(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024161620
(43)【公開日】2024-11-19
(54)【発明の名称】光ファイバコネクタおよび光ファイバ接続システム
(51)【国際特許分類】
G02B 6/36 20060101AFI20241112BHJP
【FI】
G02B6/36
【審査請求】有
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024148633
(22)【出願日】2024-08-30
(62)【分割の表示】P 2022513389の分割
【原出願日】2020-08-24
(31)【優先権主張番号】62/891,842
(32)【優先日】2019-08-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/003,988
(32)【優先日】2020-04-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】519407091
【氏名又は名称】コムスコープ テクノロジーズ リミティド ライアビリティ カンパニー
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100092624
【弁理士】
【氏名又は名称】鶴田 準一
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【弁理士】
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100153729
【弁理士】
【氏名又は名称】森本 有一
(72)【発明者】
【氏名】ユイ ルー
(72)【発明者】
【氏名】ライアン コステッカ
(57)【要約】
【課題】本発明は、概して、光ファイバコネクタに関する。より具体的には、本開示は、光ファイバコネクタを作製するためのシステム、およびそのようなシステムから作製された光ファイバコネクタに関する。調節可能交換可能コンポーネントの特徴を有するゴルフクラブに関する。
【解決手段】予め終端処理された光ファイバケーブルが、任意の数の異なるスタイルまたはタイプの光ファイバコネクタまたは光ファイバアダプタと互換性にされることを可能にする、光ファイバコネクタを作製または組み立てるためのシステムに関する。システムのコネクタコアは、小さい形状因子アダプタを有するスタンドアロンコネクタとして使用され得る。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
光ファイバコネクタシステムであって、
プラグ部分を画定する前端、およびケーブルアンカー固定場所を画定する後端を含む、コネクタコアであって、前記コネクタコアが、コアシールを含む、コネクタコアと、
前記コネクタコアの上に装着されるように構成された第1の高耐久性外部アセンブリであって、前記第1の高耐久性外部アセンブリが、前記コアシールが前記コネクタコアと第1のシュラウドとの間の封止を提供する状態で、前記コネクタコアの上に装着されるように構成された第1のシュラウドを含み、前記第1のシュラウドが、第1の高耐久性光ファイバアダプタに対して、前記第1のシュラウドを回転可能にキー結合するための第1のキー結合配置を含む前端を有し、前記第1の高耐久性外部アセンブリがまた、前記第1の高耐久性外部アセンブリを前記第1の高耐久性光ファイバアダプタに固設するための第1の高耐久性締結要素を含み、前記第1のシュラウドが、前記第1のシュラウドの後端に隣接する前記第1のシュラウドの外部に第1の外部連結配置を有する、第1の高耐久性外部アセンブリと、
前記コネクタコアの上に装着されるように構成された第2の高耐久性外部アセンブリであって、前記第2の高耐久性外部アセンブリが、前記コアシールが前記コネクタコアと第2のシュラウドとの間の封止を提供する状態で、前記コネクタコアの上に装着されるように構成された第2のシュラウドを含み、前記第2のシュラウドが、第2の高耐久性光ファイバアダプタに対して、前記第2のシュラウドを回転可能にキー結合するための第2のキー結合配置を含む前端を有し、前記第1のキー結合配置が、前記第2のキー結合配置とは異なるキー結合構成を有し、前記第2の高耐久性外部アセンブリがまた、前記第2の高耐久性外部アセンブリを前記第2の高耐久性光ファイバアダプタに固設するための第2の高耐久性締結要素を含み、前記第1の高耐久性締結要素が、前記第2の高耐久性締結要素とは異なる締結構成を有し、前記第2のシュラウドが、前記第2のシュラウドの後端に隣接する前記第2のシュラウドの外部に第2の外部連結配置を有し、
前記第1の高耐久性外部アセンブリが、前記光ファイバコネクタシステムを、前記第1の高耐久性光ファイバアダプタと互換性にするように、前記コネクタコアとの組み合わせにおいて使用可能であり、
前記第2の高耐久性外部アセンブリが、前記光ファイバコネクタシステムを、前記第2の高耐久性光ファイバアダプタと互換性にするように、前記コネクタコアとの組み合わせにおいて使用可能であり、
前記コネクタコアが、第3の高耐久性光ファイバアダプタの形状因子を補完する形状因子を有し、それにより、前記コネクタコアが、高耐久性外部アセンブリを使用せずに前記第3の高耐久性光ファイバアダプタと直接互換性であり、前記コアシールは、前記コネクタコアが前記第3の高耐久性光ファイバアダプタに挿入されているときに、前記第3の高耐久性光ファイバアダプタと前記コネクタコアとの間の封止を提供し、前記第3の高耐久性光ファイバアダプタが、前記第3の高耐久性光ファイバアダプタの外部に第3の外部連結配置を含む、第2の高耐久性外部アセンブリと、
前記コネクタコアによって担持された回動固設締結具であって、a)前記第1のシュラウドの前記後端上に前記回動固設締結具を挿入することによって前記コネクタコアを前記第1のシュラウドに連結し、かつ前記回動固設締結具を前記第1のシュラウドに対して回動させることによって、前記回動固設締結具を前記第1の外部連結配置と連結することと、b)前記第2のシュラウドの前記後端上に前記回動固設締結具を挿入することによって前記コネクタコアを前記第2のシュラウドに連結し、かつ前記回動固設締結具を前記第2のシュラウドに対して回動させることによって、前記回動固設締結具を前記第2の外部連結配置と連結することと、c)前記第3の高耐久性光ファイバアダプタの前記外部上に前記回動固設締結具を挿入することによって前記コネクタコアを前記第3の高耐久性光ファイバアダプタに連結し、かつ前記回動固設締結具を前記第3の高耐久性光ファイバアダプタに対して回動させることによって、前記回動固設締結具を前記第3の外部連結配置と連結することと、を行うための、回動固設締結具と、を備え、
前記第1、第2、第3の外部連結配置は、前記第1、第2のシュラウドの外部の周囲及び前記第3の高耐久性光ファイバアダプタのアダプタ本体の外周の周囲で、円周方向に位置決めされ複数の軸方向保持止め具を含む軸方向保持配置を有し、
前記回動固設締結具は、前記第1、第2、第3の外部連結配置と連結するように適合された内部連結配置を有し、
前記内部連結配置と前記外部連結配置との間の連結インターフェースは、前記回動固設締結具と前記外部連結配置の対応する嵌合した部分との間の回転を阻止するように適合された第1のインターロック機能と、前記回動固設締結具の軸方向の固設を提供する第2のインターロック機能と、を提供し、
前記第1のインターロック機能はスナップフィット配置によって提供され、
前記内部連結配置は前記回動固設締結具の中心軸を中心として均一に離間した複数の傾斜スナップフィット特徴部を含み、
前記傾斜スナップフィット特徴部の各々は傾斜表面及び停止表面を含み、
前記内部連結配置は前記中心軸を中心として均一に離間した複数の軸方向止め具を含む軸方向保持配置を有する、
光ファイバコネクタシステム。
【請求項2】
前記第1のキー結合配置が開放端スロットを含み、前記第2のキー結合配置がパドルを含む、請求項1に記載の光ファイバコネクタシステム。
【請求項3】
前記第1の高耐久性締結要素が、バヨネットスタイルの締結スリーブを含み、前記第2の高耐久性締結要素が、ねじ山付き連結ナットを含む、請求項1または2に記載の光ファイバコネクタシステム。
【請求項4】
ケーブルが、前記コネクタコアの前記後端にアンカー固定され、前記ケーブルの光ファイバが、前記コネクタコアの前記プラグ部分に位置決めされたフェルールによって支持され、形状記憶熱収縮スリーブが、前記ケーブルと前記コネクタコアとの間にシールを提供する、請求項1に記載の光ファイバコネクタシステム。
【請求項5】
前記コネクタコアが、前記前端から前記後端まで延在するコアハウジングを含み、前記コネクタコアが、前記コアハウジングの本体から半径方向外方に突出し、かつ前記コアハウジングの全長の少なくとも25パーセントに沿って延在する、細長いキー結合レールを含む、請求項1に記載の光ファイバコネクタシステム。
【請求項6】
前記細長いキー結合レールの前方端が、前記コアハウジングの前記前端からオフセットされ、前記細長いキー結合レールの後方端が、前記コアシールに隣接して位置する、請求項5に記載の光ファイバコネクタシステム。
【請求項7】
前記コアハウジングの前記本体が、前記細長いキー結合レールの前記前方端から前記コアハウジングの前記前端まで、前記コアハウジングの前記全長の少なくとも20%に沿って延在する平坦部を画定する、請求項6に記載の光ファイバコネクタシステム。
【請求項8】
前記コアシールが、前記コネクタコアの長手方向中点の後方に位置決めされている、請求項1に記載の光ファイバコネクタシステム。
【請求項9】
前記第1および第2の外部連結配置が、第1の構成を有し、前記第3の外部連結配置が、前記第1の構成とは異なる第2の構成を有する、請求項1に記載の光ファイバコネクタシステム。
【請求項10】
前記第1の構成が、前記回動固設締結具との1回使用に適合され、前記第2の構成が、前記回動固設締結具との複数回使用を可能にする、請求項9に記載の光ファイバコネクタシステム。
【請求項11】
前記第1の構成が、前記第1または第2のシュラウドに対して前記回動固設締結具を連結された状態に保持し、かつ前記回動固設締結具を前記連結された状態から連結されていない状態に回転させるために破壊される必要がある、スナップフィット保持要素を含む、請求項10に記載の光ファイバコネクタシステム。
【請求項12】
前記第2の構成が、戻り止め保持要素を含み、前記戻り止め保持要素は、前記第3の高耐久性光ファイバアダプタに対して前記回動固設締結具を連結された状態に保持するが、前記回動固設締結具が、前記戻り止め保持要素の破壊を必要とせずに、前記連結された状態から連結されていない状態に回転されることを可能にする、請求項11に記載の光ファイバコネクタシステム。
【請求項13】
前記複数の軸方向保持止め具は、前記第1、第2のシュラウドの外部の周囲及び前記第3の高耐久性光ファイバアダプタのアダプタ本体の外周の周囲で、円周方向に位置決めされた4つの軸方向保持止め具を有する、請求項1に記載の光ファイバコネクタシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、PCT国際特許出願として2020年8月24日付けで出願されており、2019年8月26日付けで出願された米国特許出願第62/891,842号明細書の利益を主張し、かつ2020年4月2日付けで出願された米国特許出願第63/003,988号明細書の利益を主張するものであり、それらの開示の全体が参照によって本明細書に援用される。
【0002】
本開示は、概して、光ファイバコネクタに関する。より具体的には、本開示は、光ファイバコネクタを作製するためのシステム、およびそのようなシステムから作製された光ファイバコネクタに関する。
【背景技術】
【0003】
光ファイバ通信システムは、サービスプロバイダが顧客に高帯域幅通信能力(例えば、データおよび音声)を提供したいと考えているため、部分的に普及してきている。光ファイバ通信システムは、光ファイバケーブルのネットワークを用いて、比較的長い距離にわたって大量のデータおよび音声信号を送信する。光ファイバコネクタは、ほとんどの光ファイバ通信システムの重要な部分である。光ファイバコネクタは、スプライス接続を必要とせずに、2本の光ファイバが光学的に素早く接続されることを可能にする。光ファイバコネクタは、2つの長さの光ファイバを光学的に相互接続するために使用され得る。光ファイバコネクタはまた、光ファイバの長さを受動的および能動的な機器に相互接続するためにも使用され得る。
【0004】
典型的な光ファイバコネクタは、コネクタハウジングの遠位端で支持されるフェルールアセンブリを含む。ばねは、コネクタハウジングに対して遠位方向にフェルールアセンブリを付勢するために使用される。フェルールは、少なくとも1つの光ファイバの端部分を支持するように機能する(マルチファイバフェルールの場合、マルチファイバの端が支持される)。フェルールは、光ファイバの研磨された端が位置する遠位端面を有する。2つの光ファイバコネクタが相互接続されているとき、フェルールの遠位端面は、互いに接し、フェルールは、それらのそれぞれのばねの付勢に対してそれらのそれぞれのコネクタハウジングに対して近位に押し付けられる。光ファイバコネクタが接続された状態で、それらのそれぞれの光ファイバは、光ファイバの端面が互いに直接対向するように同軸に整列される。このようにして、光信号は、光ファイバの整列された端面を通して光ファイバから光ファイバへ送信され得る。多くの光ファイバコネクタスタイルについて、2つの光ファイバコネクタ間の整列が、中間光ファイバアダプタの使用を通して提供される。
【0005】
高耐久性(すなわち、硬化された)光ファイバ接続システムは、外部環境の使用に好適な光ファイバコネクタおよび光ファイバアダプタを含む。これらのタイプのシステムは、典型的には、環境的に封止され、比較的大きい引き込み荷重および横荷重に耐えるのに好適な堅牢な締結具を含む。高耐久性光ファイバ接続システムの例は、特許文献1、特許文献2、及び特許文献3によって開示されている。
【0006】
いくつかの異なるタイプの高耐久性光ファイバコネクタが、外部環境の使用のために利用可能であることが理解されるであろう。特許文献4は、予め終端処理されたケーブルが、特定のスタイルまたはタイプの光ファイバコネクタまたは光ファイバアダプタと互換性であるようにカスタマイズされ得るように、異なる形状因子または構成を有するいくつかの異なる高耐久性外側アセンブリが予め終端処理されたケーブル上に選択的に装着され得る、光ファイバコネクタを作製するためのシステムを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】米国特許第7,467,896号明細書
【特許文献2】米国特許第7,744,288号明細書
【特許文献3】米国特許第8,556,520号明細書
【特許文献4】国際公開第2015/028433号
【発明の概要】
【0008】
本開示の特定の態様は、予め終端処理された光ファイバケーブルが、任意の数の異なるスタイルまたはタイプの光ファイバコネクタまたは光ファイバアダプタと互換性にされることを可能にする、光ファイバコネクタを作製または組み立てるためのシステムに関する。特定の例では、システムは、光ファイバケーブルの端を予め終端処理するコネクタコア上に装着するための、異なるシュラウド、外側ハウジング、外側締結具などの選択を可能にする。特定の例では、異なるシュラウドまたは外側ハウジングは、異なる形状因子、異なるキー結合配置、異なる形状などを含み得る。さらに、シュラウドは、最終アセンブリされたコネクタを別の光ファイバコネクタまたは光ファイバアダプタに締結するために、異なる締結要素と組み合わせて使用され得る。例示的な締結要素は、回動固設締結具(例えば、ねじ山付き締結具およびバヨネットスタイルの締結具)、摺動可能な締結具およびスナップフィット締結具を含み得る。特定の例では、異なる封止配置は、異なるシュラウドまたはハウジング上に提供され得る。特定の例では、外側シュラウドもしくはハウジングまたは締結具は、好ましくは硬化/高耐久化される外側コネクタアセンブリの一部であり得る。本開示の特定の態様は、コネクタコアの形状因子を補完する形状因子を有する、対応する小さい形状因子の高耐久性光ファイバアダプタと組み合わせて直接(例えば、コア上の任意の中間シュラウドなしで)使用され得る小さい形状因子の光ファイバコネクタとしても使用され得るコネクタコアを提供することに関する。特定の例では、コネクタコアは、コアがシュラウドに挿入されるときに、高耐久性(すなわち、硬化された)コネクタアセンブリのシュラウドと封止するように適合され、かつコネクタコアが小さい形状因子アダプタと嵌合されるときに、小さい形状因子アダプタと封止されるように適合される、シールを含む。特定の例では、コネクタコアは、コアが高耐久性コネクタアセンブリと共に使用されるときに、高耐久性コネクタアセンブリのシュラウドの外部と連結するように適合され、かつコネクタコアが小さい形状因子アダプタと直接使用されるときに、小さい形状因子アダプタの外部と連結するように適合される、回動固設締結具を含む。
【0009】
本開示の別の態様は、小さい形状因子を有する高耐久性光ファイバアダプタに関する。一例では、高耐久性光ファイバアダプタは、一体的な一体モールド成形構築物を有する細長い本体を有する。
【0010】
本開示のさらなる態様は、光ファイバコネクタをキー付き回転配向に回転方向にガイドするための螺旋ガイド特徴を含む光ファイバアダプタに関する。一例では、ガイド特徴は、光ファイバコネクタが光ファイバアダプタに挿入される際に、回転範囲に沿って光ファイバコネクタを回転方向にガイドすることができる。特定の例では、回転範囲は、少なくとも120度、または少なくとも140度、または少なくとも160度、または少なくとも180度を含み得る。
【0011】
本開示のさらなる態様は、高耐久性の小さい形状因子の光ファイバアダプタと直接使用され得る小さい形状因子コネクタコアに関する。
【0012】
様々な追加の本発明の態様が、以下の説明に記載される。本発明の態様は、個々の特徴および特徴の組み合わせに関し得る。前述する一般説明および以下の詳細な説明の両方は、例示的および説明のみであり、本明細書に開示される例が基づく広範な発明の概念を限定するものではないことを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本開示の原理による、光ファイバコネクタを例解する。
【
図2】
図1のシステムのコネクタコアの分解図である。
【
図4】
図2のコネクタコアの別の斜視図、
図2の第2の光ファイバコネクタアセンブリを通して長軸方向に切り取られた断面図である。
【
図5】
図2のコネクタコアを通して長軸方向に切り取られた断面図である。
【
図6】
図1のシステムの小さい形状因子の光ファイバアダプタの分解図である。
【
図7】ダストキャップによって覆われた
図6の小さい形状因子の光ファイバアダプタの高耐久性ポートを示す斜視図である。
【
図8】内部に高耐久化されていない光ファイバコネクタが固設されている、
図6の小さい形状因子の光ファイバアダプタの高耐久化されていないポートを示す斜視図である。
【
図9】
図6の小さい形状因子の光ファイバアダプタの本体の斜視図である。
【
図10】
図6の小さい形状因子の光ファイバアダプタの高耐久性ポートの端面図である。
【
図11】
図10の切断線11-11に沿った切り取られた断面図である。
【
図12】
図10の切断線12-12に沿った切り取られた断面図である。
【
図13】小さい形状因子の光ファイバアダプタの高耐久化されていないポート内に設置された高耐久化されていない光ファイバコネクタを有する
図11の断面図である。
【
図14】内部螺旋キー結合ガイドが陰線で示されている、
図6の小さい形状因子の光ファイバアダプタの一部分を図示する。
【
図15】小さい形状因子の光ファイバアダプタによって互いに光学的に連結された、コネクタコアおよび高耐久化されていない光ファイバコネクタを示す断面図である。
【
図16】コネクタコアが高耐久性ポートに設置され、かつ保持カラーが非保持位置にある、
図6の小さい形状因子の光ファイバアダプタを示す。
【
図17】コネクタコアが高耐久化ポートに設置され、かつ保持カラーが保持位置にある、
図6の小さい形状因子の光ファイバアダプタを示す。
【
図18】
図10のコネクタコアの回動固設締結具の斜視図である。
【
図19】コネクタコアの回動固設締結具または
図10の別の斜視図である。
【
図20】コネクタコアの回動固設締結具または
図10のさらなる斜視図である。
【
図21】コネクタコアの回動固設締結具または
図10のさらに別の斜視図である。
【
図22】回動固設締結具の例示的な内部連結配置を示す平面図である。
【
図23】
図22の内部連結インターフェースとインターロックするように適合された例示的な外部連結配置を示す平面図である。
【
図24-26】
図22および
図23の内部および外部連結配置をインターロックするための一連の工程を図示する。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1は、本開示の原理による、例示的な光ファイバコネクタアセンブリシステム20を例解する。光ファイバコネクタアセンブリシステム20は、予め終端処理された光ファイバケーブル22が、任意の数の異なるコネクタ構成のうちの1つにおいて容易に構成されることを可能にする。異なるコネクタ構成は、異なるコネクタハウジング/シュラウドを有するコネクタ構成、異なるスタイルまたはタイプの光ファイバアダプタまたは光ファイバコネクタとキー結合するための異なるキー結合配置、異なる光ファイバアダプタおよび光ファイバコネクタと互換性である異なる締結具などを含み得る。特定の例では、異なるコネクタ配置は、異なるスタイルまたはタイプの硬化された光ファイバコネクタまたは硬化された光ファイバアダプタと互換性であるように適合された、複数の異なる硬化された(すなわち、高耐久性)コネクタ配置を含み得る。予め終端処理されたケーブル22は、予め終端処理された光ファイバケーブルを、特定のタイプのコネクタシステムと互換性にするように、現場または工場のいずれかで、異なる外側コネクタ配置の選択された1つと嵌合され得ることが理解されるであろう(例えば、選択されたコネクタアセンブリが上に装着されている予め終端処理された光ファイバケーブルは、特定の光ファイバアダプタスタイルおよび/または特定の光ファイバコネクタスタイルと互換性であり、かつ嵌合可能である)。特定の例では、予め終端処理されたケーブルは、光ファイバアダプタと直接互換性であるコネクタコアを含み得る。
【0015】
さらに
図1を参照すると、光ファイバコネクタアセンブリシステム20は、光ファイバケーブル22の一端を終端処理するコネクタコア23を含む。回動固設締結具26は、コネクタコア23上に回転可能に装着され、歪み解放ブーツ28は、回動固設締結具26上に装着される。回動固設締結具26は、コネクタコアの後端に隣接して(すなわち、ケーブルが固設される端に隣接して)コネクタコア23上に装着する。シール30は、回動固設締結具26の内部内でコネクタコア23上に装着する(
図5参照)。光ファイバコネクタアセンブリシステム20はまた、コネクタコア23上に選択され、個々に装着され、かつ回動固設締結具26によってコネクタコア23に固設され得る、いくつかの異なる構成要素、配置、アセンブリなどを含む。シール30は、構成要素、配置、またはアセンブリがコネクタコア23に連結されたときに、構成要素、配置、またはアセンブリに対して封止するように構成され得る。様々な構成要素、配置、およびアセンブリは、ダストキャップ32(
図2参照)と、第1の硬化されたコネクタシュラウドおよび締結具配置34と、第2の硬化されたコネクタシュラウドおよび締結具配置36と、コネクタコア23を直接受容するための少なくとも1つの高耐久性ポートを有する小さい形状因子の光ファイバアダプタ38と、を含むとして図示されている。
【0016】
ダストキャップ32は、コネクタコアを、第1の配置34、第2の配置36、または小さい形状因子の光ファイバアダプタ38などのその嵌合構成要素のいずれかと連結する前に、それによって支持されるコネクタコア23および終端処理された光ファイバ(複数可)を保護するために、コネクタコア23の上に固設され得ることが理解されるであろう。ダストキャップ32は、コネクタコアをその嵌合構成要素のいずれかと連結する前に、コネクタコア23から取り外される必要がある。
【0017】
第1の硬化されたコネクタシュラウドおよび締結具配置34がコネクタコア23上に装着されたときに結果的に生じる第1の光ファイバコネクタアセンブリは、Huawei Technologies Company Ltd.によって販売されているFastConnect(商標)光ファイバアダプタ41(
図1に概略的に示される)(参照によりその全体が本明細書に組み込まれる米国特許第9,557,493号参照)と互換性であり、かつ嵌合可能である。第2の硬化されたコネクタシュラウドおよび締結配置36がコネクタコア23上に装着されたときに結果的に生じる第2の光ファイバコネクタアセンブリは、Corning Cable Systems LLCによるOpti Tap(商標)光ファイバアダプタ43(
図1に概略的に示される)(例えば、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる米国特許第7,090,407号明細書参照)と互換性であるように構成されている。小さい形状因子の光ファイバアダプタ38は、キー結合、整列、または封止のための中間シュラウドの使用を必要とせずに、コネクタコア23を直接受容するように適合された高耐久性ポート39を含む。
【0018】
光ファイバケーブルは、嵌合解除可能な光接続による光接続のための光ファイバ(複数可)が存在するケーブルの端に構造を装着することによって予め終端処理される。例えば、光ファイバケーブルは、光ファイバをフェルール状光コネクタの一部として提示するための準備において、ケーブルの光ファイバ(複数可)の端にフェルールを装着することによって予め終端処理され得る。他の例では、ハウジングまたは他の構造が、光ファイバケーブルに取り付けられ得、フェルールなしの光ファイバコネクタの場合のように、フェルールの使用なしで、光ファイバを整列または位置決めするように機能し得る。図示される例では、光ファイバケーブル22は、硬化された配置34、36のいずれかをコネクタコア23の上に組み立てる前に、コネクタコア23を光ファイバケーブル22の端に装着することによって予め終端処理される。
【0019】
図3を参照すると、コネクタコア23は、長手方向軸50に沿って延在する長さに沿って細長いコネクタコアハウジング24を含む。コネクタコアハウジング22は、後部ケーブル取り付け端54の反対側に位置決めされた前部プラグ端52を含む。前部プラグ端52は、任意選択的に、SCタイプの光ファイバアダプタと互換性の形状因子を有するが、LC光ファイバアダプタと互換性のLCコネクタ形状因子などの、他の形状因子を同様に有し得る。光ファイバケーブル22は、コネクタコアハウジング24の後部ケーブル取り付け端54でコネクタコア23に取り付けられるか、または固設される。例えば、強度部材(例えば、アラミド糸またはガラス繊維などの糸タイプの強度部材)は、接着剤(例えば、エポキシ)、圧着、または他の手段によって、後部ケーブル取り付け端54でコネクタコア23に取り付けられ得る。光ファイバケーブル22は、外側ジャケット56を含む。光ファイバケーブル22の外側ジャケット56は、形状記憶スリーブ(例えば、熱収縮スリーブ)などのスリーブ57によって、コネクタコアハウジング24のケーブル取り付け端54に固設され得る。特定の例では、熱収縮スリーブは、熱収縮スリーブを外側ジャケット56およびコネクタコアハウジング24に接合するための接着剤の内部層を含み得る。回動固設締結具26は、コネクタコアハウジング24の上に装着され、コネクタコアハウジング24に対して長手方向軸50を中心として回動され得る(例えば、回転される)。回動固設締結具26は、締結具26がハウジング24上に保持されるように、ハウジング24の外側止め具47(例えば、ショルダ)とスリーブ57の前端との間に軸方向に捕捉される。ブーツは、任意選択的に、軸50を中心として締結具26と一体に回動され得る。
【0020】
光ファイバ構造58は、光ファイバケーブルの外側ジャケット56を通って長軸方向に経路指定される第1の区分60と、コネクタコア本体24を通って経路指定される第2の区分62と、を含む。光ファイバ構造58の第2の区分62は、コネクタコア本体24の前部プラグ端52でファイバ先端64を画定する。光ファイバ構造58の第2の区分62の前部分は、フェルール66内に固設および支持される。フェルール66は、ばね68によってコネクタコア本体24に対して前方方向にばね付勢される。内側本体67は、コネクタコア本体24内に装着し、ばね止め具として機能する前端69と、光ファイバケーブル22の強度部材をコネクタコア23に固設する際に使用するための構造を含み得る後端71と、を含む。
【0021】
フェルール66が光ファイバケーブル22の光ファイバ上に直接装着される場合、光ファイバ構造58は、第1および第2の区分60、62が全て1つの連続光ファイバの一部である、途切れない長さの光ファイバである。コネクタ配置のスプライスオンバージョンでは、第1の区分60は、第2の区分62を形成する光ファイバケーブル22の光ファイバに光スプライス接続される(例えば、融着スプライス接続される)光ファイバのセグメントによって形成され得る。特定の例では、光スプライス接続は、コネクタコア本体24の内部内に位置し得る。
【0022】
コネクタコアハウジング24は、コネクタコアハウジング24のケーブル取り付け端54に隣接して位置決めされた外部止め具47(例えば、突出部、壁、リブ、ショルダなど)を含む。止め具47は、前方に面するポジティブ停止表面72および後方に面するポジティブ停止表面74を含み得る。表面74は、締結具26の軸方向保持を提供するが、一方、表面72は、所定の完全に挿入された場所における小さい形状因子アダプタ38へのコネクタコア23の挿入を停止するための、小さい形状因子の光ファイバアダプタ38の対応する停止表面75を係合するために適合されたポジティブ停止を提供する。
【0023】
回動固設締結具26は、コネクタコア23に連結されるように適合された構成要素に提供される嵌合する外部連結配置と連結するように適合された内部連結配置27(
図18~
図21を参照)を含む。特定の例では、内部および外部連結配置は、ねじ山付き構成、バヨネットスタイル構成、および他のインターロック構成を含み得る。インターロック構成は、スナップフィット作用によってインターロックする構成と、重なり合わない位置から重なり合う位置まで回転される止め具を有する構成と、を含み得、止め具間の干渉が、回動固設締結具26の軸方向保持を提供する。
【0024】
締結具26の内部連結配置27(
図18~
図21参照)は、それぞれ、第1の硬化されたコネクタシュラウドおよび締結具配置34と、第2の硬化されたコネクタシュラウドおよび締結具配置36と、小さい形状因子アダプタ38と、ダストキャップ32と、に対応する、嵌合する外部連結配置80~83と連結するように適合される。外部連結配置80~82が
図1に示され、外部連結配置83が
図2に示される。内部および外部連結配置の間に形成される連結インターフェースは、好ましくは、2つの異なるインターロック機能を提供する。
【0025】
第1のインターロック機能は、回動固設締結具26と、対応する嵌合された外部連結配置との間の回転を阻害するように適合される。第1のインターロック機能は、スナップフィット配置によって提供され得る。スナップフィット配置は、恒久的なインターロックまたは複数回使用のインターロックを提供し得る。恒久的インターロックの場合、内部および外部連結配置の間のスナップフィット接続は、回動固設締結具26をインターロックされた回転位置(例えば、連結された回転位置)からインターロックされていない位置(例えば、連結されていない回転位置)まで回転させるために破壊されることを必要とする。対照的に、スナップフィット配置が複数回使用に適合される場合、スナップフィット配置は、回動固設締結具26がインターロック回転位置に留まることを促進するが、十分なトルクにより、回動固設締結具26がインターロックされた位置からインターロックされていない位置まで移動されることを可能にするためにスナップフィット配置を破壊することなく、スナップフィット配置が係合解除されることを可能にする、戻り止めとして機能し得る。
【0026】
内部連結配置27が外部連結配置80~83の対応する1つと嵌合されるときに提供される第2のインターロック機能は、締結具26の軸方向の固設を提供することに関する。内部および外部連結配置がインターロックされるとき、連結配置は、締結具26が連結される、対応する構成要素から締結具26が軸方向に係合解除されることを防止するように適合される。軸方向保持機能を提供する連結配置の部分は、締結具26が連結される、対応する構成要素から締結具26が軸方向に取り外されることをインターロックされた止め具の間の干渉が防止するように、締結具26が連結された回転位置に回転されるときに、互いに対してインターロックする(例えば、重なり合う)複数の止め具を含み得る。
【0027】
図18~
図22を参照すると、内部連結配置27は、締結具26の中心軸88を中心として均一に離間された複数の傾斜スナップフィット特徴86を含む。スナップフィット特徴86の各々は、傾斜表面90および停止表面92を含む。内部連結配置27はまた、中心軸88を中心として均一に離間された複数の軸方向止め具96を含む軸方向保持配置94を含む。説明の容易化のために、
図22は、平面図で締結具26の内部の全周Cが視認可能であるように、締結具26がその長さに沿って切断され、平坦に載置されていることを示す。軸方向止め具96は、停止表面98を含む。
【0028】
図23は、連結配置80~83を表し得る、例示的な外部連結配置100を図示する。
図23では、連結配置は、連結配置100の外周全体が平面図に示されるように、切断され、平坦に載置されている。外部連結配置100は、外周Cに沿って互いに離間されたスナップフィット特徴102を含む。スナップフィット特徴102は、内部連結配置のスナップフィット特徴86と組み合わせて機能するように適合されたキャッチ要素または止め具を含み得る。特定の例では、スナップフィット特徴102は、隆起などの戻り止め特徴とすることができる。他の例では、スナップフィット特徴102は、ビームなどのラッチを含み得る。ビームは、連結された回転位置から連結されていない回転位置までの回動固設締結具26の移動を可能にする分離機能を有するように構成され得る。他の例では、スナップフィット特徴102は、連結された回転位置から連結されていない回転位置まで回転する回動固設締結具26に対する抵抗を提供するが、破損することなく単に変形して、連結された回転位置から連結されていない回転位置までの回動固設締結具26の移動を可能にする。外部連結配置100はまた、回動固設締結具26が連結された回転位置にあるときに、回動固設締結具26を軸方向に保持するように適合された軸方向保持配置104を含む。軸方向保持配置104は、外部連結配置100の外周Cに沿って均一に離間された複数の軸方向止め具106(例えば、三角形突出部)を含み得る。
【0029】
図24~
図26は、内部連結配置26および外部連結配置100を一緒に連結するための一連の工程を図示する。
図24に示されるように、内部連結配置27は、外部連結配置100と整列される。
図25は、軸方向に一緒に挿入されるが、連結されていない回転位置にある内部および外部連結配置27、100を示す。
図26は、連結されていない回転位置から連結された回転位置まで回転された内部および外部連結配置27、100を示す。
図26の連結された回転位置では、外部連結配置100の軸方向保持止め具106は、回動固設締結具26が、挿入方向108とは反対である取り外し方向107で外部連結配置100から軸方向に係合解除されることを止め具96、106の間の干渉が防止するように、内部連結配置の軸方向止め具96の停止表面98とインターロックして対向する。加えて、回動固設締結具26が、連結されていない回転位置から連結された回転位置まで回転されるとき、スナップフィット特徴86は、スナップフィット特徴102の停止表面103とスナップフィット特徴86の停止表面92との間の対向が、連結された回転位置から連結されていない回転位置までの回動固設締結具26の移動を防止するか、またはそれに抵抗するように、外部連結配置100のスナップフィット特徴102を留める。連結配置のさらなる開示は、米国仮特許出願第62/849,760号に見出され得、これは、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0030】
図1を参照すると、第1の硬化されたコネクタシュラウドおよび締結具配置34は、コア23上に装着するように適合されたシュラウド182と、シュラウド182上に回転可能に装着する締結具140と、を含む。シール30は、コア23がシュラウド182に挿入されたときに、コア23の外側とシュラウド182の内側との間を封止する。締結部材140は、光ファイバコネクタアセンブリ(すなわち、コア23および配置34を含むアセンブリ)が光ファイバアダプタ41に連結されたときに、対応する光ファイバアダプタ41のバヨネットスロットと係合するように適合されたバヨネットタイプのインターフェース(例えば、バヨネットピン)を有する外側ハウジングとして図示されている。シュラウド182は、光ファイバコネクタアセンブリ40が光ファイバアダプタと嵌合されたときに、光ファイバアダプタ41内の対応する突出部と嵌合するスロット143の形態のキー結合構造を含む。このようにして、キー構造は、光ファイバコネクタアセンブリが、所望の回転配向で光ファイバアダプタ内に挿入されることを確保する。回動固設締結具26は、シュラウド182の後端上に収まるように適合され、連結配置80とインターロックして、締結具26がコア26をシュラウド182内に軸方向に保持するように、コネクタコア23をシュラウド182に連結する。
【0031】
引き続き
図1を参照すると、第2の硬化されたコネクタシュラウドおよび締結具配置36は、シュラウド184と、雄ねじを有する連結ナットとして図示された外側締結部材145と、を含む。シール30は、コア26がシュラウド184に固設されたときに、シュラウド184の内側に対して封止する。シュラウド184は、対応する光ファイバアダプタ43内に光ファイバコネクタアセンブリ(すなわち、配置36内に設置されたコアを含むアセンブリ)を回転整列させるためのキー結合機能を提供するように適合された一対の前部パドル147を含む。外側締結部材145の雄ねじは、光ファイバアダプタ43の対応する雌ねじと係合して、光ファイバコネクタアセンブリを光ファイバアダプタ43内に固設するように適合される。回動固設締結具26は、シュラウド184の後端上に収まるように適合され、連結配置81とインターロックして、締結具26がコア26をシュラウド184内に軸方向に保持するように、コネクタコア23をシュラウド184に連結する。
【0032】
図3および
図4を参照すると、コネクタコア23の前部プラグ端52は、光ファイバアダプタ41、光ファイバアダプタ43、および小さい形状因子アダプタ38と互換性の形状因子を有する。前部プラグ端52は、光ファイバアダプタ41、43と互換性であるが、一方、第1および第2の硬化されたコネクタシュラウドおよび締結具配置34、36は、それぞれ、光ファイバアダプタ41、43内にコネクタコア23を固設および封止するために必要とされる。対照的に、コネクタコア23は、いかなる中間シュラウドもなしで、かつ回動固設締結具26に加えていかなる締結具も必要とせずに、小さい形状因子アダプタ38内に直接設置され得る。具体的には、コネクタコア23が小さい形状因子アダプタ38内に固設されたとき、シール30は、小さい形状因子アダプタ38とシールを形成し、回動固設締結具26は、小さい形状因子の光ファイバアダプタ38の連結配置82に直接連結する。
【0033】
図3および
図4を参照すると、前部プラグ端52は、コアハウジング24の外部を中心として位置決めされた複数の平坦部200a~200dを含む。平坦部200aおよび200cは、互いに対向して位置決めされるが、一方、平坦部200bおよび200dは、互いに対向する位置である。平坦部200a、200cは、コアハウジング24の全長の実質的な長さにわたってコアハウジング24の前端から後方に延在する。一例では、平坦部200a、200cは、コアハウジング24の全長の少なくとも20%に沿って延在する。平坦部200aは、コアハウジング24の前端から細長いキー202まで延在する。細長いキー202は、コアハウジング24の本体の外部から外方に突出するレールとして図示される。一例では、キー202は、平坦部200aから後方にシール30に隣接して延在する長さを有する。一例では、細長いキーは、コアハウジング24の全長の少なくとも25%に沿って延在する。
【0034】
シール30は、好ましくは、コアハウジング24の長手方向中点の後方に位置決めされる。好ましくは、シール30は、コアハウジング24の後端、次いで、コアハウジング24の前端により近くに位置決めされる。好ましい例では、シール30は、コアハウジング24の全長の少なくとも3分の2の後方に位置決めされる。
図5に図示されるように、シール30は、回動固設締結具26の内部内に位置決めされる。
【0035】
平坦部200b、200dは、平坦部200a、200cよりも実質的に長さが短い。
図3に図示されるように、平坦部200b、200dは、互いの反対側に位置決めされ、平坦部200a、200cの間に延在する側部を画定する。
【0036】
第1および第2の硬化されたコネクタシュラウドのシュラウド182、184および締結具配置34、36上に提供された連結配置80、81は、
図23に示される外部連結配置100のような構成を有し得る。例えば、
図1に示されるように、外部連結配置80、81は、シュラウド182、184の後端に隣接するシュラウド182、184の外部を中心として円周方向に位置決めされる、複数の軸方向保持止め具106(例えば、三角形止め具)を含む、軸方向保持配置104を各々含む。外部連結配置80、81はまた、スナップフィット特徴102aを含む。図示された例では、スナップフィット特徴102aは、シュラウド182、184と一体化された対向端を有する可撓性ビーム、およびビームの下の開放空間を含む。他の例では、片持ちスタイルのビームが使用され得る。ビームは、円周方向(示されるように)に対して横方向に、または円周方向に対して平行に配向され得る。
【0037】
回動固設締結具26が外部連結配置80、81の上に軸方向に挿入され、次いで、連結されていない回転部分から連結された回転位置まで回動されるとき、回動固設締結具26のスナップフィット特徴86の傾斜表面90は、スナップフィット特徴102aを乗り越えて、特徴102aを半径方向内方に偏向させて、スナップフィット特徴86がスナップフィット特徴102aを通過して移動することを可能にする。回動固設締結具26が、連結された回転位置に到達したとき、スナップフィット特徴86は、スナップフィット特徴102aがそれらの偏向されていない位置に弾性的に戻るように、スナップフィット特徴102aを通過して同時に移動する。偏向されていない位置では、スナップフィット特徴86の停止表面92とスナップフィット特徴102aとの間の対向は、回動固設締結具26が、連結された回転位置から連結されていない回転位置に戻るように回転されることを防止する。連結された回転位置では、回動固設締結具26の止め具96は、軸方向止め具106と対向して、締結具26が軸方向に係合解除されることを防止する。十分なトルクが回動固設締結具26に適用される場合、スナップフィット特徴102aは、破断することになり、それによって、回動固設締結具26が、連結された回転位置から連結されてない回転位置に戻るように回転されることを可能にする。第2の硬化されたコネクタシュラウドのシュラウド184および締結具配置36上の外部連結配置81は、外部連結配置80と同じ構成を有する。したがって、コア23は、第1および第2の硬化されたコネクタシュラウドおよび締結具配置34、36に同じ様式で取り付けられ得る。他の例では、スナップフィット特徴102aは、複数回使用のために構成され得る。
【0038】
図6~
図14は、小さい形状因子アダプタ38を図示する。小さい形状因子アダプタ38は、装着開口部210内に装着するように適合される。特定の例では、装着開口部210は、パネル内に、包囲体の壁を通して、または別の構造内に画定され得る。好ましくは、装着開口部210は、比較的小さいサイズである。一例では、装着開口部210は、150平方ミリメートル以下の面積を有する。小さい形状因子アダプタ38は、装着開口部210の比較的小さい面積を考慮するとき、比較的長い長さLを有することが理解されるであろう。特定の例では、装着開口部210のミリ単位の面積と、小さい形状因子アダプタ38のミリ単位の長さLとの比率は、3以下である。
【0039】
図6を参照すると、小さい形状因子38は、第1の端214および第2の端216を有する主アダプタ本体212を含む。小さい形状因子アダプタ38の長さLは、第1および第2の端214、216の間に延在する。第1の端214は、高耐久性コネクタポート218を画定し、高耐久性端と呼ばれ得る。第2の端216は、高耐久化されていないコネクタポート220を画定し、高耐久化されていない端と呼ばれ得る。特定の例では、アダプタ本体212は、一体モールド成形構築物を有し得る。高耐久性コネクタポート218は、コネクタコア23を受容するように構成され得、好ましくは、コネクタコア23の形状因子に合致する形状因子を有するか、またはそれと別様に互換性である。高耐久化されていないコネクタポート220は、SCコネクタ222などの、高耐久化されていない光ファイバコネクタを受容するように適合される。
【0040】
主アダプタ本体212は、内部スリーブホルダ224を含む。特定の例では、内部スリーブホルダ224は、弾性材料(例えば、リン青銅、ジルコニアセラミックなど)から作製される割スリーブ225などのフェルール整列スリーブを収容し得る。特定の例では、内部スリーブホルダ224は、割スリーブが内部スリーブホルダ224の内に挿入され、かつその内側に保持されることを可能にするように、湾曲して開放され得る複数のフィンガを含み得る。
【0041】
高耐久化されていない光ファイバコネクタ222が、高耐久化されていないコネクタポート220内に固設され、かつコネクタコア223が高耐久性コネクタポート218内に固設されるとき、コネクタコア23および高耐久化されていない光ファイバコネクタ222は、一緒に光学的に接続される。例えば、高耐久化されていない光ファイバコネクタ222のフェルール228は、スリーブホルダ224内に収容されたフェルール整列スリーブの一端内に収容され得、コネクタコア23のフェルール66は、ファイバ整列スリーブが2つのフェルール228、66を同軸に整列して、フェルール228、66の各々によって保持された光ファイバ間の光接続を提供するように、スリーブホルダ224内に収容されるフェルール整列スリーブの反対側の端内で受容され得る。
【0042】
主アダプタ本体212の第2の端216は、高耐久化されていない光ファイバコネクタ222を高耐久化されていないコネクタポート220内で保持するための一体化されたラッチ230を含む。主アダプタ本体212はまた、外側フランジ232および雄ねじ234を含む。主アダプタ本体212がパネル236などの構造によって画定される装着開口部210内で固設されるとき、フランジ234は、パネル236の第1の側部236aと係合するが、一方、ナット238は、雄ねじ232上にねじ込まれ、パネルの第2の側部236bと係合する。このようにして、パネル236は、主アダプタ本体212をパネル236に固設するために、外側フランジ232とナット238との間で圧縮される。
【0043】
シール240は、フランジ232とパネル236の第1の側部236aとの間で押圧され得る。一例では、シール240は、ダストキャップ244を主アダプタ本体212に連結するために使用されるランヤード242と一体化され得る。ダストキャップ244は、高耐久性コネクタポート218を、その中にコネクタコア23を挿入する前に包囲するために、主アダプタ本体212の第1の端214の上に固設されるように適合される。ダストキャップ244は、主アダプタ本体212の第1の端214から取り外されて、高耐久性コネクタポート218へのコネクタコア23の挿入を可能にし得ることが理解されるであろう。ダストキャップ244は、主アダプタ本体212の第1の端214に隣接して提供される外部連結配置82と連結するよう適合される、
図22に示されるタイプの内部連結配置を含み得ることも理解されるであろう。
【0044】
図11~
図14を参照すると、主アダプタ本体212は、コネクタコア23の細長いキー202を受容するためのキー溝250を含む。主アダプタ本体212はまた、キー結合レールをキー溝250まで回転方向にガイドするための内部構造を含む。特定の例では、回転ガイドを提供するための構造は、2つの螺旋ショルダ252a、252bを含み得、2つの螺旋ショルダ252a、252bは、主アダプタ本体212の第1の端214から第2の端216への方向に、軸253に沿ってショルダ252a、252bが延在する際に、主アダプタ本体212の中心長手方向軸253を中心として対向する螺旋方向に回転する。特定の例では、螺旋ガイドショルダ252a、252bは、コネクタコア23が、少なくとも90度、または少なくとも135度、または少なくとも170度、または約180度の移動の回転範囲に沿って高耐久性コネクタポート220に挿入される際に、コネクタコア23の回転ガイドを提供する。図示されるように、螺旋ショルダ250a、250bは、底部の高耐久性コネクタポート220に隣接して始まり、ショルダが高耐久性コネクタポート218の上部でキー溝250に隣接して交わるまで、反対方向に約180度螺旋状に回転する。このように、螺旋ショルダ252a、252bは、回転配向に関係なくキー溝250にキー202を回転方向にガイドするためのキー202との接触を介して、コネクタコア23が高耐久性コネクタポート218に最初に挿入される際に、キー溝250に向かってコネクタコア23を回転方向にガイドするように構成されている。
【0045】
上記に示されるように、主アダプタ本体212の第1の端214は、外部連結配置82を含む。図示される例では、外部連結配置82は、外部連結配置100によって図示されるタイプの軸方向保持配置を含む。例えば、複数の軸方向止め具106は、主アダプタ本体212の外周の周囲に提供される。外部連結配置82はまた、回動固設締結具26のスナップフィット特徴86と係合して、連結された回転配向に回動固設締結具26を保持するように適合されたスナップフィット特徴102bを含む。図示される例では、スナップフィット特徴102bは、戻り止め(例えば、隆起)であり、スナップフィット特徴86は、回動固設締結具26が連結されていない回転位置から連結された回転位置まで外部連結配置82に対して回転される際に、戻り止めを乗り越える。スナップフィット特徴102bは、両側に角度付き表面を有する戻り止めであることが理解されるであろう。したがって、スナップフィット特徴102bの構成は、回動固設特徴26のスナップフィット特徴86がスナップフィット特徴102bを越えて戻る力に十分なトルクが適用されるときに、回動固設締結具26が、連結された回転位置から連結されていない位置まで回転されることを可能にする。好ましくは、スナップフィット特徴102bは、回動固設締結具26が、連結された回転位置から連結されていない回転位置に戻るように回転されるときに破断しない。代わりに、回動固設締結具26および/またはスナップフィット特徴102bの湾曲は、回動固設締結具26が、連結された回転位置から連結されていない回転位置に戻るように移動されることを可能にする。
【0046】
特定の例では、小さい形状因子アダプタ38は、第1の端214に隣接する主アダプタ本体212の外部上に装着する保持カラー300をさらに含む。保持カラー300は、保持カラー300が主アダプタ本体212の中心軸を中心として回転されることができないように、主アダプタ本体212に対して回転不可能に装着される。保持カラー300は、伸長位置(
図17参照)と後退位置(
図16参照)との間で移動可能である。戻り止め302は、保持カラー300を伸長位置および後退位置に保持するために提供される。保持カラー300が伸長位置に移動されるが、一方、回動固設締結具26が外部連結配置82に対して連結された回転位置にあるとき、保持カラー300の内側の保持部材305(例えば、フィンガ)は、回動固設締結具26の内部内に延在し、回動固設締結具26の内部連結配置の停止表面92に対向する。このようにして、保持カラー300は、回動固設締結具26が、連結された回転位置から連結されていない回転位置に戻るように回転されることを防止する。対照的に、保持カラー300が後退位置に移動されるとき、保持部材305は、戻り止め102bを克服して、回動固設締結具26を連結された回転位置から連結されていない回転位置に戻るように移動させるために十分なトルクが回動固設締結具26に適用されたときに、停止表面92から係合解除し、それによって、回動固設締結具26が、連結された回転位置から連結されていない回転位置に戻るように回転されることを可能にする。
【0047】
特定の例では、保持カラー300は、伸長位置に向かって付勢されたばねであってもよい。そのような場合、保持カラー300は、一旦、締結具26が、連結されていない回転状態から連結された回転状態に回動されると、後退位置から伸長位置に自動的に移動し得る。締結具26を連結解除するために、カラー300は、ばねの付勢に対抗して伸長位置から後退位置に手動で摺動されて、連結された回転状態から連結されていない回転状態への締結具26の回転を可能にし得る。アダプタ38内へのコアアセンブリの挿入は、ばねの付勢に対抗して、伸長位置から後退位置(例えば、保持スリーブとコアアセンブリとの間の物理的接触を介して)へのカラー300の移動を引き起こし得る。
なお、本発明の態様(構成)として以下に示すものがある。
[態様1]
光ファイバコネクタシステムであって、
プラグ部分を画定する前端、およびケーブルアンカー固定場所を画定する後端を含む、コネクタコアであって、前記コネクタコアが、コアシールを含む、コネクタコアと、
前記コネクタコアの上に装着されるように構成された第1の高耐久性外部アセンブリであって、前記第1の高耐久性外部アセンブリが、前記コアシールが前記コネクタコアと前記第1のシュラウドとの間の封止を提供する状態で、前記コネクタコアの上に装着されるように構成された第1のシュラウドを含み、前記第1のシュラウドが、第1の高耐久性光ファイバアダプタに対して、前記第1のシュラウドを回転可能にキー結合するための第1のキー結合配置を含む前端を有し、前記第1の高耐久性外部アセンブリがまた、前記第1の高耐久性外部アセンブリを前記第1の高耐久性光ファイバアダプタに固設するための第1の高耐久性締結要素を含み、前記第1のシュラウドが、前記シュラウドの後端に隣接する前記第1のシュラウドの外部に第1の外部連結配置を有する、第1の高耐久性外部アセンブリと、
前記コネクタコアの上に装着されるように構成された第2の高耐久性外部アセンブリであって、前記第2の高耐久性外部アセンブリが、前記コアシールが前記コネクタコアと前記第2のシュラウドとの間の封止を提供する状態で、前記コネクタコアの上に装着されるように構成された第2のシュラウドを含み、前記第2のシュラウドが、第2の高耐久性光ファイバアダプタに対して、前記第2のシュラウドを回転可能にキー結合するための第2のキー結合配置を含む前端を有し、前記第1のキー結合配置が、前記第2のキー結合配置とは異なるキー結合構成を有し、前記第2の高耐久性外部アセンブリがまた、前記第2の高耐久性外部アセンブリを前記第2の高耐久性光ファイバアダプタに固設するための第2の高耐久性締結要素を含み、前記第1の高耐久性締結要素が、前記第2の高耐久性締結要素とは異なる締結構成を有し、前記第2のシュラウドが、前記シュラウドの後端に隣接する前記第2のシュラウドの外部に第2の外部連結配置を有し、
前記第1の高耐久性外部アセンブリが、前記光ファイバコネクタシステムを、前記第1の高耐久性光ファイバアダプタと互換性にするように、前記コネクタコアとの組み合わせにおいて使用可能であり、
前記第2の高耐久性外部アセンブリが、前記光ファイバコネクタシステムを、前記第2の高耐久性光ファイバアダプタと互換性にするように、前記コネクタコアとの組み合わせにおいて使用可能であり、
前記コネクタコアが、第3の高耐久性光ファイバアダプタの形状因子を補完する形状因子を有し、それにより、前記コネクタコアが、高耐久性外部アセンブリを使用せずに前記第3の高耐久性光ファイバアダプタと直接互換性であり、前記コアシールは、前記コネクタコアが前記第3の高耐久性光ファイバアダプタに挿入されているときに、前記第3の高耐久性光ファイバアダプタと前記コネクタコアとの間の封止を提供し、前記第3の高耐久性光ファイバアダプタが、前記第3の高耐久性光ファイバアダプタの外部に第3の外部連結配置を含む、第2の高耐久性外部アセンブリと、
前記コネクタコアによって担持された回動固設締結具であって、a)前記第1のシュラウドの前記後端上に前記回動固設締結具を挿入することによって前記コネクタコアを前記第1のシュラウドに連結し、かつ前記回動固設締結具を前記第1のシュラウドに対して回動させることによって、前記回動固設締結具を前記第1の外部連結配置と連結することと、b)前記第2のシュラウドの前記後端上に前記回動固設締結具を挿入することによって前記コネクタコアを前記第2の後方シュラウドに連結し、かつ前記回動固設締結具を前記第2のシュラウドに対して回動させることによって、前記回動固設締結具を前記第2の外部連結配置と連結することと、c)前記第3の高耐久性アダプタの前記外部上に前記回動固設締結具を挿入することによって前記コネクタコアを前記第3の高耐久性光ファイバアダプタを連結し、かつ前記回動係合締結具を前記第3の高耐久性アダプタに対して回動させることによって、前記回動係合締結具を前記第3の外部連結配置と連結することと、を行うための、回動固設締結具と、を備える、光ファイバコネクタシステム。
[態様2]
前記第1のキー結合配置が、パドルを含み、前記第2のキー結合配置が、開放端スロットを含む、請求項1に記載の光ファイバコネクタシステム。
[態様3]
前記第1の高耐久性締結要素が、ねじ山付き連結ナットを含み、前記第2の高耐久性締結要素が、バヨネットスタイルの締結スリーブを含む、請求項1または2に記載の光ファイバコネクタシステム。
[態様4]
ケーブルが、前記コネクタコアの前記後端にアンカー固定され、前記ケーブルの光ファイバが、前記コネクタコアの前記プラグ部分に位置決めされたフェルールによって支持され、形状記憶熱収縮スリーブが、前記ケーブルと前記コネクタコアとの間にシールを提供する、請求項1に記載の光ファイバコネクタシステム。
[態様5]
前記コネクタコアが、前記前端から前記後端まで延在するコアハウジングを含み、前記コネクタコアが、前記コアハウジングの本体から半径方向外方に突出し、かつ前記コアハウジングの全長の少なくとも25パーセントに沿って延在する、細長いキー結合レールを含む、請求項1に記載の光ファイバコネクタシステム。
[態様6]
前記レールの前方端が、前記コアハウジングの前記前端からオフセットされ、前記レールの後方端が、前記コアシールに隣接して位置する、請求項5に記載の光ファイバコネクタシステム。
[態様7]
前記コアハウジングの前記本体が、前記レールの前記前方端から前記コアハウジングの前記前端まで、前記コアハウジングの前記全長の少なくとも20%に沿って延在する平坦部を画定する、請求項6に記載の光ファイバコネクタシステム。
[態様8]
前記コアシールが、前記コネクタコアの長手方向中点の後方に位置決めされている、請求項1に記載の光ファイバコネクタシステム。
[態様9]
前記第1および第2の外部連結配置が、第1の構成を有し、前記第3の外部連結配置が、前記第1の構成とは異なる第2の構成を有する、請求項1に記載の光ファイバシステム。
[態様10]
前記第1の構成が、前記回動固設締結具との1回使用に適合され、前記第2の構成が、前記回動固設締結具との複数回使用を可能にする、請求項9に記載の光ファイバシステム。
[態様11]
前記第1の構成が、前記第1または第2のシュラウドに対して前記回動固設締結具を連結された状態に保持し、かつ前記回動固設締結具を前記連結された状態から連結されていない状態に回転させるために破壊される必要がある、スナップフィット保持要素を含む、請求項10に記載の光ファイバシステム。
[態様12]
前記第2の構成が、戻り止め保持要素を含み、前記戻り止め保持要素は、前記第3の高耐久性光ファイバアダプタに対して前記回転係合締結具を連結された状態に保持するが、前記回動固設締結具が、前記戻り止め保持要素の破壊を必要とせずに、前記連結された状態から連結されていない状態に回転されることを可能にする、請求項11に記載の光ファイバシステム。
[態様13]
光ファイバ接続装置であって、
コネクタコアであって、コアハウジング、および前記コネクタコアを受容するように適合された構造に対して封止するための前記コアハウジング上に装着されたシールを含み、前記構造が、シュラウド、光ファイバアダプタ、またはダストキャップを含む、コネクタコアと、
前記コアを前記構造に固設するために前記コア上に装着された回動固設締結具であって、前記シールが、前記回動固設締結具の内部内に位置決めされている、回動固設締結具と、を備える、光ファイバ接続装置。
[態様14]
前記シールが、前記コネクタコアの全長の後方3分の1に位置し、かつフェルールが、前記コネクタコアの前端に位置決めされている、請求項13に記載の光ファイバ接続装置。
[態様15]
前記シールから前方に延在し、かつ前記コアハウジングの全長の少なくとも25パーセントに沿って延在する、前記コアハウジングと統合されたキー結合レールをさらに備える、請求項13に記載の光ファイバ接続装置。
[態様16]
光ファイバ接続装置であって、
高耐久性コネクタポートを画定する第1の端、および高耐久化されていないコネクタポートを画定する第2の端を有する本体を含む光ファイバアダプタを備え、前記本体が、150平方ミリメートル以下の断面積を有する装着開口部内に装着されるように構成されている、光ファイバ接続装置。
[態様17]
ミリメートル単位における前記装着開口部の前記断面積と前記光ファイバアダプタの長さとの比率が、3以下である、請求項16に記載の光ファイバ接続装置。
[態様18]
前記光ファイバアダプタが、前記第1の端に隣接する外部保持配置を含み、前記外部保持配置が、スナップフィット特徴を含み、前記アダプタ本体の外周の周囲に位置決めされた複数の軸方向止め具も含む、請求項16に記載の光ファイバ接続装置。
[態様19]
前記アダプタ本体が、フェルール整列スリーブを保持するための内部ホルダを画定する、請求項18に記載の光ファイバ接続装置。
[態様20]
前記アダプタ本体が、フランジおよび雄ねじ部分を含み、前記装着開口部が、壁を通して画定されており、前記アダプタ本体が前記装着開口部内に装着されたとき、前記壁が、前記フランジと前記雄ねじにねじ込まれたナットとの間で圧縮される、請求項19に記載の光ファイバ接続装置。
【手続補正書】
【提出日】2024-08-30
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
光ファイバ接続装置であって、
コネクタコアであって、コアハウジング、及び前記コネクタコアを受容するように適合された構造に対して封止するための前記コアハウジング上に装着されたシールを含み、前記構造は、シュラウド、光ファイバアダプタ、またはダストキャップを含む、コネクタコアと、
前記コネクタコアを前記構造に固設するために前記コネクタコア上に装着された回動固設締結具であって、前記シールは前記回動固設締結具の内部に位置決めされ、前記回動固設締結具は該回動固設締結具の中心軸を中心として均一に離間した複数の傾斜スナップフィット特徴部を含む内部連結配置を有し、前記傾斜スナップフィット特徴部の各々は傾斜表面及び停止表面を含み、前記内部連結配置は前記回動固設締結具の内部に前記中心軸を中心として均一に離間した4つの軸方向止め具を含む軸方向保持配置を有する、回動固設締結具と、
を備える、光ファイバ接続装置。
【請求項2】
前記シールは前記コネクタコアの全長の後方3分の1に位置し、かつフェルールは前記コネクタコアの前端に位置決めされている、請求項1に記載の光ファイバ接続装置。
【請求項3】
前記シールから前方に延在する、前記コアハウジングと統合された細長いキーをさらに備える、請求項1に記載の光ファイバ接続装置。
【請求項4】
前記細長いキーは前記コアハウジングの全長の少なくとも25%に沿って延びている、請求項3に記載の光ファイバ接続装置。
【請求項5】
前記コアハウジングにスリーブによって取り付けられる外側ジャケットを有し、
前記回動固設締結具は前記コアハウジングの外側止め具と前記スリーブの前端との間に軸方向に捕捉され、前記回動固設締結具は前記コアハウジングに保持される、請求項1に記載の光ファイバ接続装置。
【請求項6】
前記コアハウジングのケーブル取り付け端に隣接して位置決めされた外側止め具を有し、該外側止め具は、前記光ファイバアダプタへの前記コネクタコアの挿入を停止するための停止部を設けるための前方に面するポジティブ停止面と、前記回動固設締結具の軸方向保持のための後方に面するポジティブ停止面とを有する、請求項1に記載の光ファイバ接続装置。
【請求項7】
光ファイバ接続装置であって、
高耐久性コネクタポートを画定する第1の端、および高耐久化されていないコネクタポートを画定する第2の端を有する本体を含む光ファイバアダプタを備え、
前記本体は150平方ミリメートル以下の断面積を有する装着開口部内に装着されるように構成され、
前記本体はコネクタコアによって画定される細長いキーを受容するためのキー溝を有し、
前記キー溝は2つの螺旋ショルダによって画定され、該2つの螺旋ショルダは前記本体の中心長手方向軸を中心として対向する螺旋方向に回転し、
前記2つの螺旋ショルダは、前記コネクタコアが、少なくとも180度、170度、135度、又は90度の移動の回転範囲に沿って前記高耐久性コネクタポートに挿入されるときに、前記コネクタコアの回転ガイドを提供し、
前記光ファイバ接続装置は前記本体の外部上に装着するように構成された保持カラーをさらに含み、
前記保持カラーは伸長位置と後退位置との間で移動可能であり、
前記伸長位置において、前記保持カラーの内側に規定された一つ以上の保持部材は、連結された回転位置から連結されていない回転位置に、回動固設締結具が回転することを防止する、
光ファイバ接続装置。
【請求項8】
ミリメートル単位における前記装着開口部の前記断面積と前記光ファイバアダプタの長さとの比率が3以下である、請求項7に記載の光ファイバ接続装置。
【請求項9】
前記光ファイバアダプタは前記第1の端に隣接する外部保持配置を含み、該外部保持配置は、スナップフィット特徴部を含み、かつ前記本体の外周の周囲に位置決めされた複数の軸方向止め具も含む、請求項7に記載の光ファイバ接続装置。
【請求項10】
前記本体はフェルール整列スリーブを保持するための内部ホルダを画定する、請求項9に記載の光ファイバ接続装置。
【請求項11】
前記本体はフランジ及び雄ねじ部分を含み、前記装着開口部は壁を通して画定されており、前記本体が前記装着開口部内に装着されたとき、前記壁は前記フランジと前記雄ねじ部分にねじ込まれたナットとの間で圧縮される、請求項10に記載の光ファイバ接続装置。