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特開2024-163645購買支援システム、プログラム及び購買支援方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024163645
(43)【公開日】2024-11-22
(54)【発明の名称】購買支援システム、プログラム及び購買支援方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0207 20230101AFI20241115BHJP
【FI】
G06Q30/0207 346
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023079433
(22)【出願日】2023-05-12
(71)【出願人】
【識別番号】000002897
【氏名又は名称】大日本印刷株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100106002
【弁理士】
【氏名又は名称】正林 真之
(74)【代理人】
【識別番号】100165157
【弁理士】
【氏名又は名称】芝 哲央
(74)【代理人】
【識別番号】100120891
【弁理士】
【氏名又は名称】林 一好
(72)【発明者】
【氏名】松原 嘉哉
(72)【発明者】
【氏名】小林 晟弥
【テーマコード(参考)】
5L030
5L049
【Fターム(参考)】
5L030BB07
5L030BB47
5L030BB72
5L049BB07
5L049BB47
5L049BB72
(57)【要約】
【課題】店舗での書籍購入とオンライン購入との双方を連携させて購買を促進させるための工夫をした購買支援システム、プログラム及び購買支援方法を提供する。
【解決手段】購買支援システム100は、ユーザが店舗で購入した書籍に関する書籍購入情報を取得し、ユーザが店舗で書籍を購入する際にユーザの会員IDを取得し、取得されたユーザの会員IDを、所定のユーザである会員の会員IDを記憶する会員情報記憶部に記憶された会員の会員IDと照合することにより、ユーザが会員であるか否かを判定し、ユーザが会員である場合に、ユーザに対してオンラインで購入する際に利用可能な特典を、会員情報記憶部の会員IDに対応付けて記憶する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザが店舗で購入した書籍に関する書籍購入情報を取得する書籍購入取得手段と、
前記ユーザが前記店舗で書籍を購入する際に、前記ユーザの識別IDを取得する識別ID取得手段と、
所定の前記ユーザである会員の前記識別IDを記憶するID記憶部と、
前記識別ID取得手段により取得された前記ユーザの前記識別IDを前記ID記憶部に記憶された前記会員の前記識別IDと照合することにより、前記ユーザが前記会員であるか否かを判定する判定手段と、
前記ユーザが前記会員である場合に、前記ユーザがオンラインで購入する際に利用可能な購入特典データを、前記ID記憶部の前記識別IDに対応付けて記憶する購入特典付与手段と、
を備えた購買支援システム。
【請求項2】
請求項1に記載の購買支援システムにおいて、
前記書籍購入取得手段が取得した前記書籍購入情報が第1の条件を満たすか否かを判定する第1条件判定手段を備え、
前記購入特典付与手段は、前記第1条件判定手段が前記第1の条件を満たすと判定した場合に、前記購入特典データを前記ID記憶部の前記識別IDに対応付けて記憶する、購買支援システム。
【請求項3】
請求項2に記載の購買支援システムにおいて、
前記第1条件判定手段は、前記書籍購入情報が特定の書籍及び/又は特定の書籍の組み合わせに係るものである場合に、前記第1の条件を満たすと判定する、購買支援システム。
【請求項4】
請求項1に記載の購買支援システムにおいて、
前記ユーザの端末からオンラインでの購入を受け付ける購入受付手段と、
前記ユーザの端末から前記識別IDを受信する識別ID受信手段と、
前記識別IDに対応付けられた前記購入特典データを取得し、取得した前記購入特典データを使用して購買処理を行う購買処理手段と、
を備える、購買支援システム。
【請求項5】
請求項4に記載の購買支援システムにおいて、
前記オンラインでの購入に係る第2の条件を満たすか否かを判定する第2条件判定手段と、
前記第2条件判定手段が前記第2の条件を満たすと判定した場合に、前記ユーザが前記店舗及び/又は前記オンラインでの購入時に使用可能な課金特典データを、前記ID記憶部の前記識別IDに対応付けて記憶する課金特典付与手段と、
を備える、購買支援システム。
【請求項6】
請求項4に記載の購買支援システムにおいて、
前記識別IDに対応付けて前記オンラインでの購入に係るオンライン購入履歴を記憶するオンライン購入履歴登録手段を備え、
前記購入特典付与手段は、前記ユーザの前記オンライン購入履歴に基づいて、類似性のある前記オンラインでの購入に限定した前記購入特典データを付与する、購買支援システム。
【請求項7】
請求項1に記載の購買支援システムにおいて、
前記書籍購入取得手段が取得した前記書籍購入情報に係る書籍購入履歴を前記ユーザに対応付けて記憶する書籍履歴登録手段を備え、
前記購入特典付与手段は、前記ユーザの前記書籍購入履歴から前記書籍の属性を取得し、取得した前記書籍の属性に関連する属性を有する前記オンラインでの購入に限定した前記購入特典データを付与する、購買支援システム。
【請求項8】
請求項1から請求項7までのいずれかに記載の購買支援システムにおいて、
前記書籍は、電子書籍及び/又は紙の書籍である、購買支援システム。
【請求項9】
コンピュータを、
ユーザが店舗で購入した書籍に関する書籍購入情報を取得する書籍購入取得手段と、
前記ユーザが前記店舗で書籍を購入する際に、前記ユーザの識別IDを取得する識別ID取得手段と、
所定の前記ユーザである会員の前記識別IDを記憶するID記憶部と、
前記識別ID取得手段により取得された前記ユーザの前記識別IDを前記ID記憶部に記憶された前記会員の前記識別IDと照合することにより、前記ユーザが前記会員であるか否かを判定する判定手段と、
前記ユーザが前記会員である場合に、前記ユーザがオンラインで購入する際に利用可能な購入特典データを、前記ID記憶部の前記識別IDに対応付けて記憶する購入特典付与手段と、
して機能させるためのプログラム。
【請求項10】
コンピュータで実行する購買支援方法であって、
ユーザが店舗で購入した書籍に関する書籍購入情報を取得する書籍購入取得ステップと、
前記ユーザが前記店舗で書籍を購入する際に、前記ユーザの識別IDを取得する識別ID取得ステップと、
所定の前記ユーザである会員の前記識別IDをID記憶部に記憶する記憶ステップと、
前記識別ID取得ステップにより取得された前記ユーザの前記識別IDを前記ID記憶部に記憶された前記会員の前記識別IDと照合することにより、前記ユーザが前記会員であるか否かを判定する判定ステップと、
前記ユーザが前記会員である場合に、前記ユーザがオンラインで購入する際に利用可能な購入特典データを、前記ID記憶部の前記識別IDに対応付けて記憶する購入特典付与ステップと、
を含む、購買支援方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザによる書籍等の購買に係る購買支援システム、プログラム及び購買支援方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ユーザに商品等の購入を促すものとして、例えば、ポイントやキャッシュバック等の特典をユーザに付与するものがある。このような一般的な特典付与の仕組みでは、ある商品に関連する商品の販売促進を図ることが考慮されていなかった。
そこで、ユーザが既に購入した商品に関連する関連商品の販売促進に寄与するための特典付与サービスが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第3981115号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の仕組みを、例えば、店舗での書籍の販売に利用した場合には、書籍を購入すればするほど特典が付与される。しかし、そのような仕組みでは、書籍を購入するユーザの幅を広げることが難しい。
他方、現状インターネット上には、デジタルコミックやコンテンツ等の様々な電子データがあり、無料で、又は、購入による閲覧が可能になっている。また、インターネットでは、電子データの閲覧に限らず、様々なもののオンライン購入も可能である。ユーザは、例えば、すき間時間等にオンライン購入したデジタルコミック等の書籍を閲覧したりできる。そのため、店舗で書籍を購入するユーザとオンライン購入するユーザとには、親和性があると思われる。
【0005】
そこで、本発明は、店舗での書籍購入とオンライン購入との双方を連携させて購買を促進させるための工夫をした購買支援システム、プログラム及び購買支援方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。
第1の発明は、ユーザが店舗で購入した書籍に関する書籍購入情報を取得する書籍購入取得手段と、前記ユーザが前記店舗で書籍を購入する際に、前記ユーザの識別IDを取得する識別ID取得手段と、所定の前記ユーザである会員の前記識別IDを記憶するID記憶部と、前記識別ID取得手段により取得された前記ユーザの前記識別IDを前記ID記憶部に記憶された前記会員の前記識別IDと照合することにより、前記ユーザが前記会員であるか否かを判定する判定手段と、前記ユーザが前記会員である場合に、前記ユーザがオンラインで購入する際に利用可能な購入特典データを、前記ID記憶部の前記識別IDに対応付けて記憶する購入特典付与手段と、を備えた購買支援システムである。
第2の発明は、第1の発明の購買支援システムにおいて、前記書籍購入取得手段が取得した前記書籍購入情報が第1の条件を満たすか否かを判定する第1条件判定手段を備え、前記購入特典付与手段は、前記第1条件判定手段が前記第1の条件を満たすと判定した場合に、前記購入特典データを前記ID記憶部の前記識別IDに対応付けて記憶する、購買支援システムである。
第3の発明は、第2の発明の購買支援システムにおいて、前記第1条件判定手段は、前記書籍購入情報が特定の書籍及び/又は特定の書籍の組み合わせに係るものである場合に、前記第1の条件を満たすと判定する、購買支援システムである。
第4の発明は、第1の発明から第3の発明までのいずれかの購買支援システムにおいて、前記ユーザの端末からオンラインでの購入を受け付ける購入受付手段と、前記ユーザの端末から前記識別IDを受信する識別ID受信手段と、前記識別IDに対応付けられた前記購入特典データを取得し、取得した前記購入特典データを使用して購買処理を行う購買処理手段と、を備える、購買支援システムである。
第5の発明は、第4の発明の購買支援システムにおいて、前記オンラインでの購入に係る第2の条件を満たすか否かを判定する第2条件判定手段と、前記第2条件判定手段が前記第2の条件を満たすと判定した場合に、前記ユーザが前記店舗及び/又は前記オンラインでの購入時に使用可能な課金特典データを、前記ID記憶部の前記識別IDに対応付けて記憶する課金特典付与手段と、を備える、購買支援システムである。
第6の発明は、第4の発明又は第5の発明の購買支援システムにおいて、前記識別IDに対応付けて前記オンラインでの購入に係るオンライン購入履歴を記憶するオンライン購入履歴登録手段を備え、前記購入特典付与手段は、前記ユーザの前記オンライン購入履歴に基づいて、類似性のある前記オンラインでの購入に限定した前記購入特典データを付与する、購買支援システムである。
第7の発明は、第1の発明から第6の発明までのいずれかの購買支援システムにおいて、前記書籍購入取得手段が取得した前記書籍購入情報に係る書籍購入履歴を前記ユーザに対応付けて記憶する書籍履歴登録手段を備え、前記購入特典付与手段は、前記ユーザの前記書籍購入履歴から前記書籍の属性を取得し、取得した前記書籍の属性に関連する属性を有する前記オンラインでの購入に限定した前記購入特典データを付与する、購買支援システムである。
第8の発明は、第1の発明から第7の発明までのいずれかの購買支援システムにおいて、前記書籍は、電子書籍及び/又は紙の書籍である、購買支援システムである。
第9の発明は、第1の発明から第8の発明までのいずれかの購買支援システムとしてコンピュータを機能させるためのプログラムである。
第10の発明は、コンピュータで実行する購買支援方法であって、ユーザが店舗で購入した書籍に関する書籍購入情報を取得する書籍購入取得ステップと、前記ユーザが前記店舗で書籍を購入する際に、前記ユーザの識別IDを取得する識別ID取得ステップと、所定の前記ユーザである会員の前記識別IDをID記憶部に記憶する記憶ステップと、前記識別ID取得ステップにより取得された前記ユーザの前記識別IDを前記ID記憶部に記憶された前記会員の前記識別IDと照合することにより、前記ユーザが前記会員であるか否かを判定する判定ステップと、前記ユーザが前記会員である場合に、前記ユーザがオンラインで購入する際に利用可能な購入特典データを、前記ID記憶部の前記識別IDに対応付けて記憶する購入特典付与ステップと、を含む、購買支援方法である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、店舗での書籍購入とオンライン購入との双方を連携させて購買を促進させるための工夫をした購買支援システム、プログラム及び購買支援方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】第1実施形態に係る購買支援システムの全体構成を示す図である。
図2】第1実施形態に係る会員管理サーバの機能ブロックを示す図である。
図3】第1実施形態に係るオンライン販売サーバの機能ブロックを示す図である。
図4】第1実施形態に係る購買支援システムの書籍購買処理を示すフローチャートである。
図5】第1実施形態に係る会員管理サーバの特典付与処理を示すフローチャートである。
図6】第1実施形態に係るユーザ端末の書籍購買処理を示すフローチャートである。
図7】第1実施形態に係るユーザ端末における表示例を示す図である。
図8】第1実施形態に係るユーザ端末における表示例を示す図である。
図9】第1実施形態に係るユーザ端末における表示例を示す図である。
図10】第2実施形態に係る会員管理サーバの機能ブロックを示す図である。
図11】第2実施形態に係る購買支援システムのコイン購入処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を実施するための形態について、図を参照しながら説明する。なお、これは、あくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る購買支援システム100の全体構成を示す図である。
図2は、第1実施形態に係る会員管理サーバ1の機能ブロックを示す図である。
図3は、第1実施形態に係るオンライン販売サーバ4の機能ブロックを示す図である。
<購買支援システム100>
購買支援システム100は、各種販売事業と連携した会員サービスに登録している会員であるユーザ(以下、単に会員という。)が、紙の書籍を販売する実店舗や、電子書籍及び/又は紙の書籍を販売する仮想店舗において会員情報を提示して書籍を購入した際に、オンライン販売サーバ4におけるオンラインでの購入を促進する特典(購入特典データ)を会員に付与するシステムである。
【0010】
ここで、会員サービスとは、書籍(紙の書籍や電子書籍を含む。)を販売する実店舗や仮想店舗においてのみに限定される会員サービスである必要はなく、書籍以外を販売する各種販売業者において広く用いられる共通の会員サービスであってよい。
また、会員情報の提示は、例えば、会員ID(識別ID)(ID:IDentification)が記載された会員証の提示の他、会員が所持する携帯端末等のユーザ端末8に表示された会員情報画面の提示やログインIDに関連付けられた情報等、種々の公知の手段を用いて行うことができる。
さらに、オンライン販売サーバ4によるオンライン購入の対象は、例えば、電子書籍やデジタルブック等の書籍の電子データであってもよいし、配送によって入手可能な物品等であってもよい。
【0011】
図1に示す購買支援システム100は、会員管理サーバ1と、オンライン販売サーバ4と、店舗端末7と、ユーザ端末8とを備える。会員管理サーバ1と、オンライン販売サーバ4と、店舗端末7と、ユーザ端末8とは、通信ネットワークNを介して通信可能に接続されている。なお、店舗端末7及びユーザ端末8は、図示しない基地局を介して通信ネットワークNに接続されていてもよい。
また、各サーバは、別々のコンピュータで構成されてもよいし、1つのコンピュータで各機能を構成してもよい。
【0012】
<会員管理サーバ1>
会員管理サーバ1は、例えば、各種販売事業と提携して会員情報を管理する会員管理事業者が有する。会員管理サーバ1は、上記した会員サービスに登録した会員の各種情報を記憶し管理している。ここで、各種情報は、ユーザの個人情報や各種物品等の購入履歴等であり、会員IDに関連付けて管理している。例えば、会員管理サーバ1は、会員の情報を店舗端末7から受信し、会員が購入した書籍に関する書籍購入履歴を管理する。
また、会員管理サーバ1は、例えば、実店舗において会員が紙の書籍を購入した場合に、オンライン販売サーバ4が提供するオンラインでの購入に使用可能な特典を当該会員に付与する。
【0013】
以下において、実店舗で購入可能な紙の書籍や、仮想店舗で購入可能な電子書籍及び/又は紙の書籍を区別しない場合には、単に書籍という。また、実店舗と仮想店舗とを区別しない場合には、単に店舗という。
また、オンライン販売サーバ4におけるオンラインでの購入可能なものの一例として、以降においてはデジタルコミック等の書籍を例に説明する。
【0014】
図2に示す会員管理サーバ1は、制御部10と、記憶部30と、通信インタフェース部39とを備える。
制御部10は、会員管理サーバ1の全体を制御するCPU(中央処理装置)である。制御部10は、記憶部30に記憶されているオペレーティングシステム(OS)や各種アプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、各種機能を実現する。
制御部10は、会員ID取得部11と、会員判定部12と、店舗情報取得部14と、書籍購入履歴登録部18と、特典処理部21とを備える。
【0015】
会員ID取得部11は、識別ID取得手段及び識別ID受信手段として機能する。会員ID取得部11は、会員IDを取得する。会員IDは、会員サービスに登録した会員に対して一意に付与された識別情報である。
より具体的には、会員ID取得部11は、例えば、店舗端末7が取得した会員IDを店舗端末7から取得する。また、会員ID取得部11は、例えば、会員がユーザ端末8に入力した会員IDを、ユーザ端末8から直接取得し、又は、オンライン販売サーバ4を介して取得する。
【0016】
会員判定部12は、判定手段として機能する。会員判定部12は、会員ID取得部11が取得した会員IDと、ID記憶部として機能する会員情報記憶部32に記憶された会員IDとを照合し、会員ID取得部11が取得した会員IDが会員情報記憶部32に有するか否かを判定する。会員ID取得部11が取得した会員IDが会員情報記憶部32に記憶されていれば、会員判定部12は、会員ID取得部11が取得した会員IDが正規な会員のものであると判定できる。
【0017】
店舗情報取得部14は、店舗での書籍の購入に係る処理を行う。店舗情報取得部14は、書籍情報受信部15と、購入条件判定部16と、特典付与処理部17とを備える。
書籍情報受信部15は、書籍購入取得手段として機能する。書籍情報受信部15は、会員が購入した書籍に関する書籍購入情報を受信する。書籍購入情報は、書籍を特定可能な情報であり、例えば、書籍IDや書籍名を含んでよい。書籍IDは、書籍を一意に識別可能な識別情報であり、例えば、ISBN(International Standard Book Number)等であってよい。そして、ユーザが、例えば、実店舗で会員が紙の書籍を購入した場合には、書籍情報受信部15は、書籍購入情報を店舗端末7から受信する。
【0018】
購入条件判定部16は、第1条件判定手段として機能する。購入条件判定部16は、書籍情報受信部15が受信した書籍購入情報が、会員に対する特典付与条件(第1の条件)を満たすか否かを判断する。ここで、購入特典、例えば、購入時に利用できる無償交換も含む割引データは、オンラインでの購入時、例えば、デジタルコミック等の書籍を購入する際に利用することができる。特典付与条件は、例えば、店舗での書籍購入履歴を用い、さらに購入した書籍が特定の書籍の場合や、特定の書籍の組み合わせを条件とすることも可能である。また、特典付与条件は、何らの書籍の指定がない場合(つまり、何らかの書籍を買った場合)としては、例えば、一定価格以上の書籍の購入や、合計金額が一定価格以上の複数書籍の購入や、特定ジャンルの書籍の冊数及び/又は金額の条件や、一定期間内の書籍の冊数及び/又は金額の条件や、一定の先着人数等であってもよいし、単に何らかの書籍を購入したという条件であってもよい。また、特典付与条件は、例えば、過去において購入した書籍を含めた条件であってもよい。特典付与条件は、例えば、特典付与条件記憶部33に記憶されている。
【0019】
特典付与処理部17は、購入特典付与手段として機能する。特典付与処理部17は、購入条件判定部16により特典付与条件を満たすと判断した場合に、会員がオンラインでの購入で使用可能な特典を、当該会員に付与するための記憶部30への登録処理を行う。なお、特典付与処理部17は、組み合わせ等の特別な条件に限らず、書籍情報受信部15が、会員が購入した書籍に関する書籍購入情報を受信した場合に、会員がオンラインでの購入で使用可能な特典を、当該会員に付与してもよい。
ここで、付与する特典は、例えば、会員の書籍購入履歴に基づいて、類似性のある書籍の使用に限定したものであってよい。また、付与する特典は、例えば、書籍の購入履歴に基づいて購入した書籍の属性を取得し、取得した書籍の属性に関連する属性を有する書籍の使用に限定したものであってもよい。そして、特典付与処理部17は、付与した特典を、登録されている会員IDに対応付けて記憶部30に登録する。なお、当該特典は、コードと割引情報とが関連付けられた情報であって、各種決済端末と共有され、決済時に割引処理が行われる。
【0020】
また、付与する特典の配布方法としては、データとしてユーザ端末8のアプリに特典を配布したり、会員専用ページを通じて配布する電子的な配布方法があるが、例えば、会員が実店舗にて紙の書籍を購入した場合には、当該実店舗へチケットデータを送信し、レシート等の紙媒体等により配布してもよい。紙媒体等による配布としては、例えば、二次元コードやバーコード、シリアルナンバーが印刷されたもの等の配布である。
また、特典には、実店舗の位置情報を示すコードを含んでもよい。実店舗の位置情報は、例えば、実店舗を一意に識別可能な店舗コードや、緯度経度情報である。そして、特典の利用に際して、制御部10は、例えば、書籍購入履歴に含まれる実店舗の購入場所情報と、特典に含まれる実店舗の位置情報とを照合してもよい。そのようにすることで、例えば、当該実店舗で購入していない第三者が、なりすましによって特典を利用することを防止できる。
書籍購入履歴登録部18は、書籍履歴登録手段として機能する。書籍購入履歴登録部18は、書籍購入情報に係る書籍購入履歴を、登録されている会員IDに対応付けて記憶部30に登録する。
【0021】
特典処理部21は、購買処理手段として機能する。特典処理部21は、オンライン販売サーバ4と会員IDにより連携をした場合の処理を行う。特典処理部21は、特典抽出処理部22と、特典使用処理部23とを備える。
特典抽出処理部22は、会員ID取得部11が受信した会員IDによって会員判定部12が会員であると判断した場合に、記憶部30に記憶された当該会員IDに関連付けられた特典を抽出する。
特典使用処理部23は、特典抽出処理部22が抽出した特典について、特典の使用に係る処理を行う。具体的には、特典使用処理部23は、当該会員の会員IDに関連付けられた特典を使用した場合に、当該特典を記憶部30から削除する。
【0022】
記憶部30は、制御部10が各種の処理を実行するために必要なプログラム、データ等を記憶するためのハードディスク、半導体メモリ素子等の記憶領域である。
記憶部30は、プログラム記憶部31と、会員情報記憶部32と、特典付与条件記憶部33とを備える。
プログラム記憶部31は、各種のプログラムを記憶する記憶領域である。プログラム記憶部31は、例えば、会員管理サーバ1の制御部10が実行する各種の機能を行うためのプログラムを記憶している。なお、会員管理サーバ1の制御部10が実行する各種の機能を行うためのプログラムは、機能ごとに複数のプログラムによって構成されていてもよい。
【0023】
会員情報記憶部32は、会員に係る情報を記憶する記憶領域である。会員情報記憶部32は、例えば、会員IDをキーにして、会員名や、会員の属性情報等を対応付けて記憶する。また、会員情報記憶部32に、会員IDと当該会員に付与された特典とその利用条件等が関連付けられていてもよい。また、会員情報記憶部32に、書籍購入履歴が関連付けられて記憶されていてもよい。さらに、会員情報記憶部32に、その他決済に使用するカード情報等を記憶してもよい。
特典付与条件記憶部33は、特典を付与するための特典付与条件を記憶する記憶領域である。特典付与条件は、例えば、指定した書籍の書籍IDや書籍名、指定した複数の書籍の組み合わせ等である。
また、特典付与条件記憶部33は、特典付与条件を満たした場合に付与する特典の内容を、特典付与条件に対応付けて記憶してもよい。付与する特典の内容としては、例えば、過去の購入書籍の属性に関する属性の書籍に限定して購入が可能な特典等である。
【0024】
なお、記憶部30に記憶されるものは、これに限定されない。例えば、会員IDとパスワードとを対応付けた認証情報記憶部等を備えていてもよい。また、例示した各記憶部の項目も一例であり、他の項目があってもよいし、ない項目があってもよい。
通信インタフェース部39は、通信ネットワークNを介して各種サーバ、店舗端末7やユーザ端末8との間の通信を行うためのインタフェースである。
【0025】
また、会員管理サーバ1を構成するハードウェアの数に制限はない。必要に応じて、1又は複数で構成してもよい。また、会員管理サーバ1のハードウェアは、必要に応じてウェブサーバ、DB(データベース)サーバ、アプリケーションサーバ等の各種サーバを含んで構成してもよく、1台のサーバで構成しても、それぞれ別のサーバで構成してもよい。さらに、会員管理サーバ1は、例えば、クラウドであってもよい。
【0026】
<オンライン販売サーバ4>
オンライン販売サーバ4は、ユーザが利用するオンラインでの購入のための書籍販売サイトを運営する事業者が有する。オンライン販売サーバ4は、例えば、書籍販売事業者が有してもよいし、書籍販売事業者とは異なる事業者が有してもよい。オンライン販売サーバ4は、オンライン販売サーバ4が提供するサービスを利用するユーザに書籍の販売を行う。ユーザが、例えば、ユーザ端末8のアプリを介して書籍の購入をするとともに、オンライン販売サーバ4が、電子データの閲覧権限を付与したり、データをユーザ端末8のアプリへと送信し、ユーザに閲覧させることが可能である。そして、ユーザは、オンライン販売サーバ4や、あるいは別のサーバに格納された購入済の電子書籍を、ユーザ端末8等の電子端末にて閲覧することが可能である。また、販売される書籍は、電子データに限らず紙の書籍も可能であり、その場合は、登録された、もしくは購入時に入力した指定のユーザの住所へ配送され、ユーザは、書籍を受け取ることができる。
【0027】
また、オンライン販売サーバ4は、会員管理サーバ1の会員情報とオンライン販売サーバ4のユーザとを連携させることができる。会員管理サーバ1の会員情報とオンライン販売サーバ4のユーザとを連携させることで、会員は、会員管理サーバ1に記憶された特典を、オンラインでの購入に利用できる。連携方法は、同一のID、パスワードを用いてもよいし、各個別のIDをそれぞれ関連付けることで連携可能である。
【0028】
図3に示すオンライン販売サーバ4は、制御部40と、記憶部50と、通信インタフェース部59とを備える。
制御部40は、オンライン販売サーバ4の全体を制御するCPUである。制御部40は、記憶部50に記憶されているOSや各種アプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、各種機能を実現する。
制御部40は、購入書籍情報受信部41と、会員ID連携部42と、購買処理部43とを備える。
【0029】
購入書籍情報受信部41は、購入受付手段として機能する。購入書籍情報受信部41は、購入する書籍を特定するための書籍購入情報をユーザ端末8から受信する。
会員ID連携部42は、識別ID受信手段として機能する。会員ID連携部42は、書籍の購入に際し、ユーザ端末8から会員IDを受信した場合に、受信した会員IDを、会員管理サーバ1に送信することで会員管理サーバ1と連携する。
【0030】
購買処理部43は、購買処理手段として機能する。購買処理部43は、書籍購入情報に係る購買処理を行う。そして、購買処理が行われた書籍は、配送や電子データの送付、閲覧権限の付与等の方法によって閲覧が可能になる。購買処理は、登録されたクレジットカードを用いることができるほか、予め換金されたコイン等の仮想通貨となるポイントを用いて決済することが可能である。さらに、会員ID連携部42により会員管理サーバ1と連携し、当該会員IDに対応する割引特典が関連付けられている場合には、当該割引特典を使用して購入時の割引に対応した金額にて購買処理を行う。なお、購買処理部43は、仮想通貨となるポイントの購入処理を行うことが可能である。
【0031】
記憶部50は、プログラム記憶部51と、ユーザ情報記憶部52とを備える。
プログラム記憶部51は、例えば、オンライン販売サーバ4の制御部40が実行する各種の機能を行うためのプログラムを記憶している。
ユーザ情報記憶部52は、オンライン販売サーバ4のユーザに係る情報を記憶する記憶領域である。ユーザ情報記憶部52は、例えば、利用時に登録するユーザID及びパスワード等の情報を記憶する。ユーザIDは、利用するユーザ端末8等の電子端末ごとに関連付けられている識別子を用いることができ、その場合は、上述の別の会員サービスの会員IDと連携をさせて、それぞれのIDを関連付けることが可能である。なお、本発明は、これに限定されることなく、同一のユーザIDを共通に使用してサービスを利用できるようにすることも可能である。
【0032】
なお、記憶部50に記憶されるものは、これに限定されない。また、例示した各記憶部の項目も一例であり、他の項目があってもよいし、ない項目があってもよい。
通信インタフェース部59は、通信ネットワークNを介して会員管理サーバ1を含む各種のサーバ及びユーザ端末8との間の通信を行うためのインタフェースである。
【0033】
<店舗端末7>
店舗端末7は、実店舗に設置された端末である。店舗端末7は、紙の書籍の販売における決済端末としての役割と、会員管理サーバ1に対して書籍に係るデータや会員IDを送信する役割とを有する。
また、店舗端末7は、例えば、書籍に付加されたバーコードや、会員が所持する会員証や、会員証の役割を有する会員証画像を表示したユーザ端末8から会員IDを取得するための読取機能を備える。読取機能は、例えば、会員証に記載の会員IDの情報を有するバーコードや、ユーザ端末8に表示された会員IDを有する二次元コードを読み取り可能なものである。また、読取機能は、例えば、会員証に有する会員IDが記憶されたICチップ等の記録媒体を読み取り可能なものであってもよい。店舗端末7は、読取機能の他に、図示しないが、制御部と、記憶部と、入力部と、表示部と、通信インタフェース部等とを備える。
【0034】
<ユーザ端末8>
ユーザ端末8は、会員管理サーバ1の会員サービスに登録した会員や、オンライン販売サーバ4のサービスを利用するユーザが使用する端末であり、実店舗での会員証データの提示やオンライン購入時に利用される。オンライン購入は、書籍販売サイトへのブラウザアクセスやアプリを介して、オンライン販売サーバ4に購買情報を送受信することによって、購買処理が行われる。ユーザ端末8は、例えば、スマートフォンに代表されるコンピュータの機能を併せ持った携帯電話機である。ユーザ端末8は、その他、タブレットであってもよいし、パーソナルコンピュータ(PC)等であってもよい。ユーザ端末8は、図示しないが、制御部と、記憶部と、タッチパネルディスプレイ(入力部及び表示部であってもよい。)と、通信インタフェース部等とを備える。なお、ユーザ端末8の記憶部には、例えば、ブラウザやアプリがインストールされている。
【0035】
通信ネットワークNは、各種のサーバ間や、各種のサーバと各端末との間のネットワークであり、例えば、インターネット回線等である。通信ネットワークNは、有線であるか無線であるかを問わない。
また、コンピュータとは、制御部、記憶装置等を備えた情報処理装置をいい、会員管理サーバ1、オンライン販売サーバ4、店舗端末7及びユーザ端末8は、それぞれ制御部、記憶部等を備えた情報処理装置であり、コンピュータの概念に含まれる。
【0036】
<処理の説明>
次に、購買支援システム100の処理について説明する。
まず、会員が実店舗において紙の書籍を購入する際の処理について説明する。
図4は、第1実施形態に係る購買支援システム100の書籍購買処理を示すフローチャートである。
図5は、第1実施形態に係る会員管理サーバ1の特典付与処理を示すフローチャートである。
【0037】
実店舗において、会員管理サーバ1が提供する会員サービスに登録している会員は、店舗端末7が設置された会計場所にて購買しようとする書籍及び会員証を提示し、書籍購買処理を開始する。
店員、又はセルフレジにおいて会員本人が、店舗端末7の読取機能を用いて、紙の書籍に付加されているバーコード等から書籍IDを読み取らせることで、図4のステップS(以降、「ステップS」を単に「S」という。)11において、店舗端末7の制御部は、書籍IDを読み取る。
【0038】
また、会員証の提示があった場合(S12:YES)には、店員又は会員が、店舗端末7の読取機能を用いて、会員証に記録又は記憶されている会員IDを読み取ることで、S13において、店舗端末7の制御部は、会員IDを取得して、会員IDと購買しようとしている書籍IDとを関連付け、決済処理を行う(S14)。
他方、会員証の提示がなければ(S12:NO)、店舗端末7の制御部は、決済処理を行い(S14-2)、処理を終了する。
なお、この時の会員証の提示方法として、データとして保有するユーザは、ユーザ端末8に会員IDを表示させ、その会員IDを店舗端末7の読取機能に読み取らせることも可能である。
【0039】
会員証の提示があった場合には、店舗端末7の制御部は、決済処理(S14)の後、S15においてさらに会員ID及び書籍IDを含む書籍購入情報を、会員管理サーバ1へと送信する。
S21において、会員管理サーバ1の会員ID取得部11は、店舗端末7から会員ID及び書籍購入情報を受信する。
S22において、会員管理サーバ1の会員判定部12は、会員判定処理を行う。具体的には、会員判定部12は、S21の処理で取得した会員IDを会員情報記憶部32に有するか否かを確認する。そして、会員判定部12は、確認の結果、会員であるか否かを判断する。会員である場合(S22:YES)には、制御部10は、処理をS23に移す。他方、会員ではない場合(S22:NO)には、制御部10は、本処理を終了する。なお、会員ではない場合には、制御部10は、会員エラーである旨を、店舗端末7に対して送信してもよい。
S23において、制御部10は、特典付与処理を行う。
【0040】
ここで特典付与処理について、図5に基づき詳細に説明する。
図5のS31において、購入条件判定部16は、特典付与条件記憶部33の特典付与条件を確認する。
S32において、購入条件判定部16は、会員IDに関連付けられた書籍購入情報が特典付与条件を満たすか否かを判断する。特典付与条件を満たす場合(S32:YES)には、制御部10は、処理をS33に移す。他方、特典付与条件を満たさない場合(S32:NO)には、制御部10は、処理を図4のS24に移す。
S33において、特典付与処理部17は、条件を満たす所定の特典を会員IDに関連付けて記憶部30に登録する。その後、制御部10は、処理を図4のS24に移す。
【0041】
図4のS24において、書籍購入履歴登録部18は、書籍購入情報に係る書籍購入履歴を、当該会員の会員IDに関連付けて記憶部30に登録する。その後、制御部10は、本処理を終了する。なお、制御部10は、会員管理サーバ1での処理が終了した旨を、店舗端末7に対して送信してもよい。
また、会員管理サーバ1の制御部10は、S23及びS24の処理について、並行して行ってもよいし、順番が前後してもよい。さらに、特典付与処理は、例えば、バッチ処理等にして別のタイミングで行ってもよい。
【0042】
このように、店舗端末7の読取機能が会員の会員証に記憶された会員IDを読み取って購買処理を行うと、会員管理サーバ1では、店舗での書籍購入情報に基づいてオンラインでの購入で使用可能な特典を会員に付与することができる。つまり、会員の店舗での書籍の購入に対して、オンラインでの購入に使用可能な特典を当該会員へ付与することで、書籍とオンラインでの購入との双方を連携させて購買を促進させることができる。
また、会員管理サーバ1では、店舗で購買した書籍に係る書籍購入情報に基づく履歴を、会員IDに関連付けて記憶部30に登録できる。そのため、会員ごとの書籍購入履歴を、例えば、付与する特典の内容を限定する際に活用できる。
【0043】
上記において、会員が実店舗にて書籍を購入する際の処理について説明した。
次に、ユーザがオンラインでの購入をする際の処理について説明する。
図6は、第1実施形態に係るユーザ端末8の書籍購買処理を示すフローチャートである。
図7から図9までは、第1実施形態に係るユーザ端末8における表示例を示す図である。
【0044】
まず、ユーザ(この時点では、会員ではないユーザをも含む。)は、ユーザ端末8にインストールされたアプリを介して、オンライン販売サーバ4の書籍販売サイトに接続し、当該サイトで販売されている書籍一覧を受信し、ユーザ端末8に表示させる。
【0045】
図7(A)は、書籍一覧が表示された後に、ユーザがある書籍について選択操作をした際に、ユーザ端末8に出力されるページ80の例を示す。ページ80は、書籍情報81を有する。また、ページ80は、購入したり閲覧したりすることが可能な巻情報82aから82dまでを有する。巻情報82aから82dまでは、各々取得マーク83aから83dが対応付けられている。取得マーク83aは、無料で内容が閲覧可能であることを示す。取得マーク83bは、所定期間を待つことで、無料で内容の閲覧が可能になることを示し、所定期間が経過すると当該取得マーク83bは、取得マーク83aと同じマークに変化する。取得マーク83bは、無料ではない期間は、コイン、すなわち事前ないし直前に購入した仮想通貨となるポイントを使用することで購入できる。取得マーク83c及び83dは、コインを使用することで購入でき、内容の閲覧が可能になることを示す。なお、仮想通貨となるポイントに限らずオンラインでのクレジットカード等による決済も可能である。
【0046】
図6のS41において、ユーザ端末8の制御部は、購入する書籍に係るユーザの購入操作を受け付ける。具体的には、例えば、図7(A)に示すページ80において、ユーザが巻情報82cに対応する箇所を選択することで、ユーザ端末8の制御部は、購入する書籍に係るユーザの購入操作を受け付ける。そうすると、ユーザ端末8には、例えば、図7(B)に示す購入確認画面84が出力される。
図7(B)に示す購入確認画面84は、コインが不足しているために選択した書籍が購入できない場合の例である。ユーザは、コインを購入して読む場合には、ボタン84aを選択操作する。また、ユーザは、読むのを諦める場合にはボタン84bを選択操作する。
【0047】
図7(B)に示す購入確認画面84において、ボタン84aが選択操作されることで、ユーザ端末8には、図8(A)に示すような、ユーザのマイページを示す画面86が出力される。画面86は、保有コイン数86aと、購入ボタン86bと、連携ボタン86cと、お知らせボタン86dとを含む。ここで、任意で会員連携をせずにコインを購入することで、書籍を購入できる。その場合には、ユーザは、購入ボタン86bを選択操作すると、ユーザ端末8には、次に、図9(B)に示す画面87が出力される。
【0048】
他方、ユーザが会員であって、当該アプリで会員連携が未連携の場合には、購入する前に会員連携をすることができる。なお、画面86で連携せずとも予めアプリ内で会員IDを関連付けておき、連携を済ませておくことも可能である。ユーザが、例えば、図8(A)の画面86の連携ボタン86cを選択操作することで、ユーザ端末8には、図8(B)に示す画面90が出力される。そこで、ユーザが、所定の会員サービスに係る会員ID及びパスワードを入力し、ボタン90aを操作することで、ユーザ端末8の制御部は、会員IDと連携する。
【0049】
図6のS42において、ユーザ端末8の制御部は、会員IDと連携済か否かを判断する。会員IDと連携済の場合(S42:YES)には、ユーザ端末8の制御部は、処理をS43に移す。他方、会員IDと連携済ではない場合(S42:NO)には、ユーザ端末8の制御部は、処理をS45に移す。
【0050】
会員IDと連携する場合、つまり、図8(B)の画面90においてボタン90aが操作されると、ユーザ端末8の制御部は、連携されている会員ID及びパスワードを、直接又はオンライン販売サーバ4を経由して会員管理サーバ1に送信する。
会員管理サーバ1の会員ID取得部11は、会員IDを受信すると、会員判定部12が会員であるか否かを判定する。そして、会員であると判定されると、特典抽出処理部22は、記憶部30に記憶された当該会員IDに関連付けられた特典を抽出し、抽出結果をユーザ端末8に送信する。
図8(C)の画面86-2は、会員IDと連携がされた場合にユーザ端末8に表示される。会員が画面86-2に出力されるボタン86eを選択することで、ユーザ端末8の制御部は、取得した特典を表示させる。そして、会員は、図示しない特典表示画面から使用したい特典を選択することで、書籍の購入に際して特典を使用し、コインを減額したり無償化したりすることができる。
【0051】
図6のS43において、ユーザ端末8の制御部は、対象の特典があるか否かを判断する。会員によって特典が選択された場合には、ユーザ端末8の制御部は、対象の特典があると判断する。対象の特典が選択された場合(S43:YES)には、ユーザ端末8の制御部は、処理をS44に移す。他方、対象の特典が選択されない場合(S43:NO)には、ユーザ端末8の制御部は、処理をS45に移す。
S44において、ユーザ端末8の制御部は、特典を使用した後の金額を表示する。その後、ユーザ端末8の制御部は、処理をS46に移す。
他方、S45において、ユーザ端末8の制御部は、通常金額を表示する。
【0052】
ユーザは、ユーザ端末8に表示された金額を確認し、手持ちのコインが不足している場合には、コインを購入する処理に進む。
例えば、会員IDと連携しなかったユーザは、図9(B)の画面87からコイン購入処理に進む。また、会員IDと連携した会員であっても、特典を使用しても料金が不足する場合には、同様に、図8(C)の画面86-2から購入ボタン86bを選択操作することで、図9(B)の画面87からコイン購入処理に進む。
【0053】
図6のS46において、ユーザ端末8の制御部は、コインを購入するか否かを判断する。コインを購入する場合(S46:YES)には、ユーザ端末8の制御部は、処理をS47に進む。他方、コインを購入しない場合(S46:NO)には、ユーザ端末8の制御部は、処理をS48に進む。
S47において、ユーザ端末8の制御部は、コイン購入処理を行う。
コインを購入する場合には、図9(B)に示す画面87からユーザが希望するコイン数に対応するボタン(この例では、ボタン87a)を選択操作する。そうすると、ユーザ端末8には、図示しない決済画面が出力され、ユーザが決済に必要な情報を入力することで、ユーザ端末8の制御部は、コイン購入要求を、オンライン販売サーバ4に対して送信する。
【0054】
オンライン販売サーバ4の制御部40は、コイン購入要求を受信すると、コイン購入要求に応じたコイン発行処理を行う。そして、オンライン販売サーバ4でコイン発行処理が行われ、決済が完了すると、ユーザ端末8には、図9(C)に示すコインの購入が完了したことを示す画面88が出力される。そして、ユーザがボタン88aを選択操作することで、ユーザ端末8には、図9(D)に示す画面86-3が出力される。画面86-3は、画面86に対して保有コイン数86aが更新されたものである。
【0055】
図6のS48において、ユーザ端末8の制御部は、コインによる支払処理を行う。具体的には、オンライン販売サーバ4の購買処理部43は、コインを用いての書籍購入情報に係る購買処理を行い、ユーザ端末8に書籍データを送信する。また、特典を使用しての購買の場合には、購買処理部43は、使用した特典に係るデータを直接、又はユーザ端末8を介して会員管理サーバ1に送信することで、会員管理サーバ1の特典使用処理部23は、会員IDに関係付けられ、使用された特典を、記憶部30から削除する。
【0056】
S49において、ユーザ端末8の制御部は、オンライン販売サーバ4が送信した書籍データをダウンロードすることで、ユーザ端末8による書籍データの閲覧を可能にする。
図7(C)は、ユーザ端末8に表示された画面85の例を示す。ユーザは、指定した書籍の内容を、ユーザ端末8を用いて閲覧することができる。この例では、1画面に1コマが出力され、タッチパネルディスプレイに対して縦方向にスライド操作をすることで、1コマずつ送ってみることができる縦スクロール漫画である。なお、オンラインでの購入可能な書籍は、縦スクロール漫画に限定するものではない。例えば、横スクロール漫画、漫画以外の縦スクロール作品や横スクロール作品、動画、静止画の切り替え、小説等の文章が記載されたページ等であってもよい。
その後、ユーザ端末8の制御部は、本処理を終了する。
【0057】
このように、第1実施形態によれば、購買支援システム100は、以下のような効果がある。
(1)ユーザが店舗で購入した書籍に関する書籍購入情報を取得し、ユーザの会員IDを取得し、取得されたユーザの会員IDを会員情報記憶部32に記憶された会員IDと照合することにより、ユーザが会員であるか否かを判定し、会員であると判定された場合に、ユーザがオンラインにて書籍を購入する際に利用可能な、店舗での購入特典である特典を、会員IDに対応付けて記憶する。
よって、会員が店舗で書籍を購入した場合には、オンラインでの購入する際に利用可能な特典を当該会員の会員IDに対応付けて記憶するので、会員に対してオンラインでの購入を促すことができる。
【0058】
(2)取得した書籍購入情報が特典付与条件を満たすか否かを判定し、特典付与条件を満たすと判定した場合に、特典を当該会員の会員IDに対応付けて記憶する。
よって、条件を満たした場合には、オンラインでの購入の際に利用可能な特典を会員に付与することができる。
【0059】
(3)書籍購入情報が特定の書籍及び/又は特定の書籍の組み合わせに係るものである場合に、特典付与条件を満たすと判定する。
よって、オンラインでの購入で利用可能な特典を、特定の書籍を購入するか、及び/又は、購入した書籍が特定の書籍の組み合わせである場合に、会員に付与することができ、書籍販売側が指定した購入の場合に、オンラインでの購入で利用可能な特典を会員に与えることができる。そのため、会員に特別感を与えることができる。また、店舗側も販売したい書籍の販売促進につなげることができる。
【0060】
(4)ユーザ端末8からオンラインでの書籍の購入を受け付け、会員IDを受信し、受信した会員IDに基づいてオンラインでの購入で利用可能な特典を取得して、特典を使用した購買処理を行う。
よって、オンラインでの書籍の購入において、会員IDと関連付いた場合に限って、以前に取得した特典を使用して書籍を購入することができる。
【0061】
(5)書籍購入情報に係る書籍購入履歴をユーザに対応付けて記憶し、ユーザの書籍購入履歴から書籍の属性を取得し、取得した書籍の属性に関連する属性を有するオンラインでの購入における使用に限定した特典を、ユーザに付与する。
よって、会員が購入した書籍の属性に関連する属性のオンラインでの購入を会員に促すことができ、会員にオンラインでの購入をさせやすくできる。
【0062】
(第2実施形態)
第1実施形態では、店舗で書籍を購入したユーザに対して、オンラインでの購入時に使用可能な特典を付与するものを説明した。第2実施形態では、オンラインでの購入をしたユーザに対して、店舗等での購入時に使用可能な特典(課金特典データ)を付与するものを説明する。なお、以降の説明において、上述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
【0063】
<会員管理サーバ201>
図10は、第2実施形態に係る会員管理サーバ201の機能ブロックを示す図である。
図示しないが、購買支援システム200は、会員管理サーバ201と、オンライン販売サーバ4と、店舗端末7と、ユーザ端末8とを備える。
購買支援システム200が備える、図10に示す会員管理サーバ201は、制御部210と、記憶部230と、通信インタフェース部39とを備える。
制御部210は、会員ID取得部11と、会員判定部12と、店舗情報取得部14と、書籍購入履歴登録部218と、特典処理部221とを備える。
書籍購入履歴登録部218は、オンライン購入履歴登録手段としてさらに機能する。書籍購入履歴登録部218は、オンラインでの書籍購入に係るオンライン購入履歴をユーザ端末8から受信した場合に、オンライン購入履歴を、会員IDに対応付けて記憶部30に登録する。
【0064】
特典処理部221は、特典抽出処理部22と、特典使用処理部23と、特典登録処理部224とを備える。
特典登録処理部224は、課金特典付与手段として機能する。特典登録処理部224は、ユーザ端末8から特典の内容に係るデータを受信した場合に、特典の登録に係る処理を行う。具体的には、特典登録処理部224は、特典の内容に係るデータに基づいて、当該会員の会員IDに特典を対応付けて記憶部30に登録する。ここで、会員IDに関連付けられる特典は、例えば、書籍購入時の割引に係るものである。特典は、その他として、しおりやブックカバーの提供に係るもの等であってもよい。
【0065】
記憶部230は、プログラム記憶部231と、会員情報記憶部32と、特典付与条件記憶部33とを備える。
プログラム記憶部231は、各種のプログラムを記憶する記憶領域である。プログラム記憶部231は、例えば、会員管理サーバ201の制御部210が実行する各種の機能を行うためのプログラムを記憶している。
【0066】
<処理の説明>
次に、オンラインでの所定の購入をしたユーザに対して、店舗等での購入時に使用可能な特典を付与する処理について説明する。
図11は、第2実施形態に係る購買支援システム200のコイン購入処理を示すフローチャートである。
この処理は、第1実施形態(図6)のS47の処理に対応するものである。
【0067】
図11のS251の処理は、第1実施形態(図6)のS47の処理と同様である。
S252において、ユーザ端末8の制御部は、コイン購入条件(第2の条件)を満たすか否かを判断する。ここで、ユーザ端末8の制御部は、第2条件判定手段として機能する。また、コイン購入条件とは、一定額以上のコインの購入、一定期間内の購入、特定の会員であること等のうち少なくともいずれかの条件を満たす等の所定の条件である。コイン購入条件を満たす場合(S252:YES)には、ユーザ端末8の制御部は、処理をS253に移す。他方、コイン購入条件を満たさない場合(S253:NO)には、ユーザ端末8の制御部は、コインによる支払処理(図6のS48)に処理を移す。
【0068】
S253において、ユーザ端末8の制御部は、特典内容を決定する。コイン購入条件と特典内容とは、例えば、ユーザ端末8のアプリに記憶されていてもよい。また、特典内容とは、コインの増額や、上述したデジタルコミック等の書籍の割引購入やその他のサイトで利用可能な割引情報である。
S254において、ユーザ端末8の制御部は、会員IDと連携済であるか否かを判断する。会員IDと連携済の場合(S254:YES)には、ユーザ端末8の制御部は、処理をS255に移す。他方、会員IDと連携済ではない場合(S254:NO)には、ユーザ端末8の制御部は、コインによる支払処理(図6のS48)に処理を移す。
【0069】
S255において、ユーザ端末8の制御部は、決定した特典内容を、会員管理サーバ201に送信し、コインによる支払処理(図6のS48)に処理を移す。
S256において、会員管理サーバ201の特典登録処理部224は、特典内容を受信すると、S257において、受信した特典内容の特典を、会員IDに関連付けて記憶部230に登録する。その後、会員管理サーバ201の制御部210は、本処理を終了する。
この処理によって、会員管理サーバ201には、仮想通貨となるポイントであるコインの購入による特典が、会員IDと連携されて記憶される。そのため、会員が、例えば、店舗での書籍購入時に会員証を提示することで、書籍の購入で当該特典を使用できる。
【0070】
また、第1実施形態(図6)のS49において、書籍データのダウンロードが行われると、ユーザ端末8の制御部がオンラインでの購入に係る書籍購入履歴を会員管理サーバ201に送信してもよい。そのようにすることで、会員管理サーバ201の書籍購入履歴登録部218は、受信した書籍購入履歴を、会員IDに対応付けて記憶部30に登録することができる。
そして、記憶部30に登録された書籍購入履歴は、特典付与条件に用いることができる。例えば、特典付与条件記憶部33には、付与する特典の内容として、例えば、過去のオンラインで購入した書籍に類似性のある書籍に限定して購入が可能な特典等を記憶させておいてもよい。
【0071】
このように、第2実施形態によれば、購買支援システム200は、以下のような効果がある。
(1)ユーザによるオンラインでの購入で使用するコインの購入に係る条件を満たすか否かを判定し、当該条件を満たすと判定した場合に、例えば、店舗での書籍購入時に使用可能な特典を、会員IDに対応付けて記憶する。
よって、オンラインでの購入に係る条件を満たすと、店舗での書籍購入時に使用可能な特典が会員に付与され、オンラインでの購入において付与された特典を、店舗における書籍の購入時に使用することができ、店舗とオンラインとの双方を連携させて購買を促進させることができる。
【0072】
(2)オンラインで購入をした購入履歴を、会員IDに対応付けて記憶し、記憶された会員の購入履歴に基づいて、類似性のあるオンラインでの使用に限定した特典を、店舗での書籍購入時に付与する。
よって、オンラインでの購入時に使用可能な特典を、書籍を購入した際に会員に付与することができ、会員にとってより使い勝手のよい特典を提供できる。
【0073】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、上述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
【0074】
(変形形態)
(1)各実施形態では、オンラインで購入するものとしてデジタルコミック等の書籍を例に説明したが、これに限定されない。動画等のコンテンツであってもよいし、電子データ以外のものであってもよい。また、縦スクロール漫画を例に書籍を説明したが、1つの画面に複数のコマを出力させる通常の漫画等であってもよい。
【0075】
(2)各実施形態では、会員管理サーバと、オンライン販売サーバとを備えたシステムを例に説明したが、これに限定されない。例えば、会員管理サーバと、オンライン販売サーバとが1つのサーバで構成されたものであってもよい。
【0076】
(3)第1実施形態では、会員が実店舗で紙の書籍を購入する場合の処理について説明した。しかし、会員は、会員管理サーバ1が提供する会員サービスの1つとして、例えば、仮想店舗から書籍を購入することができる。ここで仮想店舗から購入できる書籍は、電子書籍及び/又は紙の書籍であってよい。
このように、書籍は、電子書籍及び/又は紙の書籍であるので、実店舗であっても、仮想店舗であっても、いずれの場合にも、特典を会員に付与することができる。
【符号の説明】
【0077】
1,201 会員管理サーバ
4 オンライン販売サーバ
7 店舗端末
8 ユーザ端末
10,40,210 制御部
11 会員ID取得部
12 会員判定部
14 店舗情報取得部
15 書籍情報受信部
16 購入条件判定部
17 特典付与処理部
18,218 書籍購入履歴登録部
21,221 特典処理部
22 特典抽出処理部
23 特典使用処理部
30,50,230 記憶部
31,51,231 プログラム記憶部
32 会員情報記憶部
33 特典付与条件記憶部
41 購入書籍情報受信部
42 会員ID連携部
43 購買処理部
52 ユーザ情報記憶部
100,200 購買支援システム
224 特典登録処理部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11