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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024163561
(43)【公開日】2024-11-22
(54)【発明の名称】食品収納容器
(51)【国際特許分類】
   B65D 5/20 20060101AFI20241115BHJP
【FI】
B65D5/20 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023079295
(22)【出願日】2023-05-12
(71)【出願人】
【識別番号】522426087
【氏名又は名称】株式会社インターナショナルシステムパッケージング
(74)【代理人】
【識別番号】100074251
【弁理士】
【氏名又は名称】原田 寛
(74)【代理人】
【識別番号】100066223
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 政美
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 勇
【テーマコード(参考)】
3E060
【Fターム(参考)】
3E060AA03
3E060AB18
3E060CD02
3E060CD12
(57)【要約】
【課題】薄手の厚紙状物によって成形されても容器自体の強度を維持し、ラップフィルム材にて包装してもそれによる引張強度に耐えられ、容器の保形性を維持する。
【解決手段】パルプ材料によって形成したほぼボックス状の容器本体1から成る食品収納容器であって、矩形状の底壁部2の四辺に立脚状に配した側壁部3を連設し、この側壁部3には容器本体1の外方に延びる断面でコ字状のフランジ部4を設け、このフランジ部4の直線部分は折り返して重合した重合構造とする。フランジ部4の直線部分は、側壁部3の上縁の折曲線から容器本体1の外方に延びる上部壁4A、この上部壁4Aの辺縁の折曲線から垂下された外部壁4B、この外部壁4Bの辺縁から折返し折曲されて外部壁4Bの裏面に重合される外部重合壁4C、この外部重合壁4Cの辺縁から折曲されて上部壁4Aの裏面に重合される上部重合壁4Dから成っている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
パルプ材料によって形成されるほぼボックス状の容器本体から成る食品収納容器であって、矩形状の底壁部の四辺に立脚状に配される側壁部を連設し、この側壁部には容器本体の外方に延びる断面でコ字状のフランジ部を設けてあり、このフランジ部の直線部分は折り返されることで重合された重合構造としてあることを特徴とする食品収納容器。
【請求項2】
フランジ部は、側壁部の上縁の折曲線から容器本体の外方に延びる上部壁、この上部壁の辺縁の折曲線から垂下された外部壁、この外部壁の辺縁から折返し折曲されて外部壁の裏面に重合される外部重合壁、この外部重合壁の辺縁から折曲されて上部壁の裏面に重合される上部重合壁から成っている請求項1に記載の食品収納容器。
【請求項3】
隣接する側壁部相互間には、重ね合わせられる側壁部に折り込まれる折込片が配されていて、この折込片の上端縁は側壁部の上端縁と面一状にあるいはその上下のいずれかに位置させてある請求項1に記載の食品収納容器。
【請求項4】
フランジ部のコーナー部分は、フランジ部の上部壁、外部壁の端縁部分に配されたほぼ三角形状を呈するフランジコーナー折込片を重ね合わせて断面コ字形に形成されていて、フランジコーナー折込片の折曲線は、上部壁、外部壁相互間の折曲線と連続している請求項2または3に記載の食品収納容器。
【請求項5】
パルプ材料から成る容器原紙は、150g/m2~300g/m2の重量である厚紙状物によって形成してある請求項1に記載の食品収納容器。
【請求項6】
フランジ部の幅員は、約1mm~7mmとしてある請求項1に記載の食品収納容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばパルプ材料から形成された厚紙状物を素材としてフランジ部を有する容器、例えばトレー、弁当容器等を平面矩形状に折込成形する場合、薄手の厚紙状物によって成形されても容器自体の強度を維持でき、しかもその開口部を薄肉状のラップフィルム材にてラップ式あるいはトップシール式によって包装してもそれによる引張強度に耐えられ、歪むこともなく体裁を維持できるようにした食品収納容器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、各種惣菜その他の食品を所定量で合成樹脂製容器に収納包装して、例えばスーパーマーケット、コンビニエンスストア等の店頭で陳列販売するとき、その多くは容器を透明フィルム材によって覆っている。容器を覆うにあたり、容器の開口部全面を覆うと共に、容器の底面全域を前後方向に沿って覆い、更に左右方向に沿って重ねることで覆っている。例えば特許文献1に示される食品包装容器であり、これによると食品等を収納した発泡スチロール等の合成樹脂製のトレー・容器の全体をラップフィルム材で包むとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3130990号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
こうした従来のこの種のラップフィルム材で覆う合成樹脂製食品容器にあっては、収納した食品等をそのまま外部から見て確認でき商品訴求力があるから、店頭販売に際し便利である。しかしながら、購入、喫食後で不要となって廃棄するときには、容器類等の素材の性質によって一般的には選別される必要があり、またリサイクル品として回収されてもいる。
【0005】
ただ、合成樹脂製食品容器の多くは、そのまま廃棄されているのが現状であり、これの処分に際し様々な公害となる問題が生じている。そのため、食品容器そのものを例えばパルプ材料に変更することでその廃棄、焼却は容易となるから、その解決の一方法である。
【0006】
このようなパルプ材料による食品容器であることの利点はあっても、容器自体の強度を維持するには素材肉厚をある程度厚くする必要があるばかりでなく、価格的には合成樹脂製容器に比し高価であり、市場においては価格に見合う十分な容器商品は提供できていないのが現状である。
【0007】
そこで本発明は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、その目的は、肉薄なパルプ材料製の容器原紙を使用して容器自体を構成し、例えばラップ式、トップシール式で薄肉状のラップフィルム材によって包装しても、その包装に伴う引張強度に十分に耐えられて容器自体が歪むこともなく、強度を維持できるようにした食品収納容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決するため、本発明にあっては、パルプ材料によって形成されるほぼボックス状の容器本体1から成る食品収納容器であって、矩形状の底壁部2の四辺に立脚状に配される側壁部3を連設し、この側壁部3には容器本体1の外方に延びる断面でコ字状のフランジ部4を設けてあり、このフランジ部4の直線部分は折り返されることで重合された重合構造としてあることを特徴とする。
フランジ部4は、側壁部3の上縁の折曲線から容器本体1の外方に延びる上部壁4A、この上部壁4Aの辺縁の折曲線から垂下された外部壁4B、この外部壁4Bの辺縁から折返し折曲されて外部壁4Bの裏面に重合される外部重合壁4C、この外部重合壁4Cの辺縁から折曲されて上部壁4Aの裏面に重合される上部重合壁4Dから成っているものとして構成することができる。
隣接する側壁部3相互間には、重ね合わせられる側壁部3に折り込まれる折込片5が配されていて、この折込片5の上端縁は側壁部3の上端縁と面一状にあるいはその上下のいずれかに位置させて構成することができる。
フランジ部4のコーナー部分は、フランジ部4の上部壁4A、外部壁4Bの端縁部分に配されたほぼ三角形状を呈するフランジコーナー折込片6を重ね合わせて断面コ字形に形成されていて、フランジコーナー折込片6の折曲線は、上部壁4A、外部壁4B相互間の折曲線と連続していることで構成することができる。
パルプ材料から成る容器原紙は、150g/m2~300g/m2の重量である厚紙状物によって形成することで構成することができる。
フランジ部4の幅員は、約1mm~7mmとして構成することができる。
【0009】
以上のように構成された本発明に係る食品収納容器にあって、容器本体1の側壁部3に設けたフランジ部4は重合構造となっていることで、断面でコ字形のフランジ部4自体を強化しており、断面でコ字状であることと相俟ち、ラップフィルム材Fによって容器本体1が覆われても、その引っ張り力に十分に耐えられ、容器本体1を歪ませることがない。
フランジ部4の直線部分は、上部壁4A、外部壁4B、外部重合壁4C、上部重合壁4Dが折曲線を介して一連に連続されていることで、折返しによってフランジ部4全体を重合化させ、例えば薄肉なパルプ材料による容器原紙を素材としてもその強度を維持させる。
フランジ部4のコーナー部分は、フランジ部4の上部壁4A、外部壁4Bの端縁部分のフランジコーナー折込片6を重ね合わせて形成された断面コ字形で、フランジ部4の直線部分に連続していることで、容器本体1の強度を維持させている。
フランジコーナー折込片6の重ね合わせは、隣接する側壁部3相互間で折り込まれる折込片5の上端縁を覆い、その上端縁が容器本体1内に存しないようにすることで、ラップフィルム材Fがフランジ部4に密着していることと相俟ち、収納した食品等から滲出する液状成分が容器本体1外に漏出せず、包装状態の良好な体裁を維持させる。
【発明の効果】
【0010】
本発明は以上説明したように構成されているため、例えばパルプ材料による肉薄な厚紙状物による容器原紙によって形成した容器であっても、重合構造のフランジ部4では強度が増大していることで、ラップ式、トップシール式によってラップフィルム材Fで包装しても容器本体1が歪むことがなく、良好な体裁を維持することができる。
【0011】
すなわちこれは本発明において、底壁部2に立脚状に連設されて配された側壁部3には容器本体1の外方に延びる断面でコ字状のフランジ部4を設けてあり、このフランジ部4の直線部分は重合構造としてあるからであり、これによって強度化されたフランジ部4が容器本体1の保形性を維持し、包装するラップフィルム材Fによっても歪むことが無いのである。
【0012】
また、フランジ部4の直線部分の重合構造は、側壁部3の上縁からの上部壁4A、この上部壁4Aから垂下された外部壁4B、この外部壁4Bから折返して外部壁4Bの裏面に重合される外部重合壁4C、この外部重合壁4Cの辺縁から上部壁4Aの裏面に重合される上部重合壁4Dから成っていることで、フランジ部4自体の強度が増大しているのであり、フランジ部4自体が断面コ字状であることと相俟ち、外力その他によっても歪むことがなく、容器本体1の保形性を維持するのである。
【0013】
しかも、フランジ部4のコーナー部分を構成するフランジコーナー折込片6は、フランジ部4における端縁部分に形成されていて、隣接する側壁部3相互の接合と共に隣接するフランジコーナー折込片6相互も接合されるのであり、その断面コ字形の折曲線が、フランジ部4の直線部分を形成する上部壁4A、外部壁4Bの折曲線に連続していることで、直線部分とコーナー部分とは連続したものとなり、容器本体1の保形性を一層強固にしている。
【0014】
そればかりでなく、フランジコーナー折込片6は、隣接する側壁部3相互の折り込み時に折り込まれるよう、側壁部3の上端縁と面一状にあるいはその上下のいずれかに位置させてある折込片5の上端縁を覆うものとなり、特に折込片5の上端縁が容器本体1内に配置されていないこととすることで、例えば収納した食品等から滲出する液状成分が折込片5に滲入することもなく、容器本体1を汚損させたり、外部に漏出させたりすることがなく、衛生状態を維持することができる。
【0015】
また、容器原紙は150g/m2~300g/m2の重量である厚紙状物とし、フランジ部4の幅員は約1mm~7mmとすることで、容器本体1の大きさと収納する食品等の容量とのバランスの選定等によって、肉薄な原紙用紙であっても重合構造で幅員が狭いフランジ部4と相俟ち、容器本体1の強度、形状は、収納した食品等の重量に耐えることができる。
【0016】
尚、上記の課題を解決するための手段、発明の効果の項それぞれにおいて付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付した。本発明は、これらの記載、図面中の符号等によって示された構造・形状等に限定されない。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明を実施するための一形態を示す一部切欠き斜視図である。
図2】同じくフランジ部における直線部分の断面図であり、その(A)、(B)は異なる重合形態を示す。
図3】同じくフランジ部におけるコーナー部分の断面図である。
図4】同じく組立前の容器原紙の展開図である。
図5】同じくフランジ部のコーナー部分の組立時の要部斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図面を参照して本発明を実施するための一形態を説明すると、図において示される符号1は容器本体であり、この容器本体1は、パルプ材料(パルプ、竹等の紙となる一般的な素材をも含む)によって形成されている容器原紙を裁断することで構成されており、例えば150g/m2~300g/m2の重量である厚紙状物のパルプ材料による。もとより、容器本体1の大きさによっては、これより肉薄な素材である、重量が150g/m2未満の容器原紙によって形成することも可能である。
【0019】
容器本体1は、例えば平面で矩形状の底壁部2の四辺に前後・左右の側壁部3を連設すると共に、側壁部3の上縁である開口縁には容器本体1の外方に延びる断面でコ字形のフランジ部4を設けてあり、このフランジ部4は折り返され重ね合わせることで重合されている二重構造となっている。
【0020】
フランジ部4は、その幅員は可能な限り狭く形成されていて、その上部壁において例えば約1mm~7mm、好ましくは1mm~4mm前後の可能な限りに狭い幅員としてある。このフランジ部4は、容器本体1が薄肉状のラップフィルム材Fによって覆われて包装されるとき、このフランジ部4のみに接合されるトップシール式、あるいは容器本体1の全部を覆って接合されるラップ式のいずれであるも、フランジ部4には、容器本体1の開口部を閉塞するラップフィルム材Fの引張作用が負荷される。その負荷に耐えるに足る強度をフランジ部4が有するように折り返されて重ね合わせた重合構造としてある。
【0021】
フランジ部4の重合構造部分は、容器本体1の側壁部3の上縁の直線部分に形成されていて、側壁部3の上縁の折曲線から容器本体1の外方に延びる上部壁4A、この上部壁4Aの辺縁の折曲線から垂下された外部壁4B、この外部壁4Bの辺縁から折返し折曲されて外部壁4Bの裏面に重合される外部重合壁4C、この外部重合壁4Cの辺縁から折曲されて上部壁4Aの裏面に重合される上部重合壁4Dから成っている。なお、フランジ部4における幅員が例えば4mm前後であると、二重とする重合前のフランジ部4部分の展開された幅員は、少なくとも7mm程度となっている。
【0022】
なお、フランジ部4の重合構造は、図2(A)に示すようにフランジ部4における水平面となる上部壁4A、垂直面となる外部壁4Bの裏面のみならず、同じく図2(B)に示すようにこの上部壁4Aを連続させている側壁部3の上部縁の外面に至るように、上部重合壁4Dからさらに延設した側壁重合部4Eを設けるもよく、いずれをも選択できるものとしてある。
【0023】
また、隣接する側壁部3相互間のコーナー部分では、底壁部2の辺縁から立ち上がり状に立脚されて隣接する側壁部3相互間に折り込まれる三角形状の折込片5が介在されている。この折込片5の上端縁は、図示にあっては側壁部3の上端縁と面一状となるようにしてあって、容器原紙として裁断形成されるときの折込片5の裁断端面は容器本体1内には配置されないようにしてある。
【0024】
なお、この折込片5の上端縁は、図示を省略したが、上端縁の部分が側壁部の上端縁の上下のいずれかに位置させることもできる。すなわち、後述するフランジコーナー折込片6の内部に配置されるように上方に延ばしてもよく、あるいは側壁部3の上端縁に至らないように短くしておくことも可能である。
【0025】
そして、隣接するフランジ部4相互間のコーナー部分は、フランジ部4の両端に形成されたほぼ三角形状を呈するフランジコーナー折込片6を重ね合わせることで、折曲線を介して断面コ字形に形成されている。このフランジコーナー折込片6自体は、フランジ部4の上部壁4A、外部壁4Bの端縁部分に配されており、隣接する側壁部3相互が折込片5を折り込みながら接合されるとき、その接合に合わせて隣接するフランジコーナー折込片6を重ね合わせてコーナー部分を構成している。
【0026】
このコーナー部分のフランジコーナー折込片6は、隣接するフランジ部4の端縁部分に区画形成されているのであり、その端縁線は、前記折込片5の左右両縁から容器本体1の外方に向かって直線状に延長された延長線上に沿っている。フランジコーナー折込片6自体は、フランジ部4のコーナー部分を形成しているも、フランジ部4における直線部分には存しないようになっている。
【0027】
また、フランジコーナー折込片6は、隣接するフランジコーナー折込片6相互を重ね合わせるとき、その基端部分が前記折込片5の上端縁に被さって隠蔽するようになっており、重ね合わせたときのコ字形とする折曲線は、フランジ部4における上部壁4A、外部壁4Bの境界線である折曲線に連続するものとなっている。
【0028】
容器本体1の大きさは、収納する食品の容量、重量等によって適宜に選定されるもので、大容量のいわゆるファミリーサイズ、中容量のレギュラーサイズ、小容量のポケットサイズそれぞれに対応するよう、容器原紙の重量とフランジ部4の幅員とが種々に組み合わせて選定される。例えば比較的に大きいサイズであれば、容器原紙の肉厚は大きく、フランジ部4の幅員もやや大きくされ、比較的に小さいサイズであれば、肉薄な容器原紙の採用が可能であり、フランジ部4の幅員も小さくされる。
【0029】
なお、容器原紙は、ラミネート樹脂被膜が施されており、互いに重ね合わせられたときに例えば超音波によって加熱されることで、その重ね合わせ部分は溶融接合されて重合状態で一体化されるようになっている。
【0030】
次にこれの組立の一例を説明すると、容器本体1の底壁部2におけるいずれか一方の対向する側壁部3相互を立脚状に起立させ、ついで、他方の対向する側壁部3相互を、隣接する側壁部3相互間の折込片5を折り込みながら起立させる。その起立と共に、隣接するフランジ部4相互間のフランジコーナー折込片6を重ね合わせ、更にはフランジ部4において、外部壁4Bには外部重合壁4Cを、上部壁4Aには上部重合壁4Dを折り返して重ね合わせる。その後、重ね合わせられた各部を例えば超音波によって加熱することで、表面に施されているラミネート樹脂被膜の溶融によって接合され、容器が組み立てられる。
【0031】
こうして組み立てられた容器には、例えば各種の食品、例えば惣菜その他が収納され、ラップフィルム材Fによって、容器全体を覆うラップ式、あるいはフランジ部4のみに接合されるトップシール式によって包装され、店頭その他に陳列される。
【符号の説明】
【0032】
F…ラップフィルム材
1…容器本体
2…底壁部
3…側壁部
4…フランジ部
4A…上部壁
4B…外部壁
4C…外部重合壁
4D…上部重合壁
4E…側壁重合部
5…折込片
6…フランジコーナー折込片
図1
図2
図3
図4
図5