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特開2024-162096マッチングシステムおよびマッチング方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024162096
(43)【公開日】2024-11-21
(54)【発明の名称】マッチングシステムおよびマッチング方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/1053 20230101AFI20241114BHJP
【FI】
G06Q10/1053
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023077298
(22)【出願日】2023-05-09
(71)【出願人】
【識別番号】523034689
【氏名又は名称】株式会社GUD service
(74)【代理人】
【識別番号】110000925
【氏名又は名称】弁理士法人信友国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】上田 徹
【テーマコード(参考)】
5L010
5L049
【Fターム(参考)】
5L010AA08
5L049AA08
(57)【要約】
【課題】潜在化している求職者の就労サポートおよび訪問先に派遣する人材不足の解消を図ることが可能なマッチングシステムを提供する。
【解決手段】求職者が保持する求職者端末と、特定の訪問先に人材を派遣する施設に設けられた施設端末と、マッチング管理装置とを備え、マッチング管理装置は、求職者端末から送信された求職者情報と施設端末から送信された訪問要請情報を保持するデータベース保持部と、データベース保持部に保持された訪問要請情報と求職者情報とに基づいて、訪問要請情報に適合する求職者情報を抽出するマッチング処理部とを有する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
求職者が保持する求職者端末と、特定の訪問先に人材を派遣する施設が備える施設端末と、前記求職者端末と前記施設端末との連絡を介在するマッチング管理装置とを備えたマッチングシステムであって、
前記マッチング管理装置は、
前記求職者端末から送信される求職者情報を保持するとともに、前記施設端末から要請される訪問要請情報を保持するデータベース保持部と、
前記データベース保持部に保持された前記求職者情報と前記訪問要請情報とに基づいて、前記訪問要請情報に適合する前記求職者情報を抽出するマッチング処理部と、を備える
マッチングシステム。
【請求項2】
さらに、前記マッチング管理装置は、ステータス管理部を備え、
前記ステータス管理部は、
前記データベース保持部に保持された前記求職者端末から送信された前記求職者情報と、前記施設端末から要請される訪問要請情報とに基づいて、前記訪問要請情報で指定された訪問場所に向けて前記求職者が出発してから業務を完了するまでの訪問の進行状況を管理する、
請求項1に記載のマッチングシステム。
【請求項3】
前記ステータス管理部は、前記求職者端末と前記施設端末との間で締結された前記求職者の前記訪問に関して、前記訪問要請情報を送信した前記施設端末から受け付けた前記求職者への報酬額を前記求職者の振込口座への振り込んだことを知らせる振込完了通知を前記求職者端末に送信したことを受けて、前記訪問の進行状況の管理を終了させる
請求項2に記載のマッチングシステム。
【請求項4】
前記求職者端末から送信される前記求職者情報は、前記求職者の保有する免許および/または資格と施術内容、希望報酬額、訪問業務の可能スケジュール、訪問可能日時、訪問可能な距離の範囲を含む
請求項1に記載のマッチングシステム。
【請求項5】
前記施設端末からの前記訪問要請情報は、明日以降の訪問の予約であるか、当日訪問のリアルタイムの要請情報であるかを選択するための情報を含む、
請求項1に記載のマッチングシステム。
【請求項6】
さらに、前記施設端末からの前記訪問要請情報は、訪問希望日と時間の選択、訪問先の住所と施術内容の選択を含む
請求項5に記載のマッチングシステム。
【請求項7】
前記施設からの前記訪問要請情報に対して、当日または前日の訪問要請を受諾した前記求職者が少なくとも2回以上の訪問要請に対してキャンセルを行った場合には、前記マッチング処理部は、複数回キャンセルした前記求職者の前記求職者端末に訪問要請を複数回キャンセルした事実を伝えた上で、前記データベース保持部にブラックリストとして記録する
請求項1に記載のマッチングシステム。
【請求項8】
さらに、前記施設からの前記訪問要請情報に対して、当日または前日の訪問要請を受諾した前記求職者から、訪問場所に到着する予定の時刻が過ぎて、かつ所定時間経過しても訪問要請を受諾した前記求職者が訪問場所への到達したことを確認できない場合には、前記マッチング処理部は、前記求職者が前記施設からの訪問要請を無断キャンセルしたものとして、前記無断キャンセルした前記求職者の前記求職者端末に訪問要請を無断キャンセルした事実を伝えた上で、前記無断キャンセルした求職者を、前記データベース保持部にブラックリストとして記録する
請求項7に記載のマッチングシステム。
【請求項9】
さらに、マッチング管理装置は、前記求職者端末から緊急対応に関する情報が送信された場合に、その送信内容に基づいて訪問先への訪問を依頼した前記施設端末に対しての通話を可能とするための緊急対応処理部を、備える
請求項1に記載のマッチングシステム。
【請求項10】
求職者が保持する求職者端末と、特定の訪問先に人材を派遣する施設が備える施設端末と、前記求職者端末と前記施設端末との連絡を介在するマッチング管理装置を用いて、前記求職者と前記施設とのマッチングを行うマッチング方法であって、
未登録の前記求職者端末から送信される、前記求職者端末のアカウント作成情報を受け付けて、前記マッチング管理装置の求職者登録処理部により前記求職者端末の登録処理を行うステップと、
未登録の前記施設端末から送信される、前記施設端末のアカウント作成情報を受け付けて、前記マッチング管理装置の求職者登録処理部により前記施設端末の登録処理を行うステップと、
前記求職者端末から送信される求職者情報と、前記施設端末から要請される訪問要請情報をデータベース保持部に保持するステップと、
前記データベース保持部に保持された前記求職者情報と前記訪問要請情報とに基づいて、前記施設からの前記訪問要請情報に適合する前記求職者情報をマッチング処理部により抽出するステップと、
前記データベース保持部に保持された前記求職者端末から送信された前記求職者情報と、前記施設端末から要請される訪問要請情報とに基づいて、前記訪問要請情報で指定された訪問場所に向けて前記求職者が出発してから業務を完了するまでの訪問の進行状況をステータス管理部により管理するステップと、を含む
マッチング方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、人材を求める被求職者と、仕事を求める求職者との間のマッチングシステムおよびマッチング方法に関する。
【背景技術】
【0002】
職を求める人材(求職者)とその人材を採用してサービス等を行う企業や団体とのマッチングシステムは、社会の様々な分野で活用されている。
例えば、特許文献1には、ヘルパー資格を有する人材を、必要とする介護事業者へ適時に派遣することができるヘルパーネットワークサービスシステムが開示されている。
特許文献1に記載されるヘルパーネットワークサービスシステムは、ヘルパーの資格レベルをデータベースに登録しておき、登録されたヘルパーの中から事業者が要請するヘルパー資格、派遣日時、派遣人数に合致する人材を検索して、ヘルパーと事業者のマッチングを行うシステムである。
【0003】
また、特許文献2には、在宅医療を希望する患者のニーズを満たし、かつ潜在看護師の労働意欲も満たすことができる訪問看護システムが開示されている。特許文献2に記載の訪問看護システムは、サーバに備えられた記憶手段とマッチング手段を有し、潜在看護師が希望する看護条件と在宅患者への医療内容を記憶手段に記憶し、サーバ内に設けたマッチング手段により患者と洗剤看護師のマッチングを行うシステムである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005-56139号公報
【特許文献2】特開2018-45668号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、看護師免許を取得していながらも実務に従事していない潜在看護師が急増している。その一方で、医療や介護の需要は一段と高まり、特に高齢化の進行により在宅での訪問診療に携わる人材の人手不足が懸念されている。
上述した特許文献1に記載のシステムは、ヘルパー資格を有するヘルパーを予め登録しておき、その資格と派遣日時などから事業者の要請と合致したヘルパーを検索して、在宅患者の看護ヘルパーとして患者宅に派遣するシステムである。同様に、特許文献2に記載のシステムも、潜在看護師と患者の双方の希望条件が合致したときに、潜在看護師を患者宅に派遣するシステムである。
このため、特許文献1または特許文献2に記載のシステムでは、例えば時間的な制約により、就労をあきらめている潜在的な看護師などの求職者と、在宅患者とのマッチングを行うことは困難である。
【0006】
そこで本発明は、潜在化している求職者の就労をサポートし、患者の自宅などの訪問先に派遣する人材不足の解消を図ることを可能とするマッチングシステムおよびマッチング方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
このような目的を達成するための本発明は、求職者が保持する求職者端末と、特定の訪問先に人材を派遣する施設が備える施設端末と、求職者端末と施設端末との連絡を介在するマッチング管理装置とを備えたマッチングシステムであって、マッチング管理装置は、求職者端末から送信される求職者情報を保持するとともに、施設端末から要請される訪問要請情報を保持するデータベース保持部と、データベース保持部に保持された求職者情報と訪問要請情報とに基づいて、訪問要請情報に適合する求職者情報を抽出するマッチング処理部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明により、潜在化している求職者の就労サポートおよび訪問先に派遣する人材不足の解消を図ることが可能なマッチングシステムおよびマッチング方法を提供することができる。
上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態例の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の実施形態例に係るマッチングシステムの全体構成図である。
図2】本発明の実施形態例に係るマッチングシステムおよびマッチング方法に係る求職者の登録処理を示すフローチャートである。
図3】本発明の実施形態例に係るマッチングシステムにおける求職者情報の入力画面を示す図(その1)である。
図4】本発明の実施形態例に係るマッチングシステムにおける求職者情報の入力画面を示す図(その2)である。
図5】本発明の実施形態例に係るマッチングシステムにおいて保持される求職者情報データベースを示す図である。
図6】本発明の実施形態例に係るマッチングシステムにおいて保持される被求職者情報データベースを示す図である。
図7】本発明の実施形態例に係るマッチングシステムにおけるマッチング処理を示すフローチャートである。
図8】本発明の実施形態例に係るマッチングシステムにおける求職者を検索するための画面を示す図である。
図9図7のフローチャートにおける求職者の抽出処理の詳細を示すフローチャートである。
図10】本発明の実施形態例に係るマッチングシステムに保持される求職者の訪問情報データベースを示す図である。
図11】本発明の実施形態例に係るマッチングシステムにおけるステータス管理のための処理を示すフローチャートである。
図12】本発明の実施形態例に係るマッチングシステムにおけるステータス管理画面を示す図である。
図13】本発明の実施形態例に係るマッチングシステムにおける緊急対応処理を示すフローチャートである。
図14】本発明の実施形態例に係るマッチングシステムにおけるマッチング処理部でソートした看護師に自動依頼を送信する際の図(その1)である。
図15】本発明の実施形態例に係るマッチングシステムにおけるマッチング処理部でソートした看護師に自動依頼を送信する際の図(その2)である。
図16】本発明の実施形態例に係るマッチングシステムにおいて、看護師と医療施設との間で交わされた締結書類に記載された内容を看護師に送付する際の図である。
図17】本発明の実施形態例に係るマッチングシステムにおいて、看護師が医療施設からの訪問要請を複数回キャンセルしてブラックリストに登録される際の図である。
図18】本発明の実施形態例に係るマッチングシステムにおいて、看護師が医療施設からの訪問要請をキャンセルする際のフロー図である。
図19】本発明の実施形態例に係るマッチングシステムにおいて、医療施設から看護師に対して訪問要請をキャンセルする際のフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明のマッチングシステムおよびマッチング方法の実施の形態例(以下、本例と称する)について、図面を参照して詳細に説明する。
ここで説明するマッチングシステムは、ある求人施設(例えば、医療施設)が、特定の技能を有する求職者(例えば、看護師)を、必要な訪問先(例えば、患者宅)に派遣する際のシステムである。
【0011】
ここで、特定の技能を有する求職者には、看護師以外にも、医師、介護士、調理師など、ある種の免許および資格のいずれかを者が含まれる。また、求人施設には、医療施設以外にも、求職者を特定の訪問先に派遣する介護施設なども含まれる。
また特定の訪問先には、患者宅以外にも、例えば要支援者または要介護者、さらにはその他の支援を必要とする個人または団体などの派遣先が含まれる。
【0012】
以下においては、説明を簡単にするため、求職者として看護師、求人施設として医療施設、訪問先(医療施設にとっての派遣先)として患者宅を例示して、本例のマッチングシステムおよびマッチング方法について説明する。なお、各図面における同一の構成要素には、同一の符号を付している。
【0013】
<マッチングシステム>
図1は、本例のマッチングシステム1の全体構成図である。
図1に示すように、本例のマッチングシステム1は、医療施設端末10、看護師端末20、およびマッチング管理装置30を備えている。
医療施設端末10は、各医療施設に設けられた端末装置であり、一般的なパーソナルコンピュータでもよいし、タブレット端末でもよい。看護師端末20は、求職者である各看護師が有する求職者端末であり、スマートフォンのような携帯端末装置であって、電話機能を有することが好ましい。
またマッチング管理装置30は、インターネット2を介して医療施設端末10および看護師端末20とネットワーク接続が可能なサーバ装置である。
【0014】
図1に示すように、マッチング管理装置30は、看護師登録処理部31、施設登録処理部32、マッチング処理部33、ステータス管理部34、および緊急対応処理部35を備える。また、マッチング管理装置30は、被求職者である医療施設と求職者である看護師とのマッチングを実施するためのプログラムを保存するためのデータベース保持部36を備える。図1に示す各処理部の機能は、データベース保持部36に記憶されているマッチング処理の手順を実行するプログラムにより実現される。
【0015】
[看護師登録処理部31]
マッチング管理装置30の看護師登録処理部31は、看護師情報を入力するための入力画面を、求職者としての看護師が有する看護師端末20に対して開示する。看護師情報には、免許および資格の少なくとも一方を含む技能情報、希望報酬額、および訪問業務の可能スケジュールなどの希望条件が含まれる。
また看護師登録処理部31は、看護師端末20から送信された看護師情報に基づいてアカウントを作成し、作成したアカウントに対応付けした看護師情報をデータベース保持部36に保持することで、求職者である看護師の登録処理を行う。
【0016】
[施設登録処理部32]
マッチング管理装置30の施設登録処理部32は、医療施設情報を入力するための入力画面を、求人施設としての医療施設が有する医療施設端末10に対して開示する。また、施設登録処理部32は、医療施設端末10から送信された施設情報に基づいてアカウントを作成し、作成したアカウントに対応付けした医療施設の登録情報をデータベース保持部36に保持することで、医療施設の登録処理を行う。
【0017】
[マッチング処理部33]
マッチング管理装置30のマッチング処理部33は、医療施設端末10から送信された訪問の要請情報に基づいて、データベース保持部36に保存されている看護師情報データベース36aの中から、訪問の要請情報に適合する看護師情報を抽出する。またマッチング処理部33は、抽出した看護師情報の送信元である看護師端末20に対して、医療施設からの訪問の要請情報を送信する。
さらに、マッチング処理部33は、訪問の要請情報に適合する看護師情報の抽出結果を医療施設端末10に対して開示する。また、マッチング処理部33は、医療施設と看護師との間で締結された訪問業務の締結書類データを、看護師端末20に送信する。
【0018】
[ステータス管理部34]
マッチング管理装置30のステータス管理部34は、締結書類データを送信した看護師端末20とマッチング管理装置30の間で、訪問業務の現在状況を管理する。なお、ステータス管理部34における処理の詳細は、図11で後述する。
【0019】
[緊急対応処理部35]
マッチング管理装置30の緊急対応処理部35は、看護師端末20から緊急対応に関する情報が送信された場合に、その送信内容に基づいて訪問先への訪問を依頼した医療施設に対しての通話を可能とするための処理を行う。
【0020】
[データベース保持部36]
マッチング管理装置30のデータベース保持部36には、看護師登録処理部31において処理された看護師情報が看護師情報データベース36aとして保存される。
また、データベース保持部36には、施設登録処理部32において処理された医療施設情報が医療施設情報データベース36bとして保存される。
さらに、データベース保持部36には、マッチング処理部33における処理に基づいて締結された看護師の訪問に関する訪問情報が訪問情報データベース36cとして保持される。
【0021】
<マッチング方法>
次に、上述したマッチングシステム1のマッチング管理装置30に保持されたマッチングプログラムによって実行されるマッチング方法について説明する。
ここで説明するマッチング方法は、(a)看護師の登録処理、(b)医療施設の登録処理、(c)マッチング処理、(d)ステータス管理処理、および(e)緊急対応処理を含む。これらの各処理は、マッチング管理装置30が備えている各機能部によって実行される。
以下、図1のマッチング管理装置30の各処理部の機能によって実現される各処理を、図2図13を参照して説明する。
【0022】
[(a)看護師の登録処理]
図2は、本例のマッチング方法における看護師の登録処理を示すフローチャートである。
このフローチャートに示す処理の手順は、マッチング管理装置30における看護師登録処理部31が、看護師端末20から入力された情報に基づいて実施する手順である。
図2のフローチャートにおける左列のフローは、看護師登録処理部31によって実施される処理を示し、右列のフローは未登録の看護師端末20によって実施される処理を示す。これらのフローは、看護師端末20からマッチング管理装置30に対して、登録の要求がなされたことによって開始される。
【0023】
また、図3および図4は、本例のマッチング方法における看護師情報の入力画面を示す図である。図3および図4とも、マッチング管理装置30の看護師登録処理部31が看護師端末20に対して開示する画面である。
【0024】
以下、図2のフローチャートに示す順に、図3および図4、さらに図1を参照して、看護師の登録処理について説明する。
まず、複数の看護師端末20のうち、未登録の求職者が保有する未登録の看護師端末20は、看護師情報の一つであるアカウント作成情報を、マッチング管理装置30に送信する(S101)。この際、未登録の看護師端末20は、看護師登録処理部31が開示した第1入力画面201(図3参照)に入力したアカウント作成情報を、マッチング管理装置30に送信する。
なお、第1入力画面201(図3参照)は、未登録の看護師端末20の要求に従って看護師登録処理部31が開示した画面である。また、アカウント作成情報とは、求職者である看護師の個人情報であり、看護師の氏名、住所の他、未登録の看護師端末20の連絡先である電話番号およびメースアドレスを含む。
【0025】
次に、マッチング管理装置30の看護師登録処理部31は、未登録の看護師端末20から送信されたアカウント作成情報を受け付ける(S102)。
そして、マッチング管理装置30の看護師登録処理部31は、ワンタイムパスワードを生成して未登録の看護師端末20に送信する(S103)。この際、看護師登録処理部31は、ステップS102においてアカウント作成情報を受け付けた未登録の看護師端末20に対し、例えばSMS(Short Message Service)でワンタイムパスワードを送信する。
【0026】
次に、未登録の看護師端末20は、マッチング管理装置30から送信されたワンタイムパスワードを受け付ける(S104)。そして、未登録の看護師端末20は、マッチング管理装置30から送信されたワンタイムパスワードをマッチング管理装置30に返信する(S105)。
このとき、看護師は、マッチング管理装置30からSMS送信されたワンタイムパスワードを、看護師端末20に開示された第2入力画面202(図3参照)に入力し、認証するボタンをタップすることで、マッチング管理装置30にワンタイムパスワードを返信する。
【0027】
次に、マッチング管理装置30の看護師登録処理部31は、看護師端末20からのワンタイムパスワードを受け付け、受け付けたワンタイムパスワードをステップS103で送信したワンタイムパスワードと照合する(S106)。
そして、看護師登録処理部31は、ログインパスワードを入力するための第3入力画面203(図3参照)を、未登録の看護師端末20に対して開示する(S107)。
【0028】
すると、未登録の看護師端末20は、第3入力画面203(図3参照)に入力したログインパスワードをマッチング管理装置30に送信する(S108)。なお、ここでは第3入力画面203(図3参照)に示すように、看護師登録処理部31が未登録の看護師端末20のアドレスに対して送信したワンタイムパスワードも、同時に第3入力画面203に入力してマッチング管理装置30に送信する構成としてもよい。これにより、セキュリティの強化が図られる。
【0029】
次に、看護師登録処理部31は、未登録の看護師端末20から送信されたログインパスワードを受け付ける(S109)。そして、看護師登録処理部31は、未登録の看護師端末20についてのアカウントを作成する(S110)。
また、看護師登録処理部31は、ステップS110でアカウントを作成した看護師端末20に対して、看護師情報の一つとして技能情報および希望条件を入力するための第4入力画面204~第10入力画面210(図3および図4参照)を開示する(S111)。
【0030】
図3および図4に示すように、看護師登録処理部31は、看護師端末20に対して、求職者である看護師の技能情報としての看護師免許証を提出する第4入力画面204、本人確認書類を提出するための第5入力画面205、および本人確認用の顔写真を提出するための第6入力画面206を開示する。これらの第4入力画面204~第6入力画面206は、例えば証書および書類などを写真撮影してアップする構成とする。
【0031】
また、看護師登録処理部31は、看護師端末20に対して、前職の勤務期間、病院名、診療科、施術経験、専門看護師資格の有無などを入力するための第7入力画面207を開示する。この第7入力画面207には、看護師資格を有する入力がなされた場合に、資格の種類の入力部が開示される。また、第7入力画面207に、看護師が自己アピールなどを行うための入力欄を設けてもよい。
【0032】
また、看護師登録処理部31は、求職者である看護師の希望条件として、希望報酬額、例えば15分毎の追加時間報酬の希望額を設定する第8入力画面208、報酬額の振込口座を設定する第9入力画面209、および訪問業務の可能スケジュールを設定する第10入力画面210を開示する。
なお、入力画面210に示す訪問業務の可能スケジュールは、日時情報であって、例えば1時間単位、30分単位、または10分単位で入力できるようにすることが望ましい。この訪問業務の可能スケジュールには、実際の訪問業務に係る時間の他に、求職者である看護師が自宅を出て訪問先である患者宅に到着する時間と、患者宅から看護師の自宅まで帰る時間を加えてもよい。
【0033】
続いて、未登録の看護師端末20は、第4入力画面204~第10入力画面210(図3および図4参照)に入力した技能情報および希望条件を、マッチング管理装置30に送信する(S112)。
そして、マッチング管理装置30の看護師登録処理部31は、未登録の看護師端末20から送信された技能情報および希望条件を受け付ける(S113)。そして、ステップS102で受け付けたアカウント作成情報と、ステップS109で受け付けたログインパスワードとともに、ステップS113で受け付けた技能情報および希望条件を、データベース保持部36が保持する看護師情報データベース36aに保存する。
【0034】
図5は、マッチング管理装置30のデータベース保持部36に保持される看護師情報データベース36aを示す図である。図5に示すように、看護師情報データベース36aには、看護師登録処理部31での処理によって登録された複数の看護師情報が、各看護師端末20に付与した看護師IDに関連付けされて保存される。これにより、未登録の看護師端末20の登録処理が終了する。
【0035】
[(b)医療施設の登録処理]
マッチング管理装置30における施設登録処理部32は、医療施設端末10の登録処理を実施する。この医療施設の登録処理は、上述した看護師登録処理部31による看護師の登録処理とほぼ同様の手順で実施されるので、ここでは詳細な説明は省略する。
図6は、本例のマッチング管理装置30のデータベース保持部36に保持される医療施設情報データベース36bのデータ構造を示す。
図6に示すように、医療施設情報データベース36bには、施設登録処理部32での処理によって登録される複数の医療施設情報が医療施設IDと関連付けられて保存されている。
【0036】
なお、医療施設情報データベース36bに保存される各医療施設の情報には、締結書類のひな形が含まれている。この締結書類のひな形は、次に説明するマッチング処理において、看護師端末20に送付される訪問業務の締結書類のひな形になる。また、図6の医療施設情報データベース36bには記載されていないが、各医療施設端末10に対しても、ログインパスワードの設定を要求することで、セキュリティの強化を図るようにしてもよい。
【0037】
[(c)マッチング処理]
図7は、本例のマッチング方法において、マッチング管理装置30におけるマッチング処理部33が行うマッチング処理を示すフローチャートである。
マッチング処理部33のマッチング処理の手順は、医療施設端末10および看護師端末20から入力された情報に基づいて実施される。
図7のフローチャートにおける左列のフローは、訪問要請の依頼元となる医療施設端末10によって実施される処理を示し、中央列のフローはマッチング処理部33によって実施される処理を示す。また、右列のフローは看護師端末20によって実施される処理を示す。これらのフローは、医療施設端末10からマッチング管理装置30に対して、訪問の要請がなされたことによって開始される。
【0038】
また、図8は、本例のマッチング方法における訪問要請画面を示す図である。マッチング管理装置30のマッチング処理部33は、訪問要請を依頼した医療施設端末10に対して図8に示す訪問要請画面を開示する。
以下、図7のフローチャートに示す順に、図1図8、およびその他の必要図面を参照してマッチング処理を説明する。
【0039】
まず、複数の医療施設端末10のうち、患者への訪問を依頼する医療施設端末10(以下、「依頼元の医療施設端末10」と称する)は、訪問要請情報をマッチング管理装置30に送信する。この際、依頼元の医療施設端末10は、マッチング処理部33が開示した訪問要請画面301(図8参照)に入力した訪問要請情報を送信する(S201)。
【0040】
図8に示すように、訪問要請情報は、明日以降の訪問の予約であるか、当日訪問のリアルタイムの要請であるかを選択するための情報である。また、訪問要請情報は、患者宅への直接訪問であるか、医療施設に立ち寄って器具をピックアップしてからの訪問であるかという訪問方法を選択するための情報でもある。
さらに、訪問要請情報は、訪問希望日と時間の選択、また訪問先の住所と施術内容の選択を含む。依頼元の医療施設端末10は、マッチング処理部33が開示した訪問要請画面301の検索ボタンをタップすることにより、訪問要請画面301に入力した訪問要請情報をマッチング管理装置30に送信する。
【0041】
次に、マッチング管理装置30のマッチング処理部33は、医療施設端末10からの訪問要請情報を受け付ける(S202)。
そして、マッチング処理部33は、ステップS202で受け付けた訪問要請情報に基づいて、看護師情報データベース36a(図5参照)の中から、訪問を要請することが可能な看護師を抽出する(S203)。
【0042】
図9は、図7のフローチャートのステップS203における看護師の抽出処理の詳細を示すフローチャートである。
まず、マッチング処理部33は、予約種別が通常予約かリアルタイム予約のいずれかを判断する(S203a)。ここで通常予約とは明日以降の要約を言い、リアルタイム予約とは当日訪問の予約をいう。
【0043】
ステップS203aで、通常予約である場合(S203b)には、マッチング処理部33は、看護師情報データベース36aの訪問可能スケジュールの中に明日以降の看護師の予約可能日が抽出できたか否かを判断する(S203c)。すなわち、マッチング処理部33は、ステップS203aにおいて抽出した看護師情報の中に、訪問要請情報に示されている訪問希望日時を含む稼働可能スケジュール(図4図5参照)を有する看護師情報を抽出できたか否かの判断を行う。
【0044】
ステップS203cで、明日以降の看護師の予約可能日が一つでも抽出できた場合(S203cのYES)には、次に、マッチング処理部33は、対応可能施術が一致しているか否かの判断を行う(S203d)。
ステップS203dにおいて、抽出した看護師情報の中に、訪問要請情報(図8参照)に示される施術を含む看護師情報を一つでも抽出できた場合(S203dのYES)には、マッチング処理部33は、訪問要請の依頼元の医療施設および訪問先との距離が所定距離の範囲内であるか否かを判断する(S203e)。ステップS203eの判断でも、所定距離(例えば50km)以内である住所を含む看護師情報が一つでも抽出できた場合には、マッチング処理部33は、所定距離以内であると判断する。
【0045】
そして、ステップS203eの判断で、訪問要請の依頼元の医療施設および訪問先との距離が訪問する看護師が希望する所定距離の範囲内である場合(S203eのYES)には、マッチング処理部33は、続いて看護師が希望する報酬額と医療施設が提供する報酬額とが一致しているか否かを判断する(S203f)。そして、ステップS203c~203fの判断が全て満たしたときに、図7のステップS203の処理が終了して、看護師の抽出情報が送信される(S204)。
なお、ステップ203aの予約種別の判断において、予約種別がリアルタイム予約である場合(S203g)には、ステップS203cの移動可能日の一致判断を除いて、ステップ203d~203fの判断は通常予約(S203b)と同様に行われる。
【0046】
ステップS203cの判断において、看護師の訪問可能日が一致しなかった場合(S203cのNO)、ステップ203dの判断で対応可能施術が一致しなかった場合(S203dのNO)、ステップ203eの判断で看護師の要請された訪問場所が看護師の訪問可能範囲ではなかった場合(S203eのNO)およびステップS203fの判断で看護師が希望する報酬額が、医療施設が支払いする報酬額と一致しなかった場合、すなわち看護師の希望報酬額が医療施設の支払い金額の範囲を超えている場合(S203fのNO)には、マッチング処理部33は、医療施設端末10に看護師の紹介ができない旨の情報を送信する(S203h)。
【0047】
以上の処理を終えて、図7のステップS203における医療施設端末10と看護師端末20との間のマッチング処理が終了する。ステップS203の処理のうち、ステップS203c~ステップS203fの処理はどのような順序で行ってもよい。
【0048】
再び、図7に戻って説明を続ける。図9に示す看護師の抽出処理が終了すると、図9のS204で説明したようにマッチング管理装置30のマッチング処理部33は、看護師の抽出情報を開示して依頼元の医療施設端末10に送る。すると、依頼元の医療施設端末10は、ステップS204で開示された看護師情報の中から、適合する看護師情報を選択してマッチング管理装置30に送信する(S205)。
これにより、抽出された看護師情報が複数の場合に、依頼元の医療施設端末10は、複数の看護師の中から希望料金や技能を考慮した看護師を選択することができる。
【0049】
なお、開示された看護師情報が1つである場合、依頼元の医療施設端末10は、ステップS206で、例えば報酬希望額を考慮した上でマッチング管理装置30に対して看護師の訪問依頼をする旨の通知を送信する。
また、依頼元の医療施設端末10は、マッチング管理装置30によって開示された看護師情報の中に、適合する看護師情報がない場合には、看護師に対する訪問依頼を終了させることもできる。
【0050】
次に、マッチング管理装置30のマッチング処理部33は、ステップS205において依頼元の医療施設端末10から送信された選択情報を受け付け、その選択情報に対応する看護師端末20に対し、訪問要請情報を送信する(S206)。
この訪問要請情報は、ステップS202で受け付けた訪問要請情報(図8参照)と対応している情報である。
【0051】
次に、選択された看護師端末20は、訪問要請情報を受け付け(S207)、続いて、受け付けた訪問要請を承諾するか否かの判断を行う(S208)。
そして、ステップS208で、看護師端末20で訪問要請を承諾する(S208のYES)とされた場合には、選択された看護師端末20は、訪問承諾情報をマッチング管理装置30に送信する(S209)。一方、ステップS208で、看護師端末20が訪問要請を承諾しない(S208のNO)場合には、看護師端末20は、訪問要請を受けない旨の通知をマッチング管理装置30に送信する(S220)。
【0052】
なお、ステップS204において抽出された看護師の抽出情報の中に、候補となる看護師情報が複数ある場合には、マッチング処理部33は、医療施設端末10が、次の候補となる他の看護師情報の中から適合する看護師情報の1つを選択できるようにしてもよい。
【0053】
次に、マッチング処理部33は、看護師端末20からの訪問承諾情報を受け付け(S210)、選択された看護師端末20に、医療施設と看護師との間で訪問に関する契約の締結を行うための締結書類を電子データで送信する(S211)。
【0054】
この締結書類の電子データは、図6に示した医療施設情報データベース36bの中から、依頼元の医療施設端末10に対応付けされた医療施設情報の締結書類のひな形を利用して自動的に作成されたものである。この締結書類には、例えば看護師の訪問業務に対する報酬額などが示されている。この報酬額は、例えば看護師情報に示された希望報酬額であるか、または希望報酬額に交通費を追加した金額である。これにより、選択された看護師端末20は、依頼元の医療施設に出向くことなく、電子データとして締結情報を受けとることができる。
【0055】
その後、マッチング処理部33は、看護師の訪問情報をデータベース保持部36の訪問情報データベース36cに保存して(S212)、一連の処理を終了する。
また、ステップS220で、看護師端末20から訪問不承諾の通知がマッチング管理装置30に送信された場合には、マッチング処理部33は、訪問不承諾の情報を受け付け(S221)、医療施設端末10に看護師端末20訪問不承諾の通知を受け取った旨の通知を送信する(S222)。以上により、医療施設端末10と看護師端末20との間の訪問要請のマッチング処理が終了する。
なお、以上説明したマッチング管理装置30のマッチング処理部33による処理は全てコンピュータシステムにより自動的に行われる。
【0056】
図10は、データベース保持部36の訪問情報データベース36cのデータ構造を示す図である。図10に示すように、訪問情報データベース36cには、複数の訪問情報が予約IDに関連付けされて保存される。これらの訪問情報は、マッチング処理部33における処理によって締結された看護師の訪問に関する情報である。
ここで、訪問情報データベース36cに格納される必要物品リストとは、訪問方法がピックアップの場合であれば、医療施設に立ち寄ってピックアップする物品のリストであり、訪問方法が直行の場合であれば、事前に訪問先やその他の指定された場所に配送される物品のリストである。
【0057】
[(d)ステータス管理処理]
図11は、本例のマッチング方法におけるステータス管理処理を示すフローチャートである。
図11のフローチャートに示す処理は、マッチング管理装置30のステータス管理部34が、医療施設端末10および看護師端末20から入力された情報に基づいて行う処理である。
【0058】
図11のフローチャートにおける左列のフローは、依頼元の医療施設端末10によって実施される処理を示し、中央列のフローはマッチング管理装置30のステータス管理部34によって実施される処理を示す。また、右列のフローは訪問を承諾した看護師端末20によって実施される処理を示す。
【0059】
まず、最初に出発確認処理(S300)が実施され、続いて受取確認処理(S400)、到着確認処理(S500)、業務完了確認処理(S600)、振込完了確認処理(S700)の順に処理が進む。
【0060】
まず、看護師端末20は、目的とする訪問先に出発したことを伝える出発完了ステータスをマッチング管理装置30に送信する(S301)。次に、ステータス管理部34は、看護師端末20から受け付けた出発ステータスに関する特定の予約IDのステータスを出発に更新する(S302)。
次に、ステータス管理部34は、依頼元の医療施設端末10に出発ステータスを送信する(S303)。すると、依頼元の医療施設端末10は、ステップS303で送信された出発ステータスを受け付け(S304)、ステップS400の受取確認処理に進む。これにより、特定の予約IDの依頼元である医療施設において、訪問業務のステータスの進行状況を確認することができる。
【0061】
図12に示すステータス管理画面302において、「訪問方法:ピックアップ」とは、訪問方法が、訪問先への直接訪問ではなく、訪問の前に医療施設に立ち寄って必要物をピックアップしてからの訪問であることを示す。また、ステータス管理画面302には、訪問先への訪問日時、派遣元である医療施設に関する情報、および訪問先の情報が示されている。特に、訪問先の情報として、訪問スケジュール、施術の種別(ここでは採血)および訪問先の地図が示されている。
【0062】
また、このステータス管理画面302には、現在ステータスの完了ボタン302a、緊急通報連絡ボタン302b、および訪問不能連絡ボタン302cが表示されている。
現在ステータスの完了ボタン302aは、ステップS302においては訪問先、または依頼元の医療施設への出発完了を知らせる出発の完了ボタンである。
緊急通報連絡ボタン302bは、不測の事態が起こった時に、マッチング管理装置30と医療施設端末10に緊急通報を行うためのボタンである。訪問不能連絡ボタン302cは、訪問することができないことをマッチング管理装置30と医療施設端末10に伝えるボタンである。
【0063】
緊急通報連絡ボタン302bは、全てのステータスのステータス管理画面302に表示されるが、訪問不能連絡ボタン302cは、全てのステータスのうちの出発ステータスの管理画面のみに表示される。
【0064】
ステップS400の受取確認処理では、ステータス管理部34は、看護師の受取確認処理を実施する。まず、看護師端末20は、受取ステータスをマッチング管理装置30に送信する(S401)。
すると、ステータス管理部34は、看護師端末20から受け付けた受取ステータスに関する特定の予約IDのステータスを受取に更新する(S402)。そして、ステータス管理部34は、依頼元の医療施設端末10に受取ステータスを送信する(S403)。すると、依頼元の医療施設端末10は、ステップS403で送信された受取ステータスを受け付ける(S404)。これにより、ステップS400の受取確認処理が終了し、次のステップ500の到着確認処理に進む。
【0065】
ステップS500の到着確認処理では、ステータス管理部34は、訪問先への看護師の到着確認処理を実施する。
まず、看護師端末20は、到着ステータスをマッチング管理装置30に送信する(S501)。ここで、到着ステータスとは、看護師が目的とする訪問先に到着した状態をいう。すると、ステータス管理部34は、看護師端末20から受け付けた到着ステータスに関する特定の予約IDのステータスを到着に更新する(S502)。
そして、ステータス管理部34は、依頼元の医療施設端末10に到着ステータスを送信し(S503)、依頼元の医療施設端末10は、送信された到着ステータスを受け付ける(S504)。これにより、ステップS500の受取確認処理が終了し、次のステップS600の業務完了確認処理に進む。
【0066】
ステップS600の業務完了確認処理では、まず、看護師端末20は、訪問先における業務が完了した時点で業務完了ステータスを、マッチング管理装置30のステータス管理部34に送信する(S601)。
すると、ステータス管理部34は、訪問業務のステータスを業務完了に更新し(S602)、依頼元の医療施設端末10に業務が完了した旨の業務完了ステータスを送信する(S603)。これを受けて、医療施設端末10は、業務完了ステータスを受け付け(S604)、業務完了確認処理を終える。
【0067】
次に、ステップS700の振込完了確認処理について説明する。
まず、依頼元の医療施設端末10は、マッチング管理装置30に対して看護師への報酬の振込が完了したことを伝える振込完了ステータスを送信する(S701)。すなわち、ステップS701では、依頼元の医療施設端末10を有する医療施設は、訪問要請した看護師の看護師情報に基づいて、訪問した看護師の銀行口座に報酬額の振り込みを行い、その後、医療施設端末10からマッチング管理装置30に対して、振込完了ステータスを送信する。
なお、ここで医療施設から看護師に振り込まれる報酬額は、医療施設と看護師との間で締結された締結書類に示された金額であり、看護師情報に示された希望報酬額か、希望報酬額に交通費を追加した額のいずれかの金額になる。
【0068】
次に、マッチング管理装置30のステータス管理部34は、特定の予約IDのステータスを振込完了に更新する(S702)。そして、ステータス管理部34は、選択された看護師端末20に対して、振込完了ステータスを送信する(S703)。
これにより、選択された看護師端末20は、振込完了ステータスを受け付け(S704)、選択された看護師に振込の完了を通知して振込完了確認処理を終了する。
【0069】
以上説明したように、ステータス管理部34によるステータス管理により、依頼元の医療施設は、医療施設端末10によって訪問業務のステータスを順次確認することができる。また、依頼元の医療施設は、医療施設端末10の操作により、訪問業務を実施した看護師の看護師端末20に対して、報酬額の振り込みを知らせることができる。そして、訪問業務を実施した看護師は、看護師端末20への通知によって報酬額の振り込み完了を確認することができる。
【0070】
[(e)緊急対応処理]
図13は、本発明の実施形態に係る人材派遣・紹介方法における緊急対応処理の手順を示すフローチャートである。
このフローチャートに示す手順は、図1に示すマッチング管理装置30における緊急対応処理部35が、看護師端末20から入力された情報に基づいて実施する手順である。なお、図13のフローチャートにおける左列のフローは、依頼元の医療施設端末10によって実施される処理、中央列のフローは緊急対応処理部35によって実施される処理、右列のフローは看護師端末20によって実施される処理を示す。
以下、図1を参照しつつ、図13のフローチャートに示す順に訪問看護師に緊急事態が発生した場合の登録処理を説明する。
【0071】
まず、訪問業務中に緊急事態が発生した場合には、看護師は、自身の携帯する看護師端末20から緊急通報をマッチング管理装置30に送信する(S801)。例えば、訪問先の患者の容態が変化するなどの不測の事態が生じた場合などに、看護師端末20のステータス管理画面302(図12参照)の緊急通報連絡ボタン302bをタップすることで、緊急通報が送信される。
【0072】
次に、マッチング管理装置30の緊急対応処理部35は、看護師端末20からの緊急通報を受け付ける(S802)。すると、緊急対応処理部35は、ステップS801で緊急通報を送信した業務中の看護師端末20に対して、医療施設の電話番号を送信する(S803)。
ステップS803では、緊急対応処理部35は、マッチング管理装置30の訪問情報データベース36c(図10参照)を参照し、緊急通報を送信した業務中の看護師端末20に対応する医療施設IDを抽出する。そして、緊急対応処理部35は、医療施設情報データベース36b(図6参照)を参照し、抽出した医療施設IDに関する医療施設の電話番号を選択して業務中の看護師端末20に自動送信する。
【0073】
すると、訪問業務中の看護師端末20は、医療施設の電話番号を受け付け(S804)、医療施設に対して電話の発信を行う(S805)。このステップS805では、看護師端末20に表示された医療施設の電話番号を看護師がタップすることにより、電話の発信が実行される。そして、医療施設端末10は、訪問業務中の看護師端末20から発信された電話を受け付けて(S806)、緊急対応処理が終了する。
【0074】
このような緊急対応処理により、訪問業務中の看護師は、訪問先の患者の容態が変化した場合などの緊急時において、患者への訪問を依頼した医療施設に対して、対応の指示を受けることが可能となる。また、医療施設は、訪問先の患者のカルテなどを参照し、必要に応じて患者宅への救急要請を行うことができる。
【0075】
図14は、本発明の実施形態例に係るマッチングシステムにおけるマッチング処理部33でソートした看護師に自動依頼を送信する際の最初に行う手順を示した図である。
まず、図9の予約種別の結果がリアルタイム予約(S203g)である場合、医療施設は自身の医療施設端末10を用いて、マッチング管理装置30経由で看護師端末20に訪問要請を行う。
【0076】
すると、マッチング管理装置30のマッチング処理部33は、最初に看護師の住所から移動時間を算出する(S901)。次に、マッチング処理部33は、移動時間と訪問業務にかかった業務時間をプラスして、そのトータル時間に1時間当たりの基本報酬額をかけて仮定報酬額を計算する(S902)。そして、マッチング処理部33は、リアルタイムで訪問要請があった複数の看護師に対して、仮定報酬額が安い順にソートして一覧表示を行い(S903)、上位数名(図14では3名)の看護師の看護師端末20に一斉通知送信を行う。
【0077】
図14の看護師3名(aaaa、bbbb、cccc)のいずれかの看護師端末20から訪問要請受諾の返事があれば、受諾した看護師の看護師端末20に患者の居宅や施設などの訪問を正式に依頼することになる。但し、複数の看護師(図14では2名または3名)から訪問要請を受諾する返信があった場合には、最先に許諾の返事をした看護師に決定する。
【0078】
図15は、所定時間が経過しても、図14で訪問要請を行った複数の看護師3名の誰からも受諾の返事がなかった場合に、マッチング処理部33が、ソートした看護師の中で、次に仮定報酬額が安い看護師の看護師端末20に訪問要請の自動依頼を送信する際の図である。図15に示すように、仮定報酬額が次に安い看護師ddddの看護師端末20に患者宅または医療施設への訪問要請を行う。看護師ddddからも所定時間内に訪問要請に対する許諾の返事がなければ、マッチング処理部33は、看護師eeee、看護師ffffと順次仮想報酬額の低い順に訪問要請を行うようにする。
【0079】
図16は、本発明の実施形態例に係るマッチングシステムにおいて、看護師と医療施設との間で交わされた締結書類に記載された内容を看護師に送付する際の図である。
図16に示すように、医療施設端末10と看護師端末20との間で交わされた電子契約書は、看護師と医療施設とで互いに持ち合うことになるが、マッチング管理装置30のデータベース保持部36にも蓄積される。なお、電子契約書には、既に述べたように、少なくとも看護師の業務1時間当たりの基本報酬額と、移動手段にかかる交通費と、予定時間が延長した場合などの追加報酬額が記載されている。
【0080】
図17は、本発明の実施形態例に係るマッチングシステムにおいて、看護師が医療施設からの訪問要請を複数回キャンセルまたは無断キャンセルした場合に、データベース保持部36にブラックリストに登録される際の図である。
図17Aは、同じ看護師が複数回のキャンセル通知を行った場合の例であり、図17Bは、訪問要請を受諾した看護師が無断キャンセルを行った場合の例である・
【0081】
図17Aに示すように、医療施設からの当日または前日の訪問要請を受諾した看護師(看護師Aとする)が看護師端末20により、まず1回目の訪問要請キャンセルを行うと(S1001)、マッチング管理装置30のマッチング処理部33は、これを受け付けて記録する(S1002)。
また、医療施設からの当日または前日の訪問要請を受諾した看護師Aが看護師端末20により、2回目の訪問要請キャンセルを行うと(S1003)、マッチング処理部33は、これを受け付けて記録する(S1004)。
【0082】
さらに、医療施設からの当日または前日の訪問要請を受諾した看護師Aが看護師端末20により、3回目の訪問要請キャンセルを行うと(S1005)、マッチング処理部33は、これを受け付けて記録する(S1006)。
このように、同じ看護師Aが当日または前日の訪問要請を受諾したにも関わらず、複数回(ここでは3回)のキャンセルをした場合には、マッチング管理装置30のマッチング処理部33は、この看護師Aをブラックリストに登録してデータベース保持部36に記録する(S1007)。
【0083】
図17Bは、医療施設からの当日または前日の訪問要請を受諾した看護師(看護師Bとする)が看護師端末20から何の連絡も無しに、無断キャンセルをした場合の例を示している。この場合、医療施設端末10は、所定時間経過しても訪問要請した看護師から患者宅に到達したとの知らせがない場合に、看護師が訪問要請を無断キャンセルしたことを確認する(S1008)。そして、医療施設端末10は、看護師が訪問要請を無断でキャンセルしたことをマッチング管理装置30に通知する(S1009)。マッチング管理装置30は、医療施設端末10からの通知により、看護師が無断キャンセルしたことを受け付け(S1010)、データベース保持部36のブラックリスト欄に看護師のIDおよび氏名を登録する(S1011)。
【0084】
図18は、本発明の実施形態例に係るマッチングシステムにおいて、看護師が医療施設からの訪問要請をキャンセルする際のフロー図である。
まず、訪問要請をキャンセルする看護師は、看護師端末20により、マッチング管理装置30に向けて訪問要請キャンセルの通知を行う(S1101)。すると、マッチング管理装置30のマッチング処理部33は、看護師端末20からの訪問要請キャンセルの通知を受け付け(S1102)、医療施設端末10に対して訪問要請を許諾した看護師から訪問要請をキャンセルする旨の通知があったことをメール送信する(S1103)。すると、医療施設端末10は、マッチング管理装置30からのキャンセルの通知メールを受け付けて、処理を終了する(S1104)・
【0085】
図19は、本発明の実施形態例に係るマッチングシステムにおいて、医療施設から看護師に対して訪問要請をキャンセルする際のフロー図である。
まず、医療施設は患者などの都合により、訪問要請した看護師の訪問をキャンセルする必要が生じた場合には、マッチング管理装置30に向けて看護師の訪問要請をキャンセルする旨の通知を行う(S1201)。すると、マッチング管理装置30のマッチング処理部33は、医療施設端末10からの訪問看護師に対する訪問キャンセルを受け付け(S1202)、看護師端末20に対して訪問要請を行った医療施設から訪問要請をキャンセルする旨の通知があったことをメール送信する(S1203)。すると、看護師端末20は、マッチング管理装置30からのキャンセルの通知メールを受け付けて、処理を終了する(S1204)・
【0086】
<実施形態の効果>
以上説明したように、本例のマッチングシステムおよびマッチング方法によれば、データベース保持部36が保持する看護師情報に訪問業務の可否に関する情報が含まれることで、求職者である看護師自身の都合に合わせた求職活動を実施することができる。
このため時間的な制約により、潜在化せざるを得なかった看護師等の求職者の就労をサポートすることが可能となる。
【0087】
またこれにより、潜在化している求職者の掘り起こしがなされるため、例えば医療施設から訪問先に派遣する人材(看護師)の不足を解消することが可能となる。また、看護師情報(求職者情報)が希望報酬額を含むことにより、求職者自身が訪問業務に対しての報酬を提示することが可能になる。
なお、本発明は上記した実施形態および変形例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲を逸脱しない限りにおいて、さらに様々な変形例、応用例が含まれる。
【0088】
[産業上の利用分野]
また、上記実施の形態例では、医療施設と看護師との間でマッチングを行う例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、職を求める求職者と人材を求める施設(被求職者)のペアとしては、下記のような種々の組み合わせが考えられる。
【0089】
具体的には、以下のような求職者と施設の組み合わせと、求職者の行う施術の場所およびその態様が考えられる。
(1)施設が介護施設で求職者が介護士の場合、施術の内容は出張介護になり、介護士の介護を受ける患者としては、寝たきり老人等が該当する。訪問する場所は、患者の家または老人ホームになる。
(2)施設が美容室、理髪店で被求職者が美容師、理容師のマッチングの場合、施術の内容は訪問による美容と理容になるが、訪問以外にもオンラインによる個別相談なども考えられる。訪問する場所は訪問理美容を希望する人の家または施設になる。
【0090】
(3)施設が鍼灸院で求職者が鍼灸師や按摩・マッサージ指圧師であれば、施術の内容は訪問鍼灸または出張マッサージである。この施術では、手や指、器具などを用いて、身体の各部を押したり揉んだりして、身体のコリをとり、血行を良くして疾病を予防する。訪問する場所は、ケアを希望する人(患者)の家または施設になる。
(4)施設が病院/看護・介護ステーションで求職者がスポーツトレーナーであれば、施術を希望する者は、筋力が低下した者を含む体力維持希望者で、施術の内容は筋力、体力の維持増進を目的とした運動になる。訪問する場所は、患者の家または老人ホームなどが該当する。
【0091】
(5)施設が病院/看護・介護ステーションで求職者が理学療法士であれば、施術の内容は、基本動作能力の回復や維持、あるいは障害の悪化の要望を目的にした運動療法や物理療法になる。施術を受ける患者は、怪我や病気などで身体に障害がある人または障害の発生が予測される人になる。
(6)施設が精神病院または医療機関で求職者が国家資格を有する介護福祉士であれば、施術の内容は、入浴、排せつ、食事その他の介護になる。そして、患者は生活全般にわたって日常生活を営むのに支障がある者になる。訪問する場所としては、医療機関、リハビリ施設、またはケアを希望する人の家が考えられる。
【0092】
(7)施設が医療機関、高齢者施設、障碍者施設、リハビリ施設、薬局等で求職者が薬剤師であれば、施術または仕事の内容は、調剤、服薬管理、医薬品の供給管理、薬事衛星管理などになる。そして、訪問場所は薬局、医療機関、高齢者施設、障碍者施設、サポートを必要とする人の自宅などになる。
(8)施設がナース派遣エージェントまたは助産院で求職者が助産師であれば、施術または仕事の内容は、出産時の援助、出産後のケア(母乳ケア)、新生児対応の監督やアドバイスなどになる。訪問する場所としては、助産院、病院、患者宅が考えられる。言うまでもなく、施術を受けるのは在宅ケアを希望する妊産婦である。
【0093】
(9)施設が医療機関または診療所で求職者が視能訓練士であれば、施術の内容は眼科検査や視機能障害者または視機能障害時の視能訓練である。訪問する場所は、病院、障害者施設、患者宅などになる。
(10)施設が動物病院で求職者がペットシッターやドッグトレーナーあれば、施術または仕事の内容はペットの世話を在宅でサポートするサービスになる。例えば、ペットのオンライン診療やリモートでのトレーニング指導、ペットシッターのオンライン指導などである。訪問する場所は、動物病院やペット所有者宅になる。
【0094】
(11)施設がネイルサロンで求職者が訪問ネイルを行う人または在宅ビューティサービスを行う人であれば、施術または仕事の内容は、美容皮膚科に関する点滴等の処置や美容やエステのサービスになる。訪問する場所は訪問ネイルを希望する人の自宅になる。
(12)施設が家事代行派遣業者で求職者が家事代行者やホームクリーニングを行う人であれば、仕事の内容は家事代行または自宅の掃除等になる。訪問する場所は家事代行等を希望する人の家である。
【0095】
(13)施設が学習塾で求職者が在宅学習をサポートする専門の講師であれば、仕事の内容は、例えばオンラインで生徒に個別指導を行ったり、学習プランをカスタマイズしたりする仕事になる。また、学習教材や学習支援ツールを提供することで、在宅学習の効果を最大限引きだす仕事も考えられる。訪問する場所は外出が困難な人の家などである。
【0096】
以上、例示したように、本発明のマッチングシステムによれは、職を求める求職者と、人材を求める様々な施設被との間のマッチングを図ることができる。しかも、本発明のマッチングシステムによれば、介在するマッチング管理装置30は、全て自動化されており、人手を介することなく、求職者と施設とのマッチングを行うことが可能になる。
【符号の説明】
【0097】
1…マッチングシステム
2…インターネット
10…医療施設端末
20…看護師端末(求職者端末)
30…マッチング管理装置
31…看護師登録処理部(求職者登録処理部)
32…施設登録処理部
33…マッチング処理部
34…ステータス管理部
35…緊急対応処理部
36…データベース保持部
36a…看護師情報データベース
36b…医療施設情報データベース
36c…訪問情報データベース
201~210…第1入力画面~第10入力画面
301…訪問要請画面
302…ステータス管理画面
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