IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 中興通訊股▲ふん▼有限公司の特許一覧

特開2024-163342データ伝送方法および装置、情報決定方法および装置、および記憶媒体
<>
  • 特開-データ伝送方法および装置、情報決定方法および装置、および記憶媒体 図1
  • 特開-データ伝送方法および装置、情報決定方法および装置、および記憶媒体 図2
  • 特開-データ伝送方法および装置、情報決定方法および装置、および記憶媒体 図3
  • 特開-データ伝送方法および装置、情報決定方法および装置、および記憶媒体 図4
  • 特開-データ伝送方法および装置、情報決定方法および装置、および記憶媒体 図5
  • 特開-データ伝送方法および装置、情報決定方法および装置、および記憶媒体 図6
  • 特開-データ伝送方法および装置、情報決定方法および装置、および記憶媒体 図7
  • 特開-データ伝送方法および装置、情報決定方法および装置、および記憶媒体 図8
  • 特開-データ伝送方法および装置、情報決定方法および装置、および記憶媒体 図9
  • 特開-データ伝送方法および装置、情報決定方法および装置、および記憶媒体 図10
  • 特開-データ伝送方法および装置、情報決定方法および装置、および記憶媒体 図11
  • 特開-データ伝送方法および装置、情報決定方法および装置、および記憶媒体 図12
  • 特開-データ伝送方法および装置、情報決定方法および装置、および記憶媒体 図13
  • 特開-データ伝送方法および装置、情報決定方法および装置、および記憶媒体 図14
  • 特開-データ伝送方法および装置、情報決定方法および装置、および記憶媒体 図15
  • 特開-データ伝送方法および装置、情報決定方法および装置、および記憶媒体 図16
  • 特開-データ伝送方法および装置、情報決定方法および装置、および記憶媒体 図17
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024163342
(43)【公開日】2024-11-21
(54)【発明の名称】データ伝送方法および装置、情報決定方法および装置、および記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 4/20 20180101AFI20241114BHJP
   H04W 68/00 20090101ALI20241114BHJP
   H04W 76/27 20180101ALI20241114BHJP
【FI】
H04W4/20 110
H04W68/00
H04W76/27
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024160116
(22)【出願日】2024-09-17
(62)【分割の表示】P 2022519208の分割
【原出願日】2020-09-28
(31)【優先権主張番号】201910936293.7
(32)【優先日】2019-09-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【弁護士】
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼旭
(72)【発明者】
【氏名】戴博
(72)【発明者】
【氏名】▲陸▼▲てい▼
(72)【発明者】
【氏名】沙秀斌
(57)【要約】
【課題】データ伝送方法および装置、情報決定方法および装置、および記憶媒体の提供。
【解決手段】データ伝送方法および装置、情報決定方法および装置、および記憶媒体が、提供される。データ伝送方法は、第1の指示情報を搬送するページングメッセージを第2の通信ノードに送信することであって、第1の指示情報は、第2の通信ノードがモバイル端末-早期データ伝送(MT-EDT)プロシージャを実施するためにトリガされるかどうかを示すために使用される、ことと、第2の指示情報を搬送し、第2の通信ノードによって送信された無線リソース制御(RRC)メッセージを受信することとを含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本明細書に記載の発明。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、その開示が参照することによってその全体として本明細書に組み込まれる、2019年9月29日に中国国家知識産権局(CNIPA)に出願された中国特許出願第201910936293.7号の優先権を主張する。
【0002】
(技術分野)
本願は、通信、例えば、データ伝送方法および装置、情報決定方法および装置、および記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
モバイル着信-早期データ伝送(MT-EDT)の物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)プロセスにおいて、基地局が、第4の無線リソース制御(RRC)シグナリングを使用して、ダウンリンクデータ伝送を完了後、端末は、アイドル状態に解放され得る。端末が送信するためのアップリンクデータを有する場合、端末は、接続状態を維持し/それに入り、アップリンクデータの送信を完了する必要がある。
【0004】
非EDT PRACHプロセスにおいて、少数のスモールデータパケットのみが、送信される必要があるとき、そのようなスモールデータパケットは、1つの媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)を通して伝送されることができる。伝送が完了された後、コアネットワークが、端末のコンテキスト情報を直ちに解放することのみが必要である。故に、データ伝送が完了された後、ネットワークの接続状態は、サービス要件に従って、自動的に切り替えられることができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本願の実施形態は、データ伝送方法および装置、情報決定方法および装置、および記憶媒体を提供し、ネットワークの接続状態は、データ伝送が完了された後、サービス要件に従って自動的に切り替えられることが可能である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願の実施形態は、データ伝送方法を提供する。方法は、第1の通信ノードに適用され、以下を含む。
【0007】
第1の指示情報を搬送するページングメッセージが、第2の通信ノードに送信される。第1の指示情報は、第2の通信ノードがモバイル着信-早期データ伝送(MT-EDT)プロシージャを実施するためにトリガされるかどうかを示すために使用される。
【0008】
第2の指示情報を搬送し、第2の通信ノードによって送信された無線リソース制御(RRC)メッセージが、受信される。
【0009】
本願の実施形態は、データ伝送方法を提供する。方法は、第1の通信ノードに適用され、以下を含む。
【0010】
第3の指示情報を搬送し、第3の通信ノードによって送信されるページングメッセージが、受信される。第3の指示情報は、アクセスネットワークタイプ指示と、コアネットワークタイプ指示とを含む。
【0011】
本願の実施形態は、データ伝送方法を提供する。方法は、第2の通信ノードに適用され、以下を含む。
【0012】
第1の指示情報を搬送し、第1の通信ノードによって送信されるページングメッセージが、受信される。第1の指示情報は、第2の通信ノードがMT-EDTプロシージャを実施するためにトリガされるかどうかを示すために使用される。
【0013】
第2の指示情報を搬送するRRCメッセージが、第1の通信ノードに送信される。
【0014】
本願の実施形態は、データ伝送方法を提供する。方法は、第2の通信ノードに適用され、以下を含む。
【0015】
第3の指示情報を搬送し、第1の通信ノードによって送信されるページングメッセージが、受信される。第3の指示情報は、アクセスネットワークタイプ指示と、コアネットワークタイプ指示とを含む。
【0016】
本願の実施形態は、情報決定方法を提供する。方法は、以下を含む。
【0017】
対応するWUSグループリソースインデックスが、事前設定ルールに基づいて、かつ無線フレームの数、無線フレームインデックス、スーパーフレームインデックス、およびWUSグループリソースの数に従って、WUSグループインデックスに関して決定される。
【0018】
本願の実施形態は、データ伝送装置を提供する。装置は、第1の通信ノードに適用され、第1の送信モジュールと、第1の受信モジュールとを含む。
【0019】
第1の送信モジュールは、第1の指示情報を搬送するページングメッセージを第2の通信ノードに送信するように構成される。第1の指示情報は、第2の通信ノードがMT-EDTプロシージャを実施するためにトリガされるかどうかを示すために使用される。
【0020】
第1の受信モジュールは、第2の指示情報を搬送し、第2の通信ノードによって送信されるRRCメッセージを受信するように構成される。RRCメッセージは、以下のうちの少なくとも1つを含む:第2の指示情報または新しい再開原因値。
【0021】
本願の実施形態は、データ伝送装置を提供する。装置は、第1の通信ノードに適用され、第2の送信モジュールを含む。
【0022】
第2の送信モジュールは、第3の指示情報を搬送するページングメッセージを第2の通信ノードに送信するように構成される。第3の指示情報は、アクセスネットワークタイプ指示と、コアネットワークタイプ指示とを含む。
【0023】
本願の実施形態は、データ伝送装置を提供する。装置は、第2の通信ノードに適用され、第2の受信モジュールと、第3の送信モジュールとを含む。
【0024】
第2の受信モジュールは、第1の指示情報を搬送し、第1の通信ノードによって送信されたページングメッセージを受信するように構成される。第1の指示情報は、第2の通信ノードがMT-EDTプロシージャを実施するためにトリガされるかどうかを示すために使用される。
【0025】
第3の送信モジュールは、第2の指示情報を搬送するRRCメッセージを第1の通信ノードに送信するように構成される。
【0026】
本願の実施形態は、データ伝送装置を提供する。装置は、第2の通信ノードに適用され、第3の受信モジュールを含む。
【0027】
第3の受信モジュールは、第3の指示情報を搬送し、第1の通信ノードによって送信されたページングメッセージを受信するように構成される。第3の指示情報は、アクセスネットワークタイプ指示と、コアネットワークタイプ指示とを含む。
【0028】
本願の実施形態は、情報決定装置を提供する。装置は、プロセッサを含む。
【0029】
プロセッサは、事前設定ルールに基づいて、かつ無線フレームの数、無線フレームインデックス、スーパーフレームインデックス、およびウェイクアップ信号(WUS)グループリソースの数に従って、WUSグループインデックスに関して、対応するWUSグループリソースインデックスを決定するように構成される。
【0030】
本願の実施形態は、記憶媒体を提供する。記憶媒体は、コンピュータプログラムを記憶し、それは、プロセッサによって実行されると、プロセッサに前述の実施形態のうちの任意の1つにおける方法を実施させる。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
第1の通信ノードに適用されるデータ伝送方法であって、前記方法は、
第1の指示情報を搬送するページングメッセージを第2の通信ノードに送信することであって、前記第1の指示情報は、前記第2の通信ノードがモバイル着信-早期データ伝送(MT-EDT)プロシージャを実施するためにトリガされるかどうかを示すために使用される、ことと、
第2の指示情報を搬送し、前記第2の通信ノードによって送信された無線リソース制御(RRC)メッセージを受信することと
を含む、方法。
(項目2)
前記第2の指示情報の指示方法は、セル拡張子を通した指示または原因値拡張子を通した指示のうちの1つを含む、前記項目1に記載の方法。
(項目3)
前記第2の指示情報を搬送し、前記第2の通信ノードによって送信された前記RRCメッセージを受信することは、
前記第2の通信ノードが前記MT-EDTプロシージャを実施するためにトリガされる場合、前記第2の指示情報を搬送し、前記第2の通信ノードによって送信された第3のメッセージを受信することを含む、項目1に記載の方法。
(項目4)
前記第2の指示情報は、前記第2の通信ノードが接続状態に入ることを要求すること、前記第2の通信ノードがアップリンクデータを伝送する必要があるかどうか、前記MT-EDTプロシージャが終了されるかどうか、前記第2の通信ノードが前記MT-EDTプロシージャを要求するかどうか、前記MT-EDTプロシージャの確認応答情報、または、前記第2の通信ノードがアップリンクデータ伝送を実施し、前記MT-EDTプロシージャを実施しないことのうちの1つを示すために使用される、項目1、2、または3に記載の方法。
(項目5)
前記第2の指示情報は、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)メッセージまたは拡張RRCメッセージのうちの1つを通して決定される、項目1に記載の方法。
(項目6)
前記第2の指示情報が、前記MAC CEメッセージを通して決定される場合、前記第2の指示は、既存のMAC CEメッセージの予約ビット、MACサブヘッダ内の新しい論理チャネル識別(LCID)、または、MAC CE内のMACサービスデータユニット(SDU)の指示情報のうちの1つを通して決定される、項目5に記載の方法。
(項目7)
前記第2の指示情報が前記拡張RRCメッセージを通して決定される場合、前記第2の指示情報は、前記拡張RRCメッセージ内の新しく追加されたセル指示情報を通して決定される、項目5に記載の方法。
(項目8)
前記第3のメッセージは、従来の物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)プロセスにおける第3のメッセージを含む、項目3に記載の方法。
(項目9)
第1の通信ノードに適用されるデータ伝送方法であって、前記方法は、第3の指示情報を搬送するページングメッセージを第2の通信ノードに送信することを含み、
前記第3の指示情報は、アクセスネットワークタイプ指示と、コアネットワークタイプ指示とを含む、方法。
(項目10)
前記コアネットワークタイプ指示は、進化型パケットコア(EPC)指示または第5世代コア(5GC)指示のうちの1つを含む、項目9に記載の方法。
(項目11)
前記アクセスネットワークタイプ指示は、前記ページングメッセージが現在送信されている無線アクセス技術(RAT)に関する指示、ロングタームエボリューション(LTE)指示、狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)指示、拡張機械タイプ通信(eMTC)指示、新しい無線(NR)指示、モバイル通信のためのグローバルシステム(GSM(登録商標))指示、またはワイヤレスフィデリティ(WIFI)指示のうちの1つを含む、項目9に記載の方法。
(項目12)
前記第2の通信ノードが従来の物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)プロセスを実施するためにトリガされる場合、第3の通信ノードによって送信されるダウンリンクデータを受信することと、
前記ダウンリンクデータの伝送方法が早期データ伝送(EDT)である場合、第4の指示情報を搬送するS1インターフェースメッセージを前記第3の通信ノードに送信することをさらに含み、前記第4の指示情報は、EDT指示を含む、項目9に記載の方法。
(項目13)
第2の通信ノードに適用されるデータ伝送方法であって、前記方法は、
第1の指示情報を搬送し、第1の通信ノードによって送信されたページングメッセージを受信することであって、前記第1の指示情報は、前記第2の通信ノードがモバイル着信-早期データ伝送(MT-EDT)プロシージャを実施するためにトリガされるかどうかを示すために使用される、ことと、
第2の指示情報を搬送する無線リソース制御(RRC)メッセージを前記第1の通信ノードに送信することと
を含む、方法。
(項目14)
前記第2の指示情報を搬送するRRCメッセージを前記第1の通信ノードに送信することは、
前記第2の通信ノードが前記MT-EDTプロシージャを実施するためにトリガされる場合、前記第2の指示情報を搬送する第3のメッセージを前記第1の通信ノードに送信することを含む、項目13に記載の方法。
(項目15)
前記第2の通信ノードが従来の物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)プロセスを実施するためにトリガされる場合、第4の指示情報を搬送するRRCメッセージを前記第1の通信ノードに送信することをさらに含み、前記第4の指示情報は、EDT指示を含む、項目13に記載の方法。
(項目16)
第2の通信ノードに適用されるデータ伝送方法であって、前記方法は、第3の指示情報を搬送し、第1の通信ノードによって送信されたページングメッセージを受信することを含み、
前記第3の指示情報は、アクセスネットワークタイプ指示と、コアネットワークタイプ指示とを含む、方法。
(項目17)
前記第2の通信ノードは、マルチモードの第2の通信ノードを含む、項目16に記載の方法。
(項目18)
情報決定方法であって、前記方法は、
事前設定ルールに基づいて、かつ無線フレームの数、無線フレームインデックス、スーパーフレームインデックス、およびWUSグループリソースの数に従って、各ウェイクアップ信号(WUS)グループのオリジナルリソースインデックスに対応する各WUSグループの現在のリソースインデックスを決定することを含む、方法。
(項目19)
前記各WUSグループの現在のリソースインデックスの計算式は、
M=mod((A+(SFN_Index+1024×H_SFN)/T),K)であり、
Mは、前記各WUSグループの現在のリソースインデックスを示し、Aは、前記各WUSグループのオリジナルリソースインデックスを示し、Tは、1つの断続的受信サイクル内に含まれる無線フレームの数を示し、SFN_Indexは、現在のページングオケージョンにおける前記第2の通信ノードに対応する無線フレームインデックスを示し、H_SFNは、前記現在のページングオケージョンにおける前記第2の通信ノードに対応するスーパーフレームインデックスを示し、Kは、前記WUSグループリソースの数を示し、modは、剰余に関する関数を示す、項目18に記載の方法。
(項目20)
第1の通信ノードに適用されるデータ伝送装置であって、前記データ伝送装置は、
第1の指示情報を搬送するページングメッセージを第2の通信ノードに送信するように構成された第1の送信モジュールであって、前記第1の指示情報は、前記第2の通信ノードがモバイル着信-早期データ伝送(MT-EDT)プロシージャを実施するためにトリガされるかどうかを示すために使用される、第1の送信モジュールと、
第2の指示情報を搬送し、前記第2の通信ノードによって送信された無線リソース制御(RRC)メッセージを受信するように構成された第1の受信モジュールと
を備えている、データ伝送装置。
(項目21)
第1の通信ノードに適用されるデータ伝送装置であって、前記データ伝送装置は、第3の指示情報を搬送するページングメッセージを第2の通信ノードに送信するように構成された第2の送信モジュールを備え、
前記第3の指示情報は、アクセスネットワークタイプ指示と、コアネットワークタイプ指示とを含む、データ伝送装置。
(項目22)
第2の通信ノードに適用されるデータ伝送装置であって、前記データ伝送装置は、
第1の指示情報を搬送し、第1の通信ノードによって送信されたページングメッセージを受信するように構成された第2の受信モジュールであって、前記第1の指示情報は、前記第2の通信ノードがモバイル着信-早期データ伝送(MT-EDT)プロシージャを実施するためにトリガされるかどうかを示すために使用される、第2の受信モジュールと、
第2の指示情報を搬送する無線リソース制御(RRC)メッセージを前記第1の通信ノードに送信するように構成された第3の送信モジュールと
を備えている、データ伝送装置。
(項目23)
第2の通信ノードに適用されるデータ伝送装置であって、前記データ伝送装置は、第3の指示情報を搬送し、第1の通信ノードによって送信されたページングメッセージを受信するように構成された第3の受信モジュールを備え、
前記第3の指示情報は、アクセスネットワークタイプ指示と、コアネットワークタイプ指示とを含む、データ伝送装置。
(項目24)
情報決定装置であって、前記情報決定装置は、事前設定ルールに基づいて、かつ無線フレームの数、無線フレームインデックス、スーパーフレームインデックス、およびWUSグループリソースの数に従って、WUSグループインデックスに関して、対応するウェイクアップ信号(WUS)グループリソースインデックスを決定するように構成されたプロセッサを備えている、情報決定装置。
(項目25)
コンピュータプログラムを記憶するための記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムは、プロセッサによって実行されると、項目1-17のいずれか1項に記載のデータ伝送方法を実施すること、または項目18-19のいずれか1項に記載の情報決定方法を実施することを前記プロセッサに行わせる、記憶媒体。
【図面の簡単な説明】
【0031】
図1図1は、本願の実施形態による、データ伝送方法のフローチャートである。
図2図2は、本願の実施形態による、1つのタイプのデータ伝送の相互作用を図示する略図である。
図3図3は、本願の実施形態による、別のタイプのデータ伝送の相互作用を図示する略図である。
図4図4は、本願の実施形態による、MAC CEの構造を図示する略図である。
図5図5は、本願の実施形態による、別のデータ伝送方法のフローチャートである。
図6図6は、本願の実施形態による、別のタイプのデータ伝送の相互作用を図示する略図である。
図7図7は、本願の実施形態による、別のタイプのデータ伝送の相互作用を図示する略図である。
図8図8は、本願の実施形態による、別のタイプのデータ伝送の相互作用を図示する略図である。
図9図9は、本願の実施形態による、別のデータ伝送方法のフローチャートである。
図10図10は、本願の実施形態による、別のデータ伝送方法のフローチャートである。
図11図11は、本願の実施形態による、情報決定方法のフローチャートである。
図12図12は、本願の実施形態による、データ伝送装置の構造を図示するブロック図である。
図13図13は、本願の実施形態による、別のデータ伝送装置の構造を図示するブロック図である。
図14図14は、本願の実施形態による、別のデータ伝送装置の構造を図示するブロック図である。
図15図15は、本願の実施形態による、別のデータ伝送装置の構造を図示するブロック図である。
図16図16は、本願の実施形態による、情報決定装置の構造を図示するブロック図である。
図17図17は、本願の実施形態による、デバイスの構造を図示する略図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
本願の実施形態は、図面と併せて、以降に説明される。矛盾しない場合、本明細書に説明される実施形態およびその特徴は、互いに組み合わせられることができる。
【0033】
リリース15(R15)段階では、狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)/拡張機械タイプ通信(eMTC)は、アップリンクスモールデータの効率的伝送をサポートする。すなわち、伝送は、モバイルオリジナル-早期データ伝送(MO-EDT)プロシージャを通して実装される。端末は、早期データ伝送(EDT)のランダムアクセスプロシージャにおいて、アップリンクデータの伝送を完了する。例えば、アップリンクデータパケットは、第3のシグナリングメッセージ内で搬送される。このランダムアクセスプロセスにおいて、競合が、終了し、アップリンクデータ伝送の確認応答が、完了される。この場合、端末は、ランダムアクセスプロシージャを終了し得る。
【0034】
R16段階では、ダウンリンクスモールデータの効率的伝送をサポートする方法は、考慮されている。すなわち、ランダムアクセスプロシージャにおけるダウンリンクデータの伝送は、モバイル着信-早期データ伝送(MT-EDT)プロシージャを通して実装される。コアネットワークによって発行されたページングメッセージを受信後、基地局は、MT-EDTプロシージャをトリガするかどうかを決定する。プロシージャがトリガされる必要があるとき、基地局は、非競合ランダムアクセスリソースをページングメッセージ内で搬送する。端末によって送信される第1のランダムアクセスシグナリングメッセージを受信後、基地局は、最初に、端末の識別を完了し、次いで、ダウンリンクデータパケットを第2のシグナリングメッセージ内で搬送し得る。次いで、端末は、第3のシグナリングメッセージを送信し、ダウンリンクデータパケットの確認応答を完了する。
【0035】
1つのデータパケットの伝送および確認応答が、MO-EDTまたはMT-EDTのいずれかを通して完了された後、ランダムアクセスプロシージャは、終了し、端末は、アイドル状態に解放される。しかしながら、データ伝送をさらに実施するために、EDTプロシージャが実施された後、データ伝送および受信のために接続状態に入ることが必要であり得る。
【0036】
図1は、本願の実施形態による、データ伝送方法のフローチャートである。本実施形態は、第1の通信ノードによって実施される。実施形態において、第1の通信ノードは、基地局である。
【0037】
図1に示されるように、本実施形態において提供されるデータ伝送方法は、S110-S120を含む。
【0038】
S110では、第1の指示情報を搬送するページングメッセージが、第2の通信ノードに送信される。
【0039】
実施形態において、第1の指示情報は、第2の通信ノードがMT-EDTプロシージャを実施するためにトリガされるかどうかを示すために使用される。実施形態において、第2の通信ノードは、ユーザ機器(UE)であり得る。
【0040】
S120では、第2の指示情報を搬送し、第2の通信ノードによって送信された無線リソース制御(RRC)メッセージが、受信される。
【0041】
一実施形態において、第2の指示情報の指示方法は、以下のうちの1つを含む:セル拡張子を通した指示、または、原因値拡張子を通した指示。一実施形態において、第3の通信ノードによって発行されたダウンリンクデータを受信後、第1の通信ノードが、第1の指示情報を搬送するページングメッセージを第2の通信ノードに送信し、第2の通信ノードがMT-EDTプロシージャを実施するためにトリガされるかどうかを示す。第2の通信ノードが、MT-EDTプロシージャを実施すると、第1の通信ノードは、第2の通信ノードによって送信され、RRCメッセージ内の第2の指示情報を通して、接続状態に入るべきかどうかを示すRRCメッセージを受信する。
【0042】
一実施形態において、第2の指示情報を搬送し、第2の通信ノードによって送信されるRRCメッセージが受信されることは、第2の通信ノードがMT-EDTプロシージャを実施するためにトリガされる場合、第2の指示情報を搬送し、第2の通信ノードによって送信された第3のメッセージが、受信されることを含む。
【0043】
実施形態において、RRCメッセージは、オリジナル再開原因値を含む。UEによって送信されるRRCメッセージを受信後、基地局は、RRC内のオリジナル再開原因値に基づいて、UEがアップリンクサービスデータを事前設定時間内に完全に送信し得るかどうかを決定することができない。事前設定時間は、UEがRRCメッセージをコアネットワークに送信する時間を指す。一実施形態において、新しい再開原因値が、RRCメッセージに導入される。新しい再開原因値によって、基地局がUEのコンテキスト情報を解放する指示をコアネットワークに送信するかどうかが、決定される。UEによって基地局に送信されるアップリンクサービスデータのサイズが大きくない場合(すなわち、スモールデータパケットである場合)、または、アップリンクサービスデータがアップロードされない場合、RRCメッセージは、オリジナル再開原因値を搬送する。UEによって基地局に送信されるアップリンクサービスデータのサイズが、大きい場合、RRCメッセージは、新しい再開原因値を搬送する。すなわち、基地局によって送信されるアップリンクサービスデータを受信後、コアネットワークは、UEのコンテキスト情報を解放しない。一実施形態において、第2の指示情報は、以下のうちの1つを示すために使用される:第2の通信ノードが接続状態に入ることを要求すること、第2の通信ノードがアップリンクデータを伝送する必要があるかどうか、MT-EDTプロシージャが終了されるかどうか、第2の通信ノードがMT-EDTプロシージャを要求すること、MT-EDTプロシージャの確認応答情報、または、第2の通信ノードがアップリンクデータ伝送を実施し、MT-EDTプロシージャを実施しないこと。スモールデータパケットは、そのデータサイズが伝送のために1つのRRCメッセージ内で再使用されることが可能なアップリンクデータを指す。
【0044】
一実施形態において、基地局は、1ビット指示シグナリングをシステム情報ブロック(SIB)メッセージ内でブロードキャストする。指示シグナリングは、UEが動作を実施することを可能にされるかどうかを示すために使用される。可能にされる動作は、UEの要求動作またはUEの指示動作を含む。例として、UEの要求動作は、限定ではないが、接続状態に入るためのUEの要求、UEがアップリンクデータ伝送を実施するかどうかの動作、UEがMT-EDTプロシージャを終了するかどうかの動作、MT-EDTプロシージャのためのUEの要求、MT-EDTプロシージャの確認応答情報、またはUEがアップリンクデータ伝送を実施し、MT-EDTプロシージャを実施しない動作を含む。
【0045】
一実施形態において、MT-EDTプロシージャを実施するプロセスにおいて、それは、接続状態に入ることを示す。実施形態において、データ伝送方法は、第1の通信ノードが、基地局であり、第2の通信ノードが、ユーザ機器である、例を挙げて説明される。第1の指示情報を搬送し、コアネットワークによって送信されるページングメッセージを受信後、基地局は、MT-EDTプロシージャをトリガするかどうかを決定する。MT-EDTプロシージャがトリガされる必要があることを決定する場合、基地局は、ページングメッセージを通して、MT-EDTサービス指示情報を発行する。
【0046】
ユーザ機器がMT-EDTプロシージャを実施するプロセスにおいて、ユーザ機器は、第3のメッセージを利用して、PRACHプロセスにおいて、第2の指示情報を搬送する。第2の指示情報は、UEが接続状態に入ることを要求することを示すために使用される。代替として、第2の指示情報は、UEがアップリンクデータ伝送を実施するかどうかを示すために使用される。代替として、第2の指示情報は、MT-EDTプロシージャが終了されるかどうかを示すために使用される。代替として、第2の指示情報は、UEがMT-EDTプロシージャを要求することを示すために使用される。代替として、第2の指示情報は、MT-EDTプロシージャの確認応答情報を示すために使用される。代替として、第2の指示情報は、アップリンクデータ伝送が実施され、MT-EDTプロシージャが実施されないことを示すために使用される。
【0047】
UEが第3のメッセージを開始する準備をする場合、アップリンクデータパケットが、伝送される必要があるとき、UEは、第3のメッセージを利用して、第2の指示情報の確認情報を搬送する。すなわち、第2の指示情報は、UEが接続状態に入ることを要求することを示すために使用される;代替として、第2の指示情報は、UEがアップリンクデータ伝送を実施することを示すために使用される;代替として、第2の指示情報は、MT-EDTプロシージャが終了されることを示すために使用される;代替として、第2の指示情報は、アップリンクデータ伝送が実施され、MT-EDTプロシージャが実施されないことを示すために使用される。
【0048】
UEの第2の指示情報の指示条件に従って、基地局は、第4のメッセージが送信された後、プロシージャが終了されるかどうかを決定する。すなわち、UEが、第2の指示情報の確認情報を送信すると、基地局は、第4のメッセージを送信後、UEとの接続状態を維持し続ける。さらに、EDT情報がS1インターフェースに示されるかどうかが、決定される。すなわち、UEが、第2の指示情報の確認情報を送信するとき、S1インターフェースの情報は、EDT指示情報を含まない;そうでなければ、S1インターフェースの情報は、EDT指示情報を含む。
【0049】
一実施形態において、図2は、本願の実施形態による、1つのタイプのデータ伝送の相互作用を図示する略図である。図2に示されるように、本実施形態におけるデータ伝送の相互作用プロシージャは、S210-S280を含む。
【0050】
S210では、ページングメッセージが、発行される。
【0051】
S220では、第1の指示情報を搬送するページングメッセージが、送信される。
【0052】
S230では、第1のメッセージ(Msg1)が、フィードバックされる。
【0053】
S240では、第2のメッセージ(Msg2)が、送信される。
【0054】
S250では、第2の指示情報を搬送し、接続状態に入ることを示す第3のメッセージ(Msg3)が、送信される。
【0055】
S260では、UE初期化メッセージが、アップロードされる。
【0056】
S270では、ダウンリンクデータを搬送する第4のメッセージ(Msg4)が、送信される。
【0057】
S280では、アップリンクサービスデータが、伝送される。
【0058】
実施形態において、UEが、第2の指示情報を搬送する確認情報を基地局に送信する。すなわち、第2の指示情報の確認情報が、第3のメッセージ内で搬送され、接続状態に入ることを示す。基地局が、Msg4の送信を完了後、アップリンクサービスデータの伝送が、UEと基地局との間で実施される。
【0059】
一実施形態において、図3は、本願の実施形態による、別のタイプのデータ伝送の相互作用を図示する略図である。図3に示されるように、本実施形態におけるデータ伝送の相互作用プロシージャは、S310-S370を含む。
【0060】
S310では、ページングメッセージが、発行される。
【0061】
S320では、第1の指示情報を搬送するページングメッセージが、送信される。
【0062】
S330では、第1のメッセージが、フィードバックされる。
【0063】
S340では、第2のメッセージが、送信される。
【0064】
S350では、第3のメッセージが、送信される。
【0065】
S360では、EDT指示情報を搬送するUE初期化メッセージが、アップロードされる。
【0066】
S370では、ダウンリンクデータを搬送する第4のメッセージが、送信される。
【0067】
実施形態において、第2の指示情報は、UEによって基地局に送信される第3のメッセージ内で搬送されない。次いで、EDT指示情報は、基地局によってコアネットワークに送信されるUE初期化メッセージ内で搬送され、UEのコンテキストを解放することを示す。すなわち、基地局が、第4のメッセージの送信を完了後、接続状態は、解放され、アイドル状態に入る。
【0068】
一実施形態において、第2の指示情報の決定方法は、以下の方法のうちの1つを含む:媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)メッセージ、または、拡張RRCメッセージ。
【0069】
一実施形態において、第2の指示情報が、MAC CEメッセージを通して決定される場合、第2の指示情報の決定方法は、以下の方法のうちの1つを含む:既存のMAC CEメッセージの予約ビット、MACサブヘッダ内の新しい論理チャネル識別(LCID)、または、MAC CE内のMACサービスデータユニット(SDU)の指示情報。
【0070】
実施形態において、MT-EDTプロシージャを実施するプロセスにおいて、第2の指示情報は、2つの方法を含む。一方の方法は、MAC CEを通したものである。他方の方法は、拡張RRCシグナリングを通したものである。すなわち、1ビット指示情報は、RRCメッセージ内で直接搬送される。
【0071】
一実施形態において、既存のMAC CEメッセージ内に1つのアイドルビットを含む、MAC CEが、接続状態に入るべきかどうかを示すために使用される。例として、アイドルビットが0であるとき、それは、接続状態に入らないことを示し、アイドルビットが1であるとき、それは、接続状態に入ることを示す。一実施形態において、MAC CEメッセージを通して新しいMAC CEを導入する方法は、報告するために、MAC CEのサブヘッダを使用して(例えば、報告するために、サブヘッダ内で1つのアイドルビットを使用して)、新しい論理チャネル識別(LCID)を導入する(すなわち、使用のための予約LCIDから1つのLCIDを選択する)ことを含む。一実施形態において、指示は、MAC CE内のサービスデータユニット(SDU)を通して実施される。MAC CEヘッダ内のアイドルビットは、Rビット、すなわち、予約ビットであり得る。
【0072】
図4は、本願の実施形態による、MAC CEの構造を図示する略図である。図4に示されるように、接続状態の指示は、MAC CEメッセージ内のMAC SDUを通して実施され得る。
【0073】
表1は、MAC CEメッセージ内のサブヘッダのフォーマットを図示する表である。表1に示されるように、MAC CEメッセージ内のサブヘッダは、8ビットを含む。論理チャネル識別(LCID)は、5ビットを占有する。予約LCIDは、01110、01111、または10001のうちの1つであり得る。
【表1】
【0074】
MAC CE内のサブヘッダは、2つの1ビット予約ビット(R)と、1つの1ビット拡張ビットと、5ビットLCIDとを含む8ビットメッセージである。一実施形態において、第2の指示情報は、LCIDを通して決定される。
【0075】
一実施形態において、第2の指示情報が、拡張RRCメッセージを通して決定される場合、第2の指示情報の決定方法は、拡張RRCメッセージ内の新しく追加されたセル指示情報を含む。実施形態において、セル指示情報は、接続状態に入るかどうかを示すように、拡張RRCメッセージを通して、RRCメッセージ内に追加される。例として、セル指示情報が、1であるとき、それは、接続状態に入ることを示し、セル指示情報が、0であるとき、それは、接続状態に入らないことを示す。
【0076】
一実施形態において、第3のメッセージは、従来の物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)プロセスにおける第3のメッセージを含む。
【0077】
図5は、本願の実施形態による、別のデータ伝送方法のフローチャートである。図5に示されるように、本実施形態において提供されるデータ伝送方法は、S410を含む。
【0078】
S410では、第3の指示情報を搬送するページングメッセージが、第2の通信ノードに送信される。
【0079】
第3の指示情報は、アクセスネットワークタイプ指示と、コアネットワークタイプ指示とを含む。
【0080】
一実施形態において、第1の通信ノードに適用されるデータ伝送方法はさらに、第3の通信ノードによって送信されたダウンリンクサービスデータが受信された場合、第3の指示情報を搬送するページングメッセージが、第2の通信ノードに送信されることを含む。第3の指示情報は、アクセスネットワークタイプ指示と、コアネットワークタイプ指示とを含む。
【0081】
一実施形態において、コアネットワークタイプ指示は、以下のうちの1つを含む:進化型パケットコア(EPC)指示、または第5世代コア(5GC)指示。
【0082】
一実施形態において、アクセスネットワークタイプ指示は、以下のうちの1つを含む:無線アクセス技術(RAT)(それを介してページングメッセージが現在送信されている)に関する指示、ロングタームエボリューション(LTE)指示、狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)指示、拡張機械タイプ通信(eMTC)指示、新しい無線(NR)指示、モバイル通信のためのグローバルシステム(GSM(登録商標))指示、またはWIFI指示。ページングメッセージを現在送信しているRAT指示は、ページングメッセージを送信しているセルにアクセスすることをUEに示すために使用される。実施形態において、UEは、マルチモード端末である。すなわち、UEは、前述のアクセスネットワークタイプ指示のうちの少なくとも2つをサポートする。
【0083】
一実施形態において、MT-EDTプロシージャを実施するプロセスにおいて、それは、コアネットワークタイプにアクセスすることを示す。実施形態において、コアネットワークは、S1インターフェースを通して、第3の指示情報を搬送するページングメッセージを基地局に伝送する。第3の指示情報は、アクセスネットワークタイプ指示と、コアネットワークタイプ指示とを含む。第3の指示情報を搬送するページングメッセージを受信後、基地局は、第3の指示を搬送するページングメッセージをUEに送信する。
【0084】
一実施形態において、図6は、本願の実施形態による、別のタイプのデータ伝送の相互作用を図示する略図である。図6に示されるように、本実施形態におけるデータ伝送の相互作用プロシージャは、S510-S520を含む。
【0085】
S510では、第3の指示情報を搬送するページングメッセージが、発行される。
【0086】
S520では、第3の指示情報を搬送するページングメッセージが、送信される。
【0087】
実施形態において、コアネットワークが、第3の指示情報を搬送するページングメッセージを基地局に送信し、基地局が、第3の指示情報を搬送するページングメッセージをUEに送信する。実施形態において、コアネットワークによって発行されたダウンリンクデータが、基地局に到達すると、基地局は、アクセスされたコアネットワークタイプを示し、および/または、UEがアクセスするネットワークタイプを示す。
【0088】
一実施形態において、第1の通信ノードに適用されるデータ伝送方法は、第2の通信ノードが従来のPRACHプロセスを実施するためにトリガされた場合、第3の通信ノードによって送信されるダウンリンクデータが、受信されること;および、ダウンリンクデータの伝送方法がEDTである場合、第4の指示情報を搬送するS1インターフェースメッセージが、第3の通信ノードに送信されることをさらに含む。第4の指示情報は、EDT指示を含む。
【0089】
EDTプロシージャでは、ランダムアクセスを示すEDTサービスが、S1インターフェースのRRCメッセージ内で搬送される。一実施形態において、非EDT PRACHプロセスにおいて、ダウンリンクサービスが、基地局に到達すると、基地局は、サービスがEDTのサービスタイプ内にあることを決定する。すなわち、少数のスモールデータパケットのみが、送信される必要がある。そのようなスモールデータパケットは、1つのMAC PDUを通して伝送されることができる。次いで、S1インターフェースのシグナリングメッセージにおいて、サービスタイプがEDTサービスであることを示すことが必要である。データパケットの伝送を完了後、コアネットワークは、端末のコンテキスト情報を直ちに解放することができる。図7は、本願の実施形態による、別のタイプのデータ伝送の相互作用を図示する略図である。図7に示されるように、本実施形態におけるデータ伝送の相互作用プロシージャは、S610-S690を含む。
【0090】
S610では、ページングメッセージが、基地局に発行される。
【0091】
S620では、ページングメッセージが、UEに送信される。
【0092】
S630では、第1のメッセージが、フィードバックされる。
【0093】
S640では、第2のメッセージが、送信される。
【0094】
S650では、第3のメッセージが、送信される。
【0095】
S660では、第4のメッセージが、送信される。
【0096】
S670では、第5のメッセージ(Msg5)が、送信される。
【0097】
S680では、基地局が、ダウンリンクサービスがEDTサービスであることを決定する。
【0098】
S690では、EDTサービス指示を搬送するUE初期化メッセージが、送信される。
【0099】
ダウンリンクサービスが、基地局に到達すると、基地局は、ダウンリンクサービスがEDTサービスであるかどうかを決定する。ダウンリンクサービスが、EDTサービスである場合、基地局によってコアネットワークに送信されるUE初期化メッセージは、EDT指示情報を搬送し、コアネットワークにUEのコンテキストを解放するように示す。
【0100】
一実施形態において、第2の通信ノードが、従来のPRACHプロセスを実施するためにトリガされた場合、第4の指示情報を搬送し、第2の通信ノードによって送信されたRRCメッセージが、受信される。第4の指示情報は、EDT指示を含む。
【0101】
一実施形態において、第4の指示情報を搬送するRRCメッセージは、以下、すなわち、第3のメッセージまたは第5のメッセージのうちの1つである。
【0102】
図8は、本願の実施形態による、別のタイプのデータ伝送の相互作用を図示する略図である。図8に示されるように、本実施形態におけるデータ伝送の相互作用プロシージャは、S710-S790を含む。
【0103】
S710では、アップリンクデータが、到着する。
【0104】
S720では、第1のメッセージが、フィードバックされる。
【0105】
S730では、第2のメッセージが、送信される。
【0106】
S740では、EDTサービス指示を搬送する第3のメッセージが、送信される。
【0107】
S750では、第4のメッセージが、送信される。
【0108】
S760では、EDTサービス指示を搬送する第5のメッセージが、送信される。
【0109】
S770では、EDTサービス指示を搬送するUE初期化メッセージが、送信される。
【0110】
一実施形態において、EDTサービス指示は、UEによって基地局に送信されるMsg3またはMsg5内で搬送され、それによって、基地局は、EDTサービス指示をコアネットワークに送信する。EDTサービス指示を受信後、コアネットワークは、UEのコンテキスト情報を解放する。実施形態において、PRACHをトリガする非EDT UEのプロセスにおいて、コアネットワークは、接続を解放することを示される。実施形態において、非EDT PRACHプロセスにおいて、UEトリガPRACHプロシージャのプロセスで、1つのスモールデータパケットが、1つのMAC PDUを通して伝送されることができる。故に、少数のスモールデータパケットのみが、送信される必要がある。PRACHプロセスにおけるUEの第3のシグナリングメッセージまたは第5のシグナリングメッセージ内で搬送される指示情報は、ダウンリンクサービスがEDTサービスであることを示す。UEが示すサービスを受信後、S1インターフェースのシグナリングメッセージ内に、ダウンリンクサービスがEDTサービスであることを示すことが必要である。データパケットの伝送を完了後、コアネットワークは、端末のコンテキスト情報を直ちに解放することができる。
【0111】
一実施形態において、基地局が、1ビット指示シグナリングをSIBメッセージ内でブロードキャストする。指示シグナリングは、UEが動作を実施することを可能にされるかどうかを示すために使用される。可能にされる動作は、UEの要求動作またはUEの指示動作を含む。一実施形態において、可能にされる動作が、UEの指示動作である場合、UEの指示動作は、第2の通信ノードが、従来のPRACHプロセスを実施するためにトリガされる場合、第4の指示情報を搬送し、第2の通信ノードによって送信されるRRCメッセージを受信することを含む。第4の指示情報は、EDT指示を含む。実施形態において、UEは、動作が基地局ブロードキャストの指示内で可能にされる場合のみ、第4の指示情報を搬送し、第2の通信ノードによって送信されるRRCメッセージを受信することができる。
【0112】
図9は、本願の実施形態による、別のデータ伝送方法のフローチャートである。本実施形態は、第2の通信ノードによって実施される。第2の通信ノードは、ユーザ機器であり得る。図9に示されるように、本実施形態において提供されるデータ伝送方法は、S810-S820を含む。
【0113】
S810では、第1の指示情報を搬送し、第1の通信ノードによって送信されるページングメッセージが、受信される。
【0114】
第1の指示情報は、第2の通信ノードがMT-EDTプロシージャを実施するためにトリガされるかどうかを示すために使用される。
【0115】
S820では、第2の指示情報を搬送するRRCメッセージが、第1の通信ノードに送信される。
【0116】
実施形態において、第1の指示情報を搬送するページングメッセージを受信後、第2の通信ノードは、第2の通信ノードがMT-EDTプロシージャを実施するためにトリガされるかどうかを決定する。第2の通信ノードが、MT-EDTプロシージャを実施するためにトリガされる場合、第2の通信ノードは、第2の指示情報を第1の通信ノードに対応する確認情報のRRCメッセージを送信する。
【0117】
一実施形態において、第2の指示情報を搬送するRRCメッセージが、第1の通信ノードに送信されることは、第2の通信ノードが、MT-EDTプロシージャを実施するためにトリガされる場合、第2の指示情報を搬送する第3のメッセージが、第1の通信ノードに送信されることを含む。
【0118】
一実施形態において、第2の通信ノードが、従来のPRACHプロセスを実施するためにトリガされる場合、第4の指示情報を搬送するRRCメッセージが、第1の通信ノードに送信される。第4の指示情報は、EDT指示を含む。
【0119】
図10は、本願の実施形態による、別のデータ伝送方法のフローチャートである。本実施形態は、第2の通信ノードによって実施される。第2の通信ノードは、UEであり得る。図10に示されるように、本実施形態において提供されるデータ伝送方法は、S910を含む。
【0120】
S910では、第3の指示情報を搬送し、第1の通信ノードによって送信されるページングメッセージが、受信される。
【0121】
第3の指示情報は、アクセスネットワークタイプ指示と、コアネットワークタイプ指示とを含む。
【0122】
実施形態において、コアネットワークが、第3の指示情報を搬送するページングメッセージを基地局に発行し、基地局が、第3の指示情報を搬送するページングメッセージをUEに送信する。故に、第3の指示情報を搬送するページングメッセージに基づいて、UEは、アクセスされるべきネットワークのタイプを決定する。
【0123】
一実施形態において、第2の通信ノードは、マルチモードの第2の通信ノードを含む。
【0124】
図11は、本願の実施形態による、情報決定方法のフローチャートである。本実施形態は、第2の通信ノードによって実施され得る。第2の通信ノードは、基地局であり得る。図11に示されるように、本実施形態において提供されるデータ伝送方法は、S1010を含む。
【0125】
S1010では、各WUSグループの現在のリソースインデックスが、事前設定ルールに基づいて、かつ無線フレームの数、無線フレームインデックス、スーパーフレームインデックス、およびウェイクアップ信号(WUS)グループリソースの数に従って、各WUSグループの対応するオリジナルリソースインデックスに関して決定される。
【0126】
一実施形態において、各WUSグループの現在のリソースインデックスの計算式は、
M=mod((A+(SFN_Index+1024×H_SFN)/T),K)である。
【0127】
Mは、各WUSグループの現在のリソースインデックスを示し、Aは、各WUSグループのオリジナルリソースインデックスを示し、Tは、1つの断続的受信サイクル内に含まれる無線フレームの数を示し、SFN_Indexは、現在のページングオケージョンにおける第2の通信ノードに対応する無線フレームインデックスを示し、H_SFNは、現在のページングオケージョンにおける第2の通信ノードに対応するスーパーフレームインデックスを示し、Kは、WUSグループリソースの数を示し、modは、剰余に関する関数を示す。
【0128】
実施形態において、各WUSグループの公平性(それは、各WUSグループに対応するリソースインデックスが動的であることを示す)を達成するために、各WUSグループの現在のリソースインデックスと各WUSグループのオリジナルリソースインデックスとの間の関係が、WUSグループリソースを動的に変化させるために使用され得る。
【0129】
UEは、UEのWUSグループの現在のリソースインデックスに基づいて、WUSを監視するための位置を決定する。基地局は、各WUSグループの現在のリソースインデックスに基づいて、各WUSグループシーケンスの送信リソースを決定する。
【0130】
図12は、本願の実施形態による、データ伝送装置の構造を図示するブロック図である。本実施形態は、第1の通信ノードによって実施される。図12に示されるように、本実施形態におけるデータ伝送装置は、第1の送信モジュール1110と、第1の受信モジュール1120とを含む。
【0131】
第1の送信モジュール1110は、第1の指示情報を搬送するページングメッセージを第2の通信ノードに送信するように構成される。第1の指示情報は、第2の通信ノードがMT-EDTプロシージャを実施するためにトリガされるかどうかを示すために使用される。
【0132】
第1の受信モジュール1120は、第2の指示情報を搬送し、第2の通信ノードによって送信されたRRCメッセージを受信するように構成される。
【0133】
本実施形態において提供されるデータ伝送装置は、図1に示される実施形態のデータ伝送方法を実施するように構成される。本実施形態において提供されるデータ伝送装置の実装原理および技術的効果は、類似し、ここでは繰り返されない。
【0134】
一実施形態において、第2の指示情報の指示方法は、以下のうちの1つを含む:セル拡張子を通した指示、または、原因値拡張子を通した指示。
【0135】
一実施形態において、第1の受信モジュールは、第2の通信ノードがMT-EDTプロシージャを実施するためにトリガされる場合、第2の指示情報を搬送し、第2の通信ノードによって送信された第3のメッセージが受信されることを含む。
【0136】
一実施形態において、第2の指示情報は、以下のうちの1つを示すために使用される:第2の通信ノードが接続状態に入ることを要求すること、第2の通信ノードがアップリンクデータを伝送する必要があるかどうか、MT-EDTプロシージャが終了されるかどうか、第2の通信ノードがMT-EDTプロシージャを要求すること、MT-EDTプロシージャの確認応答情報、または、第2の通信ノードがアップリンクデータ伝送を実施し、MT-EDTプロシージャを実施しないこと。
【0137】
一実施形態において、第2の指示情報の決定方法は、以下の方法のうちの1つを含む:MAC CEメッセージ、または拡張RRCメッセージ。
【0138】
一実施形態において、第2の指示情報がMAC CEメッセージを通して決定される場合、第2の指示情報の決定方法は、以下の方法のうちの1つを含む:既存のMAC CEメッセージの予約ビット、MACサブヘッダ内の新しい論理チャネル識別(LCID)、または、MAC CE内のMACサービスデータユニット(SDU)の指示情報。
【0139】
一実施形態において、第2の指示情報が、拡張RRCメッセージを通して決定される場合、第2の指示情報の決定方法は、拡張RRCメッセージ内の新しく追加されたセル指示情報を含む。
【0140】
一実施形態において、第3のメッセージは、従来の物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)プロセスにおける第3のメッセージを含む。
【0141】
図13は、本願の実施形態による、別のデータ伝送装置の構造を図示するブロック図である。本実施形態は、第1の通信ノードによって実施される。図13に示されるように、本実施形態におけるデータ伝送装置は、第2の送信モジュール1210を含む。
【0142】
第2の送信モジュール1210は、第3の指示情報を搬送するページングメッセージを第2の通信ノードに送信するように構成される。第3の指示情報は、アクセスネットワークタイプ指示と、コアネットワークタイプ指示とを含む。
【0143】
本実施形態において提供されるデータ伝送装置は、図5に示される実施形態のデータ伝送方法を実施するように構成される。本実施形態において提供されるデータ伝送装置の実装原理および技術的効果は、同様であり、ここでは繰り返されない。
【0144】
一実施形態において、第1の通信ノードに適用されるデータ伝送装置は、第4の送信モジュールをさらに含む。第4の送信モジュールは、第3の通信ノードによって送信されるダウンリンクサービスデータが、受信された場合、第3の指示情報を搬送するページングメッセージを第2の通信ノードに送信するように構成される。第3の指示情報は、アクセスネットワークタイプ指示と、コアネットワークタイプ指示とを含む。
【0145】
一実施形態において、コアネットワークタイプ指示は、以下のうちの1つを含む:進化型パケットコア(EPC)指示、または5GC指示。
【0146】
一実施形態において、アクセスネットワークタイプ指示は、以下のうちの1つを含む:無線アクセス技術(RAT)(それを介してページングメッセージが現在送信されている)に関する指示、ロングタームエボリューション(LTE)指示、狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)指示、拡張機械タイプ通信(eMTC)指示、新しい無線(NR)指示、モバイル通信のためのグローバルシステム(GSM(登録商標))指示、または、ワイヤレスフィデリティ(WIFI)指示。
【0147】
一実施形態において、第1の通信ノードに適用されるデータ伝送装置は、第4の受信モジュールと、第5の送信モジュールとをさらに含む。
【0148】
第4の受信モジュールは、第2の通信ノードが従来のPRACHプロセスを実施するためにトリガされる場合、第3の通信ノードによって送信されるダウンリンクデータを受信するように構成される。
【0149】
第5の送信モジュールは、ダウンリンクデータの伝送方法が、EDTである場合、第4の指示情報を搬送するS1インターフェースメッセージを第3の通信ノードに送信するように構成される。第4の指示情報は、EDT指示を含む。
【0150】
図14は、本願の実施形態による、別のデータ伝送装置の構造を図示するブロック図である。本実施形態は、第2の通信ノードによって実施される。図14に示されるように、本実施形態におけるデータ伝送装置は、第2の受信モジュール1310と、第3の送信モジュール1320とを含む。
【0151】
第2の受信モジュール1310は、第1の指示情報を搬送し、第1の通信ノードによって送信されたページングメッセージを受信するように構成される。第1の指示情報は、第2の通信ノードがMT-EDTプロシージャを実施するためにトリガされるかどうかを示すために使用される。
【0152】
第3の送信モジュール1320は、第2の指示情報を搬送するRRCメッセージを第1の通信ノードに送信するように構成される。
【0153】
本実施形態において提供されるデータ伝送装置は、図9に示される実施形態のデータ伝送方法を実施するように構成される。本実施形態において提供されるデータ伝送装置の実装原理および技術的効果は、類似し、ここでは繰り返されない。
【0154】
一実施形態において、第3の送信モジュール1320に関して、それは、第2の通信ノードがMT-EDTプロシージャを実施するためにトリガされる場合、第2の指示情報を搬送する第3のメッセージが、第1の通信ノードに送信されることを含む。
【0155】
一実施形態において、第2の通信ノードに適用されるデータ伝送装置は、第6の送信モジュールをさらに含む。
【0156】
第6の送信モジュールは、第2の通信ノードが、従来のPRACHプロセスを実施するためにトリガされる場合、第4の指示情報を搬送するRRCメッセージが、第1の通信ノードに送信されるように構成される。第4の指示情報は、EDT指示を含む。
【0157】
図15は、本願の実施形態による、別のデータ伝送装置の構造を図示するブロック図である。図15に示されるように、本実施形態におけるデータ伝送装置は、第3の受信モジュール1410を含む。
【0158】
第3の受信モジュール1410は、第3の指示情報を搬送し、第1の通信ノードによって送信されたページングメッセージを受信するように構成される。第3の指示情報は、アクセスネットワークタイプ指示と、コアネットワークタイプ指示とを含む。
【0159】
本実施形態において提供されるデータ伝送装置は、図10に示される実施形態のデータ伝送方法を実施するように構成される。本実施形態において提供されるデータ伝送装置の実装原理および技術的効果は、類似し、ここでは繰り返されない。
【0160】
一実施形態において、第2の通信ノードは、マルチモードの第2の通信ノードを含む。一実施形態において、第2の通信ノードに適用されるデータ伝送装置はさらに、以下を含む。
【0161】
図16は、本願の実施形態による情報決定装置の構造を図示するブロック図である。図16に示されるように、本実施形態において提供される情報決定方法は、プロセッサ1510を含む。
【0162】
プロセッサ1510は、事前設定ルールに基づいて、かつ無線フレームの数、無線フレームインデックス、スーパーフレームインデックス、およびウェイクアップ信号(WUS)グループリソースの数に従って、WUSグループインデックスに関して、対応するWUSグループリソースインデックスを決定するように構成される。
【0163】
本実施形態において提供される情報決定装置は、図11に示される実施形態の情報決定方法を実施するように構成される。本実施形態において提供される情報決定装置の実装原理および技術的効果は、類似し、ここでは繰り返されない。
【0164】
一実施形態において、各WUSグループの現在のリソースインデックスの計算式は、
M=mod((A+(SFN_Index+1024×H_SFN)/T),K)である。
【0165】
Mは、各WUSグループの現在のリソースインデックスを示し、Aは、各WUSグループのオリジナルリソースインデックスを示し、Tは、1つの断続的受信サイクル内に含まれる無線フレームの数を示し、SFN_Indexは、現在のページングオケージョンにおける第2の通信ノードに対応する無線フレームインデックスを示し、H_SFNは、現在のページングオケージョンにおける第2の通信ノードに対応するスーパーフレームインデックスを示し、Kは、WUSグループリソースの数を示し、modは、剰余に関する関数を示す。
【0166】
図17は、本願の実施形態による、デバイスの構造を図示する略図である。図17に示されるように、本願に提供されるデバイスは、プロセッサ1610と、メモリ1620とを含む。デバイス内のプロセッサ1610の数は、1つ以上であり得、1つのプロセッサ1610が、図17では、例として使用される。デバイス内のメモリ1620の数は、1つ以上であり得、1つのメモリ1620が、図17では、例として使用される。デバイスのプロセッサ1610およびデバイスのメモリ1620は、バスによって、または他の方法において接続され、バスによる接続が、図17では、例として挙げられる。本実施形態において、デバイスは、第1の通信ノードである。
【0167】
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体として、メモリ1620は、本願の任意の実施形態によるデバイスに対応するプログラム命令/モジュール(例えば、データ伝送装置内の第1の送信モジュールおよび第1の受信モジュール)等のソフトウェアプログラム、コンピュータ実行可能プログラム、およびモジュールを記憶するように構成され得る。メモリ1620は、プログラム記憶領域と、データ記憶領域とを含み得、プログラム記憶領域は、少なくとも1つの機能によって要求されるオペレーティングシステムと、アプリケーションプログラムとを記憶し得る一方、データ記憶領域は、デバイスの使用に応じて作成されたデータを記憶し得る。加えて、メモリ1620は、高速ランダムアクセスメモリを含み得、さらに、不揮発性メモリ、例えば、少なくとも1つの磁気ディスクメモリ要素、フラッシュメモリ要素、または別の不揮発性固体メモリ要素を含み得る。いくつかの例では、メモリ1620は、プロセッサ1610に対して遠隔に位置するメモリをさらに含み得、これらの遠隔メモリは、ネットワークを介して、デバイスに接続され得る。前述のネットワークの例は、限定ではないが、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、モバイル通信ネットワーク、およびそれらの組み合わせを含む。
【0168】
前述のデバイスは、任意の前述の実施形態において提供される第1の通信ノードに適用されるデータ伝送方法を実施するように構成され得、対応する機能および効果を有する。
【0169】
デバイスが、第2の通信ノードであるとき、メモリ1620内に記憶されるプログラムは、本願の実施形態に提供される第2の通信ノードに適用されるデータ伝送方法に対応するプログラム命令/モジュールであり得る。プロセッサ1610は、1つ以上の機能アプリケーションおよびデータ処理を実施するように、すなわち、前述の方法実施形態における第2の通信ノードに適用されるデータ伝送方法を実装するように、メモリ1620内に記憶されるソフトウェアプログラム、命令、およびモジュールを実行する。前述のデバイスが第2の通信ノードであるとき、デバイスは、本願の任意の実施形態において提供される第2の通信ノードに適用されるデータ伝送方法を実施することができ、対応する機能および効果を有することを理解されたい。
【0170】
デバイスが、第2の通信ノードであるとき、メモリ1620内に記憶されるプログラムは、本願の実施形態に提供される第2の通信ノードに適用される情報決定方法に対応するプログラム命令/モジュールであり得る。プロセッサ1610は、1つ以上の機能アプリケーションおよびデータ処理を実施するように、すなわち、前述の方法実施形態における第2の通信ノードに適用される情報決定方法を実装するように、メモリ1620内に記憶されるソフトウェアプログラム、命令、およびモジュールを実行する。前述のデバイスが第2の通信ノードであるとき、デバイスは、本願の任意の実施形態において提供される第2の通信ノードに適用される情報決定方法を実施することができ、対応する機能および効果を有することを理解されたい。
【0171】
本願の実施形態は、コンピュータ実行可能命令を含む記憶媒体をさらに提供する。コンピュータプロセッサによって実行されると、コンピュータ実行可能命令は、プロセッサにデータ伝送方法を実施させる。データ伝送方法は、第1の通信ノードに適用される。方法は、第1の指示情報を搬送するページングメッセージを第2の通信ノードに送信することであって、第1の指示情報は、第2の通信ノードがMT-EDTプロシージャを実施するためにトリガされるかどうかを示すために使用される、ことと、第2の指示情報を搬送し、第2の通信ノードによって送信されるRRCメッセージを受信することとを含む。
【0172】
本願の実施形態は、コンピュータ実行可能命令を含む記憶媒体をさらに提供する。コンピュータプロセッサによって実行されると、コンピュータ実行可能命令は、プロセッサにデータ伝送方法を実施させる。データ伝送方法は、第1の通信ノードに適用される。方法は、第3の指示情報を搬送し、第3の通信ノードによって送信されたページングメッセージを受信することを含む。第3の指示情報は、アクセスネットワークタイプ指示と、コアネットワークタイプ指示とを含む。
【0173】
本願の実施形態は、コンピュータ実行可能命令を含む記憶媒体をさらに提供する。コンピュータプロセッサによって実行されると、コンピュータ実行可能命令は、プロセッサにデータ伝送方法を実施させる。データ伝送方法は、第2の通信ノードに適用される。方法は、第1の指示情報を搬送し、第1の通信ノードによって送信されたページングメッセージを受信することであって、第1の指示情報は、第2の通信ノードがMT-EDTプロシージャを実施するためにトリガされるかどうかを示すために使用される、ことと、第2の指示情報を搬送するRRCメッセージを第1の通信ノードに送信することとを含む。
【0174】
本願の実施形態はさらに、コンピュータ実行可能命令を含む記憶媒体を提供する。コンピュータプロセッサによって実行されると、コンピュータ実行可能命令は、プロセッサにデータ伝送方法を実施させる。データ伝送方法は、第2の通信ノードに適用される。方法は、第3の指示情報を搬送し、第1の通信ノードによって送信されたページングメッセージを受信することを含む。第3の指示情報は、アクセスネットワークタイプ指示と、コアネットワークタイプ指示とを含む。
【0175】
本願の実施形態は、コンピュータ実行可能命令を含む記憶媒体をさらに提供する。コンピュータプロセッサによって実行されると、コンピュータ実行可能命令は、プロセッサに情報決定方法を実施させる。方法は、事前設定ルールに基づいて、かつ無線フレームの数、無線フレームインデックス、スーパーフレームインデックス、およびWUSグループリソースの数に従って、WUSグループインデックスに関して、対応するWUSグループリソースインデックスを決定することを含む。
【0176】
用語「ユーザデバイス」は、携帯電話、ポータブルデータ処理装置、ポータブルウェブブラウザ、または車両搭載型モバイルステーション等の任意の適切なタイプの無線ユーザデバイスを包含することが、当業者によって理解されるべきである。
【0177】
一般に、本願の複数の実施形態は、ハードウェア、専用回路、ソフトウェア、論理、またはそれらの任意の組み合わせにおいて実装され得る。例えば、いくつかの側面は、ハードウェア内に実装され得る一方、他の側面は、コントローラ、マイクロプロセッサ、または他のコンピューティング装置によって実施され得るファームウェアまたはソフトウェア内に実装され得るが、本願は、それに限定されない。
【0178】
本願の実施形態は、例えば、プロセッサエンティティ内のモバイル装置のデータプロセッサによって実行されるコンピュータプログラム命令によって実装され得るハードウェアによって実装され得るか、または、ソフトウェアとハードウェアの組み合わせによって実装され得る。コンピュータプログラム命令は、1つ以上のプログラミング言語の任意の組み合わせで書き込まれるアセンブリ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、機械命令、機械関連命令、マイクロコード、ファームウェア命令、ステータス設定データ、またはソースまたはオブジェクトコードであり得る。
【0179】
本願の図面間の任意の論理フローのブロック図は、プログラムステップを表し得る、相互接続される論理回路、モジュール、および機能を表し得る、またはプログラムステップと論理回路、モジュール、および機能の組み合わせを表し得る。コンピュータプログラムは、メモリ内に記憶され得る。メモリは、ローカル技術的環境のために好適な任意のタイプであり得、限定ではないが、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、および光学メモリデバイスおよびシステム(デジタルビデオディスク(DVD)またはコンパクトディスク(CD))等の任意の好適なデータ記憶装置技術を使用して実装され得る。コンピュータ読み取り可能な媒体は、非一過性記憶媒体を含み得る。データプロセッサは、限定ではないが、汎用コンピュータ、特殊目的コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、およびマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサ等、ローカル技術的環境のために好適な任意のタイプであり得る。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
【手続補正書】
【提出日】2024-09-17
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線アクセスネットワークノードに適用されるデータ伝送方法であって、前記データ伝送方法は、
第1の指示情報を搬送するページングメッセージを無線端末に送信することであって、前記第1の指示情報は、モバイル着信-早期データ伝送(MT-EDT)プロシージャを実行するために前記無線端末をトリガするかどうかを示すために使用される、ことと、
第2の指示情報を搬送する無線リソース制御(RRC)メッセージを受信することであって、前記RRCメッセージは、前記無線端末から受信され、前記第2の指示情報は、2つの再開原因値を通して示され、1つの再開原因値は、ラージサイズを有するアップリンクサービスデータを伝送するために前記無線端末が接続状態に入ることを要求することを示すために使用され、もう1つの再開原因値は、前記MT-EDTプロシージャを実行することをトリガするために使用される、ことと
を含む、データ伝送方法。
【請求項2】
無線端末に適用されるデータ伝送方法であって、前記データ伝送方法は、
無線アクセスネットワークノードから、第1の指示情報を搬送するページングメッセージを受信することであって、前記第1の指示情報は、モバイル着信-早期データ伝送(MT-EDT)プロシージャを実行するために前記無線端末がトリガされるかどうかを示すために使用される、ことと、
第2の指示情報を搬送する無線リソース制御(RRC)メッセージを前記無線アクセスネットワークノードに送信することであって、前記第2の指示情報は、2つの再開原因値を通して示され、1つの再開原因値は、ラージサイズを有するアップリンクサービスデータを伝送するために前記無線端末が接続状態に入ることを要求することを示すために使用され、もう1つの再開原因値は、前記MT-EDTプロシージャを実行することをトリガするために使用される、ことと
を含む、データ伝送方法。
【請求項3】
無線アクセスネットワークノードとして構成されているデータ伝送装置であって、
前記データ伝送装置は、
1つ以上のプロセッサと、
コンピュータ実行可能なプログラムを記憶するように構成されているメモリと
を備え、
前記コンピュータ実行可能なプログラムは、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、
第1の指示情報を搬送するページングメッセージを無線端末に送信することであって、前記第1の指示情報は、モバイル着信-早期データ伝送(MT-EDT)プロシージャを実行するために前記無線端末をトリガするかどうかを示すために使用される、ことと、
第2の指示情報を搬送する無線リソース制御(RRC)メッセージを受信することであって、前記RRCメッセージは、前記無線端末から受信され、前記第2の指示情報は、2つの再開原因値を通して示され、1つの再開原因値は、ラージサイズを有するアップリンクサービスデータを伝送するために前記無線端末が接続状態に入ることを要求することを示すために使用され、もう1つの再開原因値は、前記MT-EDTプロシージャを実行することをトリガするために使用される、ことと
を前記データ伝送装置に行わせる、データ伝送装置。
【請求項4】
無線端末として構成されているデータ伝送装置であって、
前記データ伝送装置は、
1つ以上のプロセッサと、
コンピュータ実行可能なプログラムを記憶するように構成されているメモリと
を備え、
前記コンピュータ実行可能なプログラムは、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、
無線アクセスネットワークノードから、第1の指示情報を搬送するページングメッセージを受信することであって、前記第1の指示情報は、モバイル着信-早期データ伝送(MT-EDT)プロシージャを実行するために前記無線端末がトリガされるかどうかを示すために使用される、ことと、
第2の指示情報を搬送する無線リソース制御(RRC)メッセージを前記無線アクセスネットワークノードに送信することであって、前記第2の指示情報は、2つの再開原因値を通して示され、1つの再開原因値は、ラージサイズを有するアップリンクサービスデータを伝送するために前記無線端末が接続状態に入ることを要求することを示すために使用され、もう1つの再開原因値は、前記MT-EDTプロシージャを実行することをトリガするために使用される、ことと
を前記データ伝送装置に行わせる、データ伝送装置。
【請求項5】
コンピュータ実行可能なプログラムを記憶する非一過性のコンピュータ読み取り可能な媒体であって、前記コンピュータ実行可能なプログラムは、プロセッサによって実行されると、請求項1に記載のデータ伝送方法を実行することを前記無線アクセスネットワークノードに行わせる、非一過性のコンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項6】
コンピュータ実行可能なプログラムを記憶する非一過性のコンピュータ読み取り可能な媒体であって、前記コンピュータ実行可能なプログラムは、プロセッサによって実行されると、請求項2に記載のデータ伝送方法を実行することを前記無線端末に行わせる、非一過性のコンピュータ読み取り可能な媒体。
【外国語明細書】