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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024163852
(43)【公開日】2024-11-22
(54)【発明の名称】加湿器
(51)【国際特許分類】
   F24F 6/00 20060101AFI20241115BHJP
【FI】
F24F6/00 H
【審査請求】有
【請求項の数】13
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024056773
(22)【出願日】2024-03-29
(31)【優先権主張番号】202321150675.5
(32)【優先日】2023-05-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】516285032
【氏名又は名称】広東美的環境電器制造有限公司
【氏名又は名称原語表記】GD MIDEA ENVIRONMENT APPLIANCES MFG CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】No.28 East District Hesui Industrial Park,Dongfu Road,Dongfeng Zhongshan,Guangdong 528425,CHINA
(74)【代理人】
【識別番号】100141139
【弁理士】
【氏名又は名称】及川 周
(74)【代理人】
【識別番号】100205785
【弁理士】
【氏名又は名称】▲高▼橋 史生
(74)【代理人】
【識別番号】100203297
【弁理士】
【氏名又は名称】橋口 明子
(74)【代理人】
【識別番号】100175824
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 淳一
(74)【代理人】
【識別番号】100135301
【弁理士】
【氏名又は名称】梶井 良訓
(72)【発明者】
【氏名】▲鐘▼ 少▲華▼
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼ 道▲躍▼
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ 祥武
(72)【発明者】
【氏名】王 ▲陽▼▲陽▼
(72)【発明者】
【氏名】余 家洛
【テーマコード(参考)】
3L055
【Fターム(参考)】
3L055DA03
(57)【要約】
【課題】加湿器を提供する。
【解決手段】本発明の実施例は加湿器に関する。当該加湿器は、貯水室を有するベースを備え、ベースには、トリガスイッチと、貯水室内に位置するトリガ部材と、が設けられ、トリガスイッチの外側には防水保護カバーが設けられ、トリガ部材は、トリガスイッチを作動させて加湿器の動作を制御するように、貯水室内の水位が第1の所定水位まで上昇すると、防水保護カバーを押し上げ、防水保護カバーのトリガ部材との接触位置の肉厚は、防水保護カバーの他の位置の肉厚よりも薄く、これにより、加湿器の使用上の安全性及び前記トリガスイッチをトリガする感度が向上する。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
貯水室を有するベースを備える加湿器であり、
前記ベースには、トリガスイッチと、前記貯水室内に位置するトリガ部材と、が設けられ、
前記トリガスイッチの外側には、防水保護カバーが設けられ、
前記トリガ部材は、前記トリガスイッチを作動させて前記加湿器の動作を制御するように、前記貯水室内の水位が第1の所定水位まで上昇すると、前記防水保護カバーを押し上げ、
前記防水保護カバーの前記トリガ部材との接触位置の肉厚は、前記防水保護カバーの他の位置の肉厚よりも薄いことを特徴とする加湿器。
【請求項2】
前記加湿器は、加熱部材をさらに備え、
前記ベースは、前記貯水室と連通する水槽をさらに有し、
前記加熱部材は、霧を作るように前記水槽内の水を加熱し、
前記貯水室内の水位が前記第1の所定水位まで上昇すると、前記トリガスイッチが作動させられて、前記加熱部材をオンにし、前記貯水室内の水位が第2の所定水位まで低下すると、前記トリガスイッチが遮断されて、前記加熱部材をオフにし、
前記第2の所定水位は、前記第1の所定水位より低いことを特徴とする請求項1に記載の加湿器。
【請求項3】
前記トリガスイッチは、前記トリガ部材の上方に位置し、
前記防水保護カバーは、少なくとも前記トリガスイッチの前記トリガ部材に向かう側に覆設されるカバー本体を含み、前記トリガ部材は、前記トリガスイッチを作動させて前記加湿器の動作を制御するように、前記貯水室内の水位が前記第1の所定水位まで上昇すると、前記カバー本体の底壁を押し上げることを特徴とする請求項1に記載の加湿器。
【請求項4】
前記カバー本体の底壁の肉厚は、前記カバー本体の他の位置の肉厚以下であることを特徴とする請求項3に記載の加湿器。
【請求項5】
前記ベースには、前記貯水室の上方に位置し、前記トリガスイッチが取り付けられる取付部が設けられ、
前記防水保護カバーは、前記カバー本体に設けられる組立部をさらに含み、前記組立部は、前記取付部に嵌合連結され、前記組立部の肉厚は、前記カバー本体の肉厚よりも厚いことを特徴とする請求項3に記載の加湿器。
【請求項6】
前記組立部は組立溝を含み、前記取付部は凸部を有し、前記防水保護カバーが前記取付部に連結されるとき、前記凸部は前記組立溝内まで伸ばすことができ、
前記組立溝の溝壁の肉厚は、前記カバー本体の肉厚よりも厚いことを特徴とする請求項5に記載の加湿器。
【請求項7】
前記凸部と前記組立溝の間は、密封嵌合され、
及び/又は、前記カバー本体の前記トリガ部材から離間する側には、少なくとも前記トリガスイッチが進入可能であり、前記組立部が設けられる開口を有し、
及び/又は、前記組立溝は、前記カバー本体の周方向に沿って設けられた環状組立溝であり、
及び/又は、前記組立溝の溝壁は、対向して配置された2つの側溝壁を含み、2つの前記側溝壁の肉厚は前記カバー本体の肉厚よりも厚く、2つの前記側溝壁の肉厚は等しいことを特徴とする請求項6に記載の加湿器。
【請求項8】
前記取付部は、水平に配置された支持壁と、前記支持壁の外縁から前記貯水室から離れる方向に延在する当接壁と、を含み、前記組立部の外壁には、水平に配置された第1の嵌合面と、前記第1の嵌合面の縁部から前記カバー本体から離れる方向に延在する第2の嵌合面と、が形成され、
前記防水保護カバーが前記取付部に連結されるとき、前記第1の嵌合面は、前記支持壁に位置し、且つ前記支持壁に密封連結され、前記第2の嵌合面は、前記当接壁に当接されることを特徴とする請求項5~7のいずれか一項に記載の加湿器。
【請求項9】
前記トリガ部材はフロートであり、前記フロートと前記貯水室の内側壁との間に、前記フロートが上下に浮動可能な浮動間隙を有することを特徴とする請求項1~7のいずれか一項に記載の加湿器。
【請求項10】
前記貯水室と前記フロートとの間に、前記フロートをガイドするガイド構造がさらに設けられていることを特徴とする請求項9に記載の加湿器。
【請求項11】
前記ガイド構造は、前記フロートの側壁及び前記貯水室の室壁のうちの一方に設けられるガイド溝と、前記フロートの側壁及び前記貯水室の室壁のうちの他方に設けられるガイドリブと、を含み、前記フロートが上下に浮動するとき、前記ガイドリブが前記ガイド溝に沿って移動することを特徴とする請求項10に記載の加湿器。
【請求項12】
前記フロートは、浮体と、前記浮体の前記防水保護カバーに向かう側に設けられるトリガ部と、を含み、前記トリガ部は、前記トリガスイッチを作動させるように前記防水保護カバーを押し上げることを特徴とする請求項9に記載の加湿器。
【請求項13】
前記加湿器は、前記ベースに設けられている水タンクをさらに備え、
前記水タンクは、前記貯水室に連通して前記貯水室に給水し、
前記貯水室内の水位が前記第1の所定水位まで上昇すると、前記トリガスイッチが作動させられ、前記水タンクは前記貯水室への給水を停止し、前記貯水室内の水位が第2の所定水位まで低下すると、前記トリガスイッチが遮断され、前記水タンクは前記貯水室に給水し続け、
前記第2の所定水位は、前記第1の所定水位よりも低いことを特徴とする請求項1~7のいずれか一項に記載の加湿器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施例は、生活用電化製品の技術分野に関し、特に、加湿器に関する。
【背景技術】
【0002】
人々の生活の質の向上に伴い、加湿器はすでに幅広く使用されている。通常、加湿器はケースを備え、ケースには噴霧口が設けられ、ケースの内部に貯水槽が設けられ、貯水槽内の水が霧化された後、噴霧口を介して空気中に排出されることにより、空気を加湿する。
【0003】
しかし、関連技術では、加湿器が水不足の状態でも依然として動作するため、安全上の問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の技術的問題を解決するために、あるいは少なくとも部分的に上記技術的問題を解決するために、本発明の実施例は加湿器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施例による加湿器は、貯水室を有するベースを備え、前記ベースには、トリガスイッチと、前記貯水室内に位置するトリガ部材とが設けられ、前記トリガスイッチの外側には、防水保護カバーが設けられ、前記トリガ部材は、前記トリガスイッチを作動させて前記加湿器の動作を制御するように、前記貯水室内の水位が第1の所定水位まで上昇すると、前記防水保護カバーを押し上げ、前記防水保護カバーの前記トリガ部材との接触位置の肉厚は、前記防水保護カバーの他の位置の肉厚よりも薄い。
【0006】
本発明の実施例による加湿器は、ベースにトリガスイッチとトリガ部材とを設け、トリガ部材を貯水室内に位置させ、トリガスイッチの外側に防水保護カバーを設け、トリガ部材は、該トリガスイッチを作動させて加湿器の動作を制御するように、貯水室内の水位が第1の所定水位まで上昇すると、防水保護カバーを押し上げる。すなわち、水位が第1の所定水位まで上昇したときに、初めてトリガ部材が防水保護カバーを押し上げて、トリガスイッチを作動させて加湿器の動作を制御する。これにより、水位の昇降に応じて柔軟に加湿器の動作を制御し、加湿器内の水が不足しているときに加湿器が依然として動作することによる不安全な事故の発生をある程度回避して、加湿器の使用上の安全性が向上し、使用者の使用体験が良好である。同時に、防水保護カバーのトリガ部材との接触位置の肉厚が防水保護カバーの他の位置の肉厚よりも薄いので、防水保護カバーはトリガスイッチをある程度密封防水することができるとともに、トリガスイッチを作動させる感度も向上して、加湿器の使用上の安全性をさらに確保することができる。
【0007】
いくつかの実施例では、前記加湿器は、加熱部材をさらに備え、前記ベースは、前記貯水室と連通する水槽をさらに有し、前記加熱部材は、霧を作るように前記水槽内の水を加熱し、前記貯水室内の水位が前記第1の所定水位まで上昇すると、前記トリガスイッチが作動して、前記加熱部材をオンにし、前記貯水室内の水位が第2の所定水位まで低下すると、前記トリガスイッチが遮断されて、前記加熱部材をオフにし、前記第2の所定水位は、前記第1の所定水位より低い。
【0008】
いくつかの実施例では、前記トリガスイッチは、前記トリガ部材の上方に位置し、前記防水保護カバーは、少なくとも前記トリガスイッチの前記トリガ部材に向かう側に覆設されるカバー本体を含み、前記トリガ部材は、前記トリガスイッチを作動させて前記加湿器の動作を制御するように、前記貯水室内の水位が前記第1の所定水位まで上昇すると、前記カバー本体の底壁を押し上げる。
【0009】
前記カバー本体の底壁の肉厚は、前記カバー本体の他の位置の肉厚以下である。
【0010】
いくつかの実施例では、前記ベースには、前記貯水室の上方に位置し、前記トリガスイッチが取り付けられる取付部が設けられ、前記防水保護カバーは、前記カバー本体に設けられる組立部をさらに含み、前記組立部は、前記取付部に嵌合連結され、前記組立部の肉厚は、前記カバー本体の肉厚よりも厚い。
【0011】
いくつかの実施例では、前記組立部は組立溝を含み、前記取付部は凸部を有し、前記防水保護カバーが前記取付部に連結されるとき、前記凸部は前記組立溝内まで伸ばすことができ、前記組立溝の溝壁の肉厚は、前記カバー本体の肉厚よりも厚い。
【0012】
いくつかの実施例では、前記凸部と前記組立溝の間は、密封嵌合され、及び/又は、前記カバー本体の前記トリガ部材から離間する側には、少なくとも前記トリガスイッチが進入可能であり、前記組立部が設けられる開口を有し、及び/又は、前記組立溝は、前記カバー本体の周方向に沿って設けられた環状組立溝であり、及び/又は、前記組立溝の溝壁は、対向して配置された2つの側溝壁を含み、2つの前記側溝壁の肉厚は前記カバー本体の肉厚よりも厚く、2つの前記側溝壁の肉厚は等しい。
【0013】
いくつかの実施例では、前記取付部は、水平に配置された支持壁と、前記支持壁の外縁から前記貯水室から離れる方向に延在する当接壁と、を含み、前記組立部の外壁には、水平に配置された第1の嵌合面と、前記第1の嵌合面の縁部から前記カバー本体から離れる方向に延在する第2の嵌合面とが形成され、前記防水保護カバーが前記取付部に連結されるとき、前記第1の嵌合面は、前記支持壁に位置し、且つ前記支持壁に密封連結され、前記第2の嵌合面は、前記当接壁に当接される。
【0014】
いくつかの実施例では、前記トリガ部材はフロートであり、前記フロートと前記貯水室の内側壁との間に、前記フロートが上下に浮動可能な浮動間隙を有する。
【0015】
いくつかの実施例では、前記貯水室と前記フロートとの間に、前記フロートをガイドするガイド構造がさらに設けられている。
【0016】
いくつかの実施例では、前記ガイド構造は、前記フロートの側壁及び前記貯水室の室壁のうちの一方に設けられるガイド溝と、前記フロートの側壁及び前記貯水室の室壁のうちの他方に設けられるガイドリブと、を含み、前記フロートが上下に浮動するとき、前記ガイドリブが前記ガイド溝に沿って移動する。
【0017】
いくつかの実施例では、前記フロートは、浮体と、前記浮体の前記防水保護カバーに向かう側に設けられるトリガ部と、を含み、前記トリガ部は、前記トリガスイッチをトリガするように前記防水保護カバーを押し上げる。
【0018】
いくつかの実施例では、前記加湿器は、前記ベースに設けられている水タンクをさらに備え、前記水タンクは、前記貯水室に連通して前記貯水室に給水し、前記貯水室内の水位が前記第1の所定水位まで上昇すると、前記トリガスイッチがトリガされ、前記水タンクは前記貯水室への給水を停止し、前記貯水室内の水位が第2の所定水位まで低下すると、前記トリガスイッチが遮断され、前記水タンクは前記貯水室に給水し続け、前記第2の所定水位は、前記第1の所定水位よりも低い。
【図面の簡単な説明】
【0019】
ここでの図面は明細書に組み込まれるとともに本明細書の一部を構成し、本発明に適合する実施例を示すとともに、明細書と共に本発明の実施例の原理を説明するために使用される。
【0020】
本発明の実施例又は従来技術における技術的解決策をより明確に説明するために、以下、実施例又は従来技術の説明に使用される図面を簡単に紹介するが、当業者であれば、創造的な労働を行うことなく、これらの図面に基づいてほかの図面を得られることは明らかである。
図1】本発明の実施例による加湿器の組立概略図である。
図2】本発明の実施例による加湿器の構造分解図である。
図3】本発明に実施例による加湿器の部分構造分解図である。
図4】本発明の実施例による加湿器の部分構造断面図である。
図5】本発明の実施例による加湿器の部分構造拡大図である。
図6】本発明の実施例による加湿器の別の部分構造断面図である。
図7】本発明の実施例による加湿器の防水保護カバーの軸測投影図である。
図8】本発明の実施例による加湿器の防水保護カバーの正面図である。
図9図8のA-A方向の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明の実施例の上記目的、特徴及び利点をより明確に理解するために、以下、本発明の実施例の解決策をさらに説明する。なお、矛盾が生じない限り、本発明の実施例及び実施例における特徴は互いに組み合わせることができる。
【0022】
本発明の実施例を完全に理解するように、以下の説明において多くの具体的な詳細が詳述された発明が、本発明の実施例は本明細書で説明されている方法とは異なる他の方法で実施されてもよく、明細書における実施例は全ての実施例ではなく、本発明の実施例の一部にすぎないことが明らかである。
【0023】
図1図9を参照すると、本発明の実施例は加湿器を提供し、該加湿器は、貯水室32を有するベース1を備える。
【0024】
具体的に、ベース1には、トリガスイッチ4と、貯水室32内に位置するトリガ部材5と、が設けられている。ここで、トリガスイッチ4の外側には防水保護カバー6が設けられ、トリガ部材5は、該トリガスイッチ4を作動させて加湿器の動作を制御するように、貯水室32内の水位が第1の所定水位まで上昇すると、防水保護カバー6を押し上げる。
【0025】
すなわち、トリガ部材5は、貯水室32内の水位の変化に伴って昇降するように構成されており、トリガ部材5は、水中で浮力を有する部材である。
【0026】
具体的に実施する場合、トリガスイッチ4は、例えば、貯水室32の上方に配置されてもよい。トリガスイッチ4は、スイッチ弾性片を有し、貯水室32内の水位が第1の所定水位まで上昇すると、トリガ部材5はトリガスイッチ4の外側の防水保護カバー6を押し上げるように上方に移動することで、トリガスイッチ4を作動させるようにトリガスイッチ4のスイッチ弾性片を押し上げて、加湿器の動作を制御する。
【0027】
例示的に、貯水室32内の水位が低下すると、トリガ部材5は水位の低下に伴って下降可能であり、水位が第1の所定水位を下回ると、スイッチ弾性片が受けていた押し上げ力が消失し、スイッチ弾性片が復元され、トリガスイッチ4が遮断される。すなわち、水位が第1の所定水位まで上昇すると、初めてトリガ部材5が防水保護カバー6を押し上げて、トリガスイッチ4を作動させて加湿器の動作を制御する。これにより、水位の昇降に応じて柔軟に加湿器の動作を制御し、加湿器内の水が不足しているときに加湿器が依然として動作して不安全な事故が発生する事態をある程度回避して、加湿器の使用上の安全性が向上する。
【0028】
ここで、防水保護カバー6のトリガ部材5との接触位置の肉厚は、防水保護カバー6の他の位置の肉厚よりも薄い。
【0029】
このように設定することにより、防水保護カバー6はトリガスイッチ4に対してある程度の密封防水効果を果たすとともに、トリガ部材5がトリガスイッチ4を作動させる感度も向上して、加湿器の使用上の安全性をさらに確保することができる。
【0030】
本実施例による加湿器は、ベース1にトリガスイッチ4と貯水室32とを設け、トリガ部材5を貯水室32内に位置させるとともに、トリガスイッチ4の外側に防水保護カバー6を設け、トリガ部材5は、該トリガスイッチ4を作動させて加湿器の動作を制御するように、貯水室32内の水位が第1の所定水位まで上昇すると、防水保護カバー6を押し上げる。すなわち、水位が第1の所定水位まで上昇すると、初めてトリガ部材5が防水保護カバー6を押し上げて、トリガスイッチ4を作動させて加湿器の動作を制御する。これにより、水位の昇降に応じて柔軟に加湿器の動作を制御し、加湿器内に水が不足しているときに加湿器が依然として動作し不安全な事故が発生する事態をある程度回避して、加湿器の使用上の安全性が向上し、使用者の使用体験が良好である。また、防水保護カバー6のトリガ部材5との接触位置の肉厚が、防水保護カバー6の他の位置の肉厚よりも薄いので、防水保護カバー6はトリガスイッチ4に対してある程度の密封防水効果を果たすとともに、トリガスイッチ4を作動させる感度も向上して、加湿器の使用上の安全性をさらに確保することができる。
【0031】
いくつかの実施例では、図1図9を参照すると、加湿器は、加熱部材2をさらに備え、ベース1は、貯水室32に連通する水槽31をさらに有し、加熱部材2は、霧を作るように水槽31内の水を加熱する。ここで、加熱部材2は、例えば、水槽31の底壁に設けることができる。
【0032】
具体的に、貯水室32内の水位が第1の所定水位まで上昇すると、トリガスイッチ4が作動させられて、加熱部材2をオンにし、貯水室32内の水位が第2の所定水位まで低下すると、トリガスイッチ4が遮断されて、加熱部材2をオフにする。ここで、第2の所定水位は、第1の所定水位よりも低い。
【0033】
すなわち、貯水室32内の水位が第1の所定水位まで上昇すると、トリガ部材5がトリガスイッチ4の外側の防水保護カバー6を押し上げることにより、トリガスイッチ4を作動させるように該トリガスイッチ4のスイッチ弾性片を押し上げて、加熱部材2が通電され、加熱部材2は、霧を作るように水槽31内の水を加熱する。貯水室32内の水位が第2の所定水位まで低下すると、トリガスイッチ4のスイッチ弾性片が受けていた押し上げ力が消失して、スイッチ弾性片が復元され、この時、加熱部材2の導通が切断され、加熱部材2の動作が停止する。これにより、水不足による空焚きなどの事態の発生を回避して、加湿器の使用上の安全性が向上する。
【0034】
例示的に、貯水室32内の水位と水槽31内の水位とが平衡し、且つ貯水室32内の水位が第1の所定水位以上に達すると、トリガ部材5がトリガスイッチ4のスイッチ弾性片を押し上げることで、トリガスイッチ4を作動させて加熱部材2が通電され、加熱部材2が水槽31内の水を加熱する。貯水室32内の水位が第2の所定水位以下に低下すると、トリガ部材5がトリガスイッチ4のスイッチ弾性片から離間して、加熱部材2とトリガスイッチ4との通電が切断され、加熱部材2の動作が停止する。
【0035】
いくつかの実施形態では、加湿器は、水槽に覆設される噴霧ユニットをさらに備える。加湿器の動作時、加熱部材2は水槽31内の水を加熱して霧を作り、霧が噴霧ユニット9を介して排出することで、空気を加湿する。
【0036】
いくつかの実施例では、図1図6を参照すると、トリガスイッチ4はトリガ部材5の上方に位置し、トリガスイッチ4の電気要素への水の進入をある程度効果的に防止して、水蒸気がトリガスイッチ4に進入して使用寿命に影響を及ぼす現象の発生を低減することができる。
【0037】
いくつかの実施例では、防水保護カバー6は、トリガスイッチ4のトリガ部材5に向かう側に少なくとも覆設されるカバー本体61を含み、トリガ部材5は、該トリガスイッチ4を作動させて加湿器の動作を制御するように、貯水室32内の水位が第1の所定水位まで上昇すると、カバー本体61の底壁を押し上げる。
【0038】
具体的に、カバー本体61の底壁の肉厚は、カバー本体61の他の位置の肉厚以下である。例示的に、図5及び図9を参照し、カバー本体61は、底壁と、底壁の縁部から周方向上方に延在する側壁と、を含み、底壁と側壁との肉厚は等しい。カバー本体61の底壁がトリガ部材5により押し上げられると、カバー本体61の側壁にもある程度の変形が生じ、これにより、トリガスイッチが作動させられる。
【0039】
図5及び図9を参照すると、カバー本体61の底壁の肉厚T1は、トリガ部材5からトリガスイッチ4への方向(図5及び図9におけるZ方向を参照)におけるカバー本体61の底壁の寸法である。
【0040】
ここで、防水保護カバー6は、例えば、シリコンカバーであってもよい。シリコンカバーは、柔らかくて密封性が良好であるため、トリガスイッチ4の密封性を確保することができる。また、トリガ部材5が上昇してシリコンカバーに接触すると、柔らかいシリコンカバーは同期変形してトリガスイッチ4に接触することができ、トリガの感度が確保される。
【0041】
カバー本体61の底壁は、トリガ部材5とトリガスイッチ4のスイッチ弾性片との間に位置し、具体的に使用する場合、貯水室32内の水位が上昇すると、トリガ部材5が上方に移動してカバー本体61の底壁を押し上げ、これによりトリガスイッチ4を作動させるようにトリガスイッチ4のスイッチ弾性片を押し上げて、加熱部材2が通電される。
【0042】
カバー本体61の底壁の肉厚が薄いため、カバー本体61は、トリガスイッチ4の密封防水を実現するとともに、トリガスイッチ4に対するトリガ部材5のトリガ及び切断の感度も高くすることにより、加熱部材2の導通及び切断の応答を適時かつ敏感にすることができ、加湿器の使用上の安全性を向上させることができる。
【0043】
いくつかの実施例では、図1図6を参照すると、ベース1には、貯水室32の上方に位置し、トリガスイッチ4が取り付けられる取付部11が設けられている。また、図3図6を参照すると、取付部11は、例えば、スイッチベース112、スイッチブラケット71を含んでもよい。ここで、スイッチベース112の貯水室32に向かう面に逃げ口を有し、トリガスイッチ4は、スイッチブラケット71を介してスイッチベース112内に連結され、防水保護カバー6は、トリガスイッチ4の外側に嵌設され、且つ、逃げ口を貫通するとともにスイッチベース112における逃げ口に密封配置される。なお、スイッチベース112の上部には蓋板111が密封して被せられることで、トリガスイッチ4が比較的密閉された空間内に配置され、トリガスイッチ4をある程度防水保護することができる。
【0044】
図3を参照すると、スイッチブラケット71は、例えば、対向して配置されるとともに着脱可能に連結され、トリガスイッチ4を組み立てるための空間をともに画定する2つのサブフレームを含んでもよい。具体的に、サブフレームの一方に挿入ロッドが設けられ、トリガスイッチ4には挿入ロッドが挿入可能な挿入孔が設けられている。まず、トリガスイッチ4を挿入ロッドと挿入孔との嵌合によりサブフレームの一方に事前に組み立てた後、2つのサブフレームを連結するこれにより、スイッチブラケット71とトリガスイッチ4とを組み立てることができる。次に、防水保護カバー6をスイッチブラケット71及びトリガスイッチ4の外側に嵌設する。
【0045】
いくつかの実施例において、図4図9を参照すると、防水保護カバー6は、カバー本体61に設けられ、取付部11に嵌合連結される組立部64をさらに含み、組立部64の肉厚はカバー本体61の肉厚よりも厚い。すなわち、カバー本体61を介してトリガ部材5との嵌合を実現することで、前記トリガスイッチ4を作動させ、組立部64と取付部11との嵌合により、防水保護カバー6の組み立てを実現する。同時に、組立部64の肉厚をカバー本体61の肉厚よりも厚くすることで、防水保護カバー6と取付部11との連結位置の強度をある程度高めることができ、組立時、防水保護カバー6が押圧により破損する事態の発生を防止して、防水保護カバー6を効果的に保護するとともに、トリガスイッチ4に対する防水保護カバー6の保護効果を高めることができる。
【0046】
ここで、組立部64は、例えば、カバー本体61と一体成形して、防水保護カバー6全体の全体構造強度を高めることができる。
【0047】
いくつかの実施例では、図4図9を参照すると、組立部64は組立溝63を含み、取付部11は凸部711を有し、防水保護カバー6を取付部11に連結するとき、凸部711を組立溝63内に突出させることができて、組立が容易であり、連結が確実かつ安定である。ここで、凸部711は、例えば、スイッチブラケット71の外壁に設けられてもよい。
【0048】
いくつかの実施例では、凸部711は組立溝63に密封嵌合し、これにより、トリガスイッチ4に対する防水保護カバー6の防水密封機能がさらに向上して、加湿器の使用寿命を延ばすのに役立つ。トリガスイッチ4に対する防水保護カバー6の密封機能をさらに向上させることができる。
【0049】
いくつかの実施例では、図3図9を参照すると、カバー本体61のトリガ部材5から離れた側に、少なくともトリガスイッチ4が進入可能であり、組立部64が設けられる開口62を有し、これにより、組立が容易になり、ある程度の防水効果を果たすことができる。
【0050】
いくつかの実施例では、図7図9を参照し、組立溝63は、カバー本体61の周方向に沿って設けられた環状組立溝である。これにより、組立時に受ける力の均一性が向上して、組立が容易になる。また、スイッチブラケット71と防水保護カバー6との接触連結面積が増大して、スイッチブラケット71と防水保護カバー6との結合強度が向上する。
【0051】
具体的に、組立溝63の溝壁の肉厚がカバー本体61の肉厚よりも厚いことにより、組立部64と取付部11との連結位置の強度が向上して、防水保護カバー6が組立時押圧により破損される事態の発生を回避し、防水保護カバー6を効果的に保護するとともに、トリガスイッチ4に対する防水保護カバー6の保護効果を向上させることができる。
【0052】
いくつかの実施例では、図7図9を参照すると、組立溝63の溝壁は、対向して配置された2つの側溝壁631を含み、2つの側溝壁631の肉厚T2はカバー本体61の肉厚よりも厚い。これにより、組立部64とスイッチブラケット71との連結嵌合強度が向上して、構造的安定性を向上させるとともに、組立時、防水保護カバー6が押圧により破損される事態を回避することができる。
【0053】
なお、図5及び図9を参照すると、側溝壁631の肉厚T2は、トリガ部材5からトリガスイッチ4への方向(図5及び図9におけるZ方向を参照)における側溝壁631の寸法である。
【0054】
2つの側溝壁631の肉厚T2がカバー本体61の肉厚T1よりも厚いことにより、トリガの感度を確保するとともに、組立時、組立部が押圧により破損される事態をさらに回避することができる。
【0055】
具体的には、2つの側溝壁の肉厚は等しく、これにより、防水保護カバー6が組立時に受ける力が均一になり、破損しにくく、且つスイッチブラケット71との連結嵌合効果がより良好になり、全体の安定性が向上する。
【0056】
いくつかの実施例では、図4図9を参照すると、取付部11は、水平に配置された支持壁113と、支持壁113の外縁から貯水室32から離れる方向に延在する当接壁114と、を含む。ここで、組立部64の外壁には、水平に配置された第1の嵌合面641と、第1の嵌合面641の縁部からカバー本体61から離れる方向に延在する第2の嵌合面642と、が形成されている。具体的に、防水保護カバー6が取付部11に連結されるとき、第1の嵌合面641は、支持壁113に位置し、且つ支持壁113に密封連結され、第2の嵌合面642は、当接壁114に当接する。
【0057】
すなわち、防水保護カバー6が取付部11に連結されるとき、防水保護カバー6の第1の嵌合面641が取付部11の支持壁113に重ね継ぎして接合され、取付部11の当接壁114が防水保護カバー6の第2の嵌合面642に接合されることで、防水保護カバー6と取付部11との嵌合連結位置の密封機能をさらに向上させ、トリガスイッチ4に対する防水保護カバー6の保護効果をさらに向上させることができる。
【0058】
いくつかの実施例では、図4を参照すると、トリガ部材5はフロートであり、フロートと貯水室32の内側壁との間には、フロートが上下に浮動可能な浮動間隙Lを有する。すなわち、貯水室32内に位置するフロートと貯水室32の室壁は間隙嵌めし、フロートが昇降中に引っかかることをある程度回避することができ、貯水室32内の水位の変化に伴うフロートのスムーズな昇降が確保されて、トリガスイッチ4に対する制御の適時性と感度をさらに向上させることができる。
【0059】
図4を参照すると、浮動間隙Lは、具体的に0.5mm~1.5mmの間に設定することができる。
【0060】
いくつかの実施例では、貯水室32とフロートとの間に、フロートをガイドするためのガイド構造がさらに設けられている。
【0061】
ガイド構造を設けることにより、フロートの水槽31内におけるZ方向の移動にガイド効果があり、防水保護カバー6に近接したり離間したりするフロートの移動に傾きが発生することを防止するだけでなく、フロートの引っ掛けの事態の発生を防止することができる。これにより、フロートが防水保護カバー6を効果的に押し上げて、トリガスイッチ4を正確にトリガすることで、トリガ制御の感度を向上させ、使用上の安全性を向上させることができる。
【0062】
いくつかの実施例では、図3及び図6を参照し、ガイド構造は、フロートの側壁に設けられたガイド溝81と、貯水室32の室壁に設けられたガイドリブ82と、を含み、ガイドリブ82は、フロートが上下に浮動するときに、ガイド溝81に沿って移動する。
【0063】
ガイド構造を互いに嵌合するガイド溝とガイドリブに構成することにより、構造が簡単であり、製造が容易となる。同時に、ガイド効果がよく、トリガスイッチ4をトリガするフロートの精度を向上させることができる。
【0064】
別のいくつかの実施形態では、ガイド構造は、フロートの側壁に設けられたガイドリブと、貯水室32の室壁に設けられたガイド溝と、を含んでもよい。
【0065】
いくつかの実施例では、図3及び図6を参照し、貯水室32内にはブラケット72が設けられ、ブラケット72及び貯水室32の室壁の一部が昇降室を形成する。ブラケット72には導水孔73が設けられ、貯水室32内の水は導水孔73を介して昇降室内に進入することができ、フロートは昇降室内に取り付けられ、ブラケット72に対して昇降することができる。具体的に実施する場合、ガイドリブ82は、例えば、ブラケット72のフロートに向かう面に設けることができる。
【0066】
いくつかの実施例では、図3図6を参照すると、フロートは、浮体51と、浮体51の防水保護カバー6に向かう側に設けられたトリガ部52と、を含み、トリガ部52は、トリガスイッチ4をトリガするように防水保護カバー6を押し上げる。
【0067】
ここで、トリガ部52は、例えば、防水保護カバー6を押し上げるための凸部であってもよく、押し上げが容易となり、押し上げ効果が高い。
【0068】
いくつかの実施形態では、フロートのトリガ部52から離れる面に付着防止突起が設けられ、付着防止突起により、フロートは貯水室32内の水の張力にある程度抗することができる。これにより、フロートが貯水室32の内底壁に付着して浮上不能となる事態の発生を防止することができる。
【0069】
ここで、付着防止突起は、間隔をおいて配置された複数の小突起で構成されてもよい。
【0070】
いくつかの実施例では、図1及び図2を参照すると、加湿器は、ベース1に設けられ、貯水室32と連通するとともに貯水室32内に給水する水タンク33をさらに備える。加湿器が前記噴霧ユニット9を備える場合、噴霧ユニット9は具体的には水タンク33の一側に位置する。
【0071】
水槽31は、貯水室32を介して水タンク33に連通することで、水タンク33内の水を貯水室32を介して水槽31内に流すことができる。具体的な使用において、加熱部材2が水槽31内の水を加熱して霧を作り、霧が噴霧ユニット9を介して排出することで、空気を加湿する。
【0072】
具体的に、貯水室32内の水位が第1の所定水位まで上昇すると、トリガスイッチ4が作動させられ、水タンク33は貯水室32への給水を停止する。貯水室32内の水位が第2の所定水位まで低下すると、トリガスイッチ4が遮断され、水タンク33は貯水室32に給水し続ける。ここで、第2の所定水位は、第1の所定水位よりも低い。
【0073】
貯水室32内の水位の変化に応じて、水不足時の自動給水を実現することにより、加湿器の正常な動作が確保されるとともに、加湿器の使用上の安全性及び感度が向上し、使用者の使用体験が向上する。
【0074】
例示的に、水位が第1の所定水位以上に達すると、フロートはトリガスイッチ4のスイッチ弾性片の弾性力に抗しながら、防水保護カバー6を押し上げることにより、スイッチ弾性片を押し上げて、トリガスイッチ4の導通をトリガし、トリガスイッチ4は、加熱部材2が水槽31内の水を加熱して霧を作るように制御し、霧が噴霧ユニット9を介して排出して空気を加湿する。水位が第2の所定水位以下に低下する、すなわち、貯水室32内の水位が低くなったり、水不足になったりする場合、トリガスイッチ4のスイッチ弾性片が受けていた押し上げ力が消失し、スイッチ弾性片が復元されて、トリガスイッチ4が遮断され、水タンク33は貯水室32内へ給水し続ける。例えば、水位の上昇に伴って、水位が第1の所定水位まで上昇すると、トリガスイッチ4がトリガされる。これにより、加湿器の使用上の安全性が向上し、使用者の使用体験が向上する。
【0075】
本明細書では、「第1」及び「第2」などの関係用語は、ただ1つのエンティティ又は操作を別のエンティティ又は操作から区別するために使用され、必ずしもこれらのエンティティ又は操作の間にそのような実際の関係又は順序が存在することを要求又は暗示するものではないことを理解されたい。また、「備える」及び「含む」という用語並びにそれらの任意の変形は非排他的な包含を意図しており、一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は機器がそれらの要素だけでなく、明確に列挙されていないほかの要素も含み、又は、それらのプロセス、方法、物品又は機器に固有の要素も含む。さらなる制限がない限り、「…を含む」という語句によって限定される要素は、前記要素を含むプロセス、方法、物品又は機器にほかの同一要素の存在を排除するものではない。
【0076】
以上はただ本発明の実施例の具体的な実施形態であり、当業者が本発明の実施例を理解し、実施できるようにするためのものにすぎない。これらの実施例の様々な修正は当業者にとって自明であり、本明細書で定義された一般的な原理は本発明の実施例の思想又は範囲から逸脱することなく、他の実施例で実施することができる。したがって、本発明の保護範囲は明細書に記載されているこれらの実施例に限定されるものではなく、発明の実施例の原理及び新規な特徴に一致する最も広い範囲に従うべきである。
【符号の説明】
【0077】
1 ベース
11 取付部
111 蓋板
112 スイッチベース
113 支持壁
114 当接壁
2 加熱部材
31 水槽
32 貯水室
33 水タンク
4 トリガスイッチ
5 トリガ部材
51 浮体
52 トリガ部
6 防水保護カバー
61 カバー本体
62 開口
63 組立溝
631 側溝壁
64 組立部
641 第1の嵌合面
642 第2の嵌合面
71 スイッチブラケット
711 凸部
72 ブラケット
73 導水孔
81 ガイド溝
82 ガイドリブ
9 噴霧ユニット
91 噴霧口
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【外国語明細書】