(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024016368
(43)【公開日】2024-02-07
(54)【発明の名称】マッチングサービス提供装置、及びマッチングサービス提供方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20240131BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022118429
(22)【出願日】2022-07-26
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-04-17
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り ウエブサイトへの掲載 掲載日:令和4年3月22日 ウエブサイトのアドレス:https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=27437
(71)【出願人】
【識別番号】515310043
【氏名又は名称】株式会社タップル
(74)【代理人】
【識別番号】110000176
【氏名又は名称】弁理士法人一色国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】永友 絢子
(72)【発明者】
【氏名】茂木 栞
(72)【発明者】
【氏名】佐々木 友弘
(72)【発明者】
【氏名】野口 拳基
(72)【発明者】
【氏名】樋口 一裕
(72)【発明者】
【氏名】漆原 裕貴
(72)【発明者】
【氏名】中 隆理
(72)【発明者】
【氏名】松岡 秀樹
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】ユーザ同士を確実かつ迅速に交流の場へと導く。
【解決手段】
記憶部3と制御部4とを備え、制御部は、募集を指示してアクセスしてきたユーザ端末10aから特定のイベントの選択指示を受信しユーザ情報と選択されたイベント情報とを対応付けした募集情報をマッチング情報として記憶部に記憶する募集受付ステップと、募集を指示してアクセスしてきたユーザ端末10bからイベントの選択指示を受信し、ユーザ情報を含む応募情報と選択したイベントに対応する募集情報とを対応付けして記憶部に記憶する応募受付ステップとを実行し、募集受付ステップでは、ユーザ端末から受信した1以上の開催希望日を該当の募集情報に含ませるとともに応募期限を設定し、応募受付ステップでは、募集期限を過ぎたイベントの選択を不可能にするとともに、1以上の希望日から選択された希望日を応募情報に含ませるマッチングサービス提供装置1としている。
【選択図】
図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信ネットワークを介してユーザ端末と通信可能なコンピュータシステムによって構成されて、ユーザ間の交流を仲介するマッチングサービス提供装置であって、
記憶部と制御部とを備え、
前記記憶部は、ユーザ情報と、イベント情報と、マッチング情報とを記憶し、
前記制御部は、
アクセスしてきたユーザ端末からイベントの募集指示を受信すると、当該ユーザ端末にイベントを選択可能に表示させるための募集画面の生成データを送付するとともに、当該募集画面の生成データを送付したユーザ端末から特定のイベントの選択指示を受信して、当該ユーザ端末を使用するユーザのユーザ情報と、前記募集画面にて選択されたイベントのイベント情報とを対応付けした募集情報を含む前記マッチング情報を作成して前記記憶部に記憶する募集受付ステップと、
アクセスしてきたユーザ端末からイベントへの応募指示を受信すると、当該ユーザ端末に前記募集情報に対応するイベントを選択可能に表示させるための応募画面の生成データを送付するとともに、当該応募画面の生成データを送付したユーザ端末から特定の募集情報に対応付けされたイベントの選択指示を受信して、当該ユーザ端末を使用するユーザのユーザ情報を含む応募情報と、前記応募画面にて選択された前記イベントに対応する募集情報とを対応付けした前記マッチング情報を前記記憶部に記憶する応募受付ステップと、
を実行し、
前記募集受付ステップでは、前記募集画面の生成データを送付したユーザ端末から1以上の開催希望日を受信して、該当する募集情報に当該イベント開催希望日を含ませるとともに、前記募集情報に応募期限を設定し、
前記応募受付ステップでは、募集期限を過ぎた募集情報の選択を不可能にした前記応募画面の生成データを送付するとともに、前記応募画面の生成データを送付したユーザ端末にて選択されたイベントの募集情報に含まれる1以上の前記開催希望日から選択された開催希望日を前記応募情報に含ませる、
ことを特徴とするマッチングサービス提供装置。
【請求項2】
請求項1に記載のマッチングサービス提供装置であって、
前記コンピュータシステムは、前記イベント情報の起源となるイベントソース情報を格納した外部データベースと通信可能に構成され、
前記制御部は、外部データベースから前記イベントソース情報を取得するとともに、当該イベントソース情報を前記イベント情報に整形して前記記憶部に記憶するイベント情報記憶ステップを実行し、
当該イベント情報記憶ステップでは、イベントソース情報に含まれるイベント選別情報に基づいて、前記記憶部に記憶するイベント情報を取捨選択する、
ことを特徴とするマッチングサービス提供装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のマッチングサービス提供装置であって、
前記イベント情報には、イベントの有効期間を示す情報が含まれており、
前記募集受付ステップでは、前記募集指示を送付してきた前記ユーザ端末に対し、有効期間外のイベントに対する前記選択指示を不可能にする、
ことを特徴とするマッチングサービス提供装置。
【請求項4】
記憶部を備えるとともに、通信ネットワークを介してユーザ端末と通信可能に構成されたコンピュータシステムにより、ユーザ間の交流を仲介するマッチングサービスの提供方法であって、
前記コンピュータシステムが、
前記記憶部に、ユーザ情報とイベント情報とマッチング情報とを記憶するステップと、
アクセスしてきたユーザ端末からイベントの募集指示を受信すると、当該ユーザ端末にイベントを選択可能に表示させるための募集画面の生成データを送付するとともに、当該募集画面の生成データを送付したユーザ端末から特定のイベントの選択指示を受信して、当該ユーザ端末を使用するユーザのユーザ情報と、前記募集画面にて選択されたイベントのイベント情報とを対応付けした募集情報を含む前記マッチング情報を作成して前記記憶部に記憶する募集受付ステップと、
アクセスしてきたユーザ端末からイベントへの応募指示を受信すると、当該ユーザ端末に前記募集情報に対応するイベントを選択可能に表示させるための応募画面の生成データを送付するとともに、当該応募画面の生成データを送付したユーザ端末から特定の募集情報に対応付けされたイベントの選択指示を受信して、当該ユーザ端末を使用するユーザのユーザ情報を含む応募情報と、前記応募画面にて選択された前記イベントに対応する募集情報とを対応付けした前記マッチング情報を前記記憶部に記憶する応募受付ステップと、
を実行し、
前記募集受付ステップでは、前記募集画面の生成データを送付したユーザ端末から1以上の開催希望日を受信して、該当する募集情報に当該イベント開催希望日を含ませるとともに、前記募集情報に応募期限を設定し、
前記応募受付ステップでは、募集期限を過ぎた募集情報の選択を不可能にした前記応募画面の生成データを送付するとともに、前記応募画面の生成データを送付したユーザ端末にて選択されたイベントの募集情報に含まれる1以上の前記開催希望日から選択された開催希望日を前記応募情報に含ませる、
ことを特徴とするマッチングサービス提供方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はマッチングサービス提供装置、及びマッチングサービス提供方法に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、インターネット等の通信ネットワークを介して人的交流を促す各種サービスが提供されており、このようなサービスの一つにマッチングサービスがある。マッチングサービスとしては、例えば、他者との(例えば、男女間での)健全な交流と、その後の交際へと発展させることを目的としたものがある。このような他者との交流や交際を目的としたマッチングサービスは、サービスの提供事業者によりインターネット等の通信ネットワーク上に設置されたコンピュータシステム(以下、マッチングサービス提供装置)によりユーザに提供される。マッチングサービス提供装置は、ユーザが所持するスマートフォンやパーソナルコンピュータ(PC)等の情報処理端末(以下、ユーザ端末)と通信ネットワークを介して相互に情報をやりとりしながら、ユーザにマッチングサービスを提供していく。マッチングサービスを利用するユーザは、交流の場となる各種イベント(映画鑑賞、観劇、食事等)を企画して参加者を募集したり、イベントの募集に応募したり、イベントに参加する他者と情報を交換したりすることができる。
【0003】
なお、以下の非特許文献1には、マッチングサービスによって提供されるサービスの内容や、サービスの提供手順等の一例が記載されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】株式会社タップル、”タップル”、[online]、[令和4年5月11日検索]、インターネット<URL:https://tapple.me/>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
マッチングサービスの提供事業者側は、サービスの利用会員として登録されたユーザに対し、交流の場となる様々なイベント(映画鑑賞、観劇、食事等)についての情報を、マッチングサービス提供装置により通信ネットワーク上に公開している。会員登録されたユーザは、公開されたイベントへの参加者を募る募集者になったり、その募集に対する応募者になったりすることができる。
【0006】
ところで、募集者は、可能な限り早く自身が募集したイベントへの参加者を決定したいと考えるのが普通である。そのため、募集者は、自身が募集したイベントに対する他者の反応が鈍ければ、そのイベントを早々に諦めて次のイベントに期待するはずである。したがって、募集者は適切なタイミングで募集の継続か中止かの判断を下す必要がある。しかし、その判断は容易ではない。
【0007】
また、応募者となる側のユーザにとっても、イベントへの応募をどの時点で決意すればよいのか判断に迷う場合もある。そして、その迷っている間に参加者の人数が上限に達する等して応募が締め切られ、他のユーザとの交流の機会を逸してしまう可能性がある。
【0008】
さらに、募集者と応募者とが同じイベントでの交流を望んでいたとしても、双方の予定が合わなければ、募集に対して応募があったとしても、結果的に交流の機会を逸してしまう可能性もある。
【0009】
そこで本発明は、他者との交流や交際を望むユーザ同志を結びつけるマッチングサービスにおいて、ユーザ同士を、確実かつ迅速に交流の場へと導くことができるマッチングサービス提供装置、及びマッチングサービス提供方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するための本発明の一態様は、通信ネットワークを介してユーザ端末と通信可能なコンピュータシステムによって構成されて、ユーザ間の交流を仲介するマッチングサービス提供装置であって、
記憶部と制御部とを備え、
前記記憶部は、ユーザ情報と、イベント情報と、マッチング情報とを記憶し、
前記制御部は、
アクセスしてきたユーザ端末からイベントの募集指示を受信すると、当該ユーザ端末にイベントを選択可能に表示させるための募集画面の生成データを送付するとともに、当該募集画面の生成データを送付したユーザ端末から特定のイベントの選択指示を受信して、当該ユーザ端末を使用するユーザのユーザ情報と、前記募集画面にて選択されたイベントのイベント情報とを対応付けした募集情報を含む前記マッチング情報を作成して前記記憶部に記憶する募集受付ステップと、
アクセスしてきたユーザ端末からイベントへの応募指示を受信すると、当該ユーザ端末に前記募集情報に対応するイベントを選択可能に表示させるための応募画面の生成データを送付するとともに、当該応募画面の生成データを送付したユーザ端末から特定の募集情報に対応付けされたイベントの選択指示を受信して、当該ユーザ端末を使用するユーザのユーザ情報を含む応募情報と、前記応募画面にて選択された前記イベントに対応する募集情報とを対応付けした前記マッチング情報を前記記憶部に記憶する応募受付ステップと、
を実行し、
前記募集受付ステップでは、前記募集画面の生成データを送付したユーザ端末から1以上の開催希望日を受信して、該当する募集情報に当該イベント開催希望日を含ませるとともに、前記募集情報に応募期限を設定し、
前記応募受付ステップでは、募集期限を過ぎた募集情報の選択を不可能にした前記応募画面の生成データを送付するとともに、前記応募画面の生成データを送付したユーザ端末にて選択されたイベントの募集情報に含まれる1以上の前記開催希望日から選択された開催希望日を前記応募情報に含ませる、
マッチングサービス提供装置としている。
【0011】
また、前記コンピュータシステムは、前記イベント情報の起源となるイベントソース情報を格納した外部データベースと通信可能に構成され、
前記制御部は、外部データベースから前記イベントソース情報を取得するとともに、当該イベントソース情報を前記イベント情報に整形して前記記憶部に記憶するイベント情報記憶ステップを実行し、
当該イベント情報記憶ステップでは、イベントソース情報に含まれるイベント選別情報に基づいて、前記記憶部に記憶するイベント情報を取捨選択する、
マッチングサービス提供装置とすることもできる。
前記イベント情報には、イベントの有効期間を示す情報が含まれており、
前記募集受付ステップでは、前記募集指示を送付してきた前記ユーザ端末に対し、有効期間外のイベントに対する前記選択指示を不可能にする、
マッチングサービス提供装置としてもよい。
【0012】
本発明の範囲には、記憶部を備えるとともに、通信ネットワークを介してユーザ端末と通信可能に構成されたコンピュータシステムにより、ユーザ間の交流を仲介するマッチングサービス提供方法も含まれており、当該マッチングサービス提供方法は、
前記コンピュータシステムが、
前記記憶部に、ユーザ情報とイベント情報とマッチング情報とを記憶するステップと、
アクセスしてきたユーザ端末からイベントの募集指示を受信すると、当該ユーザ端末にイベントを選択可能に表示させるための募集画面の生成データを送付するとともに、当該募集画面の生成データを送付したユーザ端末から特定のイベントの選択指示を受信して、当該ユーザ端末を使用するユーザのユーザ情報と、前記募集画面にて選択されたイベントのイベント情報とを対応付けした募集情報を含む前記マッチング情報を作成して前記記憶部に記憶する募集受付ステップと、
アクセスしてきたユーザ端末からイベントへの応募指示を受信すると、当該ユーザ端末に前記募集情報に対応するイベントを選択可能に表示させるための応募画面の生成データを送付するとともに、当該応募画面の生成データを送付したユーザ端末から特定の募集情報に対応付けされたイベントの選択指示を受信して、当該ユーザ端末を使用するユーザのユーザ情報を含む応募情報と、前記応募画面にて選択された前記イベントに対応する募集情報とを対応付けした前記マッチング情報を前記記憶部に記憶する応募受付ステップと、
を実行し、
前記募集受付ステップでは、前記募集画面の生成データを送付したユーザ端末から1以上の開催希望日を受信して、該当する募集情報に当該イベント開催希望日を含ませるとともに、前記募集情報に応募期限を設定し、
前記応募受付ステップでは、募集期限を過ぎた募集情報の選択を不可能にした前記応募画面の生成データを送付するとともに、前記応募画面の生成データを送付したユーザ端末にて選択されたイベントの募集情報に含まれる1以上の前記開催希望日から選択された開催希望日を前記応募情報に含ませることとしている。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、他者との交流や交際を望むユーザ同志を結びつけるマッチングサービスにおいて、ユーザ同士を、確実かつ迅速に交流の場へと導くことができるマッチングサービス提供装置、及びマッチングサービス提供方法が提供される。その他の効果については以下の記載で明らかにする。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】実施例に係るマッチングサービス提供装置を含むネットワーク構成を示す図である。
【
図2】マッチングサービス提供装置の機能を示す図である。
【
図3】マッチングサービス提供装置が備える会員情報データベースに格納される情報を示す図である。
【
図4】マッチングサービス提供装置が備えるイベント情報データベースに格納される情報を示す図である。
【
図5A】マッチングサービス提供装置が備えるマッチング情報データベースに格納される情報を示す図である。
【
図5B】マッチング情報データベースに含まれる応募情報を示す図である。
【
図6】マッチングサービス提供装置によるマッチングサービスの実施手順を示す図である。
【
図7】マッチングサービスの実施過程で募集者端末において実行される募集入力手順を示す図である。
【
図8】マッチングサービス提供装置が実行する応募期限管理処理の流れを示す図である。
【
図9】マッチングサービスの実施過程で応募者端末において実行される応募入力手順を示す図である。
【
図10】マッチングサービス提供装置が実行するイベント選別処理の流れを示す図である。
【
図11】マッチングサービス提供装置が実行する募集限定処理の流れを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の実施例について、添付図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明に用いた図面において、同一又は類似の部分に同一の符号を付して重複する説明を省略することがある。
【0016】
===実施例===
本発明の一実施例として、インターネット上に設置されたコンピュータシステムによって構成されたマッチングサービス提供装置を挙げる。
【0017】
図1に、マッチングサービス提供装置1を含むネットワーク構成の概略を示した。
図1に示したように、インターネット100には、実施例に係るマッチングサービス提供装置1と、マッチングサービスを利用するユーザが使用するユーザ端末10とが接続されている。なお、ユーザ端末10のハードウエアは、スマートフォンやパーソナルコンピュータ(PC)等であり、そのハードウエアにマッチングサービスを利用するためのアプリケーション(以下、「サービス利用アプリ」と言うことがある。)がインストールされているものとする。また、
図1に示した例では、マッチングサービスの提供事業者と業務提携している企業等(以下、「パートナー企業」と言うことがある。)が管理するデータベース「以下、「外部DB20」と言うことがある。)もインターネット100に接続されている。
【0018】
そして、マッチングサービス提供装置1を構成するコンピュータシステムは、インターネット100を介してユーザ端末10と通信するための通信部2、大容量の記憶装置(HDD等)からなる記憶部3、およびコンピュータによって構成された制御部4などを含む。制御部4は、例えば、サーバー装置におけるフロントエンドとバックエンドとに対応する構成であり、マッチングサービスの実施に関わる各種プログラムを実行する。通信部2は、所定の規格(IEEE 802.11規格等)に準拠した通信インタフェースを備え、ユーザ端末10や外部DB20等の外部のコンピュータと制御部4とのインターネット100を介したデータ通信を仲介する。記憶部3には、マッチングサービスの提供に必要な各種情報がデータベース化されて格納されている。制御部4は、ユーザ端末10や外部DB20との通信に基づいて記憶部3内の情報を更新しながらマッチングサービスを実施していく。
【0019】
制御部4に対応するハードウエアは、1台のコンピュータ、あるいはLANやインターネット100等の通信ネットワーク上に分散配置された複数台のコンピュータによって構成することができる。また、記憶部3についても、1台のコンピュータに付帯する記憶装置で構成されていてもよいし、インターネット100やLAN上に分散配置された複数台の記憶装置で構成されていてもよい。同じデータベースで管理されている情報が、複数台の記憶装置に分散されて記憶されていてもよい。
【0020】
図2にマッチングサービス提供装置1の機能を示した。
図2では、実施例に係るマッチングサービス提供装置1の各機能がブロックで示されている。マッチングサービス提供装置1は、例えば、WWWサーバーとデータベースサーバーの機能を備えたコンピュータシステムであり、マッチングサービス提供装置1が備える各種機能は、制御部4が所定のプログラムを実行することで実現される。そして、実施例に係るマッチングサービス提供装置1は、機能として、イベントの募集と応募とに関わる情報処理を担うマッチング管理部41と、イベントの内容に関わる情報処理を担うイベント管理部42とを備える。また、マッチングサービス提供装置1は、データベースとして、会員情報DB31、マッチング情報DB32、イベント情報DB33を備える。なお、
図2に示したマッチングサービス提供装置1は、テキストを主体としたユーザ間のコミュニケーションを仲介するメッセージ管理部43と、メッセージを管理するメッセージDB34も含む。
【0021】
以下では、マッチングサービスの具体的な事例として、デートの相手を募集するユーザ(以下、「募集者」と言うことがある。)と、募集に応募したユーザ(以下、「応募者」と言うことがある。)にデートの機会を提供する事例を挙げる。そして、この事例における、データベース(31~34)の構成、マッチングサービスの実施に伴うユーザ端末10とマッチングサービス提供装置1との通信手順、及びマッチングサービス装置1における情報処理の流れ等を説明する。
【0022】
===データベース===
図3及び
図4に、会員情報DB31及びイベント情報DB33に格納されている情報を示した。また。
図5Aと
図5Bにマッチング情報DB32に格納されている情報を示した。
図3に示すように、会員情報DB31では、マッチングサービスの利用会員として登録されたユーザに関する情報(会員情報)が管理されている。会員情報としては、
図3に示したように、個々のユーザを識別するための会員IDに、氏名、性別、年齢、メールアドレス等の個人情報に加え、居住都道府県やマッチングサービス提供装置1と通信する際の認証情報(パスワード等)が対応付けされている。なお、メールアドレスを会員IDとして代用することとしてもよい。
【0023】
図4に示すように、イベント情報DB33は、マッチングサービスによって提供される様々なデートプランをイベントとし、デートプランの内容等をイベント情報として管理している。イベント情報は、各デートプランがプランIDによって識別され、各プランIDに、デートの分類(映画鑑賞、観劇、食事等)やイベントの概要(例えば、デートプランのタイトルや紹介文等)を対応付けした情報である。また、
図4に例示したイベント情報では、各デートプランについて、ユーザに対して公開されたプラン公開日や有効期限、デートプランについてのより詳しい情報が掲載されているWebページヘのリンク(URL)が「外部リンク」として対応付けされている。なお、有効期間は、募集が可能な期間の最終日であるが、映画などでは、興業成績などによって上映期間の終了日が定まっていないことがあることから、公開日時が定期的(例えば、1週間毎)に更新される場合もある。観劇などでは、有効期間として演劇の最終公演日等が設定されている。食べ歩きなどの不特定の飲食店での食事等のデートプランでは、有効期間そのものが設定されていない。特定の飲食店での食事では、予約の受付が可能な特定の日時が有効期間として設定される場合もある。
【0024】
なお、実施例に係るマッチングサービス提供装置1は、このイベント情報の起源となるデータ(以下、「イベントソース情報」と言うことがある。)を外部DB20から取得している。外部DB20の管理者となるパートナー企業は、例えば、イベントの開催者、イベントのチケット販売事業者、旅行代理店、レストランガイドの出版社等である。そして、イベント情報DB33における外部リンクのURLは、例えば、イベントソース情報の所在や、イベントソース情報に含まれる特定のWebページ(例えば、レストランのホームページ、映画の公式Webサイト)の所在等とすることができる。
【0025】
図5A、
図5Bは、マッチング情報DB32に格納されている情報を示す図である。
【0026】
図5Aに示したように、マッチング情報DB32では、募集者の会員IDにその募集者が募集したデートプランのプランIDとを対応づけた募集情報とによって、募集者のユーザ情報とイベント情報とが対応付けされる。また、マッチング管理DB32は、募集情報として募集者が希望するデートの日時を示す希望日と募集地域等も対応付けされている。なお、募集地域は募集者によって任意に設定されるものであってもよいし、募集者のユーザ情報に含まれる居住都道府県が設定されるものであってもよい。そして、ある募集に対する応募があれば、応募者の会員IDを含む各種情報が応募情報として該当する募集情報に対応付けされたマッチング情報が作成される。応募がない状態の募集については、対応するマッチング情報に応募情報が含まれない。
【0027】
図5Bに、ある募集情報に対応付けされた応募情報の一例を示した。
図5Bに示した例では、一つの募集に対して二つの応募があり、一つの募集情報に対して二つの応募情報が対応付けされている。そして、各応募情報では、応募者の会員IDに、募集情報に含まれる希望日から応募者が選択した希望日や募集者に向けたメッセージ等が対応付けされている。なお、募集者が複数の応募者の一人をデートの相手となる参加者として決定すれば、該当する応募者に参加者である旨の情報が対応付けされたり、該当する応募者以外の応募情報を削除したりすることで、一つの募集に一人の参加者を対応付けすることができる。
【0028】
なお、メッセージDB34は、例えば、メッセージの送信者と受信者、メッセージの送受信日時、メッセージのテキスト等、マッチングサービス提供装置1を介してユーザ同士がやりとりするメッセージに関する情報を格納している。
【0029】
===マッチングサービスの実施手順===
上述したように、ユーザ端末10には、サービス利用アプリがインストールされている。サービス利用アプリは、ユーザ端末10の形態により、スマートフォン用、PC用等、OSの違いを含む様々な動作環境(プラットフォーム)に対応して用意されている。サービス利用アプリは、例えば、マッチングサービス提供装置1がWWWサーバー機能により公開する会員制Webサイトの画面をユーザ端末10のプラットフォームに応じて正しく表示させるための機能に特化されたWebブラウザ等で構成することができる。したがって、マッチングサービス提供装置1側で、マッチングサービスを提供するためのPC用のWebサイトが用意されているのであれば、PC用のサービス利用アプリは、汎用的なWebブラウザであってもよい。
【0030】
いずれにしても、マッチングサービス提供装置1は、サービス利用アプリを実行しているコンピュータが、会員IDとパスワード等の認証情報を用いた認証手続を経てログインすると、そのコンピュータを認証情報により特定される会員のユーザ端末10として認識し、自身へのアクセスを許可する。そして、サービス提供装置1は、このユーザ端末10からリクエストされたWebページを送付したり、そのWebページに対するユーザの指示情報や入力情報を受信したりする動作を繰り返しながらマッチングサービスに関わる処理を順次実行していく。
【0031】
図6にマッチングサービス提供装置1とユーザ端末10との通信手順と、その通信過程におけるマッチングサービス提供装置1における情報処理の概略とを示した。なお、
図6では、募集者となるユーザのユーザ端末10を募集者端末10aとし、応募者となるユーザのユーザ端末10を応募者端末10bとしている。そして、マッチングサービス提供装置1は、募集者端末10aとの情報通信により募集者によるデートプランの募集を受け付ける募集受付手順と、応募者端末10bとの情報通信により募集中のデートプランに対する応募を受け付ける応募受付手順とを主体としつつ、必要に応じて募集者や応募者に対し、募集や応募に関わる連絡事項を適時に通知したり、参加者の決定後に募集者と参加者との間でのメッセージのやりとりを仲介したりする手順によってマッチングサービスを実施していく。
【0032】
まず、募集受付手順について、
図6に示したように、ユーザ端末10が、マッチングサービス提供装置1に認証情報を送付してアクセスしてくると、マッチングサービス提供装置1は、送付されてきた認証情報を会員情報DB31に照会し、該当する会員情報があれば、当該ユーザ端末10のアクセスを許可する。そして、制御部11のマッチング管理部41により、そのユーザにデートプランの募集者になるか、応募者になるのかを選択させるためのWebページ(以下、「スタートページ」と言うことがある。)を送付する(s1~s4)。マッチングサービス提供装置1は、募集者端末10aにて「募集者」が指示され(s5)、その指示情報が送信されてくると(s6)、当該ユーザ端末10を募集者端末10aとして、デートプランの募集要項等を募集者に設定させるための各種入力欄や選択ボタン等を含むWebページを返送する(s7)。
【0033】
募集者は、募集者端末10aにより、サービス提供装置1とのWebページを介した情報通信を繰り返しながら募集するデートプランの条件を絞り込んでいく(s8~s10)。サービス提供装置1は、募集者端末10aに送付したWebページに対する入力情報を受信する機会毎にイベント情報DB33を検索し、その検索結果が記載されたWebページを募集者端末10aに返送する。そして、サービス提供装置1は、特定のデートプランの選択指示が募集者端末10aから送付されてくると(s11)、その選択されたデートプランに基づいて上述した募集情報を含むマッチング情報(s12)を作成し、そのマッチング情報をマッチング情報DB32に格納する(s13)。
【0034】
図7に募集者端末10aにおいて、デートプランの募集に必要な情報を入力する応募入力手順の一例を示した。
図7は、
図6における、募集者端末10aにおいて募集の内容を設定するための募集入力(s8)をより具体的に示したものである。
図7に示した例では、マッチングサービス提供装置1は、Webページにより、イベント情報DB33内の各デートプランの内容を募集者端末10aに対して閲覧可能にしておく。そして、募集者端末10aからのリクエストに従って、デートプランの一覧を含むWebページを募集者端末10aに返送する。それによって、募集者端末10aがデートプランを閲覧可能に取得する(s81)。
【0035】
このデートプランを閲覧するためのWebページは、例えば、一覧表示された複数のデートプランから任意のデートプランを選択させるための指示ボタンやデートの希望日の入力欄等を含む。もちろん、募集者端末10aからの最初のリクエストに対してデートプランを選択可能に表示するWebページを送付し、そのWebページにてあるデートプランが選択されたならば、デートの希望日の入力欄を含むWebページを送付するようにしてもよい。
【0036】
いずれにしても、募集者端末10aは、Webページ等によりデートプランを選択可能に取得し(s81)、募集するデートプランを選択するとともに(s82)、デートの希望日を入力する(s83)。また、募集に際して、デートプランや希望日の他に所定の詳細情報を入力する(s84)。詳細情報としては、例えば、募集者の自己紹介や応募を促すメッセージ、募集者と応募者とが1対1でデートするのか、募集者と応募者のそれぞれが友達(同伴者)を連れてきてグループでのデートにするのか等の情報である。
【0037】
このように、実施例に係るマッチングサービス提供装置1では、募集者が自身の予定にあわせてデートの希望日を複数設定することができるようになっている。すなわち、募集者は、応募者側のデートの希望日を複数提示することができる。それによって、募集者と応募を希望するユーザとの間でデートの希望日が一致する可能性が高くなり、より多くの応募が期待でき、より確実にデートの機会を得ることができる。
【0038】
図6に戻り、マッチングサービス提供装置1は、募集者端末10aとの通信に基づいて新規の募集情報を含むマッチング情報を作成したならば(s12)、マッチング管理部41により、その募集に対する応募を所定の期間(例えば、24時間)に限って受け付け可能にする応募期限管理処理を実行する(s14)。
【0039】
図8に、マッチングサービス提供装置1における、応募期限管理処理(s14)の流れを示した。
図8に示したように、マッチングサービス提供装置1は、新規の募集情報を含むマッチング情報を作成すると、そのマッチング情報の作成時点(s12)やマッチング情報DB32への格納時点(s13)、あるいは募集者端末10aから最終的な募集に関する設定指示を受け付けた時点(s11)等の適宜な時点を起点として、所定の応募受付期限(例えば、24時間)を設定する(s141)。そして、その期限までに応募がなければ該当する募集情報を削除する等して、期限経過後の応募の受け付けを不可能にする募集取り消し処理を行う(s142→s143→s144)。
【0040】
また、
図8に示した応募期限管理処理(s14)では、期限までに応募がなかった場合、及び応募があった場合のいずれにおいても、その旨を募集者に通知することとしている(s145)。なお、募集者に対する通知方法としては、例えば、電子メール、あるいは、主にスマートフォン用のサービス利用アプリ側に実装された、所謂「プッシュ通知」や「ポップアップ通知」等と称される機能と連携した通知方法、あるいは上述のメッセージ仲介機能によってマッチングサービス提供装置1が募集者端末10aに宛てて定形のメッセージを投稿する通知方法等が考えられる。
【0041】
このように、実施例に係るマッチングサービス装置1では、有限の募集期間を設定することで、募集者が長期間にわたって応募を待っていることがなく、応募を迷っているユーザに対しても応募の意思を再確認させて、速やかな応募へと導くことができる。すなわち、実施例に係るマッチングサービス提供装置1によれば、募集者がデートの希望日を設定できるとともに、募集期間を限定することで、交流を望むユーザ同士を確実かつ速やかに結びつけることができるようになっている。
【0042】
次に、募集中のデートプランに対する応募受付手順について説明する。
図6に戻り、マッチングサービス提供装置1は、あるユーザ端末10が認証手続を経てアクセスしてくると、上記のスタートページをユーザ端末10に送付する(s15~s18)。そして、マッチングサービス提供装置1は、スタートページを送付したユーザ端末10により応募の旨が指示され、その指示情報を受信すると(s19、s20)、このユーザ端末10を応募者端末10bとして、応募者端末10bに応募の手続を行うためのWebページを送付する(s21)。以降、マッチングサービス提供装置1は、応募者端末10bとのWebページを介した情報通信を繰り返しながら募集中のデートプランから最終的に参加を希望するデートプランを応募者に選択させる(s22~s24)。
【0043】
具体的には、サービス提供装置1は、応募者端末10bが、送付したWebページに対する指示入力や選択入力があると(s22)、その入力情報を受信する機会毎にマッチング情報DB32を検索し(s23、s24)、入力情報に含まれる条件と一致する募集情報を含むマッチング情報を絞り込み、その絞り込み結果をWebページにして応募者端末10bに送付する。そして、マッチングサービス提供装置1は、応募者端末10bから特定のデートプランの選択指示を受信すると(s25)、選択されたデートプランに該当する募集情報を含むマッチング情報に応募者のユーザ情報を含む上記の応募情報を対応づけ(追記)し(s26)、そのマッチング情報によりマッチング情報DB32を更新する(s27)。
【0044】
図9に、
図6における応募者端末10bでの応募に必要な情報を選択したり入力したりするための応募入力(s22)の手順の一例を示した。
図9に示した例では、応募者端末10bが、スタートページにて応募の旨を指示すると、応募者にデートの希望地域を選択させるためのWebページがマッチングサービス提供装置1から返送されてくる。応募者が、応募者端末10bにより、そのWebページを介して地域を選択すると(s221)、その選択情報がマッチングサービス提供装置1に送付される。マッチングサービス提供装置1は、この選択情報に基づいてマッチング情報DB32を検索し、該当する募集情報に基づくデートプランを一覧にしたWebページを応募者端末10bに返送する。それによって、応募者端末10bは、募集中のデートプランについての情報を取得する(s222)。
【0045】
マッチングサービス提供装置1から返送されてきたWebページには、例えば、一覧表示された募集中にある複数のデートプランから任意のデートプランを選択させるための指示ボタンやデートプラン毎に募集者が設定したデートの希望日から任意の希望日を選択させるためのボタン、メッセージの入力欄等が含まれる。もちろん、マッチングサービス提供装置1は、募集中のデートプランを選択可能に表示するWebページ、デートの希望日時を選択させるためのWebページ、及びメッセージを入力するためのWebページを応募者端末10bに順次送付してもよい。
【0046】
そして、応募者端末10bは、Webページ等によりデートプランを選択可能に取得するとともに(s222)、応募するデートプランとデート希望日とを選択し、メッセージを入力する(s223~s225)。
【0047】
図6に戻り、マッチングサービス提供装置1は、募集者が設定したデートプランへの応募があると、その旨を募集者端末10aに通知する(s28)。なお、この通知は
図8に示した応募期限管理処理(S14)において、応募があった際にその旨を通知する処理(s145)に相当する。
【0048】
そして、募集者は、その応募を承諾したならば、その旨の情報を募集者端末10aによりマッチングサービス提供装置1に送付する(s29→s30)。なお、募集者が応募を承諾、あるいは拒否する手順としては、例えば、募集者端末10aのみがアクセス可能なWebページに応募者を指定可能に掲載しておくことが考えられる。そのWebページには、各応募に該当する応募情報に基づく所定の情報(例えば、応募者の年齢や居住地、応募者からのメッセージ)等も記載しておく。そして、募集者は、そのWebページを閲覧し、募集者端末10aにより、応募者の一人をデートの相手(参加者)として指定すればよい。
【0049】
あるいは、応募がある毎にその旨を募集者端末10aに向けて通知し(s28)、募集者は、その通知された応募に対して応募の承諾あるいは拒否をその都度決定してもよい。そして、マッチングサービス提供装置1は、募集者端末10aから、ある応募者による応募を承諾する旨の情報が送付されてくると(s30)、マッチング情報DB32における該当の募集情報を含むマッチング情報について、承諾された応募に対応する応募情報にその承諾の旨の情報を対応付けしてマッチング情報DB32を更新する(s31)。そして、その応募者の応募者端末10bに対し、応募が承諾された旨を通知する(s32)。
【0050】
一方、募集者端末10aからある応募に対して拒否する旨の情報が送付されてくると(s29→s33)、マッチング情報において、拒否された応募に対応する応募情報を削除したり、拒否された旨の情報を該当する応募情報に対応付けしたりする等してマッチング情報DB32を更新する(s34)。そして、
図6に示した手順では、応募が拒否された応募者についてもその旨を通知している(s35)。
【0051】
なお、応募が拒否された応募者については、特別に通知をせず、上記の募集期限までに通知がないことをもって応募が承諾されなかったことを応募者に認知させるようにしてもよい。このように期限内の通知の有無によって応募の許諾や拒否の旨を通知する方法を採用する場合は、応募受付手順(s15~s27)の適宜な時点で応募者端末10bに送付するその旨を記載したWebページを送付すればよい。
【0052】
以上のようにしてデートプランの募集者が参加者となる応募者を指定したならば、以後は、デートの当事者同士となる募集者と参加者とが個人的に連絡を取り合って、デートについてのより具体的な事案(デート当日の待ち合わせ場所や時刻等)を決めていけばよい。実施例に係るマッチングサービス提供装置1では、当事者が互いの連絡先を交換せずにコミュニケーションが取れるように、上記のメッセージ管理部43により、募集者と参加者のユーザ端末間(10a-10b)でのメッセージ交換を仲介する(s36)。また、当事者同士がメッセージを交換する度にその履歴をメッセージDB34に保存する(s37)。
【0053】
===イベント選別機能===
実施例に係るマッチングサービス提供装置1が提供するマッチングサービスでは、イベントの内容がデートに関するものである。しかし、パートナー企業が外部DB20により提供するイベントソース情報にはデートには相応しくない内容のイベントに関するものが含まれている可能性がある。例えば、映画鑑賞であっても、その映画の内容がホラーやオカルトであったり、スポーツ観戦であっても、そのスポーツの内容が総合格闘技等であったりすれば、趣味や嗜好が近似するユーザ同士でなければ、初対面の場として相応しいとは言えない。
【0054】
そこで、実施例に係るマッチングサービス提供装置1は、外部DB20から取得するイベントソース情報に基づくイベント情報をイベント情報DB33に格納する際、マッチングサービスの趣旨と整合する内容のイベントに関するイベントソース情報のみを取得するイベント選別機能を備えていてもよい。
【0055】
図10に、マッチングサービス提供装置1におけるイベント選別機能に関わる情報処理の流れの一例を示した。なお、ここでは、外部DB20に格納されているイベントソース情報に、イベントの内容として、分類(映画、観劇、スポーツ観戦、食事等)と、マッチングサービス提供装置1におけるイベントソース情報の取捨選別を可能にするためのイベント選別情報とが含まれていることとしている。イベント選別情報は、分類によって区分されたイベントをジャンル毎にさらに分類するための情報であり、例えば、イベントの分類が映画であれば、ミステリー、SF、コメディ、ホラー、アニメ、アクション、ラブロマンス等であり、分類がスポーツ観戦であれば、野球、サッカー、テニス、ボクシング、総合格闘技等である。
【0056】
図10に示したように、マッチングサービス提供装置1は、イベント管理部42により外部DB20にアクセスし(s301)、前回アクセス時との差分に相当するイベントソース情報等、今回のアクセス時において選別の対象となるイベントソース情報について、イベント選別情報を順次取得していき、取得したイベント選別情報により、そのイベント選別情報を含んだイベントソース情報が取得すべきものであると判断すれば、そのイベントソース情報を取得する(s302、s303→s304)。そして、取得したイベントソース情報を、
図4に示したイベント情報に整形してイベント情報DB33に格納する(s305、s306)。そして、このような一連の処理を選別対象の全てのイベントソース情報について行う(s307)。
【0057】
なお、マッチングサービス提供装置1がイベント種別情報に基づいてイベントソース情報を取捨選別できるようにするためには、例えば、イベント情報DB33に、取得すべきイベント選別情報の一覧、あるいは取得しないイベント選別情報の一覧を用意しておき、イベントソース情報中のイベント選別情報をこの一覧に照会すればよい。もちろん、イベントソース情報を全て整形してイベント情報DB33に格納し、デートに相応しくないデートプランについては、募集者端末10aに表示させるデートプランの一覧から除外するようにしてもよい。いずれにしても、イベントソース情報中のイベント選別情報に基づいて募集可能なデートプランを選別できるようにしておけばよい。
【0058】
===募集限定機能===
上述したように、イベント情報DB33に格納されているイベント情報には有効期限が設定されているものがある。したがって、募集者がデートプランの募集を開始した日が有効期間内であっても、募集者の予定によってデートが可能な日が有効期間外であれば、その日を希望日として設定することができない。そこで、マッチングサービス提供装置1は、募集者にとって募集可能なデートプランのみを選択可能にして、有効期限外にある日時が希望日として設定できないようにする募集限定機能を備えていてもよい。
【0059】
図11にマッチングサービス提供装置1における募集限定機能に関わる情報処理の流れを示した。
図11に示したように、マッチングサービス提供装置1は、認証手続を経てアクセスしてきたユーザ端末10から募集の旨の指示があると(s401)、このユーザ端末10を募集者端末10aとして、この募集者端末10aにデートの希望日を入力させるためのWebページをスタートページとして送付する(s402)。
【0060】
マッチングサービス提供装置1は、募集者端末10aが送付してきた希望日を取得すると(s403)、その希望日が有効期間内にあるデートプランのイベント情報をイベント情報DB33より取得し(s404)、その取得したイベント情報に基づいてデートプランを選択可能に一覧にしたWebページを募集者端末10aに送付する(s405)。
【0061】
そして、マッチングサービス提供装置1は、
図6にも示したように、募集者端末10aから特定のデートプランの選択指示があると(s11)、募集者端末10aに該当する募集者の会員情報に選択されたデートプランのイベント情報とを対応付けしてマッチング情報を作成し(s12)、そのマッチング情報をマッチング情報DB32に格納する(s13)。このように、募集限定機能を備えたマッチングサービス提供装置1によれば、募集者は、有効期間外にデートプランの希望日を設定しようとして、希望日が有効期間内にあるデートプランを再度検索する必要がなくなり、速やかに、かつ確実にデートの募集をすることができる。
【0062】
もちろん、募集者端末10aにおいて、特定のデートプランが選択された後、そのデートプランの有効期間外の日時が希望日として入力された場合には、募集者端末10aにその日時が設定できない旨を表示させるとともに、デートプランを選択可能にしたWebページを再送してもよい。あるいは、有効期間外の日時が希望日として入力された場合、有効期間内に先に入力された希望日があるデートプランのみを選択可能にしたWebページを送付してもよい。
【0063】
===その他の実施例===
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は上記の実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、上記の実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
【0064】
時限募集機能について、上記実施例では、所定の募集期間がマッチングサービス提供装置1により設定されていたが、複数の募集期間から募集者が択一できるようにしておいてもよいし、募集者端末10aにて任意の募集期間を設定できるようにしておいてもよい。
【0065】
募集者が設定するデートプランの希望日については、優先順位を設定できるようにしておいてもよい。
【0066】
イベント選別機能について、例えば、全てのイベントソース情報に対応するデートプランを条件付きで募集可能にすることとしてもよい。例えば、会員情報に趣味や嗜好に関わる情報を含めるようにしておき、マッチングサービス提供装置1は、募集者端末10aや応募者端末10bにデートプランの一覧を選択可能にして送付する際、募集者や応募者の趣味や嗜好に関わる情報と、イベント情報のイベント種別情報とに基づいて、一覧中に通常では相応しくないとされたデートプランも含めるようにしてもよい。また、募集者端末10aや応募者端末10bにて趣味や嗜好に応じたデートプランを一覧中に含ませるか否かを設定できるようにしておいてもよい。
【0067】
イベント選別機能では、イベント種別情報に基づいて募集可能なデートプランを取捨選別していたが、募集者や応募者の居住地や年齢等に応じて、募集や応募が可能なデートプランを取捨選別するようにしてもよい。例えば、募集者端末10aや応募者端末10bに対し、募集者や応募者の地域から遠い地域でのデートプランを一覧から除くようにしてもよい。さらには、18歳以上の成人であっても、20歳未満のユーザに対しては、飲酒を伴うデートプランを選択できないように、イベント情報に年齢制限に関する情報を含ませておいてもよい。さらに、「20歳未満は居住地に隣接する都道府県のみ」、「20~29歳は同じ地域(関東地方等)のみ」「30歳以上は全国」等、ユーザの年齢と居住地域とに基づいて、募集や応募ができるデートプランの地域を可変設定できるようにしておいてもよい。
【0068】
募集限定機能に関し、上記実施例では、イベント情報に含まれる有効期間に基づいて、有効期間外にデートプランの希望日が設定できないようになっていたが、ユーザ自身が管理するカレンダー(予定表)と連携させ、予定が入っている日に間違って希望日が設定されないようにすることもできる。あるいは、予定が入っている旨を通知して先の予定が変更可能であれば、その日を希望日として設定できるようにすることもできる。マッチングサービス提供装置1にカレンダー機能を実装し、ユーザがその機能を利用することとしてもよい。
【0069】
実施例に係るマッチングサービス提供装置1は、基本的にユーザ同士が1対1で出会うデートプランをイベントとしていたが、多数のユーザ同士が交流できるイベント(例えば、パーティ等)を提供することとしてもよい。
【符号の説明】
【0070】
1 マッチングサービス提供装置、2 通信部、3 記憶部 4 制御部、
10 ユーザ端末、10a ユーザ端末(募集者端末)、
10b ユーザ端末(応募者端末)、20 外部データベース(外部DB)、
31 会員情報データベース(会員情報DB)、
32 マッチング情報データベース(マッチング情報DB)、
33 イベント情報データベース(イベント情報DB)、
41 マッチング管理部、42 イベント管理部、100 インターネット
【手続補正書】
【提出日】2023-01-17
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信ネットワークを介してユーザ端末と通信可能なコンピュータシステムによって構成されて、ユーザ間の交流を仲介するマッチングサービス提供装置であって、
記憶部と制御部とを備え、
前記記憶部は、ユーザ情報と、イベント情報と、マッチング情報とを記憶し、
前記制御部は、
アクセスしてきたユーザ端末からイベントの募集指示を受信すると、当該ユーザ端末にイベントを選択可能に表示させるための募集画面の生成データを送付するとともに、当該募集画面の生成データを送付したユーザ端末から特定のイベントの選択指示を受信して、当該ユーザ端末を使用するユーザのユーザ情報と、前記募集画面にて選択されたイベントのイベント情報とを対応付けした募集情報を含む前記マッチング情報を作成して前記記憶部に記憶する募集受付ステップと、
アクセスしてきたユーザ端末からイベントへの応募指示を受信すると、当該ユーザ端末に前記募集情報に対応するイベントを選択可能に表示させるための応募画面の生成データを送付するとともに、当該応募画面の生成データを送付したユーザ端末から特定の募集情報に対応付けされたイベントの選択指示を受信して、当該ユーザ端末を使用するユーザのユーザ情報を含む応募情報と、前記応募画面にて選択された前記イベントに対応する募集情報とを対応付けした前記マッチング情報を前記記憶部に記憶する応募受付ステップと、
を実行し、
前記募集受付ステップでは、ユーザ端末により2以上の開催希望日の指定が可能な前記募集画面の生成データを送付するともに、当該募集画面の生成データを送付したユーザ端末から1以上の開催希望日を受信して、該当する募集情報に当該イベント開催希望日を含ませるとともに、前記募集情報に応募期限を設定し、
前記応募受付ステップでは、応募期限を過ぎた募集情報の選択を不可能にした前記応募画面の生成データを送付するとともに、前記応募画面の生成データを送付したユーザ端末にて選択されたイベントの募集情報に含まれる1以上の前記開催希望日から選択された開催希望日を前記応募情報に含ませる、
ことを特徴とするマッチングサービス提供装置。
【請求項2】
請求項1に記載のマッチングサービス提供装置であって、
前記コンピュータシステムは、前記イベント情報の起源として、イベントの分類と、分類によって区分されたイベントをジャンル毎にさらに分類するためのイベント選別情報とを含むイベントソース情報を格納した外部データベースと通信可能に構成され、
前記制御部は、外部データベースから前記イベントソース情報を取得するとともに、当該イベントソース情報を前記イベント情報に整形して前記記憶部に記憶するイベント情報記憶ステップを実行し、
当該イベント情報記憶ステップでは、イベントソース情報に含まれる前記イベント選別情報に基づいて、前記記憶部に記憶するイベント情報を取捨選択する、
ことを特徴とするマッチングサービス提供装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のマッチングサービス提供装置であって、
前記イベント情報には、イベントの有効期間を示す情報が含まれており、
前記募集受付ステップでは、前記ユーザ端末にて開催希望日が指定されると、当該開催希望日が有効期間外に該当するイベントについては、当該募集画面における選択指示を不可能にする、
ことを特徴とするマッチングサービス提供装置。
【請求項4】
記憶部を備えるとともに、通信ネットワークを介してユーザ端末と通信可能に構成されたコンピュータシステムにより、ユーザ間の交流を仲介するマッチングサービスの提供方法であって、
前記コンピュータシステムが、
前記記憶部に、ユーザ情報とイベント情報とマッチング情報とを記憶するステップと、 アクセスしてきたユーザ端末からイベントの募集指示を受信すると、当該ユーザ端末にイベントを選択可能に表示させるための募集画面の生成データを送付するとともに、当該募集画面の生成データを送付したユーザ端末から特定のイベントの選択指示を受信して、当該ユーザ端末を使用するユーザのユーザ情報と、前記募集画面にて選択されたイベントのイベント情報とを対応付けした募集情報を含む前記マッチング情報を作成して前記記憶部に記憶する募集受付ステップと、
アクセスしてきたユーザ端末からイベントへの応募指示を受信すると、当該ユーザ端末に前記募集情報に対応するイベントを選択可能に表示させるための応募画面の生成データを送付するとともに、当該応募画面の生成データを送付したユーザ端末から特定の募集情報に対応付けされたイベントの選択指示を受信して、当該ユーザ端末を使用するユーザのユーザ情報を含む応募情報と、前記応募画面にて選択された前記イベントに対応する募集情報とを対応付けした前記マッチング情報を前記記憶部に記憶する応募受付ステップと、 を実行し、
前記募集受付ステップでは、ユーザ端末により2以上の開催希望日の指定が可能な前記募集画面の生成データを送付するともに、当該募集画面の生成データを送付したユーザ端末から1以上の開催希望日を受信して、該当する募集情報に当該イベント開催希望日を含ませるとともに、前記募集情報に応募期限を設定し、
前記応募受付ステップでは、応募期限を過ぎた募集情報の選択を不可能にした前記応募画面の生成データを送付するとともに、前記応募画面の生成データを送付したユーザ端末にて選択されたイベントの募集情報に含まれる1以上の前記開催希望日から選択された開催希望日を前記応募情報に含ませる、
ことを特徴とするマッチングサービス提供方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
上記目的を達成するための本発明の一態様は、通信ネットワークを介してユーザ端末と通信可能なコンピュータシステムによって構成されて、ユーザ間の交流を仲介するマッチングサービス提供装置であって、
記憶部と制御部とを備え、
前記記憶部は、ユーザ情報と、イベント情報と、マッチング情報とを記憶し、
前記制御部は、
アクセスしてきたユーザ端末からイベントの募集指示を受信すると、当該ユーザ端末にイベントを選択可能に表示させるための募集画面の生成データを送付するとともに、当該募集画面の生成データを送付したユーザ端末から特定のイベントの選択指示を受信して、当該ユーザ端末を使用するユーザのユーザ情報と、前記募集画面にて選択されたイベントのイベント情報とを対応付けした募集情報を含む前記マッチング情報を作成して前記記憶部に記憶する募集受付ステップと、
アクセスしてきたユーザ端末からイベントへの応募指示を受信すると、当該ユーザ端末に前記募集情報に対応するイベントを選択可能に表示させるための応募画面の生成データを送付するとともに、当該応募画面の生成データを送付したユーザ端末から特定の募集情報に対応付けされたイベントの選択指示を受信して、当該ユーザ端末を使用するユーザのユーザ情報を含む応募情報と、前記応募画面にて選択された前記イベントに対応する募集情報とを対応付けした前記マッチング情報を前記記憶部に記憶する応募受付ステップと、
を実行し、
前記募集受付ステップでは、ユーザ端末により2以上の開催希望日の指定が可能な前記募集画面の生成データを送付するともに、当該募集画面の生成データを送付したユーザ端末から1以上の開催希望日を受信して、該当する募集情報に当該イベント開催希望日を含ませるとともに、前記募集情報に応募期限を設定し、
前記応募受付ステップでは、応募期限を過ぎた募集情報の選択を不可能にした前記応募画面の生成データを送付するとともに、前記応募画面の生成データを送付したユーザ端末にて選択されたイベントの募集情報に含まれる1以上の前記開催希望日から選択された開催希望日を前記応募情報に含ませる、
ことを特徴とするマッチングサービス提供装置としている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0011】
また、前記コンピュータシステムは、前記イベント情報の起源として、イベントの分類と、分類によって区分されたイベントをジャンル毎にさらに分類するためのイベント選別情報とを含むイベントソース情報を格納した外部データベースと通信可能に構成され、
前記制御部は、外部データベースから前記イベントソース情報を取得するとともに、当該イベントソース情報を前記イベント情報に整形して前記記憶部に記憶するイベント情報記憶ステップを実行し、
当該イベント情報記憶ステップでは、イベントソース情報に含まれる前記イベント選別情報に基づいて、前記記憶部に記憶するイベント情報を取捨選択する、
マッチングサービス提供装置とすることもできる。
前記イベント情報には、イベントの有効期間を示す情報が含まれており、
前記募集受付ステップでは、前記ユーザ端末にて開催希望日が指定されると、当該開催希望日が有効期間外に該当するイベントについては、当該募集画面における選択指示を不可能にする、
マッチングサービス提供装置としてもよい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0012】
本発明の範囲には、記憶部を備えるとともに、通信ネットワークを介してユーザ端末と通信可能に構成されたコンピュータシステムにより、ユーザ間の交流を仲介するマッチングサービスの提供方法も含まれており、当該マッチングサービス提供方法は、
前記コンピュータシステムが、
前記記憶部に、ユーザ情報とイベント情報とマッチング情報とを記憶するステップと、 アクセスしてきたユーザ端末からイベントの募集指示を受信すると、当該ユーザ端末にイベントを選択可能に表示させるための募集画面の生成データを送付するとともに、当該募集画面の生成データを送付したユーザ端末から特定のイベントの選択指示を受信して、当該ユーザ端末を使用するユーザのユーザ情報と、前記募集画面にて選択されたイベントのイベント情報とを対応付けした募集情報を含む前記マッチング情報を作成して前記記憶部に記憶する募集受付ステップと、
アクセスしてきたユーザ端末からイベントへの応募指示を受信すると、当該ユーザ端末に前記募集情報に対応するイベントを選択可能に表示させるための応募画面の生成データを送付するとともに、当該応募画面の生成データを送付したユーザ端末から特定の募集情報に対応付けされたイベントの選択指示を受信して、当該ユーザ端末を使用するユーザのユーザ情報を含む応募情報と、前記応募画面にて選択された前記イベントに対応する募集情報とを対応付けした前記マッチング情報を前記記憶部に記憶する応募受付ステップと、 を実行し、
前記募集受付ステップでは、ユーザ端末により2以上の開催希望日の指定が可能な前記募集画面の生成データを送付するともに、当該募集画面の生成データを送付したユーザ端末から1以上の開催希望日を受信して、該当する募集情報に当該イベント開催希望日を含ませるとともに、前記募集情報に応募期限を設定し、
前記応募受付ステップでは、応募期限を過ぎた募集情報の選択を不可能にした前記応募画面の生成データを送付するとともに、前記応募画面の生成データを送付したユーザ端末にて選択されたイベントの募集情報に含まれる1以上の前記開催希望日から選択された開催希望日を前記応募情報に含ませることとしている。