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特開2024-163894インスタントメッセージングアプリケーションにおけるトークルーム検索サービス提供方法、プログラム、ユーザ端末、及びアルバムをまとめて見る方法
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  • 特開-インスタントメッセージングアプリケーションにおけるトークルーム検索サービス提供方法、プログラム、ユーザ端末、及びアルバムをまとめて見る方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024163894
(43)【公開日】2024-11-22
(54)【発明の名称】インスタントメッセージングアプリケーションにおけるトークルーム検索サービス提供方法、プログラム、ユーザ端末、及びアルバムをまとめて見る方法
(51)【国際特許分類】
   H04L 51/52 20220101AFI20241115BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20241115BHJP
【FI】
H04L51/52
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024077313
(22)【出願日】2024-05-10
(31)【優先権主張番号】10-2023-0061543
(32)【優先日】2023-05-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.QRコード
(71)【出願人】
【識別番号】516014409
【氏名又は名称】ライン プラス コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】LINE Plus Corporation
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100229448
【弁理士】
【氏名又は名称】中槇 利明
(72)【発明者】
【氏名】キム,ソジョン
(72)【発明者】
【氏名】ファン,ソクジュ
【テーマコード(参考)】
5L050
【Fターム(参考)】
5L050CC12
(57)【要約】
【課題】インスタントメッセージングアプリケーションにおけるトークルーム検索サービス提供方法を提供する。
【解決手段】当該方法は、ユーザから検索キーワードを受信するステップと、検索キーワードと関連した複数のトークルームを含むトークルームリストを獲得するステップと、複数のトークルームの各々に対するユーザ活動に基づいて、トークルームリスト内の複数のトークルームを並べ替え、検索キーワードと関連した検索結果として表示するステップと、を含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも一つのプロセッサにより遂行される、インスタントメッセージングアプリケーションにおけるトークルーム検索サービス提供方法であって、
ユーザから検索キーワードを受信するステップと、
前記検索キーワードと関連した複数のトークルームが含まれたトークルームリストを獲得するステップと、
前記複数のトークルームの各々に対するユーザ活動に基づいて、前記トークルームリスト内の前記複数のトークルームを並べ替え、前記検索キーワードと関連した検索結果として表示するステップと、を含む、トークルーム検索サービス提供方法。
【請求項2】
前記表示するステップは、
前記複数のトークルームの各々に対するユーザ活動と関連した情報を獲得するステップと、
前記ユーザ活動と関連した情報に基づいて、前記複数のトークルームの各々の順番を決定するステップと、
前記決定された順番により、前記トークルームリスト内の前記複数のトークルームを並べ替えて表示するステップと、を含む、請求項1に記載のトークルーム検索サービス提供方法。
【請求項3】
前記ユーザ活動と関連した情報は、トークルームの上部ピン留めの可否を含み、
前記複数のトークルームの各々の順番を決定するステップは、
前記上部ピン留めの可否に基づいて、前記複数のトークルームの各々に第1の類型のスコアを付与するステップと、
前記第1の類型のスコアに基づいて、前記複数のトークルームの各々の順番を決定するステップと、を含む、請求項2に記載のトークルーム検索サービス提供方法。
【請求項4】
前記ユーザ活動と関連した情報は、トークルームの上部ピン留めの可否、及びトークルームにアクセスした回数を含み、
前記複数のトークルームの各々の順番を決定するステップは、
前記上部ピン留めの可否に基づいて、前記複数のトークルームの各々に第1の類型のスコアを付与するステップと、
前記トークルームにアクセスした回数に基づいて、前記複数のトークルームの各々に第2の類型のスコアを付与するステップと、
前記第1の類型のスコア、前記第1の類型のスコアと関連した第1の加重値、前記第2の類型のスコア、及び前記第2の類型のスコアと関連した第2の加重値に基づいて、前記複数のトークルームの各々の順番を決定するステップと、を含み、
前記第2の加重値は、前記第1の加重値よりも低い、請求項2に記載のトークルーム検索サービス提供方法。
【請求項5】
前記ユーザ活動と関連した情報は、トークルームの上部ピン留めの可否、及びトークルームにおけるリアクション回数を含み、
前記複数のトークルームの各々の順番を決定するステップは、
前記上部ピン留めの可否に基づいて、前記複数のトークルームの各々に第1の類型のスコアを付与するステップと、
前記トークルームにおけるリアクション回数に基づいて、前記複数のトークルームの各々に第3の類型のスコアを付与するステップと、
前記第1の類型のスコア、前記第1の類型のスコアと関連した第1の加重値、前記第3の類型のスコア、及び前記第3の類型のスコアと関連した第3の加重値に基づいて、前記複数のトークルームの各々の順番を決定するステップと、を含み、
前記第3の加重値は、前記第1の加重値よりも低い、請求項2に記載のトークルーム検索サービス提供方法。
【請求項6】
前記ユーザ活動と関連した情報は、トークルームの上部ピン留めの可否、及びトークルームにおけるメッセージ送受信平均速度を含み、
前記複数のトークルームの各々の順番を決定するステップは、
前記上部ピン留めの可否に基づいて、前記複数のトークルームの各々に第1の類型のスコアを付与するステップと、
前記トークルームにおけるメッセージ送受信平均速度に基づいて、前記複数のトークルームの各々に第4の類型のスコアを付与するステップと、
前記第1の類型のスコア、前記第1の類型のスコアと関連した第1の加重値、前記第4の類型のスコア、及び前記第4の類型のスコアと関連した第4の加重値に基づいて、前記複数のトークルームの各々の順番を決定するステップと、を含み、
前記第4の加重値は、前記第1の加重値よりも低い、請求項2に記載のトークルーム検索サービス提供方法。
【請求項7】
前記ユーザ活動と関連した情報は、トークルームの上部ピン留めの可否、及びトークルームにおける前記検索キーワードとのマッチングスコアを含み、
前記複数のトークルームの各々の順番を決定するステップは、
前記上部ピン留めの可否に基づいて、前記複数のトークルームの各々に第1の類型のスコアを付与するステップと、
前記トークルームにおける前記検索キーワードとのマッチングスコアに基づいて、前記複数のトークルームの各々に第5の類型のスコアを付与するステップと、
前記第1の類型のスコア、前記第1の類型のスコアと関連した第1の加重値、前記第5の類型のスコア、及び前記第5の類型のスコアと関連した第5の加重値に基づいて、前記複数のトークルームの各々の順番を決定するステップと、を含み、
前記第5の加重値は、前記第1の加重値よりも低い、請求項2に記載のトークルーム検索サービス提供方法。
【請求項8】
前記ユーザ活動と関連した情報は、トークルームの上部ピン留めの可否、及びトークルームにおける直近のトーク時刻を含み、
前記複数のトークルームの各々の順番を決定するステップは、
前記上部ピン留めの可否に基づいて、前記複数のトークルームの各々に第1の類型のスコアを付与するステップと、
前記トークルームにおける直近のトーク時刻に基づいて、前記複数のトークルームの各々に第6の類型のスコアを付与するステップと、
前記第1の類型のスコア、前記第1の類型のスコアと関連した第1の加重値、前記第6の類型のスコア、及び前記第6の類型のスコアと関連した第6の加重値に基づいて、前記複数のトークルームの各々の順番を決定するステップと、を含み、
前記第6の加重値は、前記第1の加重値よりも低い、請求項2に記載のトークルーム検索サービス提供方法。
【請求項9】
前記複数のトークルームの各々と関連したリアクション回数を、前記並べ替えられた複数のトークルームと共に表示するステップをさらに含む、請求項1に記載のトークルーム検索サービス提供方法。
【請求項10】
前記トークルームにおけるリアクション回数は、既定の期間の間に、トークルームにおいて前記ユーザがリアクションした回数である、請求項5に記載のトークルーム検索サービス提供方法。
【請求項11】
前記トークルームにおけるリアクション回数は、既定の期間の間に、前記トークルームに含まれた全てのユーザがリアクションした回数である、請求項5に記載のトークルーム検索サービス提供方法。
【請求項12】
前記トークルームのメッセージ送受信平均速度は、既定の期間の間に、当該トークルームに含まれた全てのユーザのメッセージ送受信平均速度である、請求項6に記載のトークルーム検索サービス提供方法。
【請求項13】
前記複数のトークルームを並べ替えるとき、前記ユーザにより上部にピン留めされるトークルームを、優先的に検索結果として並べ替える、請求項1に記載のトークルーム検索サービス提供方法。
【請求項14】
前記複数のトークルームを並べ替えるとき、前記ユーザがアクセスした回数が多いトークルームを、優先的に検索結果として並べ替える、請求項1に記載のトークルーム検索サービス提供方法。
【請求項15】
前記検索キーワードは、前記インスタントメッセージングアプリケーションと関連した特定のトークルーム、メッセージ又は友だち関係のユーザの少なくとも一つを検索するためのキーワードである、請求項1に記載のトークルーム検索サービス提供方法。
【請求項16】
請求項1乃至15のいずれか一項に記載の方法をコンピュータで実行させるプログラム。
【請求項17】
ユーザ端末であって、
通信モジュールと、
メモリと、
前記メモリと連結され、当該メモリに含まれたコンピュータ読み取り可能な少なくとも一つのプログラムを実行するように構成される少なくとも一つのプロセッサと、を含み、
前記少なくとも一つのプログラムは、
ユーザから検索キーワードを受信し、
前記検索キーワードと関連した複数のトークルームが含まれたトークルームリストを獲得し、
前記複数のトークルームの各々に対するユーザ活動に基づいて、前記トークルームリスト内の前記複数のトークルームを並べ替え、前記検索キーワードと関連した検索結果として表示するための命令を含む、ユーザ端末。
【請求項18】
少なくとも一つのプロセッサにより遂行される、インスタントメッセージングアプリケーションにおけるアルバムをまとめて見る方法であって、
前記インスタントメッセージングアプリケーションにおいて、複数のアルバムが含まれたアルバムリストを確認するためのユーザ入力を受信するステップと、
前記複数のアルバムと関連した複数のトークルームを見つけるステップと、
前記複数のトークルームの各々に対するユーザ活動と関連した情報を獲得するステップと、
前記ユーザ活動と関連した情報に基づいて、前記複数のトークルームの各々の順番を決定するステップと、
前記決定された複数のトークルームの順番により、前記アルバムリスト内の前記複数のアルバムを並べ替えて表示するステップと、を含む、インスタントメッセージングアプリケーションにおけるアルバムをまとめて見る方法。
【請求項19】
前記ユーザ活動と関連した情報は、トークルームの上部ピン留めの可否を含み、
前記複数のトークルームの各々の順番を決定するステップは、
前記上部ピン留めの可否に基づいて、前記複数のトークルームの各々に第1の類型のスコアを付与するステップと、
前記第1の類型のスコアに基づいて、前記複数のトークルームの各々の順番を決定するステップと、を含む、請求項18に記載のインスタントメッセージングアプリケーションにおけるアルバムをまとめて見る方法。
【請求項20】
前記ユーザ活動と関連した情報は、トークルームの上部ピン留めの可否、及びトークルームにアクセスした回数を含み、
前記複数のトークルームの各々の順番を決定するステップは、
上部ピン留めの可否に基づいて、前記複数のトークルームの各々に第1の類型のスコアを付与するステップと、
前記トークルームにアクセスした回数に基づいて、前記複数のトークルームの各々に第2の類型のスコアを付与するステップと、
前記第1の類型のスコア、前記第1の類型のスコアと関連した第1の加重値、前記第2の類型のスコア、及び前記第2の類型のスコアと関連した第2の加重値に基づいて、前記複数のトークルームの各々の順番を決定するステップと、を含み、
前記第2の加重値は、前記第1の加重値よりも低い、請求項18に記載のインスタントメッセージングアプリケーションにおけるアルバムをまとめて見る方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、インスタントメッセージングアプリケーションにおけるトークルーム検索サービス提供方法等に関し、具体的には、インスタントメッセージングアプリケーションにおいて、ユーザが検索したキーワードと関連した複数のトークルームの各々に対するユーザ活動に基づいて、複数のトークルームを並べ替え、検索結果として表示する方法等に関する。
【背景技術】
【0002】
スマートフォンなどのようなモバイル機器の普及及びインターネットの発展により、モバイル機器を介したインスタントメッセージングアプリケーションが広く使用されている。モバイル機器を介してインスタントメッセージングアプリケーションを使用するユーザは、他のユーザとの間でトークルームを介して様々なメッセージ及びコンテンツをやりとりできる。
【0003】
インスタントメッセージングアプリケーションにおいて、ユーザは、複数のトークルームに参加して他のユーザとメッセージ等をやりとりできる。そのために、ユーザは、インスタントメッセージングアプリケーションにおけるID又はQRコードを他のユーザと交換することにより、他のユーザと互いに友だち登録を行うことができる。このとき、相手が設定した名前により友だち登録が行われるため、ユーザが相手とのトークルームを検索するためには、相手が設定した名前を覚えていなければならないという問題がある。そこで、相手とのトークルームを検索する際には、相手が設定した名前よりは、相手とのトークメッセージを検索する場合が多い。
【0004】
また、インスタントメッセージングアプリケーションにおいて、検索キーワードを用いて、検索キーワードと関連したメッセージを検索する場合、直近のトーク時刻順に少なくとも一つのトークルームを検索結果として並べ替えることができる。しかしながら、直近のトーク時刻順に検索結果を並べ替える場合、直近に行われた、例えば、一回限りのトークや広告等と関連した検索結果が優先的に並べ替えられる恐れがある。これにより、ユーザは、例えば、だいぶ前に行われた親友との予定のように、古いメッセージや重要なメッセージを検索する際に、煩わしさを感じる場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】韓国公開特許公報第10-2021-0121417号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本開示は、前記のような問題を解決するためのインスタントメッセージングアプリケーションにおけるトークルーム検索サービス提供方法及び装置(システム)を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は、方法、装置(システム)、読み取り可能な記録媒体に保存されたコンピュータプログラム、又はプログラムを含む多様な方式により実現することができる。
【0008】
本開示の一実施形態によれば、インスタントメッセージングアプリケーションにおけるトークルーム検索サービス提供方法は、ユーザから検索キーワードを受信するステップと、検索キーワードと関連した複数のトークルームが含まれたトークルームリストを獲得するステップと、複数のトークルームの各々に対するユーザ活動に基づいて、トークルームリスト内の複数のトークルームを並べ替え、検索キーワードと関連した検索結果として表示するステップとを含むことができる。
【0009】
本開示の一実施形態に係る方法をコンピュータで実行させるために、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に保存されたプログラムを提供することができる。また、本開示の一実施形態に係る方法をコンピュータで実行させるプログラムを提供することができる。
【0010】
本開示の一実施形態によれば、ユーザ端末が提供される。係るユーザ端末は、通信モジュールと、メモリと、メモリと接続され、当該メモリに含まれたコンピュータ読み取り可能な少なくとも一つのプログラムを実行するように構成される少なくとも一つのプロセッサとを含み、少なくとも一つのプログラムは、ユーザから検索キーワードを受信し、検索キーワードと関連した複数のトークルームが含まれたトークルームリストを獲得し、複数のトークルームの各々に対するユーザ活動に基づいて、トークルームリスト内の複数のトークルームを並べ替え、検索キーワードと関連した検索結果として表示するための命令を含むことができる。
【0011】
本開示の一実施形態によれば、インスタントメッセージングアプリケーションにおけるアルバムをまとめて見る方法は、インスタントメッセージングアプリケーションにおいて、複数のアルバムが含まれたアルバムリストを確認するためのユーザ入力を受信するステップと、複数のアルバムと関連した複数のトークルームを見つけるステップと、複数のトークルームの各々に対するユーザ活動と関連した情報を獲得するステップと、ユーザ活動と関連した情報に基づいて、複数のトークルームの各々の順番を決定するステップと、決定された複数のトークルームの順番により、アルバムリスト内の複数のアルバムを並べ替えて表示するステップと、を含むことができる。
【発明の効果】
【0012】
本開示の多様な実施形態によれば、ユーザは、トークルームにおけるユーザ活動に基づいて並べ替えられたトークルームを、検索結果として便利に確認することができる。また、ユーザは、よくアクセスするトークルーム、又は、トークルームリストの上部にピン留めされているトークルーム等を、検索結果から優先的に確認することができる。これにより、ユーザに有用なトークルーム検索結果を提供することができる。
【0013】
本開示の多様な実施形態によれば、ユーザが入力した検索キーワードと関連した複数のトークルームのうち、ユーザがよくアクセスするトークルーム、又は、お気に入りのトークルーム等を、検索結果から優先的に上部に並べ替えることができる。これにより、ユーザが探したい、検索キーワードと関連したトークルームをより容易に見つけることができる。
【0014】
本開示の多様な実施形態によれば、トークルームリストと共に、各トークルームと関連したリアクション情報が検索結果に表示されることで、ユーザは、自分や他のユーザのリアクションが多いトークルームを容易に見つけることができる。
【0015】
本開示の多様な実施形態によれば、インスタントメッセージングアプリケーションにおけるアルバムをまとめて見る際に、よくアクセスするトークルーム、又は、お気に入りのトークルーム等と関連したアルバムを、優先的に上部に並べ替えることができる。これにより、ユーザが探したいアルバムをより容易に見つけることができる。
【0016】
本開示の効果は、これに制限されず、言及しない他の効果等についても、特許請求の範囲の記載から、本開示が属する技術分野における通常の知識を有した者(以下、「当業者」という)には明確に理解されるものがある。
【図面の簡単な説明】
【0017】
本開示の実施形態等に関しては、以下の添付図面に基づいて説明される。ここで、類似した参照符号は類似した要素を示すが、これに限定されるものではない。
図1】本開示の一実施形態に係るインスタントメッセージングアプリケーションにおいてトークルームを検索する例を示す図である。
図2】本開示の一実施形態に係るインスタントメッセージングアプリケーションにおけるトークルーム検索サービスを提供するために、情報処理システムが複数のユーザ端末と通信可能であるように接続された構成を示す概要図である。
図3】本開示の一実施形態に係るユーザ端末及び情報処理システムの内部構成を示すブロック図である。
図4】本開示の一実施形態に係るユーザ活動と関連した情報の例を示す図である。
図5】本開示の一実施形態に係るトークルームの並べ替え方法の例を示す図である。
図6】本開示の一実施形態に係る検索キーワードと関連したトークルームリスト内の複数のトークルームを並べ替え、ディスプレイ上に出力する例を示す図である。
図7】本開示の一実施形態に係る検索キーワードと関連したトークルームリスト内の複数のトークルームを並べ替え、各トークルームと関連したリアクション情報と共にディスプレイ上に出力する例を示す図である。
図8】本開示の一実施形態に係るアルバムをまとめて見る方法の例を示す図である。
図9】本開示の一実施形態に係る方法の例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0018】
<発明の概要>
本開示の一実施形態によれば、表示するステップは、複数のトークルームの各々に対するユーザ活動と関連した情報を獲得するステップと、ユーザ活動と関連した情報に基づいて、複数のトークルームの各々の順番を決定するステップと、決定された順番により、トークルームリスト内の複数のトークルームを並べ替えて表示するステップとを含むことができる。
【0019】
本開示の一実施形態によれば、ユーザ活動と関連した情報は、トークルームの上部ピン留めの可否を含み、複数のトークルームの各々の順番を決定するステップは、上部ピン留めの可否に基づいて、複数のトークルームの各々に第1の類型のスコアを付与するステップと、第1の類型のスコアに基づいて、複数のトークルームの各々の順番を決定するステップとを含むことができる。
【0020】
本開示の一実施形態によれば、ユーザ活動と関連した情報は、トークルームの上部ピン留めの可否、及びトークルームにアクセスした回数を含み、複数のトークルームの各々の順番を決定するステップは、上部ピン留めの可否に基づいて、複数のトークルームの各々に第1の類型のスコアを付与するステップと、トークルームにアクセスした回数に基づいて、複数のトークルームの各々に第2の類型のスコアを付与するステップと、第1の類型のスコア、第1の類型のスコアと関連した第1の加重値、第2の類型のスコア及び第2の類型のスコアと関連した第2の加重値に基づいて、複数のトークルームの各々の順番を決定するステップとを含み、第2の加重値は、第1の加重値よりも低い。
【0021】
本開示の一実施形態によれば、ユーザ活動と関連した情報は、トークルームの上部ピン留めの可否、及びトークルーム内におけるリアクション回数を含み、複数のトークルームの各々の順番を決定するステップは、上部ピン留めの可否に基づいて、複数のトークルームの各々に第1の類型のスコアを付与するステップと、トークルーム内におけるリアクション回数に基づいて、複数のトークルームの各々に第3の類型のスコアを付与するステップと、第1の類型のスコア、第1の類型のスコアと関連した第1の加重値、第3の類型のスコア及び第3の類型のスコアと関連した第3の加重値に基づいて、複数のトークルームの各々の順番を決定するステップとを含み、第3の加重値は、第1の加重値よりも低い。
【0022】
本開示の一実施形態によれば、ユーザ活動と関連した情報は、トークルームの上部ピン留めの可否、及びトークルームにおけるメッセージ送受信平均速度を含み、複数のトークルームの各々の順番を決定するステップは、上部ピン留めの可否に基づいて、複数のトークルームの各々に第1の類型のスコアを付与するステップと、トークルームにおけるメッセージ送受信平均速度に基づいて、複数のトークルームの各々に第4の類型のスコアを付与するステップと、第1の類型のスコア、第1の類型のスコアと関連した第1の加重値、第4の類型のスコア及び第4の類型のスコアと関連した第4の加重値に基づいて、複数のトークルームの各々の順番を決定するステップとを含み、第4の加重値は、第1の加重値よりも低い。
【0023】
本開示の一実施形態によれば、ユーザ活動と関連した情報は、トークルームの上部ピン留めの可否、及びトークルームの検索キーワードとのマッチングスコアを含み、複数のトークルームの各々の順番を決定するステップは、上部ピン留めの可否に基づいて、複数のトークルームの各々に第1の類型のスコアを付与するステップと、トークルームの検索キーワードとのマッチングスコアに基づいて、複数のトークルームの各々に第5の類型のスコアを付与するステップと、第1の類型のスコア、第1の類型のスコアと関連した第1の加重値、第5の類型のスコア及び第5の類型のスコアと関連した第5の加重値に基づいて、複数のトークルームの各々の順番を決定するステップとを含み、第5の加重値は、第1の加重値よりも低い。
【0024】
本開示の一実施形態によれば、ユーザ活動と関連した情報は、トークルームの上部ピン留めの可否、及びトークルームにおける直近のトーク時刻を含み、複数のトークルームの各々の順番を決定するステップは、上部ピン留めの可否に基づいて、複数のトークルームの各々に第1の類型のスコアを付与するステップと、トークルームにおける直近のトーク時刻に基づいて、複数のトークルームの各々に第6の類型のスコアを付与するステップと、第1の類型のスコア、第1の類型のスコアと関連した第1の加重値、第6の類型のスコア及び第6の類型のスコアと関連した第6の加重値に基づいて、複数のトークルームの各々の順番を決定するステップとを含み、第6の加重値は、第1の加重値よりも低い。
【0025】
本開示の一実施形態によれば、方法は、複数のトークルームの各々と関連したリアクション回数を、並べ替えられた複数のトークルームと共に表示するステップをさらに含むことができる。
【0026】
本開示の一実施形態によれば、トークルーム内におけるリアクション回数は、既定の期間の間に、トークルーム内においてユーザがリアクションした回数であり得る。
【0027】
本開示の一実施形態によれば、トークルーム内におけるリアクション回数は、既定の期間の間に、トークルーム内においてトークルームに含まれた全てのユーザがリアクションした回数であり得る。
【0028】
本開示の一実施形態によれば、トークルームのメッセージ送受信平均速度は、既定の期間の間に、当該トークルームに含まれた全てのユーザのメッセージ送受信平均速度であり得る。
【0029】
本開示の一実施形態によれば、複数のトークルームを並べ替えるとき、ユーザにより上部にピン留めされたトークルームを、優先的に検索結果として並べ替えることができる。
【0030】
本開示の一実施形態によれば、複数のトークルームを並べ替えるとき、ユーザがアクセスした回数が多いトークルームを、優先的に検索結果として並べ替えることができる。
【0031】
本開示の一実施形態によれば、検索キーワードは、インスタントメッセージングアプリケーションと関連した特定のトークルーム、メッセージ又は友だち関係のユーザの少なくとも一つを検索するためのキーワードであり得る。
【0032】
本開示の一実施形態によれば、ユーザ活動と関連した情報は、トークルームの上部ピン留めの可否を含み、複数のトークルームの各々の順番を決定するステップは、上部ピン留めの可否に基づいて、複数のトークルームの各々に第1の類型のスコアを付与するステップと、第1の類型のスコアに基づいて、複数のトークルームの各々の順番を決定するステップとを含むことができる。
【0033】
本開示の一実施形態によれば、ユーザ活動と関連した情報は、トークルームの上部ピン留めの可否、及びトークルームにアクセスした回数を含み、複数のトークルームの各々の順番を決定するステップは、上部ピン留めの可否に基づいて、複数のトークルームの各々に第1の類型のスコアを付与するステップと、トークルームにアクセスした回数に基づいて、複数のトークルームの各々に第2の類型のスコアを付与するステップと、第1の類型のスコア、第1の類型のスコアと関連した第1の加重値、第2の類型のスコア及び第2の類型のスコアと関連した第2の加重値に基づいて、複数のトークルームの各々の順番を決定するステップとを含み、第2の加重値は、第1の加重値よりも低い。
【0034】
<発明の詳細な説明>
以下、本開示の実施のための具体的な内容を添付図面に基づいて詳細に説明する。ただし、以下の説明では、本開示の要旨を不要に不明瞭にする恐れがある場合、公知の機能や構成に関する具体的な説明は省略する。
【0035】
添付図面において、同一又は対応する構成要素には同一の参照符号が付与される。また、以下の実施形態の説明において、同一又は対応する構成要素について重複する記述は省略され得る。しかしながら、構成要素に関する記述が省略されても、そのような構成要素が、ある実施形態に含まれないものと意図してはならない。
【0036】
開示の実施形態の利点及び特徴、そして、それらを達成する方法は、添付図面に基づいて、後述する実施形態を参照すれば明確になる。しかしながら、本開示は、以下で開示される実施形態に限定されず、互いに異なる多様な形態で具現化され得る。但し、本実施形態は、本開示が完全になるようにし、本開示が当業者に発明のカテゴリを正確に認識させるために提供されるだけである。
【0037】
本開示で使用される用語について簡略に説明し、開示の実施形態について具体的に説明する。本開示で使用される用語は、本開示での機能を考慮しつつ、可能な限り現在広く使用される一般的な用語を選択したが、これは、関連分野に従事する技術者の意図又は判例、新技術の出現などにより変化し得る。また、特定の場合は、出願人が任意で選定した用語もあり得るが、これらの意味は当該発明の説明の部分において詳細に記載する。よって、本開示で使用される用語は、単純な用語の名称ではなく、その用語が持つ意味と本開示の全般にわたる内容に基づいて定義されるべきである。
【0038】
本開示において、文脈上において明確に特定しない限り、単数の表現は複数の表現を含み、複数の表現は単数の表現を含むことができる。明細書の全般に渡り、ある部分がある構成要素を「含む」とすれば、これは、特に反対の記載がない限り、他の構成要素を排除するものではなく、他の構成要素をさらに含むこともできることを意味する。
【0039】
また、明細書で使用される「モジュール」又は「部」という用語は、ソフトウェアやハードウェア構成要素を意味し、「モジュール」又は「部」はある役割を遂行する。しかしながら、「モジュール」又は「部」はソフトウェアやハードウェアに限定される意味ではない。「モジュール」又は「部」は、アドレッシング可能な記録媒体にあるように構成してもよく、一つ又はそれ以上のプロセッサを再生させるように構成してもよい。したがって、一例として、「モジュール」又は「部」は、ソフトウェア構成要素、オブジェクト指向ソフトウェア構成要素、クラス構成要素、タスク構成要素のような構成要素、並びに、プロセス、関数、属性、プロシージャ、サブルーチン、プログラムコードのセグメント、ドライバー、ファームウェア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイ、又は変数のうちの少なくとも一つを含むことができる。構成要素と「モジュール」又は「部」は、内部で提供される機能はさらに小さい数の構成要素及び「モジュール」又は「部」で結合され、又は、追加的な構成要素と「モジュール」又は「部」にさらに分離され得る。
【0040】
本開示の一実施形態によれば、「モジュール」又は「部」は、プロセッサ及びメモリで具現化され得る。「プロセッサ」は、汎用プロセッサ、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、制御器、マイクロ制御器、状態マシンなどを含むように広く解釈されるべきである。いくつかの環境では、「プロセッサ」は、特定の用途向けの半導体(ASIC)、プログラム可能なロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラム可能なゲートアレイ(FPGA)等を称することもできる。「プロセッサ」は、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサの組合せ、DSPコアと結合した一つ以上のマイクロプロセッサの組合せ、若しくは、任意の他のそのような構成等の組合せといった処理デバイスの組合せを称することもできる。また、「メモリ」は、電子情報を保存可能な任意の電子コンポーネントを含むように、広く解釈されるべきである。「メモリ」は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、NVRAM(Non-Volatile Random Access Memory)、PROM(Programmable
Read-Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read-Only
Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable
Reda-Only Memory)、フラッシュメモリ、磁気又は光学データストレージ装置、レジスタなどのようなプロセッサで読取り可能な媒体の多様な類型を称することもできる。プロセッサがメモリから情報を読取り/読取ったりメモリに情報を記録できる場合、メモリは、プロセッサと電子通信状態にあると言われる。プロセッサに集積されたメモリは、プロセッサと電子通信状態にある。
【0041】
本開示において、「システム」は、サーバ装置及びクラウド装置の少なくとも一つを含むことのできるが、これに限定されるものではない。例えば、システムは、一つ以上のサーバ装置からなることができる。他の例として、システムは、一つ以上のクラウド装置からなることができる。また他の例として、システムは、サーバ装置及びクラウド装置の全部からなって動作されることもできる。
【0042】
本開示において、「ディスプレイ装置」は、コンピューティング装置と関連した任意のディスプレイ装置を称することのできるが、例えば、コンピューティング装置により制御されるか、又は、コンピューティング装置から提供される任意の情報/データを表示できる任意のディスプレイ装置を称することができる。
【0043】
本開示において、「複数のAの各々」は、複数のAに含まれた全ての構成要素の各々を称したり、複数のAに含まれた一部の構成要素の各々を称したりできる。
【0044】
本開示において、「ユーザ」は、インスタントメッセージングアプリケーションを利用するユーザ、又は、インスタントメッセージングアプリケーションのユーザアカウント(user account)を称することができる。ここで、ユーザアカウントは、ユーザがインスタントメッセージングアプリケーションで生成して利用するアカウント、又は、これと関連したデータを称することができる。
【0045】
本開示において、「トークルーム」は、コンピューティング装置に設置されたインスタントメッセージングアプリケーションで生成可能な、一つ以上のユーザ(又はユーザアカウント)が参加できる仮想の空間又はグループを指すことができる。例えば、一つ以上のユーザアカウントがトークルームに参加又は含まれて、多様な形態のメッセージやファイルなどを互いにやりとりできる。また、トークルームでは、VoIP(Voice over Internet Protocol)通話機能、又は、VoIPグループ通話機能を支援して、ユーザアカウント間の音声通話及び/又はビデオ通話が行われる。
【0046】
図1は、本開示の一実施形態に係るインスタントメッセージングアプリケーションにおいてトークルームを検索する例を示す図である。図に示すように、ユーザは、ユーザ端末110において、インスタントメッセージングアプリケーションを介してインスタントメッセージングサービスを利用できる。また、ユーザは、インスタントメッセージングアプリケーションにおいてトークルームを検索できる。例えば、ユーザは、インスタントメッセージングアプリケーションのホームタブ又はトークタブから、キーワードを用いてトークルームを検索できる。
【0047】
一実施形態において、ユーザは、トークルーム検索インタフェース120において検索キーワード130を入力できる。例えば、ユーザは、トークルーム検索インタフェース120の上部に位置した検索窓に、「こんにちは」という検索キーワードを入力できる。このとき、ユーザは、検索カテゴリセット140の一つを選択することで、検索キーワード130と関連したトークルームをディスプレイ上で確認できる。ここで、検索カテゴリセット140は、すべて、トークルーム、メッセージ、友だち、公式アカウントなどのカテゴリを含むことができる。
【0048】
一実施形態において、検索キーワード130と関連した少なくとも一つのトークルームが含まれたトークルームリスト150を、ディスプレイ上に出力できる。ここで、検索キーワード130と関連した複数のトークルームは、カテゴリと関連して当該検索キーワード130が含まれたトークルームを指すことができる。例えば、検索カテゴリを「メッセージ」で設定した場合、トークメッセージに当該検索キーワードが含まれたトークルームを、ディスプレイ上に出力できる。他の例として、検索カテゴリを「トークルーム」で設定した場合、トークルーム名に当該検索キーワードが含まれたトークルームを、ディスプレイ上に出力できる。また他の例として、検索キーワードを「友だち」で設定した場合、友だち関係である他のユーザ名に当該検索キーワードが含まれたユーザが属するトークルームを、ディスプレイ上に出力できる。
【0049】
一実施形態において、複数のトークルームの各々に対するユーザ活動に基づいて、トークルームリスト150内の複数のトークルームを並べ替え、ディスプレイ上に出力できる。具体的には、複数のトークルームの各々に対するユーザ活動と関連した情報に基づいて、複数のトークルームの各々の順番を決定できる。ここで、複数のトークルームの各々に対するユーザ活動と関連した情報は、トークルームリストの上部ピン留めの可否、トークルームにアクセスした回数、トークルーム内におけるリアクション回数、トークルームにおけるメッセージ送受信平均速度、トークルームの検索キーワードとのマッチングスコア、トークルームにおける直近のトーク時刻などを含むことができる。また、複数のトークルームの各々に対するユーザ活動により、複数のトークルームの各々にスコア及び加重値を付与することで、複数のトークルームの各々の順番を決定できる。このとき、加重値は、ユーザ活動の種類によって異なることができる。
【0050】
一実施形態において、トークルームリスト150に含まれた複数のトークルームは、ユーザによりトークルームリストの上部にピン留めされたトークルームが優先的に並べ替えられる。例えば、「ユーザA」トークルーム、「ユーザB」トークルーム、「ユーザC」トークルーム、「ユーザD」トークルームは、ユーザによりトークルームリストの上部にピン留めされることで、トークルームリスト150の「ユーザE」トークルーム、「ユーザF」トークルーム、「ユーザG」トークルームよりも優先的に並べ替えられる。付加的又は代替的に、トークルームリスト150に並べ替えられる複数のトークルームは、ユーザがアクセスした回数が多いトークルームが優先的に並べ替えられる。例えば、ユーザが「ユーザB」トークルームよりも「ユーザA」トークルームによくアクセスした場合、「ユーザB」トークルームが「こんにちは」キーワードと関連したメッセージが4個であり、「ユーザA」トークルームが「こんにちは」キーワードと関連したメッセージが2個であるにも拘わらず、「ユーザA」トークルームが「ユーザB」トークルームよりも優先的に/上部に、トークルームリスト150に並べ替えられる。
【0051】
一実施形態において、トークルームリスト150に各トークルームと関連したリアクションの種類、リアクションの種類別回数又はリアクションの総回数を、並べ替えられた複数のトークルームと共に表示できる。ここで、リアクションは、トークルームのユーザが特定のメッセージに対して入力したものであって、「好き」、「嫌い」、「悲しい」などの感情を表現するための顔文字(イモティコン)やアイコンを意味する。
【0052】
かかる構成により、ユーザは、トークルームにおけるユーザの活動に基づいて並べ替えられたトークルームを、検索結果として便利に確認できる。また、ユーザは、よくアクセスするトークルーム、又は、トークルームリストの上部にピン留めされたトークルームを、検索結果から優先的に確認できる。これにより、ユーザに有効なトークルーム検索結果を提供できる。
【0053】
図2は、本開示の一実施形態に係るインスタントメッセージングアプリケーションにおけるトークルーム検索サービスを提供するために、情報処理システム230が複数のユーザ端末210_1、210_2、210_3と通信可能であるように接続される構成を示す概要図である。図に示すように、複数のユーザ端末210_1、210_2、210_3は、ネットワーク220を介してインスタントメッセージングサービスを提供できる情報処理システム230と接続され得る。ここで、複数のユーザ端末210_1、210_2、210_3は、インスタントメッセージングサービスを提供されるユーザの端末を含むことができる。
【0054】
一実施形態において、情報処理システム230は、インスタントメッセージングサービスの提供と関連したコンピュータ実行可能なプログラム(例えば、ダウンロード可能なアプリケーション)や、データを保存、提供及び実行できる一つ以上のサーバ装置及び/又はデータベースや、クラウドコンピューティング(cloud computing)サービス基盤の一つ以上の分散コンピューティング装置及び/又は分散データベースを含むことができる。
【0055】
情報処理システム230により提供されるインスタントメッセージングサービスは、複数のユーザ端末210_1、210_2、210_3の各々に設置されたインスタントメッセージングアプリケーションウェブブラウザ又はウェブブラウザ拡張プログラムなどを介してユーザに提供され得る。例えば、情報処理システム230は、インスタントメッセージングアプリケーションなどを介して、ユーザ端末210_1、210_2、210_3から受信される要請に対応する情報を提供したり対応する処理を遂行したりできる。
【0056】
複数のユーザ端末210_1、210_2、210_3は、ネットワーク220を介して情報処理システム230と通信できる。ネットワーク220は、複数のユーザ端末210_1、210_2、210_3及び情報処理システム230間の通信が可能であるように構成できる。ネットワーク220は、設置環境に応じて、例えば、イーサネット(Ethernet)(登録商標)、PLC(Power Line Communication)、電話線通信装置及びRS-serial通信などのような有線ネットワーク、移動通信網、WLAN(Wireless LAN)、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)及びZigBee(登録商標)などのような無線ネットワーク又はその組合せからなることができる。通信方式は制限されず、ネットワーク220を含むことができる通信網(例えば、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網、衛別網など)を活用する通信方式だけでなく、ユーザ端末210_1、210_2、210_3間の近距離無線通信も含まれ得る。
【0057】
図2では、携帯電話端末210_1、タブレット端末210_2及びPC端末210_3をユーザ端末の例として示したが、これに限定されず、ユーザ端末210_1、210_2、210_3は、有線及び/又は無線通信が可能であり、インスタントメッセージングアプリケーション又はウェブブラウザがインストールされて実行できる任意のコンピューティング装置であり得る。例えば、ユーザ端末は、Alスピーカ、スマートフォン、携帯電話、ナビゲーション、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistants)、PMP(Portable Multimedia Player)、タブレットPC、ゲームコンソール(game console)、ウェアラブルデバイス(wearable device)、IoT(internet of things)デバイス、VR(virtual reality)デバイス、AR(augmented reality)デバイス、セットトップボックスなどを含むことができる。また、図2では、3つのユーザ端末210_1、210_2、210_3がネットワーク220を介して情報処理システム230と通信するものを示したが、これに限定されず、異なる数のユーザ端末がネットワーク220を介して情報処理システム230と通信するように構成されることもできる。
【0058】
図2では、ユーザ端末210_1、210_2、210_3が情報処理システム230からトークルーム検索サービスを提供されるものを示したが、これに限定されるものではない。例えば、情報処理システム230と通信することなく、ユーザ端末210_1、210_2、210_3に設置されたインスタントメッセージングアプリケーションを介してトークルーム検索サービスが提供され得る。また、情報処理システム230を単一の装置として示したが、これに限定されず、情報処理システム230は複数の装置で構成されてもよい。
【0059】
図3は、本開示の一実施形態に係るユーザ端末210及び情報処理システム230の内部構成を示すブロック図である。ユーザ端末210は、アプリケーションやウェブブラウザなどが実行可能であり、有/無線通信が可能な任意のコンピューティング装置を指すことができ、例えば、図2の携帯電話端末210_1、タブレット端末210_2及びPC端末210_3などを含むことができる。図に示すように、ユーザ端末210は、メモリ312、プロセッサ314、通信モジュール316及び入出力インタフェース318を含むことができる。同様に、情報処理システム230は、メモリ332、プロセッサ334、通信モジュール336及び入出力インタフェース338を含むことができる。図3に示すように、ユーザ端末210及び情報処理システム230は、各々の通信モジュール316、336を用いて、ネットワーク220を介して情報及び/又はデータが通信できるように構成され得る。また、入出力装置320は、入出力インタフェース318を介して、ユーザ端末210に情報及び/又はデータを入力したり、ユーザ端末210から生成された情報及び/又はデータを出力したりするように構成され得る。
【0060】
メモリ312、332は、非一時的な任意のコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含むことができる。一実施形態によれば、メモリ312、332は、ROM(read only memory)、ディスクドライブ、SSD(solid state
drive)及びフラッシュメモリ(flash memory)などのような永久的な大容量保存装置(permanent mass storage device)を含むことができる。他の例として、ROM、SSD、フラッシュメモリ及びディスクドライブなどのような永久的な大容量保存装置は、メモリとは区分される別の永久保存装置としてユーザ端末210又は情報処理システム230に含まれることができる。また、メモリ312、332には、オペレーティングシステムと少なくとも一つのプログラムコードが保存され得る。
【0061】
このようなソフトウェア構成要素は、メモリ312、332とは別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からローディングできる。このような別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、このようなユーザ端末210及び情報処理システム230に直接連結可能な記録媒体を含むことのできるが、例えば、フロッピードライブ、ディスク、テープ、DVD/CD-ROMドライブ及びメモリカードなどのようなコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含むことができる。他の例として、ソフトウェア構成要素等は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体でなく、通信モジュール316、336を介してメモリ312、332にローディングされることもできる。例えば、少なくとも一つのプログラムは、開発者又はアプリケーションのインストールファイルを配信するファイル配信システムが、ネットワーク220を介して提供するファイルによりインストールされるコンピュータプログラムに基づいてメモリ312、332にローディングされることができる。
【0062】
プロセッサ314、334は、基本的な算術、ロジック及び入出力演算を実行することで、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成できる。命令は、メモリ312、332又は通信モジュール316、336によりプロセッサ314、334に提供され得る。例えば、プロセッサ314、334は、メモリ312、332のような記録装置に保存されたプログラムコードによって受信される命令を実行するように構成できる。
【0063】
通信モジュール316、336は、ネットワーク220を介して、ユーザ端末210と情報処理システム230とが互いに通信するための構成や機能を提供でき、ユーザ端末210及び/又は情報処理システム230が、他のユーザ端末又は他のシステム(例えば、別のクラウドシステムなど)と通信するための構成や機能を提供できる。一例として、ユーザ端末210のプロセッサ314がメモリ312などのような記録装置に保存されたプログラムコードによって生成した要請又はデータ(例えば、トークルーム検索要請など)は、通信モジュール316の制御により、ネットワーク220を介して情報処理システム230に伝達され得る。反対に、情報処理システム230のプロセッサ334の制御により提供される制御信号や命令が、通信モジュール336及びネットワーク220を経て、ユーザ端末210の通信モジュール316を介してユーザ端末210に受信され得る。
【0064】
入出力インタフェース318は、入出力装置320とのインタフェースのための手段であり得る。一例として、入力装置は、オディーオセンサ及び/又はイメージセンサを含むカメラ、キーボード、マイクロホン、マウスなどのような装置を含み、出力装置はディスプレイ、スピーカ、ハプティック(触覚)フィードバックデバイス(haptic
feedback device)などのような装置を含むことができる。他の例として、入出力インタフェース318は、タッチスクリーンなどのように入力及び出力を実行するための構成又は機能が一つで統合された装置とのインタフェースのための手段であり得る。例えば、ユーザ端末210のプロセッサ314がメモリ312にローディングされたコンピュータプログラムの命令を処理する際に、情報処理システム230や他のユーザ端末が提供する情報及び/又はデータを用いて構成されるサービス画面などが入出力インタフェース318を介してディスプレイに表示され得る。図3では、入出力装置320がユーザ端末210に含まれないように示したが、これに限定されず、ユーザ端末210と一体に構成することもできる。また、情報処理システム230の入出力インタフェース338は、情報処理システム230と接続するか、又は、情報処理システム230が含むことのできる入力や出力のための装置(図示せず)とのインタフェースのための手段であり得る。図3では、入出力インタフェース318、338がプロセッサ314、334と別に構成された要素として示されているが、これに限定されず、入出力インタフェース318、338がプロセッサ314、334に含まれるように構成することもできる。
【0065】
ユーザ端末210及び情報処理システム230は、図3に示す構成要素よりも多くの構成要素を含むことができる。しかしながら、大部分の従来技術的構成要素を明確に示す必要はない。一実施形態によれば、ユーザ端末210は、前述した入出力装置320の少なくとも一部を含むように具現化できる。また、ユーザ端末210は、トランシーバー(transceiver)、GPS(Global Positioning system)モジュール、カメラ、各種センサ及びデータベースなどのような他の構成要素をさらに含むことができる。例えば、ユーザ端末210がスマートフォンである場合、一般にスマートフォンが有する構成要素を含むことができ、例えば、加速度センサ、ジャイロセンサ、マイクモジュール、カメラモジュール、各種物理的なボタン、タッチパネルを用いたボタン、入出力ポート及び振動のための振動器などのような多様な構成要素がユーザ端末210にさらに含まれるように具現化できる。
【0066】
トークルーム検索機能を含むインスタントメッセージングアプリケーションが動作される際に、プロセッサ314は、入出力インタフェース318と連結されたタッチスクリーン、キーボード、オディーオセンサ及び/又はイメージセンサを含むカメラ、マイクロホンなどのような入力装置により入力又は選択されたテキスト、イメージ、映像、音声及び/又は動作などを受信でき、受信されたテキスト、イメージ、映像、音声及び/又は動作などをメモリ312に保存したり、通信モジュール316及びネットワーク220を介して情報処理システム230に提供したりできる。
【0067】
ユーザ端末210のプロセッサ314は、入出力装置320、他のユーザ端末、情報処理システム230及び/又は複数の外部システムから受信された情報及び/又はデータを管理、処理及び/又は保存するように構成できる。プロセッサ314により処理された情報及び/又はデータは、通信モジュール316及びネットワーク220を介して情報処理システム230に提供され得る。ユーザ端末210のプロセッ314は、入出力インタフェース318を介して入出力装置320に情報及び/又はデータを転送して出力できる。例えば、プロセッサ314は、受信した情報及び/又はデータをユーザ端末210の画面にディスプレイすることができる。
【0068】
情報処理システム230のプロセッサ334は、複数のユーザ端末210及び/又は複数の外部システムから受信された情報及び/又はデータを管理、処理及び/又は保存するように構成できる。プロセッサ334により処理された情報及び/又はデータは、通信モジュール336及びネットワーク220を介してユーザ端末210に提供できる。
【0069】
図4は、本開示の一実施形態に係るユーザ活動と関連した情報の例を示す図である。図に示すように、データベース400は、ユーザ活動と関連した情報を含むことができる。ここで、ユーザ活動と関連した情報は、各トークルーム別にトークルームリストの上部ピン留めの可否410、トークルームにアクセスした回数420、トークルーム内におけるリアクション回数430、トークルームにおけるメッセージ送受信平均速度440、及びトークルームの検索キーワードとのマッチングスコア450を含むことができる。データベース400は、ユーザ端末及び/又は情報処理システムに含まれ得る。
【0070】
一実施形態において、ユーザ活動と関連した情報に基づいて、トークルームリスト内の複数のトークルームの各々の順番を決定できる。具体的には、トークルームリストの上部ピン留めの可否410に基づいて、複数のトークルームの各々に第1の類型のスコアを付与できる。ここで、上部にピン留めされたトークルームは、インスタントメッセージングアプリケーションのトークルームリスト(又は、トークタブ)において、直近のトーク時刻順とは無関係に、常に上部にピン留めされるトークルームを指すことができる。第1の類型のスコアに基づいて、複数のトークルームの各々の順番を決定できる。
【0071】
一実施形態において、トークルームにアクセスした回数420に基づいて、複数のトークルームの各々に第2の類型のスコアを付与できる。ここで、トークルームにアクセスした回数420は、既定の期間(例えば、一週間など)の間に、ユーザが当該トークルームにアクセスした回数を意味する。このとき、第1の類型のスコア、第1の類型のスコアと関連した第1の加重値、第2の類型のスコア及び第2の類型のスコアと関連した第2の加重値に基づいて、複数のトークルームの各々の順番を決定できる。ここで、第2の加重値は、第1の加重値よりも低い。例えば、第1の類型のスコアに第1の加重値を乗算した値と、第2の類型のスコアに第2の加重値を乗算した値との合計に基づいて、複数のトークルームの各々の順番を決定できる。
【0072】
一実施形態において、トークルーム内におけるリアクション回数430に基づいて、複数のトークルームの各々に第3の類型のスコアを付与できる。このとき、第1の類型のスコア、第1の類型のスコアと関連した第1の加重値、第3の類型のスコア及び第3の類型のスコアと関連した第3の加重値に基づいて、複数のトークルームの各々の順番を決定できる。ここで、第3の加重値は、第1の加重値及び第2の加重値よりも低い。例えば、第1の類型のスコアに第1の加重値を乗算した値と、第3の類型のスコアに第3の加重値を乗算した値との合計に基づいて、複数のトークルームの各々の順番を決定できる。
【0073】
一実施形態において、トークルーム内におけるリアクション回数430は、既定の期間(例えば、1ケ月など)の間に、トークルーム内においてユーザがリアクションした回数を意味する。代替的に、トークルーム内におけるリアクション回数430は、既定の期間の間に、トークルーム内に含まれた全てのユーザがリアクションした回数であり得る。トークルーム内におけるリアクション回数430がユーザ(すなわち、自分)を基準とする場合の加重値は、トークルーム内におけるリアクション回数430がトークルームに含まれた全てのユーザを基準とする場合の加重値よりも大きい。
【0074】
一実施形態において、トークルームにおけるメッセージ送受信平均速度440に基づいて、複数のトークルームの各々に第4の類型のスコアを付与できる。ここで、トークルームにおけるメッセージ送受信平均速度440は、既定の期間(例えば、24時間など)の間に、当該トークルームに含まれた全てのユーザのメッセージ送受信平均速度を意味する。このとき、第1の類型のスコア、第1の類型のスコアと関連した第1の加重値、第4の類型のスコア及び第4の類型のスコアと関連した第4の加重値に基づいて、複数のトークルームの各々の順番を決定できる。ここで、第4の加重値は、第1の加重値、第2の加重値及び第3の加重値よりも低い。例えば、第1の類型のスコアに第1の加重値を乗算した値と、第4の類型のスコアに第4の加重値を乗算した値との合計に基づいて、複数のトークルームの各々の順番を決定できる。
【0075】
一実施形態において、トークルームの検索キーワードとのマッチングスコア450に基づいて、複数のトークルームの各々に第5の類型のスコアを付与できる。ここで、検索キーワードとのマッチングスコア450は、検索キーワードが含まれたメッセージの個数を意味する。このとき、第1の類型のスコア、第1の類型のスコアと関連した第1の加重値、第5の類型のスコア及び第5の類型のスコアと関連した第5の加重値に基づいて、複数のトークルームの各々の順番を決定できる。ここで、第5の加重値は、第1の加重値、第2の加重値、第3の加重値及び第4の加重値よりも低い。例えば、第1の類型のスコアに第1の加重値を乗算した値と、第5の類型のスコアに第5の加重値を乗算した値との合計に基づいて、複数のトークルームの各々の順番を決定できる。
【0076】
一実施形態において、ユーザ活動と関連した情報は、トークルームにおける直近のトーク時刻(図示せず)を含むことができる。このとき、トークルームにおける直近のトーク時刻に基づいて、複数のトークルームの各々に第6の類型のスコアを付与できる。このとき、第1の類型のスコア、第1の類型のスコアと関連した第1の加重値、第6の類型のスコア及び第6の類型のスコアと関連した第6の加重値に基づいて、複数のトークルームの各々の順番を決定できる。ここで、第6の加重値は、第1の加重値、第2の加重値、第3の加重値、第4の加重値及び第5の加重値よりも低い。例えば、第1の類型のスコアに第1の加重値を乗算した値と、第6の類型のスコアに第6の加重値を乗算した値との合計に基づいて、複数のトークルームの各々の順番を決定できる。
【0077】
一実施形態において、ユーザ活動と関連した情報の各々の加重値は互いに異なることができる。例えば、トークルームリストの上部ピン留めの可否410と関連した第1の加重値よりも、トークルームにアクセスした回数420と関連した第2の加重値がさらに低い。また、第2の加重値よりも、トークルーム内におけるリアクション回数430と関連した第3の加重値がさらに低い。そして、第3の加重値よりも、トークルームにおけるメッセージ送受信平均速度440と関連した第4の加重値がさらに低い。付加的に、第4の加重値よりも、トークルームの検索キーワードとのマッチングスコア450と関連した第5の加重値がさらに低い。第5の加重値よりも、トークルームにおける直近のトーク時刻と関連した第6の加重値がさらに低い。
【0078】
一実施形態において、トークルームリストの上部ピン留めの可否410、トークルームにアクセスした回数420、トークルーム内におけるリアクション回数430、トークルームにおけるメッセージ送受信平均速度440、トークルームの検索キーワードとのマッチングスコア450、及びトークルームにおける直近のトーク時刻時間の少なくとも二つ以上のスコア及び加重値に基づいて、トークルームリスト内の複数のトークルームの各々の順番を決定できる。例えば、第1の類型乃至第3の類型、及び、第1の加重値乃至第3の加重値に基づいて、複数のトークルームの各々の順番を決定できる。他の例として、第1の類型乃至第6の類型、及び、第1の加重値乃至第6の加重値に基づいて、複数のトークルームの各々の順番を決定できる。
【0079】
図4に示すユーザ活動と関連した情報は、例示に過ぎず、それに限定されるものではない。インスタントメッセージングアプリケーションの機能の開発に伴い、ユーザ活動と関連した情報の追加が可能になり、ユーザ活動と関連した情報の各々の加重値は変更され得る。
【0080】
図5は、本開示の一実施形態に係るトークルームの並べ替え方法の例を示す図である。一実施形態において、プロセッサ(ユーザ端末又は情報処理システムの少なくとも一つのプロセッサ)は、ユーザから検索キーワードの入力を受けることができる(510)。このとき、プロセッサは、データベースから検索キーワードと関連した複数のトークルームが含まれたトークルームリストを獲得できる(520)。
【0081】
一実施形態において、プロセッサは、複数のトークルームの各々に対するユーザ活動に基づいて、トークルームリスト内の複数のトークルームを並べ替えることができる。具体的に、プロセッサは、ユーザによりトークルームリストの上部にピン留めされたトークルームを、第1の基準として判別できる(530)。このとき、プロセッサは、トークルームリストの上部にピン留めされた少なくとも一つのトークルームを、第1のグループとして優先的に並べ替えることができる。また、プロセッサは、トークルームリストの上部にピン留めされない少なくとも一つのトークルームを、第2のグループとして次の順番に並べ替えることができる。
【0082】
一実施形態において、プロセッサは、トークルーム別アクセス回数を、第2の基準として判別できる(540)。このとき、プロセッサは、第1の基準に応じて並べ替えた第1のグループ内の複数のトークルームを、トークルーム別アクセス回数によって再度並べ替えることができる。すなわち、プロセッサは、アクセス回数が多いトークルームを優先的に並べ替えることができる。ここで、トークルーム別アクセス回数は、ユーザが既定の期間(例えば、24時間など)の間にトークルームにアクセスした回数を意味する。
【0083】
一実施形態において、プロセッサは、トークルーム別リアクション回数を、第3の基準として判別できる(550)。このとき、第1のグループ内の複数のトークルームを第2の基準に応じて並べ替えた後、プロセッサは、複数のトークルームのうちで同じ順番のトークルームを、トークルーム別リアクション回数によって再度並べ替えることができる。ここで、トークルーム別リアクション回数は、既定の期間(例えば、一週間など)の間に、当該トークルーム内においてユーザがリアクションした回数を意味する。代替的に、トークルーム別リアクション回数は、既定の期間の間に、トークルームに含まれた全てのユーザがリアクションした回数を意味する。
【0084】
一実施形態において、プロセッサは、トークルーム別メッセージ送受信平均速度を、第4の基準として判別できる(560)。このとき、第1のグループ内の複数のトークルームを第2の基準及び第3の基準に応じて並べ替えた後、プロセッサは、複数のトークルームのうちで同じ順番のトークルームを、トークルーム別メッセージ送受信平均速度によって再度並べ替えることができる。ここで、トークルーム別メッセージ送受信平均速度は、既定の期間(例えば、24時間など)の間に、当該トークルーム内に含まれた全てのユーザのメッセージ送受信平均速度を意味する。代替的に、トークルーム別メッセージ送受信平均速度は、既定の期間の間に、トークルーム内におけるユーザのメッセージ送受信平均速度を意味する。
【0085】
一実施形態において、プロセッサは、トークルーム別検索キーワードとのマッチングスコアを、第5の基準として判別できる(570)。このとき、第1のグループ内の複数のトークルームを第2の基準乃至第4の基準に応じて並べ替えた後、プロセッサは、複数のトークルームのうちで同じ順番のトークルームを、トークルーム別検索キーワードとのマッチングスコアによって再度並べ替えることができる。ここで、トークルーム別検索キーワードとのマッチングスコアは、当該トークルームから入力された検索キーワードが含まれたメッセージの数を意味する。
【0086】
一実施形態において、プロセッサは、トークルーム別直近のトーク時刻を、第6の基準として判別できる(580)。このとき、第1のグループ内の複数のトークルームを第2の基準乃至第5の基準に応じて並べ替えた後、プロセッサは、複数のトークルームのうちで同じ順番のトークルームを、トークルーム別直近のトーク時刻によって再度並べ替えることができる。ここで、トークルーム別直近のトーク時刻は、トークルーム内においてユーザがメッセージを入力した一番最近の時間を意味する。代替的に、トークルーム別直近のトーク時刻は、トークルーム内に含まれた全てのユーザの一つがメッセージを入力した一番直近の時刻を意味する。
【0087】
図5では、第1の基準乃至第6の基準に応じて複数のトークルームを並べ替えるものを示したが、これに限定されず、第1の基準乃至第6の基準の一部を省略してもよく、新しい基準を追加してもよい。また、トークルームリストの上部にピン留めされない第2のグループ内の複数のトークルームも、前述した第1の基準乃至第6の基準に応じて並べ替えることができる。
【0088】
図6は、本開示の一実施形態に係る検索キーワード620と関連したトークルームリスト640内の複数のトークルームを並べ替え、ディスプレイ上に出力する例を示す図である。一実施形態において、ユーザは、トークルーム検索インタフェース610において検索キーワード620を入力できる。また、検索カテゴリセット630のいずれか一つをタッチ入力などにより選択することで、ユーザは、検索キーワード620と関連した複数のトークルームが含まれたトークルームリスト640をディスプレイ上で確認できる。例えば、ユーザが、トークルーム検索インタフェース610の検索窓に「こんにちは」を入力して「メッセージ」カテゴリを選択する場合、ユーザは、「こんにちは」というトークメッセージが含まれた複数のトークルームを示すトークルームリスト640を、ディスプレイ上で確認できる。付加的に、ユーザは、トークルームリスト640において、トークルーム名、検索キーワード620が含まれたメッセージ数646、直近のトーク時刻648などを共に確認できる。
【0089】
一実施形態において、トークルームリスト640に含まれた複数のトークルームは、ユーザ活動に基づいて並べ替えることができる。具体的に、ユーザ活動と関連した情報に基づいて、複数のトークルームの各々の順番を決定できる。ここで、ユーザ活動と関連した情報は、トークルームリストの上部ピン留めの可否、トークルームにアクセスした回数、トークルーム内におけるリアクション回数、トークルームにおけるメッセージ送受信平均速度、トークルームの検索キーワードとのマッチングスコア、トークルームにおける直近のトーク時刻などを含むことができる。また、複数のトークルームの各々に対するユーザ活動により、複数のトークルームの各々にスコア及び加重値を付与することで、複数のトークルームの各々の順番を決定できる。このとき、加重値は、複数のトークルームの各々に対するユーザ活動によって異なることができる。
【0090】
一実施形態において、トークルームの上部ピン留めの可否に基づいて、複数のトークルームを並べ替えることができる。ここで、トークルームの上部にピン留めされるとは、特定のトークルームにピン(pin)を固定させることで、インスタントメッセージングアプリケーションのトークルームリスト(又は、トークタブ)において、直近のトーク時刻順とは無関係に、常に上部に当該トークルームが出力されるように固定されるのを意味する。このとき、検索結果として提供されるトークルームリスト640においても、上部にピン留めされるトークルームグループ(例えば、「ユーザA」トークルーム、「ユーザB」トークルーム、「ユーザC」トークルーム、「ユーザD」トークルーム)642を、上部にピン留めされないトークルームグループ(例えば、「ユーザE」トークルーム、「ユーザF」トークルーム、「ユーザG」トークルーム)644よりも優先的に並べ替えることができる。
【0091】
一実施形態において、トークルームにアクセスした回数に基づいて、複数のトークルームを並べ替えることができる。例えば、ユーザが「ユーザB」トークルームよりも「ユーザA」トークルームをよくアクセスする場合、「ユーザA」トークルームは、「ユーザB」トークルームよりも優先的に並べ替えられる。すなわち、「ユーザA」トークルームが、「ユーザB」トークルームよりも上部に並べ替えられる。
【0092】
一実施形態において、トークルーム内におけるリアクション回数に基づいて、複数のトークルームを並べ替えることができる。例えば、ユーザが「ユーザB」トークルームよりも「ユーザA」トークルームでよくリアクション(「好き」、「嫌い」、「悲しい」など)する場合、「ユーザA」トークルームは、「ユーザB」トークルームよりも優先的に並べ替えられる。すなわち、「ユーザA」トークルームが、「ユーザB」トークルームよりも上部に並べ替えられる。
【0093】
一実施形態において、トークルームにおけるメッセージ送受信平均速度に基づいて、複数のトークルームを並べ替えることができる。例えば、ユーザが、「ユーザB」トークルームよりも「ユーザA」トークルームにおいて速くメッセージをやりとりする場合、「ユーザA」トークルームは、「ユーザB」トークルームよりも優先的に並べ替えられる。すなわち、「ユーザA」トークルームが、「ユーザB」トークルームよりも上部に並べ替えられる。
【0094】
一実施形態において、トークルームの検索キーワード620とのマッチングスコアに基づいて、複数のトークルームを並べ替えることができる。例えば、ユーザが、「ユーザD」トークルームにおいてやりとりしたメッセージよりも、「ユーザC」トークルームにおいてやりとりしたメッセージに検索キーワード620が多く含まれた場合、「ユーザC」トークルームは、「ユーザD」トークルームよりも優先的に並べ替えられる。すなわち、「ユーザC」トークルームが、「ユーザD」トークルームよりも上部に並べ替えられる。
【0095】
一実施形態において、トークルームにおける直近のトーク時刻に基づいて、複数のトークルームを並べ替えることができる。例えば、ユーザが、「ユーザB」トークルームよりも「ユーザA」トークルームにおいてさらに最近にトークした場合、「ユーザA」トークルームは、「ユーザB」トークルームよりも優先的に並べ替えられる。すなわち、「ユーザA」トークルームが、「ユーザB」トークルームよりも上部に並べ替えられる。
【0096】
一実施形態において、ユーザ活動と関連した情報のいずれか一つにより並べ替えられない場合、他のユーザ活動と関連した情報に基づいて、複数のトークルームを並べ替えることができる。例えば、ユーザが「ユーザA」トークルーム及び「ユーザB」トークルームにアクセスした回数が同じ場合、トークルーム内におけるリアクション回数により、「ユーザA」トークルーム及び「ユーザB」トークルームを並べ替えることができる。また、ユーザが「ユーザA」トークルーム及び「ユーザB」トークルーム内においてリアクションした回数が同じ場合、トークルームにおけるメッセージ送受信平均速度により、「ユーザA」トークルーム及び「ユーザB」トークルームを並べ替えることができる。付加的に、ユーザの「ユーザA」トークルーム及び「ユーザB」トークルームのメッセージ送受信平均速度が同じ場合、トークルームの当該検索キーワードとのマッチングスコアにより、「ユーザA」トークルーム及び「ユーザB」トークルームを並べ替えることができる。
【0097】
前述したユーザ活動と関連した情報に基づいて、複数のトークルームを並べ替える方法は、上部にピン留めされるトークルームグループ642だけでなく、上部にピン留めされないトークルームグループ644でも、同様に適用できる。
【0098】
かかる構成により、ユーザが入力した検索キーワードと関連した複数のトークルームのうち、ユーザがよくアクセスするトークルーム、又は、お気に入りのトークルームを、検索結果から優先的に上部に並べ替えることができる。これにより、ユーザが探したい検索キーワードと関連したトークルームを、より容易に提供できる。
【0099】
図7は、本開示の一実施形態に係る検索キーワード720と関連したトークルームリスト730内の複数のトークルームを並べ替え、各トークルームと関連したリアクション情報732と共にディスプレイ上に出力する例を示す図である。一実施形態において、ユーザは、トークルーム検索インタフェース710において検索キーワード720を入力できる。また、検索カテゴリセットのいずれか一つをタッチ入力などにより選択することで、ユーザは、検索キーワード720と関連した複数のトークルームが含まれたトークルームリスト730をディスプレイ上で確認できる。例えば、ユーザがトークルーム検索インタフェース710の検索窓に「こんにちは」を入力して「メッセージ」カテゴリを選択する場合、ユーザは、「こんにちは」というトークメッセージが含まれた複数のトークルームを示すトークルームリスト730をディスプレイ上で確認できる。
【0100】
一実施形態において、トークルームリスト730に含まれた複数のトークルームの各々と関連したリアクション情報732を、並べ替えられた複数のトークルームと共にディスプレイ上に表示できる。ここで、リアクション情報732は、リアクションの種類、リアクションの種類別回数、リアクションの総回数などを含むことができる。また、リアクションは、トークルームのユーザが特定のメッセージに対して入力したものであって、「好き」、「嫌い」「悲しい」などの感情を表現するための顔文字(イモティコン)やアイコンを意味する。付加的に、トークルーム内におけるリアクション回数は、既定の期間(例えば、一ケ月など)の間に、トークルーム内においてユーザがリアクションした回数であり得る。代替的に、トークルーム内におけるリアクション回数は、既定の期間の間に、トークルームに含まれた全てのユーザがリアクションした回数であり得る。特定のトークルーム内においてユーザらがリアクションした履歴がない場合、リアクション情報を表示しなくてもよい。
【0101】
かかる構成により、トークルームリストと共に、各トークルームと関連したリアクション情報を検索結果に表示することで、ユーザは、自分又は他のユーザが大いにリアクションしたトークルームを容易に見つけることができる。
【0102】
図8は、本開示の一実施形態においてアルバムをまとめて見る方法の例を示す図である。一実施形態において、ユーザは、アルバムをまとめて見るインタフェース810において、複数のアルバムが含まれたアルバムリストを確認できる。ここで、アルバムは、インスタントメッセージングアプリケーションの特定のトークルームから、写真などを期間制限なしに保存するために使用される機能であり得る。したがって、各アルバムは、一つのトークルームと関連付けられる。また、「アルバムをまとめて見る」とは、ユーザが含まれたトークルームで生成したアルバムのリストを確認し、各アルバムの内容を確認できる機能であり得る。
【0103】
一実施形態において、各トークルームにおけるユーザ活動と関連した情報に基づいて、アルバムリストに含まれた複数のアルバムを並べ替えることができる。具体的に、アルバムリストに含まれた複数のアルバムと関連した複数のトークルームを見つけることができる。また、複数のトークルームの各々に対するユーザ活動と関連した情報に基づいて、複数のトークルームの各々の順番を決定することができる。ここで、トークルームの順番は、図1乃至図7に示す方法により決定できる。付加的に、決定された複数のトークルームの順番によってアルバムリスト内の複数のアルバムを並べ替え、ディスプレイ上に表示できる。
【0104】
例えば、「ユーザA」トークルーム及び「ユーザB」トークルームのうち、「ユーザA」トークルームのみが上部にピン留めされる場合、「ユーザA」トークルームと関連した第1のアルバム820は、「ユーザB」トークルームと関連した第2のアルバム830よりも優先的に並べ替えられる。他の例として、「ユーザA」トークルーム及び「ユーザB」トークルームの全てが上部にピン留めされ、ユーザが「ユーザB」トークルームよりも「ユーザA」トークルームにアクセスした回数が多い場合、「ユーザA」トークルームと関連した第1のアルバム820は、「ユーザB」トークルームと関連した第2のアルバム830よりも優先的に並べ替えられる。
【0105】
かかる構成により、インスタントメッセージングアプリケーションの「アルバムをまとめて見る」において、よくアクセスするトークルーム、又は、お気に入りのトークルームと関連したアルバムを、優先的に上部に並べ替えることができる。これにより、ユーザが探したいアルバムをより容易に提供できる。
【0106】
図9は、本開示の一実施形態に係る方法900の例を示すフローチャートである。一実施形態において、方法900は、少なくとも一つのプロセッサ(ユーザ端末又は情報処理システムの少なくとも一つのプロセッサ)により遂行できる。方法900は、プロセッサがユーザから検索キーワードを受信することにより開始することができる(S910)。ここで、検索キーワードは、インスタントメッセージングアプリケーションと関連した特定のトークルーム、メッセージ又は友だち関係のユーザの少なくとも一つを検索するためのキーワードであり得る。また、プロセッサは、検索キーワードと関連した複数のトークルームが含まれたトークルームリストを獲得できる(S920)。
【0107】
その後、プロセッサは、複数のトークルームの各々に対するユーザ活動に基づいて、トークルームリスト内の複数のトークルームを並べ替え、検索キーワードと関連した検索結果として表示できる(S930)。具体的に、プロセッサは、複数のトークルームの各々に対するユーザ活動と関連した情報を獲得できる。また、プロセッサは、ユーザ活動と関連した情報に基づいて、複数のトークルームの各々の順番を決定できる。付加的に、プロセッサは、決定された順番によってトークルームリスト内の複数のトークルームを並べ替えて表示できる。
【0108】
一実施形態において、ユーザ活動と関連した情報は、トークルームの上部ピン留めの可否を含むことができる。このとき、プロセッサは、上部ピン留めの可否に基づいて、複数のトークルームの各々に第1の類型のスコアを付与できる。また、プロセッサは、第1の類型のスコアに基づいて、複数のトークルームの各々の順番を決定できる。
【0109】
一実施形態において、ユーザ活動と関連した情報は、トークルームの上部ピン留めの可否、及びトークルームにアクセスした回数を含むことができる。このとき、プロセッサは、上部ピン留めの可否に基づいて、複数のトークルームの各々に第1の類型のスコアを付与できる。また、プロセッサは、トークルームにアクセスした回数に基づいて、複数のトークルームの各々に第2の類型のスコアを付与できる。付加的に、プロセッサは、第1の類型のスコア、第1の類型のスコアと関連した第1の加重値、第2の類型のスコア及び第2の類型のスコアと関連した第2の加重値に基づいて、複数のトークルームの各々の順番を決定できる。ここで、第2の加重値は、第1の加重値よりも低い。
【0110】
一実施形態において、ユーザ活動と関連した情報は、トークルームの上部ピン留めの可否、及びトークルーム内におけるリアクション回数を含むことができる。このとき、プロセッサは、上部ピン留めの可否に基づいて、複数のトークルームの各々に第1の類型のスコアを付与できる。また、プロセッサは、トークルーム内におけるリアクション回数に基づいて、複数のトークルームの各々に第3の類型のスコアを付与できる。付加的に、プロセッサは、第1の類型のスコア、第1の類型のスコアと関連した第1の加重値、第3の類型のスコア及び第3の類型のスコアと関連した第3の加重値に基づいて、複数のトークルームの各々の順番を決定できる。ここで、第3の加重値は、第1の加重値よりも低い。
【0111】
一実施形態において、ユーザ活動と関連した情報は、トークルームの上部ピン留めの可否、及びトークルームにおけるメッセージ送受信平均速度を含むことができる。ここで、トークルームのメッセージ送受信平均速度は、既定の期間の間に、当該トークルームに含まれた全てのユーザのメッセージ送受信平均速度であり得る。このとき、プロセッサは、上部ピン留めの可否に基づいて、複数のトークルームの各々に第1の類型のスコアを付与できる。また、プロセッサは、トークルームにおけるメッセージ送受信平均速度に基づいて、複数のトークルームの各々に第4の類型のスコアを付与できる。付加的に、プロセッサは、第1の類型のスコア、第1の類型のスコアと関連した第1の加重値、第4の類型のスコア及び第4の類型のスコアと関連した第4の加重値に基づいて、複数のトークルームの各々の順番を決定できる。このとき、第4の加重値は、第1の加重値よりも低い。
【0112】
一実施形態において、ユーザ活動と関連した情報は、トークルームの上部ピン留めの可否、及びトークルームの検索キーワードとのマッチングスコアを含むことができる。このとき、プロセッサは、上部ピン留めの可否に基づいて、複数のトークルームの各々に第1の類型のスコアを付与できる。また、プロセッサは、トークルームの検索キーワードとのマッチングスコアに基づいて、複数のトークルームの各々に第5の類型のスコアを付与できる。付加的に、プロセッサは、第1の類型のスコア、第1の類型のスコアと関連した第1の加重値、第5の類型のスコア及び第5の類型のスコアと関連した第5の加重値に基づいて、複数のトークルームの各々の順番を決定できる。ここで、第5の加重値は、第1の加重値よりも低い。
【0113】
一実施形態において、ユーザ活動と関連した情報は、トークルームの上部ピン留めの可否、及びトークルーム内における直近のトーク時刻を含むことができる。このとき、プロセッサは、上部ピン留めの可否に基づいて、複数のトークルームの各々に第1の類型のスコアを付与できる。また、プロセッサは、トークルームにおける直近のトーク時刻に基づいて、複数のトークルームの各々に第6の類型のスコアを付与できる。付加的に、プロセッサは、第1の類型のスコア、第1の類型のスコアと関連した第1の加重値、第6の類型のスコア及び第6の類型のスコアと関連した第6の加重値に基づいて、複数のトークルームの各々の順番を決定できる。ここで、第6の加重値は、第1の加重値よりも低い。
【0114】
一実施形態において、プロセッサは、複数のトークルームの各々と関連したリアクション回数を、並べ替えられた複数のトークルームと共に表示できる。ここで、トークルーム内におけるリアクション回数は、既定の期間の間に、トークルーム内においてユーザがリアクションした回数であり得る。代替的に、トークルーム内におけるリアクション回数は、既定の期間の間に、トークルーム内においてトークルームに含まれた全てのユーザがリアクションした回数であり得る。
【0115】
一実施形態において、プロセッサは、複数のトークルームを並べ替えるとき、ユーザにより上部にピン留めされたトークルームを、優先的に検索結果として並べ替えることができる。付加的又は代替的に、プロセッサは、複数のトークルームを並べ替えるとき、ユーザがアクセスした回数が多いトークルームを、優先的に検索結果として並べ替えることができる。
【0116】
前述した方法は、コンピュータで実行するために、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に保存されたコンピュータプログラムとして提供され得る。媒体は、コンピュータで実行可能なプログラムを継続的に保存したり、実行又はダウンロードのために一時保存したりするものであり得る。また、媒体は、単一又は多数のハードウェアが結合された形態の多様な記録手段又は保存手段であり得るが、あるコンピュータシステムに直接接続される媒体に限定されず、ネットワーク上に分散して存在するものであり得る。媒体の例としては、ハードディスク、フロッピーディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD-ROMやDVDのような光記録媒体、フロプティカルディスク(Floptical Disk)のような磁気-光媒体(magneto-optical medium)、及び、ROM、RAM、フラッシュメモリなどを含み、プログラム命令が保存されるように構成されたものが挙げられる。また、他の媒体の例としては、アプリケーションを流通するアプリストアやその他の多様なソフトウェアを供給乃至流通するサイト、サーバなどで管理する記録媒体乃至保存媒体も挙げられる。
【0117】
本開示の方法、動作又は技法は多様な手段により具現化できる。例えば、このような技法は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、若しくはこれらの組合せで具現化できる。本願の開示により説明された多様な例示的な論理的ブロック、モジュール、回路及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、若しくは両方の組合せで具現化できることを、当業者であれば理解できるはずである。ハードウェア及びソフトウェアのこのような相互の代替を明確に説明するために、多様な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路及びステップが、それらの機能的観点から一般的に前述された。そのような機能が、ハードウェアとして具現化されるか、若しくは、ソフトウェアとして具現化されるかは、特定のアプリケーション及び全体システムに付加される設計要求事項によって変化する。当業者は、各々の特定のアプリケーションのために多様な方式により説明された機能を具現化することもできるが、そのような具現化は本開示の範囲から逸脱するものと解釈してはならない。
【0118】
ハードウェアの具現化において、技法の遂行に利用されるプロセッシングユニットは、一つ以上のASIC、DSP、デジタル信号処理デバイス(digital signal processing devices DSPD)、プログラム可能な論理デバイス(programmable logic devices PLD)、フィールドプログラム可能なゲートアレイ(field programmable gate arrays FPGA)、プロセッサ、制御器、マイクロ制御器、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本開示に説明された機能を遂行するように設計された他の電子ユニット、コンピュータ、若しくはこれらの組合せ内で具現化されることもできる。
【0119】
したがって、本開示により説明された多様な例示的な論理ブロック、モジュール及び回路は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAや他のプログラム可能な論理デバイス、離散ゲートやトランジスタロジック、離散ハードウェアコンポーネント、若しくは、本願に説明された機能を遂行するように設計されたもの等の任意の組合せで実現又は遂行されることもできる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替的に、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、制御器、マイクロ制御器、若しくは状態マシンであり得る。プロセッサは、また、コンピューティングデバイスの組合せ、例えば、DSPとマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連付けた一つ以上のマイクロプロセッサ、若しくは任意の他の構成の組合せで具現化されることもできる。
【0120】
ファームウェア及び/又はソフトウェアの具現化において、技法は、RAM(random access memory)、ROM(read-only memory)、NVRAM(non-volatile random access memory)、PROM(programmable read-only memory)、EPROM(erasable programmable read-only memory)、EEPROM(electrically erasable PROM)、フラッシュメモリ、CD(compact disc)、磁気又は光学データストレージデバイスなどのようなコンピュータ読み取り可能な媒体上に保存された命令として具現化できる。命令は、一つ以上のプロセッサによって実行可能であり得、プロセッサが本開示に説明された機能の特定の様態を遂行するようにできる。
【0121】
ソフトウェアとして具現化される場合、前記技法は、一つ以上の命令又はコードとしてコンピュータ読み取り可能な媒体上に保存されたり、コンピュータ読み取り可能な媒体を介して転送されたりできる。コンピュータ読み取り可能な媒体は、ある場所から他の場所にコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含み、コンピュータ記録媒体及び通信媒体の両方を含む。記録媒体は、コンピュータによってアクセスできる任意の利用可能な媒体であり得る。非制限的な例として、このようなコンピュータ読み取り可能な媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMや他の光学ディスクストレージ、磁気ディスクストレージや他の磁気ストレージデバイス、若しくは、所望のプログラムコードを命令又はデータ構造の形態に移送又は保存するために使用されることができ、コンピュータによってアクセスできる任意の他の媒体を含むことができる。また、任意の接続がコンピュータ読み取り可能な媒体として適切に称することができる。
【0122】
例えば、ソフトウェアが同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、鉛線、デジタル加入者回線(DSL)、又は、赤外線、無線及びマイクロ波のような無線技術を用いて、ウェブサイト、サーバ又は他の遠隔ソースから転送される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、鉛線、デジタル加入者回線、又は、赤外線、無線及びマイクロ波などのような無線技術は、媒体の定義内に含まれる。本願で使用されたディスク(disk)及びディスク(disc)は、CD、レーザーディスク、光ディスク、DVD(digital versatile disc)、フロッピーディスク及びブルーレイディスクを含み、ここで、通常、ディスク(disk)は磁気的にデータを再生するのに対し、ディスク(disc)はレーザーを用いて光学的にデータを再生する。前記組合せ等も、コンピュータ読み取り可能な媒体等の範囲内に含まれなければならない。
【0123】
ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、移動式ディスク、CD-ROM、又は、公知された任意の他の形態の記録媒体内に常駐することもできる。例示的な記録媒体は、プロセッサが記録媒体から情報を読み取る、或いは、記録媒体に情報を書き込むように、プロセッサに連結できる。代替的に、記録媒体はプロセッサに統合されることもできる。プロセッサ及び記録媒体はASIC内に存在することもできる。ASICはユーザ端末内に存在することもできる。代替的に、プロセッサ及び記録媒体はユーザ端末で個別構成要素として存在することもできる。
【0124】
以上で説明された実施形態は、一つ以上の独立型コンピュータシステムで現在開示された主題の態様を活用するものとして記述しているが、本開示は、これに限定されず、ネットワークや分散コンピューティング環境のような任意のコンピューティング環境によって具現化できる。さらには、本開示における主題の態様は複数のプロセッシングチップや装置で具現化されることもでき、ストレージは複数の装置に亘り、同様に影響を受ける場合もある。このような装置は、PC、ネットワークサーバ及び携帯用装置を含むこともできる。
【0125】
本明細書では、本開示が一部の実施形態によって説明されてきたが、本開示の発明が属する技術分野における通常の技術者が理解し得る本開示から逸脱しない範囲内で多様な変形や変更が可能である。また、そのような変形や変更は、本明細書に添付された特許請求の範囲内に属するものと理解されるべきである。
【符号の説明】
【0126】
110 ユーザ端末
120 トークルーム検索インタフェース
130 検索キーワード
140 検索カテゴリセット
150 トークルームリスト
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9