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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024163837
(43)【公開日】2024-11-22
(54)【発明の名称】キンパ自動包装装置
(51)【国際特許分類】
   B65B 11/56 20060101AFI20241115BHJP
【FI】
B65B11/56 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023193178
(22)【出願日】2023-11-13
(31)【優先権主張番号】10-2023-0061669
(32)【優先日】2023-05-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】591033490
【氏名又は名称】株式会社ザ鈴木
(74)【代理人】
【識別番号】110001438
【氏名又は名称】弁理士法人 丸山国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】イ ギテ
(72)【発明者】
【氏名】キム ドンジュン
【テーマコード(参考)】
3E051
【Fターム(参考)】
3E051AA03
3E051AB02
3E051BA03
3E051BA05
3E051CA08
3E051CB03
3E051DA08
3E051FA01
3E051FA07
3E051LA02
3E051LA03
3E051LA08
(57)【要約】
【課題】本発明は、キンパの包装が自動的に行われる過程でキンパと包装紙の相互間でスリップが発生することを防止できるキンパ自動包装装置を提供する。
【解決手段】キンパ自動包装装置が開示される。本発明の一面によるキンパ自動包装装置は、キンパ用包装紙の上面に安着配置キンパを包装するキンパ包装部を含み、包装紙はキンパが安着配置される安着面と、キンパの両側面を保護するように安着面の幅方向両端に配置される保護面と、キンパの周囲を覆うように安着面の長さ方向後端に配置されるカバー面とを含み、キンパ包装部は高さ方向に沿って配置された保護面とキンパを同時に加圧するよう幅方向に移動した状態で、上記の安着面と上記カバー面が上記キンパの周囲を包む加圧部材を含む。
【選択図】図13
【特許請求の範囲】
【請求項1】
キンパ用包装紙の上面に安着配置されたキンパを包装するキンパ包装部を含み、
上記の包装紙は、上記のキンパが安着配置される安着面と、上記のキンパの両側面を保護するように上記の安着面の幅方向両端に配置される保護面と、上記のキンパの周囲を包むように上記の安着面の長さ方向後端に配置されるカバー面を含み、
上記のキンパ包装部は高さ方向に沿って配置された保護面と上記のキンパを同時に加圧するように幅方向に移動した状態で、上記の安着面と上記のカバー面が上記のキンパの周りを包むように回転する加圧部材を含むキンパ自動包装装置。
【請求項2】
上記の加圧部材は、
加圧ボディ;
上記の加圧ボディの幅方向内側に配置され、加圧時に弾性的に変形しながら上記の保護面と上記のキンパを同時に加圧する加圧リング;
を含む、請求項1に記載のキンパ自動包装装置。
【請求項3】
上記の加圧ボディには、上記の加圧リングが挿入配置される挿入溝が備えられ、
上記の加圧リングが幅方向内側に突出配置されるように上記の挿入溝の幅方向深さは上記の加圧リングの幅方向の厚さより小さく形成される、
請求項2に記載のキンパ自動包装装置。
【請求項4】
上記加圧部材は上記加圧リングの半径方向内側を加圧する固定プレートをさらに含み、
上記固定プレートには上記加圧リングを加圧するように上記加圧ボディに結合される固定ボディが備えられる、
請求項2に記載のキンパ自動包装装置。
【請求項5】
上記固定プレートは上記加圧リングの半径方向内周に加圧傾斜を有する角が形成されるよう多角形断面を有する、
請求項4に記載のキンパ自動包装装置。
【請求項6】
上記キンパ包装部は上記保護面が高さ方向に沿って配置された状態が維持されるように上記保護面を支持する第2支持プレートが備えられた包装支持部材をさらに含み、
上記第2支持プレートには上記加圧部材が幅方向に沿って移動できるように貫通する貫通ホールが備えられる、
請求項1に記載のキンパ自動包装装置。
【請求項7】
上記加圧部材と上記貫通ホールとの間には上記キンパ包装時に上記包装紙の余裕面が挿入されるように離隔空間が形成される、
請求項6に記載のキンパ自動包装装置。
【請求項8】
上記加圧ボディの外面には幅方向に沿って延長される摩擦溝が備えられ、
上記加圧ボディは幅方向に移動するとき、高さ方向に沿って上記包装レール部材の上面を加圧するように上記包装レール部材に対応する高さに配置される
請求項2に記載のキンパ自動包装装置。
【請求項9】
上記加圧ボディの先端には半径方向内側にボディ傾斜が形成された加圧面が備えられ、
上記加圧ボディの幅方向移動時に上記包装紙は上記加圧面を通じて高さ方向に下方移動した後、上記加圧ボディによって上記包装レール部材と共に加圧される、
請求項8に記載のキンパ自動包装装置。
【請求項10】
上記加圧部材は上記加圧ボディを回転可能に支持する加圧シャフトをさらに含み、
上記加圧シャフトは上記加圧ボディの接線速度が上記包装レール部材の移動速度と同一であるように自由回転可能に設置される、
請求項8に記載のキンパ自動包装装置。
【請求項11】
上記加圧部材は上記加圧シャフトを上記包装レール部材と共に長さ方向に移動させる移送レールをさらに含み、
上記加圧シャフトの移動速度は上記包装レール部材の移動速度より小さく形成される、
請求項10に記載のキンパ自動包装装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、包装装置に関するものであり、より詳しくはキンパ自動包装装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般的にキンパ(キンパプ、海苔巻き)は四角形の海苔にご飯とたくあんなどの具材をのせて巻物の形で巻いて完成させる。このように完成したキンパは、飲食に適した大きさに切断した後、お弁当に入れて携帯したり、嵩を減らして携帯や廃棄が容易になるように包装紙に巻いて包装する場合もある。
【0003】
特に、キンパ専門店などではキンパの包装のためアルミホイルのような包装紙に切断されたキンパを置いた状態で包装することになるが、この過程で多くの時間がかかる問題がある。
【0004】
つまり、キンパを包装するためにアルミホイルを一定の長さに裂いてまな板にのせ、続いて切断したキンパをのせた後、キンパをアルミホイルで巻かれるように両手で転がして巻物の形に巻いて、両端の開口部を押して潰す方式で包装することになる。
【0005】
ただし、これはホイルを一定の長さに裂く作業に熟練を要し、また熟練労働者でもホイルを裂く過程に注意を怠ると、好きな方向に裂かれないので好きな大きさのホイルが毀損されることがあり、またキンパをホイルで巻く作業も熟練者でないときちんと包装できないなどの問題があり、またいちいち手作業によりキンパにホイルを巻かれるようにする包装作業によりキンパ包装の能率が低下する問題がある。
【0006】
また、最近コンビニなどではビニール状の包装紙に包装されたキンパが多く販売されているのが実情である。ただし、このようなキンパを製造するためにはビニール状の包装紙を別途製造し、ビニール状の包装紙が積層の状態で供給されると作業者が包装紙を一枚ずつ分離した後、包装紙にキンパをのせて直接包装する方式でキンパを包装することになる。
【0007】
ただし、このような場合でも積層された包装紙を一枚ずつ分離する過程で時間がかかり、包装紙にキンパを直接包装する過程でも多くの時間がかかるという問題がある。
【0008】
したがって、このような問題を解決できる技術の開発が必要な実情である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】韓国登録特許公報第0855858号(2008.08.26登録)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は上記のような問題点を解決するためのもので、本発明の目的はキンパの包装が自動的に行われる過程でキンパと包装紙の相互間でスリップが発生することを防止できるキンパ自動包装装置を提供することである。
【0011】
本発明の課題は、上で掲げる課題に限定されず言及されてない他の課題は、以下の記載から本発明の属する技術分野の通常の技術者に明確に理解できるようになる。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明に係るキンパ自動包装装置は、キンパ用包装紙の上面に安着配置されたキンパを包装するキンパ包装部を含み、上記の包装紙は上記のキンパが安着配置される安着面と、上記のキンパの両側面を保護するように上記の安着面の幅方向の両端に配置される保護面と、上記のキンパの周りを包むように上記の安着面の長さ方向の後端に配置されるカバー面を含み、上記のキンパ包装部は高さ方向に沿って配置された保護面と上記のキンパを同時に加圧するよう幅の方向に移動した状態で、上記の安着面と上記のカバー面が上記のキンパの周りを包むように回転する加圧部材を含む。
【0013】
このとき、上記の加圧部材は、加圧ボディと、上記の加圧ボディの幅方向の内側に配置され、加圧時に弾性的に変形しながら保護面と上記の同時に加圧する加圧リングを含むことができる。
【0014】
このとき、上記の加圧ボディには上記の加圧リングが挿入配置される挿入の溝が備えられ、上記の加圧リングが幅方向の内側に突出配置されるように上記の挿入の溝の幅方向の深さは、上記の加圧リングの幅方向の厚さより小さく形成されることができる。
【0015】
このとき、上記の加圧部材は上記の加圧リングの半径方向の内側を加圧する固定プレートをさらに含み、上記の固定プレートには上記の加圧リングを加圧するように上記の加圧ボディに結合される固定ボディが備えることができる。
【0016】
このとき、上記の固定プレートは上記の加圧リングの半径方向の内周に加圧傾斜を持つ角が形成されるように多角形断面を持つように構成することができる。
【0017】
このとき、上記のキンパ包装部は上記の保護面が高さ方向に沿って配置された状態が維持されるように、上記の保護面を支持する第2の支持プレートを備えた包装支持部材をさらに含み、上記の第2支持プレートには上記の加圧部材が幅方向に沿って移動が可能なように貫通する貫通ホールを備えることができる。
【0018】
このとき、上記の加圧部材と上記の貫通ホールとの間には上記のキンパ包装時に上記の包装紙の余裕面が挿入されるように離隔空間が形成されることができる。
【0019】
このとき、上記の加圧ボディの外面には幅方向に沿って延びる摩擦溝が備えられ、上記の加圧ボディは幅方向に移動するとき、高さ方向に沿って上記の包装レール部材の上面を加圧するように、上記の包装レール部材に対応する高さに配置することができる。
【0020】
このとき、上記の加圧ボディの先端には半径方向の内側にボディの傾斜が形成された加圧面が備えられ、上記の加圧ボディの幅方向移動時に上記の包装紙は上記の加圧面を通じて高さ方向に下方移動した後、上記の加圧ボディによって上記の包装レール部材と一緒に加圧されることができる。
【0021】
このとき、上記の加圧部材は上記の加圧ボディを回転可能に支持する加圧シャフトをさらに含み、上記の加圧シャフトは上記の加圧ボディの接線速度が上記の包装レール部材の移動速度と同じように自由回転可能に設置できる。
【0022】
このとき、上記の加圧部材は上記の加圧シャフトを上記の包装レール部材と一緒に長さ方向に移動させる移送レールをさらに含み、上記の加圧シャフトの移動速度は、上記の包装レール部材の移動速度より小さく形成されることができる。
【発明の効果】
【0023】
上記の構成により、本発明の実施例によるキンパ自動包装装置は加圧部材を用いて包装紙の保護面とキンパを同時に加圧した状態で加圧部材を回転させる方式で包装紙の安着面とカバー面がキンパの周りを包むように構成することで、キンパが自動的に包装される過程でキンパと包装紙の相互間にスリップが発生しないため、キンパが安定的で堅固に包装され、包装品質が向上する。
【0024】
本発明の効果は上記の効果に限定されるものではなく、本発明の詳細な説明または請求範囲に記載された発明の構成から推論可能なすべての効果を含むものと理解されなければならない。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1図1は、本発明の一実施例によるキンパ自動包装装置の全構成図である。
図2図2は、本発明の一実施例によるキンパ用包装紙の平面図である。
図3図3は、本発明の一実施例によるキンパ用包装紙にキンパが包装されている状態を示す斜視図である。
図4図4は、本発明の一実施例によるキンパ用包装紙にキンパが包装された状態を示す斜視図である。
図5図5は、本発明の一実施例による包装紙供給部の側面図である。
図6図6は、本発明の一実施例による運搬レールの斜視図である。
図7図7は、本発明の一実施例によるフォールディング部材と整列部材を示す斜視図である。
図8図8は、本発明の一実施例によるベースレールとフォールディングガイドレールの配置状態を示す平面図である。
図9図9は、本発明の一実施例による第2カッティング部材を示す正面図である。
図10図10は、本発明の一実施例によるキンパ供給部を示す斜視図である。
図11図11は、本発明の一実施例によるキンパ移送部材を示す斜視図であり、キンパが高さ方向に沿って移送される前の状態を示す図面である。
図12図12は、本発明の一実施例によるキンパ移送部材を示す斜視図であり、キンパが高さ方向に沿って移送された後の状態を示す図面である。
図13図13は、本発明の一実施例によるキンパ包装部を示す斜視図である。
図14図14は、本発明の他の実施例によるキンパ包装部を示す斜視図である。
図15図15は、本発明の他の実施例によるキンパ包装部に備えられた加圧部材が分解した状態を示す斜視図である。
図16図16は、本発明の他の実施例によるキンパ包装部に備えられた加圧部材の断面図である。
図17図17は、本発明の他の実施例によるキンパ包装部に備えられた加圧部材の正面図である。
図18図18は、本発明の一実施例によるプッシング部材を示す側面図である。
図19図19は、本発明のもう一つの実施例によるキンパ包装部に備えられた加圧部材の正面図である。
図20図20は、本発明のもう一つの実施例によるキンパ包装部に備えられた加圧部材が包装紙と包装レール部材を加圧している状態を示す概略図である。
図21図21は、本発明のもう一つの実施例によるキンパ包装部に備えられた加圧部材の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、添付した図面を参考にして本発明の実施例について本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者が容易に行うことができるよう、詳しく説明する。本発明は様々な形態で具現することができ、ここで説明する実施例に限らない。本発明を明確に説明するために、図面で説明と関係ない部分は省略し、明細書全体を通じて同一または類似の構成要素については同一の参照符号を付している。
【0027】
本明細書及び請求範囲に使用された単語及び用語は通常又は辞書的な意味に限定解釈されることなく、自分の発明を最善の方法で説明するために発明者が用語と概念を定義できる原則に従って、本発明の技術的思想に付け合せる意味と概念と解釈されなければならない。
【0028】
図1は本発明の一実施例によるキンパ自動包装装置の構成図であり、図2は本発明の一実施例によるキンパ用包装紙の平面図であり、図3は本発明の一実施例によるキンパ用包装紙にキンパが包装されている状態を示す斜視図であり、図4は本発明の一実施例によるキンパ用包装紙にキンパが包まれた状態を示す斜視図である。ここでX方向は長さ方向を意味し、Y方向は幅方向を意味し、Z方向は高さ方向を意味する。本発明を明確に説明するのために説明に関係ない部分は図面から省略する。
【0029】
図1に示すように、本発明の一実施例によるキンパ自動包装装置はキンパ用包装紙10を供給する包装紙供給部100と、キンパ20を供給するキンパ供給部200と、キンパ供給部200を通じて供給されたキンパ20を包装紙10に包装するキンパ包装部300及び各部が自動的に動作するように制御する制御部400を含む。
【0030】
すなわち、包装紙10とキンパ20の供給だけでなく、包装紙10にキンパ20を自動的に梱包できるように構成され、それぞれの詳細構成については後述することにする。
【0031】
このとき、図2ないし図4に示すように、包装紙の供給部100から供給する包装紙10は、キンパ20が安着配置される安着面11と、キンパ20の両側面を保護するように安着面11の幅方向Y両端に配置される保護面12と、キンパ20の周囲を包むように安着面11の長さ方向Xの後端に配置されるカバー面13を含む。
【0032】
より具体的にはキンパ20が安着する安着面11の両端にのみ幅方向Yに沿って保護面12が備えられ、包装時にキンパ20の両側面を保護するように構成され、カバー面13は安着面11から長さ方向Xに延長され、キンパ20の周囲面を保護することになる。例えば、このような包装紙10はハングル母音集「ウ」(T)のような平面を持つように構成されることができる。
【0033】
すなわち、本発明の一実施例によるキンパ自動包装装置は、上記した形状の包装紙10にキンパ20を自動包装するための装置であり、これを通じて包装紙10の製造だけでなくキンパ20の供給及び包装まで全て自動的に進行できることになる。
【0034】
図5は本発明の一実施例による包装紙の供給部の側面図であり、図6は本発明の一実施例による運搬レールの斜視図である。
【0035】
図5及び図6に示すように、包装紙の供給部100は、包装紙10の幅と同じ幅を有する包装生地30が巻かれた包装リール111と、包装リール111に巻かれた包装生地30を解いて長さ方向Xに運搬する運搬レール112が備えられた包装生地の供給部材110と、包装紙10の長さと同じ長さを持つように幅方向Yに沿って包装生地30を切断する第1カッティング部材120と、切断された包装生地30の後端に長さ方向Xに沿って複数のスリット13aを形成するスリッティング部材130と、スリット13aが形成された位置まで包装生地30を幅方向Yに沿って切断する第2カッティング部材140及びスリット13aを基準にカバー面13の幅方向Yの両側に配置されるフォールディング面14を折りたたむフォールディング部材150を含むことができる。
【0036】
すなわち、包装リール111に巻かれた包装生地30が緩みながら連続的に供給され、第1カッティング部材120は、一枚の包装紙10に分離できるように包装生地30を幅方向Yに切断することになる。スリッティング部材130は切断された包装生地30の後端に長さ方向Xに沿って複数のスリット13aを形成して包装生地30が簡単に折りたためるようにする。第2カッティング部材140は包装生地30に切断線Cが形成されるように幅方向Yの一部を切断長さLだけ切断し、フォールディング部材150はスリット13aを基準にカバー面13の幅方向Yの両側に配置されるフォールディング面14を折り前述したようにハングル母音「ウ」(T)のような平面を持つ包装紙10が自動的に供給できるように構成される。
【0037】
このとき、包装紙の供給部100には使用者がキンパ20を飲食するため簡単に包装紙10を切り取れるように、切り取り線の供給部材110'を備えることができ、例えば、上記の切り取り線は一種の帯紙である可能性がある。
【0038】
また、包装紙の供給部100にはラベル供給部材110”を備えることができる。
【0039】
一方、第1カッティング部材120の位置は変更可能である。すなわち、スリッティング部材130の後方や第2カッティング部材140の後方に配置することもでき、キンパ20梱包が始まる前の位置であれば、ある位置に配置できる。
【0040】
なお、図6に示すように、運搬レール112には包装生地30吸着のための第1吸着ホール112aを備えることができ、これを通じて包装生地30の安定的な移動が可能になる。
【0041】
すなわち、本発明の実施例によるキンパ自動包装装置は包装紙の供給部100を通じて一枚の包装紙10が自動的に供給されるため、包装紙10の供給時間が短縮され、キンパ20包装に適合するように包装紙10が配置された状態で供給されるのでキンパ20が安定的で丈夫に包装され、包装品質が向上する。
【0042】
図7は本発明の一実施例によるフォールディング部材と整列部材を示す斜視図である。
【0043】
図7に示すように、フォールディング部材150は安着面11とカバー面13の上面を支持するように運搬レール112の上部に離隔配置されたベースレール151と、フォールディング面14がカバー面13の上部に案内されるようにベースレール151の上部に離隔配置されたフォールディングガイドレール152及びカバー面13の上面に配置されたフォールディング面14を加圧してフォールディング面14を折るフォールディングレール153を含むことができる。
【0044】
このとき、ベースレール151は安着面11とカバー面13の上面を支持するが、フォールディング面14が円滑に折れるように安着面11とカバー面13の幅方向Yの内側に配置できる。
【0045】
なお、フォールディングガイドレール152はフォールディング面14がカバー面13の上部に配置されるように案内することになる。すなわち、安着面11とカバー面13がベースレール151の下部に配置された状態で移動する過程でフォールディング面14が上向き移動しながらフォールディングガイドレール152の上部に移動することになる。安着面11とカバー面13がベースレール151の下部に配置された状態で移動し続けると、フォールディング面14がカバー面13の上部に配置されるまでフォールディングガイドレール152に沿って折りたため、このような状態でフォールディングレール153を通ると、フォールディング面14が加圧されて完全に折れることになる。
【0046】
すなわち、本発明の一実施例による包装紙10はキンパ20が安着される安着面11の両端にのみ幅方向Yに沿って保護面12が備えられ、包装時のキンパ20の両側面を保護し、カバー面13は安着面11から長さ方向Xに延長されてキンパ20の周面を保護するが、カバー面13の上面にフォールディング面14が重複配置された状態でキンパ20の周りを包むのでキンパ20をより効果的に保護することができるだけでなく、フォールディング面14を取り外す必要がないため、フォールディング面14を取り外すか又は分離したフォールディング面14を処理する必要がなくなり、包装紙10の製造過程を単純化及び製造コストの削減が可能になる。
【0047】
図8は本発明の一実施例によるベースレール及びフォールディングガイドレールの配置状態を示す平面図である。
【0048】
図7及び図8に示すように、フォールディングガイドレール152にはフォールディング面14をカバー面13の上部に案内するフォールディングガイド面152aを備え、フォールディングガイド面152aはベースレール151の幅方向Yの外側から内側まで傾斜して配置されるかもしれない。
【0049】
すなわち、前述のとおり、安着面11とカバー面13がベースレール151の下部に配置された状態で移動する過程でフォールディング面14が上向き移動しながらフォールディングガイドレール152の上部に移動し、安着面11とカバー面13が引き続き移動すると、フォールディング面14はフォールディングガイド面152aに形成された傾斜Θに沿ってカバー面13の上部に配置されるまで移動することになる。その後、フォールディングレール153を通るようになると、フォールディング面14が加圧されて完全に折りたためる。
【0050】
図7に示すように、フォールディング部材150はフォールディング面14がフォールディングガイドレール152の上部に移動するように高圧の空気を噴射する噴射ノズル154をさらに含むことができる。
【0051】
すなわち、安着面11とカバー面13がベースレール151の下部に配置された状態で移動する過程でフォールディング面14が上向き移動するように噴射ノズル154を通じて高圧の空気を噴射することである。フォールディング面14に高圧の空気が噴射されるとスリット13aに沿ってフォールディング面14が折れながらフォールディングガイドレール152の上部に移動することになる。
【0052】
図7に示すように、包装紙の供給部100は保護面12が高さ方向Zに沿って配置されるように保護面12を整列する整列部材160をさらに含むことができる。
【0053】
前述のとおり、キンパ20が安着する安着面11の両端に幅方向Yに沿って保護面12が備えられ、包装時にキンパ20の両側面を保護することになる。
ただし、安着面11でキンパ20の周りを先に包むと、その後保護面12を追加で固定する作業が必要になるが、安着面11でキンパ20の周りを包む前に保護面12を高さ方向Zに先に配置すると、安着面11にキンパ20の周りを包む過程で保護面12が一緒にキンパ20の両側面と周りの一部を包み込みながら固定されるので別途固定する必要がなく、キンパ20の包装状態が丈夫に維持されるようになる。
【0054】
図7のように、整列部材160は高さ方向Zに沿って上向き配置される第1支持プレート161を含み、第1支持プレート161には幅方向Yに沿って平行に配置された保護面12が上向き移動するように案内する上向きガイド面161aを備えることができる。
【0055】
前述のとおり、フォールディング部材150を経由した状態の包装紙10は安着面11とカバー面13が長さ方向Xに配置され、安着面11の両端には保護面12が幅方向Yに沿って延長配置され、カバー面13の上面にはフォールディング面14がすっかり折れた状態になる。
【0056】
すなわち、安着面11とカバー面13がベースレール151に支持された状態で包装紙10が長さ方向Xに移動し続けると、保護面12が第1支持プレート161の上向きガイド面161aに沿って高さ方向Zに移動することになるものである。
【0057】
図9は本発明の一実施例による第2カッティング部材を示す正面図である。
【0058】
図2及び図9に示すように、第2カッティング部材140は保護面12がこのキンパ20の両側に接触するように幅方向Yの両端から離隔された第1位置P1まで包装生地30を切断し、スリッティング部材130は幅方向Yの両端から離隔された第2位置P2にスリット13aを形成し、カバー面13の幅方向Yの両側に保護面12より幅方向Yの外側に突出しながら保護面12周りを包む余裕面15が備えられるように第2位置P2が第1位置P1より小さく形成されることができる。
【0059】
このような第2カッティング部材140には、切断線Cを形成するようにサイドカッター141を備えることができ、サイドカッター141には幅方向Yの外側に下向き傾斜が形成されたカッティング面141aを備えることができる。すなわち、サイドカッター141が下向き移動するようになると、幅方向Yの外側から包装紙10が切断され、切断線Cが形成され、サイドカッター141が下向きに移動し続けると、切断線Cが幅方向Yの内側に延長形成される。
【0060】
このとき、切断線Cは保護面12がキンパ20の両側面に接触しながら支持されるように第1位置P1まで形成できる。
【0061】
すなわち、切断線Cが包装紙10の幅方向Y両端から切断長さLだけ形成されると、スリット13aは切断線Cより余裕長△Lほど短い位置に形成される。
【0062】
このように構成するとキンパ20が梱包された状態で保護面12より幅方向Yの外側に余裕面15が配置され、このような余裕面15が保護面12の周りを包むようになってキンパ20の側面を効果的に保護できるようになる。
【0063】
図10は本発明の一実施例によるキンパ供給部を示す斜視図であり、図11は本発明の一実施例によるキンパ移送部材を示す斜視図であり、キンパが高さ方向に沿って移送される前の状態を示す図面であり、図12は本発明の実施例によるキンパ移送部材を示す斜視図であり、キンパが高さ方向に沿って移送された後の状態を示す図面である。
【0064】
図10に示すように、キンパ供給部200は幅方向Yに配列されたキンパ20が相互分離配置されるように隔壁211を備えたキンパ供給部材210及びキンパ供給部材210を通じて供給されたキンパ20が包装紙10上に配置されるようにキンパ20を移送させるキンパ移送部材220を含むことができる。
【0065】
上記のキンパ20は、別途の工程で製造された後、一定の長さに切断された状態で供給され、供給されたキンパ20は一列ずつ隔壁211の間に配置されることができる。
このように供給されたキンパ20はキンパ移送部材220を通じて移送された後、包装紙10上に配置される。
【0066】
図11及び図12に示すように、キンパ移送部材220は移送されたキンパ20を高さ方向Zに移送させる移送フレーム221を含むことができる。
【0067】
このとき、包装紙の供給部100とキンパ包装部300は長さ方向Xに沿って一列配置することができ、このように構成すると包装紙10が一列に移動しながらキンパ20が安着されるように配置できるので包装紙10の供給状態が安定化する。
【0068】
また、キンパ供給部200は包装紙の供給部100及びキンパ包装部300と幅方向Y及び高さ方向Zに沿って一定距離離れた位置に配置でき、このように構成すると、キンパ包装部300を通じて包装されたキンパ20が排出される過程でキンパ供給部200を通じて供給されるキンパ20と干渉が発生することを防止できる。
【0069】
すなわち、キンパ供給部材210を通じて供給されたキンパ20は図11及び図12に示すように、移送フレーム221を通じて高さ方向Zに移送されながら包装紙10上に安定的に安着できる。
【0070】
図10に示すように、キンパ移送部材220はキンパ供給部材210を通じて移送されたキンパ20が移送フレーム221の内部に移送されるように長さ方向Xに沿ってキンパ20を押す投入フレーム222をさらに含めることができる。
【0071】
このとき、移送フレーム221はキンパ20の高さ方向Zの移送時にキンパ20の任意離脱を防止するため、キンパ20の上面と下面を支持するように構成され、投入フレーム222はキンパ20が移送フレーム221の内部に引き込まれるように長さ方向Xに沿ってキンパ20を押すことでキンパ20の安定的な移送が可能になるようにできる。
【0072】
ただし、キンパ20を梱包するためには移送フレーム221の内部に引き込まれたキンパ20を移送フレーム221の外部に引き出す必要があり、これは後述の加圧部材310及びプッシング部材330を通じてキンパ20の安定的な引き出しが可能になるようにできる。
【0073】
図13は、本発明の一実施例によるキンパ包装部を示す斜視図である。
【0074】
図13に示すように、キンパ包装部300は高さ方向Zに沿って配置された保護面12とキンパ20を同時に加圧するように幅方向Yに移動した状態で安着面11とカバー面13がキンパ20の周りを包むように回転する加圧部材310を含むことができる。
【0075】
前述のとおり、キンパ20包装時に安着面11でキンパ20の周りを包む前に、保護面12を高さ方向Zに先に配置し、このような状態で加圧部材310が保護面12とキンパ20を同時に加圧した後、回転しながら安着面11とカバー面13がキンパ20の周りを順次的に包むように構成する。
【0076】
このように構成することにより、キンパ20包装時、安着面11とカバー面13でキンパ20の周りを包む過程で保護面12が一緒にキンパ20の両側面と周りの一部を包み込みながら固定されるように構成されているため、別途固定する必要がなく、キンパ20の包装状態が堅固に維持されることで、キンパ20の包装品質が向上する。
【0077】
図14は、本発明の他の実施例によるキンパ包装部を示す斜視図である。
【0078】
本発明の他の実施例によるキンパ自動包装装置は、図3に示すように、キンパ用包装紙10の上面に安着配置されたキンパ20を包装するキンパ包装部300を含む。このような包装紙10は、キンパ20が安着配置される安着面11と、キンパ20の両側面を保護するように安着面11の幅方向Yの両端に配置される保護面12と、キンパ20の周りを包むように安着面11の長さ方向X後端に配置されるカバー面13を含む。
【0079】
このとき、図14に示すように、キンパ包装部300は高さ方向Zに沿って配置された保護面12とキンパ20を同時に加圧するように幅方向Yに移動した状態で安着面11とカバー面13がキンパ20の周りを包むように回転する加圧部材310を含む。
【0080】
すなわち、加圧部材310を用いて包装紙10の保護面12とキンパ20を同時に加圧した状態で加圧部材310を回転させる方式で包装紙10の安着面11とカバー面13がキンパ20の周りを包むように構成することでキンパ20が自動的に包装される過程でキンパ20と包装紙10の相互間にスリップが発生しないのでキンパ20が安定的で堅固に包装されながら包装品質が向上する。
【0081】
図15は、本発明の他の実施例によるキンパ包装部に備えられた加圧部材が分解した状態を示す斜視図である。
【0082】
図15に示すように、加圧部材310は、加圧ボディ311と加圧ボディ311の幅方向Yの内側に配置され、加圧時に弾性的に変形しながら保護面12とキンパ20を同時に加圧する加圧リング312を含むことができる。
【0083】
すなわち、加圧ボディ311が幅方向Y内側に移動しながらキンパ20の側面と保護面12を同時に加圧するが、これらの加圧ボディ311の幅方向Yの内側には加圧リング312が備えられる。加圧リング312は加圧ボディ311が幅方向Yの内側に移動しながらキンパ20を加圧する加圧力により弾性的に変形しながら保護面12とキンパ20を同時に加圧することになる。
【0084】
このように加圧リング312が弾性的に変形し、保護面12とキンパ20を同時に加圧すると、保護面12とキンパ20が安定的に密着しながら相互の間にスリップが発生しなくなり、加圧リング312が弾性的に変形するため、キンパ20の破損するのを効果的に防止できる。
【0085】
図16は、本発明の他の実施例によるキンパ包装部に備えられた加圧部材の断面図である。
【0086】
図15及び図16に示すように、加圧ボディ311には加圧リング312が挿入配置される挿入溝311aが備えられ、加圧リング312が幅方向Yの内側に突出配置されるように挿入溝311aの幅方向Yの深さDは加圧リング312の幅方向Yの厚さTより小さく形成できる。
【0087】
すなわち、加圧ボディ311には加圧リング312が挿入配置される挿入溝311aが備えられ、キンパ20包装過程で加圧リング312が離脱しなく安定的に固定できる。
【0088】
また、これらの挿入溝311aの幅方向Yの深さDが加圧リング312の幅方向Yの厚さTより小さく形成されるため、加圧リング312が挿入溝311aに挿入された状態においても加圧リング312が幅方向Yの内側に突出配置されるため、保護面12とキンパ20を同時に加圧することが可能となる。
【0089】
このとき、図15及び図16に示すように、加圧部材310は加圧リング312の半径方向rの内側を加圧する固定プレート313をさらに含み、固定プレート313には、加圧リング312を加圧するように加圧ボディ311に結合される固定ボディ314を備えることができる。
【0090】
すなわち、加圧リング312が挿入溝311aに挿入配置されながら一次的に固定され、このような状態で固定プレート313が加圧リング312の半径方向rの内側を加圧しながら二次的に固定することになる。
【0091】
このような固定プレート313は、固定ボディ314により加圧ボディ311に結合されながら加圧リング312を加圧するように構成される。例えば、固定ボディ314にはねじ山が形成され、加圧ボディ311には対応ねじ山が形成され、相互のねじ締結方式で結合することができるが、必ずしもこれに限らず、固定ボディ314が加圧リング312を加圧しながら加圧ボディ311に結合できるのであれば、インターフェアランスフィット等の様々な方法で結合することも可能である。
【0092】
図17は、本発明の他の実施例によるキンパ包装部に備えられた加圧部材正面図である。
【0093】
図17に示すように、固定プレート313は加圧リング312の半径方向rの内周に加圧傾斜Θpを有する角312aが形成されるように多角形の断面を持つように構成されることができる。
【0094】
前述のとおり、加圧ボディ311が幅方向Yの内側に移動することに沿って、加圧リング312が保護面12とキンパ20を同時に加圧すると、保護面12とキンパ20の側面は加圧リング312の幅方向Yの内側の一部が挿入され、加圧リング312の形状に対応するように変形し、この状態で加圧部材310が回転することにより保護面12とキンパ20が一緒に回転する。
【0095】
特に、加圧リング312の半径方向rの内周に加圧傾斜Θpを持つ角312aが形成されると、加圧リング312の幅方向Yの内側の一部が挿入されることにより保護面12とキンパ20の側面にも対応傾斜を有する対応角が形成され、このような状態で加圧部材310が回転すると、角312aと対応角が互いに歯合されながら加圧部材310と保護面12の相互間にスリップが発生せず、保護面12とキンパ20の相互間でもスリップが発生しなくなり、キンパが安定的で丈夫に包装され、包装品質が向上する。
【0096】
例えば、固定プレート313は六角形の断面を有するように形成することができるが、必ずしもこれに限らず、加圧傾斜Θpを有する角312aが形成されることができれば三角形、四角形、五角形など多様な断面を持つように形成できる。
【0097】
図13に示すように、キンパ包装部300は保護面12が高さ方向Zに沿って配置された状態が維持されるように保護面12を支持する第2支持プレート321を備えた包装支持部材320をさらに含み、第2支持プレート321には加圧部材310が幅方向Yに沿って移動可能に貫通する貫通ホール321aが備えられることができる。
【0098】
すなわち、高さ方向Zに沿って保護面12が整列した状態で包装紙10が供給された後、第2支持プレート321が保護面12の整列状態が維持されるように支持することで、キンパ20包装時、保護面12が安定的にキンパ20の両側面を包むように配置することができ、加圧部材310が保護面12とキンパ20を一緒に加圧するように幅方向Yに移動するとき、第2支持プレート321の貫通ホール321aを貫通して移動することになるので、これらの相互間に干渉が発生することなく、加圧部材310の安定的な移動が可能になる。
【0099】
図13に示すように、加圧部材310と貫通ホール321aとの間にはキンパ20包装時に包装紙10の余裕面15が挿入されるように離隔空間aが形成されることができる。
【0100】
前述のとおり、包装紙10にはキンパ20が梱包された状態で保護面12より幅方向Yの外側に突出する余裕面15が備えられ、これにより余裕面15が保護面12の周りを包み込むようになり、キンパ20の側面を効果的に保護できるようになる。
【0101】
すなわち、余裕面15が保護面12より幅方向Yの外側に突出することにより加圧部材310が保護面12とキンパ20を加圧するとき、余裕面15を一緒に加圧しないように構成する必要があり、そのため加圧部材310は余裕面15の内面に挿入できる大きさに形成することができる。
【0102】
また、キンパ20包装時、第2支持プレート321と余裕面15相互間に干渉が発生することを防止する必要もあり、加圧部材310と貫通ホール321a間に離隔空間aが形成されるとキンパ20が包装される過程で余裕面15が離隔空間aに挿入配置されながら、第2支持プレート321と余裕面15の相互間に干渉発生することを防止することができ、キンパ20の包装が安定的に行われることになる。
【0103】
図13に示すように、加圧部材310と包装支持部材320は移送フレーム221の内部に配置されたキンパ20が移送フレーム221の外部に移動するように長さ方向Xに一緒に移動することができる。
【0104】
これは移送フレーム221がキンパ20の下面を支えている状態ではキンパ20の包装を進めることができないため、キンパ20が移送フレーム221を脱する位置まで移動させる必要があるため、キンパ20の両端を加圧している加圧部材310が長さ方向Xに移動しながらキンパ20が移送フレーム221を脱する位置まで移動させることになる。
【0105】
このとき、包装支持部材320も加圧部材310と一緒に長さ方向Xに移動するように構成される。このように包装支持部材320が加圧部材310と一緒に長さ方向Xに移動すると、キンパ20が移送フレーム221を脱する過程で保護面12の整列状態が安定的に維持できることになる。
【0106】
図18は、本発明の一実施例によるプッシング部材を示す側面図である。
【0107】
図18に示すように、キンパ包装部300は加圧部材310と包装支持部材320がキンパ20と一緒に長さ方向Xに移動する過程でキンパ20の幅方向Yの配列状態がずれることを防止するためにキンパ20を長さ方向Xに押すプッシング部材330をさらに含むことができる。
【0108】
前述のとおり、キンパ20が移送フレーム221を脱する位置まで移動する過程で一部のキンパ20が後ろに押されてキンパ20の整列状態がばらつくことを防止する必要があり、加圧部材310と包装支持部材320が長さ方向Xに移動する過程でプッシング部材330が一緒に移動しながらキンパ20を長さ方向Xに押すことになるとキンパ20の整列状態が安定的に維持されることができる。
【0109】
このようなプッシング部材330は、切断されたキンパ20を均等に押すことができるように幅方向Yに沿って複数で備えることができる。または、キンパ20の幅方向Yの長さに対応する幅を有する単一のプッシング部材330を使用することもできる。
【0110】
図13に示すように、包装支持部材320にはキンパ20の包装のため長さ方向Xに移動した状態で包装待機中の包装紙10の保護面12がキンパ20の両側を加圧するように第2支持プレート321から幅方向Yの内側に湾曲配置される湾曲面322を備えることができる。
【0111】
すなわち、図13に示すように、高さ方向Zに沿って保護面12が整列した状態で包装紙10が供給された後、第2支持プレート321が保護面12の整列状態が維持されるように支持することでキンパ20の包装時、保護面12が安定的にキンパ20の両側面を包むように配置されることができる。
【0112】
また、このような状態でも13に示すように、加圧部材310と第2支持プレート321が長さ方向Xに移動しながらキンパ20が移送フレーム221の外部に引き出され、キンパ20包装時にも加圧部材310と第2支持プレート321が長さ方向Xに移動し続けながら包装が進行される。
【0113】
このとき、前述のとおり、第2支持プレート321から幅方向Yの内側に湾曲面322が湾曲配置されると、この湾曲面322に沿って保護面12がキンパ20の両側を加圧した状態を維持することができ、このような状態で加圧部材310が保護面12を加圧しながらキンパ20を包装するとキンパ20がさらに丈夫で、安定的に包装できる。
【0114】
図13に示すように、キンパ包装部300はキンパ20包装時、包装紙10の下面を支持する包装レール部材340をさらに含み、包装レール部材340には包装紙10が吸着されるように第2吸着ホール341を備えることができ、これに通じてキンパ20包装過程で包装紙10の安定的な移送が可能なだけでなく包装紙10が丈夫に引っ張られた状態でキンパ20の包装が行われるため、キンパ20の包装品質が向上する。
【0115】
図19は、本発明のもう一つの実施例によるキンパ包装部に備えられた圧部材の正面図である。
【0116】
図19に示すように、加圧ボディ311の外面には幅方向Yに沿って延びる摩擦溝311bが備えられ、加圧ボディ311は幅方向Yにこの同時に高さ方向Zに沿って包装レール部材340の上面を加圧するように包装レール部材340に対応する高さhに配置することができる。
【0117】
すなわち、摩擦溝311bが幅方向Yに沿って延びるので加圧ボディ311は、包装レール部材340の上面を加圧する高さhに配置された状態で幅方向Yに移動しても摩擦溝311bによる干渉が発生せず円滑な移動が可能になる。
【0118】
このように摩擦溝311bが形成されると、包装レール部材340移動時に加圧ボディ311と包装レール部材340との間にスリップが発生せず、加圧ボディ311の円滑な回転が可能になる。
【0119】
図20は、本発明のもう一つの実施例によるキンパ包装部に備えられた圧部材が包装紙と包装レール部材を加圧している状態を示す概略図である。
【0120】
図19及び図20に示すように、加圧ボディ311の先端には半径方向rの内側にボディ傾斜Bが形成された加圧面311cが備えられ、加圧ボディ311の幅方向Y移動時、包装紙10は加圧面311cを通じて高さ方向Zに下り移動した後、加圧ボディ311により包装レール部材340と共に加圧することができる。
【0121】
すなわち、加圧ボディ311の幅方向Y移動時に加圧面311cにより、包装紙10が高さ方向Zに下方移動するようになり、以後摩擦溝311bが形成された加圧ボディ311によって加圧される。
【0122】
したがって、包装レール部材340上面に包装紙10が安着した状態で加圧ボディ311により加圧されるため、包装レール部材340移動時に包装紙10の移動および、加圧ボディ311の回転が同時に発生する。
【0123】
また、加圧ボディ311と包装レール部材340との間に包装紙10が配置された状態で包装レール部材340が加圧されるので加圧ボディ311が幅方向Yへ移動する過程及び包装レール部材340移動時に加圧ボディ311が一緒に回転過程で摩擦力が発生しても、このような摩擦力により包装レール部材340が摩耗することを最小化できるようになる。
【0124】
あわせて加圧ボディ311が包装紙10と包装レール部材340を加圧する状態はキンパ20包装時に一定に維持されることが望ましい。したがって、キンパ20の大きさに応じて加圧ボディ311の中心とキンパ20の中心が高さ方向Zに一致しない状態で加圧することができるが、加圧ボディ311と保護面12との間でスリップが発生するので加圧ボディ311が包装紙10と包装レール部材340を加圧する状態が維持されてもキンパ20が破損することを防止できる。
【0125】
図21は、本発明のもう一つの実施例によるキンパ包装部に備えられた加圧部材の平面図である。
【0126】
図21に示すように、加圧部材310は加圧ボディ311を回転可能に支持する加圧シャフト315をさらに含み、加圧シャフト315は加圧ボディ311の接線速度VPが包装レール部材340の移動速度VBと同一になるように自由回転可能に設置できる。
【0127】
すなわち、加圧シャフト315を介して加圧ボディ311が自由回転可能に取り付けられるので加圧ボディ311が包装紙10と包装レール部材340を加圧している状態で包装レール部材340が移動すると加圧ボディ311が回転しながらキンパ20の包装が安定的に行われるようになる。
【0128】
例えば、加圧シャフト315が自由回転できるようにベアリングBRが取り付けられるが、必ずしもこれに限らず、加圧シャフト315が自由回転できれば滑りのようなスリップを利用した回転構造など多様な回転構造が適用できる。
【0129】
図21に示すように、加圧部材310は加圧シャフト315を包装レール部材340とともに長さ方向Xに移動させる移送レール316をさらに含み、加圧シャフト315の移動速度VRは包装レール部材340の移動速度VBより小さく形成することができる。
【0130】
万が一、包装レール部材340が移動する際に加圧ボディ311が元の位置で回転してもキンパ20の包装は可能であるが、このように構成すると連続して供給される他の包装紙10が待機できる別途の待機位置を作らなければならず、このような待機位置で包装紙10を再び移動させなければならない煩わしさがある。
【0131】
従って前述のとおり、包装レール部材340の移動に伴い加圧ボディ311が回転しながらキンパ20の包装が行われる過程で加圧シャフト315が移送レール316を通じて連続して供給される他の包装紙10が待機できる別途の待機位置を作る必要がなくなり、構成が単純化できる。
【0132】
このとき、加圧シャフト315の移動速度VRは、包装レール部材340の移動速度VBより小さく形成されることが望ましい。仮に加圧シャフト315の移動速度VRが包装レール部材340の移動速度VBと同一になると、包装レール部材340移動時に加圧シャフト315が回転できないためである。加圧シャフト315の移動速度VRは包装レール部材340の移動速度VBより小さく形成されると包装レール部材340の移動時に加圧シャフト315が円滑に回転しながらキンパ20の包場を設けることができ、連続して供給される他の包装紙10も定位置であらかじめ待機することができるようになる。
【0133】
前述したように、本発明によるキンパ自動包装装置は、加圧部材310を利用して包装紙10の保護面12とキンパ20を同時に加圧した状態で加圧部材310を回転させる方式で包装紙10の安着面11とカバー面13がキンパの周りを覆うように構成することにより、キンパ20が自動的に包装される過程でキンパ20と包装紙10の相互間にスリップが発生しないため、キンパ20が安定的かつ堅固に包装され包装品質が向上する。
【0134】
以上で本発明の一実施例について説明したが、本発明の写像は、本明細書に提示される実施例によって制限されず、本発明の写像を理解する当業者は、同一の事象の範囲内で、構成要素の付加、変更、削除、追加等によって他の実施例を容易に提案することができるが、これもまた本発明の思想範囲内に入るといえるだろう。
【符号の説明】
【0135】
10:包装紙 11:安着面
12:保護面 13:カバー面
13a:スリット 14:フォールディング面
15:余裕面 20:キンパ
30:包装生地 100:包装紙供給部
110:包装生地供給部材 110:ミシン目供給部材
110″:ラベル供給部材 111:包装リール
112:運搬レール 112a:第1吸着ホール
120:第1カッティング部材 130:スリッティング部材
140:第2カッティング部材 141:サイドカッター
141a:カッティング面 150:フォールディング部材
151:ベースレール 152:フォールディングガイドレール
152a:フォールディングガイド面 153:フォールディングレール
154:噴射ノズル 160:整列部材
161:第1支持プレート 161a:上向きガイド面
200:キンパ供給部 210:キンパ供給部材
211:隔壁 220:キンパ移送部材
221:移送フレーム 222:投入フレーム
300:キンパ包装部 310:加圧部材
311:加圧ボディ 312:加圧リング
313:固定プレート 314:固定ボディ
311a:挿入溝 311b:摩擦溝
311c:加圧面 312a:角
315:加圧シャフト 316:移送レール
320:包装支持部材 321:第2支持プレート
321a:貫通ホール 322:湾曲面
330:プッシング部材 340:包装レール部材
341:第2吸着ホール 400:制御部
a:離隔空間 C:切断線
L:切断長さ P1:第1位置
P2:第2位置 D:深さ
T:厚さ X:長さ方向
Y:幅方向 Z:高さ方向
r:半径方向 h:加圧ボディの高さ
△L:余裕長さ Θ:傾斜
Θp:加圧傾斜 B:ボディ傾斜
BR:ベアリング VP:加圧ボディの接線速度
VB:包装レール部材の移動速度 VR:加圧シャフトの移動速度
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21