランダムアクセス手順およびブロードキャスト優先度付け 図2
  • 特開-マシンタイプ通信(MTC)のためのランダムアクセス手順およびブロードキャスト優先度付け 図3
  • 特開-マシンタイプ通信(MTC)のためのランダムアクセス手順およびブロードキャスト優先度付け 図4
  • 特開-マシンタイプ通信(MTC)のためのランダムアクセス手順およびブロードキャスト優先度付け 図5A
  • 特開-マシンタイプ通信(MTC)のためのランダムアクセス手順およびブロードキャスト優先度付け 図5B
  • 特開-マシンタイプ通信(MTC)のためのランダムアクセス手順およびブロードキャスト優先度付け 図6
  • 特開-マシンタイプ通信(MTC)のためのランダムアクセス手順およびブロードキャスト優先度付け 図7
  • 特開-マシンタイプ通信(MTC)のためのランダムアクセス手順およびブロードキャスト優先度付け 図8
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024161388
(43)【公開日】2024-11-19
(54)【発明の名称】マシンタイプ通信(MTC)のためのランダムアクセス手順およびブロードキャスト優先度付け
(51)【国際特許分類】
   H04W 74/0833 20240101AFI20241112BHJP
   H04W 72/0446 20230101ALI20241112BHJP
【FI】
H04W74/0833
H04W72/0446
【審査請求】有
【請求項の数】8
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024117634
(22)【出願日】2024-07-23
(62)【分割の表示】P 2023007324の分割
【原出願日】2016-01-29
(31)【優先権主張番号】62/110,164
(32)【優先日】2015-01-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/165,823
(32)【優先日】2015-05-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】15/009,804
(32)【優先日】2016-01-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】マドハバン・スリニバサン・バジャペヤム
(72)【発明者】
【氏名】ハオ・シュ
(72)【発明者】
【氏名】ピーター・ガール
(72)【発明者】
【氏名】ワンシ・チェン
(72)【発明者】
【氏名】アルベルト・リコ・アルバリーニョ
(72)【発明者】
【氏名】セイエド・アリ・アクバル・ファクーリアン
(57)【要約】      (修正有)
【課題】マシンタイプ通信(MTC)デバイスおよび拡張MTC(eMTC)におけるブロードキャスト送信のランダムアクセス手順および/または優先度付け方法及び装置を提供する。
【解決手段】例示的な方法は、バンドルされたランダムアクセスチャネル(RACH)メッセージをUEが基地局(BS)に送信し得る複数のサブフレームを決定することと、複数のサブフレーム内で、バンドルされたRACHメッセージを送信するための少なくとも1つの狭帯域領域を決定することと、バンドルされたRACHメッセージのためのバンドリングサイズを決定することと、バンドリングサイズが、バンドルされたRACHメッセージが送信される複数のサブフレームの数を示す、決定されたバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づいて、複数のサブフレームの狭帯域領域中でバンドルされたRACHメッセージを送信することと、を含む。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための方法であって、
バンドルされたランダムアクセスチャネル(RACH)メッセージを前記UEが基地局(BS)に送信し得る複数のサブフレームを決定することと、
前記複数のサブフレーム内で、前記バンドルされたRACHメッセージを送信するための少なくとも1つの狭帯域領域を決定することと、
前記バンドルされたRACHメッセージのためのバンドリングサイズを決定することと、前記バンドリングサイズが、前記バンドルされたRACHメッセージが送信される前記複数のサブフレームの数を示す、
前記決定されたバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づいて、前記複数のサブフレームの前記少なくとも1つの狭帯域領域中で前記バンドルされたRACHメッセージを送信することとを備える、方法。
【請求項2】
前記複数のサブフレームが、前記バンドルされたRACHメッセージの開始サブフレームとして利用可能な特定のサブフレームに少なくとも部分的に基づいて決定される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記バンドルされたRACHメッセージのための前記バンドリングサイズが、前記BSからのブロードキャストシグナリングに少なくとも部分的に基づいて決定される、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記バンドルされたRACHメッセージのための前記バンドリングサイズが、前記バンドルされたRACHメッセージの前記少なくとも1つの狭帯域領域のロケーション、または開始サブフレームに少なくとも部分的に基づいて決定される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記バンドルされたRACHメッセージのための前記バンドリングサイズが、推定カバレージ拡張ターゲットに少なくとも部分的に基づいて決定される、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記バンドルされたRACHメッセージのための前記バンドリングサイズが、前のバンドルされたRACHメッセージを正常に復号することの前記BSの成功または失敗に少なくとも部分的に基づいて決定される、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記成功または失敗が、前に送信されたバンドルされたRACHメッセージについての前記BSからのランダムアクセス応答メッセージを正常に復号することに少なくとも部分的に基づいて決定される、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記前のバンドルされたRACHメッセージを正常に復号することの前記BSの失敗に応答して、
前記前のバンドルされたRACHメッセージのためのバンドリングサイズに対して前記バンドルされたRACHメッセージのための前記バンドリングサイズを増加させること、または
前記前のバンドルされたRACHメッセージのための送信電力に対して前記バンドルされたRACHメッセージのための送信電力を増加させることのうちの少なくとも1つをさらに備える、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記BSからバンドルされたランダムアクセス応答メッセージを受信することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージの制御部分の狭帯域領域またはバンドリングサイズのうちの少なくとも1つが、前記選択されたバンドルされたRACHメッセージからの少なくとも1つのプロパティの決定に少なくとも部分的に基づく、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記少なくとも1つのプロパティが、前記バンドルされたRACHメッセージの前記少なくとも1つの狭帯域領域または前記バンドリングサイズのうちの少なくとも1つを備える、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージのタイミングが、前記バンドルされたRACHメッセージの前記バンドリングサイズに少なくとも部分的に基づく、請求項9に記載の方法。
【請求項13】
前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージは、前記UEが接続要求メッセージを送信するための狭帯域領域またはバンドリングサイズのうちの少なくとも1つを示す、請求項9に記載の方法。
【請求項14】
前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージは、前記UEが前記BSから競合解消メッセージを受信するための狭帯域領域またはバンドリングサイズのうちの少なくとも1つを示す、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージが、接続要求メッセージを送信するための許可を提供し、前記許可が、トランスポートブロックサイズ(TBS)と、バンドリング長さと、サブバンドホッピングインジケータと、送信電力制御(TPC)とのうちの少なくとも1つについての情報を示す、請求項9に記載の方法。
【請求項16】
接続要求メッセージを送信するタイミングが、前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージまたは前記接続要求メッセージのうちの少なくとも1つのバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づく、請求項9に記載の方法。
【請求項17】
前記BSからの競合解消メッセージの狭帯域領域またはバンドリングサイズのうちの少なくとも1つが、前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージの狭帯域領域またはバンドリングサイズのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて決定される、請求項9に記載の方法。
【請求項18】
前記BSから収集すべきメッセージのタイプを決定するための前記UEの優先度を適用することと、ここにおいて、メッセージの前記タイプが、ランダムアクセス応答メッセージ、ページングメッセージ、またはシステム情報を搬送するブロードキャストメッセージのうちの1つを備える、
前記UEの前記優先度に少なくとも部分的に基づいて、前記BSからのメッセージの前記タイプについて監視することとをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
ワイヤレス通信のための装置であって、
バンドルされたランダムアクセスチャネル(RACH)メッセージを前記装置が基地局(BS)に送信し得る複数のサブフレームを決定するための手段と、
前記複数のサブフレーム内で、前記バンドルされたRACHメッセージを送信するための少なくとも1つの狭帯域領域を決定するための手段と、
前記バンドルされたRACHメッセージのためのバンドリングサイズを決定するための手段と、前記バンドリングサイズが、前記バンドルされたRACHメッセージが送信される前記複数のサブフレームの数を示す、
前記決定されたバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づいて、前記複数のサブフレームの前記少なくとも1つの狭帯域領域中で前記バンドルされたRACHメッセージを送信するための手段とを備える、装置。
【請求項20】
前記複数のサブフレームが、前記バンドルされたRACHメッセージの開始サブフレームとして利用可能な特定のサブフレームに少なくとも部分的に基づいて決定される、請求項19に記載の装置。
【請求項21】
前記バンドルされたRACHメッセージのための前記バンドリングサイズが、前記BSからのブロードキャストシグナリングに少なくとも部分的に基づいて決定される、請求項19に記載の装置。
【請求項22】
前記バンドルされたRACHメッセージのための前記バンドリングサイズが、前記バンドルされたRACHメッセージの前記少なくとも1つの狭帯域領域のロケーション、または開始サブフレームに少なくとも部分的に基づいて決定される、請求項19に記載の装置。
【請求項23】
前記バンドルされたRACHメッセージのための前記バンドリングサイズが、推定カバレージ拡張ターゲットに少なくとも部分的に基づいて決定される、請求項19に記載の装置。
【請求項24】
前記バンドルされたRACHメッセージのための前記バンドリングサイズが、前のバンドルされたRACHメッセージを正常に復号することの前記BSの成功または失敗に少なくとも部分的に基づいて決定される、請求項19に記載の装置。
【請求項25】
ランダムアクセス応答メッセージを復号するための手段をさらに備え、ここにおいて、前記成功または失敗が、前に送信されたバンドルされたRACHメッセージについての前記BSからの前記ランダムアクセス応答メッセージを正常に復号することに少なくとも部分的に基づいて決定される、請求項24に記載の装置。
【請求項26】
前記前のバンドルされたRACHメッセージを正常に復号することの前記BSの失敗に応答して、
前記前のバンドルされたRACHメッセージのためのバンドリングサイズに対して前記バンドルされたRACHメッセージのための前記バンドリングサイズ、または
前記前のバンドルされたRACHメッセージのための送信電力に対して前記バンドルされたRACHメッセージのための送信電力のうちの少なくとも1つを増加させるための手段をさらに備える、請求項24に記載の装置。
【請求項27】
前記BSからバンドルされたランダムアクセス応答メッセージを受信するための手段をさらに備える、請求項19に記載の装置。
【請求項28】
前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージの制御部分の狭帯域領域またはバンドリングサイズのうちの少なくとも1つが、前記選択されたバンドルされたRACHメッセージからの少なくとも1つのプロパティの決定に少なくとも部分的に基づく、請求項27に記載の装置。
【請求項29】
前記少なくとも1つのプロパティが、前記バンドルされたRACHメッセージの前記少なくとも1つの狭帯域領域または前記バンドリングサイズのうちの少なくとも1つを備える、請求項27に記載の装置。
【請求項30】
前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージのタイミングが、前記バンドルされたRACHメッセージの前記バンドリングサイズに少なくとも部分的に基づく、請求項27に記載の装置。
【請求項31】
接続要求メッセージを送信するための手段をさらに備え、ここにおいて、前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージは、前記装置が前記接続要求メッセージを送信するための狭帯域領域またはバンドリングサイズのうちの少なくとも1つを示す、請求項27に記載の装置。
【請求項32】
競合解消メッセージを受信するための手段をさらに備え、ここにおいて、前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージは、前記装置が前記BSから前記競合解消メッセージを受信するための狭帯域領域またはバンドリングサイズのうちの少なくとも1つを示す、請求項31に記載の装置。
【請求項33】
接続要求メッセージを送信するための手段をさらに備え、ここにおいて、前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージが、前記接続要求メッセージを送信するための許可を提供し、前記許可が、トランスポートブロックサイズ(TBS)と、バンドリング長さと、サブバンドホッピングインジケータと、送信電力制御(TPC)とのうちの少なくとも1つについての情報を示す、請求項27に記載の装置。
【請求項34】
接続要求メッセージを送信するための手段をさらに備え、ここにおいて、前記接続要求メッセージを送信するタイミングが、前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージまたは前記接続要求メッセージのうちの少なくとも1つのバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づく、請求項27に記載の装置。
【請求項35】
競合解消メッセージを受信するための手段をさらに備え、ここにおいて、前記BSからの前記競合解消メッセージの狭帯域領域またはバンドリングサイズのうちの少なくとも1つが、前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージの狭帯域領域またはバンドリングサイズのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて決定される、請求項27に記載の装置。
【請求項36】
前記BSから収集すべきメッセージのタイプを決定するための前記装置の優先度を適用するための手段と、ここにおいて、メッセージの前記タイプが、ランダムアクセス応答メッセージ、ページングメッセージ、またはシステム情報を搬送するブロードキャストメッセージのうちの1つを備える、
前記装置の前記優先度に少なくとも部分的に基づいて、前記BSからのメッセージの前記タイプについて監視するための手段とをさらに備える、請求項19に記載の装置。
【請求項37】
ワイヤレス通信のための装置であって、
バンドルされたランダムアクセスチャネル(RACH)メッセージを前記装置が基地局(BS)に送信し得る複数のサブフレームを決定することと、
前記複数のサブフレーム内で、前記バンドルされたRACHメッセージを送信するための少なくとも1つの狭帯域領域を決定することと、
前記バンドルされたRACHメッセージのためのバンドリングサイズを決定することと、前記バンドリングサイズが、前記バンドルされたRACHメッセージが送信される前記複数のサブフレームの数を示す、
を行うように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
前記決定されたバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づいて、前記複数のサブフレームの前記少なくとも1つの狭帯域領域中で前記バンドルされたRACHメッセージを送信するように構成された送信機と、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリとを備える、装置。
【請求項38】
ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のためのコンピュータ可読媒体であって、 バンドルされたランダムアクセスチャネル(RACH)メッセージを前記UEが基地局(BS)に送信し得る複数のサブフレームを決定するためのコードと、
前記複数のサブフレーム内で、前記バンドルされたRACHメッセージを送信するための少なくとも1つの狭帯域領域を決定するためのコードと、
前記バンドルされたRACHメッセージのためのバンドリングサイズを決定するためのコードと、前記バンドリングサイズが、前記バンドルされたRACHメッセージが送信される前記複数のサブフレームの数を示す、
前記決定されたバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づいて、前記複数のサブフレームの前記少なくとも1つの狭帯域領域中で前記バンドルされたRACHメッセージを送信するためのコードとを備えるコンピュータ実行可能コードを記憶した、コンピュータ可読媒体。
【請求項39】
基地局(BS)によるワイヤレス通信のための方法であって、
バンドルされたランダムアクセスチャネル(RACH)メッセージをユーザ機器(UE)が前記BSに送信し得る複数のサブフレームを決定することと、
前記複数のサブフレーム内で、前記バンドルされたRACHメッセージを受信するための少なくとも1つの狭帯域領域を決定することと、
前記バンドルされたRACHメッセージのためのバンドリングサイズを決定することと、前記バンドリングサイズが、前記バンドルされたRACHメッセージが前記UEによって送信される前記複数のサブフレームの数を示す、
前記決定されたバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づいて、前記複数のサブフレームの前記少なくとも1つの狭帯域領域中で前記バンドルされたRACHメッセージを受信することとを備える、方法。
【請求項40】
前記複数のサブフレームが、前記バンドルされたRACHメッセージの開始サブフレームとして利用可能な特定のサブフレームに少なくとも部分的に基づいて決定される、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
前記バンドルされたRACHメッセージのための前記バンドリングサイズが、前記BSからのブロードキャストシグナリングに少なくとも部分的に基づいて決定される、請求項39に記載の方法。
【請求項42】
前記バンドルされたRACHメッセージのための前記バンドリングサイズが、前記バンドルされたRACHメッセージの前記少なくとも1つの狭帯域領域のロケーション、または開始サブフレームに少なくとも部分的に基づいて決定される、請求項39に記載の方法。
【請求項43】
前記バンドルされたRACHメッセージのための前記バンドリングサイズが、推定カバレージ拡張ターゲットに少なくとも部分的に基づいて決定される、請求項39に記載の方法。
【請求項44】
前記バンドルされたRACHメッセージのための前記バンドリングサイズが、前のバンドルされたRACHメッセージを正常に復号することの前記BSの成功または失敗に少なくとも部分的に基づいて決定される、請求項39に記載の方法。
【請求項45】
前記成功または失敗は、前のバンドルされたRACHメッセージについての前記BSからのランダムアクセス応答メッセージを前記UEが正常に復号することに少なくとも部分的に基づいて決定される、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
前記BSからバンドルされたランダムアクセス応答メッセージを送信することをさらに備える、請求項39に記載の方法。
【請求項47】
前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージの制御部分の狭帯域領域またはバンドリングサイズのうちの少なくとも1つが、前記バンドルされたRACHメッセージからの少なくとも1つのプロパティの決定に少なくとも部分的に基づいて決定される、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
前記バンドルされたRACHメッセージからの前記少なくとも1つのプロパティが、前記バンドルされたRACHメッセージの前記少なくとも1つの狭帯域領域または前記バンドリングサイズのうちの少なくとも1つを備える、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
前記ランダムアクセス応答メッセージのタイミングが、前記バンドルされたRACHメッセージの前記バンドリングサイズに少なくとも部分的に基づく、請求項46に記載の方法。
【請求項50】
前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージは、前記UEが接続要求メッセージを送信するための狭帯域領域またはバンドリングサイズのうちの少なくとも1つを示す、請求項46に記載の方法。
【請求項51】
前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージは、前記UEが前記BSから競合解消メッセージを受信するための狭帯域領域またはバンドリングサイズのうちの少なくとも1つを示す、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージが、接続要求メッセージを送信するための許可を提供し、前記許可が、トランスポートブロックサイズ(TBS)と、バンドリング長さと、サブバンドホッピングインジケータと、送信電力制御(TPC)とのうちの少なくとも1つについての情報を示す、請求項46に記載の方法。
【請求項53】
接続要求メッセージを受信するタイミングが、前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージまたは前記接続要求メッセージのうちの少なくとも1つのバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づく、請求項46に記載の方法。
【請求項54】
前記BSからの競合解消メッセージの狭帯域領域またはバンドリングサイズのうちの少なくとも1つが、前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージの狭帯域領域またはバンドリングサイズのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて決定される、請求項46に記載の方法。
【請求項55】
ワイヤレス通信のための装置であって、
バンドルされたランダムアクセスチャネル(RACH)メッセージをユーザ機器(UE)が前記装置に送信し得る複数のサブフレームを決定するための手段と、
前記複数のサブフレーム内で、前記バンドルされたRACHメッセージを受信するための少なくとも1つの狭帯域領域を決定するための手段と、
前記バンドルされたRACHメッセージのためのバンドリングサイズを決定するための手段と、前記バンドリングサイズが、前記バンドルされたRACHメッセージが前記UEによって送信される前記複数のサブフレームの数を示す、
前記決定されたバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づいて、前記複数のサブフレームの前記少なくとも1つの狭帯域領域中で前記バンドルされたRACHメッセージを受信するための手段とを備える、装置。
【請求項56】
前記複数のサブフレームが、前記バンドルされたRACHメッセージの開始サブフレームとして利用可能な特定のサブフレームに少なくとも部分的に基づいて決定される、請求項55に記載の装置。
【請求項57】
前記バンドルされたRACHメッセージのための前記バンドリングサイズが、前記装置からのブロードキャストシグナリングに少なくとも部分的に基づいて決定される、請求項55に記載の装置。
【請求項58】
前記バンドルされたRACHメッセージのための前記バンドリングサイズが、前記バンドルされたRACHメッセージの前記少なくとも1つの狭帯域領域のロケーション、または開始サブフレームに少なくとも部分的に基づいて決定される、請求項55に記載の装置。
【請求項59】
前記バンドルされたRACHメッセージのための前記バンドリングサイズが、推定カバレージ拡張ターゲットに少なくとも部分的に基づいて決定される、請求項55に記載の装置。
【請求項60】
前記バンドルされたRACHメッセージのための前記バンドリングサイズが、前のバンドルされたRACHメッセージを正常に復号することの前記装置の成功または失敗に少なくとも部分的に基づいて決定される、請求項55に記載の装置。
【請求項61】
前記成功または失敗は、前のバンドルされたRACHメッセージについての前記装置からのランダムアクセス応答メッセージを前記UEが正常に復号することに少なくとも部分的に基づいて決定される、請求項60に記載の装置。
【請求項62】
前記装置からバンドルされたランダムアクセス応答メッセージを送信するための手段をさらに備える、請求項55に記載の装置。
【請求項63】
前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージの制御部分の狭帯域領域またはバンドリングサイズのうちの少なくとも1つが、前記バンドルされたRACHメッセージからの少なくとも1つのプロパティの決定に少なくとも部分的に基づく、請求項62に記載の装置。
【請求項64】
前記バンドルされたRACHメッセージからの前記少なくとも1つのプロパティが、前記バンドルされたRACHメッセージの前記少なくとも1つの狭帯域領域または前記バンドリングサイズのうちの少なくとも1つを備える、請求項63に記載の装置。
【請求項65】
前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージのタイミングが、前記バンドルされたRACHメッセージの前記バンドリングサイズに少なくとも部分的に基づく、請求項62に記載の装置。
【請求項66】
前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージは、前記UEが接続要求メッセージを送信するための狭帯域領域またはバンドリングサイズのうちの少なくとも1つを示す、請求項62に記載の装置。
【請求項67】
前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージは、前記UEが前記装置から競合解消メッセージを受信するための狭帯域領域またはバンドリングサイズのうちの少なくとも1つを示す、請求項66に記載の装置。
【請求項68】
前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージが、接続要求メッセージを送信するための許可を提供し、前記許可が、トランスポートブロックサイズ(TBS)と、バンドリング長さと、サブバンドホッピングインジケータと、送信電力制御(TPC)とのうちの少なくとも1つについての情報を示す、請求項62に記載の装置。
【請求項69】
接続要求メッセージを受信するための手段をさらに備え、ここにおいて、前記接続要求メッセージを受信するタイミングが、前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージまたは前記接続要求メッセージのうちの少なくとも1つのバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づく、請求項62に記載の装置。
【請求項70】
競合解消メッセージを送信するための手段をさらに備え、ここにおいて、前記装置からの前記競合解消メッセージの狭帯域領域またはバンドリングサイズのうちの少なくとも1つが、前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージの狭帯域領域またはバンドリングサイズのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて決定される、請求項62に記載の装置。
【請求項71】
ワイヤレス通信のための装置であって、
バンドルされたランダムアクセスチャネル(RACH)メッセージをユーザ機器(UE)が前記装置に送信し得る複数のサブフレームを決定することと、
前記複数のサブフレーム内で、前記バンドルされたRACHメッセージを受信するための少なくとも1つの狭帯域領域を決定することと、
前記バンドルされたRACHメッセージのためのバンドリングサイズを決定することと、前記バンドリングサイズが、前記バンドルされたRACHメッセージが前記UEによって送信される前記複数のサブフレームの数を示す、
を行うように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
前記決定されたバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づいて、前記複数のサブフレームの前記少なくとも1つの狭帯域領域中で前記バンドルされたRACHメッセージを受信するように構成された受信機と、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリとを備える、装置。
【請求項72】
基地局(BS)によるワイヤレス通信のためのコンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータ可読媒体は、
バンドルされたランダムアクセスチャネル(RACH)メッセージをユーザ機器(UE)が前記BSに送信し得る複数のサブフレームを決定するためのコードと、
前記複数のサブフレーム内で、前記バンドルされたRACHメッセージを受信するための少なくとも1つの狭帯域領域を決定するためのコードと、
前記バンドルされたRACHメッセージのためのバンドリングサイズを決定するためのコードと、前記バンドリングサイズが、前記バンドルされたRACHメッセージが前記UEによって送信される前記複数のサブフレームの数を示す、
前記決定されたバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づいて、前記複数のサブフレームの前記少なくとも1つの狭帯域領域中で前記バンドルされたRACHメッセージを受信するためのコードとを備える、コンピュータ実行可能コードを記憶した、コンピュータ可読媒体。
【請求項73】
ランダムアクセスチャネル(RACH)プリアンブルのセットからRACHプリアンブルを選択することと、
前記RACHプリアンブルを備える物理RACH(PRACH)メッセージを送信することと、
前記RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づいてランダムアクセス応答(RAR)メッセージを受信するためのRARリソースを決定することと、
前記RARリソース上で前記RARメッセージを受信することとを備える、ワイヤレス通信の方法。
【請求項74】
前記RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数の制御チャネル復号候補を識別することと、
前記1つまたは複数の制御チャネル候補をブラインド復号することとをさらに備える、請求項73に記載の方法。
【請求項75】
前記1つまたは複数の制御チャネル復号候補を識別することが、アグリゲーションレベル、RARメッセージバンドリングサイズ、またはRARメッセージパケットサイズのうちの少なくとも1つを決定することを備える、請求項74に記載の方法。
【請求項76】
前記アグリゲーションレベルが拡張制御チャネル要素(ECCE)を備える、請求項75に記載の方法。
【請求項77】
前記RARメッセージパケットサイズが前記RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づく、請求項75に記載の方法。
【請求項78】
前記RACHプリアンブルが、前記RARメッセージのバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づいて選択される、請求項73に記載の方法。
【請求項79】
前記RARリソースが、キャリア帯域幅の狭帯域周波数領域、開始送信時間、開始サブフレーム、またはRARメッセージバンドリングサイズのうちの少なくとも1つを備える、請求項73に記載の方法。
【請求項80】
前記RARメッセージバンドリングサイズがPRACHメッセージバンドリングサイズに依存しない、請求項79に記載の方法。
【請求項81】
RACHプリアンブルを備える物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)メッセージを受信することと、
前記RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づいてランダムアクセス応答(RAR)メッセージを送信するためのRARリソースを選択することとを備える、ワイヤレス通信の方法。
【請求項82】
前記RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づいて前記RARメッセージのためのバンドリングサイズを決定することをさらに備える、請求項81に記載の方法。
【請求項83】
ワイヤレス通信のための装置であって、
ランダムアクセスチャネル(RACH)プリアンブルのセットからRACHプリアンブルを選択するための手段と、
前記RACHプリアンブルを備える物理RACH(PRACH)メッセージを送信するための手段と、
前記RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づいてランダムアクセス応答(RAR)メッセージを受信するためのRARリソースを決定するための手段と、
前記RARリソース上で前記RARメッセージを受信するための手段とを備える、装置。
【請求項84】
前記RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数の制御チャネル復号候補を識別するための手段と、
前記1つまたは複数の制御チャネル候補をブラインド復号するための手段とをさらに備える、請求項83に記載の装置。
【請求項85】
前記1つまたは複数の制御チャネル復号候補を識別するための前記手段が、アグリゲーションレベル、RARメッセージバンドリングサイズ、またはRARメッセージパケットサイズのうちの少なくとも1つを決定するための手段を備える、請求項84に記載の装置。
【請求項86】
前記アグリゲーションレベルが拡張制御チャネル要素(ECCE)を備える、請求項85に記載の装置。
【請求項87】
前記RARメッセージパケットサイズが前記RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づく、請求項85に記載の装置。
【請求項88】
前記RACHプリアンブルが、前記RARメッセージのバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づいて選択される、請求項83に記載の装置。
【請求項89】
前記RARリソースが、キャリア帯域幅の狭帯域周波数領域、開始送信時間、開始サブフレーム、またはRARメッセージバンドリングサイズのうちの少なくとも1つを備える、請求項83に記載の装置。
【請求項90】
前記RARメッセージバンドリングサイズがPRACHメッセージバンドリングサイズに依存しない、請求項89に記載の装置。
【請求項91】
ワイヤレス通信のための装置であって、
RACHプリアンブルを備える物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)メッセージを受信するための手段と、
前記RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づいてランダムアクセス応答(RAR)メッセージを送信するためのRARリソースを選択するための手段とを備える、装置。
【請求項92】
前記RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づいて前記RARメッセージのためのバンドリングサイズを決定するための手段をさらに備える、請求項91に記載の装置。
【請求項93】
ワイヤレス通信のための装置であって、
ランダムアクセスチャネル(RACH)プリアンブルのセットからRACHプリアンブルを選択することと、
送信機を介して、前記RACHプリアンブルを備える物理RACH(PRACH)メッセージを送信することと、
前記RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づいてランダムアクセス応答(RAR)メッセージを受信するためのRARリソースを決定することと、
受信機を介して、前記RARリソース上で前記RARメッセージを受信することと
を行うように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリとを備える、装置。
【請求項94】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数の制御チャネル復号候補を識別することと、
前記1つまたは複数の制御チャネル候補をブラインド復号することとを行うようにさらに構成された、請求項93に記載の装置。
【請求項95】
前記少なくとも1つのプロセッサが、アグリゲーションレベル、RARメッセージバンドリングサイズ、またはRARメッセージパケットサイズのうちの少なくとも1つを決定するように構成された、請求項94に記載の装置。
【請求項96】
前記アグリゲーションレベルが拡張制御チャネル要素(ECCE)を備える、請求項95に記載の装置。
【請求項97】
前記RARメッセージパケットサイズが前記RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づく、請求項95に記載の装置。
【請求項98】
前記RACHプリアンブルが、前記RARメッセージのバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づいて選択される、請求項93に記載の装置。
【請求項99】
前記RARリソースが、キャリア帯域幅の狭帯域周波数領域、開始送信時間、開始サブフレーム、またはRARメッセージバンドリングサイズのうちの少なくとも1つを備える、請求項93に記載の装置。
【請求項100】
前記RARメッセージバンドリングサイズがPRACHメッセージバンドリングサイズに依存しない、請求項99に記載の装置。
【請求項101】
ワイヤレス通信のための装置であって、
RACHプリアンブルを備える物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)メッセージを受信するように構成された受信機と、
前記RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づいてランダムアクセス応答(RAR)メッセージを送信するためのRARリソースを選択するように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリとを備える、装置。
【請求項102】
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づいて前記RARメッセージのためのバンドリングサイズを決定するようにさらに構成された、請求項101に記載の装置。
【請求項103】
ランダムアクセスチャネル(RACH)プリアンブルのセットからRACHプリアンブルを選択するためのコードと、
前記RACHプリアンブルを備える物理RACH(PRACH)メッセージを送信するためのコードと、
前記RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づいてランダムアクセス応答(RAR)メッセージを受信するためのRARリソースを決定するためのコードと、
前記RARリソース上で前記RARメッセージを受信するためのコードとを備える、コンピュータ実行可能コードを記憶した非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項104】
前記RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数の制御チャネル復号候補を識別するためのコードと、
前記1つまたは複数の制御チャネル候補をブラインド復号するためのコードとをさらに備える、請求項103に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項105】
前記1つまたは複数の制御チャネル復号候補を識別するための前記コードが、アグリゲーションレベル、RARメッセージバンドリングサイズ、またはRARメッセージパケットサイズのうちの少なくとも1つを決定するためのコードを備える、請求項104に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項106】
前記アグリゲーションレベルが拡張制御チャネル要素(ECCE)を備える、請求項105に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項107】
前記RARメッセージパケットサイズが前記RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づく、請求項105に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項108】
前記RACHプリアンブルが、前記RARメッセージのバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づいて選択される、請求項103に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項109】
前記RARリソースが、キャリア帯域幅の狭帯域周波数領域、開始送信時間、開始サブフレーム、またはRARメッセージバンドリングサイズのうちの少なくとも1つを備える、請求項103に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項110】
前記RARメッセージバンドリングサイズがPRACHメッセージバンドリングサイズに依存しない、請求項109に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項111】
RACHプリアンブルを備える物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)メッセージを受信するためのコードと、
前記RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づいてランダムアクセス応答(RAR)メッセージを送信するためのRARリソースを選択するためのコードとを備える、コンピュータ実行可能コードを記憶した非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項112】
前記RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づいて前記RARメッセージのためのバンドリングサイズを決定するためのコードをさらに備える、請求項111に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
[0001]本出願は、2015年1月30日に出願された米国仮出願第62/110,164号と、2015年5月22日に出願された米国仮出願第62/165,823号と、2016年1月28日に出願された米国特許出願第15/009,804号との利益を主張し、それら3つのすべての出願は、本出願の譲受人に譲渡され、参照により本明細書に明確に組み込まれる。
【0002】
[0002]本開示のいくつかの態様は、一般にワイヤレス通信に関し、より詳細には、マシンタイプ通信(MTC)デバイスおよび拡張または発展型MTC(eMTC)におけるブロードキャスト送信のランダムアクセス手順および/または優先度付けに関する。
【背景技術】
【0003】
[0003]ワイヤレス通信システムは、音声、データなど、様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、帯域幅および送信電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続システムであり得る。そのような多元接続システムの例としては、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))アドバンストシステムを含む第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))LTE、および直交周波数分割多元接続(OFDMA)システムがある。
【0004】
[0004]概して、ワイヤレス多元接続通信システムは、複数のワイヤレス端末のための通信を同時にサポートすることができる。各端末は、順方向リンクおよび逆方向リンク上での送信を介して1つまたは複数の基地局と通信する。順方向リンク(またはダウンリンク)は基地局から端末への通信リンクを指し、逆方向リンク(またはアップリンク)は端末から基地局への通信リンクを指す。この通信リンクは、単入力単出力、多入力単出力または多入力多出力(MIMO)システムを介して確立され得る。
【0005】
[0005]ワイヤレス通信ネットワークは、いくつかのワイヤレスデバイスの通信をサポートすることができるいくつかの基地局を含み得る。ワイヤレスデバイスはユーザ機器(UE)を含み得る。いくつかのUEは、基地局、別のリモートデバイス、または何らかの他のエンティティと通信し得る、リモートデバイスを含み得る、マシンタイプ通信(MTC)UEと見なされ得る。マシンタイプ通信(MTC)は、通信の少なくとも1つの終端上の少なくとも1つのリモートデバイスを伴う通信を指すことがあり、必ずしも人間の対話を必要とするとは限らない1つまたは複数のエンティティを伴うデータ通信の形態を含み得る。MTC UEは、たとえば、パブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)を介した、MTCサーバおよび/または他のMTCデバイスとのMTC通信が可能であるUEを含み得る。
【発明の概要】
【0006】
[0006]本開示のシステム、方法、およびデバイスは、それぞれいくつかの態様を有し、それらのうちの単一の態様が単独でその望ましい属性を担うわけではない。次に、以下の特許請求の範囲によって表される本開示の範囲を限定することなしに、いくつかの特徴について手短に説明する。この説明を考慮した後、特に「発明を実施するための形態」と題するセクションを読んだ後、本開示の特徴が、ワイヤレスネットワーク中のアクセスポイントと局との間の改善された通信を含む利点をどのように提供するかが理解されよう。
【0007】
[0007]MTCおよび拡張MTC(eMTC)におけるブロードキャスト送信のランダムアクセス手順および/または優先度付けのための技法および装置が本明細書で提供される。MTC/eMTCデバイスは、センサー、メーター、モニタ、ロケーションタグ、ドローン、トラッカー、ロボット/ロボティックデバイスなどのデバイスを含む。MTC/eMTCデバイスは、万物のインターネット(IoE:internet of everything)デバイスまたはモノのインターネット(IoT:internet of things)デバイス(たとえば、狭帯域IoT(NB-IoT)デバイス)として実装され得る。MTCデバイスなど、いくつかのデバイスのカバレージを向上させるために、いくつかの送信が送信のバンドルとして送られ、たとえば、複数のサブフレーム上で同じ情報が送信される、「バンドリング」が利用され得る。本開示のいくつかの態様は、ランダムアクセス手順中に交換されるメッセージのためのリソースおよび/またはバンドリングサイズを決定することに関係する。
【0008】
[0008]本開示のいくつかの態様は、ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための方法を提供する。本方法は、バンドルされたランダムアクセスチャネル(RACH)メッセージをUEが基地局(BS)に送信し得る複数のサブフレームを決定することと、複数のサブフレーム内で、RACHメッセージを送信するための少なくとも1つの狭帯域領域を決定することと、RACHメッセージのためのバンドリングサイズを決定することとを概して含む。バンドリングサイズは、RACHメッセージが送信される複数のサブフレームの数を示す。本方法はまた、決定されたバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づいて、複数のサブフレームの狭帯域領域中でRACHメッセージを送信することを含む。
【0009】
[0009]本開示のいくつかの態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。本装置は、バンドルされたRACHメッセージを本装置がBSに送信し得る複数のサブフレームを決定するための手段と、複数のサブフレーム内で、RACHメッセージを送信するための少なくとも1つの狭帯域領域を決定するための手段と、RACHメッセージのためのバンドリングサイズを決定するための手段とを概して含む。バンドリングサイズは、RACHメッセージが送信される複数のサブフレームの数を示す。本装置はまた、決定されたバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づいて、複数のサブフレームの狭帯域領域中でRACHメッセージを送信するための手段を含む。
【0010】
[0010]本開示のいくつかの態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。本装置は、バンドルされたRACHメッセージを本装置がBSに送信し得る複数のサブフレームを決定することと、複数のサブフレーム内で、RACHメッセージを送信するための少なくとも1つの狭帯域領域を決定することと、RACHメッセージのためのバンドリングサイズを決定することとを行うように構成された少なくとも1つのプロセッサを概して含む。バンドリングサイズは、RACHメッセージが送信される複数のサブフレームの数を示す。本装置はまた、決定されたバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づいて、複数のサブフレームの狭帯域領域中でRACHメッセージを送信するように構成された送信機を含み得る。本装置は、少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリをさらに含み得る。
【0011】
[0011]本開示のいくつかの態様は、コンピュータ実行可能コードを記憶したコンピュータ可読媒体を提供する。コンピュータ実行可能コードは、バンドルされたRACHメッセージをUEがBSに送信し得る複数のサブフレームを決定するためのコードと、複数のサブフレーム内で、RACHメッセージを送信するための少なくとも1つの狭帯域領域を決定するためのコードと、RACHメッセージのためのバンドリングサイズを決定するためのコードとを概して含む。バンドリングサイズは、RACHメッセージが送信される複数のサブフレームの数を示す。コンピュータ実行可能コードはまた、決定されたバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づいて、複数のサブフレームの狭帯域領域中でRACHメッセージを送信するためのコードを含む。
【0012】
[0012]本開示のいくつかの態様は、BSによるワイヤレス通信のための方法を提供する。本方法は、バンドルされたRACHメッセージをUEがBSに送信し得る複数のサブフレームを決定することと、複数のサブフレーム内で、RACHメッセージを受信するための少なくとも1つの狭帯域領域を決定することと、RACHメッセージのためのバンドリングサイズを決定することとを概して含む。バンドリングサイズは、RACHメッセージがUEによって送信される複数のサブフレームの数を示す。本方法はまた、決定されたバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づいて、複数のサブフレームの狭帯域領域中でRACHメッセージを受信することを含む。
【0013】
[0013]本開示のいくつかの態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。本装置は、バンドルされたRACHメッセージをUEが本装置に送信し得る複数のサブフレームを決定するための手段と、複数のサブフレーム内で、RACHメッセージを受信するための少なくとも1つの狭帯域領域を決定するための手段と、RACHメッセージのためのバンドリングサイズを決定するための手段とを概して含む。バンドリングサイズは、RACHメッセージがUEによって送信される複数のサブフレームの数を示す。本装置はまた、決定されたバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づいて、複数のサブフレームの狭帯域領域中でRACHメッセージを受信するための手段を含む。
【0014】
[0014]本開示のいくつかの態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。本装置は、バンドルされたRACHメッセージをUEが本装置に送信し得る複数のサブフレームを決定することと、複数のサブフレーム内で、RACHメッセージを受信するための少なくとも1つの狭帯域領域を決定することと、RACHメッセージのためのバンドリングサイズを決定することとを行うように構成された少なくとも1つのプロセッサを概して含む。バンドリングサイズは、RACHメッセージがUEによって送信される複数のサブフレームの数を示す。本装置はまた、決定されたバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づいて、複数のサブフレームの狭帯域領域中でRACHメッセージを受信するように構成された受信機を含み得る。本装置は、少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリをさらに含み得る。
【0015】
[0015]本開示のいくつかの態様は、コンピュータ実行可能コードを記憶したコンピュータ可読媒体を提供する。コンピュータ実行可能コードは、バンドルされたRACHメッセージをUEがBSに送信し得る複数のサブフレームを決定するためのコードと、複数のサブフレーム内で、RACHメッセージを受信するための少なくとも1つの狭帯域領域を決定するためのコードと、RACHメッセージのためのバンドリングサイズを決定するためのコードとを概して含む。バンドリングサイズは、RACHメッセージがUEによって送信される複数のサブフレームの数を示す。コンピュータ実行可能コードはまた、決定されたバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づいて、複数のサブフレームの狭帯域領域中でRACHメッセージを受信するためのコードを含む。
【0016】
[0016]本開示のいくつかの態様は、ワイヤレス通信のための方法を提供する。本方法は、RACHプリアンブルのセットからRACHプリアンブルを選択することと、RACHプリアンブルを備える物理RACH(PRACH)メッセージを送信することと、RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づいてランダムアクセス応答(RAR)メッセージを受信するためのRARリソースを決定することと、RARリソース上でRARメッセージを受信することとを概して含む。
【0017】
[0017]本開示のいくつかの態様は、ワイヤレス通信のための方法を提供する。本方法は、RACHプリアンブルを備えるPRACHメッセージを受信することと、RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づいてRARメッセージを送信するためのRARリソースを選択することとを概して含む。
【0018】
[0018]本開示のいくつかの態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。本装置は、RACHプリアンブルのセットからRACHプリアンブルを選択するための手段と、RACHプリアンブルを備えるPRACHメッセージを送信するための手段と、RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づいてRARメッセージを受信するためのRARリソースを決定するための手段と、RARリソース上でRARメッセージを受信するための手段とを概して含む。
【0019】
[0019]本開示のいくつかの態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。本装置は、RACHプリアンブルを備えるPRACHメッセージを受信するための手段と、RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づいてRARメッセージを送信するためのRARリソースを選択するための手段とを概して含む。
【0020】
[0020]本開示のいくつかの態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。本装置は、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと、送信機と、受信機とを含む。少なくとも1つのプロセッサは、RACHプリアンブルのセットからRACHプリアンブルを選択することと、送信機を介して、RACHプリアンブルを備えるPRACHメッセージを送信することと、RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づいてRARメッセージを受信するためのRARリソースを決定することと、受信機を介して、RARリソース上でRARメッセージを受信することとを行うように構成される。
【0021】
[0021]本開示のいくつかの態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。本装置は、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと、受信機とを含む。受信機は、RACHプリアンブルを備えるPRACHメッセージを受信するように構成される。少なくとも1つのプロセッサは、RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づいてRARメッセージを送信するためのRARリソースを選択するように構成される。
【0022】
[0022]本開示のいくつかの態様は、ワイヤレス通信のための方法を提供する。本方法は、PRACHメッセージのためのバンドリングサイズを選択することと、バンドリングサイズに少なくとも部分的に基づいてPRACHメッセージ送信のためのPRACHリソースを決定することと、PRACHリソースを利用してPRACHメッセージを送信することとを概して含む。
【0023】
[0023]いくつかの態様では、PRACHリソースはキャリア帯域幅の狭帯域周波数領域を含み得る。PRACHリソースを決定することは、バンドリングサイズに少なくとも部分的に基づいて狭帯域周波数領域のセットから狭帯域周波数領域を決定することを含み得る。本方法はまた、システム情報ブロードキャストメッセージから狭帯域周波数領域のセットを識別することを含み得る。本方法は、RACHプリアンブルを選択することをさらに含み得、ここにおいて、PRACHリソースはRACHプリアンブルとは無関係に決定され、およびここにおいて、PRACHメッセージはRACHプリアンブルを備える。
【0024】
[0024]いくつかの態様では、PRACHリソースはRACHプリアンブルを含み得る。PRACHリソースを決定することは、バンドリングサイズに少なくとも部分的に基づいてRACHプリアンブルのセットからRACHプリアンブルを決定することを含み得る。本方法はまた、RACHプリアンブルとは無関係にPRACHメッセージ送信のためのキャリア帯域幅の狭帯域周波数領域を選択することを含み得る。場合によっては、RACHプリアンブルを決定することは、RACHプリアンブルのセットからRACHプリアンブルをランダムに選択することを含み得る。
【0025】
[0025]本方法はまた、バンドリングサイズに少なくとも部分的に基づいてPRACHメッセージの開始送信時間を決定することを含み得る。開始送信時間を決定することは、開始送信時間のセットから開始送信時間をランダムに選択することを含み得る。
【0026】
[0026]本方法は、PRACHメッセージのための送信電力を選択することをさらに含み得る。PRACHリソースは、選択された送信電力に少なくとも部分的に基づいて決定され得る。
【0027】
[0027]本開示のいくつかの態様は、ワイヤレス通信のための方法を提供する。本方法は、第1のPRACHリソースを利用して送信されたPRACHメッセージを受信することと、PRACHメッセージのために利用された第1のPRACHリソースに少なくとも部分的に基づいてPRACHメッセージのための第2のPRACHリソースを決定することとを概して含む。第1または第2のPRACHメッセージは、RACHプリアンブル、PRACHメッセージバンドリングサイズ、狭帯域周波数リソース、または開始送信時間のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0028】
[0028]方法、装置、システム、コンピュータプログラム製品、コンピュータ可読媒体、および処理システムを含む多数の他の態様が提供される。上記および関係する目的を達成するために、1つまたは複数の態様は、以下で十分に説明され特に特許請求の範囲で指摘される特徴を備える。以下の説明および添付の図面は、1つまたは複数の態様のいくつかの例示的な特徴を詳細に記載する。しかしながら、これらの特徴は、様々な態様の原理が採用され得る様々な方法のほんのいくつかを示すものであり、この説明は、すべてのそのような態様およびそれらの均等物を含むことが意図される。
【0029】
[0029]本開示の上記で具陳された特徴が詳細に理解され得るように、添付の図面にその一部が示されている態様を参照することによって、上記では簡単に要約されたより具体的な説明が得られ得る。しかしながら、添付の図面は本開示のいくつかの典型的態様を図示したものにすぎず、したがって説明は他の等しく有効な態様を許容し得るため、本開示の範囲を制限するものと見なされるべきではないことに留意されたい。
【図面の簡単な説明】
【0030】
図1】[0030]本開示のいくつかの態様による、例示的なワイヤレス通信ネットワークを概念的に示すブロック図。
図2】[0031]本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信ネットワークにおいてユーザ機器(UE)と通信している発展型ノードB(eNB)の一例を概念的に示すブロック図。
図3】[0032]本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信ネットワークにおいて使用するための特定の無線アクセス技術(RAT)の例示的なフレーム構造を概念的に示すブロック図。
図4】[0033]本開示のいくつかの態様による、ノーマルサイクリックプレフィックスをもつダウンリンクのための例示的なサブフレームフォーマットを示す図。
図5A】[0034]本開示のいくつかの態様による、ロングタームエボリューション(LTE)などの広帯域システム内のマシンタイプ通信(MTC)共存の一例を示す図。
図5B】本開示のいくつかの態様による、ロングタームエボリューション(LTE)などの広帯域システム内のマシンタイプ通信(MTC)共存の一例を示す図。
図6】[0035]本開示のいくつかの態様による、UEによるワイヤレス通信のための例示的な動作を示す図。
図7】[0036]本開示のいくつかの態様による、BSによるワイヤレス通信のための例示的な動作を示す図。
図8】[0037]MTCおよび/またはeMTCにおけるランダムアクセス手順のためのコールフローの一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0031】
[0038]理解を容易にするために、可能な場合、各図に共通である同じ要素を指定するために同じ参照番号が使用されている。一実施形態で開示される要素は、別段の記載なしに他の実施形態に関して有益に利用され得ることが企図される。
【0032】
[0039]本開示の態様は、マシンタイプ通信(MTC)および/またはeMTCにおいて動作するデバイスによって使用され得るランダムアクセス手順を提供する。以下でより詳細に説明するように、本明細書で提示される技法は、MTCおよび/またはeMTCのデバイスが、ランダムアクセス手順において使用される1つまたは複数のバンドルされたメッセージ(たとえば、ランダムアクセスチャネル(RACH)プリアンブル、ランダムアクセス応答メッセージ、接続要求メッセージ、および/または競合解消メッセージ)のロケーション、タイミングおよび/またはサイズを決定する(および/または適応させる)ことを可能にし得る。同じく以下でより詳細に説明するように、本明細書で提示される態様はまた、MTCおよび/またはeMTCにおいてブロードキャスト送信に優先度を付けるための技法を提供し得る。
【0033】
[0040]本開示の態様は、MTCデバイス(たとえば、低コストMTCデバイス、低コストeMTCデバイス)など、限られた通信リソースをもつデバイスのための技法を提供する。低コストMTCデバイスは、特定の無線アクセス技術(RAT)(たとえば、ロングタームエボリューション(LTE)など)において他のレガシーデバイスと共存し得、特定のRATによってサポートされる利用可能なシステム帯域幅の中から区分された1つまたは複数の狭帯域領域上で動作し得る。低コストMTCデバイスはまた、(たとえば、同じメッセージの反復が複数のサブフレームにわたってバンドルまたは送信され得る)カバレージ拡張モード、(たとえば、反復が送信されないことがある)通常カバレージモードなど、様々な動作モードをサポートし得る。
【0034】
[0041]本明細書で説明する技法は、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、シングルキャリアFDMA(SC-FDMA)ネットワークなどの様々なワイヤレス通信ネットワークに使用され得る。「ネットワーク」および「システム」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAネットワークは、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA)、cdma2000などの無線技術を実装し得る。UTRAは、広帯域CDMA(W-CDMA(登録商標))、時分割同期CDMA(TD-SCDMA)、およびCDMAの他の変形態を含む。cdma2000は、IS-2000、IS-95、およびIS-856規格をカバーする。TDMAネットワークは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))などの無線技術を実装し得る。OFDMAネットワークは、発展型UTRA(E-UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、Flash-OFDM(登録商標)などの無線技術を実装し得る。UTRAおよびE-UTRAはユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)の一部である。周波数分割複信(FDD)と時分割複信(TDD)の両方における3GPPロングタームエボリューション(LTE)およびLTE-アドバンスト(LTE-A)は、ダウンリンク上ではOFDMAを利用し、アップリンク上ではSC-FDMAを利用するE-UTRAを使用するUMTSの新しいリリースである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTE-AおよびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)と称する団体からの文書に記載されている。cdma2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と称する団体からの文書に記載されている。本明細書で説明する技法は、上記のワイヤレスネットワークおよび無線技術、ならびに他のワイヤレスネットワークおよび無線技術のために使用され得る。明快のために、本技法のいくつかの態様について、以下ではLTE/LTE-Aに関して説明し、以下の説明の大部分においてLTE/LTE-A用語が使用される。LTEおよびLTE-Aは、一般にLTEと呼ばれる。
【0035】
[0042]図1は、本開示の態様が実践され得る、基地局(BS)とユーザ機器(UE)とをもつ例示的なワイヤレス通信ネットワーク100を示す。たとえば、ワイヤレス通信ネットワーク100中の1つまたは複数のUE(たとえば、低コストMTC UE、低コストeMTC UEなど)は、以下でより詳細に説明するように、ワイヤレス通信ネットワークにおいて1つまたは複数のBSとの通信を開始するためにランダムアクセス手順を利用し得る。
【0036】
[0043]本明細書で提示される技法によれば、ワイヤレス通信ネットワーク100中のeNB110およびUE120は、ランダムアクセス手順において使用されるバンドルされたメッセージの各々について、バンドルされたメッセージのロケーション(たとえば、バンドルされたメッセージのために使用され得る、利用可能なシステム帯域幅の中からの、1つまたは複数の狭帯域領域)、タイミング(たとえば、バンドルされたメッセージのために使用され得る1つまたは複数のサブフレーム)、ならびに/あるいはサイズ(たとえば、バンドルされたメッセージのために使用され得る1つまたは複数のサブフレームの数)を決定する(および/または適応させる)ことが可能であり得る。また、様々な態様によれば、ワイヤレス通信ネットワーク100中で利用され得る、MTCおよび/またはeMTCにおける1つまたは複数のブロードキャスト送信は、本明細書で提示される本技法に従って優先度を付けられ得る。
【0037】
[0044]ワイヤレス通信ネットワーク100は、LTEネットワークまたは何らかの他のワイヤレスネットワークであり得る。ワイヤレス通信ネットワーク100は、いくつかの発展型ノードB(eNB)110と他のネットワークエンティティとを含み得る。eNBは、ユーザ機器(UE)と通信するエンティティであり、基地局、ノードB、アクセスポイント(AP)などと呼ばれることもある。各eNBは、特定の地理的エリアに通信カバレッジを提供し得る。3GPPでは、「セル」という用語は、この用語が使用されるコンテキストに応じて、eNBのカバレージエリアおよび/またはこのカバレージエリアにサービスしているeNBサブシステムを指すことがある。
【0038】
[0045]eNBは、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、および/または他のタイプのセルに通信カバレージを提供し得る。マクロセルは、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし得、サービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。ピコセルは、比較的小さい地理的エリアをカバーし得、サービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。フェムトセルは、比較的小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーし得、フェムトセルとの関連を有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG)中のUE)による制限付きアクセスを可能にし得る。マクロセル用のeNBはマクロeNBと呼ばれることがある。ピコセル用のeNBはピコeNBと呼ばれることがある。フェムトセル用のeNBはフェムトeNBまたはホームeNB(HeNB)と呼ばれることがある。図1に示されている例では、eNB110aはマクロセル102a用のマクロeNBであり得、eNB110bはピコセル102b用のピコeNBであり得、eNB110cはフェムトセル102c用のフェムトeNBであり得る。eNBは、1つまたは複数の(たとえば、3つの)セルをサポートし得る。「eNB」、「基地局」、および「セル」という用語は、本明細書では互換的に使用され得る。
【0039】
[0046]ワイヤレス通信ネットワーク100はまた、中継局を含み得る。中継局は、上流局(たとえば、eNBまたはUE)からデータの送信を受信し、そのデータの送信を下流局(たとえば、UEまたはeNB)に送ることができるエンティティである。中継局はまた、他のUEに対して送信を中継することができるUEであり得る。図1に示されている例では、中継(局)eNB110dは、eNB110aとUE120dとの間の通信を可能にするために、マクロeNB110aおよびUE120dと通信し得る。中継局は、中継eNB、中継基地局、リレーなどと呼ばれることもある。
【0040】
[0047]ワイヤレス通信ネットワーク100は、様々なタイプのeNB、たとえば、マクロeNB、ピコeNB、フェムトeNB、中継eNBなどを含む異種ネットワークであり得る。これらの異なるタイプのeNBは、異なる送信電力レベルと、異なるカバレージエリアと、ワイヤレスネットワーク100中の干渉に対する異なる影響とを有し得る。たとえば、マクロeNBは高い送信電力レベル(たとえば、5~40W)を有し得るが、ピコeNB、フェムトeNB、および中継eNBはより低い送信電力レベル(たとえば、0.1~2W)を有し得る。
【0041】
[0048]ネットワークコントローラ130は、eNBのセットに結合し得、これらのeNBの協調および制御を行い得る。ネットワークコントローラ130は、バックホールを介してeNBと通信し得る。eNBはまた、たとえば、ワイヤレスバックホールまたはワイヤラインバックホールを介して直接または間接的に、互いに通信し得る。
【0042】
[0049]UE120(たとえば、120a、120b、120c)はワイヤレス通信ネットワーク100全体にわたって分散され得、各UEは固定または移動であり得る。UEは、アクセス端末、端末、移動局(MS)、加入者ユニット、局(STA)などと呼ばれることもある。UEは、セルラーフォン、パーソナル携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、タブレット、スマートフォン、ネットブック、スマートブック、ウルトラブック、エンターテインメントデバイス(たとえば、音楽プレーヤ、ゲームデバイスなど)、カメラ、移動体デバイス、ナビゲーションデバイス、ドローン、ロボット/ロボティックデバイス、ウェアラブルデバイス(たとえば、スマートウォッチ、スマート衣類、スマートリストバンド、スマートリング、スマートブレスレット、スマートグラス、バーチャルリアリティゴーグル)などであり得る。
【0043】
[0050]ワイヤレス通信ネットワーク100(たとえば、LTEネットワーク)中の1つまたは複数のUE120はまた、たとえば、低コストMTC UE、低コストeMTC UEなど、低コスト低データレートデバイスであり得る。低コストUEは、LTEネットワークにおいてレガシーおよび/またはアドバンストUEと共存し得、ワイヤレスネットワーク中の他のUE(たとえば、非低コストUE)と比較して限定された1つまたは複数の能力を有し得る。たとえば、LTEネットワーク中のレガシーおよび/またはアドバンストUEと比較して、低コストUEは、(レガシーUEに対する)最大帯域幅の低減、単一の受信無線周波数(RF)チェーン、ピークレートの低減、送信電力の低減、ランク1送信、半二重動作などのうちの1つまたは複数を伴って動作し得る。本明細書で使用されるとき、MTCデバイス、eMTCデバイスなど、限られた通信リソースをもつデバイスは低コストUEと総称される。同様に、レガシーおよび/またはアドバンスト(たとえば、LTEにおける)UEなど、レガシーデバイスは非低コストUEと総称される。
【0044】
[0051]上述のように、ワイヤレス通信システム中の1つまたは複数のUE120は、eNB110との通信を開始するためにランダムアクセス手順を使用し得る。ランダムアクセス手順は、概して、分離状態もしくは無線障害からの初期アクセス、ランダムアクセス手順を必要とするハンドオーバ、UE120が同期をその後に失ってしまう接続状態中のダウンリンクもしくはアップリンクデータ着信、利用可能な専用スケジューリング要求チャネルがないアップリンクデータ着信および/または他の様々な状況など、様々な状況において使用され得る。ランダムアクセス手順の例としては、ランダムアクセスチャネル(RACH)上で開始され得る競合ベースランダムアクセス手順、および競合なし(たとえば、非競合ベース)ランダムアクセス手順があり得る。これら2つの手順の違いは、重複するランダムアクセスプリアンブルを使用して失敗の可能性があるか否かであり得る。
【0045】
[0052]また上述したように、いくつかの態様によれば、ランダムアクセス手順は、ワイヤレス通信ネットワーク100中でLTEと共存し得るMTCおよび/またはeMTCにおいても使用され得る。しかしながら、より詳細に説明するように、MTCおよびeMTCにおける狭帯域動作および/またはバンドリングのサポートに一部起因して、MTCおよび/またはeMTCの1つまたは複数の低コストUE120によって使用されるランダムアクセス手順は、非低コストUEによって使用されるランダムアクセス手順とは異なり得る。したがって、本明細書で提示される態様は、MTCおよび/またはeMTCの低コストUE120によって利用され得るランダムアクセス手順のための技法を提供する。
【0046】
[0053]図2は、図1において、それぞれ、BS/eNB110のうちの1つおよびUE120のうちの1つであり得る、BS/eNB110およびUE120の設計のブロック図である。BS110はT個のアンテナ234a~234tを装備し得、UE120はR個のアンテナ252a~252rを装備し得、一般にT≧1およびR≧1である。
【0047】
[0054]BS110において、送信プロセッサ220は、1つまたは複数のUEについてデータソース212からデータを受信し、UEから受信されたチャネル品質インジケータ(CQI)に基づいて各UEのための1つまたは複数の変調およびコーディング方式(MCS)を選択し、そのUEのために選択されたMCSに基づいて各UEのためのデータを処理(たとえば、符号化および変調)し、すべてのUEについてデータシンボルを提供し得る。送信プロセッサ220はまた、(たとえば、準静的リソース区分情報(SRPI: semi-static resource partitioning information)などのための)システム情報および制御情報(たとえば、CQI要求、許可、上位レイヤシグナリングなど)を処理し、オーバーヘッドシンボルおよび制御シンボルを提供し得る。プロセッサ220はまた、基準信号(たとえば、共通基準信号(CRS))ならびに同期信号(たとえば、1次同期信号(PSS)および2次同期信号(SSS))のための基準シンボルを生成し得る。送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ230は、適用可能な場合、データシンボル、制御シンボル、オーバーヘッドシンボル、および/または基準シンボルに対して空間処理(たとえば、プリコーディング)を実施し得、T個の出力シンボルストリームをT個の変調器(MOD)232a~232tに提供し得る。各MOD232は、(たとえば、OFDMなどのための)それぞれの出力シンボルストリームを処理して、出力サンプルストリームを取得し得る。各MOD232は、出力サンプルストリームをさらに処理(たとえば、アナログ変換、増幅、フィルタ処理、およびアップコンバート)して、ダウンリンク信号を取得し得る。変調器232a~232tからのT個のダウンリンク信号は、それぞれ、T個のアンテナ234a~234tを介して送信され得る。
【0048】
[0055]UE120において、アンテナ252a~252rが、BS110および/または他のBSからダウンリンク信号を受信し得、受信信号をそれぞれ復調器(DEMOD)254a~254rに与え得る。各DEMOD254は、それの受信信号を調整(たとえば、フィルタ処理、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)して、入力サンプルを取得し得る。各DEMOD254は、(たとえば、OFDMなどのための)入力サンプルをさらに処理して、受信シンボルを取得し得る。MIMO検出器256は、すべてのR個の復調器254a~254rから受信シンボルを取得し、適用可能な場合、受信シンボルに対してMIMO検出を実行し、検出シンボルを与え得る。受信プロセッサ258は、検出されたシンボルを処理(たとえば、復調および復号)し、UE120のための復号されたデータをデータシンク260に与え、復号された制御信号およびシステム情報をコントローラ/プロセッサ280に与え得る。チャネルプロセッサは、基準信号受信電力(RSRP)、受信信号強度インジケータ(RSSI)、基準信号受信品質(RSRQ)、CQIなどを決定し得る。
【0049】
[0056]アップリンク上では、UE120において、送信プロセッサ264が、データソース262からのデータと、コントローラ/プロセッサ280からの(たとえば、RSRP、RSSI、RSRQ、CQIなどを備えるレポートのための)制御情報とを受信し、処理し得る。プロセッサ264はまた、1つまたは複数の基準信号のための基準シンボルを生成し得る。送信プロセッサ264からのシンボルは、適用可能な場合はTX MIMOプロセッサ266によってプリコーディングされ、(たとえば、SC-FDM、OFDMなどのために)MOD254a~254rによってさらに処理され、BS110に送信され得る。BS110において、UE120および他のUEからのアップリンク信号は、アンテナ234によって受信され、DEMOD232によって処理され、適用可能な場合はMIMO検出器236によって検出され、UE120によって送られた、復号されたデータおよび制御情報を取得するために、受信プロセッサ238によってさらに処理され得る。プロセッサ238は、復号されたデータをデータシンク239に与え、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ240に与え得る。BS110は、通信ユニット244を含み、通信ユニット244を介してネットワークコントローラ130に通信し得る。ネットワークコントローラ130は、通信ユニット294と、コントローラ/プロセッサ290と、メモリ292とを含み得る。
【0050】
[0057]コントローラ/プロセッサ240および280は、それぞれBS110およびUE120における動作を指示し得る。たとえば、BS110におけるコントローラ/プロセッサ240ならびに/または他のプロセッサおよびモジュールは、図7に示されている動作700、および/または本明細書で説明する技法のための他のプロセスを実施または指示し得る。同様に、UE120におけるコントローラ/プロセッサ280ならびに/または他のプロセッサおよびモジュールは、図6に示されている動作600、および/または本明細書で説明する技法のためのプロセスを実施または指示し得る。メモリ242および282は、それぞれBS110およびUE120のためのデータとプログラムコードとを記憶し得る。スケジューラ246は、ダウンリンクおよび/またはアップリンク上でのデータ送信のためにUEをスケジューリングし得る。
【0051】
[0058]図3は、LTEにおけるFDDのための例示的なフレーム構造300を示す。ダウンリンクおよびアップリンクの各々の送信タイムラインは、無線フレームの単位に区分され得る。各無線フレームは、所定の持続時間(たとえば、10ミリ秒(ms))を有し得、0~9のインデックスをもつ10個のサブフレームに区分され得る。各サブフレームは2つのスロットを含み得る。したがって、各無線フレームは、0~19のインデックスをもつ20個のスロットを含み得る。各スロットは、L個のシンボル期間、たとえば、(図2に示されているように)ノーマルサイクリックプレフィックスの場合は7つのシンボル期間、または拡張サイクリックプレフィックスの場合は6つのシンボル期間を含み得る。各サブフレーム中の2L個のシンボル期間には0~2L-1のインデックスが割り当てられ得る。
【0052】
[0059]LTEでは、eNBは、eNBによってサポートされるセルごとにシステム帯域幅の中心1.08MHzにおいてダウンリンク上で1次同期信号(PSS)と2次同期信号(SSS)とを送信し得る。PSSおよびSSSは、図3に示されているように、それぞれ、ノーマルサイクリックプレフィックスをもつ各無線フレームのサブフレーム0および5中のシンボル期間6および5中で送信され得る。PSSおよびSSSは、セル探索および捕捉のためにUEによって使用され得る。eNBは、eNBによってサポートされるセルごとにシステム帯域幅にわたってセル固有基準信号(CRS)を送信し得る。CRSは、各サブフレームのいくつかのシンボル期間中に送信され得、チャネル推定、チャネル品質測定、および/または他の機能を実施するためにUEによって使用され得る。eNBはまた、いくつかの無線フレームのスロット1中のシンボル期間0~3中で物理ブロードキャストチャネル(PBCH)を送信し得る。PBCHは何らかのシステム情報を搬送し得る。eNBは、いくつかのサブフレームにおいて物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)上でシステム情報ブロック(SIB)などの他のシステム情報を送信し得る。eNBは、サブフレームの最初のB個のシンボル期間において物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上で制御情報/データを送信し得、ここで、Bはサブフレームごとに構成可能であり得る。eNBは、各サブフレームの残りのシンボル期間においてPDSCH上でトラフィックデータおよび/または他のデータを送信し得る。
【0053】
[0060]LTEにおけるPSS、SSS、CRS、およびPBCHは、公開されている「Evolved Universal Terrestrial Radio Access(E-UTRA);Physical Channels and Modulation」と題する3GPP TS 36.211に記載されている。
【0054】
[0061]図4は、ノーマルサイクリックプレフィックスをもつ、ダウンリンクのための2つの例示的なサブフレームフォーマット410および420を示す。ダウンリンクのための利用可能な時間周波数リソースは、リソースブロックに区分され得る。各リソースブロックは、1つのスロット中で12個のサブキャリアをカバーし得、いくつかのリソース要素を含み得る。各リソース要素は、1つのシンボル期間中で1つのサブキャリアをカバーし得、実数値または複素数値であり得る1つの変調シンボルを送るために使用され得る。
【0055】
[0062]サブフレームフォーマット410は、2つのアンテナを装備したeNBのために使用され得る。CRSは、シンボル期間0、4、7、および11中にアンテナ0および1から送信され得る。基準信号は、送信機および受信機によってアプリオリに知られる信号であり、パイロットと呼ばれることもある。CRSは、たとえば、セル識別情報(ID)に基づいて生成された、セルに固有の基準信号である。図4では、ラベルRaを有する所与のリソース要素に関して、アンテナaからはそのリソース要素上で変調シンボルが送信され得、他のアンテナからはそのリソース要素上で変調シンボルが送信されないことがある。サブフレームフォーマット420は、4つのアンテナを装備したeNBのために使用され得る。CRSは、シンボル期間0、4、7および11中にアンテナ0および1から送信され得、シンボル期間1および8中にアンテナ2および3から送信され得る。サブフレームフォーマット410と420の両方に関して、CRSは、セルIDに基づいて決定され得る、均等に離間したサブキャリア上で送信され得る。様々なeNBが、それらのセルIDに応じて、同じまたは異なるサブキャリア上でそれらのCRSを送信し得る。サブフレームフォーマット410と420の両方に関して、CRSのために使用されないリソース要素は、データ(たとえば、トラフィックデータ、制御データ、および/または他のデータ)を送信するために使用され得る。
【0056】
[0063]LTEにおけるFDDのためのダウンリンクとアップリンクとの各々のためにインターレース構造が使用され得る。たとえば、0~Q-1のインデックスをもつQ個のインターレースが定義され得、ここで、Qは、4、6、8、10、または何らかの他の値に等しくなり得る。各インターレースは、Q個のフレームだけ離間したサブフレームを含み得る。特に、インターレースqは、サブフレームq、q+Q、q+2Qなどを含み得、ここでq∈{0,...,Q-1}である。
【0057】
[0064]ワイヤレスネットワークは、ダウンリンクおよびアップリンクにおけるデータ送信のためのハイブリッド自動再送要求(HARQ)をサポートし得る。HARQの場合、送信機(たとえば、eNB110)は、パケットが受信機(たとえば、UE120)によって正しく復号されるまで、または何らかの他の終了条件に遭遇するまで、そのパケットの1つまたは複数の送信信号を送り得る。同期HARQの場合、パケットのすべての送信は、単一のインターレースのサブフレーム中で送られ得る。非同期HARQの場合、パケットの各送信は、任意のサブフレーム中で送られ得る。
【0058】
[0065]UEは、複数のeNBのカバレージ内に位置し得る。そのUEにサービスするために、これらのeNBのうちの1つが選択され得る。サービングeNBは、受信信号強度、受信信号品質、経路損失など、様々な基準に基づいて選択され得る。受信信号品質は、信号対干渉プラス雑音比(SINR)、または基準信号受信品質(RSRQ)、または何らかの他のメトリックによって定量化され得る。UEは、UEが1つまたは複数の干渉eNBからの高い干渉を観測し得る支配的干渉シナリオにおいて動作し得る。
【0059】
[0066]上述のように、ワイヤレス通信ネットワーク(たとえば、ワイヤレス通信ネットワーク100)中の1つまたは複数のUEは、ワイヤレス通信ネットワーク中の他の(非低コスト)デバイスと比較して、低コストUEなど、限られた通信リソースを有するデバイスであり得る。
【0060】
[0067]いくつかのシステムでは、たとえば、LTE Rel-13では、低コストUEは、利用可能なシステム帯域幅内で(たとえば、6つ以下のリソースブロック(RB)の)特定の狭帯域割当てに限定され得る。しかしながら、低コストUEは、たとえば、LTEシステム内で共存するために、LTEシステムの利用可能なシステム帯域幅内の異なる狭帯域領域に再チューニングする(たとえば、動作および/またはキャンピングする)ことが可能であり得る。
【0061】
[0068]LTEシステム内の共存の別の例として、低コストUEは、レガシー物理ブロードキャストチャネル(PBCH)(たとえば、概して、セルへの初期アクセスのために使用され得るパラメータを搬送するLTE物理チャネル)を(反復して)受信し、1つまたは複数のレガシー物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)フォーマットをサポートすることができる。たとえば、低コストUEは、複数のサブフレームにわたってPBCHの1つまたは複数の追加の反復を伴ってレガシーPBCHを受信することができる。別の例として、低コストUEは、LTEシステム中のeNB(たとえば、eNB110)に、(たとえば、サポートされる1つまたは複数のPRACHフォーマットをもつ)PRACHの1つまたは複数の反復を送信することができる。PRACHは、低コストUEを識別するために使用され得る。また、反復されるPRACH試行の数はeNBによって構成され得る。
【0062】
[0069]低コストUEはまた、リンクバジェット限定デバイスであり得、それのリンクバジェット限定に基づいて(たとえば低コストUEにまたはそこから送信されるメッセージのための異なる数の反復を使用して)異なる動作モードで動作し得る。たとえば、場合によっては、低コストUEは、反復がほとんどからまったくない(たとえば、UEがメッセージを正常に受信および/または送信するのに必要とされる反復の量が低くなり得るか、あるいは反復が不要でさえあり得る)通常カバレージモードで動作し得る。代替的に、場合によっては、低コストUEは、高い量の反復があり得るカバレージ拡張(CE)モードで動作し得る。たとえば、328ビットペイロードの場合、CEモードにおける低コストUEは、ペイロードを正常に送信および/または受信するためにペイロードの150個またはそれ以上の反復を必要とし得る。
【0063】
[0070]場合によっては、たとえば、LTE Rel-13では、低コストUEは、(たとえば、システム情報ブロック(SIB)、ページングメッセージ、ランダムアクセス応答(RAR)メッセージなどについての)ブロードキャスト送信とユニキャスト送信とのそれの受信に関して限られた能力を有し得る。たとえば、低コストUEによって受信されるブロードキャスト送信のための最大トランスポートブロック(TB)サイズは、1000ビットに限定され得る。さらに、場合によっては、低コストUEは、サブフレーム中で2つ以上のユニキャストTBを受信することが不可能であり得る。場合によっては(たとえば、上記で説明したCEモードと通常モードの両方に関して)、低コストUEは、サブフレーム中で2つ以上のブロードキャストTBを受信することが不可能であり得る。さらに、場合によっては、低コストUEは、サブフレーム中でユニキャストTBとブロードキャストTBの両方を受信することが不可能であり得る。
【0064】
[0071]MTCでは、LTEシステムにおいて共存する低コストUEはまた、ページング、ランダムアクセス手順、ブロードキャストシステム情報の受信など、いくつかの手順のための新しいメッセージをサポートし得る(たとえば、これらの手順のためにLTEにおいて使用される従来のメッセージとは対照的に)。言い換えれば、ページング、ランダムアクセス手順などのためのこれらの新しいメッセージは、非低コストUEに関連する同様の手順のために使用されるメッセージとは別個であり得る。たとえば、LTEにおいて使用される従来のページングメッセージと比較して、低コストUEは、非低コストUEが監視および/または受信することが不可能であり得るページングメッセージを監視および/または受信することが可能であり得る。同様に、従来のランダムアクセス手順において使用される従来のRARメッセージと比較して、低コストUEは、非低コストUEが受信することが不可能であり得るRARメッセージを受信することが可能であり得る。低コストUEに関連する新しいページングおよびRARメッセージはまた、1回または複数回反復(たとえば、バンドル)され得る。さらに、新しいメッセージのための異なる数の反復(たとえば、異なるバンドリングサイズ)がサポートされ得る。
【0065】
広帯域システム内の例示的なMTC共存
[0072]上述のように、ワイヤレス通信ネットワーク(たとえば、ワイヤレス通信ネットワーク100)中で(たとえば、LTEまたは何らかの他のRATとの共存において)MTCおよび/またはeMTC動作がサポートされ得る。図5Aおよび図5Bは、たとえば、MTC動作における低コストUEがLTEなどの広帯域システム内でどのように共存し得るかの一例を示す。
【0066】
[0073]図5Aの例示的なフレーム構造500Aに示されているように、MTCおよび/またはeMTC動作に関連するサブフレーム502は、LTE(または何らかの他のRAT)に関連する通常サブフレーム504で時分割多重化(TDM)され得る。図示のように、例示的な一実装形態では、(e)MTC動作に関連するサブフレーム502の数は、通常サブフレーム504の数と比較して比較的小さくなり得る。
【0067】
[0074]追加または代替として、図5Bのサブフレーム500Bの例示的なフレーム構造に示されているように、MTCにおける低コストUEによって使用される1つまたは複数の狭帯域は、LTEによってサポートされるより広い帯域幅内で周波数分割多重化(FDM)され得る。MTCおよび/またはeMTC動作のために複数の狭帯域領域がサポートされ得、各狭帯域領域は、合計6つ以下のRBである帯域幅にわたる。場合によっては、MTC動作の各低コストUEは、一度に1つの狭帯域領域内で(たとえば、1.4MHzまたは6つのRBにおいて)動作し得る。しかしながら、MTC動作における低コストUEは、所与の時間に、より広いシステム帯域幅中の他の狭帯域領域に再チューニングし得る。いくつかの例では、複数の低コストUEは同じ狭帯域領域によってサービスされ得る。他の例では、複数の低コストUEは、(たとえば、各狭帯域領域が6つのRBにわたる)異なる狭帯域領域によってサービスされ得る。また他の例では、低コストUEの異なる組合せが、1つまたは複数の同じ狭帯域領域ならびに/あるいは1つまたは複数の異なる狭帯域領域によってサービスされ得る。
【0068】
[0075]図5Bに示されているように、サブフレーム500Bにおいて、低コストUEは、レガシー制御情報については広帯域領域506を監視し、データについては広帯域領域508Aおよび508Bを監視することができる。低コストUEは、狭帯域領域内で様々な異なる動作のために動作(たとえば、監視/受信/送信)し得る。たとえば、図5Bに示されているように、(たとえば、6つ以下のRBにわたる)サブフレームの第1の狭帯域領域510は、1つまたは複数の低コストUEによって、ワイヤレス通信ネットワークにおいてBSからの1次同期信号(PSS)、2次同期信号(SSS)、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)、MTCシグナリング、またはページング送信のうちのいずれかのために監視され得る。同じく図5Bに示されているように、低コストUEは、BSから受信されたシグナリング中で前に構成されたRACHまたはデータを送信するためにサブフレームの(たとえば、同じく6つ以下のRBにわたる)第2の狭帯域領域512に再チューニングすることができる。場合によっては、第2の狭帯域領域512は、第1の狭帯域領域510を利用したのと同じ低コストUEによって利用され得る(たとえば、低コストUEは、第1の狭帯域領域において監視した後に送信するために第2の狭帯域領域に再チューニングしていることがある)。(図示されていないが)いくつかの場合、第2の狭帯域領域512は、第1の狭帯域領域510を利用した低コストUEとは異なる低コストUEによって利用され得る。
【0069】
[0076]本明細書で説明する例では6つのRBの狭帯域を仮定するが、本明細書で提示される技法は異なるサイズの狭帯域領域にも適用され得ることを当業者は認識されよう。
【0070】
eMTCのための例示的なランダムアクセス手順
[0077]上述のように、いくつかのシステム(たとえば、LTE Rel-13システム)では、eMTCのための狭帯域動作がサポートされ得る。さらに、同じく上述のように、メッセージが低コストUEによって正常に受信および/または送信された前に反復の異なる量を使用し得る、eMTCにおける低コストUEなど、低コストデバイスのための異なる動作モードもサポートされ得る。
【0071】
[0078]いくつかの態様によれば、MTCおよび/またはeMTCにおけるランダム接続手順はまた、ランダムアクセス手順において使用される異なるメッセージのために狭帯域動作および異なる量のバンドリングを使用し得る。たとえば、図8に示されているように、eMTCにおける低コストUEおよび/またはeNBは、ランダムアクセス手順において、バンドルされた(たとえば、1つまたは複数の反復)ランダムアクセスチャネル(RACH)プリアンブル(MTC_MSG1)、バンドルされたランダムアクセス応答(RAR)メッセージ(MTC_MSG2)、バンドルされた接続要求メッセージ(MTC_MSG3)、および/またはバンドルされた競合解消メッセージ(MTC_MSG4)を使用(たとえば、監視/送信/受信)し得る。さらに、ランダムアクセス手順において使用されるバンドルされたメッセージの各々は、複数のサブフレームにおいて、および利用可能なシステム帯域幅の中から区分された1つまたは複数の狭帯域において送信/受信され得る。さらに、バンドルされたメッセージの各々のバンドリングサイズ(たとえば、バンドルされたメッセージの各々が送信される複数のサブフレームの数)は変化し得る。
【0072】
[0079]したがって、いくつかの状況では、これらの特徴のサポートにより、BSおよび/または低コストUEは、ランダムアクセス手順において使用されるバンドルされたメッセージの各々が送信/受信される特定の様式(たとえば、ロケーション、タイミング、および量)を知ることが有用であり得る。
【0073】
[0080]したがって、上述のように、本明細書で提示される態様は、低コストUEおよびBSが、ランダムアクセス手順において使用されるバンドルされたメッセージの各々について、バンドルされたメッセージのロケーション(たとえば、バンドルされたメッセージのために使用され得る、利用可能なシステム帯域幅の中からの、1つまたは複数の狭帯域領域)、タイミング(たとえば、バンドルされたメッセージのために使用され得る1つまたは複数のサブフレーム)、ならびに/あるいはサイズ(たとえば、バンドルされたメッセージのために使用され得る1つまたは複数のサブフレームの数)を決定する(および/または適応させる)ことを可能にする技法を提供する。
【0074】
[0081]図6は、本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信のための例示的な動作600を示す。動作600は、図1および図2に示されているUE120のうちの1つであり得る、低コストUEなどのUEによって実施され得る。
【0075】
[0082]動作600は602において開始し得、ここで、UEは、バンドルされたRACHメッセージをUEがBSに送信し得る複数のサブフレームを決定する。604において、UEは、サブフレーム内で、RACHメッセージを送信するための少なくとも1つの狭帯域領域を決定する。606において、UEは、RACHメッセージのためのバンドリングサイズを決定し、バンドリングサイズは、RACHメッセージが送信される複数のサブフレームの数を示す。608において、UEは、決定されたバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づいて、複数のサブフレームの狭帯域領域中でRACHメッセージを送信する。
【0076】
[0083]図7は、本開示のいくつかの態様による、ワイヤレス通信のための例示的な動作700を示す。動作700は、図1および図2に示されているBS/eNB110のうちの1つなど、BSによって実施され得る。
【0077】
[0084]動作700は702において開始し得、ここで、BSは、バンドルされたRACHメッセージをUE(たとえば、低コストUE)がBSに送信し得る複数のサブフレームを決定する。704において、BSは、サブフレーム内で、RACHメッセージを受信するための少なくとも1つの狭帯域領域を決定する。706において、BSは、RACHメッセージのためのバンドリングサイズを決定し、バンドリングサイズは、RACHメッセージがUEによって送信される複数のサブフレームの数を示す。708において、BSは、決定されたバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づいて、複数のサブフレームの狭帯域領域中でRACHメッセージを受信する。
【0078】
[0085]図8は、MTCおよび/またはeMTCにおけるランダムアクセス手順のためのコールフロー800の一例を示す。図8に示されているeNBおよびMTCデバイス(たとえば、低コストUE)は、たとえば、それぞれ、図1図2に示されているBS/eNB110およびUE120のいずれかであり得る。
【0079】
[0086](MTC、eMTCなどにおける)ランダムアクセス手順の1つの参照例では、802において、UE120は、(たとえば、eNBとの通信を開始するなどのために)バンドルされたRACHプリアンブル(たとえば、MTC_MSG1)をeNB110に送信する。UEは、RACHプリアンブルのセットからRACHメッセージのためのRACHプリアンブルを選択し得る。UEは、(選択されたRACHプリアンブルを含む)バンドルされたRACHメッセージをeNBに送信し得る。いくつかの態様によれば、UE120は、1つまたは複数の異なるバンドリングサイズ(たとえば、1、2、3などのバンドリングサイズ)でバンドルされたRACHメッセージをeNB110に送信する。たとえば、場合によっては、バンドルされたRACHメッセージのために使用されるバンドリングの量は、UE120が動作している特定のカバレージモード(たとえば、CEモード、通常モードなど)に少なくとも部分的に基づき得る。上述のように、UE120が通常モードで動作するとき、UE120は、UE120がCEモードで動作しているときに使用するバンドリングの量に対してより低い量のバンドリングを使用し得る。概して、しかしながら、UE120および/またはeNB110は、異なるカバレージ拡張のために複数のバンドルサイズをサポートし得る。
【0080】
[0087]したがって、本明細書で提示される態様は、UE120および/またはeNB110が、ランダムアクセス手順においてeNB110に送信されるバンドルされたRACHメッセージのためのバンドリングサイズを決定することを可能にする技法を提供する。一態様では、UE120および/またはeNB110は、eNB110からのブロードキャストシグナリングに少なくとも部分的に基づいて、バンドルされたRACHメッセージのためのバンドリングサイズを決定し得る。上述のように、バンドリングサイズを示すために使用されるブロードキャストシグナリングは、非低コストUEにシステム情報を示すために使用されるブロードキャストシグナリングとは別個であるブロードキャストシグナリングであり得る。
【0081】
[0088]いくつかの態様によれば、UE120および/またはeNB110は、利用可能なシステム帯域幅の中から区分された1つまたは複数の狭帯域領域のロケーションに少なくとも部分的に基づいて、バンドルされたRACHメッセージのためのバンドリングサイズを決定し得る。たとえば、場合によっては、1つまたは複数の狭帯域領域の各々は、RACH送信のために使用され得る固定バンドリングサイズを有し得る。場合によっては、狭帯域領域の各々は、RACH送信のために異なる固定バンドリングサイズを有し得る。場合によっては、1つまたは複数の狭帯域領域は、1つまたは複数の他の狭帯域領域と同じ固定バンドリングサイズを有し得る。
【0082】
[0089]いくつかの態様では、1つまたは複数の狭帯域領域は、UE120のために異なるカバレージモードをサポートし得、RACH送信のためのバンドリングサイズは、UE120のための特定のカバレージモードをサポートする1つまたは複数の狭帯域領域に少なくとも部分的に基づいて決定され得る。たとえば、場合によっては、UE120が通常カバレージモードで動作している場合、UE120は、それの通常カバレージモードをサポートする1つまたは複数の狭帯域領域を識別し得る。UE120は、次いで、たとえば、通常カバレージモードをサポートする1つまたは複数の狭帯域領域によって使用される固定バンドリングサイズに少なくとも部分的に基づいて、RACH送信のためのバンドリングサイズを決定し得る。同様の例は、UE120のCEモードおよび/または他のモードについて適用され得る。
【0083】
[0090]いくつかの態様によれば、UE120および/またはeNB110は、バンドルされたRACHメッセージの開始サブフレームに少なくとも部分的に基づいて、バンドルされたRACHメッセージのためのバンドリングサイズを決定し得る。たとえば、1つまたは複数の狭帯域領域の各々内で、複数のバンドリングサイズがサポートされ得る。ある場合には、特定の狭帯域領域内で、サブフレームの第1のセットは、RACH送信のために特定のバンドリングサイズを有し得、サブフレームの第2のセットは、他の送信のために別のバンドリングサイズを有し得る。これらの場合、1つまたは複数の狭帯域領域の各々内で、バンドルされたRACH送信のために使用されるバンドリングサイズは、バンドルされたRACH送信がそれにおいて開始し得るサブフレームに応じて(たとえば、サブフレームの第1のセットにおいて)変化し得る。
【0084】
[0091]いくつかの態様によれば、UE120および/またはeNB110は、低コストUEの(たとえば、CEモードのための)推定CEターゲットに少なくとも部分的に基づいて、バンドルされたRACHメッセージのためのバンドリングサイズを決定し得る。たとえば、UE120(および/またはeNB110)は、UE120とeNB110との間の無線状態の品質に少なくとも部分的に基づいてRACH送信のために使用され得る推定CEターゲットを識別し得る。ある場合には、UE120は、推定CEターゲットを決定するためにダウンリンク(DL)経路損失を使用し得る。たとえば、DL経路損失に基づいて、UE120は、UE120が、バンドルされたRACHのためにCEモードで動作し、(たとえば、通常モードのために使用されるバンドリングサイズと比較して)比較的大きいバンドリングサイズを使用すべきであると決定し得る。他の例では、UE120は、(たとえば、他の品質測定値に基づいて)バンドルされたRACHのために1つまたは複数の他のバンドリングサイズを決定し得る。
【0085】
[0092]いくつかの態様によれば、UE120および/またはeNB110は、前に送信されたバンドルされたRACHメッセージを正常に復号することのeNB110の成功または失敗に基づいて、バンドルされたRACHメッセージのためのバンドリングサイズを決定し得る。たとえば、場合によっては、UE120が、前に送信されたバンドルされたRACH(たとえば、MTC_MSG1)についてeNB110からのランダムアクセス応答(RAR)メッセージを正常に復号した場合、UE120は、(MTC_MSG1など、前に送信されたバンドルされたRACHメッセージを復号することのeNB110の)成功を決定し得る。同様に、場合によっては、UE120は、UE120が、前に送信されたバンドルされたRACHについてeNB110からのRARメッセージを正常に復号することが不可能であった場合、(前に送信されたバンドルされたRACHメッセージを復号することのeNB110の)失敗を決定し得る。場合によっては(たとえば、UE120が失敗を決定した場合)、UE120は、前のバンドルされたRACHメッセージを正常に復号することのeNB110の失敗に応答して、前のバンドルされたRACHメッセージのために使用されるバンドリングサイズに対してバンドリングサイズを増加させ得る。
【0086】
[0093]追加または代替として、場合によっては、前のバンドルされたRACHメッセージを正常に復号することのeNB110の失敗に応答して、UE120は、前のバンドルされたRACHメッセージを送信するために使用される送信電力に対して送信電力を増加させ得る。いくつかの態様では、送信電力は、前のバンドルされたRACHメッセージのために使用されるバンドリングサイズ、および/またはその後に送信されるバンドルされたRACHメッセージのために使用されるバンドリングサイズについて増加され得る。さらに、バンドルされたRACHメッセージを送信するとき、UE120におけるRACHカウンタは、(たとえば、単一のバンドルされたRACH内で送信されるRACHメッセージごとに増加されるのとは対照的に)バンドルされたRACHメッセージごとに1回のみ増加され得る。
【0087】
[0094]上述のように、本明細書で提示される態様はまた、UE120および/またはeNB110が、バンドルされたRACHをUE120がeNB110に送信し得る複数のサブフレームを決定することを可能にする技法を提供する。一態様では、複数のサブフレームは、バンドルされたRACHメッセージの開始サブフレームとして利用可能な特定のサブフレームに少なくとも部分的に基づいて決定され得る。
【0088】
[0095]たとえば、UE120および/またはeNB110がバンドルされたRACHのために4のバンドリングサイズを決定した場合、ある場合には、各バンドルされたRACH送信はサブフレーム0、4、8などにおいて開始し得る(たとえば、ここで、バンドルされたRACHの各RACH送信は、連続するサブフレーム中で行われる)。別の場合には、たとえば、バンドルされたRACHのために4の同じバンドリングサイズを用いると、バンドルされたRACH送信の各RACH送信はサブフレーム0、2、4、6などにおいて開始し得る(たとえば、ここで、バンドルされたRACHの各RACH送信は、連続しないサブフレーム中で行われる)。概して、しかしながら、各バンドルされたRACH送信のための開始サブフレームの決定は、フレームにおいて使用される特定のサブフレームアップリンク/ダウンリンク構成に少なくとも部分的に基づき得る。
【0089】
[0096]図8に示されているように、ランダムアクセス手順の一部として、804において、eNB110は、UE120からバンドルされたRACHメッセージを受信したことに応答して、バンドルされたRARメッセージ(たとえば、MTC_MSG2)をUE120に送信する。UEは、RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づいてRARメッセージを受信するためのRARリソースを決定し、そのRARリソース上でRARメッセージを受信する。RARリソースは、キャリア帯域幅の狭帯域周波数領域、開始送信時間、開始サブフレーム、またはバンドリングサイズのうちの少なくとも1つを含み得る。場合によっては、バンドルされたRARメッセージはHARQをサポートしないことがある。図8に示されているように、バンドルされたRARメッセージのためのバンドリングサイズは、バンドルされたRACHメッセージに少なくとも部分的に基づき得る。
【0090】
[0097]いくつかの態様では、UEはまた、RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数の制御チャネル復号候補を識別し、1つまたは複数の制御チャネル候補をブラインド復号し得る。場合によっては、1つまたは複数の制御チャネル復号候補を識別することは、アグリゲーションレベル(たとえば、制御チャネル要素(CCE)および/または拡張制御チャネル要素(eCCE)の数)、RARメッセージバンドリングサイズ、あるいはRARメッセージパケットサイズのうちの少なくとも1つを決定することを含み得る。UEは、RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づいてRARメッセージパケットサイズを決定し得る。場合によっては、UEは、RARメッセージのバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づいてRACHプリアンブルを選択し得る。
【0091】
[0098]いくつかの態様では、UE120および/またはeNB110は、UEによって選択されたRACHメッセージに少なくとも部分的に基づいて、バンドルされたRARメッセージのためのバンドリングサイズおよび/または狭帯域領域を決定し得る。RARメッセージバンドリングサイズおよび/または狭帯域領域は、バンドルされたRACHメッセージの狭帯域領域またはバンドリングサイズのうちの少なくとも1つにさらに依存し得る。たとえば、場合によっては、バンドルされたRARメッセージのバンドリングサイズは、低コストUEから受信されたバンドルされたRACHメッセージのバンドリングサイズ(たとえば、図8に示されている一実装形態では4のバンドリングサイズ)と同じであり得る。場合によっては、バンドルされたRARメッセージのバンドリングサイズは、バンドルされたRACHメッセージを送信するために狭帯域領域のうちの1つまたは複数中で使用されるバンドリングサイズから決定され得る。場合によっては、RARメッセージのバンドリングサイズはPRACHメッセージのバンドリングサイズに依存しないことがある。
【0092】
[0099]いくつかの態様では、RARメッセージの制御および/またはデータ部分がバンドルされ得る。たとえば、RARメッセージの制御部分は、RARメッセージのデータ部分のために使用されるバンドリングサイズと同じまたは異なるバンドリングサイズを有し得る。いくつかの態様では、(たとえば、ePDCCH上の)RARメッセージの制御部分のためのバンドリングサイズおよび/または狭帯域領域は、UEによって選定されたそれぞれのRACHメッセージの少なくとも1つのプロパティに少なくとも部分的に基づいて暗黙的に決定され得る。たとえば、RARメッセージの制御部分のために使用される狭帯域領域および/またはRARメッセージの制御部分を送信するために使用されるバンドリングサイズの決定は、RACHメッセージを送信するために使用されるバンドリングサイズおよび/または狭帯域領域に少なくとも部分的に基づき得る。場合によっては、RACHメッセージのために使用されるバンドリングサイズおよび/または狭帯域領域と、RARメッセージの制御部分のために使用されるバンドリングサイズおよび/または狭帯域領域とからの1対1マッピングがあり得る。
【0093】
[00100]いくつかの態様によれば、バンドルされたRARメッセージのタイミングは、RACHメッセージのバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づき得る。たとえば、バンドルされたRACHメッセージを送信した後に、UE120は、バンドルされたRACHの送信に続いてある時間期間内にバンドルされたRARメッセージを予想し得る。
【0094】
[00101](たとえば、非低コストUEによって使用される)従来のランダムアクセス手順では、時間期間は一定の時間期間(たとえば、約10ms)の間のみ持続し得る。しかしながら、eMTCでは、バンドリング、サブフレーム構成などにより、この時間期間は、低コストUEが、バンドルされたRARが正常に受信されたか否かを検出するのに十分な時間期間でないことがある。たとえば、上述のように、部分的に十分なバンドリングに対して、(制御部分を含む)RARの第1のサブフレームは特定のサブフレームにおいて開始する必要があり得る。
【0095】
[00102]したがって、本明細書で提示される技法は、低コストUEがRACH失敗を宣言することなしにバンドルされたRAR送信を検出するためのより多くの時間を可能にするために、(たとえば、eMTCにおける)時間期間が拡張されることを可能にし得る。場合によっては、バンドルされたRARメッセージに対処するために使用されるランダムアクセス無線ネットワーク一時識別子(RA-RNTI:random access radio network temporary identifier)のために使用される計算は、レガシーランダムアクセス手順において使用される計算とは異なり得る。たとえば、eMTCでは、RA-RNTI計算は、バンドルされたRACHが開始したかあるいはそれが終了したサブフレームを使用し得る。
【0096】
[00103]いくつかの態様では、バンドルされたRARは、接続要求メッセージを送信するための許可を提供する。たとえば、バンドルされたRARメッセージは、ランダムアクセス手順において1つまたは複数の後続のバンドルされたメッセージを送信/受信する際に低コストUEによって使用され得る(たとえば、UL許可における)様々な量の情報を含んでいることがある。図8に示されているように、たとえば、バンドルされた接続要求メッセージ(たとえば、806におけるMTC_MSG3)および/またはバンドルされた競合解消メッセージ(たとえば、808におけるMTC_MSG4)の両方は、バンドルされたRARメッセージに少なくとも部分的に基づき得る。
【0097】
[00104]ある場合には、バンドルされたRARメッセージは、バンドルされた接続要求メッセージ(たとえば、MTC_MSG3)をUE120がeNB110に送信するための狭帯域領域またはバンドリングサイズのうちの少なくとも1つを(UL許可を介して)示し得る。代替または追加として、場合によっては、バンドルされたRARメッセージはまた、バンドルされた競合解消メッセージ(たとえば、MTC_MSG4)をUE120がeNB110から受信するための狭帯域領域またはバンドリングサイズを(UL許可を介して)示し得る。
【0098】
[00105]いくつかの態様では、バンドルされたRARメッセージ内のRAR許可は、レガシーランダムアクセス手順において使用されるRAR許可とは別様に定義され得る。たとえば、非低コストUEでは、RAR許可は20ビットであり得、ホッピングフラグのための1ビットと、固定サイズリソースブロック割当てのための10ビットと、短縮変調およびコーディング方式のための4ビットと、スケジュールされた物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)のための伝送/送信電力制御(TPC)コマンドのための3ビットと、UL遅延のための1ビットと、チャネル状態情報要求のための1ビットとを含み得る。
【0099】
[00106]いくつかの態様によれば、(たとえば、TTIバンドリング下の)eMTCにおける低コストUEでは、バンドルされたRARメッセージ内のRAR許可は12ビットであり得、トランスポートブロックサイズ(TBS)インジケータのための2ビットと、ULリソースブロック割当てインジケータのための4ビットと、バンドリング長さおよびサブバンドホッピングインジケータのための3ビットと、TPCモードインジケータおよびTPCコマンドのための3ビットとを含み得る。場合によっては、TBSインジケータは、4位相シフトキーイング(QPSK)変調およびコーディング方式(MCS)を示し得る。場合によっては、ULリソースブロック割当てインジケータは、6つのリソースブロック(たとえば、狭帯域領域)のサブバンド内の特定のリソース割振りを示すために使用され得る。場合によっては、バンドリング長さおよびサブバンドホッピングインジケータは、所与のバンドリング長さのための特定のバンドリング長さおよびサブバンドホッピングシーケンスを示し得る。たとえば、32の所与のバンドリング長さでは、バンドリング長さおよびサブバンドホッピングインジケータは、メッセージの8つのブロックがあるべきであり、メッセージの各ブロックが4つの異なるサブバンド中でホッピングされることを示し得る。場合によっては、TPCモードインジケータは、低コストUEが1つまたは複数の送信電力モードで動作すべきかどうかを示し得る。たとえば、TPCモードインジケータは、低コストUEが最大電力モードまたは何らかの他の電力モードで動作すべきであることを示し得る。代替的に、どの電力で低コストUEが送信すべきかを示すためRAR許可内で1つまたは複数のTPCコマンドが使用され得る。
【0100】
[00107]上述のように、eNB110が、804において、バンドルされたRARメッセージをUE120に送信した後に、UE120は、806において、バンドルされた無線リソース制御(RRC)接続要求メッセージ(たとえば、MTC_MSG3)をeNB110に送信するために、バンドルされたRARメッセージ中の(たとえば、上記で定義されたRAR許可中で提供される)様々な情報を使用し得る。別様に言うと、RARメッセージは、接続要求メッセージを送信するための許可を提供し得、この許可は、接続要求メッセージに関して、TBS、バンドリング長さ、サブバンドホッピングインジケータ、TPCなどについての情報を示し得る。場合によっては、上記で説明したように、バンドルされたRRC接続要求メッセージの特定の狭帯域領域および/またはバンドリングサイズは、受信されるバンドルされたRARメッセージによって示され得る。
【0101】
[00108]さらに、本明細書で提示されるいくつかの態様は、バンドルされたRRC接続要求メッセージの送信タイミングが(たとえば、レガシーランダムアクセス手順とは対照的に)変化することを可能にし得る。たとえば、概して、レガシーランダムアクセス手順では、接続要求メッセージの送信のための送信タイミングは、RARメッセージ中の許可の受信タイミングによって制御される。しかしながら、eMTCでは、バンドリングおよび/または狭帯域動作により、バンドルされたRRC接続要求メッセージの送信タイミングは、バンドルされたRARおよびバンドルされた接続要求メッセージのために使用されるバンドリングの量に応じて適応する必要があり得る。
【0102】
[00109]したがって、本明細書で提示される技法は、接続要求メッセージを送信するタイミングが、バンドルされたRARメッセージのバンドリングサイズおよび/または接続要求メッセージのバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づくことを可能にし得る。たとえば、UE120は、特定のサブフレームk中のバンドルされたRARメッセージ中のRAR許可を復号すると、第1のアップリンクサブフレームk+n、n>n1上でバンドルされた接続要求メッセージの送信を開始し得、ここで、n1は、UE120が新しいULパケットを準備するためのおよび/または可能な狭帯域再チューニングを実施するための時間を含む。
【0103】
[00110]さらに、場合によっては、バンドルされた接続要求メッセージのために使用されるバンドリングの量は、UE120が動作している狭帯域領域および/または別の狭帯域領域に再チューニングするために必要な時間に依存し得る。たとえば、上述のように、場合によっては、バンドルされた接続要求送信は特定のサブフレームにおいて開始し得、バンドリング量は、アップリンク送信のために使用され得る狭帯域領域中に残っている利用可能なサブフレームの数に依存し得る。
【0104】
[00111]UE120が、806において、バンドルされた接続要求メッセージをeNB110に送信した後に、UE120は、バンドルされた競合解消メッセージ(たとえば、MTC_MSG4)をeNB110から受信することを予想し得る。上述のように、場合によっては、バンドルされた競合解消メッセージのために使用される狭帯域領域および/またはバンドリングサイズは、eNB110から受信されたバンドルされたRARメッセージ中の指示に少なくとも部分的に基づいて決定され得る。場合によっては、しかしながら、バンドルされた競合解消メッセージのための狭帯域領域および/またはバンドリングサイズがバンドルされたRARメッセージ中に示されなかった場合、バンドルされた競合解消メッセージは、バンドルされたRARメッセージが送信されたのと同じ狭帯域領域中で送信され、および/またはバンドルされたRARメッセージによって使用されたのと同じバンドリングサイズを使用し得る。
【0105】
[00112]本明細書で説明する技法はMTCおよびeMTCにおけるランダムアクセス手順のために使用されていることがあるが、本明細書で提示される技法は、システム情報のページング、送信/受信など、MTCおよび/またはeMTCにおける他の手順にも適用され得ることを当業者は諒解されよう。
【0106】
eMTCのための例示的なブロードキャスト送信優先度付け
[00113]本明細書で提示される態様はまた、MTCおよび/またはeMTCにおいてブロードキャスト送信に優先度を付けるための技法を提供し得る。
【0107】
[00114]上述のように、場合によっては、低コストUEは、所与の時間に単一のブロードキャストTBよりも多くを受信することが不可能であり得る。たとえば、サブフレームごとに、低コストUEは、一度に、RARメッセージ、ページングメッセージ、またはブロードキャストシグナリングなどのいずれかのみを受信することが可能で可能であり得る。さらに、異なる狭帯域領域では異なるブロードキャスト送信が行われ得るが、BSは、同じ時間に狭帯域領域ごとに送信を同時にブロードキャストすることが可能であり得る。したがって、場合によっては、低コストUEはBSからの特定のブロードキャスト送信を予想しているが、BSはその特定のブロードキャスト送信を送信していないことがある時間があり得る。
【0108】
[00115]したがって、本明細書の技法は、eMTCにおけるデバイスがブロードキャスト送信を送信/受信するときに従うべき優先ルールを提供する。
【0109】
[00116]いくつかの態様では、低コストUEは、BSから収集すべきメッセージのタイプ(たとえば、ブロードキャスト送信)を決定するときに1つまたは複数の優先ルールを適用し得る。たとえば、(BSからの)ブロードキャスト送信は、BSからの(バンドルされた)ランダムアクセス応答、(バンドルされた)ページングメッセージ、システム情報を搬送するブロードキャストメッセージなどであり得る。場合によっては、低コストUEは、RACHメッセージをBSに送信した後に優先ルールを適用し得る。
【0110】
[00117]特定の一実装形態では、低コストUEは、第1の優先度として(たとえば、RARメッセージは送信されたRACHによってトリガされ得るので)バンドルされたRARメッセージの受信を定義し、第2の優先度として(たとえば、システム情報の着信データ通知および更新のために使用され得る)ページングメッセージの受信を定義し、第3の優先度として(たとえば、概して、頻繁に受信されることは不要であり得るが、ページングを介して示されることもあり得る)システム情報の受信を定義し得る。
【0111】
[00118]したがって、上記の例では、低コストUEがバンドルされたRACHメッセージを送信しており、バンドルされたRARメッセージをBSからまだ受信していない場合、低コストUEは、ページングメッセージおよびシステム情報について監視する前に、ブロードキャストされたバンドルされたRARメッセージについて監視することを決定し得る。しかしながら、低コストUEが、バンドルされたRACHメッセージを送信しておらず、またRARメッセージを受信してもいない場合、低コストUEは、ブロードキャストされたシステム情報などについて監視する前に、ブロードキャストされたページングメッセージについて監視することを決定し得る。
【0112】
[00119]概して、しかしながら、上記の例では、eMTCにおいてBSからブロードキャスト送信を収集するための特定の優先順序について説明しているが、MTCおよび/またはeMTCにおけるブロードキャスト送信のために他の優先度も定義され得ることを当業者は認識されよう。
【0113】
[00120]本明細書で使用される、項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」を指す句は、単一のメンバーを含む、それらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a-b、a-c、b-c、およびa-b-c、ならびに複数の同じ要素を用いた任意の組合せ(たとえば、a-a、a-a-a、a-a-b、a-a-c、a-b-b、a-c-c、b-b、b-b-b、b-b-c、c-c、およびc-c-c、またはa、b、およびcの任意の他の配列)を包含するものとする。
【0114】
[00121]本明細書で使用される「決定すること」という用語は、多種多様な行為を包含する。たとえば、「決定すること」は、計算すること、算出すること、処理すること、導出すること、調査すること、ルックアップすること(たとえば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造においてルックアップすること)、確認することなどを含み得る。また、「決定すること」は、受信すること(たとえば、情報を受信すること)、アクセスすること(たとえば、メモリ中のデータにアクセスすること)などを含み得る。また、「決定すること」は、解決すること、選択すること、選定すること、確立することなどを含み得る。
【0115】
[00122]場合によっては、フレームを実際に通信するのではなく、デバイスは、送信または受信のためにフレームを通信するためのインターフェースを有することができる。たとえば、プロセッサは、バスインターフェースを介して、送信のためにRFフロントエンドにフレームを出力し得る。同様に、フレームを実際に受信するのではなく、デバイスは、別のデバイスから受信されたフレームを取得するためのインターフェースを有し得る。たとえば、プロセッサは、バスインターフェースを介して、送信のためにRFフロントエンドからフレームを取得(または受信)し得る。
【0116】
[00123]本明細書で開示される方法は、説明した方法を達成するための1つまたは複数のステップまたは行為を備える。方法のステップおよび/または行為は、特許請求の範囲から逸脱することなく、互いに交換され得る。言い換えれば、ステップまたは行為の特定の順序が指定されていない限り、特定のステップおよび/または行為の順序および/または使用は、特許請求の範囲から逸脱することなく変更され得る。
【0117】
[00124]上記で説明した方法の様々な動作は、対応する機能を実施することが可能な任意の好適な手段によって実施され得る。1つまたは複数のプロセッサ、回路、または他のデバイスはソフトウェアを実行し得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかにかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数などを意味するように広く解釈されるべきである。それらの手段は、限定はしないが、回路、特定用途向け集積回路(ASIC)、またはプロセッサを含む、様々な(1つまたは複数の)ハードウェアおよび/またはソフトウェア構成要素および/またはモジュールを含み得る。概して、図に示されている動作がある場合、それらの動作は、任意の好適な対応するカウンターパートのミーンズプラスファンクション構成要素によって実施され得る。
【0118】
[00125]たとえば、受信するための手段および/または監視するための手段は、図2に示されている基地局110の受信プロセッサ238、MIMO検出器236、復調器232a~232t、および/またはアンテナ234a~234t、ならびに/あるいは図2に示されているユーザ機器120のMIMO検出器256、受信プロセッサ258、復調器254a~254r、および/またはアンテナ252a~252rなどの受信機を含み得る。決定するための手段、監視手段、適用するための手段、復号するための手段、示すための手段、選択するための手段、増加させるための手段、および/または実施するための手段は、図2に示されている基地局110のコントローラ/プロセッサ240、スケジューラ246、送信機プロセッサ220、受信プロセッサ238、MIMO検出器236、TX MIMOプロセッサ230、および/または変調器/復調器232a~232t、ならびに/あるいは図2に示されているユーザ機器120のコントローラ/プロセッサ280、受信プロセッサ258、送信プロセッサ264、MIMO検出器256、TX MIMOプロセッサ266、および/または変調器/復調器254a~254rなど、1つまたは複数のプロセッサ(または処理システム)を含み得る。シグナリングするための手段、提供するための手段、送信するための手段、増加させるための手段、および/または示すための手段は、図2に示されている基地局110の送信プロセッサ220、TX MIMOプロセッサ230、変調器232a~232t、および/またはアンテナ234a~234t、ならびに/あるいは図2に示されているユーザ機器120の送信プロセッサ264、TX MIMOプロセッサ266、変調器254a~254r、および/またはアンテナ252a~252rなどの送信機を含み得る。
【0119】
[00126]情報および信号は、多種多様な技術および技法のうちのいずれかを使用して表され得ることを、当業者は理解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの組合せによって表され得る。
【0120】
[00127]さらに、本明細書の開示に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せとして実装され得ることを、当業者は諒解されよう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップについて、上記では概してそれらの機能に関して説明した。そのような機能がハードウェアとして実装されるか、ソフトウェアとして実装されるかは、特定の適用例および全体的なシステムに課せられた設計制約に依存する。当業者は、説明した機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実装し得るが、そのような実装の決定は、本開示の範囲からの逸脱を生じるものと解釈されるべきではない。
【0121】
[00128]本明細書の開示に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明した機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ(たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成)として実装され得る。
【0122】
[00129]本明細書の開示に関して説明した方法またはアルゴリズムのステップは、直接ハードウェアで実施されるか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで実施されるか、またはそれらの組合せで実施され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROM(登録商標)メモリ、相変化メモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体中に常駐し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、および記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替として、記憶媒体はプロセッサに一体化され得る。プロセッサおよび記憶媒体はASIC中に存在し得る。ASICはユーザ端末中に存在し得る。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末中に個別構成要素として存在し得る。
【0123】
[00130]1つまたは複数の例示的な設計では、説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータプログラムのある場所から別の場所への転送を容易にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、汎用コンピュータまたは特別目的コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD/DVD、または他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータ、または汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術は媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲に含まれるべきである。
【0124】
[00131]本開示の前述の説明は、いかなる当業者でも本開示を作成または使用することができるように提供される。本開示への様々な修正は当業者には容易に明らかになり、本明細書で定義された一般原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明した例および設計に限定されるものではなく、本明細書で開示する原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。

図1
図2
図3
図4
図5A
図5B
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2024-08-21
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤレス通信装置が、RACHプリアンブルを備える物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)メッセージを受信することと、
前記ワイヤレス通信装置が、少なくとも前記RACHプリアンブルのための狭帯域リソースに基づいてランダムアクセス応答(RAR)メッセージを送信するためのRARリソースを選択することと、ここにおいて、前記RARリソースは開始サブフレームを含む、を備える、ワイヤレス通信の方法。
【請求項2】
前記ワイヤレス通信装置が、少なくとも前記RACHプリアンブルのための前記狭帯域リソースに基づいて前記RARメッセージのためのバンドリングサイズを決定することをさらに備える、請求項に記載の方法。
【請求項3】
ワイヤレス通信のための装置であって、
RACHプリアンブルを備える物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)メッセージを受信するための手段と、
少なくとも前記RACHプリアンブルのための狭帯域リソースに基づいてランダムアクセス応答(RAR)メッセージを送信するためのRARリソースを選択するための手段と、ここにおいて、前記RARリソースは開始サブフレームを含む、
を備える、装置。
【請求項4】
少なくとも前記RACHプリアンブルのための前記狭帯域リソースに基づいて前記RARメッセージのためのバンドリングサイズを決定するための手段をさらに備える、請求項に記載の装置。
【請求項5】
ワイヤレス通信のための装置であって、
RACHプリアンブルを備える物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)メッセージを受信するように構成された受信機と、
少なくとも1つのプロセッサと、
少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリとを備え、前記メモリは、前記少なくとも1つのプロセッサによって前記装置に、
少なくとも前記RACHプリアンブルのための狭帯域リソースに基づいてランダムアクセス応答(RAR)メッセージを送信するためのRARリソースを選択することを行わせること、ここにおいて、前記RARリソースは開始サブフレームを含む、を実行可能なコードを備える、装置。
【請求項6】
前記メモリが、前記少なくとも1つのプロセッサによって前記装置に、少なくとも前記RACHプリアンブルに基づいて前記RARメッセージのためのバンドリングサイズを決定することを行わせることを実行可能なコードをさらに備える、請求項に記載の装置。
【請求項7】
RACHプリアンブルを備える物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)メッセージを受信するためのコードと、
少なくとも前記RACHプリアンブルのための狭帯域リソースに基づいてランダムアクセス応答(RAR)メッセージを送信するためのRARリソースを選択するためのコードと、ここにおいて、前記RARリソースは開始サブフレームを含む、を備える、コンピュータ実行可能コードを記憶した非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項8】
少なくとも前記RACHプリアンブルのための狭帯域リソースに基づいて前記RARメッセージのためのバンドリングサイズを決定するためのコードをさらに備える、請求項に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0124
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0124】
[00131]本開示の前述の説明は、いかなる当業者でも本開示を作成または使用することができるように提供される。本開示への様々な修正は当業者には容易に明らかになり、本明細書で定義された一般原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明した例および設計に限定されるものではなく、本明細書で開示する原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための方法であって、
バンドルされたランダムアクセスチャネル(RACH)メッセージを前記UEが基地局(BS)に送信し得る複数のサブフレームを決定することと、
前記複数のサブフレーム内で、前記バンドルされたRACHメッセージを送信するための少なくとも1つの狭帯域領域を決定することと、
前記バンドルされたRACHメッセージのためのバンドリングサイズを決定することと、前記バンドリングサイズが、前記バンドルされたRACHメッセージが送信される前記複数のサブフレームの数を示す、
前記決定されたバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づいて、前記複数のサブフレームの前記少なくとも1つの狭帯域領域中で前記バンドルされたRACHメッセージを送信することとを備える、方法。
[C2]
前記複数のサブフレームが、前記バンドルされたRACHメッセージの開始サブフレームとして利用可能な特定のサブフレームに少なくとも部分的に基づいて決定される、C1に記載の方法。
[C3]
前記バンドルされたRACHメッセージのための前記バンドリングサイズが、前記BSからのブロードキャストシグナリングに少なくとも部分的に基づいて決定される、C1に記載の方法。
[C4]
前記バンドルされたRACHメッセージのための前記バンドリングサイズが、前記バンドルされたRACHメッセージの前記少なくとも1つの狭帯域領域のロケーション、または開始サブフレームに少なくとも部分的に基づいて決定される、C1に記載の方法。
[C5]
前記バンドルされたRACHメッセージのための前記バンドリングサイズが、推定カバレージ拡張ターゲットに少なくとも部分的に基づいて決定される、C1に記載の方法。
[C6]
前記バンドルされたRACHメッセージのための前記バンドリングサイズが、前のバンドルされたRACHメッセージを正常に復号することの前記BSの成功または失敗に少なくとも部分的に基づいて決定される、C1に記載の方法。
[C7]
前記成功または失敗が、前に送信されたバンドルされたRACHメッセージについての前記BSからのランダムアクセス応答メッセージを正常に復号することに少なくとも部分的に基づいて決定される、C6に記載の方法。
[C8]
前記前のバンドルされたRACHメッセージを正常に復号することの前記BSの失敗に応答して、
前記前のバンドルされたRACHメッセージのためのバンドリングサイズに対して前記バンドルされたRACHメッセージのための前記バンドリングサイズを増加させること、または
前記前のバンドルされたRACHメッセージのための送信電力に対して前記バンドルされたRACHメッセージのための送信電力を増加させることのうちの少なくとも1つをさらに備える、C6に記載の方法。
[C9]
前記BSからバンドルされたランダムアクセス応答メッセージを受信することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C10]
前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージの制御部分の狭帯域領域またはバンドリングサイズのうちの少なくとも1つが、前記選択されたバンドルされたRACHメッセージからの少なくとも1つのプロパティの決定に少なくとも部分的に基づく、C9に記載の方法。
[C11]
前記少なくとも1つのプロパティが、前記バンドルされたRACHメッセージの前記少なくとも1つの狭帯域領域または前記バンドリングサイズのうちの少なくとも1つを備える、C10に記載の方法。
[C12]
前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージのタイミングが、前記バンドルされたRACHメッセージの前記バンドリングサイズに少なくとも部分的に基づく、C9に記載の方法。
[C13]
前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージは、前記UEが接続要求メッセージを送信するための狭帯域領域またはバンドリングサイズのうちの少なくとも1つを示す、C9に記載の方法。
[C14]
前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージは、前記UEが前記BSから競合解消メッセージを受信するための狭帯域領域またはバンドリングサイズのうちの少なくとも1つを示す、C13に記載の方法。
[C15]
前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージが、接続要求メッセージを送信するための許可を提供し、前記許可が、トランスポートブロックサイズ(TBS)と、バンドリング長さと、サブバンドホッピングインジケータと、送信電力制御(TPC)とのうちの少なくとも1つについての情報を示す、C9に記載の方法。
[C16]
接続要求メッセージを送信するタイミングが、前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージまたは前記接続要求メッセージのうちの少なくとも1つのバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づく、C9に記載の方法。
[C17]
前記BSからの競合解消メッセージの狭帯域領域またはバンドリングサイズのうちの少なくとも1つが、前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージの狭帯域領域またはバンドリングサイズのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて決定される、C9に記載の方法。
[C18]
前記BSから収集すべきメッセージのタイプを決定するための前記UEの優先度を適用することと、ここにおいて、メッセージの前記タイプが、ランダムアクセス応答メッセージ、ページングメッセージ、またはシステム情報を搬送するブロードキャストメッセージのうちの1つを備える、
前記UEの前記優先度に少なくとも部分的に基づいて、前記BSからのメッセージの前記タイプについて監視することとをさらに備える、C1に記載の方法。
[C19]
ワイヤレス通信のための装置であって、
バンドルされたランダムアクセスチャネル(RACH)メッセージを前記装置が基地局(BS)に送信し得る複数のサブフレームを決定するための手段と、
前記複数のサブフレーム内で、前記バンドルされたRACHメッセージを送信するための少なくとも1つの狭帯域領域を決定するための手段と、
前記バンドルされたRACHメッセージのためのバンドリングサイズを決定するための手段と、前記バンドリングサイズが、前記バンドルされたRACHメッセージが送信される前記複数のサブフレームの数を示す、
前記決定されたバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づいて、前記複数のサブフレームの前記少なくとも1つの狭帯域領域中で前記バンドルされたRACHメッセージを送信するための手段とを備える、装置。
[C20]
前記複数のサブフレームが、前記バンドルされたRACHメッセージの開始サブフレームとして利用可能な特定のサブフレームに少なくとも部分的に基づいて決定される、C19に記載の装置。
[C21]
前記バンドルされたRACHメッセージのための前記バンドリングサイズが、前記BSからのブロードキャストシグナリングに少なくとも部分的に基づいて決定される、C19に記載の装置。
[C22]
前記バンドルされたRACHメッセージのための前記バンドリングサイズが、前記バンドルされたRACHメッセージの前記少なくとも1つの狭帯域領域のロケーション、または開始サブフレームに少なくとも部分的に基づいて決定される、C19に記載の装置。
[C23]
前記バンドルされたRACHメッセージのための前記バンドリングサイズが、推定カバレージ拡張ターゲットに少なくとも部分的に基づいて決定される、C19に記載の装置。
[C24]
前記バンドルされたRACHメッセージのための前記バンドリングサイズが、前のバンドルされたRACHメッセージを正常に復号することの前記BSの成功または失敗に少なくとも部分的に基づいて決定される、C19に記載の装置。
[C25]
ランダムアクセス応答メッセージを復号するための手段をさらに備え、ここにおいて、前記成功または失敗が、前に送信されたバンドルされたRACHメッセージについての前記BSからの前記ランダムアクセス応答メッセージを正常に復号することに少なくとも部分的に基づいて決定される、C24に記載の装置。
[C26]
前記前のバンドルされたRACHメッセージを正常に復号することの前記BSの失敗に応答して、
前記前のバンドルされたRACHメッセージのためのバンドリングサイズに対して前記バンドルされたRACHメッセージのための前記バンドリングサイズ、または
前記前のバンドルされたRACHメッセージのための送信電力に対して前記バンドルされたRACHメッセージのための送信電力のうちの少なくとも1つを増加させるための手段をさらに備える、C24に記載の装置。
[C27]
前記BSからバンドルされたランダムアクセス応答メッセージを受信するための手段をさらに備える、C19に記載の装置。
[C28]
前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージの制御部分の狭帯域領域またはバンドリングサイズのうちの少なくとも1つが、前記選択されたバンドルされたRACHメッセージからの少なくとも1つのプロパティの決定に少なくとも部分的に基づく、C27に記載の装置。
[C29]
前記少なくとも1つのプロパティが、前記バンドルされたRACHメッセージの前記少なくとも1つの狭帯域領域または前記バンドリングサイズのうちの少なくとも1つを備える、C27に記載の装置。
[C30]
前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージのタイミングが、前記バンドルされたRACHメッセージの前記バンドリングサイズに少なくとも部分的に基づく、C27に記載の装置。
[C31]
接続要求メッセージを送信するための手段をさらに備え、ここにおいて、前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージは、前記装置が前記接続要求メッセージを送信するための狭帯域領域またはバンドリングサイズのうちの少なくとも1つを示す、C27に記載の装置。
[C32]
競合解消メッセージを受信するための手段をさらに備え、ここにおいて、前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージは、前記装置が前記BSから前記競合解消メッセージを受信するための狭帯域領域またはバンドリングサイズのうちの少なくとも1つを示す、C31に記載の装置。
[C33]
接続要求メッセージを送信するための手段をさらに備え、ここにおいて、前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージが、前記接続要求メッセージを送信するための許可を提供し、前記許可が、トランスポートブロックサイズ(TBS)と、バンドリング長さと、サブバンドホッピングインジケータと、送信電力制御(TPC)とのうちの少なくとも1つについての情報を示す、C27に記載の装置。
[C34]
接続要求メッセージを送信するための手段をさらに備え、ここにおいて、前記接続要求メッセージを送信するタイミングが、前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージまたは前記接続要求メッセージのうちの少なくとも1つのバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づく、C27に記載の装置。
[C35]
競合解消メッセージを受信するための手段をさらに備え、ここにおいて、前記BSからの前記競合解消メッセージの狭帯域領域またはバンドリングサイズのうちの少なくとも1つが、前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージの狭帯域領域またはバンドリングサイズのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて決定される、C27に記載の装置。
[C36]
前記BSから収集すべきメッセージのタイプを決定するための前記装置の優先度を適用するための手段と、ここにおいて、メッセージの前記タイプが、ランダムアクセス応答メッセージ、ページングメッセージ、またはシステム情報を搬送するブロードキャストメッセージのうちの1つを備える、
前記装置の前記優先度に少なくとも部分的に基づいて、前記BSからのメッセージの前記タイプについて監視するための手段とをさらに備える、C19に記載の装置。
[C37]
ワイヤレス通信のための装置であって、
バンドルされたランダムアクセスチャネル(RACH)メッセージを前記装置が基地局(BS)に送信し得る複数のサブフレームを決定することと、
前記複数のサブフレーム内で、前記バンドルされたRACHメッセージを送信するための少なくとも1つの狭帯域領域を決定することと、
前記バンドルされたRACHメッセージのためのバンドリングサイズを決定することと、前記バンドリングサイズが、前記バンドルされたRACHメッセージが送信される前記複数のサブフレームの数を示す、
を行うように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
前記決定されたバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づいて、前記複数のサブフレームの前記少なくとも1つの狭帯域領域中で前記バンドルされたRACHメッセージを送信するように構成された送信機と、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリとを備える、装置。
[C38]
ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のためのコンピュータ可読媒体であって、 バンドルされたランダムアクセスチャネル(RACH)メッセージを前記UEが基地局(BS)に送信し得る複数のサブフレームを決定するためのコードと、
前記複数のサブフレーム内で、前記バンドルされたRACHメッセージを送信するための少なくとも1つの狭帯域領域を決定するためのコードと、
前記バンドルされたRACHメッセージのためのバンドリングサイズを決定するためのコードと、前記バンドリングサイズが、前記バンドルされたRACHメッセージが送信される前記複数のサブフレームの数を示す、
前記決定されたバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づいて、前記複数のサブフレームの前記少なくとも1つの狭帯域領域中で前記バンドルされたRACHメッセージを送信するためのコードとを備えるコンピュータ実行可能コードを記憶した、コンピュータ可読媒体。
[C39]
基地局(BS)によるワイヤレス通信のための方法であって、
バンドルされたランダムアクセスチャネル(RACH)メッセージをユーザ機器(UE)が前記BSに送信し得る複数のサブフレームを決定することと、
前記複数のサブフレーム内で、前記バンドルされたRACHメッセージを受信するための少なくとも1つの狭帯域領域を決定することと、
前記バンドルされたRACHメッセージのためのバンドリングサイズを決定することと、前記バンドリングサイズが、前記バンドルされたRACHメッセージが前記UEによって送信される前記複数のサブフレームの数を示す、
前記決定されたバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づいて、前記複数のサブフレームの前記少なくとも1つの狭帯域領域中で前記バンドルされたRACHメッセージを受信することとを備える、方法。
[C40]
前記複数のサブフレームが、前記バンドルされたRACHメッセージの開始サブフレームとして利用可能な特定のサブフレームに少なくとも部分的に基づいて決定される、C39に記載の方法。
[C41]
前記バンドルされたRACHメッセージのための前記バンドリングサイズが、前記BSからのブロードキャストシグナリングに少なくとも部分的に基づいて決定される、C39に記載の方法。
[C42]
前記バンドルされたRACHメッセージのための前記バンドリングサイズが、前記バンドルされたRACHメッセージの前記少なくとも1つの狭帯域領域のロケーション、または開始サブフレームに少なくとも部分的に基づいて決定される、C39に記載の方法。
[C43]
前記バンドルされたRACHメッセージのための前記バンドリングサイズが、推定カバレージ拡張ターゲットに少なくとも部分的に基づいて決定される、C39に記載の方法。
[C44]
前記バンドルされたRACHメッセージのための前記バンドリングサイズが、前のバンドルされたRACHメッセージを正常に復号することの前記BSの成功または失敗に少なくとも部分的に基づいて決定される、C39に記載の方法。
[C45]
前記成功または失敗は、前のバンドルされたRACHメッセージについての前記BSからのランダムアクセス応答メッセージを前記UEが正常に復号することに少なくとも部分的に基づいて決定される、C44に記載の方法。
[C46]
前記BSからバンドルされたランダムアクセス応答メッセージを送信することをさらに備える、C39に記載の方法。
[C47]
前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージの制御部分の狭帯域領域またはバンドリングサイズのうちの少なくとも1つが、前記バンドルされたRACHメッセージからの少なくとも1つのプロパティの決定に少なくとも部分的に基づいて決定される、C46に記載の方法。
[C48]
前記バンドルされたRACHメッセージからの前記少なくとも1つのプロパティが、前記バンドルされたRACHメッセージの前記少なくとも1つの狭帯域領域または前記バンドリングサイズのうちの少なくとも1つを備える、C47に記載の方法。
[C49]
前記ランダムアクセス応答メッセージのタイミングが、前記バンドルされたRACHメッセージの前記バンドリングサイズに少なくとも部分的に基づく、C46に記載の方法。
[C50]
前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージは、前記UEが接続要求メッセージを送信するための狭帯域領域またはバンドリングサイズのうちの少なくとも1つを示す、C46に記載の方法。
[C51]
前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージは、前記UEが前記BSから競合解消メッセージを受信するための狭帯域領域またはバンドリングサイズのうちの少なくとも1つを示す、C50に記載の方法。
[C52]
前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージが、接続要求メッセージを送信するための許可を提供し、前記許可が、トランスポートブロックサイズ(TBS)と、バンドリング長さと、サブバンドホッピングインジケータと、送信電力制御(TPC)とのうちの少なくとも1つについての情報を示す、C46に記載の方法。
[C53]
接続要求メッセージを受信するタイミングが、前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージまたは前記接続要求メッセージのうちの少なくとも1つのバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づく、C46に記載の方法。
[C54]
前記BSからの競合解消メッセージの狭帯域領域またはバンドリングサイズのうちの少なくとも1つが、前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージの狭帯域領域またはバンドリングサイズのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて決定される、C46に記載の方法。
[C55]
ワイヤレス通信のための装置であって、
バンドルされたランダムアクセスチャネル(RACH)メッセージをユーザ機器(UE)が前記装置に送信し得る複数のサブフレームを決定するための手段と、
前記複数のサブフレーム内で、前記バンドルされたRACHメッセージを受信するための少なくとも1つの狭帯域領域を決定するための手段と、
前記バンドルされたRACHメッセージのためのバンドリングサイズを決定するための手段と、前記バンドリングサイズが、前記バンドルされたRACHメッセージが前記UEによって送信される前記複数のサブフレームの数を示す、
前記決定されたバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づいて、前記複数のサブフレームの前記少なくとも1つの狭帯域領域中で前記バンドルされたRACHメッセージを受信するための手段とを備える、装置。
[C56]
前記複数のサブフレームが、前記バンドルされたRACHメッセージの開始サブフレームとして利用可能な特定のサブフレームに少なくとも部分的に基づいて決定される、C55に記載の装置。
[C57]
前記バンドルされたRACHメッセージのための前記バンドリングサイズが、前記装置からのブロードキャストシグナリングに少なくとも部分的に基づいて決定される、C55に記載の装置。
[C58]
前記バンドルされたRACHメッセージのための前記バンドリングサイズが、前記バンドルされたRACHメッセージの前記少なくとも1つの狭帯域領域のロケーション、または開始サブフレームに少なくとも部分的に基づいて決定される、C55に記載の装置。
[C59]
前記バンドルされたRACHメッセージのための前記バンドリングサイズが、推定カバレージ拡張ターゲットに少なくとも部分的に基づいて決定される、C55に記載の装置。
[C60]
前記バンドルされたRACHメッセージのための前記バンドリングサイズが、前のバンドルされたRACHメッセージを正常に復号することの前記装置の成功または失敗に少なくとも部分的に基づいて決定される、C55に記載の装置。
[C61]
前記成功または失敗は、前のバンドルされたRACHメッセージについての前記装置からのランダムアクセス応答メッセージを前記UEが正常に復号することに少なくとも部分的に基づいて決定される、C60に記載の装置。
[C62]
前記装置からバンドルされたランダムアクセス応答メッセージを送信するための手段をさらに備える、C55に記載の装置。
[C63]
前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージの制御部分の狭帯域領域またはバンドリングサイズのうちの少なくとも1つが、前記バンドルされたRACHメッセージからの少なくとも1つのプロパティの決定に少なくとも部分的に基づく、C62に記載の装置。
[C64]
前記バンドルされたRACHメッセージからの前記少なくとも1つのプロパティが、前記バンドルされたRACHメッセージの前記少なくとも1つの狭帯域領域または前記バンドリングサイズのうちの少なくとも1つを備える、C63に記載の装置。
[C65]
前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージのタイミングが、前記バンドルされたRACHメッセージの前記バンドリングサイズに少なくとも部分的に基づく、C62に記載の装置。
[C66]
前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージは、前記UEが接続要求メッセージを送信するための狭帯域領域またはバンドリングサイズのうちの少なくとも1つを示す、C62に記載の装置。
[C67]
前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージは、前記UEが前記装置から競合解消メッセージを受信するための狭帯域領域またはバンドリングサイズのうちの少なくとも1つを示す、C66に記載の装置。
[C68]
前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージが、接続要求メッセージを送信するための許可を提供し、前記許可が、トランスポートブロックサイズ(TBS)と、バンドリング長さと、サブバンドホッピングインジケータと、送信電力制御(TPC)とのうちの少なくとも1つについての情報を示す、C62に記載の装置。
[C69]
接続要求メッセージを受信するための手段をさらに備え、ここにおいて、前記接続要求メッセージを受信するタイミングが、前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージまたは前記接続要求メッセージのうちの少なくとも1つのバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づく、C62に記載の装置。
[C70]
競合解消メッセージを送信するための手段をさらに備え、ここにおいて、前記装置からの前記競合解消メッセージの狭帯域領域またはバンドリングサイズのうちの少なくとも1つが、前記バンドルされたランダムアクセス応答メッセージの狭帯域領域またはバンドリングサイズのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて決定される、C62に記載の装置。
[C71]
ワイヤレス通信のための装置であって、
バンドルされたランダムアクセスチャネル(RACH)メッセージをユーザ機器(UE)が前記装置に送信し得る複数のサブフレームを決定することと、
前記複数のサブフレーム内で、前記バンドルされたRACHメッセージを受信するための少なくとも1つの狭帯域領域を決定することと、
前記バンドルされたRACHメッセージのためのバンドリングサイズを決定することと、前記バンドリングサイズが、前記バンドルされたRACHメッセージが前記UEによって送信される前記複数のサブフレームの数を示す、
を行うように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
前記決定されたバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づいて、前記複数のサブフレームの前記少なくとも1つの狭帯域領域中で前記バンドルされたRACHメッセージを受信するように構成された受信機と、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリとを備える、装置。
[C72]
基地局(BS)によるワイヤレス通信のためのコンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータ可読媒体は、
バンドルされたランダムアクセスチャネル(RACH)メッセージをユーザ機器(UE)が前記BSに送信し得る複数のサブフレームを決定するためのコードと、
前記複数のサブフレーム内で、前記バンドルされたRACHメッセージを受信するための少なくとも1つの狭帯域領域を決定するためのコードと、
前記バンドルされたRACHメッセージのためのバンドリングサイズを決定するためのコードと、前記バンドリングサイズが、前記バンドルされたRACHメッセージが前記UEによって送信される前記複数のサブフレームの数を示す、
前記決定されたバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づいて、前記複数のサブフレームの前記少なくとも1つの狭帯域領域中で前記バンドルされたRACHメッセージを受信するためのコードとを備える、コンピュータ実行可能コードを記憶した、コンピュータ可読媒体。
[C73]
ランダムアクセスチャネル(RACH)プリアンブルのセットからRACHプリアンブルを選択することと、
前記RACHプリアンブルを備える物理RACH(PRACH)メッセージを送信することと、
前記RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づいてランダムアクセス応答(RAR)メッセージを受信するためのRARリソースを決定することと、
前記RARリソース上で前記RARメッセージを受信することとを備える、ワイヤレス通信の方法。
[C74]
前記RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数の制御チャネル復号候補を識別することと、
前記1つまたは複数の制御チャネル候補をブラインド復号することとをさらに備える、C73に記載の方法。
[C75]
前記1つまたは複数の制御チャネル復号候補を識別することが、アグリゲーションレベル、RARメッセージバンドリングサイズ、またはRARメッセージパケットサイズのうちの少なくとも1つを決定することを備える、C74に記載の方法。
[C76]
前記アグリゲーションレベルが拡張制御チャネル要素(ECCE)を備える、C75に記載の方法。
[C77]
前記RARメッセージパケットサイズが前記RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づく、C75に記載の方法。
[C78]
前記RACHプリアンブルが、前記RARメッセージのバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づいて選択される、C73に記載の方法。
[C79]
前記RARリソースが、キャリア帯域幅の狭帯域周波数領域、開始送信時間、開始サブフレーム、またはRARメッセージバンドリングサイズのうちの少なくとも1つを備える、C73に記載の方法。
[C80]
前記RARメッセージバンドリングサイズがPRACHメッセージバンドリングサイズに依存しない、C79に記載の方法。
[C81]
RACHプリアンブルを備える物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)メッセージを受信することと、
前記RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づいてランダムアクセス応答(RAR)メッセージを送信するためのRARリソースを選択することとを備える、ワイヤレス通信の方法。
[C82]
前記RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づいて前記RARメッセージのためのバンドリングサイズを決定することをさらに備える、C81に記載の方法。
[C83]
ワイヤレス通信のための装置であって、
ランダムアクセスチャネル(RACH)プリアンブルのセットからRACHプリアンブルを選択するための手段と、
前記RACHプリアンブルを備える物理RACH(PRACH)メッセージを送信するための手段と、
前記RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づいてランダムアクセス応答(RAR)メッセージを受信するためのRARリソースを決定するための手段と、
前記RARリソース上で前記RARメッセージを受信するための手段とを備える、装置。
[C84]
前記RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数の制御チャネル復号候補を識別するための手段と、
前記1つまたは複数の制御チャネル候補をブラインド復号するための手段とをさらに備える、C83に記載の装置。
[C85]
前記1つまたは複数の制御チャネル復号候補を識別するための前記手段が、アグリゲーションレベル、RARメッセージバンドリングサイズ、またはRARメッセージパケットサイズのうちの少なくとも1つを決定するための手段を備える、C84に記載の装置。
[C86]
前記アグリゲーションレベルが拡張制御チャネル要素(ECCE)を備える、C85に記載の装置。
[C87]
前記RARメッセージパケットサイズが前記RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づく、C85に記載の装置。
[C88]
前記RACHプリアンブルが、前記RARメッセージのバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づいて選択される、C83に記載の装置。
[C89]
前記RARリソースが、キャリア帯域幅の狭帯域周波数領域、開始送信時間、開始サブフレーム、またはRARメッセージバンドリングサイズのうちの少なくとも1つを備える、C83に記載の装置。
[C90]
前記RARメッセージバンドリングサイズがPRACHメッセージバンドリングサイズに依存しない、C89に記載の装置。
[C91]
ワイヤレス通信のための装置であって、
RACHプリアンブルを備える物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)メッセージを受信するための手段と、
前記RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づいてランダムアクセス応答(RAR)メッセージを送信するためのRARリソースを選択するための手段とを備える、装置。
[C92]
前記RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づいて前記RARメッセージのためのバンドリングサイズを決定するための手段をさらに備える、C91に記載の装置。
[C93]
ワイヤレス通信のための装置であって、
ランダムアクセスチャネル(RACH)プリアンブルのセットからRACHプリアンブルを選択することと、
送信機を介して、前記RACHプリアンブルを備える物理RACH(PRACH)メッセージを送信することと、
前記RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づいてランダムアクセス応答(RAR)メッセージを受信するためのRARリソースを決定することと、
受信機を介して、前記RARリソース上で前記RARメッセージを受信することと
を行うように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリとを備える、装置。
[C94]
前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数の制御チャネル復号候補を識別することと、
前記1つまたは複数の制御チャネル候補をブラインド復号することとを行うようにさらに構成された、C93に記載の装置。
[C95]
前記少なくとも1つのプロセッサが、アグリゲーションレベル、RARメッセージバンドリングサイズ、またはRARメッセージパケットサイズのうちの少なくとも1つを決定するように構成された、C94に記載の装置。
[C96]
前記アグリゲーションレベルが拡張制御チャネル要素(ECCE)を備える、C95に記載の装置。
[C97]
前記RARメッセージパケットサイズが前記RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づく、C95に記載の装置。
[C98]
前記RACHプリアンブルが、前記RARメッセージのバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づいて選択される、C93に記載の装置。
[C99]
前記RARリソースが、キャリア帯域幅の狭帯域周波数領域、開始送信時間、開始サブフレーム、またはRARメッセージバンドリングサイズのうちの少なくとも1つを備える、C93に記載の装置。
[C100]
前記RARメッセージバンドリングサイズがPRACHメッセージバンドリングサイズに依存しない、C99に記載の装置。
[C101]
ワイヤレス通信のための装置であって、
RACHプリアンブルを備える物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)メッセージを受信するように構成された受信機と、
前記RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づいてランダムアクセス応答(RAR)メッセージを送信するためのRARリソースを選択するように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリとを備える、装置。
[C102]
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づいて前記RARメッセージのためのバンドリングサイズを決定するようにさらに構成された、C101に記載の装置。
[C103]
ランダムアクセスチャネル(RACH)プリアンブルのセットからRACHプリアンブルを選択するためのコードと、
前記RACHプリアンブルを備える物理RACH(PRACH)メッセージを送信するためのコードと、
前記RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づいてランダムアクセス応答(RAR)メッセージを受信するためのRARリソースを決定するためのコードと、
前記RARリソース上で前記RARメッセージを受信するためのコードとを備える、コンピュータ実行可能コードを記憶した非一時的コンピュータ可読媒体。
[C104]
前記RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数の制御チャネル復号候補を識別するためのコードと、
前記1つまたは複数の制御チャネル候補をブラインド復号するためのコードとをさらに備える、C103に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C105]
前記1つまたは複数の制御チャネル復号候補を識別するための前記コードが、アグリゲーションレベル、RARメッセージバンドリングサイズ、またはRARメッセージパケットサイズのうちの少なくとも1つを決定するためのコードを備える、C104に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C106]
前記アグリゲーションレベルが拡張制御チャネル要素(ECCE)を備える、C105に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C107]
前記RARメッセージパケットサイズが前記RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づく、C105に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C108]
前記RACHプリアンブルが、前記RARメッセージのバンドリングサイズに少なくとも部分的に基づいて選択される、C103に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C109]
前記RARリソースが、キャリア帯域幅の狭帯域周波数領域、開始送信時間、開始サブフレーム、またはRARメッセージバンドリングサイズのうちの少なくとも1つを備える、C103に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C110]
前記RARメッセージバンドリングサイズがPRACHメッセージバンドリングサイズに依存しない、C109に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C111]
RACHプリアンブルを備える物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)メッセージを受信するためのコードと、
前記RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づいてランダムアクセス応答(RAR)メッセージを送信するためのRARリソースを選択するためのコードとを備える、コンピュータ実行可能コードを記憶した非一時的コンピュータ可読媒体。
[C112]
前記RACHプリアンブルに少なくとも部分的に基づいて前記RARメッセージのためのバンドリングサイズを決定するためのコードをさらに備える、C111に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【外国語明細書】