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特開2024-163051電気接続アセンブリおよび充電台座アセンブリ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024163051
(43)【公開日】2024-11-21
(54)【発明の名称】電気接続アセンブリおよび充電台座アセンブリ
(51)【国際特許分類】
   H01R 4/58 20060101AFI20241114BHJP
   H01R 4/06 20060101ALI20241114BHJP
   H01R 4/34 20060101ALI20241114BHJP
【FI】
H01R4/58 C
H01R4/06
H01R4/34
【審査請求】未請求
【請求項の数】15
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024074578
(22)【出願日】2024-05-02
(31)【優先権主張番号】202321094039.5
(32)【優先日】2023-05-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】516193944
【氏名又は名称】タイコ エレクトロニクス テクノロジー (エスアイピー) カンパニー リミテッド
(71)【出願人】
【識別番号】508079120
【氏名又は名称】タイコ エレクトロニクス (シャンハイ) カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110004347
【氏名又は名称】弁理士法人大場国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ミィン シィー
(72)【発明者】
【氏名】ファンユエ ジェイソン ヂゥー
【テーマコード(参考)】
5E012
5E085
【Fターム(参考)】
5E012BA12
5E085BB06
5E085BB15
5E085CC03
5E085DD08
5E085DD09
5E085EE23
5E085JJ50
(57)【要約】      (修正有)
【課題】接続効率が向上する電気接続アセンブリを提供する。
【解決手段】電気接続アセンブリは、平坦な第1の金属バー11であって、直線状の第1の本体部110、直線状の第1の接続端部111、および第1の屈曲部112を備える、第1の金属バー11と、平坦な第2の金属バー12であって、直線状の第2の本体部120、直線状の第2の接続端部121、および第2の屈曲部122を備える、第2の金属バー12とを備える。第1および第2の接続端部は、充電台座2の第1の充電端子および第2の充電端子にそれぞれ電気的に接続する。第1および第2の金属バーが充電台座に電気的に接続されているとき、第1および第2の金属バーは、それらの厚さ方向Zに分離され、互いに平行であり、第1および第2の本体部は、厚さ方向において互いに重なり、第1および第2の接続端部は、それらの幅方向Xにおいてずれている。金属バーが充電端子に取り外し可能に接続される
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
平坦な第1の金属バー(11)であって、直線状の第1の本体部(110)、直線状の第1の接続端部(111)、および前記第1の本体部(110)と前記第1の接続端部(111)との間に接続されている第1の屈曲部(112)を備える、第1の金属バー(11)と、
平坦な第2の金属バー(12)であって、直線状の第2の本体部(120)、直線状の第2の接続端部(121)、および前記第2の本体部(120)と前記第2の接続端部(121)との間に接続されている第2の屈曲部(122)を備える、第2の金属バー(12)と
を備える電気接続アセンブリであって、
前記第1の接続端部(111)および前記第2の接続端部(121)は、充電台座(2)の第1の充電端子(21)および第2の充電端子(22)にそれぞれ電気的に接続するために用いられ、
前記第1の金属バー(11)および前記第2の金属バー(12)が前記充電台座(2)に電気的に接続されているとき、前記第1の金属バー(11)および前記第2の金属バー(12)は、それらの厚さ方向(Z)に分離され、互いに平行であり、前記第1の本体部(110)および前記第2の本体部(120)は、前記厚さ方向(Z)において互いに重なり、前記第1の接続端部(111)および前記第2の接続端部(121)は、それらの幅方向(X)においてずれている、
電気接続アセンブリ。
【請求項2】
前記第1の金属バー(11)の前記第1の本体部(110)および前記第2の金属バー(12)の前記第2の本体部(120)は、同じ幅を有し、各々、それらの幅方向において互いに反対側の左面および右面を有し、
前記第1の金属バー(11)および前記第2の金属バー(12)が前記充電台座(2)に電気的に接続されているとき、前記第1の金属バー(11)の前記第1の本体(110)の左面および右面は、それぞれ前記第2の金属バー(12)の前記第2の本体(120)の左面および右面と面一である、
請求項1に記載の電気接続アセンブリ。
【請求項3】
前記第1の金属バー(11)の前記第1の接続端部(111)の一端を前記第1の充電端子(21)の一端に接続するための第1の接続部材(101)と、
前記第2の金属バー(12)の前記第2の接続端部(121)の一端を前記第2の充電端子(22)の一端に接続するための第2の接続部材(102)と
をさらに備える、請求項2に記載の電気接続アセンブリ。
【請求項4】
第1の接続孔(111a)が、前記第1の金属バー(11)の前記第1の接続端部(111)の一端に形成され、前記第1の接続部材(101)は、前記第1の接続孔(111a)を通過し、前記第1の金属バー(11)の前記第1の接続端部(111)の一端を前記第1の充電端子(21)の一端に締結するための前記第1の充電端子(21)における第1のナット(212)とのねじ込み接続に適している、
請求項3に記載の電気接続アセンブリ。
【請求項5】
第2の接続孔(121a)が、前記第2の金属バー(12)の前記第2の接続端部(121)の一端に形成され、前記第2の接続部材(102)は、前記第2の接続孔(121a)を通過し、前記第2の金属バー(12)の前記第2の接続端部(121)の一端を前記第2の充電端子(22)の一端に締結するための前記第2の充電端子(22)における第2のナット(222)とのねじ込み接続に適している、
請求項4に記載の電気接続アセンブリ。
【請求項6】
前記第1の接続部材(101)が前記第1の接続孔(111a)において前記第1の接続端部(111)の長さ方向(Y)に沿って移動することができるように、前記第1の接続端部(111)の前記長さ方向(Y)における前記第1の接続孔(111a)のサイズは、前記第1の接続端部(111)の幅方向(X)における前記第1の接続孔(111a)のサイズよりも大きい、
請求項4に記載の電気接続アセンブリ。
【請求項7】
前記第2の接続部材(102)が前記第2の接続孔(121a)において前記第2の接続端部(121)の長さ方向(Y)に沿って移動することができるように、前記第2の接続端部(121)の前記長さ方向(Y)における前記第2の接続孔(121a)のサイズは、前記第2の接続端部(121)の幅方向(X)における前記第2の接続孔(121a)のサイズよりも大きい、
請求項5に記載の電気接続アセンブリ。
【請求項8】
前記第1の金属バー(11)および前記第2の金属バー(12)が前記充電台座(2)に電気的に接続されているとき、前記第1の接続孔(111a)の中心軸および前記第2の接続孔(121a)の中心軸は、互いに平行であり、前記第1の接続端部(111)および前記第2の接続端部(121)の長さ方向(Y)に垂直な同じ平面に配置されている、
請求項5に記載の電気接続アセンブリ。
【請求項9】
前記第1の金属バー(11)は、平坦な第1の金属導体(11a)、および前記第1の金属導体(11a)に巻き付けられている第1の絶縁層(11b)を備え、前記第1の金属導体(11a)の一端は、前記第1の充電端子(21)への電気的接続のために前記第1の絶縁層(11b)から露出する、
請求項5に記載の電気接続アセンブリ。
【請求項10】
前記第2の金属バー(12)は、平坦な第2の金属導体(12a)、および前記第2の金属導体(12a)に巻き付けられている第2の絶縁層(12b)を備え、前記第2の金属導体(12a)の一端は、前記第2の充電端子(22)への電気的接続のために前記第2の絶縁層(12b)から露出する、
請求項9に記載の電気接続アセンブリ。
【請求項11】
前記第1の金属バー(11)および前記第2の金属バー(12)は、アルミニウムから作製されているアルミニウムバーである、請求項1から10のいずれか一項に記載の電気接続アセンブリ。
【請求項12】
請求項1から11のいずれか一項に記載の前記電気接続アセンブリと、
ハウジング(20)、
前記ハウジング(20)に設けられている第1の充電端子(21)、および
前記ハウジング(20)に設けられている第2の充電端子(22)
を含む充電台座(2)と
を備える充電台座アセンブリであって、
前記第1の充電端子(21)および前記第2の充電端子(22)の一端は、前記ハウジング(20)から延出し、それぞれ前記電気接続アセンブリの前記第1の金属バー(11)および前記第2の金属バー(12)の一端に電気的に接続されている、
充電台座アセンブリ。
【請求項13】
前記第1の充電端子(21)は、
充電ガンの第1の相手側端子との嵌合に用いられる第1の円筒体(210)と、
前記第1の金属バー(11)の前記第1の接続端部(111)に電気的に接続されている第1の平坦な端部(211)と、
前記第1の平坦な端部(211)に形成されている第1のリベット孔(211a)にリベット留めされている第1のナット(212)と
を備え、
前記第1のナット(212)は、前記第1の接続端部(111)を前記第1の平坦な端部(211)に固定するために前記第1の接続部材(101)にねじ込まれている、
請求項12に記載の充電台座アセンブリ。
【請求項14】
前記第2の充電端子(22)は、
前記充電ガンの第2の相手側端子との嵌合に用いられる第2の円筒体(220)と、
前記第2の金属バー(12)の前記第2の接続端部(121)に電気的に接続されている第2の平坦な端部(221)と、
前記第2の平坦な端部(221)に形成されている第2のリベット孔(221a)にリベット留めされている第2のナット(222)と
を備え、
前記第2のナット(222)は、前記第2の接続端部(121)を前記第2の平坦な端部(221)に固定するために前記第2の接続部材(102)にねじ込まれている、
請求項13に記載の充電台座アセンブリ。
【請求項15】
前記第1の平坦な端部(211)および前記第2の平坦な端部(221)は、前記厚さ方向(Z)において互いに離隔し、前記第1の接続端部(111)および前記第2の接続端部(121)に平行であり、
前記第1のリベット孔(211a)の中心軸および前記第2のリベット孔(221a)の中心軸は、互いに平行であり、前記第1の円筒体(210)および前記第2の円筒体(220)の中心軸に垂直な同じ平面に配置され、
前記第1の円筒体(210)および前記第2の円筒体(220)の中心軸は、互いに平行であり、前記第1の平坦な端部(211)および前記第2の平坦な端部(221)の前記厚さ方向(Z)に垂直な同じ平面に配置されている、
請求項14に記載の充電台座アセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、中国国家知識産権局において2023年5月9日に出願された中国特許出願第CN202321094039.5号の利益を主張し、その全開示が本明細書に参照により組み込まれる。
【0002】
本発明は、充電台座と電気的に接続するための電気接続アセンブリ、および電気接続アセンブリを備える充電台座アセンブリに関する。
【背景技術】
【0003】
従来技術においては、充電台座の充電端子を電気的に接続するために、銅線が用いられる場合が多い。銅線は、充電台座のハウジングに設置される前に充電端子にはんだ付けまたは圧着される。既存の電気接続方法は、単一の形態を有し、柔軟性が乏しく、自由に組み合わせることができず、互換性が低い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記の難点のうちの少なくとも1つの側面を克服または軽減するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様によれば、電気接続アセンブリが提供される。電気接続アセンブリは、平坦な第1の金属バーであって、直線状の第1の本体部、直線状の第1の接続端部、および第1の本体部と第1の接続端部との間に接続される第1の屈曲部を備える、第1の金属バーと、平坦な第2の金属バーであって、直線状の第2の本体部、直線状の第2の接続端部、および第2の本体部と第2の接続端部との間に接続される第2の屈曲部を備える、第2の金属バーとを備える。第1の接続端部および第2の接続端部は、充電台座の第1の充電端子および第2の充電端子にそれぞれ電気的に接続するために用いられる。第1の金属バーおよび第2の金属バーが充電台座に電気的に接続されているとき、第1の金属バーおよび第2の金属バーは、それらの厚さ方向に分離され、互いに平行であり、第1の本体部および第2の本体部は、厚さ方向において互いに重なり、第1の接続端部および第2の接続端部は、それらの幅方向においてずれている。
【0006】
本発明の例示的実施形態によれば、第1の金属バーの第1の本体部および第2の金属バーの第2の本体部は、同じ幅を有し、各々、それらの幅方向において互いに反対側の左面および右面を有し、第1の金属バーおよび第2の金属バーが充電台座に電気的に接続されているとき、第1の金属バーの第1の本体の左面および右面は、それぞれ第2の金属バーの第2の本体の左面および右面と面一である。
【0007】
本発明の別の例示的実施形態によれば、電気接続アセンブリは、第1の金属バーの第1の接続端部の一端を第1の充電端子の一端に接続するための第1の接続部材と、第2の金属バーの第2の接続端部の一端を第2の充電端子の一端に接続するための第2の接続部材とをさらに備える。
【0008】
本発明の別の例示的実施形態によれば、第1の接続孔が、第1の金属バーの第1の接続端部の一端に形成され、第1の接続部材は、第1の接続孔を通過し、第1の金属バーの第1の接続端部の一端を第1の充電端子の一端に締結するための第1の充電端子における第1のナットとのねじ込み接続に適している。
【0009】
本発明の別の例示的実施形態によれば、第2の接続孔が、第2の金属バーの第2の接続端部の一端に形成され、第2の接続部材は、第2の接続孔を通過し、第2の金属バーの第2の接続端部の一端を第2の充電端子の一端に締結するための第2の充電端子における第2のナットとのねじ込み接続に適している。
【0010】
本発明の別の例示的実施形態によれば、第1の接続部材が第1の接続孔において第1の接続端部の長さ方向に沿って移動することができるように、第1の接続端部の長さ方向における第1の接続孔のサイズは、第1の接続端部の幅方向における第1の接続孔のサイズよりも大きい。
【0011】
本発明の別の例示的実施形態によれば、第2の接続部材が第2の接続孔において第2の接続端部の長さ方向に沿って移動することができるように、第2の接続端部の長さ方向における第2の接続孔のサイズは、第2の接続端部の幅方向における第2の接続孔のサイズよりも大きい。
【0012】
本発明の別の例示的実施形態によれば、第1の金属バーおよび第2の金属バーが充電台座に電気的に接続されているとき、第1の接続孔の中心軸および第2の接続孔の中心軸は、互いに平行であり、第1の接続端部および第2の接続端部の長さ方向に垂直な同じ平面に配置される。
【0013】
本発明の別の例示的実施形態によれば、第1の金属バーは、平坦な第1の金属導体、および第1の金属導体に巻き付けられる第1の絶縁層を備え、第1の金属導体の一端は、第1の充電端子への電気的接続のために第1の絶縁層から露出する。
【0014】
本発明の別の例示的実施形態によれば、第2の金属バーは、平坦な第2の金属導体、および第2の金属導体に巻き付けられる第2の絶縁層を備え、第2の金属導体の一端は、第2の充電端子への電気的接続のために第2の絶縁層から露出する。
【0015】
本発明の別の例示的実施形態によれば、第1の金属バーおよび第2の金属バーは、アルミニウムから作製されるアルミニウムバーである。
【0016】
本発明の別の態様によれば、充電台座アセンブリが提供される。充電台座アセンブリは、上記の電気接続アセンブリおよび充電台座を備える。充電台座は、ハウジング、ハウジングに設けられる第1の充電端子、およびハウジングに設けられる第2の充電端子を含む。第1の充電端子および第2の充電端子の一端は、ハウジングから延出し、それぞれ電気接続アセンブリの第1の金属バーおよび第2の金属バーの一端に電気的に接続される。
【0017】
本発明の例示的実施形態によれば、第1の充電端子は、充電ガンの第1の相手側端子との嵌合に用いられる第1の円筒体と、第1の金属バーの第1の接続端部に電気的に接続される第1の平坦な端部と、第1の平坦な端部に形成される第1のリベット孔にリベット留めされる第1のナットとを備え、第1のナットは、第1の接続端部を第1の平坦な端部に固定するために第1の接続部材にねじ込まれる。
【0018】
本発明の別の例示的実施形態によれば、第2の充電端子は、充電ガンの第2の相手側端子との嵌合に用いられる第2の円筒体と、第2の金属バーの第2の接続端部に電気的に接続される第2の平坦な端部と、第2の平坦な端部に形成される第2のリベット孔にリベット留めされる第2のナットとを備え、第2のナットは、第2の接続端部を第2の平坦な端部に固定するために第2の接続部材にねじ込まれる。
【0019】
本発明の別の例示的実施形態によれば、第1の平坦な端部および第2の平坦な端部は、厚さ方向において互いに離隔し、第1の接続端部および第2の接続端部に平行であり、第1のリベット孔の中心軸および第2のリベット孔の中心軸は、互いに平行であり、第1の円筒体および第2の円筒体の中心軸に垂直な同じ平面に配置され、第1の円筒体および第2の円筒体の中心軸は、互いに平行であり、第1の平坦な端部および第2の平坦な端部の厚さ方向に垂直な同じ平面に配置される。
【0020】
本発明のいくつかの例示的実施形態においては、金属バーをボルトを介して充電台座の充電端子に取り外し可能に接続することができ、それにより、金属バーの接続効率、利便性、および互換性が向上する。
【0021】
加えて、本発明に係るいくつかの例示的実施形態においては、金属バーの本体が積み重なるように配置され、それにより、充電台座製品の体積を低減することができる。
【0022】
加えて、本発明に係るいくつかの例示的実施形態においては、細長い接続孔が金属バーに形成され、それにより、金属バーがより大きい組立て裕度(assembly tolerance)と共により高い包括性および互換性を有することが可能となり、金属バーを充電端子に迅速かつ簡便に接続することが可能となる。したがって、それにより、後の段階における充電台座製品の生産効率およびメンテナンス効率を向上させることができる。
【0023】
加えて、本発明に係るいくつかの例示的実施形態においては、従来の銅線に代えてアルミニウムバーを用いることで、充電台座製品の重量を低減するのみならず、生産コストを大幅に低減することもできる。
【0024】
本発明の上記および他の特徴が、添付の図面を参照してその例示的実施形態を詳細に説明することによって、より明らかとなるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】本発明の例示的実施形態に係る充電台座アセンブリの説明斜視図である。
図2】本発明の例示的実施形態に係る充電台座アセンブリの説明分解図である。
図3】本発明の例示的実施形態に係る第1の金属バーおよび第2の金属バーの説明斜視図である。
図4】本発明の例示的実施形態に係る第1の充電端子および第2の充電端子の説明斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
添付の図面を参照して、本開示の例示的実施形態を以下で詳細に説明する。図面において、同様の参照符号は同様の要素を指す。しかしながら、本開示は、多数の異なる形態で実施されてもよく、本明細書に記載の実施形態に限定されるものとして解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が徹底的かつ完全なものとなるように提供されており、本開示の概念を当業者に十分に伝達するであろう。
【0027】
以下の詳細な説明においては、説明の目的で、多数の具体的な詳細事項が、開示の実施形態の完全な理解をもたらすために記載されている。しかしながら、1つまたは複数の実施形態がこれらの具体的な詳細事項なしで実施されてもよいことは明らかであろう。他の例において、図面を簡略化するために、周知の構造および装置は模式的に示されている。
【0028】
本発明の一般概念によれば、電気接続アセンブリが提供される。電気接続アセンブリは、平坦な第1の金属バーであって、直線状の第1の本体部、直線状の第1の接続端部、および第1の本体部と第1の接続端部との間に接続される第1の屈曲部を備える、第1の金属バーと、平坦な第2の金属バーであって、直線状の第2の本体部、直線状の第2の接続端部、および第2の本体部と第2の接続端部との間に接続される第2の屈曲部を備える、第2の金属バーとを備える。第1の接続端部および第2の接続端部は、充電台座の第1の充電端子および第2の充電端子にそれぞれ電気的に接続するために用いられる。第1の金属バーおよび第2の金属バーが充電台座に電気的に接続されているとき、第1の金属バーおよび第2の金属バーは、それらの厚さ方向に分離され、互いに平行であり、第1の本体部および第2の本体部は、厚さ方向において互いに重なり、第1の接続端部および第2の接続端部は、それらの幅方向においてずれている。
【0029】
本発明の別の一般概念によれば、充電台座アセンブリが提供される。充電台座アセンブリは、上記の電気接続アセンブリおよび充電台座を備える。充電台座は、ハウジング、ハウジングに設けられる第1の充電端子、およびハウジングに設けられる第2の充電端子を含む。第1の充電端子および第2の充電端子の一端は、ハウジングから延出し、それぞれ電気接続アセンブリの第1の金属バーおよび第2の金属バーの一端に電気的に接続される。
【0030】
図1は、本発明の例示的実施形態に係る充電台座アセンブリの説明斜視図を示す。図2は、本発明の例示的実施形態に係る充電台座アセンブリの説明分解図を示す。図3は、本発明の例示的実施形態に係る第1の金属バー11および第2の金属バー12の説明斜視図を示す。図4は、本発明の例示的実施形態に係る第1の充電端子21および第2の充電端子22の説明斜視図を示す。
【0031】
図1図4に示すように、本発明の例示的実施形態においては、電気接続アセンブリが開示される。電気接続アセンブリは、第1の金属バー11および第2の金属バー12を主に含む。第1の金属バー11は平坦であり、直線状の第1の本体部110、直線状の第1の接続端部111、および第1の本体部110と第1の接続端部111との間に接続される第1の屈曲部112を含む。第2の金属バー12は平坦であり、直線状の第2の本体部120、直線状の第2の接続端部121、および第2の本体部120と第2の接続端部121との間に接続される第2の屈曲部122を含む。
【0032】
図1図4に示すように、図示の実施形態において、第1の接続端部111および第2の接続端部121は、充電台座2の第1の充電端子21および第2の充電端子22にそれぞれ電気的に接続される。第1の金属バー11および第2の金属バー12が充電台座2に電気的に接続されているとき、第1の金属バー11および第2の金属バー12は、それらの厚さ方向Zにおいて離隔し、互いに平行であり、第1の本体部110および第2の本体部120は、それらの厚さ方向Zにおいて互いに重なり、第1の接続端部111および第2の接続端部121は、それらの幅方向Xにおいてずれている。
【0033】
図1図4に示すように、図示の実施形態において、第1の金属バー11の第1の本体部110および第2の金属バー12の第2の本体部120は、同じ幅を有し、各々、それらの幅方向において互いに反対側の左面および右面を有する。第1の金属バー11および第2の金属バー12が充電台座2に接続されているとき、第1の金属バー11の第1の本体部110の左面および右面は、第2の金属バー12の第2の本体部120の左面および右側と面一である。
【0034】
図1図4に示すように、図示の実施形態において、電気接続アセンブリは、第1の接続部材101および第2の接続部材102をさらに備える。第1の接続部材101は、第1の金属バー11の第1の接続端部111の一端を第1の充電端子21の一端に接続するために用いられる。第2の接続部材102は、第2の金属バー12の第2の接続端部121の一端を第2の充電端子22の一端に接続するために用いられる。
【0035】
図1図4に示すように、図示の実施形態において、第1の接続孔111aが、第1の金属バー11の第1の接続端部111の一端に形成される。第1の接続部材101は、第1の接続孔111aを通過し、第1の金属バー11の第1の接続端部111の一端を第1の充電端子21の一端に締結するための第1の充電端子21における第1のナット212とのねじ込み接続に適している。
【0036】
図1図4に示すように、図示の実施形態において、第2の接続孔121aが、第2の金属バー12の第2の接続端部121の一端に形成される。第2の接続部材102は、第2の接続孔121aを通過し、第2の金属バー12の第2の接続端部121の一端を第2の充電端子22の一端に締結するための第2の充電端子22における第2のナット222とのねじ込み接続に適している。
【0037】
図1図4に示すように、図示の実施形態において、第1の接続端部111の長さ方向Yにおける第1の接続孔111aのサイズは、第1の接続端部111の幅方向Xにおける第1の接続孔111aのサイズよりも大きく、それにより、第1の接続部材101が第1の接続孔111aにおいて第1の接続端部111の長さ方向Yに沿って移動することが可能となる。
【0038】
図1図4に示すように、図示の実施形態において、第2の接続端部121の長さ方向Yにおける第2の接続孔121aのサイズは、第2の接続端部121の幅方向Xにおける第2の接続孔121aのサイズよりも大きく、それにより、第2の接続部材102が第2の接続孔121aにおいて第2の接続端部121の長さ方向Yに沿って移動することができる。
【0039】
図1図4に示すように、図示の実施形態において、第1の金属バー11および第2の金属バー12が充電台座2に電気的に接続されているとき、第1の接続孔111aの中心軸および第2の接続孔121aの中心軸は、互いに平行であり、第1の接続端部111および第2の接続端部121の長さ方向Yに垂直な同じ平面に配置される。
【0040】
図1図4に示すように、図示の実施形態において、第1の金属バー11は、平坦な第1の金属導体11a、および第1の金属導体11aに巻き付けられる第1の絶縁層11bを含む。第1の金属導体11aの一端は、第1の充電端子21への電気的接続のために第1の絶縁層11bから露出する。
【0041】
図1図4に示すように、図示の実施形態において、第2の金属バー12は、平坦な第2の金属導体12a、および第2の金属導体12aに巻き付けられる第2の絶縁層12bを備え、第2の金属導体12aの一端は、第2の充電端子22への電気的接続のために第2の絶縁層12bから露出する。
【0042】
図1図4に示すように、図示の実施形態において、第1の金属バー11および第2の金属バー12は、アルミニウムバーまたは他の適した種類の金属バーであってよい。
【0043】
図1図4に示すように、本発明の別の例示的実施形態においては、充電台座アセンブリも開示される。充電台座アセンブリは、上記の電気接続アセンブリおよび充電台座2を主に含む。充電台座2は、ハウジング20、第1の充電端子21、および第2の充電端子22を主に含む。第1の充電端子21および第2の充電端子22は、ハウジング20に設けられる。
【0044】
図1図4に示すように、図示の実施形態において、第1の充電端子21および第2の充電端子22の一端は、ハウジング20から延出し、それぞれ電気接続アセンブリの第1の金属バー11および第2の金属バー12の一端に電気的に接続される。図示の実施形態において、第1の充電端子21および第2の充電端子22の長さは同じであり、ハウジング20から延出する長さも同じである。
【0045】
図1図4に示すように、図示の実施形態において、第1の充電端子21は、第1の円筒体210、第1の平坦な端部211、および第1のナット212を備える。第1の円筒体210は、充電ガン(不図示)の第1の相手側端子(不図示)との嵌合に用いられる。第1の平坦な端部211は、第1の金属バー11の第1の接続端部111に電気的に接続される。第1のナット212は、第1の平坦な端部211に形成される第1のリベット孔211aにリベット留めされる。第1のナット212は、第1の接続端部111を第1の平坦な端部211に締結するために第1の接続部材101にねじ込まれる。
【0046】
図1図4に示すように、図示の実施形態において、第2の充電端子22は、第2の円筒体220、第2の平坦な端部221、および第2のナット222を備える。第2の円筒体220は、充電ガンの第2の相手側端子(不図示)との嵌合に用いられる。第2の平坦な端部221は、第2の金属バー12の第2の接続端部121に電気的に接続される。第2のナット222は、第2の平坦な端部221に形成される第2のリベット孔221aにリベット留めされる。第2のナット222は、第2の接続端部121を第2の平坦な端部221に固定するために第2の接続部材102にねじ込まれる。
【0047】
図1図4に示すように、図示の実施形態において、第1の平坦な端部211および第2の平坦な端部221は、それらの厚さ方向Zに離隔し、第1の接続端部111および第2の接続端部121に平行である。第1のリベット孔211aの中心軸および第2のリベット孔221aの中心軸は、互いに平行であり、第1の円筒体210および第2の円筒体220の中心軸に垂直な同じ平面に配置される。第1の円筒体210および第2の円筒体220の中心軸は、互いに平行であり、第1の平坦な端部211および第2の平坦な端部221の厚さ方向Zに垂直な同じ平面に配置される。
【0048】
上記の実施形態は、限定ではなく例示を意図したものであることが、当業者には理解されるべきである。例えば、多数の修正が当業者により上記の実施形態に対してなされてよく、種々の実施形態において説明されている様々な特徴は、構成または原理において矛盾しない限り互いに自由に組み合わされてよい。
【0049】
いくつかの例示的実施形態を示して説明したが、本開示の原理および趣旨から逸脱しない限り、これらの実施形態において様々な変更または修正がなされてよいことが、当業者には理解されるであろう。本開示の範囲は、特許請求の範囲およびその均等物において定められる。
【0050】
本明細書において用いられる場合、単数形で記載され「一の」という語に続く要素は、複数の当該要素またはステップを除外することが明示されていない限り、そのような除外をしないものとして理解されるべきである。さらに、本発明の「一実施形態」という記載は、記載されている特徴を同様に組み込むさらなる実施形態の存在を除外するものとして解釈されることを意図するものではない。加えて、そうでないことが明示されていない限り、特定の性質を有する要素または複数の要素を「備える」または「有する」実施形態は、その性質を有しないさらなるそのような要素を含んでよい。
図1
図2
図3
図4
【外国語明細書】