(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024161762
(43)【公開日】2024-11-20
(54)【発明の名称】プログラム、情報処理方法および情報処理装置
(51)【国際特許分類】
H04L 51/04 20220101AFI20241113BHJP
G06F 3/0481 20220101ALI20241113BHJP
【FI】
H04L51/04
G06F3/0481
【審査請求】未請求
【請求項の数】22
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023076764
(22)【出願日】2023-05-08
(71)【出願人】
【識別番号】500257300
【氏名又は名称】LINEヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】西川 浩平
(72)【発明者】
【氏名】小林 智博
(72)【発明者】
【氏名】森 拓郎
【テーマコード(参考)】
5E555
【Fターム(参考)】
5E555AA56
5E555AA61
5E555BA01
5E555BA04
5E555BA16
5E555BB01
5E555BB04
5E555BB16
5E555BC04
5E555BC19
5E555BD01
5E555CA02
5E555CA12
5E555CA18
5E555CA47
5E555CB44
5E555CC15
5E555DA02
5E555DB41
5E555DB49
5E555DB53
5E555DB56
5E555DC02
5E555DC09
5E555DD08
5E555EA03
5E555EA05
5E555EA14
5E555FA00
(57)【要約】 (修正有)
【課題】チャットルームに容易に活性化させるプログラム、情報処理方法および情報処理装置を提供する。
【解決手段】プログラムは、第1情報として登録された特定のアカウント37「サッカーチームMの公式アカウント」を定期的に巡回し、第1ユーザによって入力された第1情報を制御部によって取得することと、第1情報に基づいて、第2情報を制御部によって取得することと、第1ユーザを含むチャットルームRまたは第1ユーザを含むチャットルームに関連付けられた領域に、第2情報43を表示することに関する制御を、制御部によって行うことと、を情報処理装置によって実行させる。
【選択図】
図1-10
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置によって実行されるプログラムであって、
第1ユーザによって入力された第1情報を前記情報処理装置の制御部によって取得することと、
前記第1情報に基づいて、第2情報を前記制御部によって取得することと、
前記第1ユーザを含むチャットルームまたは前記第1ユーザを含むチャットルームに関連付けられた領域に、前記第2情報を表示することに関する制御を前記制御部によって行うこととが前記情報処理装置によって実行される。
【請求項2】
請求項1に記載のプログラムであって、
前記第1情報は、前記第1ユーザによって入力された、キーワード、リンク情報、アカウント情報、チャットに関する情報、および前記チャットルームまたは前記第1ユーザによってフォローされた情報のうち少なくとも一つを含む。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のプログラムであって、
前記第2情報は、前記チャットルームのうち、前記チャットルームに送受信されたコンテンツを表示する第1領域に表示される情報である。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載のプログラムであって、
前記第2情報は、前記チャットルームのうち、前記チャットルームに送受信されたコンテンツを表示する第1領域とは異なる第2領域に表示される情報である。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記第2情報は、スケジュールに関する情報であり、
前記チャットルームに関連付けられた領域は、前記チャットルームに関連付けられたカレンダーであり、
前記カレンダーに前記スケジュールの情報を入力する制御を前記制御部によって行うことが前記情報処理装置によって実行される。
【請求項6】
請求項5に記載のプログラムであって、
前記スケジュールの情報は、前記チャットルームのうち、前記チャットルームに送受信されたコンテンツを表示する第1領域とは異なる第2領域に表示される情報である。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記第1情報に基づいて、複数の前記第2情報を前記制御部によって取得された場合、複数の前記第2情報を表示することに関する制御を前記制御部によって行うことが前記情報処理装置によって実行される。
【請求項8】
請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記第2情報は、記事に関する情報であり、
前記記事に前記チャットルームの情報を関連づける処理を前記制御部によって行うことが前記情報処理装置によって実行される。
【請求項9】
請求項8に記載のプログラムであって、
前記記事に関連づけられた前記チャットルームの情報に対する入力に基づいて、前記チャットルームのうち、前記記事に関連するコンテンツを表示することに関する制御を前記制御部によって行うことが前記情報処理装置によって実行される。
【請求項10】
請求項1から請求項9のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記チャットルームに含まれる第2ユーザから、表示する情報の条件に関する第1条件情報を前記制御部によって取得することと、
前記第1条件情報に基づいて、前記第2情報を表示することに関する制御を前記制御部によって行うこととが前記情報処理装置によって実行される。
【請求項11】
請求項10に記載のプログラムであって、
前記第1条件情報と、前記チャットルームに含まれるユーザの前記第2情報に対する反応に関する反応情報とに基づいて、前記第2情報を表示することに関する制御を前記制御部によって行うことが前記情報処理装置によって実行される。
【請求項12】
請求項1から請求項11のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記第1ユーザに提示する、前記第1情報の候補に関する候補情報を前記制御部によって取得することが前記情報処理装置によって実行される。
【請求項13】
請求項12に記載のプログラムであって、
前記候補情報は、前記第1ユーザによって入力された情報、前記チャットルームで送受信されたコンテンツ、および前記チャットルームに類似する第1チャットルームに設定されている情報のうち少なくとも1つに基づいて取得される。
【請求項14】
請求項1から請求項13のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記第1ユーザによって入力された前記第1情報を削除することに関する削除情報を前記第1ユーザに提示する制御を前記制御部によって行うことが前記情報処理装置によって実行される。
【請求項15】
請求項1から請求項14のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記第1情報に基づいて、前記第2情報とは異なる第3情報を取得した場合、表示する条件に関する第2条件に基づいて、前記第2情報と前記第3情報とのうちの前記第2情報を表示することに関する制御を前記制御部によって行うことが前記情報処理装置によって実行される。
【請求項16】
請求項15に記載のプログラムであって、
前記第2条件は、情報量の多い情報を表示する条件、類似度に関する条件、および前記チャットルームに含まれるユーザの反応に関する条件のうち少なくとも1つを含む。
【請求項17】
請求項1から請求項16のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記第1ユーザによって入力された前記第1情報に基づいて、前記チャットルームに類似する第2チャットルームに関する情報を前記制御部によって取得する制御を行うことが前記情報処理装置によって実行される。
【請求項18】
請求項1から請求項16のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記第1ユーザによって入力された前記第1情報を検索語にして検索結果を取得する制御を前記制御部によって行うことが前記情報処理装置によって実行される。
【請求項19】
請求項1から請求項18のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記情報処理装置は、前記第1ユーザの端末と通信するサーバである。
【請求項20】
請求項1から請求項18のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記情報処理装置は、前記第1ユーザの端末である。
【請求項21】
コンピュータの情報処理方法であって、
第1ユーザによって入力された第1情報を取得することと、
前記第1情報に基づいて、第2情報を取得することと、
前記第1ユーザを含むチャットルームまたは前記第1ユーザを含むチャットルームに関連付けられた領域に、前記第2情報を表示することとを含む。
【請求項22】
情報処理装置であって、
第1ユーザによって入力された第1情報に基づいて第2情報を取得し、前記第1ユーザを含むチャットルームまたは前記第1ユーザを含むチャットルームに関連付けられた領域に、前記第2情報を表示することに関する制御を行う制御部を備える。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、プログラム、情報処理方法および情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、例えばオープンチャットなどのチャットルームを用いて様々なコンテンツをユーザに提供する技術が利用されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【0004】
本発明の第1の態様によると、情報処理装置によって実行されるプログラムであって、第1ユーザによって入力された第1情報を前記情報処理装置の制御部によって取得することと、前記第1情報に基づいて、第2情報を前記制御部によって取得することと、前記第1ユーザを含むチャットルームまたは前記第1ユーザを含むチャットルームに関連付けられた領域に、前記第2情報を表示することに関する制御を前記制御部によって行うこととが前記情報処理装置によって実行される。
本発明の第2の態様によると、コンピュータの情報処理方法であって、第1ユーザによって入力された第1情報を取得することと、前記第1情報に基づいて、第2情報を取得することと、前記第1ユーザを含むチャットルームまたは前記第1ユーザを含むチャットルームに関連付けられた領域に、前記第2情報を表示することとを含む。
本発明の第3の態様によると、情報処理装置であって、第1ユーザによって入力された第1情報に基づいて第2情報を取得し、前記第1ユーザを含むチャットルームまたは前記第1ユーザを含むチャットルームに関連付けられた領域に、前記第2情報を表示することに関する制御を行う制御部を備える。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【
図1-1】実施形態の一態様におけるシステムの構成の一例を示す図。
【
図1-2】第1実施形態に係るサーバの通信部により実現される機能の一例を示す図。
【
図1-3】第1実施形態に係るサーバの記憶部により実現される機能の一例を示す図。
【
図1-4】第1実施形態に係るサーバの制御部により実現される機能の一例を示す図。
【
図1-5】第1実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図1-6】チャットルームの設定画面を表示する一例を示す図。
【
図1-7】取得ソースを設定する設定画面の一例を示す図。
【
図1-8】特定のアカウントを検索する一例を示す図。
【
図1-9】取得ソースを追加した設定画面の一例を示す図。
【
図1-10】チャットルームに第2情報を表示する一例を示す図。
【
図1-11】第2情報に対するコンテンツのやり取りの一例を示す図。
【
図1-12】第1変形例(1)において第2情報に対するコメントが入力されるコメント画面の一例を示す図。
【
図1-13】第1変形例(2)においてチャットルームの属性が入力される一例を示す図。
【
図1-14】第1変形例(2)において注目指標を取得する一例を示す図。
【
図1-15】第1変形例(3)においてWebボットの形態で表示された第2情報の一例を示す図。
【
図1-16】第1変形例(4)に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図1-17】第1変形例(4)においてチャットルームの第2領域に第2情報を表示する一例を示す図。
【
図2-1】第2実施形態においてチャットルームに関連付けられた第3領域に第2情報を表示する一例を示す図。
【
図2-2】第2変形例(1)においてチャットルームに関連付けられた第3領域に第2情報を表示する一例を示す図。
【
図3-1】第3実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図3-2】第3実施形態においてチャットルームに関連付けられた第3領域に第2情報を表示する一例を示す図。
【
図3-3】第3実施形態においてスケジュールの情報の日付が近いことを示すメッセージが表示されたチャットルームの一例を示す図。
【
図4-1】第4実施形態において複数の第2情報をまとめて表示する一例を示す図。
【
図4-2】第4実施形態において第2情報を削除する一例を示す図。
【
図5-1】第5実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図5-2】第5実施形態において掲載情報にチャットルームを関連付ける一例を示す図。
【
図5-3】第5実施形態において掲載情報からチャットルームに遷移する一例を示す図。
【
図6-1】第6実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図6-2】第6実施形態において第1情報のフォローの解除を選択する一例を示す図。
【
図6-3】第6実施形態においてフォローの解除により表示されない第2情報の一例を示す図。
【
図6-4】第6変形例(1)に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図6-5】第6変形例(2)に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図7-1】第7実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図7-2】第7実施形態において第1情報を選択する一例を示す図。
【
図7-3】第7変形例(2)に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図7-4】第7変形例(2)においてユーザの反応が低い第1情報を示す一例を示す図。
【
図8-1】第8実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図8-2】第8実施形態において第2情報と第3情報の類似度に基づいて第2情報を選択する一例を示す図。
【
図8-3】第8変形例(3)において取得ソースの優先度を示す一例を示す図。
【
図9-1】第9実施形態においてアカウント情報を検索する検索画面の一例を示す図。
【
図10-1】第10実施形態において取得ソースのフォローに基づいて送信する広告を選択する一例を示す図。
【
図11-1】第11実施形態に係る端末の通信部により実現される機能の一例を示す図。
【
図11-2】第11実施形態に係る端末の記憶部により実現される機能の一例を示す図。
【
図11-3】第11実施形態に係る端末の制御部により実現される機能の一例を示す図。
【
図11-4】第11実施形態に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0006】
<法的事項の遵守>
本明細書に記載の開示は、通信の秘密など、本開示の実施に必要な実施国の法的事項遵守を前提とすることに留意されたい。
【0007】
本開示に係るプログラム、情報処理方法およびサーバを実施するための実施形態について、図面を参照して説明する。
【0008】
[システム構成]
図1-1は、本開示の一実施形態に係る通信システム1の構成を示す。
図1-1に開示されるように、通信システム1では、ネットワーク30を介してサーバ10と、端末20(端末20A、端末20B、端末20C)とが接続される。サーバ10は、ネットワーク30を介してユーザが所有する端末20に、端末20間でのメッセージの送受信を実現するサービスを提供する。なお、ネットワーク30に接続される端末20の数は限定されない。
【0009】
ネットワーク30は、1以上の端末20と、1以上のサーバ10とを接続する役割を担う。すなわち、ネットワーク30は、端末20がサーバ10に接続した後、データを送受信することができるように接続経路を提供する通信網を意味する。
【0010】
ネットワーク30のうちの1つまたは複数の部分は、有線ネットワークや無線ネットワークであってもよいし、そうでなくてもよい。ネットワーク30は、限定ではなく例として、アドホック・ネットワーク(ad hoc network)、イントラネット、エクストラネット、仮想プライベート・ネットワーク(virtual private network:VPN)、ローカル・エリア・ネットワーク(local area network:LAN)、ワイヤレスLAN(wireless LAN:WLAN)、広域ネットワーク(wide area network:WAN)、ワイヤレスWAN(wireless WAN:WWAN)、大都市圏ネットワーク(metropolitan area network:MAN)、インターネットの一部、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network:PSTN)の一部、携帯電話網、ISDN(integrated service digital networks)、無線LAN、LTE(long term evolution)、CDMA(code division multiple access)、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、衛星通信など、または、これらの2つ以上の組合せを含むことができる。ネットワーク30は、1つまたは複数のネットワーク30を含むことができる。
【0011】
端末20(端末20A,端末20B,端末20C)は、各実施形態において記載する機能を実現できる情報処理端末であればどのような端末であってもよい。端末20は、限定ではなく例として、スマートフォン、携帯電話(フィーチャーフォン)、コンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(限定でなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定でなく例として、PDA(personal digital assistant)、電子メールクライアントなど)、ウェアラブル端末(メガネ型デバイス、時計型デバイスなど)、または他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。また、端末20は情報処理端末と表現されてもよい。
【0012】
端末20A、端末20Bおよび端末20Cの構成は基本的には同一であるため、以下の説明においては、端末20について説明する。また、必要に応じて、ユーザXが利用する端末を端末20Xと表現し、ユーザXまたは端末20Xに対応づけられた、所定のサービスにおけるユーザ情報をユーザ情報Xと表現する。なお、ユーザ情報とは、所定のサービスにおいてユーザが利用するアカウントに対応付けられたユーザの情報である。ユーザ情報は、限定でなく例として、ユーザにより入力される、または、所定のサービスにより付与される、ユーザの名前、ユーザのアイコン画像、ユーザの年齢、ユーザの性別、ユーザの住所、ユーザの趣味趣向、ユーザの識別子などのユーザに対応づけられた情報を含み、これらのいずれか一つまたは、組み合わせであってもよいし、そうでなくてもよい。
【0013】
サーバ10は、端末20に対して、所定のサービスを提供する機能を備える。サーバ10は、各実施形態において記載する機能を実現できる情報処理装置であればどのような装置であってもよい。サーバ10は、限定でなく例として、サーバ装置、コンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(限定でなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定でなく例として、PDA、電子メールクライアントなど)、あるいは他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。また、サーバ10は情報処理装置と表現されてもよい。サーバ10と端末20とを区別する必要がない場合は、サーバ10と端末20とは、それぞれ情報処理装置と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0014】
[各装置のハードウェア(HW)構成]
図1-1を用いて、通信システム1に含まれる各装置のHW構成について説明する。
【0015】
(1)端末20のHW構成
端末20は、制御部21(CPU:central processing unit(中央処理装置))、記憶部28、通信I/F22(インタフェース)、入出力部23、表示部24、マイク25、スピーカ26、カメラ27を備える。端末20のHWの各構成要素は、限定でなく例として、バスBを介して相互に接続される。なお、端末20のHW構成として、すべての構成要素を含むことは必須ではない。限定でなく例として、端末20は、マイク25、カメラ27等、個々の構成要素、または複数の構成要素を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0016】
通信I/F22は、ネットワーク30を介して各種データの送受信を行う。当該通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F22は、ネットワーク30を介して、サーバ10との通信を実行する機能を有する。通信I/F22は、各種データを制御部21からの指示に従って、サーバ10に送信する。また、通信I/F22は、サーバ10から送信された各種データを受信し、制御部21に伝達する。また、通信I/F22を単に通信部と表現する場合もある。また、通信I/F22が物理的に構造化された回路で構成される場合には、通信回路と表現する場合もある。
【0017】
入出力部23は、端末20に対する各種操作を入力する装置、および、端末20で処理された処理結果を出力する装置を含む。入出力部23は、入力部と出力部が一体化していてもよいし、入力部と出力部に分離していてもよいし、そうでなくてもよい。
【0018】
入力部は、ユーザからの入力を受け付けて、当該入力に係る情報を制御部21に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。入力部は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、キーボード等のハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイス、カメラ(動画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含む。
【0019】
出力部は、制御部21で処理された処理結果を出力することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。出力部は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、スピーカ(音声出力)、レンズ(限定でなく例として3D(three dimensions)出力や、ホログラム出力)、プリンターなどを含む。
【0020】
表示部24は、フレームバッファに書き込まれた表示データに従って、表示することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。表示部24は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、モニタ(限定でなく例として、液晶ディスプレイやOELD(organic electroluminescence display))、ヘッドマウントディスプレイ(HMD:Head Mounted Display)、プロジェクションマッピング、ホログラム、空気中など(真空であってもよいし、そうでなくてもよい)に画像やテキスト情報等を表示可能な装置を含む。なお、これらの表示部24は、3Dで表示データを表示可能であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0021】
入出力部23がタッチパネルの場合、入出力部23と表示部24とは、略同一の大きさおよび形状で対向して配置されていてもよい。
【0022】
制御部21は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、限定でなく例として、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。そのため、制御部21は、制御回路と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0023】
制御部21は、限定でなく例として、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、プロセッサコア(processor core)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(application-specific integrated circuit)、FPGA(field programmable gate array)を含む。
【0024】
記憶部28は、端末20が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶部28は、限定でなく例として、HDD(hard disk drive)、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)など各種の記憶媒体を含む。また、記憶部28は、メモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0025】
端末20は、プログラムを記憶部28に記憶し、このプログラムを実行することで、制御部21が、制御部21に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶部28に記憶されるプログラムは、端末20に、制御部21が実行する各機能を実現させる。また、このプログラムは、プログラムモジュールと表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0026】
マイク25は、音声データの入力に利用される。スピーカ26は、音声データの出力に利用される。カメラ27は、動画像データの取得に利用される。
【0027】
(2)サーバのHW構成
サーバ10は、制御部11(CPU)、記憶部15、通信I/F14(インタフェース)、入出力部12、ディスプレイ13を備える。サーバ10のHWの各構成要素は、限定ではなく例として、バスBを介して相互に接続される。なお、サーバ10のHWは、サーバ10のHWの構成として、全ての構成要素を含むことは必須ではない。限定ではなく例として、サーバ10のHWは、ディスプレイ13を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0028】
制御部11は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、限定ではなく例として、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。
【0029】
制御部11は、代表的には中央処理装置(CPU)であり、その他にマイクロプロセッサ、プロセッサコア、マルチプロセッサ、ASIC、FPGAであってもよいし、そうでなくてもよい。本開示において、制御部11は、これらに限定されない。
【0030】
記憶部15は、サーバ10が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶部15は、HDD、SSD、フラッシュメモリなど各種の記憶媒体により実現される。ただし、本開示において、記憶部15は、これらに限定されない。また、記憶部15は、メモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0031】
通信I/F14は、ネットワーク30を介して各種データの送受信を行う。当該通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F14は、ネットワーク30を介して、端末20との通信を実行する機能を有する。通信I/F14は、各種データを制御部11からの指示に従って、端末20に送信する。また、通信I/F14は、端末20から送信された各種データを受信し、制御部11に伝達する。また、通信I/F14を単に通信部と表現する場合もある。また、通信I/F14が物理的に構造化された回路で構成される場合には、通信回路と表現する場合もある。
【0032】
入出力部12は、サーバ10に対する各種操作を入力する装置により実現される。入出力部12は、ユーザからの入力を受け付けて、当該入力に係る情報を制御部11に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。入出力部12は、代表的にはキーボード等に代表されるハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイスで実現される。なお、入出力部12は、限定ではなく例として、タッチパネルやカメラ(動画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含んでいてもよいし、そうでなくてもよい。ただし、本開示において、入出力部12は、これらに限定されない。
【0033】
ディスプレイ13は、代表的にはモニタ(限定でなく例として、液晶ディスプレイやOELD(organic electroluminescence display))で実現される。なお、ディスプレイ13は、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)などであってもよいし、そうでなくてもよい。なお、これらのディスプレイ13は、3Dで表示データを表示可能であってもよいし、そうでなくてもよい。本開示において、ディスプレイ13は、これらに限定されない。
サーバ10は、プログラムを記憶部15に記憶し、このプログラムを実行することで、制御部11が、制御部11に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶部15に記憶されるプログラムは、サーバ10に、制御部11が実行する各機能を実現させる。このプログラムは、プログラムモジュールと表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0034】
本開示の各実施形態においては、端末20および/またはサーバ10のCPUがプログラムを実行することにより、実現するものとして説明する。
【0035】
なお、端末20の制御部21、および/または、サーバ10の制御部11は、制御回路を有するCPUだけでなく、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって各処理を実現してもよいし、そうでなくてもよい。また、これらの回路は、1または複数の集積回路により実現されてよく、各実施形態に示す複数の処理を1つの集積回路により実現されることとしてもよいし、そうでなくてもよい。また、LSIは、集積度の違いにより、VLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIなどと呼称されることもある。そのため、制御部21および/または11は、制御回路と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0036】
また、本開示の各実施形態のプログラム(限定でなく例として、ソフトウェアプログラム、コンピュータプログラム、またはプログラムモジュール)は、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供されてもよいし、されなくてもよい。記憶媒体は、「一時的でない有形の媒体」に、プログラムを記憶可能である。また、プログラムは、本開示の各実施形態の機能の一部を実現するためのものであってもよいし、そうでなくてもよい。さらに、本開示の各実施形態の機能を記憶媒体にすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0037】
記憶媒体は、1つまたは複数の半導体ベースの、または他の集積回路(IC)(限定でなく例として、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)または特定用途向けIC(ASIC)など)、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、ハイブリッド・ハード・ドライブ(HHD)、光ディスク、光ディスクドライブ(ODD)、光磁気ディスク、光磁気ドライブ、フロッピィ・ディスケット、フロッピィ・ディスク・ドライブ(FDD)、磁気テープ、固体ドライブ(SSD)、RAMドライブ、セキュア・デジタル・カード、またはドライブ、任意の他の適切な記憶媒体、またはこれらの2つ以上の適切な組合せを含むことができる。記憶媒体は、適切な場合、揮発性、不揮発性、または揮発性と不揮発性の組合せでよい。なお、記憶媒体はこれらの例に限られず、プログラムを記憶可能であれば、どのようなデバイスまたは媒体であってもよい。また、記憶媒体をメモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0038】
サーバ10および/または端末20は、記憶媒体に記憶されたプログラムを読み出し、読み出したプログラムを実行することによって、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現することができる。
【0039】
また、本開示のプログラムは、プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して、サーバ10および/または端末20に提供されてもよいし、されなくてもよい。サーバ10および/または端末20は、限定ではなく例として、インターネット等を介してダウンロードしたプログラムを実行することにより、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現する。
【0040】
また、本開示の各実施形態は、プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
サーバ10および/または端末20における処理の少なくとも一部は、1以上のコンピュータにより構成されるクラウドコンピューティングにより実現されていてもよいし、そうでなくてもよい。
端末20における処理の少なくとも一部を、サーバ10により行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。この場合、端末20の制御部21の各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理を、サーバ10で行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。
サーバ10における処理の少なくとも一部を、端末20により行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。この場合、サーバ10の制御部11の各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理を、端末20で行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。
明示的な言及のない限り、本開示の実施形態における判定の構成は必須でなく、判定条件を満たした場合に所定の処理が動作されたり、判定条件を満たさない場合に所定の処理がされたりしてもよいし、そうでなくてもよい。
【0041】
なお、本開示のプログラムは、限定でなく例として、ActionScript、JavaScript(登録商標)などのスクリプト言語、Objective-C、Java(登録商標)などのオブジェクト指向プログラミング言語、HTML5などのマークアップ言語などを用いて実装される。
【0042】
また、繰り返しとなるが、本開示における各種プログラムや各種データは、コンピュータ読取可能な記憶媒体(記録媒体)に記憶(記録)させておくことができる。この記憶媒体には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等の各種の記憶媒体が含まれる。
【0043】
<第1実施形態>
例えば、オープンチャットなどのチャットルームを管理する管理者(例えばユーザA)は、チャットルームに参加するユーザ間のコンテンツのやり取りを活発化するために、Webサイトなどに掲載された情報をチャットルームに提供する場合がある。このとき、ユーザAは、チャットルームに提供する情報の収集に労力を要することがあった。
【0044】
そこで、第1実施形態では、ユーザA(第1ユーザ)によって端末20Aに第1情報が入力されると、サーバ10の制御部11が、その第1情報に基づいて第2情報を取得する。例えば、端末20Aには、ユーザAがチャットルームに提供する情報の取得先となるWebサイトなどの取得ソースを第1情報として入力されてもよい。そして、サーバ10の制御部11は、第1情報を端末20Aから取得すると、その第1情報が示すWebサイトを巡回し、Webサイトに新たに掲載される掲載情報を第2情報として取得してもよい。サーバ10の制御部11は、第2情報を取得すると、チャットルームに参加するユーザBの端末20Bに第2情報を送信する。これにより、端末20Bは、第2情報をチャットルームに表示させる。
【0045】
第1実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0046】
<機能構成>
サーバの機能構成
図1-2は、本実施形態におけるサーバ10の通信部14により実現される機能の一例を示す図である。通信部14は、限定ではなく例として、通信メイン処理部141と、第1情報受信部142と、第2情報送信部143とを有する。
【0047】
通信メイン処理部141は、制御部11の制御の下、端末20との間で通信する通信メイン処理を実行する機能を有している。
【0048】
第1情報受信部142は、制御部11の制御の下、ユーザAによって入力された第1情報を端末20Aから受信する処理である第1情報受信処理を実行する機能を有する。
【0049】
第2情報送信部143は、制御部11の制御の下、チャットルームに含まれるユーザの端末20に第2情報を送信する処理である第2情報送信処理を実行する機能を有する。
【0050】
ここで、第1情報は、ユーザAによって端末20Aに入力される情報であり、例えば、第2情報の取得先を示すソース情報を含んでもよい。具体的には、第1情報は、ユーザAによって入力された、キーワード、リンク情報、アカウント情報、チャットに関するチャット情報(限定ではなく、チャットに関する情報の一例)、およびチャットルームまたはユーザAによってフォローされたフォロー情報(限定ではなく、フォローされた情報の一例)のうち少なくとも一つを含んでもよい。なお、キーワードは、第2情報を検索(例えばWeb検索など)するためのもので、例えばチャットルームに参加するユーザの興味、チャットルームの特徴などに基づいて設定されてもよい。リンク情報は、特定のサイト(例えばWebサイトなど)にリンクするための情報であり、例えば、URL(Uniform Resource Locator)などを含んでもよい。アカウント情報は、特定の管理者(例えば事業者、個人など)がコンテンツを提供するサービスにリンクするための情報であり、例えば公式アカウント(例えば事業者がコンテンツを配信するアカウント)のリンク情報などを含んでもよい。チャット情報は、ユーザ間でコンテンツをやり取りするサービスにリンクするための情報であり、例えば特定のチャットルームのリンク情報などを含んでもよい。フォロー情報は、チャットルームまたはユーザAによって特定のサービスをフォローしていることを示す情報であり、例えばフォロー先のSNS(Social Networking Service)を示す情報を含んでもよい。なお、フォローは、例えば、フォロー先のSNSに情報が投稿されると、その投稿を示す通知などがフォロワーに送信されるようにフォロー先と関連付けることを意味してもよい。
【0051】
第2情報は、第1情報に基づいて取得される情報であり、例えば、記事、スケジュール(例えばイベントの開催日、チケットの販売日、試合の日程など)、SNSの情報などが挙げられる。
【0052】
図1-3は、本実施形態におけるサーバ10の記憶部15に記憶される情報の一例を示す図である。記憶部15には、限定ではなく例として、制御部11により読み出されて、サーバメイン処理として実行されるサーバメイン処理プログラム151が記憶される。
【0053】
また、サーバメイン処理プログラム151は、限定ではなく例として、制御部11により読み出されて、第1情報取得処理として実行される第1情報取得処理プログラム1511をサブルーチンプログラムとして含む。
【0054】
また、サーバメイン処理プログラム151は、限定ではなく例として、制御部11により読み出されて、第2情報取得処理として実行される第2情報取得処理プログラム1512をサブルーチンプログラムとして含む。
【0055】
また、サーバメイン処理プログラム151は、限定ではなく例として、制御部11により読み出されて、第2情報送信処理として実行される第2情報送信処理プログラム1513をサブルーチンプログラムとして含む。
【0056】
図1-4は、本実施形態におけるサーバ10の制御部11により実現される機能の一例を示す図である。サーバ10は、限定ではなく例として、サーバメイン処理部111と、第1情報取得処理部112と、第2情報取得処理部113と、第2情報送信処理部114とを有する。
【0057】
サーバメイン処理部111は、記憶部15に記憶されているサーバメイン処理プログラム151に従って、サーバ10を統括的に制御するための処理であるサーバメイン処理を実行する機能を有している。
【0058】
第1情報取得処理部112は、記憶部15に記憶されている第1情報取得処理プログラム1511に従って、ユーザAによって入力された第1情報を、通信部14を介して取得する第1情報取得処理を実行する機能を有している。
【0059】
第2情報取得処理部113は、記憶部15に記憶されている第2情報取得処理プログラム1512に従って、第1情報に基づいて第2情報を取得する第2情報取得処理を実行する機能を有している。
【0060】
第2情報送信処理部114は、記憶部15に記憶されている第2情報送信処理プログラム1513に従って、ユーザAを含むチャットルームに第2情報を表示するように第2情報を端末20に送信する第2情報送信処理を実行する機能を有している。
【0061】
<情報処理>
図1-5は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。左側から順に、端末20Aの制御部21が実行する処理、サーバ10の制御部11が実行する処理、端末20Bの制御部21が実行する処理の一例をそれぞれ示している。
【0062】
各処理における各ステップをアルファベットの大文字と数字の組み合わせで示し、本明細書では「ステップ」の用語は省略する。また、以下説明するフローチャートは、あくまでも本実施例における処理を例示するものであり、以下説明するフローチャートにおいて、一部のステップを実行しなくてもよいし、追加のステップを挿入してもよい。これらは、本明細書における他のフローチャートについても同様である。
【0063】
まず、端末20Aの制御部21が、第2情報の取得先を示す第1情報の入力をユーザAから受け付ける(A1)。ここで、端末20Aの制御部21が、第1情報の入力を受け付ける一例を説明する。例えば、端末20Aの制御部21は、
図1-6Aに示すように、ユーザAの入力操作に応じて、チャットルームRを表示部24に表示してもよい。
【0064】
なお、ユーザAは、チャットルームRの管理者であり、ユーザBは、チャットルームRの参加者とする。また、チャットルームRは、端末20またはサーバ10において関連付けられたユーザ同士でコンテンツをやり取りするユーザインターフェースであり、例えば、オープンチャットなどを含んでもよい。オープンチャットは、全てのユーザが自由に参加可能に構成されており、例えば共通の趣味または話題などを有するユーザ同士が参加してコンテンツをやり取りするチャットルームRであってもよい。そして、自由に参加可能とは、端末20などで関連付けられたユーザが参加できるだけでなく、端末20などで関連付けられていないユーザ、例えば端末20Aに「友だち」として登録されていないユーザが参加できることを意味してもよい。本開示では、チャットルームRは、サッカーチームMのオープンチャットを示すものとする。
【0065】
また、端末20Aの表示部24には、端末20を所有するユーザを示すアイコンUが表示されているが、このアイコンUは、端末20の所有者の把握を助けるために付加したものであり、表示されなくてもよい。
【0066】
端末20Aの制御部21は、チャットルームRを表示すると、チャットルームRに設けられたメニューボタン31に対するユーザAの入力操作に基づいて、
図1-6Bに示すように、チャットルームRの設定画面S1を表示部24に表示してもよい。設定画面S1には、例えば、ユーザAのプロフィール、チャットルームRの名称など、チャットルームRの設定項目がリスト化されて表示されてもよい。そして、設定画面S1は、第2情報の取得先を示す取得ソースを設定する設定ボタン32が表示されてもよい。
【0067】
端末20Aの制御部21は、設定ボタン32に対するユーザAの入力操作に応じて、
図1-7に示すように、取得ソースを設定する設定画面S2を表示してもよい。これにより、端末20Aの制御部21は、取得ソースを示す第1情報の入力をユーザAから受け付けることになる。
【0068】
このとき、設定画面S2には、キーワード、アカウント情報、リンク情報、チャット情報およびフォロー情報などの取得ソースの項目33がリスト化されて表示されてもよい。また、設定画面S2には、それぞれの項目33に対応して、取得ソースを設定する設定ボタン34が表示されてもよい。
【0069】
続いて、端末20Aの制御部21は、アカウント情報に対応する設定ボタン34がユーザAにより入力操作されると、
図1-8Aに示すように、アカウント情報の検索画面S3を表示してもよい。このとき、端末20Aの制御部21は、チャットルームRに登録された情報、例えばユーザAのプロフィール、チャットルームRの名称、ユーザ間でやり取りされたコンテンツなどの情報に基づいて、チャットルームRの特徴に応じたアカウントを検索し、その検索されたアカウントを紹介する紹介情報35を「おすすめ」として提示してもよい。また、検索画面S3の検索欄36にキーワードが入力された場合には、端末20Aの制御部21は、そのキーワードに基づいてアカウントを検索し、該当するアカウントを紹介する紹介情報35を検索画面S3に表示してもよい。
【0070】
そして、端末20Aの制御部21は、特定の紹介情報35に対するユーザAの入力操作に基づいて、
図1-8Bに示すように、その紹介情報35に関連付けられた特定のアカウント37を表示部24に表示させてもよい。例えば、端末20Aの制御部21は、「サッカーチームMの公式アカウント」の紹介情報35がユーザAにより入力操作された場合、サッカーチームMの公式アカウントを表示部24に表示させてもよい。端末20Aの制御部21は、追加ボタン38がユーザAにより入力操作されると、
図1-9に示すように、特定のアカウント37を取得ソースとして設定画面S2のリストに追加してもよい。これにより、ユーザAは、チャットルームRに有用な情報、例えばユーザ間のやり取りの活発化、会話のきっかけになる情報を含む特定のアカウント37を取得ソースに追加しうる。
【0071】
ここで、ユーザAは、「サッカーチームMの公式アカウント」と「サッカーチームMのダイジェスト」の2つのアカウント情報を取得ソースとして追加したものとする。また、ユーザAは、キーワード「サッカー」と、リンク情報「https://www.****」と、チャット情報「チャットルームMa」と、フォロー情報「https://****」とを取得ソースとして追加したものとする。
【0072】
端末20Aの制御部21は、取得ソースが追加されると、保存ボタン40に対するユーザAの入力操作に基づいて、その取得ソースを第1情報39としてリストに登録する。そして、端末20Aの制御部21は、登録された第1情報39をサーバ10に送信する(A2)。
【0073】
サーバ10の制御部11は、ユーザAにより登録された第1情報39を端末20Aから受信すると、その第1情報39を記憶部15に記憶させる。これにより、サーバ10の制御部11は、ユーザAによって入力された第1情報39を端末20Aから取得することになる(B1)。続いて、サーバ10の制御部11は、第1情報39に基づいて、第2情報を取得する(B2)。例えば、サーバ10の制御部11は、第1情報39のリンク先を定期的に巡回し、そのリンク先に新たに掲載された掲載情報を第2情報として取得してもよい。
【0074】
例えば、サーバ10の制御部11は、第1情報39として登録された特定のアカウント37「サッカーチームMの公式アカウント」を定期的に巡回し、
図1-10Aに示すように、過去の掲載情報41に対して新たな掲載情報42が掲載された場合に、その掲載情報42を第2情報として取得する。例えば、サーバ10の制御部11は、今回巡回したときの特定のアカウント37の掲載情報と、前回巡回したときの特定のアカウント37の掲載情報とを比較し、掲載情報の差に基づいて新たな掲載情報42を取得してもよい。例えば、サーバ10の制御部11は、RSS(Really Simple Syndication)方式を用いて新たな掲載情報42を取得してもよい。なお、特定のアカウント37を巡回する間隔は、サーバ10で自動的に設定されてもよいし、ユーザAにより設定されてもよい。
【0075】
また、サーバ10の制御部11は、新たな掲載情報42から特徴部分を抽出して第2情報を生成してもよい。例えば、サーバ10の制御部11は、掲載情報42の画像または文字の位置などに基づいて、掲載情報42の特徴部分(例えば画像、タイトルまたは要約など)を切り抜き、その特徴部分を第2情報としてもよい。
【0076】
なお、サーバ10の制御部11は、第1情報39として登録されたリンク情報、チャット情報、またはフォロー情報についても同様に、第1情報39のリンク先を定期的に巡回し、新たに掲載された掲載情報42を第2情報として取得しうる。また、サーバ10の制御部11は、第1情報39として登録されたキーワードに基づいて定期的にWeb検索し、過去の検索履歴に対して新たに検出された掲載情報42を第2情報として取得してもよい。
【0077】
続いて、サーバ10の制御部11は、ユーザAを含むチャットルームRまたはチャットルームRに関連付けられた領域に、取得された第2情報を表示させる表示制御情報を生成する(B3)。例えば、サーバ10の制御部11は、チャットルームRのうち、チャットルームRに送受信されたコンテンツTを表示する、
図1-6Aに示す第1領域R1に第2情報を表示させるように表示制御情報を生成してもよい。ここで、チャットルームRは、第1領域R1以外にも、例えばスケジュールを表示する領域など、チャットルームRのアプリケーションにおいて互いに関連付けられた複数の領域を含む場合がある。この場合に、サーバ10の制御部11は、第2情報の内容に基づいて、第2情報を表示するチャットルームRの領域を選択してもよい。例えば、サーバ10の制御部11は、第2情報が記事または画像を含む場合、チャットルームRの第1領域R1に第2情報を表示させる表示制御情報を生成してもよい。
【0078】
サーバ10の制御部11は、表示制御情報を生成すると、チャットルームRに参加するユーザBの端末20Bに第2情報と表示制御情報を送信する(B4)。このとき、サーバ10の制御部11は、チャットルームRを管理するユーザAの端末20Aにも第2情報と表示制御情報を送信してもよい。
【0079】
端末20Bの制御部21は、第2情報と表示制御情報をサーバ10から受信すると、表示制御情報に基づいて第2情報をチャットルームRに表示させる(C1)。すなわち、サーバ10の制御部11は、表示制御情報を介して、ユーザAを含むチャットルームRに第2情報を表示することに関する制御を実施することになる。例えば、端末20Bの制御部21は、
図1-10Bに示すように、表示制御情報に基づいて、チャットルームRの第1領域R1に第2情報43を表示してもよい。同様に、端末20Aの制御部21は、第2情報43と表示制御情報をサーバ10から受信すると、表示制御情報に基づいて第2情報43をチャットルームRの第1領域R1に表示させる(A3)。
【0080】
このように、第2情報43がチャットルームRに表示されることにより、
図1-11に示すように、第2情報43に対するコンテンツT1がユーザ間でやり取りされて、チャットルームRが活性化されることになる。
【0081】
<第1実施形態の効果>
第1実施形態では、サーバ10の制御部11は、ユーザAによって入力された第1情報39を取得し、その第1情報39に基づいて、第2情報43を取得する。そして、サーバ10の制御部11は、ユーザAを含むチャットルームRに、第2情報を表示することに関する制御を行う。
【0082】
このような構成による効果の一例として、サーバ10の制御部11は、第2情報43をチャットルームRに自動的に送信することができる。このため、チャットルームRを管理するユーザAは、検索などで第2情報43を収集する必要がなく、チャットルームRを容易に活性化させることができる。また、ユーザAは、チャットルームRを運営するコストを大きく低下させることができる。
【0083】
また、第1実施形態では、第1情報39は、ユーザAによって入力された、キーワード、リンク情報、アカウント情報、チャット情報(限定ではなく、チャットに関する情報の一例)、およびフォロー情報(限定ではなく、チャットルームRまたはユーザAによってフォローされた情報の一例)のうち少なくとも一つを含む。
【0084】
このような構成による効果の一例として、第1情報39はチャットルームRの特徴に応じた取得ソースから構成されるため、サーバ10の制御部11は、チャットルームRに対応する第2情報43を確実に取得することができる。
【0085】
また、第1実施形態では、第2情報43は、チャットルームRのうち、チャットルームRに送受信されたコンテンツTを表示する第1領域R1に表示される情報である。
【0086】
このような構成による効果の一例として、チャットルームRに参加するユーザBは、第1領域R1を確認する頻度が高いため、第2情報43を確実に認識することができる。
【0087】
<第1変形例(1)>
第1実施形態では、第2情報43は、
図1-10Bに示すように、掲載情報42の内容を示すように形成されたが、他の情報または機能などを含んでもよい。
【0088】
第1変形例(1)では、第2情報43が、コメントなどのコンテンツを入力および表示する入力表示機能を含んでもよい。
【0089】
まず、第1実施形態と同様に、端末20Aにおいて
図1-9に示す設定画面S2で第1情報39が登録されると、サーバ10の制御部11は、その第1情報39を端末20Aから取得する(B1)。そして、サーバ10の制御部11は、
図1-10Aに示すように、第1情報39で示されるアカウント37などで掲載された掲載情報42を第2情報43として取得する(B2)。このとき、サーバ10の制御部11は、コメントなどのコンテンツを入力および表示する入力表示機能を第2情報43に付加してもよい。
【0090】
例えば、サーバ10の制御部11は、
図1-12Aに示すように、コンテンツをユーザが入力するための入力ボタン44を第2情報43に付加してもよい。サーバ10の制御部11は、表示制御情報を生成すると(B3)、第2情報43と表示制御情報を端末20Aおよび20Bに送信する(B4)。
【0091】
端末20Bの制御部21は、第2情報43と表示制御情報をサーバ10から受信すると、表示制御情報に基づいて第2情報43をチャットルームRに表示させる(C1)。ここで、端末20Bの制御部21は、入力ボタン44に対するユーザBの入力操作に基づいて、
図1-12Bに示すように、コメントを入力および表示するコメント画面45を表示部24に表示してもよい。このコメント画面45には、コメントの入力欄46が設けられており、端末20Bの制御部21は、入力欄46にユーザBによりコメントが入力されると、そのコメントをサーバ10に送信する。
【0092】
サーバ10の制御部11は、入力欄46に入力されたコメントを端末20Bから受信すると、そのコメントをコメント画面45に表示するように端末20Aおよび20Bにコメントを送信する。これにより、端末20Bの制御部21は、サーバ10から送信されたコメントT2をコメント画面45に表示させる。すなわり、チャットルームRに登録されたユーザAおよびBのコメントが、チャットルームRではなく、コメント画面45に集約されることになる。
【0093】
<第1変形例(1)の効果>
第1変形例(1)では、第2情報43は、コンテンツを入力および表示する入力表示機能を含む。
【0094】
このような構成による効果の一例として、ユーザAおよびBにより入力されたコンテンツを第2情報43内に集約することができるため、ユーザAおよびBは、掲載情報42に対して入力されたコメントなどのコンテンツを一度に確認することができる。また、ユーザAおよびBは、自身が興味のある掲載情報42に対して選択的にコンテンツを入力またはコンテンツを確認することができる。
【0095】
<第1変形例(2)>
第1実施形態では、サーバ10の制御部11は、ユーザAによって入力された第1情報39を取得したが、第1情報39に基づいて第2情報43を取得できればよく、これに限定されない。
【0096】
第1変形例(2)では、サーバ10の制御部11は、所定の取得情報に基づいて第1情報39を自動的に取得する。
【0097】
まず、サーバ10の制御部11は、所定の取得情報に基づいて第1情報39を自動的に取得する(B1)。ここで、所定の取得情報は、ユーザAにより設定されてもよいし、サーバ10の管理者により設定されてもよい。例えば、所定の取得情報は、チャットルームRの属性を含んでもよい。ここで、チャットルームRの属性としては、例えば、チャットルームRの名称、カテゴリー、フォロー情報、ユーザAのプロフィールなどが挙げられる。例えば、チャットルームRの属性は、
図1-13に示すように、ユーザAがチャットルームRを作成する開始段階で入力されてもよい。また、チャットルームRの属性は、チャットルームRが作成された後に、ユーザAにより入力されてもよい。サーバ10の制御部11は、例えば、チャットルームRの属性の中からチャットルームRの名称「サッカーチームMのオープンチャット」を選択し、そのチャットルームRの名称に基づいて取得ソースをウェブ検索してもよい。そして、サーバ10の制御部11は、
図1-10Aに示す特定のアカウント37「サッカーチームMの公式アカウント」を第1情報39として自動的に取得する。
【0098】
サーバ10の制御部11は、第1情報39を取得すると、第1実施形態と同様に、その第1情報39に基づいて第2情報43を取得する(B2)。例えば、サーバ10の制御部11は、特定のアカウント37「サッカーチームMの公式アカウント」を定期的に巡回し、新たな掲載情報42を第2情報43として取得してもよい。
【0099】
なお、本実施形態では、サーバ10の制御部11は、チャットルームRの属性に基づいて第1情報39を取得したが、第1情報39を自動的に取得できればよく、これに限定されない。例えば、サーバ10の制御部11は、チャットルームRで送受信されるメッセージの内容に基づいて、第1情報39を自動的に取得してもよい(B1)。具体的には、サーバ10の制御部11は、
図1-6Aに示すように、チャットルームRで送受信されるメッセージの内容(例えば頻出単語、特徴的な単語など)に基づいて、チャットルームRの特徴「サッカーチームM」を取得してもよい。そして、サーバ10の制御部11は、チャットルームRの特徴「サッカーチームM」に基づいて取得ソースをウェブ検索し、
図1-10Aに示す特定のアカウント37「サッカーチームMの公式アカウント」を第1情報39として自動的に取得してもよい。
【0100】
また、サーバ10の制御部11は、チャットルームR内外のユーザの注目度を表す注目指標に基づいて、第1情報39を自動的に取得してもよい(B1)。具体的には、サーバ10の制御部11は、
図1-14に示すように、Webサイト、SNSなどに掲載された掲載情報42の注目指標47を取得してもよい。ここで、注目指標47としては、例えば、掲載情報42をシェアしているユーザの数、掲載情報42に対してリアクション(例えばコメント)したユーザの数などが上げられる。サーバ10の制御部11は、複数の掲載情報42の注目指標47をそれぞれ取得すると、所定の値より大きい注目指標47aを示す掲載情報42が掲載されたサイトを第1情報39として自動的に取得してもよい。これにより、サーバ10の制御部11は、一般的に注目度(人気度)の高い掲載情報42aを第2情報43として取得しうる(B2)。
【0101】
<第1変形例(2)の効果>
第1変形例(2)では、サーバ10の制御部11は、所定の取得情報に基づいて第1情報39を自動的に取得する。
【0102】
このような構成による効果の一例として、ユーザAは、第1情報39を入力することなく、第2情報43をチャットルームRに容易に表示することができる。
【0103】
<第1変形例(3)>
第1実施形態では、サーバ10の制御部11は、チャットルームRに登録されたユーザAおよびBが送受信するコンテンツTと同様の形態で表示するように第2情報43を端末20Aおよび20Bに送信したが、第2情報43を表示できればよく、これに限定されない。
【0104】
第1変形例(3)では、サーバ10の制御部11は、チャットルームRに登録されたユーザAおよびBが送受信するコンテンツTと異なる形態で表示されるように第2情報43を端末20Aおよび20Bに送信する。
【0105】
まず、第1実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、
図1-10Aに示すように、特定のアカウント37を定期的に巡回し、新たな掲載情報42を第2情報43として取得する(B2)。続いて、サーバ10の制御部11は、取得された第2情報43を端末20Aおよび20Bで表示させる表示制御情報を生成する(B3)。ここで、サーバ10の制御部11は、チャットルームRで送受信されるコンテンツTと異なる形態で第2情報43を表示する表示制御情報を生成してもよい。例えば、サーバ10の制御部11は、
図1-15に示すように、取得ソースの設定に基づいて配信されていることを示すアイコン48を付して第2情報43を表示する表示制御情報を生成してもよい。アイコン48としては、例えば、Webボットによる自動配信を示すアイコンなどが挙げられる。
【0106】
サーバ10の制御部11は、第2情報43と表示制御情報を端末20Aおよび20Bに送信する(B4)。これにより、端末20Bの制御部21は、表示制御情報に基づいて、チャットルームRで送受信されるコンテンツTと異なる形態で第2情報43を表示部24に表示させる(C1)。同様に、端末20Aの制御部21が、表示制御情報に基づいて、チャットルームRで送受信されるコンテンツTと異なる形態で第2情報43を表示部24に表示させる(A3)。
【0107】
<第1変形例(3)の効果>
第1変形例(3)では、サーバ10の制御部11は、チャットルームRで送受信されるコンテンツTと異なる形態で表示されるように第2情報43を端末20Bに送信する。
【0108】
このような構成による効果の一例として、ユーザBは、取得ソースに基づいて送信された第2情報43であることを容易に把握することができる。
【0109】
<第1変形例(4)>
第1実施形態では、第2情報43は、チャットルームRにおいてコンテンツTが表示される第1領域R1に表示されたが、チャットルームRまたはチャットルームRに関連付けられた領域に表示できればよく、これに限定されない。
【0110】
第1変形例(4)では、第2情報43は、チャットルームRのうち、チャットルームRに送受信されたコンテンツTを表示する第1領域R1とは異なる第2領域に表示されてもよい。
【0111】
<情報処理>
図1-16は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0112】
まず、第1実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、
図1-10Aに示すように、特定のアカウント37を定期的に巡回し、新たな掲載情報42を第2情報43として取得する(B2)。ここで、サーバ10の制御部11は、第2情報43(掲載情報42)にアナウンス情報が含まれるか否かを判定してもよい(B5)。アナウンス情報は、チャットルームRに登録されたユーザAおよびBに共有される情報を含み、例えば日程情報(例えば試合、イベント、キャンペーンなどの日程)、予定情報などを含んでもよい。サーバ10の制御部11は、第2情報43にアナウンス情報が含まれない場合には、第1実施形態と同様に、チャットルームRのうち、チャットルームRに送受信されたコンテンツTを表示する第1領域R1に第2情報43を表示する表示制御情報を生成する(B3)。
【0113】
一方、サーバ10の制御部11は、第2情報43にアナウンス情報が含まれる場合には、チャットルームRのうち、第1領域R1とは異なる第2領域に第2情報43を表示する表示制御情報を生成する(B6)。例えば、サーバ10の制御部11は、
図1-17に示すように、チャットルームRにおいて、スクロールなどの操作に対してコンテンツTと共に移動しないように位置が固定された固定領域に第2領域R2を設定してもよい。ここで、固定領域は、例えば、チャットルームRのユーザAおよびBの間でメッセージを共有するためのアナウンス領域などを含んでもよい。そして、サーバ10の制御部11は、その第2領域R2に第2情報43を表示する表示制御情報を生成する。このとき、サーバ10の制御部11は、第2情報43にアナウンス情報と他の情報が含まれる場合には、第1領域R1と第2領域R2に第2情報43を表示する表示制御情報を生成してもよいし、第2領域R2のみに第2情報43を表示する表示制御情報を生成してもよい。
【0114】
続いて、サーバ10の制御部11は、第2情報43と表示制御情報を端末20Aおよび20Bに送信する(B7)。これにより、端末20Bの制御部21は、表示制御情報に基づいて、チャットルームRの第2領域R2に第2情報43を表示させる(C2)。同様に、端末20Aの制御部21が、表示制御情報に基づいて、チャットルームRの第2領域R2に第2情報43を表示させる(A4)。
【0115】
なお、本実施形態では、サーバ10の制御部11は、ステップB5において第2情報43にアナウンス情報が含まれるか否かを判定したが、第2情報43を第2領域R2に表示できればよく、これに限定されない。例えば、サーバ10の制御部11は、ステップB5の判定をすることなく、全ての第2情報43について第2領域R2に表示する表示制御情報を生成してもよい。
【0116】
<第1変形例(4)の効果>
第1変形例(4)では、第2情報43は、チャットルームRのうち、チャットルームRに送受信されたコンテンツTを表示する第1領域R1とは異なる第2領域R2に表示される情報である。
【0117】
このような構成による効果の一例として、ユーザBは、第2情報43を容易に把握することができる。例えば、チャットルームRの固定領域に第2情報43が表示されることで、ユーザBは第2情報43を継続的に把握することができる。
【0118】
<第2実施形態>
第1実施形態では、第2情報43は、チャットルームRに表示されたが、チャットルームRに関連付けられた領域に表示されてもよい。
【0119】
第2実施形態では、サーバ10の制御部11が、チャットルームRに関連付けられた第3領域に第2情報43を表示することに関する制御を行う。
【0120】
まず、第1実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、
図1-10Aに示すように、特定のアカウント37を定期的に巡回し、新たな掲載情報42を第2情報43として取得する(B2)。ここで、サーバ10の制御部11は、チャットルームRに関連付けられた第3領域に第2情報43を表示する表示制御情報を生成してもよい(B3)。これにより、サーバ10の制御部11は、第3領域に表示されるように第2情報43の表示を制御することになる。なお、第3領域としては、例えば、チャットルームRに登録されたユーザAおよびBの間で共有された共有領域(例えば共有サイト、共有ページ)などが挙げられる。
【0121】
例えば、サーバ10の制御部11は、チャットルームRを管理するユーザAの設定に応じて、第3領域に第2情報43を表示するように第2情報43の表示を制御してもよい。また、サーバ10の制御部11は、第2情報43の種類に基づいて、第3領域に第2情報43を表示するように第2情報43の表示を制御してもよい。例えば、サーバ10の制御部11は、テキスト情報、スタンプ、画像、リンク情報、位置情報、動画などが第2情報43に含まれる場合には、これらのデータを共有するための第3領域(例えばノート、タイムライン)に第2情報43を表示するように第2情報43の表示を制御してもよい。また、サーバ10の制御部11は、第2情報43の情報量が所定値より大きい場合に、第3領域に第2情報43を表示するように第2情報43の表示を制御してもよい。
【0122】
サーバ10の制御部11は、表示制御情報を生成すると、第2情報43と表示制御情報を端末20Aおよび20Bに送信する(B4)。そして、端末20Bの制御部21は、第2情報43と表示制御情報を受信すると、表示制御情報に基づいて、チャットルームRに関連付けられた第3領域に第2情報43を表示させる(C1)。
【0123】
例えば、端末20Bの制御部21は、
図2-1Aに示すように、表示制御情報に基づいて、第2情報43を着信したことを示すコンテンツT3をチャットルームRの第1領域R1に表示してもよい。例えば、コンテンツTは、第2情報43の着信を示すメッセージを表示してもよい。また、コンテンツT3は、チャットルームRに関連付けられた第3領域に遷移する遷移ボタン49を含んでもよい。
【0124】
端末20Bの制御部21は、遷移ボタン49に対するユーザBの入力操作に基づいて、
図2-1Bに示すように、チャットルームRに関連付けられた第3領域R3、例えばユーザAおよびB間で特定の情報を共有する領域(例えばノート)に遷移してもよい。そして、端末20Bの制御部21は、表示制御情報に基づいて、第3領域R3に第2情報43を表示させる。
【0125】
なお、本実施形態では、端末20Bの制御部21は、チャットルームRにコンテンツT3を表示したが、チャットルームRに関連付けられた第3領域R3に第2情報43を表示することができればよく、これに限定されない。例えば、端末20Bの制御部21は、
図1-6Aに示すメニューボタン31に対するユーザBの入力に基づいて、チャットルームRに関連付けられた第3領域R3に遷移してもよい。
【0126】
<第2実施形態の効果>
第2実施形態では、サーバ10の制御部11が、チャットルームRに関連付けられた第3領域R3に第2情報43を表示することに関する制御を行う。
【0127】
このような構成による効果の一例として、ユーザAおよびBは、チャットルームRで送受信されるコンテンツTと第2情報43とを整理した状態で確認することができる。
【0128】
<第2変形例(1)>
第2実施形態では、第2情報43は、チャットルームRのユーザAおよびB間で特定の情報を共有する領域に表示されたが、チャットルームRに関連付けられた第3領域R3に表示されればよく、これに限定されない。
【0129】
第2変形例(1)では、第2情報43は、チャットルームRのユーザAおよびB間で情報を経時的に共有する領域に表示されてもよい。
【0130】
まず、第2実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、第2情報43を取得すると(B2)、チャットルームRに関連付けられた第3領域R3に第2情報43を表示する表示制御情報を生成する(B3)。ここで、サーバ10の制御部11は、
図2-2に示すように、チャットルームRのユーザAおよびB間で情報を経時的に共有する第3領域R3(例えばタイムライン)に第2情報43を表示するように表示制御情報を生成してもよい。サーバ10の制御部11は、表示制御情報を生成すると、第2情報43と表示制御情報を端末20Aおよび20Bに送信する(B4)。
【0131】
端末20Bの制御部21は、第2情報43と表示制御情報を受信すると、表示制御情報に基づいて、チャットルームRのユーザAおよびB間で情報を経時的に共有する第3領域R3に第2情報43を表示させる(C1)。このように、第3領域R3には、サーバ10から送信される第2情報43が順次並ぶように表示されることになる。
【0132】
<第2変形例(1)の効果>
第2変形例(1)では、サーバ10の制御部11が、チャットルームRのユーザAおよびB間で情報を経時的に共有する第3領域R3に表示するように第2情報43の表示を制御する。
【0133】
このような構成による効果の一例として、ユーザAおよびBは、サーバ10から順次送信される第2情報43を経時的に整理した状態で確認することができる。
【0134】
<第3実施形態>
第1実施形態および第2実施形態において、サーバ10の制御部11は、第2情報43を表示する領域を選択してもよい。
【0135】
第3実施形態では、第2情報43は、スケジュールに関する情報を含んでもよい。そして、サーバ10の制御部11は、カレンダーを含む第3領域R3に第2情報43を表示させる。
【0136】
なお、第1実施形態および第2実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。第3実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0137】
<情報処理>
図3-1は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0138】
まず、第1実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、
図1-10Aに示すように、特定のアカウント37を定期的に巡回し、新たな掲載情報42を第2情報43として取得する(B2)。ここで、サーバ10の制御部11は、第2情報43の内容に基づいて、第2情報43を表示する領域を選択してもよい。例えば、サーバ10の制御部11は、第2情報43にスケジュールに関する情報が含まれるか否かを判定してもよい(B31)。スケジュールに関する情報は、日付、時刻、期間または時期などの時間的な情報を含み、例えば、イベントの開催日、チケットの販売日、試合の日程などを含んでもよい。サーバ10の制御部11は、第2情報43にスケジュールに関する情報が含まれない場合には、第1実施形態と同様に、チャットルームRに第2情報43を表示する表示制御情報を生成する(B3)。
【0139】
一方、サーバ10の制御部11は、第2情報43にスケジュールに関する情報が含まれる場合には、チャットルームRに関連付けられた第3領域R3、例えばカレンダーに第2情報43のスケジュールの情報を入力する表示制御情報を生成する(B32)。カレンダーは、例えば、スケジュールを登録する機能を含んでもよい。例えば、サーバ10の制御部11は、第2情報43に試合の日程「5月9日」を示すスケジュールの情報が含まれる場合、チャットルームRに関連付けられたカレンダーにスケジュールの情報を入力する表示制御情報を生成してもよい。サーバ10の制御部11は、表示制御情報を生成すると、第2情報43と表示制御情報を端末20Aおよび20Bに送信する(B33)。これにより、端末20Bの制御部21は、表示制御情報に基づいて、チャットルームRのカレンダーに第2情報43を表示させる(C31)。
【0140】
例えば、端末20Bの制御部21は、
図3-2に示すように、表示制御情報に基づいて、第2情報43のスケジュールの情報43aをカレンダー50に入力してもよい。これにより、カレンダー50には、第2情報43のスケジュールの情報43aが表示されることになる。また、端末20Bの制御部21は、スケジュールの情報43aに対応するカレンダー50の「5月9日」を強調表示してもよい。
【0141】
また、端末20Bの制御部21は、カレンダー50に含まれるアナウンス領域R4に第2情報43を表示、すなわち第2情報43の詳細な内容を表示してもよい。
【0142】
また、端末20Bの制御部21は、スケジュールの情報43aの「5月9日」に対して所定の日にちまたは時間以下に近づいた場合、スケジュールの情報43aの日付が近いことを示す情報を表示部24に表示してもよい。例えば、端末20Bの制御部21は、チャットルームRのカレンダーに第2情報43を表示させると(C31)、スケジュールの情報43aの「5月9日」に対して所定の日にち以下(例えば1日前)になった否かを繰り返し判定してもよい。そして、端末20Bの制御部21は、「5月9日」の1日前になったと判定すると、スケジュールの情報43aの日付が近いことを示すメッセージをチャットルームRに表示してもよい。例えば、端末20Bの制御部21は、
図3-3に示すように、スケジュールの情報43aの日付が近いことを示すメッセージ43b1を含むリマインド情報43bをチャットルームRに表示してもよい。これにより、端末20BのユーザBは、試合の日程「5月9日」を確実に把握しうる。
【0143】
また、端末20Bの制御部21は、スケジュールの情報43aの「5月9日」が過ぎた場合、アナウンス領域R4に表示された第2情報43を削除してもよい。例えば、端末20Bの制御部21は、チャットルームRのカレンダーに第2情報43を表示させると(C31)、「5月9日」が過ぎたか否かを繰り返し判定してもよい。そして、端末20Bの制御部21は、「5月9日」を過ぎたと判定すると、アナウンス領域R4から第2情報43を削除してもよい。また、端末20Bの制御部21は、スケジュールの情報43aの「5月9日」が過ぎた場合、カレンダー50に表示されたスケジュールの情報43aを削除してもよい。
【0144】
同様に、端末20Aの制御部21が、表示制御情報に基づいて、チャットルームRのカレンダー50に第2情報43を表示させる(A31)。
【0145】
<第3実施形態の効果>
第3実施形態では、第2情報43は、スケジュールに関する情報43aであり、チャットルームRに関連付けられた領域は、チャットルームRに関連付けられたカレンダー50である。そして、サーバ10の制御部11は、カレンダー50に入力されるようにスケジュールの情報43aの入力を制御する。
【0146】
このような構成による効果の一例として、チャットルームRに参加するユーザBは、スケジュールの情報43aを速やかに把握することができる。
【0147】
<第3変形例(1)>
第3実施形態では、スケジュールの情報43aは、カレンダー50に表示されたが、チャットルームRまたはチャットルームRに関連付けられた領域に表示できればよく、これに限定されない。
【0148】
第3変形例(1)では、サーバ10の制御部11は、チャットルームRに表示されるようにスケジュールの情報43aの表示を制御する。
【0149】
まず、第3実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、第2情報43にスケジュールに関する情報43aが含まれる場合には、チャットルームRに関連付けられたカレンダー50にスケジュールの情報43aを表示する表示制御情報を生成する(B32)。ここで、サーバ10の制御部11は、スケジュールの情報43aをチャットルームRにも表示するように表示制御情報を生成してもよい。例えば、サーバ10の制御部11は、チャットルームRのうち、第1領域R1とは異なる第2領域R2にスケジュールの情報43aを表示するように表示制御情報を生成してもよい。サーバ10の制御部11は、
図1-17に示すように、チャットルームRの固定領域に第2領域R2を設定し、その第2領域R2にスケジュールの情報43aを表示する表示制御情報を生成してもよい。
【0150】
サーバ10の制御部11は、表示制御情報を生成すると、第2情報43と表示制御情報を端末20Aおよび20Bに送信する(B33)。これにより、端末20Bの制御部21は、
図3-2に示すように、表示制御情報に基づいて、チャットルームRに関連付けられたカレンダー50に、第2情報43に含まれるスケジュールの情報43aを表示する(C31)。また、端末20Bの制御部21は、
図1-17に示すように、表示制御情報に基づいて、チャットルームRの第2領域R2にスケジュールの情報43aを表示する。
【0151】
なお、本実施形態において、サーバ10の制御部11は、チャットルームRの第1領域R1と第2領域R2にスケジュールの情報43aを表示する表示制御情報を生成してもよい。このとき、端末20Bの制御部21は、チャットルームRの第1領域R1に提供されたスケジュールの情報43aを第2領域R2にも表示するように制御すると、カレンダー50と第1領域R1から提供される2つのスケジュールの情報43aが第2領域R2に表示されるおそれがある。そこで、端末20Bの制御部21は、第2領域R2に2つの同じスケジュールの情報43aが提供された場合には、いずれか一方のスケジュールの情報43aを第2領域R2に表示してもよい。
【0152】
<第3変形例(1)の効果>
第3変形例(1)では、第2情報43は、スケジュールに関する情報43aであり、チャットルームRに関連付けられた領域は、チャットルームRに関連付けられたカレンダー50である。そして、サーバ10の制御部11は、カレンダー50にスケジュールの情報43aを入力する制御を行う。
【0153】
このような構成による効果の一例として、チャットルームRに参加するユーザBは、チャットルームRにおいてスケジュールの情報43aを容易に把握することができる。例えば、チャットルームRの固定領域にスケジュールの情報43aが表示されることで、ユーザBはスケジュールの情報43aを継続的に把握することができる。
【0154】
<第4実施形態>
第1実施形態~第3実施形態では、第2情報43は、サーバ10からの送信時期が異なるためそれぞれの位置に分散して表示されたが、特定の領域にまとめて表示してもよい。
【0155】
第4実施形態では、サーバ10の制御部11は、複数の第2情報43を特定の領域にまとめて表示するように第2情報43の表示を制御してもよい。
【0156】
まず、第1実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、第1情報39に基づいて第2情報43を取得すると(B2)、端末20に第2情報43を表示する表示制御情報を生成する(B3)。ここで、サーバ10の制御部11は、チャットルームRに関連付けられた第3領域R3に第2情報43を表示する表示制御情報を生成してもよい。このとき、サーバ10の制御部11は、
図4-1Aに示すように、過去に取得された第2情報51と共に、新たに取得された第2情報43を第3領域R3に表示する表示制御情報を生成してもよい。すなわち、サーバ10の制御部11は、第1情報39に基づいて複数の第2情報43および51を取得した場合、その複数の第2情報43および51をまとめて第3領域R3に表示する表示制御情報を生成してもよい。サーバ10の制御部11は、表示制御情報を生成すると、第2情報43と表示制御情報を端末20Aおよび20Bに送信する(B4)。
【0157】
端末20Bの制御部21は、第2情報43と表示制御情報を受信すると、表示制御情報に基づいて、過去に取得された第2情報51と共に第2情報43を第3領域R3に表示させる(C1)。これにより、第3領域R3には、サーバ10から送信された複数の第2情報43および51がまとめて表示されることになる。
【0158】
また、端末20Bの制御部21は、特定の第2情報に対するユーザBの入力操作に基づいて、第2情報の詳細な情報を表示してもよい。例えば、端末20Bの制御部21は、
図4-1Bに示すように、第2情報43に対するユーザBの入力操作に基づいて、第2情報43を詳細に表示する詳細画面52に遷移してもよい。この詳細画面52は、コメントまたはリアクションを入力可能に形成されてもよい。例えば、詳細画面52は、コメントボタン53aおよびリアクションボタン53bを設けてもよい。
【0159】
端末20Bの制御部21は、コメントボタン53aに対するユーザBの入力操作に基づいて、
図1-12Bに示すように、第2情報43に対するコメントを入力するコメント画面45を表示部24に表示してもよい。これにより、第2情報43に対するコメントがコメント画面45に順次入力されることになる。このとき、端末20Bの制御部21は、コメントしたユーザを示す情報、例えばアイコンなどを表示してもよい。また、コメント画面45は、特定のコメントに対してコメントをさらに入力する機能を備えてもよい。また、コメント画面45は、宛先を指定してコメントを送信する機能(例えばメンションなど)を備えてもよい。
【0160】
また、端末20Bの制御部21は、リアクションボタン53bに対するユーザBの入力操作に基づいて、第2情報43に対するリアクションを入力する機能を表示部24に表示してもよい。例えば、端末20Bの制御部21は、第2情報43を評価するリアクション(例えば「いいね」など)を入力する機能を表示部24に表示してもよい。
【0161】
また、端末20Bの制御部21は、コメント数またはリアクション数に基づいて、第2情報43および51の人気度を算出してもよい。端末20Bの制御部21は、
図4-1Aに示すように、算出された人気度54を第2情報43および51に表示してもよい。また、端末20Bの制御部21は、算出された人気度54に基づいて、第2情報43および51のランキングを表示してもよい。
【0162】
なお、人気度54およびランキングの表示は、サーバ10の制御部11により制御されてもよい。例えば、端末20Bの制御部21は、コメント数またはリアクション数をサーバ10に送信してもよい。サーバ10の制御部11は、コメント数またはリアクション数に基づいて、第2情報43および51の人気度54または第2情報43および51のランキングを算出する。そして、サーバ10の制御部11は、算出された人気度54またはランキングを端末20で表示する表示制御情報を生成し、その表示制御情報を端末20に送信する。これにより、端末20の制御部21が、表示制御情報に基づいて、人気度54またはランキングを表示部24に表示させる。
【0163】
また、端末20Bの制御部21は、ユーザBの入力操作に基づいて、第2情報43または51を削除してもよい。例えば、端末20Bの制御部21は、
図4-2に示すように、ユーザBの入力操作に基づいて、第2情報43または51を削除する削除ボタン55を表示してもよい。端末20Bの制御部21は、削除ボタン55に対するユーザBの入力操作に基づいて、選択された特定の第2情報43または51を削除してもよい。
【0164】
また、端末20Bの制御部21は、第2情報43および51を表示する第3領域R3に、第2情報43を含む他の第3領域R3を関連付けてもよい。例えば、端末20Bの制御部21は、メニューボタン31に対するユーザBの入力操作に基づいて、
図3-2に示すように、第2情報43を含むカレンダー50を表示部24に表示してもよい。
【0165】
<第4実施形態の効果>
第4実施形態では、サーバ10の制御部11は、第1情報39に基づいて複数の第2情報43および51を取得した場合、複数の第2情報43および51を表示することに関する制御を行う。
【0166】
このような構成による効果の一例として、チャットルームRに参加するユーザBは、複数の第2情報43および51を一度に確認することができる。
【0167】
<第5実施形態>
第1実施形態~第4実施形態では、サーバ10の制御部11は、例えば
図1-10Aに示す特定のアカウント37などに掲載された掲載情報42を第2情報43として取得したが、その特定のアカウント37にチャットルームRの情報を提供してもよい。
【0168】
第5実施形態では、サーバ10の制御部11は、掲載情報42にチャットルームRの情報を関連付けてもよい。
【0169】
なお、第1実施形態~第4実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。第5実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0170】
<情報処理>
図5-1は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0171】
まず、第1実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、第1情報39で示される特定のサイトなどに掲載された掲載情報42を第2情報43として取得する(B2)。例えば、サーバ10の制御部11は、
図5-2に示すように、特定のニュースサイト56に掲載された記事56aを第2情報43として取得してもよい。サーバ10の制御部11は、記事56aを含む第2情報43を取得すると、表示制御情報を生成し(B3)、第2情報43と表示制御情報を端末20Aおよび20Bに送信する(B4)。これにより、端末20Aおよび20Bの制御部21は、表示制御情報に基づいて、第2情報43をチャットルームRに表示させる。
【0172】
ここで、サーバ10の制御部11は、第2情報43に記事に関する情報が含まれるか否かを判定する(B51)。なお、記事は、特定の事柄を伝える文字情報を含んでもよく、例えばニュース記事、イベントの記事、紹介記事(例えば店舗を紹介する記事)、広告記事などが挙げられる。サーバ10の制御部11は、例えば、第2情報43が文字情報を含む場合に、記事に関する情報が第2情報43に含まれると判定してもよい。また、サーバ10の制御部11は、第2情報43を取得したサイトの種類(例えばニュースサイト56か否か)に基づいて、記事に関する情報が第2情報43に含まれるか否かを判定してもよい。サーバ10の制御部11は、記事に関する情報が第2情報43に含まれないと判定した場合、処理を終了する。
【0173】
一方、サーバ10の制御部11は、記事に関する情報が第2情報43に含まれると判定した場合、ニュースサイト56の記事56aにチャットルームRの情報を関連付ける(B52)。例えば、サーバ10の制御部11は、
図5-3Aに示すように、チャットルームRに遷移するリンク情報57を記事56aに表示することにより、記事56aとチャットルームRの情報を関連付けてもよい。このとき、サーバ10の制御部11は、チャットルームRを紹介するメッセージ57aをリンク情報57に表示してもよい。
【0174】
続いて、端末20の制御部21が、ユーザの入力操作に基づいて、ニュースサイト56にアクセスし、記事56aの表示要求をサーバ10に送信する。例えば、端末20Cの制御部21が、チャットルームRに参加しないユーザCの入力操作に基づいて、ニュースサイト56にアクセスし、記事56aの表示要求をサーバ10に送信してもよい(D51)。サーバ10は、記事56aの表示要求を端末20Cから受信すると、記事56aとチャットルームRの情報とを端末20Cに送信する(B53)。これにより、端末20Cの制御部21は、記事56aとチャットルームRの情報とを表示部24に表示させる(D52)。例えば、端末20Cの制御部21は、
図5-3Aに示すように、リンク情報57を含む記事56aを表示部24に表示させてもよい。また、端末20Cの制御部21は、リンク情報57に対応して、メッセージ57aを表示してもよい。ユーザCは、このメッセージ57aを確認することで、チャットルームRへの興味を向上しうる。端末20Cの制御部21は、リンク情報57に対するユーザCの入力操作に基づいて、チャットルームRの表示要求をサーバ10に送信する(D53)。
【0175】
サーバ10の制御部11は、チャットルームRの表示要求を端末20Cから受信すると、チャットルームRを端末20Cで表示させる表示制御情報を端末20Cに送信する(B54)。このとき、サーバ10の制御部11は、チャットルームRのうち、記事56aに関連するコンテンツを表示する表示制御情報を端末20Cに送信してもよい。例えば、サーバ10の制御部11は、
図5-3Bに示すように、チャットルームRのうち、記事56aに関連するコンテンツ58を含む第2情報43を表示する表示制御情報を端末20Cに送信してもよい。すなわち、サーバ10の制御部11は、コンテンツ58を含む第2情報43以外のコンテンツTを非表示とする表示制御情報を端末20Cに送信する。なお、コンテンツ58は、記事56a以外の情報を含んでもよく、例えば記事56aに対するユーザAおよびBのコメントを表示する入力ボタン58aを含んでもよい。
【0176】
端末20Cの制御部21は、チャットルームRの表示制御情報をサーバ10から受信すると、表示制御情報に基づいて、チャットルームRを表示部24に表示させる(D54)。このとき、端末20Cの制御部21は、表示制御情報に基づいて、第2情報43のみが表示されたチャットルームRを表示部24に表示してもよい。また、端末20Cの制御部21は、入力ボタン58aに対するユーザCの入力操作に基づいて、
図1-12Bに示すように、記事56aに対するユーザAおよびBのコメントを表示部24に表示してもよい。これにより、ユーザCは、チャットルームRに対する興味をさらに向上しうる。
【0177】
<第5実施形態の効果>
第5実施形態では、第2情報は、記事56aに関する情報であり、サーバ10の制御部11は、記事56aにチャットルームRの情報を関連付ける処理を行う。
【0178】
このような構成による効果の一例として、チャットルームRを管理するユーザAは、ユーザCをチャットルームRに容易に誘導することができる。
【0179】
また、第5実施形態では、サーバ10の制御部11は、記事56aに関連付けられたチャットルームRの情報に対する入力に基づいて、チャットルームRのうち、記事56aに関連するコンテンツ58を表示することに関する制御を行う。
【0180】
このような構成による効果の一例として、端末20CのユーザCは、チャットルームRを容易に表示することができる。
【0181】
<第6実施形態>
第1実施形態~第5実施形態では、サーバ10の制御部11は、
図1-9に示される取得ソースから取得される全ての第2情報43を端末20Bに送信した。しかしながら、端末20BのユーザBは、興味のない取得ソースの第2情報43がチャットルームRに表示されると、その第2情報43に否定的な印象を持つおそれがある。
【0182】
第6実施形態では、サーバ10の制御部11は、チャットルームRに含まれるユーザから、第2情報43を表示する条件を取得し、その条件に基づいて第2情報43を選択的に表示することに関する制御を行う。
【0183】
なお、第1実施形態~第5実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。第6実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0184】
<情報処理>
図6-1は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0185】
まず、第1実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、
図1-9に示すように、チャットルームRを管理するユーザAにより登録された第1情報39(第2情報43の取得ソース)を端末20Aから取得する(B1)。ここで、チャットルームRにユーザBとユーザDが参加している場合、サーバ10の制御部11は、第1情報39と、第2情報43を表示する第1条件を受け付ける受付情報とをユーザBおよびDの端末20Bおよび20Dに送信する(B61)。
【0186】
端末20Bは、第1情報39と第1条件の受付情報とを受信すると、ユーザBの入力操作に基づいて、
図6-2Aに示すように、第1情報39と第1条件の受付情報59を表示部24に表示させる。ここで、第1条件は、第2情報43を表示する条件であり、例えば、第2情報43の取得先として登録(フォロー)された取得ソース60の中から、ユーザが特定の取得ソース60をフィルタリング(例えばフォローを解除)する条件を含んでもよい。また、受付情報59は、第1条件を受け付ける情報であり、例えば、取得ソース60のフォローの開始と解除を切り換える切換ボタンから構成されてもよい。
【0187】
端末20Bの制御部21は、第1情報39と第1条件の受付情報59を表示すると、受付情報59に対する入力操作、すなわち第1条件の入力操作を受け付ける(C61)。同様に、端末20Dの制御部21は、ユーザDの入力操作に応じて第1情報39と第1条件の受付情報59を表示すると、受付情報59に対する入力操作を受け付ける(E61)。ここで、端末20BのユーザBは、特定の取得ソース60を選択しない、すなわちフォローされた全ての取得ソース60から第2情報43を取得することを選択したものとする。一方、端末20DのユーザDは、
図6-2Bに示すように、特定の取得ソース60「サッカーチームMの公式アカウント」の受付情報59を選択、すなわち第2情報43の取得先から「サッカーチームMの公式アカウント」を除外したものとする。これにより、端末20Dの制御部21は、特定の取得ソース60の受付情報59に対するユーザDの選択に基づいて、その取得ソース60のフォローの解除を示す第1条件情報をサーバ10に送信してもよい(E62)。一方、端末20Bの制御部21は、特定の取得ソース60の受付情報59が選択されないため、第1条件情報をサーバ10に送信しなくてもよい。
【0188】
なお、本実施形態では、第1条件情報は、特定の取得ソース60のフォローを解除した端末20Dのみからサーバ10に送信されたが、フォローを解除していない端末20Bからサーバ10に送信されてもよい。例えば、端末20Bの制御部21は、全ての取得ソース60をフォローしていることを示す第1条件情報をサーバ10に送信してもよい。
【0189】
このようにして、サーバ10の制御部11は、端末20Dから送信された第1条件情報を取得する。また、サーバ10の制御部11は、第1実施形態と同様に、第1情報39に基づいて、第2情報43を取得する(B2)。ここで、サーバ10の制御部11は、「サッカーチームMの公式アカウント」から第2情報43を取得したものとする。サーバ10の制御部11は、第2情報43を取得すると、第1条件情報に基づいて、端末20Bおよび20D毎に第2情報43を表示するか否かを判定する(B62)。例えば、サーバ10の制御部11は、第2情報43の取得先から「サッカーチームMの公式アカウント」を除外することを示す第1条件情報を端末20Bから取得していないため、端末20Bにおいて第2情報43を表示すると判定してもよい。サーバ10の制御部11は、端末20Bにおいて第2情報43を表示すると判定すると、端末20Bにおいて第2情報43を表示する表示制御情報を生成する(B63)。これにより、サーバ10の制御部11は、第2情報43を表示することに関する制御を行うことになる。サーバ10の制御部11は、表示制御情報を生成すると、第2情報43と表示制御情報を端末20Bに送信する(B64)。
【0190】
一方、サーバ10の制御部11は、ステップB62において、端末20Dから送信された第1条件情報に基づいて、「サッカーチームMの公式アカウント」から取得された第2情報43を表示しないと判定すると、端末20Dにおいて第2情報43を表示することに関する処理を終了する。すなわち、サーバ10の制御部11は、表示制御情報を生成することなく処理を終了する。
【0191】
端末20Bの制御部21は、第2情報43と表示制御情報をサーバ10から受信すると、表示制御情報に基づいて、第2情報43をチャットルームRに表示させる(C62)。例えば、端末20Bの制御部21は、表示制御情報に基づいて、
図6-3Aに示すように、第2情報43をチャットルームRに表示させてもよい。一方、端末20Dの制御部21は、サーバ10から第2情報43を受信しないため、
図6-3Bに示すように、第2情報43をチャットルームRに表示しないことになる。このようにして、端末20Bおよび20Dの制御部21は、ユーザBおよびDの選択に応じた第2情報43をチャットルームRに表示しうる。
【0192】
<第6実施形態の効果>
第6実施形態では、サーバ10の制御部11は、チャットルームRに含まれるユーザBおよびDから、表示する情報の条件に関する第1条件情報を取得する。そして、サーバ10の制御部11は、第1条件情報に基づいて、第2情報43を表示することに関する制御を行う。
【0193】
このような構成による効果の一例として、チャットルームRに参加するユーザBおよびDは、第1条件情報に応じて第2情報43を選択的に取得することができる。
【0194】
<第6変形例(1)>
第6実施形態では、サーバ10の制御部11は、ユーザBおよびCにより選択された第1条件情報のみに基づいて第2情報43の表示を制御したが、第1条件情報と他の情報に基づいて第2情報43の表示を制御してもよい。
【0195】
第6変形例(1)では、サーバ10の制御部11は、第1条件情報と、チャットルームRに含まれるユーザの第2情報43に対する反応に関する反応情報とに基づいて第2情報43の表示を制御する。
【0196】
<情報処理>
図6-4は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0197】
まず、第6実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、
図6-2Aに示す端末20Bの第1条件情報(例えば、取得ソース60のフォローの開始または解除を示す情報)に基づいて、表示制御情報を生成し(B63)、第2情報43と表示制御情報を端末20Bに送信する(B64)。これにより、端末20Bの制御部21は、
図6-3Aに示すように、表示制御情報に基づいて、第2情報43をチャットルームRに表示させる(C62)。一方、サーバ10の制御部11は、
図6-2Bに示す端末20Dの第1条件情報に基づいて、「サッカーチームMの公式アカウント」から取得された第2情報43を端末20Dに表示しないように制御する。これにより、端末20Dの制御部21は、
図6-3Bに示すように、「サッカーチームMの公式アカウント」から取得された第2情報43をチャットルームRに表示しないことになる。
【0198】
端末20Bの制御部21は、第2情報43を表示部24に表示すると、第2情報43に対する反応を受け付けて、入力されたユーザBの反応をサーバ10に送信する(C63)。サーバ10の制御部11は、端末20Bから第2情報43に対するユーザBの反応を受信すると、チャットルームRに含まれるユーザBの第2情報43に対する反応情報が所定の閾値以上か否かを判定する(B65)。ここで、反応情報としては、例えば、第2情報43に対するリアクション(例えばコメント)の数、コメントの早さ、コメントの数、コメントの文字数などが挙げられる。サーバ10の制御部11は、第2情報43に対する反応情報が所定の閾値未満である場合、処理を終了する。
【0199】
一方、サーバ10の制御部11は、第2情報43に対する反応情報が所定の閾値以上の場合、第2情報43が表示されていない端末20Dで第2情報43を表示する表示制御情報を生成する(B66)。これにより、サーバ10の制御部11は、ユーザDの第1条件情報と、チャットルームRに含まれるユーザBの第2情報43に対する反応に関する反応情報とに基づいて、第2情報43を表示することに関する制御を行うことになる。
【0200】
サーバ10の制御部11は、第2情報43と表示制御情報を端末20Dに送信する(B67)。これにより、端末20Dの制御部21は、
図6-3Aに示す端末20Bと同様に、表示制御情報に基づいて、「サッカーチームMの公式アカウント」から取得された第2情報43をチャットルームRに表示させる(E63)。
【0201】
<第6変形例(1)の効果>
第6変形例(1)では、サーバ10の制御部11は、第1条件情報と、チャットルームRに含まれるユーザBの第2情報43に対する反応に関する反応情報とに基づいて、第2情報43を表示することに関する制御を行う。
【0202】
このような構成による効果の一例として、チャットルームRに参加するユーザBおよびDは、注目される第2情報43の見逃しを抑制することができる。
【0203】
<第6変形例(2)>
第6実施形態では、第2情報43の表示は、サーバ10により制御されたが、端末20Bおよび20Dで制御されてもよい。
【0204】
第6変形例(2)では、端末20Bおよび20Dの制御部21が、チャットルームRまたはチャットルームRに関連付けられた第3領域R3における第2情報43の表示を制御してもよい。
【0205】
<情報処理>
図6-5は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0206】
まず、第6実施形態と同様に、端末20Bの制御部21は、
図6-2Aに示すように、受付情報59に対するユーザBの入力操作、すなわち第1条件の入力操作を受け付ける(C61)。同様に、端末20Dの制御部21は、受付情報59に対するユーザDの入力操作を受け付ける(E61)。
【0207】
また、サーバ10の制御部11は、第1実施形態と同様に、第1情報39に基づいて、第2情報43を取得する(B2)。ここで、サーバ10の制御部11は、「サッカーチームMの公式アカウント」から第2情報43を取得したものとする。サーバ10の制御部11は、第2情報43を取得すると、その第2情報43を端末20Bおよび20Dに送信する(B68)。端末20Bの制御部21は、第2情報43をサーバ10から受信すると、ユーザBから入力された第1条件情報に基づいて、第2情報43をチャットルームRに表示させるか否かを判定する(C64)。ここで、端末20Bの制御部21は、
図6-2Aに示すように、特定の取得ソース60を選択しない、すなわちフォローされた全ての取得ソース60から第2情報43を取得することを示す第1条件情報を取得した場合、第2情報43をチャットルームRに表示するように表示部24を制御する(C65)。これにより、端末20Bの表示部24には、
図6-3Aに示すように、第2情報43を含むチャットルームRが表示されることになる。一方、端末20Bの制御部21は、
図6-2Bに示すように、特定の取得ソース60「サッカーチームMの公式アカウント」の受付情報59を選択、すなわち第2情報43の取得先から「サッカーチームMの公式アカウント」を除外することを示す第1条件情報を取得した場合、第2情報43を表示することなく処理を終了する。これにより、端末20Bの表示部24には、
図6-3Bに示すように、第2情報43を含まないチャットルームRが表示されることになる。
【0208】
同様に、端末20Dの制御部21は、第2情報43をサーバ10から受信すると、ユーザDから入力された第1条件情報に基づいて、第2情報43をチャットルームRに表示させるか否かを判定する(E64)。そして、端末20Dの制御部21は、
図6-2Aに示すように、フォローされた全ての取得ソース60から第2情報43を取得することを示す第1条件情報を取得した場合、第2情報43をチャットルームRに表示するように表示部24を制御する(E65)。一方、端末20Dの制御部21は、
図6-2Bに示すように、第2情報43の取得先から「サッカーチームMの公式アカウント」を除外することを示す第1条件情報を取得した場合、第2情報43を表示することなく処理を終了する。このようにして、端末20Bおよび20Dの制御部21は、第1条件情報に基づいて、第2情報43を表示することに関する制御を行う。これにより、端末20Bおよび20Dの制御部21は、ユーザBおよびDの選択に応じた第2情報43をチャットルームRに表示しうる。
【0209】
<第6変形例(2)の効果>
第6変形例(2)では、端末20Bおよび20Dの制御部21は、チャットルームRに含まれるユーザBおよびDから、表示する情報の条件に関する第1条件情報を取得する。そして、端末20Bおよび20Dの制御部21は、第1条件情報に基づいて、第2情報43を表示することに関する制御を行う。
【0210】
このような構成による効果の一例として、チャットルームRに参加するユーザBおよびDは、第1条件情報に応じて第2情報43を選択的に取得することができる。
【0211】
<第7実施形態>
第1実施形態~第6実施形態では、チャットルームRを管理するユーザAは、例えば
図1-8Aに示す検索画面S3を利用して取得ソースを示す第1情報39を検索したが、第1情報39を取得できればよく、これに限定されない。
【0212】
第7実施形態では、サーバ10の制御部11は、第1情報39の候補に関する候補情報を取得し、その候補情報をユーザAに提示してもよい。
【0213】
なお、第1実施形態~第6実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。第7実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0214】
<情報処理>
図7-1は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0215】
まず、サーバ10の制御部11は、チャットルームRを管理するユーザAに提示する、第1情報39の候補に関する候補情報を取得する(B71)。例えば、サーバ10の制御部11は、ユーザAによって入力された情報に基づいて候補情報を取得してもよい。
【0216】
例えば、
図7-2Aに示すように、ユーザAは、チャットルームRを開始する(これからチャットルームRを作る)際に、チャットルームRの名称、説明、カテゴリーなどの属性61を入力する場合がある。サーバ10の制御部11は、ユーザAにより入力されたチャットルームRの属性61を端末20Aから受信すると、そのチャットルームRの属性61に基づいて、第1情報39の候補に関する候補情報を取得する。例えば、サーバ10の制御部11は、チャットルームRの名称に含まれる「サッカーチームM」に基づいて、予め記憶されたアカウント情報の中から「サッカーチームMの公式アカウント」を候補情報として取得してもよい。また、サーバ10の制御部11は、チャットルームRのカテゴリーに含まれる「サッカー」をキーワードの候補情報として取得してもよい。このとき、サーバ10の制御部11は、候補情報の取得先または種別などに基づいて、「キーワード」、「アカウント情報」、「リンク情報」、「チャット情報」、「フォロー情報」などの項目33を候補情報に関連付けてもよい。サーバ10の制御部11は、取得された候補情報を端末20Aに送信する(B72)。
【0217】
端末20Aの制御部21は、候補情報をサーバ10から受信すると、
図7-2Bに示すように、第1情報39を設定する設定画面S2を表示してもよい(A71)。すなわち、端末20Aの制御部21は、チャットルームRの作成過程の途中で設定画面S2を表示してもよい。このとき、端末20Aの制御部21は、候補情報62をユーザAに提示する。例えば、端末20Aの制御部21は、候補情報62を選択可能にユーザAに提示してもよい。また、端末20Aの制御部21は、候補情報62に関連付けられた項目33に基づいて、候補情報62を項目33毎に表示してもよい。これにより、端末20Aの制御部21は、候補情報62の選択による第1情報39の入力を受け付ける(A1)。
【0218】
端末20Aの制御部21は、ユーザAにより特定の候補情報62が選択された状態で決定ボタン63が入力操作されると、
図1-9に示すように、選択された候補情報62を第1情報39として登録する。そして、端末20Aの制御部21は、第1実施形態と同様に、登録された第1情報39をサーバ10に送信する(A2)。これにより、チャットルームRの作成と同時に、第1情報39が第2情報の取得ソースとして登録されることになる。
【0219】
<第7実施形態の効果>
第7実施形態では、サーバ10の制御部11は、ユーザA(第1ユーザ)に提示する、第1情報39の候補に関する候補情報62を取得する。
【0220】
このような構成による効果の一例として、チャットルームRを管理するユーザAは、第1情報39を容易に選択することができる。
【0221】
<第7変形例(1)>
第7実施形態では、候補情報62は、チャットルームRの作成段階でユーザAに提示されたが、ユーザAに提示できればよく、これに限定されない。
【0222】
第7変形例(1)では、候補情報62は、チャットルームRの作成後にユーザAに提示されてもよい。このとき、候補情報62は、ユーザAによって入力された情報、チャットルームRで送受信されたコンテンツ、およびチャットルームRに類似する他のチャットルームに設定されている情報のうち少なくとも1つに基づいて取得されてもよい。
【0223】
まず、第7実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、チャットルームRを管理するユーザAに提示する、第1情報39の候補に関する候補情報62を取得する(B71)。例えば、サーバ10の制御部11は、ユーザAによって入力された情報、チャットルームRで送受信されたコンテンツ、およびチャットルームRに類似する他のチャットルームに設定されている情報のうち少なくとも1つに基づいて、候補情報62を取得してもよい。
【0224】
ユーザAによって入力された情報としては、例えば、チャットルームRを作成する際に
図7-2Aに示すようにユーザAにより入力される、チャットルームRの名称、説明、カテゴリーなどの属性61が挙げられる。また、チャットルームRで送受信されたコンテンツとしては、例えば、チャットルームRに登録されたユーザAおよびBの間で送受信されたメッセージ、過去の第2情報43に対するコメントなどが挙げられる。また、チャットルームRに類似する他のチャットルームとしては、例えば、チャットルームRと同じカテゴリー「サッカー」を含む他のチャットルーム(例えば他のサッカーチームのチャットルームなど)、チャットルームRと同じ「サッカーチームM」をフォローしている他のチャットルームなどが挙げられる。サーバ10の制御部11は、例えば、チャットルームRの属性61、プロフィールなどに基づいて、チャットルームRに類似する他のチャットルームを検索してもよい。また、サーバ10の制御部11は、チャットルームRに類似する他のチャットルームから取得される候補情報62の中から、例えば
図1-14に示す注目指標47(例えばシェア数、コメント数など)に基づいて、注目度の高い候補情報62を選択的に取得してもよい。
【0225】
サーバ10の制御部11は、これらの情報に基づいて候補情報62を検索し、取得された候補情報62を記憶部28に記憶する。続いて、端末20Aの制御部21は、ユーザAの入力操作に応じて、例えば
図1-7に示すように、第1情報39を設定する設定画面S2を表示する。そして、端末20Aの制御部21は、メニューボタン31に対するユーザAの入力操作に基づいて、候補情報62の提示をサーバ10に要請する。これにより、サーバ10の制御部11は、取得された候補情報62を端末20Aに送信する(B72)。
【0226】
端末20Aの制御部21は、候補情報62をサーバ10から受信すると、
図7-2Bに示すように、候補情報62をユーザAに提示する。このとき、端末20Aの制御部21は、候補情報62を選択可能に提示してもよい。これにより、端末20Aの制御部21は、第7実施形態と同様に、候補情報62の選択による第1情報39の入力を受け付ける(A1)。
【0227】
<第7変形例(1)の効果>
第7変形例(1)では、候補情報62は、ユーザAによって入力された情報、チャットルームRで送受信されたコンテンツ、およびチャットルームRに類似する他のチャットルーム(限定ではなく、第1チャットルームの一例)に設定されている情報のうち少なくとも1つに基づいて取得される。
【0228】
このような構成による効果の一例として、サーバ10の制御部11は、ユーザAが所望する候補情報62を確実に提示することができる。
【0229】
<第7変形例(2)>
第7実施形態では、サーバ10の制御部11は、第1情報39の候補に関する候補情報62をユーザAに提示したが、他の情報をさらにユーザAに提示してもよい。
【0230】
第7変形例(2)では、サーバ10の制御部11は、ユーザAによって入力された第1情報39を削除することに関する削除情報をユーザAに提示するように削除情報を端末20Aに送信する。
【0231】
<情報処理>
図7-3は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0232】
まず、第1実施形態と同様に、端末20Bの制御部21は、第2情報43をサーバ10から受信すると、
図1-10Bに示すように、その第2情報43をチャットルームRに表示させる(C1)。ここで、端末20Bの制御部21は、第2情報43に対するユーザBの入力操作に基づいて、ユーザBの反応情報をサーバ10に送信してもよい(C71)。なお、反応情報は、第2情報43に対するユーザBの反応を示す情報を示し、例えば、第2情報43のフォロー、第2情報43に対するリアクション、第2情報43に対するコメントなどが挙げられる。
【0233】
サーバ10の制御部11は、反応情報を端末20Bから受信すると、その反応情報に基づいて、
図1-9に示すように第2情報43の取得ソースとして登録された第1情報39の中から、削除する第1情報39の候補があるか否かを判定してもよい(B73)。例えば、サーバ10の制御部11は、チャットルームRに登録された全てのユーザAおよびBの反応情報に基づいて、第2情報43に対する反応の数(例えば、フォロー数、リアクション数またはコメント数など)を取得ソース毎に算出し、その反応の数が所定の閾値以下の取得ソースがあるか否かを判定してもよい。サーバ10の制御部11は、第1情報39の削除候補があると判定するまで、ステップB73の判定を繰り返す。そして、サーバ10の制御部11は、第1情報39の削除候補があると判定した場合、ユーザAによって入力された第1情報39を削除することに関する削除情報を、ユーザAに提示するように端末20Aに送信する(B74)。
【0234】
端末20Aの制御部21は、削除情報をサーバ10から受信すると、その削除情報を表示部24に表示させる(A72)。例えば、端末20Aの制御部21は、
図7-4に示すように、特定の第1情報39「サッカーチームMダイジェスト」に対するユーザの反応が低いことを示す削除情報64aを表示部24に表示してもよい。また、端末20Aの制御部21は、特定の第1情報39「サッカーチームMダイジェスト」が削除候補であることを記号、印などで示す削除情報64bを表示部24に表示してもよい。これにより、チャットルームRを管理するユーザAは、チャットルームRのユーザAおよびBの反応が低い特定の取得ソースを把握しうる。例えば、端末20Aの制御部21は、特定の第1情報39「サッカーチームMダイジェスト」の削除ボタン65に対するユーザAの入力操作に基づいて、特定の第1情報39「サッカーチームMダイジェスト」を、第2情報43の取得先から削除してもよい。
【0235】
なお、本実施形態では、サーバ10の制御部11は、削除情報をユーザAに提示したが、第1情報39の削除候補を削除できればよく、これに限定されない。例えば、サーバ10の制御部11は、削除する第1情報39の候補があるか否かを判定し(B73)、削除候補があると判定した場合、その第1情報39を第2情報43の取得先から自動的に削除してもよい。
【0236】
<第7変形例(2)の効果>
第7変形例(2)では、サーバ10の制御部11は、ユーザAによって入力された第1情報39を削除することに関する削除情報をユーザAに提示する制御を行う。
【0237】
このような構成による効果の一例として、ユーザAは、第1情報39を容易に削除することができる。
【0238】
<第8実施形態>
第1実施形態~第7実施形態では、サーバ10の制御部11は、例えば
図1-10Bに示すように、取得された全ての第2情報43をチャットルームRまたは第3領域R3に表示するように制御したが、第2情報43をチャットルームRまたは第3領域R3に表示できればよく、これに限定されない。
【0239】
第8実施形態では、サーバ10の制御部11が、第1情報39に基づいて、第2情報43と、第2情報43とは異なる第3情報とを取得する。そして、サーバ10の制御部11は、例えば類似度に関する第2条件に基づいて、第2情報43と第3情報のうち、チャットルームRまたは第3領域R3で表示される情報を選択する。
【0240】
なお、第1実施形態~第7実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。第8実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0241】
<情報処理>
図8-1は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0242】
まず、第1実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、
図1-9に示す第1情報39を端末20Aから取得すると(B1)、その第1情報39に基づいて第2情報43を検索する。ここで、サーバ10の制御部11は、第1情報39に基づいて、所定期間内に複数の情報、例えば第2情報43と、第2情報43とは異なる第3情報とを取得したものとする(B81)。第2情報43は、
図1-10Aに示すように、第1情報39として登録された「サッカーチームMの公式アカウント」から取得された掲載情報42を示すものとする。一方、第3情報は、第1情報39として登録された「サッカーチームMダイジェスト」から取得された掲載情報を示すものとする。
【0243】
このように、第2情報43と第3情報を取得(複数の情報を取得)した場合、サーバ10の制御部11は、第2情報43を端末20Aおよび20Bに表示する条件に関する第2条件に基づいて、第2情報43と第3情報の中から、端末20Aおよび20Bに表示する情報を選択する。例えば、サーバ10の制御部11は、類似度に関する第2条件に基づいて、端末20Aおよび20Bに表示する情報を選択してもよい。
【0244】
具体的には、サーバ10の制御部11は、第2情報43と第3情報との類似度を算出する(B82)。例えば、サーバ10の制御部11は、
図8-2に示すように、第2情報43の特徴情報(例えば、特徴文字「***選手」、特徴画像など)と、第3情報66の特徴情報を比較し、その特徴情報の一致度(例えば一致する特徴文字の数など)に基づいて、第2情報43と第3情報66との類似度を算出してもよい。続いて、サーバ10の制御部11は、予め設定された第2条件に基づいて、第2情報43と第3情報66が類似するか否かを判定する(B83)。すなわち、サーバ10の制御部11は、算出された類似度が第2条件を満たす場合、第2情報43と第3情報66が類似すると判定し、算出された類似度が第2条件を満たさない場合、第2情報43と第3情報66が類似しないと判定する。
【0245】
サーバ10の制御部11は、第2情報43と第3情報66が類似すると判定した場合、第2情報43と第3情報66とのうちの第2情報43を選択してもよい(B84)。このとき、サーバ10の制御部11は、他の第2条件に基づいて、第2情報43を選択してもよい。例えば、第2条件は、情報量の多い情報を表示する条件を含んでもよい。サーバ10の制御部11は、情報量の多い情報を表示する第2条件に従って、第2情報43と第3情報66の情報量を比較し、情報量の多い第2情報43を選択する。なお、情報量としては、例えば、文字数、画像数、データのサイズなどが挙げられる。
【0246】
サーバ10の制御部11は、第2情報43を選択すると、第1実施形態と同様に、第2情報43を端末20Aおよび20Bで表示させる表示制御情報を生成する(B3)。サーバ10の制御部11は、表示制御情報を生成すると、第2情報43と表示制御情報を端末20Aおよび20Bに送信する。これにより、端末20Aおよび20Bの制御部21は、例えば
図1-10Bに示すように、表示制御情報に基づいて、第2情報43をチャットルームRに表示させる。
【0247】
一方、サーバ10の制御部11は、ステップB83において第2情報43と第3情報66が類似しないと判定した場合、第2情報43と第3情報66を端末20Aおよび20Bで表示させる表示制御情報を生成する(B85)。サーバ10の制御部11は、表示制御情報を生成すると、第2情報43と第3情報66と表示制御情報とを端末20Aおよび20Bに送信する(B86)。これにより、端末20Aおよび20Bの制御部21は、表示制御情報に基づいて、第2情報43と第3情報66をチャットルームRに表示させる。
【0248】
<第8実施形態の効果>
第8実施形態では、サーバ10の制御部11は、第1情報39に基づいて、第2情報43とは異なる第3情報66を取得した場合、表示する条件に関する第2条件に基づいて、第2情報43と第3情報66とのうちの第2情報43を表示することに関する制御を行う。
【0249】
このような構成による効果の一例として、サーバ10の制御部11は、第2条件を満たさない第2情報43と第3情報66、例えば類似度が高い第2情報43と第3情報66をチャットルームRに表示することを抑制することができる。
【0250】
<第8変形例(1)>
第8実施形態では、第2条件は、類似度に関する条件と情報量の多い情報を表示する条件とを含んだが、チャットルームRまたは第3領域R3に第1情報39に基づいて取得された情報を表示する条件であればよく、これに限定されない。
【0251】
第8変形例(1)では、第2条件は、情報量の多い情報を表示する条件、類似度に関する条件、およびチャットルームRに含まれるユーザAおよびBの反応に関する条件のうち少なくとも1つを含んでもよい。
【0252】
まず、第8実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、第2情報43と第3情報66が類似するか否かを判定する(B83)。そして、サーバ10の制御部11は、第2情報43と第3情報66が類似すると判定した場合、第2情報43と第3情報66とのうちの第2情報43を選択する(B84)。このとき、サーバ10の制御部11は、第2情報43を端末20Aおよび20Bに表示する条件に関する第2条件に従って、第2情報43と第3情報66を比較してもよい。ここで、第2条件は、情報量の多い情報を表示する条件、類似度に関する条件、およびチャットルームRに含まれるユーザAおよびBの反応に関する条件のうち少なくとも1つを含んでもよい。
【0253】
例えば、サーバ10の制御部11は、チャットルームRに含まれるユーザAおよびBの反応に関する第2条件に基づいて、第2情報43と第3情報66を比較する。具体的には、サーバ10の制御部11は、過去にチャットルームRに表示された第2情報に対するユーザAおよびBの反応数(例えば、フォロー数、リアクション数またはコメント数など)が多い第2情報の特徴情報を予め抽出してもよい。特徴情報としては、例えば、記事の長さ、文字数、画像の数などが挙げられる。サーバ10の制御部11は、例えば、長い記事を含む第2情報に対するユーザAおよびBの反応数が多いとの特徴情報を予め抽出してもよい。これにより、サーバ10の制御部11は、過去の第2情報の特徴情報に基づいて、第2情報43と第3情報66とのうち、例えば長い記事を含む第2情報43を選択する。
【0254】
サーバ10の制御部11は、第2情報43を選択すると、第8実施形態と同様に、第2情報43を端末20Aおよび20Bで表示させる表示制御情報を生成する(B3)。
【0255】
<第8変形例(1)の効果>
第8変形例(1)では、第2条件は、情報量の多い情報を表示する条件、類似度に関する条件、およびチャットルームRに含まれるユーザAおよびBの反応に関する条件のうち少なくとも1つを含んでもよい。
【0256】
このような構成による効果の一例として、サーバ10の制御部11は、第2情報43と第3情報66の中から第2情報43を適切に選択することができる。
【0257】
<第8変形例(2)>
第8実施形態では、第2条件は、類似度に関する条件と情報量の多い情報を表示する条件とを含んだが、チャットルームRまたは第3領域R3に第1情報39に基づいて取得された情報を表示する条件であればよく、これに限定されない。
【0258】
第8変形例(2)では、第2条件は、表示時期の早さに関する条件を含んでもよい。
【0259】
まず、第8実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、第2情報43と第3情報66が類似するか否かを判定する(B83)。そして、サーバ10の制御部11は、第2情報43と第3情報66が類似すると判定した場合、第2情報43と第3情報66とのうちの第2情報43を選択する(B84)。このとき、サーバ10の制御部11は、表示時期(例えば、アップロードされた日など)の早さに関する第2条件に従って、第2情報43と第3情報66を比較してもよい。
【0260】
具体的には、サーバ10の制御部11は、「サッカーチームMの公式アカウント」における第2情報43の表示時期(例えば5月1日)と、「サッカーチームMダイジェスト」における第3情報66の表示時期(例えば5月2日)とを比較する。これにより、サーバ10の制御部11は、第2情報43と第3情報66とのうち、表示時期が早い第2情報43を選択してもよい。これにより、最初に表示された掲載情報42、すなわちオリジナルの1次掲載を参照して2次掲載、3次掲載と順次掲載される場合に1次掲載の掲載情報42を選択しうる。サーバ10の制御部11は、第2情報43を選択すると、第8実施形態と同様に、第2情報43を端末20Aおよび20Bで表示させる表示制御情報を生成する(B3)。
【0261】
<第8変形例(2)の効果>
第8変形例(2)では、第2条件は、表示時期の早さに関する条件を含んでもよい。
【0262】
このような構成による効果の一例として、サーバ10の制御部11は、第2情報43と第3情報66の中から第2情報43を適切に選択することができる。
【0263】
<第8変形例(3)>
第8実施形態では、第2条件は、類似度に関する条件と情報量の多い情報を表示する条件とを含んだが、チャットルームRまたは第3領域R3に第1情報39に基づいて取得された情報を表示する条件であればよく、これに限定されない。
【0264】
第8変形例(3)では、第2条件は、取得ソースの優先度に関する条件を含んでもよい。
【0265】
まず、第8実施形態と同様に、サーバ10の制御部11は、第2情報43と第3情報66が類似するか否かを判定する(B83)。そして、サーバ10の制御部11は、第2情報43と第3情報66が類似すると判定した場合、第2情報43と第3情報66とのうちの第2情報43を選択する(B84)。このとき、サーバ10の制御部11は、取得ソースの優先度に関する第2条件に基づいて、第2情報43を選択してもよい。
【0266】
例えば、サーバ10の制御部11は、
図8-3に示すように、ユーザAにより設定された取得ソースの優先度67を予め取得してもよい。ここで、第2情報43の取得ソース「サッカーチームMの公式アカウント」の優先度67は、第3情報66の取得ソース「サッカーチームMダイジェスト」の優先度67より高いものとする。これにより、サーバ10の制御部11は、第2情報43と第3情報66とのうち、取得ソースの優先度67が高い第2情報43を選択してもよい。サーバ10の制御部11は、第2情報43を選択すると、第8実施形態と同様に、第2情報43を端末20Aおよび20Bで表示させる表示制御情報を生成する(B3)。
【0267】
<第8変形例(3)の効果>
第8変形例(3)では、第2条件は、取得ソースの優先度67に関する条件を含んでもよい。
【0268】
このような構成による効果の一例として、サーバ10の制御部11は、第2情報43と第3情報66の中から第2情報43を適切に選択することができる。
【0269】
<第9実施形態>
第1実施形態~第8実施形態では、サーバ10の制御部11は、例えば
図1-8Aに示すように、検索画面S3の検索欄36に入力されたキーワードに基づいて他のチャットルームを検索したが、ユーザAが所望する他のチャットルームを検索できればよく、これに限定されない。
【0270】
第9実施形態では、サーバ10の制御部11は、ユーザAによって入力された第1情報39に基づいて、チャットルームRに類似する他のチャットルームに関する情報を取得する。
【0271】
まず、第1実施形態と同様に、端末20Aの制御部21が、ユーザAによる第1情報39の入力を受け付ける(A1)。例えば、端末20Aの制御部21は、ユーザAの入力操作に基づいて、
図1-9に示すように、第1情報39を設定する設定ボタン34が設けられた設定画面S2を表示してもよい。端末20Aの制御部21は、例えば、アカウント情報の設定ボタン34に対するユーザAの入力操作に基づいて、
図9-1に示すように、アカウント情報を検索する検索画面S3を表示してもよい。このとき、検索画面S3の検索欄36には、既に登録されている第1情報39に含まれる検索語がユーザAによって入力されてもよい。端末20Aの制御部21は、検索語がユーザAによって検索欄36に入力されると、その検索語をサーバ10に送信する。ここで、ユーザAは、第1情報39の検索語「サッカーチームM」を検索欄36に入力したものとする。
【0272】
サーバ10の制御部11は、検索語「サッカーチームM」を取得すると、その検索語「サッカーチームM」に基づいてウェブ検索する。このとき、サーバ10の制御部11は、既に登録された第1情報39の中から、検索語「サッカーチームM」に類似する特定の第1情報39「サッカーチームM公式アカウント」を選択し、その第1情報39「サッカーチームM公式アカウント」に基づいてウェブ検索してもよい。
【0273】
例えば、サーバ10の制御部11は、第1情報39「サッカーチームM公式アカウント」に類似する名称(例えば、「サッカーチームM公式アカウント」、「サッカーチームMダイジェスト」、「サッカー****」など)を有するチャットルームR1を検索してもよい。また、サーバ10の制御部11は、第1情報39「サッカーチームM公式アカウント」に基づいて、ユーザAのチャットルームRに類似するチャットルームR2を検索してもよい。例えば、サーバ10の制御部11は、第1情報39「サッカーチームM公式アカウント」をフォローするチャットルームR2「トリコロール」を検索してもよい。サーバ10の制御部11は、チャットルームR1に関する情報(例えば、アカウント情報、リンク情報など)とチャットルームR2に関する情報(例えば、アカウント情報、リンク情報など)とを取得すると、これらの情報を検索結果として表示するように端末20Aに送信する。これにより、端末20Aの制御部11は、
図9-1に示すように、チャットルームR1に関する情報とチャットルームR2に関する情報とを検索結果として検索画面S3に表示させる。
【0274】
このようにして、端末20Aの制御部11は、検索結果を検索画面S3に表示すると、例えばチャットルームR2「トリコロール」に対するユーザAの入力操作に基づいて、第1実施形態と同様に、チャットルームR2「トリコロール」を第1情報39として追加してもよい。
【0275】
<第9実施形態の効果>
第9実施形態では、サーバ10の制御部11は、ユーザAによって入力された第1情報39に基づいて、チャットルームRに類似するチャットルームR2に関する情報を取得する。
【0276】
このような構成による効果の一例として、サーバ10の制御部11は、通常の検索では取得しにくいチャットルームR2を、例えばフォロー先に基づいて容易に取得することができる。
【0277】
また、第9実施形態では、サーバ10の制御部11は、ユーザAによって入力された第1情報39を検索語にして検索結果を取得する。
【0278】
このような構成による効果の一例として、端末20AのユーザAは、例えば検索欄36に「サッカーチームM」と入力するだけで、その「サッカーチームM」を含む第1情報39「サッカーチームM公式アカウント」を検索語にして適切に検索することができる。
【0279】
<第10実施形態>
第10実施形態では、サーバ10の制御部11は、例えば
図6-2Aおよび6-2Bに示す取得ソース60のフォローの有無に基づいて、チャットルームRに参加するユーザBおよびDに広告を送信してもよい。
【0280】
まず、第6実施形態と同様に、端末20Bの制御部21は、
図6-2Aに示すように、取得ソース60のフォローの開始と解除を切り換える受付情報59に対する入力操作に基づいて、フォローの開始または解除を示す第1条件情報をサーバ10に送信する。同様に、端末20Dの制御部21は、
図6-2Bに示すように、受付情報59に対する入力操作に基づいて、フォローの開始または解除を示す第1条件情報をサーバ10に送信する(E62)。ここで、端末20BのユーザBは、登録された全ての取得ソース60をフォローすることを選択し、端末20DのユーザDは、「サッカーチームMの公式アカウント」のフォローを解除したものとする。
【0281】
サーバ10の制御部11は、第1条件情報を端末20Bおよび20Dから受信すると、
図10-1に示すように、第1条件情報に基づいて、端末20Bに送信する広告Aと端末20Dに送信する広告Bとをそれぞれ選択する。例えば、サーバ10の制御部11は、ユーザBの第1条件情報に基づいて、「サッカーチームM公式アカウント」に関連する広告Aと、「サッカーチームMダイジェスト」に関連する広告Bとを端末20Bに送信する広告として選択してもよい。また、サーバ10の制御部11は、ユーザDの第1条件情報に基づいて、「サッカーチームMダイジェスト」に関連する広告Bを端末20Dに送信する広告として選択してもよい。そして、サーバ10の制御部11は、選択された広告Aと広告Bを端末20Bに送信する一方、選択された広告Bを端末20Dに送信する。
【0282】
<第10実施形態の効果>
第10実施形態では、サーバ10の制御部11は、ユーザBおよびDによる取得ソース60のフォローの有無に基づいて端末20Bおよび20Dに広告を送信する。
【0283】
このような構成による効果の一例として、サーバ10の制御部11は、ユーザBおよびDの興味に応じた広告をそれぞれ送信することができる。
【0284】
<第11実施形態>
第1実施形態~第10実施形態では、第1情報39に基づいて取得された第2情報43をチャットルームRまたはチャットルームRに関連付けられた第3領域R3に表示する制御は、サーバ10により実行されたが、情報処理装置により実行されればよく、これに限定されない。
【0285】
第11実施形態では、端末20Aの制御部21が、ユーザAによって入力された第1情報39に基づいて第2情報43を取得し、チャットルームRまたはチャットルームRに関連付けられた第3領域R3に第2情報43を表示させる。
【0286】
なお、第1実施形態~第10実施形態と同一の構成については同一の符号を付して再度の説明を省略する。第11実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
【0287】
<機能構成>
端末の機能構成
図11-1は、本実施形態における端末20の通信部22により実現される機能の一例を示す図である。通信部22は、限定ではなく例として、通信メイン処理部221と、第2情報送信部222とを有する。
【0288】
通信メイン処理部221は、制御部21の制御の下、サーバ10との間で通信する通信メイン処理を実行する機能を有している。
【0289】
第2情報送信部222は、制御部21の制御の下、サーバ10を介して、チャットルームRに含まれるユーザの端末20に第2情報43を送信する処理である第2情報送信処理を実行する機能を有する。
【0290】
図11-2は、本実施形態における端末20の記憶部28に記憶される情報の一例を示す図である。記憶部28には、限定ではなく例として、制御部21により読み出されて、端末メイン処理として実行される端末メイン処理プログラム281が記憶される。
【0291】
また、端末メイン処理プログラム281は、限定ではなく例として、制御部21により読み出されて、第1情報取得処理として実行される第1情報取得処理プログラム2811をサブルーチンプログラムとして含む。
【0292】
また、端末メイン処理プログラム281は、限定ではなく例として、制御部21により読み出されて、第2情報取得処理として実行される第2情報取得処理プログラム2812をサブルーチンプログラムとして含む。
【0293】
また、端末メイン処理プログラム281は、限定ではなく例として、制御部21により読み出されて、第2情報表示処理として実行される第2情報表示処理プログラム2813をサブルーチンプログラムとして含む。
【0294】
図11-3は、本実施形態における端末20の制御部21により実現される機能の一例を示す図である。端末20は、限定ではなく例として、端末メイン処理部211と、第1情報取得処理部212と、第2情報取得処理部213と、第2情報表示処理部214とを有する。
【0295】
端末メイン処理部211は、記憶部28に記憶されている端末メイン処理プログラム281に従って、端末20を統括的に制御するための処理である端末メイン処理を実行する機能を有している。
【0296】
第1情報取得処理部212は、記憶部28に記憶されている第1情報取得処理プログラム2811に従って、ユーザAによって入力された第1情報を取得する第1情報取得処理を実行する機能を有している。
【0297】
第2情報取得処理部213は、記憶部28に記憶されている第2情報取得処理プログラム2812に従って、第1情報に基づいて第2情報を取得する第2情報取得処理を実行する機能を有している。
【0298】
第2情報表示処理部214は、記憶部28に記憶されている第2情報表示処理プログラム2813に従って、ユーザAを含むチャットルームRまたはチャットルームRに関連付けられた第3領域R3に第2情報を表示させる第2情報表示処理を実行する機能を有している。
【0299】
<情報処理>
図11-4は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0300】
まず、第1実施形態と同様に、端末20Aの制御部21が、第2情報43の取得先を示す第1情報39の入力をユーザAから受け付ける(A1)。ここで、端末20Aの制御部21が、第1情報39の入力を受け付ける一例を説明する。例えば、端末20Aの制御部21は、
図1-6Aに示すように、ユーザAの入力操作に応じて、チャットルームRを表示部24に表示してもよい。端末20Aの制御部21は、チャットルームRを表示すると、チャットルームRに設けられたメニューボタン31に対するユーザAの入力操作に基づいて、
図1-6Bに示すように、チャットルームRの設定画面S1を表示部24に表示してもよい。設定画面S1には、例えば、ユーザAのプロフィール、チャットルームRの名称など、チャットルームRの設定項目がリスト化されて表示されてもよい。また、設定画面S1は、第2情報43の取得先を示す取得ソースを設定する設定ボタン32が表示されてもよい。
【0301】
端末20Aの制御部21は、設定ボタン32に対するユーザAの入力操作に応じて、
図1-7に示すように、取得ソースを設定する設定画面S2を表示してもよい。これにより、端末20Aの制御部21は、取得ソースを示す第1情報39の入力をユーザAから受け付けることになる。
【0302】
このとき、設定画面S2には、キーワード、アカウント情報、リンク情報、チャット情報およびフォロー情報などの取得ソースの項目33がリスト化されて表示されてもよい。また、設定画面S2には、それぞれの項目33に対応して、取得ソースを設定する設定ボタン34が表示されてもよい。
【0303】
続いて、端末20Aの制御部21は、アカウント情報に対応する設定ボタン34がユーザAにより入力操作されると、
図1-8Aに示すように、アカウント情報の検索画面S3を表示してもよい。このとき、端末20Aの制御部21は、チャットルームRに登録された情報、例えばユーザAのプロフィール、チャットルームRの名称、ユーザ間でやり取りされたコンテンツなどの情報に基づいて、チャットルームRの特徴に応じたアカウントを検索し、その検索されたアカウントを紹介する紹介情報35を「おすすめ」として提示してもよい。また、検索画面S3の検索欄36にキーワードが入力された場合には、端末20Aの制御部21は、そのキーワードに基づいてアカウントを検索し、該当するアカウントを紹介する紹介情報35を検索画面S3に表示してもよい。
【0304】
そして、端末20Aの制御部21は、特定の紹介情報35に対するユーザAの入力操作に基づいて、
図1-8Bに示すように、その紹介情報35に関連付けられた特定のアカウント37を表示部24に表示させてもよい。例えば、端末20Aの制御部21は、「サッカーチームMの公式アカウント」の紹介情報35がユーザAにより入力操作された場合、サッカーチームMの公式アカウントを表示部24に表示させてもよい。端末20Aの制御部21は、追加ボタン38がユーザAにより入力操作されると、
図1-9に示すように、特定のアカウント37を取得ソースとして設定画面S2のリストに追加してもよい。これにより、ユーザAは、チャットルームRに有用な情報、例えばユーザ間のやり取りの活発化、会話のきっかけになる情報を含む特定のアカウント37を取得ソースに追加しうる。
【0305】
端末20Aの制御部21は、取得ソースが追加されると、保存ボタン40に対するユーザAの入力操作に基づいて、その取得ソースを第1情報39としてリストに登録する。これにより、端末20Aの制御部21は、第1情報39を取得することになる(A111)。
【0306】
端末20Aの制御部21は、第1情報39を取得すると、その第1情報39に基づいて、第2情報43を取得する(A112)。例えば、端末20Aの制御部21は、第1情報39のリンク先を定期的に巡回し、そのリンク先に新たに掲載された掲載情報を第2情報43として取得してもよい。
【0307】
例えば、端末20Aの制御部21は、第1情報39として登録された特定のアカウント37「サッカーチームMの公式アカウント」を定期的に巡回し、
図1-10Aに示すように、過去の掲載情報41に対して新たな掲載情報42が掲載された場合に、その掲載情報42を第2情報43として取得する。例えば、端末20Aの制御部21は、今回巡回したときの特定のアカウント37の掲載情報と、前回巡回したときの特定のアカウント37の掲載情報とを比較し、掲載情報の差に基づいて新たな掲載情報42を取得してもよい。例えば、端末20Aの制御部21は、RSS(Really Simple Syndication)方式を用いて新たな掲載情報42を取得してもよい。なお、特定のアカウント37を巡回する間隔は、端末20Aで自動的に設定されてもよいし、ユーザAにより設定されてもよい。
【0308】
また、端末20Aの制御部21は、新たな掲載情報42から特徴部分を抽出して第2情報43を生成してもよい。例えば、端末20Aの制御部21は、掲載情報42の画像または文字の位置などに基づいて、掲載情報42の特徴部分(例えば画像、タイトルまたは要約など)を切り抜き、その特徴部分を第2情報43としてもよい。
【0309】
なお、端末20Aの制御部21は、第1情報39として登録されたリンク情報、チャット情報、またはフォロー情報についても同様に、第1情報39のリンク先を定期的に巡回し、新たに掲載された掲載情報42を第2情報43として取得しうる。また、端末20Aの制御部21は、第1情報39として登録されたキーワードに基づいて定期的にWeb検索し、過去の検索履歴に対して新たに検出された掲載情報42を第2情報43として取得してもよい。
【0310】
続いて、端末20Aの制御部21は、ユーザAを含むチャットルームRまたはチャットルームRに関連付けられた第3領域R3に、取得された第2情報43を表示させる表示制御情報を生成する(A113)。ここで、チャットルームRは、
図1-6Aに示す第1領域R1以外にも、例えばスケジュールを表示する領域など、チャットルームRのアプリケーションにおいて互いに関連付けられた複数の領域を含む場合がある。この場合に、端末20Aの制御部21は、第2情報43の内容に基づいて、第2情報43を表示するチャットルームRの領域を選択してもよい。例えば、端末20Aの制御部21は、チャットルームRのうち、チャットルームRに送受信されたコンテンツTを表示する第1領域R1に第2情報43を表示させるように表示制御情報を生成してもよい。
【0311】
端末20Aの制御部21は、表示制御情報を生成すると、第2情報43と表示制御情報をサーバ10に送信する(A114)。サーバ10の制御部11は、第2情報43と表示制御情報を端末20Aから受信すると、その第2情報43と表示制御情報を端末20Bに送信する(B111)。
【0312】
端末20Bの制御部21は、第2情報43と表示制御情報をサーバ10から受信すると、表示制御情報に基づいて第2情報43をチャットルームRに表示させる(C111)。すなわち、端末20Aの制御部21は、表示制御情報を介して、ユーザAを含むチャットルームRに第2情報43を表示することに関する制御を実施することになる。例えば、端末20Bの制御部21は、
図1-10Bに示すように、表示制御情報に基づいて、チャットルームRの第1領域R1に第2情報43を表示してもよい。また、端末20Aの制御部21は、第2情報43をチャットルームRに表示させる(A115)。
【0313】
このように、第2情報43がチャットルームRに表示されることにより、
図1-11に示すように、第2情報43に対するコンテンツT1がユーザ間でやり取りされて、チャットルームRが活性化されることになる。
【0314】
<第11実施形態の効果>
第11実施形態では、端末20Aの制御部21は、ユーザAによって入力された第1情報39を取得し、その第1情報39に基づいて、第2情報43を取得する。そして、端末20Aの制御部21は、ユーザAを含むチャットルームRに、第2情報43を表示することに関する制御を行う。
【0315】
このような構成による効果の一例として、端末20Aの制御部21は、第2情報43をチャットルームRに自動的に表示することができる。このため、チャットルームRを管理するユーザAは、検索などで第2情報43を収集する必要がなく、チャットルームRを容易に活性化させることができる。また、ユーザAは、チャットルームRを運営するコストを大きく低下させることができる。
【0316】
また、第11実施形態では、第1情報39は、ユーザAによって入力された、キーワード、リンク情報、アカウント情報、チャット情報(限定ではなく、チャットに関する情報の一例)、およびフォロー情報(限定ではなく、チャットルームRまたはユーザAによってフォローされた情報の一例)のうち少なくとも一つを含む。
【0317】
このような構成による効果の一例として、第1情報39はチャットルームRの特徴に応じた取得ソースから構成されるため、端末20Aの制御部21は、チャットルームRに対応する第2情報43を確実に取得することができる。
【0318】
また、第11実施形態では、第2情報43は、チャットルームRのうち、チャットルームRに送受信されたコンテンツTを表示する第1領域R1に表示される情報である。
【0319】
このような構成による効果の一例として、チャットルームRに参加するユーザBは、第1領域R1を確認する頻度が高いため、第2情報43を確実に認識することができる。
【0320】
<第11変形例(1)>
第11実施形態では、端末20Aの制御部21は、サーバ10を介して第2情報43を送信したが、第2情報43を端末20Bに送信できればよく、これに限定されない。
【0321】
例えば、端末20Aの制御部21は、第11実施形態と同様に表示制御情報を生成すると(A113)、サーバ10を介さずに、第2情報43と表示制御情報を端末20Bに直接的に送信してもよい(A114)。端末20Aの制御部21は、例えば、データ転送の中継器(例えばルータなど)を介して第2情報43と表示制御情報を端末20Bに直接的に送信してもよい。そして、端末20Bの制御部21は、第2情報43と表示制御情報を受信すると、第11実施形態と同様に、表示制御情報に基づいて第2情報43をチャットルームRに表示させる(C111)。
【0322】
このとき、チャットルームRを端末20Aおよび20Bに表示するための表示情報(例えば表示履歴など)は、複数の端末20で分散保持してもよい。例えば、チャットルームRの表示情報は、ブロックチェーン技術を用いて、データの修正不可に複数の端末20で分散保持してもよい。具体的には、チャットルームRの表示情報は、ハッシュ関数などを用いて暗号化されてもよい。また、チャットルームRの表示情報は、P2P(Peer to Peer)ネットワークで接続された複数の端末20で分散保持されてもよい。これにより、端末20Aおよび20Bの制御部21は、チャットルームRをサーバレスで表示しうる。
【0323】
<第11変形例(1)の効果>
第11変形例(1)では、端末20Aの制御部21は、第2情報43を端末20Bに直接的に送信する。
【0324】
このような構成による効果の一例として、端末20Aの制御部21は、第2情報43を端末20Bに容易に送信することができる。
【0325】
<その他>
本開示の実施形態を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本開示の範囲に含まれることに留意されたい。限定でなく例として、各手段、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段やステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。また、各実施形態に示す構成を適宜組み合わせることとしてもよい。
【符号の説明】
【0326】
1 システム
10 サーバ
20 端末
30 ネットワーク