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特開2024-161866展示販売装置

書誌要約請求の範囲詳細な説明課題実施例実施するための形態図面の説明

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】公開特許公報(A)

(11)【公開番号】P2024161866

(43)【公開日】2024-11-20

(54)【発明の名称】展示販売装置

(51)【国際特許分類】

G06Q 30/0241 20230101AFI20241113BHJP

G07F 9/10 20060101ALI20241113BHJP

【ＦＩ】

G06Q30/0241

G07F9/10 G

G07F9/10 H

G07F9/10 Z

【審査請求】未請求

【請求項の数】5

【出願形態】書面

(21)【出願番号】P 2023086534

(22)【出願日】2023-05-08

(71)【出願人】

【識別番号】522322505

【氏名又は名称】株式会社ネットブリッジ

(72)【発明者】

【氏名】林健太郎

【テーマコード（参考）】

3E044

5L030

5L049

【Ｆターム（参考）】

3E044AA01

3E044CA04

3E044DE01

3E044EB10

5L030BB08

5L049BB08

(57)【要約】

【課題】従来の自動販売機の筐体形状や、商品代金を現金で決済するための機械的構造および販売商品を即時に受け渡すための商品在庫を収納および送出する機械的構造が必要な仕組みでは、自動販売機設置の設備導入のコストや物理的な設置スペースが必要であり、さらに商品を常設するための在庫投資も必要になるといった課題ある。
【解決手段】商品購入者の指定場所にて商品の受け渡しを行うためのシート若しくはパネル（板）形状の展示販売装置は、商品を広告宣伝するための媒体および視認性を向上させるための光源を備え、インターネットを経由して、商品の注文処理を行うための２次元バーコードを表示する。
【選択図】図１

【特許請求の範囲】

【請求項1】

商品を広告宣伝するための媒体および視認性を向上させるための光源を備え、インターネットを経由して、商品の注文処理を行うための２次元バーコードを表示した、商品購入者の指定場所にて商品の受け渡しを行うためのシート若しくはパネル（板）形状の展示販売装置。

【請求項2】

前記媒体は紙、プラスティック、ＬＥＤモニターまたは有機ＥＬモニターである請求項１記載の展示販売装置。

【請求項3】

前記光源はＬＥＤまたは蛍光灯である請求項１記載の展示販売装置。

【請求項4】

前記注文処理は、商品情報の提供、商品対価の決済、注文情報の登録である請求項１記載の展示販売装置。

【請求項5】

前記商品対価の決済は現金若しくは通貨に相当する電子マネー、またはクレジットカードを介して行われる、請求項４記載の展示販売装置。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

本発明は、展示販売装置に関するものである。

【背景技術】

【0002】

従来よりある街角及び建物内部に設置された自動販売機は、筐体形状であり、筐体を置くための設置スペースや、商品代金を現金で決済するための機械的構造と、販売商品を即時に受け渡すための、商品在庫を収納および送出する機械的構造が必要であった。

【先行技術文献】

【特許文献】

【0003】

【特許文献1】特開２００３－１６８１５４号公報

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

【0004】

本発明者は、自動販売機を設置および運用する際の物理的・資金的コスト負担を削減して、手軽に設置・運用することを着想した。しかしながら、従来よりある自動販売機の筐体形状や、商品代金を現金で決済するための機械的構造（コインメックやビルバリ）および販売商品を即時に受け渡すための、商品在庫を収納および送出する機械的構造が必要な仕組みでは、自動販売機設置の設備導入のコストや物理的な設置スペースが必要であり、さらに商品を常設するための在庫投資も必要になるといった課題が発生する。

【0005】

本発明は、上記従来技術の課題に鑑み、自動販売機設置に必要な物理的スペースおよび資金的負担を最小限にとどめ、在庫投資も要らない自動販売機に代わる展示販売装置を提供することを目的とする。

【課題を解決するための手段】

【0006】

本発明に係る展示販売装置は、商品を広告宣伝するための媒体および視認性を向上させるための光源を備え、インターネットを経由して、商品の注文処理を行うための２次元バーコードを表示した、商品購入者の指定場所にて商品の受け渡しを行うためのシート若しくはパネル（板）形状の展示販売装置である。

【発明の効果】

【0007】

本発明は以下の優れた効果を奏する。
（１）薄型のシート若しくはパネル（板）形状での設置が可能となり、設置にあたり必要な土地のスペースが従来の自動販売機と比べ、極僅かで済む。
（２）とくに、既存の自動販売機の側面に貼付けすることで、缶入り飲料やペットボトル飲料と同じ自動販売機と併設して販売する事が可能である。
（３）既存の店舗や事業所において、壁や窓などへの設置が可能であり、遊休スペースを収益化できる。
（４）従来の自動販売機と比較し、自動販売機本体の製造販売コストおよび設備導入コストを抑えられる。
（５）商品は販売後に仕入れまたは製造等の手配を行い、商品購入者の指定場所にて商品の受け渡しを行うため、自販機内への商品在庫投資や自販機内への商品の収納作業も不要である。
（６）自動販売機内部に商品の在庫を持たないため、売れ残りや廃棄ロスの発生を抑制し、迅速に商品の入れ替えが可能である。
（７）現金による決済を行わないため、釣り銭の補充や売上の回収作業が不要である。
（８）従来の自動販売機は形状や重さに物理的な制限があったが、本展示販売装置ではあらゆる商品の展示販売が可能となる。

【図面の簡単な説明】

【0008】

【図1】本発明に係る展示販売装置の一実施例を示す分解斜視図である。

【図2】本発明に係る媒体と光源の一実施例を示す参考斜視図である。

【図3】本発明に係る媒体と光源の一実施例を示す参考斜視図である。

【図4】本発明に係る媒体と光源の一実施例を示す参考斜視図である。

【図5】本発明に係る媒体と光源の一実施例を示す参考斜視図である。

【図6】本発明に係る展示販売装置の販売状態の一実施例を示す参考斜視図である。

【図7】本発明に係る展示販売装置の販売状態の一実施例を示す参考斜視図である。

【発明を実施するための形態】

【0009】

図１は、本発明の実施形態に係る展示販売装置１を示すものであり、この展示販売装置１は、商品の広告宣伝が可能な媒体１ａを展示販売装置１に表示し、さらに、媒体１ａ上には、２次元バーコード１ｂが表示されている。

【0010】

商品購入者が２次元バーコード１ｂを、読み取り端末（スマートフォン）２を介して読み取り、インターネットを経由し、オンライン上にある注文処理サーバー３に接続する。

【0011】

注文処理サーバー３が、データベースを参照し、２次元バーコード１ｂに対応する商品情報を、読み取り端末（スマートフォン）２に送信する。
商品購入者が読み取り端末（スマートフォン）２を介して商品情報を閲覧し、注文情報（商品情報・数量・受け渡し場所等）および商品対価の決済情報を注文処理サーバー３へ送信する。
注文処理サーバー３が、注文情報（商品情報・数量・受け渡し場所等）をデータベースに登録し、商品対価の決済情報を、クレジットカード会社サーバー４または電子マネー会社サーバー５と通信し、決済手続きを行い、結果を読み取り端末（スマートフォン）２に送信する。
注文処理サーバー３が、商品のサプライヤーに注文情報を提供し、指定場所にて商品が受け渡される。

【0012】

図２は、本発明の実施形態に係る商品の広告宣伝が可能な媒体と光源の配置を示すものであり、媒体１ｂに対して、光源１ｃが背面に配置されている。

【0013】

図３および図４は、本発明の実施形態に係る商品の広告宣伝が可能な媒体と光源の配置を示すものであり、媒体１ｂに対して、光源１ｃが上部に配置されている。

【0014】

図５は、本発明の実施形態に係る商品の広告宣伝が可能な媒体と光源の配置を示すものであり、媒体１ｂに対して、光源１ｃが下部に配置されている。

【0015】

図６に示すように、本発明に係る展示販売装置１は、例えば、既存の自動販売機６の側面に貼付けることで、缶入り飲料やペットボトル飲料と同じ自動販売機６に併設して販売する事が可能である。

【0016】

図７に示すように、本発明に係る展示販売装置１は、例えば、既存の店舗７において、壁７ａや窓７ｂなどへの設置が可能であり、遊休スペースを収益化することができる。

【0017】

本発明に係る展示販売装置１は、物品販売のみならず、飲食店等で使用する食券などの券売装置としても有用である。