(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024161582
(43)【公開日】2024-11-19
(54)【発明の名称】制御情報の伝送方法およびリソースプールの構成方法、装置、通信機器
(51)【国際特許分類】
H04W 72/25 20230101AFI20241112BHJP
H04W 72/40 20230101ALI20241112BHJP
H04W 72/0446 20230101ALI20241112BHJP
H04W 72/0453 20230101ALI20241112BHJP
【FI】
H04W72/25
H04W72/40
H04W72/0446
H04W72/0453
【審査請求】有
【請求項の数】25
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024141055
(22)【出願日】2024-08-22
(62)【分割の表示】P 2023061708の分割
【原出願日】2018-11-13
(31)【優先権主張番号】201810729890.8
(32)【優先日】2018-07-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201810731570.6
(32)【優先日】2018-07-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201810730628.5
(32)【優先日】2018-07-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201810799372.3
(32)【優先日】2018-07-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201811028294.3
(32)【優先日】2018-09-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201811026782.0
(32)【優先日】2018-09-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201811027557.9
(32)【優先日】2018-09-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
(71)【出願人】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【弁理士】
【氏名又は名称】出口 智也
(72)【発明者】
【氏名】ルー、チエンシー
(72)【発明者】
【氏名】リン、ホエイ-ミン
(57)【要約】 (修正有)
【課題】制御情報の伝送方法及びリソースの構成方法、装置及び通信機器を提供する。
【解決手段】方法は、第1端末と第2端末との間で第1制御情報を伝送することを含む。第1制御情報は、第1制御チャネルによって搬送され、第1データチャネルの伝送をスケジューリングするために使用される。第1データチャネルは、第1端末と第2端末との間のデータを伝送するために使用され、第1制御チャネルと第1データチャネルは、時分割の伝送を実行する。
【選択図】
図6(a)
【特許請求の範囲】
【請求項1】
リソースプールの構成方法であって、
第1端末が、第1構成情報を取得することであって、前記第1構成情報は、第1リソースプールの時間領域リソースおよび周波数領域リソースのうちの少なくとも1つ、および/または、第2リソースプールの時間領域リソースおよび周波数領域リソースのうちの少なくとも1つを決定するために使用されることを含み、
前記第1リソースプール内のリソースは第1制御チャネルを伝送することができ、前記第1制御チャネルはサイドリンク制御情報を伝送するために使用され、前記第2リソースプール内のリソースは第1データチャネルを伝送することができ、前記第1データチャネルはサイドリンクデータを伝送するために使用される、前記リソースプールの構成方法。
【請求項2】
前記第1構成情報は、前記第1リソースプールの時間領域リソースおよび周波数領域リソースのうちの少なくとも1つを決定するために使用され、前記第1構成情報は、
前記第1リソースプールで伝送された前記第1制御チャネルの時間領域の長さ情報、
前記第1リソースプールの周波数領域リソースの開始位置情報、
前記第1リソースプールの周波数領域リソースが占める周波数領域ユニットの数情報、
前記第1リソースプールで伝送された前記第1制御チャネルが占める周波数領域ユニットの数情報のうちの少なくとも1つを含み、
前記第1リソースプールで伝送された前記第1制御チャネルの時間領域の長さ情報は第4パラメータによって決定され、前記第4パラメータは、前記第1リソースプールで伝送された前記第1制御チャネルの時間領域リソースが占める時間領域シンボルの数を指示する、
請求項1に記載のリソースプールの構成方法。
【請求項3】
【請求項4】
前記第1構成情報は第1ビットマップを含み、前記第1ビットマップは、前記第1リソースプールが占有する時間ユニットを決定するために使用され、
前記第1ビットマップは、第1時間範囲内で周期的に重複する、
請求項2に記載のリソースプールの構成方法。
【請求項5】
前記時間ユニットの粒度は、タイムスロットである、
請求項3に記載のリソースプールの構成方法。
【請求項6】
前記第1リソースプールの周波数領域リソースの開始位置は第5パラメータによって決定され、前記第5パラメータは、第1基準位置に対する前記第1リソースプールの周波数領域リソースの開始位置の周波数領域オフセット量を指示し、又は、
前記第1リソースプールの周波数領域リソースが占める周波数領域ユニットの数情報は第6パラメータによって決定され、前記第6パラメータは、前記第1リソースプールの周波数領域リソースが占める周波数領域ユニットの数を指示する、
請求項2に記載のリソースプールの構成方法。
【請求項7】
前記第1リソースプールで伝送された前記第1制御チャネルが占める周波数領域ユニットの数情報は第8パラメータによって決定され、前記第8パラメータは、前記第1制御チャネルが占める周波数領域ユニットの数を指示する、
請求項2に記載のリソースプールの構成方法。
【請求項8】
前記周波数領域ユニットの粒度は、物理リソースブロック(PRB)、またはリソースブロックグループ(RBG)、またはサブバンドであり、
前記周波数領域オフセット量の粒度は、PRBである、
請求項6に記載のリソースプールの構成方法。
【請求項9】
前記第1構成情報は、前記第2リソースプールの時間領域リソースおよび周波数領域リソースのうちの少なくとも1つを決定するために使用され、前記第1構成情報は、
前記第2リソースプールで伝送された前記第1データチャネルの時間領域の長さ情報、
前記第2リソースプールの周波数領域リソースの開始位置情報、
前記第2リソースプールの周波数領域リソースが占める周波数領域ユニットの数情報、
前記第2リソースプールの周波数領域リソースに対応する周波数領域ユニットのサイズ情報のうちの少なくとも1つを含み、
前記第1データチャネルが占める最後の時間ユニットの最後の時間領域シンボルは、データを伝送するために使用されない、
請求項1に記載のリソースプールの構成方法。
【請求項10】
前記第1制御チャネルが占める時間ユニットの最後の時間領域シンボルは制御情報を伝送するために使用されない、
請求項9に記載のリソースプールの構成方法。
【請求項11】
前記時間ユニットの粒度は、タイムスロットである、
請求項9に記載のリソースプールの構成方法。
【請求項12】
前記第1構成情報は第2ビットマップを含み、前記第2ビットマップは、前記第2リソースプールが占有する時間ユニットを決定するために使用され、
前記第2ビットマップは、第2時間範囲内で周期的に重複する、
請求項9に記載のリソースプールの構成方法。
【請求項13】
事前に構成され、またはネットワーク機器によって構成される方式で、1つの時間ユニットにおける前記第1制御チャネルの時間領域開始位置を決定する、
請求項2に記載のリソースプールの構成方法。
【請求項14】
前記第2リソースプールの周波数領域リソースの開始位置は第12パラメータによって決定され、前記第12パラメータは、第1基準位置に対する前記第2リソースプールの周波数領域リソースの開始位置の周波数領域オフセット量を指示し、又は、
前記第2リソースプールの周波数領域リソースが占める周波数領域ユニットの数情報は第13パラメータによって決定され、前記第13パラメータは、前記第2リソースプールの周波数領域リソースが占める周波数領域ユニットの数を指示し、又は、
前記第2リソースプールの周波数領域リソースに対応する周波数領域ユニットのサイズ情報は第14パラメータによって決定され、前記第14パラメータは、前記周波数領域ユニットに含まれた物理リソースブロックの数を指示する、
請求項9に記載のリソースプールの構成方法。
【請求項15】
前記周波数領域ユニットの粒度は、サブバンドであり、
前記周波数領域オフセット量の粒度は、PRBである、
請求項14に記載のリソースプールの構成方法。
【請求項16】
前記第1リソースプールおよび前記第2リソースプールが占める時間領域リソースは異なる、
請求項1に記載のリソースプールの構成方法。
【請求項17】
前記第1リソースプールおよび前記第2リソースプールは、
前記第1リソースプールと前記第2リソースプールの周波数領域リソースの開始位置が同じであること、
前記第1制御チャネルおよび前記第1制御チャネルに対応する第1データチャネルが時分割の伝送を実行すること、
前記第1制御チャネルと前記第1制御チャネルに対応する第1データチャネルの周波数領域リソースの開始位置が同じであること、
前記第1制御チャネルと前記第1制御チャネルに対応する第1データチャネルの周波数領域リソースの長さが異なることのうちの少なくとも1つの特徴を満たす、
請求項1に記載のリソースプールの構成方法。
【請求項18】
【請求項19】
前記第1制御チャネルが占める時間領域リソースは、前記第1制御チャネルに対応する第1データチャネルが占める時間領域リソースより小さく、又は
前記第1制御チャネルが占める時間領域リソースは、前記第1制御チャネルに対応する第1データチャネルが占める時間領域リソースの1つのサブセットである、
請求項1に記載のリソースプールの構成方法。
【請求項20】
【請求項21】
前記時間ユニットの粒度は、タイムスロットである、
請求項18に記載のリソースプールの構成方法。
【請求項22】
前記第1構成情報は第3指示情報を含み、前記第3指示情報は、前記第1リソースプールおよび前記第2リソースプールの基本的なパラメータセットのうちの少なくとも1つを指示し、又は、
前記第1構成情報は第4指示情報を含み、前記第4指示情報は、同期ソースタイプ情報を指示する、
請求項1に記載のリソースプールの構成方法。
【請求項23】
前記第1構成情報はネットワーク機器によって構成されるか、事前に構成される、
請求項1に記載のリソースプールの構成方法。
【請求項24】
前記方法は、
前記第1端末が、第2構成情報を取得することであって、前記第2構成情報はタイムスロットフォーマットを指示することと、
前記第1端末が、第1基準を取得することであって、前記第1基準は、アップリンクシンボルがサイドリンク伝送に使用されることができることを指示することと、
前記第1端末が、前記第1基準、前記第1構成情報および前記第2構成情報に従って、前記第1リソースプールおよび前記第2リソースプールの時間領域リソースのうちの少なくとも1つを決定することと、をさらに含む、
請求項1に記載のリソースプールの構成方法。
【請求項25】
通信機器であって、
プロセッサおよびメモリを備え、当該メモリは、コンピュータプログラムを記憶するように構成され、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行して、請求項1ないし24のいずれか一項に記載の方法を実行する、前記通信機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願実施例は、モバイル通信の技術分野に関し、具体的に、制御情報の伝送方法およびリソースプールの構成方法、装置、通信機器に関する。
【背景技術】
【0002】
車両インターネットシステムは、ロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)-デバイスツーデバイス(D2D:Device to Device)ベースのサイドリンク(SL:Sidelink)伝送技術を使用し、基地局を介して通信データを受信または送信する従来のLTEシステムの方式とは異なって、車両インターネットシステムは、端末間直接に通信する方式を使用するため、スペクトル効率が高く、伝送遅延も低い。
【0003】
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP:the 3rd Generation Partnership Project)Rel-14において、車両インターネット技術(V2X:Vehicle-to-Everything)を標準化し、モード3とモード4の2つの伝送モードが定義されている。モード3において、端末の伝送リソースは基地局によって割り当てられる。モード4において、端末はセンシング(sensing)+予約(reservation)方式を使用して伝送リソースを決定する。
【0004】
車両インターネットシステムにおいて、サイドリンクによって伝送されたデータは、サイドリンク制御情報(SCI:Sidelink Control Information)+データの伝送方式を使用し、ここで、SCIは、変調およびコーディングスキーム(MCS:Modulation and Coding Scheme)、時間領域リソース割り当て情報、リソース予約情報など、データ伝送に対応する制御情報を運び、受信端末は、制御情報を検出することにより、データの時間領域リソース位置、および予約情報などを取得し、それにより、リソースが利用可能であるかどうかを判断することができる。端末が制御情報を正常に検出することができない場合、各伝送リソース上のエネルギを測定し、全ての伝送リソースをエネルギレベルに従って配列し、エネルギが低いリソースを優先的に選択して使用する。
【0005】
ニューラジオ車両インターネット技術(NR-V2X)において、自動運転をサポートする必要があるため、スループットの向上、遅延の短縮、信頼性の向上、カバレッジエリアの増加、リソース割り当ての柔軟性の向上など、車両間のデータインタラクションに対する要件が高くなっている。
【0006】
LTE-V2Xにおけるデータと制御情報のリソース多重方式では、端末が先ず制御情報を検出して、データを検出する必要があると決定し、通常、遅延が大きくなり、例えば、端末は、1ms内の制御情報を完全に受信してから制御情報を抽出し、その後、対応するデータを検出する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本願実施例は、制御情報の伝送方法およびリソースプールの構成方法、装置、通信機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願実施例で提供する制御情報の伝送方法は、
第1端末と第2端末との間で第1制御情報を伝送することであって、前記第1制御情報は第1制御チャネルによって搬送され、前記第1制御情報は、第1データチャネルの伝送をスケジューリングするために使用され、前記第1データチャネルは、前記第1端末と前記第2端末との間のデータを伝送するために使用され、前記第1制御チャネルと前記第1データチャネルは、時分割の伝送を実行することを含む。
【0009】
本願実施例で提供する、第1端末に適用される制御情報の伝送装置は、
第2端末との間で第1制御情報を伝送するように構成される伝送ユニットであって、前記第1制御情報は第1制御チャネルによって搬送され、前記第1制御情報は、第1データチャネルの伝送をスケジューリングするために使用され、前記第1データチャネルは、前記第1端末と前記第2端末との間のデータを伝送するために使用され、前記第1制御チャネルと前記第1データチャネルは、時分割の伝送を実行する伝送ユニットを備える。
【0010】
本発明の実施例で提供する制御情報の伝送方法は、
第1機器と第2機器の間で第1制御情報を伝送することであって、前記第1制御情報は第2制御チャネルによって搬送され、前記第1制御情報は、第1制御チャネルおよび/または第1データチャネルの伝送をスケジューリングするために使用され、前記第1制御チャネルはサイドリンク制御情報を伝送するために使用され、前記第1データチャネルはサイドリンクデータを伝送するために使用され、前記第1データチャネルおよび前記第1制御チャネルは、時分割の伝送を実行することを含む。
【0011】
本発明の実施例で提供する、第1機器に適用される制御情報の伝送装置は、
第2機器との間で第1制御情報を伝送するように構成される伝送ユニットであって、前記第1制御情報は第2制御チャネルによって搬送され、前記第1制御情報は、第1制御チャネルおよび/または第1データチャネルの伝送をスケジューリングするために使用され、前記第1制御チャネルはサイドリンク制御情報を伝送するために使用され、前記第1データチャネルはサイドリンクデータを伝送するために使用され、前記第1データチャネルおよび前記第1制御チャネルは、時分割の伝送を実行する伝送ユニットを備える。
【0012】
本願実施例で提供するリソースの構成方法は、
第1端末が、第1構成情報を取得することであって、前記第1構成情報は、第1リソースプールの時間領域リソースおよび/または周波数領域リソース、および/または、第2リソースプールの時間領域リソースおよび/または周波数領域リソースを決定するために使用されることを含み、
ここで、前記第1リソースプール内のリソースは第1制御チャネルを伝送することができ、前記第1制御チャネルはサイドリンク制御情報を伝送するために使用され、前記第2リソースプール内のリソースは第1データチャネルを伝送することができ、前記第1データチャネルはサイドリンクデータを伝送するために使用される。
【0013】
本願実施例で提供するリソースプールの構成装置は、
第1構成情報を取得するように構成される取得ユニットであって、前記第1構成情報は、第1リソースプールの時間領域リソースおよび/または周波数領域リソース、および/または、第2リソースプールの時間領域リソースおよび/または周波数領域リソースを決定するために使用される取得ユニットを備え、
ここで、前記第1リソースプール内のリソースは第1制御チャネルを伝送することができ、前記第1制御チャネルはサイドリンク制御情報を伝送するために使用され、前記第2リソースプール内のリソースは第1データチャネルを伝送することができ、前記第1データチャネルはサイドリンクデータを伝送するために使用される。
【0014】
本願実施例で提供する通信機器は、プロセッサおよびメモリを備える。当該メモリは、コンピュータプログラムを記憶するように構成され、当該プロセッサは、当該メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行して、上記の制御情報の伝送方法を実行するように構成される。
【0015】
本願実施例で提供するチップは、上記の制御情報の伝送方法を実現するために使用される。
【0016】
具体的に、当該チップは、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行して、当該チップが実装された機器が、上記の制御情報の伝送方法を実行するようにするプロセッサを備える。
【0017】
本願実施例で提供するコンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータプログラムを記憶するために使用され、当該コンピュータプログラムは、コンピュータが、上記の制御情報の伝送方法を実行するようにする。
【0018】
本願実施例で提供するコンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラム命令を含み、当該コンピュータプログラム命令は、コンピュータが上記の制御情報の伝送方法を実行するようにする。
【0019】
本願実施例で提供するコンピュータプログラムがコンピュータによって実行されると、前記コンピュータプログラムは、コンピュータが、上記の制御情報の伝送方法を実行するようにする。
【発明の効果】
【0020】
上記の技術案により、車両インターネットシステムのサイドリンク制御シグナリングに適したフォーマットが設計され、物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH:Physical Sidelink Shared Channel)(即ち、第1データチャネル)に対するスケジューリングを実現し、物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH:Physical Sidelink Control Channel)(即ち、第1制御チャネル)とPSSCHの時分割の伝送により、遅延を低減させる。
【0021】
上記の技術案により、車両インターネットシステムのダウンリンク制御シグナリングに適したフォーマットが設計され、PSCCH(即ち、第1制御チャネル)およびPSSCH(即ち、第1データチャネル)に対するスケジューリングを実現し、PSCCHとPSSCHの時分割の伝送により、遅延を低減させる。
【0022】
上記の技術案により、PSCCH(即ち、第1制御チャネル)を伝送するリソースプールおよび/またはPSSCH(即ち、第1データチャネル)を伝送するリソースプールが構成され、ここで、PSCCHおよびPSSCHのリソースプールは時分割されたものであり、それにより、遅延を低減させるという目的を達成する。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図1】車両インターネットのモード3のシナリオの概略図である。
【
図2】車両インターネットのモード4のシナリオの概略図である。
【
図3】制御情報およびデータのリソースの概略
図1である。
【
図4(a)】制御情報およびデータのリソースの概略
図2である。
【
図4(b)】制御情報およびデータのリソースの概略
図3である。
【
図5(a)】PSCCHおよびPSSCHのリソースプールの概略
図1である。
【
図5(b)】PSCCHおよびPSSCHのリソースプールの概略
図2である。
【
図6(a)】本願実施例で提供する制御情報の伝送方法の第1の例示的なフローチャートである。
【
図6(b)】本願実施例で提供する制御情報の伝送方法の第2の例示的なフローチャートである。
【
図6(c)】本願実施例で提供するリソースの構成方法の例示的なフローチャートである。
【
図7(a)】本願実施例で提供するリソーススケジューリングの概略図である。
【
図7(b)】本願実施例で提供するPSCCHのリソースの概略図である。
【
図8(a)】本願実施例の制御情報の伝送装置の構成の第1の概略的な構造図である。
【
図8(b)】本願実施例の制御情報の伝送装置の構成の第2の概略的な構造図である。
【
図8(c)】本願実施例のリソースの構成装置の構成の概略的な構造図である。
【
図9】本願実施例で提供する通信機器の概略的な構造図である。
【
図10】本願実施例のチップの概略的な構造図である。
【
図11】本願実施例の通信システムの概略的な構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
本願実施例の特徴および技術内容をより詳細に理解するために、以下、図面を参照して本願実施例の具現を詳細に説明し、添付の図面は、例示のみを目的として、本願実施例を限定することを意図するものではない。
【0025】
本願実施例の技術的解決策への理解を容易にするために、以下、車両インターネットのモード3およびモード4について説明する。
【0026】
モード3:
図1に示されたように、車載端末の伝送リソースは基地局(LTEの進化型基地局(eNB:evolved NodeB))によって割り当てされ、具体的に、基地局は、ダウンリンク(DL:Down Link)を介して、許可(Grant)リソースを指示するための制御メッセージを車載端末に配信し、その後、車載端末は、基地局によって割り当てられたリソースに従って、SL上でデータ送信を実行する。モード3では、基地局は、車載端末に対して単一の伝送用のリソースを割り当て手もよく、端末に対して半静的伝送用のリソースを割り当ててもよい。
【0027】
モード4:
図2に示されたように、車載端末は、センシング+予約の伝送方式を使用する。車載端末は、リソースプールにおいてセンシングの方式により利用可能な伝送リソースセットを取得し、車載端末は、当該伝送リソースセットからランダムに1つのリソースを選択してデータ伝送を実行する。車両インターネットワーキングシステムのサービスは周期的な特徴を有するため、車載端末は、通常、準静的な伝送方式を採用し、即ち、車載端末は、1つの伝送リソースを選択した後、複数の伝送周期の中で当該リソースを継続的に使用することにより、リソース再選択およびリソースの競合の確率を低下させる。車載端末は、現在伝送する制御情報に予約次回の伝送リソースを予約する情報を運ぶため、他の端末は、当該車載端末の制御情報を検出することにより、このリソースが当該車載端末によって予約および使用されるかどうかを判断することができ、リソース競合を減らすという目的を達成する。
【0028】
LTE-V2Xでは、それぞれ、モード3を使用して車載端末の伝送リソースが基地局によって割り当てられることを示し、モード4を使用して車載端末の伝送リソースが端末によって独立して選択されることを示すことに留意されたい。NR-V2Xでは、新しい伝送モードを定義することができ、本願はこれらに対して限定しない。
【0029】
図3を参照して、LTE-V2Xにおいて、データおよびそれに対応する制御情報は周波数分割(FDM)され、具体的に、制御情報およびデータのリソースプールは、周波数領域隣接(adjacent)および非隣接(non-adjacent)方式の2つの構成方式を有し、具体的な関係は、
図4(a)および
図4(b)に示す。
【0030】
周波数領域隣接方式では、
図4(a)を参照すると、制御情報およびそれに対応するデータは周波数領域上で隣接し、システム全体の帯域幅はサブバンドを粒度とし、各サブバンドは、複数の連続する物理リソースブロック(PRB:Physical Resource Block)を含み、各サブバンドの最初のPRB、2番目のPRBは、利用可能な制御情報リソース(各制御情報は、周波数領域上の隣接する2つのPRBを占める)であり、残りのPRBは、利用可能なデータリソースであり、データリソースと制御リソースは一対一で対応し、データリソースの開始位置は、それに対応する制御リソースによって决定される。データのリソースは1つのサブバンド(UE1など)を占めることができ、複数のサブバンド(UE2など)にまたがることができ、データが複数のサブバンドを占める場合、データは複数のサブバンド内で周波数領域が連続し、他のサブバンド内の制御情報リソースを占有することができ、データに対応する制御情報は最初のサブバンド内の制御情報リソースに位置し、図のUE2のデータは2つの隣接するサブバンドを占めるため、それらに対応する制御情報は、最初のサブバンドの制御情報リソース内にある。
【0031】
周波数領域非隣接方式では、
図4(b)を参照すると、制御情報およびそれに対応するデータは周波数領域上で隣接せず、データリソースプールおよび制御リソースプールは独立して構成されるが、データリソースの位置と制御リソースの位置は一対一で対応し、データリソースの開始位置は、制御情報リソースの位置によって决定されることができ、データリソースは1つのサブバンド(UE1など)を占有してもよく、複数のサブバンド(UE2など)を占有してもよい。データが複数のサブバンドを占有する場合、データは複数のサブバンド内で周波数領域が連続し、データに対応する制御情報は、最初のサブバンド内の制御情報リソースに位置し、図では、UE2のデータは2つの隣接するサブバンドを占めるため、それらに対応する制御情報は、最初のサブバンドの制御情報リソース内にある。
【0032】
図5(a)および
図5(b)を参照すると、NR-V2Xにおいて、遅延を低減させるために、PSCCHおよびPSSCHを時分割で送信する方式を使用することができる。
図5(a)では、各サブフレームの最初のk(kは、1より大きい整数、または1より大きいか等しい整数である)個のシンボルはPSCCH伝送に使用され、当該サブフレーム内の残りのシンボルはPSSCH伝送に使用されることができ、別の可能な実現形態において、各サブフレームの最後のk個のシンボルはPSCCH伝送に使用され、当該サブフレーム内の残りのシンボルまたはシンボルの一部はPSSCH伝送に使用されることができる。PSCCHは、当該サブフレーム内のPSSCHをスケジューリングしてもよく、他のサブフレーム内のPSSCHをスケジューリングしてもよい。
図5(b)では、PSCCHおよびPSSCHのリソースプールの構造は、既存のLTE-V2Xにおけるリソースプールの構造と同じであり(
図4(a)に示されたように)、両者の違いとは、PSCCHが次のサブフレームまたは後続のp(pは、1より大きい整数、または1より大きいか等しい整数である)番目のサブフレームのPSSCHをスケジューリングするために使用されることであり、さらに、PSCCHとそれによってスケジューリングされたPSSCHのリソースは一対一の対応関係を有する。当該実施例において、時間領域リソースの粒度は、短い伝送時間間隔(sTTI:short transmission time interval)または時間領域シンボルであってもよく、それにより、遅延を低減されるという目的を達成することができる。
【0033】
PSSCH時間領域リソースに対するスケジューリングをどうやって実現するかは、本願実施例によって解決されることができる問題である。本願実施例の全ての技術的解決策は、車両インターネットシステムだけでなく、他の端から端への通信システムにも適用されることができ、本願実施例における前記端末は、車載端末、ハンドヘルド端末、ハンドヘルドコンピュータ(PDA:Personal Digital Assistant)、ウェアラブル端末などであってもよく、本願実施例における前記ネットワークはNRネットワーク、LTEネットワークなどであってもよい。
【0034】
図6(a)は、本願実施例で提供する制御情報の伝送方法の第1の例示的なフローチャートであり、
図6(a)に示されたように、前記制御情報の伝送方法は、次のステップを含む。
【0035】
ステップ6011において、第1端末と第2端末との間で第1制御情報を伝送し、前記第1制御情報は第1制御チャネルによって搬送され、前記第1制御情報は、第1データチャネルの伝送をスケジューリングするために使用され、前記第1データチャネルは、前記第1端末と前記第2端末との間のデータを伝送するために使用され、ここで、前記第1制御チャネルと前記第1データチャネルは、時分割の伝送を実行する。
【0036】
本願実施例では、前記第1端末と第2端末との間で第1制御情報を伝送することは、1)前記第1端末が、前記第2端末によって送信された第1制御情報を受信すること、または、2)前記第1端末が、第1制御情報を前記第2端末に送信することの2つの実現形態を有することができる。
【0037】
一実施形態において、第1端末と第2端末間のリンクをサイドリンクと呼び、第1端末と第2端末間で伝送される第1制御情報をサイドリンク制御情報と呼び、当該サイドリンク制御情報は、対応するデータチャネル(即ち、第1データチャネル)の伝送をスケジューリングするために使用される。ここで、第1データチャネルは、前記第1端末と前記第2端末との間のデータを伝送するために使用される。
【0038】
一実施形態において、前記第1制御チャネルをPSCCHと呼び、前記第1データチャネルをPSSCHと呼び、前記第1制御チャネルと前記第1データチャネルは、時分割で伝送され、このように、遅延を低減させることができる。前記第1制御チャネルと前記第1データチャネルが時分割の伝送を実行する場合、第1制御情報が第1データチャネルの伝送をどうやってスケジューリングするかは、以下のSCIフォーマットによって実現することができる。
【0039】
本願実施例では、前記第1制御情報は、前記第1データチャネルの周波数領域リソース情報および/または前記第1データチャネルの時間領域リソース情報を含む。
【0040】
1)第1データチャネルの周波数領域リソース情報の場合、次の方式によって実現されることができる。
【0041】
方式1として、前記第1制御情報は第1ビットマップを含み、前記第1ビットマップは、前記第1データチャネルの周波数領域リソースを決定するために使用され、前記第1ビットマップにおける各ビットは、システムにおける1つの周波数領域ユニットに対応し、前記第1ビットマップにおける各ビットの値を介して、当該ビットに対応する周波数領域ユニットが前記第1データチャネルを伝送するために使用されるかどうかを決定し、ここで、前記第1ビットマップ内の任意の第1ビットにとって、前記第1ビットの値が第1値である場合、前記第1ビットに対応する周波数領域ユニットは、前記第1データチャネルの伝送に使用され、前記第1ビットの値が第2値である場合、前記第1ビットに対応する周波数領域ユニットは前記第1データチャネルの伝送に使用されない。
【0042】
ここで、前記周波数領域ユニットの粒度は、PRB、またはリソースブロックグループ(RBG:Resource Block Group)、またはサブバンドである。ここで、前記周波数領域ユニットの粒度がRBGまたはサブバンドである場合、前記RBGまたはサブバンドは、連続するK個のPRBを含む。
【0043】
例を挙げると、システム帯域幅が20MHzであり、合計100個のPRBを有し、周波数領域ユニットの粒度がサブバンドであり、各サブバンドが5つのPRBを含み、第1ビットマップには20個のビットが含まれ、当該20個のサブバンドにそれぞれ対応し、第1ビットマップの特定のビットの値が1である場合、当該ビットに対応するサブバンドがPSSCHの伝送に使用されることを示し、第1ビットマップの特定のビットの値が0である場合、当該ビットに対応するサブバンドがPSSCHの伝送に使用されないことを示し、PSSCH伝送に使用されるサブバンドは、周波数領域で連続している場合、または周波数領域で連続してない場合がある。
【0044】
方式2として、前記第1制御情報は第1パラメータを含み、前記第1パラメータは、前記第1データチャネルの周波数領域リソースの開始位置および/または長さを決定するために使用される。ここで、前記周波数領域リソースは、連続して割り当てられる。
【0045】
一実施形態において、前記第1制御チャネルおよび前記第1データチャネルの周波数領域開始位置が同じである場合、または前記第1制御チャネルおよび前記第1データチャネルの周波数領域開始位置が一対一の対応関係を有する場合、前記第1パラメータは、前記第1データチャネルに対応する周波数領域リソースの長さを決定するために使用される。別の実施形態において、前記第1制御情報および前記第1データチャネルの周波数領域終了位置が同じである場合、前記第1パラメータは、前記第1データチャネルに対応する周波数領域リソースの長さを決定するために使用される。例えば、SCIが搬送されたPSCCHおよびそれに対応するPSSCHの周波数領域開始位置が同じである場合、PSCCHの周波数領域開始位置に基づいて、PSSCHの周波数領域開始位置を決定することができ、第1パラメータを介して、PSSCHの周波数領域リソースの長さを示すことができる。
【0046】
一実施形態において、前記第1制御情報が複数のデータチャネルの伝送をスケジューリングする場合、前記複数のデータチャネルは、少なくとも、前記第1データチャネルおよび第2データチャネルを含み、前記第1パラメータは、前記複数のデータチャネルに対応する周波数領域リソースの長さおよび前記第2データチャネルに対応する周波数領域リソースの開始位置を決定するために使用される。本実施例において、前記第1データチャネルの周波数領域リソース開始位置および前記第1制御チャネルの周波数領域リソース開始位置が一対一の対応関係を有する場合、前記第1制御チャネルの周波数領域リソース開始位置を介して、前記第1データチャネルの周波数領域リソース開始位置を決定することができ、前記第1データチャネルの周波数領域リソース開始位置および前記第1制御チャネルの周波数領域リソース開始位置が一対一の対応関係を有しない場合、前記第1制御情報は、前記第1データチャネルの周波数領域リソース開始位置を指示する別のパラメータを含む。例を挙げると、SCIがPSSCHの伝送を2回(1回は初期伝送であり、1回は再伝送である)スケジューリングする場合、前記第1パラメータは、PSSCHの周波数領域リソースの長さおよび別のPSSCH伝送の開始位置を示す。最初のPSSCH伝送に対応するSCIの場合、前記第1パラメータは、PSSCHの周波数領域長さおよび2回目のPSSCH伝送の周波数領域開始位置を示し、2回目のPSSCH伝送に対応するSCIの場合、前記第1パラメータは、PSSCHの周波数領域長さおよび1回目のPSSCH伝送の周波数領域開始位置を示す。さらに例を挙げると、SCIがPSSCHの伝送を4回(1回は初期伝送であり、3回は再伝送である)スケジューリングする場合、前記第1パラメータは、4回の伝送の周波数領域開始位置、および周波数領域リソースの長さを含む。4回の伝送の周波数領域リソースの長さが同じである場合、前記第1パラメータは、1つの周波数領域リソースの長さのみを指示する必要があり、そうでない場合、4回の伝送の周波数領域リソースの長さをそれぞれ支持する必要がある。PSSCHの周波数領域リソースの開始位置がSCIを搬送するPSCCHの周波数領域リソース位置によって決定されることができる場合(例えば、4回のPSSCH伝送の周波数領域開始位置が同じであり、最初のPSSCH伝送の周波数領域開始位置とそれに対応するPSCCHの周波数領域開始位置は一対一の対応関係を有する)、前記第1パラメータは、4回の伝送の周波数領域開始位置を含まなくてもよい。4回の伝送の周波数領域開始位置が同じであり、または4回の伝送が周波数ポッピング方式(即ち、最初の伝送の周波数領域開始位置および周波数ポッピング基準を介して後続の3回の伝送の周波数領域開始位置を決定することができる)を使用する場合、前記第1パラメータは、1つの周波数領域開始位置のみを含み得る。
【0047】
一実施例において、前記第1パラメータは、前記第1データチャネル周波数領域リソースの開始位置および長さによって決定される。例を挙げると、前記第1パラメータはリソース指示値(RIV:Resource indication value)であり、当該値は、PSSCH周波数領域リソースの開始PRBインデックス(n_PRB_start)および連続して割り当てられたPRBの数(L_PRB)に対応し、RIVの値は次の式によって決定される。
【数1】
【0048】
ここで、N_PRBはリソースプール内のPRBの総数を示す。本実施例において、N_PRBは、帯域幅部分内のPRBの総数、または1つのキャリア内のPRBの総数を示すこともでき、本実施例は、これらに対して限定しない。本実施例において、周波数領域リソースの粒度は、RBGまたはサブバンドであってもよく、本実施例は、これらに対して限定しない。
【0049】
方式3として、前記第1制御情報は第1インデックス情報を含み、前記第1インデックス情報は、第1構成情報内で前記第1インデックス情報に対応する第1周波数領域リソースを決定するために使用され、前記第1構成情報は、少なくとも1つのインデックス情報と周波数領域リソースの対応関係を含む。ここで、前記第1構成情報は、事前に構成され、またはネットワークによって構成され、前記第1構成情報がネットワークによって構成された場合、ネットワークは、RRCシグナリング、またはブロードキャスト情報、またはダウンリンク制御シグナリングを介して前記第1構成情報を送信する。
【0050】
例を挙げると、SCIは、1つのテーブル内の1つのインデックスを含み、当該テーブル内の各インデックスは、長さおよび開始位置によって決定された周波数領域リソース、または1つまたは複数の周波数領域ユニットインデックスによって決定された周波数領域リソース、または1つのビットビットマップによって決定された周波数領域リソース、または他の方式によって決定された周波数領域リソースなど、割り当てられた周波数領域リソースに対応する。このように、SCIに含まれたインデックスに従って、1つの周波数領域リソースに対応することができる。
【0051】
2)第1データチャネルの周波数領域リソースの場合、前記第1制御情報は、第1指示情報をさらに含み、前記第1指示情報は、前記第1データチャネルの周波数領域リソース割り当てタイプを指示する。
【0052】
一実施形態において、前記第1指示情報は、前記第1制御情報のN(Nは1より大きいか等しい整数である)ビットで示され、前記Nビットの異なる値は、異なる周波数領域リソース割り当てタイプに対応する。例を挙げると、1ビットを介して第1指示情報を示し、当該ビットの値が1である場合、前記第1データチャネルの周波数領域リソース割り当てタイプがtype0であることを示し、当該ビットの値が0である場合、前記第1データチャネルの周波数領域リソース割り当てタイプがtype1であることを示し、ここで、type0は、周波数領域リソースが離散的であることを示し、type1は、周波数領域リソースが連続的であることを示す。周波数領域リソース割り当てタイプの数がより多い場合、より多くのビットを使用して前記第1指示情報を示すことができる。
【0053】
3)第1データチャネルの時間領域リソース情報の場合、次の方式によって実現されることができる。
【0054】
方式1として、前記第1データチャネルの時間領域リソース情報は、時間領域開始位置情報および/または時間領域の長さ情報を含み、ここで、前記時間領域開始位置情報は、前記第1制御情報における第1指示フィールドによって決定され、前記時間領域の長さ情報は、前記第1制御情報における第2指示フィールドによって決定される。
【0055】
ここで、前記第1データチャネルおよび前記第1制御チャネルの時間領域リソースが連続的であり、または前記第1データチャネルおよび前記第1制御チャネルの時間領域リソースが対応関係を有する場合、前記第1制御チャネルの時間領域開始位置に基づいて、前記第1データチャネルの時間領域開始位置を決定することができ、このように、前記第1データチャネルの時間領域開始位置は、前記第1制御情報における前記第1指示フィールドによって決定される必要がない。前記第1データチャネルおよび前記第1制御チャネルの時間領域リソースが非連続的であり、且つ前記第1データチャネルおよび前記第1制御チャネルの時間領域リソースが対応関係を有さない場合、前記第1データチャネルの時間領域開始位置は、前記第1制御情報における前記第1指示フィールドによって決定される必要がある。
【0056】
ここで、前記時間領域開始位置情報が、前記第1制御情報における第1指示フィールドによって決定されることは、次の方式によって実現することができる。
【0057】
a)前記第1指示フィールドは時間オフセット情報を含み、前記時間オフセット情報は、前記第1制御チャネルの時間領域リソースに対する前記第1データチャネルの時間領域リソースの時間オフセット量を決定するために使用される。
【0058】
ここで、前記時間ユニットの粒度は、時間領域シンボル、またはサブフレーム、またはタイムスロット、またはsTTI、または固定時間長であり、前記時間オフセット量の粒度は、時間領域シンボル、またはサブフレーム、またはタイムスロット、またはsTTI、または固定時間長である。これらに限定されずに、前記時間ユニットまたは前記時間オフセット量の粒度は、時間長を表す他の量であってもよい。
【0059】
前記時間オフセット情報および前記第1制御チャネルの時間領域リソースを介して、前記第1データチャネルの時間領域リソースを決定することができる。ここで、前記時間領域リソースは、時間領域開始位置および/または時間長(即ち、占有した時間ユニットの数)を含む。
【0060】
例を挙げると、
図7(a)を参照すると、PSCCHおよびそれによってスケジューリングされたPSSCHが同一のサブフレームにいない場合、各サブフレームの最初の3つのシンボルはPSCCHリソースであり、残りのシンボルはPSSCHリソースであるため、PSCCHに対するPSSCHのサブフレームオフセット量をSCIで運ぶことができ、それにより、検出されたPSCCHが位置するサブフレーム、およびそれによって運ばれるサブフレームオフセット量に従って、PSSCHのサブフレーム位置を位置することができ、PSSCHサブフレームでは、最初の3つのシンボルは候補PSCCHリソースであるため、PSSCHは、4番目のシンボルから始め、それにより、PSSCHの具体的な開始サブフレームおよび開始シンボル位置を決定することができる。例示的に、1つのサブフレーム内で、PSSCHの開始位置が固定されていない場合、前記時間オフセット情報は、サブフレーム内の前記PSSCHの時間領域シンボルのオフセット情報またはインデックス情報をさらに含む。PSCCHに運ばれるサブフレームオフセット量、および当該サブフレーム内の時間領域シンボルのオフセット情報またはインデックス情報を組み合わせて、PSSCHの時間領域開始位置を決定することができる。
【0061】
b)前記第1指示フィールドは、時間インデックス情報を含み、前記時間インデックス情報は、前記第1データチャネルの時間領域開始位置を決定するために使用される。
【0062】
例を挙げると、時間インデックス情報は、1つの無線フレーム内のサブフレーム番号、または1つの無線フレーム周期内のサブフレーム番号などであってもよく、時間インデックス情報を介して、第1データチャネルの時間領域開始位置を直接に決定することができる。例えば、
図7(a)を参照すると、PSCCHおよびそれによってスケジューリングされたPSSCHが同一のサブフレームにいない場合、各サブフレーム内の最初の3つのシンボルはPSCCHリソースであり、残りのシンボルはPSSCHリソースであるため、1つの無線フレーム内のPSSCHのサブフレーム番号をSCIで運ぶことができ、1つの無線フレームは10個のサブフレームを含むため、サブフレーム番号範囲は[0,9]である。SCIに運ばれるサブフレーム番号が7である場合、当該SCIは、1つの無線フレーム内のサブフレーム7のPSSCHをスケジューリングするために使用され、サブフレーム7では、最初の3つのシンボルが候補PSCCHリソースであるため、PSSCHは、4番目のシンボルから始め、それにより、PSSCHの具体的な開始サブフレームおよび開始シンボル位置を決定することができる。さらに、端末の処理遅延を考慮すると、端末がサブフレーム6でSCIを受信し、処理遅延が2msであり、SCIに運ばれたサブフレーム番号が7である場合、端末はサブフレーム8でSCIを正常に検出し、次の無線フレーム内のサブフレーム7のPSSCHをスケジューリングする。
【0063】
一実施形態において、前記第1制御情報は、複数の第1データチャネルをスケジューリングするために使用され、前記第1指示フィールドは、複数の時間オフセット情報または複数の時間インデックス情報を含む。前記複数の第1データチャネルの時間領域リソースは、前記複数の時間オフセット情報または複数の時間インデックス情報によって決定されることができる。例えば、前記第1制御情報は、2つの第1データチャネルをスケジューリングし、前記第1指示フィールドは、2つの時間オフセット情報を含み、前記最初の時間オフセット情報は、最初の第1データチャネルの時間領域リソースを決定するために使用され、前記2番目の時間オフセット情報は、2番目の第1データチャネルの時間領域リソースを決定するために使用される。前記時間オフセット情報は、前記第1制御チャネル、または無線フレーム内の時間領域開始位置、または無線フレーム周期内の時間領域開始位置に対するものである。
【0064】
前記第1データチャネルの時間領域リソースの場合、前記第1データチャネルの時間領域リソースは、1つの時間ユニットまたは連続する複数の時間ユニットを占め、ここで、前記第1データチャネルの時間領域の長さ情報が、前記第1制御情報における第2指示フィールドによって決定されることは、次の方式によって実現されることができる。
【0065】
a)前記第2指示フィールドは、前記第1データチャネルの時間領域リソースが占める時間ユニットおよび/または時間領域シンボルの数を決定するために使用される。
【0066】
ここで、前記時間ユニットの粒度は、時間領域シンボル、またはサブフレーム、またはタイムスロット、またはsTTI、または固定時間長である。これらに限定されず、前記時間ユニットの粒度は、時間長を表す他の量であってもよい。
【0067】
例を挙げると、
図5では、1つのサブフレームは、14個のシンボルを含み、PSCCHはサブフレームの最初の4つのシンボルを占め、当該サブフレーム内の残りのシンボルはPSSCH伝送に使用されることができ、PSSCHは、1つまたは複数のサブフレームを占めることができるため、前記第2指示フィールドは、PSSCHが占めるサブフレームの数を指示することができ、または前記第2指示フィールドは、PSSCHが占めるシンボルの数を指示することができる。例えば、時間ユニットの粒度がサブフレームである場合、PSCCHおよび対応するPSSCHの時間領域リソースが連続していて、前記第2指示フィールドが、当該PSSCHが2つの時間ユニットを占有することを示している場合、当該SCIによってスケジューリングされたPSSCHは、当該SCIが位置するサブフレームおよび次の隣接するサブフレームを占める。
【0068】
一実施形態において、前記第1データチャネルの時間領域リソースが、連続する複数の時間ユニットを占める場合、前記複数の時間ユニットは、第1時間ユニットおよび少なくとも1つの第2時間ユニットを含み、前記第2時間ユニット内に制御チャネルリソースが含まれた場合、前記第1データチャネルの時間領域リソースは、前記第2時間ユニットの前記制御チャネルリソースを占める。例を挙げると、PSSCHが、連続する複数の時間ユニットを占有する場合、当該PSSCHは、最初の時間ユニット以外の他の時間ユニットのPSCCHリソースを占める。
図5に示されたように、3番目のサブフレームによってスケジューリングされたPSSCHが2つのサブフレームを占有する場合、当該PSSCHは、4番目のサブフレームのPSCCHリソースを占める。
【0069】
一実施形態において、前記第1制御チャネルは、前記第1データチャネルが位置する時間ユニットを指示し、当該時間ユニット内の前記第1データチャネルの時間領域リソースは、事前に構成され、またはネットワークによって構成されることにより決定されることができる。例えば、データチャネルのリソースプールを事前に構成し、またはネットワークを介して構成するが、前記リソースプール構成情報は、各サブフレーム内で、データチャネルの時間領域リソースが5番目の時間領域シンボルから始めた当該サブフレーム内の全ての時間領域シンボルであることを指示し、第1制御チャネルを介して第1データチャネルのサブフレームを決定することができ、リソースプール構成情報を組み合わせて、当該サブフレームにおける第1データチャネルの時間領域リソースを決定することができる。
【0070】
方式2として、前記第1データチャネルの時間領域リソース情報は、時間領域開始位置情報および/または時間領域の長さ情報を含み、ここで、前記時間領域開始位置情報および/または前記時間領域の長さ情報は、前記第1制御情報における第3指示フィールドによって決定される。
【0071】
ここで、前記時間領域開始位置情報および/または前記時間領域の長さ情報が、前記第1制御情報における第3指示フィールドによって決定されることは、次の方式によって実現することができる。
【0072】
a)前記第1制御情報における第3指示フィールドは第2パラメータを含み、前記第2パラメータは、前記第1データチャネルの時間領域開始位置および時間領域の長さを決定するために使用される。
【0073】
ここで、前記第2パラメータは、前記第1データチャネルの時間領域開始位置および時間領域の長さによって計算および取得されることができ、異なる時間領域開始位置および時間領域の長さによって計算および取得された第2パラメータは異なり、第2パラメータに従って、前記第1データチャネルの時間領域開始位置および時間領域の長さに対応することができる。
【0074】
b)前記第1制御情報における第3指示フィールドは第2ビットマップを含み、前記第2ビットマップにおける各ビットは1つの時間ユニットに対応し、前記第2ビットマップにおける各ビットの値を介して、当該ビットに対応する時間ユニットが前記第1データチャネルの伝送に使用されるかどうかを決定し、ここで、前記第2ビットマップ内の任意の第2ビットにとって、前記第2ビットの値が第1値である場合、前記第2ビットに対応する時間ユニットは前記第1データチャネルの伝送に使用され、前記第2ビットの値が第2値である場合、前記第2ビットに対応する時間ユニットは前記第1データチャネルの伝送に使用されない。
【0075】
ここで、前記時間ユニットの粒度は、時間領域シンボル、またはサブフレーム、またはタイムスロット、またはsTTI、または固定時間長である。これらに限定されず、前記時間ユニットの粒度は、時間長を表す他の量であってもよい。
【0076】
例を挙げると、第2ビットマップの特定のビットの値が1である場合、当該ビットに対応する時間領域ユニットがPSSCHの伝送に使用されることを示し、第2ビットマップの特定のビットの値が0である場合、当該ビットに対応する時間領域ユニットがPSSCHの伝送に使用されないことを示す。
【0077】
c)前記第1制御情報における第3指示フィールドは第2インデックス情報を含み、前記第2インデックス情報は、第2構成情報内で前記第2インデックス情報に対応する第1時間領域リソースを決定するために使用され、前記第2構成情報は、少なくとも1つのインデックス情報と時間領域リソースの対応関係を含む。ここで、前記第2構成情報は、事前に構成され、またはネットワークによって構成され、前記第2構成情報がネットワークによって構成された場合、ネットワークは、RRCシグナリング、またはブロードキャスト情報、またはダウンリンク制御シグナリングを介して前記第2構成情報を送信する。
【0078】
例を挙げると、SCIは、1つのテーブル内の1つのインデックスを含み、当該テーブル内の各インデックスは、時間領域リソースの長さおよび開始位置によって決定された時間領域リソース、または1つまたは複数の時間ユニットインデックスによって決定された時間領域リソース、または1つのビットビットマップによって決定された時間領域リソース、または他の方式によって決定された時間領域リソースなど、割り当てられた時間領域リソースに対応する。このように、SCIに含まれたインデックスに従って、1つの時間領域リソースに対応することができる。
【0079】
上記の実施形態は、単独して使用してもよく、組み合わせて使用してもよいことを理解されたい。例えば、第1制御チャネルは、第1指示フィールドおよび第3指示フィールドを含み、ここで、第1指示フィールドは、第1データチャネルが位置するサブフレームを決定するための時間インデックス情報を含み、第3指示フィールドは第2パラメータを含み、前記第2パラメータは、当該サブフレームにおける第1データチャネルの時間領域シンボルの開始位置および占める時間領域シンボルの数を決定するために使用され、第1指示フィールドおよび第3指示フィールドを組み合わせて、前記第1データチャネルのサブフレーム位置、および当該サブフレーム内の占める時間領域シンボルの開始位置および時間領域シンボルの数情報を決定することができる。
【0080】
本願実施例の上記の技術案では、スケジューリングされた第1データチャネルの伝送リソース上で端末によって使用可能なPRBの数は2、3、5の倍数である。
【0081】
本願実施例の上記の技術案では、前記第1データチャネルが占める最後の時間ユニットの最後の時間領域シンボルは、データを伝送するために使用することではなく、ガード間隔(GP)として使用される。
【0082】
ここで、前記第1データチャネルが、連続する時間ユニットを占める場合、最後の時間ユニットの最後のシンボルはデータを伝送するために使用されない、前記第1データチャネルが、連続しない時間ユニットを占める場合、各時間ユニットの最後のシンボルはデータを伝送するために使用されない。
【0083】
本願実施例の上記の技術案では、前記第1データチャネルおよび前記第1制御チャネルが時分割の伝送を実行することは、次の3つの実現形態を有することができる。
【0084】
a)前記第1データチャネルおよび前記第1制御チャネルが、1つの時間ユニットで時分割の伝送を実行することを含み、前記第1制御チャネルは、前記時間ユニット内のA個の時間領域シンボルを占め、前記第1データチャネルは、前記時間ユニット内のB個の時間領域シンボルを占め、前記第1制御チャネルおよび前記第1データチャネルの時間領域リソースは重複せず、
Cは、1つの時間ユニット内の時間領域シンボルの数であり、前記時間ユニットの粒度は、タイムスロット、サブフレーム、sTTIまたは他の固定時間長である。
【0085】
例を挙げると、
図5(a)に示されたように、1つの時間ユニットは、C=14個の時間領域シンボルを含み、第1データチャネルと第1制御チャネルは、同一の時間ユニットを占め、ここで、第1制御チャネルは、当該時間ユニットの最初から2番目の時間領域シンボルを占め、第1データチャネルは、当該時間ユニットの3番目から14番目の時間領域シンボルを占める。第1データチャネルと第1制御チャネルの時間領域リソースが重複しない場合、連続する時間領域シンボルを占めてもよく、連続しない時間領域シンボルを占めてもよいことに留意されたい。例えば、第1制御チャネルは、当該時間ユニットの最初から2番目の時間領域シンボルを占め、第1データチャネルは、当該時間ユニットの3番目から14番目の時間領域シンボルを占める。
【0086】
b)前記第1データチャネルは第1時間ユニット内で伝送し、前記第1制御チャネルは第2時間ユニット内で伝送し、ここで、前記第1制御チャネルは、前記第1時間ユニット内のA個の時間領域シンボルを占め、前記第1データチャネルは、前記第2時間ユニット内のB個の時間領域シンボルを占め、
Cは、1つの時間ユニット内の時間領域シンボルの数であり、前記時間ユニットの粒度は、タイムスロット、サブフレーム、sTTIまたは他の固定時間長である。
【0087】
例を挙げると、
図7(a)に示されたように、1つの時間ユニットは、C=14個の時間領域シンボルを含み、第1データチャネルと第1制御チャネルは、異なる時間ユニットを占め、ここで、第1制御チャネルは、第1時間ユニットの1番目から2番目の時間領域シンボルを占め、第1データチャネルは、第2時間ユニットの3番目から14番目の時間領域シンボルを占める。第1データチャネルおよび第1制御チャネルは、連続する時間領域シンボルを占めてもよく、連続しない時間領域シンボルを占めてもよいことに留意されたい。
【0088】
さらに例を挙げると、
図5(b)に示されたように、1つの時間ユニットは、C=14個の時間領域シンボルを含み、第1データチャネルと第1制御チャネルは、異なる時間ユニットを占め、ここで、第1制御チャネルは、第1時間ユニットの全ての時間領域シンボルを占め、第1データチャネルは、第2時間ユニットの全ての時間領域シンボルを占める。
【0089】
c)前記第1データチャネルおよび前記第1制御チャネルは、部分的な時分割の伝送を実行する。前記第1データチャネルおよび前記第1制御チャネルが、部分的な時分割の伝送を実行することは、前記第1制御チャネルが占める時間領域リソースが、前記第1データチャネルが占める時間領域リソースと少なくとも部分的に重複することを含む。
【0090】
例を挙げると、Eが制御チャネルを表し、Fがデータチャネルを表し、EおよびFの時間領域リソースが少なくとも部分的に重複すると仮定する。さらに、EおよびFの開始時間領域位置は同じであってもよく、またはEの開始位置はFの後に位置し、またはEの開始位置はFの前に位置する。
【0091】
ここで、EおよびFの時間領域リソースが少なくとも部分的に重複することは、次の場合がある。1)Eの時間領域リソースはFの時間領域リソースのサブセットであり、または、2)Eの時間領域リソースおよびFの時間領域リソースは部分的に重複し、即ち、Eの時間領域リソースの一部はFと重複せず、Eの時間領域リソース別の部分はFと重複する。
【0092】
上記のc)において、前記第1制御チャネルが、1つの時間ユニット内のA個の時間領域シンボルを占め、前記第1データチャネルが、前記時間ユニット内のB個の時間領域シンボルを占め、前記第1制御チャネルおよび前記第1データチャネルの時間領域リソースが、少なくとも部分的に重複し、
Cは、1つの時間ユニット内の時間領域シンボルの数である。
【0093】
さらに、本願実施例の前記第1制御情報は、
前記第1データチャネルの伝送回数を決定するための第2指示情報、
前記第1データチャネルの冗長バージョン情報、
前記第1データチャネルによって使用されるコードブック情報、
シングルアンテナポート伝送、送信ダイバーシティ、ビームフォーミングなど、前記第1データチャネルによって使用される伝送案情報、
前記第1データチャネルによって使用される復調基準信号(DMRS:Demodulation Reference Signal)パターン情報、
前記第1データチャネルの電力情報、
前記第1データチャネルと前記第1制御チャネルとの電力差情報、
前記第1データチャネルを伝送するためのキャリア情報を決定するためのキャリア指示情報(CIF:Carrier Indicator Field)、
前記第1データチャネルを伝送するBWP帯域幅部分(BWP:Band Width Part)情報を決定の帯域幅部分指示情報であって、1つのキャリアが複数のBWPの構成をサポートする場合、BWPをまたがってスケジューリングする場合がある可能性があるため、前記帯域幅部分指示情報は、現在のSCIによってスケジューリングされたBWPの情報を指示する帯域幅部分指示情報、
フィードバックチャネルの時間領域リソースおよび/または周波数領域リソース、またはフィードバック情報と現在のPSSCHチャネルの最大の遅延など、フィードバックチャネルの伝送リソースを決定するための第3指示情報、
前記第1データチャネルの伝送方式を決定するための第4指示情報、
前記第1データチャネルが周波数ポッピング伝送を使用したかどうかを決定するための第5指示情報、
前記第1データチャネルによって使用される変調およびコーディングスキーム(MCS:Modulation and Coding Scheme)を指示するための第6指示情報、
前記第1制御チャネルおよび前記第1データチャネルの時間領域リソースが重複したかどうかを決定するための第7指示情報のうちの少なくとも1つをさらに含む。
【0094】
一実施例において、前記第1制御情報は、最初の伝送および再伝送を含む複数のPSSCH伝送をスケジューリングすることができ、SCIは、当該SCIによってスケジューリングされたPSSCH伝送の回数を指示するための第2指示情報を含む。さらに、SCIでは、現在スケジューリングされたPSSCHの冗長バージョンを指示する、冗長バージョン情報を運ぶことができる。PSSCHの複数回の伝送をサポートする場合、毎回伝送に対応する冗長バージョン番号は、事前に定義され、またはネットワークによって構成されることができ、したがって、SCIに運ばれた冗長バージョン情報を介して、現在実行されているPSSCH伝送の回数を決定することができ、それにより、受信側で組み合わせることができる。別の実施例において、現在実行されている伝送が複数回のうちの何回目であるかをSCIで運ぶことができる。
【0095】
一実施例において、様々な候補伝送方式からPSSCH用の伝送を選択することができ、前記伝送方式は、シングルアンテナポート伝送、送信ダイバーシティ、ビームフォーミング、および他の可能なマルチアンテナ伝送方式を含む。SCIでは、当該SCIによってスケジューリングされたPSSCHが使用する伝送方式を指示する、伝送案情報を運ぶ。さらに、送信ダイバーシティは、空間周波数ブロックコーディング(SFBC:Space Frequency Block Coding)、空間時分割ブロックコーディング(STBC:Space Time Block Coding)、巡回遅延ダイバーシティ(CDD:Cyclic Delay Diversity)などを含み得る。さらに、当該伝送方式におけるコードブック情報をSCIで運ぶことができる。
【0096】
一実施例において、PSSCHは、様々なDMRSパターンをサポートすることができ、SCIによって運ばれる指示情報を介して、当該SCIによってスケジューリングされたPSSCHが使用するDMRSパターン情報を指示することができ、それにより、受信側が、対応するDMRSパターンを使用してPSSCHを復調することができるようにする。
【0097】
一実施例において、SCIは電力情報を運ぶことができ、前記電力情報は、当該SCIによってスケジューリングされたPSSCHの送信電力、またはPSSCHと対応するPSCCHの電力差を指示する。
【0098】
一実施例において、サイドリンクは、マルチキャリア伝送をサポートし、キャリアをまたがってスケジューリングすることをサポートし、即ち、第1キャリアによって送信されたSCIで第2キャリア上のPSSCHをスケジューリングし、SCIは、当該SCIによってスケジューリングされたPSSCHがどのキャリア上にあるかを指示する、キャリア指示情報を運ぶ。
【0099】
一実施例において、サイドリンクの1つのキャリアは複数の帯域幅部分(BWP)に分割され、BWPをまたがってスケジューリングすること をサポートし、即ち、第1BWPによって送信されたSCIで第2BWP上のPSSCHをスケジューリングし、当該SCIによってスケジューリングされたPSSCHがどのBWPにあるかを指示する、帯域幅部分指示情報をSCIで運ぶ。
【0100】
一実施例において、第1端末は、SCIおよびそれによってスケジューリングされたPSSCHを送信し、第2端末は到PSSCHを受信し、フィードバック情報を必要とし、フィードバック情報の伝送リソースをどうやって決定するかも1つの解決すべき問題である。第3指示情報をSCIで運ぶことができ、前記第3指示情報は、フィードバックチャネルの伝送リソースを決定するために使用される。例えば、前記第3指示情報は1つのインデックス情報であってもよく、前記インデックス情報は、第3構成情報における前記インデックス情報に対応するフィードバックチャネルの伝送リソースを決定するために使用され、前記第3構成情報は、少なくとも1つのインデックス情報とフィードバックチャネルの伝送リソースの対応関係を含む。
【0101】
一実施形態において、前記第1制御情報は第4指示情報を含み、前記第4指示情報は、前記第1データチャネルの伝送方式を決定するために使用される。前記伝送方式は、ユニキャスト伝送、マルチキャスト伝送、ブロードキャスト伝送を含む。ここで、ユニキャスト伝送の受信側は端末が1つだけであり、マルチキャスト伝送の受信側は端末のグループであり、ブロードキャスト伝送の受信側は全ての端末である。第1制御情報を介して第1データチャネルの伝送リソースを指示する場合、当該伝送リソースに対応する伝送方式を同時に指示することができる。具体的に、前記第4指示情報は、以下のうちの1つの方式により搬送されることができる。
【0102】
a)SCIは1つの情報ドメインを含み、当該情報ドメインは、当該第1データチャネルによって使用される伝送方式を明示的に指示する。
【0103】
b)無線ネットワーク一時識別子(RNTI:Radio Network Tempory Identity)を介して前記第4指示情報を搬送し、異なるRNTIは異なる伝送方式に対応し、前記SCIは明示的または暗黙的な方式でRNTI情報を運び、SCIに運ばれたRNTI情報を介して、対応する伝送方式を決定することができる。
【0104】
c)異なるスクランブリングコードシーケンスを介して前記第4指示情報を搬送し、異なるスクランブリングコードシーケンスは異なる伝送方式に対応し、スクランブリングコードシーケンスは、SCI情報をスクランブルするために使用され、それにより、SCIによってスクランブルされたスクランブリングコードシーケンスを介して、対応する伝送方式を決定することができる。
【0105】
一実施形態において、前記第1制御情報は第5指示情報を含み、前記第5指示情報は、前記第1データチャネルが周波数ポッピング伝送を使用したかどうかを決定するために使用される。前記第1制御情報が複数の第1データチャネルをスケジューリングし、前記第5指示情報が周波数ポッピング方式を使用するように指示する場合、前記複数の第1データチャネル間は、周波数ポッピング方式を使用して伝送する。
【0106】
一実施形態において、前記第1制御情報は第6指示情報を含み、前記第6指示情報は、前記第1データチャネルによって使用されるMCSを指示する。第1制御情報は、第1データチャネルによって使用される時間領域および/または周波数領域リソースを指示する時に、当該第1データチャネルによって使用されるMCSを同時に指示することができる。
【0107】
一実施形態において、前記第1制御情報は第7指示情報を含み、前記第7指示情報は、前記第1制御チャネルおよび前記第1データチャネルの時間領域リソースが重複したかどうかを決定するために使用される。例示的に、前記第7指示情報は、前記第1制御チャネルおよび前記第1データチャネルのリソース多重方式を指示し、例えば、最初のリソース多重方式において、前記第1制御チャネルおよび前記第1データチャネルの時間領域は重複せず、2番目のリソース多重方式において、前記第1制御チャネルおよび前記第1データチャネルの時間領域は部分的に重複し、3番目のリソース多重方式において、前記第1制御チャネルおよび前記第1データチャネルの時間領域は完全に重複する。
【0108】
本願実施例の技術案によれば、PSCCHのSCIを介してPSSCHをスケジューリングし、PSCCHとPSSCHの時分割の伝送を実現し、Rel-15受信側検出の複雑さを増やすことなく、リソースセンシングおよび選択プロセスを実行するためのRel-14端末に影響を与えることもない。
【0109】
図8(a)は、本願実施例で提供する制御情報の伝送装置の構成の第1の概略的な構造図であり、当該装置は第1端末に適用され、
図8(a)に示されたように、前記制御情報の伝送装置は、
第2端末との間で第1制御情報を伝送するように構成される伝送ユニット8011であって、前記第1制御情報は第1制御チャネルによって搬送され、前記第1制御情報は、第1データチャネルの伝送をスケジューリングするために使用され、前記第1データチャネルは、前記第1端末と前記第2端末との間のデータを伝送するために使用され、前記第1制御チャネルと前記第1データチャネルは、時分割の伝送を実行する伝送ユニットを備える。
【0110】
本願実施例では、前記伝送ユニット8011は、前記第2端末によって送信された第1制御情報を受信し、または、第1制御情報を前記第2端末に送信するように構成される。
【0111】
一実施形態において、第1端末と第2端末間のリンクをサイドリンクと呼び、第1端末と第2端末間で伝送される第1制御情報をサイドリンク制御情報と呼び、当該サイドリンク制御情報は、対応するデータチャネル(即ち、第1データチャネル)の伝送をスケジューリングするために使用される。ここで、第1データチャネルは、前記第1端末と前記第2端末との間のデータを伝送するために使用される。
【0112】
一実施形態において、前記第1制御チャネルをPSCCHと呼び、前記第1データチャネルをPSSCHと呼び、前記第1制御チャネルと前記第1データチャネルは、時分割の伝送を実行し、このように、遅延を低減させることができる。前記第1制御チャネルと前記第1データチャネルが時分割の伝送を実行する場合、第1制御情報が第1データチャネルの伝送をどうやってスケジューリングするかは、以下のSCIフォーマットによって実現することができる。
【0113】
本願実施例では、前記第1制御情報は、前記第1データチャネルの周波数領域リソース情報および/または前記第1データチャネルの時間領域リソース情報を含む。
【0114】
1)第1データチャネルの周波数領域リソース情報の場合、次の方式によって実現されることができる。
【0115】
方式1として、前記第1制御情報は第1ビットマップを含み、前記第1ビットマップは、前記第1データチャネルの周波数領域リソースを決定するために使用され、前記第1ビットマップにおける各ビットは、システムにおける1つの周波数領域ユニットに対応し、前記第1ビットマップにおける各ビットの値を介して、当該ビットに対応する周波数領域ユニットが前記第1データチャネルを伝送するために使用されるかどうかを決定し、ここで、前記第1ビットマップ内の任意の第1ビットにとって、前記第1ビットの値が第1値である場合、前記第1ビットに対応する周波数領域ユニットは、前記第1データチャネルの伝送に使用され、前記第1ビットの値が第2値である場合、前記第1ビットに対応する周波数領域ユニットは前記第1データチャネルの伝送に使用されない。
【0116】
ここで、前記周波数領域ユニットの粒度は、PRB、またはRBG、またはサブバンドである。ここで、前記周波数領域ユニットの粒度がRBGまたはサブバンドである場合、前記RBGまたはサブバンドは、連続するK個のPRBを含む。
【0117】
例を挙げると、システム帯域幅が20MHzであり、合計100個のPRBを有し、周波数領域ユニットの粒度がサブバンドであり、各サブバンドが5つのPRBを含み、第1ビットマップには20個のビットが含まれ、当該20個のサブバンドにそれぞれ対応し、第1ビットマップの特定のビットの値が1である場合、当該ビットに対応するサブバンドがPSSCHの伝送に使用されることを示し、第1ビットマップの特定のビットの値が0である場合、当該ビットに対応するサブバンドがPSSCHの伝送に使用されないことを示し、PSSCH伝送に使用されるサブバンドは、周波数領域で連続している場合、または周波数領域で連続してない場合がある。
【0118】
方式2として、前記第1制御情報は第1パラメータを含み、前記第1パラメータは、前記第1データチャネルの周波数領域リソースの開始位置および/または長さを決定するために使用される。ここで、前記周波数領域リソースは、連続して割り当てられる。
【0119】
一実施形態において、前記第1制御チャネルおよび前記第1データチャネルの周波数領域開始位置が同じである場合、または前記第1制御チャネルおよび前記第1データチャネルの周波数領域開始位置が一対一の対応関係を有する場合、前記第1パラメータは、前記第1データチャネルに対応する周波数領域リソースの長さを決定するために使用される。別の実施形態において、前記第1制御情報および前記第1データチャネルの周波数領域終了位置が同じである場合、前記第1パラメータは、前記第1データチャネルに対応する周波数領域リソースの長さを決定するために使用される。例えば、SCIが搬送されたPSCCHおよびそれに対応するPSSCHの周波数領域開始位置が同じである場合、PSCCHの周波数領域開始位置に基づいて、PSSCHの周波数領域開始位置を決定することができ、第1パラメータを介して、PSSCHの周波数領域リソースの長さを示すことができる。
【0120】
一実施形態において、前記第1制御情報が複数のデータチャネルの伝送をスケジューリングする場合、前記複数のデータチャネルは、少なくとも、前記第1データチャネルおよび第2データチャネルを含み、前記第1パラメータは、前記複数のデータチャネルに対応する周波数領域リソースの長さおよび前記第2データチャネルに対応する周波数領域リソースの開始位置を決定するために使用される。例を挙げると、SCIがPSSCHの伝送を2回(1回は初期伝送であり、1回は再伝送である)スケジューリングする場合、前記第1パラメータは、PSSCHの周波数領域リソースの長さおよび別のPSSCH伝送の開始位置を示す。最初のPSSCH伝送に対応するSCIの場合、前記第1パラメータは、PSSCHの周波数領域長さおよび2回目のPSSCH伝送の周波数領域開始位置を示し、2回目のPSSCH伝送に対応するSCIの場合、前記第1パラメータは、PSSCHの周波数領域長さおよび1回目のPSSCH伝送の周波数領域開始位置を示す。さらに例を挙げると、SCIがPSSCHの伝送を4回(1回は初期伝送であり、3回は再伝送である)スケジューリングする場合、前記第1パラメータは、4回の伝送の周波数領域開始位置、および周波数領域リソースの長さを含む。4回の伝送の周波数領域リソースの長さが同じである場合、前記第1パラメータは、1つの周波数領域リソースの長さのみを指示する必要があり、そうでない場合、4回の伝送の周波数領域リソースの長さをそれぞれ支持する必要がある。PSSCHの周波数領域リソースの開始位置がSCIを搬送するPSCCHの周波数領域リソース位置によって決定されることができる場合(例えば、4回のPSSCH伝送の周波数領域開始位置が同じであり、最初のPSSCH伝送の周波数領域開始位置とそれに対応するPSCCHの周波数領域開始位置は一対一の対応関係を有する)、前記第1パラメータは、4回の伝送の周波数領域開始位置を含まなくてもよい。4回の伝送の周波数領域開始位置が同じであり、または4回の伝送が周波数ポッピング方式(即ち、最初の伝送の周波数領域開始位置および周波数ポッピング基準を介して後続の3回の伝送の周波数領域開始位置を決定することができる)を使用する場合、前記第1パラメータは、1つの周波数領域開始位置のみを含み得る。
【0121】
一実施例において、前記第1パラメータは、前記第1データチャネル周波数領域リソースの開始位置および長さによって決定される。例を挙げると、前記第1パラメータはRIVであり、当該値は、PSSCH周波数領域リソースの開始PRBインデックス(n_PRB_start)および連続して割り当てられたPRBの数(L_PRB)に対応し、RIVの値は次の式によって決定される。
【数2】
【0122】
ここで、N_PRBはリソースプール内のPRBの総数を示す。本実施例において、N_PRBは、帯域幅部分内のPRBの総数、または1つのキャリア内のPRBの総数を示すこともでき、本実施例は、これらに対して限定しない。本実施例において、周波数領域リソースの粒度は、RBGまたはサブバンドであってもよく、本実施例は、これらに対して限定しない。
【0123】
方式3として、前記第1制御情報は第1インデックス情報を含み、前記第1インデックス情報は、第1構成情報内で前記第1インデックス情報に対応する第1周波数領域リソースを決定するために使用され、前記第1構成情報は、少なくとも1つのインデックス情報と周波数領域リソースの対応関係を含む。ここで、前記第1構成情報は、事前に構成され、またはネットワークによって構成され、前記第1構成情報がネットワークによって構成された場合、ネットワークは、RRCシグナリング、またはブロードキャスト情報、またはダウンリンク制御シグナリングを介して前記第1構成情報を送信する。
【0124】
例を挙げると、SCIは、1つのテーブル内の1つのインデックスを含み、当該テーブル内の各インデックスは、長さおよび開始位置によって決定された周波数領域リソース、または1つまたは複数の周波数領域ユニットインデックスによって決定された周波数領域リソース、または1つのビットビットマップによって決定された周波数領域リソース、または他の方式によって決定された周波数領域リソースなど、割り当てられた周波数領域リソースに対応する。このように、SCIに含まれたインデックスに従って、1つの周波数領域リソースに対応することができる。
【0125】
2)第1データチャネルの周波数領域リソースの場合、前記第1制御情報は、第1指示情報をさらに含み、前記第1指示情報は、前記第1データチャネルの周波数領域リソース割り当てタイプを指示する。
【0126】
一実施形態において、前記第1指示情報は、前記第1制御情報のN(Nは1より大きいか等しい整数である)ビットで示され、前記Nビットの異なる値は、異なる周波数領域リソース割り当てタイプに対応する。例を挙げると、1ビットを介して第1指示情報を示し、当該ビットの値が1である場合、前記第1データチャネルの周波数領域リソース割り当てタイプがtype0であることを示し、当該ビットの値が0である場合、前記第1データチャネルの周波数領域リソース割り当てタイプがtype1であることを示し、ここで、type0は、周波数領域リソースが離散的であることを示し、type1は、周波数領域リソースが連続的であることを示す。周波数領域リソース割り当てタイプの数がより多い場合、より多くのビットを使用して前記第1指示情報を示すことができる。
【0127】
3)第1データチャネルの時間領域リソース情報の場合、次の方式によって実現されることができる。
【0128】
方式1として、前記第1データチャネルの時間領域リソース情報は、時間領域開始位置情報および/または時間領域の長さ情報を含み、ここで、前記時間領域開始位置情報は、前記第1制御情報における第1指示フィールドによって決定され、前記時間領域の長さ情報は、前記第1制御情報における第2指示フィールドによって決定される。
【0129】
ここで、前記第1データチャネルおよび前記第1制御チャネルの時間領域リソースが連続的であり、または前記第1データチャネルおよび前記第1制御チャネルの時間領域リソースが対応関係を有する場合、前記第1制御チャネルの時間領域開始位置に基づいて、前記第1データチャネルの時間領域開始位置を決定することができ、このように、前記第1データチャネルの時間領域開始位置は、前記第1制御情報における前記第1指示フィールドによって決定される必要がない。前記第1データチャネルおよび前記第1制御チャネルの時間領域リソースが非連続的であり、且つ前記第1データチャネルおよび前記第1制御チャネルの時間領域リソースが対応関係を有さない場合、前記第1データチャネルの時間領域開始位置は、前記第1制御情報における前記第1指示フィールドによって決定される必要がある。
【0130】
ここで、前記時間領域開始位置情報が、前記第1制御情報における第1指示フィールドによって決定されることは、次の方式によって実現することができる。
【0131】
a)前記第1指示フィールドは時間オフセット情報を含み、前記時間オフセット情報は、前記第1制御チャネルの時間領域リソースに対する前記第1データチャネルの時間領域リソースの時間オフセット量を決定するために使用される。
【0132】
ここで、前記時間ユニットの粒度は、時間領域シンボル、またはサブフレーム、またはタイムスロット、またはsTTI、または固定時間長であり、前記時間オフセット量の粒度は、時間領域シンボル、またはサブフレーム、またはタイムスロット、またはsTTI、または固定時間長である。これらに限定されずに、前記時間ユニットまたは前記時間オフセット量の粒度は、時間長を表す他の量であってもよい。
【0133】
前記時間オフセット情報および前記第1制御チャネルの時間領域リソースを介して、前記第1データチャネルの時間領域リソースを決定することができる。ここで、前記時間領域リソースは、時間領域開始位置および/または時間長(即ち、占有した時間ユニットの数)を含む。
【0134】
例を挙げると、
図7(a)を参照すると、PSCCHおよびそれによってスケジューリングされたPSSCHが同一のサブフレームにいない場合、各サブフレームの最初の3つのシンボルはPSCCHリソースであり、残りのシンボルはPSSCHリソースであるため、SCIではPSCCHに対するPSSCHのサブフレームオフセット量を運ぶことができ、それにより、検出されたPSCCHが位置するサブフレーム、およびそれによって運ばれるサブフレームオフセット量に従って、PSSCHのサブフレーム位置を位置することができ、PSSCHサブフレームでは、最初の3つのシンボルは候補PSCCHリソースであるため、PSSCHは、4番目のシンボルから始め、それにより、PSSCHの具体的な開始サブフレームおよび開始シンボル位置を決定することができる。例示的に、1つのサブフレーム内で、PSSCHの開始位置が固定されていない場合、前記時間オフセット情報は、サブフレーム内の前記PSSCHの時間領域シンボルのオフセット情報またはインデックス情報をさらに含む。PSCCHに運ばれるサブフレームオフセット量、および当該サブフレーム内の時間領域シンボルのオフセット情報またはインデックス情報を組み合わせて、PSSCHの時間領域開始位置を決定することができる。
【0135】
b)前記第1指示フィールドは、時間インデックス情報を含み、前記時間インデックス情報は、前記第1データチャネルの時間領域開始位置を決定するために使用される。
【0136】
例を挙げると、時間インデックス情報は、1つの無線フレーム内のサブフレーム番号、または1つの無線フレーム周期内のサブフレーム番号などであってもよく、時間インデックス情報を介して、第1データチャネルの時間領域開始位置を直接に決定することができる。例えば、
図7(a)を参照すると、PSCCHおよびそれによってスケジューリングされたPSSCHが同一のサブフレームにいない場合、各サブフレーム内の最初の3つのシンボルはPSCCHリソースであり、残りのシンボルはPSSCHリソースであるため、SCIでは1つの無線フレーム内のPSSCHのサブフレーム番号を運ぶことができ、1つの無線フレームは10個のサブフレームを含むため、サブフレーム番号範囲は[0,9]である。SCIに運ばれるサブフレーム番号が7である場合、当該SCIは、1つの無線フレーム内のサブフレーム7のPSSCHをスケジューリングするために使用され、サブフレーム7では、最初の3つのシンボルが候補PSCCHリソースであるため、PSSCHは、4番目のシンボルから始め、それにより、PSSCHの具体的な開始サブフレームおよび開始シンボル位置を決定することができる。さらに、端末の処理遅延を考慮すると、端末がサブフレーム6でSCIを受信し、処理遅延が2msであり、SCIに運ばれたサブフレーム番号が7である場合、端末はサブフレーム8でSCIを正常に検出し、次の無線フレーム内のサブフレーム7のPSSCHをスケジューリングする。
【0137】
一実施形態において、前記第1制御情報は、複数の第1データチャネルをスケジューリングするために使用され、前記第1指示フィールドは、複数の時間オフセット情報または複数の時間インデックス情報を含む。前記複数の第1データチャネルの時間領域リソースは、前記複数の時間オフセット情報または複数の時間インデックス情報によって決定されることができる。例えば、前記第1制御情報は、2つの第1データチャネルをスケジューリングし、前記第1指示フィールドは、2つの時間オフセット情報を含み、前記最初の時間オフセット情報は、最初の第1データチャネルの時間領域リソースを決定するために使用され、前記2番目の時間オフセット情報は、2番目の第1データチャネルの時間領域リソースを決定するために使用される。前記時間オフセット情報は、前記第1制御チャネル、または無線フレーム内の時間領域開始位置、または無線フレーム周期内の時間領域開始位置に対するものである。
【0138】
前記第1データチャネルの時間領域リソースの場合、前記第1データチャネルの時間領域リソースは、1つの時間ユニットまたは連続する複数の時間ユニットを占め、ここで、前記第1データチャネルの時間領域の長さ情報が、前記第1制御情報における第2指示フィールドによって決定されることは、次の方式によって実現されることができる。
【0139】
a)前記第2指示フィールドは、前記第1データチャネルの時間領域リソースが占める時間ユニットおよび/または時間領域シンボルの数を決定するために使用される。
【0140】
ここで、前記時間ユニットの粒度は、時間領域シンボル、またはサブフレーム、またはタイムスロット、またはsTTI、または固定時間長である。これらに限定されず、前記時間ユニットの粒度は、時間長を表す他の量であってもよい。
【0141】
例を挙げると、
図5では、1つのサブフレームは、14個のシンボルを含み、PSCCHはサブフレームの最初の4つのシンボルを占め、当該サブフレーム内の残りのシンボルはPSSCH伝送に使用されることができ、PSSCHは、1つまたは複数のサブフレームを占めることができるため、前記第2指示フィールドは、PSSCHが占めるサブフレームの数を指示することができ、または前記第2指示フィールドは、PSSCHが占めるシンボルの数を指示することができる。例えば、時間ユニットの粒度がサブフレームである場合、PSCCHおよび対応するPSSCHの時間領域リソースが連続していて、前記第2指示フィールドが、当該PSSCHが2つの時間ユニットを占有することを示している場合、当該SCIによってスケジューリングされたPSSCHは、当該SCIが位置するサブフレームおよび次の隣接するサブフレームを占める。
【0142】
一実施形態において、前記第1データチャネルの時間領域リソースが、連続する複数の時間ユニットを占める場合、前記複数の時間ユニットは、第1時間ユニットおよび少なくとも1つの第2時間ユニットを含み、前記第2時間ユニット内に制御チャネルリソースが含まれた場合、前記第1データチャネルの時間領域リソースは、前記第2時間ユニットの前記制御チャネルリソースを占める。例を挙げると、PSSCHが、連続する複数の時間ユニットを占有する場合、当該PSSCHは、最初の時間ユニット以外の他の時間ユニットのPSCCHリソースを占める。
図5に示されたように、3番目のサブフレームによってスケジューリングされたPSSCHが2つのサブフレームを占有する場合、当該PSSCHは、4番目のサブフレームのPSCCHリソースを占める。
【0143】
一実施形態において、前記第1制御チャネルは、前記第1データチャネルが位置する時間ユニットを指示し、前記第1データチャネルは、当該時間ユニット内の時間領域リソースで事前に構成され、またはネットワークによって構成されることにより決定されることができる。例えば、データチャネルのリソースプールを事前に構成し、またはネットワークを介して構成するが、前記リソースプール構成情報は、各サブフレーム内で、データチャネルの時間領域リソースが5番目の時間領域シンボルから始めた当該サブフレーム内の全ての時間領域シンボルであることを指示し、第1制御チャネルを介して第1データチャネルのサブフレームを決定することができ、リソースプール構成情報を組み合わせて、当該サブフレームにおける第1データチャネルの時間領域リソースを決定することができる。
【0144】
方式2として、前記第1データチャネルの時間領域リソース情報は、時間領域開始位置情報および/または時間領域の長さ情報を含み、ここで、前記時間領域開始位置情報および/または前記時間領域の長さ情報は、前記第1制御情報における第3指示フィールドによって決定される。
【0145】
ここで、前記時間領域開始位置情報および/または前記時間領域の長さ情報が、前記第1制御情報における第3指示フィールドによって決定されることは、次の方式によって実現することができる。
【0146】
a)前記第1制御情報における第3指示フィールドは第2パラメータを含み、前記第2パラメータは、前記第1データチャネルの時間領域開始位置および時間領域の長さを決定するために使用される。
【0147】
ここで、前記第2パラメータは、前記第1データチャネルの時間領域開始位置および時間領域の長さによって計算および取得されることができ、異なる時間領域開始位置および時間領域の長さによって計算および取得された第2パラメータは異なり、第2パラメータに従って、前記第1データチャネルの時間領域開始位置および時間領域の長さに対応することができる。
【0148】
b)前記第1制御情報における第3指示フィールドは第2ビットマップを含み、前記第2ビットマップにおける各ビットは1つの時間ユニットに対応し、前記第2ビットマップにおける各ビットの値を介して、当該ビットに対応する時間ユニットが前記第1データチャネルの伝送に使用されるかどうかを決定し、ここで、前記第2ビットマップ内の任意の第2ビットにとって、前記第2ビットの値が第1値である場合、前記第2ビットに対応する時間ユニットは前記第1データチャネルの伝送に使用され、前記第2ビットの値が第2値である場合、前記第2ビットに対応する時間ユニットは前記第1データチャネルの伝送に使用されない。
【0149】
ここで、前記時間ユニットの粒度は、時間領域シンボル、またはサブフレーム、またはタイムスロット、またはsTTI、または固定時間長である。これらに限定されず、前記時間ユニットの粒度は、時間長を表す他の量であってもよい。
【0150】
例を挙げると、第2ビットマップの特定のビットの値が1である場合、当該ビットに対応する時間領域ユニットがPSSCHの伝送に使用されることを示し、第2ビットマップの特定のビットの値が0である場合、当該ビットに対応する時間領域ユニットがPSSCHの伝送に使用されないことを示す。
【0151】
c)前記第1制御情報における第3指示フィールドは第2インデックス情報を含み、前記第2インデックス情報は、第2構成情報内で前記第2インデックス情報に対応する第1時間領域リソースを決定するために使用され、前記第2構成情報は、少なくとも1つのインデックス情報と時間領域リソースの対応関係を含む。ここで、前記第2構成情報は、事前に構成され、またはネットワークによって構成され、前記第2構成情報がネットワークによって構成された場合、ネットワークは、RRCシグナリング、またはブロードキャスト情報、またはダウンリンク制御シグナリングを介して前記第2構成情報を送信する。
【0152】
例を挙げると、SCIは、1つのテーブル内の1つのインデックスを含み、当該テーブル内の各インデックスは、時間領域リソースの長さおよび開始位置によって決定された時間領域リソース、または1つまたは複数の時間ユニットインデックスによって決定された時間領域リソース、または1つのビットビットマップによって決定された時間領域リソース、または他の方式によって決定された時間領域リソースなど、割り当てられた時間領域リソースに対応する。このように、SCIに含まれたインデックスに従って、1つの時間領域リソースに対応することができる。
【0153】
上記の実施形態は、単独して使用してもよく、組み合わせて使用してもよいことを理解されたい。例えば、第1制御チャネルは、第1指示フィールドおよび第3指示フィールドを含み、ここで、第1指示フィールドは、第1データチャネルが位置するサブフレームを決定するための時間インデックス情報を含み、第3指示フィールドは第2パラメータを含み、前記第2パラメータは、当該サブフレームにおける第1データチャネルの時間領域シンボルの開始位置および占める時間領域シンボルの数を決定するために使用され、第1指示フィールドおよび第3指示フィールドを組み合わせて、前記第1データチャネルのサブフレーム位置、および当該サブフレーム内の占める時間領域シンボルの開始位置および時間領域シンボルの数情報を決定することができる。
【0154】
本願実施例の上記の技術案では、前記第1データチャネルが占める最後の時間ユニットの最後の時間領域シンボルは、データを伝送するために使用することではなく、ガード間隔(GP)として使用される。
【0155】
ここで、前記第1データチャネルが、連続する時間ユニットを占める場合、最後の時間ユニットの最後のシンボルはデータを伝送するために使用されない、前記第1データチャネルが、連続しない時間ユニットを占める場合、各時間ユニットの最後のシンボルはデータを伝送するために使用されない。
【0156】
本願実施例の上記の技術案では、前記第1データチャネルおよび前記第1制御チャネルが時分割の伝送を実行することは、次の3つの実現形態を有することができる。
【0157】
a)前記第1データチャネルおよび前記第1制御チャネルが、1つの時間ユニットで時分割の伝送を実行することを含み、前記第1制御チャネルは、前記時間ユニット内のA個の時間領域シンボルを占め、前記第1データチャネルは、前記時間ユニット内のB個の時間領域シンボルを占め、前記第1制御チャネルおよび前記第1データチャネルの時間領域リソースは重複せず、
Cは、1つの時間ユニット内の時間領域シンボルの数であり、前記時間ユニットの粒度は、タイムスロット、サブフレーム、sTTIまたは他の固定時間長である。
【0158】
例を挙げると、
図5(a)に示されたように、1つの時間ユニットは、C=14個の時間領域シンボルを含み、第1データチャネルと第1制御チャネルは、同一の時間ユニットを占め、ここで、第1制御チャネルは、当該時間ユニットの最初から2番目の時間領域シンボルを占め、第1データチャネルは、当該時間ユニットの3番目から14番目の時間領域シンボルを占める。第1データチャネルと第1制御チャネルの時間領域リソースが重複しない場合、連続する時間領域シンボルを占めてもよく、連続しない時間領域シンボルを占めてもよいことに留意されたい。例えば、第1制御チャネルは、当該時間ユニットの最初から2番目の時間領域シンボルを占め、第1データチャネルは、当該時間ユニットの3番目から14番目の時間領域シンボルを占める。
【0159】
b)前記第1データチャネルは第1時間ユニット内で伝送し、前記第1制御チャネルは第2時間ユニット内で伝送し、ここで、前記第1制御チャネルは、前記第1時間ユニット内のA個の時間領域シンボルを占め、前記第1データチャネルは、前記第2時間ユニット内のB個の時間領域シンボルを占め、
Cは、1つの時間ユニット内の時間領域シンボルの数であり、前記時間ユニットの粒度は、タイムスロット、サブフレーム、sTTIまたは他の固定時間長である。
【0160】
例を挙げると、
図7(a)に示されたように、1つの時間ユニットは、C=14個の時間領域シンボルを含み、第1データチャネルと第1制御チャネルは、異なる時間ユニットを占め、ここで、第1制御チャネルは、第1時間ユニットの1番目から2番目の時間領域シンボルを占め、第1データチャネルは、第2時間ユニットの3番目から14番目の時間領域シンボルを占める。第1データチャネルおよび第1制御チャネルは、連続する時間領域シンボルを占めてもよく、連続しない時間領域シンボルを占めてもよいことに留意されたい。
【0161】
さらに例を挙げると、
図5(b)に示されたように、1つの時間ユニットは、C=14個の時間領域シンボルを含み、第1データチャネルと第1制御チャネルは、異なる時間ユニットを占め、ここで、第1制御チャネルは、第1時間ユニットの全ての時間領域シンボルを占め、第1データチャネルは、第2時間ユニットの全ての時間領域シンボルを占める。
【0162】
c)前記第1データチャネルおよび前記第1制御チャネルは、部分的な時分割の伝送を実行する。前記第1データチャネルおよび前記第1制御チャネルが、部分的な時分割の伝送を実行することは、前記第1制御チャネルが占める時間領域リソースが、前記第1データチャネルが占める時間領域リソースと少なくとも部分的に重複することを含む。
【0163】
例を挙げると、Eが制御チャネルを表し、Fがデータチャネルを表し、EおよびFの時間領域リソースが少なくとも部分的に重複すると仮定する。さらに、EおよびFの開始時間領域位置は同じであってもよく、またはEの開始位置はFの後に位置し、またはEの開始位置はFの前に位置する。
【0164】
ここで、EおよびFの時間領域リソースが少なくとも一部的に重複することは、次の場合を含み得る。1)Eの時間領域リソースはFの時間領域リソースのサブセットであり、または、2)Eの時間領域リソースおよびFの時間領域リソースは一部的に重複し、即ち、Eの時間領域リソースの一部はFと重複せず、Eの時間領域リソースの別の部分はFと重複する。
【0165】
上記のc)において、前記第1制御チャネルが、1つの時間ユニット内のA個の時間領域シンボルを占め、前記第1データチャネルが、前記時間ユニット内のB個の時間領域シンボルを占め、前記第1制御チャネルおよび前記第1データチャネルの時間領域リソースが、少なくとも部分的に重複し、
Cは、1つの時間ユニット内の時間領域シンボルの数である。
【0166】
さらに、本願実施例の前記第1制御情報は、
前記第1データチャネルの伝送回数を決定するための第2指示情報、
前記第1データチャネルの冗長バージョン情報、
前記第1データチャネルによって使用されるコードブック情報、
シングルアンテナポート伝送、送信ダイバーシティ、ビームフォーミングなど、前記第1データチャネルによって使用される伝送案情報、
前記第1データチャネルによって使用されるDMRSパターン情報、
前記第1データチャネルの電力情報、
前記第1データチャネルと前記第1制御チャネルとの電力差情報、
前記第1データチャネルを伝送するためのキャリア情報を決定するためのキャリア指示情報(CIF)、
前記第1データチャネルを伝送するBWP情報を決定の帯域幅部分指示情報であって、1つのキャリアが複数のBWPの構成をサポートする場合、BWPをまたがってスケジューリングする場合がある可能性があるため、前記帯域幅部分指示情報は、現在のSCIによってスケジューリングされたBWPの情報を指示する帯域幅部分指示情報、
フィードバックチャネルの時間領域リソースおよび/または周波数領域リソース、またはフィードバック情報と現在のPSSCHチャネルの最大の遅延など、フィードバックチャネルの伝送リソースを決定するための第3指示情報、
前記第1データチャネルの伝送方式を決定するための第4指示情報、
前記第1データチャネルが周波数ポッピング伝送を使用したかどうかを決定するための第5指示情報、
前記第1データチャネルによって使用されるMCSを指示するための第6指示情報、
前記第1制御チャネルおよび前記第1データチャネルの時間領域リソースが重複したかどうかを決定するための第7指示情報のうちの少なくとも1つをさらに含む。
【0167】
一実施例において、前記第1制御情報は、最初の伝送および再伝送を含む複数のPSSCH伝送をスケジューリングすることができ、SCIは、当該SCIによってスケジューリングされたPSSCH伝送の回数を指示するための第2指示情報を含む。さらに、SCIでは、現在スケジューリングされたPSSCHの冗長バージョンを指示する、冗長バージョン情報を運ぶことができる。PSSCHの複数回の伝送をサポートする場合、毎回伝送に対応する冗長バージョン番号は、事前に定義され、またはネットワークによって構成されることができ、したがって、SCIに運ばれた冗長バージョン情報を介して、現在実行されているPSSCH伝送の回数を決定することができ、それにより、受信側で組み合わせることができる。別の実施例において、SCIで現在実行されている伝送が複数回のうちの何回目であるかを運ぶことができる。
【0168】
一実施例において、様々な候補伝送方式からPSSCH用の伝送を選択することができ、前記伝送方式は、シングルアンテナポート伝送、送信ダイバーシティ、ビームフォーミング、および他の可能なマルチアンテナ伝送方式を含む。SCIでは、当該SCIによってスケジューリングされたPSSCHが使用する伝送方式を指示する、伝送案情報を運ぶ。さらに、送信ダイバーシティは、SFBC、STBC、CDDなどを含み得る。さらに、当該伝送方式におけるコードブック情報をSCIで運ぶことができる。
【0169】
一実施例において、PSSCHは、様々なDMRSパターンをサポートすることができ、SCIによって運ばれる指示情報を介して、当該SCIによってスケジューリングされたPSSCHが使用するDMRSパターン情報を指示することができ、それにより、受信側が、対応するDMRSパターンを使用してPSSCHを復調することができるようにする。
【0170】
一実施例において、SCIは電力情報を運ぶことができ、前記電力情報は、当該SCIによってスケジューリングされたPSSCHの送信電力、またはPSSCHと対応するPSCCHの電力差を指示する。
【0171】
一実施例において、サイドリンクは、マルチキャリア伝送をサポートし、キャリアをまたがってスケジューリングすることをサポートし、即ち、第1キャリアによって送信されたSCIで第2キャリア上のPSSCHをスケジューリングし、SCIは、当該SCIによってスケジューリングされたPSSCHがどのキャリア上にあるかを指示する、キャリア指示情報を運ぶ。
【0172】
一実施例において、サイドリンクの1つのキャリアは複数の帯域幅部分(BWP)に分割され、BWPをまたがってスケジューリングすること をサポートし、即ち、第1BWPによって送信されたSCIで第2BWP上のPSSCHをスケジューリングし、当該SCIによってスケジューリングされたPSSCHがどのBWPにあるかを指示する、帯域幅部分指示情報をSCIで運ぶ。
【0173】
一実施例において、第1端末は、SCIおよびそれによってスケジューリングされたPSSCHを送信し、第2端末は到PSSCHを受信し、フィードバック情報を必要とし、フィードバック情報の伝送リソースをどうやって決定するかも1つの解決すべき問題である。第3指示情報をSCIで運ぶことができ、前記第3指示情報は、フィードバックチャネルの伝送リソースを決定するために使用される。例えば、前記第3指示情報は1つのインデックス情報であってもよく、前記インデックス情報は、第3構成情報における前記インデックス情報に対応するフィードバックチャネルの伝送リソースを決定するために使用され、前記第3構成情報は、少なくとも1つのインデックス情報とフィードバックチャネルの伝送リソースの対応関係を含む。
【0174】
一実施形態において、前記第1制御情報は第4指示情報を含み、前記第4指示情報は、前記第1データチャネルの伝送方式を決定するために使用される。前記伝送方式は、ユニキャスト伝送、マルチキャスト伝送、ブロードキャスト伝送を含む。ここで、ユニキャスト伝送の受信側は端末が1つだけであり、マルチキャスト伝送の受信側は端末のグループであり、ブロードキャスト伝送の受信側は全ての端末である。第1制御情報を介して第1データチャネルの伝送リソースを指示する場合、当該伝送リソースに対応する伝送方式を同時に指示することができる。具体的に、前記第4指示情報は、以下のうちの1つの方式により搬送されることができる。
【0175】
a)SCIは1つの情報ドメインを含み、当該情報ドメインは、当該第1データチャネルによって使用される伝送方式を明示的に指示する。
【0176】
b)RNTIを介して前記第4指示情報を搬送し、異なるRNTIは異なる伝送方式に対応し、前記SCIは明示的または暗黙的な方式でRNTI情報を運び、SCIに運ばれたRNTI情報を介して、対応する伝送方式を決定することができる。
【0177】
c)異なるスクランブリングコードシーケンスを介して前記第4指示情報を搬送し、異なるスクランブリングコードシーケンスは異なる伝送方式に対応し、スクランブリングコードシーケンスは、SCI情報をスクランブルするために使用され、それにより、SCIによってスクランブルされたスクランブリングコードシーケンスを介して、対応する伝送方式を決定することができる。
【0178】
一実施形態において、前記第1制御情報は第5指示情報を含み、前記第5指示情報は、前記第1データチャネルが周波数ポッピング伝送を使用したかどうかを決定するために使用される。前記第1制御情報が複数の第1データチャネルをスケジューリングし、前記第5指示情報が周波数ポッピング方式を使用するように指示する場合、前記複数の第1データチャネル間は、周波数ポッピング方式を使用して伝送する。
【0179】
一実施形態において、前記第1制御情報は第6指示情報を含み、前記第6指示情報は、前記第1データチャネルによって使用されるMCSを指示する。第1制御情報は、第1データチャネルによって使用される時間領域および/または周波数領域リソースを指示する時に、当該第1データチャネルによって使用されるMCSを同時に指示することができる。
【0180】
一実施形態において、前記第1制御情報は第7指示情報を含み、前記第7指示情報は、前記第1制御チャネルおよび前記第1データチャネルの時間領域リソースが重複したかどうかを決定するために使用される。例示的に、前記第7指示情報は、前記第1制御チャネルおよび前記第1データチャネルのリソース多重方式を指示し、例えば、最初のリソース多重方式において、前記第1制御チャネルおよび前記第1データチャネルの時間領域は重複せず、2番目のリソース多重方式において、前記第1制御チャネルおよび前記第1データチャネルの時間領域は部分的に重複し、3番目のリソース多重方式において、前記第1制御チャネルおよび前記第1データチャネルの時間領域は完全に重複する。
【0181】
当業者は、本願実施例の上記の制御情報の伝送装置の関連説明は、本願実施例の制御情報の伝送方法の関連説明を参照して理解できることを理解するはずである。
【0182】
図6(b)は、本願実施例で提供する制御情報の伝送方法の第2の例示的なフローチャートであり、
図6(b)に示されたように、前記制御情報の伝送方法は、次のステップを含む。
【0183】
ステップ6012において、第1機器と第2機器の間で第1制御情報を伝送し、前記第1制御情報は第2制御チャネルによって搬送され、前記第1制御情報は、第1制御チャネルおよび/または第1データチャネルの伝送をスケジューリングするために使用され、前記第1制御チャネルはサイドリンク制御情報を伝送するために使用され、前記第1データチャネルはサイドリンクデータを伝送するために使用され、ここで、前記第1データチャネルおよび前記第1制御チャネルは、時分割の伝送を実行する。
【0184】
本願実施例では、前記第1機器と第2機器の間で第1制御情報を伝送することは、1)前記第1機器は第1端末であり、前記第2機器は基地局であり、第1端末が、基地局によって送信された第1制御情報を受信すること、または、2)前記第1機器は基地局であり、前記第2機器は第1端末であり、基地局が、第1制御情報を第1端末に送信することの2つの実施形態を有することができる。
【0185】
一実施形態において、第1端末と第2端末間のリンクをサイドリンクと呼び、第1端末と第2端末間で伝送される第1制御情報をサイドリンク制御情報と呼び、当該サイドリンク制御情報は、対応するデータチャネル(即ち、第1データチャネル)の伝送をスケジューリングするために使用される。ここで、第1データチャネルは、前記第1端末と前記第2端末との間のデータを伝送するために使用される。
【0186】
一実施形態において、前記第1データチャネルの周波数領域リソースおよび/または時間領域リソースは、前記第2制御チャネルを介してスケジューリングされる(即ち、明示的に指示される)ことができ、前記第1制御チャネルの周波数領域リソースおよび/または時間領域リソースは、前記第2制御チャネルを介してスケジューリングされる(即ち、明示的に指示される)ことができる。
【0187】
一実施形態において、前記第1データチャネルの時間領域リソースは、前記第1制御チャネルまたは前記第2制御チャネルの時間領域リソースに基づいて決定することができ、および/または、前記第1データチャネルの周波数領域リソースは、前記第1制御チャネルの周波数領域リソースに基づいて決定することができ、明示的に指示する必要がない。
【0188】
一実施形態において、前記第1制御チャネルの時間領域リソースは、前記第2制御チャネルまたは前記第1データチャネルの時間領域リソースに基づいて決定することができ、および/または、前記第1制御チャネルの周波数領域リソースは、前記第1データチャネルの周波数領域リソースに基づいて決定することができ、明示的に指示する必要がない。
【0189】
一実施形態において、前記第1制御情報は第2制御チャネルによって搬送され、ここで、前記第2制御チャネルは、ダウンリンク制御情報(DCI)を伝送するために使用される。前記第1制御チャネルはサイドリンク制御情報(SCI:Sidelink Control Information)を伝送するために使用され、PSCCHとも呼ばれ、前記第1データチャネルはサイドリンクデータを伝送するために使用され、PSSCHとも呼ばれ、前記第1制御チャネルと前記第1データチャネルは、時分割の伝送を実行し、このように、遅延を低下させることができる。
【0190】
本願実施例の上記の技術案では、前記第1データチャネルおよび前記第1制御チャネルが時分割の伝送を実行することは、次の3つの実現形態を有することができる。
【0191】
1)前記第1データチャネルおよび前記第1制御チャネルが、1つの時間ユニットで時分割の伝送を実行することを含み、前記第1制御チャネルは、前記時間ユニット内のA個の時間領域シンボルを占め、前記第1データチャネルは、前記時間ユニット内のB個の時間領域シンボルを占め、前記第1制御チャネルおよび前記第1データチャネルの時間領域リソースは重複せず、
Cは、1つの時間ユニット内の時間領域シンボルの数であり、前記時間ユニットの粒度は、タイムスロット、サブフレーム、sTTIまたは他の固定時間長である。
【0192】
例を挙げると、
図5(a)に示されたように、1つの時間ユニットは、C=14個の時間領域シンボルを含み、第1データチャネルと第1制御チャネルは、同一の時間ユニットを占め、ここで、第1制御チャネルは、当該時間ユニットの最初から2番目の時間領域シンボルを占め、第1データチャネルは、当該時間ユニットの3番目から14番目の時間領域シンボルを占める。第1データチャネルと第1制御チャネルの時間領域リソースが重複しない場合、連続する時間領域シンボルを占めてもよく、連続しない時間領域シンボルを占めてもよいことに留意されたい。例えば、第1制御チャネルは、当該時間ユニットの最初から2番目の時間領域シンボルを占め、第1データチャネルは、当該時間ユニットの3番目から14番目の時間領域シンボルを占める。
【0193】
2)前記第1データチャネルは第1時間ユニット内で伝送し、前記第1制御チャネルは第2時間ユニット内で伝送し、ここで、前記第1制御チャネルは、前記第1時間ユニット内のA個の時間領域シンボルを占め、前記第1データチャネルは、前記第2時間ユニット内のB個の時間領域シンボルを占め、
Cは、1つの時間ユニット内の時間領域シンボルの数であり、前記時間ユニットの粒度は、タイムスロット、サブフレーム、sTTIまたは他の固定時間長である。
【0194】
例を挙げると、
図7(a)に示されたように、1つの時間ユニットは、C=14個の時間領域シンボルを含み、第1データチャネルと第1制御チャネルは、異なる時間ユニットを占め、ここで、第1制御チャネルは、第1時間ユニットの1番目から2番目の時間領域シンボルを占め、第1データチャネルは、第2時間ユニットの3番目から14番目の時間領域シンボルを占める。第1データチャネルおよび第1制御チャネルは、連続する時間領域シンボルを占めてもよく、連続しない時間領域シンボルを占めてもよいことに留意されたい。
【0195】
さらに例を挙げると、
図5(b)に示されたように、1つの時間ユニットは、C=14個の時間領域シンボルを含み、第1データチャネルと第1制御チャネルは、異なる時間ユニットを占め、ここで、第1制御チャネルは、第1時間ユニットの全ての時間領域シンボルを占め、第1データチャネルは、第2時間ユニットの全ての時間領域シンボルを占める。
【0196】
3)前記第1データチャネルおよび前記第1制御チャネルが、部分的な時分割の伝送を実行する。前記第1データチャネルおよび前記第1制御チャネルが、部分的な時分割の伝送を実行することは、前記第1制御チャネルが占める時間領域リソースが、前記第1データチャネルが占める時間領域リソースと少なくとも部分的に重複することを含む。
【0197】
例を挙げると、Eが制御チャネルを表し、Fがデータチャネルを表し、EおよびFの時間領域リソースが少なくとも部分的に重複すると仮定する。さらに、EおよびFの開始時間領域位置は同じであってもよく、またはEの開始位置はFの後に位置し、またはEの開始位置はFの前に位置する。
【0198】
ここで、EおよびFの時間領域リソースが少なくとも部分的に重複することは、次の場合がある。1)Eの時間領域リソースはFの時間領域リソースのサブセットであり、または、2)Eの時間領域リソースおよびFの時間領域リソースは部分的に重複し、即ち、Eの時間領域リソースの一部はFと重複せず、Eの時間領域リソース別の部分はFと重複する。
【0199】
上記のc)において、前記第1制御チャネルが、1つの時間ユニット内のA個の時間領域シンボルを占め、前記第1データチャネルが、前記時間ユニット内のB個の時間領域シンボルを占め、前記第1制御チャネルおよび前記第1データチャネルの時間領域リソースが、少なくとも部分的に重複し、
Cは、1つの時間ユニット内の時間領域シンボルの数である。
【0200】
前記第1制御チャネルと前記第1データチャネルが時分割の伝送を実行する場合、第1制御情報が第制御チャネルおよび/または第1データチャネルの伝送をどうやってスケジューリングするかは、以下のDCIフォーマットによって実現することができる。
【0201】
本願実施例では、前記第1制御情報は、前記第1制御チャネルの周波数領域リソース情報および/または前記第1制御チャネルの時間領域リソース情報および/または前記第1データチャネルの周波数領域リソース情報および/または前記第1データチャネルの時間領域リソース情報を含む。
【0202】
1)第1制御チャネルの周波数領域リソース情報の場合、次の方式によって実現されることができる。
【0203】
方式1として、前記第1制御情報は第1ビットマップを含み、前記第1ビットマップは、前記第1制御チャネルの周波数領域リソースを決定するために使用され、前記第1ビットマップにおける各ビットは、システムにおける1つの周波数領域ユニットに対応し、前記第1ビットマップにおける各ビットの値を介して、当該ビットに対応する周波数領域ユニットが前記第1制御チャネルを伝送するために使用されるかどうかを決定し、ここで、前記第1ビットマップ内の任意の第1ビットにとって、前記第1ビットの値が第1値である場合、前記第1ビットに対応する周波数領域ユニットは、前記第1制御チャネルの伝送に使用され、前記第1ビットの値が第2値である場合、前記第1ビットに対応する周波数領域ユニットは前記第1制御チャネルの伝送に使用されない。
【0204】
ここで、前記周波数領域ユニットの粒度は、PRB、またはリソースブロックグループ(RBG:Resource Block Group)、またはサブバンドである。ここで、前記周波数領域ユニットの粒度がRBGまたはサブバンドである場合、前記RBGまたはサブバンドは、連続するK個のPRBを含む。
【0205】
例を挙げると、システム帯域幅が20MHzであり、合計100個のPRBを有し、周波数領域ユニットの粒度がサブバンドであり、各サブバンドが10つのPRBを含み、第1ビットマップには10個のビットが含まれ、当該10個のサブバンドにそれぞれ対応し、第1ビットマップの特定のビットの値が1である場合、当該ビットに対応するサブバンドがPSCCHの伝送に使用されることを示し、第1ビットマップの特定のビットの値が0である場合、当該ビットに対応するサブバンドがPSCCHの伝送に使用されないことを示す。
【0206】
方式2として、前記第1制御情報は第1パラメータを含み、前記第1パラメータは、前記第1制御チャネルの周波数領域リソースの開始位置および/または長さを決定するために使用される。ここで、前記周波数領域リソースは、連続して割り当てられる。
【0207】
例を挙げると、前記第1パラメータはリソース指示値(RIV:Resource indication value)であり、当該値は、PSCCH周波数領域リソースの開始PRBインデックスおよび連続して割り当てられたPRBの数に対応し、当該RIV値を介してPSCCHの周波数領域開始位置および周波数領域の長さを決定することができる。
【0208】
一実施形態において、PSCCHが占有する周波数領域リソースの長さは、事前に構成されまたはネットワークによって構成され、当該第1パラメータは、PSCCHの周波数領域開始位置を指示する。具体的に、当該第1パラメータは周波数領域オフセット量であってもよく、前記周波数領域オフセット量は、1つの周波数領域位置に対するPSCCHの周波数領域開始位置の周波数領域オフセットを指示し、前記周波数領域位置は、最低または最高PRB位置であり得、またはキャリアまたは帯域幅部分(BWP)の開始位置であり得、またはリソースプールの開始位置であり得、またはサイドリンク同期信号の周波数領域開始位置であり得、またはサイドリンクブロードキャストチャネルの周波数領域開始位置であり得、または決定された他の周波数領域位置であり得る。例示的に、当該第1パラメータは周波数領域ユニットのインデックス値であってもよく、当該インデックス値を介して周波数領域リソースの開始位置を決定することができる。
【0209】
方式3として、前記第1制御情報は第1インデックス情報を含み、前記第1インデックス情報は、第1構成情報内で前記第1インデックス情報に対応する第1周波数領域リソースを決定するために使用され、前記第1構成情報は、少なくとも1つのインデックス情報と周波数領域リソースの対応関係を含む。ここで、前記第1構成情報は、事前に構成され、またはネットワークによって構成され、前記第1構成情報がネットワークによって構成された場合、ネットワークは、RRCシグナリング、またはブロードキャスト情報、またはダウンリンク制御シグナリングを介して前記第1構成情報を送信する。
【0210】
例を挙げると、DCIは、1つのテーブル内の1つのインデックスを含み、当該テーブル内の各インデックスは、長さおよび開始位置によって決定された周波数領域リソース、または1つまたは複数の周波数領域ユニットインデックスによって決定された周波数領域リソース、または1つのビットビットマップによって決定された周波数領域リソース、または他の方式によって決定された周波数領域リソースなど、割り当てられた周波数領域リソースに対応する。このように、DCIに含まれたインデックスに従って、1つの周波数領域リソースに対応することができる。
【0211】
別の例において、システム帯域幅は20MHzであり、合計100個のPRBを有し、周波数領域ユニットの粒度はサブバンドであり、各サブバンドは10個のPRBを含み、各サブバンドは、4ビットのインデックス値で表示され、前記第1制御情報では、4ビットのインデックス情報を指示することにより、当該インデックスに対応するサブバンドが前記第1制御チャネルの伝送に使用されることを示す。
【0212】
上記の技術案では、前記第1制御チャネルの周波数領域リソース情報は、DCIによって明示的に指示されるが、これらに限定されず、前記第1制御チャネルの周波数領域リソース情報は、事前に定義されてもよく、またはネットワークによって構成されてもよい。例えば、前記第1制御チャネルが占める周波数領域リソースの長さは、事前に定義され、またはネットワークによって構成される方式で決定されることができ、具体的には、ネットワークは、構成情報を介して、8個のサブバンドを占めるように前記第1制御チャネルを構成し、各サブバンドは10個のPRBである。
【0213】
上記の技術案では、前記第1制御情報が複数の前記第1制御チャネルをスケジューリングする場合、前記第1制御情報は複数の前記第1ビットマップ、または複数の前記第1パラメータ、または複数の前記第1インデックス情報を含み、ここで、各前記第1ビットマップ、または各前記第1パラメータ、または各前記第1インデックス情報は、1つの前記第1制御チャネルの周波数領域リソースを決定するために使用される。
【0214】
2)第1制御チャネルの時間領域リソース情報の場合、次の方式によって実現されることができる。
【0215】
方式1として、前記第1制御チャネルの時間領域リソース情報は、時間領域開始位置情報および/または時間領域の長さ情報を含み、ここで、前記時間領域開始位置情報は、前記第1制御情報における第1指示フィールドによって決定され、前記時間領域の長さ情報は、前記第1制御情報における第2指示フィールドによって決定される。
【0216】
ここで、前記時間領域開始位置情報が、前記第1制御情報における第1指示フィールドによって決定されることは、次の方式によって実現することができる。
【0217】
1、前記第1指示フィールドは第1時間オフセット情報を含み、前記第1時間オフセット情報は、前記第1機器または前記第2機器が前記第1時間オフセット情報および/または前記第2制御チャネルの時間領域リソースに従って前記第1制御チャネルの時間領域リソースを決定するために使用される。
【0218】
ここで、前記時間ユニットの粒度は、時間領域シンボル、またはサブフレーム、またはタイムスロット、またはsTTI、または固定時間長であり、前記時間オフセットの粒度は、時間領域シンボル、またはサブフレーム、またはタイムスロット、またはsTTI、または固定時間長である。これらに限定されずに、前記時間ユニットまたは前記時間オフセットの粒度は、時間長を表す他の量であってもよい。
【0219】
前記第1時間オフセット情報および前記第2制御チャネルの時間領域リソースを介して、前記第1制御チャネルの時間領域リソースを決定することができる。ここで、前記時間領域リソースは、時間領域開始位置および/または時間長(即ち、占有した時間ユニットの数)を含む。例示的に、前記第1制御チャネルは、1つの時間ユニット内の時間領域位置で事前に構成され、またはネットワークによって構成されることができる。
【0220】
例を挙げると、前記第1時間オフセット情報は、前記第2制御チャネルの時間領域開始位置に対する前記第1制御チャネルの時間領域開始位置の時間オフセット量を指示し、例えば、前記時間オフセット量は4つのサブフレームであり、端末がサブフレームnで当該オフセット情報を運ぶDCIを受信した場合、サブフレームn+4で前記第1制御チャネルを送信する。さらに、事前構成情報を介して第1制御チャネルが1つの時間ユニット内の最初の時間領域シンボルから4番目の時間領域シンボルを占めることを決定し、したがって、当該第1制御チャネルがサブフレームn+4の最初の4つの時間領域シンボルを占めると決定することができる。
【0221】
一実施形態において、前記第1時間オフセット情報は、無線フレーム(例えば、10個のサブフレームを含む)開始位置に対する前記第1制御チャネルの時間領域開始位置の時間オフセットを指示し、または、前記第1時間オフセット情報は、無線フレーム周期(例えば、10240個のサブフレームを含む)開始位置に対する前記第1制御チャネルの時間領域開始位置の時間オフセットを指示し、または、前記第1時間オフセット情報は、リソースプール開始位置に対する前記第1制御チャネルの時間領域開始位置の時間オフセットを指示する。
【0222】
一実施形態において、前記第1制御情報は、複数の第1制御チャネルをスケジューリングするために使用され、前記第1指示フィールドは複数の時間オフセット情報を含む。前記複数の第1制御チャネルの時間領域リソースは、前記複数の時間オフセット情報によって決定されることができる。例えば、前記第1制御情報は、2つの第1制御チャネルをスケジューリングし、前記第1指示フィールドは、2つの時間オフセット情報を含み、前記最初の時間オフセット情報は、最初の第1制御チャネルの時間領域リソースを決定するために使用され、前記2番目の時間オフセット情報は、2番目の第1制御チャネルの時間領域リソースを決定するために使用される。前記時間オフセット情報は、前記第2制御チャネル、または無線フレーム内の時間領域開始位置、または無線フレーム周期内の時間領域開始位置に対するものである。
【0223】
一実施形態において、前記第1制御情報は、複数の前記第1制御チャネルをスケジューリングするために使用され、ここで、最初の前記第1制御チャネルの時間領域リソースは、明示的または暗黙的な方式で決定されることができ、残りの前記第1制御チャネルの時間領域リソースは、最初の前記第1制御チャネルの時間領域リソースおよび前記第1時間オフセット情報によって決定されることができる。例えば、前記第1制御情報は、2つの第1制御チャネルをスケジューリングするために使用され、最初の第1制御チャネルのサブフレームと、前記第1制御情報を受信したサブフレームが決定関係を有し、サブフレームnで第1制御情報を受信し、サブフレームn+4で最初の第1制御チャネルを送信するなど、最初の第1制御チャネルの時間領域リソースは、暗黙的な方式で決定されることができ、前記第1時間オフセット情報がpである場合、2番目の第1制御チャネルのサブフレームはn+4+pであるなど、2番目の第1制御チャネルの時間領域リソースは、最初の第1制御チャネルの時間領域リソースおよび前記第1時間オフセット情報によって決定される。さらに例えば、前記第1制御情報は、2つの第1制御チャネルをスケジューリングするために使用され、前記第1制御情報は、2つの時間オフセット情報p1およびp2を含み、サブフレームnで第1制御情報を受信し、サブフレームn+p1で最初の第1制御チャネルを送信し、サブフレームn+p2で2番目の第1制御チャネルを送信する。
【0224】
2、前記第1指示フィールドは第2インデックス情報を含み、前記第2インデックス情報は、前記第1制御チャネルの開始位置が占める時間ユニットを決定するために使用される。
【0225】
ここで、第2インデックス情報は1つの無線フレーム内のサブフレーム番号、または1つの無線フレーム周期内のサブフレーム番号などであってもよく、第2インデックス情報を介して、第1制御チャネルの時間領域開始位置を直接に決定することができる。
【0226】
例を挙げると、DCIは、1つの無線フレームにおけるPSCCHのサブフレーム番号を運び、1つの無線フレームは10個のサブフレームを含むため、サブフレーム番号範囲は[0,9]である。DCIによって運ばれたサブフレーム番号が7である場合、当該DCIによってスケジューリングされたPSCCHは、1つの無線フレーム内のサブフレーム7で伝送を行う。さらに、端末の処理遅延を考慮すると、端末がサブフレーム6でDCIを受信し、処理遅延が2msであり、DCIによって運ばれたサブフレーム番号が7である場合、端末はサブフレーム8でDCIを正常に検出し、次の無線フレーム内のサブフレーム7のPSCCHをスケジューリングする。
【0227】
上記の無線フレームまたは無線フレーム周期は、ダウンリンクに基づいて決定し、またはサイドリンクに基づいて決定されることができることに留意されたい。
【0228】
一実施形態において、前記第1指示フィールドは複数のインデックス情報を含む。前記第1制御情報は複数の第1制御チャネルをスケジューリングするために使用され、前記複数の第1制御チャネルの時間領域リソースは、前記複数のインデックス情報によって決定されることができる。例えば、前記第1制御情報は、2つの第1制御チャネルをスケジューリングし、前記第1指示フィールドは、2つのインデックス情報を含み、前記最初のインデックス情報は、最初の第1制御チャネルの時間領域リソースを決定するために使用され、前記2番目のインデックス情報は、2番目の第1制御チャネルの時間領域リソースを決定するために使用される。例示的に、前記インデックス情報は1つの無線フレーム内のサブフレーム番号、または1つの無線フレーム周期内のサブフレーム番号である。
【0229】
3、前記第1指示フィールドは1つのビットマップを含み、前記ビットマップにおける各ビットは1つの時間ユニットに対応し、前記ビットマップにおける各ビットの値を介して、当該ビットに対応する時間ユニットが前記第1制御チャネルを伝送するために使用されるかどうかを決定し、ここで、前記ビットマップ内の任意のビットにとって、前記ビットの値が第1値である場合、前記ビットに対応する時間ユニットは前記第1制御チャネルの伝送に使用され、前記ビットの値が第2値である場合、前記第2ビットに対応する時間ユニットは前記第1制御チャネルの伝送に使用されない。
【0230】
例えば、前記第1指示フィールドには1つのビットマップが含まれ、当該ビットマップは10個のビットを含み、当該ビットは、10個のサブフレームにそれぞれ対応し、特定のビットが1である場合、当該サブフレームが前記第1制御チャネルを伝送するために使用されることを示し、さらに、前記第1制御チャネルが最初のシンボルからの4つのシンボルを占めるなど、各サブフレームにおける前記第1制御チャネルのリソースは、事前に構成され、またはネットワークによって構成される方式で決定されることができ、前記ビットマップ情報および前記構成情報を介して、前記第1制御チャネルの時間領域リソースを決定することができる。さらに、前記ビットマップの複数のビット位を1に設定することにより、複数の第1制御チャネルの時間領域伝送リソースを構成することができる。
【0231】
前記第1制御チャネルの時間領域リソースの場合、前記第1制御チャネルの時間領域リソースは、1つの時間領域シンボルまたは複数の連続する時間領域シンボルを占め、ここで、前記第1制御チャネルの時間領域の長さ情報は、前記第1制御情報における第2指示フィールドによって決定され、具体的に、前記第1制御情報における前記第2指示フィールドは、前記第1制御チャネルの時間領域リソースが占める時間ユニットの数を示し、ここで、前記時間ユニットは、時間領域シンボル、またはsTTI、またはサブフレーム、またはタイムスロット、または他の固定時間長であってもよい。
【0232】
上述の実施形態において、前記第1指示フィールドを介して、前記第1制御チャネルを伝送する時間ユニットを決定することができ、前記時間ユニット内の前記第1制御チャネルの時間領域リソースは、事前に構成され、またはネットワークによって構成される方式によって決定されることができる。例えば、1つの時間ユニット内に事前に構成され、またはネットワークによって構成され、第1制御チャネルは、最初のk個の時間領域シンボルを占め、前記第1指示フィールドと組み合わせて、前記第1制御チャネルが位置する時間ユニットを決定することができ、当該時間ユニット内の前記第1制御チャネルの時間領域リソースを決定することができる。
【0233】
方式2として、前記第1制御チャネルの時間領域リソース情報は、時間領域開始位置情報および/または時間領域の長さ情報を含み、ここで、前記時間領域開始位置情報および/または前記時間領域の長さ情報は、前記第1制御情報における第3指示フィールドによって決定される。
【0234】
ここで、前記時間領域開始位置情報および/または前記時間領域の長さ情報が、前記第1制御情報における第3指示フィールドによって決定されることは、次の方式によって実現することができる。
【0235】
1、前記第1制御情報における第3指示フィールドは第2パラメータを含み、前記第2パラメータは、前記第1制御チャネルの時間領域開始位置および時間領域の長さを決定するために使用される。
【0236】
ここで、前記第2パラメータは、前記第1制御チャネルの時間領域開始位置および時間領域の長さによって計算および取得されることができ、異なる時間領域開始位置および時間領域の長さによって計算および取得された第2パラメータは異なり、第2パラメータに従って、前記第1制御チャネルの時間領域開始位置および時間領域の長さに対応することができる。
【0237】
2、前記第1制御情報における第3指示フィールドは第2ビットマップを含み、前記第2ビットマップにおける各ビットは1つの時間ユニットに対応し、前記第2ビットマップにおける各ビットの値を介して、当該ビットに対応する時間ユニットが前記第1制御チャネルを伝送するために使用されるかどうかを決定し、ここで、前記第2ビットマップ内の任意の第2ビットにとって、前記第2ビットの値が第1値である場合、前記第2ビットに対応する時間ユニットは前記第1制御チャネルの伝送に使用され、前記第2ビットの値が第2値である場合、前記第2ビットに対応する時間ユニットは前記第1制御チャネルの伝送に使用されない。
【0238】
例を挙げると、時間ユニットが時間領域シンボルであり、第2ビットマップの特定のビットの値が1である場合、当該ビットに対応する時間領域シンボルがPSCCHの伝送に使用されることを示し、第2ビットマップの特定のビットの値が0である場合、当該ビットに対応する時間領域シンボルがPSCCHの伝送に使用されないことを示す。
【0239】
3、前記第1制御情報における第3指示フィールドは第3インデックス情報を含み、前記第3インデックス情報は、第2構成情報における前記第3インデックス情報に対応する第1時間領域リソースを決定するために使用され、前記第2構成情報は、少なくとも1つのインデックス情報と時間領域リソースの対応関係を含み、ここで、前記第2構成情報は、事前に構成され、またはネットワークによって構成される。
【0240】
例を挙げると、DCIは、1つのテーブル内の1つのインデックスを含み、当該テーブル内の各インデックスは、時間領域リソースの長さおよび開始位置によって決定された時間領域リソース、または1つまたは複数の時間ユニットインデックスによって決定された時間領域リソース、または1つビットビットマップによって決定された時間領域リソース、または他の方式によって決定された時間領域リソースなど、割り当てられた時間領域リソースに対応する。
【0241】
上記の技術案では、前記第1制御チャネルの時間領域リソース情報は、DCIによって明示的に指示されるが、これらに限定されず、前記第1制御チャネルの時間領域リソース情報は、DCIを介して暗黙的に指示され、具体的に、前記第2制御チャネルの時間領域リソースに基づいて、前記第1制御チャネルの時間領域リソースを決定し、例を挙げると、端末は、DCIを受信する時間に従って、PSCCHの伝送時間を決定し、例えば、サブフレームnでDCIを受信し、サブフレームn+4でPSCCHを送信し、各PSCCHは、サブフレームの最初のシンボルで開始し、または各PSCCHは、サブフレームの最後のシンボルで終了する。各PSCCHが占めるシンボルの数は、事前に構成され、またはネットワークによって構成されることができる。
【0242】
一実施形態において、前記第1制御情報は、前記第1データチャネルの時間領域リソースおよび/または周波数領域リソースを明示的に指示し、前記第1制御チャネルの時間領域リソースは、前記第1データチャネルの時間領域リソースまたは前記第2制御チャネルの時間領域リソースを介して暗黙的に決定されることができ、または、前記第1制御チャネルの周波数領域リソースは、前記第1データチャネルの周波数領域リソースを介して暗黙的に決定されることができ、この場合、前記第1制御情報は、前記第1制御チャネルの時間領域リソース指示情報または周波数領域リソース指示情報を含まない。
【0243】
本願実施例の上記の技術案では、前記第1制御情報は、1つの第1制御チャネルに対応する周波数領域リソース情報および/または時間領域リソース情報を含み、または、前記第1制御情報は、複数の第1制御チャネルに対応する周波数領域リソース情報および/または時間領域リソース情報を含む。
【0244】
一実施形態において、前記第1データチャネルの時間領域リソースは、前記第1制御チャネルまたは前記第2制御チャネルの時間領域リソースに基づいて決定することができ、明示的に指示する必要がない。前記第1制御情報は、前記第1データチャネルの周波数領域リソースおよび/または時間領域リソースを含んでもよく、前記第1データチャネルの周波数領域リソースおよび/または時間領域リソースを含まなくてもよい。前記第1制御情報が前記第1データチャネルの周波数領域リソースおよび/または時間領域リソースを含む場合、前記第1データチャネルの周波数領域リソースおよび/または時間領域リソースは、次の方式で決定することができる。
【0245】
3)第1データチャネルの周波数領域リソース情報の場合、次の方式によって実現されることができる。
【0246】
方式1として、前記第1制御情報は第3ビットマップを含み、前記第3ビットマップは、前記第1データチャネルの周波数領域リソースを決定するために使用され、前記第3ビットマップにおける各ビットは、システムにおける1つの周波数領域ユニットに対応し、前記第3ビットマップにおける各ビットの値を介して、当該ビットに対応する周波数領域ユニットが前記第1データチャネルを伝送するために使用されるかどうかを決定し、ここで、前記第3ビットマップ内の任意の第3ビットにとって、前記第3ビットの値が第1値である場合、前記第3ビットに対応する周波数領域ユニットは、前記第1データチャネルの伝送に使用され、前記第3ビットの値が第2値である場合、前記第3ビットに対応する周波数領域ユニットは前記第1データチャネルの伝送に使用されない。
【0247】
ここで、前記周波数領域ユニットの粒度は、PRB、またはRBG、またはサブバンドである。ここで、前記周波数領域ユニットの粒度がRBGまたはサブバンドである場合、前記RBGまたはサブバンドは、連続するK個のPRBを含む。
【0248】
例を挙げると、システム帯域幅が20MHzであり、合計100個のPRBを有し、周波数領域ユニットの粒度がサブバンドであり、各サブバンドが5つのPRBを含み、第1ビットマップには20個のビットが含まれ、当該20個のサブバンドにそれぞれ対応し、第3ビットマップの特定のビットの値が1である場合、当該ビットに対応する周波数領域ユニットがPSSCHの伝送に使用されることを示し、第3ビットマップの特定のビットの値が0である場合、当該ビットに対応する周波数領域ユニットがPSSCHの伝送に使用されないことを示し、PSSCH伝送に使用されるサブバンドは、周波数領域で連続している場合、または周波数領域で連続してない場合がある。
【0249】
方式2として、前記第1制御情報は第3パラメータを含み、前記第3パラメータは、前記第1データチャネルの周波数領域リソースの開始位置および/または長さを決定するために使用される。ここで、前記周波数領域リソースは、連続して割り当てられる。
【0250】
一実施形態において、前記第1制御チャネルおよび前記第1データチャネルの周波数領域開始位置が同じである場合、または前記第1制御チャネルおよび前記第1データチャネルの周波数領域開始位置が一対一の対応関係を有する場合、前記第3パラメータは、前記第1データチャネルに対応する周波数領域リソースの長さを決定するために使用される。別の実施形態において、前記第1制御情報および前記第1データチャネルの周波数領域終了位置が同じである場合、前記第3パラメータは、前記第1データチャネルに対応する周波数領域リソースの長さを決定するために使用される。例えば、PSCCHおよびそれに対応するPSSCHの周波数領域開始位置が同じである場合、PSCCHの周波数領域開始位置に基づいて、PSSCHの周波数領域開始位置を決定することができ、第3パラメータを介して、PSSCHの周波数領域リソースの長さを示すことができる。
【0251】
一実施形態において、前記第1制御情報が複数のデータチャネルの伝送をスケジューリングする場合、前記複数のデータチャネルは、少なくとも、前記第1データチャネルおよび第2データチャネルを含み、前記第3パラメータは、前記複数のデータチャネルに対応する周波数領域リソースの長さおよび前記第2データチャネルに対応する周波数領域リソースの開始位置を決定するために使用される。本実施例において、前記第1データチャネルの周波数領域リソース開始位置および前記第1制御チャネルの周波数領域リソース開始位置が一対一の対応関係を有する場合、前記第1制御チャネルの周波数領域リソース開始位置を介して、前記第1データチャネルの周波数領域リソース開始位置を決定することができ、前記第1データチャネルの周波数領域リソース開始位置および前記第1制御チャネルの周波数領域リソース開始位置が一対一の対応関係を有しない場合、前記第1制御情報は、前記第1データチャネルの周波数領域リソース開始位置を指示する別のパラメータを含む。例を挙げると、DCIがPSSCHの伝送を2回(1回は初期伝送であり、1回は再伝送である)スケジューリングする場合、前記第3パラメータは、PSSCHの周波数領域リソースの長さおよび別のPSSCH伝送の開始位置を示し、前記第3パラメータは、PSSCHの周波数領域リソースの長さおよび2番目のPSSCH伝送の開始位置によって決定され、この場合、DCIは、PSSCHの最初のPSSCH伝送の周波数領域リソース開始位置を指示するための別のフィールドを含む。さらに例を挙げると、DCIがPSSCHの伝送を4回(1回は初期伝送であり、3回は再伝送である)スケジューリングする場合、前記第3パラメータは、4回の伝送の周波数領域開始位置、および周波数領域リソースの長さを含む。4回の伝送の周波数領域リソースの長さが同じである場合、前記第3パラメータは、1つの周波数領域リソースの長さのみを指示する必要があり、そうでない場合、4回の伝送の周波数領域リソースの長さをそれぞれ支持する必要がある。PSSCHの周波数領域リソースの開始位置が、PSCCHを搬送し、且つ、当該PSCCHに対応する周波数領域リソース位置によって決定されることができる場合(例えば、4回のPSSCH伝送の周波数領域開始位置が同じであり、最初のPSSCH伝送の周波数領域開始位置とそれに対応するPSCCHの周波数領域開始位置は一対一の対応関係を有する)、前記第3パラメータは、4回の伝送の周波数領域開始位置を含まなくてもよい。4回の伝送の周波数領域開始位置が同じであり、または4回の伝送が周波数ポッピング方式(即ち、最初の伝送の周波数領域開始位置および周波数ポッピング基準を介して後続の3回の伝送の周波数領域開始位置を決定することができる)を使用する場合、前記第3パラメータは、1つの周波数領域開始位置のみを含み得る。
【0252】
一実施例において、前記第3パラメータは、前記第1データチャネル周波数領域リソースの開始位置および長さによって決定される。例を挙げると、前記第3パラメータはRIVであり、当該値は、PSSCH周波数領域リソースの開始PRBインデックス(n_PRB_start)および連続して割り当てられたPRBの数(L_PRB)に対応し、RIVの値は次の式によって決定される。
【数3】
【0253】
ここで、N_PRBはリソースプール内のPRBの総数を示す。本実施例において、N_PRBは、帯域幅部分内のPRBの総数、または1つのキャリア内のPRBの総数を示すこともでき、本実施例は、これらに対して限定しない。本実施例において、周波数領域リソースの粒度は、RBGまたはサブバンドであってもよく、本実施例は、これらに対して限定しない。
【0254】
方式3として、前記第1制御情報は第4インデックス情報を含み、前記第4インデックス情報は、第3構成情報における前記第4インデックス情報に対応する第2周波数領域リソースを決定するために使用され、前記第3構成情報は、少なくとも1つのインデックス情報と周波数領域リソースの対応関係を含み、ここで、前記第3構成情報は、事前に構成され、またはネットワークによって構成される。ここで、前記第3構成情報は、事前に構成され、またはネットワークによって構成され、前記第3構成情報がネットワークによって構成された場合、ネットワークは、RRCシグナリング、またはブロードキャスト情報、またはダウンリンク制御シグナリングを介して前記第3構成情報を送信する。
【0255】
例を挙げると、DCIは、1つのテーブル内の1つのインデックスを含み、当該テーブル内の各インデックスは、長さおよび開始位置によって決定された周波数領域リソース、または1つまたは複数の周波数領域ユニットインデックスによって決定された周波数領域リソース、または1つのビットビットマップによって決定された周波数領域リソース、または他の方式によって決定された周波数領域リソースなど、割り当てられた周波数領域リソースに対応する。
【0256】
4)第1データチャネルの周波数領域リソースの場合、前記第1制御情報は、第1指示情報をさらに含み、前記第1指示情報は、前記第1データチャネルの周波数領域リソース割り当てタイプを指示する。
【0257】
一実施形態において、前記第1指示情報は、前記第1制御情報のN(Nは1より大きいか等しい整数である)ビットで示され、前記Nビットの異なる値は、異なる周波数領域リソース割り当てタイプに対応する。例を挙げると、1ビットを介して第1指示情報を示し、当該ビットの値が1である場合、前記第1データチャネルの周波数領域リソース割り当てタイプがtype0であることを示し、当該ビットの値が0である場合、前記第1データチャネルの周波数領域リソース割り当てタイプがtype1であることを示し、ここで、type0は、周波数領域リソースが離散的であることを示し、type1は、周波数領域リソースが連続的であることを示す。周波数領域リソース割り当てタイプの数がより多い場合、より多くのビットを使用して前記第1指示情報を示すことができる。
【0258】
5)第1データチャネルの時間領域リソース情報の場合、次の方式によって実現されることができる。
【0259】
方式1として、前記第1データチャネルの時間領域リソース情報は、時間領域開始位置情報および/または時間領域の長さ情報を含み、ここで、前記時間領域開始位置情報は、前記第4制御情報における第1指示フィールドによって決定され、前記時間領域の長さ情報は、前記第1制御情報における第5指示フィールドによって決定される。
【0260】
ここで、前記第1データチャネルおよび前記第1制御チャネル/第2制御チャネルの時間領域リソースが連続的であり、または前記第1データチャネルおよび前記第1制御チャネル/第2制御チャネルの時間領域リソースが対応関係を有する場合、前記第1制御チャネル/第2制御チャネルの時間領域開始位置に基づいて、前記第1データチャネルの時間領域開始位置を決定することができ、このように、前記第1データチャネルの時間領域開始位置は、前記第1制御情報における前記第4指示フィールドによって決定される必要がない。前記第1データチャネルおよび前記第1制御チャネル/第2制御チャネルの時間領域リソースが非連続的であり、且つ前記第1データチャネルおよび前記第1制御チャネル/第2制御チャネルの時間領域リソースが対応関係を有さない場合、前記第1データチャネルの時間領域開始位置は、前記第1制御情報における前記第4指示フィールドによって決定される必要がある。
【0261】
ここで、前記時間領域開始位置情報が、前記第1制御情報における第4指示フィールドによって決定されることは、次の方式によって実現することができる。
【0262】
1、前記第4指示フィールドは第2時間オフセット情報を含み、前記第2時間オフセット情報は、前記第2制御チャネルまたは前記第1制御チャネルの時間領域リソースに対する前記第1データチャネルの時間領域リソースの時間オフセット量を決定するために使用される。
【0263】
ここで、前記時間ユニットの粒度は、時間領域シンボル、またはサブフレーム、またはタイムスロット、またはsTTI、または固定時間長であり、前記時間オフセットの粒度は、時間領域シンボル、またはサブフレーム、またはタイムスロット、またはsTTI、または固定時間長である。これらに限定されずに、前記時間ユニットまたは前記時間オフセットの粒度は、時間長を表す他の量であってもよい。
【0264】
前記第2時間オフセット情報および前記第1制御チャネル/第2制御チャネルの時間領域リソースを介して、前記第1データチャネルの時間領域リソースを決定することができる。ここで、前記時間領域リソースは、時間領域開始位置および/または時間長(即ち、占有した時間ユニットの数)を含む。
【0265】
例を挙げると、
図7(a)を参照すると、PSCCHおよびそれによってスケジューリングされたPSSCHが同一のサブフレームにいない場合、各サブフレームの最初の3つのシンボルはPSCCHリソースであり、残りのシンボルはPSSCHリソースであるため、PSCCHに対するPSSCHのサブフレームオフセット量をDCIで運ぶことができ、それにより、DCIによって割り当てられたPSCCHのサブフレーム、およびそれによって運ばれるサブフレームオフセット量に従って、PSSCHのサブフレーム位置を位置することができ、PSSCHサブフレームでは、最初の3つのシンボルは候補PSCCHリソースであるため、PSSCHは、4番目のシンボルから始め、それにより、PSSCHの具体的な開始サブフレームおよび開始シンボル位置を決定することができる。例示的に、1つのサブフレーム内で、PSSCHの開始位置が固定されていない場合、前記時間オフセット情報は、サブフレーム内の前記PSSCHの時間領域シンボルのオフセット情報またはインデックス情報をさらに含む。DCIによって運ばれたサブフレームオフセット量、および当該サブフレーム内の時間領域シンボルのオフセット情報またはインデックス情報を組み合わせて、PSSCHの時間領域開始位置を決定することができる。
【0266】
2、前記第4指示フィールドは、時間インデックス情報を含み、前記時間インデックス情報は、前記第1データチャネルの時間領域開始位置を決定するために使用される。
【0267】
例を挙げると、時間インデックス情報は、1つの無線フレーム内の時間ユニット番号、または1つの無線フレーム周期内の時間ユニット番号などであってもよく、前記時間ユニットは時間領域シンボルまたはサブフレームまたはタイムスロットまたはsTTIまたは固定時間長であり、時間インデックス情報を介して、第1データチャネルの時間領域開始位置を直接に決定することができる。例えば、
図7(a)を参照すると、PSCCHおよびそれによってスケジューリングされたPSSCHが同一のサブフレームにいない場合、各サブフレーム内の最初の3つのシンボルはPSCCHリソースであり、残りのシンボルはPSSCHリソースであるため、1つの無線フレーム内のPSSCHのサブフレーム番号をDCIで運ぶことができ、1つの無線フレームは10個のサブフレームを含むため、サブフレーム番号範囲は[0,9]である。DCIによって運ばれたサブフレーム番号が7である場合、当該DCIは、1つの無線フレーム内のサブフレーム7のPSSCHをスケジューリングするために使用され、サブフレーム7では、最初の3つのシンボルが候補PSCCHリソースであるため、PSSCHは、4番目のシンボルから始め、それにより、PSSCHの具体的な開始サブフレームおよび開始シンボル位置を決定することができる。さらに、端末の処理遅延を考慮すると、端末がサブフレーム6でDCIを受信し、処理遅延が2msであり、DCIによって運ばれたサブフレーム番号が7である場合、端末はサブフレーム8でDCIを正常に検出し、次の無線フレーム内のサブフレーム7のPSSCHをスケジューリングする。
【0268】
前記第1データチャネルの時間領域リソースの場合、前記第1データチャネルの時間領域リソースは、1つの時間ユニットまたは連続する複数の時間ユニットを占め、ここで、前記第1データチャネルの時間領域の長さ情報が、前記第1制御情報における第5指示フィールドによって決定されることは、次の方式によって実現されることができる。
【0269】
前記第5指示フィールドは、前記第1データチャネルの時間領域リソースが占める時間ユニットの数を決定するために使用される。ここで、前記時間ユニットの粒度は、時間領域シンボル、またはサブフレーム、またはタイムスロット、またはsTTI、または固定時間長である。これらに限定されず、前記時間ユニットの粒度は、時間長を表す他の量であってもよい。
【0270】
例を挙げると、
図5(a)では、1つのサブフレームは、14個のシンボルを含み、PSCCHはサブフレームの最初の4つのシンボルを占め、当該サブフレーム内の残りのシンボルはPSSCH伝送に使用されることができ、PSSCHは、1つまたは複数のサブフレームを占めることができるため、前記第5指示フィールドは、PSSCHが占めるサブフレームの数を指示することができ、または前記第5指示フィールドは、PSSCHが占めるシンボルの数を指示することができる。例えば、時間ユニットの粒度がサブフレームである場合、前記第5指示フィールドが、当該PSSCHが2つの時間ユニットを占有することを示している場合、当該DCIによってスケジューリングされたPSSCHは、2つの連続する隣接サブフレームを示し、PSSCHの時間領域リソースの開始位置と組み合わせて、PSSCHが占める時間領域リソースを決定することができる。
【0271】
一実施形態において、前記第1制御情報は、複数の第1データチャネルをスケジューリングするために使用され、前記第4指示フィールドは、複数の時間オフセット情報または複数の時間インデックス情報を含む。前記複数の第1データチャネルの時間領域リソースは、前記複数の時間オフセット情報または複数の時間インデックス情報によって決定されることができる。例えば、前記第1制御情報は、2つの第1データチャネルをスケジューリングし、前記第1指示フィールドは、2つの時間オフセット情報を含み、前記最初の時間オフセット情報は、最初の第1データチャネルの時間領域リソースを決定するために使用され、前記2番目の時間オフセット情報は、2番目の第1データチャネルの時間領域リソースを決定するために使用される。前記時間オフセット情報は、前記第2制御チャネル、または前記第1制御チャネル、または無線フレーム内の時間領域開始位置、または無線フレーム周期内の時間領域開始位置に対するものである。
【0272】
一実施形態において、前記第1データチャネルの時間領域リソースが、連続する複数の時間ユニットを占める場合、前記複数の時間ユニットは、第1時間ユニットおよび少なくとも1つの第2時間ユニットを含み、前記第2時間ユニット内に制御チャネルリソースが含まれた場合、前記第1データチャネルの時間領域リソースは、前記第2時間ユニットの前記制御チャネルリソースを占める。例を挙げると、PSSCHが、連続する複数の時間ユニットを占有する場合、当該PSSCHは、最初の時間ユニット以外の他の時間ユニットのPSCCHリソースを占める。
図5に示されたように、3番目のサブフレームによってスケジューリングされたPSSCHが2つのサブフレームを占有する場合、当該PSSCHは、4番目のサブフレームのPSCCHリソースを占める。
【0273】
方式2として、前記第1データチャネルの時間領域リソース情報は、時間領域開始位置情報および/または時間領域の長さ情報を含み、ここで、前記時間領域開始位置情報および/または前記時間領域の長さ情報は、前記第1制御情報における第6指示フィールドによって決定される。
【0274】
ここで、前記時間領域開始位置情報および/または前記時間領域の長さ情報が、前記第1制御情報における第6指示フィールドによって決定されることは、次の方式によって実現することができる。
【0275】
1、前記第1制御情報における第6指示フィールドは第4パラメータを含み、前記第4パラメータは、前記第1データチャネルの時間領域開始位置および時間領域の長さを決定するために使用される。
【0276】
ここで、前記第4パラメータは、前記第1データチャネルの時間領域開始位置および時間領域の長さによって計算および取得されることができ、異なる時間領域開始位置および時間領域の長さによって計算および取得された第4パラメータは異なり、第4パラメータに従って、前記第1データチャネルの時間領域開始位置および時間領域の長さに対応することができる。
【0277】
2、前記第1制御情報における第6指示フィールドは第4ビットマップを含み、前記第4ビットマップにおける各ビットは1つの時間ユニットに対応し、前記第4ビットマップにおける各ビットの値を介して、当該ビットに対応する時間ユニットが前記第1データチャネルの伝送に使用されるかどうかを決定し、ここで、前記第4ビットマップ内の任意の第4ビットにとって、前記第4ビットの値が第1値である場合、前記第4ビットに対応する時間ユニットは前記第1データチャネルの伝送に使用され、前記第4ビットの値が第2値である場合、前記第4ビットに対応する時間ユニットは前記第1データチャネルの伝送に使用されない。
【0278】
ここで、前記時間ユニットの粒度は、時間領域シンボル、またはサブフレーム、またはタイムスロット、またはsTTI、または固定時間長である。これらに限定されず、前記時間ユニットの粒度は、時間長を表す他の量であってもよい。
【0279】
例を挙げると、第4ビットマップの特定のビットの値が1である場合、当該ビットに対応する時間領域ユニットがPSSCHの伝送に使用されることを示し、第4ビットマップの特定のビットの値が0である場合、当該ビットに対応する時間領域ユニットがPSSCHの伝送に使用されないことを示す。
【0280】
3、前記第1制御情報における第6指示フィールドは第5インデックス情報を含み、前記第5インデックス情報は、第4構成情報における前記第5インデックス情報に対応する第2時間領域リソースを決定するために使用され、前記第4構成情報は、少なくとも1つのインデックス情報と時間領域リソースの対応関係を含む。ここで、前記第4構成情報は、事前に構成され、またはネットワークによって構成され、前記第4構成情報がネットワークによって構成された場合、ネットワークは、RRCシグナリング、またはブロードキャスト情報、またはダウンリンク制御シグナリングを介して前記第4構成情報を送信する。
【0281】
例を挙げると、DCIは、1つのテーブル内の1つのインデックスを含み、当該テーブル内の各インデックスは、時間領域リソースの長さおよび開始位置によって決定された時間領域リソース、または1つまたは複数の時間ユニットインデックスによって決定された時間領域リソース、または1つのビットビットマップによって決定された時間領域リソース、または他の方式によって決定された時間領域リソースなど、割り当てられた時間領域リソースに対応する。
【0282】
上述の実施形態において、前記第4指示フィールドまたは第6指示フィールドを介して、前記第1データチャネルを伝送する時間ユニットを決定することができ、前記時間ユニット内の前記第1データチャネルの時間領域リソースは、事前に構成され、またはネットワークによって構成される方式によって決定されることができる。例えば、1つの時間ユニット内に事前に構成され、またはネットワークによって構成され、第1データチャネルは、最後のm個の時間領域シンボルを占め、前記第1指示フィールドと組み合わせて、前記第1データチャネルが位置する時間ユニットを決定することができ、当該データユニット内の前記第1制御チャネルの時間領域リソースを決定することができる。
【0283】
本願実施例の上記の技術案では、スケジューリングされた第1データチャネルの伝送リソース上で端末によって使用可能なPRBの数は2、3、5の倍数である。
【0284】
例示的に、本願実施例の上記の技術案では、前記第1データチャネルが占める最後の時間ユニットの最後の時間領域シンボルは、データを伝送するために使用することではなく、ガード間隔(GP)として使用される。
【0285】
ここで、前記第1データチャネルが、連続する時間ユニットを占める場合、最後の時間ユニットの最後のシンボルはデータを伝送するために使用されない、前記第1データチャネルが、連続しない時間ユニットを占める場合、各時間ユニットの最後のシンボルはデータを伝送するために使用されない。
【0286】
本願実施例の上記の技術案では、前記第1制御情報は、1つの第1データチャネルに対応する周波数領域リソース情報および/または時間領域リソース情報を含み、または、前記第1制御情報は、複数の第1データチャネルに対応する周波数領域リソース情報および/または時間領域リソース情報を含む。
【0287】
さらに、本願実施例の前記第1制御情報は、
前記第1データチャネルの伝送回数を決定するための第2指示情報、
前記第1データチャネルの冗長バージョン情報、
前記第1データチャネルによって使用されるコードブック情報、
シングルアンテナポート伝送、送信ダイバーシティ、ビームフォーミングなど、前記第1データチャネルによって使用される伝送案情報、
前記第1データチャネルによって使用される復調基準信号(DMRS:Demodulation Reference Signal)パターン情報、
前記第1データチャネルの電力情報、
前記第1データチャネルと前記第1制御チャネルとの電力差情報、
前記第1制御チャネルおよび/または前記第1データチャネルを伝送するためのキャリア情報を決定するためのキャリア指示情報(CIF:Carrier Indicator Field)、
前記第1制御チャネルおよび/または前記第1データチャネルを伝送するための帯域幅部分(BWP:Band Width Part)情報を決定の帯域幅部分指示情報、
前記第1制御チャネルおよび/または前記第1データチャネルを伝送するためのリソースプール情報を決定するために使用されるリソースプール指示情報、
フィードバックチャネルの時間領域リソースおよび/または周波数領域リソース、またはフィードバック情報と現在のPSSCHチャネルの最大の遅延など、フィードバックチャネルの伝送リソースを決定するための第3指示情報、
アップリンク制御チャネル(PUCCHなど)の伝送リソースを決定するための第4指示情報、
前記第1制御チャネルおよび/または前記第1データチャネルの伝送方式を決定するための第5指示情報、
前記第1データチャネルが周波数ポッピング伝送を使用したかどうかを決定するための第6指示情報、
前記第1データチャネルによって使用される変調およびコーディングスキーム(MCS:Modulation and Coding Scheme)を指示するための第7指示情報、
前記第1制御チャネルの伝送回数を決定するための第8指示情報のうちの少なくとも1つをさらに含む。
【0288】
一実施形態において、前記第1制御情報は、最初の伝送および再伝送を含む複数のPSSCH伝送をスケジューリングすることができ、DCIは、当該DCIによってスケジューリングされたPSSCH伝送の回数を指示するための第2指示情報を含む。さらに、DCIでは、現在スケジューリングされたPSSCHの冗長バージョンを指示する、冗長バージョン情報を運ぶことができる。PSSCHの複数回の伝送をサポートする場合、毎回伝送に対応する冗長バージョン番号は、事前に定義され、またはネットワークによって構成されることができ、したがって、DCIによって運ばれた冗長バージョン情報を介して、現在実行されているPSSCH伝送の回数を決定することができ、それにより、受信側で組み合わせることができる。別の実施例において、現在実行されている伝送が複数回のうちの何回目であるかをDCIで運ぶことができる。
【0289】
一実施形態において、前記第1制御情報は、最初の伝送および再伝送を含む複数のPSCCH伝送をスケジューリングすることができ、DCIは、当該DCIによってスケジューリングされたPSCCH伝送の回数を指示するための第8指示情報を含む。
【0290】
一実施形態において、様々な候補伝送方式からPSSCH用の伝送を選択することができ、前記伝送方式は、シングルアンテナポート伝送、送信ダイバーシティ、ビームフォーミング、および他の可能なマルチアンテナ伝送方式を含む。DCIでは、当該DCIによってスケジューリングされたPSSCHが使用する伝送方式を指示する、伝送案情報を運ぶ。さらに、送信ダイバーシティは、空間周波数ブロックコーディング(SFBC:Space Frequency Block Coding)、空間時分割ブロックコーディング(STBC:Space Time Block Coding)、巡回遅延ダイバーシティ(CDD:Cyclic Delay Diversity)などを含み得る。さらに、当該伝送方式におけるコードブック情報をDCIで運ぶことができる。
【0291】
一実施形態において、PSSCHは、様々なDMRSパターンをサポートすることができ、DCIによって運ばれる指示情報を介して、当該DCIによってスケジューリングされたPSSCHが使用するDMRSパターン情報を指示することができ、それにより、受信側が、対応するDMRSパターンを使用してPSSCHを復調することができるようにする。
【0292】
一実施形態において、DCIは電力情報を運ぶことができ、前記電力情報は、当該DCIによってスケジューリングされたPSSCHの送信電力、またはPSSCHと対応するPSCCHの電力差を指示する。
【0293】
一実施形態において、サイドリンクは、マルチキャリア伝送をサポートし、DCIは、当該DCIによってスケジューリングされたPSCCHおよびPSSCHのキャリア情報を指示する、キャリア指示情報を運ぶことができる。さらに、サイドリンクの複数のキャリアが、キャリアをまたがってスケジューリングすることをサポートし、即ち、第1キャリアによって送信されたSCIが、第2キャリア上のPSSCHをスケジューリングする場合、DCIは、第1キャリア指示情報および第2キャリア指示情報を運び、ここで、第1キャリア指示情報は、当該DCIによってスケジューリングされたPSCCH伝送のキャリアを指示し、第2キャリア指示情報は、当該DCIによってスケジューリングされたPSSCH伝送のキャリアを指示する。
【0294】
一実施形態において、サイドリンクの1つのキャリアは複数の帯域幅部分(BWP)に分割され、DCIは、当該DCIによってスケジューリングされたPSCCHおよびPSSCHのBWP情報を指示する、BWP指示情報を運ぶことができる。さらに、サイドリンクが、BWPをまたがってスケジューリングすること をサポートし、即ち、第1BWPによって送信されたSCIが、第2BWP上のPSSCHをスケジューリングする場合、DCIは、第1帯域幅部分指示情報および第2帯域幅部分指示情報を運び、ここで、第1帯域幅部分指示情報は、当該DCIによってスケジューリングされたPSCCH伝送の帯域幅部分を指示し、第2帯域幅部分指示情報は、当該DCIによってスケジューリングされたPSSCH伝送の帯域幅部分を指示する。
【0295】
一実施例において、サイドリンクには、複数のリソースプールが構成され、DCIは、当該DCIによってスケジューリングされたPSCCHおよびPSSCHのリソースプール情報を指示するリソースプール指示情報を運ぶことができる。
【0296】
一実施形態において、第1端末は、SCIおよびそれによってスケジューリングされたPSSCHを送信し、第2端末は到PSSCHを受信し、フィードバック情報を必要とし、フィードバック情報の伝送リソースをどうやって決定するかも1つの解決すべき問題である。第3指示情報をDCIで運ぶことができ、前記第3指示情報は、フィードバックチャネルの伝送リソースを決定するために使用される。例えば、前記第3指示情報は1つのインデックス情報であってもよく、前記インデックス情報は、第3構成情報における前記インデックス情報に対応するフィードバックチャネルの伝送リソースを決定するために使用され、前記第3構成情報は、少なくとも1つのインデックス情報とフィードバックチャネルの伝送リソースの対応関係を含む。
【0297】
一実施形態において、ネットワークは、第1端末に対してPSCCHおよびPSSCHを送信する伝送リソースを割り当て、第1端末は、ネットワークによって割り当てられたリソースに従って、采用ユニキャスト方式を使用して、PSCCHおよびPSSCHを第2端末に送信し、第2端末はPSSCHを受信し、フィードバック情報を第1端末に送信し、第1端末は、ネットワークが新しいデータまたは再伝送データに対してリソースを割り当てることをアシストするために、当該フィードバック情報をネットワークに送信する必要がある。したがって、ネットワークは、第1端末に対してPSCCHおよびPSSCHを送信する伝送リソースを割り当てたDCIで、同時に第4指示情報を運び、当該指示情報は、アップリンク制御チャネルの伝送リソースを指示し、当該アップリンク制御チャネルは、前記第1端末がサイドリンクによって伝送されたフィードバック情報を送信するために使用される。例示的に、ネットワークは、RRCシグナリング、ブロードキャスト情報などを介して、複数のアップリンク制御チャネルの構成を第1端末に送信し、前記第4指示情報は前記第1端末に使用され、前記第4指示情報および前記ネットワークによって送信されたアップリンク制御チャネルの構成情報を組み合わせて、サイドリンクのフィードバック情報を伝送するためのアップリンク制御チャネルを決定するために使用される。前記第4指示情報は、以下のうちの1つの方式により搬送されることができる。
【0298】
1、DCIは、1つまたは複数の情報ドメインを含み、前記1つまたは複数の情報ドメインは、前記アップリンク制御チャネルの伝送リソースを決定するために使用される。
【0299】
2、無線ネットワーク一時識別子(RNTI:Radio Network Tempory Identity)を介して前記第4指示情報を搬送し、異なるRNTIは、異なるアップリンク制御チャネルの伝送リソースに対応し、前記DCIは、明示的または暗黙的な方式でRNTI情報を運び、DCIによって運ばれたRNTI情報を介して、対応するアップリンク制御チャネルの伝送リソースを決定することができる。
【0300】
3、異なるスクランブリングコードシーケンスを介して前記第4指示情報を搬送し、異なるスクランブリングコードシーケンスは異なるアップリンク制御チャネルの伝送リソースに対応し、スクランブリングコードシーケンスは、DCI情報をスクランブルするために使用され、それにより、DCIによってスクランブルされたスクランブリングコードシーケンスが異なることにより、対応するアップリンク制御チャネルの伝送リソースを決定することができる。
【0301】
一実施形態において、前記第1制御情報は第5指示情報を含み、前記第5指示情報は、前記第1制御チャネルおよび/または前記第1データチャネルの伝送方式を決定するために使用される。前記伝送方式は、ユニキャスト伝送、マルチキャスト伝送、ブロードキャスト伝送を含む。ここで、ユニキャスト伝送の受信側は端末が1つだけであり、マルチキャスト伝送の受信側は端末のグループであり、ブロードキャスト伝送の受信側は全ての端末である。ネットワークが端末に対してサイドリンクの伝送リソースを割り当てる時、当該伝送リソースに対応する伝送方式を同時に指示することができる。例えば、ネットワークは、第1端末に対してPSCCHおよびPSSCHの伝送リソースを割り当て、当該リソースがユニキャスト伝送に使用されることを指示するため、第1端末は、ネットワークによって割り当てられた伝送リソース上にあり、ユニキャスト伝送を実行するターゲット受信端末、即ち、第2端末に、PSCCHおよびPSSCHを送信する。例示的に、ネットワークは、第1端末に対してPSCCHおよびPSSCHの伝送リソースを割り当てる時に、伝送方式を指示するための第5情報を同時に運ぶことができ、前記第1端末は、前記第5情報によって指示された伝送方式に従って前記PSCCHおよびPSSCHを送信する。具体的に、前記第5情報は、以下のうちの1つの方式により搬送されることができる。
【0302】
1、DCIは1つの情報ドメインを含み、当該情報ドメインは、当該第1サイドリンクに使用される伝送方式を明示的に指示する。
【0303】
2、RNTIを介して前記第5指示情報を搬送し、異なるRNTIは異なる伝送方式に対応し、前記DCIは明示的または暗黙的な方式でRNTI情報を運び、DCIによって運ばれたRNTI情報を介して、対応する伝送方式を決定することができる。
【0304】
3、異なるスクランブリングコードシーケンスを介して前記第5指示情報を搬送し、異なるスクランブリングコードシーケンスは異なる伝送方式に対応し、スクランブリングコードシーケンスは、DCI情報をスクランブルするために使用され、それにより、DCIによってスクランブルされたスクランブリングコードシーケンスが異なることにより、対応する伝送方式を決定することができる。
【0305】
一実施形態において、前記第1制御情報は第6指示情報を含み、前記第6指示情報は、前記第1データチャネルが周波数ポッピング伝送を使用したかどうかを決定するために使用される。前記第1制御情報が複数の第1データチャネルをスケジューリングし、前記第6指示情報が周波数ポッピング方式を使用するように指示する場合、前記複数の第1データチャネル間は、周波数ポッピング方式を使用して伝送する。
【0306】
一実施形態において、前記第1制御情報は第7指示情報を含み、前記第7指示情報は、前記第1データチャネルによって使用される変調およびコーディングスキーム(MCS)を指示する。ネットワークは、第1データチャネルに対して時間領域および/または周波数領域リソースを割り当てる時に、当該第1データチャネルによって使用されるMCSを同時に指示することができる。
【0307】
本願実施例の技術案によれば、PDCCHのDCIを介してPSCCHおよび/またはPSSCHをスケジューリングし、PSCCHとPSSCHの時分割の伝送を実現し、Rel-15受信側検出の複雑さを増やすことなく、リソースセンシングおよび選択プロセスを実行するためのRel-14端末に影響を与えることもない。
【0308】
図8(b)は、本願実施例で提供する制御情報の伝送装置の構成の概略的な構造図であり、当該装置は第1機器に適用され、
図8(b)に示されたように、前記制御情報の伝送装置は、
第2機器との間で第1制御情報を伝送するように構成される伝送ユニット8012であって、前記第1制御情報は第2制御チャネルによって搬送され、前記第1制御情報は、第1制御チャネルおよび/または第1データチャネルの伝送をスケジューリングするために使用され、前記第1制御チャネルはサイドリンク制御情報を伝送するために使用され、前記第1データチャネルはサイドリンクデータを伝送するために使用され、前記第1データチャネルおよび前記第1制御チャネルは、時分割の伝送を実行する伝送ユニット8012を備える。
【0309】
本願実施例では、前記第1機器は第1端末であり、前記第2機器は基地局であり、前記伝送ユニット8012は、基地局によって送信された第1制御情報を受信するように構成され、または、
前記第1機器は基地局であり、前記第2機器は第1端末であり、前記伝送ユニット8012は、第1制御情報を第1端末に送信するように構成される。
【0310】
一実施形態において、第1端末と第2端末間のリンクをサイドリンクと呼び、第1端末と第2端末間で伝送される第1制御情報をサイドリンク制御情報と呼び、当該サイドリンク制御情報は、対応するデータチャネル(即ち、第1データチャネル)の伝送をスケジューリングするために使用される。ここで、第1データチャネルは、前記第1端末と前記第2端末との間のデータを伝送するために使用される。
【0311】
一実施形態において、前記第1データチャネルの周波数領域リソースおよび/または時間領域リソースは、前記第2制御チャネルを介してスケジューリングされる(即ち、明示的に指示される)ことができ、前記第1制御チャネルの周波数領域リソースおよび/または時間領域リソースは、前記第2制御チャネルを介してスケジューリングされる(即ち、明示的に指示される)ことができる。
【0312】
一実施形態において、前記第1データチャネルの時間領域リソースは、前記第1制御チャネルまたは前記第2制御チャネルの時間領域リソースに基づいて決定することができ、および/または、前記第1データチャネルの周波数領域リソースは、前記第1制御チャネルの周波数領域リソースに基づいて決定することができ、明示的に指示する必要がない。
【0313】
一実施形態において、前記第1制御チャネルの時間領域リソースは、前記第2制御チャネルまたは前記第1データチャネルの時間領域リソースに基づいて決定することができ、および/または、前記第1制御チャネルの周波数領域リソースは、前記第1データチャネルの周波数領域リソースに基づいて決定することができ、明示的に指示する必要がない。
【0314】
一実施形態において、前記第1制御情報は第2制御チャネルによって搬送され、ここで、前記第2制御チャネルは、DCIを伝送するために使用される。前記第1制御チャネルはサイドリンク制御情報(SCI:Sidelink Control Information)を伝送するために使用され、PSCCHとも呼ばれ、前記第1データチャネルはサイドリンクデータを伝送するために使用され、PSSCHとも呼ばれ、前記第1制御チャネルと前記第1データチャネルは、時分割で伝送され、このように、遅延を低下させることができる。
【0315】
本願実施例の上記の技術案では、前記第1データチャネルおよび前記第1制御チャネルが時分割の伝送を実行することは、次の3つの実現形態を有することができる。
【0316】
1)前記第1データチャネルおよび前記第1制御チャネルが、1つの時間ユニットで時分割の伝送を実行することを含み、前記第1制御チャネルは、前記時間ユニット内のA個の時間領域シンボルを占め、前記第1データチャネルは、前記時間ユニット内のB個の時間領域シンボルを占め、前記第1制御チャネルおよび前記第1データチャネルの時間領域リソースは重複せず、
Cは、1つの時間ユニット内の時間領域シンボルの数であり、前記時間ユニットの粒度は、タイムスロット、サブフレーム、sTTIまたは他の固定時間長である。
【0317】
例を挙げると、
図5(a)に示されたように、1つの時間ユニットは、C=14個の時間領域シンボルを含み、第1データチャネルと第1制御チャネルは、同一の時間ユニットを占め、ここで、第1制御チャネルは、当該時間ユニットの最初から2番目の時間領域シンボルを占め、第1データチャネルは、当該時間ユニットの3番目から14番目の時間領域シンボルを占める。第1データチャネルと第1制御チャネルの時間領域リソースが重複しない場合、連続する時間領域シンボルを占めてもよく、連続しない時間領域シンボルを占めてもよいことに留意されたい。例えば、第1制御チャネルは、当該時間ユニットの最初から2番目の時間領域シンボルを占め、第1データチャネルは、当該時間ユニットの3番目から14番目の時間領域シンボルを占める。
【0318】
2)前記第1データチャネルは第1時間ユニット内で伝送し、前記第1制御チャネルは第2時間ユニット内で伝送し、ここで、前記第1制御チャネルは、前記第1時間ユニット内のA個の時間領域シンボルを占め、前記第1データチャネルは、前記第2時間ユニット内のB個の時間領域シンボルを占め、
Cは、1つの時間ユニット内の時間領域シンボルの数であり、前記時間ユニットの粒度は、タイムスロット、サブフレーム、sTTIまたは他の固定時間長である。
【0319】
例を挙げると、
図7(a)に示されたように、1つの時間ユニットは、C=14個の時間領域シンボルを含み、第1データチャネルと第1制御チャネルは、異なる時間ユニットを占め、ここで、第1制御チャネルは、第1時間ユニットの1番目から2番目の時間領域シンボルを占め、第1データチャネルは、第2時間ユニットの3番目から14番目の時間領域シンボルを占める。第1データチャネルおよび第1制御チャネルは、連続する時間領域シンボルを占めてもよく、連続しない時間領域シンボルを占めてもよいことに留意されたい。
【0320】
さらに例を挙げると、
図5(b)に示されたように、1つの時間ユニットは、C=14個の時間領域シンボルを含み、第1データチャネルと第1制御チャネルは、異なる時間ユニットを占め、ここで、第1制御チャネルは、第1時間ユニットの全ての時間領域シンボルを占め、第1データチャネルは、第2時間ユニットの全ての時間領域シンボルを占める。
【0321】
3)前記第1データチャネルおよび前記第1制御チャネルが、部分的な時分割の伝送を実行する。前記第1データチャネルおよび前記第1制御チャネルが、部分的な時分割の伝送を実行することは、前記第1制御チャネルが占める時間領域リソースが、前記第1データチャネルが占める時間領域リソースと少なくとも部分的に重複することを含む。
【0322】
例を挙げると、Eが制御チャネルを表し、Fがデータチャネルを表し、EおよびFの時間領域リソースが少なくとも部分的に重複すると仮定する。さらに、EおよびFの開始時間領域位置は同じであってもよく、またはEの開始位置はFの後に位置し、またはEの開始位置はFの前に位置する。
【0323】
ここで、EおよびFの時間領域リソースが少なくとも部分的に重複することは、次の場合がある。1)Eの時間領域リソースはFの時間領域リソースのサブセットであり、または、2)Eの時間領域リソースおよびFの時間領域リソースは部分的に重複し、即ち、Eの時間領域リソースの一部はFと重複せず、Eの時間領域リソース別の部分はFと重複する。
【0324】
上記のc)において、前記第1制御チャネルが、1つの時間ユニット内のA個の時間領域シンボルを占め、前記第1データチャネルが、前記時間ユニット内のB個の時間領域シンボルを占め、前記第1制御チャネルおよび前記第1データチャネルの時間領域リソースが、少なくとも部分的に重複し、
Cは、1つの時間ユニット内の時間領域シンボルの数である。
【0325】
前記第1制御チャネルと前記第1データチャネルが時分割の伝送を実行する場合、第1制御情報が第制御チャネルおよび/または第1データチャネルの伝送をどうやってスケジューリングするかは、以下のDCIフォーマットによって実現することができる。
【0326】
本願実施例では、前記第1制御情報は、前記第1制御チャネルの周波数領域リソース情報および/または前記第1制御チャネルの時間領域リソース情報および/または前記第1データチャネルの周波数領域リソース情報および/または前記第1データチャネルの時間領域リソース情報を含む。
【0327】
1)第1制御チャネルの周波数領域リソース情報の場合、次の方式によって実現されることができる。
【0328】
方式1として、前記第1制御情報は第1ビットマップを含み、前記第1ビットマップは、前記第1制御チャネルの周波数領域リソースを決定するために使用され、前記第1ビットマップにおける各ビットは、システムにおける1つの周波数領域ユニットに対応し、前記第1ビットマップにおける各ビットの値を介して、当該ビットに対応する周波数領域ユニットが前記第1制御チャネルを伝送するために使用されるかどうかを決定し、ここで、前記第1ビットマップ内の任意の第1ビットにとって、前記第1ビットの値が第1値である場合、前記第1ビットに対応する周波数領域ユニットは、前記第1制御チャネルの伝送に使用され、前記第1ビットの値が第2値である場合、前記第1ビットに対応する周波数領域ユニットは前記第1制御チャネルの伝送に使用されない。
【0329】
ここで、前記周波数領域ユニットの粒度は、PRB、またはRBG、またはサブバンドである。ここで、前記周波数領域ユニットの粒度がRBGまたはサブバンドである場合、前記RBGまたはサブバンドは、連続するK個のPRBを含む。
【0330】
例を挙げると、システム帯域幅が20MHzであり、合計100個のPRBを有し、周波数領域ユニットの粒度がサブバンドであり、各サブバンドが10つのPRBを含み、第1ビットマップには10個のビットが含まれ、当該10個のサブバンドにそれぞれ対応し、第1ビットマップの特定のビットの値が1である場合、当該ビットに対応するサブバンドがPSCCHの伝送に使用されることを示し、第1ビットマップの特定のビットの値が0である場合、当該ビットに対応するサブバンドがPSCCHの伝送に使用されないことを示す。
【0331】
方式2として、前記第1制御情報は第1パラメータを含み、前記第1パラメータは、前記第1制御チャネルの周波数領域リソースの開始位置および/または長さを決定するために使用される。ここで、前記周波数領域リソースは、連続して割り当てられる。
【0332】
例を挙げると、前記第1パラメータはRIVであり、当該値は、PSCCH周波数領域リソースの開始PRBインデックスおよび連続して割り当てられたPRBの数に対応し、当該RIV値を介してPSCCHの周波数領域開始位置および周波数領域の長さを決定することができる。
【0333】
一実施形態において、PSCCHが占有する周波数領域リソースの長さは、事前に構成されまたはネットワークによって構成され、当該第1パラメータは、PSCCHの周波数領域開始位置を指示する。具体的に、当該第1パラメータは周波数領域オフセット量であってもよく、前記周波数領域オフセット量は、1つの周波数領域位置に対するPSCCHの周波数領域開始位置の周波数領域オフセットを指示し、前記周波数領域位置は、最低または最高PRB位置であり得、またはキャリアまたは帯域幅部分(BWP)の開始位置であり得、またはリソースプールの開始位置であり得、またはサイドリンク同期信号の周波数領域開始位置であり得、またはサイドリンクブロードキャストチャネルの周波数領域開始位置であり得、または決定された他の周波数領域位置であり得る。例示的に、当該第1パラメータは周波数領域ユニットのインデックス値であってもよく、当該インデックス値を介して周波数領域リソースの開始位置を決定することができる。
【0334】
方式3として、前記第1制御情報は第1インデックス情報を含み、前記第1インデックス情報は、第1構成情報内で前記第1インデックス情報に対応する第1周波数領域リソースを決定するために使用され、前記第1構成情報は、少なくとも1つのインデックス情報と周波数領域リソースの対応関係を含む。ここで、前記第1構成情報は、事前に構成され、またはネットワークによって構成され、前記第1構成情報がネットワークによって構成された場合、ネットワークは、RRCシグナリング、またはブロードキャスト情報、またはダウンリンク制御シグナリングを介して前記第1構成情報を送信する。
【0335】
例を挙げると、DCIは、1つのテーブル内の1つのインデックスを含み、当該テーブル内の各インデックスは、長さおよび開始位置によって決定された周波数領域リソース、または1つまたは複数の周波数領域ユニットインデックスによって決定された周波数領域リソース、または1つのビットビットマップによって決定された周波数領域リソース、または他の方式によって決定された周波数領域リソースなど、割り当てられた周波数領域リソースに対応する。このように、DCIに含まれたインデックスに従って、1つの周波数領域リソースに対応することができる。
【0336】
別の例において、システム帯域幅は20MHzであり、合計100個のPRBを有し、周波数領域ユニットの粒度はサブバンドであり、各サブバンドは10個のPRBを含み、各サブバンドは、4ビットのインデックス値で表示され、前記第1制御情報では、4ビットのインデックス情報を指示することにより、当該インデックスに対応するサブバンドが前記第1制御チャネルの伝送に使用されることを示す。
【0337】
上記の技術案では、前記第1制御チャネルの周波数領域リソース情報は、DCIによって明示的に指示されるが、これらに限定されず、前記第1制御チャネルの周波数領域リソース情報は、事前に定義されてもよく、またはネットワークによって構成されてもよい。例えば、前記第1制御チャネルが占める周波数領域リソースの長さは、事前に定義され、またはネットワークによって構成される方式で決定されることができ、具体的には、ネットワークは、構成情報を介して、8個のサブバンドを占めるように前記第1制御チャネルを構成し、各サブバンドは10個のPRBである。
【0338】
上記の技術案では、前記第1制御情報が複数の前記第1制御チャネルをスケジューリングする場合、前記第1制御情報は複数の前記第1ビットマップ、または複数の前記第1パラメータ、または複数の前記第1インデックス情報を含み、ここで、各前記第1ビットマップ、または各前記第1パラメータ、または各前記第1インデックス情報は、1つの前記第1制御チャネルの周波数領域リソースを決定するために使用される。
【0339】
2)第1制御チャネルの時間領域リソース情報の場合、次の方式によって実現されることができる。
【0340】
方式1として、前記第1制御チャネルの時間領域リソース情報は、時間領域開始位置情報および/または時間領域の長さ情報を含み、ここで、前記時間領域開始位置情報は、前記第1制御情報における第1指示フィールドによって決定され、前記時間領域の長さ情報は、前記第1制御情報における第2指示フィールドによって決定される。
【0341】
ここで、前記時間領域開始位置情報が、前記第1制御情報における第1指示フィールドによって決定されることは、次の方式によって実現することができる。
【0342】
1、前記第1指示フィールドは第1時間オフセット情報を含み、前記第1時間オフセット情報は、前記第1機器または前記第2機器が前記第1時間オフセット情報および/または前記第2制御チャネルの時間領域リソースに従って前記第1制御チャネルの時間領域リソースを決定するために使用される。
【0343】
ここで、前記時間ユニットの粒度は、時間領域シンボル、またはサブフレーム、またはタイムスロット、またはsTTI、または固定時間長であり、前記時間オフセットの粒度は、時間領域シンボル、またはサブフレーム、またはタイムスロット、またはsTTI、または固定時間長である。これらに限定されずに、前記時間ユニットまたは前記時間オフセットの粒度は、時間長を表す他の量であってもよい。
【0344】
前記第1時間オフセット情報および前記第2制御チャネルの時間領域リソースを介して、前記第1制御チャネルの時間領域リソースを決定することができる。ここで、前記時間領域リソースは、時間領域開始位置および/または時間長(即ち、占有した時間ユニットの数)を含む。例示的に、前記第1制御チャネルは、1つの時間ユニット内の時間領域位置で事前に構成され、またはネットワークによって構成されることができる。
【0345】
例を挙げると、前記第1時間オフセット情報は、前記第2制御チャネルの時間領域開始位置に対する前記第1制御チャネルの時間領域開始位置の時間オフセット量を指示し、例えば、前記時間オフセット量は4つのサブフレームであり、端末がサブフレームnで当該オフセット情報を運ぶDCIを受信した場合、サブフレームn+4で前記第1制御チャネルを送信する。さらに、事前構成情報を介して第1制御チャネルが1つの時間ユニット内の最初の時間領域シンボルから4番目の時間領域シンボルを占めることを決定し、したがって、当該第1制御チャネルがサブフレームn+4の最初の4つの時間領域シンボルを占めると決定することができる。
【0346】
一実施形態において、前記第1時間オフセット情報は、無線フレーム(例えば、10個のサブフレームを含む)開始位置に対する前記第1制御チャネルの時間領域開始位置の時間オフセットを指示し、または、前記第1時間オフセット情報は、無線フレーム周期(例えば、10240個のサブフレームを含む)開始位置に対する前記第1制御チャネルの時間領域開始位置の時間オフセットを指示し、または、前記第1時間オフセット情報は、リソースプール開始位置に対する前記第1制御チャネルの時間領域開始位置の時間オフセットを指示する。
【0347】
一実施形態において、前記第1制御情報は、複数の第1制御チャネルをスケジューリングするために使用され、前記第1指示フィールドは複数の時間オフセット情報を含む。前記複数の第1制御チャネルの時間領域リソースは、前記複数の時間オフセット情報によって決定されることができる。例えば、前記第1制御情報は、2つの第1制御チャネルをスケジューリングし、前記第1指示フィールドは、2つの時間オフセット情報を含み、前記最初の時間オフセット情報は、最初の第1制御チャネルの時間領域リソースを決定するために使用され、前記2番目の時間オフセット情報は、2番目の第1制御チャネルの時間領域リソースを決定するために使用される。前記時間オフセット情報は、前記第2制御チャネル、または無線フレーム内の時間領域開始位置、または無線フレーム周期内の時間領域開始位置に対するものである。
【0348】
一実施形態において、前記第1制御情報は、複数の前記第1制御チャネルをスケジューリングするために使用され、ここで、最初の前記第1制御チャネルの時間領域リソースは、明示的または暗黙的な方式で決定されることができ、残りの前記第1制御チャネルの時間領域リソースは、最初の前記第1制御チャネルの時間領域リソースおよび前記第1時間オフセット情報によって決定されることができる。例えば、前記第1制御情報は、2つの第1制御チャネルをスケジューリングするために使用され、最初の第1制御チャネルのサブフレームと、前記第1制御情報を受信したサブフレームが決定関係を有し、サブフレームnで第1制御情報を受信し、サブフレームn+4で最初の第1制御チャネルを送信するなど、最初の第1制御チャネルの時間領域リソースは、暗黙的な方式で決定されることができ、前記第1時間オフセット情報がpである場合、2番目の第1制御チャネルのサブフレームはn+4+pであるなど、2番目の第1制御チャネルの時間領域リソースは、最初の第1制御チャネルの時間領域リソースおよび前記第1時間オフセット情報によって決定される。さらに例えば、前記第1制御情報は、2つの第1制御チャネルをスケジューリングするために使用され、前記第1制御情報は、2つの時間オフセット情報p1およびp2を含み、サブフレームnで第1制御情報を受信し、サブフレームn+p1で最初の第1制御チャネルを送信し、サブフレームn+p2で2番目の第1制御チャネルを送信する。
【0349】
2、前記第1指示フィールドは第2インデックス情報を含み、前記第2インデックス情報は、前記第1制御チャネルの開始位置が占める時間ユニットを決定するために使用される。
【0350】
ここで、第2インデックス情報は1つの無線フレーム内のサブフレーム番号、または1つの無線フレーム周期内のサブフレーム番号などであってもよく、第2インデックス情報を介して、第1制御チャネルの時間領域開始位置を直接に決定することができる。
【0351】
例を挙げると、DCIは、1つの無線フレームにおけるPSCCHのサブフレーム番号を運び、1つの無線フレームは10個のサブフレームを含むため、サブフレーム番号範囲は[0,9]である。DCIによって運ばれたサブフレーム番号が7である場合、当該DCIによってスケジューリングされたPSCCHは、1つの無線フレーム内のサブフレーム7で伝送を行う。さらに、端末の処理遅延を考慮すると、端末がサブフレーム6でDCIを受信し、処理遅延が2msであり、DCIによって運ばれたサブフレーム番号が7である場合、端末はサブフレーム8でDCIを正常に検出し、次の無線フレーム内のサブフレーム7のPSCCHをスケジューリングする。
【0352】
上記の無線フレームまたは無線フレーム周期は、ダウンリンクに基づいて決定し、またはサイドリンクに基づいて決定されることができることに留意されたい。
【0353】
一実施形態において、前記第1指示フィールドは複数のインデックス情報を含む。前記第1制御情報は複数の第1制御チャネルをスケジューリングするために使用され、前記複数の第1制御チャネルの時間領域リソースは、前記複数のインデックス情報によって決定されることができる。例えば、前記第1制御情報は、2つの第1制御チャネルをスケジューリングし、前記第1指示フィールドは、2つのインデックス情報を含み、前記最初のインデックス情報は、最初の第1制御チャネルの時間領域リソースを決定するために使用され、前記2番目のインデックス情報は、2番目の第1制御チャネルの時間領域リソースを決定するために使用される。例示的に、前記インデックス情報は1つの無線フレーム内のサブフレーム番号、または1つの無線フレーム周期内のサブフレーム番号である。
【0354】
3、前記第1指示フィールドは1つのビットマップを含み、前記ビットマップにおける各ビットは1つの時間ユニットに対応し、前記ビットマップにおける各ビットの値を介して、当該ビットに対応する時間ユニットが前記第1制御チャネルを伝送するために使用されるかどうかを決定し、ここで、前記ビットマップ内の任意のビットにとって、前記ビットの値が第1値である場合、前記ビットに対応する時間ユニットは前記第1制御チャネルの伝送に使用され、前記ビットの値が第2値である場合、前記第2ビットに対応する時間ユニットは前記第1制御チャネルの伝送に使用されない。
【0355】
例えば、前記第1指示フィールドには1つのビットマップが含まれ、当該ビットマップは10個のビットを含み、当該ビットは、10個のサブフレームにそれぞれ対応し、特定のビットが1である場合、当該サブフレームが前記第1制御チャネルを伝送するために使用されることを示し、さらに、前記第1制御チャネルが最初のシンボルからの4つのシンボルを占めるなど、各サブフレームにおける前記第1制御チャネルのリソースは、事前に構成され、またはネットワークによって構成される方式で決定されることができ、前記ビットマップ情報および前記構成情報を介して、前記第1制御チャネルの時間領域リソースを決定することができる。さらに、前記ビットマップの複数のビット位を1に設定することにより、複数の第1制御チャネルの時間領域伝送リソースを構成することができる。
【0356】
前記第1制御チャネルの時間領域リソースの場合、前記第1制御チャネルの時間領域リソースは、1つの時間領域シンボルまたは複数の連続する時間領域シンボルを占め、ここで、前記第1制御チャネルの時間領域の長さ情報は、前記第1制御情報における第2指示フィールドによって決定され、具体的に、前記第1制御情報における前記第2指示フィールドは、前記第1制御チャネルの時間領域リソースが占める時間ユニットの数を示し、ここで、前記時間ユニットは、時間領域シンボル、またはsTTI、またはサブフレーム、またはタイムスロット、または他の固定時間長であってもよい。
【0357】
上述の実施形態において、前記第1指示フィールドを介して、前記第1制御チャネルを伝送する時間ユニットを決定することができ、前記時間ユニット内の前記第1制御チャネルの時間領域リソースは、事前に構成され、またはネットワークによって構成される方式によって決定されることができる。例えば、1つの時間ユニット内に事前に構成され、またはネットワークによって構成され、第1制御チャネルは、最初のk個の時間領域シンボルを占め、前記第1指示フィールドと組み合わせて、前記第1制御チャネルが位置する時間ユニットを決定することができ、当該時間ユニット内の前記第1制御チャネルの時間領域リソースを決定することができる。
【0358】
方式2として、前記第1制御チャネルの時間領域リソース情報は、時間領域開始位置情報および/または時間領域の長さ情報を含み、ここで、前記時間領域開始位置情報および/または前記時間領域の長さ情報は、前記第1制御情報における第3指示フィールドによって決定される。
【0359】
ここで、前記時間領域開始位置情報および/または前記時間領域の長さ情報が、前記第1制御情報における第3指示フィールドによって決定されることは、次の方式によって実現することができる。
【0360】
1、前記第1制御情報における第3指示フィールドは第2パラメータを含み、前記第2パラメータは、前記第1制御チャネルの時間領域開始位置および時間領域の長さを決定するために使用される。
【0361】
ここで、前記第2パラメータは、前記第1制御チャネルの時間領域開始位置および時間領域の長さによって計算および取得されることができ、異なる時間領域開始位置および時間領域の長さによって計算および取得された第2パラメータは異なり、第2パラメータに従って、前記第1制御チャネルの時間領域開始位置および時間領域の長さに対応することができる。
【0362】
2、前記第1制御情報における第3指示フィールドは第2ビットマップを含み、前記第2ビットマップにおける各ビットは1つの時間ユニットに対応し、前記第2ビットマップにおける各ビットの値を介して、当該ビットに対応する時間ユニットが前記第1制御チャネルを伝送するために使用されるかどうかを決定し、ここで、前記第2ビットマップ内の任意の第2ビットにとって、前記第2ビットの値が第1値である場合、前記第2ビットに対応する時間ユニットは前記第1制御チャネルの伝送に使用され、前記第2ビットの値が第2値である場合、前記第2ビットに対応する時間ユニットは前記第1制御チャネルの伝送に使用されない。
【0363】
例を挙げると、時間ユニットが時間領域シンボルであり、第2ビットマップの特定のビットの値が1である場合、当該ビットに対応する時間領域シンボルがPSCCHの伝送に使用されることを示し、第2ビットマップの特定のビットの値が0である場合、当該ビットに対応する時間領域シンボルがPSCCHの伝送に使用されないことを示す。
【0364】
3、前記第1制御情報における第3指示フィールドは第3インデックス情報を含み、前記第3インデックス情報は、第2構成情報における前記第3インデックス情報に対応する第1時間領域リソースを決定するために使用され、前記第2構成情報は、少なくとも1つのインデックス情報と時間領域リソースの対応関係を含み、ここで、前記第2構成情報は、事前に構成され、またはネットワークによって構成される。
【0365】
例を挙げると、DCIは、1つのテーブル内の1つのインデックスを含み、当該テーブル内の各インデックスは、時間領域リソースの長さおよび開始位置によって決定された時間領域リソース、または1つまたは複数の時間ユニットインデックスによって決定された時間領域リソース、または1つのビットビットマップによって決定された時間領域リソース、または他の方式によって決定された時間領域リソースなど、割り当てられた時間領域リソースに対応する。
【0366】
上記の技術案では、前記第1制御チャネルの時間領域リソース情報は、DCIによって明示的に指示されるが、これらに限定されず、前記第1制御チャネルの時間領域リソース情報は、DCIを介して暗黙的に指示され、具体的に、前記第2制御チャネルの時間領域リソースに基づいて、前記第1制御チャネルの時間領域リソースを決定し、例を挙げると、端末は、DCIを受信する時間に従って、PSCCHの伝送時間を決定し、例えば、サブフレームnでDCIを受信し、サブフレームn+4でPSCCHを送信し、各PSCCHは、サブフレームの最初のシンボルで開始し、または各PSCCHは、サブフレームの最後のシンボルで終了する。各PSCCHが占めるシンボルの数は、事前に構成され、またはネットワークによって構成されることができる。
【0367】
一実施形態において、前記第1制御情報は、前記第1データチャネルの時間領域リソースおよび/または周波数領域リソースを明示的に指示し、前記第1制御チャネルの時間領域リソースは、前記第1データチャネルの時間領域リソースまたは前記第2制御チャネルの時間領域リソースを介して暗黙的に決定されることができ、または、前記第1制御チャネルの周波数領域リソースは、前記第1データチャネルの周波数領域リソースを介して暗黙的に決定されることができ、この場合、前記第1制御情報は、前記第1制御チャネルの時間領域リソース指示情報または周波数領域リソース指示情報を含まない。
【0368】
本願実施例の上記の技術案では、前記第1制御情報は、1つの第1制御チャネルに対応する周波数領域リソース情報および/または時間領域リソース情報を含み、または、前記第1制御情報は、複数の第1制御チャネルに対応する周波数領域リソース情報および/または時間領域リソース情報を含む。
【0369】
一実施形態において、前記第1データチャネルの時間領域リソースは、前記第1制御チャネルまたは前記第2制御チャネルの時間領域リソースに基づいて決定することができ、明示的に指示する必要がない。前記第1制御情報は、前記第1データチャネルの周波数領域リソースおよび/または時間領域リソースを含んでもよく、前記第1データチャネルの周波数領域リソースおよび/または時間領域リソースを含まなくてもよい。前記第1制御情報が前記第1データチャネルの周波数領域リソースおよび/または時間領域リソースを含む場合、前記第1データチャネルの周波数領域リソースおよび/または時間領域リソースは、次の方式で決定することができる。
【0370】
3)第1データチャネルの周波数領域リソース情報の場合、次の方式によって実現されることができる。
【0371】
方式1として、前記第1制御情報は第3ビットマップを含み、前記第3ビットマップは、前記第1データチャネルの周波数領域リソースを決定するために使用され、前記第3ビットマップにおける各ビットは、システムにおける1つの周波数領域ユニットに対応し、前記第3ビットマップにおける各ビットの値を介して、当該ビットに対応する周波数領域ユニットが前記第1データチャネルを伝送するために使用されるかどうかを決定し、ここで、前記第3ビットマップ内の任意の第3ビットにとって、前記第3ビットの値が第1値である場合、前記第3ビットに対応する周波数領域ユニットは、前記第1データチャネルの伝送に使用され、前記第3ビットの値が第2値である場合、前記第3ビットに対応する周波数領域ユニットは前記第1データチャネルの伝送に使用されない。
【0372】
ここで、前記周波数領域ユニットの粒度は、PRB、またはRBG、またはサブバンドである。ここで、前記周波数領域ユニットの粒度がRBGまたはサブバンドである場合、前記RBGまたはサブバンドは、連続するK個のPRBを含む。
【0373】
例を挙げると、システム帯域幅が20MHzであり、合計100個のPRBを有し、周波数領域ユニットの粒度がサブバンドであり、各サブバンドが5つのPRBを含み、第1ビットマップには20個のビットが含まれ、当該20個のサブバンドにそれぞれ対応し、第3ビットマップの特定のビットの値が1である場合、当該ビットに対応する周波数領域ユニットがPSSCHの伝送に使用されることを示し、第3ビットマップの特定のビットの値が0である場合、当該ビットに対応する周波数領域ユニットがPSSCHの伝送に使用されないことを示し、PSSCH伝送に使用されるサブバンドは、周波数領域で連続している場合、または周波数領域で連続してない場合がある。
【0374】
方式2として、前記第1制御情報は第3パラメータを含み、前記第3パラメータは、前記第1データチャネルの周波数領域リソースの開始位置および/または長さを決定するために使用される。ここで、前記周波数領域リソースは、連続して割り当てられる。
【0375】
一実施形態において、前記第1制御チャネルおよび前記第1データチャネルの周波数領域開始位置が同じである場合、または前記第1制御チャネルおよび前記第1データチャネルの周波数領域開始位置が一対一の対応関係を有する場合、前記第3パラメータは、前記第1データチャネルに対応する周波数領域リソースの長さを決定するために使用される。別の実施形態において、前記第1制御情報および前記第1データチャネルの周波数領域終了位置が同じである場合、前記第3パラメータは、前記第1データチャネルに対応する周波数領域リソースの長さを決定するために使用される。例えば、PSCCHおよびそれに対応するPSSCHの周波数領域開始位置が同じである場合、PSCCHの周波数領域開始位置に基づいて、PSSCHの周波数領域開始位置を決定することができ、第3パラメータを介して、PSSCHの周波数領域リソースの長さを示すことができる。
【0376】
一実施形態において、前記第1制御情報が複数のデータチャネルの伝送をスケジューリングする場合、前記複数のデータチャネルは、少なくとも、前記第1データチャネルおよび第2データチャネルを含み、前記第3パラメータは、前記複数のデータチャネルに対応する周波数領域リソースの長さおよび前記第2データチャネルに対応する周波数領域リソースの開始位置を決定するために使用される。本実施例において、前記第1データチャネルの周波数領域リソース開始位置および前記第1制御チャネルの周波数領域リソース開始位置が一対一の対応関係を有する場合、前記第1制御チャネルの周波数領域リソース開始位置を介して、前記第1データチャネルの周波数領域リソース開始位置を決定することができ、前記第1データチャネルの周波数領域リソース開始位置および前記第1制御チャネルの周波数領域リソース開始位置が一対一の対応関係を有しない場合、前記第1制御情報は、前記第1データチャネルの周波数領域リソース開始位置を指示する別のパラメータを含む。例を挙げると、DCIがPSSCHの伝送を2回(1回は初期伝送であり、1回は再伝送である)スケジューリングする場合、前記第3パラメータは、PSSCHの周波数領域リソースの長さおよび別のPSSCH伝送の開始位置を示し、前記第3パラメータは、PSSCHの周波数領域リソースの長さおよび2番目のPSSCH伝送の開始位置によって決定され、この場合、DCIは、PSSCHの最初のPSSCH伝送の周波数領域リソース開始位置を指示するための別のフィールドを含む。さらに例を挙げると、DCIがPSSCHの伝送を4回(1回は初期伝送であり、3回は再伝送である)スケジューリングする場合、前記第3パラメータは、4回の伝送の周波数領域開始位置、および周波数領域リソースの長さを含む。4回の伝送の周波数領域リソースの長さが同じである場合、前記第3パラメータは、1つの周波数領域リソースの長さのみを指示する必要があり、そうでない場合、4回の伝送の周波数領域リソースの長さをそれぞれ支持する必要がある。PSSCHの周波数領域リソースの開始位置が、PSCCHを搬送し、且つ、当該PSCCHに対応する周波数領域リソース位置によって決定されることができる場合(例えば、4回のPSSCH伝送の周波数領域開始位置が同じであり、最初のPSSCH伝送の周波数領域開始位置とそれに対応するPSCCHの周波数領域開始位置は一対一の対応関係を有する)、前記第3パラメータは、4回の伝送の周波数領域開始位置を含まなくてもよい。4回の伝送の周波数領域開始位置が同じであり、または4回の伝送が周波数ポッピング方式(即ち、最初の伝送の周波数領域開始位置および周波数ポッピング基準を介して後続の3回の伝送の周波数領域開始位置を決定することができる)を使用する場合、前記第3パラメータは、1つの周波数領域開始位置のみを含み得る。
【0377】
一実施例において、前記第3パラメータは、前記第1データチャネル周波数領域リソースの開始位置および長さによって決定される。例を挙げると、前記第3パラメータはRIVであり、当該値は、PSSCH周波数領域リソースの開始PRBインデックス(n_PRB_start)および連続して割り当てられたPRBの数(L_PRB)に対応し、RIVの値は次の式によって決定される。
【数4】
【0378】
ここで、N_PRBはリソースプール内のPRBの総数を示す。本実施例において、N_PRBは、帯域幅部分内のPRBの総数、または1つのキャリア内のPRBの総数を示すこともでき、本実施例は、これらに対して限定しない。本実施例において、周波数領域リソースの粒度は、RBGまたはサブバンドであってもよく、本実施例は、これらに対して限定しない。
【0379】
方式3として、前記第1制御情報は第4インデックス情報を含み、前記第4インデックス情報は、第3構成情報における前記第4インデックス情報に対応する第2周波数領域リソースを決定するために使用され、前記第3構成情報は、少なくとも1つのインデックス情報と周波数領域リソースの対応関係を含み、ここで、前記第3構成情報は、事前に構成され、またはネットワークによって構成される。ここで、前記第3構成情報は、事前に構成され、またはネットワークによって構成され、前記第3構成情報がネットワークによって構成された場合、ネットワークは、RRCシグナリング、またはブロードキャスト情報、またはダウンリンク制御シグナリングを介して前記第3構成情報を送信する。
【0380】
例を挙げると、DCIは、1つのテーブル内の1つのインデックスを含み、当該テーブル内の各インデックスは、長さおよび開始位置によって決定された周波数領域リソース、または1つまたは複数の周波数領域ユニットインデックスによって決定された周波数領域リソース、または1つのビットビットマップによって決定された周波数領域リソース、または他の方式によって決定された周波数領域リソースなど、割り当てられた周波数領域リソースに対応する。
【0381】
4)第1データチャネルの周波数領域リソースの場合、前記第1制御情報は、第1指示情報をさらに含み、前記第1指示情報は、前記第1データチャネルの周波数領域リソース割り当てタイプを指示する。
【0382】
一実施形態において、前記第1指示情報は、前記第1制御情報のN(Nは1より大きいか等しい整数である)ビットで示され、前記Nビットの異なる値は、異なる周波数領域リソース割り当てタイプに対応する。例を挙げると、1ビットを介して第1指示情報を示し、当該ビットの値が1である場合、前記第1データチャネルの周波数領域リソース割り当てタイプがtype0であることを示し、当該ビットの値が0である場合、前記第1データチャネルの周波数領域リソース割り当てタイプがtype1であることを示し、ここで、type0は、周波数領域リソースが離散的であることを示し、type1は、周波数領域リソースが連続的であることを示す。周波数領域リソース割り当てタイプの数がより多い場合、より多くのビットを使用して前記第1指示情報を示すことができる。
【0383】
5)第1データチャネルの時間領域リソース情報の場合、次の方式によって実現されることができる。
【0384】
方式1として、前記第1データチャネルの時間領域リソース情報は、時間領域開始位置情報および/または時間領域の長さ情報を含み、ここで、前記時間領域開始位置情報は、前記第4制御情報における第1指示フィールドによって決定され、前記時間領域の長さ情報は、前記第1制御情報における第5指示フィールドによって決定される。
【0385】
ここで、前記第1データチャネルおよび前記第1制御チャネル/第2制御チャネルの時間領域リソースが連続的であり、または前記第1データチャネルおよび前記第1制御チャネル/第2制御チャネルの時間領域リソースが対応関係を有する場合、前記第1制御チャネル/第2制御チャネルの時間領域開始位置に基づいて、前記第1データチャネルの時間領域開始位置を決定することができ、このように、前記第1データチャネルの時間領域開始位置は、前記第1制御情報における前記第4指示フィールドによって決定される必要がない。前記第1データチャネルおよび前記第1制御チャネル/第2制御チャネルの時間領域リソースが非連続的であり、且つ前記第1データチャネルおよび前記第1制御チャネル/第2制御チャネルの時間領域リソースが対応関係を有さない場合、前記第1データチャネルの時間領域開始位置は、前記第1制御情報における前記第4指示フィールドによって決定される必要がある。
【0386】
ここで、前記時間領域開始位置情報が、前記第1制御情報における第4指示フィールドによって決定されることは、次の方式によって実現することができる。
【0387】
1、前記第4指示フィールドは第2時間オフセット情報を含み、前記第2時間オフセット情報は、前記第2制御チャネルまたは前記第1制御チャネルの時間領域リソースに対する前記第1データチャネルの時間領域リソースの時間オフセット量を決定するために使用される。
【0388】
ここで、前記時間ユニットの粒度は、時間領域シンボル、またはサブフレーム、またはタイムスロット、またはsTTI、または固定時間長であり、前記時間オフセットの粒度は、時間領域シンボル、またはサブフレーム、またはタイムスロット、またはsTTI、または固定時間長である。これらに限定されずに、前記時間ユニットまたは前記時間オフセットの粒度は、時間長を表す他の量であってもよい。
【0389】
前記第2時間オフセット情報および前記第1制御チャネル/第2制御チャネルの時間領域リソースを介して、前記第1データチャネルの時間領域リソースを決定することができる。ここで、前記時間領域リソースは、時間領域開始位置および/または時間長(即ち、占有した時間ユニットの数)を含む。
【0390】
例を挙げると、
図7(a)を参照すると、PSCCHおよびそれによってスケジューリングされたPSSCHが同一のサブフレームにいない場合、各サブフレームの最初の3つのシンボルはPSCCHリソースであり、残りのシンボルはPSSCHリソースであるため、PSCCHに対するPSSCHのサブフレームオフセット量をDCIで運ぶことができ、それにより、DCIによって割り当てられたPSCCHのサブフレーム、およびそれによって運ばれるサブフレームオフセット量に従って、PSSCHのサブフレーム位置を位置することができ、PSSCHサブフレームでは、最初の3つのシンボルは候補PSCCHリソースであるため、PSSCHは、4番目のシンボルから始め、それにより、PSSCHの具体的な開始サブフレームおよび開始シンボル位置を決定することができる。例示的に、1つのサブフレーム内で、PSSCHの開始位置が固定されていない場合、前記時間オフセット情報は、サブフレーム内の前記PSSCHの時間領域シンボルのオフセット情報またはインデックス情報をさらに含む。DCIによって運ばれたサブフレームオフセット量、および当該サブフレーム内の時間領域シンボルのオフセット情報またはインデックス情報を組み合わせて、PSSCHの時間領域開始位置を決定することができる。
【0391】
2、前記第4指示フィールドは、時間インデックス情報を含み、前記時間インデックス情報は、前記第1データチャネルの時間領域開始位置を決定するために使用される。
【0392】
例を挙げると、時間インデックス情報は、1つの無線フレーム内の時間ユニット番号、または1つの無線フレーム周期内の時間ユニット番号などであってもよく、前記時間ユニットは時間領域シンボルまたはサブフレームまたはタイムスロットまたはsTTIまたは固定時間長であり、時間インデックス情報を介して、第1データチャネルの時間領域開始位置を直接に決定することができる。例えば、
図7(a)を参照すると、PSCCHおよびそれによってスケジューリングされたPSSCHが同一のサブフレームにいない場合、各サブフレーム内の最初の3つのシンボルはPSCCHリソースであり、残りのシンボルはPSSCHリソースであるため、1つの無線フレーム内のPSSCHのサブフレーム番号をDCIで運ぶことができ、1つの無線フレームは10個のサブフレームを含むため、サブフレーム番号範囲は[0,9]である。DCIによって運ばれたサブフレーム番号が7である場合、当該DCIは、1つの無線フレーム内のサブフレーム7のPSSCHをスケジューリングするために使用され、サブフレーム7では、最初の3つのシンボルが候補PSCCHリソースであるため、PSSCHは、4番目のシンボルから始め、それにより、PSSCHの具体的な開始サブフレームおよび開始シンボル位置を決定することができる。さらに、端末の処理遅延を考慮すると、端末がサブフレーム6でDCIを受信し、処理遅延が2msであり、DCIによって運ばれたサブフレーム番号が7である場合、端末はサブフレーム8でDCIを正常に検出し、次の無線フレーム内のサブフレーム7のPSSCHをスケジューリングする。
【0393】
前記第1データチャネルの時間領域リソースの場合、前記第1データチャネルの時間領域リソースは、1つの時間ユニットまたは連続する複数の時間ユニットを占め、ここで、前記第1データチャネルの時間領域の長さ情報が、前記第1制御情報における第5指示フィールドによって決定されることは、次の方式によって実現されることができる。
【0394】
前記第5指示フィールドは、前記第1データチャネルの時間領域リソースが占める時間ユニットの数を決定するために使用される。ここで、前記時間ユニットの粒度は、時間領域シンボル、またはサブフレーム、またはタイムスロット、またはsTTI、または固定時間長である。これらに限定されず、前記時間ユニットの粒度は、時間長を表す他の量であってもよい。
【0395】
例を挙げると、
図5(a)では、1つのサブフレームは、14個のシンボルを含み、PSCCHはサブフレームの最初の4つのシンボルを占め、当該サブフレーム内の残りのシンボルはPSSCH伝送に使用されることができ、PSSCHは、1つまたは複数のサブフレームを占めることができるため、前記第5指示フィールドは、PSSCHが占めるサブフレームの数を指示することができ、または前記第5指示フィールドは、PSSCHが占めるシンボルの数を指示することができる。例えば、時間ユニットの粒度がサブフレームである場合、前記第5指示フィールドが、当該PSSCHが2つの時間ユニットを占有することを示している場合、当該DCIによってスケジューリングされたPSSCHは、2つの連続する隣接サブフレームを示し、PSSCHの時間領域リソースの開始位置と組み合わせて、PSSCHが占める時間領域リソースを決定することができる。
【0396】
一実施形態において、前記第1制御情報は、複数の第1データチャネルをスケジューリングするために使用され、前記第4指示フィールドは、複数の時間オフセット情報または複数の時間インデックス情報を含む。前記複数の第1データチャネルの時間領域リソースは、前記複数の時間オフセット情報または複数の時間インデックス情報によって決定されることができる。例えば、前記第1制御情報は、2つの第1データチャネルをスケジューリングし、前記第1指示フィールドは、2つの時間オフセット情報を含み、前記最初の時間オフセット情報は、最初の第1データチャネルの時間領域リソースを決定するために使用され、前記2番目の時間オフセット情報は、2番目の第1データチャネルの時間領域リソースを決定するために使用される。前記時間オフセット情報は、前記第2制御チャネル、または前記第1制御チャネル、または無線フレーム内の時間領域開始位置、または無線フレーム周期内の時間領域開始位置に対するものである。
【0397】
一実施形態において、前記第1データチャネルの時間領域リソースが、連続する複数の時間ユニットを占める場合、前記複数の時間ユニットは、第1時間ユニットおよび少なくとも1つの第2時間ユニットを含み、前記第2時間ユニット内に制御チャネルリソースが含まれた場合、前記第1データチャネルの時間領域リソースは、前記第2時間ユニットの前記制御チャネルリソースを占める。例を挙げると、PSSCHが、連続する複数の時間ユニットを占有する場合、当該PSSCHは、最初の時間ユニット以外の他の時間ユニットのPSCCHリソースを占める。
図5に示されたように、3番目のサブフレームによってスケジューリングされたPSSCHが2つのサブフレームを占有する場合、当該PSSCHは、4番目のサブフレームのPSCCHリソースを占める。
【0398】
方式2として、前記第1データチャネルの時間領域リソース情報は、時間領域開始位置情報および/または時間領域の長さ情報を含み、ここで、前記時間領域開始位置情報および/または前記時間領域の長さ情報は、前記第1制御情報における第6指示フィールドによって決定される。
【0399】
ここで、前記時間領域開始位置情報および/または前記時間領域の長さ情報が、前記第1制御情報における第6指示フィールドによって決定されることは、次の方式によって実現することができる。
【0400】
1、前記第1制御情報における第6指示フィールドは第4パラメータを含み、前記第4パラメータは、前記第1データチャネルの時間領域開始位置および時間領域の長さを決定するために使用される。
【0401】
ここで、前記第4パラメータは、前記第1データチャネルの時間領域開始位置および時間領域の長さによって計算および取得されることができ、異なる時間領域開始位置および時間領域の長さによって計算および取得された第4パラメータは異なり、第4パラメータに従って、前記第1データチャネルの時間領域開始位置および時間領域の長さに対応することができる。
【0402】
2、前記第1制御情報における第6指示フィールドは第4ビットマップを含み、前記第4ビットマップにおける各ビットは1つの時間ユニットに対応し、前記第4ビットマップにおける各ビットの値を介して、当該ビットに対応する時間ユニットが前記第1データチャネルの伝送に使用されるかどうかを決定し、ここで、前記第4ビットマップ内の任意の第4ビットにとって、前記第4ビットの値が第1値である場合、前記第4ビットに対応する時間ユニットは前記第1データチャネルの伝送に使用され、前記第4ビットの値が第2値である場合、前記第4ビットに対応する時間ユニットは前記第1データチャネルの伝送に使用されない。
【0403】
ここで、前記時間ユニットの粒度は、時間領域シンボル、またはサブフレーム、またはタイムスロット、またはsTTI、または固定時間長である。これらに限定されず、前記時間ユニットの粒度は、時間長を表す他の量であってもよい。
【0404】
例を挙げると、第4ビットマップの特定のビットの値が1である場合、当該ビットに対応する時間領域ユニットがPSSCHの伝送に使用されることを示し、第4ビットマップの特定のビットの値が0である場合、当該ビットに対応する時間領域ユニットがPSSCHの伝送に使用されないことを示す。
【0405】
3、前記第1制御情報における第6指示フィールドは第5インデックス情報を含み、前記第5インデックス情報は、第4構成情報における前記第5インデックス情報に対応する第2時間領域リソースを決定するために使用され、前記第4構成情報は、少なくとも1つのインデックス情報と時間領域リソースの対応関係を含む。ここで、前記第4構成情報は、事前に構成され、またはネットワークによって構成され、前記第4構成情報がネットワークによって構成された場合、ネットワークは、RRCシグナリング、またはブロードキャスト情報、またはダウンリンク制御シグナリングを介して前記第4構成情報を送信する。
【0406】
例を挙げると、DCIは、1つのテーブル内の1つのインデックスを含み、当該テーブル内の各インデックスは、時間領域リソースの長さおよび開始位置によって決定された時間領域リソース、または1つまたは複数の時間ユニットインデックスによって決定された時間領域リソース、または1つのビットビットマップによって決定された時間領域リソース、または他の方式によって決定された時間領域リソースなど、割り当てられた時間領域リソースに対応する。
【0407】
上述の実施形態において、前記第4指示フィールドまたは第6指示フィールドを介して、前記第1データチャネルを伝送する時間ユニットを決定することができ、前記時間ユニット内の前記第1データチャネルの時間領域リソースは、事前に構成され、またはネットワークによって構成される方式によって決定されることができる。例えば、1つの時間ユニット内に事前に構成され、またはネットワークによって構成され、第1データチャネルは、最後のm個の時間領域シンボルを占め、前記第1指示フィールドと組み合わせて、前記第1データチャネルが位置する時間ユニットを決定することができ、当該データユニット内の前記第1制御チャネルの時間領域リソースを決定することができる。
【0408】
本願実施例の上記の技術案では、スケジューリングされた第1データチャネルの伝送リソース上で端末によって使用可能なPRBの数は2、3、5の倍数である。
【0409】
例示的に、本願実施例の上記の技術案では、前記第1データチャネルが占める最後の時間ユニットの最後の時間領域シンボルは、データを伝送するために使用することではなく、ガード間隔(GP)として使用される。
【0410】
ここで、前記第1データチャネルが、連続する時間ユニットを占める場合、最後の時間ユニットの最後のシンボルはデータを伝送するために使用されない、前記第1データチャネルが、連続しない時間ユニットを占める場合、各時間ユニットの最後のシンボルはデータを伝送するために使用されない。
【0411】
本願実施例の上記の技術案では、前記第1制御情報は、1つの第1データチャネルに対応する周波数領域リソース情報および/または時間領域リソース情報を含み、または、前記第1制御情報は、複数の第1データチャネルに対応する周波数領域リソース情報および/または時間領域リソース情報を含む。
【0412】
さらに、本願実施例の前記第1制御情報は、
前記第1データチャネルの伝送回数を決定するための第2指示情報、
前記第1データチャネルの冗長バージョン情報、
前記第1データチャネルによって使用されるコードブック情報、
シングルアンテナポート伝送、送信ダイバーシティ、ビームフォーミングなど、前記第1データチャネルによって使用される伝送案情報、
前記第1データチャネルによって使用されるDMRSパターン情報、
前記第1データチャネルの電力情報、
前記第1データチャネルと前記第1制御チャネルとの電力差情報、
前記第1制御チャネルおよび/または前記第1データチャネルを伝送するためのキャリア情報を決定するためのキャリア指示情報(CIF)、
前記第1制御チャネルおよび/または前記第1データチャネルを伝送するためのBWP情報を決定の帯域幅部分指示情報、
前記第1制御チャネルおよび/または前記第1データチャネルを伝送するためのリソースプール情報を決定するために使用されるリソースプール指示情報、
フィードバックチャネルの時間領域リソースおよび/または周波数領域リソース、またはフィードバック情報と現在のPSSCHチャネルの最大の遅延など、フィードバックチャネルの伝送リソースを決定するための第3指示情報、
アップリンク制御チャネル(PUCCHなど)の伝送リソースを決定するための第4指示情報、
前記第1制御チャネルおよび/または前記第1データチャネルの伝送方式を決定するための第5指示情報、
前記第1データチャネルが周波数ポッピング伝送を使用したかどうかを決定するための第6指示情報、
前記第1データチャネルによって使用されるMCSを指示するための第7指示情報、
前記第1制御チャネルの伝送回数を決定するための第8指示情報のうちの少なくとも1つをさらに含む。
【0413】
一実施形態において、前記第1制御情報は、最初の伝送および再伝送を含む複数のPSSCH伝送をスケジューリングすることができ、DCIは、当該DCIによってスケジューリングされたPSSCH伝送の回数を指示するための第2指示情報を含む。さらに、DCIでは、現在スケジューリングされたPSSCHの冗長バージョンを指示する、冗長バージョン情報を運ぶことができる。PSSCHの複数回の伝送をサポートする場合、毎回伝送に対応する冗長バージョン番号は、事前に定義され、またはネットワークによって構成されることができ、したがって、DCIによって運ばれた冗長バージョン情報を介して、現在実行されているPSSCH伝送の回数を決定することができ、それにより、受信側で組み合わせることができる。別の実施例において、現在実行されている伝送が複数回のうちの何回目であるかをDCIで運ぶことができる。
【0414】
一実施形態において、前記第1制御情報は、最初の伝送および再伝送を含む複数のPSCCH伝送をスケジューリングすることができ、DCIは、当該DCIによってスケジューリングされたPSCCH伝送の回数を指示するための第8指示情報を含む。
【0415】
一実施形態において、様々な候補伝送方式からPSSCH用の伝送を選択することができ、前記伝送方式は、シングルアンテナポート伝送、送信ダイバーシティ、ビームフォーミング、および他の可能なマルチアンテナ伝送方式を含む。DCIでは、当該DCIによってスケジューリングされたPSSCHが使用する伝送方式を指示する、伝送案情報を運ぶ。さらに、送信ダイバーシティは、SFBC、STBC、CDDなどを含み得る。さらに、当該伝送方式におけるコードブック情報をDCIで運ぶことができる。
【0416】
一実施形態において、PSSCHは、様々なDMRSパターンをサポートすることができ、DCIによって運ばれる指示情報を介して、当該DCIによってスケジューリングされたPSSCHが使用するDMRSパターン情報を指示することができ、それにより、受信側が、対応するDMRSパターンを使用してPSSCHを復調することができるようにする。
【0417】
一実施形態において、DCIは電力情報を運ぶことができ、前記電力情報は、当該DCIによってスケジューリングされたPSSCHの送信電力、またはPSSCHと対応するPSCCHの電力差を指示する。
【0418】
一実施形態において、サイドリンクは、マルチキャリア伝送をサポートし、DCIは、当該DCIによってスケジューリングされたPSCCHおよびPSSCHのキャリア情報を指示する、キャリア指示情報を運ぶことができる。さらに、サイドリンクの複数のキャリアが、キャリアをまたがってスケジューリングすることをサポートし、即ち、第1キャリアによって送信されたSCIが、第2キャリア上のPSSCHをスケジューリングする場合、DCIは、第1キャリア指示情報および第2キャリア指示情報を運び、ここで、第1キャリア指示情報は、当該DCIによってスケジューリングされたPSCCH伝送のキャリアを指示し、第2キャリア指示情報は、当該DCIによってスケジューリングされたPSSCH伝送のキャリアを指示する。
【0419】
一実施形態において、サイドリンクの1つのキャリアは複数の帯域幅部分(BWP)に分割され、DCIは、当該DCIによってスケジューリングされたPSCCHおよびPSSCHのBWP情報を指示する、BWP指示情報を運ぶことができる。さらに、サイドリンクが、BWPをまたがってスケジューリングすること をサポートし、即ち、第1BWPによって送信されたSCIが、第2BWP上のPSSCHをスケジューリングする場合、DCIは、第1帯域幅部分指示情報および第2帯域幅部分指示情報を運び、ここで、第1帯域幅部分指示情報は、当該DCIによってスケジューリングされたPSCCH伝送の帯域幅部分を指示し、第2帯域幅部分指示情報は、当該DCIによってスケジューリングされたPSSCH伝送の帯域幅部分を指示する。
【0420】
一実施例において、サイドリンクには、複数のリソースプールが構成され、DCIは、当該DCIによってスケジューリングされたPSCCHおよびPSSCHのリソースプール情報を指示するリソースプール指示情報を運ぶことができる。
【0421】
一実施形態において、第1端末は、SCIおよびそれによってスケジューリングされたPSSCHを送信し、第2端末は到PSSCHを受信し、フィードバック情報を必要とし、フィードバック情報の伝送リソースをどうやって決定するかも1つの解決すべき問題である。第3指示情報をDCIで運ぶことができ、前記第3指示情報は、フィードバックチャネルの伝送リソースを決定するために使用される。例えば、前記第3指示情報は1つのインデックス情報であってもよく、前記インデックス情報は、第3構成情報における前記インデックス情報に対応するフィードバックチャネルの伝送リソースを決定するために使用され、前記第3構成情報は、少なくとも1つのインデックス情報とフィードバックチャネルの伝送リソースの対応関係を含む。
【0422】
一実施形態において、ネットワークは、第1端末に対してPSCCHおよびPSSCHを送信する伝送リソースを割り当て、第1端末は、ネットワークによって割り当てられたリソースに従って、采用ユニキャスト方式を使用して、PSCCHおよびPSSCHを第2端末に送信し、第2端末はPSSCHを受信し、フィードバック情報を第1端末に送信し、第1端末は、ネットワークが新しいデータまたは再伝送データに対してリソースを割り当てることをアシストするために、当該フィードバック情報をネットワークに送信する必要がある。したがって、ネットワークは、第1端末に対してPSCCHおよびPSSCHを送信する伝送リソースを割り当てたDCIで、同時に第4指示情報を運び、当該指示情報は、アップリンク制御チャネルの伝送リソースを指示し、当該アップリンク制御チャネルは、前記第1端末がサイドリンクによって伝送されたフィードバック情報を送信するために使用される。例示的に、ネットワークは、RRCシグナリング、ブロードキャスト情報などを介して、複数のアップリンク制御チャネルの構成を第1端末に送信し、前記第4指示情報は前記第1端末に使用され、前記第4指示情報および前記ネットワークによって送信されたアップリンク制御チャネルの構成情報を組み合わせて、サイドリンクのフィードバック情報を伝送するためのアップリンク制御チャネルを決定するために使用される。前記第4指示情報は、以下のうちの1つの方式により搬送されることができる。
【0423】
1、DCIは、1つまたは複数の情報ドメインを含み、前記1つまたは複数の情報ドメインは、前記アップリンク制御チャネルの伝送リソースを決定するために使用される。
【0424】
2、無線ネットワーク一時識別子(RNTI:Radio Network Tempory Identity)を介して前記第4指示情報を搬送し、異なるRNTIは、異なるアップリンク制御チャネルの伝送リソースに対応し、前記DCIは、明示的または暗黙的な方式でRNTI情報を運び、DCIによって運ばれたRNTI情報を介して、対応するアップリンク制御チャネルの伝送リソースを決定することができる。
【0425】
3、異なるスクランブリングコードシーケンスを介して前記第4指示情報を搬送し、異なるスクランブリングコードシーケンスは異なるアップリンク制御チャネルの伝送リソースに対応し、スクランブリングコードシーケンスは、DCI情報をスクランブルするために使用され、それにより、DCIによってスクランブルされたスクランブリングコードシーケンスが異なることにより、対応するアップリンク制御チャネルの伝送リソースを決定することができる。
【0426】
一実施形態において、前記第1制御情報は第5指示情報を含み、前記第5指示情報は、前記第1制御チャネルおよび/または前記第1データチャネルの伝送方式を決定するために使用される。前記伝送方式は、ユニキャスト伝送、マルチキャスト伝送、ブロードキャスト伝送を含む。ここで、ユニキャスト伝送の受信側は端末が1つだけであり、マルチキャスト伝送の受信側は端末のグループであり、ブロードキャスト伝送の受信側は全ての端末である。ネットワークが端末に対してサイドリンクの伝送リソースを割り当てる時、当該伝送リソースに対応する伝送方式を同時に指示することができる。例えば、ネットワークは、第1端末に対してPSCCHおよびPSSCHの伝送リソースを割り当て、当該リソースがユニキャスト伝送に使用されることを指示するため、第1端末は、ネットワークによって割り当てられた伝送リソース上にあり、ユニキャスト伝送を実行するターゲット受信端末、即ち、第2端末に、PSCCHおよびPSSCHを送信する。例示的に、ネットワークは、第1端末に対してPSCCHおよびPSSCHの伝送リソースを割り当てる時に、伝送方式を指示するための第5情報を同時に運ぶことができ、前記第1端末は、前記第5情報によって指示された伝送方式に従って前記PSCCHおよびPSSCHを送信する。具体的に、前記第5情報は、以下のうちの1つの方式により搬送されることができる。
【0427】
1、DCIは1つの情報ドメインを含み、当該情報ドメインは、当該第1サイドリンクに使用される伝送方式を明示的に指示する。
【0428】
2、RNTIを介して前記第5指示情報を搬送し、異なるRNTIは異なる伝送方式に対応し、前記DCIは明示的または暗黙的な方式でRNTI情報を運び、DCIによって運ばれたRNTI情報を介して、対応する伝送方式を決定することができる。
【0429】
3、異なるスクランブリングコードシーケンスを介して前記第5指示情報を搬送し、異なるスクランブリングコードシーケンスは異なる伝送方式に対応し、スクランブリングコードシーケンスは、DCI情報をスクランブルするために使用され、それにより、DCIによってスクランブルされたスクランブリングコードシーケンスが異なることにより、対応する伝送方式を決定することができる。
【0430】
一実施形態において、前記第1制御情報は第6指示情報を含み、前記第6指示情報は、前記第1データチャネルが周波数ポッピング伝送を使用したかどうかを決定するために使用される。前記第1制御情報が複数の第1データチャネルをスケジューリングし、前記第6指示情報が周波数ポッピング方式を使用するように指示する場合、前記複数の第1データチャネル間は、周波数ポッピング方式を使用して伝送する。
【0431】
一実施形態において、前記第1制御情報は第7指示情報を含み、前記第7指示情報は、前記第1データチャネルによって使用される変調およびコーディングスキーム(MCS)を指示する。ネットワークは、第1データチャネルに対して時間領域および/または周波数領域リソースを割り当てる時に、当該第1データチャネルによって使用されるMCSを同時に指示することができる。
【0432】
本願実施例の技術案によれば、PDCCHのDCIを介してPSCCHおよび/またはPSSCHをスケジューリングし、PSCCHとPSSCHの時分割の伝送を実現し、Rel-15受信側検出の複雑さを増やすことなく、リソースセンシングおよび選択プロセスを実行するためのRel-14端末に影響を与えることもない。
【0433】
当業者は、本願実施例の上記の制御情報の伝送装置の関連説明は、本願実施例の制御情報の伝送方法の関連説明を参照して理解できることを理解するはずである。
【0434】
図6(c)は、本願実施例で提供するリソースプールの構成方法のフローチャートであり、
図6(c)に示されたように、前記リソースプールの構成方法は、次のステップを含む。
【0435】
ステップ6013において、第1端末が、第1構成情報を取得し、前記第1構成情報は、第1リソースプールの時間領域リソースおよび/または周波数領域リソース、および/または、第2リソースプールの時間領域リソースおよび/または周波数領域リソースを決定するために使用され、ここで、前記第1リソースプール内のリソースは第1制御チャネルを伝送することができ、前記第1制御チャネルはサイドリンク制御情報を伝送するために使用され、前記第2リソースプール内のリソースは第1データチャネルを伝送することができ、前記第1データチャネルはサイドリンクデータを伝送するために使用される。
【0436】
本願実施例では、端末間のリンクはサイドリンクと呼ばれ、端末間で伝送される制御情報はサイドリンク制御情報と呼ばれ、当該サイドリンク制御情報はサイドリンク制御チャネル(即ち、第1制御チャネル)によって搬送され、端末間で伝送されるデータはサイドリンクデータであり、当該サイドリンクデータはサイドリンクデータチャネル(即ち、第1データチャネル)によって搬送される。
【0437】
一実施形態において、前記第1制御チャネルはPSCCHと呼ばれ、前記第1データチャネルはPSSCHと呼ばれ、前記第1制御チャネルを伝送することができるリソースセットは第1リソースプール(即ち、PSCCHリソースプール)と呼ばれ、前記第1データチャネルを伝送することができるリソースセットは第2リソースプール(即ち、PSSCHリソースプール)と呼ばれ、前記第1リソースプールおよび前記第2リソースプールは時分割されたものである。
【0438】
本願実施例では、前記第1リソースプールまたは前記第2リソースプールは、伝送リソースのセットであり、LTE-V2Xにおけるリソースプールであってもよく、ニューラジオ(NR:New Radio)システムにおける帯域幅部分(BWP:Bandwidth Part)であってもよく、または伝送リソースセットを示すことができる他の物理量であってもよく、本願はこれらに対して限定しない。
【0439】
本願実施例では、前記第1リソースプールの時間領域リソースおよび/または周波数領域リソース、および/または、第2リソースプールの時間領域リソースおよび/または周波数領域リソースは、第1構成情報によって構成され、一実施形態において、前記第1構成情報はネットワーク機器によって構成されるか、事前に構成される。ここで、第1構成情報は、前記第1リソースプールの時間領域リソースおよび/または周波数領域リソースを独立して構成することができ、前記第2リソースプールの時間領域リソースおよび/または周波数領域リソースを独立して構成することもでき、さらに、前記第1リソースプールおよび前記第2リソースプールの時間領域リソースおよび/または周波数領域リソースを同時に構成することもできる。
【0440】
以下、第1構成情報が2つのリソースプールの時間領域リソースおよび/または周波数領域リソースをどうやって構成するかについて説明する。
【0441】
1)前記第1構成情報は、前記第1リソースプールの時間領域リソースおよび/または周波数領域リソースを決定するために使用され、前記第1構成情報は、
前記第1リソースプールの時間領域リソースの開始位置情報、
前記第1リソースプールの時間領域リソースの長さ情報、
前記第1リソースプールの時間領域リソースの密度情報、
前記第1リソースプールで伝送された前記第1制御チャネルの時間領域の長さ情報、
前記第1リソースプールの周波数領域リソースの開始位置情報、
前記第1リソースプールの周波数領域リソースが占める周波数領域ユニットの数情報、
前記第1リソースプールの周波数領域リソースに対応する周波数領域ユニットのサイズ情報、
前記第1リソースプールで伝送された前記第1制御チャネルが占める周波数領域ユニットの数情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0442】
1.1)前記第1リソースプールの時間領域リソースの開始位置情報は第1パラメータによって決定され、前記第1パラメータは、前記第1リソースプール内の最初の時間ユニットの情報を指示する。前記時間ユニットの粒度は、サブフレーム、またはタイムスロット、またはsTTI、または固定時間長である。以下で特に説明されてない限り、前記時間ユニットの粒度は、サブフレーム、またはタイムスロット、またはsTTI、または固定時間長である。
【0443】
例を挙げると、前記第1パラメータは1つの時間インデックス情報であり、各時間インデックス情報は1つの時間ユニットに対応し、当該時間インデックス情報は1つの無線フレーム内のサブフレーム番号、または1つの無線フレーム周期内のサブフレーム番号などであってもよく、前記第1パラメータ内の時間インデックス情報を介して、前記第1リソースプール内の最初の時間ユニットの情報を決定することができる。例えば、1つの無線フレームは10個のサブフレームを含むため、サブフレーム番号範囲は[0,9]であり、第1パラメータがサブフレーム番号7である場合、前記第1リソースプール内の最初の時間ユニットは、1つの無線フレーム内のサブフレーム7である。さらに例えば、1つの無線フレーム周期は10240個のサブフレームを含み、サブフレーム番号範囲は[0,10239]であり、第1パラメータがサブフレーム番号100である場合、前記第1リソースプール内の最初の時間ユニットは、1つの無線フレーム周期内のサブフレーム100である。
【0444】
さらに例を挙げると、前記第1パラメータは時間オフセット量であり、前記時間オフセット量は、特定の決定時間に対するオフセットであり、例えば、無線フレーム周期の最初のサブフレーム、即ち、サブフレーム0に対するオフセットである。
【0445】
1.2)前記第1リソースプールの時間領域リソースの長さ情報は第2パラメータによって決定され、前記第2パラメータは、前記第1リソースプール内の前記第1制御チャネルを伝送するための時間ユニット情報、または前記第1制御チャネルを伝送するための時間ユニットの数を指示する。
【0446】
ここで、前記第1リソースプールの時間領域リソースの長さは時間ユニットを単位とする。前記第1リソースプールの時間領域リソースは、連続する複数の時間ユニットを占めることができ、複数の離散した時間ユニットを占めることもできる。前記第2パラメータは、前記第1リソースプールの時間領域リソースがどの時間ユニットに含まれているか、または前記第1リソースプールの時間領域リソースに含まれている時間ユニットの数を決定することができる。
【0447】
例を挙げると、前記第2パラメータは1つのビットマップを含み、当該ビットマップにおける各ビットは1つの時間ユニットに対応し、各ビットの値は、当該ビットに対応する時間ユニットに前記第1リソースプールの時間領域リソースが含まれているかを示し、例えば、特定のビットの値は0であり、これは、当該ビットに対応する時間ユニットに、前記第1リソースプールの時間領域リソースが含まれていないことを表し、特定のビットの値は1であり、これは、当該ビットに対応する時間ユニットに前記第1リソースプールの時間領域リソースが含まれていることを表す。このように、当該ビットマップに基づいて、前記第1リソースプールの時間領域リソースがどの時間ユニットに含まれているかを決定することができるため、前記第1リソースプールの時間領域リソースに含まれた時間ユニットの数を決定する。さらに、前記ビットマップは周期性に重複し、それにより、全ての第1リソースプールの時間領域リソースを決定することができる。例えば、1つの無線フレーム周期は10240個のサブフレームを含み、前記ビットマップは10ビットを含み、それらは、10個のサブフレームに対応し、当該ビットマップは、無線フレーム周期内で周期性に重複することができ、それにより、無線フレーム周期内の全てのサブフレームが第1リソースプールに属するかどうかを決定することができる。
【0448】
さらに例を挙げると、前記第2パラメータは、前記第1リソースプールの時間領域リソースに含まれた時間ユニットの数を指示する値である。例えば、1つの無線フレーム周期では10240個のサブフレームを含み、前記第2パラメータは1024であり、これは、当該無線フレーム周期内に1024個のサブフレームが第1リソースプールに属することを示す。さらに、第1リソースプールの時間領域リソース開始位置情報と組み合わせて、当該時間領域リソース開始位置からの1024個のサブフレームが第1リソースプールに属することを示す。
【0449】
1.3)前記第1リソースプールの時間領域リソースの密度情報は第3パラメータによって決定され、前記第3パラメータは、
の時間ユニットごとに1つの時間ユニットが前記第1リソースプールにおける前記第1制御チャネルを伝送するための時間ユニットであることを指示する。
【0450】
例を挙げると、K=1の場合、各時間ユニットに前記第1リソースプールの時間領域リソースが含まれていることを表す。K=2の場合、最初の時間ユニットには前記第1リソースプールの時間領域リソースが含まれ、3番目の時間には前記第1リソースプールの時間領域リソースが含まれ、5番目の時間ユニットには前記第1リソースプールの時間領域リソースが含まれるなど、2個の時間ユニットのうち、1つの時間ユニットに前記第1リソースプールの時間領域リソースが含まれていることを表す。第3パラメータは、前記第1リソースプールの時間領域リソースの密度または周期を表す。
【0451】
例示的に、第1パラメータおよび第3パラメータを組み合わせて、前記第1リソースプールに含まれた全ての時間ユニットを決定することができる。例えば、前記第1パラメータは、前記第1リソースプールの最初の時間ユニットの位置を決定し、前記第3パラメータは、K個の時間ユニットごとに、1つの時間ユニットが前記第1制御チャネルを伝送するために使用されると決定する。したがって、第1パラメータおよび第3パラメータを組み合わせて、前記第1制御チャネルを伝送するための、最初の時間ユニットからのK個の時間ユニットを決定することができる。
【0452】
1.4)前記第1リソースプールで伝送された前記第1制御チャネルの時間領域の長さ情報は第4パラメータによって決定され、前記第4パラメータは、前記第1リソースプールで伝送された前記第1制御チャネルの時間領域リソースが占める時間領域シンボルの数または時間ユニットの数を指示する。
【0453】
どの時間ユニットに前記第1リソースプールの時間領域リソースが含まれているかを決定した後、1つの時間ユニット上のどの時間領域シンボルが前記第1制御チャネルを伝送するために使用されるかを決定する必要もあり、そのため、1つの時間ユニット内で、前記第1制御チャネルに対応する時間領域の長さ情報および時間領域リソースの開始位置を決定する必要がある。
【0454】
ここで、前記第1リソースプールで伝送された前記第1制御チャネルの時間領域の長さ情報は第4パラメータによって決定され、前記第4パラメータは、前記第1リソースプールで伝送された前記第1制御チャネルの時間領域リソースが占める時間領域シンボルの数または時間ユニットの数を指示する。一実施形態において、前記1つの時間ユニットはM(Mは整数であり、M>1)個の時間領域シンボルを含み、前記第1制御チャネルは
の時間領域シンボルを占める。例を挙げると、1つのサブフレームまたはタイムスロットにおいて、PSCCHはP個の時間領域シンボルを占めることができ、P<14、好ましくは、P=2またはP=3またはP=4である。さらに例を挙げると、時間ユニットの粒度がsTTIである場合、PSCCHは、1つのsTTIの長さを占め、またはQ個の時間領域シンボルを占めることができ、Qは、sTTIシンボルの数より小さい正の整数であり、例えば、1つのsTTIは7個の時間領域シンボルを含み、Qは3または4に等しい場合がある。1つのsTTIが3または4つの時間領域シンボルを含む場合、PSCCHは、1つのsTTIの長さ、即ち、3、4つのOFDMシンボルを占める。
【0455】
本願実施例では、前記第1制御チャネルの時間領域リソースを決定するには、前記第1制御チャネルの時間領域リソースが占める時間領域シンボルの数を決定する以外にも、前記第1制御チャネルの時間領域リソースの開始位置または終了位置を決定する必要があり、事前に構成され、またはネットワークによって構成される方式で、1つの時間ユニットにおける前記第1制御チャネルの時間領域開始位置または終了位置を決定することができる。具体的に、以下の方式により、前記第1制御チャネルの時間領域リソースの開始位置または終了位置を決定することができる。
【0456】
1、前記第1リソースプールで伝送された前記第1制御チャネルの時間領域リソースの開始位置は、1つの時間ユニットの最初の時間領域シンボルに位置する。
【0457】
例を挙げると、上述の1.3)のK=1であると仮定し、即ち、各時間ユニットの全てがPSCCHを伝送するために使用される場合、PSCCHの時間領域リソースは、各時間ユニットの最初の時間領域シンボルから始める。ここで、前記時間ユニットの粒度は、サブフレーム、またはタイムスロット、またはsTTI、または固定時間長である。
【0458】
さらに例を挙げると、時間ユニットの粒度がsTTIであると仮定し、1つのsTTIが7つのシンボルを含み、PSCCHが3つのシンボルを占める場合、sTTIの最初の3つのシンボルはPSCCHリソースであり、さらに、K個のsTTIごとに1つのPSCCHリソースが含まれる。1つのsTTIが3または4つのシンボルを含む場合(この場合、15kHzサブキャリア間隔において、1msは14個のシンボルに対応し、4つのsTTIに分割される)、PSCCHは、1つのsTTIの長さを占め、K個のsTTIごとに1つのPSCCHリソースが含まれ、例えば、K=4である場合、
図7(b)を参照する。
【0459】
2、前記第1リソースプールで伝送された前記第1制御チャネルの時間領域リソースの終了位置は、1つの時間ユニットの最後の時間領域シンボルに位置する。
【0460】
例を挙げると、上述の1.3)のK=1であると仮定し、即ち、各時間ユニットの全てがPSCCHを伝送するために使用される場合、PSCCHの時間領域リソースは、各時間ユニットの最後の時間領域シンボルで終了する。ここで、前記時間ユニットの粒度は、サブフレーム、またはタイムスロット、またはsTTI、または固定時間長である。
【0461】
例を挙げると、PSCCHは、1つの時間ユニットの最後のN個のシンボルに位置することができる。例えば、1つのサブフレームは、14個のシンボルを含み、1つのPSCCHはN=4つのシンボルを占め、1つのサブフレームにおいて、PSCCHは、当該サブフレームの最後の4つのシンボルを占めことができ、他のシンボルはPSSCH伝送に使用されることができる。さらに、当該サブフレームの最後のシンボルは、PSCCHまたはPSSCHの伝送に使用されることなく、ガード間隔(GP:Guard Period)として使用される。
【0462】
本願実施例では、上述の1.1)ないし1.4)の各パラメータを介して、第1リソースプールの時間領域リソースを決定することができ、これらに限定されず、1つのビットマップを介して、第1リソースプールの時間領域リソースを決定することもでき、具体的に、前記第1構成情報は第1ビットマップを含み、前記第1ビットマップは、前記第1リソースプールが占有する時間ユニットを決定するために使用される。さらに、前記第1ビットマップは、第1時間範囲内で周期的に重複する。
【0463】
例を挙げると、第1時間範囲は1つの無線フレーム周期(10240個のサブフレーム)、第1ビットマップは10ビットを含み、各ビットは1つのサブフレームが第1リソースプールに使用されるかどうかを指示し、当該ビットマップは無線フレーム周期内で周期的に重複し、それにより、1つの無線フレーム周期内のサブフレームのうち、第1リソースプールに使用されることができるのはどちらであるかを決定する。
【0464】
1.5)前記第1リソースプールの周波数領域リソースの開始位置は第5パラメータによって決定され、前記第5パラメータは、第1基準位置に対する前記第1リソースプールの周波数領域リソースの開始位置の周波数領域オフセット量を指示する。
【0465】
ここで、第1基準位置は、キャリアまたは帯域幅部分(BWP)の開始位置、または同期リソースの最も低いPRB位置など、他の決定された周波数領域位置であってもよく、周波数領域オフセット量および第1基準位置に基づいて、前記第1リソースプールの周波数領域リソースの開始位置を決定することができる。前記周波数領域オフセット量の粒度は、PRB、またはRBG、またはサブバンドである。
【0466】
例を挙げると、前記第1リソースプールの周波数領域リソースの開始位置は、キャリアまたは帯域幅部分(BWP)開始位置に対するオフセット量N_RB_RPであってもよく、最初のPSCCHリソースの開始位置はW*ceil(N_RB_RP/W)であり、ここで、ceil()は切り上げを表す、Wは1つの周波数領域ユニットに含まれたPRB数を表す。
【0467】
1.6)前記第1リソースプールの周波数領域リソースが占める周波数領域ユニットの数情報は第6パラメータによって決定され、前記第6パラメータは、前記第1リソースプールの周波数領域リソースが占める周波数領域ユニットの数を指示する。
【0468】
ここで、前記第6パラメータは、前記第1リソースプールの周波数領域リソースが占める周波数領域ユニットの数を指示する値である。前記周波数領域ユニットの粒度は、PRB、またはRBG、またはサブバンドである。以下で特に説明されてない限り、前記周波数領域ユニットの粒度は、PRB、またはRBG、またはサブバンドである。
【0469】
例を挙げると、1つのキャリア帯域幅は20MHzであり、100個のPRBを含み、周波数領域ユニットの粒度はサブバンドであり、各サブバンドは10個のPRBを含むと、サブバンドインデックス範囲は[0,9]であり、前記第1リソースプールの周波数領域リソース開始位置はサブバンド1であり、占められたサブバンド数は8であり、前記第1リソースプールの周波数領域リソースはサブバンド1からの8つのサブバンドを表す。
【0470】
1.7)前記第1リソースプールの周波数領域リソースに対応する周波数領域ユニットのサイズ情報は第7パラメータによって決定され、前記第7パラメータは、前記1つの周波数領域ユニットに含まれた物理リソースブロックの数を指示する。
【0471】
1.8)前記第1リソースプールで伝送された前記第1制御チャネルが占める周波数領域ユニットの数情報は第8パラメータによって決定され、前記第8パラメータは、前記第1制御チャネルが占める周波数領域ユニットの数を指示する。
【0472】
ここで、前記第8パラメータは、前記第1制御チャネルの周波数領域リソースが占める周波数領域ユニットの数を指示する値である。
【0473】
例を挙げると、各PSCCHリソースが周波数領域上で占めるリソースはサブバンドを粒度とし、各サブバンドはU個のPRBを含み、各PSCCHリソースはV個のサブバンドを占める。さらに、各PSCCHリソースが占めるPRB数は、U×Vより小さいか等しく、且つ2、3、5で整除できる最大整数である。
【0474】
例えば、U=5、V=8である場合、各PSCCHは40個のPRBを占める。
【0475】
例えば、U=10、V=7である場合、各PSCCHが占めるPRB数は、70より小さいか等しく、且つ2、3、5で整除できる最大整数であり、即ち、64であり、この場合、PSCCHは、当該PSCCHリソースの最も低いPRBインデックスからの64個のPRBを占める。
【0476】
2)前記第1構成情報は、前記第2リソースプールの時間領域リソースおよび/または周波数領域リソースを決定するために使用され、前記第1構成情報は、
前記第2リソースプールの時間領域リソースの開始位置情報、
前記第2リソースプールの時間領域リソースの長さ情報、
前記第2リソースプールで伝送された前記第1データチャネルの時間領域の長さ情報、
前記第2リソースプールの周波数領域リソースの開始位置情報、
前記第2リソースプールの周波数領域リソースが占める周波数領域ユニットの数情報、
前記第2リソースプールの周波数領域リソースに対応する周波数領域ユニットのサイズ情報、
前記第2リソースプールで伝送された前記第1データチャネルが占める周波数領域ユニットの数情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0477】
2.1)前記第2リソースプールの時間領域リソースの開始位置情報は第9パラメータによって決定され、前記第9パラメータは、前記第2リソースプール内の最初の時間ユニットの情報を指示する。
【0478】
ここで、前記第2リソースプールの最初の時間ユニットは、前記第1リソースプールの最初の時間ユニットと同じであってもよく、前記第1リソースプールの最初の時間ユニットと異なってもよい。前記第2リソースプールの最初の時間ユニットが前記第1リソースプールの最初の時間ユニットと同じである場合、前記第2リソースプールの時間領域リソースの開始位置情報に対して追加の構成を実行しなくてもよい。
【0479】
本願実施例では、前記第9パラメータは1つの時間インデックス情報であり、各時間インデックス情報は1つの時間ユニットに対応し、当該時間インデックス情報は1つの無線フレーム内のサブフレーム番号、または1つの無線フレーム周期内のサブフレーム番号などであってもよく、前記第9パラメータ内の時間インデックス情報を介して、前記第2リソースプール内の最初の時間ユニットの情報を決定することができる。例えば、1つの無線フレームは10個のサブフレームを含むため、サブフレーム番号範囲は[0,9]であり、第9パラメータがサブフレーム番号4である場合、前記第2リソースプール内の最初の時間ユニットは、1つの無線フレーム内のサブフレーム4である。さらに例えば、1つの無線フレーム周期は10240個のサブフレームを含み、サブフレーム番号範囲は[0,10239]であり、第9パラメータがサブフレーム番号100である場合、前記第2リソースプール内の最初の時間ユニットは、1つの無線フレーム周期内のサブフレーム100である。
【0480】
さらに例を挙げると、前記第9パラメータは時間オフセット量であり、前記時間オフセット量は、特定の決定時間に対するオフセットであり、例えば、無線フレーム周期の最初のサブフレーム、即ち、サブフレーム0に対するオフセットである。
【0481】
2.2)前記第2リソースプールの時間領域リソースの長さ情報は第10パラメータによって決定され、前記第10パラメータは、前記第2リソースプール内の前記第1データチャネルを伝送するための時間ユニット情報、または前記第1データチャネルを伝送するための時間ユニットの数を指示する。
【0482】
ここで、前記第2リソースプールの時間領域リソースの長さは時間ユニットを単位とする。前記第2リソースプールの時間領域リソースは、連続する複数の時間ユニットを占めることができ、複数の離散した時間ユニットを占めることもできる。前記第10パラメータは、前記第2リソースプールの時間領域リソースがどの時間ユニットに含まれているか、または前記第2リソースプールの時間領域リソースに含まれている時間ユニットの数を決定することができる。
【0483】
例を挙げると、前記第10パラメータは1つのビットマップを含み、当該ビットマップにおける各ビットは1つの時間ユニットに対応し、各ビットの値は、当該ビットに対応する時間ユニットに前記第2リソースプールの時間領域リソースが含まれているかを示し、例えば、特定のビットの値は0であり、これは、当該ビットに対応する時間ユニットに、前記第2リソースプールの時間領域リソースが含まれていないことを表し、特定のビットの値は1であり、これは、当該ビットに対応する時間ユニットに前記第2リソースプールの時間領域リソースが含まれていることを表す。このように、当該ビットマップに基づいて、前記第2リソースプールの時間領域リソースがどの時間ユニットに含まれているかを決定することができるため、前記第2リソースプールの時間領域リソースに含まれた時間ユニットの数を決定する。さらに、前記ビットマップは周期性に重複し、それにより、全ての第2リソースプールの時間領域リソースを決定することができる。例えば、1つの無線フレーム周期は10240個のサブフレームを含み、前記ビットマップは10ビットを含み、それらは、10個のサブフレームに対応し、当該ビットマップは、無線フレーム周期内で周期性に重複することができ、それにより、無線フレーム周期内の全てのサブフレームが第2リソースプールに属するかどうかを決定することができる。
【0484】
さらに例を挙げると、前記第10パラメータは、前記第2リソースプールの時間領域リソースに含まれた時間ユニットの数を指示する値である。例えば、1つの無線フレーム周期では10240個のサブフレームを含み、前記第10パラメータは1024であり、これは、当該無線フレーム周期内に1024個のサブフレームが第2リソースプールに属することを示す。さらに、第2リソースプールの時間領域リソース開始位置情報と組み合わせて、当該時間領域リソース開始位置からの1024個のサブフレームが第2リソースプールに属することを示す。
【0485】
2.3)前記第2リソースプールで伝送された前記第1データチャネルの時間領域の長さ情報は第11パラメータによって決定され、前記第11パラメータは、前記第2リソースプールで伝送された前記第1データチャネルの時間領域リソースが占める時間領域シンボルの数または時間ユニットの数を指示する。
【0486】
1つの時間ユニットでは、第1制御チャネルが占める時間領域シンボルを除いて、残りの時間領域シンボルが第1データチャネルのリソースとして使用され、ここで、前記第2リソースプールで伝送された前記第1データチャネルの時間領域の長さ情報は第11パラメータによって決定され、前記第11パラメータは、前記第2リソースプールで伝送された前記第1データチャネルの時間領域リソースが占める時間領域シンボルの数を指示する。例を挙げると、PSSCHは、
の時間領域シンボルを占めることができる。
【0487】
例を挙げると、
図5(a)を参照すると、2番目のサブフレームによってスケジューリングされたPSSCHは、2番目のサブフレームのシンボルを占める。時間ユニットは、サブフレームを除いて、タイムスロットまたはsTTIまたは1つ固定時間長であってもよく、例えば、1msまたは0.5msなどである。特に、sTTIの場合、PSCCHが1つの時間ユニットの全てのシンボルを占めなかった場合、当該時間ユニットの残りのシンボルはPSSCHリソースであり、PSCCHが1つの時間ユニットの全てのシンボルを占める場合、当該時間ユニットにはPSSCHリソースがいない。PSSCHは、他の時間ユニットを占めることができる。
【0488】
さらに、1つのPSSCHは、連続する複数の時間ユニットを占めることができ、
図5(a)のように、3番目のサブフレームによってスケジューリングされたPSSCHは、第3のサブフレームおよび第4のサブフレームの2つのサブフレームのシンボルを占める。
【0489】
一実施例において、前記第11パラメータは、前記第1データチャネルが占める時間ユニットの数を指示する。例えば、1つの時間ユニットはsTTIであり、前記第1データチャネルは複数の連続するsTTIを占めることができ、この場合、第11パラメータは、前記第1データチャネルが占めるsTTIの数を指示する。
【0490】
本願実施例では、前記第1データチャネルの時間領域リソースを決定するには、前記第1データチャネルの時間領域リソースが占める時間領域シンボルの数を決定する以外にも、前記第1データチャネルの時間領域リソースの位置を決定する必要があり、事前に構成され、またはネットワークによって構成される方式で、1つの時間ユニットにおける前記第1データチャネルの時間領域開始位置または終了位置を決定することができる。具体的に、以下の方式により、前記第1データチャネルの時間領域リソースの位置を決定することができる。
【0491】
1、前記第1データチャネルの時間領域リソースの開始位置は、1つの時間ユニット内の前記第1制御チャネルが占有する最後の時間領域シンボルの次の時間領域シンボルに位置し、さらに、前記第1制御チャネルが占有する最後の時間領域シンボルが1つの時間ユニットの最後の時間領域シンボルである場合、前記第1データチャネルの時間領域リソースの開始位置は、前記1つの時間ユニットの次の時間ユニットの最初の時間領域シンボルに位置し、または、
2、前記第1制御チャネルの時間領域リソースの開始位置は、1つの時間ユニット内の前記第1データチャネルが占有する最後の時間領域シンボルの次の時間領域シンボルに位置し、さらに、前記第1データチャネルが占有する最後の時間領域シンボルが1つの時間ユニットの最後の時間領域シンボルである場合、前記第1制御チャネルの時間領域リソースの開始位置は、前記1つの時間ユニットの次の時間ユニットの最初の時間領域シンボルに位置する。
【0492】
例示的に、本願実施例の技術案では、前記第1データチャネルが占める最後の時間ユニットの最後の時間領域シンボルは、データを伝送するために使用することではなく、GPとして使用される。さらに、1つのPSSCHが、連続する複数の時間ユニットを占める場合、最後の時間ユニットの最後のシンボルのみGPとして使用される。
【0493】
例示的に、本願実施例の技術案では、前記第1制御チャネルが占める時間ユニットの最後の時間領域シンボルは、制御情報を伝送するために使用することではなく、GPとして使用される。
【0494】
本願実施例では、上述の2.1)ないし2.3)の各パラメータを介して、第2リソースプールの時間領域リソースを決定することができ、これらに限定されず、1つのビットマップを介して、第2リソースプールの時間領域リソースを決定することもでき、具体的に、前記第1構成情報は第2ビットマップを含み、前記第2ビットマップは、前記第2リソースプールが占有する時間ユニットを決定するために使用される。さらに、前記第2ビットマップは、第2時間範囲内で周期的に重複する。
【0495】
例を挙げると、第2時間範囲は1つの無線フレーム周期(10240個のサブフレーム)、第2ビットマップは10ビットを含み、各ビットは1つのサブフレームが第2リソースプールに使用されるかどうかを指示し、当該ビットマップは無線フレーム周期内で周期的に重複し、それにより、1つの無線フレーム周期内のサブフレームのうち、第2リソースプールに使用されるのはどちらであるかを決定する。
【0496】
2.4)前記第2リソースプールの周波数領域リソースの開始位置は第12パラメータによって決定され、前記第12パラメータは、第2基準位置に対する前記第1リソースプールの周波数領域リソースの開始位置の周波数領域オフセット量を指示する。
【0497】
ここで、第1基準位置は、キャリアまたは帯域幅部分(BWP)の開始位置であってもよく、周波数領域オフセット量および第1基準位置に基づいて、前記第2リソースプールの周波数領域リソースの開始位置を決定することができる。前記周波数領域オフセット量の粒度は、PRB、またはRBG、またはサブバンドである。
【0498】
例を挙げると、前記第2リソースプールの周波数領域リソースの開始位置は、キャリアまたは帯域幅部分(BWP)開始位置に対するオフセット量N_RB_RPであってもよく、最初のPSSCHリソースの開始位置はH*ceil(N_RB_RP/H)であり、ここで、ceil()は切り上げを表す、Hは1つの周波数領域ユニットに含まれたPRB数を表す。
【0499】
2.5)前記第2リソースプールの周波数領域リソースが占める周波数領域ユニットの数情報は第13パラメータによって決定され、前記第13パラメータは、前記第2リソースプールの周波数領域リソースが占める周波数領域ユニットの数を指示する。
【0500】
ここで、前記第13パラメータは、前記第2リソースプールの周波数領域リソースが占める周波数領域ユニットの数を指示する値である。
【0501】
例を挙げると、各PSSCHリソースが周波数領域上で占めるリソースはサブバンドを粒度とし、各サブバンドはR個のPRBを含み、各PSSCHリソースはS個のサブバンドを占める。さらに、各PSSCHリソースが占めるPRB数は、R×Sより小さいか等しく、且つ2、3、5で整除できる最大整数である。
【0502】
例を挙げると、1つのキャリア帯域幅は20MHzであり、100個のPRBを含み、周波数領域ユニットの粒度はサブバンドであり、各サブバンドは10個のPRBを含むと、サブバンドインデックス範囲は[0,9]であり、前記第2リソースプールの周波数領域リソース開始位置はサブバンド1であり、占められたサブバンド数は8であり、前記第2リソースプールの周波数領域リソースはサブバンド1からの8つのサブバンドを表す。
【0503】
2.6)前記第2リソースプールの周波数領域リソースに対応する周波数領域ユニットのサイズ情報は第14パラメータによって決定され、前記第14パラメータは、前記1つの周波数領域ユニットに含まれた物理リソースブロックの数を指示する。
【0504】
2.7)前記第2リソースプールで伝送された前記第1データチャネルが占める周波数領域ユニットの数情報は第15パラメータによって決定され、前記第15パラメータは、前記第1データチャネルが占める周波数領域ユニットの数を指示する。
【0505】
ここで、前記第15パラメータは、前記第1データチャネルの周波数領域リソースが占める周波数領域ユニットの数を指示する値である。前記周波数領域ユニットの粒度は、PRB、またはRBG、またはサブバンドである。
【0506】
例を挙げると、各PSSCHリソースが周波数領域上で占めるリソースはサブバンドを粒度とし、各サブバンドはR個のPRBを含み、各PSSCHリソースはS個のサブバンドを占める。さらに、各PSSCHリソースが占めるPRB数は、R×Sより小さいか等しく、且つ2、3、5で整除できる最大整数である。
【0507】
例えば、R=6、S=8である場合、各PSSCHは40個のPRBを占める。
【0508】
例えば、R=10、S=7である場合、各PSSCHが占めるPRB数は、70より小さいか等しく、且つ2、3、5で整除できる最大整数であり、即ち、64であり、この場合、PSSCHは、当該PSSCHリソースの最も低いPRBインデックスからの64個のPRBを占める。
【0509】
本願実施例では、前記第1リソースプールと前記第2リソースプールの間の関係は、前記第1リソースプールおよび前記第2リソースプールが占める時間領域リソースが異なることに限定されない。
【0510】
前記第1リソースプールと前記第2リソースプールの関係は、占める時間領域リソースが異なることに限定されず、前記第1リソースプールの時間領域リソースは、前記第2リソースプールの時間領域リソースの1つのサブセットであってもよく、例えば、1つのサブフレームにとって、第2リソースプールは、サブフレーム全体を占め、第1リソースプールは、当該サブフレームの最初のN個のシンボルを占める。
【0511】
本願実施例では、前記第1リソースプールおよび前記第2リソースプールは、
前記第1リソースプールと前記第2リソースプールの周波数領域リソースの開始位置が同じまたは異なること、
前記第1リソースプールの周波数領域リソースの周波数領域ユニットと前記第2リソースプールの周波数領域リソースの周波数領域ユニットのサイズが同じまたは異なること、
前記第1制御チャネルおよび前記第1制御チャネルに対応する第1データチャネルが時分割の伝送を実行すること、
前記第1制御チャネルおよび前記第1制御チャネルに対応する第1データチャネルの時間領域するかリソースが隣接しているか、隣接していないこと、
前記第1制御チャネルと前記第1制御チャネルに対応する第1データチャネルの時間領域リソース開始位置が一対一の対応関係を有すること、
前記第1制御チャネルと前記第1制御チャネルに対応する第1データチャネルの周波数領域リソース開始位置が一対一の対応関係を有すること、
前記第1制御チャネルと前記第1制御チャネルに対応する第1データチャネルの周波数領域リソースの開始位置が同じまたは異なること、
前記第1制御チャネルと前記第1制御チャネルに対応する第1データチャネルの周波数領域リソースの長さが同じまたは異なることのうちの少なくとも1つの特徴を満たす。
【0512】
上記の技術案では、前記第1制御チャネルおよび前記第1制御チャネルに対応する第1データチャネルが時分割の伝送を実行することは、次の実現形態を有することができる。
【0513】
a)前記第1データチャネルおよび前記第1制御チャネルに対応する第1データチャネルが、1つの時間ユニットで時分割の伝送を実行することを含み、前記第1制御チャネルは、前記時間ユニット内のA個の時間領域シンボルを占め、前記第1データチャネルは、前記時間ユニット内のB個の時間領域シンボルを占め、前記第1制御チャネルおよび前記第1データチャネルの時間領域リソースは重複せず、
Cは、1つの時間ユニット内の時間領域シンボルの数であり、前記時間ユニットの粒度は、タイムスロット、サブフレーム、sTTIまたは他の固定時間長である。
【0514】
例を挙げると、
図5(a)に示されたように、1つの時間ユニットは、C=14個の時間領域シンボルを含み、第1データチャネルと第1制御チャネルは、同一の時間ユニットを占め、ここで、第1制御チャネルは、当該時間ユニットの最初から2番目の時間領域シンボルを占め、第1データチャネルは、当該時間ユニットの3番目から14番目の時間領域シンボルを占める。第1データチャネルと第1制御チャネルの時間領域リソースが重複しない場合、連続する時間領域シンボルを占めてもよく、連続しない時間領域シンボルを占めてもよいことに留意されたい。例えば、第1制御チャネルは、当該時間ユニットの最初から2番目の時間領域シンボルを占め、第1データチャネルは、当該時間ユニットの3番目から14番目の時間領域シンボルを占める。
【0515】
b)前記第1制御チャネルが第1時間ユニット内で伝送し、前記第1データチャネルが第2時間ユニット内で伝送し、ここで、前記第1制御チャネルは、前記第1時間ユニット内のA個の時間領域シンボルを占め、前記第1データチャネルは、前記第2時間ユニット内のB個の時間領域シンボルを占め、
Cは、1つの時間ユニット内の時間領域シンボルの数であり、前記時間ユニットの粒度は、タイムスロット、サブフレーム、sTTIまたは他の固定時間長である。
【0516】
例を挙げると、
図7(b)に示されたように、1つの時間ユニットは、C=14個の時間領域シンボルを含み、第1データチャネルと第1制御チャネルは、異なる時間ユニットを占め、ここで、第1制御チャネルは、第1時間ユニットの1番目から2番目の時間領域シンボルを占め、第1データチャネルは、第2時間ユニットの3番目から14番目の時間領域シンボルを占める。第1データチャネルおよび第1制御チャネルは、連続する時間領域シンボルを占めてもよく、連続しない時間領域シンボルを占めてもよいことに留意されたい。
【0517】
さらに例を挙げると、
図5(b)に示されたように、1つの時間ユニットは、C=14個の時間領域シンボルを含み、第1データチャネルと第1制御チャネルは、異なる時間ユニットを占め、ここで、第1制御チャネルは、第1時間ユニットの全ての時間領域シンボルを占め、第1データチャネルは、第2時間ユニットの全ての時間領域シンボルを占める。
【0518】
本願実施例では、前記第1制御チャネルが占める時間領域リソースは、前記第1制御チャネルに対応する第1データチャネルが占める時間領域リソースより小さい。
【0519】
本願実施例では、前記第1制御チャネルが占める時間領域リソースは、前記第1制御チャネルに対応する第1データチャネルが占める時間領域リソースの1つのサブセットである。
【0520】
本願実施例では、前記第1制御チャネルが、1つの時間ユニット内のA個の時間領域シンボルを占め、前記第1データチャネルが、前記時間ユニット内のB個の時間領域シンボルを占め、前記第1制御チャネルおよび前記第1データチャネルの時間領域リソースが、少なくとも部分的に重複し、
Cは、1つの時間ユニット内の時間領域シンボルの数である。
【0521】
一実施形態において、前記第1構成情報は第1指示情報を含み、前記第1指示情報は、前記第1制御チャネルと前記第1制御チャネルに対応する第1データチャネルの時間領域位置関係を決定するために使用される。具体的に、前記第1指示情報が第1時間領域位置関係を指示する場合、前記第1制御チャネルおよび前記第1制御チャネルによってスケジューリングされた第1データチャネルの時間領域リソースが隣接することを示し、前記第1指示情報が第2時間領域位置関係を指示する場合、前記第1制御チャネルおよび前記第1制御チャネルによってスケジューリングされた第1データチャネルの時間領域リソースが隣接しないことを示す。
【0522】
一実施形態において、前記第1構成情報は第2指示情報を含み、前記第2指示情報は、前記第1制御チャネルおよび前記第1制御チャネルに対応する第1データチャネルのスケジューリングタイプを決定するために使用される。具体的に、前記第1指示情報が第1スケジューリングタイプを指示する場合、前記第1制御チャネルが同じ時間ユニット内の前記第1データチャネルをスケジューリングすることを示し、前記第1指示情報が第2スケジューリングタイプを指示する場合、前記第1制御チャネルは異なる時間ユニット内の前記第1データチャネルをスケジューリングすることを示す。
【0523】
一実施形態において、前記第1構成情報は第3指示情報を含み、前記第3指示情報は、前記第1リソースプールおよび/または前記第2リソースプールの基本的なパラメータセットを指示する。
【0524】
ここで、基本的なパラメータセットはサブキャリア間隔および/またはサイクリックプレフィックス(CP:Cyclic Prefix)タイプを含み、ここで、サブキャリア間隔は、例えば、15kHz、30kHz、60kHz、120kHzなどであり、CPタイプは、例えば、通常のCP、拡張CPである。
【0525】
例を挙げると、前記第3指示情報は、前記第1リソースプールのサブキャリア間隔が30kHzであり、正常のCPであることを指示し、または、前記第3指示情報は、前記第2リソースプールのサブキャリア間隔が60kHzであり、正常のCPであることを指示し、または、前記第3指示情報は、前記第1リソースプールのサブキャリア間隔が30kHzであり、正常のCPであることを指示する同時に、前記第2リソースプールのサブキャリア間隔が60kHzであり、正常のCPであることを指示する。
【0526】
一実施形態において、前記第1構成情報は第4指示情報を含み、前記第4指示情報は、同期ソースタイプ情報を指示する。
【0527】
ここで、同期ソースタイプは、GNSS、eNBまたはgNB、UEなどを含む。
【0528】
一実施形態において、前記方法は、
前記第1端末が、第2構成情報を取得することであって、前記第2構成情報はタイムスロットフォーマットを指示することと、
前記第1端末が、第1基準を取得することであって、前記第1基準は、アップリンクシンボル、および/または柔軟なシンボル、および/またはダウンリンクシンボルがサイドリンク伝送に使用されることができることを指示することと、
前記第1端末が、前記第1基準、前記第1構成情報および前記第2構成情報に従って、前記第1リソースプールおよび/または前記第2リソースプールの時間領域リソースを決定することとをさらに含む。
【0529】
さらに、前記第1端末が、前記第1基準、前記第1構成情報および前記第2構成情報に従って、前記第1リソースプールおよび/または前記第2リソースプールの時間領域リソースを決定することは、
前記第1端末が、前記第1構成情報に従って、第1リソースプールおよび/または第2リソースプールに含まれた第1時間ユニットを決定することと、
前記第1端末が、前記第1基準および前記第2構成情報に従って、前記第1時間ユニットにおいて、サイドリンク伝送に利用可能な時間領域リソースが第1セットであると決定することと、
前記第1端末が、前記第1構成情報に従って、前記第1時間ユニットにおいて、前記第1リソースプールおよび/または前記第2リソースプールに利用可能な時間領域リソースが第2セットであることを決定することと、
前記第1端末が、前記第1セットと前記第2セットの共通部分を前記第1リソースプールおよび/または前記第2リソースプールの時間領域リソースとして使用することとを含む。
【0530】
例を挙げると、サイドリンクおよびアップリンクリンク共有伝送リソース、即ち、アップリンクキャリアまたはアップリンクタイムスロットでサイドリンクのデータを伝送し、NRシステムにおいて、基地局と端末間のリンクのタイムスロット構造は非常に柔軟であり、1つのタイムスロットは、アップリンク(UL)シンボル、ダウンリンク(DL)シンボル、柔軟な(Flexible)シンボルを含み得、1つのタイムスロットのUL、および/またはDL、および/またはflexibleシンボルがSLの伝送に使用されるように事前に構成され、またはネットワークによって構成される(即ち、第1基準)ことができ、この場合、リソースプール構成情報に従って、リソースプールが位置する時間ユニットを決定し、当該時間ユニット内の第1制御チャネルおよび/または第1データチャネルに使用される時間領域リソース(即ち、どのシンボルがSL伝送に使用されることができるか)、即ち、第2セットを決定することができ、タイムスロット構造構成情報および第1基準を組み合わせて、当該時間ユニット内のSL伝送に使用されることができる時間領域リソース、即ち、第1セットを決定し、当該第1セットと第2セットの共通部分は、第1制御チャネルまたは第1データチャネルの時間領域リソースである。
【0531】
例えば、第1データチャネルのリソースプール構成情報は、各タイムスロットが第1データチャネル伝送に使用されることができるように構成し、各タイムスロットにおいて、最後の8つの時間領域シンボルは第1データチャネルを伝送するために使用される。第1基準は、flexibleおよびULシンボルがサイドリンク伝送に使用されることができることを指示し、タイムスロット構造構成情報が1つのタイムスロットに対して構成したタイムスロットフォーマットは、D D F F F F F F F F U U U Uであり、ここで、Dはダウンリンクシンボルを表し、Uはアップリンクシンボルを表し、Fは柔軟なシンボルを表す。
【0532】
第1基準およびタイムスロット構造構成情報を組み合わせると、第1セットは当該タイムスロット内の最後の12個のシンボルであり、即ち、{F F F F F F F F U U U U}であり、リソースプール構成情報に基づき、第2セットは、当該タイムスロット内の最後の8つの時間領域シンボルであり、即ち、{F F F F U U U U}であり、前記第1セットと第2セットの共通部分は最後の8つの時間領域シンボルであり、即ち、{F F F F U U U U}であり、当該タイムスロットにおける第1データチャネルの時間領域リソースは最後の8つの時間領域シンボルである。
【0533】
さらに例えば、第1データチャネルのリソースプール構成情報は、各タイムスロットが第1データチャネル伝送に使用されることができるように構成し、各タイムスロットにおいて、最後の8つの時間領域シンボルは第1データチャネルを伝送するために使用される。第1基準は、ULシンボルがサイドリンク伝送に使用されることができることを指示し、タイムスロット構造構成情報が1つのタイムスロットに対して構成したタイムスロットフォーマットは、D D F F F F F F F F U U U Uであり、ここで、Dはダウンリンクシンボルを表し、Uはアップリンクシンボルを表し、Fは柔軟なシンボルを表す。
【0534】
第1基準およびタイムスロット構造構成情報を組み合わせると、第1セットは当該時間ユニット内の最後の4個のシンボルであり、即ち、{U U U U}であり、リソースプール構成情報に基づき、第2セットは、当該タイムスロット内の最後の8つの時間領域シンボルであり、即ち、{F F F F U U U U}であり、前記第1セットと第2セットの共通部分は最後の4つの時間領域シンボルであり、即ち、{U U U U}であり、当該タイムスロットにおける第1データチャネルの時間領域リソースは最後の4つの時間領域シンボルである。
【0535】
上記の実施例において、前記第1構成情報、第2構成情報、第1基準等は、事前に構成され、またはネットワークによって構成される。
【0536】
各時間ユニットにおける前記第1リソースプールが利用可能な時間領域リソースは同じであってもよく、または異なってもよく、各時間ユニットにおける前記第2リソースプールが利用可能な時間領域リソースは同じであってもよく、または異なってもよいことを理解されたい。例えば、第1時間ユニットにおける前記第2リソースプールが利用可能な時間領域リソースは、当該時間ユニット内の最後の8つの時間領域シンボルであり、第2時間ユニットにおいて利用可能な時間領域リソースは、当該時間ユニット内の最後の4つの時間領域シンボルである。
【0537】
前記第1リソースプールの時間領域リソースおよび/または周波数領域リソースの構成パラメータは、前記第2リソースプールの時間領域リソースおよび/または周波数領域リソースの構成パラメータによって暗黙的に決定されることができる場合、前記第1構成情報は、前記対応する構成パラメータを含まないことができる。または、前記第2リソースプールの時間領域リソースおよび/または周波数領域リソースの構成パラメータは、前記第1リソースプールの時間領域リソースおよび/または周波数領域リソースの構成パラメータによって暗黙的に決定されることができる場合、前記第1構成情報は、前記対応する構成パラメータを含まないことができる。例えば、第1リソースプールが1つのサブフレームの最初のN個のシンボルを占め、第2リソースプールが当該サブフレームの残りのシンボルを占めるなど、前記第1リソースプールおよび前記第2リソースプールが占める時間ユニットが同じである場合、ネットワークが、第1リソースプールの時間領域リソースの開始位置情報および長さ情報を構成すると、第2リソースプールの時間領域リソースの開始位置情報および長さ情報を構成する必要がない。または、前記第1制御チャネルおよびそれに対応するデータチャネルが占める周波数領域のサイズが同じである場合、ネットワークが、前記第1制御チャネルが占める周波数領域ユニットの数情報および周波数領域ユニットのサイズ情報を構成すると、第2リソースプールで伝送されたデータチャネルが占める周波数領域ユニットの数情報および周波数領域ユニットのサイズ情報を構成する必要がない。
【0538】
本願実施例の技術案によれば、PSCCHリソースプールおよび/またはPSSCHリソースプールに対して構成することにより、遅延を低下させる同時に、Rel-15受信側検出の複雑さを増やすことなく、リソースセンシングおよび選択プロセスを実行するためのRel-14端末に影響を与えることもない。
【0539】
図8(c)は、本願実施例のリソースの構成装置の構成の概略的な構造図であり、
図8(c)に示されたように、前記装置は、
第1構成情報を取得するように構成される取得ユニット8013であって、前記第1構成情報は、第1リソースプールの時間領域リソースおよび/または周波数領域リソース、および/または、第2リソースプールの時間領域リソースおよび/または周波数領域リソースを決定するために使用される取得ユニット8013を備え、
ここで、前記第1リソースプール内のリソースは第1制御チャネルを伝送することができ、前記第1制御チャネルはサイドリンク制御情報を伝送するために使用され、前記第2リソースプール内のリソースは第1データチャネルを伝送することができ、前記第1データチャネルはサイドリンクデータを伝送するために使用される。
【0540】
本願実施例では、端末間のリンクはサイドリンクと呼ばれ、端末間で伝送される制御情報はサイドリンク制御情報と呼ばれ、当該サイドリンク制御情報はサイドリンク制御チャネル(即ち、第1制御チャネル)によって搬送され、端末間で伝送されるデータはサイドリンクデータであり、当該サイドリンクデータはサイドリンクデータチャネル(即ち、第1データチャネル)によって搬送される。
【0541】
一実施形態において、前記第1制御チャネルはPSCCHと呼ばれ、前記第1データチャネルはPSSCHと呼ばれ、前記第1制御チャネルを伝送することができるリソースセットは第1リソースプール(即ち、PSCCHリソースプール)と呼ばれ、前記第1データチャネルを伝送することができるリソースセットは第2リソースプール(即ち、PSSCHリソースプール)と呼ばれ、前記第1リソースプールおよび前記第2リソースプールは時分割されたものである。
【0542】
本願実施例では、前記第1リソースプールまたは前記第2リソースプールは、伝送リソースのセットであり、LTE-V2Xにおけるリソースプールであってもよく、NRシステムにおけるBWPであってもよく、または伝送リソースセットを示すことができる他の物理量であってもよく、本願はこれらに対して限定しない。
【0543】
本願実施例では、前記第1リソースプールの時間領域リソースおよび/または周波数領域リソース、および/または、第2リソースプールの時間領域リソースおよび/または周波数領域リソースは、第1構成情報によって構成され、一実施形態において、前記第1構成情報はネットワーク機器によって構成されるか、事前に構成される。ここで、第1構成情報は、前記第1リソースプールの時間領域リソースおよび/または周波数領域リソースを独立して構成することができ、前記第2リソースプールの時間領域リソースおよび/または周波数領域リソースを独立して構成することもでき、さらに、前記第1リソースプールおよび前記第2リソースプールの時間領域リソースおよび/または周波数領域リソースを同時に構成することもできる。
【0544】
以下、第1構成情報が2つのリソースプールの時間領域リソースおよび/または周波数領域リソースをどうやって構成するかについて説明する。
【0545】
1)前記第1構成情報は、前記第1リソースプールの時間領域リソースおよび/または周波数領域リソースを決定するために使用され、前記第1構成情報は、
前記第1リソースプールの時間領域リソースの開始位置情報、
前記第1リソースプールの時間領域リソースの長さ情報、
前記第1リソースプールの時間領域リソースの密度情報、
前記第1リソースプールで伝送された前記第1制御チャネルの時間領域の長さ情報、
前記第1リソースプールの周波数領域リソースの開始位置情報、
前記第1リソースプールの周波数領域リソースが占める周波数領域ユニットの数情報、
前記第1リソースプールの周波数領域リソースに対応する周波数領域ユニットのサイズ情報、
前記第1リソースプールで伝送された前記第1制御チャネルが占める周波数領域ユニットの数情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0546】
1.1)前記第1リソースプールの時間領域リソースの開始位置情報は第1パラメータによって決定され、前記第1パラメータは、前記第1リソースプール内の最初の時間ユニットの情報を指示する。前記時間ユニットの粒度は、サブフレーム、またはタイムスロット、またはsTTI、または固定時間長である。以下で特に説明されてない限り、前記時間ユニットの粒度は、サブフレーム、またはタイムスロット、またはsTTI、または固定時間長である。
【0547】
例を挙げると、前記第1パラメータは1つの時間インデックス情報であり、各時間インデックス情報は1つの時間ユニットに対応し、当該時間インデックス情報は1つの無線フレーム内のサブフレーム番号、または1つの無線フレーム周期内のサブフレーム番号などであってもよく、前記第1パラメータ内の時間インデックス情報を介して、前記第1リソースプール内の最初の時間ユニットの情報を決定することができる。例えば、1つの無線フレームは10個のサブフレームを含むため、サブフレーム番号範囲は[0,9]であり、第1パラメータがサブフレーム番号7である場合、前記第1リソースプール内の最初の時間ユニットは、1つの無線フレーム内のサブフレーム7である。さらに例えば、1つの無線フレーム周期は10240個のサブフレームを含み、サブフレーム番号範囲は[0,10239]であり、第1パラメータがサブフレーム番号100である場合、前記第1リソースプール内の最初の時間ユニットは、1つの無線フレーム周期内のサブフレーム100である。
【0548】
さらに例を挙げると、前記第1パラメータは時間オフセット量であり、前記時間オフセット量は、特定の決定時間に対するオフセットであり、例えば、無線フレーム周期の最初のサブフレーム、即ち、サブフレーム0に対するオフセットである。
【0549】
1.2)前記第1リソースプールの時間領域リソースの長さ情報は第2パラメータによって決定され、前記第2パラメータは、前記第1リソースプール内の前記第1制御チャネルを伝送するための時間ユニット情報、または前記第1制御チャネルを伝送するための時間ユニットの数を指示する。
【0550】
ここで、前記第1リソースプールの時間領域リソースの長さは時間ユニットを単位とする。前記第1リソースプールの時間領域リソースは、連続する複数の時間ユニットを占めることができ、複数の離散した時間ユニットを占めることもできる。前記第2パラメータは、前記第1リソースプールの時間領域リソースがどの時間ユニットに含まれているか、または前記第1リソースプールの時間領域リソースに含まれている時間ユニットの数を決定することができる。
【0551】
例を挙げると、前記第2パラメータは1つのビットマップを含み、当該ビットマップにおける各ビットは1つの時間ユニットに対応し、各ビットの値は、当該ビットに対応する時間ユニットに前記第1リソースプールの時間領域リソースが含まれているかを示し、例えば、特定のビットの値は0であり、これは、当該ビットに対応する時間ユニットに、前記第1リソースプールの時間領域リソースが含まれていないことを表し、特定のビットの値は1であり、これは、当該ビットに対応する時間ユニットに前記第1リソースプールの時間領域リソースが含まれていることを表す。このように、当該ビットマップに基づいて、前記第1リソースプールの時間領域リソースがどの時間ユニットに含まれているかを決定することができるため、前記第1リソースプールの時間領域リソースに含まれた時間ユニットの数を決定する。さらに、前記ビットマップは周期性に重複し、それにより、全ての第1リソースプールの時間領域リソースを決定することができる。例えば、1つの無線フレーム周期は10240個のサブフレームを含み、前記ビットマップは10ビットを含み、それらは、10個のサブフレームに対応し、当該ビットマップは、無線フレーム周期内で周期性に重複することができ、それにより、無線フレーム周期内の全てのサブフレームが第1リソースプールに属するかどうかを決定することができる。
【0552】
さらに例を挙げると、前記第2パラメータは、前記第1リソースプールの時間領域リソースに含まれた時間ユニットの数を指示する値である。例えば、1つの無線フレーム周期では10240個のサブフレームを含み、前記第2パラメータは1024であり、これは、当該無線フレーム周期内に1024個のサブフレームが第1リソースプールに属することを示す。さらに、第1リソースプールの時間領域リソース開始位置情報と組み合わせて、当該時間領域リソース開始位置からの1024個のサブフレームが第1リソースプールに属することを示す。
【0553】
1.3)前記第1リソースプールの時間領域リソースの密度情報は第3パラメータによって決定され、前記第3パラメータは、
の時間ユニットごとに1つの時間ユニットが前記第1リソースプールにおける前記第1制御チャネルを伝送するための時間ユニットであることを指示する。
【0554】
例を挙げると、K=1の場合、各時間ユニットに前記第1リソースプールの時間領域リソースが含まれていることを表す。K=2の場合、最初の時間ユニットには前記第1リソースプールの時間領域リソースが含まれ、3番目の時間には前記第1リソースプールの時間領域リソースが含まれ、5番目の時間ユニットには前記第1リソースプールの時間領域リソースが含まれるなど、2個の時間ユニットのうち、1つの時間ユニットに前記第1リソースプールの時間領域リソースが含まれていることを表す。第3パラメータは、前記第1リソースプールの時間領域リソースの密度または周期を表す。
【0555】
例示的に、第1パラメータおよび第3パラメータを組み合わせて、前記第1リソースプールに含まれた全ての時間ユニットを決定することができる。例えば、前記第1パラメータは、前記第1リソースプールの最初の時間ユニットの位置を決定し、前記第3パラメータは、K個の時間ユニットごとに、1つの時間ユニットが前記第1制御チャネルを伝送するために使用されると決定する。したがって、第1パラメータおよび第3パラメータを組み合わせて、前記第1制御チャネルを伝送するための、最初の時間ユニットからのK個の時間ユニットを決定することができる。
【0556】
1.4)前記第1リソースプールで伝送された前記第1制御チャネルの時間領域の長さ情報は第4パラメータによって決定され、前記第4パラメータは、前記第1リソースプールで伝送された前記第1制御チャネルの時間領域リソースが占める時間領域シンボルの数または時間ユニットの数を指示する。
【0557】
どの時間ユニットに前記第1リソースプールの時間領域リソースが含まれているかを決定した後、1つの時間ユニット上のどの時間領域シンボルが前記第1制御チャネルを伝送するために使用されるかを決定する必要もあり、そのため、1つの時間ユニット内で、前記第1制御チャネルに対応する時間領域の長さ情報および時間領域リソースの開始位置を決定する必要がある。
【0558】
ここで、前記第1リソースプールで伝送された前記第1制御チャネルの時間領域の長さ情報は第4パラメータによって決定され、前記第4パラメータは、前記第1リソースプールで伝送された前記第1制御チャネルの時間領域リソースが占める時間領域シンボルの数または時間ユニットの数を指示する。一実施形態において、前記1つの時間ユニットはM(Mは整数であり、M>1)個の時間領域シンボルを含み、前記第1制御チャネルは
の時間領域シンボルを占める。例を挙げると、1つのサブフレームまたはタイムスロットにおいて、PSCCHはP個の時間領域シンボルを占めることができ、P<14、好ましくは、P=2またはP=3またはP=4である。さらに例を挙げると、時間ユニットの粒度がsTTIである場合、PSCCHは、1つのsTTIの長さを占め、またはQ個の時間領域シンボルを占めることができ、Qは、sTTIシンボルの数より小さい正の整数であり、例えば、1つのsTTIは7個の時間領域シンボルを含み、Qは3または4に等しい場合がある。1つのsTTIが3または4つの時間領域シンボルを含む場合、PSCCHは、1つのsTTIの長さ、即ち、3、4つのOFDMシンボルを占める。
【0559】
本願実施例では、前記第1制御チャネルの時間領域リソースを決定するには、前記第1制御チャネルの時間領域リソースが占める時間領域シンボルの数を決定する以外にも、前記第1制御チャネルの時間領域リソースの開始位置または終了位置を決定する必要があり、事前に構成され、またはネットワークによって構成される方式で、1つの時間ユニットにおける前記第1制御チャネルの時間領域開始位置または終了位置を決定することができる。具体的に、以下の方式により、前記第1制御チャネルの時間領域リソースの開始位置または終了位置を決定することができる。
【0560】
1、前記第1リソースプールで伝送された前記第1制御チャネルの時間領域リソースの開始位置は、1つの時間ユニットの最初の時間領域シンボルに位置する。
【0561】
例を挙げると、上述の1.3)のK=1であると仮定し、即ち、各時間ユニットの全てがPSCCHを伝送するために使用される場合、PSCCHの時間領域リソースは、各時間ユニットの最初の時間領域シンボルから始める。ここで、前記時間ユニットの粒度は、サブフレーム、またはタイムスロット、またはsTTI、または固定時間長である。
【0562】
さらに例を挙げると、時間ユニットの粒度がsTTIであると仮定し、1つのsTTIが7つのシンボルを含み、PSCCHが3つのシンボルを占める場合、sTTIの最初の3つのシンボルはPSCCHリソースであり、さらに、K個のsTTIごとに1つのPSCCHリソースが含まれる。1つのsTTIが3または4つのシンボルを含む場合(この場合、15kHzサブキャリア間隔において、1msは14個のシンボルに対応し、4つのsTTIに分割される)、PSCCHは、1つのsTTIの長さを占め、K個のsTTIごとに1つのPSCCHリソースが含まれ、例えば、K=4である場合、
図7(b)を参照する。
【0563】
2、前記第1リソースプールで伝送された前記第1制御チャネルの時間領域リソースの終了位置は、1つの時間ユニットの最後の時間領域シンボルに位置する。
【0564】
例を挙げると、上述の1.3)のK=1であると仮定し、即ち、各時間ユニットの全てがPSCCHを伝送するために使用される場合、PSCCHの時間領域リソースは、各時間ユニットの最後の時間領域シンボルで終了する。ここで、前記時間ユニットの粒度は、サブフレーム、またはタイムスロット、またはsTTI、または固定時間長である。
【0565】
例を挙げると、PSCCHは、1つの時間ユニットの最後のN個のシンボルに位置することができる。例えば、1つのサブフレームは、14個のシンボルを含み、1つのPSCCHはN=4つのシンボルを占め、1つのサブフレームにおいて、PSCCHは、当該サブフレームの最後の4つのシンボルを占めことができ、他のシンボルはPSSCH伝送に使用されることができる。さらに、当該サブフレームの最後のシンボルは、PSCCHまたはPSSCHの伝送に使用されることなく、GPとして使用される。
【0566】
本願実施例では、上述の1.1)ないし1.4)の各パラメータを介して、第1リソースプールの時間領域リソースを決定することができ、これらに限定されず、1つのビットマップを介して、第1リソースプールの時間領域リソースを決定することもでき、具体的に、前記第1構成情報は第1ビットマップを含み、前記第1ビットマップは、前記第1リソースプールが占有する時間ユニットを決定するために使用される。さらに、前記第1ビットマップは、第1時間範囲内で周期的に重複する。
【0567】
例を挙げると、第1時間範囲は1つの無線フレーム周期(10240個のサブフレーム)、第1ビットマップは10ビットを含み、各ビットは1つのサブフレームが第1リソースプールに使用されるかどうかを指示し、当該ビットマップは無線フレーム周期内で周期的に重複し、それにより、1つの無線フレーム周期内のサブフレームのうち、第1リソースプールに使用されることができるのはどちらであるかを決定する。
【0568】
1.5)前記第1リソースプールの周波数領域リソースの開始位置は第5パラメータによって決定され、前記第5パラメータは、第1基準位置に対する前記第1リソースプールの周波数領域リソースの開始位置の周波数領域オフセット量を指示する。
【0569】
ここで、第1基準位置は、キャリアまたは帯域幅部分(BWP)の開始位置、または同期リソースの最も低いPRB位置など、他の決定された周波数領域位置であってもよく、周波数領域オフセット量および第1基準位置に基づいて、前記第1リソースプールの周波数領域リソースの開始位置を決定することができる。前記周波数領域オフセット量の粒度は、PRB、またはRBG、またはサブバンドである。
【0570】
例を挙げると、前記第1リソースプールの周波数領域リソースの開始位置は、キャリアまたは帯域幅部分(BWP)開始位置に対するオフセット量N_RB_RPであってもよく、最初のPSCCHリソースの開始位置はW*ceil(N_RB_RP/W)であり、ここで、ceil()は切り上げを表す、Wは1つの周波数領域ユニットに含まれたPRB数を表す。
【0571】
1.6)前記第1リソースプールの周波数領域リソースが占める周波数領域ユニットの数情報は第6パラメータによって決定され、前記第6パラメータは、前記第1リソースプールの周波数領域リソースが占める周波数領域ユニットの数を指示する。
【0572】
ここで、前記第6パラメータは、前記第1リソースプールの周波数領域リソースが占める周波数領域ユニットの数を指示する値である。前記周波数領域ユニットの粒度は、PRB、またはRBG、またはサブバンドである。以下で特に説明されてない限り、前記周波数領域ユニットの粒度は、PRB、またはRBG、またはサブバンドである。
【0573】
例を挙げると、1つのキャリア帯域幅は20MHzであり、100個のPRBを含み、周波数領域ユニットの粒度はサブバンドであり、各サブバンドは10個のPRBを含むと、サブバンドインデックス範囲は[0,9]であり、前記第1リソースプールの周波数領域リソース開始位置はサブバンド1であり、占められたサブバンド数は8であり、前記第1リソースプールの周波数領域リソースはサブバンド1からの8つのサブバンドを表す。
【0574】
1.7)前記第1リソースプールの周波数領域リソースに対応する周波数領域ユニットのサイズ情報は第7パラメータによって決定され、前記第7パラメータは、前記1つの周波数領域ユニットに含まれた物理リソースブロックの数を指示する。
【0575】
1.8)前記第1リソースプールで伝送された前記第1制御チャネルが占める周波数領域ユニットの数情報は第8パラメータによって決定され、前記第8パラメータは、前記第1制御チャネルが占める周波数領域ユニットの数を指示する。
【0576】
ここで、前記第8パラメータは、前記第1制御チャネルの周波数領域リソースが占める周波数領域ユニットの数を指示する値である。
【0577】
例を挙げると、各PSCCHリソースが周波数領域上で占めるリソースはサブバンドを粒度とし、各サブバンドはU個のPRBを含み、各PSCCHリソースはV個のサブバンドを占める。さらに、各PSCCHリソースが占めるPRB数は、U×Vより小さいか等しく、且つ2、3、5で整除できる最大整数である。
【0578】
例えば、U=5、V=8である場合、各PSCCHは40個のPRBを占める。
【0579】
例えば、U=10、V=7である場合、各PSCCHが占めるPRB数は、70より小さいか等しく、且つ2、3、5で整除できる最大整数であり、即ち、64であり、この場合、PSCCHは、当該PSCCHリソースの最も低いPRBインデックスからの64個のPRBを占める。
【0580】
2)前記第1構成情報は、前記第2リソースプールの時間領域リソースおよび/または周波数領域リソースを決定するために使用され、前記第1構成情報は、
前記第2リソースプールの時間領域リソースの開始位置情報、
前記第2リソースプールの時間領域リソースの長さ情報、
前記第2リソースプールで伝送された前記第1データチャネルの時間領域の長さ情報、
前記第2リソースプールの周波数領域リソースの開始位置情報、
前記第2リソースプールの周波数領域リソースが占める周波数領域ユニットの数情報、
前記第2リソースプールの周波数領域リソースに対応する周波数領域ユニットのサイズ情報、
前記第2リソースプールで伝送された前記第1データチャネルが占める周波数領域ユニットの数情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0581】
2.1)前記第2リソースプールの時間領域リソースの開始位置情報は第9パラメータによって決定され、前記第9パラメータは、前記第2リソースプール内の最初の時間ユニットの情報を指示する。
【0582】
ここで、前記第2リソースプールの最初の時間ユニットは、前記第1リソースプールの最初の時間ユニットと同じであってもよく、前記第1リソースプールの最初の時間ユニットと異なってもよい。前記第2リソースプールの最初の時間ユニットが前記第1リソースプールの最初の時間ユニットと同じである場合、前記第2リソースプールの時間領域リソースの開始位置情報に対して追加の構成を実行しなくてもよい。
【0583】
本願実施例では、前記第9パラメータは1つの時間インデックス情報であり、各時間インデックス情報は1つの時間ユニットに対応し、当該時間インデックス情報は1つの無線フレーム内のサブフレーム番号、または1つの無線フレーム周期内のサブフレーム番号などであってもよく、前記第9パラメータ内の時間インデックス情報を介して、前記第2リソースプール内の最初の時間ユニットの情報を決定することができる。例えば、1つの無線フレームは10個のサブフレームを含むため、サブフレーム番号範囲は[0,9]であり、第9パラメータがサブフレーム番号4である場合、前記第2リソースプール内の最初の時間ユニットは、1つの無線フレーム内のサブフレーム4である。さらに例えば、1つの無線フレーム周期は10240個のサブフレームを含み、サブフレーム番号範囲は[0,10239]であり、第9パラメータがサブフレーム番号100である場合、前記第2リソースプール内の最初の時間ユニットは、1つの無線フレーム周期内のサブフレーム100である。
【0584】
さらに例を挙げると、前記第9パラメータは時間オフセット量であり、前記時間オフセット量は、特定の決定時間に対するオフセットであり、例えば、無線フレーム周期の最初のサブフレーム、即ち、サブフレーム0に対するオフセットである。
【0585】
2.2)前記第2リソースプールの時間領域リソースの長さ情報は第10パラメータによって決定され、前記第10パラメータは、前記第2リソースプール内の前記第1データチャネルを伝送するための時間ユニット情報、または前記第1データチャネルを伝送するための時間ユニットの数を指示する。
【0586】
ここで、前記第2リソースプールの時間領域リソースの長さは時間ユニットを単位とする。前記第2リソースプールの時間領域リソースは、連続する複数の時間ユニットを占めることができ、複数の離散した時間ユニットを占めることもできる。前記第10パラメータは、前記第2リソースプールの時間領域リソースがどの時間ユニットに含まれているか、または前記第2リソースプールの時間領域リソースに含まれている時間ユニットの数を決定することができる。
【0587】
例を挙げると、前記第10パラメータは1つのビットマップを含み、当該ビットマップにおける各ビットは1つの時間ユニットに対応し、各ビットの値は、当該ビットに対応する時間ユニットに前記第2リソースプールの時間領域リソースが含まれているかを示し、例えば、特定のビットの値は0であり、これは、当該ビットに対応する時間ユニットに、前記第2リソースプールの時間領域リソースが含まれていないことを表し、特定のビットの値は1であり、これは、当該ビットに対応する時間ユニットに前記第2リソースプールの時間領域リソースが含まれていることを表す。このように、当該ビットマップに基づいて、前記第2リソースプールの時間領域リソースがどの時間ユニットに含まれているかを決定することができるため、前記第2リソースプールの時間領域リソースに含まれた時間ユニットの数を決定する。さらに、前記ビットマップは周期性に重複し、それにより、全ての第2リソースプールの時間領域リソースを決定することができる。例えば、1つの無線フレーム周期は10240個のサブフレームを含み、前記ビットマップは10ビットを含み、それらは、10個のサブフレームに対応し、当該ビットマップは、無線フレーム周期内で周期性に重複することができ、それにより、無線フレーム周期内の全てのサブフレームが第2リソースプールに属するかどうかを決定することができる。
【0588】
さらに例を挙げると、前記第10パラメータは、前記第2リソースプールの時間領域リソースに含まれた時間ユニットの数を指示する値である。例えば、1つの無線フレーム周期では10240個のサブフレームを含み、前記第10パラメータは1024であり、これは、当該無線フレーム周期内に1024個のサブフレームが第2リソースプールに属することを示す。さらに、第2リソースプールの時間領域リソース開始位置情報と組み合わせて、当該時間領域リソース開始位置からの1024個のサブフレームが第2リソースプールに属することを示す。
【0589】
2.3)前記第2リソースプールで伝送された前記第1データチャネルの時間領域の長さ情報は第11パラメータによって決定され、前記第11パラメータは、前記第2リソースプールで伝送された前記第1データチャネルの時間領域リソースが占める時間領域シンボルの数または時間ユニットの数を指示する。
【0590】
1つの時間ユニットでは、第1制御チャネルが占める時間領域シンボルを除いて、残りの時間領域シンボルが第1データチャネルのリソースとして使用され、ここで、前記第2リソースプールで伝送された前記第1データチャネルの時間領域の長さ情報は第11パラメータによって決定され、前記第11パラメータは、前記第2リソースプールで伝送された前記第1データチャネルの時間領域リソースが占める時間領域シンボルの数を指示する。例を挙げると、PSSCHは、
の時間領域シンボルを占めることができる。
【0591】
例を挙げると、
図5(a)を参照すると、2番目のサブフレームによってスケジューリングされたPSSCHは、2番目のサブフレームのシンボルを占める。時間ユニットは、サブフレームを除いて、タイムスロットまたはsTTIまたは1つ固定時間長であってもよく、例えば、1msまたは0.5msなどである。特に、sTTIの場合、PSCCHが1つの時間ユニットの全てのシンボルを占めなかった場合、当該時間ユニットの残りのシンボルはPSSCHリソースであり、PSCCHが1つの時間ユニットの全てのシンボルを占める場合、当該時間ユニットにはPSSCHリソースがいない。PSSCHは、他の時間ユニットを占めることができる。
【0592】
さらに、1つのPSSCHは、連続する複数の時間ユニットを占めることができ、
図5(a)のように、3番目のサブフレームによってスケジューリングされたPSSCHは、第3のサブフレームおよび第4のサブフレームの2つのサブフレームのシンボルを占める。
【0593】
一実施例において、前記第11パラメータは、前記第1データチャネルが占める時間ユニットの数を指示する。例えば、1つの時間ユニットはsTTIであり、前記第1データチャネルは複数の連続するsTTIを占めることができ、この場合、第11パラメータは、前記第1データチャネルが占めるsTTIの数を指示する。
【0594】
本願実施例では、前記第1データチャネルの時間領域リソースを決定するには、前記第1データチャネルの時間領域リソースが占める時間領域シンボルの数を決定する以外にも、前記第1データチャネルの時間領域リソースの位置を決定する必要があり、事前に構成され、またはネットワークによって構成される方式で、1つの時間ユニットにおける前記第1データチャネルの時間領域開始位置または終了位置を決定することができる。具体的に、以下の方式により、前記第1データチャネルの時間領域リソースの位置を決定することができる。
【0595】
1、前記第1データチャネルの時間領域リソースの開始位置は、1つの時間ユニット内の前記第1制御チャネルが占有する最後の時間領域シンボルの次の時間領域シンボルに位置し、さらに、前記第1制御チャネルが占有する最後の時間領域シンボルが1つの時間ユニットの最後の時間領域シンボルである場合、前記第1データチャネルの時間領域リソースの開始位置は、前記1つの時間ユニットの次の時間ユニットの最初の時間領域シンボルに位置し、または、
2、前記第1制御チャネルの時間領域リソースの開始位置は、1つの時間ユニット内の前記第1データチャネルが占有する最後の時間領域シンボルの次の時間領域シンボルに位置し、さらに、前記第1データチャネルが占有する最後の時間領域シンボルが1つの時間ユニットの最後の時間領域シンボルである場合、前記第1制御チャネルの時間領域リソースの開始位置は、前記1つの時間ユニットの次の時間ユニットの最初の時間領域シンボルに位置する。
【0596】
例示的に、本願実施例の技術案では、前記第1データチャネルが占める最後の時間ユニットの最後の時間領域シンボルは、データを伝送するために使用することではなく、GPとして使用される。さらに、1つのPSSCHが、連続する複数の時間ユニットを占める場合、最後の時間ユニットの最後のシンボルのみGPとして使用される。
【0597】
例示的に、本願実施例の技術案では、前記第1制御チャネルが占める時間ユニットの最後の時間領域シンボルは、制御情報を伝送するために使用することではなく、GPとして使用される。
【0598】
本願実施例では、上述の2.1)ないし2.3)の各パラメータを介して、第2リソースプールの時間領域リソースを決定することができ、これらに限定されず、1つのビットマップを介して、第2リソースプールの時間領域リソースを決定することもでき、具体的に、前記第1構成情報は第2ビットマップを含み、前記第2ビットマップは、前記第2リソースプールが占有する時間ユニットを決定するために使用される。さらに、前記第2ビットマップは、第2時間範囲内で周期的に重複する。
【0599】
例を挙げると、第2時間範囲は1つの無線フレーム周期(10240個のサブフレーム)、第2ビットマップは10ビットを含み、各ビットは1つのサブフレームが第2リソースプールに使用されるかどうかを指示し、当該ビットマップは無線フレーム周期内で周期的に重複し、それにより、1つの無線フレーム周期内のサブフレームのうち、第2リソースプールに使用されるのはどちらであるかを決定する。
【0600】
2.4)前記第2リソースプールの周波数領域リソースの開始位置は第12パラメータによって決定され、前記第12パラメータは、第2基準位置に対する前記第1リソースプールの周波数領域リソースの開始位置の周波数領域オフセット量を指示する。
【0601】
ここで、第1基準位置は、キャリアまたは帯域幅部分(BWP)の開始位置であってもよく、周波数領域オフセット量および第1基準位置に基づいて、前記第2リソースプールの周波数領域リソースの開始位置を決定することができる。前記周波数領域オフセット量の粒度は、PRB、またはRBG、またはサブバンドである。
【0602】
例を挙げると、前記第2リソースプールの周波数領域リソースの開始位置は、キャリアまたは帯域幅部分(BWP)開始位置に対するオフセット量N_RB_RPであってもよく、最初のPSSCHリソースの開始位置はH*ceil(N_RB_RP/H)であり、ここで、ceil()は切り上げを表す、Hは1つの周波数領域ユニットに含まれたPRB数を表す。
【0603】
2.5)前記第2リソースプールの周波数領域リソースが占める周波数領域ユニットの数情報は第13パラメータによって決定され、前記第13パラメータは、前記第2リソースプールの周波数領域リソースが占める周波数領域ユニットの数を指示する。
【0604】
ここで、前記第13パラメータは、前記第2リソースプールの周波数領域リソースが占める周波数領域ユニットの数を指示する値である。
【0605】
例を挙げると、各PSSCHリソースが周波数領域上で占めるリソースはサブバンドを粒度とし、各サブバンドはR個のPRBを含み、各PSSCHリソースはS個のサブバンドを占める。さらに、各PSSCHリソースが占めるPRB数は、R×Sより小さいか等しく、且つ2、3、5で整除できる最大整数である。
【0606】
例を挙げると、1つのキャリア帯域幅は20MHzであり、100個のPRBを含み、周波数領域ユニットの粒度はサブバンドであり、各サブバンドは10個のPRBを含むと、サブバンドインデックス範囲は[0,9]であり、前記第2リソースプールの周波数領域リソース開始位置はサブバンド1であり、占められたサブバンド数は8であり、前記第2リソースプールの周波数領域リソースはサブバンド1からの8つのサブバンドを表す。
【0607】
2.6)前記第2リソースプールの周波数領域リソースに対応する周波数領域ユニットのサイズ情報は第14パラメータによって決定され、前記第14パラメータは、前記1つの周波数領域ユニットに含まれた物理リソースブロックの数を指示する。
【0608】
2.7)前記第2リソースプールで伝送された前記第1データチャネルが占める周波数領域ユニットの数情報は第15パラメータによって決定され、前記第15パラメータは、前記第1データチャネルが占める周波数領域ユニットの数を指示する。
【0609】
ここで、前記第15パラメータは、前記第1データチャネルの周波数領域リソースが占める周波数領域ユニットの数を指示する値である。前記周波数領域ユニットの粒度は、PRB、またはRBG、またはサブバンドである。
【0610】
例を挙げると、各PSSCHリソースが周波数領域上で占めるリソースはサブバンドを粒度とし、各サブバンドはR個のPRBを含み、各PSSCHリソースはS個のサブバンドを占める。さらに、各PSSCHリソースが占めるPRB数は、R×Sより小さいか等しく、且つ2、3、5で整除できる最大整数である。
【0611】
例えば、R=6、S=8である場合、各PSSCHは40個のPRBを占める。
【0612】
例えば、R=10、S=7である場合、各PSSCHが占めるPRB数は、70より小さいか等しく、且つ2、3、5で整除できる最大整数であり、即ち、64であり、この場合、PSSCHは、当該PSSCHリソースの最も低いPRBインデックスからの64個のPRBを占める。
【0613】
本願実施例では、前記第1リソースプールと前記第2リソースプールの間の関係は、前記第1リソースプールおよび前記第2リソースプールが占める時間領域リソースが異なることに限定されない。
【0614】
前記第1リソースプールと前記第2リソースプールの関係は、占める時間領域リソースが異なることに限定されず、前記第1リソースプールの時間領域リソースは、前記第2リソースプールの時間領域リソースの1つのサブセットであってもよく、例えば、1つのサブフレームにとって、第2リソースプールは、サブフレーム全体を占め、第1リソースプールは、当該サブフレームの最初のN個のシンボルを占める。
【0615】
本願実施例では、前記第1リソースプールおよび前記第2リソースプールは、
前記第1リソースプールと前記第2リソースプールの周波数領域リソースの開始位置が同じまたは異なること、
前記第1リソースプールの周波数領域リソースの周波数領域ユニットと前記第2リソースプールの周波数領域リソースの周波数領域ユニットのサイズが同じまたは異なること、
前記第1制御チャネルおよび前記第1制御チャネルに対応する第1データチャネルが時分割の伝送を実行すること、
前記第1制御チャネルおよび前記第1制御チャネルに対応する第1データチャネルの時間領域するかリソースが隣接しているか、隣接していないこと、
前記第1制御チャネルと前記第1制御チャネルに対応する第1データチャネルの時間領域リソース開始位置が一対一の対応関係を有すること、
前記第1制御チャネルと前記第1制御チャネルに対応する第1データチャネルの周波数領域リソース開始位置が一対一の対応関係を有すること、
前記第1制御チャネルと前記第1制御チャネルに対応する第1データチャネルの周波数領域リソースの開始位置が同じまたは異なること、
前記第1制御チャネルと前記第1制御チャネルに対応する第1データチャネルの周波数領域リソースの長さが同じまたは異なることのうちの少なくとも1つの特徴を満たす。
【0616】
上記の技術案では、前記第1制御チャネルおよび前記第1制御チャネルに対応する第1データチャネルが時分割の伝送を実行することは、次の実現形態を有することができる。
【0617】
a)前記第1データチャネルおよび前記第1制御チャネルに対応する第1データチャネルが、1つの時間ユニットで時分割の伝送を実行することを含み、前記第1制御チャネルは、前記時間ユニット内のA個の時間領域シンボルを占め、前記第1データチャネルは、前記時間ユニット内のB個の時間領域シンボルを占め、前記第1制御チャネルおよび前記第1データチャネルの時間領域リソースは重複せず、
Cは、1つの時間ユニット内の時間領域シンボルの数であり、前記時間ユニットの粒度は、タイムスロット、サブフレーム、sTTIまたは他の固定時間長である。
【0618】
例を挙げると、
図5(a)に示されたように、1つの時間ユニットは、C=14個の時間領域シンボルを含み、第1データチャネルと第1制御チャネルは、同一の時間ユニットを占め、ここで、第1制御チャネルは、当該時間ユニットの最初から2番目の時間領域シンボルを占め、第1データチャネルは、当該時間ユニットの3番目から14番目の時間領域シンボルを占める。第1データチャネルと第1制御チャネルの時間領域リソースが重複しない場合、連続する時間領域シンボルを占めてもよく、連続しない時間領域シンボルを占めてもよいことに留意されたい。例えば、第1制御チャネルは、当該時間ユニットの最初から2番目の時間領域シンボルを占め、第1データチャネルは、当該時間ユニットの3番目から14番目の時間領域シンボルを占める。
【0619】
b)前記第1制御チャネルが第1時間ユニット内で伝送し、前記第1データチャネルが第2時間ユニット内で伝送し、ここで、前記第1制御チャネルは、前記第1時間ユニット内のA個の時間領域シンボルを占め、前記第1データチャネルは、前記第2時間ユニット内のB個の時間領域シンボルを占め、
Cは、1つの時間ユニット内の時間領域シンボルの数であり、前記時間ユニットの粒度は、タイムスロット、サブフレーム、sTTIまたは他の固定時間長である。
【0620】
例を挙げると、
図7(b)に示されたように、1つの時間ユニットは、C=14個の時間領域シンボルを含み、第1データチャネルと第1制御チャネルは、異なる時間ユニットを占め、ここで、第1制御チャネルは、第1時間ユニットの1番目から2番目の時間領域シンボルを占め、第1データチャネルは、第2時間ユニットの3番目から14番目の時間領域シンボルを占める。第1データチャネルおよび第1制御チャネルは、連続する時間領域シンボルを占めてもよく、連続しない時間領域シンボルを占めてもよいことに留意されたい。
【0621】
さらに例を挙げると、
図5(b)に示されたように、1つの時間ユニットは、C=14個の時間領域シンボルを含み、第1データチャネルと第1制御チャネルは、異なる時間ユニットを占め、ここで、第1制御チャネルは、第1時間ユニットの全ての時間領域シンボルを占め、第1データチャネルは、第2時間ユニットの全ての時間領域シンボルを占める。
【0622】
本願実施例では、前記第1制御チャネルが占める時間領域リソースは、前記第1制御チャネルに対応する第1データチャネルが占める時間領域リソースより小さい。
【0623】
本願実施例では、前記第1制御チャネルが占める時間領域リソースは、前記第1制御チャネルに対応する第1データチャネルが占める時間領域リソースの1つのサブセットである。
【0624】
本願実施例では、前記第1制御チャネルが、1つの時間ユニット内のA個の時間領域シンボルを占め、前記第1データチャネルが、前記時間ユニット内のB個の時間領域シンボルを占め、前記第1制御チャネルおよび前記第1データチャネルの時間領域リソースが、少なくとも部分的に重複し、
ここで、Cは、1つの時間ユニット内の時間領域シンボルの数である。
【0625】
一実施形態において、前記第1構成情報は第1指示情報を含み、前記第1指示情報は、前記第1制御チャネルと前記第1制御チャネルに対応する第1データチャネルの時間領域位置関係を決定するために使用される。具体的に、前記第1指示情報が第1時間領域位置関係を指示する場合、前記第1制御チャネルおよび前記第1制御チャネルによってスケジューリングされた第1データチャネルの時間領域リソースが隣接することを示し、前記第1指示情報が第2時間領域位置関係を指示する場合、前記第1制御チャネルおよび前記第1制御チャネルによってスケジューリングされた第1データチャネルの時間領域リソースが隣接しないことを示す。
【0626】
一実施形態において、前記第1構成情報は第2指示情報を含み、前記第2指示情報は、前記第1制御チャネルおよび前記第1制御チャネルに対応する第1データチャネルのスケジューリングタイプを決定するために使用される。具体的に、前記第1指示情報が第1スケジューリングタイプを指示する場合、前記第1制御チャネルが同じ時間ユニット内の前記第1データチャネルをスケジューリングすることを示し、前記第1指示情報が第2スケジューリングタイプを指示する場合、前記第1制御チャネルは異なる時間ユニット内の前記第1データチャネルをスケジューリングすることを示す。
【0627】
一実施形態において、前記第1構成情報は第3指示情報を含み、前記第3指示情報は、前記第1リソースプールおよび/または前記第2リソースプールの基本的なパラメータセットを指示する。
【0628】
ここで、基本的なパラメータセットはサブキャリア間隔および/またはCPタイプを含み、ここで、サブキャリア間隔は、例えば、15kHz、30kHz、60kHz、120kHzなどであり、CPタイプは、例えば、通常のCP、拡張CPである。
【0629】
例を挙げると、前記第3指示情報は、前記第1リソースプールのサブキャリア間隔が30kHzであり、正常のCPであることを指示し、または、前記第3指示情報は、前記第2リソースプールのサブキャリア間隔が60kHzであり、正常のCPであることを指示し、または、前記第3指示情報は、前記第1リソースプールのサブキャリア間隔が30kHzであり、正常のCPであることを指示する同時に、前記第2リソースプールのサブキャリア間隔が60kHzであり、正常のCPであることを指示する。
【0630】
一実施形態において、前記第1構成情報は第4指示情報を含み、前記第4指示情報は、同期ソースタイプ情報を指示する。
【0631】
ここで、同期ソースタイプは、GNSS、eNBまたはgNB、UEなどを含む。
【0632】
一実施形態において、前記方法は、
前記第1端末が、第2構成情報を取得することであって、前記第2構成情報はタイムスロットフォーマットを指示することと、
前記第1端末が、第1基準を取得することであって、前記第1基準は、アップリンクシンボル、および/または柔軟なシンボル、および/またはダウンリンクシンボルがサイドリンク伝送に使用されることができることを指示することと、
前記第1端末が、前記第1基準、前記第1構成情報および前記第2構成情報に従って、前記第1リソースプールおよび/または前記第2リソースプールの時間領域リソースを決定することとをさらに含む。
【0633】
さらに、前記第1端末が、前記第1基準、前記第1構成情報および前記第2構成情報に従って、前記第1リソースプールおよび/または前記第2リソースプールの時間領域リソースを決定することは、
前記第1端末が、前記第1構成情報に従って、第1リソースプールおよび/または第2リソースプールに含まれた第1時間ユニットを決定することと、
前記第1端末が、前記第1基準および前記第2構成情報に従って、前記第1時間ユニットにおいて、サイドリンク伝送に利用可能な時間領域リソースが第1セットであると決定することと、
前記第1端末が、前記第1構成情報に従って、前記第1時間ユニット内において、前記第1リソースプールおよび/または前記第2リソースプールに利用可能な時間領域リソースが第2セットであることを決定することと、
前記第1端末が、前記第1セットと前記第2セットの共通部分を前記第1リソースプールおよび/または前記第2リソースプールの時間領域リソースとして使用することとを含む。
【0634】
例を挙げると、サイドリンクおよびアップリンクリンク共有伝送リソース、即ち、アップリンクキャリアまたはアップリンクタイムスロットでサイドリンクのデータを伝送し、NRシステムにおいて、基地局と端末間のリンクのタイムスロット構造は非常に柔軟であり、1つのタイムスロットは、アップリンク(UL)シンボル、ダウンリンク(DL)シンボル、柔軟な(Flexible)シンボルを含み得、1つのタイムスロットのUL、および/またはDL、および/またはflexibleシンボルがSLの伝送に使用されるように事前に構成され、またはネットワークによって構成される(即ち、第1基準)ことができ、この場合、リソースプール構成情報に従って、リソースプールが位置する時間ユニットを決定し、当該時間ユニット内の第1制御チャネルおよび/または第1データチャネルに使用される時間領域リソース(即ち、どのシンボルがSL伝送に使用されることができるか)、即ち、第2セットを決定することができ、タイムスロット構造構成情報および第1基準を組み合わせて、当該時間ユニット内のSL伝送に使用されることができる時間領域リソース、即ち、第1セットを決定し、当該第1セットと第2セットの共通部分は、第1制御チャネルまたは第1データチャネルの時間領域リソースである。
【0635】
例えば、第1データチャネルのリソースプール構成情報は、各タイムスロットが第1データチャネル伝送に使用されることができるように構成し、各タイムスロットにおいて、最後の8つの時間領域シンボルは第1データチャネルを伝送するために使用される。第1基準は、flexibleおよびULシンボルがサイドリンク伝送に使用されることができることを指示し、タイムスロット構造構成情報が1つのタイムスロットに対して構成したタイムスロットフォーマットは、D D F F F F F F F F U U U Uであり、ここで、Dはダウンリンクシンボルを表し、Uはアップリンクシンボルを表し、Fは柔軟なシンボルを表す。
【0636】
第1基準およびタイムスロット構造構成情報を組み合わせると、第1セットは当該タイムスロット内の最後の12個のシンボルであり、即ち、{F F F F F F F F U U U U}であり、リソースプール構成情報に基づき、第2セットは、当該タイムスロット内の最後の8つの時間領域シンボルであり、即ち、{F F F F U U U U}であり、前記第1セットと第2セットの共通部分は最後の8つの時間領域シンボルであり、即ち、{F F F F U U U U}であり、当該タイムスロットにおける第1データチャネルの時間領域リソースは最後の8つの時間領域シンボルである。
【0637】
さらに例えば、第1データチャネルのリソースプール構成情報は、各タイムスロットが第1データチャネル伝送に使用されることができるように構成し、各タイムスロットにおいて、最後の8つの時間領域シンボルは第1データチャネルを伝送するために使用される。第1基準は、ULシンボルがサイドリンク伝送に使用されることができることを指示し、タイムスロット構造構成情報が1つのタイムスロットに対して構成したタイムスロットフォーマットは、D D F F F F F F F F U U U Uであり、ここで、Dはダウンリンクシンボルを表し、Uはアップリンクシンボルを表し、Fは柔軟なシンボルを表す。
【0638】
第1基準およびタイムスロット構造構成情報を組み合わせると、第1セットは当該時間ユニット内の最後の4個のシンボルであり、即ち、{U U U U}であり、リソースプール構成情報に基づき、第2セットは、当該タイムスロット内の最後の8つの時間領域シンボルであり、即ち、{F F F F U U U U}であり、前記第1セットと第2セットの共通部分は最後の4つの時間領域シンボルであり、即ち、{U U U U}であり、当該タイムスロットにおける第1データチャネルの時間領域リソースは最後の4つの時間領域シンボルである。
【0639】
上記の実施例において、前記第1構成情報、第2構成情報、第1基準等は、事前に構成され、またはネットワークによって構成される。
【0640】
各時間ユニットにおける前記第1リソースプールが利用可能な時間領域リソースは同じであってもよく、または異なってもよく、各時間ユニットにおける前記第2リソースプールが利用可能な時間領域リソースは同じであってもよく、または異なってもよいことを理解されたい。例えば、第1時間ユニットにおける前記第2リソースプールが利用可能な時間領域リソースは、当該時間ユニット内の最後の8つの時間領域シンボルであり、第2時間ユニットにおいて利用可能な時間領域リソースは、当該時間ユニット内の最後の4つの時間領域シンボルである。
【0641】
前記第1リソースプールの時間領域リソースおよび/または周波数領域リソースの構成パラメータは、前記第2リソースプールの時間領域リソースおよび/または周波数領域リソースの構成パラメータによって暗黙的に決定されることができる場合、前記第1構成情報は、前記対応する構成パラメータを含まないことができる。または、前記第2リソースプールの時間領域リソースおよび/または周波数領域リソースの構成パラメータは、前記第1リソースプールの時間領域リソースおよび/または周波数領域リソースの構成パラメータによって暗黙的に決定されることができる場合、前記第1構成情報は、前記対応する構成パラメータを含まないことができる。例えば、第1リソースプールが1つのサブフレームの最初のN個のシンボルを占め、第2リソースプールが当該サブフレームの残りのシンボルを占めるなど、前記第1リソースプールおよび前記第2リソースプールが占める時間ユニットが同じである場合、ネットワークが、第1リソースプールの時間領域リソースの開始位置情報および長さ情報を構成すると、第2リソースプールの時間領域リソースの開始位置情報および長さ情報を構成する必要がない。または、前記第1制御チャネルおよびそれに対応するデータチャネルが占める周波数領域のサイズが同じである場合、ネットワークが、前記第1制御チャネルが占める周波数領域ユニットの数情報および周波数領域ユニットのサイズ情報を構成すると、第2リソースプールで伝送されたデータチャネルが占める周波数領域ユニットの数情報および周波数領域ユニットのサイズ情報を構成する必要がない。
【0642】
本願実施例の技術案によれば、PSCCHリソースプールおよび/またはPSSCHリソースプールに対して構成することにより、遅延を低下させる同時に、Rel-15受信側検出の複雑さを増やすことなく、リソースセンシングおよび選択プロセスを実行するためのRel-14端末に影響を与えることもない。
【0643】
当業者は、本願実施例の上記のリソースの構成装置の関連説明は、本願実施例のリソースの構成方法の関連説明を参照して理解できることを理解するはずである。
【0644】
図9は、本願実施例で提供する通信機器600の概略的な構造図であり、当該通信機器は端末機器であってもよく、または基地局などのネットワーク機器であってもよく、
図9に示された通信機器600はプロセッサ610を備え、プロセッサ610は、本願実施例における方法を実現するために、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することができる。
【0645】
例示的に、
図9に示されたように、通信機器600は、さらに、メモリ620を備えることができる。ここで、プロセッサ610は、本願実施例における方法を実現するために、メモリ620からコンピュータプログラムを呼び出して実行することができる。
【0646】
ここで、メモリ620は、プロセッサ610から独立した1つ独立的なデバイスであってもよく、プロセッサ610に統合されてもよい。
【0647】
例示的に、
図9に示されたように、通信機器600は、さらに、トランシーバ630を備え、プロセッサ610は、当該トランシーバ630を制御して他の機器と通信することができ、具体的に、情報またはデータを他の機器に送信し、または他の機器によって送信された情報またはデータを受信することができる。
【0648】
ここで、トランシーバ630は、送信機および受信機を備えることができる。トランシーバ630は、さらに、アンテナを備え、アンテナの数は1つまたは複数であってもよい。
【0649】
例示的に、当該通信機器600は、具体的に、本願実施例のネットワーク機器であってもよく、当該通信機器600は、本願実施例の各方法のネットワーク機器によって実現される対応するプロセスを実現することができ、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0650】
例示的に、当該通信機器600は、具体的に、本願実施例のモバイル端末/端末機器であってもよく、当該通信機器600は、本願実施例の各方法のモバイル端末/端末機器によって実現される対応するプロセスを実現することができ、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0651】
図10は、本願実施例のチップの概略的な構造図である。
図10に示されたチップ700はプロセッサ710を備え、プロセッサ710は、本願実施例における方法を実現するために、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することができる。
【0652】
例示的に、
図10に示されたように、チップ700は、さらに、メモリ720を備えることができる。ここで、プロセッサ710は、本願実施例における方法を実現するために、メモリ720からコンピュータプログラムを呼び出して実行することができる。
【0653】
ここで、メモリ720は、プロセッサ710から独立した1つ独立的なデバイスであってもよく、プロセッサ710に統合されてもよい。
【0654】
例示的に、当該チップ700は、さらに、入力インターフェース730を備えることができる。ここで、プロセッサ710は、当該入力インターフェース730を制御して他の機器またはチップと通信することができ、具体的に、他の機器またはチップによって送信された情報またはデータを取得することができる。
【0655】
例示的に、当該チップ700は、さらに、出力インターフェース740を備えることができる。ここで、プロセッサ710は、当該出力インターフェース740を制御して他の機器またはチップと通信することができ、具体的に、他の機器またはチップに情報またはデータを出力することができる。
【0656】
例示的に、当該チップは、本願実施例におけるネットワーク機器に適用されてもよく、さらに、当該チップは、本願実施例の各方法のネットワーク機器によって実現される対応するプロセスを実現することができ、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0657】
例示的に、当該チップは、本願実施例におけるモバイル端末/端末機器に適用されてもよく、さらに、当該チップは、本願実施例の各方法のモバイル端末/端末機器によって実現される対応するプロセスを実現することができ、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0658】
本願実施例で言及されるチップはシステムオンチップ、システムチップ、チップシステムまたはシステムオンチップなどとも称し得ることを理解されたい。
【0659】
図11は、本願実施例で提供する通信システム900の例示的なブロック図である。
図11に示されたように、当該通信システム900は、端末機器910およびネットワーク機器920を備える。
【0660】
ここで、当該端末機器910は、上記の方法の端末機器によって実現される対応する機能を実現するように構成されることができ、および当該ネットワーク機器920は、上述の方法のネットワーク機器によって実現される対応する機能を実現することができ、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0661】
本願実施例におけるプロセッサは、信号の処理能力を備えた集積回路チップであり得ることを理解されたい。実現プロセスにおいて、上記した方法の実施例の各ステップは、プロセッサにおけるハードウェアの集積論理回路またはソフトウェアの形の命令によって完了されることができる。上述のプロセッサは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field Programmable Gate Array)または他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントなどであってもよい。本願実施例で開示された各方法、ステップおよび論理ブロック図を実現または実行することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよく、または当該プロセッサは任意の従来のプロセッサなどであってもよい。本願実施例を組み合たせて開示された方法のステップは、ハードウェア復号化プロセッサによって実行されて完了すると直接に具現されることができ、または復号化プロセッサにおけるハードウェアおよびソフトウェアモジュールの組み合わせによって実行されて完了してもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリまたは電気的に消去可能なプログラマブルメモリ、レジスタなど当技術分野の熟知する記憶媒体に配置されてもよい。当該記憶媒体はメモリに配置され、プロセッサはメモリの情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて前記方法のステップを完了する。
【0662】
本願実施例におけるメモリは、揮発性メモリまたは不揮発性メモリであってもよく、または揮発性および不揮発性メモリの両方を含んでもよいことを理解されたい。ここで、不揮発性メモリは、読み取り専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、プログラム可能な読み取り専用メモリ(PROM:Programmable ROM)、消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(EPROM:Erasable PROM)、電気的に消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(EEPROM:Electrically EPROM)またはフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)であってもよい。例示的であるが制限的ではない説明を通じて、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM:Static RAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM:Dynamic RAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM:Synchronous DRAM)、ダブルデータレートの同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(DDR SDRAM:Double Data Rate SDRAM)、拡張型同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(ESDRAM:Enhanced SDRAM)、同期接続ダイナミックランダムアクセスメモリ(SLDRAM:Synchlink DRAM)およびダイレクトメモリバスランダムアクセスメモリ(DR RAM:Direct Rambus RAM)など、多くの形のRAMを使用することができる。本明細書で説明するシステムおよび方法のメモリは、これらおよび任意の他の適切なタイプのメモリを含むが、これらに限定されないことを意図することを留意されたい。
【0663】
上記したメモリは、例示的であるが制限的な説明ではなく、例えば、本願実施例におけるメモリは、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM:static RAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM:dynamic RAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM:synchronous DRAM)、ダブルデータレートの同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(DDR SDRAM:double data rate SDRAM)、拡張型同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(ESDRAM:enhanced SDRAM)、同期接続ダイナミックランダムアクセスメモリ(SLDRAM:synch link DRAM)およびダイレクトメモリバスランダムアクセスメモリ(DR RAM:Direct Rambus RAM)などであってもよいことを理解されたい。即ち、本願実施例におけるメモリは、これらおよび任意の他の適切なタイプのメモリを含むが、これらに限定されないことを意図する。
【0664】
本願実施例は、コンピュータプログラムを記憶するために使用される、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。
【0665】
例示的に、当該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、本願実施例におけるネットワーク機器に適用されることができ、さらに、当該コンピュータプログラムは、コンピュータが本願実施例の各方法のネットワーク機器によって実現される対応するプロセスを実行するようにし、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0666】
例示的に、当該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、本願実施例におけるモバイル端末/端末機器に適用されることができ、さらに、当該コンピュータプログラムは、コンピュータが本願実施例の各方法のモバイル端末/端末機器によって実現される対応するプロセスを実行するようにし、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0667】
本願実施例は、コンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品をさらに提供する。
【0668】
例示的に、当該コンピュータプログラム製品は、本願実施例におけるネットワーク機器に適用されることができ、さらに、当該コンピュータプログラム命令は、コンピュータが本願実施例の各方法のネットワーク機器によって実現される対応するプロセスを実行するようにし、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0669】
例示的に、当該コンピュータプログラム製品は、本願実施例のモバイル端末/端末機器に適用されることができ、当該コンピュータプログラム命令は、コンピュータが本願実施例の各方法のモバイル端末/端末機器によって実現される対応するプロセスを実行するようにし、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0670】
本願実施例は、コンピュータプログラムをさらに提供する。
【0671】
例示的に、当該コンピュータプログラムは、本願実施例におけるネットワーク機器に適用されることができ、当該コンピュータプログラムがコンピュータによって実行される時に、コンピュータが本願実施例の各方法のネットワーク機器によって実現される対応するプロセスを実行するようにし、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0672】
例示的に、当該コンピュータプログラムは、本願実施例のモバイル端末/端末機器に適用されることができ、当該コンピュータプログラムがコンピュータで実行される場合、コンピュータが本願実施例の各方法のモバイル端末/端末機器によって実現される対応するプロセスを実行するようにし、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0673】
当業者は、本明細書で開示された実施例と組み合わせて説明された各例示のユニットおよびアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、またはコンピュータソフトウェアおよび電子ハードウェアの組み合わせによって実現されることができることを理解するであろう。これらの機能がハードウェアの形で実行されるかソフトウェアの形で実行されるかは、技術的解決策の特定のアプリケーションと設計上の制約条件に依存する。専門技術者は、各特定の応用に対して異なる方法を使用して、説明された機能を実現することができるが、このような実現は本願の範囲を超えると見なされるべきではない。
【0674】
当業者は、説明の便宜上および簡潔にするために、上記に説明されたシステム、装置およびユニットの具体的な作業プロセスは、上記の方法の実施例における対応するプロセスを参照することができることを明確に理解することができ、ここでは繰り返して説明しない。
【0675】
本願で提供されたいくつかの実施例において、開示されたシステム、装置および方法は、他の方法を通じて実現され得ることを理解されたい。例えば、上記で説明された装置の実施例は例示的なものに過ぎず、例えば、当該ユニットの分離は、論理機能の分離に過ぎず、実際の実現時には別の分離方法があり、例えば、複数のユニットまたはコンポーネントを別のシステムに統合または集積したり、または一部の特徴を無視したり、または実行しないことができる。なお、表示または議論された相互結合または直接結合または通信接続は、電気的、機械的または他の形態の一部のインターフェース、装置またはユニットを介した間接的な結合または通信接続であり得る。
【0676】
前記分離部材として説明されたユニットは、物理的に分離されている場合とされていない場合があり、ユニットとして表示された部材は、物理ユニットである場合もそうでない場合もあり、1箇所に配置される場合もあれば、複数のネットワークユニットに分散される場合もある。実際のニーズにしたがって、その中のユニットの一部または全部を選択して本実施例の技術案の目的を実現することができる。
【0677】
また、本願の各実施例における各機能ユニットを1つの処理ユニットに統合してもよく、各ユニットを別々に1つのユニットとして使用してもよいし、2つ以上のユニットを1つのユニットに統合してもよい。
【0678】
前記機能は、ソフトウェア機能ユニットの形で実現され、スタンドアロン製品として販売または使用される場合、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されることができる。このような理解に基づいて、本願の技術的解決策は、本質的にまたは先行技術に対して寄与する部分または当該技術的解決策の一部は、ソフトウェア製品の形で具現されることができ、当該コンピュータソフトウェア製品は、1つの記憶媒体に記憶され、1台のコンピュータ機器(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワーク機器等であり得る)に本願の各実施例に記載の方法の全部または一部のステップを実行させるためのいくつかの命令を含む。前述した記憶媒体は、Uディスク、モバイルハードディスク、読み取り専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)、磁気ディスクまたは光ディスク等のプログラムコードを記憶することができる様々な媒体を含む。
【0679】
上記した内容は、本願の具体的な実施形態に過ぎないが、本願の保護範囲はこれに限定されず、当業者は、本願に開示された技術的範囲内で容易に想到し得る変更または置換は、すべて本願の保護範囲内に含まれるべきである。したがって、本願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。