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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024016403
(43)【公開日】2024-02-07
(54)【発明の名称】電源装置
(51)【国際特許分類】
   H02J 9/06 20060101AFI20240131BHJP
【FI】
H02J9/06 120
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022118481
(22)【出願日】2022-07-26
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2024-01-22
(71)【出願人】
【識別番号】390014568
【氏名又は名称】東芝プラントシステム株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001380
【氏名又は名称】弁理士法人東京国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】井上 明
【テーマコード(参考)】
5G015
【Fターム(参考)】
5G015GB06
5G015HA12
5G015JA33
5G015JA52
(57)【要約】
【課題】発電所が所内電源喪失時に発電プラントを安全停止した後に、電力系統から逆受電を行うために必要な電源を好適に確保できる。
【解決手段】発電プラントを備えた地熱発電所10に設置されると共に、互いに接続される充放電器21及び蓄電池22を備えて構成され、充放電器は、交流電力を直流電力に変換した後にコンタクタ30を経て蓄電池に電力を充電させ、蓄電池からの電力をコンタクタを経て地熱発電所の所内系統に放電させるよう構成された電源装置であって、充放電器には、コンタクタを迂回して、バイパス用ノンブレーカ32を備えたバイパスライン31が設けられ、コンタクタは、制御装置によりON動作及びOFF動作が制御され、制御装置は、地熱発電所の所内電源が喪失し且つ発電プラントの安全停止を終了してから所定時間経過後に、コンタクタをON動作状態からOFF動作状態に制御して、蓄電池内に所定の蓄電量を残留させるよう構成される。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
発電プラントを備えた発電所に設置されると共に、互いに接続される充放電器及び蓄電池を備えて構成され、
前記充放電器は、交流電力を直流電力に変換した後にコンタクタを経て前記蓄電池に電力を充電させ、前記蓄電池からの電力を前記コンタクタを経て前記発電所の所内系統に放電させるよう構成された電源装置であって、
前記充放電器には、前記コンタクタを迂回して、パイパス用ブレーカを備えたバイパスラインが設けられ、
前記コンタクタは、制御装置によりON動作及びOFF動作が制御され、
前記制御装置は、前記発電所の所内電源が喪失し且つ前記発電プラントの安全停止を終了してから所定時間経過後に、前記コンタクタをON動作状態からOFF動作状態に制御して、前記蓄電池内に所定の蓄電量を残留させるよう構成されたことを特徴とする電源装置。
【請求項2】
前記充放電器には、誤作動時のコンタクタの機能を代替する代替用ブレーカが、前記コンタクタに直列に接続され、前記コンタクタ及び前記代替用ブレーカを迂回してバイパスラインが設けられたことを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
【請求項3】
前記充放電器、前記蓄電池及び前記制御装置により、直流電源装置が構成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の電源装置。
【請求項4】
前記充放電器、前記蓄電池及び前記制御装置により、無停電電源装置が構成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の電源装置。
【請求項5】
互いに接続される充放電器及び蓄電池を備えて構成され、
前記充放電器は、交流電力を直流電力に変換した後にコンタクタを経て前記蓄電池に電力を充電させ、前記蓄電池からの電力を前記コンタクタを経て放電させるよう構成された電源装置であって、
前記コンタクタは、制御装置によりON動作及びOFF動作が制御され、
前記制御装置は、前記蓄電池内の蓄電量が下限閾値まで低下したときに、前記コンタクタをON動作状態からOFF動作状態に制御して、前記蓄電池内に所定の蓄電量を残留させるよう構成されたことを特徴とする電源装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は電源装置に係り、特に発電所に適用される電源装置に関する。
【背景技術】
【0002】
地熱発電所における電源喪失時からの発電プラントの起動は、まず、非常用電源設備にて直流(DC)電源及び無停電電源(UPS)を使用可能として、所内保護及び監視装置回路を使えるようにする。その後、電力系統から逆受電により所内電源を確保する方法が一般的である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2022-68542号公報
【特許文献2】特許第6384482号公報
【特許文献3】特許第5990878号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一部の小容量地熱発電所などでは、硫化水素対策が困難で、且つ高価な非常用電源設備(例えば非常用発電機)を設置しないものがある。この場合には、所内電源が系統事故などにより電源喪失したときに、電力系統から逆受電を行うために必要な所内保護及び監視装置回路の電源を確保することができない状況になってしまう。
【0005】
本発明の実施形態は、上述の事情を考慮してなされたものであり、発電所が所内電源喪失時に発電プラントを安全停止した後に、電力系統から逆受電を行うために必要な電源を好適に確保できる電源装置を提供することを目的とする。
【0006】
また、本発明の実施形態は、電源装置における蓄電池の過放電を阻止することができる電源装置を提供することを他の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施形態における電源装置は、発電プラントを備えた発電所に設置されると共に、互いに接続される充放電器及び蓄電池を備えて構成され、前記充放電器は、交流電力を直流電力に変換した後にコンタクタを経て前記蓄電池に電力を充電させ、前記蓄電池からの電力を前記コンタクタを経て前記発電所の所内系統に放電させるよう構成された電源装置であって、前記充放電器には、前記コンタクタを迂回して、パイパス用ブレーカを備えたバイパスラインが設けられ、前記コンタクタは、制御装置によりON動作及びOFF動作が制御され、前記制御装置は、前記発電所の所内電源が喪失し且つ前記発電プラントの安全停止を終了してから所定時間経過後に、前記コンタクタをON動作状態からOFF動作状態に制御して、前記蓄電池内に所定の蓄電量を残留させるよう構成されたことを特徴とするものである。
【0008】
また、本発明の実施形態における電源装置は、互いに接続される充放電器及び蓄電池を備えて構成され、前記充放電器は、交流電力を直流電力に変換した後にコンタクタを経て前記蓄電池に電力を充電させ、前記蓄電池からの電力を前記コンタクタを経て放電させるよう構成された電源装置であって、前記コンタクタは、制御装置によりON動作及びOFF動作が制御され、前記制御装置は、前記蓄電池内の蓄電量が下限閾値まで低下したときに、前記コンタクタをON動作状態からOFF動作状態に制御して、前記蓄電池内に所定の蓄電量を残留させるよう構成されたことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明の実施形態によれば、発電所が所内電源喪失時に発電プラントを安全停止した後に、電力系統から逆受電を行うために必要な電源を好適に確保することができる。
【0010】
また、本発明の実施形態によれば、電源装置における蓄電池の過放電を阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】第1実施形態に係る電源装置としての直流電源装置が適用される地熱発電所の所内系統の一部と電力系統と非常用発電機系統を示す単線結線図。
図2図1の地熱発電所の所内系統における直流電源装置及び無停電電源装置を示す単線結線図。
図3図2の一部を拡大して示す部分拡大図。
図4図3の制御装置によるコンタクタの制御ロジックを示す論理回路図。
図5】第2実施形態に係る電源装置としての直流電源装置等を示す単線結線図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明を実施するための形態を、図面に基づき説明する。
[A]第1実施形態(図1図4
図1は、第1実施形態に係る電源装置としての直流電源装置が適用される地熱発電所の所内系統の一部と電力系統と非常用発電機系統を示す単線結線図である。発電プラントを備える地熱発電所10の所内の所内母線11は、図1に示すように、電力系統12の系統母線13に、受電遮断器14、負荷開閉器15及び動力変圧器16を介して接続される。更に、所内母線11は、非常用発電機系統17の非常用発電機18に、発電機遮断器19、負荷開閉器15及び動力変圧器16を介して接続されている。
【0013】
また、地熱発電所10の所内では、図2に示すように、所内母線11に充放電器21、所内ノンヒューズブレーカ23が順次接続され、所内ノンヒューズブレーカ23に分電盤(DP)24及び無停電電源(UPS)装置25が並列に接続されている。これらの分電盤24及び無停電電源装置25の下流側に、共に図示しない発電プラントの制御系、並びに所内保護及び監視装置回路が接続される。上記充放電器21には蓄電池22が接続され、これらの充放電器21、蓄電池22及び後述の制御装置34により直流電源装置20が構成される。
【0014】
充放電器21は、地熱発電所10の所内母線11に接続された変圧器26に、サイリスタ27、充放電器ブレーカ28、PBS(Push Button System)ノンヒューズブレーカ29及びコンタクタ30が順次接続され、更にPBSノンヒューズブレーカ29及びコンタクタ30を迂回して、バイパス用ノンヒューズブレーカ32を備えたバイパスライン31が接続されて構成される。コンタクタ30に蓄電池22が、ケーブル33を介して接続される。
【0015】
変圧器26は、電力系統12または非常用発電機系統17から導入されて動力変圧器16により電圧が降圧された交流電力を直流電力に変換する。サイリスタ27は、整流器として機能する。コンタクタ30は、後述の如く制御装置34(図3)によりON(閉;通電)動作及びOFF(開;非通電)動作が制御される。PBSノンヒューズブレーカ29は、コンタクタ30に直列接続されて、誤作動時のコンタクタ30の機能を代替する代替用のブレーカであり、手動にて操作される。例えば、PBSノンヒューズブレーカ29は、コンタクタ30がOFF動作しない誤作動時に手動にてOFF操作される。
【0016】
バイパスライン31は、直列接続されたPBSノンヒューズブレーカ29及びコンタクタ30に並列接続される。バイパス用ノンヒューズブレーカ32は、常時OFF(開;非通電)状態にあり、任意のタイミングで手動よりON(閉;通電)操作される。
【0017】
蓄電池22には、PBSノンヒューズブレーカ29、コンタクタ30、充放電器ブレーカ28及び所内ノンヒューズブレーカ23のON(閉;通電)動作時に、電力系統12、非常用発電機系統17または発電プラントからの電力が、変圧器26等により直流電力に変換された後に充填されて蓄電される。この蓄電池22の蓄電量は、発電プラントの安全停止に必要な所内負荷分の容量(例えば、発電プラントにおけるタービン、発電機の軸冷却用油の供給用ポンプを駆動するため等の電力量)と、地熱発電所10が電力系統12から後述の逆受電を行うために必要な容量(例えば、所内保護及び監視装置回路用の電源、並びに受電遮断器14、負荷開閉器15及び発電機遮断器19をON動作させるための電力量)とである。
【0018】
蓄電池22からは、PBSノンヒューズブレーカ29、コンタクタ30及び所内ノンヒューズブレーカ23のON(閉;通電)動作時で、且つ充放電器ブレーカ28のOFF(開;非通電)動作時に、発電プラントの安全停止に必要な蓄電量が、地熱発電所10の所内系統へ放電される。また、蓄電池22からは、PBSノンヒューズブレーカ29及びコンタクタ30のOFF(開;非通電)動作時で、且つバイパス用ノンヒューズブレーカ32、所内ノンヒューズブレーカ23及び充放電器ブレーカ28のON(閉;通電)動作時に、地熱発電所10が電力系統12から逆受電を行うために必要な蓄電量が放電される。
【0019】
ここで、地熱発電所10による電力系統12からの逆受電について述べる。この逆受電では、図1に示すように、受電遮断器14及び負荷開閉器15がON(閉;通電)動作されて、電力系統12からの電力が受電遮断器14、負荷開閉器15及び動力変圧器16を経て地熱発電所10の所内に導入されて、地熱発電所10の所内電源が確保される。このときには、非常用発電機18が停止しており、発電機遮断器19もOFF(開;非通電)動作状態にある。
【0020】
その後、非常用発電機18が起動され、発電機遮断器19が非常用発電機18に同期してON(閉;通電)動作されると、発電プラントは通常の運転状態となる。このとき、電力系統12、非常用発電機系統17及び発電プラントによって、地熱発電所10の所内電源が確保されると共に、直流電源装置20の蓄電池22(図2)に充填がなされる。
【0021】
上述の発電プラントの通常運転下において、電力系統12側に事故が発生すると受電遮断器14がOFF(開;非通電)動作し、また、所内受電回路に事故が発生すると負荷開閉器15がOFF(開;非通電)動作する。これにより、地熱発電所10の所内電源の供給が停止されて所内電源が喪失する。このときには、コンタクタ30及びPBSノンヒューズブレーカ29がON(閉;通電)動作状態であり、所内ノンヒューズブレーカ23もON(閉;通電)動作されることで、直流電源装置20の蓄電池22内の蓄電量が放電されて、発電プラントの安全停止が行われる。このとき、蓄電池22からの放電量を調整するために、図3に示す制御装置34が、コンタクタ30のON(閉;通電)動作及びOFF(開;非通電)動作を制御する。
【0022】
この制御装置34によるコンタクタ30の動作制御を、図3及び図4に基づいて説明する。図4において、符号AはAND回路であり、符号BはNOT回路であり、符号Cはタイマー回路である。
【0023】
制御装置34は、地熱発電所10の所内電源が喪失して低電圧リレー35が動作し且つ発電プラントの安全停止が終了した時点から、タイマー36により設定された所定時間(つまり、発電プラントが完全に安全停止するに必要な時間)が経過した後に、コンタクタ30の動作をON(閉;通電)動作状態からOFF(開;非通電)動作状態に制御して、蓄電池22内に所定の蓄電量(つまり、地熱発電所10が電力系統12から逆受電を行うために必要な蓄電量)を残留させる。なお、上述の発電プラントの安全停止終了条件は、発電プラント監視制御システム(DCS)等により発電プラント毎に作成された発電プラントの停止終了条件である。
【0024】
ここで、コンタクタ30をOFF(開;非通電)動作状態からON(閉;通電)動作に制御する条件は、発電プラントの安全停止が終了し、且つ所内母線11に電気故障が存在せず、且つ受電遮断器14及び負荷開閉器15が共にON(閉;通電)動作状態にあり、更に、PBSノンヒューズブレーカ29がON(閉;通電)動作された場合である。
【0025】
以上のように構成されたことから、本第1実施形態によれば次の効果(1)を奏する。
(1)直流電源装置20の充放電器21におけるコンタクタ30のON(閉;通電)動作及びOFF(開;非通電)動作を制御する制御装置34は、地熱発電所10の所内電源が喪失して低電圧リレー35が動作し、且つ発電プラントの安全停止を終了してから所定時間経過後に、コンタクタ30をON動作状態からOFF動作状態に制御して、蓄電池22内に所定の蓄電量(地熱発電所10が電力系統12から逆起電を行うために必要な蓄電量)を残留させるよう構成されている。
【0026】
従って、発電プラントを安全停止後に再起動させる際には、コンタクタ30のOFF動作状態下で充放電器21のバイパス用ノンヒューズブレーカ32を例えば手動でON(閉;通電)作動することで、蓄電池22に残留した上述の所定の蓄電量により、地熱発電所10が電力系統12からの逆受電を行うために必要な電源(例えば所内保護及び監視装置回路用の電源、並びに受電遮断器14、負荷開閉器15及び発電機遮断器19をON(閉;通電)動作させるための電源)等を好適に確保することができる。これにより、地熱発電所10は、電力系統12からの逆受電により所内電源を確保でき、発電プラントを再起動させることができる。
【0027】
[B]第2実施形態(図5
図5は、第2実施形態に係る電源装置としての直流電源装置等を示す単線結線図である。この第2実施形態において第1実施形態と同様な部分については、第1実施形態と同一の符号を付すことにより説明を簡略化し、または省略する。
【0028】
本第2実施形態の電源装置としての直流電源装置40は、蓄電池22に充電及び放電を行わせる充放電器41と、上記蓄電池22と、コンタクタ30の動作を制御する制御装置42と、を有して構成される。この直流電源装置40が第1実施形態と異なる点は、充放電器41にバイパスライン31及びバイパス用ノンヒューズブレーカ32が存在せず、更に制御装置42が、蓄電池22内の蓄電量が下限閾値まで低下したときに、コンタクタ30をON(閉;通電)動作状態からOFF(開;非通電)動作状態に制御して、蓄電池22内に所定の蓄電量を残留させるよう構成された点である。
【0029】
ここで、直流電源装置40は、地熱発電所10に適用されるものに限らず、例えば化学プラントを備えた設備等のような製造設備、または商業設備等に設置されたものでもよい。
【0030】
以上のように構成されたことから、本第2実施形態によれば、次の効果(2)を奏する。
(2)コンタクタ30の動作を制御する制御装置42は、蓄電池22内の蓄電量が下限閾値まで低下したときに、コンタクタ30をON(閉;通電)動作状態からOFF(開;非通電)動作状態に制御して、蓄電池22内に所定の蓄電量を残留させるよう構成されている。このため、蓄電池22の過放電を阻止でき、蓄電池22の蓄電量が零になって蓄電池22の劣化が進行する事態を防止できる。
【0031】
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができ、また、それらの置き換えや変更、組み合わせは、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【0032】
例えば、コンタクタ30を備えた充放電器21と、蓄電池22と、コンタクタ30の動作を制御する制御装置34は、第1実施形態では直流電源装置20の構成要素である場合を述べたが、無停電電源装置25の構成要素として適用されてもよい。
【符号の説明】
【0033】
10…地熱発電所(発電所)、12…電力系統、20…直流電源装置(電源装置)、21…充放電器、22…蓄電池、25…無停電電源装置、29…PBSノンヒューズブレーカ(代替用ブレーカ)、30…コンタクタ、31…バイパスライン、32…バイパス用ノンヒューズブレーカ(バイパス用ブレーカ)、34…制御装置、40…直流電源装置、41…充放電器、42…制御装置
図1
図2
図3
図4
図5
【手続補正書】
【提出日】2023-11-29
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
発電プラントを備えた発電所に設置されると共に、互いに接続される充放電器及び蓄電池を備えて構成され、
前記充放電器は、交流電力を直流電力に変換した後にコンタクタを経て前記蓄電池に電力を充電させ、前記蓄電池からの電力を前記コンタクタを経て前記発電所の所内系統に放電させるよう構成された電源装置であって、
前記充放電器には、前記コンタクタを迂回して、パイパス用ブレーカを備えたバイパスラインが設けられ、
前記コンタクタは、制御装置によりON動作及びOFF動作が制御され、
前記制御装置は、前記発電所の所内電源が喪失し且つ前記発電プラントの安全停止を終了してから所定時間経過後に、前記コンタクタをON動作状態からOFF動作状態に制御して、前記蓄電池内に所定の蓄電量を残留させるよう構成されたことを特徴とする電源装置。
【請求項2】
前記充放電器には、誤作動時のコンタクタの機能を代替する代替用ブレーカが、前記コンタクタに直列に接続され、前記コンタクタ及び前記代替用ブレーカを迂回してバイパスラインが設けられたことを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
【請求項3】
前記充放電器、前記蓄電池及び前記制御装置により、直流電源装置が構成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の電源装置。
【請求項4】
前記充放電器、前記蓄電池及び前記制御装置により、無停電電源装置が構成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の電源装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】削除
【補正の内容】