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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024162314
(43)【公開日】2024-11-21
(54)【発明の名称】ゲームシステム
(51)【国際特許分類】
   A63F 9/30 20060101AFI20241114BHJP
   A63F 9/00 20060101ALI20241114BHJP
   G06Q 30/0207 20230101ALI20241114BHJP
【FI】
A63F9/30 502C
A63F9/00 513
G06Q30/0207 324
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023077692
(22)【出願日】2023-05-10
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2024-03-06
(71)【出願人】
【識別番号】000132471
【氏名又は名称】株式会社セガ
(74)【代理人】
【識別番号】100156605
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 彰彦
(72)【発明者】
【氏名】中山 周平
(72)【発明者】
【氏名】永島 健児
(72)【発明者】
【氏名】石川 伸
(72)【発明者】
【氏名】山内 明
(72)【発明者】
【氏名】杉山 隼人
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 孝佳
【テーマコード(参考)】
5L030
5L049
【Fターム(参考)】
5L030BB07
5L049BB07
(57)【要約】
【課題】遊戯者及び管理者が使用し易い景品取得ゲーム装置を提供する。
【解決手段】本発明は、景品を収容する収容空間内で景品取得ゲームを実行する景品取得ゲーム装置であって、遊戯者が景品取得ゲームに関するゲーム操作を行うゲーム操作部と、管理者が景品取得ゲームに関する各種設定を行う設定操作部と、遊戯者が使用する遊戯者端末及び管理者が使用する管理者端末のそれぞれが共通して読取可能な当該景品取得ゲーム装置の識別コードであって、前記遊戯者端末及び前記管理者端末のそれぞれと当該景品取得ゲーム装置とが連携するために用いられる識別コードとを有する景品取得ゲーム装置である。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
景品を収容する収容空間内で景品取得ゲームを実行する景品取得ゲーム装置であって、
遊戯者が景品取得ゲームに関するゲーム操作を行うゲーム操作部と、
管理者が景品取得ゲームに関する各種設定を行う設定操作部と、
遊戯者が使用する遊戯者端末及び管理者が使用する管理者端末のそれぞれが共通して読取可能な当該景品取得ゲーム装置の識別コードであって、前記遊戯者端末及び前記管理者端末のそれぞれと当該景品取得ゲーム装置とが連携するために用いられる識別コードと、
を有する景品取得ゲーム装置。
【請求項2】
前記遊戯者端末及び前記管理者端末のそれぞれは、ネットワークを介してサーバ装置にアクセス可能に構成されており、
前記サーバ装置は、
当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った複数の遊戯者端末がアクセスした場合、当該景品取得ゲーム装置と前記複数の遊戯者端末のうちの1つの遊戯者端末とを1対1で連携する遊戯者連携部と、
当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った複数の管理者端末がアクセスした場合、当該景品取得ゲーム装置と前記複数の管理者端末それぞれとを1対多で連携する管理者連携部と、
を有する、
請求項1に記載の景品取得ゲーム装置。
【請求項3】
前記遊戯者連携部は、当該景品取得ゲーム装置と遊戯者端末との連携中に、当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った他の遊戯者端末がアクセスした場合、当該景品取得ゲーム装置と当該他の遊戯者端末とを連携させず、
前記管理者連携部は、当該景品取得ゲーム装置と管理者端末との連携中に、当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った他の管理者端末がアクセスした場合、当該景品取得ゲーム装置と当該他の管理者端末とを連携する、
請求項2に記載の景品取得ゲーム装置。
【請求項4】
前記遊戯者連携部は、当該景品取得ゲーム装置と管理者端末との連携中に、当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った遊戯者端末がアクセスした場合、当該景品取得ゲーム装置と当該遊戯者端末とを連携し、
前記管理者連携部は、当該景品取得ゲーム装置と遊戯者端末との連携中に、当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った管理者端末がアクセスした場合、当該景品取得ゲーム装置と当該管理者端末とを連携する、
請求項2又は3に記載の景品取得ゲーム装置。
【請求項5】
前記遊戯者連携部は、当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った遊戯者端末がアクセスした場合、当該遊戯者端末の遊戯者が当該景品取得ゲーム装置で景品取得ゲームをプレイするための対価の支払いを完了したことを条件に、当該景品取得ゲーム装置と当該遊戯者端末とを連携し、
前記管理者連携部は、当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った管理者端末がアクセスした場合、当該管理者端末の管理者が前記対価を支払わなくても、当該景品取得ゲーム装置と当該管理者端末とを連携する、
請求項2又は3に記載の景品取得ゲーム装置。
【請求項6】
景品を収容する収容空間内で景品取得ゲームを実行する景品取得ゲーム装置と、遊戯者が使用する遊戯者端末及びの管理者が使用する管理者端末のそれぞれがネットワークを介してアクセス可能に構成されたサーバ装置とを有するゲームシステムであって、
前記景品取得ゲーム装置は、
遊戯者が景品取得ゲームに関するゲーム操作を行うゲーム操作部と、
管理者が景品取得ゲームに関する各種設定を行う設定操作部と、
遊戯者端末及び管理者端末のそれぞれが共通して読取可能な当該景品取得ゲーム装置の識別コードであって、前記遊戯者端末及び前記管理者端末のそれぞれと当該景品取得ゲーム装置とが連携するために用いられる識別コードと、
を有し、
前記サーバ装置は、
当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った複数の遊戯者端末がアクセスした場合、当該景品取得ゲーム装置と前記複数の遊戯者端末のうちの1つの遊戯者端末とを1対1で連携する遊戯者連携部と、
当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った複数の管理者端末がアクセスした場合、当該景品取得ゲーム装置と前記複数の管理者端末それぞれとを1対多で連携する管理者連携部と、
を有する、
ゲームシステム。
【請求項7】
前記遊戯者連携部は、当該景品取得ゲーム装置と遊戯者端末との連携中に、当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った他の遊戯者端末がアクセスした場合、当該景品取得ゲーム装置と当該他の遊戯者端末とを連携させず、
前記管理者連携部は、当該景品取得ゲーム装置と管理者端末との連携中に、当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った他の管理者端末がアクセスした場合、当該景品取得ゲーム装置と当該他の管理者端末とを連携する、
請求項6に記載のゲームシステム。
【請求項8】
前記遊戯者連携部は、当該景品取得ゲーム装置と管理者端末との連携中に、当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った遊戯者端末がアクセスした場合、当該景品取得ゲーム装置と当該遊戯者端末とを連携し、
前記管理者連携部は、当該景品取得ゲーム装置と遊戯者端末との連携中に、当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った管理者端末がアクセスした場合、当該景品取得ゲーム装置と当該管理者端末とを連携する、
請求項6又は7に記載のゲームシステム。
【請求項9】
前記遊戯者連携部は、当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った遊戯者端末がアクセスした場合、当該遊戯者端末の遊戯者が当該景品取得ゲーム装置で景品取得ゲームをプレイするための対価の支払いを完了したことを条件に、当該景品取得ゲーム装置と当該遊戯者端末とを連携し、
前記管理者連携部は、当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った管理者端末がアクセスした場合、当該管理者端末の管理者が前記対価を支払わなくても、当該景品取得ゲーム装置と当該管理者端末とを連携する、
請求項6又は7に記載のゲームシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、景品取得ゲーム装置及びゲームシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
景品取得ゲーム装置が有する識別コード(例えば、二次元コード)を、当該景品取得ゲーム装置に関するサービスの提供を受ける遊戯者の遊戯者端末(例えば、スマートフォン)が読み取ることで、前記景品取得ゲーム装置を前記遊戯者端末と連携させるゲームシステムが知られている(たとえば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2019-58610号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般的に、景品取得ゲーム装置は、景品取得ゲームをプレイする遊戯者だけでなく、景品取得ゲームの各種設定を行う管理者(例えば、施設スタッフ等)も使用することができるようになっている。遊戯者端末と同様に、管理者が使用する管理者端末と景品取得ゲーム装置を連携させるには、その景品取得ゲーム装置が有する識別コードを、管理者端末が読み取る必要がある。この場合、景品取得ゲーム装置が、遊戯者端末が読み取るための遊戯者用の識別コードと、管理者端末が読み取るための管理者用の識別コードを、それぞれ別個に有していると、遊戯者及び管理者はどちらの識別コードを読み取れば良いのか判断しにくい。そのため、遊戯者が誤って管理者用の識別コードを遊戯者端末で読み取ったり、管理者が誤って遊戯者用の識別コードを管理者端末で読み取ったりするおそれがある。このような景品取得ゲーム装置は遊戯者や管理者にとって使用しにくいものとなる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、遊戯者及び管理者が使用し易い景品取得ゲーム装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための本発明の主たる発明は、
景品を収容する収容空間内で景品取得ゲームを実行する景品取得ゲーム装置であって、
遊戯者が景品取得ゲームに関するゲーム操作を行うゲーム操作部と、
管理者が景品取得ゲームに関する各種設定を行う設定操作部と、
遊戯者が使用する遊戯者端末及び管理者が使用する管理者端末のそれぞれが共通して読取可能な当該景品取得ゲーム装置の識別コードであって、前記遊戯者端末及び前記管理者端末のそれぞれと当該景品取得ゲーム装置とが連携するために用いられる識別コードと、
を有する景品取得ゲーム装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】本実施形態に係るゲームシステム1の一例を示す構成図である。
図2】本実施形態に係る遊戯者端末10の機能上の構成を示すブロック図である。
図3】本実施形態に係る管理者端末30の機能上の構成を示すブロック図である。
図4】本実施形態に係るサーバ装置20の機能上の構成を示すブロック図である。
図5】本実施形態に係る遊戯者情報の一例を示す構成図である。
図6】本実施形態に係る景品情報の一例を示す構成図である。
図7】本実施形態に係る施設情報の一例を示す構成図である。
図8】本実施形態に係るゲーム装置情報の一例を示す構成図である。
図9】本実施形態に係る遊戯者連携情報の一例を示す構成図である。
図10】本実施形態に係る管理者連携情報の一例を示す構成図である。
図11】本実施形態に係る景品取得ゲーム装置50の構成を示す外観図である。
図12】本実施形態に係る景品取得ゲーム装置50の機能上の構成を示すブロック図である。
図13】本実施形態に係る遊戯者端末10と景品取得ゲーム装置50との連携に関する動作例について説明するためのフローチャートである。
図14】本実施形態における初期画面500の一例を示すイメージ図である。
図15】本実施形態における支払方法選択画面600の一例を示すイメージ図である。
図16】本実施形態に係る管理者端末30と景品取得ゲーム装置50との連携に関する動作例について説明するためのフローチャートである。
図17】本実施形態における設定画面700の一例を示すイメージ図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
即ち、景品を収容する収容空間内で景品取得ゲームを実行する景品取得ゲーム装置であって、
遊戯者が景品取得ゲームに関するゲーム操作を行うゲーム操作部と、
管理者が景品取得ゲームに関する各種設定を行う設定操作部と、
遊戯者が使用する遊戯者端末及び管理者が使用する管理者端末のそれぞれが共通して読取可能な当該景品取得ゲーム装置の識別コードであって、前記遊戯者端末及び前記管理者端末のそれぞれと当該景品取得ゲーム装置とが連携するために用いられる識別コードと、
を有する景品取得ゲーム装置である。
このような景品取得ゲーム装置によれば、景品取得ゲーム装置との連携において、遊戯者端末及び管理者端末のそれぞれが、共通の識別コードを読み取ることができるため、遊戯者及び管理者が使用し易い景品取得ゲーム装置を提供することが可能となる。
【0008】
また、かかる景品取得ゲーム装置であって、
前記遊戯者端末及び前記管理者端末のそれぞれは、ネットワークを介してサーバ装置にアクセス可能に構成されており、
前記サーバ装置は、
当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った複数の遊戯者端末がアクセスした場合、当該景品取得ゲーム装置と前記複数の遊戯者端末のうちの1つの遊戯者端末とを1対1で連携する遊戯者連携部と、
当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った複数の管理者端末がアクセスした場合、当該景品取得ゲーム装置と前記複数の管理者端末それぞれとを1対多で連携する管理者連携部と、
を有することとしても良い。
このような景品取得ゲーム装置によれば、複数の遊戯者のうちの1人の遊戯者は他の遊戯者に邪魔されることなく独占して景品取得ゲーム装置と連携でき、各々の管理者は並行して同一の景品取得ゲーム装置と連携できるようになる。
【0009】
また、かかる景品取得ゲーム装置であって、
前記遊戯者連携部は、当該景品取得ゲーム装置と遊戯者端末との連携中に、当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った他の遊戯者端末がアクセスした場合、当該景品取得ゲーム装置と当該他の遊戯者端末とを連携させず、
前記管理者連携部は、当該景品取得ゲーム装置と管理者端末との連携中に、当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った他の管理者端末がアクセスした場合、当該景品取得ゲーム装置と当該他の管理者端末とを連携することとしても良い。
このような景品取得ゲーム装置によれば、1人の遊戯者は他の遊戯者に邪魔されることなく独占して景品取得ゲーム装置と連携でき、各々の管理者は並行して同一の景品取得ゲーム装置と連携できるようになる。
【0010】
また、かかる景品取得ゲーム装置であって、
前記遊戯者連携部は、当該景品取得ゲーム装置と管理者端末との連携中に、当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った遊戯者端末がアクセスした場合、当該景品取得ゲーム装置と当該遊戯者端末とを連携し、
前記管理者連携部は、当該景品取得ゲーム装置と遊戯者端末との連携中に、当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った管理者端末がアクセスした場合、当該景品取得ゲーム装置と当該管理者端末とを連携することとしても良い。
このような景品取得ゲーム装置によれば、遊戯者及び管理者は互いに影響を受けることなく並行して同一の景品取得ゲーム装置と連携できるようになる。
【0011】
また、かかる景品取得ゲーム装置であって、
前記遊戯者連携部は、当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った遊戯者端末がアクセスした場合、当該遊戯者端末の遊戯者が当該景品取得ゲーム装置で景品取得ゲームをプレイするための対価の支払いを完了したことを条件に、当該景品取得ゲーム装置と当該遊戯者端末とを連携し、
前記管理者連携部は、当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った管理者端末がアクセスした場合、当該管理者端末の管理者が前記対価を支払わなくても、当該景品取得ゲーム装置と当該管理者端末とを連携することとしても良い。
このような景品取得ゲーム装置によれば、プレイ対価の支払いを行った1人の遊戯者は他の遊戯者に邪魔されることなく独占して景品取得ゲーム装置と連携でき、プレイ対価の支払を行わなくても各々の管理者は並行して同一の景品取得ゲーム装置と連携できるようになる。
【0012】
次に、景品を収容する収容空間内で景品取得ゲームを実行する景品取得ゲーム装置と、遊戯者が使用する遊戯者端末及び管理者が使用する管理者端末のそれぞれがネットワークを介してアクセス可能に構成されたサーバ装置とを有するゲームシステムであって、
前記景品取得ゲーム装置は、
遊戯者が景品取得ゲームに関するゲーム操作を行うゲーム操作部と、
管理者が景品取得ゲームに関する各種設定を行う設定操作部と、
遊戯者端末及び管理者端末のそれぞれが共通して読取可能な当該景品取得ゲーム装置の識別コードであって、前記遊戯者端末及び前記管理者端末のそれぞれと当該景品取得ゲーム装置とが連携するために用いられる識別コードと、
を有し、
前記サーバ装置は、
当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った複数の遊戯者端末がアクセスした場合、当該景品取得ゲーム装置と前記複数の遊戯者端末のうちの1つの遊戯者端末とを1対1で連携する遊戯者連携部と、
当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った複数の管理者端末がアクセスした場合、当該景品取得ゲーム装置と前記複数の管理者端末それぞれとを1対多で連携する管理者連携部と、
を有する、
ゲームシステムである。
このようなゲームシステムによれば、景品取得ゲーム装置との連携において、遊戯者端末及び管理者端末のそれぞれが、共通の識別コードを読み取ることができるため、遊戯者及び管理者が使用し易い景品取得ゲーム装置を提供することが可能となる。また、複数の遊戯者のうちの1人の遊戯者は他の遊戯者に邪魔されることなく独占して景品取得ゲーム装置と連携でき、各々の管理者は並行して同一の景品取得ゲーム装置と連携できるようになる。
【0013】
また、かかるゲームシステムであって、
前記遊戯者連携部は、当該景品取得ゲーム装置と遊戯者端末との連携中に、当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った他の遊戯者端末がアクセスした場合、当該景品取得ゲーム装置と当該他の遊戯者端末とを連携させず、
前記管理者連携部は、当該景品取得ゲーム装置と管理者端末との連携中に、当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った他の管理者端末がアクセスした場合、当該景品取得ゲーム装置と当該他の管理者端末とを連携することとしても良い。
このようなゲームシステムによれば、1人の遊戯者は他の遊戯者に邪魔されることなく独占して景品取得ゲーム装置と連携でき、各々の管理者は並行して同一の景品取得ゲーム装置と連携できるようになる。
【0014】
また、かかるゲームシステムであって、
前記遊戯者連携部は、当該景品取得ゲーム装置と管理者端末との連携中に、当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った遊戯者端末がアクセスした場合、当該景品取得ゲーム装置と当該遊戯者端末とを連携し、
前記管理者連携部は、当該景品取得ゲーム装置と遊戯者端末との連携中に、当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った管理者端末がアクセスした場合、当該景品取得ゲーム装置と当該管理者端末とを連携することとしても良い。
このようなゲームシステムによれば、遊戯者及び管理者は互いに影響を受けることなく並行して同一の景品取得ゲーム装置と連携できるようになる。
【0015】
また、かかるゲームシステムであって、
前記遊戯者連携部は、当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った遊戯者端末がアクセスした場合、当該遊戯者端末の遊戯者が当該景品取得ゲーム装置で景品取得ゲームをプレイするための対価の支払いを完了したことを条件に、当該景品取得ゲーム装置と当該遊戯者端末とを連携し、
前記管理者連携部は、当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った管理者端末がアクセスした場合、当該管理者端末の管理者が前記対価を支払わなくても、当該景品取得ゲーム装置と当該管理者端末とを連携することとしても良い。
このようなゲームシステムによれば、プレイ対価の支払いを行った1人の遊戯者は他の遊戯者に邪魔されることなく独占して景品取得ゲーム装置と連携でき、プレイ対価の支払を行わなくても各々の管理者は並行して同一の景品取得ゲーム装置と連携できるようになる。
【0016】
===実施形態===
以下の実施形態では、利用施設(たとえば、アミューズメント施設)に設置された景品取得ゲーム装置を用いたゲームシステムを例に挙げて具体的に説明する。なお、本発明は、景品取得ゲーム装置に限られるものではなく、様々な種類の業務用ゲーム装置に広く適用できる。
【0017】
<<ゲームシステム1の構成>>
図1は、本実施形態に係るゲームシステム1の一例を示す構成図である。本実施形態に係るゲームシステム1において、アミューズメント施設に入場した遊戯者は、その施設内の景品取得ゲーム装置を使用して景品取得ゲームをプレイすることができる。また、アミューズメント施設の管理者(たとえば、施設スタッフ)は、その施設内の景品取得ゲーム装置を使用して景品取得ゲームに関する各種設定を行うことができる。
【0018】
本実施形態に係るゲームシステム1は、図1に示すように、サーバ装置20と、遊戯者が使用する遊戯者端末10と、管理者が使用する管理者端末30と、遊戯者及び管理者が使用する景品取得ゲーム装置50を有している。
【0019】
遊戯者端末10及び管理者端末30は、スマートフォンなどのデジタルカメラ(以下、単に「カメラ」とも呼ぶ)の機能を備えた端末装置であり、通信ネットワークを介してサーバ装置20と情報通信可能に接続される。
【0020】
景品取得ゲーム装置50は、アミューズメント施設に設置された業務用ゲーム装置であり、通信ネットワークを介してサーバ装置20と情報通信可能に接続される。景品取得ゲーム装置50は、遊戯者端末10及び管理者端末30のそれぞれがカメラの機能によって共通に読み取ることのできる識別コード(例えば、二次元コード)を有している。
【0021】
サーバ装置20は、景品取得ゲーム装置50の識別コードを読み取った遊戯者端末10がネットワークを介してアクセスした場合に、その遊戯者端末10の遊戯者を景品取得ゲーム装置50と対応付けてペアリングすることで、その遊戯者端末10と景品取得ゲーム装置50を連携させる機能を有している。
【0022】
また、サーバ装置20は、景品取得ゲーム装置50の識別コードを読み取った管理者端末30がネットワークを介してアクセスした場合に、その管理者端末30の管理者を景品取得ゲーム装置50と対応付けてペアリングすることで、その管理者端末30と景品取得ゲーム装置50を連携させる機能を有している。
【0023】
なお、図1のゲームシステム1は一例であって用途や目的に応じて様々なシステム構成例があることは言うまでもない。例えば、図1のサーバ装置20は複数のコンピュータに分散して構成してもよい。また、サーバ装置20が遊戯者端末10や管理者端末30の機能の一部を担ってもよいし、遊戯者端末10や管理者端末30がサーバ装置20の機能の一部を担ってもよい。また、サーバ装置20はアミューズメント施設に設置されてもよい。
【0024】
また、景品取得ゲーム装置50は、同じアミューズメント施設に設置された中継装置(内部サーバ)を介してサーバ装置20(外部サーバ)と接続されるようにすることも可能である。中継装置は、サーバ装置20と景品取得ゲーム装置50との間を中継して各種情報を送受信し、サーバ装置20の機能の一部を担う装置である。すなわち、中継装置は、サーバ装置20と通信ネットワークを介して接続されるだけでなく、同じアミューズメント施設に設置された景品取得ゲーム装置50と通信ネットワークを介して接続される。この場合、サーバ装置20が中継装置の機能の一部を担ってもよい。
【0025】
<<遊戯者端末10の構成>>
図2は、本実施形態に係る遊戯者端末10の機能上の構成を示すブロック図である。遊戯者端末10は、各々の遊戯者が所持し使用することができる情報処理装置(例えば、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話端末等)である。
【0026】
本実施形態に係る遊戯者端末10は、図2に示すように、遊戯者端末制御部11と、遊戯者端末記憶部12と、遊戯者端末操作部13と、コード読取部14と、遊戯者端末表示部15と、遊戯者端末通信部16を有している。
【0027】
遊戯者端末制御部11は、遊戯者端末10全体の制御を行うものであり、CPU(Central Processing Unit)が所定のメモリに格納されたプログラムを実行することによって実現される。本実施形態における遊戯者端末制御部11は、ゲーム連携部111と表示制御部112を有している。
【0028】
ゲーム連携部111は、遊戯者端末10と景品取得ゲーム装置50との連携に関する制御を行う。表示制御部112は、遊戯者端末10と景品取得ゲーム装置50との連携に関する手順に従って遊戯者端末10の画面表示を制御する。
【0029】
遊戯者端末記憶部12は、遊戯者端末10において必要となる各種アプリや各種情報が記憶された読み取り専用の記憶領域であるROM(Read Only Memory)と、遊戯者端末制御部11による演算処理のワーク領域として使用される書き換え可能な記憶領域であるRAM(Random Access Memory)を有しており、例えばフラッシュメモリやハードディスク等の不揮発性記憶装置によって実現される。
【0030】
本実施形態における遊戯者端末記憶部12は、遊戯者専用の遊戯者用ソフトウェアや、遊戯者端末10を所持する遊戯者を識別するための遊戯者ID等が設定された遊戯者情報等を記憶している。遊戯者用ソフトウェアは、景品取得ゲーム装置との連携によって遊戯者のみに対して各種サービスを提供するためのプログラムである。
【0031】
遊戯者端末操作部13は、遊戯者の操作入力を受け付けるためのタッチパネルを有している。本実施形態における遊戯者端末操作部13は、遊戯者のタップ操作、スワイプ操作、フリック操作などのタッチパネルに特有な操作を受け付けることができる。
【0032】
コード読取部14は、景品取得ゲーム装置50が有する識別コードの読み取りに関する制御を行う。本実施形態におけるコード読取部14は、遊戯者端末10のカメラ機能によって識別コードの一例としての二次元コードの画像を読み取り、そのコードの内容を抽出する。
【0033】
遊戯者端末表示部15は、遊戯者端末制御部11からの指令に基づき、遊戯者用ソフトウェアの進行に合わせて景品取得ゲームとの連携に関する画像などを画面表示するためのものであり、例えば、液晶ディスプレイ等によって実現される。
【0034】
遊戯者端末通信部16は、サーバ装置20との間で通信を行うためのものであり、サーバ装置20から送信される各種データや信号を受信する受信部としての機能と、遊戯者端末制御部11の指令に応じて各種データや信号をサーバ装置20へ送信する送信部として機能とを有している。
【0035】
<<管理者端末30の構成>>
図3は、本実施形態に係る管理者端末30の機能上の構成を示すブロック図である。管理者端末30は、各々の管理者が所持し使用することができる情報処理装置(例えば、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話端末等)である。
【0036】
本実施形態に係る管理者端末30は、図3に示すように、管理者端末制御部31と、管理者端末記憶部32と、管理者端末操作部33と、コード読取部34と、管理者端末表示部35と、管理者端末通信部36を有している。
【0037】
管理者端末制御部31は、管理者端末30全体の制御を行うものであり、CPUが所定のメモリに格納されたプログラムを実行することによって実現される。本実施形態における管理者端末制御部31は、ゲーム連携部311と表示制御部312を有している。
【0038】
ゲーム連携部311は、管理者端末30と景品取得ゲーム装置50との連携に関する制御を行う。表示制御部312は、管理者端末30と景品取得ゲーム装置50との連携に関する手順に従って管理者端末30の画面表示を制御する。
【0039】
管理者端末記憶部32は、管理者端末30において必要となる各種アプリや各種情報が記憶された読み取り専用の記憶領域であるROMと、管理者端末制御部31による演算処理のワーク領域として使用される書き換え可能な記憶領域であるRAMを有しており、例えばフラッシュメモリやハードディスク等の不揮発性記憶装置によって実現される。
【0040】
本実施形態における管理者端末記憶部32は、管理者専用の管理者用ソフトウェアや、管理者端末30を所持する管理者を識別するための管理者IDやパスワード等が設定された管理者情報等を記憶している。管理者用ソフトウェアは、遊戯者用ソフトウェアとは異なり、景品取得ゲーム装置との連携によって管理者のみに対して各種サービスを提供するためのプログラムである。
【0041】
管理者端末操作部33は、管理者の操作入力を受け付けるためのタッチパネルを有している。本実施形態における管理者端末操作部33は、管理者のタップ操作、スワイプ操作、フリック操作などのタッチパネルに特有な操作を受け付けることができる。
【0042】
コード読取部34は、景品取得ゲーム装置50が有する識別コードの読み取りに関する制御を行う。本実施形態におけるコード読取部34は、管理者端末30のカメラ機能によって識別コードの一例としての二次元コードの画像を読み取り、そのコードの内容を抽出する。
【0043】
管理者端末表示部35は、管理者端末制御部31からの指令に基づき、管理者用ソフトウェアの進行に合わせて景品取得ゲームとの連携に関する画像などを画面表示するためのものであり、例えば、液晶ディスプレイ等によって実現される。
【0044】
管理者端末通信部36は、サーバ装置20との間で通信を行うためのものであり、サーバ装置20から送信される各種データや信号を受信する受信部としての機能と、管理者端末制御部31の指令に応じて各種データや信号をサーバ装置20へ送信する送信部として機能とを有している。
【0045】
<<サーバ装置20の構成>>
図4は、本実施形態に係るサーバ装置20の機能上の構成を示すブロック図である。サーバ装置20は、システム運営者が景品取得ゲームに関する各種サービスを運営するために利用する情報処理装置(例えば、ワークステーションやパーソナルコンピュータ等)である。
【0046】
本実施形態におけるサーバ装置20は、図4に示すように、サーバ装置制御部21と、サーバ装置記憶部22と、サーバ装置入力部23と、サーバ装置表示部24と、サーバ装置通信部25を有している。
【0047】
サーバ装置制御部21は、サーバ装置20全体の制御を行うものであり、CPUが所定のメモリに格納されたプログラムを実行することによって実現される。本実施形態におけるサーバ装置制御部21は、遊戯者連携部211と、管理者連携部212と、キー生成部213を有している。
【0048】
遊戯者連携部211は、景品取得ゲーム装置50の識別コードを読み取りネットワークを経由してアクセスした遊戯者端末10と、当該景品取得ゲーム装置50とを連携するための制御を行う。
【0049】
本実施形態における遊戯者連携部211は、景品取得ゲーム装置50の識別コードを読み取った複数の遊戯者端末10がアクセスした場合、当該景品取得ゲーム装置50と複数の遊戯者端末10のうちの1つの遊戯者端末10とを1対1で連携する。
【0050】
管理者連携部212は、景品取得ゲーム装置50の識別コードを読み取りネットワークを経由してアクセスした管理者端末30と、当該景品取得ゲーム装置50とを連携するための制御を行う。
【0051】
本実施形態における管理者連携部212は、景品取得ゲーム装置50の識別コードを読み取った複数の管理者端末30がアクセスした場合、当該景品取得ゲーム装置50と複数の管理者端末30それぞれとを1対多で連携する。
【0052】
キー生成部213は、景品取得ゲーム装置50の識別コードに含まれるキーコードを生成する。本実施形態におけるキー生成部213は、定期的に(たとえば、1時間に1回程度の頻度にて)キーコードを生成(発行)して景品取得ゲーム装置50に送信する。
【0053】
サーバ装置記憶部22は、システムプログラムが記憶された読み取り専用の記憶領域であるROMと、サーバ装置制御部21による演算処理のワーク領域として使用される書き換え可能な記憶領域であるRAMとを有しており、例えばフラッシュメモリやハードディスク等の不揮発性記憶装置によって実現される。
【0054】
本実施形態におけるサーバ装置記憶部22は、遊戯者端末10を使用する遊戯者に関する情報である遊戯者情報と、景品に関する景品情報と、景品取得ゲーム装置50が設置されたアミューズメント施設に関する情報である施設情報を記憶している。
【0055】
図5は、本実施形態に係る遊戯者情報の一例を示す構成図である。図5に示す遊戯者情報は、項目として遊戯者ID、遊戯者名、プレイポイント、クーポン、景品カテゴリ、プレイ履歴等を有する。
【0056】
遊戯者IDは、遊戯者を一意に識別するための情報である。なお、遊戯者が所持する遊戯者端末10のMACアドレスのような端末固有の識別情報(端末ID)を、遊戯者IDとすることも可能である。遊戯者名は、遊戯者の名前を示す情報である。
【0057】
プレイポイントは、遊戯者が1プレイ毎に獲得したゲームポイントの数量を示す情報である。例えば、その貯めたポイントをクーポンと交換できる。クーポンは、遊戯者が所持するクーポンの数量を示す情報である。景品カテゴリは、遊戯者が自ら指定したお気に入りの景品カテゴリを示す情報である。
【0058】
プレイ履歴は、遊戯者がこれまでにプレイした景品取得ゲームのプレイ履歴に関する情報である。例えば、どのアミューズメント施設のどの景品取得ゲーム装置でいつプレイしたか、また、そのときのプレイ回数や投入金額等の情報が、プレイ履歴として設定されている。
【0059】
図6は、本実施形態に係る景品情報の一例を示す構成図である。図6に示す施設情報は、項目として景品ID、景品名、景品カテゴリ等を有する。景品IDは、景品を一意に識別するための情報である。景品IDは、景品に付される紙製や樹脂製のタグにコード(バーコードや二次元コード等)として印刷されてもよいし、ICタグに識別データとして書き込まれてもよい。景品名は、景品の名前を示す情報である。景品カテゴリは、景品が属するカテゴリを示す情報である。
【0060】
図7は、本実施形態に係る施設情報の一例を示す構成図である。図7に示す施設情報は、項目として施設ID、施設名、管理者情報、ゲーム装置情報、遊戯者連携情報、管理者連携情報等を有する。
【0061】
施設IDは、アミューズメント施設を一意に識別するための情報である。施設名は、アミューズメント施設の名前を示す情報である。管理者情報は、アミューズメント施設で働く管理者(施設スタッフ等)に関する情報であり、項目として管理者ID、管理者名等を有する。管理者IDは、アミューズメント施設に関わる施設スタッフ等を一意に識別するための情報である。管理者名は、管理者の名前を示す情報である。なお、管理者IDに対応付けてパスワードを設定してもよい。
【0062】
ゲーム装置情報は、アミューズメント施設に設置された景品取得ゲーム装置50に関する情報である。遊戯者連携情報は、アミューズメント施設において連携中の遊戯者端末10に関する情報である。管理者連携情報は、アミューズメント施設において連携中の管理者端末30に関する情報である。
【0063】
図8は、本実施形態に係るゲーム装置情報の一例を示す構成図である。図8に示すゲーム装置情報は、項目としてゲーム装置ID、装置名、キーコード情報、設定情報、景品情報、売上情報等を有する。
【0064】
ゲーム装置IDは、アミューズメント施設に設置された景品取得ゲーム装置50を一意に識別するための情報である。装置名は、景品取得ゲーム装置50の名前を示す情報である。キーコード情報は、景品取得ゲーム装置50に対して発行されたキーコードに関する情報であり、各々の発行時刻(生成時刻)に対応付けてキーコードが設定されている。
【0065】
設定情報は、景品取得ゲーム装置50の設定内容を示す情報である。設定内容は、たとえば、現時点における1プレイ料金、プレイ制限時間、景品取得部の把持力や移動速度等である。景品情報は、現時点における景品取得ゲーム装置50で獲得可能な景品を示す情報である。景品情報には、景品取得ゲーム装置50のゲーム装置IDに関連付けて、獲得可能な景品の景品IDが登録されている。売上情報は、現時点までに景品取得ゲーム装置50に投入された金額を示す情報である。
【0066】
図9は、本実施形態に係る遊戯者連携情報の一例を示す構成図である。図9に示す遊戯者連携情報は、項目として連携中の景品取得ゲーム装置50に対応付けられたゲーム装置ID、連携中の遊戯者に対応付けられた遊戯者ID、連携を完了した連携日時等を有する。
【0067】
図10は、本実施形態に係る管理者連携情報の一例を示す構成図である。図10に示す遊戯者連携情報は、項目として連携中の景品取得ゲーム装置50に対応付けられたゲーム装置ID、連携中の管理者に対応付けられた管理者ID、連携を完了した連携日時等を有する。
【0068】
サーバ装置入力部23は、システム管理者等が各種データを入力するためのものであり、例えば、キーボードやマウス等によって実現される。なお、サーバ装置入力部23は、必要に応じて接続できる構成であってもよい。
【0069】
サーバ装置表示部24は、サーバ装置制御部21からの指令に基づいてシステム管理者用の操作画面を表示するためのものであり、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)等によって実現される。なお、サーバ装置入力部23は、必要に応じて接続できる構成であってもよい。
【0070】
サーバ装置通信部25は、アミューズメント施設に設置された景品取得ゲーム装置50、遊戯者端末10、及び管理者端末30との間で通信を行うためのものであり、景品取得ゲーム装置50、遊戯者端末10、及び管理者端末30から送信される各種データや信号を受信する受信部としての機能と、サーバ装置制御部21の指令に応じて各種データや信号を景品取得ゲーム装置50、遊戯者端末10、及び管理者端末30へ送信する送信部として機能とを有している。
【0071】
<<景品取得ゲーム装置50の構成>>
図11は、本実施形態に係る景品取得ゲーム装置50の構成を示す外観図である。図12は、本実施形態に係る景品取得ゲーム装置50の機能上の構成を示すブロック図である。景品取得ゲーム装置50は、アミューズメント施設に設置され、景品を収容する収容空間内で景品取得ゲームを実行する業務用ゲーム装置である。
【0072】
本実施形態における景品取得ゲーム装置50は、は、図11及び図12に示すように、ゲーム装置制御部51と、ゲーム装置記憶部52と、ゲーム装置表示部53と、ゲーム装置通信部54と、景品取得部55と、移動部56と、ゲーム操作部57と、設定操作部58と、コイン投入部59と、景品収容部73と、景品展示部74と、景品取出口75を有している。
【0073】
ゲーム装置制御部51は、景品取得ゲーム装置50全体の制御を行うものであり、CPUが所定のメモリに格納されたプログラムを実行することによって実現される。本実施形態におけるゲーム装置制御部51は、図11に示すように、景品取得ゲーム制御部511と、コード生成部512と、支払管理部513を有している。
【0074】
景品取得ゲーム制御部511は、景品取得ゲームに関する各種制御を行う。本実施形態における景品取得ゲーム制御部511は、遊戯者のゲーム操作に基づき、景品取得部55や移動部56などを動作させることによって景品取得ゲームを進行する。また、管理者の設定操作に基づき、景品取得部55の把持力や移動部56の移動速度などの設定変更を行う。
【0075】
コード生成部512は、景品取得ゲーム装置50に対応付けられた識別コードの生成に関する制御を行う。本実施形態におけるコード生成部512は、識別コードの一例として、サーバ装置20から受信した最新のキーコードと景品取得ゲーム装置のゲーム装置IDとを含む二次元コードを生成する。
【0076】
支払管理部513は、遊戯者に対して景品取得ゲームをプレイするための対価の支払いを管理する。本実施形態における支払管理部513は、コイン投入部59からプレイ料金の支払いを検出する検出信号を受信したことにより、管理者によって景品取得ゲーム装置50に予め設定された1プレイ分の対価の支払いが完了したか否か管理する。
【0077】
ゲーム装置記憶部52は、景品取得ゲームに関する各種プログラムや各種情報が記憶された読み取り専用の記憶領域であるROMと、ゲーム装置制御部51による演算処理のワーク領域として使用される書き換え可能な記憶領域であるRAMを有しており、例えばフラッシュメモリやハードディスク等の不揮発性記憶装置によって実現される。
【0078】
本実施形態におけるゲーム装置記憶部52は、例えば、ゲームプログラムや設定プログラムの他に、ゲーム装置情報(景品取得ゲーム装置50のゲーム装置ID等)や設定情報(現時点における景品取得部の把持力や移動速度等の設定内容)等を記憶する。
【0079】
ゲーム装置表示部53は、管理者が景品取得ゲーム装置50の設定内容を変更するための設定操作を行う設定画面を表示したり、景品取得ゲーム装置50に対応付けられた識別コードとしての二次元コードの画像を表示したりするためのものであり、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)等によって実現される。
【0080】
ゲーム装置通信部54は、サーバ装置20との間で通信を行うためのものであり、サーバ装置20から送信される各種データや信号を受信する受信部としての機能と、ゲーム装置制御部51の指令に応じて各種データや信号をサーバ装置20へ送信する送信部として機能とを有している。
【0081】
景品収容部73は、図12に示すように、景品取得ゲーム装置50の内部において1又は複数の景品を収容するものであって、遊戯者が外部から視認できるように前面及び左右側面が透明部材(例えば、ガラス等)によって形成されている。景品収容部73の前面には、開閉扉が設けられており、管理者が景品の陳列や補充等を行うことができる。この景品収容部73によって囲われた空間領域は、遊戯者が景品取得ゲームを行うためのプレイフィールドとして用いられる。
【0082】
本実施形態における景品収容部73の内部には、図12に示すように、景品を取得する景品取得部55と、景品取得部55を移動させるための移動部56と、景品を展示するための景品展示部74と、景品取得部55に取得された景品を景品収容部73の外部へ排出するための排出口(不図示)が配置されている。
【0083】
景品取得部55は、アーム開閉用モータ(不図示)を駆動させて、景品収容部73に収容された景品(つまり、景品展示部74に展示された景品)をアームの開閉動作によって取得するものである。移動部56は、移動用モータ(不図示)を駆動させて、景品収容部73によって形成された空間領域内で景品取得部55を移動させるものである。
【0084】
本実施形態における移動部56は、水平移動部と、鉛直移動部と、昇降移動部を有している。水平移動部は、景品収容部73によって形成された空間領域内において水平方向(つまり、前後方向及び左右方向)に景品取得部55を移動させるものである。鉛直移動部は、景品収容部73によって形成された空間領域内において鉛直方向(つまり、上下方向)に景品取得部55を移動させるものである。
【0085】
ゲーム操作部57は、遊戯者がゲーム操作を行うためのものである。本実施形態におけるゲーム操作部57は、少なくともジョイスティックと操作ボタンを有している。ジョイスティックが遊戯者によって操作されると、移動部56が動作して景品取得部55を水平方向に移動させることができる。操作ボタンが遊戯者によって操作されると、移動部56が停止して水平方向において景品取得部55の位置を決めることできる。
【0086】
設定操作部58は、管理者が設定操作を行うためのものである。本実施形態における設定操作部58は、タッチパネルによって構成されており、その押圧位置から操作者の入力指示を受け付ける。タッチパネルは、ゲーム装置表示部53の上に積層されており、画面に対するタッチ操作が行われると、その指先と導電膜との間での静電容量の変化に基づき押圧位置(接触位置)を検出することができる。
【0087】
本実施形態では、管理者によってタッチパネルに対するタッチ操作が行われた場合、景品取得ゲーム装置50に対応付けられた識別コード(二次元コード)の画像が、ゲーム装置表示部53に表示される。また、遊戯者によるタッチ操作が行われた場合にも、その識別コード(二次元コード)の画像がゲーム装置表示部53に表示される。
【0088】
コイン投入部59は、遊戯者が景品取得ゲームをプレイするための対価の支払いを行うためのものである。本実施形態におけるコイン投入部59は、硬貨(コイン)が投入される投入口と、投入口から投入された硬貨を検出する検出センサとを有している。景品取得ゲームをプレイする遊戯者は、所定枚数の硬貨を1プレイ分の対価として投入口に投入する。
【0089】
景品取出口75は、図12に示すように、景品取得ゲーム装置50の前面に設けられており、景品取得部55によって取得された景品が景品収容部73に配置された排出口から落下した場合に、その落下した景品を遊戯者が取り出すためのものである。
【0090】
<<ゲームシステム1の動作>>
本実施形態に係るゲームシステム1の動作例について説明する。以下においては、まず、遊戯者端末10と景品取得ゲーム装置50との連携に関する動作例について具体的に説明する。その次に、管理者端末30と景品取得ゲーム装置50との連携に関する動作例について具体的に説明する。
【0091】
<遊戯者端末10と景品取得ゲーム装置50との連携>
図13は、本実施形態に係る遊戯者端末10と景品取得ゲーム装置50との連携に関する動作例について説明するためのフローチャートである。
【0092】
景品取得ゲーム装置50のコード生成部512は、遊戯者が設定操作部58を用いて所定のタッチ操作を行うと、サーバ装置20から予め送信された最新のキーコードとゲーム装置IDを符号化した二次元コード(識別コード)を生成し、その二次元コードの画像を含む初期画面500をゲーム装置表示部53に表示させる(ステップS101)。
【0093】
具体的には、サーバ装置20のキー生成部213が、時刻T1においてキーコードQ1を生成し、所定時間の経過後の時刻T2においてキーコードQ2を生成し、更に所定時間の経過後の時刻T3においてキーコードQ3を生成した場合、時刻T3以降においては、サーバ装置20から送信された最新のキーコードQ3が、景品取得ゲーム装置50のゲーム装置記憶部52に記憶される。そのため、景品取得ゲーム装置50のコード生成部512は、時刻T3以降において最新のキーコードQ3を含む二次元コードを生成して初期画面500に表示させることになる。
【0094】
図14は、本実施形態における初期画面500の一例を示すイメージ図である。初期画面500には、図14Aに示すように、景品取得ゲーム装置50のインフォメーション領域501と、景品取得ゲーム装置50との連携のための連携設定領域502が含まれる。連携設定領域502には、操作ボタン503が表示されている。図14Aに示す初期画面500において遊戯者が設定操作部58を用いて操作ボタン503をタッチ操作で選択すると、図14Bに示すように、連携設定領域502に二次元コード504が表示される。
【0095】
連携設定領域502に表示される二次元コード504は、遊戯者が使用する遊戯者端末10が読み取るための遊戯者専用の二次元コードではなく、管理者が使用する管理者端末30も読取可能な共通の二次元コードになっている。
【0096】
次いで、遊戯者端末10のコード読取部14は、遊戯者が遊戯者用ソフトウェアを起動させた後に遊戯者端末操作部13を用いて所定のタッチ操作を行うと、ゲーム装置表示部53に表示された二次元コードの画像を遊戯者端末10のカメラ機能によって読み取り、そのキーコードとゲーム装置IDを抽出する(ステップS102)。
【0097】
次いで、遊戯者端末10のゲーム連携部111は、遊戯者IDとコード読取部14によって抽出されたキーコード及びゲーム装置IDと共に、遊戯者端末10と景品取得ゲーム装置50との連携要求を、ネットワークを介してサーバ装置20へ送信する(ステップS103)。
【0098】
次いで、遊戯者端末10のゲーム連携部111は、景品取得ゲーム装置50の初期画面500に表示された二次元コード504が、遊戯者端末10のコード読取部14によって読み取られると、支払方法選択画面600を遊戯者端末表示部15に表示する(ステップS104)。
【0099】
図15は、本実施形態における支払方法選択画面600の一例を示すイメージ図である。支払方法選択画面600には、コインを使ってプレイ対価の支払いを行うための操作ボタン601と、クーポンを使ってプレイ対価の支払いを行うための操作ボタン602が表示されている。
【0100】
遊戯者端末10のゲーム連携部111は、図15に示す支払方法選択画面600において遊戯者が設定操作部58を用いて操作ボタン601又は操作ボタン602をタッチ操作で選択すると、その遊戯者の選択操作情報を遊戯者IDと共に、ネットワークを介してサーバ装置20へ送信する(ステップS105)。
【0101】
次いで、サーバ装置20の遊戯者連携部211は、その連携要求を送信した遊戯者端末10から遊戯者の選択操作情報を受信すると、その遊戯者の選択操作情報に基づいて、プレイ対価の支払いをコインで行うのか又はクーポンで行うのかを判定する(ステップS106)。
【0102】
サーバ装置20の遊戯者連携部211は、その遊戯者がプレイ対価の支払いをコインで行うものと判定した場合(ステップS106:YES)、景品取得ゲーム装置50においてコインを使ったプレイ対価の支払いが完了したか否かを判定する(ステップS107)。
【0103】
具体的には、景品取得ゲーム装置50のコイン投入部59は、1プレイ分の対価として所定枚数の硬貨が投入口に投入されたことを検出すると、その検出情報をゲーム装置IDと共に、ネットワークを介してサーバ装置20へ送信する。サーバ装置20の遊戯者連携部211は、景品取得ゲーム装置50から検出情報を所定時間内に受信した場合、その景品取得ゲーム装置50においてコインを使ったプレイ対価の支払いが完了したものと判定する。
【0104】
これに対して、サーバ装置20の遊戯者連携部211は、景品取得ゲーム装置50から検出情報を所定時間内に受信しない場合、その景品取得ゲーム装置50においてコインを使ったプレイ対価の支払いが未だ完了していないものと判定する。
【0105】
次いで、サーバ装置20の遊戯者連携部211は、コインによるプレイ対価の支払いが完了したことを条件に、景品取得ゲーム装置50の二次元コードを読み取った遊戯者端末10の遊戯者と当該景品取得ゲーム装置50とを対応付けてペアリングすることで、その遊戯者端末10と景品取得ゲーム装置50を連携させる(ステップS108)。
【0106】
具体的には、サーバ装置20の遊戯者連携部211は、図7に示す施設情報及び図8に示すゲーム装置情報を参照し、遊戯者端末10によって二次元コードが読み取られた景品取得ゲーム装置50のゲーム装置IDを利用して、景品取得ゲーム装置50に対応する遊戯者連携情報を特定する。そして、図9に示すように、景品取得ゲーム装置50の二次元コードを読み取った遊戯者端末10の遊戯者IDと、当該景品取得ゲーム装置50のゲーム装置IDとを関連付けて、遊戯者連携情報にペアリング登録する。これにより、景品取得ゲーム装置50の現時点における遊戯者を特定することができる。
【0107】
本実施形態では、すでにペアリング登録によって連携中である遊戯者(遊戯者端末10)から連携要求が再び送信されたとき、あるいは、すでにペアリング登録によって連携中である景品取得ゲーム装置50を対象として他の遊戯者(他の遊戯者端末10)から連携要求が送信されたとき、サーバ装置20の遊戯者連携部211は新たなペアリング登録を行わずに連携を拒否する。
【0108】
すなわち、サーバ装置20の遊戯者連携部211は、景品取得ゲーム装置50の二次元コードを読み取った複数の遊戯者端末10がアクセスした場合、当該景品取得ゲーム装置50と複数の遊戯者端末10のうちの1つの遊戯者端末10とを1対1で連携する。
【0109】
例えば、図14Bに示す初期画面500に表示された同一の二次元コード504を、遊戯者と他の遊戯者がほぼ同時に読み込み、それぞれの遊戯者端末10から連携要求が送信されたとする。この場合、サーバ装置20の遊戯者連携部211は、最先に受信した連携要求の遊戯者端末10と景品取得ゲーム装置50とを連携させる。そして、早い方の遊戯者の遊戯者端末10に対して連携成功を通知し、遅い方の遊戯者の遊戯者端末10に対して連携失敗を通知する。
【0110】
また例えば、他の遊戯者が、自分の遊戯者端末10のカメラで過去に撮像した二次元コードを保存していたとする。そして、景品取得ゲーム装置50の二次元コードを読み込んだ遊戯者端末10と当該景品取得ゲーム装置50との連携中に、同じ景品取得ゲーム装置50の過去の二次元コードを読み込んだ他の遊戯者端末10から連携要求が送信されたとする。この場合、サーバ装置20の遊戯者連携部211は、すでに遊戯者端末10と1対1で連携しているため、他の遊戯者端末10との新たなペアリング登録を行わずに連携を拒否する。
【0111】
なお、そもそも遊戯者が、自分の遊戯者端末10のカメラで過去に撮像した二次元コードを保存しておき、過去に撮像した二次元コードを読み込んだ遊戯者端末10から連携要求が送信されるおそれがある。この場合、サーバ装置20の遊戯者連携部211は、たとえば、遊戯者端末10が過去に手に入れた古いキーコードQ1を含む二次元コードを読み込んで連携要求を時刻T3以降に送信しても、古いキーコードQ1は最新のキーコードQ3と一致しないため、未だ誰も連携していなくても、その遊戯者端末10との連携を拒否する。
【0112】
また本実施形態では、管理者(管理者端末30)がすでにペアリング登録によって連携中である場合に、すでにペアリング登録によって連携中である景品取得ゲーム装置50を対象として遊戯者(遊戯者端末10)から連携要求が送信されたとき、サーバ装置20の遊戯者連携部211は、管理者(管理者端末30)が景品取得ゲーム装置50と連携中であったとしても、未だ他の遊戯者が連携していなければ、その遊戯者(遊戯者端末10)と当該景品取得ゲーム装置50を連携させる。これにより、遊戯者及び管理者は互いに影響を受けることなく並行して同一の景品取得ゲーム装置50と連携できるようになる。
【0113】
次いで、サーバ装置20の遊戯者連携部211は、遊戯者端末10と景品取得ゲーム装置50との連携完了を、その遊戯者端末10の遊戯者端末表示部15において通知する(ステップS109)。その後、ペアリング登録によって連携された遊戯者は、景品取得ゲーム装置50でゲームプレイを行う。
【0114】
景品取得ゲームの終了後、景品取得ゲーム制御部511は、ゲーム装置表示部53に表示させた解除ボタンを遊戯者が設定操作部58を用いてタッチ操作で選択すると、ゲーム装置IDと共に、遊戯者端末10と景品取得ゲーム装置50との連携解除要求を、ネットワークを介してサーバ装置20へ送信する(ステップS110)。
【0115】
次いで、サーバ装置20の遊戯者連携部211は、景品取得ゲーム装置50から連携解除要求を受信すると、連携中の遊戯者端末10と景品取得ゲーム装置50とのペアリング登録を解除する(ステップS111)。
【0116】
具体的には、サーバ装置20の遊戯者連携部211は、図7に示す施設情報及び図8に示すゲーム装置情報を参照し、解除ボタンが押された景品取得ゲーム装置50のゲーム装置IDを利用して、景品取得ゲーム装置50に対応する遊戯者連携情報を特定する。そして、その特定された遊戯者連携情報から、連携中の遊戯者端末10と景品取得ゲーム装置50とのペアリング登録を削除する。
【0117】
次いで、サーバ装置20の遊戯者連携部211は、遊戯者端末10と景品取得ゲーム装置50との連携を解除すると、その連携を解除された遊戯者端末10の遊戯者に対して1プレイ分のプレイポイントを与える(ステップS112)。
【0118】
その一方で、サーバ装置20の遊戯者連携部211は、その遊戯者がプレイ対価の支払いをクーポンで行うものと判定した場合(ステップS106:NO)、上述したステップS108の処理と同様にして、景品取得ゲーム装置50の二次元コードを読み取った遊戯者端末10の遊戯者と当該景品取得ゲーム装置50とを対応付けてペアリングすることで、その遊戯者端末10と景品取得ゲーム装置50を連携させる(ステップS113)。
【0119】
次いで、サーバ装置20の遊戯者連携部211は、その遊戯者端末10と景品取得ゲーム装置50との連携が完了すると、クーポンを使ったプレイ対価の支払いが完了したか否かを判定する(ステップS114)。
【0120】
具体的には、サーバ装置20の遊戯者連携部211は、図5に示す遊戯者情報を参照して、その遊戯者の所持するクーポンの数量を1プレイ分だけ減らすことによって、クーポンを使ったプレイ対価の支払いが完了したものと判定する。その後、サーバ装置20の遊戯者連携部211は、クーポンによるプレイ対価の支払いが完了したことの通知を、景品取得ゲーム装置50及び遊戯者端末10に送信する。
【0121】
これに対して、サーバ装置20の遊戯者連携部211は、図5に示す遊戯者情報を参照して、その遊戯者の所持するクーポンの数量が1プレイ分の数量よりも少なく不足している場合には、クーポンを使ったプレイ対価の支払いが未だ完了していないものと判定する。その後、サーバ装置20の遊戯者連携部211は、クーポンによるプレイ対価の支払いが未だ完了していないことの通知を、景品取得ゲーム装置50及び遊戯者端末10に送信する。
【0122】
次いで、サーバ装置20の遊戯者連携部211は、クーポンによるプレイ対価の支払いが完了すると(ステップS114:YES)、遊戯者端末10と景品取得ゲーム装置50との連携完了及びクーポンによるプレイ対価の支払い完了を、その遊戯者端末10の遊戯者端末表示部15において通知する(ステップS115)。その後、ペアリング登録によって連携された遊戯者は、景品取得ゲーム装置50でゲームプレイを行う。
【0123】
景品取得ゲームの終了後、景品取得ゲーム制御部511は、ゲーム装置表示部53に表示させた解除ボタンを遊戯者が設定操作部58を用いてタッチ操作で選択すると、ゲーム装置IDと共に、遊戯者端末10と景品取得ゲーム装置50との連携解除要求を、ネットワークを介してサーバ装置20へ送信する(ステップS116)。
【0124】
次いで、サーバ装置20の遊戯者連携部211は、景品取得ゲーム装置50から連携解除要求を受信すると、上述したステップS111の処理と同様にして、連携中の遊戯者端末10と景品取得ゲーム装置50とのペアリング登録を解除する(ステップS117)。
【0125】
なお、クーポンによるプレイ対価の支払いを行った場合、遊戯者端末10と景品取得ゲーム装置50との連携を解除しても、その連携を解除された遊戯者端末10の遊戯者に対してプレイポイントを与えないようになっている。すなわち、クーポンによるプレイ対価の支払いを行った遊戯者よりも、コインによるプレイ対価の支払いを行った遊戯者の方が有利となるようにしている。
【0126】
また、サーバ装置20の遊戯者連携部211は、クーポンによるプレイ対価の支払いが完了しない場合には(ステップS114:NO)、上述したステップS111の処理と同様にして、上述したステップS113の処理によって連携された遊戯者端末10と景品取得ゲーム装置50とのペアリング登録を解除する(ステップS117)。
【0127】
なお、本実施形態においては、いったんゲームプレイが終了した後に、そのまま継続プレイできるようにすることも可能である。このような継続プレイを行う場合、ゲームプレイ終了後、連携を維持したままの状態でステップS106の処理に戻るようにしてもよい。これにより、コイン又はクーポンでのプレイ対価の支払いを続けて行えるようになる。また、継続プレイを行わない場合には、連携解除を要求できるようにしてもよい。
【0128】
<管理者端末30と景品取得ゲーム装置50との連携>
図16は、本実施形態に係る管理者端末30と景品取得ゲーム装置50との連携に関する動作例について説明するためのフローチャートである。
【0129】
景品取得ゲーム装置50のコード生成部512は、管理者が設定操作部58を用いて所定のタッチ操作を行うと、サーバ装置20から予め送信された最新のキーコードとゲーム装置IDを符号化した二次元コード(識別コード)を生成し、その二次元コードの画像を含む初期画面500をゲーム装置表示部53に表示させる(ステップS201)。
【0130】
管理者に対して表示される初期画面500は、遊戯者に対して表示されるものと同じである。そのため、管理者の場合も、図14Aに示す初期画面500において設定操作部58を用いて操作ボタン503をタッチ操作で選択すると、図14Bに示すように、連携設定領域502に二次元コード504が表示されることになる。すなわち、景品取得ゲーム装置50との連携においては、遊戯者端末10及び管理者端末30のそれぞれが、共通の二次元コード504を読み取ることができるようになっている。
【0131】
次いで、管理者端末30のコード読取部14は、管理者が管理者用ソフトウェアを起動させた後に管理者端末操作部33を用いて所定のタッチ操作を行うと、ゲーム装置表示部53に表示された二次元コードの画像を管理者端末30のカメラ機能によって読み取り、そのキーコードとゲーム装置IDを抽出する(ステップS202)。
【0132】
次いで、管理者端末30のゲーム連携部311は、管理者IDとコード読取部34によって抽出されたキーコード及びゲーム装置IDと共に、管理者端末30と景品取得ゲーム装置50との連携要求を、ネットワークを介してサーバ装置20へ送信する(ステップS203)。
【0133】
次いで、サーバ装置20の管理者連携部212は、景品取得ゲーム装置50の二次元コードを読み取った管理者端末30の管理者と当該景品取得ゲーム装置50とを対応付けてペアリングすることで、その管理者端末30と景品取得ゲーム装置50を連携させる(ステップS204)。
【0134】
具体的には、サーバ装置20の管理者連携部212は、図7に示す施設情報及び図8に示すゲーム装置情報を参照し、管理者端末30によって二次元コードが読み取られた景品取得ゲーム装置50のゲーム装置IDを利用して、景品取得ゲーム装置50に対応する管理者連携情報を特定する。そして、図10に示すように、景品取得ゲーム装置50の二次元コードを読み取った管理者端末30の管理者IDと、当該景品取得ゲーム装置50のゲーム装置IDとを関連付けて、管理者連携情報にペアリング登録する。これにより、景品取得ゲーム装置50の現時点における管理者を特定することができる。
【0135】
本実施形態では、すでにペアリング登録によって連携中である景品取得ゲーム装置50を対象として他の管理者(他の管理者端末30)から連携要求が送信されたとき、サーバ装置20の管理者連携部212は新たなペアリング登録を行って重複連携を許容する。
【0136】
すなわち、サーバ装置20の管理者連携部212は、景品取得ゲーム装置50の二次元コードを読み取った複数の管理者端末30がアクセスした場合、当該景品取得ゲーム装置50と複数の管理者端末30それぞれとを1対多で連携する。
【0137】
例えば、図14Bに示す初期画面500に表示された同一の二次元コード504を、管理者と他の管理者がほぼ同時に読み込み、それぞれの管理者端末30から連携要求が送信されたとする。この場合、サーバ装置20の管理者連携部212は、受信した連携要求の管理者端末30それぞれと景品取得ゲーム装置50とを連携させる。
【0138】
また例えば、景品取得ゲーム装置50の二次元コードを読み込んだ管理者端末30と当該景品取得ゲーム装置50との連携中に、同じ景品取得ゲーム装置50の二次元コードを読み込んだ他の管理者端末30から連携要求が送信されたとする。この場合にも、サーバ装置20の管理者連携部212は、先に受信した連携要求の管理者端末30が連携中であっても、後から受信した連携要求の他の管理者端末30と景品取得ゲーム装置50とを連携させる。
【0139】
このように重複連携を許容したのは、景品取得ゲーム装置50の売上を確認したい管理者もいれば、同一の景品取得ゲーム装置50の設定内容を確認したい管理者もいるので、すべての管理者にとって作業効率が良いためである。
【0140】
また本実施形態では、遊戯者(遊戯者端末10)がすでにペアリング登録によって連携中である場合に、すでにペアリング登録によって連携中である景品取得ゲーム装置50を対象として管理者(管理者端末30)から連携要求が送信されたとき、サーバ装置20の管理者連携部212は、遊戯者(遊戯者端末10)が景品取得ゲーム装置50と連携中であったとしても、その管理者(管理者端末30)と当該景品取得ゲーム装置50を連携させる。これにより、管理者及び遊戯者は互いに影響を受けることなく並行して同一の景品取得ゲーム装置50と連携できるようになる。
【0141】
次いで、サーバ装置20の管理者連携部212は、管理者端末30と景品取得ゲーム装置50との連携が完了すると、その管理者端末30の管理者端末表示部35において設定画面700を表示する(ステップS205)。
【0142】
図17は、本実施形態における設定画面700の一例を示すイメージ図である。設定画面700には、連携中の景品取得ゲーム装置の名称を示す領域701と、連携中の景品取得ゲーム装置の現時点での売上情報を示す領域702と、連携中の景品取得ゲーム装置の現時点での設定内容を示す領域703と、終了ボタン704が表示されている。この設定画面700では、管理者は現時点の売上状況を確認したり、また、現時点の設定内容を確認したり、その設定内容を変更したりすることもできる。また管理者は、連携中の景品取得ゲーム装置に関連付けて登録された景品を確認することもできる。なお、この景品との関連付けは、管理者が景品のタグに印刷されたコード(景品ID)を管理者端末30で読み込むことによって行うことができる。
【0143】
次いで、サーバ装置20の管理者連携部212は、設定画面700に表示された終了ボタン704を管理者が管理者端末操作部33を用いてタッチ操作を行うと、管理者IDと共に、管理者端末30と景品取得ゲーム装置50との連携解除要求を、ネットワークを介してサーバ装置20へ送信する(ステップS206)。
【0144】
次いで、サーバ装置20の管理者連携部212は、管理者端末30から連携解除要求を受信すると、連携中の管理者端末30と景品取得ゲーム装置50とのペアリング登録を解除する(ステップS207)。
【0145】
具体的には、サーバ装置20の管理者連携部212は、図7に示す施設情報を参照し、連携解除要求を送信した管理者端末30の管理者IDを利用して、景品取得ゲーム装置50に対応する管理者連携情報を特定する。そして、その特定された管理者連携情報から、その連携解除を要求した管理者端末30と景品取得ゲーム装置50とのペアリング登録を削除する。
【0146】
===その他の実施形態===
上記の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。すなわち、本発明は、前述の実施形態と以下に述べる実施形態を適宜組み合わせて構成することも可能である。
【0147】
<二次元コードの生成>
前述の実施形態では、景品取得ゲーム装置50が二次元コード(識別コード)を生成する場合を例に挙げて説明したが、本発明にこれに限定されるものではない。例えば、サーバ装置20が二次元コードを生成してもよい。この場合、サーバ装置20が、最新のキーコードおよびゲーム機IDを含む二次元コードの画像を生成して景品取得ゲーム装置50へ送信する。そして、景品取得ゲーム装置50は、サーバ装置20から送信された二次元コードをゲーム装置表示部53に表示させる。
【0148】
<遊戯者端末10と景品取得ゲーム装置50の連携>
前述の実施形態では、遊戯者がプレイ対価の支払いをコインで行う場合、サーバ装置20の遊戯者連携部211は、上述したステップS108の処理において、コインによるプレイ対価の支払いが完了したことを条件に、景品取得ゲーム装置50の二次元コードを読み取った遊戯者端末10の遊戯者と当該景品取得ゲーム装置50とを対応付けてペアリングすることで、その遊戯者端末10と景品取得ゲーム装置50を連携させる場合を例に挙げて説明したが、本発明にこれに限定されるものではない。例えば、サーバ装置20の遊戯者連携部211は、その遊戯者がプレイ対価の支払いをコインで行うものと判定した場合(ステップS106:YES)、上述したステップS113の処理と同様にして、コインによるプレイ対価の支払いが完了する前に、その遊戯者端末10と景品取得ゲーム装置50を連携させることも可能である。
【0149】
また、前述の実施形態では、遊戯者がプレイ対価の支払いをクーポンで行う場合、サーバ装置20の遊戯者連携部211は、上述したステップS113の処理において、クーポンによるプレイ対価の支払いが完了する前に、その遊戯者端末10と景品取得ゲーム装置50を連携させる場合を例に挙げて説明したが、本発明にこれに限定されるものではない。例えば、サーバ装置20の遊戯者連携部211は、上述したステップS108の処理と同様にして、クーポンによるプレイ対価の支払いが完了したことを条件に、景品取得ゲーム装置50の二次元コードを読み取った遊戯者端末10の遊戯者と当該景品取得ゲーム装置50とを対応付けてペアリングすることで、その遊戯者端末10と景品取得ゲーム装置50を連携させることも可能である。
【0150】
<遊戯者端末10と景品取得ゲーム装置50の連携解除>
前述の実施形態では、景品取得ゲーム装置50に表示された解除ボタンを遊戯者がタッチ操作することで、景品取得ゲーム装置50と遊戯者端末10との連携が解除される場合を例に挙げて説明したが、本発明にこれに限定されるものではない。例えば、遊戯者端末10に表示された解除ボタンを遊戯者がタッチ操作することで、遊戯者IDを含む解除要求をサーバ装置20に送信する。そして、サーバ装置20が解除要求を受信すると、遊戯者IDの遊戯者と連携中の景品取得ゲーム装置50とのペアリング登録を解除する。
【0151】
<管理者端末30と景品取得ゲーム装置50の連携>
前述の実施形態では、図7に示す施設情報に設定された管理者情報にパスワードを登録しておき、管理者端末30の場合には、管理者ID、パスワード、コード読取部34によって抽出されたキーコード及びゲーム装置IDと共に、管理者端末30と景品取得ゲーム装置50との連携要求を、ネットワークを介してサーバ装置20へ送信し、サーバ装置20は、管理者端末30からの連携要求を受信すると、図7に示す施設情報を参照し、管理者ID及びパスワードを用いてログイン認証を行った上で、管理者端末30と景品取得ゲーム装置50の連携を行うことも可能である。
【0152】
<管理者端末30と景品取得ゲーム装置50の連携解除>
前述の実施形態では、設定画面700に表示された終了ボタン704を選択することによって、連携中の管理者端末30と景品取得ゲーム装置50とのペアリング登録を解除する場合を例に挙げて説明したが、本発明にこれに限定されるものではない。例えば、図16に示すフローチャートのステップS206-S207を省略し、ステップS203において管理者端末30から送信された連携要求を受けたときに、既にペアリング登録されている景品取得ゲーム装置50が存在する場合、先ずはこれとの連携解除を行い、その後に新たな景品取得ゲーム装置50とペアリング登録するようにしてもよい。
【0153】
<プレイ対価の支払い>
前述の実施形態では、遊戯者端末10の支払方法選択画面600においてコインとクーポンのいずれかの支払い方法を遊戯者に選択させる場合を例に挙げて説明したが、本発明にこれに限定されるものではない。例えば、クーポンを使ってプレイ対価の支払いを行う場合のみ、遊戯者端末10の画面上で遊戯者が支払い操作できるようにすることも可能である。コインを使ってプレイ対価の支払いを行う場合には、遊戯者端末10の画面上で遊戯者が事前に操作しなくても、景品取得ゲーム装置50にコインを投入さえすれば、景品取得ゲーム装置50からサーバ装置20にコインが投入された旨の通知が送信されるようにする。
【0154】
<プレイポイント付与>
前述の実施形態では、遊戯者がプレイ対価の支払いをコインで行う場合のみ、プレイ後に連携を解除された遊戯者端末10の遊戯者に対してプレイポイントを与えるようにしたが、遊戯者がプレイ対価の支払いをクーポンで行う場合であっても、プレイ後に連携を解除された遊戯者端末10の遊戯者に対してプレイポイントを与えるようにすることも可能である。
【0155】
<ゲーム装置>
前述の実施形態では、業務用ゲーム装置の一例として景品取得ゲーム装置50を備えたゲームシステム1を例に挙げて説明したが、本発明にこれに限定されるものではない。例えば、ドライブゲーム装置、シューティングゲーム装置、対戦ゲーム装置、音楽リズムゲーム装置、カードゲーム装置、メダルゲーム装置等を備えたゲームシステムでもよい。
【0156】
<識別コード>
前述の実施形態では、識別コードは、二次元コードの一例としてのQRコード(登録商標)に限られるものではない。例えば、マキシコード、ベリーコード、データマトリックスコード、バーコード等でもよい。
【0157】
<景品>
前述の実施形態では、景品取得ゲーム装置50に収容される景品には、遊戯者が直接的に獲得し得る物品(例えば、ぬいぐるみ等)に限らず、ゲームでの取得対象として収容された物品であって取得後に他の景品と交換可能な物品や、物品自体の提供は行わず得点や順位を競うために用いるものが含まれる。
【符号の説明】
【0158】
1 ゲームシステム
10 遊戯者端末
11 遊戯者端末制御部
12 遊戯者端末記憶部
13 遊戯者端末操作部
14 コード読取部
15 遊戯者端末表示部
16 遊戯者端末通信部
20 サーバ装置
21 サーバ装置制御部
22 サーバ装置記憶部
23 サーバ装置入力部
24 サーバ装置表示部
25 サーバ装置通信部
30 管理者端末
31 管理者端末制御部
32 管理者端末記憶部
33 管理者端末操作部
34 コード読取部
35 管理者端末表示部
36 管理者端末通信部
50 景品取得ゲーム装置
51 ゲーム装置制御部
52 ゲーム装置記憶部
53 ゲーム装置表示部
54 ゲーム装置通信部
55 景品取得部
56 移動部
57 ゲーム操作部
58 設定操作部
59 コイン投入部
73 景品収容部
74 景品展示部
75 景品取出口
111 ゲーム連携部
112 表示制御部
211 遊戯者連携部
212 管理者連携部
213 キー生成部
311 ゲーム連携部
312 表示制御部
511 景品取得ゲーム制御部
512 コード生成部
513 支払管理部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
【手続補正書】
【提出日】2023-10-16
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
景品を収容する収容空間内で景品取得ゲームを実行する景品取得ゲーム装置であって、
遊戯者が景品取得ゲームに関するゲーム操作を行うゲーム操作部と、
管理者が景品取得ゲームに関する各種設定を行う設定操作部と、
遊戯者が使用する遊戯者端末及び管理者が使用する管理者端末のそれぞれが共通して読取可能な当該景品取得ゲーム装置の識別コードであって、前記遊戯者端末及び前記管理者端末のそれぞれと当該景品取得ゲーム装置とが連携するために用いられる識別コードと、
を有し、
前記遊戯者端末及び前記管理者端末のそれぞれは、ネットワークを介してサーバ装置にアクセス可能に構成されており、
前記サーバ装置は、
前記識別コードを読み取りネットワークを経由してアクセスした遊戯者端末と、当該景品取得ゲーム装置とを関連付けて遊戯者連携情報に登録することによって連携する遊戯者連携部と、
前記識別コードを読み取りネットワークを経由してアクセスした管理者端末と、当該景品取得ゲーム装置とを関連付けて管理者連携情報に登録することによって連携する管理者連携部と、
を有する、景品取得ゲーム装置。
【請求項2】
景品を収容する収容空間内で景品取得ゲームを実行する景品取得ゲーム装置であって、
遊戯者が景品取得ゲームに関するゲーム操作を行うゲーム操作部と、
管理者が景品取得ゲームに関する各種設定を行う設定操作部と、
遊戯者が使用する遊戯者端末及び管理者が使用する管理者端末のそれぞれが共通して読取可能な当該景品取得ゲーム装置の識別コードであって、前記遊戯者端末及び前記管理者端末のそれぞれと当該景品取得ゲーム装置とが連携するために用いられる識別コードと、
を有し、
前記遊戯者端末及び前記管理者端末のそれぞれは、ネットワークを介してサーバ装置にアクセス可能に構成されており、
前記サーバ装置は、
当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った複数の遊戯者端末がアクセスした場合、当該景品取得ゲーム装置と前記複数の遊戯者端末のうちの1つの遊戯者端末とを1対1で連携する遊戯者連携部と、
当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った複数の管理者端末がアクセスした場合、当該景品取得ゲーム装置と前記複数の管理者端末それぞれとを1対多で連携する管理者連携部と、
を有する、景品取得ゲーム装置。
【請求項3】
前記遊戯者連携部は、当該景品取得ゲーム装置と遊戯者端末との連携中に、当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った他の遊戯者端末がアクセスした場合、当該景品取得ゲーム装置と当該他の遊戯者端末とを連携させず、
前記管理者連携部は、当該景品取得ゲーム装置と管理者端末との連携中に、当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った他の管理者端末がアクセスした場合、当該景品取得ゲーム装置と当該他の管理者端末とを連携する、
請求項2に記載の景品取得ゲーム装置。
【請求項4】
前記遊戯者連携部は、当該景品取得ゲーム装置と管理者端末との連携中に、当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った遊戯者端末がアクセスした場合、当該景品取得ゲーム装置と当該遊戯者端末とを連携し、
前記管理者連携部は、当該景品取得ゲーム装置と遊戯者端末との連携中に、当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った管理者端末がアクセスした場合、当該景品取得ゲーム装置と当該管理者端末とを連携する、
請求項2又は3に記載の景品取得ゲーム装置。
【請求項5】
前記遊戯者連携部は、当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った遊戯者端末がアクセスした場合、当該遊戯者端末の遊戯者が当該景品取得ゲーム装置で景品取得ゲームをプレイするための対価の支払いを完了したことを条件に、当該景品取得ゲーム装置と当該遊戯者端末とを連携し、
前記管理者連携部は、当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った管理者端末がアクセスした場合、当該管理者端末の管理者が前記対価を支払わなくても、当該景品取得ゲーム装置と当該管理者端末とを連携する、
請求項2又は3に記載の景品取得ゲーム装置。
【請求項6】
景品を収容する収容空間内で景品取得ゲームを実行する景品取得ゲーム装置と、遊戯者が使用する遊戯者端末及びの管理者が使用する管理者端末のそれぞれがネットワークを介してアクセス可能に構成されたサーバ装置とを有するゲームシステムであって、
前記景品取得ゲーム装置は、
遊戯者が景品取得ゲームに関するゲーム操作を行うゲーム操作部と、
管理者が景品取得ゲームに関する各種設定を行う設定操作部と、
遊戯者端末及び管理者端末のそれぞれが共通して読取可能な当該景品取得ゲーム装置の識別コードであって、前記遊戯者端末及び前記管理者端末のそれぞれと当該景品取得ゲーム装置とが連携するために用いられる識別コードと、
を有し、
前記サーバ装置は、
当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った複数の遊戯者端末がアクセスした場合、当該景品取得ゲーム装置と前記複数の遊戯者端末のうちの1つの遊戯者端末とを1対1で連携する遊戯者連携部と、
当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った複数の管理者端末がアクセスした場合、当該景品取得ゲーム装置と前記複数の管理者端末それぞれとを1対多で連携する管理者連携部と、
を有する、ゲームシステム。
【請求項7】
前記遊戯者連携部は、当該景品取得ゲーム装置と遊戯者端末との連携中に、当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った他の遊戯者端末がアクセスした場合、当該景品取得ゲーム装置と当該他の遊戯者端末とを連携させず、
前記管理者連携部は、当該景品取得ゲーム装置と管理者端末との連携中に、当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った他の管理者端末がアクセスした場合、当該景品取得ゲーム装置と当該他の管理者端末とを連携する、
請求項6に記載のゲームシステム。
【請求項8】
前記遊戯者連携部は、当該景品取得ゲーム装置と管理者端末との連携中に、当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った遊戯者端末がアクセスした場合、当該景品取得ゲーム装置と当該遊戯者端末とを連携し、
前記管理者連携部は、当該景品取得ゲーム装置と遊戯者端末との連携中に、当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った管理者端末がアクセスした場合、当該景品取得ゲーム装置と当該管理者端末とを連携する、
請求項6又は7に記載のゲームシステム。
【請求項9】
前記遊戯者連携部は、当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った遊戯者端末がアクセスした場合、当該遊戯者端末の遊戯者が当該景品取得ゲーム装置で景品取得ゲームをプレイするための対価の支払いを完了したことを条件に、当該景品取得ゲーム装置と当該遊戯者端末とを連携し、
前記管理者連携部は、当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った管理者端末がアクセスした場合、当該管理者端末の管理者が前記対価を支払わなくても、当該景品取得ゲーム装置と当該管理者端末とを連携する、
請求項6又は7に記載のゲームシステム。
【請求項10】
景品を収容する収容空間内で景品取得ゲームを実行する景品取得ゲーム装置と、遊戯者が使用する遊戯者端末及びの管理者が使用する管理者端末のそれぞれがネットワークを介してアクセス可能に構成されたサーバ装置とを有するゲームシステムであって、
前記景品取得ゲーム装置は、
遊戯者が景品取得ゲームに関するゲーム操作を行うゲーム操作部と、
管理者が景品取得ゲームに関する各種設定を行う設定操作部と、
遊戯者端末及び管理者端末のそれぞれが共通して読取可能な当該景品取得ゲーム装置の識別コードであって、前記遊戯者端末及び前記管理者端末のそれぞれと当該景品取得ゲーム装置とが連携するために用いられる識別コードと、
を有し、
前記サーバ装置は、
前記識別コードを読み取りネットワークを経由してアクセスした遊戯者端末と、当該景品取得ゲーム装置とを関連付けて遊戯者連携情報に登録することによって連携する遊戯者連携部と、
前記識別コードを読み取りネットワークを経由してアクセスした管理者端末と、当該景品取得ゲーム装置とを関連付けて管理者連携情報に登録することによって連携する管理者連携部と、
を有する、ゲームシステム。
【手続補正書】
【提出日】2024-01-09
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
景品を収容する収容空間内で景品取得ゲームを実行する景品取得ゲーム装置と、遊戯者が使用する遊戯者端末及び管理者が使用する管理者端末のそれぞれがネットワークを介してアクセス可能に構成されたサーバ装置とを有するゲームシステムであって、
前記景品取得ゲーム装置は、
遊戯者が景品取得ゲームに関するゲーム操作を行うゲーム操作部と、
管理者が景品取得ゲームに関する各種設定を行う設定操作部と、
遊戯者端末及び管理者端末のそれぞれが共通して読取可能な当該景品取得ゲーム装置の識別コードであって、前記遊戯者端末及び前記管理者端末のそれぞれと当該景品取得ゲーム装置とが連携するために用いられる識別コードと、
を有し、
前記サーバ装置は、
当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った複数の遊戯者端末がアクセスした場合、当該景品取得ゲーム装置と前記複数の遊戯者端末のうちの1つの遊戯者端末とを1対1で連携する遊戯者連携部と、
当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った複数の管理者端末がアクセスした場合、当該景品取得ゲーム装置と前記複数の管理者端末それぞれとを1対多で連携する管理者連携部と、
を有する、ゲームシステム。
【請求項2】
前記遊戯者連携部は、当該景品取得ゲーム装置と遊戯者端末との連携中に、当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った他の遊戯者端末がアクセスした場合、当該景品取得ゲーム装置と当該他の遊戯者端末とを連携させず、
前記管理者連携部は、当該景品取得ゲーム装置と管理者端末との連携中に、当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った他の管理者端末がアクセスした場合、当該景品取得ゲーム装置と当該他の管理者端末とを連携する、
請求項1に記載のゲームシステム。
【請求項3】
前記遊戯者連携部は、当該景品取得ゲーム装置と管理者端末との連携中に、当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った遊戯者端末がアクセスした場合、当該景品取得ゲーム装置と当該遊戯者端末とを連携し、
前記管理者連携部は、当該景品取得ゲーム装置と遊戯者端末との連携中に、当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った管理者端末がアクセスした場合、当該景品取得ゲーム装置と当該管理者端末とを連携する、
請求項1又は2に記載のゲームシステム。
【請求項4】
前記遊戯者連携部は、当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った遊戯者端末がアクセスした場合、当該遊戯者端末の遊戯者が当該景品取得ゲーム装置で景品取得ゲームをプレイするための対価の支払いを完了したことを条件に、当該景品取得ゲーム装置と当該遊戯者端末とを連携し、
前記管理者連携部は、当該景品取得ゲーム装置の識別コードを読み取った管理者端末がアクセスした場合、当該管理者端末の管理者が前記対価を支払わなくても、当該景品取得ゲーム装置と当該管理者端末とを連携する、
請求項1又は2に記載のゲームシステム。
【請求項5】
景品を収容する収容空間内で景品取得ゲームを実行する景品取得ゲーム装置と、遊戯者が使用する遊戯者端末及び管理者が使用する管理者端末のそれぞれがネットワークを介してアクセス可能に構成されたサーバ装置とを有するゲームシステムであって、
前記景品取得ゲーム装置は、
遊戯者が景品取得ゲームに関するゲーム操作を行うゲーム操作部と、
管理者が景品取得ゲームに関する各種設定を行う設定操作部と、
遊戯者端末及び管理者端末のそれぞれが共通して読取可能な当該景品取得ゲーム装置の識別コードであって、前記遊戯者端末及び前記管理者端末のそれぞれと当該景品取得ゲーム装置とが連携するために用いられる識別コードと、
を有し、
前記サーバ装置は、
前記識別コードを読み取りネットワークを経由してアクセスした遊戯者端末と、当該景品取得ゲーム装置とを関連付けて遊戯者連携情報に登録することによって連携する遊戯者連携部と、
前記識別コードを読み取りネットワークを経由してアクセスした管理者端末と、当該景品取得ゲーム装置とを関連付けて管理者連携情報に登録することによって連携する管理者連携部と、
を有する、ゲームシステム。