(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024016410
(43)【公開日】2024-02-07
(54)【発明の名称】釣用ルアー
(51)【国際特許分類】
A01K 85/16 20060101AFI20240131BHJP
A01K 85/00 20060101ALI20240131BHJP
【FI】
A01K85/16
A01K85/00 G
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022118502
(22)【出願日】2022-07-26
(71)【出願人】
【識別番号】000002495
【氏名又は名称】グローブライド株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100140822
【弁理士】
【氏名又は名称】今村 光広
(72)【発明者】
【氏名】早川 賢
【テーマコード(参考)】
2B307
【Fターム(参考)】
2B307BA42
2B307BA44
2B307BA46
2B307BA49
2B307BA70
2B307BB04
(57)【要約】 (修正有)
【課題】特定のヘッドであっても簡易に反転して取付けできるようにすることで、複数のヘッドを持ち運ぶことなく、ルアーの形状変更を確実に行わしめ、これにより、容易にモードチェンジ(水面付近で誘うモード又は水中に潜って誘うモード)が可能な釣用ルアーを提供することにある。
【解決手段】本発明の一実施形態に係るルアーは、本体部と、該本体部に取付可能なヘッド部と、を備え、該本体部と該ヘッド部とは、該本体部が該ヘッド部に取付けられた状態で一体としてルアーの外形形状を形成し、該ヘッド部は、第1の状態と、該第1の状態から反転した第2の状態のいずれかの状態で該本体部に取付けられる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体部と、該本体部に取付可能なヘッド部と、を備えるルアーであって、
該本体部と該ヘッド部とは、該本体部が該ヘッド部に取付けられた状態で一体としてルアーの外形形状を形成し、
該ヘッド部は、第1の状態と、該第1の状態から反転した第2の状態のいずれかの状態で該本体部に取付けられることを特徴とするルアー。
【請求項2】
前記第1の状態は、水面付近で誘うための状態であり、前記第2の状態は、潜って誘うための状態である、請求項1に記載のルアー。
【請求項3】
前記ヘッド部は、その先端が、前記本体部の長手方向に垂直な面に対して傾斜した傾斜面を形成する、請求項1又は2に記載のルアー。
【請求項4】
前記傾斜面は、前記本体部の長手方向に垂直な面に対して10度から60度の範囲で傾斜している、請求項3に記載のルアー。
【請求項5】
前記ヘッド部は、その先端が、前記第1の状態では、前記本体部の長手方向に垂直な面に対して反時計回りに傾斜した傾斜面を有し、前記第2の状態では、前記本体部の長手方向に垂直な面に対して時計回りに傾斜した傾斜面を有する、請求項3に記載のルアー。
【請求項6】
前記ヘッド部は、前記第1の状態から、前記本体部の長手方向を回転軸として略180度回転して前記第2の状態となり、前記第2の状態から、前記本体部の長手方向を回転軸として略180度回転して前記第1の状態となる、請求項1に記載のルアー。
【請求項7】
前記ヘッド部は、前記本体部から突出して形成された突出部に係止されて前記本体部に取付けられる、請求項1に記載のルアー。
【請求項8】
前記突出部は、該突出部の延伸方向に垂直な面での断面形状が非円形である、請求項7に記載のルアー。
【請求項9】
前記ヘッド部は、前記本体部に対して螺合するようにして取付けられる、請求項1に記載のルアー。
【請求項10】
前記ヘッド部には凸部が設けられ、前記本体部には凹部が設けられ、前記ヘッド部の凸部が前記本体部の凹部に係合するようにして該ヘッド部が該本体部に取付けられる、請求項1に記載のルアー。
【請求項11】
前記ヘッド部と前記本体部に磁石が設けられ、該磁石の磁力により前記ヘッド部は前記本体部に取付けられる、請求項1に記載のルアー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、釣用ルアー、特に、容易にモードチェンジ可能な釣用ルアーに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、水中での動きを変化させるために外形形状を変更可能としたルアーが知られている。このようなルアーでは、ルアーの胴部先端に形状を変えた複数のキャップを着脱可能に装着し、形状を変えることを行っている。
【0003】
このようなルアーとして、例えば、特許文献1には、胴部と、この胴部の前方に形成される頭部と、前記胴部の後方に形成される尾部とからなるルアーであって、前記頭部あるいは前記尾部の少なくとも一方が前記胴部に着脱可能に装着され、前記胴部の、前記頭部あるいは前記尾部が着脱可能に装着される部位には、前記頭部あるいは前記尾部に嵌合させられる嵌合突起が設けられ、この嵌合突起に、釣り針あるいは釣り糸が取り付けられるカンが、前記嵌合突起から突出するように設けられ、着脱可能に装着される前記頭部あるいは前記尾部には、前記カンが貫通させられるとともに前記嵌合突起が嵌着される貫通孔が形成されているルアーが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示のルアーでは、複数のヘッドを交換することでルアーの形状変更が可能となるとしているが、常に複数のヘッドを持ち運ぶ必要があり紛失もし易く、管理面や実用性の観点で必ずしも有用であるとは言えないという問題があった。
【0006】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、特定のヘッドであっても簡易に反転して取付けできるようにすることで、複数のヘッドを持ち運ぶことなく、ルアーの形状変更を確実に行わしめ、これにより、容易にモードチェンジ(水面付近で誘うモード又は水中に潜って誘うモード)が可能な釣用ルアーを提供することにある。本発明のこれら以外の目的は、本明細書全体を参照することにより明らかとなる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態に係るルアーは、本体部と、該本体部に取付可能なヘッド部と、を備え、該本体部と該ヘッド部とは、該本体部が該ヘッド部に取付けられた状態で一体としてルアーの外形形状を形成し、該ヘッド部は、第1の状態と、該第1の状態から反転した第2の状態のいずれかの状態で該本体部に取付けられる。
【0008】
本発明の一実施形態に係るルアーにおいて、前記第1の状態は、水面付近で誘うための状態であり、前記第2の状態は、潜って誘うための状態である。
【0009】
本発明の一実施形態に係るルアーにおいて、前記ヘッド部は、その先端が、前記本体部の長手方向に垂直な面に対して傾斜した傾斜面を形成する。
【0010】
本発明の一実施形態に係るルアーにおいて、前記傾斜面は、前記本体部の長手方向に垂直な面に対して10度から60度の範囲で傾斜している。
【0011】
本発明の一実施形態に係るルアーにおいて、前記ヘッド部は、その先端が、前記第1の状態では、前記本体部の長手方向に垂直な面に対して反時計回りに傾斜した傾斜面を有し、前記第2の状態では、前記本体部の長手方向に垂直な面に対して時計回りに傾斜した傾斜面を有する。
【0012】
本発明の一実施形態に係るルアーにおいて、前記ヘッド部は、前記第1の状態から、前記本体部の長手方向を回転軸として略180度回転して前記第2の状態となり、前記第2の状態から、前記本体部の長手方向を回転軸として略180度回転して前記第1の状態となる。
【0013】
本発明の一実施形態に係るルアーにおいて、前記ヘッド部は、前記本体部から突出して形成された突出部に係止されて前記本体部に取付けられる。
【0014】
本発明の一実施形態に係るルアーにおいて、前記突出部は、該突出部の延伸方向に垂直な面での断面形状が非円形である。
【0015】
本発明の一実施形態に係るルアーにおいて、前記ヘッド部は、前記本体部に対して螺合するようにして取付けられる。
【0016】
本発明の一実施形態に係るルアーは、前記ヘッド部には凸部が設けられ、前記本体部には凹部が設けられ、前記ヘッド部の凸部が前記本体部の凹部に係合するようにして該ヘッド部が該本体部に取付けられる。
【0017】
本発明の一実施形態に係るルアーは、前記ヘッド部と前記本体部に磁石が設けられ、該磁石の磁力により前記ヘッド部は前記本体部に取付けられる。
【発明の効果】
【0018】
上記実施形態によれば、特定のヘッドであっても簡易に反転して取付けできるようにすることで、複数のヘッドを持ち運ぶことなく、ルアーの形状変更を確実に行わしめ、これにより、容易にモードチェンジが可能な釣用ルアーを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】本発明の一実施形態に係るルアー1の一状態を示す図である。
【
図2】本発明の一実施形態に係るルアー1の一状態を示す図である。
【
図3】本発明の一実施形態に係るルアー1のヘッド部を示す図である。
【
図4】本発明の一実施形態に係るルアー1のヘッド部を示す図である。
【
図5】(a)本発明の一実施形態に係るルアー1のヘッド部の傾斜面を説明する図である。(b)本発明の一実施形態に係るルアー1のヘッド部の傾斜面を説明する図である。
【
図6】本発明の一実施形態に係るルアー1におけるヘッド部の反転方向を説明する図である。
【
図7】本発明の一実施形態に係るルアー1を説明する図である。
【
図8】本発明の一実施形態に係るルアー1を説明する図である。
【
図9】本発明の一実施形態に係るルアー1を説明する図である。
【
図10】本発明の一実施形態に係るルアー1を説明する図である。
【
図11】本発明の一実施形態に係るルアー1を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明に係るルアーの実施形態について、添付図面を参照しながら具体的に説明する。複数の図面において共通する構成要素には当該複数の図面を通じて同一の参照符号が付されている。各図面は、説明の便宜上、必ずしも正確な縮尺で記載されているとは限らない点に留意されたい。
【0021】
図1及び2は、本発明の一実施形態に係るルアー1を示す図である。
図1は、本発明の一実施形態に係るルアー1の第1の状態を示す図であり、
図2は、本発明の一実施形態に係るルアー1の第2の状態を示す図である。
【0022】
図1及び2に示すように、本発明の一実施形態に係るルアー1は、本体部2と、該本体部2に取付可能なヘッド部3と、を備え、該本体部2と該ヘッド部3とは、該本体部2が該ヘッド部3に取付けられた状態で一体としてルアー1の外形形状を形成し、該ヘッド部3は、第1の状態(
図1、3の状態のヘッド部3)と、該第1の状態から反転した第2の状態(
図2、4の状態のヘッド部3)のいずれかの状態で該本体部2に取付けられる。第1の状態、第2の状態は共に、ヘッド部3の側面3aと本体部2の側面2aとが対向している。ここで、「一体」とは、上記いずれの状態においてヘッド部と本体部とを合わせた重量又は体積が変わらず、また、浮力又はバランスが変わらずに、本体部とヘッド部が1つのルアーを構成することを指すものとする。また、「反転」の詳細については後述する。
【0023】
本発明の一実施形態に係るルアー1によれば、特定のヘッドであっても簡易に反転して取付けできるようにすることで、複数のヘッドを持ち運ぶことなく、ルアーの形状変更を確実に行わしめ、これにより、容易にモードチェンジ(水面付近で誘うモード又は水中に潜って誘うモード)が可能な釣用ルアーを提供することが可能となる。ここで、前記第1の状態は、水面付近で誘うための状態であり、水面に浮上し易く、水面付近でルアーを操作し易くするための状態である。他方、前記第2の状態は、潜って誘うための状態であり、水中に沈め易く、水面付近より深い水深でルアーを操作しやすくするための状態である。
【0024】
本発明の一実施形態に係るルアー1において、該ヘッド部3は、その先端(本体部がある側とは反対側の端部)が、該本体部2の長手方向(
図1及び2の紙面の左右方向)に垂直な面に対して傾斜した傾斜面4を形成する。このようにして、ルアーを水面付近もしくは水中で進行させた場合、第1の状態と第2の状態とで水に対する抵抗の状況を変更し、ルアー1の動きと水深を変えて獲物を誘うことが可能となる。また、ヘッド部3は、傾斜面4の中央にアイAを有し、これに釣り糸を取付けることができる。当該アイAが中央に配置されることで、第1の状態でも第2の状態でも重心が変わらず、同様の姿勢を保てる。また、ボディ部2の下方にはリングを有し、フック等を取り付けできる。なお、該ヘッド部3の先端の全てが傾斜面を形成しない場合も考えられ、「傾斜面4を形成する」という場合、当該先端の一部であってもよい。また、「傾斜面4」の傾斜角度が場所によって異なるようにしても構わない(例えば、傾斜した湾曲面等)。
【0025】
次に、
図5を参照して、上記傾斜した傾斜面4についてさらに説明する。本発明の一実施形態に係るルアー1において、該傾斜面4は、該本体部2の長手方向(
図1及び2の紙面の左右方向)に垂直な面Xに対してα度傾斜して形成されている。
図5(a)に示すのは、傾斜面が垂直な面Xに対して反時計回り(
図5(a)の紙面の左右方向の左方向)にα度傾斜した状態であり、
図5(b)に示すのは、傾斜面が垂直な面Xに対して時計回り(
図5(b)の紙面の左右方向の右方向)にα度傾斜した状態である。ここで、傾斜面4は、垂直な面Xに対して僅かでも傾斜することで、ヘッド1を反転する前と後でルアー1の動きを変化させることはできるが、当該α度は、例えば、10度から60度の範囲内の角度が好ましい。このようにして、浅い水深でも深い水深でも獲物を誘うことが可能となる。
【0026】
本発明の一実施形態に係るルアー1において、該ヘッド部3は、その先端(本体部がある側とは反対側の端部)が、上記第1の状態(
図1、3の状態のヘッド部3)では、該本体部2の長手方向(
図1及び2の紙面の左右方向)に垂直な面(
図5に示す面X)に対して反時計回り(
図5(a)の紙面の左右方向の左方向)に傾斜した傾斜面を有し、上記第2の状態(
図2、4の状態のヘッド部3)では、前記本体部の長手方向に垂直な面に対して時計回り(
図5(b)の紙面の左右方向の右方向)に傾斜した傾斜面を有するように、該ヘッド部3が該本体部2に取付けられる。このようにして、水面付近で誘うルアーを用いたい場合には、第1の状態となるようヘッド部3を本体部2に取付け、水中に潜って誘うルアーを用いたい場合には、第2の状態となるようヘッド部3を本体部2に取付けることができる。
【0027】
次に、
図6を参照して、上述の「反転」について説明する。本発明の一実施形態に係るルアー1において、該ヘッド部3は、上記第1の状態(
図1、3の状態のヘッド部3)から、該本体部2の長手方向を回転軸Aとして180度又は略180度回転して上記第2の状態(
図2、4の状態のヘッド部3)となり、該第2の状態から、前記本体部の長手方向を回転軸Aとして180度又は略180度回転して該第1の状態となる。このようにして、上下方向を反転させることで簡単にルアー1の状態を変更させ、ルアー1の動きや潜る水深を簡易に変更できる。本体部2の長手方向に対し回転させるだけでよいため、片手での動作が可能であり、釣り人には扱い易くなるという利点が得られる。
【0028】
次に、
図7から10までを参照して、ヘッド部を本体部へ取付ける態様について説明する。まず、
図7に示すように、本発明の一実施形態に係るルアー1において、該ヘッド部3は、該ヘッド部に形成された貫通孔5に対して、該本体部から突出して形成された突出部6を挿入するようにして、該ヘッド部3は該本体部2に係止されるようにして取付けられる。また、本発明の一実施形態に係るルアー1において、該貫通孔5及び該突出部6は、該貫通孔5及び該突出部6の延伸方向に垂直な面での断面形状が非円形(
図7(b)の例では、長方形)である。
【0029】
このようにして、ヘッド部3が本体部2に対して上述の回転軸A回りに回転することを防止することができる。また、該突出部6の一端部は本体部2に固定され、該突出部6の他方の端部は釣糸7に取付けられるため、使用時に水流抵抗を受けることも考えると、実際上、
図7(b)に示す状態で、当該回転軸Aの延伸方向にヘッド部3が本体部2から抜けることはないと言える。このようにして、簡易な方法でヘッド部3を本体部2に取付けることが可能となる。また、反転させて取り付ける際に、ヘッド部3と本体部2との互いの位置が容易に定まり、釣り人にとって扱いやすい。
【0030】
次に、本発明の一実施形態に係るルアー1において、該ヘッド部3には雌ねじが形成され、該本体部2には雄ねじが形成され、該ヘッド部3に該本体部2が螺合するようにして取付けられる。
図8に示す例では、ヒートン8を用いて、該ヒートンの雄ねじ部分に該ヘッド部3及び該本体部2が螺合するようにして該ヘッド部3が該本体部2に取付けられる。ヒートン8の頭部にはリング状部材9があるため、これに釣糸7を取付けることができる。その他、ヘッド部3を円筒状に形成し、その内周面に雌ねじを形成し、本体部2を円柱状に形成し、その外周面に雄ねじを形成して、本体部2に対してヘッド部3を蓋のようにして螺合して取付けるようにしてもよい。その他、例えば、
図11では、ヘッド部3の係止部14と本体部2の被係止部15とを係止させている。同
図11の例では、ヘッド部3の係止部14と本体部2の被係合部15はそれぞれ4個設けられているが、係止部14、被係止部15の形状、構造、寸法、数は様々に考えられ、
図11の態様に限定されるものではない。これによりヘッド部3を回転させた後ボディ部2に対し容易に位置決めできる。また、前述の突出部6の外面に雄ねじを形成し、前述の貫通孔5の内面に雌ネジを形成して、該本体部2を該ヘッド部3に螺合するようにして該ヘッド部3を本体部2に取付けるようにしてもよい。
【0031】
次に、
図9に示すように、本発明の一実施形態に係るルアー1において、該ヘッド部3には凸部11が設けられ、該本体部2には凹部12が設けられ、該ヘッド部3の凸部11が該本体部2の凹部12に係合するようにして該ヘッド部3が該本体部2に取付けられるようにしてもよい。このようにして、該ヘッド部を任意の角度固定することが可能となる。なお、この場合においても、既述の、
図7に示した貫通孔5及び突出部6を更に設けるようにしてもよい。このようにして、該ヘッド部を任意の角度に固定することが可能となる。
【0032】
次に、
図10に示すように、本発明の一実施形態に係るルアー1において、該ヘッド部3と該本体部2にそれぞれ磁石13が設けられ、該磁石13の磁力により該ヘッド部3が該本体部2に取付けられるようにしてもよい。このようにして、該ヘッド部を任意の角度に固定することが可能となる。なお、この場合においても、既述の、
図7に示した貫通孔5及び突出部6を更に設けるようにしてもよい。このようにして、該ヘッド部を任意の角度に固定することが可能となる。
【0033】
本発明の一実施形態に係るルアー1において、ヘッド部3と本体部2とは同じ材料(例えば、ABSプラスチック)からなる。これによりルアー1は全体が一体的になり空気中や水中での抵抗が低減する。
【0034】
本発明の一実施形態に係るルアー1において、ヘッド部3と本体部2とは段差がなく、略面一に形成される。これによりルアー1は全体が一体的になり空気中や水中での抵抗が低減する。
【0035】
本発明の一実施形態に係るルアー1において、本体部2の内部下方には、錘を有してもよい。これによりルアー1は反転前後でともに重心が低い位置となり、安定した姿勢を保持しやすい。
【0036】
本明細書で説明された各構成要素の寸法、材料、及び配置は、実施形態中で明示的に説明されたものに限定されず、この各構成要素は、本発明の範囲に含まれうる任意の寸法、材料、及び配置を有するように変形することができる。また、本明細書において明示的に説明していない構成要素を、説明した実施形態に付加することもできるし、各実施形態において説明した構成要素の一部を省略することもできる。
【符号の説明】
【0037】
1 ルアー
2 本体部
3 ヘッド部
4 傾斜面
5 貫通孔
6 突出部
7 釣糸
8 ヒートン
9 リング状部
11 凸部
12 凹部
13 磁石