特開 2024-161958 技能労働者資格管理システム

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】公開特許公報(A)

(11)【公開番号】P2024161958

(43)【公開日】2024-11-21

(54)【発明の名称】技能労働者資格管理システム

(51)【国際特許分類】

   G06Q 50/08 20120101AFI20241114BHJP

   G06Q 10/105 20230101ALI20241114BHJP

【ＦＩ】

G06Q50/08

G06Q10/105

【審査請求】未請求

【請求項の数】11

【出願形態】ＯＬ

(21)【出願番号】P 2023077051

(22)【出願日】2023-05-09

(71)【出願人】

【識別番号】523171135

【氏名又は名称】株式会社ネクストフィールド

(71)【出願人】

【識別番号】523171146

【氏名又は名称】株式会社ＵＰＢＯＮＤ

(74)【代理人】

【識別番号】100108442

【弁理士】

【氏名又は名称】小林 義孝

(72)【発明者】

【氏名】科部 元浩

(72)【発明者】

【氏名】奥地 紀瑛

【テーマコード（参考）】

5L010

5L049

5L050

【Ｆターム（参考）】

5L010AA08

5L049AA08

5L049CC07

5L050CC07

(57)【要約】      （修正有）

【課題】各技能労働者が保有する各種の資格の有効性を示す資格証明を時間と手間とを要せずに提示することができる技能労働者資格管理システムを提供する。
【解決手段】タブレット１１ａは、技能労働者が取得している各種の資格の有効性を証明する資格証明データを管理サーバ１４及び他の通信ノード（タブレット１１ｂ、スマートフォン１２ａ、１２ｂ、第１～第３パソコン１３ａ～１３ｃ）に送信するとともに、技能労働者を特定する技能労働者特定情報を管理サーバ１４に送信する。管理サーバ１４及び他の通信ノードは、タブレット１１ａから送信された資格証明データを各技能労働者毎に区分して記憶する。管理サーバ１４は、タブレット１１ａから技能労働者特定情報が送信された場合、送信された技能労働者特定情報に対応する技能労働者の資格証明データを技能労働者特定情報を送信したタブレット１１ａに出力する。
【選択図】図１

【特許請求の範囲】

【請求項1】

特定多数の技能労働者が取得した建設現場において必要な各種の資格を管理する管理ノードと、それら技能労働者が保持するとともに所定のブロックチェーンを介して前記管理ノードとネットワークを形成する各種複数の通信ノードとから形成され、
所定の通信ノードが、前記技能労働者が取得している各種の資格の有効性を証明する資格証明データを前記管理ノード及び他の通信ノードに送信する資格証明データ送信手段と、前記技能労働者を特定する技能労働者特定情報を前記管理ノードに送信する技能労働者特定情報送信手段とを有し、
前記管理ノード及びそれら通信ノードが、前記資格証明データ送信手段によって所定の通信ノードから送信された前記資格証明データを各技能労働者毎に区分して記憶する資格証明データ記憶手段を有し、前記管理ノードが、前記技能労働者特定情報送信手段によってそれら通信ノードから前記技能労働者特定情報が送信された場合、前記送信された技能労働者特定情報に対応する前記技能労働者の資格証明データを該技能労働者特定情報を送信した通信ノードに出力する資格証明データ出力手段とを有することを特徴とする技能労働者資格管理システム。

【請求項2】

前記資格証明データ送信手段が、前記建設現場において必要な新たな資格を前記技能労働者が取得した場合、取得した新たな資格を証明する新たな資格証明データを前記管理ノード及び他の通信ノードに送信し、前記資格証明データ記憶手段が、前記資格証明データ送信手段によって所定の通信ノードから新たな資格証明データが送信された場合、既に記憶した資格証明データに新たな資格証明データを加えて該資格証明データを更新する請求項１に記載の技能労働者資格管理システム。

【請求項3】

前記資格証明データが、前記資格の資格名、前記資格の取得日、前記資格の有効期間、前記資格の資格認定組織を含み、前記資格証明データ出力手段が、それら通信ノードから送信された技能労働者特定情報に対応する前記技能労働者が取得している資格の資格名、取得日、有効期間、資格認定組織を該技能労働者特定情報を送信した通信ノードに出力する請求項１又は請求項２に記載の技能労働者資格管理システム。

【請求項4】

所定の通信ノードが、前記技能労働者が取得した各種の資格の更新時期データを前記管理ノード及び他の通信ノードに送信する資格更新時期データ送信手段を含み、前記管理ノード及び他の通信ノードが、前記資格更新時期データ送信手段によって所定の通信ノードから送信された前記更新時期データを各技能労働者毎であって各資格毎に区分して記憶する更新時期データ記憶手段を含み、前記管理ノードが、前記更新時期データ記憶手段によって記憶した更新時期データのうちの更新時期が近い更新時期データに対応する資格及びその資格の更新時期データをその資格を取得している前記技能労働者の通信ノードに出力する更新時期データ出力手段とを含む請求項１ないし請求項３いずれかに記載の技能労働者資格管理システム。

【請求項5】

前記管理ノード及びそれら通信ノードが、前記技能労働者が取得した各種の資格の更新手順データを各技能労働者毎であって各資格毎に区分して記憶する更新手順データ記憶手段を含み、前記管理ノードが、前記更新時期データ記憶手段によって記憶した更新時期データのうちの更新時期が近い更新時期データに対応する資格及びその資格の更新手順データをその資格を取得している前記技能労働者の通信ノードに出力する更新手順データ出力手段とを含む請求項４に記載の技能労働者資格管理システム。

【請求項6】

前記管理ノードが、前記資格を表す資格キーワードを該資格毎に区分して記憶する資格キーワード記憶手段と、前記各建設現場の通信ノードから所定の資格キーワードが該管理ノードに送信されると、その資格キーワードに対応する資格を保有する技能労働者を検索する技能労働者検索手段と、前記技能労働者検索手段によって検索されて前記建設現場の通信ノードから送信された資格キーワードに対応する資格を有する技能労働者を該建設現場の通信ノードに出力する技能労働者出力手段とを含む請求項５に記載の技能労働者資格管理システム。

【請求項7】

それら通信ノードが、所定の資格キーワードを前記管理ノードに送信する資格キーワード送信手段を含み、前記管理ノードが、前記技能労働者検索手段によって検索されてそれら通信ノードから送信された前記資格キーワードに対応する資格を有する技能労働者が労働可能な各建設現場の求人情報を該資格キーワードを送信した通信ノードに出力する求人情報出力手段を含む請求項６に記載の技能労働者資格管理システム。

【請求項8】

所定の通信ノードが、前記技能労働者が身に付けている各種技能の技能データを前記管理ノード及び他の通信ノードに送信する技能データ送信手段を含み、前記管理ノード及び他の通信ノードが、前記技能データ送信手段によって所定の通信ノードから送信された前記技能データを各技能労働者毎に区分して記憶する技能データ記憶手段を含み、前記管理ノードが、所定の技能データを表す技能キーワードを該技能データ毎に区分して記憶する技能キーワード記憶手段とを含み、前記技能労働者検索手段が、前記各建設現場の通信ノードから必要な技能を表す技能キーワードが送信されると、その技能キーワードに対応する技能データを特定しつつ特定した技能を備えた技能労働者を検索し、前記技能労働者出力手段が、前記技能労働者検索手段によって検索されて前記建設現場の通信ノードから送信された技能キーワードに対応する技能を備えた技能労働者を該建設現場の通信ノードに出力する請求項７に記載の技能労働者資格管理システム。

【請求項9】

それら通信ノードが、所定の技能キーワードを前記管理ノードに送信する技能キーワード送信手段を含み、前記求人情報出力手段が、前記技能労働者検索手段によって検索されてそれら通信ノードから送信された前記技能キーワードに対応する技能を備えた技能労働者が労働可能な各建設現場の求人情報を該技能キーワードを送信した通信ノードに出力する請求項８に記載の技能労働者資格管理システム。

【請求項10】

所定の通信ノードが、前記技能労働者が作業した建設現場の建設施工実績データを前記管理ノード及び他の通信ノードに送信する建設施工実績データ送信手段を含み、前記管理ノード及び他の通信ノードが、前記建設施工実績データ送信手段によって所定の通信ノードから送信された前記建設施工実績データを各技能労働者毎に区分して記憶する建設施工実績データ記憶手段を含み、前記管理ノードが、所定の建設施工実績データを表す建設施工実績キーワードを該建設施工実績データ毎に区分して記憶する建設施工実績キーワード記憶手段を含み、前記技能労働者検索手段が、前記各建設現場の通信ノードから必要な建設施工実績を表す建設施工実績キーワードが送信されると、その建設施工実績キーワードに対応する建設施工実績データを特定しつつ特定した建設施工実績を備えた技能労働者を検索し、前記技能労働者出力手段が、前記技能労働者検索手段によって検索されて前記建設現場の通信ノードから送信された建設施工実績キーワードに対応する建設施工実績を備えた技能労働者を該建設現場の通信ノードに出力する請求項９に記載の技能労働者資格管理システム。

【請求項11】

それら通信ノードが、前記建設施工実績キーワードを前記管理ノードに送信する建設施工実績キーワード送信手段を含み、前記求人情報出力手段が、前記技能労働者検索手段によって検索されてそれら通信ノードから送信された前記建設施工実績キーワードに対応する建設施工実績を備えた技能労働者が労働可能な各建設現場の求人情報を該建設施工実績キーワードを送信した通信ノードに出力する請求項１０に記載の技能労働者資格管理システム。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

本発明は、建設現場において働く技能労働者の資格を管理する技能労働者資格管理システムに関する。

【背景技術】

【0002】

技能を提供する複数の職人のうちの個々の職人の、技能の提供のための予め定められた複数の単位における個々の単位の料金情報を取得する職人情報取得手段と、複数の職人のうちのいずれかの職人による技能の提供を受けようとする利用者の技能の提供を受けようとする対象についての対象情報を取得するユーザー情報取得手段と、前記ユーザー情報取得手段によって取得した対象情報に基づいて、複数の単位のうちの個々の単位を特定する単位特定手段と、位特定手段によって特定された個々の単位に基づく個々の職人による技能の提供のための料金情報を出力する出力手段とを有する職人情報提供システムが開示されている（特許文献１参照）。

【先行技術文献】

【特許文献】

【0003】

【特許文献1】特開２０２０－１７０２３号公報

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

【0004】

前記特許文献１に開示の職人情報提供システムは、技能労働者（職人）による技能の提供を受けようとする利用者が技能の提供のための料金情報を容易に取得することができる。建設物を建設する場合、その建設物の計画、設計、施工、検査等に各種の資格や各種の技能、各種の建設施工実績を有する技能労働者（職人）が係わり、それら技能労働者が日を異にして建設現場に入り、それら技能労働者が各種の異なる建設作業を行う。しかし、前記特許文献１の職人情報提供システムは、各建設現場において働く技能労働者が有する各種の資格を一元管理することはなく、それら資格の有効性を証明する資格証明データを出力することはない。建設現場では、各技能労働者（職人）が保有する各種の資格の有効性を示す各種多数の資格証明書を持ち歩き、各資格毎に対応する資格証明書を建設現場の現場監督や現場管理者、現場責任者等の現場関係者に提示している。尚、各種の資格証明書から所望の資格証明書を探し出し、その資格証明書をその都度現場関係者に提示するのに時間と手間とを要し、本来の建設作業の妨げになることで、建設作業を円滑に遂行することができない。又、この職人情報提供システムは、各建設現場において必要な技能や必要な建設施工実績を備えた技能労働者を検索することはできず、各建設現場において必要な技能や必要な建設施工実績を備えた技能労働者を探すことができない。又、各建設現場の求人情報を所定の技能や建設施工実績を備えた技能労働者に提供することができない。

【0005】

本発明の目的は、各技能労働者が保有する各種の資格の有効性を示す資格証明を時間と手間とを要せずに提示することができ、各技能労働者が建設作業を円滑に遂行することができる技能労働者資格管理システムを提供することにある。本発明の他の目的は、各建設現場において必要な技能や必要な建設施工実績を備えた技能労働者を検索することができ、各建設現場において必要な技能や必要な建設施工実績を備えた技能労働者を探すことができる技能労働者資格管理システムを提供することにある。本発明の他の目的は、各建設現場の求人情報を所定の技能や建設施工実績を備えた技能労働者に提供することができる技能労働者資格管理システムを提供することにある。

【課題を解決するための手段】

【0006】

前記課題を解決するための本発明は、特定多数の技能労働者が取得した建設現場において必要な各種の資格を管理する管理ノードと、それら技能労働者が保持するとともに所定のブロックチェーンを介して管理ノードとネットワークを形成する各種複数の通信ノードとから形成され、所定の通信ノードが、技能労働者が取得している各種の資格の有効性を証明する資格証明データを管理ノード及び他の通信ノードに送信する資格証明データ送信手段と、技能労働者を特定する技能労働者特定情報を管理ノードに送信する技能労働者特定情報送信手段とを有し、管理ノード及びそれら通信ノードが、資格証明データ送信手段によって所定の通信ノードから送信された資格証明データを各技能労働者毎に区分して記憶する資格証明データ記憶手段を有し、管理ノードが、技能労働者特定情報送信手段によってそれら通信ノードから技能労働者特定情報が送信された場合、送信された技能労働者特定情報に対応する技能労働者の資格証明データを技能労働者特定情報を送信した通信ノードに出力する資格証明データ出力手段とを有することを特徴とする。

【0007】

本発明の一例としては、資格証明データ送信手段が、建設現場において必要な新たな資格を技能労働者が取得した場合、取得した新たな資格を証明する新たな資格証明データを管理ノード及び他の通信ノードに送信し、資格証明データ記憶手段が、資格証明データ送信手段によって所定の通信ノードから新たな資格証明データが送信された場合、既に記憶した資格証明データに新たな資格証明データを加えて資格証明データを更新する。

【0008】

本発明の他の一例としては、資格証明データが、資格の資格名、資格の取得日、資格の有効期間、資格の資格認定組織を含み、資格証明データ出力手段が、それら通信ノードから送信された技能労働者特定情報に対応する技能労働者が取得している資格の資格名、取得日、有効期間、資格認定組織を技能労働者特定情報を送信した通信ノードに出力する。

【0009】

本発明の他の一例としては、所定の通信ノードが、技能労働者が取得した各種の資格の更新時期データを管理ノード及び他の通信ノードに送信する資格更新時期データ送信手段を含み、管理ノード及び他の通信ノードが、資格更新時期データ送信手段によって所定の通信ノードから送信された更新時期データを各技能労働者毎であって各資格毎に区分して記憶する更新時期データ記憶手段を含み、管理ノードが、更新時期データ記憶手段によって記憶した更新時期データのうちの更新時期が近い更新時期データに対応する資格及びその資格の更新時期データをその資格を取得している技能労働者の通信ノードに出力する更新時期データ出力手段とを含む。

【0010】

本発明の他の一例としては、管理ノード及びそれら通信ノードが、技能労働者が取得した各種の資格の更新手順データを各技能労働者毎であって各資格毎に区分して記憶する更新手順データ記憶手段を含み、管理ノードが、更新時期データ記憶手段によって記憶した更新時期データのうちの更新時期が近い更新時期データに対応する資格及びその資格の更新手順データをその資格を取得している技能労働者の通信ノードに出力する更新手順データ出力手段とを含む。

【0011】

本発明の他の一例としては、管理ノードが、資格を表す資格キーワードを資格毎に区分して記憶する資格キーワード記憶手段と、各建設現場の通信ノードから所定の資格キーワードが管理ノードに送信されると、その資格キーワードに対応する資格を保有する技能労働者を検索する技能労働者検索手段と、技能労働者検索手段によって検索されて建設現場の通信ノードから送信された資格キーワードに対応する資格を有する技能労働者を建設現場の通信ノードに出力する技能労働者出力手段とを含む。

【0012】

本発明の他の一例としては、それら通信ノードが、所定の資格キーワードを管理ノードに送信する資格キーワード送信手段を含み、管理ノードが、技能労働者検索手段によって検索されてそれら通信ノードから送信された資格キーワードに対応する資格を有する技能労働者が労働可能な各建設現場の求人情報を資格キーワードを送信した通信ノードに出力する求人情報出力手段を含む。

【0013】

本発明の他の一例としては、所定の通信ノードが、技能労働者が身に付けている各種技能の技能データを管理ノード及び他の通信ノードに送信する技能データ送信手段を含み、管理ノード及び他の通信ノードが、技能データ送信手段によって所定の通信ノードから送信された技能データを各技能労働者毎に区分して記憶する技能データ記憶手段を含み、管理ノードが、所定の技能データを表す技能キーワードを技能データ毎に区分して記憶する技能キーワード記憶手段とを含み、技能労働者検索手段が、各建設現場の通信ノードから必要な技能を表す技能キーワードが送信されると、その技能キーワードに対応する技能データを特定しつつ特定した技能を備えた技能労働者を検索し、技能労働者出力手段が、技能労働者検索手段によって検索されて建設現場の通信ノードから送信された技能キーワードに対応する技能を備えた技能労働者を建設現場の通信ノードに出力する。

【0014】

本発明の他の一例としては、それら通信ノードが、所定の技能キーワードを管理ノードに送信する技能キーワード送信手段を含み、求人情報出力手段が、技能労働者検索手段によって検索されてそれら通信ノードから送信された技能キーワードに対応する技能を備えた技能労働者が労働可能な各建設現場の求人情報を技能キーワードを送信した通信ノードに出力する。

【0015】

本発明の他の一例としては、所定の通信ノードが、技能労働者が作業した建設現場の建設施工実績データを管理ノード及び他の通信ノードに送信する建設施工実績データ送信手段を含み、管理ノード及び他の通信ノードが、建設施工実績データ送信手段によって所定の通信ノードから送信された建設施工実績データを各技能労働者毎に区分して記憶する建設施工実績データ記憶手段を含み、管理ノードが、所定の建設施工実績データを表す建設施工実績キーワードを建設施工実績データ毎に区分して記憶する建設施工実績キーワード記憶手段を含み、技能労働者検索手段が、各建設現場の通信ノードから必要な建設施工実績を表す建設施工実績キーワードが送信されると、その建設施工実績キーワードに対応する建設施工実績データを特定しつつ特定した建設施工実績を備えた技能労働者を検索し、技能労働者出力手段が、技能労働者検索手段によって検索されて建設現場の通信ノードから送信された建設施工実績キーワードに対応する建設施工実績を備えた技能労働者を建設現場の通信ノードに出力する。

【0016】

本発明の他の一例としては、それら通信ノードが、建設施工実績キーワードを管理ノードに送信する建設施工実績キーワード送信手段を含み、求人情報出力手段が、技能労働者検索手段によって検索されてそれら通信ノードから送信された建設施工実績キーワードに対応する建設施工実績を備えた技能労働者が労働可能な各建設現場の求人情報を建設施工実績キーワードを送信した通信ノードに出力する。

【発明の効果】

【0017】

本発明に係る技能労働者資格管理システムによれば、それら通信ノードから技能労働者特定情報が送信された場合、送信された技能労働者特定情報に対応する技能労働者の資格証明データを管理ノードが技能労働者特定情報を送信した通信ノードに出力するから、各技能労働者が保有する資格の資格証明データを管理ノード及びそれら通信ノードにおいて管理しつつ、送信された技能労働者特定情報に対応する技能労働者の資格証明データを技能労働者特定情報を送信した通信ノードに出力することで、各技能労働者が保有する資格の資格証明データ（電子データ）を現場監督や現場管理者、現場責任者等の現場関係者に一括して提示することができ、資格証明データの提示に時間と手間とを要せず、建設作業を円滑に遂行することができる。技能労働者資格管理システムは、各技能労働者が保有する各種の資格の有効性を示す各種複数の資格証明書を持ち歩く必要はなく、各種複数の資格証明書を常時所持する煩雑さから解放され、集中して建設作業を行うことができる。技能労働者資格管理システムは、技能労働者が有する資格の資格証明データを管理ノード及び他の通信ノードに送信することで、送信された資格証明データが各技能労働者毎に区分して管理ノード及び通信ノードに記憶されるから、所定の資格を有する多数の技能労働者が技能労働者資格管理システムにエントリーすることができ、各建設現場において必要な資格を備えた技能労働者が就労の機会を得ることができる。技能労働者資格管理システムは、各建設現場において必要な資格を有する技能労働者が建設に従事することで、設計どおりの建設物を建設することができ、所定の建設物を計画どおりに建設することができる。技能労働者資格管理システムは、管理ノードとそれら通信ノードとがブロックチェーンを介してネットワークを形成し、資格証明データがトランザクションデータとして管理ノード及び通信ノードに記憶されるから、資格証明データの改竄を防止しつつ資格証明データの正確な履歴を保存することができる。

【0018】

建設現場において必要な新たな資格を技能労働者が取得した場合、取得した新たな資格を証明する新たな資格証明データを管理ノード及び他の通信ノードに送信し、所定の通信ノードから新たな資格証明データが送信された場合、既に記憶した資格証明データに新たな資格証明データを加えて資格証明データを更新する技能労働者資格管理システムは、常時最新の資格証明データを備え、最新の資格証明データを技能労働者特定情報を送信した通信ノードに出力することで、各技能労働者が保有する資格の最新の資格証明データ（電子データ）を現場監督や現場管理者、現場責任者等の現場関係者に一括して提示することができ、資格証明データの提示に時間と手間とを要せず、建設作業を円滑に遂行することができる。技能労働者資格管理システムは、管理端末とそれら通信ノードとがブロックチェーンを介してネットワークを形成し、更新された最新の資格証明データがトランザクションデータとして管理ノード及び通信ノードに記憶されるから、資格証明データの改竄を防止しつつ資格証明データの正確な履歴を保存することができる。

【0019】

資格証明データが資格の資格名、取得日、有効期間、資格認定組織を含み、それら通信ノードから送信された技能労働者特定情報に対応する技能労働者が取得している資格の資格名、取得日、有効期間、資格認定組織を技能労働者特定情報を送信した通信ノードに出力する技能労働者資格管理システムは、送信された技能労働者特定情報に対応する技能労働者の資格証明データとともに資格の資格名、取得日、有効期間、資格認定組織を技能労働者特定情報を送信した通信ノードに出力することで、各技能労働者が保有する資格の資格証明データ（電子データ）とともに資格の資格名、取得日、有効期間、資格認定組織を現場監督や現場管理者、現場責任者等の現場関係者に一括して提示することができ、現場関係者が各技能労働者が保有する資格の資格名、取得日、有効期間、資格認定組織を知ることができる。

【0020】

所定の通信ノードが技能労働者が取得した各種の資格の更新時期データを管理ノード及び他の通信ノードに送信し、管理ノード及び他の通信ノードが所定の通信ノードから送信された更新時期データを各技能労働者毎であって各資格毎に区分して記憶し、管理ノードが更新時期データのうちの更新時期が近い更新時期データに対応する資格及びその資格の更新時期データをその資格を取得している技能労働者の通信ノードに出力する技能労働者資格管理システムは、技能労働者が保有する資格のうちの更新時期が近い資格の更新時期データを通信ノードを介して知ることができるから、更新時期の徒過を防ぐことができ、自分が保有する資格に対する更新を確実に行うことができる。

【0021】

管理ノード及びそれら通信ノードが技能労働者が取得した各種の資格の更新手順データを各技能労働者毎であって各資格毎に区分して記憶し、管理ノードが更新時期データのうちの更新時期が近い更新時期データに対応する資格及びその資格の更新手順データをその資格を取得している技能労働者の通信ノードに出力する技能労働者資格管理システムは、技能労働者が保有する資格のうちの更新時期が近い資格の更新手順データを通信ノードを介して知ることができるから、更新手順を誤ることなく、自分が保有する資格に対する更新を確実に行うことができる。

【0022】

管理ノードが資格を表す資格キーワードを資格毎に区分して記憶し、各建設現場の通信ノードから所定の資格キーワードが管理ノードに送信されると、その資格キーワードに対応する資格を保有する技能労働者を検索するとともに、建設現場の通信ノードから送信された資格キーワードに対応する資格を有する技能労働者を建設現場の通信ノードに出力する技能労働者資格管理システムは、建設現場の通信ノードから送信された資格キーワードに対応する資格を備えた技能労働者を各建設現場の通信ノードに出力するから、各建設現場において必要な資格を備えた技能労働者を検索することができ、各建設現場において必要な資格を備えた技能労働者をタイムリーに探すことができる。

【0023】

それら通信ノードが所定の資格キーワードを管理ノードに送信し、管理ノードがそれら通信ノードから送信された資格キーワードに対応する資格を有する技能労働者が労働可能な各建設現場の求人情報を資格キーワードを送信した通信ノードに出力する技能労働者資格管理システムは、自分が有する資格を表わす資格キーワードを通信ノードから管理ノードに送信することで、その資格キーワードに対応する資格を有する技能労働者が労働可能な各建設現場の求人情報が通信ノードに出力されるから、各技能労働者がその資格を必要とする労働可能な各建設現場の求人を知ることができ、各建設現場において必要な資格を有する技能労働者に就労の機会を与えることができるとともに、各建設現場毎に必要な資格を有する労働力をタイムリーに得ることができる。

【0024】

所定の通信ノードが技能労働者が身に付けている各種技能の技能データを管理ノード及び他の通信ノードに送信し、管理ノード及び他の通信ノードが所定の通信ノードから送信された技能データを各技能労働者毎に区分して記憶し、管理ノードが所定の技能データを表す技能キーワードを技能データ毎に区分して記憶し、各建設現場の通信ノードから必要な技能を表す技能キーワードが送信されると、その技能キーワードに対応する技能データを特定しつつ特定した技能を備えた技能労働者を検索し、建設現場の通信ノードから送信された技能キーワードに対応する技能を備えた技能労働者を建設現場の通信ノードに出力する技能労働者資格管理システムは、各建設現場の通信ノードから送信された技能キーワードに対応する技能データを特定しつつ特定した技能を備えた技能労働者を検索するとともに、送信された技能キーワードに対応する技能を備えた技能労働者を各建設現場の通信ノードに出力するから、各建設現場において必要な技能を備えた技能労働者を検索することができ、各建設現場において必要な技能を備えた技能労働者をタイムリーに探すことができる。技能労働者資格管理システムは、技能労働者が身に付けている各種技能の技能データを管理ノード及び他の通信ノードに送信することで、送信された技能データが各技能労働者毎に区分して管理ノード及び他の通信ノードに記憶されるから、所定の技能を有する多数の技能労働者が技能労働者検索システムにエントリーすることができ、各建設現場において必要な技能を備えた技能労働者が就労の機会を得ることができる。技能労働者資格管理システムは、各建設現場において必要な技能を有する技能労働者が建設に従事することで、設計どおりの建設物を建設することができ、所定の建設物を計画どおりに建設することができる。技能労働者資格管理システムは、管理ノードとそれら通信ノードとがブロックチェーンを介してネットワークを形成し、技能データがトランザクションデータとして管理ノード及び通信ノードに記憶されるから、技能データの改竄を防止しつつ技能データの正確な履歴を保存することができる。

【0025】

それら通信ノードが所定の技能キーワードを管理ノードに送信し、管理ノードがそれら通信ノードから送信された技能キーワードに対応する技能を備えた技能労働者が労働可能な各建設現場の求人情報を技能キーワードを送信した通信ノードに出力する技能労働者資格管理システムは、自分が有する技能を表す技能キーワードを通信ノードから管理ノードに送信することで、技能キーワードに対応する技能を備えた技能労働者が労働可能な各建設現場の求人情報が技能キーワードを送信した通信ノードに出力されるから、各技能労働者がその技能に対応した労働可能な各建設現場の求人を知ることができ、各建設現場において必要な技能を備えた技能労働者に就労の機会を与えることができるとともに、各建設現場毎に必要な技能を備えた労働力をタイムリーに得ることができる。

【0026】

所定の通信ノードが技能労働者が作業した建設現場の建設施工実績データを管理ノード及び他の通信ノードに送信し、管理ノード及び他の通信ノードが所定の通信ノードから送信された建設施工実績データを各技能労働者毎に区分して記憶し、管理ノードが所定の建設施工実績データを表す建設施工実績キーワードを建設施工実績データ毎に区分して記憶し、各建設現場の通信ノードから必要な建設施工実績を表す建設施工実績キーワードが送信されると、その建設施工実績キーワードに対応する建設施工実績データを特定しつつ特定した建設施工実績を備えた技能労働者を検索し、建設現場の通信ノードから送信された建設施工実績キーワードに対応する建設施工実績を備えた技能労働者を建設現場の通信ノードに出力する技能労働者資格管理システムは、各建設現場の通信ノードから送信された建設施工実績キーワードに対応する建設施工実績データを特定しつつ特定した建設施工実績を備えた技能労働者を検索するとともに、送信された建設施工実績キーワードに対応する建設施工実績を備えた技能労働者を各建設現場の通信ノードに出力するから、各建設現場において必要な建設施工実績を備えた技能労働者を検索することができ、各建設現場において必要な建設施工実績を備えた技能労働者をタイムリーに探すことができる。技能労働者資格管理システムは、技能労働者が身に付けている各種建設施工実績の建設施工実績データを管理ノード及び他の通信ノードに送信することで、送信された建設施工実績データが各技能労働者毎に区分して管理ノード及び他の通信ノードに記憶されるから、所定の建設施工実績を有する多数の技能労働者が技能労働者検索システムにエントリーすることができ、各建設現場において必要な建設施工実績を備えた技能労働者が就労の機会を得ることができる。技能労働者資格管理システムは、各建設現場において必要な建設施工実績を有する技能労働者が建設に従事することで、設計どおりの建設物を建設することができ、所定の建設物を計画どおりに建設することができる。技能労働者資格管理システムは、管理ノードとそれら通信ノードとがブロックチェーンを介してネットワークを形成し、建設施工実績データがトランザクションデータとして管理ノード及び通信ノードに記憶されるから、建設施工実績データの改竄を防止しつつ建設施工実績データの正確な履歴を保存することができる。

【0027】

それら通信ノードが建設施工実績キーワードを管理ノードに送信し、管理ノードがそれら通信ノードから送信された建設施工実績キーワードに対応する建設施工実績を備えた技能労働者が労働可能な各建設現場の求人情報を建設施工実績キーワードを送信した通信ノードに出力する技能労働者資格管理システムは、自分が有する建設施工実績を表す建設施工実績キーワードを通信ノードから管理ノードに送信することで、建設施工実績キーワードに対応する建設施工実績を備えた技能労働者が労働可能な各建設現場の求人情報が建設施工実績キーワードを送信した通信ノードに出力されるから、各技能労働者がその建設施工実績に対応した労働可能な各建設現場の求人を知ることができ、各建設現場において必要な建設施工実績を備えた技能労働者に就労の機会を与えることができるとともに、各建設現場毎に必要な建設施工実績を備えた労働力をタイムリーに得ることができる。

【図面の簡単な説明】

【0028】

【図1】一例として示す技能労働者資格管理システムの構成図。

【図2】タブレットのタッチパネルに出力された資格データ入力画面の一例を示す図。

【図3】タブレットのタッチパネルに出力された技能データ入力画面の一例を示す図。

【図4】タブレットのタッチパネルに出力された建設施工実績データ入力画面の一例を示す図。

【図5】タブレットのタッチパネルに出力された労働分野データ入力画面の一例を示す図。

【図6】第１パソコンのディスプレイに出力された資格キーワード入力画面の一例を示す図。

【図7】第１パソコンのディスプレイに出力された技能労働者出力画面の一例を示す図。

【図8】第１パソコンのディスプレイに出力された技能キーワード入力画面の一例を示す図。

【図9】第１パソコンのディスプレイに出力された技能労働者出力画面の他の一例を示す図。

【図10】第１パソコンのディスプレイに出力された施工実績キーワード入力画面の一例を示す図。

【図11】第１パソコンのディスプレイに出力された技能労働者出力画面の他の一例を示す図。

【図12】技能労働者が所持するタブレットのタッチパネルに出力された技能労働者特定情報入力画面の一例を示す図。

【図13】タブレットのタッチパネルに出力された資格証明データ出力画面の一例を示す図。

【図14】技能労働者が所持するタブレットのタッチパネルに出力された資格・資格キーワード入力画面の一例を示す図。

【図15】タブレットのタッチパネルに出力された求人情報出力画面の一例を示す図。

【図16】技能労働者が所持するタブレットのタッチパネルに出力された技能・技能キーワード入力画面の一例を示す図。

【図17】タブレットのタッチパネルに出力された求人情報出力画面の他の一例を示す図。

【図18】技能労働者が所持するタブレットのタッチパネルに出力された建設施工実績・建設施工実績キーワード入力画面の一例を示す図。

【図19】タブレットのタッチパネルに出力された求人情報出力画面の他の一例を示す図。

【図20】技能労働者が所持するタブレットに出力された更新時期データ及び更新手順データ出力画面の一例を示す図。

【発明を実施するための形態】

【0029】

一例として示す技能労働者資格管理システム１０の構成図である図1等の添付の図面を参照し、本発明に係る技能労働者資格管理システムの詳細を説明すると、以下のとおりである。尚、図1では、２台のタブレット１１ａ，１１ｂ（通信ノード）、２台のスマートフォン１２ａ，１２ｂ（通信ノード）、３台のパソコン１３ａ～１３ｃ（通信ノード）を図示しているが、実際には図示よりも多い各種複数（特定多数）の第１～第ｎタブレット、各種複数（特定多数）の第１～第ｎパソコン、各種複数（特定多数）の第１～第ｎスマートフォンが技能労働者資格管理システム１０を形成する。尚、通信ノードとしては、タブレット１１ａ，１１ｂやスマートフォン１２ａ，１２ｂ、パソコン１３ａ～１３ｃの他に、デジタルサイネージが含まれるとともに、今後開発されるインターネットに接続可能な各種複数の高機能携帯通信端末等のノードが含まれる。

【0030】

技能労働者資格管理システム１０は、各建設現場において働くことが可能な特定多数の技能労働者（職人）が所持する各種複数（特定多数）のタブレット１１ａ，１１ｂ（第１～第ｎ通信ノード）と、それら技能労働者（職人）が所持する各種複数（特定多数）のスマートフォン１２ａ，１２ｂ（第１～第ｎ通信ノード）と、建設現場に設置された第１～第３パソコン１３ａ～１３ｃ（第１～第ｎ通信ノード）と、それらタブレット１１ａ，１１ｂやそれらスマートフォン１２ａ，１２ｂ、それらパソコン１３ａ～１３ｃに所定のデータを配信する管理サーバ１４（管理ノード）とから形成されている。それらタブレット１１ａ，１１ｂ、それらスマートフォン１２ａ，１２ｂ、それらパソコン１３ａ～１３ｃ、管理サーバ１４は、ブロックチェーンを介してネットワークを形成している。尚、技能労働者資格管理システム１０がクライアントサーバモデルであってもよい。

【0031】

それらタブレット１１ａ，１１ｂ及びそれらパソコン１３ａ～１３ｃは、中央処理部（ＣＰＵ又はＭＰＵ）とメモリ（メインメモリ及びキャッシュメモリ）とを備えた物理的なコンピュータであり、大容量記憶領域（又は大容量ハードディスク）を内蔵している。尚、第１～第３パソコン１３ａ～１３ｃ（第１～第ｎ通信端末装置）のうちの第１パソコン１３ａは、第１建設現場の現場事務所や仮設プレハブ事務所等に設置され、第２パソコン１３ｂは、第２建設現場の現場事務所や仮設プレハブ事務所等に設置されているとともに、第３パソコン１３ｃは、第３建設現場の現場事務所や仮設プレハブ事務所等に設置されている。又、第１パソコン１３ａに替わって又は第１パソコン１３ａととも第１デジタルサイネージが第１建設現場の現場事務所や仮設プレハブ事務所等に設置され、第２パソコン１３ｂに替わって又は第２パソコン１３ｂととも第２デジタルサイネージが第２建設現場の現場事務所や仮設プレハブ事務所等に設置されているとともに、第３パソコン１３ｃに替わって又は第３パソコン１３ｃととも第３デジタルサイネージが第３建設現場の現場事務所や仮設プレハブ事務所等に設置されていてもよい。

【0032】

それらタブレット１１ａ，１１ｂ及びそれらパソコン１３ａ～１３ｃのメモリには、各タブレット１１ａ，１１ｂ及び各パソコン１３ａ～１３ｃを特定するとともに各技能労働者を特定する通信ノード特定情報（通信ノード特定識別子）と管理サーバ１４のＵＲＬとが記憶（格納）されている。通信ノード特定情報（通信ノード特定識別子）としては、それらタブレット１１ａ，１１ｂやそれらパソコン１３ａ～１３ｃのＩＰアドレスやＭＡＣアドレス、ＵＲＬ、メールアドレス、Ｃｏｏｋｉｅ情報、固体識別番号を利用することができる他、管理サーバ１４がそれらタブレット１１ａ，１１ｂやそれらパソコン１３ａ～１３ｃを識別するユニークな識別子を独自に生成し、生成した識別子を通信ノード特定情報にすることができる。

【0033】

それらタブレット１１ａ，１１ｂ及びそれらパソコン１３ａ～１３ｂは、ＤＮＳサーバ機能、データベースサーバ機能、Ｗｅｂサーバ機能、メールサーバ機能、ドキュメントサーバ機能を有する。タブレット１１ａ，１１ｂ及びパソコン１３ａ～１３ｂは、管理サーバ１４のＵＲＬを使用し、管理サーバ１４にアクセスかつログインすることができるとともに、インターネット（ネットワーク）に接続された各種複数のＤＮＳサーバ等を経由してアクセス制限がない他のあらゆるサーバやタブレット、パソコンにアクセスすることができる。タブレット１１ａ，１１ｂ及びパソコン１３ａ～１３ｂは、インターネットを利用して各種情報（文字データや画像データ）を管理サーバ１４を含む他の複数のサーバやタブレット、パソコン、スマートフォンに提供することができ、インターネットを利用して各種情報を管理サーバ１４を含む他の複数のサーバやタブレット、パソコン、スマートフォンから受け取ることができる。

【0034】

それらタブレット１１ａ，１１ｂのメインメモリ、それらスマートフォン１２ａ，１２ｂのメインメモリ、それらパソコン１３ａ～１３ｂのメインメモリには、技能労働者資格管理システム１０の各手段を実行する技能労働者資格管理アプリケーションが記憶されている。タブレット１１ａ，１１ｂの中央処理部及びスマートフォン１２ａ，１２ｂの中央処理部並びにパソコン１３ａ～１３ｂの中央処理部は、オペレーティングシステム（ＯＳ）による制御に基づいて、メモリに格納された技能労働者検索アプリケーションを起動し、そのアプリケーションに従って、以下に説明する各手段を実施する。尚、それらタブレット１１ａ，１１ｂとそれらスマートフォン１２ａ，１２ｂが実施する各手段は同一である。

【0035】

技能労働者検索アプリケーションは、管理サーバ１４に直接アクセスし、又は、リンクを介して他のサーバから管理サーバ１４にアクセスした後、管理サーバ１４からダウンロード（インストール）する。或いは、バーコード（ＱＲコード（登録商標））を読み取って管理サーバ１４にアクセスした後、管理サーバ１４からダウンロード（インストール）する。タブレット１１ａ，１１ｂ及びスマートフォン１２ａ，１２ｂに技能労働者検索アプリケーションをダウンロードする場合、タブレット及びスマートフォンを所有する技能労働者（利用者）の各個人情報が管理サーバに送信（登録）される。タブレット１１ａ，１１ｂ及びスマートフォン１２ａ，１２ｂに技能労働者検索アプリケーションがダウンロードされると、管理サーバ１４からタブレット１１ａ，１１ｂやスマートフォン１２ａ，１２ｂを所持する技能労働者を識別する技能労働者登録番号が付与される。

【0036】

第１～第３パソコン１３ａ～１３ｂには、建設現場情報、各建設現場（各建設予定現場）において必要な技能労働者条件、各建設現場（各建設予定現場）における求人情報が入力され、建設現場情報や技能労働者条件、求人情報が第１～第３パソコン１３ａ～１３ｂの大容量記憶領域（又は大容量ハードディスク）に記憶（格納）される。建設現場情報には、建設現場及び建設予定現場の名称、建設現場及び建設予定現場の住所、建設現場及び建設予定現場の電話番号及びメールアドレス、各建設現場及び建設予定現場の建設期間、建設現場及び建設予定現場を特定する建設現場特定情報（建設現場特定識別子）、建設現場の責任者名等がある。技能労働者条件には、技能労働者が有する資格、技能労働者の技能、技能労働者の建設施工実績、労働分野等がある。求人情報には、採用人数、採用期間、給与条件、勤務形態、福利厚生等がある。

【0037】

建設現場情報や技能労働者条件、求人情報は、建設現場特定情報（建設現場特定識別子）及び通信ノード特定情報に関連付けられた状態でパソコン１３ａ～１３ｂの大容量記憶領域（又は大容量ハードディスク）に記憶されている。第１～第３パソコン１３ａ～１３ｂの中央処理部は、建設現場情報、技能労働者条件（技能労働者の資格、技能、建設施工実績、労働分野）、求人情報を建設現場特定情報及び通信ノード特定情報とともに管理サーバ１４に送信する。

【0038】

スマートフォン１２ａ，１２ｂは、中央処理部（ＣＰＵ又はＭＰＵ）とメモリ（メインメモリおよびキャッシュメモリ）とを有して独立したオペレーティングシステム（ＯＳ）によって動作する物理的なコンピュータを内蔵し、大容量ハードディスクを実装している。スマートフォン１２ａ，１２ｂは、ウェブブラウザを利用してインターネットに接続可能であり、インターネットを利用して不特定多数の他のサーバ（物理サーバや仮想サーバ）にアクセスかつログインすることができるとともに、インターネットにおいて各種検索エンジンを利用することができる。スマートフォン１２ａ，１２ｂは、管理サーバ１４のＵＲＬを使用してサーバ１４にアクセスかつログインすることができるとともに、インターネットを利用して各種情報（文字データや画像データ）を管理サーバ１４を含む他の複数のサーバやタブレット、パソコン、スマートフォンに提供することができ、インターネットを利用して各種情報を管理サーバ１４を含む他の複数のサーバやタブレット、パソコン、スマートフォンから受け取ることができる。

【0039】

スマートフォン１２ａ，１２ｂのハードディスクには、各スマートフォン１２ａ，１２ｂを特定するとともに各技能労働者を特定する通信ノード特定情報（通信ノード特定識別子）と管理サーバ１４のＵＲＬとが記憶されている。通信ノード特定情報（通信ノード特定識別子）としては、それらスマートフォン１２ａ，１２ｂのＩＰアドレスやＭＡＣアドレス、ＵＲＬ、メールアドレス、Ｃｏｏｋｉｅ情報、固体識別番号等を利用することができる他、管理サーバ１４がそれらスマートフォン１２ａ，１２ｂを識別するユニークな識別子を独自に生成し、生成した識別子を通信ノード特定情報にすることができる。

【0040】

タブレット１１ａ，１１ｂのハードディスクやスマートフォン１２ａ，１２ｂのハードディスクには、それらを使用する権限を有する技能労働者の個人情報が通信ノード特定情報に関連付けられた状態で記憶されている。個人情報としては、パスワードやＩＤ番号、技能労働者の氏名、技能労働者の住所、技能労働者の電話番号及びＦＡＸ番号、技能労働者の年齢、技能労働者の性別、メールアドレス、技能労働者の顔写真、技能労働者が所持するタブレット１１ａ，１１ｂやスマートフォン１２ａ，１２ｂの通信ノード特定情報及びＵＲＬ等がある。

【0041】

管理サーバ１４（管理ノード）は、クラウドに構築されている（クラウドコンピューティング）。管理サーバ１４は、仮想ＣＰＵ又は仮想ＭＰＵ（中央処理部）と仮想メインメモリ及び仮想キャッシュメモリ（メモリ）とを有して独立したオペレーティングシステム（仮想ＯＳ）によって動作する仮想サーバであり、大容量仮想記憶領域が形成されている。クラウドとしては、Infrastructure as a Service（IaaS）、Platform as a Service（PaaS）、Software as a Service（SaaS）を利用することができる。尚、管理サーバ１４は、技能労働者資格管理システム１０を管理する管理者（管理会社）が契約するデータセンターに設置された物理的なサーバであってもよい。物理的な管理サーバ１４は、中央処理部（ＣＰＵ又はＭＰＵ）とメモリ（メインメモリ及びキャッシュメモリ）とを備えた物理的なコンピュータであり、大容量記憶領域（又は大容量ハードディスク）を内蔵している。管理サーバ１４には、図示はしていないが、キーボードやマウス等の入力装置、ディスプレイやプリンタ等の出力装置がインターフェイスを介して接続されている。

【0042】

管理サーバ１４（仮想サーバ）は、ＤＮＳサーバ機能、データベースサーバ機能、Ｗｅｂサーバ機能、メールサーバ機能、ドキュメントサーバ機能を有し、各サーバ機能別にソフトウェア的に区分されている。管理サーバ１４は、インターネット（ネットワーク）に接続された各種複数のＤＮＳサーバ等を経由しつつ、インターネットを利用してアクセス制限がない他のあらゆるサーバにアクセスすることができる。管理サーバ１４は、世界のいずれかに施設されたデータセンターの他のサーバとインターネットを介してネットワークを形成している。

【0043】

管理サーバ１４の大容量仮想記憶領域（大容量記憶領域（又は大容量ハードディスク））には、サーバ１４を特定する管理ノード特定情報（管理ノード特定識別子）、タブレット１１ａ，１１ｂのＵＲＬ及びメールアドレス、タブレット１１ａ，１１ｂの通信ノード特定情報、スマートフォン１２ａ，１２ｂのＵＲＬ及びメールアドレス、スマートフォン１１ａ，１１ｂの通信ノード特定情報、第１～第３パソコン１３ａ～１３ｂのＵＲＬ及びメールアドレス、パソコン１３ａ～１３ｂの通信ノード特定情報、登録した技能労働者の個人情報が記憶されている。管理ノード特定情報（管理ノード特定識別子）としては、管理サーバ１４のＩＰアドレスやＭＡＣアドレス、ＵＲＬ、メールアドレス、Ｃｏｏｋｉｅ情報、固体識別番号を利用することができる他、管理サーバ１４がそれを識別するユニークな識別子を独自に生成し、生成した識別子を管理ノード特定情報にすることができる。

【0044】

管理サーバ１４の大容量仮想記憶領域（大容量記憶領域（又は大容量ハードディスク））には、複数の建設現場の既述の建設現場情報が記憶されている（建設現場情報記憶手段）。建設現場情報は、第１～第３パソコン１３ａ～１３ｂから送信され、又は、入力装置を介して管理サーバ１４に入力される。管理サーバ１４の大容量仮想記憶領域（大容量記憶領域（又は大容量ハードディスク））には、各建設現場（各建設予定現場を含む）の既述の各種複数の技能労働者条件が記憶されているとともに（技能労働者条件記憶手段）、各建設現場（各建設予定現場を含む）の既述の求人情報が記憶されている（求人情報記憶手段）。技能労働者条件及び求人情報は、第１～第３パソコン１３ａ～１３ｂから送信され、又は、入力装置を介して管理サーバ１４に入力される。

【0045】

建設現場情報や技能労働者条件、求人情報は、各建設現場（各建設予定現場を含む）を特定する建設現場特定情報（建設現場特定識別子）に関連付けられた状態で管理サーバ１４の大容量仮想記憶領域（大容量記憶領域（又は大容量ハードディスク））に記憶される。管理サーバ１４には、最新の建設現場情報が入力され、最新の建設現場情報が随時更新され、最新の技能労働者条件が入力され、最新の技能労働者条件が随時更新されるとともに、最新の求人情報が入力され、最新の求人情報が随時更新される。

【0046】

管理サーバ１４には、技能労働者の資格を表す各種複数の資格キーワードが入力され、技能労働者の技能を表す各種複数の技能キーワードが入力されるとともに、技能労働者の建設施工実績を表す各種複数の建設施工実績キーワードが入力される。管理サーバ１４の大容量仮想記憶領域（大容量記憶領域（又は大容量ハードディスク））には、入力されたそれら資格キーワード及びそれら技能キーワード並びにそれら建設施工実績キーワードが記憶される（資格キーワード記憶手段、技能キーワード記憶手段、建設施工実績キーワード記憶手段）。

【0047】

例えば、１級建設士及び２級建設士の資格キーワードには、「建設士」や「建設」等があり、１級建設施工管理技士及び２級建設施工管理技士の資格キーワードには、「建設施工」や「施工管理」等がある。１級管工事施工管理技士及び２級管工事施工管理技士の資格キーワードには、「管工事」や「管施工」等があり、電気工事士及び電気主任技術者の資格キーワードには、「電気工事」や「主任技術者」等がある。

【0048】

例えば、型枠工の技能キーワード及び建設施工実績キーワードには、「コンパネ」や「型枠」等があり、解体工の技能キーワード及び建設施工実績キーワードには、「解体」や「取り壊し」等がある。コンクリ―ト工の技能キーワード及び建設施工実績キーワードには、「生コンクリート」や「コンクリート流し込み」等があり、鉄筋工の技能キーワード及び建設施工実績キーワードには、「鉄筋」や「骨組み」等がある。

【0049】

左官工の技能キーワード及び建設施工実績キーワードには、「モルタル」や「漆喰」等があり、とび職人の技能キーワード及び建設施工実績キーワードには、「仮設」や「足場」等がある。塗装工の技能キーワード及び建設施工実績キーワードには、「塗装」や「ペンキ」等があり、配管工の技能キーワード及び建設施工実績キーワードには、「水道管」や「ガス管」等がある。建設機械運転工の技能キーワード及び建設施工実績キーワードには、「重機」や「運転」等があり、アンカー工の技能キーワード及び建設施工実績キーワードには、「グラウンドアンカー」や「ボーリング孔」等がある。

【0050】

ＡＬＣ工の技能キーワード及び建設施工実績キーワードには、「間仕切り壁」や「ＡＬＣパネル」等があり、内装仕上工の技能キーワード及び建設施工実績キーワードには、「床タイル」や「壁紙」等がある。防水工の技能キーワード及び建設施工実績キーワードには、「防水」や「水漏れ」等があり、建具工の技能キーワード及び建設施工実績キーワードには、「建具」や「家具」等がある。屋根工の技能キーワード及び建設施工実績キーワードには、「瓦」や「スレート」等があり、ガラス工の技能キーワード及び建設施工実績キーワードには、「窓」や「ガラス」等がある。尚、技能キーワード及び建設施工実績キーワードは、自由に決定することができ、キーワードを加えることや既存のキーワードを新たなキーワードに入れ替えることもできる。

【0051】

管理サーバ１４には、各建設現場（各建設予定現場を含む）において必要な各種複数の資格（資格名）が入力される。例えば、１級建設士、２級建設士、１級建設施工管理技士、２級建設施工管理技士、１級土木施工管理技士、２級土木施工管理技士、１級管工事施工管理技士、２級管工事施工管理技士、電気工事士、電気主任技術者、インテリアコーディネーター、建設設備士等が入力される。管理サーバ１４の大容量仮想記憶領域（大容量記憶領域（又は大容量ハードディスク））には、入力されたそれら資格（資格データ）が記憶される（技能労働者条件記憶手段）。

【0052】

管理サーバ１４には、各建設現場（各建設予定現場を含む）において必要な各種複数の労働分野（労働分野名）が入力される。労働分野（労働分野名）としては、例えば、型枠工、解体工、コンクリ―ト工、鉄筋工、左官工、とび職人、塗装工、配管工、建設機械運転工、アンカー工、ＡＬＣ工、内装仕上工、防水工、建具工、屋根工、ガラス工等が入力される。管理サーバ１４の大容量仮想記憶領域（大容量記憶領域（又は大容量ハードディスク））には、入力されたそれら労働分野（労働分野データ）が記憶される（技能労働者条件記憶手段）。

【0053】

図２は、タブレット１１ａのタッチパネル１５に出力（表示）された資格データ入力画面１６の一例を示す図であり、図３は、タブレット１１ａのタッチパネル１５に出力（表示）された技能データ入力画面１７の一例を示す図である。図４は、タブレット１１ａのタッチパネル１５に出力（表示）された建設施工実績データ入力画面１８の一例を示す図であり、図５は、タブレット１１ａのタッチパネル１５に出力（表示）された労働分野データ入力画面１９の一例を示す図である。尚、図２～図５では、各出力エリア、各入力エリアにおける各データの表示を省略している。以下、タブレット１１ａを例として技能労働者資格管理システム１０を説明するが、タブレット１１ｂやスマートフォン１２ａ，１２ｂのタッチパネルにもタブレット１１ａのタッチパネル１５と同様の画面が出力（表示）される。

【0054】

技能労働者資格管理システム１０に登録した技能労働者が管理サーバ１４（管理ノード）に自分の資格等を登録する場合、タブレット１１ａのタッチパネル１５に出力（表示）された技能労働者資格管理システム１０を示すアイコン（図示せず）をタップ（クリック）する。技能労働者資格管理システム１０を示すアイコンをタップすると、技能労働者資格管理システム１０が起動し、タブレット１１ａのタッチパネル１５に初期画面（メニュー画面）が出力（表示）される（図示せず）。初期画面には、資格データ入力ボタン、技能データ入力ボタン、建設施工実績データ入力ボタン、労働分野データ入力ボタン、データ更新（追加変更）ボタン、システム利用ボタン、終了ボタンが出力（表示）される。終了ボタンをタップすると、技能労働者資格管理システム１０が終了する（以下の終了ボタンも同様）。尚、既にタブレット１１ａにおいて資格データや技能データ、建設施工実績データ、労働分野データが入力済みの場合、初期画面にデータ更新（追加変更）ボタン、システム利用ボタン、終了ボタンが出力（表示）される。

【0055】

技能労働者資格管理システム１０に登録した技能労働者が自分の資格データを入力する場合、タブレット１１ａのタッチパネル１５に出力（表示）された初期画面の資格データ入力ボタンをタップする。資格データ入力ボタンをタップすると、図２に示す資格データ入力画面１６がタブレット１１ａのタッチパネル１５に出力（表示）される。資格データ入力画面１６には、技能労働者登録番号を出力（表示）した技能労働者登録番号出力エリア１６ａ、技能労働者の氏名を出力（表示）した氏名出力エリア１６ｂ、技能労働者の顔写真を出力（表示）した顔写真出力エリア１６ｃ、資格名を入力する資格名入力エリア１６ｄ、技能労働者が取得している資格の有効性を証明する資格証明データ（資格を証明する賞状、合格証、証明カード等）を入力する資格証明データ入力エリア１６ｅ、資格の更新時期を入力する更新時期データ入力エリア１６ｆ、送信ボタン１６ｇ、クリアボタン１６ｈ、戻るボタン１６ｉ、終了ボタン１６ｊが出力（表示）される。クリアボタン１６ｈをクリックすると、入力エリアに入力されたデータがクリアされる（以下のクリアボタンも同様）。戻るボタン１６ｉをタップすると、１つ前の画面に戻る（以下の戻るボタンも同様）。

【0056】

技能労働者登録番号や氏名、顔写真を確認した技能労働者は、資格名入力エリア１６ｄに自分が保有する資格の資格名を入力し（資格名入力手段）、資格証明データ入力エリア１６ｅに資格を証明する賞状、合格証、証明カード等の写真を撮り、その写真を資格証明データ入力エリア１６ｅに張り付ける（入力する）（資格証明データ入力手段）。更に、更新時期データ入力エリア１６ｆに自分が保有する資格の更新時期データを入力する（資格更新時期データ入力手段）。

【0057】

資格名及び更新時期データを入力し、資格証明データを張り付けた後、技能労働者は、タッチパネル１５の送信ボタン１６ｇをタップする。送信ボタン１６ｇをタップすると、タブレット１１ａの中央処理部は、前データの内容を示す所定のハッシュ値とともに資格データ（資格名、資格証明データ、資格更新時期データ）をブロック（大容量ハードディスク）に記憶するとともに、管理サーバ１４や他のタブレット１１ｂ、他のスマートフォン１２ａ，１２ｂ、他のパソコン１３ａ～１３ｂのＵＲＬを使用して管理サーバ１４やタブレット１１ｂ、スマートフォン１２ａ，１２ｂ、パソコン１３ａ～１３ｂにアクセスかつログインし、ブロックチェーンによってネットワークを形成する管理サーバ１４（管理ノード）、他のタブレット１１ｂ（他の通信ノード）、他のスマートフォン１２ａ，１２ｂ（他の通信ノード）、他のパソコン１３ａ～１３ｂ（他の通信ノード）に入力された資格データを送信する（資格名送信手段、資格証明データ送信手段、資格更新時期データ送信手段）。

【0058】

タブレット１１ａ（所定の通信ノード）から資格データ（資格名、資格証明データ、資格更新時期データ）を受信した管理サーバ１４（管理ノード）や他のタブレット１１ｂ（他の通信ノード）、他のスマートフォン１２ａ，１２ｂ（他の通信ノード）、他のパソコン１３ａ～１３ｂ（他の通信ノード）は、所定のハッシュ値とともにその資格データ及び受信日時をタブレット１１ａ（所定の通信ノード）の通信ノード特定情報及び技能労働者を識別する技能労働者登録番号に関連付けた状態でブロック（大容量仮想記憶領域又は大容量ハードディスク）に記憶する（資格名記憶手段、資格証明データ記憶手段、更新時期データ記憶手段）。

【0059】

尚、管理サーバ１４（管理ノード）は、各資格認定組織からの入力・送信や入力装置を利用した入力等によって建設に関する各種資格の更新手順データ（更新の方法や費用、更新場所等）を取得する。更新手順データは、所定のハッシュ値とともに資格名及び資格キーワードに関連付けられた状態で管理サーバ１４（管理ノード）やタブレット１１ａ，１１ｂ（他の通信ノード）、他のスマートフォン１２ａ，１２ｂ（他の通信ノード）、他のパソコン１３ａ～１３ｂ（他の通信ノード）のブロック（大容量仮想記憶領域又は大容量ハードディスク）に記憶される（更新手順データ記憶手段）。

【0060】

技能労働者が新たな資格を取得した場合であってその資格を既存の資格データに加える場合、初期画面のデータ更新（追加変更）ボタンをタップする。データ更新（追加変更）ボタンをタップすると、データ追加変更画面（図示せず）がタブレット１１ａのタッチパネル１５に出力（表示）される。データ追加変更画面には、資格データ追加変更ボタン、技能データ追加変更ボタン、建設施工実績データ追加変更ボタン、労働分野データ追加変更ボタン、終了ボタンが出力（表示）される。新たな資格を追加する場合、データ追加変更画面の資格データ追加変更ボタンをタップする。資格データ追加変更ボタンをタップすると、資格データ追加変更画面（図示せず）がタブレット１１ａのタッチパネル１５に出力（表示）される。

【0061】

資格データ追加変更画面には、技能労働者登録番号出力エリア、氏名出力エリア、顔写真出力エリア、入力済みの資格名を出力（表示）した資格名出力エリア、入力済みの資格証明データを出力（表示）した資格証明データ出力エリア、新たな資格名を入力する新資格名入力エリア、新たな資格の資格証明データ（資格を証明する賞状、合格証、証明カード等）を入力する新資格証明データ入力エリア、新たな資格の更新時期を入力する更新時期データ入力エリア、送信ボタン、戻るボタン、終了ボタンが出力（表示）される。技能労働者登録番号や氏名、顔写真、入力済みの資格名を確認した技能労働者は、新資格名入力エリアに新たな資格の資格名を入力し（新資格名入力手段）、新資格証明データ入力エリアに新資格を証明する賞状、合格証、証明カード等の写真を撮り、その写真を新資格証明データ入力エリアに張り付ける（入力する）（新資格証明データ入力手段）。更に、更新時期データ入力エリアに新資格の更新時期データを入力する（新資格更新時期データ入力手段）。

【0062】

新資格名及び新資格の更新時期データを入力し、新資格証明データを張り付けた後、技能労働者は、タッチパネル１５の送信ボタンをタップする。送信ボタンをタップすると、タブレット１１ａの中央処理部は、前データの内容を示す所定のハッシュ値とともに資格データ（新資格名、新資格証明データ、新資格更新時期データ）をブロック（大容量ハードディスク）に記憶するとともに、管理サーバ１４や他のタブレット１１ｂ、他のスマートフォン１２ａ，１２ｂ、他のパソコン１３ａ～１３ｂのＵＲＬを使用して管理サーバ１４やタブレット１１ｂ、スマートフォン１２ａ，１２ｂ、パソコン１３ａ～１３ｂにアクセスかつログインし、ブロックチェーンによってネットワークを形成する管理サーバ１４（管理ノード）、タブレット１１ｂ（他の通信ノード）、スマートフォン１２ａ，１２ｂ（他の通信ノード）、パソコン１３ａ～１３ｂ（他の通信ノード）に資格データを送信する（新資格名送信手段、新資格証明データ送信手段、新資格更新時期データ送信手段）。

【0063】

タブレット１１ａ（所定の通信ノード）から資格データ（新資格名、新資格証明データ）を受信した管理サーバ１４（管理ノード）や他のタブレット１１ｂ（他の通信ノード）、他のスマートフォン１２ａ，１２ｂ（他の通信ノード）、他のパソコン１３ａ～１３ｂ（他の通信ノード）は、所定のハッシュ値とともにその資格データ（資格名及び資格証明データに新資格名及び新資格証明データ並びに新資格更新時期データを加えた資格データ）及び受信日時をタブレット１１ａ（所定の通信ノード）の通信ノード特定情報及び技能労働者の技能労働者登録番号に関連付けた状態でブロック（大容量仮想記憶領域又は大容量ハードディスク）に記憶（更新）する（資格名更新手段、資格証明データ更新手段、更新時期データ更新手段）。

【0064】

技能労働者資格管理システム１０は、ブロックチェーンを介してネットワークを形成する管理サーバ１４（管理ノード）やタブレット１１ａ，１１ｂ（通信ノード）、スマートフォン１２ａ，１２ｂ（通信ノード）、パソコン１３ａ～１３ｂ（通信ノード）のブロックに資格データ（資格名、資格証明データ、新資格名、新資格証明データ）がトランザクションデータとして記憶されるから、資格データ（資格名、資格証明データ、資格更新時期データ、新資格名、新資格証明データ、新資格更新時期データ）の改竄を防止しつつ資格データの正確な履歴を保存することができる。

【0065】

技能労働者検索システム１０に登録した技能労働者が自分の技能データを入力する場合、タブレット１１ａのタッチパネル１５に出力（表示）された初期画面の技能データ入力ボタンをタップする。技能データ入力ボタンをタップすると、図３に示す技能データ入力画面１７がタブレット１１ａのタッチパネル１５に出力（表示）される。技能データ入力画面１７には、技能労働者登録番号出力エリア１７ａ、氏名出力エリア１７ｂ、顔写真出力エリア１７ｃ、技能データを入力する技能データ入力エリア１７ｄ、送信ボタン１７ｅ、クリアボタン１７ｆ、戻るボタン１７ｇ、終了ボタン１７ｈが出力（表示）される。

【0066】

技能労働者登録番号や氏名、顔写真を確認した技能労働者は、技能データ入力エリア１７ｄに自分の技能データを入力する（技能データ入力手段）。技能労働者がコンクリートを流し込む型を作る型枠工である場合、例えば、「コンクリートパネル（コンパネ）を精巧に加工し、型枠を作ることができる。」を入力する。技能労働者が建物を解体する解体工の場合、例えば、「木造の建物や鉄筋コンクリートの建物等を解体（取り壊す）することができる。」を入力する。技能労働者が足場を組むとび職人の場合、例えば、「建設工事の最初に仮設の足場を組み立てたり、建物の骨となる鉄骨を組み立てたり、建物の足となる杭を打ち込んだりする鳶工をすることができる。」を入力する。技能労働者が鉄筋を組み立てる鉄筋工の場合、例えば、「鉄筋を組み立てることができる。」を入力する。このように、各技能労働者が自分の持つ技能を具体的に入力する。

【0067】

技能データを入力した後、技能労働者は、タッチパネル１５の送信ボタン１７ｅをタップする。送信ボタン１７ｅをタップすると、タブレット１１ａの中央処理部は、技能データを所定のハッシュ値とともにブロック（大容量ハードディスク）に記憶するとともに、管理サーバ１４や他のタブレット１１ｂ、他のスマートフォン１２ａ，１２ｂ、他のパソコン１３ａ～１３ｂのＵＲＬを使用して管理サーバ１４やタブレット１１ｂ、スマートフォン１２ａ，１２ｂ、パソコン１３ａ～１３ｂにアクセスかつログインし、ブロックチェーンによってネットワークを形成する管理サーバ１４（管理ノード）、他のタブレット１１ｂ（他の通信ノード）、他のスマートフォン１２ａ，１２ｂ（他の通信ノード）、他のパソコン１３ａ～１３ｂ（他の通信ノード）に入力された技能データを送信する（技能データ送信手段）。

【0068】

タブレット１１ａ（所定の通信ノード）から技能データを受信した管理サーバ１４（管理ノード）や他のタブレット１１ｂ（他の通信ノード）、他のスマートフォン１２ａ，１２ｂ（他の通信ノード）、他のパソコン１３ａ～１３ｂ（他の通信ノード）は、所定のハッシュ値とともにその技能データ及び受信日時をタブレット（所定の通信ノード）の通信ノード特定情報及び技能労働者の技能労働者登録番号に関連付けた状態でブロック（大容量仮想記憶領域又は大容量ハードディスク）に記憶する（技能データ記憶手段）。

【0069】

技能労働者が新たな技能を習得した場合であってその技能を既存の技能データに加える場合、初期画面のデータ更新（追加変更）ボタンをタップし、タブレット１１ａのタッチパネル１５に出力（表示）されたデータ追加変更画面（図示せず）の技能データ追加変更ボタンをタップする。技能データ追加変更ボタンをタップすると、技能データ追加変更画面（図示せず）がタブレット１１ａのタッチパネル１５に出力（表示）される。技能データ追加変更画面には、技能労働者登録番号出力エリア、氏名出力エリア、顔写真出力エリア、入力済みの技能を出力（表示）した技能出力エリア、新たな技能を入力する新技能入力エリア、送信ボタン、戻るボタン、システム利用ボタン、終了ボタンが出力（表示）される。技能労働者登録番号や氏名、顔写真、入力済みの技能を確認した技能労働者は、新技能入力エリアに自分の新たな技能データを入力する（新技能データ入力手段）。

【0070】

新技能を入力した後、技能労働者は、タッチパネル１５の送信ボタンをタップする。送信ボタンをタップすると、タブレット１１ａの中央処理部は、前データの内容を示す所定のハッシュ値とともに技能データ（新技能）をブロック（大容量ハードディスク）に記憶するとともに、管理サーバ１４や他のタブレット１１ｂ、他のスマートフォン１２ａ，１２ｂ、他のパソコン１３ａ～１３ｂのＵＲＬを使用して管理サーバ１４やタブレット１１ｂ、スマートフォン１２ａ，１２ｂ、パソコン１３ａ～１３ｂにアクセスかつログインし、ブロックチェーンによってネットワークを形成する管理サーバ１４（管理ノード）、他のタブレット１１ｂ（他の通信ノード）、他のスマートフォン１２ａ，１２ｂ（他の通信ノード）、他のパソコン１３ａ～１３ｂ（他の通信ノード）に技能データを送信する（新技能データ送信手段）。

【0071】

タブレット１１ａ（所定の通信ノード）から技能データ（新技能）を受信した管理サーバ１４（管理ノード）や他のタブレット１１ｂ（他の通信ノード）、他のスマートフォン１２ａ，１２ｂ（他の通信ノード）、他のパソコン１３ａ～１３ｂ（他の通信ノード）は、所定のハッシュ値とともにその技能データ（技能に新技能を加えた技能データ）及び受信日時をタブレット（所定の通信ノード）の通信ノード特定情報及び技能労働者の技能労働者登録番号に関連付けた状態でブロック（大容量仮想記憶領域又は大容量ハードディスク）に記憶（更新）する（技能データ更新手段）。

【0072】

技能労働者資格管理システム１０は、ブロックチェーンを介してネットワークを形成する管理サーバ１４（管理ノード）やタブレット１１ａ，１１ｂ（通信ノード）、スマートフォン１２ａ，１２ｂ（通信ノード）、パソコン１３ａ～１３ｂ（通信ノード）のブロックに技能データ（技能、新技能）がトランザクションデータとして記憶されるから、技能データ（技能、新技能）の改竄を防止しつつ技能データの正確な履歴を保存することができる。

【0073】

技能労働者検索システム１０に登録した技能労働者が自分の建設施工実績データを入力する場合、タブレット１１ａのタッチパネル１５に出力（表示）された初期画面の建設施工実績データ入力ボタンをタップする。建設施工実績データ入力ボタンをタップすると、図４に示す建設施工実績データ入力画面１８がタブレット１１ａのタッチパネル１５に出力（表示）される。建設施工実績データ入力画面１８には、技能労働者登録番号出力エリア１７ａ、氏名出力エリア１７ｂ、顔写真出力エリア１７ｃ、建設施工実績データを入力する建設施工実績データ入力エリア１７ｄ、送信ボタン１７ｅ、クリアボタン１７ｆ、戻るボタン１７ｇ、終了ボタン１７ｈが出力（表示）される。

【0074】

技能労働者登録番号や氏名、顔写真を確認した技能労働者は、建設施工実績データ入力エリア１８ｄに自分の建設施工実績データを入力する（建設施工実績データ入力手段）。例えば、技能労働者が仕上げ用の材料を建物に塗装する塗装工である場合、「塗装工として〇〇物件や〇〇ビル、〇〇橋脚の塗装経験をあり。」を入力する。技能労働者が管設備を建物に取り付ける配管工である場合、「配管工として〇〇建物や〇〇物件、〇〇ビルの管設備設置経験をあり。」を入力する。技能労働者が内装仕上工事を行う内装仕上工である場合、「内装仕上工として〇〇建物や〇〇物件、〇〇ビルの内装仕上工事経験あり。」を入力する。技能労働者が屋根を作る屋根工である場合、「屋根工として〇〇建物や〇〇物件、〇〇ビルの屋根作成経験あり。」を入力する。このように、各技能労働者が自分の過去の建設施工実績を具体的に入力する。

【0075】

建設施工実績データを入力した後、技能労働者は、タッチパネル１５の送信ボタン１８ｅをタップする。送信ボタン１８ｅをタップすると、タブレット１１ａの中央処理部は、前データの内容を示す所定のハッシュ値とともに建設施工実績データをブロック（大容量ハードディスク）に記憶するとともに、管理サーバ１４や他のタブレット１１ｂ、他のスマートフォン１２ａ，１２ｂ、他のパソコン１３ａ～１３ｂのＵＲＬを使用して管理サーバ１４やタブレット１１ｂ、スマートフォン１２ａ，１２ｂ、パソコン１３ａ～１３ｂにアクセスかつログインし、ブロックチェーンによってネットワークを形成する管理サーバ１４（管理ノード）、他のタブレット１１ｂ（他の通信ノード）、他のスマートフォン１２ａ，１２ｂ（他の通信ノード）、他のパソコン１３ａ～１３ｂ（他の通信ノード）に建設施工実績データを送信する（建設施工実績データ送信手段）。

【0076】

タブレット１１ａ（所定の通信ノード）から建設施工実績データを受信した管理サーバ１４（管理ノード）や他のタブレット１１ｂ（他の通信ノード）、他のスマートフォン１２ａ，１２ｂ（他の通信ノード）、他のパソコン１３ａ～１３ｂ（他の通信ノード）は、所定のハッシュ値とともにその建設施工実績データ及び受信日時をタブレット（所定の通信ノード）の通信ノード特定情報及び技能労働者の技能労働者登録番号に関連付けた状態でブロック（大容量仮想記憶領域又は大容量ハードディスク）に記憶する（建設施工実績データ記憶手段）。

【0077】

技能労働者が新たな建設施工を行った場合であってその建設施工実績を既存の建設施工実績データに加える場合、初期画面のデータ更新（追加変更）ボタンをタップし、タブレット１１ａのタッチパネル１５に出力（表示）されたデータ追加変更画面（図示せず）の建設施工実績データ追加変更ボタンをタップする。建設施工実績データ追加変更ボタンをタップすると、建設施工実績データ追加変更画面（図示せず）がタブレット１１ａのタッチパネル１５に出力（表示）される。建設施工実績データ追加変更画面には、技能労働者登録番号出力エリア、氏名出力エリア、顔写真出力エリア、入力済みの建設施工実績を出力（表示）した建設施工実績出力エリア、新たな建設施工実績を入力する新建設施工実績入力エリア、送信ボタン、戻るボタン、システム利用ボタン、終了ボタンが出力（表示）される。技能労働者登録番号や氏名、顔写真、入力済みの建設施工実績を確認した技能労働者は、新建設施工実績入力エリアに自分の新たな建設施工実績データを入力する（新建設施工実績データ入力手段）。

【0078】

新建設施工実績を入力した後、技能労働者は、タッチパネル１５の送信ボタンをタップする。送信ボタンをタップすると、タブレット１１ａの中央処理部は、前データの内容を示す所定のハッシュ値とともに建設施工実績データ（新建設施工実績）をブロック（大容量ハードディスク）に記憶するとともに、管理サーバ１４や他のタブレット１１ｂ、他のスマートフォン１２ａ，１２ｂ、他のパソコン１３ａ～１３ｂのＵＲＬを使用して管理サーバ１４やタブレット１１ｂ、スマートフォン１２ａ，１２ｂ、パソコン１３ａ～１３ｂにアクセスかつログインし、ブロックチェーンによってネットワークを形成する管理サーバ１４（管理ノード）、他のタブレット１１ｂ（他の通信ノード）、他のスマートフォン１２ａ，１２ｂ（他の通信ノード）、他のパソコン１３ａ～１３ｂ（他の通信ノード）に新たな建設施工実績データを送信する（新建設施工実績データ送信手段）。

【0079】

タブレット１１ａ（所定の通信ノード）から新たな建設施工実績データ（新建設施工実績）を受信した管理サーバ１４（管理ノード）や他のタブレット１１ｂ（他の通信ノード）、他のスマートフォン１２ａ，１２ｂ（他の通信ノード）、他のパソコン１３ａ～１３ｂ（他の通信ノード）は、所定のハッシュ値とともにその建設施工実績データ（建設施工実績に新建設施工実績を加えた建設施工実績データ）及び受信日時をタブレット１１ａ（所定の通信ノード）の通信ノード特定情報及び技能労働者の技能労働者登録番号に関連付けた状態でブロック（大容量仮想記憶領域又は大容量ハードディスク）に記憶（更新）する（建設施工実績データ更新手段）。

【0080】

技能労働者資格管理システム１０は、ブロックチェーンを介してネットワークを形成する管理サーバ１４（管理ノード）やタブレット１１ａ，１１ｂ（通信ノード）、スマートフォン１２ａ，１２ｂ（通信ノード）、パソコン１３ａ～１３ｂ（通信ノード）のブロックに建設施工実績データ（建設施工実績、新建設施工実績）がトランザクションデータとして記憶されるから、建設施工実績データ（建設施工実績、新建設施工実績）の改竄を防止しつつ建設施工実績データの正確な履歴を保存することができる。

【0081】

技能労働者検索システム１０に登録した技能労働者が自分の労働分野を入力する場合、タブレット１１ａのタッチパネル１５に出力（表示）された初期画面の労働分野データ入力ボタンをタップする。労働分野データ入力ボタンをタップすると、図５に示す労働分野データ入力画面１９がタブレットのタッチパネルに出力（表示）される。労働分野データ入力画面１９には、技能労働者登録番号出力エリア１９ａ、氏名出力エリア１９ｂ、顔写真出力エリア１９ｃ、労働分野データを入力する労働分野データ入力エリア１９ｄ、送信ボタン１９ｅ、クリアボタン１９ｆ、戻るボタン１９ｇ、終了ボタン１９ｈが出力（表示）される。

【0082】

技能労働者登録番号や氏名、顔写真を確認した技能労働者は、労働分野データ入力エリア１９ｄに自分の労働分野データ（労働分野名）を入力する（労働分野データ入力手段）。例えば、労働分野データ入力エリアに型枠工、解体工、コンクリ―ト工、鉄筋工、左官工、とび職人、塗装工、配管工等を入力する。労働分野データを入力した後、技能労働者は、タッチパネル１５の送信ボタン１９ｅをタップする。送信ボタン１９ｅをタップすると、タブレット１１ａの中央処理部は、前データの内容を示す所定のハッシュ値とともに労働分野データをブロック（大容量ハードディスク）に記憶するとともに、管理サーバ１４や他のタブレット１１ｂ、他のスマートフォン１２ａ，１２ｂ、他のパソコン１３ａ～１３ｂのＵＲＬを使用して管理サーバ１４やタブレット１１ｂ、スマートフォン１２ａ，１２ｂ、パソコン１３ａ～１３ｂにアクセスかつログインし、ブロックチェーンによってネットワークを形成する管理サーバ１４（管理ノード）、他のタブレット１１ｂ（他の通信ノード）、他のスマートフォン１２ａ，１２ｂ（他の通信ノード）、他のパソコン１３ａ～１３ｂ（他の通信ノード）に労働分野データを送信する（労働分野データ送信手段）。

【0083】

タブレット１１ａ（所定の通信ノード）から労働分野データを受信した管理サーバ１４（管理ノード）や他のタブレット１１ｂ（他の通信ノード）、他のスマートフォン１２ａ，１２ｂ（他の通信ノード）、他のパソコン１３ａ～１３ｂ（他の通信ノード）は、所定のハッシュ値とともにその労働分野データ及び受信日時をタブレット１１ａ（所定の通信ノード）の通信ノード特定情報及び技能労働者の技能労働者登録番号に関連付けた状態でブロック（大容量仮想記憶領域又は大容量ハードディスク）に記憶する（労働分野データ記憶手段）。

【0084】

技能労働者が新たな労働分野を既存の労働分野データに加える場合、初期画面のデータ更新（追加変更）ボタンをタップし、タブレット１１ａのタッチパネル１５に出力（表示）されたデータ追加変更画面（図示せず）の労働分野データ追加変更ボタンをタップする。労働分野データ追加変更ボタンをタップすると、労働分野データ追加変更画面（図示せず）がタブレット１１ａのタッチパネル１５に出力（表示）される。労働分野データ追加変更画面には、技能労働者登録番号出力エリア、氏名出力エリア、顔写真出力エリア、入力済みの労働分野を出力（表示）した労働分野出力エリア、新たな労働分野を入力する新労働分野入力エリア、送信ボタン、戻るボタン、システム利用ボタン、終了ボタンが出力（表示）される。技能労働者登録番号や氏名、顔写真、入力済みの労働分野を確認した技能労働者は、新労働分野入力エリアに自分の新たな労働分野データを入力する（新労働分野データ入力手段）。

【0085】

新労働分野を入力した後、技能労働者は、タッチパネル１５の送信ボタンをタップする。送信ボタンをタップすると、タブレット１１ａの中央処理部は、前データの内容を示す所定のハッシュ値とともに労働分野データ（新労働分野）をブロック（大容量ハードディスク）に記憶するとともに、管理サーバ１４や他のタブレット１１ｂ、他のスマートフォン１２ａ，１２ｂ、他のパソコン１３ａ～１３ｂのＵＲＬを使用して管理サーバ１４やタブレット１１ｂ、スマートフォン１２ａ，１２ｂ、パソコン１３ａ～１３ｂにアクセスかつログインし、ブロックチェーンによってネットワークを形成する管理サーバ１４（管理ノード）、他のタブレット１１ｂ（他の通信ノード）、他のスマートフォン１２ａ，１２ｂ（他の通信ノード）、他のパソコン１３ａ～１３ｂ（他の通信ノード）に労働分野データを送信する（新労働分野データ送信手段）。

【0086】

タブレット１１ａ（所定の通信ノード）から労働分野データ（新労働分野）を受信した管理サーバ１４（管理ノード）や他のタブレット１１ｂ（他の通信ノード）、他のスマートフォン１２ａ，１２ｂ（他の通信ノード）、他のパソコン１３ａ～１３ｂ（他の通信ノード）は、所定のハッシュ値とともにその労働分野データ（労働分野に新労働分野を加えた労働分野データ）及び受信日時をタブレット１１ａ（所定の通信ノード）の通信ノード特定情報及び技能労働者の技能労働者登録番号に関連付けた状態でブロック（大容量仮想記憶領域又は大容量ハードディスク）に記憶（更新）する（労働分野データ更新手段）。

【0087】

技能労働者資格管理システム１０は、ブロックチェーンを介してネットワークを形成する管理サーバ１４（管理ノード）やタブレット１１ａ，１１ｂ（通信ノード）、スマートフォン１２ａ，１２ｂ（通信ノード）、パソコン１３ａ～１３ｂ（通信ノード）のブロックに労働分野データ（労働分野、新労働分野）がトランザクションデータとして記憶されるから、労働分野データ（労働分野、新労働分野）の改竄を防止しつつ労働分野データの正確な履歴を保存することができる。

【0088】

図６は、第１パソコン１３ａのディスプレイ２０に出力（表示）された資格キーワード入力画面２１の一例を示す図であり、図７は、第１パソコン１３ａのディスプレイ２０に出力（表示）された技能労働者出力画面２２の一例を示す図である。尚、図６，７では、各出力エリア、各入力エリアにおける各データの表示を省略している。以下、第１建設現場に設置された第１パソコン１３ａにおける手続きを例示して説明するが、第２及び第３建設現場に設置された第２及び第３パソコン１３ｂ，１３ｃにおいて同様の手続きを行うことができる。

【0089】

第１建設現場の現場管理者や現場監督等の現場関係者が技能労働者資格管理システム１０を利用し、その現場において必要な資格を有する技能労働者を検索する場合、第１パソコン１３ａのディスプレイ２０に出力（表示）された技能労働者資格管理システム１０を示すアイコン（図示せず）をクリック（タップ）する。技能労働者資格管理システム１０を示すアイコンをクリックすると、技能労働者資格管理システム１０が起動し、第１パソコン１３ａのディスプレイ２０に初期画面（メニュー画面）が出力（表示）される（図示せず）。初期画面には、資格キーワード入力ボタン、技能キーワード入力ボタン、建設施工実績キーワード入力ボタン、労働分野入力ボタン、求人情報入力ボタン、終了ボタンが出力（表示）される。次に、現場関係者は、資格キーワード入力ボタンをクリックする。建設現場において求人情報を入力するには、求人情報入力ボタンをクリックして求人情報入力画面（図示せず）をディスプレイ２０に出力（表示）させる。

【0090】

資格キーワード入力ボタンをクリックすると、図６に示す資格キーワード入力画面２１が第１パソコン１３ａのディスプレイに２０出力（表示）される。資格キーワード入力画面２１には、第１建設現場の名称を出力（表示）した建設現場名称出力エリア２１ａ、第１建設現場の住所を出力（表示）した建設現場住所出力エリア２１ｂ、第１建設現場を特定する建設現場特定情報（建設現場番号）を出力（表示）した建設現場特定情報出力エリア２１ｃ、資格キーワードを入力する資格キーワード入力エリア２１ｄ、確定ボタン２１ｅ、クリアボタン２１ｆ、戻るボタン２１ｇ、終了ボタン２１ｈが出力（表示）される。

【0091】

現場関係者は、資格キーワード入力エリア２１ｄに所定の資格キーワード又は所定の資格名を入力する。尚、資格キーワード入力エリア２１ｄに「施工管理」が入力されたものとする。資格キーワード入力エリア２１ｄに「施工管理」を入力した後、確定ボタン２１ｅをクリックする。確定ボタン２１ｅをクリックすると、第１パソコン１３ａの中央処理部は、管理サーバ１４のＵＲＬを使用してサーバ１４にアクセスかつログインし、入力された資格キーワード「施工管理」を管理サーバ１４に送信する（資格キーワード送信手段）。

【0092】

第１パソコン１３ａから資格キーワード「施工管理」を受信した管理サーバ１４の中央処理部は、大容量仮想記憶領域に記憶した各種複数の資格キーワードから「施工管理」を抽出し、抽出した「施工管理」が表す資格名「１級建設施工管理技士、２級建設施工管理技士」を割り出すとともに、その資格「１級建設施工管理技士、２級建設施工管理技士」を有する技能労働者を検索する（技能労働者検索手段）。技能労働者を検索した管理サーバ１４の中央処理部は、検索した資格「１級建設施工管理技士、２級建設施工管理技士」を有する複数の技能労働者の通信ノード特定情報及び技能労働者登録番号を特定するとともに、それら技能労働者の個人情報（技能労働者の氏名、住所、電話番号及びＦＡＸ番号、年齢、性別、メールアドレス、顔写真）を第１パソコン１３ａに送信する（技能労働者情報送信手段）。

【0093】

第１パソコン１３ａのディスプレイ２０には、図示はしていないが、資格名「１級建設施工管理技士、２級建設施工管理技士」によって検索された１級建設施工管理技士及び２級建設施工管理技士の資格を有する複数の技能労働者の一覧表が出力（表示）される。現場関係者は、一覧表から所定の技能労働者を選択し（複数選択可）、決定ボタンをクリックする。決定ボタンをクリックすると、図７に示す選択した技能労働者の個人情報等を出力（表示）した技能労働者出力画面が第１パソコン１３ａのディスプレイ２０に出力（表示）される（技能労働者情報出力手段）。

【0094】

図７の技能労働者出力画面２２には、資格名「１級建設施工管理技士、２級建設施工管理技士」を出力（表示）した資格名出力エリア２２ａ、選択した技能労働者の氏名、住所、電話番号及びＦＡＸ番号、年齢、性別、メールアドレス、顔写真を出力（表示）した個人情報出力エリア２２ｂ、メニューボタン２２ｃ、戻るボタン２２ｄ、終了ボタン２２ｅが出力（表示）される。メニューボタン２２ｃをクリックすると、ディスプレイ２０に初期画面（メニュー画面）が出力（表示）される（以下のメニューボタンも同様）。現場関係者は、技能労働者のメールアドレス（ウェブメール等）を利用し、資格名「１級建設施工管理技士、２級建設施工管理技士」によって検索された各技能労働者が所持するタブレット（通信ノード）やスマートフォン（通信ノード）に建設現場情報及び求人情報を送信することができ、各技能労働者は、所持するタブレットやスマートフォンにおいて現場関係者から送信された建設現場情報及び求人情報を見ることができる。

【0095】

技能労働者資格管理システム１０は、第１パソコン１３ａに資格キーワード「施工管理」を入力することで、その資格キーワード「施工管理」に対応した「１級建設施工管理技士、２級建設施工管理技士」の資格を有する技能労働者（職人）が管理サーバ１４（管理ノード）によって検索され、検索された技能労働者の個人情報を見ることができるとともに、その技能労働者のタブレット（通信ノード）やスマートフォン（通信ノード）に建設現場情報及び求人情報を送信することができるから、建設現場や建設予定現場において必要な資格を有する技能労働者（職人）をタイムリーに探すことができ、必要な資格を有する技能労働者を雇用するチャンスを得ることができる。

【0096】

図８は、第１パソコン１３ａのディスプレイ２０に出力（表示）された技能キーワード入力画面２３の一例を示す図であり、図９は、第１パソコン１３ａのディスプレイ２０に出力（表示）された技能労働者出力画面２４の他の一例を示す図である。図８，９では、各出力エリア、各入力エリアにおける各データの表示を省略している。第１建設現場の現場関係者が技能労働者資格管理システム１０を利用してその現場において必要な技能を有する技能労働者を検索する場合、第１パソコン１３ａのディスプレイ２０に出力（表示）された初期画面（メニュー画面）の技能キーワード入力ボタンをクリックする。

【0097】

技能キーワード入力ボタンをクリックすると、図８に示す技能キーワード入力画面２３が第１パソコン１３ａのディスプレイ２０に出力（表示）される。技能キーワード入力画面２３には、第１建設現場の建設現場名称出力エリア２３ａ、建設現場住所出力エリア２３ｂ、建設現場特定情報出力エリア２３ｃ、技能キーワードを入力する技能キーワード入力エリア２３ｄ、確定ボタン２３ｅ、クリアボタン２３ｆ、戻るボタン２３ｇ、終了ボタン２３ｈが出力（表示）される。

【0098】

現場関係者は、技能キーワード入力エリア２３ｄに所定の技能キーワード又は技能を入力する。尚、技能キーワード入力エリア２３ｄに「コンパネ」が入力されたものとする。技能キーワード入力エリア２３ｄに「コンパネ」を入力した後、確定ボタン２３ｅをクリックする。確定ボタン２３ｅをクリックすると、第１パソコン１３ａの中央処理部は、管理サーバ１４のＵＲＬを使用してサーバ１４にアクセスかつログインし、入力された技能キーワード「コンパネ」を管理サーバ１４に送信する（技能キーワード送信手段）。

【0099】

第１パソコン１３ａから技能キーワード「コンパネ」を受信した管理サーバ１４の中央処理部は、大容量仮想記憶領域に記憶した各種複数の技能キーワードから「コンパネ」を抽出し、抽出した「コンパネ」に対応する技能を「型枠工」と特定するとともに、「型枠工」として登録した技能を有する技能労働者を検索する（技能労働者検索手段）。「型枠工」の技能を有する技能労働者を検索した管理サーバ１４の中央処理部は、検索した技能キーワード「コンパネ」の複数の技能労働者の通信ノード特定情報及び技能労働者登録番号を特定するとともに、それら技能労働者の個人情報（技能労働者の氏名、住所、電話番号及びＦＡＸ番号、年齢、性別、メールアドレス、顔写真）を第１パソコン１３ａに送信する（技能労働者情報送信手段）。

【0100】

第１パソコン１３ａのディスプレイ２０には、図示はしていないが、技能キーワード「コンパネ」によって検索された「型枠工」の技能を有する複数の技能労働者の一覧表が出力（表示）される。現場関係者は、一覧表から所定の技能労働者を選択し（複数選択可）、決定ボタンをクリックする。決定ボタンをクリックすると、図９に示す選択した技能労働者の個人情報等を出力（表示）した技能労働者出力画面が第１パソコン１３ａのディスプレイ２０に出力（表示）される（技能労働者情報出力手段）。

【0101】

図９の技能労働者出力画面２４には、技能キーワード「コンパネ」及び技能「型枠工」を出力（表示）した技能出力エリア２４ａ、選択した技能労働者の氏名、住所、電話番号及びＦＡＸ番号、年齢、性別、メールアドレス、顔写真を出力（表示）した個人情報出力エリア２４ｂ、メニューボタン２４ｃ、戻るボタン２４ｄ、終了ボタン２４ｅが出力（表示）される。現場関係者は、技能労働者のメールアドレス（ウェブメール等）を利用し、技能キーワード「コンパネ」によって検索された各技能労働者が所持するタブレット（通信ノード）又はスマートフォン（通信ノード）に建設現場情報及び求人情報を送信することができ、各技能労働者は、所持するタブレット又はスマートフォンにおいて現場関係者から送信された建設現場情報及び求人情報を見ることができる。

【0102】

技能労働者資格管理システム１０は、第１パソコン１３ａに技能キーワード「コンパネ」を入力することで、その技能キーワード「コンパネ」に対応した「型枠工」の技能を有する技能労働者（職人）が管理サーバ１４（管理ノード）によって検索され、検索された技能労働者の個人情報を見ることができるとともに、その技能労働者のタブレット（通信ノード）又はスマートフォン（通信ノード）に建設現場情報及び求人情報を送信することができるから、建設現場や建設予定現場において必要な技能を有する技能労働者（職人）をタイムリーに探すことができ、必要な技能を有する技能労働者を雇用するチャンスを得ることができる。

【0103】

図１０は、第１パソコン１３ａのディスプレイ２０に出力（表示）された施工実績キーワード入力画面２５の一例を示す図であり、図１１は、第１パソコン１３ａのディスプレイ２０に出力（表示）された技能労働者出力画面２６の他の一例を示す図である。図１０，１１では、各出力エリア、各入力エリアにおける各データの表示を省略している。第１建設現場の現場関係者が技能労働者資格管理システム１０を利用してその現場において必要な建設施工実績を有する技能労働者を検索する場合、第１パソコン１３ａのディスプレイ２０に出力（表示）された初期画面（メニュー画面）の建設施工実績キーワード入力ボタンをクリックする。

【0104】

建設施工実績キーワード入力ボタンをクリックすると、図１０に示す建設施工実績キーワード入力画面２５が第１パソコン１３ａのディスプレイ２０に出力（表示）される。建設施工実績キーワード入力画面２５には、第１建設現場の建設現場名称出力エリア２５ａ、建設現場住所出力エリア２５ｂ、建設現場特定情報出力エリア２５ｃ、建設施工実績キーワードを入力する建設施工実績キーワード入力エリア２５ｄ、確定ボタン２５ｅ、戻るボタン２５ｆ、クリアボタン２５ｇ、終了ボタン２５ｈが出力（表示）される。

【0105】

現場関係者は、建設施工実績キーワード入力エリア２５ｄに所定の建設施工実績キーワード又は建設施工実績を入力する。尚、建設施工実績キーワード入力エリア２５ｄに「水道管」が入力されたものとする。建設施工実績キーワード入力エリア２５ｄに「水道管」を入力した後、確定ボタン２５ｅをクリックする。確定ボタン２５ｅをクリックすると、第１パソコン１３ａの中央処理部は、管理サーバ１４のＵＲＬを使用してサーバ１４にアクセスかつログインし、入力された建設施工実績キーワード「水道管」を管理サーバ１４に送信する（建設施工実績キーワード送信手段）。

【0106】

第１パソコン１３ａから建設施工実績キーワード「水道管」を受信した管理サーバ１４の中央処理部は、大容量仮想記憶領域に記憶した各種複数の建設施工実績キーワードから「水道管」を抽出し、抽出した「水道管」に対応する「配管工」を特定するとともに、「配管工」の建設施工実績を登録した技能労働者を検索する（技能労働者検索手段）。「配管工」の建設施工実績を有する技能労働者を検索した管理サーバ１４の中央処理部は、検索した建設施工実績キーワード「水道管」の複数の技能労働者の通信ノード特定情報及び技能労働者登録番号を特定するとともに、それら技能労働者の個人情報（技能労働者の氏名、住所、電話番号及びＦＡＸ番号、年齢、性別、メールアドレス、顔写真）を第１パソコン１３ａに送信する（技能労働者情報送信手段）。

【0107】

第１パソコン１３ａのディスプレイ２０には、図示はしていないが、建設施工実績キーワード「水道管」によって検索された「配管工」の建設施工実績を有する複数の技能労働者の一覧表が出力（表示）される。現場関係者は、一覧表から所定の技能労働者を選択し（複数選択可）、決定ボタンをクリックする。決定ボタンをクリックすると、図１１に示す選択した技能労働者の個人情報等を出力（表示）した技能労働者出力画面２６が第１パソコン１３ａのディスプレイ２０に出力（表示）される（技能労働者情報出力手段）。

【0108】

図１１のオ技能労働者出力画面２６には、建設施工実績キーワード「水道管」を出力（表示）した技能キーワード出力エリア２６ａ、選択した技能労働者の氏名、住所、電話番号及びＦＡＸ番号、年齢、性別、メールアドレス、顔写真を出力（表示）した個人情報出力エリア２６ｂ、メニューボタン２６ｃ、戻るボタン２６ｄ、終了ボタン２６ｅが出力（表示）される。現場関係者は、技能労働者のメールアドレス（ウェブメール等）を利用し、建設施工実績キーワード「水道管」によって検索された各技能労働者が所持するタブレット（通信ノード）又はスマートフォン（通信ノード）に建設現場情報及び求人情報を送信することができ、各技能労働者は、所持するタブレット又はスマートフォンにおいて現場関係者から送信された建設現場情報及び求人情報を見ることができる。

【0109】

技能労働者資格管理システム１０は、第１パソコン１３ａに建設施工実績キーワード「水道管」を入力することで、その建設施工実績キーワード「水道管」に対応した「配管工」の建設施工実績を有する技能労働者（職人）が管理サーバ１４によって検索され、検索された技能労働者の個人情報を見ることができるとともに、その技能労働者のタブレット（通信ノード）又はスマートフォン（通信ノード）に建設現場情報及び求人情報を送信することができるから、建設現場や建設予定現場において必要な建設施工実績を有する技能労働者（職人）をタイムリーに探すことができ、必要な建設施工実績を有する技能労働者を雇用するチャンスを得ることができる。

【0110】

図１２は、技能労働者が所持するタブレット１１ａのタッチパネル１５に出力（表示）された技能労働者特定情報入力画面２７の一例を示す図であり、図１３は、タブレット１１ａのタッチパネル１５に出力（表示）された資格証明データ出力画面２８の一例を示す図である。図１２，１３では、各出力エリア、各入力エリアにおける各データの表示を省略している。技能労働者資格管理システム１０に登録した技能労働者が自分の各種資格の資格証明データをタブレット１１ａに出力（表示）するには、タブレット１１ａのタッチパネル１５に出力（表示）された既述の初期画面（メニュー画面）のシステム利用ボタンをタップ（クリック）する。システム利用ボタンをタップすると、タブレット１１ａのタッチパネル１５にシステム利用画面が出力（表示）される（図示せず）。システム利用画面には、資格証明データ出力ボタン、資格名・資格キーワード入力ボタン、技能・技能キーワード入力ボタン、建設施工実績・建設施工実績キーワード入力ボタン、労働分野入力ボタン、戻るボタン、終了ボタンが出力（表示）される。

【0111】

次に、技能労働者は、資格証明データ出力ボタンをタップする。資格証明データ出力ボタンをタップすると、図１２に示す技能労働者特定情報入力画面２７がタブレット１１ａのタッチパネル１５に出力（表示）される。技能労働者特定情報入力画面２７には、技能労働者登録番号出力エリア２７ａ、氏名出力エリア２７ｂ、顔写真出力エリア２７ｃ、技能労働者の有する資格名を出力（表示）した資格名出力エリア２７ｄ、技能労働者登録番号（技能労働者特定情報）を入力する技能労働者登録番号入力エリア２７ｅ（技能労働者特定情報入力エリア）、送信ボタン２７ｆ、クリアボタン２７ｇ、戻るボタン２７ｈ、終了ボタン２７ｉが出力（表示）される。技能労働者は、技能労働者登録番号入力エリア２７ｄ（技能労働者特定情報入力エリア）に自分の技能労働者登録番号を入力した後、送信ボタン２７ｆをタップする。

【0112】

送信ボタン２７ｆをタップすると、タブレット１１ａの中央処理部は、管理サーバ１４のＵＲＬを使用してサーバ１４にアクセスかつログインし、技能労働者登録番号入力エリア２７ｅに入力された技能労働者登録番号（技能労働者特定情報）、資格証明データ出力要求信号を管理サーバ１４に送信する（技能労働者特定情報送信手段）。技能労働者登録番号（技能労働者特定情報）及び資格証明データ出力要求信号を受信した管理サーバ１４（管理ノード）は、技能労働者特定情報送信手段によってタブレット１１ａ（通信ノード）から送信された技能労働者特定情報に対応する技能労働者の複数の資格証明データを大容量仮想記憶領域から抽出し、抽出したそれら資格証明データを技能労働者特定情報を送信したタブレット１１ａに出力（表示）する（資格証明データ出力手段）。

【0113】

タブレット１１ａのタッチパネル１５には、図１３に示す資格証明データ出力画面２８が出力（表示）される。資格証明データ出力画面２８には、技能労働者登録番号出力エリア２８ａ、氏名出力エリア２８ｂ、顔写真出力エリア２８ｃ、資格名出力エリア２８ｄ、管理サーバ１４（管理ノード）から送信された複数の資格証明データ２９ａ～２９ｄを出力した資格証明データ出力エリア２８ｅ、資格詳細情報出力ボタン２８ｆ、戻るボタン２８ｇ、メニューボタン２８ｈ、終了ボタン２８ｉが出力（表示）される。技能労働者は、建設現場においてタブレット１１ａのタッチパネル１５に出力（表示）された資格証明データ出力エリア２８ｅのそれら資格証明データ２９ａ～２９ｄを提示することで、それら資格証明データ２９ａ～２９ｄを現場監督や現場管理者、現場責任者等の現場関係者に一度にまとめて見せることができる。

【0114】

技能労働者資格管理システム１０は、送信された技能労働者登録番号（技能労働者特定情報）に対応する技能労働者のそれら資格証明データ２９ａ～２９ｄを技能労働者登録番号を送信したタブレット１１ａ（通信ノード）のタッチパネル１５に出力（表示）することで、各技能労働者が保有する資格の有効性を証明する資格証明データ２９ａ～２９ｄ（電子データ）を現場関係者に一括して提示することができ、資格証明データ２９ａ～２９ｄの提示に時間と手間とを要せず、建設作業を円滑に遂行することができる。

【0115】

技能労働者資格管理システム１０は、各技能労働者が保有する各種の資格の有効性を示す各種複数の資格証明書を持ち歩く必要はなく、各種複数の資格証明書を常時所持する煩雑さから解放され、集中して建設作業を行うことができる。技能労働者資格管理システム１０は、技能労働者が有する資格の資格証明データ２９ａ～２９ｄを管理サーバ１４（管理ノード）に送信することで、送信された資格証明データ２９ａ～２９ｄが各技能労働者毎に区分して管理サーバ１４に記憶されるから、所定の資格を有する多数の技能労働者が技能労働者資格管理システム１０にエントリーすることができ、各建設現場において必要な資格を備えた技能労働者が就労の機会を得ることができる。

【0116】

技能労働者資格管理システム１０は、各建設現場において必要な資格を有する技能労働者が建設に従事することで、設計どおりの建設物を建設することができ、所定の建設物を計画どおりに建設することができる。技能労働者資格管理システム１０は、管理サーバ１４（管理ノード）、タブレット１１ａ，１１ｂ（通信ノード）、スマートフォン１２ａ，１２ｂ（通信ノード）、パソコン１３ａ～１３ｃ（通信ノード）がブロックチェーンを介してネットワークを形成し、資格証明データがトランザクションデータとして管理サーバ１４（管理ノード）、タブレット１１ａ，１１ｂ（通信ノード）、スマートフォン１２ａ，１２ｂ（通信ノード）、パソコン１３ａ～１３ｃ（通信ノード）（ブロック）に記憶されるから、資格証明データの改竄を防止しつつ資格証明データの正確な履歴を保存することができる。

【0117】

技能労働者が資格証明データに係る資格の詳細を見るには、資格名出力エリア２８ｄに出力（表示）された資格名を指定（反転）し、又は、資格証明データ２９ａ～２９ｄのうちのいずれかの資格証明データ２９ａ～２９ｄを指定（反転）した後、資格証明データ出力画面２８の資格詳細情報出力ボタン２８ｆをタップする。資格詳細情報出力ボタン２８ｆをタップすると、指定した資格の詳細情報を出力（表示）した資格詳細画面がタブレット１１ａのタッチパネル１５に出力（表示）される（図示せず）。資格詳細画面には、技能労働者登録番号出力エリア、氏名出力エリア、顔写真出力エリア、資格名出力エリア、技能労働者の保有する各種の資格名を出力（表示）した資格名出力エリア、それら資格の取得日を出力（表示）した資格取得日出力エリア、それら資格の有効期間を出力（表示）した資格有効期間出力エリア、資格の認定組織を出力（表示）した資格認定組織出力エリア、戻るボタン、終了ボタンが出力（表示）される。技能労働者は、資格詳細画面を見ることで、自分が有する資格の詳細を確認することができ、資格の詳細を現場監督や現場管理者、現場責任者等の現場関係者に一度にまとめて見せることができる。

【0118】

技能労働者資格管理システム１０は、送信された技能労働者特定情報に対応する技能労働者の資格証明データ２９ａ～２９ｄとともに資格の資格名、取得日、有効期間、資格認定組織を技能労働者特定情報を送信したタブレット１１ａ（通信ノード）のタッチパネル１５に出力（表示）することで、各技能労働者が保有する資格の資格証明データ２９ａ～２９ｄ（電子データ）とともに資格の資格名、取得日、有効期間、資格認定組織を現場監督や現場管理者、現場責任者等の現場関係者に一括して提示することができ、現場関係者が各技能労働者が保有する資格の資格名、取得日、有効期間、資格認定組織を知ることができる。

【0119】

図１４は、技能労働者が所持するタブレット１１ａのタッチパネル１５に出力（表示）された資格・資格キーワード入力画面３０の一例を示す図であり、図１５は、タブレット１１ａのタッチパネル１５に出力（表示）された求人情報出力画面３１の一例を示す図である。図１４，１５では、各出力エリア、各入力エリアにおける各データの表示を省略している。技能労働者資格管理システム１０に登録した技能労働者が自分の有する資格に基づいて求人情報を検索するには、タブレット１１ａのタッチパネル１５に出力（表示）された初期画面（メニュー画面）のシステム利用ボタンをタップ（クリック）し、タブレット１１ａのタッチパネル１５にシステム利用画面を出力（表示）させ（図示せず）、システム利用画面の資格・資格キーワード入力ボタンをタップする。資格・資格キーワード入力ボタンをタップすると、図１４に示す資格・資格キーワード入力画面３０がタブレット１１ａのタッチパネル１５に出力（表示）される。

【0120】

資格・資格キーワード入力画面３０には、技能労働者登録番号出力エリア３０ａ、氏名出力エリア３０ｂ、顔写真出力エリア３０ｃ、技能労働者の有する資格名を出力（表示）した資格名出力エリア３０ｄ、資格・資格キーワードを入力する資格・資格キーワード入力エリア３０ｅ、送信ボタン３０ｆ、クリアボタン３０ｇ、戻るボタン３０ｈ、終了ボタン３０ｉが出力（表示）される。技能労働者は、資格・資格キーワード入力エリア３０ｅに資格キーワード又は資格名を入力した後、送信ボタン３０ｆをタップする。

【0121】

送信ボタン３０ｆをタップすると、タブレット１１ａの中央処理部は、管理サーバ１４のＵＲＬを使用してサーバ１４にアクセスかつログインし、資格・資格キーワード入力エリア３０ｅに入力された資格キーワード又は資格名、求人情報出力要求信号を管理サーバ１４に送信する（資格・資格キーワード送信手段）。資格キーワード又は資格名及び求人情報出力要求信号を受信した管理サーバ１４（管理ノード）の仮想中央処理部は、資格・資格キーワード送信手段によってタブレット１１ａ（通信ノード）から送信された資格キーワード又は資格名に対応する資格を保有する技能労働者を検索し（技能労働者検索手段）、その資格を有する技能労働者に対して求人している作業現場及び作業予定現場を検索する。次に、資格キーワード又は資格名に対応する資格を有する技能労働者が労働可能な各建設現場及び各作業予定現場の求人情報を抽出し、抽出した求人情報を資格キーワード又は資格を送信したタブレット１１ａ（通信ノード）のタッチパネル１５に出力（表示）する（求人情報出力手段）。

【0122】

タブレット１１ａのタッチパネル１５には、所定の資格を有する技能労働者に対する求人がある建設現場及び建設予定現場の一覧を表示した求人建設現場及び求人建設予定現場一覧画面が出力（表示）される（図示せず）。技能労働者が求人建設現場及び求人建設予定現場一覧画面から所定の建設現場又は建設予定現場をタップすると、タップした建設現場又は建設予定現場の求人情報を出力（表示）した求人情報出力画面がタブレット１１ａのタッチパネル１５に出力（表示）される。

【0123】

求人情報出力画面３１には、図１５に示すように、技能労働者登録番号出力エリア３１ａ、氏名出力エリア３１ｂ、顔写真出力エリア３１ｃ、資格キーワード又は資格名に対応する資格を出力（表示）した資格出力エリア３１ｄ、求人がある建設現場及び建設予定現場の建設現場情報出力エリア３１ｅ、求人情報出力エリア３１ｆ、求人応募ボタン３１ｇ、メニューボタン３１ｈ、戻るボタン３１ｉ、終了ボタン３１ｊが出力（表示）される。建設現場情報出力エリア３１ｅには、建設現場及び建設予定現場の現場名、建設現場及び建設予定現場の住所、建設現場及び建設予定現場の電話番号・メールアドレス、建設現場及び建設予定現場の建設期間、建設現場及び建設予定現場の責任者名が出力（表示）される。求人情報出力エリア３１ｆには、採用人数、採用期間、給与条件、勤務形態、福利厚生が出力（表示）される。求人情報を見た技能労働者が求人応募ボタン３１ｇをタップすることで求人に応募することができる。尚、求人がない場合、求人無しメッセージがタブレット１１ａのタッチパネル１５に出力（表示）される。

【0124】

技能労働者資格管理システム１０は、技能労働者が自分が有する資格を表わす資格キーワード又は資格名をタブレット１１ａ（通信ノード）から管理サーバ１４（管理ノード）に送信することで、その資格キーワード又は資格名に対応する資格を有する技能労働者が労働可能な各建設現場及び各建設予定現場の求人情報がタブレット１１ａに出力されるから、各技能労働者がその資格を必要とする労働可能な各建設現場及び各建設予定現場の求人を知ることができ、各建設現場及び各建設予定現場において必要な資格を有する技能労働者に就労の機会を与えることができるとともに、各建設現場毎及び各建設予定現場毎に必要な資格を有する労働力をタイムリーに得ることができる。

【0125】

図１６は、技能労働者が所持するタブレット１１ａのタッチパネル１５に出力（表示）された技能・技能キーワード入力画面３２の一例を示す図であり、図１７は、タブレット１１ａのタッチパネル１５に出力（表示）された求人情報出力画面３３の他の一例を示す図である。図１６，１７では、各出力エリア、各入力エリアにおける各データの表示を省略している。技能労働者資格管理システム１０に登録した技能労働者が自分の有する技能に基づいて求人情報を検索するには、タブレット１１ａのタッチパネル１５に出力（表示）された初期画面（メニュー画面）のシステム利用ボタンをタップ（クリック）し、タブレット１１ａのタッチパネル１５にシステム利用画面を出力（表示）させ（図示せず）、システム利用画面の技能・技能キーワード入力ボタンをタップする。技能・技能キーワード入力ボタンをタップすると、図１６に示す技能・技能キーワード入力画面３２がタブレット１１ａのタッチパネル１５に出力（表示）される。

【0126】

技能・技能キーワード入力画面３２には、技能労働者登録番号出力エリア３２ａ、氏名出力エリア３２ｂ、顔写真出力エリア３２ｃ、技能労働者の有する技能を出力（表示）した技能出力エリア３２ｄ、技能・技能キーワードを入力する技能・技能キーワード入力エリア３２ｅ、送信ボタン３２ｆ、クリアボタン３２ｇ、戻るボタン３２ｈ、終了ボタン３２ｉが出力（表示）される。技能労働者は、技能・技能キーワード入力エリア３２ｅに技能キーワード又は技能を入力した後、送信ボタン３２ｆをタップする。

【0127】

送信ボタン３２ｆをタップすると、タブレット１１ａの中央処理部は、管理サーバ１４のＵＲＬを使用してサーバ１４にアクセスかつログインし、技能・技能キーワード入力エリア３２ｅに入力された技能キーワード又は技能、求人情報出力要求信号を管理サーバ１４に送信する（技能・技能キーワード送信手段）。技能キーワード又は技能及び求人情報出力要求信号を受信した管理サーバ１４（管理ノード）の仮想中央処理部は、技能・技能キーワード送信手段によってタブレット１１ａ（通信ノード）から送信された技能キーワード又は技能に対応する技能を保有する技能労働者を検索し（技能労働者検索手段）、その技能を有する技能労働者に対して求人している作業現場及び作業予定現場を検索する。次に、技能キーワード又は技能に対応する技能を有する技能労働者が労働可能な各建設現場及び各作業予定現場の求人情報を抽出し、抽出した求人情報を技能キーワード又は技能を送信したタブレット１１ａ（通信ノード）のタッチパネル１５に出力する（求人情報出力手段）。

【0128】

タブレット１１ａのタッチパネル１５には、所定の技能を備えた技能労働者に対する求人がある建設現場及び建設予定現場の一覧を表示した求人建設現場及び求人建設予定現場一覧画面が出力（表示）される（図示せず）。技能労働者が求人建設現場及び求人建設予定現場一覧画面から所定の建設現場又は建設予定現場をタップすると、タップした建設現場又は建設予定現場の求人情報を出力（表示）した求人情報出力画面がタブレット１１ａのタッチパネル１５に出力（表示）される。

【0129】

求人情報出力画面３３には、図１７に示すように、技能労働者登録番号出力エリア３３ａ、氏名出力エリア３３ｂ、顔写真出力エリア３３ｃ、技能キーワード又は技能に対応する技能を出力（表示）した技能出力エリア３３ｄ、求人がある建設現場及び建設予定現場の建設現場情報出力エリア３３ｅ、求人情報出力エリア３３ｆ、求人応募ボタン３３ｇ、メニューボタン３３ｈ、戻るボタン３３ｉ、終了ボタン３３ｊが出力（表示）される。建設現場情報出力エリア３３ｅには、建設現場及び建設予定現場の現場名、建設現場及び建設予定現場の住所、建設現場及び建設予定現場の電話番号・メールアドレス、建設現場及び建設予定現場の建設期間、建設現場及び建設予定現場の責任者名が出力（表示）される。求人情報出力エリア３３ｆには、採用人数、採用期間、給与条件、勤務形態、福利厚生が出力（表示）される。求人情報を見た技能労働者が求人応募ボタン３３ｇをタップすることで求人に応募することができる。尚、求人がない場合、求人無しメッセージがタブレット１１ａのタッチパネル１５に出力（表示）される。

【0130】

技能労働者資格管理システム１０は、技能労働者が自分が有する技能を表わす技能キーワード又は技能をタブレット１１ａ（通信ノード）から管理サーバ１４（管理ノード）に送信することで、その技能キーワード又は技能に対応する技能を有する技能労働者が労働可能な各建設現場及び各建設予定現場の求人情報がタブレットに出力されるから、各技能労働者がその技能を必要とする労働可能な各建設現場及び各建設予定現場の求人を知ることができ、各建設現場及び各建設予定現場において必要な技能を有する技能労働者に就労の機会を与えることができるとともに、各建設現場毎及び各建設予定現場毎に必要な技能を有する労働力をタイムリーに得ることができる。

【0131】

図１８は、技能労働者が所持するタブレット１１ａのタッチパネル１５に出力（表示）された建設施工実績・建設施工実績キーワード入力画面３４の一例を示す図であり、図１９は、タブレット１１ａのタッチパネル１５に出力（表示）された求人情報出力画面３５の他の一例を示す図である。図１８，１９では、各出力エリア、各入力エリアにおける各データの表示を省略している。技能労働者資格管理システム１０に登録した技能労働者が自分の有する建設施工実績に基づいて求人情報を検索するには、タブレット１１ａのタッチパネル１５に出力（表示）された初期画面（メニュー画面）のシステム利用ボタンをタップ（クリック）し、タブレット１１ａのタッチパネル１５にシステム利用画面を出力（表示）させ（図示せず）、システム利用画面の建設施工実績・建設施工実績キーワード入力ボタンをタップする。建設施工実績・建設施工実績キーワード入力ボタンをタップすると、図１８に示す建設施工実績・建設施工実績キーワード入力画面３２がタブレット１１ａのタッチパネル１５に出力（表示）される。

【0132】

建設施工実績・建設施工実績キーワード入力画面には、技能労働者登録番号出力エリア３４ａ、氏名出力エリア３４ｂ、顔写真出力エリア３４ｃ、技能労働者の有する建設施工実績を出力（表示）した建設施工実績出力エリア３４ｄ、建設施工実績・建設施工実績キーワードを入力する建設施工実績・建設施工実績キーワード入力エリア３４ｅ、送信ボタン３４ｆ、クリアボタン３４ｇ、戻るボタン３４ｈ、終了ボタン３４ｉが出力（表示）される。技能労働者は、建設施工実績・建設施工実績キーワード入力エリア３４ｅに建設施工実績キーワード又は建設施工実績を入力した後、送信ボタン３４ｆをタップする。

【0133】

送信ボタン３４ｆをタップすると、タブレット１１ａの中央処理部は、管理サーバ１４のＵＲＬを使用してサーバ１４にアクセスかつログインし、建設施工実績・建設施工実績キーワード入力エリア３４ｅに入力された建設施工実績キーワード又は建設施工実績、求人情報出力要求信号を管理サーバ１４に送信する（建設施工実績・建設施工実績キーワード送信手段）。建設施工実績キーワード又は建設施工実績及び求人情報出力要求信号を受信した管理サーバ１４（管理ノード）の仮想中央処理部は、建設施工実績・建設施工実績キーワード送信手段によってタブレット１１ａ（通信ノード）から送信された建設施工実績キーワード又は建設施工実績に対応する建設施工実績を保有する技能労働者を検索し（技能労働者検索手段）、その建設施工実績を有する技能労働者に対して求人している作業現場及び作業予定現場を検索する。次に、建設施工実績キーワード又は建設施工実績に対応する建設施工実績を有する技能労働者が労働可能な各建設現場及び各作業予定現場の求人情報を抽出し、抽出した求人情報を建設施工実績キーワード又は建設施工実績を送信したタブレット１１ａ（通信ノード）のタッチパネル１５に出力する（求人情報出力手段）。

【0134】

タブレット１１ａのタッチパネル１５には、所定の建設施工実績を備えた技能労働者に対する求人がある建設現場及び建設予定現場の一覧を表示した求人建設現場及び求人建設予定現場一覧画面が出力（表示）される（図示せず）。技能労働者が求人建設現場及び求人建設予定現場一覧画面から所定の建設現場又は建設予定現場をタップすると、タップした建設現場又は建設予定現場の求人情報を出力（表示）した求人情報出力画面３５がタブレット１１ａのタッチパネル１５に出力（表示）される。

【0135】

求人情報出力画面３５には、図１９に示すように、技能労働者登録番号出力エリア３５ａ、氏名出力エリア３５ｂ、顔写真出力エリア３５ｃ、建設施工実績キーワード又は建設施工実績に対応する建設施工実績を出力（表示）した建設施工実績出力エリア３５ｄ、求人がある建設現場及び建設予定現場の建設現場情報出力エリア３５ｅ、求人情報出力エリア３５ｆ、求人応募ボタン３５ｇ、メニューボタン３５ｈ、戻るボタン３５ｉ、終了ボタン３５ｊが出力（表示）される。建設現場情報出力エリア３５ｅには、建設現場及び建設予定現場の現場名、建設現場及び建設予定現場の住所、建設現場及び建設予定現場の電話番号・メールアドレス、建設現場及び建設予定現場の建設期間、建設現場及び建設予定現場の責任者名が出力（表示）される。求人情報出力エリア３５ｆには、採用人数、採用期間、給与条件、勤務形態、福利厚生が出力（表示）される。求人情報を見た技能労働者が求人応募ボタン３５ｇをタップすることで求人に応募することができる。尚、求人がない場合、求人無しメッセージがタブレット１１ａのタッチパネル１５に出力（表示）される。

【0136】

技能労働者資格管理システム１０は、技能労働者が自分が有する建設施工実績を表わす建設施工実績キーワード又は建設施工実績をタブレット１１ａ（通信ノード）から管理サーバ１４（管理ノード）に送信することで、その建設施工実績キーワード又は建設施工実績に対応する建設施工実績を有する技能労働者が労働可能な各建設現場及び各建設予定現場の求人情報がタブレットに出力されるから、各技能労働者がその建設施工実績を必要とする労働可能な各建設現場及び各建設予定現場の求人を知ることができ、各建設現場及び各建設予定現場において必要な建設施工実績を有する技能労働者に就労の機会を与えることができるとともに、各建設現場毎及び各建設予定現場毎に必要な建設施工実績を有する労働力をタイムリーに得ることができる。

【0137】

図２０は、技能労働者が所持するタブレットに出力（表示）された更新時期データ及び更新手順データ出力画面３６の一例を示す図である。図２０では、各出力エリア、各入力エリアにおける各データの表示を省略している。管理サーバ１４（管理ノード）の中央処理部は、更新時期データ記憶手段及び新資格更新時期データ送信手段によって記憶した各種資格の更新時期を参照し、更新時期が近い更新時期データに対応する資格を抽出する。ここで、更新時期が近い期限とは、例えば、更新期限の１０日前や１カ月前、２カ月前等であり、その期限を任意に設定することができる。

【0138】

管理サーバ１４の仮想中央処理部は、更新時期が近い更新時期データに対応する資格を抽出した後、その資格を有する技能労働者を検索する（技能労働者検索手段）。技能労働者を検索した管理サーバ１４の仮想中央処理部は、検索した資格の複数の技能労働者の通信ノード特定情報及び技能労働者登録番号を特定した後、特定した通信ノード特定情報に対応するタブレット１１ａのＵＲＬを使用し、更新時期データ記憶手段によって記憶した更新時期データのうちの更新時期が近い更新時期データに対応する資格及びその資格の更新時期データをそのＵＲＬのタブレット１１ａ（その資格を取得している技能労働者の通信ノード）のタッチパネル１５に出力（表示）する（更新時期データ出力手段）。更に、管理サーバ１４の仮想中央処理部は、更新手順データ記憶手段によって記憶した更新手順データのうちの更新時期が近い更新時期データに対応する資格の更新手順データを抽出し、抽出した更新手順データをそのＵＲＬのタブレット１１ａ（その資格を取得している技能労働者の通信ノード）のタッチパネル１５に出力（表示）する（更新手順データ出力手段）。タブレット１１ａのタッチパネル１５には、更新時期データ及び更新手順データ出力画面３６が出力（表示）される。

【0139】

更新時期データ及び更新手順データ出力画面３６には、図２０に示すように、技能労働者登録番号出力エリア３６ａ、氏名出力エリア３６ｂ、顔写真出力エリア３６ｃ、更新時期が近い資格名を出力（表示）した資格名出力エリア３６ｄ、更新時期が近い資格の更新時期を出力（表示）した更新時期出力エリア３６ｅ、更新時期が近い資格の更新手順データを出力（表示）した更新手順出力エリア３６ｆ、メニューボタン３５ｇ、終了ボタン３５ｈが出力（表示）される。各技能労働者は、資格名出力エリア３６ｄに出力（表示）された資格名を見ることで、更新時期が近い資格を知ることができ、更新時期出力エリア３６ｅに出力（表示）された更新時期を見ることで、更新時期が近い資格の更新時期を知ることができるとともに、更新手順出力エリア３６ｆに出力（表示）された更新手順データを見ることで、更新時期が近い資格の更新手順（更新の仕方）を知ることができる。

【0140】

技能労働者資格管理システム１０は、管理サーバ１４（管理ノード）が更新時期データのうちの更新時期が近い更新時期データに対応する資格名及びその資格の更新時期データをその資格を取得している技能労働者のタブレット１１ａ（通信ノード）に出力（表示）することで、各技能労働者が保有する各資格のうちの更新時期が近い資格の更新時期データをタブレット１１ａを介して知ることができるから、更新時期の徒過を防ぐことができ、自分が保有する資格に対する更新を確実に行うことができる。

【0141】

技能労働者資格管理システム１０は、管理サーバ１４（管理ノード）が更新時期データのうちの更新時期が近い更新時期データに対応する資格の更新手順データをその資格を取得している技能労働者のタブレット１１ａ（通信ノード）に出力することで、技能労働者が保有する資格のうちの更新時期が近い資格の更新手順データをタブレット１１ａを介して知ることができるから、更新手順を誤ることなく、自分が保有する資格に対する更新を確実に行うことができる。

【符号の説明】

【0142】

１０ 技能労働者資格管理システム
１１ａ，ｂ タブレット（通信ノード）
１２ａ，ｂ スマートフォン（通信ノード）
１３ａ～ｃ 第１～第３パソコン
１４ 管理サーバ（管理ノード）
１５ タッチパネル
１６ 資格データ入力画面
１７ 技能データ入力画面
１８ 建設施工実績データ入力画面
１９ 労働分野データ入力画面
２０ ディスプレイ
２１ 資格キーワード入力画面
２２ 技能労働者出力画面ディスプレイ
２３ 技能キーワード入力画面
２４ 技能労働者出力画面
２５ 施工実績キーワード入力画面
２６ 技能労働者出力画面
２７ 技能労働者特定情報入力画面
２８ 資格証明データ出力画面
２９ａ～２９ｄ 資格証明データ
３０ 資格・資格キーワード入力画面
３１ 求人情報出力画面
３２ 技能・技能キーワード入力画面
３３ 求人情報出力画面
３４ 建設施工実績・建設施工実績キーワード入力画面
３５ 求人情報出力画面
３６ 更新時期データ及び更新手順データ出力画面

【図1】

【図2】

【図3】

【図4】

【図5】

【図6】

【図7】

【図8】

【図9】

【図10】

【図11】

【図12】

【図13】

【図14】

【図15】

【図16】

【図17】

【図18】

【図19】

【図20】