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特開2024-162936良姿勢保持の意識を切らさない姿勢改善矯正装具
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  • 特開-良姿勢保持の意識を切らさない姿勢改善矯正装具 図1
  • 特開-良姿勢保持の意識を切らさない姿勢改善矯正装具 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024162936
(43)【公開日】2024-11-21
(54)【発明の名称】良姿勢保持の意識を切らさない姿勢改善矯正装具
(51)【国際特許分類】
   A61F 5/01 20060101AFI20241114BHJP
   A61F 5/02 20060101ALI20241114BHJP
【FI】
A61F5/01 E
A61F5/01 K
A61F5/02 K
A61F5/02 D
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2023088252
(22)【出願日】2023-05-11
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.マジックテープ
(71)【出願人】
【識別番号】595044328
【氏名又は名称】池田 俊幸
(72)【発明者】
【氏名】池田 俊幸
【テーマコード(参考)】
4C098
【Fターム(参考)】
4C098AA02
4C098BB04
4C098BB05
4C098BC03
4C098BC13
4C098BC16
4C098BC45
(57)【要約】      (修正有)
【課題】装着が快適で長時間装着を可能にしつつ装着するだけで良姿勢保持の意識を自動的に喚起する猫背矯正並びに腰痛軽減機能を兼備した姿勢改善装具を提供する。
【解決手段】二の腕を背部に引く様に構成された腕掛けたすき弾性バンド1を腰椎と胸椎の境目辺りでクロスさせた弾性体を、臍下のいわゆる丹田部分に厚手で耐性の強い支柱素材に設けた各種腰椎ベルトを一重、または複数巻きにしたものに取り付けた猫背矯正と腰痛予防機能を兼備した装具。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
二の腕を背部に引く様に構成された腕掛けバンド(1)を腰椎と胸椎の境目辺りでクロスさせた弾性体を、臍下のいわゆる丹田部分に厚手で耐性の強い支柱素材(2)に設けた各種腰椎ベルトを一重、または複数巻きにしたものに取り付けた猫背矯正と腰痛予防機能を兼備した装具
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、装着が快適で長時間装着を可能にしつつ装着するだけで良姿勢保持の意識を自動的に喚起する猫背矯正並びに腰痛軽減機能を兼備した姿勢改善装具に関する。
【背景技術】
【0002】
猫背は老人の誤嚥性肺炎や子供の弱視の急増並びにデスクワーク病の一因になるとしてニーズが高くたすき状に加工されたものが腰ベルトやスッパツ一体型のものやブラジャー型など多くの製品が開発されてきた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
たすき掛けにして胸郭を広げる仕様の猫背矯正補助具は肩甲骨が前に移動するのを防ぐもので(1)体を固定されている感覚、(2)腋窩の血管やリンパを締め付ける、(3)僧帽筋を圧迫して肩こりを発生させるなどの課題があり広く汎用化されてこなかった。
【課題を解決するための手段】
【発明の効果】
【0004】
本出願に当たり出願者が経営する接骨院の患者や介護の専門家などを対象にモニターを実施、従来のたすきタイプとの比較検証を行った結果、従来の肩に掛ける仕様の物に比べ、肩や脇を圧迫しない為長時間の使用でも快適に過ごせる事が判明した。
また、(1)鎖骨では無く腕を引後ろに引く事で効率的に胸郭が開き、(2)腕を前に上げる度に背中で交差したベルトが背骨を押すように働く、(3)腰ベルトが腹圧を高める、(4)臍下の丹田を支える意識が持続する、これら4つの相乗作用により良姿勢を保つ意識が途切れることなく背筋が伸びた姿勢を無理なく保持できることも明らかになった。
【図面の簡単な説明】
【0005】
図1】装具を装着する途中の状態を正面から見た図面である。
図2】装具を装着した状態を背面から見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
以下、本発明の実施形態について従来の装具の課題を解決する手段を説明する。従来の猫背矯正用装具としては布や弾性ベルトでたすき掛けにして胸が開く仕様の物が主流であったが、この仕様では肩や腋窩を圧迫する割に矯正効果が実感できないとの理由で長時間の装着に耐えられずせっかく購入したものの使われないで押し入れ行きになる事例を沢山目の当たりにした。
そこで本発明では,弾性バンドを肩では無く太い血管やリンパの通っていない二の腕の外側に掛けることで血行障害を防ぎつつ、パソコン操作などで腕を前方に上げると背中で交差したバンドが猫背の発生部位なることの多い胸椎と腰椎の境目を前方に押し出し、また腰ベルトが腹圧を高めつつ、丹田部分が刺激並びに支持されて装着するだけで良姿勢意識が途切れる事無く持続できる。
本発明はこのような構造であることから、例えば子供の学習中やゲームの最中に装着させると急増する弱視、また、昨今テレワークの普及で問題となっているストレートネックの予防効果が期待できる。
また、腹圧を高めると腰痛の予防改善にも繋がるので重い荷物を持ち上げるドライバーや、介護の現場でも有効活用できる。
尚、通勤中や対面サービスなどで腕掛けたすきバンドの使用が憚られる場面では、腰ベルト内に収納することで目立たずに使用できる。
【符号の説明】
【0007】
1 腕掛けたすき弾性バンド
2 高耐性マジックテープ付き腰椎ベルト
3 外側ベルト/マジックープ(オス)
4 外側ベルト/マジックテープ(オス)
5 長さ調整用バックル
6 たすき収納ポケット
7 外側ベルト/マジックテープ(メス)
図1
図2